JP2014032434A - 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014032434A
JP2014032434A JP2012170729A JP2012170729A JP2014032434A JP 2014032434 A JP2014032434 A JP 2014032434A JP 2012170729 A JP2012170729 A JP 2012170729A JP 2012170729 A JP2012170729 A JP 2012170729A JP 2014032434 A JP2014032434 A JP 2014032434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
information
friend
comment
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012170729A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kamimaeda
直樹 上前田
Masanori Miyahara
正典 宮原
Yukinobu Kuriya
志伸 栗屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2012170729A priority Critical patent/JP2014032434A/ja
Priority to US13/936,474 priority patent/US20140040372A1/en
Priority to CN201310316664.4A priority patent/CN103581165B/zh
Publication of JP2014032434A publication Critical patent/JP2014032434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/54Presence management, e.g. monitoring or registration for receipt of user log-on information, or the connection status of the users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/20Services signaling; Auxiliary data signalling, i.e. transmitting data via a non-traffic channel
    • H04W4/21Services signaling; Auxiliary data signalling, i.e. transmitting data via a non-traffic channel for social networking applications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】ソーシャルサービスにおいて、ユーザにとって有益な情報を優先して提示する。
【解決手段】サーバは、所定のサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、第1のユーザによる各第2のユーザに対する第1の評価、第2のユーザの範囲内での各第2のユーザに対する第2の評価、及び、サービスの所定のユーザの範囲内での各第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、第2のユーザの中から第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、提示対象ユーザから発信された情報の中から、第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部とを備える。本技術は、例えば、ソーシャルサービスを提供するサーバに適用できる。
【選択図】図20

Description

本技術は、情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システムに関し、特に、ソーシャルサービスに用いて好適な情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システムに関する。
近年、ソーシャルサービスの普及に伴い、他のユーザから発信される情報を閲覧したり、他のユーザと情報を共有したりすることが日常的に行われている。これに伴い、情報を発信する際に、情報を公開する範囲を柔軟に設定するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ソーシャルサービス上の友人が増加すると、提示される情報量も増加し、全ての情報をチェックするのが困難になる。そこで、従来、ユーザが情報を見る頻度が高い友人のランキングを作成し、ランキングが上位の友人の情報を優先して提示する手法が提案されている。
特開2008−262280号公報
しかしながら、情報を見る頻度が高い友人のランキングに基づいて情報を提示する場合、いつも同じような友人の情報ばかりが提示され、他の友人の情報が提示されなくなるおそれがある。
また、情報の発信頻度が高い友人ほど、その友人からの情報の閲覧回数が増え、ランキングの上位に来る可能性が高くなる。しかし、その友人からの情報が必ずしも有益であるとは限らないため、あまり有益でない情報が優先して提示されるおそれがある。
そこで、本技術は、ソーシャルサービスにおいて、ユーザにとって有益な情報を優先して提示できるようにするものである。
本技術の第1の側面の情報処理装置は、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、及び、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する第1の情報抽出部と、前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部とを備える。
前記第2のユーザから発信された情報の中から評価が大きく変化している情報を抽出する第2の情報抽出部と、前記第1の情報抽出部及び前記第2の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに提示する情報を抽出する第3の情報抽出部とをさらに設けることができる。
前記第3の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに推薦する情報を前記ユーザに提示する情報として抽出する第4の情報抽出部をさらに設けることができる。
前記第4の情報抽出部には、1以上の特定のアイテムに関する情報を前記第1のユーザに推薦する情報として抽出させることができる。
前記第2の情報抽出部には、直近の期間の評価の移動偏差とそれより前の期間の評価の移動偏差との比率に基づいて、評価が大きく変化している情報を抽出させることができる。
前記第3の情報抽出部には、前記第1の情報抽出部又は前記第2の情報抽出部のいずれにより抽出されたかにより重みを付けて前記第1のユーザに提示する情報を抽出させることができる。
前記第1のユーザに提示され、かつ、前記第1のユーザが評価を付与した情報が前記第1の情報抽出部又は前記第2の情報抽出部のいずれにより抽出されたかに基づいて、前記重みの学習を行う学習部をさらに設けることができる。
前記第1の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに推薦する情報を前記ユーザに提示する情報として抽出する第2の情報抽出部をさらに設けることができる。
前記第2の情報抽出部には、1以上の特定のアイテムに関する情報を前記第1のユーザに推薦する情報として抽出させることができる。
前記ユーザ抽出部には、前記第1の評価乃至前記第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、各前記第2のユーザが発信するコメントに対してポジティブな評価を前記第1のユーザが付与する期待値を算出し、前記期待値に基づいて前記提示対象ユーザを抽出させることができる。
前記ユーザ抽出部には、評価が付与された時期に応じて重みをつけて前記期待値を算出させることができる。
前記ユーザ抽出部には、前記第1乃至第3の評価のうち少なくとも2つの評価を重みを付けて用いることにより、前記提示対象ユーザを抽出させることができる。
前記第1のユーザに提示され、かつ、前記第1のユーザが評価を付与した情報を発信した前記提示対象ユーザの抽出に用いられた評価の種類に基づいて、前記重みの学習を行う学習部をさらに設けることができる。
本技術の第1の側面の情報処理方法は、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供する情報処理装置が、前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出ステップと、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出ステップと、前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御ステップとを含む。
本技術の第2の側面の情報処理システムは、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供するサーバと、前記サービスの提供を受けるクライアントとを含み、前記サーバは、前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部とを備える。
本技術の第3の側面の情報処理装置は、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する評価に基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部とを備える。
本技術の第1の側面においては、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザが抽出され、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報が抽出され、前記第1のユーザへの情報の提示が制御される。
本技術の第2の側面においては、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供するサーバと、前記サービスの提供を受けるクライアントとを含む情報処理システムにおいて、前記サーバにより、前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザが抽出され、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報が抽出され、前記第1のユーザへの情報の提示が制御される。
本技術の第3の側面においては、他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する評価に基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザが抽出され、前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報が抽出され、前記第1のユーザへの情報の提示が制御される。
本技術の第1の側面乃至第3の側面によれば、ソーシャルサービスにおいて、ユーザにとって有益な情報を優先して提示することができる。
本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。 コメントフィルタリング処理の第1の実施の形態の概要を説明するための図である。 サーバの第1の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 友人コメントDBのデータの構成例を示す図である。 友人コメントフィルタリング部の第1の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 フィードバックDBのデータの構成例を示す図である。 友人DBのデータの構成例を示す図である。 クライアントの機能の構成例を示す図である。 フィードバック受信時の処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 友人DB更新処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 コメント提示処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 友人コメントフィルタリング処理の第1の実施の形態の詳細を説明するためのフローチャートである。 友人フィルタリング処理の第1の実施の形態の詳細を説明するためのフローチャートである。 友人リスト(個人)の生成方法を説明するための図である。 友人フィルタリング処理の第2の実施の形態の詳細を説明するためのフローチャートである。 フィードバック受信時の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 友人リスト(友人)の生成方法を説明するための図である。 フィードバック受信時の処理の第3の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 友人リスト(全体)の生成方法を説明するための図である。 友人コメントフィルタリング部の第2の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 友人リスト合成部の機能の構成例を示すブロック図である。 友人コメントフィルタリング処理の第2の実施の形態の詳細を説明するためのフローチャートである。 友人リスト合成重み学習処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 コメントフィルタリング処理の第2の実施の形態の概要を説明するための図である。 サーバの第2の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 トレンド解析部の機能の構成例を示すブロック図である。 コメントリスト合成部の機能の構成例を示すブロック図である。 コメント提示処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 トレンド解析処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 コメントリスト合成処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 コメントリスト合成重み学習処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 コメントフィルタリング処理の第3の実施の形態の概要を説明するための図である。 サーバの第3の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 推薦コメント抽出部の第1の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 判別素性DBのデータの構成例を示す図である。 コメント提示処理の第3の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 推薦コメント抽出処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 推薦コメント抽出部の第2の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 推薦コメント抽出処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 コメントフィルタリング処理の第4の実施の形態の概要を説明するための図である。 サーバの第4の実施の形態の機能の構成例を示すブロック図である。 コメント提示処理の第4の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.情報処理システムの構成例
2.第1の実施の形態(友人コメントフィルタリング)
3.第2の実施の形態(友人コメントフィルタリング+トレンド解析)
4.第3の実施の形態(友人コメントフィルタリング+推薦コメント抽出)
5.第4の実施の形態(友人コメントフィルタリング+トレンド解析+推薦コメント抽出)
6.変形例
<1.情報処理システムの構成例>
図1は、本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。
情報処理システム1は、サーバ11及びクライアント12−1乃至12−mを含むように構成される。サーバ11とクライアント12−1乃至12−mは、ネットワーク13を介して相互に接続されている。
なお、以下、クライアント12−1乃至12−mを個々に区別する必要がない場合、単に、クライアント12と称する。
サーバ11は、各クライアント12に対してソーシャルサービスを提供する。そして、ユーザは、クライアント12を用いて、サーバ11が提供するソーシャルサービスを利用する。
なお、少なくとも他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能で、各ユーザが情報を閲覧する他のユーザを設定できる機能を有していれば、ソーシャルサービスの種類は特に限定されるものではない。
また、各ユーザから発信される情報の種類も特に限定されるものではなく、例えば、コメント等のテキストデータ、画像、音声、位置情報、ユーザのアクティビティに関する情報(サービスの利用履歴やプロファイルの更新等)等が想定される。さらに、ユーザから発信される情報には、自らの意思で能動的に発信する情報だけでなく、例えば位置情報やアクティビティに関する情報等、ユーザの意思によらずに自動的に発信される情報も含まれる。後者の場合、例えば、クライアント12からサーバ11へ情報を自動送信したり、サーバ11がクライアント12から情報を自動取得したりすることを許可する設定をユーザが事前にしておくことが想定される。
また、サーバ11が提供するソーシャルサービスは、後述するように、他のユーザが発信した情報を、それを閲覧するユーザ(以下、閲覧者と称する)に応じてフィルタリングして提示する情報フィルタリング機能を有している。
なお、以下、説明を簡単にするために、ソーシャルサービス上で各ユーザに提示される情報の種類をコメントに限定して説明する。従って、以下、情報フィルタリング機能のうち、他のユーザが発信したコメントを閲覧者に応じてフィルタリングして提示する機能(以下、コメントフィルタリング機能と称する)を中心に説明する。
クライアント12は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、スマートフォン等、サーバ11が提供するソーシャルサービスの利用が可能な装置により構成される。
<2.第1の実施の形態>
次に、図2乃至図23を参照して、本技術の第1の実施の形態について説明する。
[コメントフィルタリング機能の第1の実施の形態の概要]
まず、図2を参照して、本技術の第1の実施の形態において実現されるコメントフィルタリング機能の概要について説明する。
このコメントフィルタリング機能では、コメントを閲覧する閲覧者のソーシャルサービス上の友人の中から、閲覧者にコメントを提示する対象となるユーザ(以下、提示対象ユーザと称する)が抽出される。そして、提示対象ユーザから発信されたコメントが閲覧者に提示される。
具体的には、まず、閲覧者の友人が登録されている友人DB(データベース)から、閲覧者のソーシャルサービスの利用ログや、閲覧者から付与される友人のコメント又は友人自身に対するフィードバックに基づいて、提示対象ユーザが抽出される。そして、提示対象ユーザを含む友人リストが生成される。
ここで、友人とは、あるユーザがソーシャルサービス上で双方向にリンクする他のユーザ、すなわち、あるユーザがソーシャルサービス上で双方向のつながりを持つ他のユーザのことをいう。例えば、ユーザAとユーザBが双方向のリンクを構築した場合、すなわち、ユーザAとユーザBが友人関係にある場合、例えば、一方が発信するコメントを他方が閲覧できるように設定される。
また、友人が発信したコメント又は友人自身に対するフィードバックとは、当該コメント又は友人自身に対する評価のことである。フィードバックは、例えば、”好き”、”嫌い”、5段階評価、点数等の具体的な値により付与されたり、文章等により付与されたりする。また、フィードバックには、各ユーザにより明示的に付与されるフィードバック(以下、明示的フィードバックと称する)だけでなく、暗黙的に付与されるフィードバック(以下、暗黙的フィードバックと称する)も含まれる。暗黙的フィードバックは、例えば、コメントを閲覧した、コメントを無視した、ソーシャルサービス上で一緒に遊んだ等、各ユーザの利用ログ等から得た情報に基づいて付与されることが想定される。
次に、友人リストに含まれる提示対象ユーザが発信したコメントの中から閲覧者に提示するコメントが抽出され、抽出されたコメントからなる友人コメントリストが生成される。
そして、友人コメントリストに含まれるコメントが閲覧者に提示される。また、閲覧者が提示されたコメントに対してフィードバックを付与した場合、そのフィードバックが、以降の友人リストの生成に反映される。
[サーバ11aの構成例]
図3は、情報処理システム1のサーバ11の第1の実施の形態であるサーバ11aの機能の構成例を示すブロック図である。なお、図3は、サーバ11aの機能のうち、主にコメントの提示に関わる処理を行う部分の構成例を示している。
サーバ11aは、通信部31、情報処理部32及びコメント蓄積部33を含むように構成される。
なお、通信部31と情報処理部32の各部は、相互にアクセスすることが可能である。また、情報処理部32の各部は、コメント蓄積部33の各部にアクセスすることが可能である。
通信部31は、ネットワーク13を介して各クライアント12と通信を行い、ソーシャルサービスに関わる各種の情報や指令等の送受信を行う。
情報処理部32は、ソーシャルサービスに関わる各種の処理を行う。情報処理部32は、フィードバック収集部41、友人コメントフィルタリング部42、提示制御部43、及び、コメント収集部44を含むように構成される。
フィードバック収集部41は、各ユーザが他のユーザのコメント又は他のユーザ自身に対して付与したフィードバックを、ネットワーク13及び通信部31を介して各クライアント12から受信し、友人コメントフィルタリング部42に供給する。
友人コメントフィルタリング部42は、後述するように、閲覧者の友人が発信したコメントの中から閲覧者に提示するコメントを抽出し、抽出したコメントを含む友人コメントリストを生成する。そして、友人コメントフィルタリング部42は、生成した友人コメントリストを提示制御部43に供給する。
提示制御部43は、友人コメントリストに含まれるコメントの提示を制御する。具体的には、提示制御部43は、友人コメントリストに含まれるコメントを閲覧者のクライアント12において提示するための提示制御データを生成する。そして、提示制御部43は、通信部31及びネットワーク13を介して、生成した提示制御データを閲覧者のクライアント12に送信する。
コメント収集部44は、各ユーザが発信したコメントを、ネットワーク13及び通信部31を介して各クライアント12から受信し、コメント蓄積部33に格納されている友人コメントDB(データベース)51−1乃至51−nに蓄積する。
友人コメントDB51−1乃至51−nは、ソーシャルサービスのユーザ毎に設けられ、各ユーザの友人が発信したコメントに関する情報を蓄積する。なお、以下、友人コメントDB51−1乃至51−nを個々に区別する必要がない場合、単に、友人コメントDB51と称する。
図4は、友人コメントDB51のデータの構成例を示している。友人コメントDB51は、友人ID、コメント、及び、更新日時の3項目を少なくとも含むように構成される。
友人IDは、対象となるユーザの友人を個々に識別するために割り振られているIDである。
コメントは、実際に各友人から発信されたコメントの内容を示す。
更新日時は、各コメントが友人コメントDBに登録された日時を示している。従って、更新日時は、各コメントが発信された日時とほぼ等しくなる。
なお、図示は省略しているが、友人コメントDB51には、各コメントについて、フィードバックが付与された日時、フィードバックを付与したユーザのID、付与されたフィードバックの種類(以下、フィードバックタイプと称する)等が蓄積される。
[友人コメントフィルタリング部42aの構成例]
図5は、サーバ11aの友人コメントフィルタリング部42の第1の実施の形態である友人コメントフィルタリング部42aの機能の構成例を示すブロック図である。
友人コメントフィルタリング部42aは、友人フィルタリング部71及び友人コメントリスト生成部72を含むように構成される。
友人フィルタリング部71は、閲覧者の友人の中から閲覧者にコメントを提示する対象となる提示対象ユーザを抽出し、抽出した提示対象ユーザを含む友人リストを生成する。友人フィルタリング部71は、フィードバックDB(データベース)81、友人DB(データベース)生成部82、友人情報蓄積部83、及び、友人リスト生成部84を含むように構成される。
フィードバックDB81は、各ユーザから付与されるフィードバックの種類等を定義するものである。図6は、フィードバックDB81のデータの構成例を示している。フィードバックDB81は、フィードバックタイプ、好きフラグ、及び、重みの3項目を少なくとも含むように構成される。
フィードバックタイプは、フィードバックの種類を定義するものである。例えば、"Like"は、ユーザが他のユーザのコメント等に明示的に”好き”というポジティブな評価を付与する場合のフィードバックである。"Dislike"は、ユーザが他のユーザのコメント等に明示的に”嫌い”というネガティブなフィードバックを付与する場合のフィードバックである。"PlayWith"は、ユーザが他のユーザとソーシャルサービス上でゲーム等で一緒に遊んだ場合に暗黙的に付与されるフィードバックである。"Read"は、ユーザが他のユーザのコメントを読んだ場合に暗黙的に付与されるフィードバックである。
好きフラグは、各フィードバックが、ポジティブ(好き)又はネガティブ(嫌い)のいずれの評価を示すものであるかを判定するためのフラグである。具体的には、好きフラグの値が"True"であるフィードバックは、ポジティブなフィードバックであり、好きフラグの値が"False"であるフィードバックは、ネガティブなフィードバックである。
重みは、各フィードバックがポジティブ又はネガティブな度合いを示しており、値が大きいほど、その度合いが大きくなる。例えば、フィードバックタイプ"Like"と"PlayWith"は、ともにポジティブなフィードバックであるが、"Like"の方が重みが大きいため、ポジティブな度合いが大きくなる。
友人DB生成部82は、フィードバック収集部41から供給される各ユーザからのフィードバック、フィードバックDB81、及び、友人リスト生成部84から供給される友人リストに基づいて、友人情報蓄積部83に格納されている友人DB91−1乃至91−nを生成及び更新する。
友人DB91−1乃至91−nは、ソーシャルサービスのユーザ毎に設けられ、各ユーザの友人に対する評価を蓄積する。なお、以下、友人DB91−1乃至91−nを個々に区別する必要がない場合、友人DB91と称する。
図7は、友人DB91のデータの構成例を示している。友人DB91は、友人ID、好きスコア、嫌いスコアの少なくとも3項目を含むように構成される。
友人IDは、対象となるユーザの友人を個々に識別するために割り振られているIDである。
好きスコアは、対象となるユーザが各友人を好きな度合いを表し、値が大きいほど、その友人を好きな度合いが大きいことを示す。
嫌いスコアは、対象となるユーザが各友人を嫌いな度合いを表し、値が大きいほど、その友人を嫌いな度合いが大きいことを示す。
友人リスト生成部84は、閲覧者の友人DB91に基づいて、閲覧者の友人の中から閲覧者にコメントを提示する対象となる提示対象ユーザを抽出する。友人リスト生成部84は、抽出した提示対象ユーザを含む友人リストを生成し、生成した友人リストを友人コメントリスト生成部72及び友人DB生成部82に供給する。
友人コメントリスト生成部72は、友人リストに含まれる提示対象ユーザが発信したコメントの中から、閲覧者に提示するコメントを閲覧者の友人コメントDB51から抽出する。友人コメントリスト生成部72は、抽出したコメントを含む友人コメントリストを生成し、生成した友人コメントリストを提示制御部43に供給する。
[クライアント12の構成例]
図8は、クライアント12の機能の構成例を示すブロック図である。
クライアント12は、通信部101、出力制御部102、出力部103、及び、入力部104を含むように構成される。なお、図8は、クライアント12の機能のうち、主にコメントの提示及びフィードバックの付与に関わる処理を行う部分の構成例を示している。
通信部101は、ネットワーク13を介して各サーバ11と通信を行い、ソーシャルサービスに関わる各種の情報や指令等の送受信を行う。
出力制御部102は、ネットワーク13及び通信部101を介して、ソーシャルサービスに関わる各種の情報等を受信し、受信した情報等に基づいて、ソーシャルサービスにおける画像、音声等の出力部103からの出力を制御する。例えば、出力制御部102は、ネットワーク13及び通信部101を介して、各ユーザのコメントを提示するための提示制御データ等をサーバ11から受信し、出力部103におけるコメントの提示を制御する。
出力部103は、例えば、ディスプレイ等の各種の表示デバイス、及び、スピーカ、音声出力端子等の各種の音声出力デバイスにより構成される。
入力部104は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォン等の各種の入力デバイスにより構成される。入力部104は、ユーザにより入力された情報や指令等を通信部101及び出力制御部102に供給する。
[サーバ11aの処理]
次に、図9乃至図14を参照して、サーバ11aの処理について説明する。
(フィードバック受信時の処理)
まず、図9のフローチャートを参照して、サーバ11aがクライアント12からユーザによるフィードバックを受信した場合の処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ソーシャルサービスの任意のユーザが、クライアント12において他のユーザのコメント等に対して明示的又は暗黙的にフィードバックを付与し、その情報が当該クライアント12からネットワーク13を介してサーバ11aに送信されてきたとき開始される。
ステップS1において、フィードバック収集部41は、クライアント12から送信されてきたフィードバックに関する情報を、通信部31を介して受信する。フィードバック収集部41は、受信したフィードバックに関する情報を友人コメントフィルタリング部42aの友人DB生成部82に供給する。
ステップS2において、友人DB生成部82は、フィードバックを付与したユーザ(フィードバックの発信元のユーザ)の友人DBを更新対象に設定する。
ステップS3において、友人DB生成部82は、更新対象に設定した友人DBに対して友人DB更新処理を実行し、フィードバック受信時の処理は終了する。
(友人DB更新処理)
ここで、図10のフローチャートを参照して、友人DB更新処理の詳細について説明する。
ステップS21において、友人DB生成部82は、フィードバックDB81に基づいて、受信したフィードバックのフィードバックタイプを求める。
ステップS22において、友人DB生成部82は、求めたフィードバックタイプ及びフィードバックDB81に基づいて、受信したフィードバックの好きフラグ及び重みの値を求める。
ステップS23において、友人DB生成部82は、求めた好きフラグの値がTrueであるか否かを判定する。好きフラグの値がTrueであると判定された場合、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、友人DB生成部82は、フィードバックの対象となるユーザの好きスコアに求めた重みを加算する。これにより、フィードバックを付与したユーザの友人DB91において、フィードバックが付与された友人の好きスコアが、求めた重みだけ増加する。
その後、友人DB更新処理は終了する。
一方、ステップS23において、好きフラグの値がFalseであると判定された場合、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、友人DB生成部82は、フィードバックの対象となるユーザの嫌いスコアに求めた重みを加算する。これにより、フィードバックを付与したユーザの友人DB91において、フィードバックが付与された友人の嫌いスコアが、求めた重みだけ増加する。
その後、友人DB更新処理は終了する。
そして、ソーシャルサービスの各ユーザが友人のコメント等にフィードバックを付与する毎に、図9の処理が実行され、各ユーザの友人DB91が更新される。
従って、各ユーザの友人DBは、対象となるユーザが付与したフィードバックのみに基づいて更新される。すなわち、ユーザAの友人DBの好きスコア及び嫌いスコアには、ユーザAの各友人のコメント等に対するユーザAの評価のみが反映される。
(コメント提示処理)
次に、図11のフローチャートを参照して、サーバ11aにより実行されるコメント提示処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ソーシャルサービスの任意のユーザ(閲覧者)が、クライアント12において友人のコメントを表示するような操作を行い、その結果、コメントの提示の要求が当該クライアント12からネットワーク13を介してサーバ11aに送信されてきたとき開始される。
ステップS101において、友人コメントフィルタリング部42aは、クライアント12から送信されてきたコメントの提示の要求を、通信部31を介して受信する。
ステップS102において、友人コメントフィルタリング部42aは、友人コメントフィルタリング処理を実行する。ここで、図12のフローチャートを参照して、友人コメントフィルタリング処理の詳細について説明する。
ステップS121において、友人フィルタリング部71は、友人フィルタリング処理を実行する。ここで、図13のフローチャートを参照して、友人フィルタリング処理の詳細について説明する。
ステップS141において、友人リスト生成部84は、閲覧者の友人DB91から、閲覧者の各友人に対する好きスコア、嫌いスコアを取得する。
ステップS142において、友人リスト生成部84は、閲覧者が各友人のコメントにポジティブなフィードバックを付与する期待値を算出する。なお、期待値の算出方法は、特定のものに限定されるものではないが、例えば、以下のような3種類の方法が考えられる。
例えば、第1の方法として、閲覧者の各友人に対する好きスコアを、そのまま期待値として使用することが考えられる。
また、第2の方法として、閲覧者の各友人に対する好きスコアから嫌いスコアを引いた値を期待値として使用することが考えられる。
さらに、第3の方法として、次式(1)乃至(3)を用いて、閲覧者の友人kに対する期待値E(k)を計算することが考えられる。
Figure 2014032434
なお、LSは、閲覧者の友人kに対する好きスコアを示し、DSは、閲覧者の友人kに対する嫌いスコアを示す。また、αは、閲覧者がポジティブなフィードバックを付与する友人を切り捨ててしまう危険率を示している。
ステップS143において、友人リスト生成部84は、期待値が上位の友人を抽出し、友人リストを生成する。例えば、友人リスト生成部84は、閲覧者の友人の中から、期待値の大きい順に所定の人数の友人を提示対象ユーザとして抽出する。或いは、例えば、友人リスト生成部84は、閲覧者の友人の中から、期待値が所定の閾値以上の友人を提示対象ユーザとして抽出する。そして、友人リスト生成部84は、抽出した提示対象ユーザ及びその期待値を含む友人リストを生成し、友人コメントリスト生成部72及び友人DB生成部82に供給する。
上述したように、各ユーザの友人DBは、対象となるユーザが付与したフィードバックのみに基づいて更新されるため、図14に示されるように、閲覧者のフィードバックのみに基づいて更新された友人DBから友人リストが生成される。従って、友人リストに含まれるユーザ(提示対象ユーザ)は、閲覧者の友人のうち閲覧者の評価が高い友人となる。より具体的には、友人リストに含まれる提示対象ユーザは、閲覧者がコメントに対して興味を持ち、ポジティブなフィードバックを付与する可能性(以下、成功率とも称する)が高い友人となる。
なお、以下、図14に示される方法で生成される友人リストを、後述する他の方法で生成される友人リストと区別する必要がある場合、友人リスト(個人)と称する。
ステップS144において、友人DB生成部82は、忘却処理を行う。すなわち、友人DB生成部82は、閲覧者の各友人のコメント等に対する過去のポジティブ又はネガティブな評価を忘却させる処理を行う。
例えば、上述した第1又は第2の方法により期待値を計算した場合、友人DB生成部82は、閲覧者の各友人に対する好きスコア及び嫌いスコアに、所定の減衰定数ρ(0<ρ≦1)を乗じることにより、閲覧者の友人DBを更新する。
また、例えば、上述した第3の方法により期待値を計算した場合、友人DB生成部82は、閲覧者の友人のうち友人リストに含まれなかった友人の好きスコア及び嫌いスコアを、次式(4)及び(5)を用いて更新することにより、閲覧者の友人DBを更新する。
Figure 2014032434
なお、ηは忘却係数を表し、0≦η≦1の範囲に設定される。εは、忘却制御定数を表し、式(5)に示されるように、好きスコアLS≦εになると、好きスコアの忘却は抑制される。従って、好きスコアLSの下限値は忘却制御定数ε近傍となる。一方、嫌いスコアDSの下限値は0となる。
この忘却処理を行うことにより、閲覧者が評価を付与した時期に応じて重みをつけて、閲覧者の各友人に対する期待値が算出されることになる。すなわち、新しい評価ほど重みを大きく、古い評価ほど重みを小さくして、期待値が算出される。
なお、ステップS144の忘却処理は省略することも可能である。
その後、友人フィルタリング処理は終了する。
図12に戻り、ステップS122において、友人コメントリスト生成部72は、友人リストにもとづいて、友人コメントリストを生成する。例えば、友人コメントリスト生成部72は、友人リストに含まれる各提示対象ユーザの最新のコメントを、閲覧者用の友人コメントDB51から抽出する。或いは、例えば、友人コメントリスト生成部72は、提示対象ユーザが発信した全コメントの中から新しいものを所定の数だけ抽出する。従って、前者の場合、各提示対象ユーザのコメントが1つずつ抽出される。一方、後者の場合、必ずしも全ての提示対象ユーザのコメントが抽出されるとは限らず、同じ提示対象ユーザのコメントが複数抽出される場合がある。
また、友人コメントリスト生成部72は、抽出した各コメントの期待値に、各コメントを発信したユーザに対する期待値を設定する。そして、友人コメントリスト生成部72は、抽出したコメント及びその期待値を含む友人コメントリストを生成し、提示制御部43に供給する。
その後、友人コメントフィルタリング処理は終了する。
図10に戻り、ステップS103において、提示制御部43は、コメントの提示を制御する。具体的には、提示制御部43は、友人コメントリストに含まれるコメントを提示するための提示制御データを生成する。そして、提示制御部43は、通信部31及びネットワーク13を介して、生成した提示制御データを閲覧者のクライアント12に送信する。
閲覧者のクライアント12の出力制御部102は、通信部101を介して提示制御データを受信する。出力制御部102は、提示制御データに基づいて、例えば、友人コメントリストに含まれるコメントを最新のものから順に並べて出力部103に表示させる。
その後、コメント提示処理は終了する。
これにより、閲覧者は、ポジティブなフィードバックを付与する可能性(成功率)が高いコメント、すなわち、閲覧者にとって有益である可能性が高いコメントを優先して閲覧することができる。
従って、単純に閲覧する頻度が高い友人のランキングに基づいてコメントを提示する場合と比較して、閲覧者にとってより有益なコメントを提示することができる。すなわち、例えば、発信頻度は低いが、閲覧者にとって有益なコメントを発信する可能性が高い友人のコメントが優先して提示されるようになる。一方、例えば、発信頻度は高いが、閲覧者にとって有益なコメントを発信する可能性が低い友人のコメントが提示されにくくなる。
また、忘却処理により、閲覧者の過去のフィードバックによる各友人に対する評価を忘却していくことにより、コメントが提示されるユーザ(友人)が固定されてしまうことを防止することができる。
[友人フィルタリング処理の変形例]
次に、図15のフローチャートを参照して、図12のステップS121の友人フィルタリング処理の変形例について説明する。なお、この処理は、例えば、ユーザが明示的にネガティブなフィードバックを付与することができないソーシャルサービスにおいて適用することが想定される。
ステップS161乃至S164の処理は、図13のステップS141乃至S144の処理と同様である。
ステップS166において、友人DB生成部82は、抽出された友人に対してネガティブなフィードバックを付与する。例えば、友人DB生成部82は、閲覧者の友人のうち友人リストに含まれる友人の嫌いスコアに、所定の重み(例えば、図6の"Dislike"に対する重み)を加算することにより、閲覧者の友人DB91を更新する。
その後、友人フィルタリング処理は終了する。
このステップS165の処理は、閲覧者がコメントに対して明示的にネガティブなフィードバックを付与することができないため、サーバ11a側で自動的にネガティブなフィードバックを付与するようにする処理である。すなわち、閲覧者に提示されたコメントのうちポジティブなフィードバックが付与されなかったコメントを発信した友人に対して、自動的にネガティブなフィードバックが付与されることになる。これにより、コメントが提示される友人が固定されてしまうことを防止することができる。
なお、例えば、友人リストに含まれたが最終的に閲覧者にコメントが提示されなかった友人に対しては、ネガティブなフィードバックを付与しないようにしてもよい。
[フィードバック受信時の処理の変形例1]
次に、図16及び図17を参照して、上述した図9に代わるフィードバック受信時の処理の第1の変形例について説明する。
ステップS201において、図9のステップS1と同様の処理により、クライアント12から送信されてきたフィードバックに関する情報が受信される。
ステップS202において、友人DB生成部82は、フィードバックを付与したユーザの友人DB、並びに、当該ユーザ及びフィードバックの対象となるユーザの両方と友人であるユーザの友人DBを更新対象に設定する。
ステップS203において、友人DB生成部82は、更新対象に設定した友人DBに対して、図10を参照して上述した友人DB更新処理を実行し、フィードバック受信時の処理は終了する。
これにより、例えば、ユーザA(フィードバックを付与したユーザ)がユーザB(フィードバックの対象となるユーザ)のコメント等に対してフィードバックを付与した場合、まず、ユーザAのユーザDBにおけるユーザBに対する好きスコア及び嫌いスコアが更新される。また、ユーザAの友人のうち、ユーザBとも友人であるユーザのユーザDBにおけるユーザBに対する好きスコア及び嫌いスコアが更新される。
従って、各ユーザの友人DBは、対象となるユーザが付与したフィードバックに加えて、そのユーザの友人が付与したフィードバックにも基づいて更新される。すなわち、ユーザAの友人DBの好きスコア及び嫌いスコアには、ユーザAの各友人のコメント等に対するユーザA及びユーザAの友人の評価が反映される。
従って、図17に示されるように、閲覧者の友人リストは、閲覧者及び閲覧者の友人が、閲覧者の友人に対して付与したフィードバックに基づいて更新された友人DBから生成されることになる。その結果、友人リストに含まれるユーザ(提示対象ユーザ)は、閲覧者の友人のうち、閲覧者及び閲覧者の友人の範囲内で評価の高い友人、より具体的には、閲覧者及び閲覧者の友人がポジティブなフィードバックをコメントに対して付与する可能性(成功率)が高い友人となる。
従って、この友人リストに基づいてコメントを抽出し、閲覧者に提示することにより、閲覧者の友人のコメントのうち、閲覧者を含む閲覧者の友人の観点から有益であると判断されるコメントが閲覧者に提示される。これにより、閲覧者の観点のみに基づく場合と比較して、より幅広く多彩な話題について、有益なコメントを優先して閲覧者に提示することができる。
なお、以下、図17に示される手順で生成される友人リストを、他の方法で生成される友人リストと区別する必要がある場合、友人リスト(友人)と称する。
[フィードバック受信時の処理の変形例2]
次に、図18及び図19を参照して、上述した図9に代わるフィードバック受信時の処理の第2の変形例について説明する。
ステップS221において、図9のステップS1と同様の処理により、クライアント12から送信されてきたフィードバックに関する情報が受信される。
ステップS222において、友人DB生成部82は、フィードバックの対象となるユーザの全ての友人の友人DBを更新対象に設定する。この中には、フィードバックを付与したユーザの友人DBも含まれる。
ステップS223において、友人DB生成部82は、更新対象に設定した友人DBに対して、図10を参照して上述した友人DB更新処理を実行し、フィードバック受信時の処理は終了する。
これにより、例えば、ユーザAがユーザBのコメント等に対してフィードバックを付与した場合、まず、ユーザBの全ての友人(ユーザAを含む)の友人DBにおけるユーザBに対する好きスコア及び嫌いスコアが更新される。
従って、各ユーザの友人DBは、全てのユーザが付与したフィードバックに基づいて更新される。すなわち、ユーザAの友人DBの好きスコア及び嫌いスコアには、ユーザAの各友人のコメント等に対するユーザAを含む全てのユーザの評価が反映される。
従って、図19に示されるように、閲覧者の友人リストは、閲覧者、閲覧者の友人、及び、閲覧者の友人でないユーザ、すなわち、全てのユーザが、閲覧者の友人に対して付与したフィードバックに基づいて更新された友人DBから生成されることになる。その結果、友人リストに含まれるユーザ(提示対象ユーザ)は、閲覧者の友人のうち、全ユーザの範囲内で評価の高い友人、より具体的には、ソーシャルサービスのユーザが一般的にポジティブなフィードバックをコメントに対して付与する可能性(成功率)が高い友人となる。
従って、この友人リストに基づいてコメントを抽出し、閲覧者に提示することにより、閲覧者の友人のコメントのうち、閲覧者を含む全ユーザの観点から有益であると判断されるコメントが閲覧者に提示される。これにより、閲覧者の観点のみに基づく場合と比較して、より幅広く多彩な話題について、有益なコメントを優先して閲覧者に提示することができる。
なお、以下、図19に示される手順で生成される友人リストを、他の方法で生成される友人リストと区別する必要がある場合、友人リスト(全体)と称する。
[友人コメントフィルタリング処理の変形例]
次に、図20乃至図23を参照して、上述した図11のステップS102の友人コメントフィルタリング処理の変形例について説明する。
(友人コメントフィルタリング部の変形例)
図20は、図5の友人コメントフィルタリング部42の変形例である友人コメントフィルタリング部42bの機能の構成例を示すブロック図である。
友人コメントフィルタリング部42bは、友人フィルタリング部71a乃至71c、友人リスト合成部201、及び、友人コメントリスト生成部202を含むように構成される。
友人フィルタリング部71a乃至71cは、それぞれ図5の友人フィルタリング部71と同様の構成を有しており、フィードバック収集部41から供給される各ユーザからのフィードバックに基づいて、閲覧者に対する友人リストを生成する。
なお、友人フィルタリング部71a乃至71cは、それぞれ異なる観点で友人リストを生成する。具体的には、友人フィルタリング部71aは、各ユーザからフィードバックを受信した場合に上述した図9のフローチャートに基づく処理を行い、その結果得られる友人DB91に基づいて、友人リストを生成する。すなわち、友人フィルタリング部71aは、上述した図14に示される方法により、閲覧者に対する友人リスト(個人)を生成する。そして、友人フィルタリング部71aは、生成した友人リスト(個人)を友人リスト合成部201に供給する。
友人フィルタリング部71bは、各ユーザからフィードバックを受信した場合に上述した図16のフローチャートに基づく処理を行い、その結果得られる友人DB91に基づいて、友人リストを生成する。すなわち、友人フィルタリング部71bは、上述した図17に示される方法により、閲覧者に対する友人リスト(友人)を生成する。そして、友人フィルタリング部71bは、生成した友人リスト(友人)を友人リスト合成部201に供給する。
友人フィルタリング部71cは、各ユーザからフィードバックを受信した場合に上述した図18のフローチャートに基づく処理を行い、その結果得られる友人DB91に基づいて、友人リストを生成する。すなわち、友人フィルタリング部71cは、上述した図19に示される方法により、閲覧者に対する友人リスト(全体)を生成する。そして、友人フィルタリング部71cは、生成した友人リスト(全体)を友人リスト合成部201に供給する。
友人リスト合成部201は、友人フィルタリング部71a乃至71cから供給される3種類の友人リストを合成し、合成友人リストを生成する。友人リスト合成部201は、生成した合成友人リストを友人コメントリスト生成部202に供給する。
友人コメントリスト生成部202は、合成友人リストに含まれる提示対象ユーザが発信したコメントの中から、閲覧者に提示するコメントを閲覧者の友人コメントDB51から抽出する。友人コメントリスト生成部202は、抽出したコメントを含む友人コメントリストを生成し、生成した友人コメントリストを提示制御部43に供給する。
(友人リスト合成部201の構成例)
図21は、友人リスト合成部201の機能の構成例を示すブロック図である。友人リスト合成部201は、重み学習部221、重みDB222、及び、合成部223を含むように構成される。
重み学習部221は、フィードバック収集部41から供給される各ユーザからのフィードバックに基づいて、上述した3種類の友人リストの合成に用いる重みの学習をユーザ毎に行う。重み学習部221は、学習の結果得られた各ユーザに対する重みを重みDB222に格納する。
合成部223は、友人フィルタリング部71a乃至71cから供給される3種類の友人リストを、重みDB222格納されている重みを用いて合成し、合成友人リストを生成する。合成部223は、生成した合成友人リストを友人コメントリスト生成部202及び重み学習部221に供給する。
(友人コメントフィルタリング処理の変形例)
次に、図22のフローチャートを参照して、図11のステップS102の友人コメントフィルタリング処理の変形例について説明する。
ステップS301において、友人フィルタリング部71aは、上述した図13又は図15のフローチャートに従って、友人フィルタリング処理を実行する。これにより、閲覧者に対する友人リスト(個人)が生成され、友人フィルタリング部71aから合成部223に供給される。
ステップS302において、友人フィルタリング部71bは、上述した図13又は図15のフローチャートに従って、友人フィルタリング処理を実行する。これにより、閲覧者に対する友人リスト(友人)が生成され、友人フィルタリング部71bから合成部223に供給される。
ステップS303において、友人フィルタリング部71cは、上述した図13又は図15のフローチャートに従って、友人フィルタリング処理を実行する。これにより、閲覧者に対する友人リスト(全体)が生成され、友人フィルタリング部71cから合成部223に供給される。
ステップS304において、合成部223は、友人リストの合成に用いる重みを取得する。すなわち、合成部223は、重みDB222に格納されている重みのうち、閲覧者用の重みを取得する。
ステップS305において、合成部223は、取得した重みを用いて友人リストを合成する。例えば、合成部223は、ある提示対象ユーザの友人リスト(個人)、友人リスト(友人)、友人リスト(全体)における期待値をそれぞれEa、Eb、Ecとすると、次式(6)に示されるように重み付け加算することにより、当該提示対象ユーザに対する期待値ΣEを算出する。
ΣE=α・Ea+β・Eb+γ・Ec ・・・(6)
ここで、αは友人リスト(個人)に対する重み、βは友人リスト(友人)に対する重み、γは友人リスト(全体)に対する重みである。この重みα乃至γは、後述するようにユーザ毎に学習処理により求められる。
なお、一部の友人リストにのみ含まれる提示対象ユーザについては、例えば、式(6)において、当該ユーザを含まない友人リストにおける期待値は0に設定される。例えば、ある提示対象ユーザが、友人リスト(個人)及び友人リスト(友人)に含まれるが、友人リスト(全体)に含まれない場合、式(6)において、そのユーザに対する期待値Ecは0に設定される。
そして、合成部223は、3種類の友人リストのうち少なくとも1つに含まれる全ての提示対象ユーザについて期待値ΣEを算出する。
次に、合成部223は、例えば、期待値ΣEが上位の者から順に所定の人数の提示対象ユーザを抽出する。或いは、合成部223は、例えば、期待値ΣEが所定の閾値以上の提示対象ユーザを抽出する。そして、合成部223は、抽出した提示対象ユーザ、その期待値ΣE、及び、抽出した提示対象ユーザが含まれていた友人リストの種類を含む合成友人リストを生成し、友人コメントリスト生成部202及び重み学習部221に供給する。
ステップS306において、友人コメントリスト生成部202は、図12のステップS123の処理と同様に、合成友人リストに基づいて、友人コメントリストを生成する。友人コメントリスト生成部202は、生成した友人コメントリストを提示制御部43に供給する。
その後、友人コメントフィルタリング処理は終了する。
これにより、閲覧者の友人のコメントのうち、閲覧者の観点、閲覧者を含む閲覧者の友人の観点、又は、全ユーザの観点に基づいて有益であると判断されるコメントが閲覧者に提示される。従って、1種類の観点のみに基づく場合と比較して、より幅広く多彩な話題について、有益なコメントを優先して閲覧者に提示することができる。
(友人リスト合成重み学習処理)
次に、図23のフローチャートを参照して、友人リスト合成部201により実行される友人リスト合成重み学習処理について説明する。なお、この処理は、例えば、図11のステップS103の処理により閲覧者のクライアント12において提示されたコメントに対して、閲覧者によりフィードバックが付与される毎に実行される。
ステップS321において、フィードバック収集部41は、クライアント12から送信されてきたフィードバックに関する情報を、通信部31を介して受信する。フィードバック収集部41は、受信したフィードバックに関する情報を重み学習部221に供給する。
なお、詳細な説明は省略するが、このとき、受信したフィードバックに関する情報は、友人フィルタリング部71a乃至71cにも供給され、図9、図16及び図18を参照して上述した処理がそれぞれ実行される。
ステップS322において、重み学習部221は、フィードバックの対象となるユーザを含む友人リストの種類の集計結果を更新する。具体的には、重み学習部221は、ユーザがフィードバックを付与したコメントを発信したユーザ(フィードバックの対象となったユーザ)が、友人リスト(個人)、友人リスト(友人)、及び、友人リスト(全体)のいずれに含まれていたかをユーザ毎に集計し、重みDB222に記憶している。この集計結果は、例えば、ポジティブなフィードバックとネガティブなフィードバックに分けて集計される。
なお、この集計結果は、各ユーザのフィードバックの対象となったユーザの抽出に用いられた評価の種類の集計結果を間接的に表している。すなわち、各ユーザのフィードバックの対象となったユーザが、閲覧者の評価、閲覧者の友人の範囲内での評価、又は、全ユーザの範囲内での評価のいずれにより抽出されたかを間接的に表している。
そして、重み学習部221は、合成部223から供給される合成友人リストに基づいて、今回の閲覧者によるフィードバックの対象となるユーザが含まれていた友人リストの種類を特定し、閲覧者に対する上記の集計結果を更新する。
ステップS323において、重み学習部221は、集計結果に基づいて、閲覧者に対する重みを更新する。具体的には、重み学習部221は、更新した集計結果に基づいて、閲覧者に対して用いる、上述した式(6)の重みα、β、γを更新する。重みα、β、γの値の設定方法は特に限定されるものではないが、例えば、閲覧者がポジティブなフィードバックを付与するコメントを発信するユーザを含む確率が高い友人リストに対する重みほど大きな値になるように設定される。
例えば、過去に閲覧者がポジティブなフィードバックを付与したコメントを発信したユーザを含む確率が、友人リスト(個人)>友人リスト(友人)>友人リスト(全体)の関係にある場合、α>β>γになるように設定される。
なお、ここで、閲覧者がネガティブなフィードバックを付与するコメントを発信するユーザを含む確率についても考慮して、当該確率が高い友人リストに対する重みほど小さな値になるように設定してもよい。
その後、友人リスト合成重み学習処理は終了する。
これにより、閲覧者がポジティブなフィードバックを付与するコメントを発信するユーザを含む確率が高い友人リストから優先して提示対象ユーザが抽出されることになる。その結果、閲覧者に対してより有益なコメントを提示することができるようになる。
なお、以上の説明では、友人リスト(個人)、友人リスト(友人)、及び、友人リスト(全体)の3種類の友人リストを合成する例を示したが、そのうちの任意の2種類のみを合成するようにしてもよい。2種類の友人リストを合成する場合、図20の友人フィルタリング部71a乃至71cのうち、使用しない友人リストに対応する友人フィルタリング部を省略することが可能である。また、図22のステップS301乃至S303の処理のうち、使用しない友人リストに対応する処理を省略することができる。
従って、友人コメントフィルタリング処理は、使用する友人リストの種類に応じて、大きく7通りの処理が考えられる。すなわち、3種類の友人リストをそれぞれ単独で用いる場合の3通り、3種類の友人リストのうち2種類を用いる場合の3通り、3種類の友人リストを全て用いる場合の1通りの合計7通りの処理が考えられる。
<3.第2の実施の形態>
次に、図24乃至図31を参照して、本技術の第2の実施の形態について説明する。
[コメントフィルタリング機能の第2の実施の形態の概要]
まず、図24を参照して、本技術の第2の実施の形態において実現されるコメントフィルタリング機能の概要について説明する。
このコメントフィルタリング機能では、閲覧者の友人の間で直近の評価が大きく変化しているコメントを抽出するトレンド解析が行われる。このトレンド解析により、例えば、閲覧者の友人の間で注目度が上昇している旬の話題(例えば、友人の近況の変化等)に関するコメントが抽出される。そして、上述した友人コメントリストに加えて、トレンド解析により抽出されたコメントを含むトレンドコメントリストが生成され、2種類のコメントリストが合成され、合成されたコメントリストに含まれるコメントが閲覧者に対して提示される。
[サーバ11bの構成例]
図25は、情報処理システム1のサーバ11の第2の実施の形態であるサーバ11bの機能の構成例を示すブロック図である。なお、図25は、サーバ11bの機能のうち、主にコメントの提示に関わる処理を行う部分の構成例を示している。また、図中、図3と対応する部分には同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるため省略する。
サーバ11bは、図3のサーバ11aと比較して、通信部31及びコメント蓄積部33を含む点で一致し、情報処理部32の代わりに情報処理部301が設けられている点で相違する。また、情報処理部301は、情報処理部32と比較して、フィードバック収集部41、友人コメントフィルタリング部42、提示制御部43、及び、コメント収集部44を含む点で一致し、トレンド解析部311及びコメントリスト合成部312が追加されている点で相違する。
なお、友人コメントフィルタリング部42には、図5の友人コメントフィルタリング部42a又は図20の友人コメントフィルタリング部42bのいずれを採用することも可能である。
トレンド解析部311は、上述したトレンド解析を行うことにより、トレンドコメントリストを生成し、生成したトレンドコメントリストをコメントリスト合成部312に供給する。
コメントリスト合成部312は、友人コメントリストとトレンドコメントリストを合成し、合成コメントリストを生成する。そして、コメントリスト合成部312は、生成した合成コメントリストを提示制御部43に供給する。
[トレンド解析部311の構成例]
図26は、トレンド解析部311の機能の構成例を示すブロック図である。トレンド解析部311は、トレンドスコア算出部331、及び、トレンドコメントリスト生成部332を含むように構成される。
トレンドスコア算出部331は、閲覧者の友人が発信した各コメントに対する評価の変化の程度を示すトレンドスコアを算出し、算出した結果をトレンドコメントリスト生成部332に供給する。
トレンドコメントリスト生成部332は、閲覧者の友人が発信したコメントの中からトレンドスコアが高いコメントを閲覧者の友人コメントDB51から抽出する。トレンドコメントリスト生成部332は、抽出したコメントを含むトレンドコメントリストを生成し、生成したトレンドコメントリストをコメントリスト合成部312に供給する。
[コメントリスト合成部312の構成例]
図27は、コメントリスト合成部312の機能の構成例を示すブロック図である。コメントリスト合成部312は、重み学習部351、重みDB352、及び、合成部353を含むように構成される。
重み学習部351は、フィードバック収集部41から供給される各ユーザからのフィードバックに基づいて、友人コメントリストとトレンドコメントリストの合成に用いる重みの学習をユーザ毎に行う。重み学習部351は、学習の結果得られた各ユーザに対する重みを重みDB352に格納する。
合成部353は、友人コメントフィルタリング部42から供給される友人コメントリストとトレンド解析部311から供給されるトレンドコメントリストを、重みDB352に格納されている重みを用いて合成し、合成コメントリストを生成する。合成部223は、生成した合成コメントリストを提示制御部43及び重み学習部351に供給する。
[サーバ11bの処理]
次に、サーバ11bの処理について説明する。
サーバ11bでは、クライアント12からフィードバックを受信した場合、サーバ11aと同様に、図9、図16又は図18を参照して上述した処理のうち少なくとも1つが実行される。なお、どの処理が実行されるかは、サーバ11bが備える友人フィルタリング部71の種類により異なる。
また、サーバ11bが2種類以上の友人フィルタリング部71を備える場合、クライアント12からフィードバックを受信したとき、図23を参照して上述した友人リスト合成重み学習処理が実行される。
(コメント提示処理)
次に、図28のフローチャートを参照して、サーバ11bにより実行されるコメント提示処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ソーシャルサービスの任意のユーザ(閲覧者)が、クライアント12において友人のコメントを表示するような操作を行い、その結果、コメントの提示の要求が当該クライアント12からネットワーク13を介してサーバ11bに送信されてきたとき開始される。
ステップS401において、友人コメントフィルタリング部42及びトレンド解析部311は、クライアント12から送信されてきたコメントの提示の要求を、通信部31を介して受信する。
ステップS402において、図12又は図22を参照して上述した友人コメントフィルタリング処理が実行される。これにより、友人コメントフィルタリング部42により友人コメントリストが生成され、コメントリスト合成部312の合成部353に供給される。
(トレンド解析処理)
ステップS403において、トレンド解析部311は、トレンド解析処理を実行する。ここで、図29のフローチャートを参照して、トレンド解析処理の詳細について説明する。
ステップS421において、トレンドスコア算出部331は、閲覧者の友人の各コメントについて、コメント毎に好きスコアの時系列データを生成する。例えば、トレンドスコア算出部331は、閲覧者の友人の各コメントについて、閲覧者の友人コメントDB51を用いて、好きスコアの日毎の増加量を示す時系列データを生成する。
ステップS422において、トレンドスコア算出部331は、生成した時系列データに基づいて、各コメントのトレンドスコアを算出する。例えば、トレンドスコア算出部331は、あるコメントに対する基準日nにおけるトレンドスコアS(n)を次式(7)乃至(9)により求める。
Figure 2014032434
なお、x(t)(t=1,2,・・・,n)は、対象となるコメントの好きスコアの増加量の時系列データを示している。μ(n)は、基準日nからそのN−1日前までのN日間の期間の時系列データx(t)の移動平均を示している。σ(n)は、基準日nからそのN−1日前までのN日間の期間の時系列データx(t)の移動分散を示している。
従って、トレンドスコアS(n)は、基準日nからそのN−1日前までのN日間の期間の移動偏差√σ(n)の、その1日前のN日間の期間の移動偏差√σ(n−1)に対する比率を示している。そのため、トレンドスコアS(n)は、基準日nの前日までと比較して、基準日nにおける好きスコアの増加量の変化が大きいコメント、換言すれば、ポジティブなフィードバックが付与された量の変化が大きいコメントほど大きくなる。
例えば、基準日nを昨日に設定した場合、トレンドスコアS(n)は、直近のN日間の期間の移動偏差√σ(n)の、その1日前のN日間の期間の移動偏差√σ(n−1)に対する比率を示す。従って、例えば、ポジティブなフィードバックが付与された量が、一昨日までに比べて昨日急激に増加したコメントのトレンドスコアS(n)が大きくなる。その結果、例えば、閲覧者の友人の間で注目度が上昇している旬の話題に関するコメントほど、トレンドスコアS(n)が大きくなる。
トレンドスコア算出部331は、閲覧者の友人が発信した各コメントについてトレンドスコアを算出する。このとき、必ずしも閲覧者の友人の全コメントについてトレンドスコアを算出する必要はなく、直近の所定の期間内に発信された新しいコメントのみを対象にするようにしてもよい。
そして、トレンドスコア算出部331は、トレンドスコアの算出結果をトレンドコメントリスト生成部332に供給する。
なお、以上の説明では、日単位の時系列データに基づいてトレンドスコアを算出する例を示したが、例えば、週単位、時間単位、分単位等、時系列データを求める単位を変えることも可能である。
また、必ずしも、基準となる期間の移動偏差とその1つ前の期間の移動偏差との比率に基づいて、トレンドスコアを算出する必要はなく、例えば、基準となる期間の移動偏差とその2つ以上前の期間の移動偏差との比率に基づいて、トレンドスコアを算出するようにしてもよい。
さらに、例えば、好きスコアだけでなく、嫌いスコアの増加量も考慮して、トレンドスコアを算出するようにしてもよい。これにより、例えば、基準日nを昨日に設定した場合、ポジティブ又はネガティブに関わらず付与されたフィードバックの量が、一昨日までに比べて昨日急激に増加したコメントのトレンドスコアが大きくなる。従って、閲覧者の友人の間で好意的に捉えられているか否かに関わらず、注目度が上昇している旬の話題に関するコメントのトレンドスコアが大きくなる。
ステップS423において、トレンドコメントリスト生成部332は、トレンドスコアが上位のコメントを抽出し、トレンドコメントリストを生成する。例えば、トレンドコメントリスト生成部332は、閲覧者の友人のコメントの中から、トレンドスコアが大きい順に所定の数のコメントを抽出する。或いは、例えば、トレンドコメントリスト生成部332は、閲覧者の友人のコメントの中から、トレンドスコアが所定の閾値以上のコメントを抽出する。そして、トレンドコメントリスト生成部332は、抽出したコメント、及び、そのトレンドスコアを含むトレンドコメントリストを生成し、コメントリスト合成部312に供給する。
その後、トレンド解析処理は終了する。
図28に戻り、ステップS404において、コメントリスト合成部312は、コメントリスト合成処理を実行する。ここで、図30のフローチャートを参照して、コメントリスト合成処理の詳細について説明する。
ステップS441において、合成部353は、コメントリストの合成に用いる重みを取得する。すなわち、合成部353は、重みDB352に格納されている重みのうち、閲覧者用の重みを取得する。
ステップS442において、合成部353は、取得した重みを用いてコメントリストを合成する。例えば、合成部353は、あるコメントの友人コメントリストにおける期待値をE、トレンドコメントリストにおけるトレンドスコアをSとすると、次式(10)により重み付け加算することにより、当該コメントに対する判定値Vを算出する。
V=W1・E+W2・S ・・・(10)
ここで、W1は友人コメントリストに対する重み、W2はトレンドコメントリストに対する重みである。この重みW1,W2は、後述するようにユーザ毎に学習処理により求められる。
なお、期待値EとトレンドスコアSは、重み付け加算する前に、ほぼ同等の値になるように正規化されることが望ましい。また、一方のコメントリストのみに含まれるコメントについては、例えば、当該コメントを含まないコメントリストに対する期待値E又はトレンドスコアSは0に設定される。
そして、合成部353は、2種類のコメントリストのうち少なくとも1つに含まれる全てのコメントについて判定値Vを算出する。
次に、合成部353は、例えば、判定値Vが上位のものから順に所定の数のコメントを抽出する。或いは、合成部353は、例えば、判定値Vが所定の閾値以上のコメントを抽出する。そして、合成部353は、抽出したコメント、判定値V、及び、抽出したコメントが含まれていたコメントリストの種類を含む合成コメントリストを生成し、提示制御部43及び重み学習部351に供給する。
その後、コメントリスト合成処理は終了する。
図28に戻り、ステップS405において、提示制御部43は、コメントの提示を制御する。具体的には、提示制御部43は、合成コメントリストに含まれるコメントを提示するための提示制御データを生成する。そして、提示制御部43は、通信部31及びネットワーク13を介して、生成した提示制御データを閲覧者のクライアント12に送信する。
閲覧者のクライアント12の出力制御部102は、通信部101を介して提示制御データを受信する。出力制御部102は、提示制御データに基づいて、例えば、合成コメントリストに含まれるコメントを最新のものから順に並べて出力部103に表示させる。
その後、コメント提示処理は終了する。
これにより、閲覧者等による評価が高い友人のコメントだけでなく、例えば、閲覧者の友人の間で注目度が上昇している旬の話題に関するコメントを閲覧者に提示することができる。従って、例えば、普段あまり提示されることがない友人のコメントが時折提示されることになり、友人関係構築の新たなきっかけを閲覧者に与えることができる。また、例えば、閲覧者としばらく疎遠になっている友人の間で注目されている話題を逃さずチェックすることが可能になる。
(コメントリスト合成重み学習処理)
次に、図31のフローチャートを参照して、コメントリスト合成部312により実行されるコメントリスト合成重み学習処理について説明する。なお、この処理は、例えば、図28のステップS405の処理により、閲覧者のクライアント12において提示されたコメントに対してフィードバックが付与される毎に実行される。
ステップS461において、フィードバック収集部41は、クライアント12から送信されてきたフィードバックに関する情報を、通信部31を介して受信する。フィードバック収集部41は、受信したフィードバックに関する情報を重み学習部351に供給する。
ステップS462において、重み学習部351は、フィードバックの対象となるコメントを含むコメントリストの種類の集計結果を更新する。具体的には、重み学習部351は、ユーザがフィードバックを付与したコメント(フィードバックの対象となったコメント)が友人コメントリスト及びトレンドコメントリストのいずれに含まれていたかをユーザ毎に集計し、重みDB352に記憶している。この集計結果は、例えば、ポジティブなフィードバックとネガティブなフィードバックに分けて集計される。
なお、この集計結果は、各ユーザのフィードバックの対象となったコメントが、友人コメントフィルタリング部42又はトレンド解析部311のいずれにより抽出されたかの集計結果を間接的に表している。
そして、重み学習部351は、合成部353から供給される合成コメントリストに基づいて、今回の閲覧者によるフィードバックの対象となるコメントが含まれていたコメントリストの種類を特定し、閲覧者に対する上記の集計結果を更新する。
ステップS463において、重み学習部351は、集計結果に基づいて、閲覧者に対する重みを更新する。具体的には、重み学習部351は、更新した集計結果に基づいて、閲覧者に対して用いる、上述した式(10)の重みW1、W2を更新する。重みW1、W2の値の設定方法は特に限定されるものではないが、例えば、閲覧者がポジティブなフィードバックを付与するコメントを含む確率が高いコメントリストに対する重みほど大きな値になるように設定される。
例えば、過去に閲覧者がポジティブなフィードバックを付与したコメントを含む確率が、友人コメントリスト>トレンドコメントリストの関係にある場合、W1>W2になるように設定される。
なお、ここで、閲覧者がネガティブなフィードバックを付与するコメントを含む確率についても考慮して、当該確率が高いコメントリストに対する重みほど大きな値になるように設定してもよい。
その後、コメントリスト合成重み学習処理は終了する。
これにより、閲覧者がポジティブなフィードバックを付与するコメントを含む確率が高いコメントリストから優先してコメントが抽出されることになる。その結果、閲覧者に対してより有益なコメントを提示することができるようになる。
<4.第3の実施の形態>
次に、図32乃至図38を参照して、本技術の第3の実施の形態について説明する。
[コメントフィルタリング機能の第3の実施の形態の概要]
まず、図32を参照して、本技術の第3の実施の形態において実現されるコメントフィルタリング機能の概要について説明する。
このコメントフィルタリング機能では、友人コメントリストから閲覧者に推薦するコメントを抽出し、提示される。具体的には、閲覧者に推薦するコメントとして、1以上の特定のアイテムに関するコメントのみが抽出される。
ここで、特定のアイテムとは、一般的に人に推薦するのに適したアイテムであれば、特に種類は限定されるものではなく、例えば、各種のコンテンツ、商品、サービス、活動、場所、ウェブサイト、話題、記事、人、動植物、食べ物等が想定される。また、一般的なアイテムに関するコメントよりも、より具体的なアイテムに関するコメントが優先して抽出される。例えば、一般的な山に関するコメントよりも、より具体的な富士山に関するコメントの方が優先して抽出される。
また、1以上の特定のアイテムに関するコメントであるので、何らかの特定のアイテムに関するものであれば、そのアイテムの種類は問わない。さらに、アイテムの種類は1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。また、同種のアイテムを2以上含んでいてもよい。さらに、そのアイテムが閲覧者の嗜好に合うか否かも問わない。
[サーバ11cの構成例]
図33は、情報処理システム1のサーバ11の第3の実施の形態であるサーバ11cの機能の構成例を示すブロック図である。なお、図33は、サーバ11cの機能のうち、主にコメントの提示に関わる処理を行う部分の構成例を示している。また、図中、図3と対応する部分には同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるため省略する。
サーバ11cは、図3のサーバ11aと比較して、通信部31及びコメント蓄積部33を含む点で一致し、情報処理部32の代わりに情報処理部401が設けられている点で相違する。また、情報処理部401は、情報処理部32と比較して、フィードバック収集部41、友人コメントフィルタリング部42、提示制御部43、及び、コメント収集部44を含む点で一致し、推薦コメント抽出部411が追加されている点で相違する。
なお、友人コメントフィルタリング部42には、図5の友人コメントフィルタリング部42a又は図20の友人コメントフィルタリング部42bのいずれを採用することも可能である。
推薦コメント抽出部411は、友人コメントフィルタリング部42から供給される友人コメントリストの中から、1以上の特定のアイテムに関するコメントを閲覧者に推薦するコメントとして抽出し、抽出したコメントを含む推薦コメントリストを生成する。そして、推薦コメント抽出部411は、生成した推薦コメントリストを提示制御部43に供給する。
[推薦コメント抽出部411aの構成例]
図34は、推薦コメント抽出部411の第1の実施の形態である推薦コメント抽出部411aの機能の構成例を示すブロック図である。推薦コメント抽出部411aは、判別素性DB(データベース)431、判別部432、及び、推薦コメントリスト生成部433を含むように構成される。
判別素性DB431は、コメントに含まれる各語句が、1以上の特定のアイテムに関するものであるか否かを判別するために用いられるデータベースである。判別素性DB431には、図35に示されるように、コメントに含まれると想定される語句が登録されており、各語句に対して、特定アイテムフラグ及びスコアが設定されている。そして、特定アイテムフラグとフラグの組み合わせにより、各語句が特定のアイテムに関連する可能性が示される。
具体的には、特定アイテムフラグの値がTrueである場合、スコアが高くなるほど、対応する語句が特定のアイテムに関連する可能性が高く、スコアが低くなるほど、対応する語句が特定のアイテムに関連する可能性が低いことになる。一方、特定アイテムフラグの値がFalseである場合、スコアが高くなるほど、対応する語句が特定のアイテムに関連しない可能性が高く、スコアが低くなるほど、対応する語句が一般的なアイテムに関連しない可能性が低いことになる。なお、一般的に、固有名詞は、特定アイテムフラグの値がTrueで、スコアが高くなると想定される。
なお、ソーシャルサービスで複数の言語が使用される場合、各言語に対応できるように、各言語の判別素性DBを設けるようにすることが望ましい。
判別部432は、判別素性DB431を用いて、友人コメントフィルタリング部42から供給される友人コメントリスト内の各コメントが、1以上の特定のアイテムに関するものであるか否かを判別する。判別部432は、判別結果を友人コメントリストとともに推薦コメントリスト生成部433に供給する。
推薦コメントリスト生成部433は、判別部432による判別結果に基づいて、友人コメントリストから1以上の特定のアイテムに関するコメントを閲覧者に推薦するコメント(以下、推薦コメントと称する)として抽出する。推薦コメントリスト生成部433は、抽出した推薦コメントを含む推薦コメントリストを生成し、提示制御部43に供給する。
[サーバ11cの処理]
次に、サーバ11cの処理について説明する。
サーバ11cでは、クライアント12からフィードバックを受信した場合、サーバ11aと同様に、図9、図16又は図18を参照して上述した処理のうち少なくとも1つが実行される。なお、どの処理が実行されるかは、サーバ11dが備える友人フィルタリング部71の種類により異なる。
また、サーバ11cが2種類以上の友人フィルタリング部71を備える場合、クライアント12からフィードバックを受信したとき、図23を参照して上述した友人リスト合成重み学習処理が実行される。
(コメント提示処理)
次に、図36のフローチャートを参照して、サーバ11cにより実行されるコメント提示処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ソーシャルサービスの任意のユーザ(閲覧者)が、クライアント12において友人のコメントを表示するような操作を行い、その結果、コメントの提示の要求が当該クライアント12からネットワーク13を介してサーバ11cに送信されてきたとき開始される。
ステップS501において、友人コメントフィルタリング部42は、クライアント12から送信されてきたコメントの提示の要求を、通信部31を介して受信する。
ステップS502において、図12又は図22を参照して上述した友人コメントフィルタリング処理が実行される。これにより、友人コメントフィルタリング部42により友人コメントリストが生成され、推薦コメント抽出部411aの判別部432に供給される。
ステップS503において、推薦コメント抽出部411aは、推薦コメント抽出処理を実行する。ここで、図37のフローチャートを参照して、推薦コメント抽出処理の詳細について説明する。
ステップS521において、判別部432は、取得したコメントリスト内の各コメントが、1以上の特定のアイテムに関するものか否か判別する。具体的には、判別部432は、友人コメントリスト内のコメントのうちの1つを対象に、形態素解析等の方法を用いて当該コメントを語句レベルに分解する。そして、判別部432は、判別素性DB431を用いて、当該コメントに含まれる各語句の特定アイテムフラグの値がTrue又はFalseのいずれであるかを判別するとともに、各語句のスコアを求める。さらに、判別部432は、当該コメントに含まれる各語句のスコアを、特定アイテムフラグの値がTrueの語句とFalseの語句とに分けて集計する。
そして、判別部432は、特定アイテムフラグの値がTrueの語句のスコアの合計が、特定アイテムフラグの値がFalseの語句のスコアの合計より大きい場合、当該コメントが1以上の特定のアイテムに関するものであると判別する。一方、判別部432は、特定アイテムフラグの値がTrueの語句のスコアの合計が、特定アイテムフラグの値がFalseの語句のスコアの合計以下である場合、当該コメントが1以上の特定のアイテムに関するものでないと判別する。
判別部432は、この判別処理を友人コメントリスト内の全てのコメントについて実行する。そして、判別部432は、判別結果を友人コメントリストとともに推薦コメントリスト生成部433に供給する。
ステップS522において、推薦コメントリスト生成部433は、1以上の特定のアイテムに関するコメントの中から上位のコメントを抽出し、推薦コメントリストを生成する。具体的には、推薦コメントリスト生成部433は、友人コメントリストから1以上の特定のアイテムに関するコメントであると判別されたコメントを抽出する。
また、推薦コメントリスト生成部433は、例えば、抽出したコメントの中から、期待値の大きい順に所定の数のコメントを推薦コメントとして抽出する。或いは、推薦コメントリスト生成部433は、例えば、抽出したコメントの中から、期待値が所定の閾値以上のコメントを推薦コメントとして抽出する。そして、推薦コメントリスト生成部433は、抽出した推薦コメントを含む推薦コメントリストを生成し、提示制御部43に供給する。
その後、推薦コメント抽出処理は終了する。
図36に戻り、ステップS504において、提示制御部43は、コメントの提示を制御する。具体的には、提示制御部43は、推薦コメントリストに含まれるコメントを提示するための提示制御データを生成する。そして、提示制御部43は、通信部31及びネットワーク13を介して、生成した提示制御データを閲覧者のクライアント12に送信する。
閲覧者のクライアント12の出力制御部102は、通信部101を介して提示制御データを受信する。出力制御部102は、提示制御データに基づいて、例えば、推薦コメントリストに含まれるコメントを最新のものから順に並べて出力部103に表示させる。
その後、コメント提示処理は終了する。
これにより、閲覧者にとって有益である可能性が高く、かつ、1以上の特定のアイテムに関するコメントが優先して閲覧者に提示される。そして、提示されたコメントを介して、そのコメント内で触れられているアイテムを閲覧者に推薦することができる。従って、例えば、ソーシャルサービス上で、種々のアイテムを効率良く各ユーザに推薦し、アイテムの購入等の具体的な行動をユーザに促すことができる。
[推薦コメント抽出部の変形例]
図38は、サーバ11cの推薦コメント抽出部411の変形例である推薦コメント抽出部411bの機能の構成例を示すブロック図である。なお、図中、図34と対応する部分には、同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しなるため省略する。
推薦コメント抽出部411bは、図34の推薦コメント抽出部411aと比較して、推薦コメントリスト生成部433が設けられている点で共通し、判別素性DB431及び判別部432の代わりに、素性ベクトル生成部451、学習部452、及び、判別部453が設けられている点で相違する。
素性ベクトル生成部451は、所定の方法により、外部から与えられる教師データに含まれるコメントをベクトル化した素性ベクトルを生成する。なお、教師データは、課題データとしてのコメント、及び、当該コメントが1以上の特定のアイテムに関するものであるか否かを示す正解データを含む。
素性ベクトルの生成方法は特定の方法に限定されるものではないが、例えば、素性ベクトル生成部451は、形態素解析によりコメントを単語単位に分割し、各単語の特徴量等に基づいて、当該コメントに対応する素性ベクトルを生成する。素性ベクトル生成部451は、生成した素性ベクトルを学習部452に供給する。
また、素性ベクトル生成部451は、同様の方法により、友人コメントフィルタリング部42から供給される友人コメントリスト内の各コメントについて素性ベクトルを生成する。素性ベクトル生成部451は、生成した素性ベクトルを友人コメントリストとともに判別部453に供給する。
学習部452は、コメントが1以上の特定のアイテムに関するものであるか否かを判別するための判別モデルの学習を行う。具体的には、学習部452は、素性ベクトル生成部451から供給される素性ベクトル、及び、外部から与えられる学習データに含まれる正解データに基づいて、所定の学習モデルを用いて、当該判別モデルを構築する。なお、学習部452には、SVM(Support Vector Machine)等、任意の学習モデルを適用することができる。学習部452は、構築した判別モデルを判別部453に供給する。
判別部453は、判別モデルを用いて、友人コメントリスト内の各コメントが1以上の特定のアイテムに関するものか否かを判別する。判別部453は、判別結果を友人コメントリストとともに推薦コメントリスト生成部433に供給する。
(推薦コメント抽出処理)
次に、図39のフローチャートを参照して、推薦コメント抽出部411bを採用した場合に図36のステップS503において実行される推薦コメント抽出処理の詳細について説明する。
ステップS541において、素性ベクトル生成部451は、取得したコメントリスト内の各コメントの素性ベクトルを生成する。素性ベクトル生成部451は、生成した素性ベクトルを友人コメントリストとともに判別部453に供給する。
ステップS542において、判別部453は、学習部452により構築された判別モデルを用いて、取得したコメントリスト内の各コメントの素性ベクトルに基づいて、各コメントが1以上の特定のアイテムに関するものか否かを判別する。そして、判別部432は、判別結果を友人コメントリストとともに推薦コメントリスト生成部433に供給する。
ステップS543において、図37のステップS522の処理と同様の処理が行われる。これにより、推薦コメントリスト生成部433により推薦コメントリストが生成され、提示制御部43に供給される。
その後、推薦コメント抽出処理は終了する。
このように学習処理を行うことにより、より正確に1以上の特定のアイテムに関するコメントを抽出し、閲覧者に提示することが可能になる。
<5.第4の実施の形態>
次に、図40乃至図42を参照して、本技術の第4の実施の形態について説明する。
[コメントフィルタリング機能の第4の実施の形態の概要]
まず、図40を参照して、本技術の第4の実施の形態において実現されるコメントフィルタリング機能の概要について説明する。
このコメントフィルタリング機能は、上述した第2の実施の形態と第3の実施の形態を組み合わせたものである。すなわち、友人コメントリストとトレンドコメントリストを合成することにより合成コメントリストが生成され、合成コメントリストから1以上の特定のアイテムに関するコメントが抽出され、閲覧者に提示される。
[サーバ11dの構成例]
図41は、情報処理システム1のサーバ11の第4の実施の形態であるサーバ11dの機能の構成例を示すブロック図である。なお、図41は、サーバ11dの機能のうち、主にコメントの提示に関わる処理を行う部分の構成例を示している。また、図中、図25及び図33と対応する部分には同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるため省略する。
サーバ11dは、図25のサーバ11bと比較して、通信部31及びコメント蓄積部33を含む点で一致し、情報処理部301の代わりに情報処理部501が設けられている点で相違する。また、情報処理部501は、情報処理部301と比較して、フィードバック収集部41、友人コメントフィルタリング部42、提示制御部43、コメント収集部44、トレンド解析部311、及び、コメントリスト合成部312を含む点で一致し、推薦コメント抽出部411が追加されている点で相違する。
なお、友人コメントフィルタリング部42には、図5の友人コメントフィルタリング部42a又は図20の友人コメントフィルタリング部42bのいずれを採用することも可能である。また、推薦コメント抽出部411には、図34の推薦コメント抽出部411a又は図38の推薦コメント抽出部411bのいずれを採用することも可能である。
推薦コメント抽出部411は、コメントリスト合成部312から供給される合成コメントリストの中から、1以上の特定のアイテムに関するコメントを推薦コメントとして抽出する。推薦コメント抽出部411は、抽出した推薦コメントを含む推薦コメントリストを生成し、提示制御部43に供給する。
[サーバ11dの処理]
次に、サーバ11dの処理について説明する。
サーバ11dでは、クライアント12からフィードバックを受信した場合、サーバ11aと同様に、図9、図16又は図18を参照して上述した処理のうち少なくとも1つが実行される。なお、どの処理が実行されるかは、サーバ11dが備える友人フィルタリング部71の種類により異なる。
また、サーバ11dが2種類以上の友人フィルタリング部71を備える場合、クライアント12からフィードバックを受信したとき、図23を参照して上述した友人リスト合成重み学習処理が実行される。
さらに、クライアント12からフィードバックを受信した場合、図31を参照して上述したコメントリスト合成重み学習処理が実行される。
(コメント提示処理)
次に、図42のフローチャートを参照して、サーバ11dにより実行されるコメント提示処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ソーシャルサービスの任意のユーザ(閲覧者)が、クライアント12において友人のコメントを表示するような操作を行い、その結果、コメントの提示の要求が当該クライアント12からネットワーク13を介してサーバ11bに送信されてきたとき開始される。
ステップS601において、友人コメントフィルタリング部42及びトレンド解析部311は、クライアント12から送信されてきたコメントの提示の要求を、通信部31を介して受信する。
ステップS602において、図12又は図22を参照して上述した友人コメントフィルタリング処理が実行される。これにより、友人コメントフィルタリング部42により友人コメントリストが生成され、コメントリスト合成部312に供給される。
ステップS603において、図29を参照して上述したトレンド解析処理が実行される。これにより、トレンド解析部311によりトレンドコメントリストが生成され、コメントリスト合成部312に供給される。
ステップS604において、図30を参照して上述したコメントリスト合成処理が実行される。これにより、コメントリスト合成部312により友人コメントリストとトレンドコメントリストが合成され、その結果得られた合成コメントリストが推薦コメント抽出部411に供給される。
ステップS605において、図37又は図39を参照して上述した推薦コメント抽出処理が実行される。これにより、推薦コメント抽出部411は、合成コメントリストの中から、1以上の特定のアイテムに関するコメントを推薦コメントとして抽出する。そして、推薦コメント抽出部411は、抽出した推薦コメントを含む推薦コメントリストを生成し、提示制御部43に供給する。
ステップS606において、提示制御部43は、コメントの提示を制御する。具体的には、提示制御部43は、推薦コメントリストに含まれるコメントを提示するための提示制御データを生成する。そして、提示制御部43は、通信部31及びネットワーク13を介して、生成した提示制御データを閲覧者のクライアント12に送信する。
閲覧者のクライアント12の出力制御部102は、通信部101を介して提示制御データを受信する。出力制御部102は、提示制御データに基づいて、例えば、推薦コメントリストに含まれるコメントを最新のものから順に並べて出力部103に表示させる。
その後、コメント提示制御処理は終了する。
これにより、例えば、閲覧者等による評価が高い友人のコメント及び閲覧者の友人の間で注目度が上昇している旬の話題に関するコメントの中から、1以上の特定のアイテムに関するコメントが優先して閲覧者に提示される。従って、例えば、ソーシャルサービス上で、種々のアイテムをより効率的に各ユーザに推薦し、アイテムの購入等の具体的な行動をユーザに促すことができる。
<6.変形例>
以下、上述した本技術の実施の形態の変形例について説明する。
[変形例1:各実施の形態の組み合わせの例]
以上に述べたように、大きく分けて7通りの友人コメントフィルタリング処理があり、それぞれについて、トレンド分析処理、及び、推薦コメント抽出処理を個別に適用することが可能である。従って、細かな変形例を除けば、大きく分けて7×2×2の合計28通りの組み合わせが考えられる。
[変形例2:リンクユーザの変形例]
以上の説明では、閲覧者の友人、すなわち、閲覧者と双方向にリンクするユーザのコメントを提示する例を示したが、例えば、閲覧者と一方向にリンクするユーザのコメントを提示する場合にも本技術を適用することができる。
例えば、閲覧者がコメントを閲覧するように設定している一方、その相手が閲覧者のコメントを閲覧するように設定していない他のユーザのコメントを閲覧者に提示する場合にも本技術を提示することができる。この場合、閲覧者が、いわゆるフォロワー(follower)となり、他のユーザが、いわゆるフォロイー(followee)となる。
[変形例3:友人リストの変形例]
以上の説明では、ソーシャルサービスのユーザ全体を対象にして友人リスト(全体)を生成する例を示したが、必ずしもサービスのユーザ全体でなく、一部の所定の範囲内のユーザを対象にして生成するようにしてもよい。例えば、閲覧者と1以上の共通点(例えば、年齢層、性別、居住地、職業、趣味等)を有するユーザを対象にして、友人リスト(全体)を生成することが考えられる。
なお、上記の所定の範囲内のユーザに、閲覧者及び閲覧者の友人を全て含むように設定するのが望ましいが、必須条件ではなく、その一部のみを含むようにしたり、含めないようにしたりすることも可能である。
また、友人リスト(友人)の対象となるユーザに、閲覧者自身を含めないようにすることも可能である。すなわち、閲覧者を除く閲覧者の友人からのフィードバックのみに基づいて、友人リスト(友人)を生成するようにすることも可能である。
[変形例4:トレンドコメントリストの変形例]
以上の説明では、閲覧者の友人が発信したコメントを対象にしてトレンドコメントリストを生成する例を示したが、例えば、全ユーザのコメント、又は、所定の範囲内のユーザのコメントを対象にして生成するようにしてもよい。例えば、全ユーザのコメントを対象にしてトレンドコメントリストを生成するようにした場合、ソーシャルサービス全体で注目度が上昇している旬の話題に関するコメントを優先して閲覧者に提示することができる。
[変形例5:友人リスト及びコメントリストの合成用の重みの変形例]
以上の説明では、友人リストの合成用の重み(α、β、γ)及びコメントリスト合成用の重み(W1、W2)をユーザ毎に学習し、ユーザ毎に異なる重みを用いる例を示したが、ユーザ全体或いは所定の範囲内のユーザ毎に学習し、複数のユーザ間で共通の重みを用いるようにしてもよい。
また、学習前の重みの初期値を、例えば、全ユーザ共通に設定したり、ユーザの特徴に基づいて異なる値に設定したり、各ユーザが設定できるようにしてもよい。
さらに、重みをユーザが設定できるようにしたり、学習処理を行わずに重みを固定値にしたりするようにしてもよい。
[変形例6:提示する情報の変形例]
以上の説明では、本技術を、他のユーザから発信されたコメントを提示する場合に適用する例を示したが、他のユーザから発信された他の種類の情報を提示する場合にも適用することができる。例えば、コメント以外のテキストデータ、画像、音声、位置情報、ユーザのアクティビティに関する情報等が考えられる。
なお、情報の種類によっては、1以上の特定のアイテムに関するものか否かの判別が困難なものも想定されるが、そのような情報を提示する場合には、上述した推薦コメント抽出処理を適用しないようにすることが望ましい。
[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図43は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)601,ROM(Read Only Memory)602,RAM(Random Access Memory)603は、バス604により相互に接続されている。
バス604には、さらに、入出力インタフェース605が接続されている。入出力インタフェース605には、入力部606、出力部607、記憶部608、通信部609、及びドライブ610が接続されている。
入力部606は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部607は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部608は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部609は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ610は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア611を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU601が、例えば、記憶部608に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース605及びバス604を介して、RAM603にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU601)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア611に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア611をドライブ610に装着することにより、入出力インタフェース605を介して、記憶部608にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部609で受信し、記憶部608にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM602や記憶部608に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
さらに、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、例えば、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、
前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する第1の情報抽出部と、
前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部と
を備える情報処理装置。
(2)
前記第2のユーザから発信された情報の中から評価が大きく変化している情報を抽出する第2の情報抽出部と、
前記第1の情報抽出部及び前記第2の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに提示する情報を抽出する第3の情報抽出部と
をさらに備える前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記第3の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに推薦する情報を前記ユーザに提示する情報として抽出する第4の情報抽出部を
さらに備える前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記第4の情報抽出部は、1以上の特定のアイテムに関する情報を前記第1のユーザに推薦する情報として抽出する
前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記第2の情報抽出部は、直近の期間の評価の移動偏差とそれより前の期間の評価の移動偏差との比率に基づいて、評価が大きく変化している情報を抽出する
前記(2)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記第3の情報抽出部は、前記第1の情報抽出部又は前記第2の情報抽出部のいずれにより抽出されたかにより重みを付けて前記第1のユーザに提示する情報を抽出する
前記(2)乃至(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記第1のユーザに提示され、かつ、前記第1のユーザが評価を付与した情報が前記第1の情報抽出部又は前記第2の情報抽出部のいずれにより抽出されたかに基づいて、前記重みの学習を行う学習部を
さらに備える前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記第1の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに推薦する情報を前記ユーザに提示する情報として抽出する第2の情報抽出部を
さらに備える前記(2)に記載の情報処理装置。
(9)
前記第2の情報抽出部は、1以上の特定のアイテムに関する情報を前記第1のユーザに推薦する情報として抽出する
前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記ユーザ抽出部は、前記第1の評価乃至前記第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、各前記第2のユーザが発信するコメントに対してポジティブな評価を前記第1のユーザが付与する期待値を算出し、前記期待値に基づいて前記提示対象ユーザを抽出する
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
前記ユーザ抽出部は、評価が付与された時期に応じて重みをつけて前記期待値を算出する
前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記ユーザ抽出部は、前記第1乃至第3の評価のうち少なくとも2つの評価を重みを付けて用いることにより、前記提示対象ユーザを抽出する
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
前記第1のユーザに提示され、かつ、前記第1のユーザが評価を付与した情報を発信した前記提示対象ユーザの抽出に用いられた評価の種類に基づいて、前記重みの学習を行う学習部を
さらに備える前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供する情報処理装置が、
前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出ステップと、
前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出ステップと、
前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御ステップと
を含む情報処理方法。
(15)
他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供するサーバと、
前記サービスの提供を受けるクライアントと
を含み、
前記サーバは、
前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、
前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、
前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部と
を備える情報処理システム。
(16)
他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する評価に基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、
前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、
前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部と
を備える情報処理装置。
1 情報処理システム, 11,11a乃至11d サーバ, 12−1乃至12−m クライアント, 32 情報処理部, 41 フィードバック収集部, 42,42a,42b 友人コメントフィルタリング部, 43 提示制御部, 44 コメント収集部, 51−1乃至51−n 友人コメントDB, 71,71a乃至71c 友人フィルタリング部, 72 友人コメントリスト生成部, 81 フィードバックDB, 82 友人DB生成部, 83 友人情報蓄積部, 84 友人リスト生成部, 102 出力制御部, 103 出力部, 104 入力部, 201 友人リスト合成部, 202 友人コメントリスト生成部, 221 重み学習部, 223 合成部, 301 情報処理部, 311 トレンド解析部, 312 コメントリスト合成部, 331 トレンドスコア算出部, 332 トレンドコメントリスト生成部, 351 重み学習部, 353 合成部, 401 情報処理部, 411,411a,411b 推薦コメント抽出部, 432 判別部, 433 推薦コメントリスト生成部, 451 素性ベクトル生成部, 452 学習部, 453 判別部, 501 情報処理部

Claims (16)

  1. 他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、及び、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、
    前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する第1の情報抽出部と、
    前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第2のユーザから発信された情報の中から評価が大きく変化している情報を抽出する第2の情報抽出部と、
    前記第1の情報抽出部及び前記第2の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに提示する情報を抽出する第3の情報抽出部と
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第3の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに推薦する情報を前記ユーザに提示する情報として抽出する第4の情報抽出部を
    さらに備える請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第4の情報抽出部は、1以上の特定のアイテムに関する情報を前記第1のユーザに推薦する情報として抽出する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の情報抽出部は、直近の期間の評価の移動偏差とそれより前の期間の評価の移動偏差との比率に基づいて、評価が大きく変化している情報を抽出する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記第3の情報抽出部は、前記第1の情報抽出部又は前記第2の情報抽出部のいずれにより抽出されたかにより重みを付けて前記第1のユーザに提示する情報を抽出する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のユーザに提示され、かつ、前記第1のユーザが評価を付与した情報が前記第1の情報抽出部又は前記第2の情報抽出部のいずれにより抽出されたかに基づいて、前記重みの学習を行う学習部を
    さらに備える請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の情報抽出部により抽出された情報の中から前記第1のユーザに推薦する情報を前記ユーザに提示する情報として抽出する第2の情報抽出部を
    さらに備える請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2の情報抽出部は、1以上の特定のアイテムに関する情報を前記第1のユーザに推薦する情報として抽出する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザ抽出部は、前記第1の評価乃至前記第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、各前記第2のユーザが発信するコメントに対してポジティブな評価を前記第1のユーザが付与する期待値を算出し、前記期待値に基づいて前記提示対象ユーザを抽出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザ抽出部は、評価が付与された時期に応じて重みをつけて前記期待値を算出する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記ユーザ抽出部は、前記第1乃至第3の評価のうち少なくとも2つの評価を重みを付けて用いることにより、前記提示対象ユーザを抽出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1のユーザに提示され、かつ、前記第1のユーザが評価を付与した情報を発信した前記提示対象ユーザの抽出に用いられた評価の種類に基づいて、前記重みの学習を行う学習部を
    さらに備える請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供する情報処理装置が、
    前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出ステップと、
    前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出ステップと、
    前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御ステップと
    を含む情報処理方法。
  15. 他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスを提供するサーバと、
    前記サービスの提供を受けるクライアントと
    を含み、
    前記サーバは、
    前記サービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する第1の評価、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第2の評価、並びに、前記サービスの所定のユーザの範囲内での各前記第2のユーザに対する第3の評価のうち少なくとも1つに基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、
    前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、
    前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部と
    を備える情報処理システム。
  16. 他のユーザが発信した情報を閲覧することが可能なサービスにおいて第1のユーザが情報を閲覧するように設定している第2のユーザの中から、前記第1のユーザによる各前記第2のユーザに対する評価に基づいて、前記第2のユーザの中から前記第1のユーザに情報を提示する対象となる提示対象ユーザを抽出するユーザ抽出部と、
    前記提示対象ユーザから発信された情報の中から、前記第1のユーザに提示する情報を抽出する情報抽出部と、
    前記第1のユーザへの情報の提示を制御する提示制御部と
    を備える情報処理装置。
JP2012170729A 2012-08-01 2012-08-01 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム Pending JP2014032434A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170729A JP2014032434A (ja) 2012-08-01 2012-08-01 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム
US13/936,474 US20140040372A1 (en) 2012-08-01 2013-07-08 Information processing apparatus, information processing method and information processing system
CN201310316664.4A CN103581165B (zh) 2012-08-01 2013-07-25 信息处理设备、信息处理方法和信息处理系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170729A JP2014032434A (ja) 2012-08-01 2012-08-01 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014032434A true JP2014032434A (ja) 2014-02-20

Family

ID=50026584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012170729A Pending JP2014032434A (ja) 2012-08-01 2012-08-01 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140040372A1 (ja)
JP (1) JP2014032434A (ja)
CN (1) CN103581165B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015225540A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社エルテス 交友状況検知プログラム、交友状況検知装置及び交友状況の検知方法
JP2018523187A (ja) * 2015-07-29 2018-08-16 グーグル エルエルシー 個人エンティティのモデル化

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9094461B2 (en) * 2012-10-19 2015-07-28 Google Inc. Filtering a stream of content
US10482090B2 (en) * 2015-11-16 2019-11-19 Facebook, Inc. Ranking and filtering comments based on feed interaction history
CN105516273A (zh) * 2015-11-30 2016-04-20 四川长虹电器股份有限公司 用于资源下载的系统及方法
WO2018018132A1 (en) * 2016-07-29 2018-02-01 1974226 Alberta Ltd. Processing user provided information for ranking information modules
CN110163692A (zh) * 2018-01-30 2019-08-23 哈尔滨学院 一种基于大数据的商品推荐方法及其系统

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060277091A1 (en) * 2003-04-02 2006-12-07 Kochikar Vivekanand P Automated method for quantitative measurement of benefits in a plurality of self-assessing, knowledge sharing communities
US7383307B2 (en) * 2004-01-07 2008-06-03 International Business Machines Corporation Instant messaging windowing for topic threads
CN1661604A (zh) * 2004-02-25 2005-08-31 松下电器产业株式会社 移动终端的活动记录分析和自动信息推荐系统及方法
US7949107B2 (en) * 2005-08-24 2011-05-24 International Business Machines Corporation Method, system, and computer program product for providing privacy measures in instant messaging systems
US20070143472A1 (en) * 2005-12-21 2007-06-21 International Business Machines Corporation Method for improving the efficiency and effectiveness of instant messaging based on monitoring user activity
US7958192B2 (en) * 2006-04-25 2011-06-07 Ralph Harik Method for information gathering and dissemination in a social network
US7792967B2 (en) * 2006-07-14 2010-09-07 Chacha Search, Inc. Method and system for sharing and accessing resources
JP4240096B2 (ja) * 2006-09-21 2009-03-18 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体
US20080162568A1 (en) * 2006-10-18 2008-07-03 Huazhang Shen System and method for estimating real life relationships and popularities among people based on large quantities of personal visual data
US7631079B1 (en) * 2007-05-21 2009-12-08 Chris Bowman System and method of messaging and obtaining message acknowledgement on a network
US20140049360A1 (en) * 2007-08-24 2014-02-20 Assa Abloy Ab Data collection using a credential
US9465993B2 (en) * 2010-03-01 2016-10-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Ranking clusters based on facial image analysis
US20110238755A1 (en) * 2010-03-24 2011-09-29 Hameed Khan Proximity-based social networking
CN102316046B (zh) * 2010-06-29 2016-03-30 国际商业机器公司 向社交网络中的用户推荐信息的方法和装置
US10296159B2 (en) * 2011-09-21 2019-05-21 Facebook, Inc. Displaying dynamic user interface elements in a social networking system
US9946430B2 (en) * 2011-09-21 2018-04-17 Facebook, Inc. Displaying social networking system user information via a timeline interface
US8887035B2 (en) * 2011-09-21 2014-11-11 Facebook, Inc. Capturing structured data about previous events from users of a social networking system
US8869017B2 (en) * 2011-09-21 2014-10-21 Facebook, Inc Aggregating social networking system user information for display via stories
US9466071B2 (en) * 2011-11-16 2016-10-11 Yahoo! Inc. Social media user recommendation system and method
US8577859B2 (en) * 2012-01-09 2013-11-05 Wajam Internet Technologie Inc. Method and system for aggregating searchable web content from a plurality of social networks and presenting search results
US9654591B2 (en) * 2012-10-01 2017-05-16 Facebook, Inc. Mobile device-related measures of affinity

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015225540A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社エルテス 交友状況検知プログラム、交友状況検知装置及び交友状況の検知方法
JP2018523187A (ja) * 2015-07-29 2018-08-16 グーグル エルエルシー 個人エンティティのモデル化
US10803391B2 (en) 2015-07-29 2020-10-13 Google Llc Modeling personal entities on a mobile device using embeddings

Also Published As

Publication number Publication date
US20140040372A1 (en) 2014-02-06
CN103581165A (zh) 2014-02-12
CN103581165B (zh) 2018-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014032434A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム
US11270333B1 (en) Click-through prediction for targeted content
US10509837B2 (en) Modeling actions for entity-centric search
US9286575B2 (en) Adaptive ranking of news feed in social networking systems
US20180060915A1 (en) Audience expansion for online social network content
US9020956B1 (en) Sentiment and topic based content determination methods and systems
US9582786B2 (en) News feed ranking model based on social information of viewer
US10685065B2 (en) Method and system for recommending content to a user
US20140172545A1 (en) Learned negative targeting features for ads based on negative feedback from users
US20140172544A1 (en) Using negative feedback about advertisements to serve advertisements
CN112074857A (zh) 组合机器学习和社交数据以生成个性化推荐
US20170140056A1 (en) System and method for generating influencer scores
CN108475282B (zh) 通信系统和通信控制方法
US20190095530A1 (en) Tag relationship modeling and prediction
US10726087B2 (en) Machine learning system and method to identify and connect like-minded users
JP2019113943A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
US10769227B2 (en) Incenting online content creation using machine learning
US20130179149A1 (en) Communication processing
US20130031093A1 (en) Information processing system, information processing method, program, and non-transitory information storage medium
US9177039B2 (en) Communication assistance device, communication assistance method, and computer readable recording medium
EP2613275B1 (en) Search device, search method, search program, and computer-readable memory medium for recording search program
US9244970B2 (en) Communication assistance device, communication assistance method, and computer readable recording medium
CN112052297A (zh) 信息生成方法、装置、电子设备和计算机可读介质
US10515423B2 (en) Shareability score
KR20210060375A (ko) 유망 콘텐츠 선정 방법, 장치 및 컴퓨터프로그램