JP2014032631A - 点検支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】点検対象となる製品の変更に柔軟に対応できる点検支援システムを提供すること。
【解決手段】情報管理装置と、情報処理装置と、点検用携帯端末とを含む点検支援システムであって、前記情報処理装置は、点検作業に関する事前の設定に応じて、前記点検作業の対象となる前記製品の点検作業に必要となる点検作業関連情報を前記情報管理装置から取得して前記点検用携帯端末に送出し、前記点検用携帯端末から取得する前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードし、前記点検用携帯端末は、前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報と、前記点検作業に関する事前の設定とに基づいて、前記点検作業を支援するための支援機能の内容及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、前記点検作業の対象となる製品に応じて変更し、前記点検作業の結果を前記情報処理装置に送出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の点検作業を支援するための点検支援システムに関する。
従来、製品の点検作業の作業効率の向上を図る為、所定の点検項目、点検方法及び判断基準に基づいて実施される点検作業を支援するためのシステムの開発が行われている。
例えば、特許文献1には、段ボールシートを製造するコルゲートマシン等の紙工機械の点検作業を支援するための点検システムが開示されている。このシステムは、紙工機械と、紙工機械の点検を行う点検作業員が所持する点検用携帯端末と、ネットワークを介して紙工機械および点検用携帯端末に通信可能に接続される情報管理装置とを備えている。
特許文献1に開示されている点検システムでは、点検作業員が、点検用携帯端末に表示される作業に関する指示を閲覧し、この指示に従って点検作業を行う。このため、このシステムによれば、点検作業員の熟練度に関わらず、適切且つ効率良く点検を行うことができる。情報管理装置は、紙工機械の作動情報と、点検作業によって得られた点検情報とを管理することで、例えば、不具合判定等の各種分析の精度を向上させることができる。
特開2011−103049号公報
図25に、点検作業を支援するための従来のシステムの構成例を示す。図25に示すように、点検作業を支援するための従来のシステムは、点検作業の対象となる製品によって所定の点検項目、点検方法及び判断基準などが異なるため、製品ごとに個別のシステムで運用されている。仮に、点検対象となる製品の変更があった場合、点検項目や点検方法などの変更に応じて、システムで用いられるプログラムレベルでの改修を余儀なくされ、コスト負担が大きい。
本発明は、点検対象となる製品の変更に柔軟に対応できる点検支援システムを提供することを目的とする。
点検支援システムは、1つの態様として、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果を管理する情報管理装置と、前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードする情報処理装置と、前記点検作業を実施する作業員により携帯される点検用携帯端末とを含む点検支援システムであって、前記情報管理装置は、前記製品を所有する顧客および前記製品に関する情報を記憶する記憶部と、前記製品ごとに、前記点検作業の点検項目及び前記点検作業の作業マニュアルを記憶する記憶部と、前記製品ごとに、前記点検作業の結果を記憶する記憶部と、前記情報処理装置から受信する前記点検作業の結果を、前記点検作業の結果を記憶する記憶部に格納する格納部とを有し、前記情報処理装置は、前記点検作業に関する事前の設定に応じて、前記点検作業の対象となる前記製品の点検作業に必要となる点検作業関連情報を前記情報管理装置から取得する取得部と、前記取得部により取得される前記点検作業関連情報を前記点検用携帯端末に送出する送出部と、前記点検用携帯端末から取得する前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードする報告部とを有し、前記点検用携帯端末は、前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報と、前記点検作業に関する事前の設定とに基づいて、前記点検作業を支援するための支援機能の内容及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、前記点検作業の対象となる製品に応じて変更する変更部と、前記点検作業の結果を前記情報処理装置に送出する送出部とを有することを特徴とする。
点検支援システムは、1つの態様として、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果を管理する情報管理装置と、前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードする情報処理装置と、前記点検作業を実施する作業員により携帯される点検用携帯端末とを含む点検支援システムであって、前記情報管理装置は、前記製品を所有する顧客および前記製品に関する情報を記憶する第1記憶部と、前記製品ごとに、前記点検作業の点検項目及び前記点検作業の作業マニュアルを記憶する第2記憶部と、前記製品ごとに、前記点検作業の結果を記憶する第3記憶部と、前記点検作業のスケジュールを記憶する第4記憶部と、前記点検作業に関して事前に設定される設定情報を記憶する第5記憶部と、前記スケジュールに基づいて、前記点検作業の対象となる前記製品の点検作業に必要となる点検作業関連情報を前記第1記憶部、前記第2記憶部、前記第3記憶部、前記第4記憶部及び前記第5記憶部から取得し、前記情報処理装置に送出する送出部と、前記情報処理装置から取得する前記点検作業の結果を前記第3記憶部に格納する格納部とを有し、前記情報処理装置は、前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報を、前記点検用携帯端末に送出する送出部と、前記点検作業関連情報に含まれる前記設定情報に基づいて前記点検用携帯端末から取得する前記点検作業の結果を集計し、前記情報管理装置にアップロードする報告部とを有し、前記点検用携帯端末は、前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報と、前記点検作業関連情報に含まれる前記設定情報とに基づいて、前記点検作業を支援するための支援機能の内容及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、前記点検作業の対象となる製品に応じて変更する変更部と、前記点検作業の結果を前記情報処理装置に送出する送出部とを有することを特徴とする。
本願の開示する点検支援システムは、点検対象となる製品の変更に柔軟に対応できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る点検支援システムの全体像の一例を示す図である。 図2は、実施例1に係る情報管理装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、顧客関連データの構成例を示す図である。 図4は、点検作業関連データの構成例を示す図である。 図5は、点検結果報告データの構成例を示す図である。 図6は、実施例1に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 図7は、製品別システム設定データの一例を示す図である。 図8は、実施例1に係る点検用携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 図9は、実施例1に係る情報処理装置による処理の流れを示す図である。 図10は、実施例1に係る点検用携帯端末による処理の流れを示す図である。 図11は、ログイン画面の一例を示す図である。 図12は、点検支援システムのメインメニュー画面の一例を示す図である。 図13は、点検項目リストの画面の一例を示す図である。 図14は、点検結果入力シートの画面の一例を示す図である。 図15は、計測結果入力シートの画面の一例を示す図である。 図16は、作業マニュアルの画面の一例を示す図である。 図17は、点検結果入力シート(写真撮影)の画面の一例を示す図である。 図18は、点検結果入力シート(スケッチ)の画面の一例を示す図である。 図19は、実施例2に係る点検支援システムの全体像の一例を示す図である。 図20は、実施例2に係る情報管理装置の機能構成を示すブロック図である。 図21は、点検スケジュールデータの構成例を示す図である。 図22は、実施例2に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 図23は、実施例2に係る点検用携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 図24は、実施例2に係る点検支援システムにおける処理の流れを示す図である。 図25は、従来のシステムの構成例を示す図である。
以下に、本発明に係る点検支援システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。さらに、この実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[点検支援システムの構成]
図1〜図8を用いて、実施例1に係る点検支援システムの構成について説明する。
図1は、実施例1に係る点検支援システムの全体像の一例を示す図である。図1に示すように、実施例1に係る点検支援システムは、情報管理装置100と、情報処理装置200と、点検用携帯端末300とを含む。
情報管理装置100は、点検作業の対象となる製品(設備、プラント)に関する情報を総合的に管理する。点検作業の対象となる製品に関する情報には、製品を運用している顧客の情報、製品を構成する部分のうち点検すべき箇所(点検項目)の情報、過去に行った点検における製品の点検結果の情報(点検履歴)等が含まれる。情報管理装置100は、例えば、サーバやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。
情報処理装置200は、これから点検が開始される製品又は点検中の製品に関する情報を管理する。情報処理装置200は、製品に関する情報を記憶する機能に加えて、それらを集計する機能及びそれらに基づくレポートを作成する機能を有する。情報処理装置200が集計した情報は、例えば、顧客への報告、提案等に用いられる。情報管理装置200は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータであり、点検作業が継続する期間は、点検箇所に比較的近い位置に設置される。点検作業が複数の作業員のチームで行われる場合、情報処理装置200は、チーム単位で用意される。
点検用携帯端末300は、点検作業を実施する作業員により携帯される。点検用携帯端末300は、点検項目に対応する点検結果の入力、点検に関連する情報の参照等に用いられる。点検用携帯端末300は、例えば、タブレットやPDAなどの携帯型の情報処理装置である。点検作業が複数の作業員のチームで行われる場合、点検用携帯端末300は、作業員単位で用意される。
図2は、実施例1に係る情報管理装置の機能構成を示すブロック図である。情報管理装置100は、図2に示すように、表示部110と、入力部120と、通信部130と、媒体読取部140と、制御部150と、記憶部160とを有する。
表示部110は、液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有する。表示部110は、制御部150から送信される制御信号に基づいて、文字、記号、および図形等の各種情報を表示する。
入力部120は、キーボード、マウス、タッチスクリーン等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行った操作に対応する信号を制御部150へ送出する。
通信部130は、所定の通信プロトコルに基づいて、情報処理装置200などの他の装置との間での情報の送受信を制御する。
媒体読取部140は、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の可搬の非一過的(non-transitory)な記憶媒体からプログラムやデータを読み取る。
制御部150は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)151と、記憶装置であるメモリ152とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部150は、記憶部160に記憶されているプログラムを読み出してメモリ152に展開し、メモリ152に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU151に実行させる。制御部150は、CPU151による命令の実行結果に応じて、メモリ152および記憶部160に対してデータの読み書きを行ったり、通信部130等の動作を制御したりする。
記憶部160は、磁気記憶装置または半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置を有する。記憶部160は、制御部150により実行される処理や制御などを実行するための各種のプログラム及びデータを記憶する。記憶部160に記憶される各種のプログラムには、図2に示すように、情報管理プログラム161が含まれる。記憶部160に記憶されるデータには、顧客関連データ162、点検作業関連データ163及び点検結果報告データ164が含まれる。
記憶部160が記憶する各種のプログラム及びデータの全体または一部は、媒体読取部140により読み取ることができる記憶媒体に記憶されていてもよい。あるいは、記憶部160が記憶する各種のプログラム及びデータの全体または一部は、通信部130による通信によって他の装置から取得されてもよい。
図3は、顧客関連データの構成例を示す図である。図3に示すように、顧客関連データ162は、点検対象となる製品の所有者である顧客についての顧客情報と、点検対象となる製品に関する機械情報と対応付けて構成される。顧客の情報は、例えば、会社名、所有する製品の種類、製品に一意に付与される製品ID、製品が導入されている工場などの所在地に関する情報などが含まれる。機械情報は、該当製品が導入された年月日、型式、仕様などの情報が含まれる。顧客関連データ162は、情報管理装置100の管理者により予め登録される。
図4は、点検作業関連データの構成例を示す図である。図4に示すように、点検作業関連データ163は、製品IDと、点検作業の対象となる製品に対応する点検項目リストと、点検作業を実施する際に作業員が参照する作業マニュアルとを対応付けて構成される。点検項目リスト及び作業マニュアルは、実体は、点検作業関連データ163の外部に記憶され、点検作業関連データ163は、それらへの参照のみを保持してもよい。点検項目リストは、点検箇所毎に、点検箇所を識別するための情報と、点検結果を入力するための入力項目とを保持できるように構成される。点検結果を入力するための入力項目は、製品の種類にかかわらず共通する項目に加えて、製品の種別毎に特有な項目が予め用意される。すなわち、点検結果を入力するための入力項目には、製品の種別によっては、値が入力されない項目がある。製品の種別毎に特有な項目は、後述する点結果入力項目追加において定義される。
記憶部160を効率よく利用するために、製品の種別毎に特有な項目については、点検項目リストではなく、製品の種別毎に用意されたデータに入力するように構成してもよい。この場合、点検項目リストが装置間で送受信される場合に、点検対象の装置に対応する種別毎のデータも送受信される。どのデータを送受信するかについては、システム設定ファイルに基づいて決定される。
図5は、点検結果報告データの構成例を示す図である。図5に示すように、点検結果報告データ164は、製品IDと、点検結果と、点検報告書とを対応付けて構成される。点検結果のデータは、点検作業時に点検用携帯端末300にて点検項目ごとに入力されたデータが情報処理装置200にて集計されたものである。点検報告書は、情報処理装置200にて点検結果に基づき所定のフォーマットで作成されたものである。
情報管理プログラム161は、点検作業の結果などの情報を管理するための機能を提供する。図2に示すように、情報管理プログラム161は、点検作業の結果などの情報を管理するための機能の1つとして、例えば、点検結果データ格納部161aを含む。
点検結果データ格納部161aは、情報処理装置200から、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果として点検結果及び点検報告書を受信すると、該当製品に対応する製品IDに対応付けて、点検結果及び点検報告書のデータを記憶部160に格納する。
図6は、実施例1に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、図6に示すように、表示部210と、入力部220と、通信部230と、媒体読取部240と、制御部250と、接続部260と、記憶部270とを有する。
表示部210は、液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有する。表示部210は、制御部250から送信される制御信号に基づいて、文字、記号、および図形等の各種情報を表示する。
入力部220は、キーボード、マウス、タッチスクリーン等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行った操作に対応する信号を制御部250へ送出する。
通信部230は、所定の通信プロトコルに基づいて、情報管理装置100などの他の装置との間での情報の送受信を制御する。
媒体読取部240は、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の可搬の非一過的(non-transitory)な記憶媒体からプログラムやデータを読み取る。
制御部250は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)251と、記憶装置であるメモリ252とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部250は、記憶部270に記憶されているプログラムを読み出してメモリ252に展開し、メモリ252に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU251に実行させる。制御部250は、CPU251による命令の実行結果に応じて、メモリ252および記憶部270に対してデータの読み書きを行ったり、通信部230の動作を制御したり、接続部260を介して点検用携帯端末300との情報のやり取りを制御したりする。
接続部260は、USB(Universal Serial Bus)などを用いて、点検用携帯端末300と有線で接続する。なお、情報処理装置200は、接続部260により、点検用携帯端末300と有線で接続する場合に限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線によって、点検用携帯端末300と接続してもよい。
記憶部270は、磁気記憶装置または半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置を有する。記憶部270は、制御部250により実行される処理や制御などを実行するための各種のプログラム及びデータを記憶する。記憶部270に記憶される各種のプログラムには、図6に示すように、点検管理プログラム271が含まれる。記憶部270に記憶されるデータには、システム設定ファイル272、顧客関連データ273、点検作業関連データ274及び点検結果データ275が含まれる。
システム設定ファイル272は、点検作業に関する事前の設定に応じて、点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする場合、点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する場合などに参照される外部ファイルである。情報管理装置100からダウンロードするデータには、顧客情報、機械情報、及び点検項目リストの他に、作業マニュアルが含まれることがある(図1参照)。点検用携帯端末300に転送するデータには、点検作業の対象となる製品によって、点検項目リスト、作業マニュアル、及び計測結果入力シートが含まれることがある(図1参照)。システム設定ファイル272は、情報処理装置200に事前に記憶されていてもよいし、媒体読取部240により読み取り可能な記憶媒体などにより点検作業開始前に記憶されてもよい。
図7は、製品別システム設定データの一例を示す図である。製品別システム設定データは、システム設定ファイル272や、後述するシステム設定ファイル372(図8参照)を事前に作成する際に利用される。
図7に示すように、製品別システム設定データは、点検作業の対象となる製品ごとに、全ての製品の点検作業を支援するための基本機能の部分(共通部分)と、及び点検作業の対象となる製品に応じてカスタマイズされる部分(個別部分)の実否で構成される。基本機能の部分には、例えば、点検結果入力機能が含まれている。点検結果入力機能の内訳は、例えば、点検結果入力、処置内容入力および写真撮影の3つである。カスタマイズされる部分には、点結果入力項目追加、作業マニュアル閲覧機能、計測結果入力機能およびスケッチ入力機能の4つが含まれている。
例えば、蒸気タービンの点検を実施する場合には、基本機能の部分のうち、写真撮影機能による撮影枚数が最大5枚となっている。さらに、カスタマイズされる部分のうち、点検結果入力項目の追加は行われない。すなわち、初期設定されている全ての製品に共通の基本的な点検入力項目から、さらに製品に応じた点検結果入力項目の追加されることはない。さらに、カスタマイズされる部分のうち、作業マニュアル閲覧機能および計測結果入力機能は使用可(○)、スケッチ入力機能は使用不可(×)となる。
この製品別システム設定データに基づいて、例えば、点検作業の監督者などが、蒸気タービンの点検作業に必要なデータをダウンロードあるいは転送させるためのシステム設定ファイル272を事前に作成しておく。そして、情報処理装置200は、蒸気タービンの点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする際、システム設定ファイル272に基づいて、蒸気タービンの作業マニュアルをダウンロードすることができる。一方、情報処理装置200は、蒸気タービンの点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルおよび計測結果入力シートを転送することができる。
また、紙工機械の点検を実施する場合には、基本機能の部分のうち、処置内容入力機能による処置内容の選択数が複数選択可となっている。また、基本機能の部分のうち、写真撮影機能による撮影枚数が最大2枚となっている。さらに、カスタマイズされる部分のうち、点検結果入力項目の追加設定が行われる。すなわち、初期設定されている点検入力項目に加えて、さらに製品に応じた点検結果入力項目として、“優先度”及び“緊急度”の2項目が追加される。さらに、カスタマイズされる部分のうち、作業マニュアル閲覧機能、計測結果入力機能、及びスケッチ入力機能は使用不可(×)となる。
この製品別システム設定データに基づいて、例えば、点検作業の監督者などが、紙工機械の点検作業に必要なデータをダウンロードあるいは転送させるためのシステム設定ファイル272を事前に作成しておく。そして、情報処理装置200は、紙工機械の点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルをダウンロードすることはない。一方、情報処理装置200は、紙工機械の点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルおよび計測結果入力シートを転送することはない。
また、枚葉印刷機あるいは射出成型機の点検を実施する場合には、基本機能の部分のうち、処置内容入力機能による処置内容の選択数が複数選択可となっている。また、基本機能の部分のうち、写真撮影機能による撮影枚数が最大2枚となっている。さらに、カスタマイズされる部分のうち、点検結果入力項目の追加設定が行われる。すなわち、初期設定されている点検入力項目に加えて、さらに製品に応じた点検結果入力項目として、“優先度”及び“緊急度”の2項目が追加される。さらに、カスタマイズされる部分のうち、作業マニュアル閲覧機能、計測結果入力機能、及びスケッチ入力機能は使用不可(×)となる。
この製品別システム設定データに基づいて、例えば、点検作業の監督者などが、枚葉印刷機あるいは射出成型機の点検作業に必要なデータをダウンロードあるいは転送させるためのシステム設定ファイル272を事前に作成しておく。そして、情報処理装置200は、枚葉印刷機あるいは射出成型機の点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルをダウンロードすることはない。一方、情報処理装置200は、枚葉印刷機あるいは射出成型機の点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルおよび計測結果入力シートを転送することはない。
また、ボイラの点検を実施する場合には、基本機能の部分のうち、処置内容入力機能による処置内容の選択数が複数選択可となっている。また、基本機能の部分のうち、写真撮影機能による撮影枚数が最大5枚となっている。さらに、カスタマイズされる部分のうち、点検結果入力項目の追加設定が行われる。すなわち、初期設定されている点検入力項目に加えて、さらに製品に応じた点検結果入力項目として、“損傷事象”の1項目が追加される。さらに、カスタマイズされる部分のうち、作業マニュアル閲覧機能および計測結果入力機能は使用不可(×)であり、スケッチ入力機能は使用可(○)となる。
この製品別システム設定データに基づいて、例えば、点検作業の監督者などが、ボイラの点検作業に必要なデータをダウンロードあるいは転送させるためのシステム設定ファイル272を事前に作成しておく。そして、情報処理装置200は、ボイラの点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルをダウンロードすることはない。一方、情報処理装置200は、ボイラの点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルおよび計測結果入力シートを転送することはない。
また、ガスタービンの点検を実施する場合には、基本機能の部分のうち、処置内容入力機能による処置内容の選択数が複数選択可となっている。また、基本機能の部分のうち、写真撮影機能による撮影枚数が最大5枚となっている。さらに、カスタマイズされる部分のうち、点検結果入力項目の追加設定が行われる。すなわち、初期設定されている点検入力項目に加えて、さらに製品に応じた点検結果入力項目として、“損傷事象”の1項目が追加される。さらに、カスタマイズされる部分のうち、作業マニュアル閲覧機能は使用不可(×)であり、計測結果入力機能およびスケッチ入力機能は使用可(○)となる。
この製品別システム設定データに基づいて、例えば、点検作業の監督者などが、ガスタービンの点検作業に必要なデータをダウンロードあるいは転送させるためのシステム設定ファイル272を事前に作成しておく。そして、情報処理装置200は、ガスタービンの点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルをダウンロードすることはない。一方、情報処理装置200は、ガスタービンの点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する際、システム設定ファイル272に基づいて、計測結果入力シートを転送する。
また、風力機械の点検を実施する場合には、基本機能の部分のうち、処置内容入力機能による処置内容の選択数が複数選択可となっている。また、基本機能の部分のうち、写真撮影機能による撮影枚数が最大5枚となっている。さらに、カスタマイズされる部分のうち、点検結果入力項目の追加は行われない。すなわち、初期設定されている点検入力項目から、さらに製品に応じた点検結果入力項目の追加されることはない。さらに、カスタマイズされる部分のうち、作業マニュアル閲覧機能およびスケッチ入力機能は使用不可(×)であり、計測結果入力機能は使用可(○)となる。
この製品別システム設定データに基づいて、例えば、点検作業の監督者などが、風力機械の点検作業に必要なデータをダウンロードあるいは転送させるためのシステム設定ファイル272を事前に作成しておく。そして、情報処理装置200は、風力機械の点検作業に必要となるデータを情報管理装置100からダウンロードする際、システム設定ファイル272に基づいて、作業マニュアルをダウンロードすることはない。一方、情報処理装置200は、風力機械の点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末300に転送する際、システム設定ファイル272に基づいて、計測結果入力シートを転送する。
顧客関連データ273は、点検作業を開始する前に、点検作業の対象となる製品の所有者である顧客について、情報管理装置100からダウンロードされるデータである(図3参照)。
点作業関連データ274は、点検作業を開始する前に、点検作業の対象となる製品について、情報管理装置100からダウンロードされるデータであり、例えば、少なくとも、点検項目リスト又は作業マニュアルのいずれか一方が含まれる(図4参照)。
点検結果データ275は、点検用携帯端末300から取得する点検項目ごとの点検作業の結果のデータである。
点検管理プログラム271は、情報管理装置100及び点検用携帯端末300との間で点検作業に関するデータのやり取りを行ったり、点検用携帯端末300から取得する点検作業の結果を集計したりするために必要とされる各種機能などを提供する。図6に示すように、点検管理プログラム271は、点検作業関連データ取得部271a、点検作業関連データ送出部271b、及び点検結果報告部271cを含む。
点検作業関連データ取得部271aは、システム設定ファイル272に基づいて、点検作業の対象となる製品について、点検作業に必要なデータを情報管理装置100からダウンロードし、記憶部270に格納する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、点検作業関連データ取得部271aが情報管理装置100からダウンロードするデータには、顧客情報、機械情報および点検項目リストの他に、作業マニュアルが含まれる(図1参照)。蒸気タービンの場合、図7に示すように、点検結果入力項目の追加は行われないので、初期設定されている全ての製品に共通の基本的な点検入力項目を含む点検項目リストがダウンロードされる。また、蒸気タービンの場合、図7に示すように、作業マニュアル閲覧機能が使用できるので、点検作業の対象となる蒸気タービンについての作業マニュアルがダウンロードされる。
点検作業関連データ送出部271bは、点検作業関連データ取得部271aによりダウンロードされるデータを、接続部260による有線接続を介して点検用携帯端末300に送出する。点検作業関連データ送出部271bは、点検対象となる製品に応じて、点検項目リストに加えて、作業マニュアルを点検用携帯端末300に送出する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合には、点検作業関連データ送出部271bは、作業項目リストに加えて作業マニュアルを送出する。点検用携帯端末300に送出する。さらに、点検作業関連データ送出部271bは、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、計測結果入力シートを点検用携帯端末300に送出する。計測結果入力シートは、情報処理装置200が、点検対象となる製品ごとに予め備えていてもよいし、その都度作成してもよい。あるいは、情報管理装置100に予め備えておいて、情報処理装置200が情報管理装置100から取得するようにしてもよい。
点検結果報告部271cは、点検用携帯端末300から取得する点検作業の結果を、記憶部270に格納する。点検結果報告部271cは、点検用携帯端末300から取得する点検作業の結果(点検結果データ275)と、システム設定ファイル272に基づいて点検作業の結果を集計することにより作成される点検報告書とを、情報管理装置100にアップロードする(図1参照)。さらに、点検結果報告部271cは、点検結果などを情報管理装置100にアップロードする際に、情報管理装置100からダウンロードされる機械情報も合わせてアップロードする(図1参照)。
図8は、実施例1に係る点検用携帯端末の機能構成を示すブロック図である。図8に示すように、点検用携帯端末300は、表示部310と、入力部320と、通信部330と、接続部340と、制御部350と、カメラ360と、記憶部370とを有する。
表示部310は、液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有する。表示部310は、制御部350から送信される制御信号に基づいて、文字、記号、および図形等の各種情報を表示する。例えば、表示部310は、点検支援プログラム371により、点検作業時のユーザインタフェースとして提供される点検支援システムの画面を表示する。点検作業を行う作業員は、表示部310に表示される点検支援システムの画面を操作し、点検項目の確認、点検結果の入力、処置内容の入力、写真撮影、作業マニュアルの閲覧、計測結果の入力、スケッチの入力などが容易に行うことができる。
入力部320は、キーボード、マウス、タッチスクリーン等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行った操作に対応する信号を制御部350へ送出する。
通信部330は、所定の通信プロトコルに基づいて、他の装置との間での情報の送受信を制御する。
接続部340は、USB(Universal Serial Bus)などを用いて、情報処理装置200と有線で接続する。なお、点検用携帯端末300は、接続部340により、情報処理装置200と有線で接続する場合に限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線によって、情報処理装置200と接続してもよい。
制御部350は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)351と、記憶装置であるメモリ352とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部350は、記憶部370に記憶されているプログラムを読み出してメモリ352に展開し、メモリ352に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU351に実行させる。制御部350は、CPU351による命令の実行結果に応じて、メモリ352および記憶部370に対してデータの読み書きを行ったり、通信部330の動作を制御したり、接続部340を介して情報処理装置200との情報のやり取りを制御したりする。
カメラ360は、点検作業の対象となる製品の状況を撮影した画像を取得する。
記憶部370は、磁気記憶装置または半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置を有する。記憶部370は、制御部350により実行される処理や制御などを実行するための各種のプログラム及びデータを記憶する。記憶部370に記憶される各種のプログラムには、図8に示すように、点検支援プログラム371が含まれる。記憶部370に記憶されるデータには、システム設定ファイル372、点検作業関連データ373及び点検結果データ374が含まれる。
システム設定ファイル372は、点検対象となる製品に応じて、点検作業を支援するための点検支援プログラム371により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を変更するための外部ファイルである。点検支援プログラム371により提供される支援機能の内容は、点検結果入力機能、処置内容入力機能、写真撮影機能、作業マニュアル閲覧機能、計測結果入力機能、スケッチ入力機能が含まれる(図7参照)。点検支援プログラム371により、ユーザインタフェースとして提供される点検支援システムの画面の構成は、例えば、点検項目リスト、支援機能に対応する操作部などが含まれる。システム設定ファイル372は、点検用携帯端末300に事前に記憶されていてもよいし、点検作業開始前に記憶されてもよい。
点検作業関連データ373は、情報処理装置200から取得する点検項目リストや、作業マニュアルなどのデータである。
点検結果データ374は、点検作業の結果のデータである。点検対象の製品を点検する作業員が、点検支援プログラム371により提供される点検支援システムの画面を操作することにより登録されたデータが、点検結果データ374として記憶部370に記憶される。
点検支援プログラム371は、情報処理装置200との間で点検作業に必要となるデータのやり取りを行ったり、点検対象の製品を点検する作業員の点検作業を支援したりするための各種機能を提供する。図8に示すように、点検支援プログラム371は、点検作業関連データ格納部371a、点検支援システム変更部371b、及び点検結果データ送出部371cを含む。
点検作業関連データ格納部371aは、接続部340による有線接続を介して、情報処理装置200から、点検項目リスト、作業マニュアル又は計測結果入力シートなどを取得し、記憶部370に格納する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、点検作業関連データ格納部371aは、点検項目リスト、作業マニュアル、及び計測結果入力シートを取得し、格納する。
点検支援システム変更部371bは、システム設定ファイル372及び点検作業関連データ373に基づいて、点検支援プログラム371により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、点検対象の製品に応じて変更する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、点検支援システム変更部371bは、表示部310に表示される点検支援システムの画面を操作して、表示部310に作業マニュアルが表示させ、閲覧できるようにする。さらに、点検支援システム変更部371bは、表示部310に表示される点検支援システムの画面を操作して、計測結果入力シートを表示部310に表示させ、計測結果の入力ができるようにする。
点検結果データ送出部371cは、接続部240による有線接続を介して、点検作業の結果(点検結果データ374)を情報処理装置200に転送する(図1参照)。
[点検支援システムによる処理]
図9〜図18を用いて、実施例1に係る点検支援システムにおける処理の流れを説明する。
図9は、実施例1に係る情報処理装置による処理の流れを示す図である。図9に示すように、点検作業関連データ取得部271aは、システム設定ファイル272を読込む(ステップS101)。続いて、点検作業関連データ取得部271aは、システム設定ファイル272に基づいて、点検作業対象である製品に対応する各種データを情報管理装置100からダウンロードする(ステップS102)。そして、点検作業関連データ取得部271aは、情報管理装置100からダウンロードした各種データを記憶部270に格納する(ステップS103)。
図10は、実施例1に係る点検用携帯端末による処理の流れを示す図である。点検支援プログラム371は、例えば、作業員の操作に応じて、点検支援システムのログイン画面を表示部310に表示する(ステップS201)。図11は、ログイン画面の一例を示す図である。図11に示すように、ログイン画面には、点検対象となる製品名が表示され、ユーザID及びパスワードを入力するための入力ボックス、ログインボタンが設けられる。
点検支援プログラム371は、ユーザID及びパスワードの入力、ログインボタンの操作を検出すると、ユーザ認証が行う(ステップS202)。
続いて、点検支援プログラム371は、ユーザ認証が成功であった場合には、点検支援システムを起動する(ステップS203)。続いて、点検支援システム変更部371bは、点検作業対象の製品に対応するシステム設定ファイル372を読込み(ステップS204)、点検作業対象の製品に対応する各種データ(点検作業関連データ373)を読込む(ステップS205)。続いて、点検支援システム変更部371bは、システム設定ファイル372及び各種データ(点検作業関連データ373)に基づいて、点検作業対象の製品に応じて点検支援システムをカスタマイズしつつ実行する(ステップS206)。すなわち、点検支援システム変更部371bは、システム設定ファイル372及び点検作業関連データ373に基づいて、点検支援プログラム371により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、点検作業の対象となる製品に応じて変更する。
続いて、点検支援プログラム371は、点検支援システムの終了操作が行われたかどうかを判定する(ステップS207)。判定の結果、点検支援システムの終了操作が行われていない場合には(ステップS207、No)、点検支援プログラム371は、点検支援システムの実行を継続する。一方、点検支援プログラム371は、点検支援システムの終了操作が行われた場合には(ステップS207、Yes)、点検結果データを記憶部370に格納し(ステップS208)、図10の処理を終了する。
ここで、上述したステップS206の処理について具体的に説明する。点検支援プログラム371は、ユーザ認証が成功であった場合には、図12に示すように、表示部310にメインメニュー画面を表示させる。
図12は、点検支援システムのメインメニュー画面の一例を示す図である。メインメニュー画面には、図12に示すように、点検項目リスト、点検結果入力シート、作業マニュアルのそれぞれに対応する画面を表示させるための操作ボタンがそれぞれ設けられる。さらに、メインメニュー画面には、図12に示すように、点検支援システムを終了させるためのログアウトボタンが設けられる。
例えば、製品の点検を実施する作業員により、点検項目リストに対応する操作ボタンが操作されると、点検支援プログラム371は、図13に示すように、点検項目リストの画面を表示部310に表示させる。
図13は、点検項目リストの画面の一例を示す図である。点検項目リストの画面には、図13に示すように、点検対象となる製品を構成する装置を特定する装置IDと、装置名称とが対応付けられた状態で複数列挙された点検項目リストが表示される。点検項目リストには、点検結果(“Good”若しくは“No Good”)及び撮影した写真の枚数(“0”は0枚、“1”は1枚)が、装置ID及び装置名称ごとに対応付けられた状態で表示されている。さらに、点検項目リストの画面には、メインメニューの画面(図12)に戻るための操作ボタン、及び点検結果入力の画面を表示させるため操作ボタンがそれぞれ設けられる。点検支援プログラム371は、システム設定ファイル372及び点検作業関連データ373に基づいて、点検項目リストの画面の表示内容を、点検作業の対象となる製品に応じて変更する。
続いて、作業員により、点検項目リスト上で点検を行う装置が選択され、さらに点検結果入力シートに対応する操作ボタンが操作されると、点検支援プログラム371は、図14に示すように、点検結果入力シートの画面を表示部310に表示させる。
図14は、点検結果入力シートの画面の一例を示す図である。点検結果入力シートの画面には、装置名称及び作業名称が表示される。点検結果入力シートの画面には、“点検方法”、“管理値”、“前回結果”、“今回結果”、“処置(内容)”、“他結果”、“計測入力”、“写真”に対応する入力操作領域が設けられる。点検結果入力シートの画面には、メインメニューの画面(図12)に戻るための操作ボタン、作業マニュアルを表示部310に表示させるための操作ボタン、点検項目リストの画面に戻るための操作ボタン、次の点検作業に対応するシートを複製するための操作ボタンがそれぞれ設けられる。
点検支援プログラム371は、システム設定ファイル372及び点検作業関連データ373に基づいて、点検結果入力シートの画面の表示内容を、点検対象となる製品に応じて変更する。例えば、点検作業の対象となる製品が、点検結果入力項目の追加が必要となるものである場合、点検支援プログラム371は、システム設定ファイル372に基づいて、点検結果入力シートの画面を表示させるときに、“他結果”に対応する入力操作領域が表示されるように制御する。
また、点検作業の対象となる製品が、計測結果の入力が必要となるものである場合、点検支援プログラム371は、システム設定ファイル372に基づいて、点検結果入力シートの画面を表示させるときに、“計測入力”に対応する入力領域が表示されるように制御する。さらに、点検支援プログラム371は、“計測入力”に対応する入力操作領域に設けられた入力ボタンを作業員が操作したときに、計測結果入力シートが表示されるように、入力ボタンと、点検作業関連データ373に含まれる計測結果入力シート(図15参照)とをリンク付けする。
図15は、計測結果入力シートの画面の一例を示す図である。図15に示すように、計測結果入力シートは、計測結果の入力が可能な状態で構成される。計測結果入力シートの画面には、点検結果入力シートの画面(図14)に戻るための操作ボタンが設けられる。なお、計測結果入力シートは複数のページで構成されていてもよい。
また、点検作業の対象となる製品が、作業マニュアルの閲覧が可能であるものである場合、点検支援プログラム371は、システム設定ファイル372に基づいて、点検結果入力シートの画面を表示させるときに、“作業マニュアル”に対応する入力操作領域が表示されるように制御する。さらに、点検支援プログラム371は、“作業マニュアル”に対応する操作ボタンを作業員が操作したときに、作業マニュアルが表示されるように、操作ボタンと、点検作業関連データ373に含まれる作業マニュアル(図16参照)とをリンク付けする。
図16は、作業マニュアルの画面の一例を示す図である。図16に示すように、計測結果入力シートは、計測結果の入力が可能な状態で構成される。作業マニュアルの画面には、工程名称および作業名称が表示される。作業マニュアルの画面には、作業手順を示す画像が表示される。図16では、点検作業の対象となる装置の分解作業の手順を示す画像の一例が示されている。作業マニュアルの画面には、装置のイメージを拡大または縮小するための操作ボタン、手順書を確認するための操作ボタン、点検結果入力シートの画面(図14)に戻るための操作ボタン、メインメニューの画面(図12)に戻るための操作ボタン、作業リストを表示させるための操作ボタン、作業完了時に操作するための操作ボタン、次の作業を確認するための操作ボタンがそれぞれ設けられる。作業員は、手順書確認と表記された操作ボタンを操作することにより、作業マニュアルの画面において点検対象の装置の画像が示されている領域に、作業手順の説明を表示させることができる。例えば、点検作業の対象となる装置の分解作業に関する作業マニュアルであれば、分解作業の手順の説明がされる。
続いて、作業員により、点検結果入力シートの画面上で、“写真”に対応する入力操作領域に設けられた撮影ボタンが操作されると、点検支援プログラム371は、図17に示すように、点検結果入力シート(写真撮影)の画面を表示部310に表示させる。
図17は、点検結果入力シート(写真撮影)の画面の一例を示す図である。点検結果入力シート(写真撮影)の画面には、装置名称、作業名称および今回結果が表示される。点検結果入力シート(写真撮影)の画面には、撮影された写真のイメージ、撮影日時、撮影された写真の一覧が表示される。点検結果入力シート(写真撮影)の画面には、写真を撮影するための操作ボタン、点検結果入力シートの画面(図14)に戻るための操作ボタン、備考を入力するための操作ボタン、スケッチ入力シートの画面を表示させるための操作ボタンがそれぞれ設けられる。
続いて、作業員により、点検結果入力シート(写真撮影)の画面上で、“スケッチ入力シートの画面を表示させるための操作ボタンが操作されると、点検支援プログラム371は、図18に示すように、点検結果入力シート(スケッチ)の画面を表示部310に表示させる。
図18は、点検結果入力シート(スケッチ)の画面の一例を示す図である。点検結果入力シート(スケッチ)の画面には、装置名称、作業名称および今回結果が表示される。点検結果入力シート(スケッチ)の画面には、スケッチされたイメージ、及びスケッチを支援するための各種機能に対応する操作部が表示される。スケッチを支援する機能には、フリーハンド、丸(中抜き)、四角(中抜き)、直線、曲線、矢印線(両矢印、片矢印)、ハッチング(線で囲まれた部分の網掛け)、図(目や手のマークなど)の挿入などの機能が含まれる。点検結果入力シート(スケッチ)の画面には、点検結果入力シートの画面(図14)に戻るための操作ボタン、備考を入力するための操作ボタン、点検結果入力シート(写真撮影)の画面に戻るための操作ボタンがそれぞれ設けられる。
図12〜図18に示す各画面は、それぞれ個別のシートからなり、作業員の操作により柔軟に表示が切替可能な状態に構成される。
上述してきたように、実施例1によれば、点検用携帯端末300で動作する点検支援プログラム371が、システム設定ファイル372及び各種データ(点検作業関連データ373)に基づいて、点検作業対象の製品に応じて点検支援システムをカスタマイズしつつ実行する。言い換えれば、点検支援プログラム371は、システム設定ファイル372及び点検作業関連データ373(点検項目リストなど)に基づいて、点検支援プログラム371により提供される支援機能(計測結果入力機能、スケッチ入力機能など)の内容、及びユーザインタフェース(点検支援システムの画面)の構成の少なくとも一方を、点検作業の対象となる製品に応じて変更する。例えば、点検作業の対象となる製品が蒸気タービンである場合、点検支援プログラム371は、点検結果入力シートの画面(図14)に、“計測入力”に対応する入力操作領域が表示されるように制御するとともに、該当の入力操作領域に対して計測結果入力シートの画面(図15)を編集可能な状態でリンク付けする。さらに、点検作業の対象となる製品が蒸気タービンである場合、点検支援プログラム371は、点検結果入力シートの画面(図14)に、“作業マニュアル”に対応する入力操作領域が表示されるように制御するとともに、該当の入力操作領域に対して作業マニュアルの画面(図16)を閲覧可能な状態にリンク付けする。このため、仮に、点検対象となる製品が変更されたとしても、点検対象となる製品の変更に柔軟に対応できる。
さらに、実施例1では、システム設定ファイルにより、点検支援プログラム371により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェース(点検支援システムの画面)の構成を、点検対象の製品に応じて容易に変更できる。このため、プログラムを熟知していない者であっても、外部ファイルなどの仕組みを理解できれば、実施例1に係る処理を実現できる。
さらに、実施例1では、情報処理装置200に搭載される処理のベースとなるプログラム(点検管理プログラム271)を、複数の情報処理装置200の間で一本化できる。同様に、点検用携帯端末300に搭載される処理のベースとなるプログラム(点検支援プログラム371)を、複数の点検用携帯端末300の間で一本化できる。このため、アップデート等のプログラムのメンテナンスが容易となる。
さらに、実施例1では、点検支援プログラム371によりユーザインタフェースとして提供される点検支援システムの画面(図11〜図18参照)が、点検対象の製品が同一であるか否かに関わらず共通化される。このため、プログラムに、異なる製品ごとにユーザインタフェースの構成を学習させる必要がない。
さらに、点検支援プログラム371は、端末の種類に依存されず、種々の端末に搭載して利用することができる。
また、実施例1では、点検作業の対象となる製品に対応して、点検作業を支援するための各種機能(図12〜図18など参照)を提供するので、点検作業を作業員に効率的かつ短時間で実施させることができる。また、実施例1では、点検作業の対象となる製品に対応して、点検結果の入力項目が点検項目リスト(図13参照)として予め絞り込まれるので、作業員の入力漏れや無駄な入力を防止できる。また、実施例1では、点検結果の入力を、点検結果入力シート(図14参照)を用いた選択入力方式を採用するので、作業員による点検結果の入力内容に人的なバラつきが生じることを防止できるだけでなく、点検結果の入力内容を適切なものにすることができる。また、実施例1では、点検用携帯端末300に入力された点検結果から点検報告書を自動作成するので、短時間で標準化された報告書を作成でき、点検結果の分析や管理を容易に実行できる。
また、実施例1において、点検対象の製品について、情報管理装置100に所持させる情報量よりも、点検用携帯端末300に所持させる情報量を少なくすることにより、紛失などによって漏れてしまう情報を少なくできる。
なお、実施例1において、情報処理装置200は、点検対象となる製品について、以前に行われた点検結果を、点検作業に必要となるデータと合わせて情報管理装置100からダウンロードし、点検用携帯端末300に転送するようにしてもよい。
なお、実施例1において、情報処理装置200は、点検結果データなどを情報管理装置100にアップロードした後、情報管理装置100から取得したデータ(顧客情報、点検項目リスト、作業マニュアルなど)、及び点検結果データなどを削除してもよい。同様に、点検用携帯端末300は、処理管理装置200に転送した後、情報処理装置200から取得したデータ(点検項目リスト、作業マニュアルなど)、及び点検結果データなどを削除してもよい。
実施例1において、たとえば、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果を1箇所(一装置)にて統括管理するようにしてもよい。
[点検支援システムの構成]
図19〜図23を用いて、実施例2に係る点検支援システムの構成について説明する。
図19は、実施例2に係る点検支援システムの全体像の一例を示す図である。図19に示すように、実施例2に係る点検支援システムは、情報管理装置400と、情報処理装置500と、点検用携帯端末600とを含む。情報管理装置400は、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果を統括管理する。情報管理装置400は、製品Aに関する点検作業の結果、及び製品Bに関する点検作業の結果など、点検作業の対象となる製品の点検結果を統括して管理する。情報処理装置500は、点検作業の結果を情報管理装置400にアップロードする。点検用携帯端末600は、点検作業を実施する作業員により携帯される。
情報管理装置400及び情報処理装置500は、例えば、サーバやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。点検用携帯端末600は、例えば、タブレットやPDAなどの携帯型の情報処理装置である。
図20は、実施例2に係る情報管理装置の機能構成を示すブロック図である。情報管理装置400は、図20に示すように、表示部410と、入力部420と、通信部430と、媒体読取部440と、制御部450と、記憶部460とを有する。
表示部410は、液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有する。表示部410は、制御部450から送信される制御信号に基づいて、文字、記号、および図形等の各種情報を表示する。
入力部420は、キーボード、マウス、タッチスクリーン等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行った操作に対応する信号を制御部450へ送出する。
通信部430は、所定の通信プロトコルに基づいて、情報処理装置500などの他の装置との間での情報の送受信を制御する。
媒体読取部440は、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の可搬の非一過的(non-transitory)な記憶媒体からプログラムやデータを読み取る。
制御部450は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)451と、記憶装置であるメモリ452とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部450は、記憶部460に記憶されているプログラムを読み出してメモリ452に展開し、メモリ452に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU451に実行させる。制御部450は、CPU451による命令の実行結果に応じて、メモリ452および記憶部460に対してデータの読み書きを行ったり、通信部430等の動作を制御したりする。
記憶部460は、磁気記憶装置または半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置を有する。記憶部460は、制御部450により実行される処理や制御などを実行するための各種のプログラム及びデータを記憶する。記憶部460に記憶される各種のプログラムには、図2に示すように、情報管理プログラム461が含まれる。記憶部460に記憶されるデータには、顧客関連データ462、点検作業関連データ463、点検結果報告データ464、点検スケジュールデータ465、システム設定ファイル466が含まれる。
記憶部460が記憶する各種のプログラム及びデータの全体または一部は、媒体読取部440により読み取ることができる記憶媒体に記憶されていてもよい。あるいは、記憶部460が記憶する各種のプログラム及びデータの全体または一部は、通信部430による通信によって他の装置から取得されてもよい。
顧客関連データ462は、実施例1に係る顧客関連データ162と同様の構成である。すなわち、顧客関連データ462は、点検対象となる製品の所有者である顧客についての顧客情報と、点検対象となる製品に関する機械情報と対応付けて構成される。
点検作業関連データ463は、実施例1に係る点検作業関連データ163と同様の構成である。すなわち、点検作業関連データ463は、点検作業関連データ463は、製品IDと、点検作業の対象となる製品に対応する点検項目と、点検作業を実施する際に作業員が参照する作業マニュアルとを対応付けて構成される。
点検結果報告データ464は、実施例1に係る点検結果報告データ464と同様の構成である。すなわち、点検結果報告データ464は、点検作業の対象となる全ての製品に関し、製品IDと、点検結果と、点検報告書とを対応付けて構成される。
点検スケジュールデータ465は、作業員により実施される点検のスケジュールに関するデータである。図21は、点検スケジュールデータの構成例を示す図である。図21に示すように、点検スケジュールデータ465は、IDと、点検実施予定日と、顧客名と、点検場所と、対象製品の情報とを対応付けて構成される。IDは、作業員が情報管理装置400にログインする作業員に一意に付与される識別情報である。例えば、図21に示すように、ID“U001”の作業員が、7月1日に、顧客“A社”の“X県Y市にあるZ工場”で、“ガスタービン”の点検を実施予定であることなどが記憶されている。
システム設定ファイル466は、実施例1において情報処理装置200により利用されるシステム設定ファイル272や、実施例1において点検用携帯端末300により利用されるシステム設定ファイル372に対応するファイルである。なお、システム設定ファイル466は、情報処理装置500により利用されるものと、点検用携帯端末600により利用されるものとを分けておいてもよい。
情報管理プログラム461は、点検作業の結果などの情報を管理するための機能を提供する。図20に示すように、情報管理プログラム461は、点検作業の結果などの情報を管理するための機能として、例えば、スケジュール検索部461a、点検作業関連データ送出部461b、点検結果データ格納部461cを含む。
スケジュール検索部461aは、情報管理装置400にログインがあったときに、ログインした作業員の点検実施予定を点検スケジュールデータ465から検索し、点検作業に必要となるデータを取得する。スケジュール検索部461aは、IDが“U001”である作業員のログインがあると、ID“U001”に対応付けられている点検実施日時のなかからログインの日時に直近のものを検索する。続いて、スケジュール検索部461aは、検索の結果得られた直近の点検予定実施日に対応する顧客、点検場所、対象製品を特定する。そして、スケジュール検索部461aは、特定結果に基づいて、記憶部460から、点検作業に必要なデータ(顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、及びシステム設定ファイルなど)を取得する。
点検作業関連データ送出部461bは、スケジュール検索部461aにより取得された点検作業に必要なデータを情報処理装置500に送出する。点検作業関連データ送出部461bにより送出されるデータには、顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、システム設定ファイルなどが含まれる場合がある(図19参照)。
点検結果データ格納部461cは、情報処理装置500から、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果として点検結果及び点検報告書を受信すると、該当製品に対応する製品IDに対応付けて、点検結果及び点検報告書のデータを記憶部460に格納する。
図22は、実施例2に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置500は、実施例1に係る情報処理装置200と基本的には同様の機能構成を有する。情報処理装置500は、図22に示すように、表示部510と、入力部520と、通信部530と、媒体読取部540と、制御部550と、接続部560と、記憶部570とを有する。
表示部510は、液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有する。表示部510は、制御部550から送信される制御信号に基づいて、文字、記号、および図形等の各種情報を表示する。
入力部520は、キーボード、マウス、タッチスクリーン等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行った操作に対応する信号を制御部550へ送出する。
通信部530は、所定の通信プロトコルに基づいて、情報管理装置400などの他の装置との間での情報の送受信を制御する。
媒体読取部540は、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の可搬の非一過的(non-transitory)な記憶媒体からプログラムやデータを読み取る。
制御部550は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)551と、記憶装置であるメモリ552とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部550は、記憶部570に記憶されているプログラムを読み出してメモリ552に展開し、メモリ552に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU551に実行させる。制御部550は、CPU551による命令の実行結果に応じて、メモリ552および記憶部570に対してデータの読み書きを行ったり、通信部530の動作を制御したり、接続部560を介して点検用携帯端末600との情報のやり取りを制御したりする。
接続部560は、USB(Universal Serial Bus)などを用いて、点検用携帯端末600と有線で接続する。なお、情報処理装置500は、接続部560により、点検用携帯端末600と有線で接続する場合に限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線によって、点検用携帯端末600と接続してもよい。
記憶部570は、磁気記憶装置または半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置を有する。記憶部570は、制御部550により実行される処理や制御などを実行するための各種のプログラム及びデータを記憶する。記憶部570に記憶される各種のプログラムには、図22に示すように、点検管理プログラム571が含まれる。記憶部570に記憶されるデータには、システム設定ファイル572、顧客関連データ573、点検作業関連データ574及び点検結果データ575が含まれる。
システム設定ファイル572は、点検作業に必要となるデータを点検用携帯端末600に転送する場合などに参照される外部ファイルである。情報管理装置500から取得するデータには、顧客情報、機械情報、点検項目リスト及びシステム設定ファイルの他に、作業マニュアルが含まれることがある(図19参照)。点検用携帯端末600に転送するデータには、点検項目リスト及びシステム設定ファイルの他に、作業マニュアル及び計測結果入力シートが含まれることがある(図19参照)。実施例2において、システム設定ファイル572は、情報管理装置400からシステム設定ファイル466として与えられる。
点検管理プログラム571は、情報管理装置400及び点検用携帯端末600との間で点検作業に関するデータのやり取りを行ったり、点検用携帯端末600から取得する点検作業の結果を集計したりするために必要とされる各種機能などを提供する。図22に示すように、点検管理プログラム571は、点検作業関連データ格納部571a、点検作業関連データ送出部571b、及び点検結果報告部571cを含む。
点検作業関連データ格納部571aは、情報管理装置100から取得する点検作業に必要なデータを、記憶部570に格納する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、点検作業関連データ取得部271aが情報管理装置100から取得するデータには、顧客情報、機械情報、点検項目リスト、システム設定ファイルの他に、作業マニュアルが含まれる(図19参照)。
点検作業関連データ送出部571bは、点検作業関連データ格納部571aにより格納されるデータを、接続部560による有線接続を介して点検用携帯端末600に転送する。点検作業関連データ送出部571bは、点検対象となる製品に応じて、点検項目リスト及びシステム設定ファイルだけでなく、作業マニュアルを点検用携帯端末600に送出する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合には、点検作業関連データ送出部571bは、点検項目リスト及びシステム設定ファイルだけでなく、作業マニュアルを送出する。さらに、点検作業関連データ送出部571bは、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、計測結果入力シートを点検用携帯端末600に送出する。計測結果入力シートは、情報処理装置500が、点検対象となる製品ごとに予め備えていてもよいし、その都度作成してもよい。あるいは、情報管理装置400に予め備えておいて、情報処理装置500が情報管理装置400から取得するようにしてもよい。
点検結果報告部571cは、点検用携帯端末600から取得する点検作業の結果を、記憶部570に格納する。点検結果報告部571cは、点検用携帯端末600から取得する点検作業の結果(点検結果データ575)と、システム設定ファイル572に基づいて点検作業の結果を集計することにより作成される点検報告書とを、情報管理装置400にアップロードする(図19参照)。さらに、点検結果報告部571cは、点検結果などを情報管理装置400にアップロードする際に、情報管理装置400から取得される機械情報も合わせてアップロードする(図19参照)。
図23は、実施例2に係る点検用携帯端末の機能構成を示すブロック図である。点検用携帯端末600は、実施例1に係る点検用携帯端末300と基本的には同様の機能構成を有する。点検用携帯端末600は、図23に示すように、表示部610と、入力部620と、通信部630と、接続部640と、制御部650と、カメラ660と、記憶部670とを有する。
表示部610は、液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有する。表示部610は、制御部650から送信される制御信号に基づいて、文字、記号、および図形等の各種情報を表示する。例えば、表示部610は、点検支援プログラム671により、点検作業時のユーザインタフェースとして提供される点検支援システムの画面を表示する。点検作業を行う作業員は、表示部610に表示される点検支援システムの画面を操作し、点検項目の確認、点検結果の入力、処置内容の入力、写真撮影、作業マニュアルの閲覧、計測結果の入力、スケッチの入力などが容易に行うことができる。
入力部620は、キーボード、マウス、タッチスクリーン等の入力装置を有し、利用者が入力装置に対して行った操作に対応する信号を制御部650へ送出する。
通信部630は、所定の通信プロトコルに基づいて、他の装置との間での情報の送受信を制御する。
接続部640は、USB(Universal Serial Bus)などを用いて、情報処理装置500と有線で接続する。なお、点検用携帯端末600は、接続部640により、情報処理装置500と有線で接続する場合に限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線によって、情報処理装置500と接続してもよい。
制御部650は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)651と、記憶装置であるメモリ652とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部650は、記憶部670に記憶されているプログラムを読み出してメモリ652に展開し、メモリ652に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU651に実行させる。制御部650は、CPU651による命令の実行結果に応じて、メモリ652および記憶部670に対してデータの読み書きを行ったり、通信部630の動作を制御したり、接続部640を介して情報処理装置500との情報のやり取りを制御したりする。
カメラ660は、点検作業の対象となる製品の状況を撮影した画像を取得する。
記憶部670は、磁気記憶装置または半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置を有する。記憶部670は、制御部650により実行される処理や制御などを実行するための各種のプログラム及びデータを記憶する。記憶部670に記憶される各種のプログラムには、図23に示すように、点検支援プログラム671が含まれる。記憶部670に記憶されるデータには、システム設定ファイル672、点検作業関連データ673及び点検結果データ674が含まれる。
システム設定ファイル672は、点検対象となる製品に応じて、点検作業を支援するための点検支援プログラム671により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を変更するための外部ファイルである。点検支援プログラム671により提供される支援機能の内容は、点検結果入力機能、処置内容入力機能、写真撮影機能、作業マニュアル閲覧機能、計測結果入力機能、スケッチ入力機能が含まれる(図7参照)。点検支援プログラム671により、ユーザインタフェースとして提供される点検支援システムの画面の構成は、例えば、点検項目リスト、支援機能に対応する操作部などが含まれる。実施例2において、システム設定ファイル672は、情報管理装置400からシステム設定ファイル466として与えられる。
点検作業関連データ673は、情報処理装置500から取得する点検項目リストや、作業マニュアルなどのデータである。
点検結果データ674は、点検作業の結果のデータである。点検対象の製品を点検する作業員が、点検支援プログラム671により提供される点検支援システムの画面を操作することにより登録されたデータが、点検結果データ674として記憶部670に記憶される。
点検支援プログラム671は、情報処理装置500との間で点検作業に必要となるデータのやり取りを行ったり、点検対象の製品を点検する作業員の点検作業を支援したりするための各種機能を提供する。図23に示すように、点検支援プログラム671は、点検作業関連データ格納部671a、点検支援システム変更部671b、及び点検結果データ送出部671cを含む。
点検作業関連データ格納部671aは、接続部640による有線接続を介して、情報処理装置400から、点検項目リスト、作業マニュアル、システム設定ファイル又は計測結果入力シートなどを取得し、記憶部670に格納する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、点検作業関連データ格納部371aは、点検項目リスト、作業マニュアル、システム設定ファイル及び計測結果入力シートを取得し、格納する。
点検支援システム変更部671bは、システム設定ファイル672及び点検作業関連データ673に基づいて、点検支援プログラム671により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、点検対象の製品に応じて変更する。例えば、点検対象の製品が蒸気タービンである場合、点検支援システム変更部671bは、表示部610に表示される点検支援システムの画面を操作して、表示部610に作業マニュアルが表示させ、閲覧できるようにする。さらに、点検支援システム変更部671bは、表示部610に表示される点検支援システムの画面を操作して、計測結果入力シートを表示部610に表示させ、計測結果の入力ができるようにする。
点検結果データ送出部671cは、接続部640による有線接続を介して、点検作業の結果(点検結果データ674)を情報処理装置500に転送する(図19参照)。
[点検支援システムによる処理]
図24を用いて、実施例2に係る点検支援システムにおける処理の流れを説明する。図24は、実施例2に係る点検支援システムにおける処理の流れを示す図である。
図24に示すように、情報処理装置500は、ユーザ(作業員)の操作に応じて、情報管理装置400へのログイン画面を表示部510に表示し、ログインID及びパスワードの入力を要求するログイン処理を実行する(ステップS301)。
情報管理装置400は、ログインID及びパスワードの入力があると、ログイン認証を実行する(ステップS302)。情報管理装置400は、ログイン認証に成功すると、ログインIDに基づいて、点検スケジュールの検索を行う(ステップS303)。続いて、情報管理装置400は、点検スケジュールに合致する顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、及びシステム設定ファイルを情報処理装置500に送信する(ステップS304)。例えば、情報管理装置400は、ログインIDが“U001”である作業員のログインがあると、ログインID“U001”に対応付けられている点検実施日時のなかからログインの日時に直近のものを点検スケジュールデータ465から検索する。続いて、情報管理装置400は、検索の結果得られた直近の点検予定実施日に対応する顧客、点検場所、対象製品を特定する。そして、スケジュール検索部461aは、特定結果に基づいて、記憶部460から、点検作業に必要なデータ(顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、及びシステム設定ファイルなど)を取得する。
情報処理装置500は、顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、及びシステム設定ファイルを情報管理装置400から受信する(ステップS305)。続いて、情報処理装置500は、接続部560による有線接続を介して、顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、及びシステム設定ファイルを点検用携帯端末600に送信する(ステップS306)。
点検用携帯端末600は、顧客情報、機械情報、点検項目リスト、作業マニュアル、及びシステム設定ファイルを情報処理装置500から受信する(ステップS307)。続いて、点検用携帯端末600は、点検支援処理を実行する(ステップS308)。例えば、点検用携帯端末600は、システム設定ファイル672及び各種データ(点検作業関連データ673)に基づいて、点検作業対象の製品に応じて点検支援システムをカスタマイズしつつ実行する。言い換えれば、点検用携帯端末600は、システム設定ファイル672及び点検作業関連データ673(点検項目リストなど)に基づいて、点検支援プログラム671により提供される支援機能の内容、及びユーザインタフェース(点検支援システムの画面)の構成の少なくとも一方を、点検作業の対象となる製品に応じて変更する。例えば、点検作業の対象となる製品が蒸気タービンである場合、点検支援プログラム671は、点検結果入力シートの画面(図14参照)に、“計測入力”に対応する入力操作領域が表示されるように制御するとともに、該当の入力操作領域に対して計測結果入力シートの画面(図15参照)を編集可能な状態でリンク付けする。さらに、点検作業の対象となる製品が蒸気タービンである場合、点検支援プログラム671は、点検結果入力シートの画面(図14参照)に、“作業マニュアル”に対応する入力操作領域が表示されるように制御するとともに、該当の入力操作領域に対して作業マニュアルの画面(図16参照)を閲覧可能な状態にリンク付けする。
続いて、点検用携帯端末600は、点検結果データを情報処理装置500に送信する(ステップS309)。
情報処理装置500は、点検用携帯端末600から点検結果データを受信する(ステップS310)。続いて、情報処理装置500は、点検結果データを集計し、報告書データを作成する(ステップS311)。続いて、情報処理装置500は、機械情報、点検結果データ及び報告書データを情報管理装置400に送信する(ステップS312)。
情報管理装置400は、機械情報、点検結果データ及び報告書データを情報処理装置500から受信すると(ステップS313)、製品IDに対応付けて、点検結果データ及び報告書データを記憶部460に格納する(ステップS314)。
実施例2によれば、情報管理装置400において、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果や、システム設定ファイルなどが統括管理されるので、管理コストを削減できる。
さらに、実施例2によれば、情報管理装置400において、点検作業の対象となる製品の点検作業の結果が統括管理されるので、点検結果の製品間の比較が容易となる。
なお、上記の実施例で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、上記の実施例で示したプログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと統合されていてもよい。
100、400 情報管理装置
110、410 表示部
120、420 入力部
130、430 通信部
140、440 媒体読取部
150、450 制御部
160、460 記憶部
200、500 情報処理装置
210、510 表示部
220、520 入力部
230、530 通信部
240、540 媒体読取部
250、550 制御部
260、560 接続部
270、570 記憶部
300、600 点検用携帯端末
310、610 表示部
320、620 入力部
330、630 通信部
340、640 接続部
350、650 制御部
360、660 カメラ
370、670 記憶部

Claims (2)

  1. 点検作業の対象となる製品の点検作業の結果を管理する情報管理装置と、前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードする情報処理装置と、前記点検作業を実施する作業員により携帯される点検用携帯端末とを含む点検支援システムであって、
    前記情報管理装置は、
    前記製品を所有する顧客および前記製品に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記製品ごとに、前記点検作業の点検項目及び前記点検作業の作業マニュアルを記憶する記憶部と、
    前記製品ごとに、前記点検作業の結果を記憶する記憶部と、
    前記情報処理装置から受信する前記点検作業の結果を、前記点検作業の結果を記憶する記憶部に格納する格納部と
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記点検作業に関する事前の設定に応じて、前記点検作業の対象となる前記製品の点検作業に必要となる点検作業関連情報を前記情報管理装置から取得する取得部と、
    前記取得部により取得される前記点検作業関連情報を前記点検用携帯端末に送出する送出部と、
    前記点検用携帯端末から取得する前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードする報告部と
    を有し、
    前記点検用携帯端末は、
    前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報と、前記点検作業に関する事前の設定とに基づいて、前記点検作業を支援するための支援機能の内容及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、前記点検作業の対象となる製品に応じて変更する変更部と、
    前記点検作業の結果を前記情報処理装置に送出する送出部と
    を有することを特徴とする点検支援システム。
  2. 点検作業の対象となる製品の点検作業の結果を管理する情報管理装置と、前記点検作業の結果を前記情報管理装置にアップロードする情報処理装置と、前記点検作業を実施する作業員により携帯される点検用携帯端末とを含む点検支援システムであって、
    前記情報管理装置は、
    前記製品を所有する顧客および前記製品に関する情報を記憶する第1記憶部と、
    前記製品ごとに、前記点検作業の点検項目及び前記点検作業の作業マニュアルを記憶する第2記憶部と、
    前記製品ごとに、前記点検作業の結果を記憶する第3記憶部と、
    前記点検作業のスケジュールを記憶する第4記憶部と、
    前記点検作業に関して事前に設定される設定情報を記憶する第5記憶部と、
    前記スケジュールに基づいて、前記点検作業の対象となる前記製品の点検作業に必要となる点検作業関連情報を前記第1記憶部、前記第2記憶部、前記第3記憶部、前記第4記憶部及び前記第5記憶部から取得し、前記情報処理装置に送出する送出部と、
    前記情報処理装置から取得する前記点検作業の結果を前記第3記憶部に格納する格納部と
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報を、前記点検用携帯端末に送出する送出部と、
    前記点検作業関連情報に含まれる前記設定情報に基づいて、前記点検用携帯端末から取得する前記点検作業の結果を集計し、前記情報管理装置にアップロードする報告部と
    を有し、
    前記点検用携帯端末は、
    前記情報処理装置から取得する前記点検作業関連情報と、前記点検作業関連情報に含まれる前記設定情報とに基づいて、前記点検作業を支援するための支援機能の内容及びユーザインタフェースの構成の少なくとも一方を、前記点検作業の対象となる製品に応じて変更する変更部と、
    前記点検作業の結果を前記情報処理装置に送出する送出部と
    を有することを特徴とする点検支援システム。
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