JP2013221309A - 運行管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】鉱山情報や作業機械情報の送受信が困難な環境下であっても、通信コストが高額にならず、鉱山にて稼働している運搬車両や作業車両の作業機械情報を管理もれなく共有化する。
【解決手段】複数のショベル12と、複数のダンプ13と、これらの運行を管理する管理局11を備える鉱山の運行管理システムは、管理局11が、ダンプ13やショベル12の各種作業機械情報と鉱山情報を記憶する記憶部111と、交信相手に鉱山情報を送信し、作業機械情報を受信する無線送受信手段114を有し、ショベル12やダンプ13は、作業機械情報と鉱山情報を記憶する記憶部120a,121a,130a,131aと、他車両に作業機械情報及び鉱山情報を送信し、作業機械情報及び鉱山情報を受信して、管理局11に作業機械情報を送信し、鉱山情報を受信する無線送受信手段124,134を有する。更に交信相手を認識する手段113,123,133を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダンプトラック等の運搬車両や油圧ショベル等の作業車両の作業状態に応じて運搬車両を効率的に運行するための管理システムに関する。
鉱山では、油圧ショベルなどの作業車両が掘削を行い、掘削した鉱石をダンプトラックなどの運搬車両に積載し、生産物である鉱石を処理設備まで運んでいる。このような鉱山では生産量及び生産効率を確保するために鉱山の複数の場所で掘削を行い、また生産した鉱石を運搬しており、ダンプトラックを多数使用している。
特許文献1には、通信手段を備えた複数の自走車両と、通信手段を備えた複数のベッセルと、通信手段を備えた積込機械と、処理設備と、通信手段を備えた管理局とを有し、自走車両とベッセルとは結合及び分離可能であり、管理局は、処理設備からの運搬要求信号に基づいて、運搬すべきベッセルを選択し、またベッセルを運搬すべき自走車両を選択し、選択した自走車両に運搬指令信号を送信することにより自走車両がベッセルと結合して処理設備まで走行するようにした技術が開示されている。
また、特許文献2には、サービス拠点、顧客事務所、顧客現場事務所等の管理部を電話回線で接続し、この電話回線に接続可能な可搬の親機を作業現場付近に設置するとともに、作業機械にはアンテナおよび親機と無線通信ができる子機を搭載し、作業機械で採取された各種情報を各子機、親機、電話回線を介して上記管理部へ送信し、管理部からの指令を電話回線、親機、子機を介して作業機械に伝送する技術が開示されている。
特開2004−102322号公報 特開平8−144312号公報
ダンプトラックは高価な機械であり、その台数が多いと鉱山の経費は膨大なものとなってしまう。従って、ダンプトラックの台数を極力少なくして効率よく鉱石を運搬することがコスト削減のために必要となっている。例えば作業車両の掘削現場では積み込み待ちのダンプトラックが待機していることがあるが、この積み込み待ち時間を少なくしてダンプトラックを効率的に運行し、鉱山の生産量及び生産効率を上げてコスト削減を図ることが望まれている。
しかし、鉱山等の山では現場の状況によっては無線通信の通信状態は必ずしも良好でなく、特許文献1に記載の技術では自走車両やベッセル、積込機械、処理設備と管理局とを無線通信で結んでいるため、作業機械の有する情報を送受信できない、すなわち通信が困難な位置にいる車両の情報を得られない場合が生じることがある。これでは管理漏れが発生し、正確な運行状況の管理が困難となる。また、無線通信は高出力としなければならず、通信設備に要するコストが高くなってしまうとの問題がある。
特許文献2に記載の技術では、作業機械情報を漏れなく確実に取得することはできるものの、適切な位置に親機や電話回線を設ける必要があるが、設置が困難なこともあり、また電話回線の設置コストが高くなるという問題がある。また作業現場が変わるたびに電話回線を敷設する必要があり、作業現場の変化に柔軟に対応することが困難である。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、鉱山情報や作業機械情報の送受信が困難な環境下であっても、通信コストが高額にならず、鉱山にて稼働している運搬車両や作業車両の作業機械情報を管理もれなく共有化することができる運行管理システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の発明は、複数の作業車両と、複数の運搬車両と、これら複数の作業車両と複数の運搬車両の運行を管理する管理局とを備えた鉱山の運行管理システムにおいて、前記管理局は、前記運搬車両および前記作業車両の作業状態に関する作業機械情報と鉱山情報を記憶する管理局用記憶部と、前記運搬車両と前記作業車両とのいずれかと交信可能状態となったときに、前記運搬車両および前記作業車両に前記鉱山情報を送信し、前記運搬車両および前記作業車両から前記作業機械情報を受信する管理局用無線送受信手段を有し、前記運搬車両及び前記作業車両は、前記作業機械情報と前記鉱山情報を記憶する車両用記憶部と、他車両と交信可能状態となったときに、前記他車両に自車両が有する前記作業機械情報及び前記鉱山情報を送信し、前記管理局に自車両が有する前記作業機械情報を送信し、前記他車両から他車両が有する前記作業機械情報及び前記鉱山情報を受信し、前記管理局から前記鉱山情報を受信する車両用無線送受信手段を有し、前記管理局、前記運搬車両及び前記作業車両は、前記交信可能状態となった相手が、前記管理局、前記運搬車両、前記作業車両のいずれであるかを認識する認識手段を有する。
また第2の発明は、第1の発明において、前記運搬車両は、運搬対象物の積み込み待ち時間を計算し、この積み込み待ち時間を前記作業機械情報に加える待ち時間演算部を更に有し、前記作業車両は、前記他車両からの情報を受信せず、かつ自らが作業を行っていない無通信状態の継続時間を計算し、この無通信時間を前記作業機械情報に加える無通信時間演算部を更に有し、前記管理局、前記運搬車両、前記作業車両のいずれかが、前記作業機械情報のうちの前記無通信時間と前記積み込み待ち時間から最適な運搬車両数を演算する管理情報処理部を有する。
また第3の発明は、第1または第2の発明において、前記車両用無線送受信手段は、前記交信可能状態として、積み込み待ち、積み込み中、放土中、走行中に前記作業機械情報及び前記鉱山情報を送受信する。
本発明の運行管理システムによれば、鉱山情報や作業機械情報の送受信が困難な環境下であっても、通信コストが高額にならず、鉱山にて稼働している運搬車両や作業車両の作業機械情報を管理もれなく共有化することができる。
本発明の運行管理システムの一実施の形態の概略図である。 図1に示す本発明の運行管理システムの一実施の形態の油圧ショベルの側面概略図である。 本発明の運行管理システムの一実施の形態のダンプトラックの側面概略図である。 本発明の運行管理システムの一実施の形態の管理局、油圧ショベルおよびダンプトラックの各々の通信・制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の運行管理システムの一実施の形態のダンプトラックにおける処理ステップを示すフローチャート図である。 本発明の運行管理システムの一実施の形態の油圧ショベルにおける処理ステップを示すフローチャート図である。 本発明の運行管理システムの一実施の形態の管理局における処理ステップを示すフローチャート図である。
本発明の運行管理システムの一実施の形態を図面を用いて説明する。
以下、本発明の運行管理システムとして、採石現場や工事現場で運用される車両を管理する運行管理システムを例にとって説明する。以下の実施形態は、作業車両が油圧ショベル、運搬車両がダンプトラック、作業機械情報が油圧ショベルおよびダンプトラックの各種状態量とした場合である。
図1は、本発明の一実施形態における運行管理システムの概略構成を表す概略図であり、図2は、図1に示す本発明の運行管理システムの一実施の形態の油圧ショベルの側面概略図、図3は、本発明の運行管理システムの一実施の形態のダンプトラックの側面概略図、図4は、本発明の運行管理システムの一実施の形態の管理局、油圧ショベルおよびダンプトラックの各々の通信・制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、採石現場等の鉱山では、掘削作業や積み込み作業等を行う複数台の油圧ショベル12(図1では1台のみ図示)と、この油圧ショベル12で掘削された採石や土砂等の掘削物を、油圧ショベル12が位置する積み込み場から放土場14へ運搬する複数台のダンプトラック13が運用されている。
また、これら油圧ショベル12、ダンプトラック13の運行を管理するための管理局11(詳細には、例えば採石現場や工事現場の近傍若しくは遠隔地に設置された管理事務所)が設けられている。
図1において、管理局11は、管理局11付近に停車しているダンプトラック13(通信Aの相手)や放土場14で放土しているダンプトラック13(通信Bの相手)、基地局15(通信Iの相手)とのみ相互通信している。油圧ショベル12は、積み込み作業中のダンプトラック13(通信Hの相手)や自車両の付近を走行しているダンプトラック13(通信Gの相手)とのみ相互に通信している。また、管理局11付近に停車中のダンプトラック13は、管理局11の他に、その付近を走行しているダンプトラック13(通信Cの相手)とのみ相互に通信している。放土場14で放土しているダンプトラック13は、管理局11のほかに、その付近を走行しているダンプトラック13(通信Dの相手)とのみ相互通信している。油圧ショベル12による積み込み作業中のダンプトラック13は、油圧ショベル12のほかに、その付近を走行しているダンプトラック13(通信Fの相手)とのみ相互通信している。管理局11、油圧ショベル12、放土場14の近くにないダンプトラック13は、自車両の近くを走行(すれ違う、前後を走行)しているダンプトラック13(通信Eの相手)とのみ相互通信している。
以下、図1のような近距離の相手とのみ相互通信する本実施形態の運行管理システムを実現する各構成について説明する。まず図2,4を用いて油圧ショベル12の構成を説明する。
図2に示すように、油圧ショベル12は、油圧モータにより走行する下部走行体21と、エンジン、油圧ポンプ、油圧配管、電源バッテリ、運転室等が設置されている上部旋回体22と、ブーム23a、アーム23b、バケット23b等より成るフロント機構23を備えている。
また、図4に示すように、油圧ショベル12は、自車両の各種状態量の情報を取得する各種状態量センサ122と、自車両の情報を管理するための車両コントローラA120と、他車両や管理局11からの情報を管理するための車両コントローラB121と、情報授受の制御を行う通信コントローラ123と、無線による送受信機(無線通信装置)124及びアンテナ125等を備えている。無線通信装置124とアンテナ125から車両用無線送受信手段は構成される。
車両コントローラA120は、各種状態量センサ122で取得した各種状態量情報を演算し、これらの情報を時刻及び自車両IDと関連付けた状態で記憶部120aに逐次記録させるもので、車両コントローラA120は、更に、自車両が、他車両からの情報を受信せず、かつ自らが作業を行っていない無通信状態の継続時間Y[sec]を演算し、この無通信時間Yを作業機械情報に加える無通信時間演算部120bを有する。
車両コントローラB121は、他油圧ショベル12やダンプトラック13の各種状態量センサで検出された他機の各種状態量情報、管理局11から送信された鉱山情報を受信すると、これらの情報をその内部の記憶部121bに記録するもので、更に、他機や管理局11から受信した情報のうち必要な情報をオペレータに表示する。
ここで、油圧ショベル12の各種状態量センサ122が収集して記憶部120aに格納される情報の一部を以下に列挙する。
(i)操作レバーのストローク回数;無通信時間Yや走行頻度、バケット操作回数等作業内容の分析に用いられる。
(ii)アワメータ;油圧ショベル12の稼働時間をチェックする。
(iii)エンジンキースイッチのON、OFF;累積稼働時間、稼働時間帯を把握する。
(iv)応力;油圧ショベルの所定個所の応力をひずみゲージで検出した情報で、健全性の確認に用いる。
(v)エンジン回転数、油圧ポンプの傾転角、吐出圧力;効率、操作性、燃費等を考慮して各種の設定値を適切な値にするための情報である。
(vi)作動油の温度;油の劣化の監視やクーラー等のヒートバランスのチェックに用いられる。
(vii)燃料量;単位時間当たりの燃料消費量および燃料残量のチェック用である。
(viii)各種運転モードスイッチのON、OFF;油圧ショベルの使用態様を把握する。
次にダンプトラック13の構成を、図3,4を用いて説明する。
図3に示すように、ダンプトラック13は、車体135と、この車体135の前方下部に回転可能に設けられた左右の前輪136L,136R(但し、図1A中136Lのみ示す)と、車体135の後方下部に回転可能に設けられた左右の後輪137L,137R(但し、図1A中137Lのみ示す)と、車体135の後方上部にヒンジピン138を介し上下方向に回動可能(傾斜可能)に設けられた荷台139と、この荷台139を車体135に対して回動させるシリンダ140と、車体135の前方上部に設けられたキャブ141(運転室)等を備えている。
また、図4に示すように、ダンプトラック13は、荷台139に積載された積載物の重量を測定する加重センサ132aと、ダンプトラック13の走行速度を検出する車速センサ132bが設けられている。更に、自車両の情報を管理する車両コントローラA130と、他車両の情報を管理する車両コントローラB131と、情報授受の制御を行う通信コントローラ133と、無線による送受信機(無線通信装置)134及びアンテナ135等を備えている。無線通信装置134とアンテナ135により車両用無線送受信手段は構成される。
車両コントローラA130は、荷重センサ132aで検出された荷台の積載物の重量や、車速センサ132bで検出されたダンプトラック13の走行速度を収集・演算し、これらの情報を時刻及び自車両IDと関連付けた状態で記憶部130aに逐次記録するもので、車両コントローラA130は、更に、ダンプトラック13が運搬対象物の積み込み待ちをしている時間X[sec]を計算し、この積み込み待ち時間Xを作業機械情報に加える待ち時間演算部130bを備える。
車両コントローラB131は、油圧ショベル12や他ダンプトラック13の状態量情報(作業機械情報)、管理局11から送信された鉱山情報を受信すると、これらの情報をその内部の記憶部131aに記録するもので、他機や管理局11から受信した情報のうち必要な情報をオペレータに表示する。
ダンプトラック、油圧ショベル、管理局の各通信構成の相互間作用について、図4を参照して説明する。
図4において、管理局11は、各油圧ショベル12・各ダンプトラック13等の各種状態量を各ショベル・各ダンプトラック毎に記録する記録エリア111aを有するデータベース111と、油圧ショベル12,ダンプトラック13から受信した作業機械情報を整理してデータベース111に送る等の保守管理に関する種々の処理を行う管理部コントローラ112と、情報授受の制御を行う通信コントローラ113と、鉱山情報や作業機械情報の送受信を行うための無線送受信機114及びアンテナ115等を備えている。
このうち、管理部コントローラ112は、データベース111の記憶部111aに記録された各油圧ショベル12・各ダンプトラック13等の作業機械情報から最適な運行台数を行う管理情報処理部112aを有している。
管理局11は、油圧ショベル12やダンプトラック13が、放土、給油、作業終了などで自局に接近して交信可能となったことを通信コントローラ113において認識すると、油圧ショベル12やダンプトラック13から、自機の車両情報に加えて他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各種作業機械情報を受信し、管理部コントローラ112において各車両毎に整理してデータベース111の記録エリア111aに記録する。また、油圧ショベル12やダンプトラック13に対して作成した鉱山情報を無線送受信機114から送信するよう構成されている。
また、管理局11は、油圧ショベル12やダンプトラック13から受信した各種作業機械情報に基づき、管理部コントローラ112において鉱山情報を作成する。
更に、管理情報処理部112aにおいて、作業機械情報のうち、油圧ショベル12から受信した無通信時間Yと、ダンプトラック13から受信した積み込み待ち時間Xから、現在の鉱山において最適なダンプトラック13の運行台数を演算する。例えば、油圧ショベル12の無通信時間Yが、ある所定の値Y(Y:待ち時間が長いと判断する閾値[sec])より大きいかどうか判断し、大きければダンプトラック13の運行台数を増やすよう出力する。また、ダンプトラック13の積み込み待ち時間Xが、ある所定の値X(X:待ち時間が長いと判断する閾値[sec])より大きいかどうか判断し、大きい場合はダンプトラック13の運行台数が多いと判断してダンプトラック13の運行台数を減らすよう出力する。
なお、本実施形態における鉱山情報とは、鉱山を運行管理するための情報のことであり、例えば、ダンプトラック13のコンディション情報、油圧ショベル12のコンディション情報、鉱山のマップデータ(鉱山の現場の位置や走行コースデータ)、通路の整備情報等により構成されるものである。
油圧ショベル12は、他油圧ショベル12やダンプトラック13が接近するか、管理局11に接近して交信可能となったことを通信コントローラ123において認識すると、他油圧ショベル12やダンプトラック13からは、交信相手自体の車両情報に加えて、各車両ごとに整理された、他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種作業機械情報と鉱山情報を、管理局11からは鉱山情報を、無線送受信装置124で受信し、これらの情報を車両コントローラB121において整理し、記憶部121aにおいて記録する。また、他油圧ショベル12やダンプトラック13に対して、車両コントローラA120において管理された自機の車両情報や自車両のダンプトラック13との無通信時間Yに加えて、車両コントローラB121で管理された、各車両ごとに整理された、他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報を送信し、管理局11に対しても、車両コントローラA120において管理された自機の車両情報や自車両のダンプトラック13との無通信時間Yに加えて、車両コントローラB121で管理された、各車両ごとに整理された、他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報を、無線送受信装置124から送信するよう構成されている。
ダンプトラック13は、油圧ショベル12や他ダンプトラック13、管理局11に対して接近して交信可能となったことを通信コントローラ133において認識すると、油圧ショベル12または他ダンプトラック13からは交信相手自体の車両情報に加えて、各車両ごとに整理された、他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報と鉱山情報を、管理局11からは鉱山情報を無線送受信装置134で受信し、これらの情報を車両コントローラB131において整理し、記憶部131aにおいて記録する。また、油圧ショベル12や他ダンプトラック13に対して、車両コントローラA130において管理された自機の車両情報や自車両の積み込み待ち時間Xに加えて、車両コントローラB131で管理された、各車両毎に整理された、他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報を送信し、管理局11に対して、車両コントローラA130において管理された自機の車両情報や自車両の積み込み待ち時間Xに加えて、車両コントローラB131で管理された、各車両毎に整理された、他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報を無線送受信装置134から送信するよう構成されている。
管理局11の無線送受信装置114、油圧ショベル12の無線送受信装置124、ダンプトラック13の無線送受信装置134には、低出力、近距離用の通信機器を用いる。例えば、電波の到達距離が短い(100m〜1km)が、高速の通信が可能であり(256kbps)、きわめて大きい情報量を高速に通信することができるSS無線などが好適である。
次に、上述のような鉱山の運行管理システムにおいて、管理局11、油圧ショベル12、ダンプトラック13のそれぞれでの制御フローについて、図5−7を参照して以下説明する。
まず、ダンプトラックにおける制御フローのフローチャートについて図5を用いて説明する。
図5は、本発明の運行管理システムの一実施の形態のダンプトラックにおける処理ステップを示すフローチャート図である。
まず、ステップ(S11)として、ダンプトラック13のエンジンを始動、ステップ(S12)に移行する。
次に、ステップ(S12)において、車体コントローラA130は、現在の自車両の各種状態量情報(荷台139の積載量、現在の車速等)を、加重センサ132a,車速センサ132bを用いてサンプリングし、自車両情報として記録した後、ステップ(S13)に移行する。
次に、ステップ(S13)において、通信コントローラ133は、自車両が、他ダンプトラック13、油圧ショベル12、管理局11と交信可能状態にあるかどうかを判断する。交信可能状態にあればステップ(S14)に処理を進め、交信可能状態でない場合はステップ(S12)へ移行する。
次に、ステップ(S14)において、通信コントローラ133は、交信相手の情報を受信し、通信相手を判別する。
次に、ステップ(S15)において、通信コントローラ133は、ステップ(S14)において判別した交信相手が管理局11であるかどうかを判断し、管理局11であればステップ(S16)に移行し、管理局11でないときはステップ(S17)に移行する。
管理局11と判断した場合、次に、ステップ(S16)において、通信コントローラ133は、管理局11から最新の鉱山情報を受信し、車両コントローラB131で記録している情報を更新する。また、管理局11に対しては、車両コントローラA130で記録している自車両の各種情報と自車両の積み込み待ち時間Xに加えて、車両コントローラB131で記録している他車両の各種作業機械情報を送信する。その後、ステップ(S12)に処理を移行する。
次に、ステップ(S17)において、通信コントローラ133は、ステップ(S14)において判別した交信相手がダンプトラック13であるかどうかを判断し、ダンプトラック13であればステップ(S18)に移行し、ダンプトラック13でないときはステップ(S19)に移行する。
ダンプトラック13と判断した場合、次に、ステップ(S18)において、通信コントローラ133は、自機が車両コントローラA130で記録している自機の車両情報(積み込み待ち時間X含む)に加えて、車両コントローラB131で記録している他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報を送信する。また、ダンプトラック13からは、そのダンプトラック13自体の車両情報に加えて他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報と鉱山情報を受信し、車両コントローラB131において記録情報を更新する。その後、ステップ(S12)に処理を移行する。
次に、ステップ(S19)において、通信コントローラ133は、ステップ(S14)において判別した交信相手が油圧ショベル12であるかどうかを判断し、油圧ショベル12であればステップ(S20)に移行し、油圧ショベル12でないときは、交信可能状態であるかどうかを再チェックするためにステップ(S13)に処理を戻す。
油圧ショベル12と判断した場合、次に、ステップ(S20)において、通信コントローラ133は、車両コントローラA130で記録している自機の積載値等、積載に必要な指示を含む自機の車両情報(積み込み待ち時間X含む)に加えて、自機が車両コントローラB131で記録する管理局11から受信した鉱山情報や他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報を送信する。また、油圧ショベル12からは、その油圧ショベル12自体の車両情報に加えて他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報、更には油圧ショベル12の無通信時間Yを受信し、車両コントローラB131において記録情報を更新する。その後、ステップ(S21)に処理を進める。
次に、ステップ(S21)において、車両コントローラA130は、現在の自車両が、自車両の速度が0km/hかつ積載値増加があるかどうか(すなわち積み込み中かどうか)を判断する。例えば、荷台139に積載物が積み込まれている状態かどうかについては加重センサ132aからの入力値が変動しているかどうかで判断し、自車両の速度については車速センサ132bからの入力値を利用して判断する。
このステップ(S21)で、車両コントローラA130は、速度0km/hかつ積載値増加であると判断すると、自車両が積載物の積み込み中であるとして、この状態を継続するために、ステップ(S12)に処理を進める。もし、速度0km/hでないか、積載値が増加していない場合は、現在自車両は油圧ショベル12の付近にて積載物の積み込み待ち状態であると判断して、ステップ(S22)へ処理を進める。
次に、ステップ(S22)において、車両コントローラA130は、油圧ショベル12の付近に待機して停車している積み込み待ち状態の時間をカウントするべく、待ち時間演算部130bにおいて通信時間をカウントし、自機の情報を更新する。その後、ステップ(S23)に処理を移行する。
次に、ステップ(S23)において、車両コントローラA130は、積み込みが開始したかどうかを、ステップ(S21)と同様に、速度0km/hかつ積載値が増加しているかどうか、で判断する。速度0km/hかつ積載値が増加している場合は積み込みが開始した状態と判断し、ステップ(S24)へ処理を進める。速度0km/hでないか、積載値が増加していない場合は、未だ自車両は油圧ショベル12の付近にて積載物の積み込み待ち状態であると判断して、ステップ(S22)へ処理を戻す。
次に、ステップ(S24)において、先のステップ(S22)で記録した通信時間の累積値(積み込み待ち時間X)を自機車両情報として記録して、その後ステップ(S12)へ処理を進める。
次に、油圧ショベル12における制御フローのフローチャートについて図6を用いて説明する。
図6は、本発明の運行管理システムの一実施の形態の油圧ショベル12における処理ステップを示すフローチャート図である。
まず、ステップ(S31)として、油圧ショベル12のエンジンを始動し、ステップ(S32)へ移行する。
次に、ステップ(S32)において、車体コントローラA120は、現在の自車両の各種状態量情報(上述の(i)〜(viii)等)を、各種状態量センサ122を用いてサンプリングし、ステップ(S33)に移行する。
次に、ステップ(S33)において、通信コントローラ123は、自車両が、管理局11、油圧ショベル12、ダンプトラック13のいずれかと交信可能状態にあるかどうかを判断する。交信可能状態にあればステップ(S34)に処理を進め、交信可能状態でない場合はステップ(S35)へ移行する。
次に、ステップ(S34)において、通信コントローラ123は、交信相手の情報を受信し、通信相手を判別する。
通信相手が油圧ショベル12またはダンプトラック13であると判断した場合、油圧ショベル12またはダンプトラック13に対して、車両コントローラA120で記録する自機の車両情報と自車両の無通信時間Yに加えて、車両コントローラB121で記録する他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報及び鉱山情報を送信する。また油圧ショベル12またはダンプトラック13からは、交信相手自体の車両情報に加えて他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報と鉱山情報を受信し、車両コントローラB121において記録情報を更新し、ステップ(S32)に移行する。
通信相手が管理局11であると判断した場合、管理局11に、車両コントローラA120で記録する自機の車両情報と自車両の無通信時間Yに加えて、車両コントローラB121で記録する他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報を送信し、管理局11からは鉱山情報を受信して車両コントローラB121において記録情報を更新し、ステップ(S32)に移行する。
これに対し、ステップ(S35)では、車両コントローラA120は、自車両がダンプトラック13への積み込み作業を行えない作業待ち時間をカウントするべく、無通信時間演算部120bにおいて無通信時間をカウントし、自機の情報として記録し、ステップ(S36)に移行する。
次に、ステップ(S36)において、車両コントローラA120は、例えば、運転コントローラにおける操作レバーの状態の情報、エンジンのガバナ位置、アクセルレバー位置の情報をみて情報に変化がなく、かつ近くに情報を送受信する相手がいないとき、ダンプトラック13と通信可能であってもダンプトラック13が積み込み待ち状態ではないときのいずれかの際には、未だに自車両は無通信状態であると判断し、ステップ(S35)へ処理を戻す。これに対し、操作レバーを動かし、通信可能状態の場合は、ダンプトラック13に対して積み込み作業を開始したと判断して、ステップ(S37)へ処理を進める。
次に、ステップ(S37)において、車両コントローラA120は、先にカウントした無通信時間Yを自機車両情報として記録して、その後ステップ(S32)へ処理を戻す。
次に、管理局11における制御フローのフローチャートについて図7を用いて説明する。
図7は、本発明の運行管理システムの一実施の形態の管理局11における処理ステップを示すフローチャート図である。
まず、ステップ(S41)において、管理局11の各種機能を起動させ、ステップ(S42)に移行する。
次に、ステップ(S42)において、管理局11は、管理部コントローラ112を用いて、稼働機械毎の情報をデータベース111に格納する。また格納した情報を用いて鉱山情報をまとめ、記録する。また、鉱山内で警告、警報指示等があれば同時に記録する。その後、ステップ(S43)に移行する。
次に、ステップ(S43)において、通信コントローラ113は、管理局11が、油圧ショベル12やダンプトラック13と交信可能状態にあるかどうかを判別する。交信可能状態にあればステップ(S44)に処理を進め、交信可能状態でない場合はステップ(S42)へ移行する。
次に、ステップ(S44)において、通信コントローラ113は、交信相手の情報を受信し、通信相手を判別し、ステップ(S45)に移行する。
次に、ステップ(S45)において、通信コントローラ113は、ステップ(S44)において判別した交信相手が油圧ショベル12であるかどうかを判断し、油圧ショベル12であればステップ(S46)に移行し、油圧ショベル12でないときはステップ(S49)に移行する。
油圧ショベル12と判断した場合、次に、ステップ(S46)において、通信コントローラ113は、油圧ショベル12に対して作成した最新の鉱山情報を送信し、油圧ショベル12からは自機の車両情報(無通信時間Y含む)に加えて他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報を受信し、ステップ(S47)に移行する。
次に、ステップ(S47)において、管理部コントローラ112は、油圧ショベル12から受信した無通信時間Yが、ある所定の値Yより大きいかどうか判断する。この無通信時間Yは、油圧ショベル12が作業を行っていない待ち時間であり、この無通信時間Yが所定の値Yより大きい場合はステップ(S48)に処理を進める。無通信時間Yが所定値Y以下の場合、ダンプトラック13の運行台数が足りていると判断して、ステップ(S42)に処理を進める。
次に、ステップ(S48)において、管理部コントローラ112は、ダンプトラック13の運行台数が不足していると判断して、ダンプトラック13の運行台数を増やすよう、管理局11などにいる保守員等にダンプトラック13の運行台数が不足していることを通知し、ダンプトラック13の運行台数を増加させる。その後、ステップ(S42)に処理を移行する。
また、ステップ(S49)において、通信コントローラ113は、ステップ(S44)において判別した交信相手がダンプトラック13であるかどうかを判断し、ダンプトラック13であればステップ(S50)に移行し、ダンプトラック13でないときは交信可能状態であるかどうかを再チェックするためにステップ(S43)に移行する。
ダンプトラック13と判断した場合、次に、ステップ(S50)において、通信コントローラ113は、ダンプトラック13に対して作成した最新の鉱山情報を送信し、ダンプトラック13からは自機の車両情報(積み込み待ち時間X含む)に加えて他機の車両情報を含む作業機械のある時刻における各車両の各種情報を受信し、ステップ(S51)に移行する。
次に、ステップ(S51)において、管理部コントローラ112は、ダンプトラック13から受信した積み込み待ち時間Xが、ある所定の値Xより大きいかどうか判断する。この積み込み待ち時間Xは、ダンプトラック13が油圧ショベル12からの積み込み準備ができているのにもかかわらず、油圧ショベル12が別作業を行っているために積み込みが開始しない待機時間であり、この積み込み待ち時間Xが所定の値Xより大きい場合はステップ(S52)に処理を進める。積み込み待ち時間Xが所定値X以下の場合、積み込み待ちの時間が短く、ダンプトラック13には無駄が発生していないと判断して、ステップ(S47)に処理を移行し、油圧ショベル12の稼働状況についての判断をし、ステップ(S52)に移行する。
次に、ステップ(S52)において、管理部コントローラ112は、ダンプトラック13の運行台数が過多であると判断して、ダンプトラック13の運行台数を減らすよう、管理局11などにいる保守員等にダンプトラック13の運行台数が余っていることを通知し、ダンプトラック13の運行台数を減少させる。その後、ステップ(S42)に処理を移行する。
上述のように、複数の油圧ショベル12と、複数のダンプトラック13と、これら複数の油圧ショベル12と複数のダンプトラック13の運行を管理する管理局11とを備えた、鉱山における油圧ショベル12、ダンプトラック13の運行管理システムにおいて、管理局11が、ダンプトラック13および油圧ショベル12の各種作業機械情報と鉱山情報を記憶する管理局用記憶部111と、油圧ショベル12やダンプトラック13と交信可能状態となったときに、交信相手に鉱山情報を送信し、作業機械情報を受信する管理局用無線送受信手段114,115を有し、油圧ショベル12やダンプトラック13が、作業機械情報と鉱山情報を記憶する車両用記憶部120a,121a,130a,131aと、他車両12,13や管理局11と交信可能状態となったときに、他車両12,13に対しては自車両が有する作業機械情報及び鉱山情報を送信し、その際に他車両が有する作業機械情報及び鉱山情報を受信して、管理局11に対しては自車両が有する作業機械情報を送信し、その際に鉱山情報を受信するための車両用無線送受信手段124,125,134,135を有する。更には、管理局11、油圧ショベル12及びダンプトラック13のいずれも、交信可能状態となった相手が管理局11、油圧ショベル12、ダンプトラック13のいずれであるかを認識する認識手段113,123,133を有する。これにより、油圧ショベル12が直接管理局11と接続することが困難で鉱山情報を受信することができず、管理局11が油圧ショベル12の状態を把握することが困難な環境下においても、ダンプトラック13同士やダンプトラック13と油圧ショベル12間など、作業機械間の通信により、他車両等に自機の所有する情報に加えて他機の情報を送信し、また他車両等が所有する最新の情報を受信することで、双方の情報を知ることができる。従って、管理局と直接通信ができない状況下におかれている油圧ショベル12やダンプトラック13の情報であっても漏れが生じることなく共有することができ、鉱山で稼働している機械の最新の情報の共有が容易に実現できる。
また、掘削現場や砕石現場等の油圧ショベル12の作業現場の変更があっても、油圧ショベル12を移動させ、ダンプトラック13を油圧ショベル12の位置まで運行するのみで運行管理を開始することができるため、電話回線等の設備を新たに設ける必要がなく、特許文献2等のようなシステムよりも柔軟に鉱区変更に対応することができる。
また、油圧ショベル12やダンプトラック13が接近して相互に交信可能となった時のみに交信相手と情報の送信・受信を行うため、通信手段114,124,134に、高価な大出力のものを用意する必要がなく、特許文献1等のように管理局と油圧ショベル,ダンプトラックが直接情報のやり取りを行うシステムに比べて、初期設備費用および運行管理費用の低減が可能となる。これに加え、通信状態の不備等による管理漏れが発生することも抑制することができる。
さらには、ダンプトラック13や油圧ショベル12に異常が発生したとしても、通信が可能であれば、異常が発生した車両の付近を通りかかったダンプトラック13との情報のやり取りを行うことで異常が発生したとの情報の送受信ができ、迅速な対応を取ことができる等のメリットもある。
また、本実施形態の運行管理システムでは、走行するダンプトラック13を中継することで油圧ショベル12の情報と管理局11の情報を共有しているため、ダンプトラック13に、運搬対象物の積み込み待ち時間Xを計算し、この積み込み待ち時間Xを作業機械情報に加える待ち時間演算部130bを有することとし、また油圧ショベル12が、他車両からの情報を受信せず、かつ自らが作業を行っていない無通信状態の継続時間Yを計算し、この無通信時間Yを作業機械情報に加える無通信時間演算部120bを有することとし、更に、管理局11が、作業機械情報のうちの無通信時間Yと積み込み待ち時間Xから最適なダンプトラック13の運行台数を演算する管理情報処理部112aを有することにより、油圧ショベル12と管理局11間を走行するダンプトラック13の台数を無通信時間Yと積み込み待ち時間Xに応じて制限したり補充することができ、これにより、ダンプトラック13の稼働台数を理想的な台数に管理することができ、合理的かつ能率的な運用が可能となる。よって高価なダンプトラックを無駄なく効率的に運行することができ、コスト削減が図れる。
さらに、積み込み中、積み込み待ち、走行中のダンプトラック13は、積み込み作業中の油圧ショベル12や、その付近にあるダンプトラック13の情報を無線で受信して、取得した情報を他のダンプトラック13や管理局11付近に到達した時に情報を送受信することで、より確実かつ効率的に他車両等に自機の所有する情報を送信し、また最新の情報を受信することができる。よって、管理局11と直接通信ができない現場で作業を行う油圧ショベル12やダンプトラック13においても、鉱山で稼働している機械の最新の情報の共有がより容易に実現できる。
(その他)
上述の実施形態では、管理局11が管理情報処理部112aを備えているケースを例にして説明したが、管理情報処理部112aを備えるのは管理局11だけに限られず、複数の油圧ショベル12のうちの一台が備えることが可能であり、更には複数のダンプトラック13のうちの1台が備えることもできる。
また、例えば、鉱山を走行するダンプトラック13に加えて、散水車や路面整備車両等の建設車両にもダンプトラック13に搭載したものと同等の機能を有する車両コントローラA,Bや車両用無線送受信手段を搭載させて、管理局11や予め放土場や給油場等に設置した基地局15と油圧ショベル12等の建設機械間の中継車として使用することで、直接通信できない鉱山内の情報を建設車両が中継することになり、鉱山情報を間接的に共有することになり、上述の実施形態と同様の効果が発揮される。
また、図1に示すように、放土場や給油場等に設置した基地局15と管理局11を通信手段で結び、基地局15を管理局11の外局として機能させることもできる。
更に、作業車両は、油圧ショベルに限らずホイールローダであっても良く、更には、掘削はせずとも積み込みのみを行う車両であってもよい。
本発明の鉱山運搬管理システムが適用できる鉱山は、鉄鉱山でも、銅鉱山でも、金鉱山でも、ダイヤモンド鉱山でも良く、金属鉱山でも、非金属鉱山でも良い。また、鉱山には土砂、砂、岩石、砂利を生産する場合も含み、単に掘削土を移動する現場であっても良い。
11…管理局、
12…油圧ショベル、
13…ダンプトラック、
14…放土場、
15…基地局、
111…データベース、
111a…各ショベル・各ダンプトラック毎の記録エリア、
112…管理部コントローラ、
112a…管理情報処理部、
113,123,133…通信コントローラ、
114,124,134…通信送受信装置、
115,125,135…アンテナ、
120,130…車体コントローラA、
120a,121a,130a,131a…記憶部、
120b…無通信時間演算部、
130b…待ち時間演算部、
121,131…車体コントローラB、
122…各種状態センサ、
132a…加重センサ、
132b…車速センサ。

Claims (3)

  1. 複数の作業車両と、複数の運搬車両と、これら複数の作業車両と複数の運搬車両の運行を管理する管理局とを備えた鉱山の運行管理システムにおいて、
    前記管理局は、前記運搬車両および前記作業車両の作業状態に関する作業機械情報と鉱山情報を記憶する管理局用記憶部と、前記運搬車両と前記作業車両とのいずれかと交信可能状態となったときに、前記運搬車両および前記作業車両に前記鉱山情報を送信し、前記運搬車両および前記作業車両から前記作業機械情報を受信する管理局用無線送受信手段を有し、
    前記運搬車両及び前記作業車両は、前記作業機械情報と前記鉱山情報を記憶する車両用記憶部と、他車両と交信可能状態となったときに、前記他車両に自車両が有する前記作業機械情報及び前記鉱山情報を送信し、前記管理局に自車両が有する前記作業機械情報を送信し、前記他車両から他車両が有する前記作業機械情報及び前記鉱山情報を受信し、前記管理局から前記鉱山情報を受信する車両用無線送受信手段を有し、
    前記管理局、前記運搬車両及び前記作業車両は、前記交信可能状態となった相手が、前記管理局、前記運搬車両、前記作業車両のいずれであるかを認識する認識手段を有することを特徴とする運行管理システム。
  2. 請求項1記載の運行管理システムにおいて、
    前記運搬車両は、運搬対象物の積み込み待ち時間を計算し、この積み込み待ち時間を前記作業機械情報に加える待ち時間演算部を更に有し、
    前記作業車両は、前記他車両からの情報を受信せず、かつ自らが作業を行っていない無通信状態の継続時間を計算し、この無通信時間を前記作業機械情報に加える無通信時間演算部を更に有し、
    前記管理局、前記運搬車両、前記作業車両のいずれかが、前記作業機械情報のうちの前記無通信時間と前記積み込み待ち時間から最適な運搬車両数を演算する管理情報処理部を有することを特徴とする運行管理システム。
  3. 請求項1又は2記載の運行管理システムにおいて、
    前記車両用無線送受信手段は、前記交信可能状態として、積み込み待ち、積み込み中、放土中、走行中に前記作業機械情報及び前記鉱山情報を送受信することを特徴とする運行管理システム。
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