JP2014072760A - 制御プログラム、無線端末装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでの時間を短縮化できる制御プログラム等を提供する。
【解決手段】LTE方式を含む複数の通信方式で無線通信可能とするマルチ無線端末のCPUは、OTA設定を指示するコマンドのSMSをネットワーク上から受信したか否かを判定する。CPUは、SMSを受信した場合に、OTAのデータ通信をLTE方式の通信で優先的に実行する。CPUは、LTE方式の通信でOTAデータを受信した場合、OTAデータをUICCに格納する。更に、CPUは、リフレッシュ指示に応じてUICCに格納されたOTAデータに基づく処理動作を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、制御プログラム、無線端末装置及び制御方法に関する。
近年、第3世代移動通信方式(3G:3rd Generation)として、CDMA(Code Division Multiple Access)2000、CDMA2000 1x、及びCDMA2000 1xEV−DO(Evolution-Data Only)等の様々な通信方式が提案されている。CDMA2000 1xは、CDMA2000規格に含まれる技術仕様の一つであり、以下、単に「1x」と称する。また、CDMA2000 1xEVDOは、1x方式を改良してパケット通信に特化し、その通信速度を高速化した規格であって、以下、単に「EVDO」と称する。
また、携帯電話機の無線通信の標準規格として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)方式の通信を使用したLTE(Long-Term Evolution)等のパケット通信方式が提案されている。
例えば、1x方式やEVDO方式等は近年広く普及したサービスであるため、基地局の設置台数も多く、その通信エリアも広範囲に及ぶ。これに対し、LTE方式は、1x方式に比較すると、新しいサービスであるため、都市部を中心にサービス展開して、1x方式やEVDO方式の通信エリアに包含される狭い通信エリアである。
このような状況の下、携帯電話機等の無線端末では、例えば、1x方式、EVDO方式やLTE方式等の複数の通信方式を通信可能とするマルチ無線端末が考案されている。マルチ無線端末では、ユーザ操作に応じて、例えば、1x方式及びLTE方式の両方を使用して音声通信及びパケット通信を同時通信する通信モードや、例えば、LTE方式のみでパケット通信を行う通信モードを選択できる。
また、マルチ無線端末では、音声通信に1x方式を使用し、パケット通信にEVDO方式やLTE方式を使用する。また、マルチ無線端末では、1x方式の音声通信や、EVDO方式又はLTE方式のパケット通信でSMS(Short Message Service)を受信できる。
また、マルチ無線端末は、LTE方式でOTA(Over The Air Activation)データを受信する。尚、ネットワーク上のOTAサーバは、マルチ無線端末内のUICC(Universal Integrated Circuit Card)内にSIM(Subscriber Identification Module)情報等のOTAデータを書き込む際、SMS内のコマンド情報にOTAを設定する。そして、OTAサーバは、OTAを設定したSMSをマルチ無線端末にポイントトゥポイントで送信する。マルチ無線端末は、SMSを受信した場合、通常のサーチ周期や無線優先度に基づきLTE基地局を捕捉し、捕捉されたLTE基地局経由でOTAデータを受信する。
特開2004−172968号公報
しかしながら、マルチ無線端末では、OTA設定のコマンドのSMSを受信した場合でも、LTE方式以外の他の無線通信方式で通信中の場合、OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでには時間を要する。
一つの側面では、OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでの時間を短縮化できる制御プログラム、無線端末装置及び制御方法を提供することを目的とする。
一つの案では、第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置のプロセッサは、OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定する。更に、プロセッサは、前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行する。
開示の態様では、OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでの時間を短縮化できる。
図1は、実施例1のマルチ無線システムの一例を示す説明図である。 図2は、実施例1のマルチ無線端末の一例を示す説明図である。 図3は、マルチ無線システム内の1x/EVDO方式の通信エリアとLTE方式の通信エリアとの関係の一例を示す説明図である。 図4は、実施例1のマルチ無線端末内のCPU内の機能構成の一例を示す説明図である。 図5は、選定テーブルの一例を示すテーブルである。 図6は、優先度テーブルの一例を示す説明図である。 図7は、サーチ周期テーブルの一例を示す説明図である。 図8は、マルチ無線端末内のOTAフラグ設定処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、マルチ無線端末内のOTAデータ受信処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例1のOTAサーバ、LTE基地局、マルチ無線端末内のCPU及びUICCに関わるOTAデータ受信処理に関わる動作シーケンスの一例を示す説明図である。 図11は、実施例2のマルチ無線端末内のOTAデータ受信処理に関わるCPUの処理動作の一例を示す説明図である。 図12は、制御プログラムを実行する無線端末装置を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する制御プログラム、無線端末装置及び制御方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1のマルチ無線システムの一例を示す説明図である。マルチ無線システム1は、1xネットワーク2と、EVDOネットワーク3と、LTEネットワーク4と、WLAN(Wireless Local Area Network)5とを有する。マルチ無線システム1は、PSTN(Public Switched Telephone Network)/ISDN(Integrated Services Digital Network)6と、外部IP(Internet Protocol)ネットワーク7と、マルチ無線端末8とを有する。
1xネットワーク2は、MC(Message Center)11と、HLR(Home Location Register)12と、MSC(Mobile Switching Center)13と、GMSC(Gateway Mobile Switching Center)14とを有する。MC11は、例えば、メッセージを配信する。HLR12は、1xネットワーク2内のサービス加入者の加入者情報、サービス加入者の位置情報及び認証情報を対応付けて登録管理する。MSC13は、各1x/EVDO基地局9Aとの間で交換接続する。GMSC14は、PSTN/ISDN6と接続する交換機9Bと、MSC13とを交換接続する。
EVDOネットワーク3は、ePCF(evolved Packet Control Function)21と、HSGW(High Rate Packet Data Serving Gateway)22と、P−AAA(Proxy-Authentication, Authorization and Accounting)23とを有する。ePCF21は、1x/EVDO基地局9Aと接続してパケットのルーティング機能を司る。HSGW22は、EVDO方式の高速パケットデータに変換する。P−AAA23は、EVDOネットワーク3内の加入者の認証、承認及び課金を管理する。
LTEネットワーク4は、HSS(Home Subscriber Server)31と、MME(Mobility Management Entity)32と、S−GW(Serving-Gateway)33と、P−GW(Packet Data Network Gateway)34とを有する。HSS31は、LTEネットワーク4内の加入者情報等を管理する。MME32は、LTE基地局9CとS−GW33とを接続し、LTEネットワーク4内のシーケンス制御、ハンドオーバ機能、サービス加入者の位置管理、LTE基地局9Cに対する着信時のページング機能等のネットワーク制御を司る。S−GW33は、LTE基地局9Cと接続してパケットのルーティング機能を司る。P−GW34は、EVDOネットワーク3内のHSGW22と、外部IPネットワーク7と、S−GW33とを通信接続するゲートウェイである。P−GW34は、例えば、EVDOネットワーク3とLTEネットワーク4との間をシームレスにパケット通信する。また、HSS31及びP−AAA23は、EVDOネットワーク3及びLTEネットワーク4で共有化して使用されるものである。
マルチ無線端末8は、マルチ無線システム1内の各無線通信に対応可能なサービス加入者の端末である。VCCAS41は、例えば、第3世代携帯電話と外部IPネットワーク7との間の音声通信のハンドオーバ機能を提供するサーバである。OTAサーバ42は、例えば、外部IPネットワーク7からOTAデータを出力するサーバである。尚、OTAデータは、例えば、マルチ無線端末8内のサービスプログラムを更新する更新プログラム等のSIM情報である。
図2は、実施例1のマルチ無線端末8の一例を示す説明図である。図2に示すマルチ無線端末8は、1xデバイス50Aと、EVDOデバイス50Bと、LTEデバイス50Cと、WLANデバイス50Dとを有する。マルチ無線端末8は、表示部61と、操作部62と、マイク63と、スピーカ64と、メモリ65と、CPU(Central Processing Unit)66とを有する。更に、マルチ無線端末8は、着脱可能なUICC70を内蔵する。UICC70は、例えば、SIM情報等を格納する。
1xデバイス50Aは、1xネットワーク2との無線通信を司るインタフェースである。1xデバイス50Aは、アンテナ51Aと、1x無線部52Aと、1xベースバンド処理部53Aとを有する。1x無線部52Aは、アンテナ51Aを経由して1x方式に準拠した音声や文字等の各種データの無線信号を受信し、受信した無線信号を周波数変換する。1xベースバンド処理部53Aは、1x無線部52Aで周波数変換された無線信号をベースバンド信号に変換し、変換されたベースバンド信号を復調する。また、1xベースバンド処理部53Aは、送信データをベースバンド信号に変調する。1x無線部52Aは、1xベースバンド処理部53Aで変調されたベースバンド信号を周波数変換し、周波数変換された送信信号をアンテナ51A経由で送信出力する。
EVDOデバイス50Bは、EVDOネットワーク3との無線通信を司るインタフェースである。EXDOデバイス50Bは、アンテナ51Bと、EVDO無線部52Bと、EVDOベースバンド処理部53Bとを有する。EVDO無線部52Bは、アンテナ51Aを経由してEVDO方式に準拠した音声や文字等の各種データの無線信号を受信し、受信した無線信号を周波数変換する。EVDOベースバンド処理部53Bは、EVDO無線部52Bで周波数変換された無線信号をベースバンド信号に変換し、変換されたベースバンド信号を復調する。また、EVDOベースバンド処理部53Bは、送信データをベースバンド信号に変調する。EVDO無線部52Bは、EVDOベースバンド処理部53Bで変調されたベースバンド信号を周波数変換し、周波数変換された送信信号をアンテナ51B経由で送信出力する。
LTEデバイス50Cは、LTEネットワーク4との無線通信を司るインタフェースである。LTEデバイス50Cは、アンテナ51Cと、LTE無線部52Cと、LTEベースバンド処理部53Cとを有する。LTE無線部52Cは、アンテナ51Cを経由してLTE方式に準拠した音声や文字等の各種データの無線信号を受信し、受信した無線信号を周波数変換する。LTEベースバンド処理部53Cは、LTE無線部52Cで周波数変換された無線信号をベースバンド信号に変換し、変換されたベースバンド信号を復調する。また、LTEベースバンド処理部53Cは、送信データをベースバンド信号に変調する。LTE無線部52Cは、LTEベースバンド処理部53Cで変調されたベースバンド信号を周波数変換し、周波数変換された送信信号をアンテナ51C経由で送信出力する。
WLANデバイス50Dは、WLAN5との無線通信を司るインタフェースである。WLANデバイス50Dは、アンテナ51Dと、WLAN無線部52Dと、WLANベースバンド処理部53Dとを有する。WLAN無線部52Dは、アンテナ51Dを経由してWLAN方式に準拠した音声や文字等の各種データの無線信号を受信し、受信した無線信号を周波数変換する。WLANベースバンド処理部53Dは、WLAN無線部52Dで周波数変換された信号をベースバンド信号に変換し、変換されたベースバンド信号を復調する。また、WLANベースバンド処理部53Dは、送信データをベースバンド信号に変調する。WLAN無線部52Dは、WLANベースバンド処理部53Dで変調されたベースバンド信号を周波数変換し、周波数変換された送信信号をアンテナ51D経由で送信出力する。
表示部61は、各種情報を画面表示する出力インタフェースである。操作部62は、各種情報を入力する入力インタフェースである。マイク63は、各種音声を収音する入力インタフェースである。スピーカ64は、各種音声を音響出力する出力インタフェースである。メモリ65は、各種情報を記憶する領域である。CPU66は、マルチ無線端末8全体を制御する。
図3は、マルチ無線システム1内の1x/EVDO方式の通信エリアとLTE方式の通信エリアとの関係の一例を示す説明図である。図3に示すマルチ無線システム1は、例えば、1x/EVDO方式の通信エリア71と、LTE方式の通信エリア72とを有する。1x/EVDO方式の通信エリア71は、近年広く普及しているサービスであるため、その通信エリアも広範囲である。尚、1x/EVDO方式の通信エリア71では、音声通信サービス及びパケット通信サービスを提供する。これに対して、LTE方式の通信エリア72は、1x/EVDO方式の通信に比較して新しいサービスであり、人口の密集した都市を中心にパケット通信サービスを提供する。尚、LTE方式の通信エリア72では、高速パケット通信サービスを提供する。従って、LTE方式の通信エリア72では、1x/EVDO方式の通信エリア71に比較して狭い。1x/EVDO方式の通信エリア71では、複数の1x/EVDO基地局9Aを配置する。LTE方式の通信エリア72では、複数のLTE基地局9Cを配置する。
図4は、実施例1のマルチ無線端末8内のCPU66内の機能構成の一例を示す説明図である。図4に示すCPU66は、SMS受信部81と、抽出部82と、OTA検出部83と、OTA受信部84と、設定部85と、指示部86と、制御部87とを有する。CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬ受信プログラムを読み出し、読み出された受信プログラムに対応した受信プロセスを実行することでSMS受信部81として機能する。SMS受信部81は、ネットワークからのポイントトゥポイントでSMSを受信する。SMS受信部81は、例えば、1xデバイス50A、EVDOデバイス50B又はLTEデバイス50Cを通じてSMSを受信する。SMS受信部81は、通常、EVDOデバイス50B又はLTEデバイス50Cを通じてEVDOネットワーク3又はLTEネットワーク4のパケット通信網経由のSMS(SMS over IMS)を受信する。また、SMS受信部81は、通信可能なパケット通信網がない場合、1xデバイス50Aを通じて1xネットワーク2経由のSMS(SMS over 1x)を受信する。
CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬ抽出プログラムを読み出し、読み出された抽出プログラムに対応した抽出プロセスを実行することで抽出部82として機能する。抽出部82は、SMS受信部81で受信したSMS内のコマンドを抽出する。CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬ検出プログラムを読み出し、読み出された検出プログラムに対応した検出プロセスを実行することでOTA検出部83として機能する。OTA検出部83は、OTA設定のコマンド“7F”を検出した場合、OTAフラグを“1”に設定する。更に、OTA検出部83は、制御部87からのクリア信号に応じて、OTAフラグを“0”に設定する。
CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬ設定プログラムを読み出し、読み出された設定プログラムに対応した設定プロセスを実行することで設定部85として機能する。設定部85は、例えば、EVDO、LTE及びWLANの内、無線通信形式の使用優先度を格納した優先度テーブルを選定し、選定された優先度テーブルの内容に基づき使用する無線通信方式を設定する。図5は、選定テーブルの一例を示す説明図である。図5に示す選定テーブル91は、OTAフラグ91A毎に優先度テーブル91Bを管理する。尚、選定テーブル91は、メモリ65内に格納されるものとする。設定部85は、選定テーブル91を参照し、OTAフラグ91Aが“1”の場合、“B”の優先度テーブル91Bを選定する。設定部85は、OTAフラグ91Aが“0”の場合、“A”の優先度テーブル91Bを選定する。図6は、優先度テーブルの一例を示す説明図である。図6に示す優先度テーブル92は、“A”の優先度テーブル92Aと、“B”の優先度テーブル92Bとを対応付けて管理する。尚、優先度テーブル92は、メモリ65内に格納されるものとする。図6に示す“A”の優先度テーブル92Aは、その使用優先度として、第1位がWLAN、第2位がLTE、第3位がEVDOである。“B”の優先度テーブル92Bは、その使用優先度として、第1位がLTE、第2位がWLAN及び第3位がEVDOである。
CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬ指示プログラムを読み出し、読み出された指示プログラムに対応した指示プロセスを実行することで指示部86として機能する。指示部86は、OTAフラグに応じてLTE基地局9Cのサーチ周期をLTEデバイス50Cに指示する。図7は、サーチ周期テーブルの一例を示す説明図である。図7に示すサーチ周期テーブル93は、OTAフラグ93Aと、サーチモード93Bと、サーチ周期93Cとを対応付けて管理する。尚、サーチ周期テーブル93は、メモリ65内に格納されているものとする。指示部86は、サーチ周期テーブル93を参照し、OTAフラグ93Aが“1”の場合、OTAモードのサーチ周期、すなわち10秒をLTEデバイス50Cに指示する。その結果、指示部86は、LTEデバイス50Cを使用して10秒周期でLTE基地局9Cのサーチ動作を指示する。また、指示部86は、サーチ周期テーブル93を参照し、OTAフラグ93Aが“0”の場合、通常モードのサーチ周期、すなわち20秒をLTEデバイス50Cに指示する。その結果、指示部86は、LTEデバイス50Cを使用して20秒周期でLTE基地局9Cのサーチ動作を指示する。
CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬデータ受信プログラムを読み出し、読み出されたデータ受信プログラムに対応したデータ受信プロセスを実行することでOTA受信部84として機能する。OTA受信部84は、捕捉されたLTE基地局9C経由でOTAサーバ42とのOTA用の論理チャネルを設定し、OTAサーバ42からのOTAデータを受信する。
CPU66は、メモリ65に格納された図示せぬ制御プログラムを読み出し、読み出された制御プログラムに対応した制御プロセスを実行することで制御部87として機能する。制御部87は、CPU66全体を制御する。制御部87は、OTA受信部84を通じてOTAデータをLTE基地局9C経由で受信した場合、OTAデータをUICC70に格納する。そして、制御部87は、UICC70からリフレッシュ指示を検出すると、UICC70に格納されたOTAデータをリロードし、リロードされたOTAデータに基づき処理動作を実行する。また、制御部87は、OTA受信部84を通じてOTAデータの受信が完了した場合、受信完了に応じてOTA検出部83にクリア信号を出力する。その結果、OTA検出部83は、クリア信号に応じて、設定中のOTAフラグ“1”を“0”に設定する。
次に、実施例1のマルチ無線端末8の動作について説明する。図8は、マルチ無線端末8内のOTAフラグ設定処理に関わるCPU66の処理動作の一例を示すフローチャートである。図8に示すOTAフラグ設定処理は、受信したSMSのコマンド内容に基づき、OTAフラグを設定する処理である。
図8に示すCPU66内のSMS受信部81は、SMSを受信したか否かを判定する(ステップS11)。CPU66内の抽出部82は、SMSを受信した場合(ステップS11肯定)、SMS内のコマンドが“7F”であるか否かを判定する(ステップS12)。尚、コマンド“7F”は、OTA設定を示すコマンドである。OTA検出部83は、SMS内のコマンドが“7F”の場合(ステップS12肯定)、OTA設定のコマンドと判定し、OTAフラグを“1”に設定し(ステップS13)、図8に示す処理動作を終了する。
抽出部82は、SMS内のコマンドが“7F”でない場合(ステップS12否定)、図8に示す処理動作を終了する。また、OTA受信部84は、SMSを受信しなかった場合(ステップS11否定)、OTAデータの受信完了を受信したか否かを判定する(ステップS14)。制御部87は、OTAデータの受信完了を受信した場合(ステップS14肯定)、クリア信号をOTA検出部83に出力してOTAフラグを“0”に設定し(ステップS15)、図8に示す処理動作を終了する。
OTA受信部84は、OTAデータの受信完了を受信しなかった場合(ステップS14否定)、図8に示す処理動作を終了する。
図8に示すフラグ設定処理のCPU66は、“7F”のコマンドを含むSMSを受信した場合、OTA設定を指示するSMSと判定し、OTAフラグを“1”に設定する。その結果、CPU66は、外部ネットワークからSMSによる指示でOTAフラグを“1”に設定できる。
また、CPU66は、OTAデータの受信完了を受信した場合、OTAフラグを“0”に設定する。その結果、CPU66は、外部ネットワークからSMSによる指示でOTAフラグを“0”に設定できる。
図9は、マルチ無線端末8内のOTAデータ受信処理に関わるCPU66の処理動作の一例を示すフローチャートである。図9に示すOTAデータ受信処理は、OTAフラグが“1”の場合に、OTAデータを優先的にLTE方式で受信する処理である。図9においてCPU66内の制御部87は、OTAフラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS21)。CPU66内の設定部85は、OTAフラグが“1”の場合(ステップS21肯定)、図5の選定テーブル91を参照し、図6の“B”の優先度テーブル92を選定する(ステップS22)。尚、設定部85は、“B”の優先度テーブル92を選定し、使用優先度を第1位のLTEとする。CPU66内の指示部86は、サーチ周期テーブル93を参照し、現在のOTAフラグのOTAモードに対応したサーチ周期をLTEデバイス50Cに指示する(ステップS23)。尚、指示部86は、10秒周期のサーチ周期をLTEデバイス50Cに指示する。その結果、LTE基地局9Cの捕捉に要する時間を短縮化できる。
CPU66内の制御部87は、LTEデバイス50Cを使用してサーチ周期に基づきLTE基地局9Cを捕捉したか否かを判定する(ステップS24)。尚、制御部87は、通常よりもLTE基地局9Cを捕捉する確率が高まる。制御部87は、LTE基地局9Cを捕捉した場合(ステップS24肯定)、現在WLAN5と接続中であるか否かを判定する(ステップS25)。制御部87は、現在WLAN5と接続中の場合、WLANデバイス50Dを使用してWLAN5のAP(Access Point)情報及びセキュリティ情報を前回情報としてメモリ65に格納する(ステップS26)。
制御部87は、LTEデバイス50Cを使用してLTE方式での通信を開始し(ステップS27)、LTE基地局9Cとの間でOTA用の論理チャネルを設定する(ステップS28)。更に、制御部87は、OTA用の論理チャネルを設定した後、LTE基地局9C経由でのOTAデータの受信が完了したか否かを判定する(ステップS29)。
制御部87は、LTE基地局9C経由でのOTAデータの受信が完了した場合(ステップS29肯定)、OTAデータをUICC70に格納する(ステップS30)。制御部87は、OTAデータをUICC70に格納した後、UICC70からのリフレッシュ指示に対応したリフレッシュ動作を実行したか否かを判定する(ステップS31)。制御部87は、リフレッシュ動作を実行した場合(ステップS31肯定)、UICC70からOTAデータをリロードしてOTAデータに基づき処理動作を実行する(ステップS32)。制御部87は、OTAデータに基づき処理動作を実行した後、OTA検出部83に対してクリア信号を出力することでOTAフラグを“0”に設定する(ステップS33)。尚、制御部87は、OTAデータに基づく処理動作の実行後、OTA検出部83に対してクリア信号を出力してOTAフラグを“0”に設定したが、LTE基地局9C経由でOTAデータを受信完了したタイミングでOTAフラグを“0”に設定しても良い。
設定部85は、OTAフラグを“0”に設定した後、選定テーブル91を参照し、OTAフラグが“0”に対応した“A”の優先度テーブルを選定する(ステップS34)。その結果、設定部85は、“A”の優先度テーブルを選定し、使用優先度を第1位のWLANとする。更に、指示部86は、OTAフラグが“0”に対応した通常モードのサーチ周期をLTEデバイス50Cに指示する(ステップS35)。尚、通常モードのサーチ周期は、例えば、20秒周期とするため、OTAモードのサーチ周期(10秒)に比較してLTE基地局9Cを捕捉する確率が低くなる。
制御部87は、メモリ65内に前回情報があるか否かを判定する(ステップS36)。指示部86は、前回情報がある場合(ステップS36肯定)、WLANデバイス50Dを使用して前回情報に基づきWLAN基地局へのサーチ動作を指示する(ステップS37)。制御部87は、WLAN基地局を捕捉したか否かを判定する(ステップS38)。
制御部87は、WLAN基地局を捕捉した場合(ステップS38肯定)、WLANデバイス50Dを使用してWLAN5と接続し(ステップS39)、図9に示す処理動作を終了する。
制御部87は、OTAフラグが“1”でない場合(ステップS21否定)、OTAフラグを“0”と判定し、図9に示す処理動作を終了する。また、指示部86は、LTE基地局9Cを捕捉しなかった場合(ステップS24否定)、設定されたサーチ周期毎にサーチ動作を指示し、LTE基地局9Cを捕捉したか否かを判定すべく、ステップS24に移行する。
また、制御部87は、現在WLAN5と接続中でない場合(ステップS25否定)、LTE方式での通信を開始すべく、ステップS27に移行する。また、制御部87は、LTE基地局9C経由でOTAデータを受信しなかった場合(ステップS29否定)、OTAデータを受信したか否かを判定すべく、ステップS29に移行する。また、制御部87は、UICC70のリフレッシュ動作を実行していない場合(ステップS31否定)、リフレッシュ動作を実行したか否かを判定すべく、ステップS31に移行する。
制御部87は、前回情報がない場合(ステップS36否定)、図9に示す処理動作を終了する。また、制御部87は、WLAN基地局を捕捉しなかった場合(ステップS38否定)、WLAN基地局を捕捉したか否かを判定すべく、ステップS38に移行する。
図9に示すOTAデータ受信処理のCPU66は、OTAフラグが“1”の場合、LTE方式の優先使用度を通常よりも高め、LTE基地局9Cを捕捉するサーチ周期を通常よりも短くした。その結果、CPU66は、LTE基地局9Cを迅速に捕捉することで、OTAデータをLTE方式の通信で受信するまでの時間を短縮化できる。
更に、CPU66は、OTAデータをLTE通信で受信した場合、OTAデータをUICC70に格納する。その結果、CPU66は、OTAデータをUICC70に迅速に格納できる。
また、CPU66は、UICC70に格納したOTAデータをリロードしてOTAデータに基づき処理動作を実行した場合、OTAフラグを“0”に設定する。その結果、CPU66は、OTAフラグを自動的に“0”に設定できる。
CPU66は、OTAフラグを“0”に設定した場合、LTE方式の優先使用度を通常に戻し、LTE基地局9Cを捕捉するサーチ周期を通常に戻した。その結果、CPU66は、OTAデータ受信直前の通信状態に再開できる。
CPU66は、OTAデータ受信直前がWLAN5と接続中の場合、WLAN5のAP情報及びセキュリティ情報を前回情報として格納し、OTAフラグを“0”に設定した場合、前回情報に基づきWLAN5と接続する。その結果、CPU66は、OTAデータに基づく処理動作を実行後、OTAデータ受信直前のWLAN5と接続を自動的に再開できる。
図10は、実施例1のOTAサーバ42、LTE基地局9C、マルチ無線端末8内のCPU66及びUICC70に関わるOTAデータ受信処理に関わる動作シーケンスの一例を示す説明図である。マルチ無線端末8のCPU66は、SMSのOTA設定のコマンドを抽出する(ステップS41)。CPU66は、LTEデバイス50Cを使用してLTE基地局9CとでOTA用のRAB(Radio Access Bearer)で論理チャネルを設定する(ステップS42)。CPU66は、LTE基地局9Cとの論理チャネルを設定後、論理チャネルでOTAサーバ42からOTAデータを受信する(ステップS43)。CPU66は、LTE基地局9C経由でOTAデータを受信した場合、OTAデータをUICC70に伝送する(ステップS44)。UICC70は、受信したOTAデータを格納する(ステップS45)。
CPU66は、UICC70からリフレッシュ指示を検出すると(ステップS46)、UICC70からOTAデータをリロードする(ステップS47)。そして、CPU66は、リロードされたOTAデータに基づく処理動作を実行し(ステップS48)、図10に示す処理動作を終了する。
実施例1のCPU66は、OTAフラグが“1”の場合、LTE基地局9Cを捕捉するサーチ周期を通常よりも短くした。その結果、CPU66は、LTE基地局9Cを迅速に捕捉することで、OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでの時間を短縮化できる。
CPU66は、OTAフラグが“1”の場合、LTE方式の優先使用度を通常よりも高めるため、OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでの時間を短縮化できる。
更に、CPU66は、OTAデータをLTE通信で受信した場合、OTAデータをUICC70に格納する。その結果、CPU66は、OTAデータをUICC70に迅速に格納できる。
CPU66は、OTAフラグを“0”に設定した場合、LTE方式の優先使用度を通常に戻した。その結果、CPU66は、OTAデータ受信開始直前の使用優先度に自動的に戻せる。
CPU66は、OTAフラグが“0”に設定した場合、LTE基地局9Cを捕捉するサーチ周期を通常に戻した。その結果、CPU66は、OTAデータ受信開始直前のサーチ周期に自動的に戻せる。
CPU66は、OTAフラグを“1”に設定した場合、現在使用中の通信方式の設定情報(前回情報)をメモリ65に格納し、OTAデータの受信が完了した場合、前回情報に基づき、OTAデータ受信開始直前の通信方式を再開する。その結果、CPU66は、OTAデータ受信開始直前の通信方式を自動的に再開できる。
CPU66は、例えば、OTAデータ受信直前がWLAN5と接続中の場合、WLAN5のAP情報及びセキュリティ情報を前回情報として格納し、OTAフラグを“0”に設定した場合、前回情報に基づきWLAN5と接続する。その結果、CPU66は、OTAデータに基づく処理動作を実行後、OTAデータ受信直前のWLAN5との接続を再開できる。
尚、上記実施例1では、OTAフラグが“1”の場合、LTE基地局9Cに対するサーチ動作を10秒周期とし、“B”の優先度テーブルを使用して、OTAデータを受信すべく、LTE通信を自動的に開始した。しかしながら、LTE通信開始をユーザ操作に委ねるようにしても良く、この場合の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。尚、上記実施例1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図11は、実施例2のマルチ無線端末8のOTAデータ受信処理に関わるCPU66の処理動作の一例を示すフローチャートである。図11においてCPU66内の制御部87は、OTAフラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS61)。指示部86は、OTAフラグが“1”の場合(ステップS61肯定)、OTAモードに対応した10秒のサーチ周期をLTEデバイス50Cに指示する(ステップS62)。
制御部87は、サーチ周期をOTAモードに設定した後、LTEデバイス50Cを使用してLTE基地局9Cを捕捉したか否かを判定する(ステップS63)。制御部87は、LTE基地局9Cを捕捉した場合(ステップS63肯定)、OTA実行要求のメッセージを表示部61に提示する(ステップS64)。尚、OTA実行要求のメッセージとは、OTAデータの受信開始操作を促す利用者宛のメッセージである。
制御部87は、OTAデータの受信開始を要求するOTA実行要求のメッセージを提示した後、監視タイマを起動し(ステップS65)、OTA実行操作を検出したか否かを判定する(ステップS66)。尚、監視タイマは、説明の便宜上、例えば、30分としたが、当該数値限定されるものではない。また、OTAデータの受信開始は、現在接続中の通信方式がある場合、通信方式の中断を伴うことからOTAデータの受信開始を利用者の操作に委ねるものである。
設定部85は、OTA実行操作を検出した場合(ステップS66肯定)、“B”の優先度テーブルを設定し(ステップS67)、図9に示すM1に移行する。
また、制御部87は、OTA実行操作を検出しなかった場合(ステップS66否定)、ステップS65で起動した監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS68)。制御部87は、監視タイマがタイムアップした場合(ステップS68肯定)、タイムアップ回数を+1インクリメントし(ステップS69)、タイムアップ回数が規定回数以上であるか否かを判定する(ステップS70)。尚、規定回数は、説明の便宜上、例えば、当該数値に限定されるものではない。制御部87は、タイムアップ回数が規定回数以上の場合(ステップS70肯定)、“B”の優先度テーブルを設定すべく、ステップS67に移行する。例えば、1回分を30分とし、規定回数を4回とした場合、すなわち2時間の間、OTA実行操作を検出しなかった場合、“B”の優先度テーブルを自動的に選定する。その結果、“B”の優先度テーブルを自動的に選定することで、LTE方式の使用優先度が第1位となる。
制御部87は、監視タイマがタイムアップしなかった場合(ステップS68否定)、OTA実行要求のメッセージを提示すべく、ステップS64に移行する。また、制御部87は、タイムアップ回数を規定回数以上でない場合(ステップS70否定)、OTA実行要求のメッセージを提示すべく、ステップS64に移行する。
制御部87は、OTAフラグが“1”でない場合(ステップS61否定)、図11に示す処理動作を終了する。制御部87は、LTE基地局9Cを捕捉しなかった場合(ステップS63否定)、LTE基地局9Cを捕捉したか否かを判定すべく、ステップS63に移行する。
図11に示すOTAデータ受信処理のCPU66は、LTE基地局9Cのサーチ周期を短くしてLTE基地局9Cを捕捉した場合、OTAデータ受信開始の操作を促すメッセージを表示部61に提示した。その結果、利用者は、メッセージを視認し、操作に応じて、現在接続中の通信方式を中断してLTE基地局9CによるOTAデータ受信の開始を指示できる。
CPU66は、監視タイマのタイムアップ回数が規定回数以上になるまでOTAデータ受信開始を促すメッセージを提示し、タイムアップ回数が規定回数以上となると、LTE基地局9CによるOTAデータの受信動作を自動的に開始する。その結果、利用者は、操作を要することなく、OTAデータの受信動作を開始できる。
実施例2のCPU66は、LTE基地局9Cのサーチ周期を短くしてLTE基地局9Cを捕捉した場合、OTAデータ受信開始の操作を促すメッセージを表示部61に提示した。その結果、利用者は、メッセージを視認し、操作に応じて、現在接続中の通信方式を中断してLTE基地局9CによるOTAデータ受信の開始を指示できる。
尚、上記実施例では、OTAフラグが“1”の場合、LTE方式の使用優先度を高め、LTE基地局9Cのサーチ周期を短くすることで、OTAデータをLTE方式で受信するまでの時間を短縮化した。しかしながら、LTE方式の使用優先度を高めるか、若しくは、LTE基地局9Cのサーチ周期を短くするかの何れか一方を採用してOTAデータをLTE方式で受信するまでの時間を短縮化しても良い。
また、上記実施例では、OTA設定のコマンドのSMSを受信した場合にOTAフラグを“1”に設定したが、OTAに関係なく、LTE方式を使用したサービス要求を受信した場合にOTAフラグを“1”に設定しても良い。尚、LTE方式を使用したサービスとしては、例えば、事業者からの高セキュリティ及び大容量のデータのダウンロードサービスや、低遅延の対戦型ゲームや、QoSが高く、低遅延の映像データのストリーミングサービス等である。
また、上記実施例では、OTAフラグを“1”に設定した場合、LTE方式を優先的に使用したが、OTAフラグを設定しなくても、OTA設定のコマンドのSMSを受信した場合や、LTEサービス要求を受信した場合に、LTE方式を使用しても良い。
また、上記実施例では、外部IPネットワーク7にOTAサーバ42を接続したが、例えば、EVDOネットワーク3やLTEネットワーク4に接続するようにしても良い。
また、上記実施例では、LTE方式の通信機能を備えたマルチ無線端末8を例示したが、LTE方式の代わりにWi−MAX方式を適用したとしても同様の効果が得られる。
また、上記実施例では、マルチ無線端末8としてスマートフォンを例示したが、マルチ無線機能を備えたタブレット端末や情報端末に適用したとしても同様の効果が得られる。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを無線端末装置で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する無線端末装置の一例を説明する。図12は、制御プログラムを実行する無線端末装置100を示す説明図である。
図12において制御プログラムを実行する無線端末装置100では、ROM110、RAM120、プロセッサ130、操作部140、表示部150及び通信部160を有する。そして、ROM110には、上記実施例と同様の機能を発揮する制御プログラムが予め記憶されている。尚、ROM110ではなく、図示せぬドライブで読取可能な記録媒体に制御プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ、SDカード等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。制御プログラムとしては、図12に示すように、判定プログラム110A及び実行プログラム110Bである。尚、プログラム110A及び110Bについては、適宜統合又は分散しても良い。
そして、プロセッサ130は、これらのプログラム110A及び110BをROM110から読み出し、これら読み出された各プログラムを実行する。そして、プロセッサ130は、各プログラム110A及び110Bを、判定プロセス130A及び実行プロセス130Bとして機能する。通信部160は、LTE方式を含む複数の通信方式でマルチ無線通信機能を有する。
無線端末装置100のプロセッサ130は、OTA設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定する。プロセッサ130は、コマンド情報を受信した場合に、OTAのデータ通信をLTE方式の通信で優先的に実行する。その結果、無線端末装置100は、OTAデータをLTE方式の通信で受信開始するまでの時間を短縮化できる。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置のプロセッサに、
OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定し、
前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行させることを特徴とする制御プログラム。
(付記2)前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する処理として、
前記コマンド情報を受信した場合に、各通信方式の優先度を格納した記憶部を参照し、前記第2の通信方式の優先度を通常の優先度に比較して高く設定し、高く設定された優先度に基づき、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記1に記載の制御プログラム。
(付記3)前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する処理として、
前記コマンド情報を受信した場合に、前記複数の通信方式の内、前記第2の通信方式の基地局に対する捕捉周期を通常周期に比較して短く設定し、短く設定された前記捕捉周期に基づき、前記第2の通信方式の基地局を捕捉し、捕捉された第2の通信方式の基地局を介して、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記1又は2に記載の制御プログラム。
(付記4)前記OTAのデータ通信が完了した場合に、前記記憶部に格納された前記第2の通信方式の優先度を通常の優先度に再設定する
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記2に記載の制御プログラム。
(付記5)前記OTAのデータ通信が完了した場合に、前記設定された前記第2の通信方式の基地局に対する捕捉周期を前記通常周期に再設定する
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記4に記載の制御プログラム。
(付記6)前記コマンド情報を受信した場合に、前記複数の通信方式の内、現在使用中の通信方式の設定情報を記憶部に格納し、
前記OTAのデータ通信が完了した場合に、前記記憶部内の前記通信方式の設定情報に基づき当該通信方式の通信を再開する
各処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記1〜5の何れか一つに記載の制御プログラム。
(付記7)前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する処理として、
前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を指示する指示操作を検出したか否かを判定し、
前記指示操作を検出した場合に、前記OTAのデータ通信を、前記第2の通信方式の通信で実行する
各処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記1〜6の何れか一つに記載の制御プログラム。
(付記8)前記コマンド情報を受信したか否かを判定する処理として、
ネットワーク上から前記コマンド情報を含むショートメッセージを受信したか否かを判定する
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする付記1〜7の何れか一つに記載の制御プログラム。
(付記9)第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置であって、
OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定する判定部と、
前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行する制御部と
を有することを特徴とする無線端末装置。
(付記10)第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置の制御方法であって、
前記無線端末装置は、
OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定し、
前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行する
各処理を実行することを特徴とする制御方法。
8 マルチ無線端末
50C LTEデバイス
65 メモリ
66 CPU
81 SMS受信部
82 抽出部
83 OTA検出部
84 OTA受信部
85 設定部
86 指示部
87 制御部
91 選定テーブル
92 優先度テーブル
93 サーチ周期テーブル

Claims (9)

  1. 第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置のプロセッサに、
    OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定し、
    前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  2. 前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する処理として、
    前記コマンド情報を受信した場合に、各通信方式の優先度を格納した記憶部を参照し、前記第2の通信方式の優先度を通常の優先度に比較して高く設定し、高く設定された優先度に基づき、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する
    処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する処理として、
    前記コマンド情報を受信した場合に、前記複数の通信方式の内、前記第2の通信方式の基地局に対する捕捉周期を通常周期に比較して短く設定し、短く設定された前記捕捉周期に基づき、前記第2の通信方式の基地局を捕捉し、捕捉された第2の通信方式の基地局を介して、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する
    処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御プログラム。
  4. 前記OTAのデータ通信が完了した場合に、前記記憶部に格納された前記第2の通信方式の優先度を通常の優先度に再設定する
    処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項2に記載の制御プログラム。
  5. 前記OTAのデータ通信が完了した場合に、前記設定された前記第2の通信方式の基地局に対する捕捉周期を前記通常周期に再設定する
    処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項4に記載の制御プログラム。
  6. 前記コマンド情報を受信した場合に、前記複数の通信方式の内、現在使用中の通信方式の設定情報を記憶部に格納し、
    前記OTAのデータ通信が完了した場合に、前記記憶部内の前記通信方式の設定情報に基づき当該通信方式の通信を再開する
    各処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の制御プログラム。
  7. 前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で実行する処理として、
    前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を指示する指示操作を検出したか否かを判定し、
    前記指示操作を検出した場合に、前記OTAのデータ通信を、前記第2の通信方式の通信で実行する
    各処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の制御プログラム。
  8. 第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置であって、
    OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定する判定部と、
    前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行する制御部と
    を有することを特徴とする無線端末装置。
  9. 第1の通信方式と、前記第1の通信方式よりも速い通信速度で通信可能な第2の通信方式とを含む複数の通信方式で無線通信を可能とする無線端末装置の制御方法であって、
    前記無線端末装置は、
    OTA(Over The Air activation)設定を指示するコマンド情報を受信したか否かを判定し、
    前記コマンド情報を受信した場合に、前記OTAのデータ通信を前記第2の通信方式の通信で優先的に実行する
    各処理を実行することを特徴とする制御方法。
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