JP2013179237A - リフトオフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エピタキシー基板の表面にバファー層を介して光デバイス層が積層された光デバイスウエーハの光デバイス層を接合金属層を介して移設基板に接合した複合基板からエピタキシー基板を確実に剥離することができるリフトオフ装置を提供する。
【解決手段】リフトオフ装置は、複合基板カセット載置手段4a、4bに載置された複合基板収容カセット40に収容されている複合基板を搬出手段6によって保持手段72に搬送し、保持手段72に複合基板を吸引保持した状態でレーザー光線照射手段を作動して複合基板のエピタキシー基板側からバファー層にレーザー光線を照射してバファー層を破壊し、その後エピタキシー基板剥離手段9を作動してエピタキシー基板を光デバイス層から剥離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、サファイア基板等のエピタキシー基板の表面にバファー層を介して光デバイス層が積層された光デバイスウエーハの光デバイス層を接合金属層を介して移設基板に接合した複合基板からエピタキシー基板を剥離するリフトオフ装置に関する。
光デバイス製造工程においては、略円板形状であるサファイア基板等のエピタキシー基板の表面にバファー層を介してn型半導体層およびp型半導体層からなる光デバイス層が積層され格子状に形成された複数のストリートによって区画された複数の領域に発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスを形成して光デバイスウエーハを構成する。そして、光デバイスウエーハをストリートに沿って分割することにより個々の光デバイスを製造している。(例えば、特許文献1参照。)
また、光デバイスの輝度を向上させる技術として、光デバイスウエーハを構成するサファイア基板等のエピタキシー基板の表面にバファー層を介して積層されたn型半導体層およびp型半導体層からなる光デバイス層にモリブデン(Mo)、銅(Cu)、シリコン(Si)等の移設基板を金(Au),白金(Pt),クロム(Cr),インジウム(In),パラジウム(Pd)等の接合金属層を介して接合し、エピタキシー基板の裏面側からバファー層にレーザー光線を照射してバファー層を破壊することによりエピタキシー基板を剥離して、光デバイス層を移設基板に移し替えるリフトオフと呼ばれる製造方法が下記特許文献2に開示されている。
特開平10−305420号公報 特開2004−72052号公報
而して、バファー層にレーザー光線を照射してバファー層を破壊した後に、エピタキシー基板を剥離することにより光デバイス層を移設基板に移設するためのリフトオフ装置が必要であるが、エピタキシー基板を効率よく確実に剥離することができるリフトオフ装置が存在しない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、エピタキシー基板の表面にバファー層を介して光デバイス層が積層された光デバイスウエーハの光デバイス層を接合金属層を介して移設基板に接合した複合基板からエピタキシー基板を確実に剥離することができるリフトオフ装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、エピタキシー基板の表面にバファー層を介して光デバイス層が積層された光デバイスウエーハの光デバイス層を接合金属層を介して移設基板に接合した複合基板からエピタキシー基板を剥離するリフトオフ装置において、
複合基板を収容した複合基板収容カセットが載置される複合基板カセット載置手段と、該複合基板カセット載置手段に載置された複合基板収容カセットに収容された複合基板を搬出する搬出手段と、該搬出手段によって搬出された複合基板を保持する保持手段と、該保持手段に移設基板側が保持された複合基板のエピタキシー基板側からバファー層にレーザー光線を照射してバファー層を破壊するレーザー光線照射手段と、バファー層が破壊された複合基板からエピタキシー基板を剥離するエピタキシー基板剥離手段と、剥離されたエピタキシー基板を収容するエピタキシー基板収容カセットが載置されるエピタキシー基板カセット載置手段と、該搬出手段と該保持手段と該レーザー光線照射手段と該エピタキシー基板剥離手段を制御する制御手段と、該制御手段に複合基板の加工条件を入力する操作手段と、を具備している、
ことを特徴とするリフトオフ装置が提供される。
上記複合基板カセット載置手段と搬出手段と保持手段とレーザー光線照射手段とエピタキシー基板剥離手段とエピタキシー基板カセット載置手段と制御手段は装置ハウジング内に配設されており、上記操作手段は装置ハウジングの前面側パネルの操作手段配置領域に配設され、複合基板カセット載置手段およびエピタキシー基板カセット載置手段は装置ハウジングの前面側パネルにおける複合基板カセット配置領域およびエピタキシー基板カセット配置領域を通してそれぞれ引出可能に配設されている。
上記保持手段は、搬出手段によって搬出された複合基板を保持する保持領域とレーザー光線照射手段による加工領域に移動可能に構成され、位置付け手段によって保持領域と加工領域に選択的に位置付けられる。
また、上記保持手段は、複合基板より直径が小さく複合基板の中央部を吸引保持する保持面を備えた保持テーブルと、該保持テーブルに載置された複合基板の中心合わせを行う中心合わせ手段とを具備している。
上記エピタキシー基板剥離手段は、下面に保持面を備え保持領域に位置付けられた保持テーブルに保持された複合基板のエピタキシー基板を吸引保持する吸引保持パッドと、吸引保持パッドを保持領域からエピタキシー基板カセット載置手段に載置されたエピタキシー基板収容カセットまで移動する移動機構とを具備している。
上記レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、レーザー光線発振手段が発振したレーザー光線を集光して保持手段に保持された複合基板に照射する集光器とを具備し、集光器は、像側テレセントリック対物レンズで構成されている。
本発明によるリフトオフ装置においては、複合基板カセット載置手段に載置された複合基板収容カセットに収容されている複合基板を搬出手段によって保持手段に搬送し、該保持手段に複合基板を吸引保持した状態でレーザー光線照射手段を作動して複合基板のエピタキシー基板側からバファー層にレーザー光線を照射してバファー層を破壊し、その後エピタキシー基板剥離手段を作動してエピタキシー基板を光デバイス層から剥離するので、複合基板からエピタキシー基板を効率よく剥離して光デバイス層を移設基板に確実に移設することができる。
本発明に従って構成されたリフトオフ装置の斜視図。 図1に示すリフトオフ装置の主要構成部材を示す斜視図。 図1に示すリフトオフ装置を構成するレーザー光線照射手段のブロック構成図。 図1に示すリフトオフ装置を構成するエピタキシー基板剥離手段の吸引保持パッドの断面図。 図2に示すリフトオフ装置を構成する制御手段のブロック構成図。 図1に示すリフトオフ装置によって加工される光デバイスウエーハの斜視図および要部を拡大して示す断面図。 図6に示す光デバイスウエーハの光デバイス層の表面に移設基板を接合する移設基板接合工程の説明図。 エピタキシー基板の裏面側からバファー層にレーザー光線を照射する剥離用レーザー光線照射工程の説明図。 エピタキシー基板を光デバイス層から剥離し光デバイス層を移設基板に移設する光デバイス層移替工程の説明図。
以下、本発明に従って構成されたリフトオフ装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたリフトオフ装置の斜視図が示されている。
図1に示すリフトオフ装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。この装置ハウジング2の前面側パネル21には、後述する複合基板を収容した複合基板収容カセットが載置される複合基板カセット載置手段が引き出し可能に配設される複合基板カセット配置領域211と、この複合基板カセット配置領域211の下側に後述するエピタキシー基板を収容するエピタキシー基板収容カセットが載置されるエピタキシー基板カセット載置手段が引き出し可能に配設されるエピタキシー基板カセット配置領域212が設けられている。また、装置ハウジング2の前面側パネル21には、後述する制御手段に複合基板の加工条件等を入力する操作手段3が配設される操作手段配置領域213が設けられている。
上述した装置ハウジング2内には、リフトオフ装置を構成する図2に示す各手段が配設される。上記装置ハウジング2の複合基板カセット配置領域211には、第1の複合基板カセット載置手段4aと第2の複合基板カセット載置手段4bが引出可能に配設されている。この第1の複合基板カセット載置手段4aと第2の複合基板カセット載置手段4bは、図示の実施形態においては上下に配設されている。第1の複合基板カセット載置手段4aおよび第2の複合基板カセット載置手段4bはL字状に形成され、それぞれカセット載置部41aおよび41bと、該カセット載置部41aおよび41bの一端縁から立設された引出部42aおよび42bとからなっており、引出部42aおよび42bにそれぞれ把手43aおよび43bが取り付けられている(図1参照)。このように構成された第1の複合基板カセット載置手段4aおよび第2の複合基板カセット載置手段4bは、装置ハウジング2の前面側パネル21における複合基板カセット配置領域211を通して引出可能に配設され、カセット載置部41aおよび41b上に後述する複合基板が収容された複合基板収容カセット40が載置される。
また、上記装置ハウジング2のエピタキシー基板カセット配置領域212には、第1のエピタキシー基板カセット載置手段5aと第2のエピタキシー基板カセット載置手段5bが引出可能に配設されている。この第1のエピタキシー基板カセット載置手段5aと第2のエピタキシー基板カセット載置手段5bは、図示の実施形態においては上下に配設されている第1のエピタキシー基板カセット載置手段5aと第2のエピタキシー基板カセット載置手段5bはL字状に形成され、それぞれカセット載置部51aおよび51bと、該カセット載置部51aおよび51bの一端縁から立設された引出部52aおよび52bとからなっており、引出部52aおよび52bにそれぞれ把手53aおよび53bが取り付けられている(図1参照)。このように構成された第1のエピタキシー基板カセット載置手段5aおよび第2のエピタキシー基板カセット載置手段5bは、装置ハウジング2の前面側パネル21におけるエピタキシー基板カセット配置領域212を通して引出可能に配設され、カセット載置部51aおよび51b上に後述する空のエピタキシー基板収容カセット50が載置される。
図2を参照して説明を続けると、図示の実施形態におけるリフトオフ装置は、第1の複合基板カセット載置手段4aおよび第2の複合基板カセット載置手段4bに載置された複合基板収容カセット40に収容されている複合基板を搬出し、後述する複合基板保持手段に搬送する搬出手段6を具備している。この搬出手段6は、後述する複合基板を吸引保持して搬送する保持ユニット61と、該保持ユニット61を上下方向に移動可能に支持する第1の支持機構62と、該第1の支持機構62を上下方向に移動可能に支持する第2の支持機構63とからなっている。
搬出手段6を構成する保持ユニット61は、後述する複合基板を保持する保持具611と、該保持具611を支持するアーム機構612と、該アーム機構612を駆動するための駆動機構613とからなっている。保持具611は、二股状のハンドからなり、上面に複数の吸引孔611aが設けられており、この複数の吸引孔611aが図示しない吸引手段と連通している。従って、二股状のハンドからなる保持具611の上面に複合基板を支持し図示しない吸引手段を作動することにより、複合基板は保持具611に吸引保持される。アーム機構612は、第1のアーム612aと第2のアーム612bとからなっており、第1のアーム612aの自由端に上記保持具611が取付けられ、第1のアーム612aの基端が第2のアーム612bの一端に連結される。アーム機構612を構成する第2のアーム612bは、基端が駆動機構613の作動軸613aに連結されている。この作動軸613aは駆動機構613を構成するハウジング613b内に配設された図示しない回転駆動手段によって回動せしめられる。このように作動軸613aが回動することにより、作動軸613aにアーム機構612を介して連結された保持具611は旋回せしめられる。
搬出手段6を構成する第1の支持機構62は、上記保持ユニット61が装着される第1の移動基板621と、該第1の移動基板621を上下方向に移動可能に支持する第1の基台622と、第1の移動基板621を上下方向に移動せしめる第1の移動手段623とからなっている。第1の支持機構62を構成する第1の移動基板621は、前面に上記駆動機構613を構成するハウジング613bが装着されるようになっており、後面に上下方向に延びる一対の被案内溝621aが設けられている。第1の支持機構62を構成する第1の基台622は、上下方向に延びる垂直部622aと水平方向に延びる水平部622bとによってL字状に形成されている。このように形成された第1の基台622を構成する垂直部622aの前面には、上記第1の移動基板621の後面に設けられた被案内溝621aが嵌合する一対の第1の案内レール622cが上下方向に設けられている。従って、第1の基台622は、一対の第1の案内レール622cに上記第1の移動基板621に設けられた被案内溝621aを嵌合することにより、第1の移動基板621を上下方向に移動可能に支持する。第1の支持機構62を構成する第1の移動手段623は、上記一対の第1の案内レール622cの間に平行に配設されたボールスクリュー623aと、該ボールスクリュー623aを回転駆動するためのパルスモータ623b等の駆動源を含んでいる。ボールスクリュー623aは、その一端が上記第1の基台622の垂直部622aに固定された軸受ブロック623cに回転自在に支持されており、その他端が第1の基台622の水平部622bに配設されたパルスモータ623bの出力軸に伝動連結されている。なお、ボールスクリュー623aは、上記第1の移動基板621に上下方向に沿って形成された貫通雌ネジ穴621bに螺合されている。従って、パルスモータ623bによってボールスクリュー623aを正転および逆転駆動することにより、第1の移動基板621は第1の案内レール622cに沿って上下方向に移動せしめられる。
搬出手段6を構成する第2の支持機構63は、上記第1の支持機構62を構成する第1の基台622が装着される第2の移動基板631と、該第2の移動基板631を上下方向に移動可能に支持する第2の基台632と、第2の移動基板631を上下方向に移動せしめる第2の移動手段633とからなっている。第2の支持機構63を構成する第2の移動基板631は、前面に上記第1の支持機構62を構成する第1の基台622が装着されるようになっており、後面に上下方向に延びる一対の被案内溝(図示せず)が設けられている。第2の支持機構63を構成する第2の基台632は、上下方向に延びる垂直部632aと水平方向に延びる水平部632bとによってL字状に形成されている。このように形成された第2の基台632を構成する垂直部632aの前面には、上記第2の移動基板631の後面に設けられた被案内溝が嵌合する一対の第2の案内レール632c、632cが上下方向に設けられている。従って、第2の基台632は、一対の第2の案内レール632c、632cに上記第2の移動基板631に設けられた被案内溝を嵌合することにより、第2の移動基板631を上下方向に移動可能に支持する。第2の支持機構63を構成する第2の移動手段633は、上記一対の第2の案内レール632c、632cの間に平行に配設されたボールスクリュー633aと、該ボールスクリュー633aを回転駆動するためのパルスモータ633b等の駆動源を含んでいる。ボールスクリュー633aは、その一端が上記第2の基台632の垂直部632aに固定された軸受ブロック633cに回転自在に支持されており、その他端が第2の基台632の水平部632bに配設されたパルスモータ633bの出力軸に伝動連結されている。なお、ボールスクリュー633aは、上記第2の移動基板631に上下方向に沿って形成された貫通雌ネジ穴(図示せず)に螺合されている。従って、パルスモータ633bによってボールスクリュー633aを正転および逆転駆動することにより、第2の移動基板631は第2の案内レール632c、632cに沿って上下方向に移動せしめられる。
保持ユニット61と第1の支持機構62および第2の支持機構63は以上のように構成されており、保持ユニット61の駆動機構613を構成するハウジング613bを第1の支持機構62を構成する第1の移動基板621の前面に装着し、第1の支持機構62を構成する第1の基台622を第2の支持機構63を構成する第2の移動基板631の前面に装着することにより、搬出手段6を組み立てることができる。このように構成された搬出手段6は、支持台60上に配設される。
図示の実施形態におけるリフトオフ装置は、上記第1の複合基板カセット載置手段4aおよび第2の複合基板カセット載置手段4bに載置された複合基板収容カセット40から上記搬出手段6によって搬出された複合基板を保持する複合基板保持機構7を具備している。複合基板保持機構7は、支持基台71と、該支持基台71上に矢印Xで示す方向に移動可能な保持手段72と、該保持手段72を図2に示す保持領域と後述するレーザー光線照射手段による加工領域とに位置付ける位置付け手段73とを具備している。支持基台71の上面には、矢印Xで示す方向に沿って平行に配設された一対の案内レール711、711が配設されている。
上記保持手段72は、一対の案内レール711、711上に矢印Xで示す方向に移動可能に配設された移動基台721と、該移動基台721上に配設された保持テーブル722と、該保持テーブル722に載置された後述する複合基板の中心合わせを行う中心合わせ手段723とからなっている。移動基台721は立方体状に形成され、下面に上記一対の案内レール711、711と嵌合する一対の被案内溝721a、721aが設けられているとともに、上面には四隅部から中心に向けて形成された案内溝721b、721b、721b、721bが設けられている。このように構成された移動基台721は、一対の被案内溝721a、721aが一対の案内レール711、711に嵌合することにより、一対の案内レール711、711に沿って矢印Xで示す方向に移動可能に構成される。
上記保持テーブル722は、後述する複合基板より小さい直径の保持面722aを備えている。この保持面722aには複数の吸引孔が開口されている、複数の吸引孔が図示しない吸引手段に連通されている。従って、後述する複合基板の中央部を保持面722a上に載置し、図示しない吸引手段を作動することにより、保持面722a上に複合基板を吸引保持することができる。このように構成された保持テーブル722は、図示しないパルスモータによって回転せしめられるように構成されている。
上記中心合わせ手段723は、移動基台721に設けられた案内溝721b、721b、721b、721bにそれぞれ移動可能に配設されたピン723a、723a、ピン723a、723aを備えている。このピン723a、723a、723a、723aは、図示しない作動手段によって案内溝721b、721b、721b、721bに沿って移動せしめられるようになっている。
上記位置付け手段73は、上記一対の案内レール711と711の間に平行に配設されたボールスクリュー731と、該ボールスクリュー731を回転駆動するためのパルスモータ732等の駆動源を含んでいる。ボールスクリュー731は、その一端が上記支持基台71に固定された軸受ブロック733に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ732の出力軸に伝動連結されている。なお、ボールスクリュー731は、移動基台721に形成された貫通雌ネジ穴721cに螺合されている。従って、パルスモータ732によってボールスクリュー731を正転および逆転駆動することにより、保持テーブル722が配設された移動基台721は案内レール711、711に沿ってX軸方向に移動せしめられ、図2に示す保持領域と後述するレーザー光線照射手段による加工領域とに位置付けられる。
図2を参照して説明を続けると、図示の実施形態におけるリフトオフ装置は、加工領域に位置付けられた保持テーブル722に保持された後述する複合基板にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段8を具備している。このレーザー光線照射手段8について、図3を参照して説明する。図示の実施形態におけるレーザー光線照射手段8は、パルスレーザー光線発振手段81と、パルスレーザー光線発振手段81から発振されパルスレーザー光線を伝送するためのビーム径調整器や出力調整器等を含む光学系82と、該光学系82によって伝送されたパルスレーザー光線の波長を変更する波長変換素子83と、該波長変換素子83によって波長が変更されたパルスレーザー光線の光軸をX軸方向およびY軸方向に偏向するスキャナー84と、該スキャナー84によって光軸が偏向されたパルスレーザー光線を集光して上記保持テーブル722に保持された後述する複合基板に照射する像側テレセントリック対物レンズで構成された集光器85とを具備している。
上記パルスレーザー光線発振手段81は、パルスレーザー光線発振器811と、これに付設された繰り返し周波数設定手段812とから構成されている。パルスレーザー光線発振器811は、図示の実施形態においては波長が514nmのパルスレーザー光線を発振する。繰り返し周波数設定手段812は、パルスレーザー光線発振器811から発振されるパルスレーザー光線の繰り返し周波数を設定する。
上記パルスレーザー光線発振器811から発振され光学系82によって伝送されたパルスレーザー光線の波長を変更する波長変換素子83は、パルスレーザー光線発振手段81から発振された波長が514nmのパルスレーザー光線の波長を257nmに変更する。このように、光学系82の後に波長変換素子83を配設することにより、光学系82を通過するレーザー光線の波長を最終波長より長くすることができるので、光学系82の損傷を抑制することができる。
上記スキャナー84は、図示の実施形態においてはガルバノミラーによって構成され、後述する制御手段によって制御され、パルスレーザー光線発振器811から発振されるパルスレーザー光線をX軸方向およびY軸方向に揺動して集光器85に導く。なお、スキャナー84としては、ポリゴンミラーやピエゾミラーを用いることができる。
上記集光器85は、後述する複合基板の直径より大きい直径の像側テレセントリック対物レンズで構成されており、入射角の画角に依存せずパルスレーザー光線を対物レンズの光軸に対して平行に照射するようになっている。
図2に戻って説明を続けると、図示の実施形態におけるリフトオフ装置は、後述する複合基板からエピタキシー基板を剥離するエピタキシー基板剥離手段9を具備している。エピタキシー基板剥離手段9は、吸引保持パッド91と、該吸引保持パッド91を一端部に支持する搬送アーム92と、該搬送アーム92の他端に連結され搬送アーム92を昇降する昇降手段93と、該昇降手段93を回動する旋回手段94と具備している。昇降手段93は例えばエアシリンダ機構等からなっており、そのピストンロッド931の上端が搬送アーム92の他端に連結されている。旋回手段94は正転・逆転可能な電動モータを含んでおり、昇降手段93を回動することにより該昇降手段93に連結された搬送アーム92をピストンロッド931を中心として揺動せしめる。このように構成された搬送アーム92と昇降手段93と旋回手段94は、吸引保持パッド91を上記保持テーブル722が位置付けられる保持領域から第1のエピタキシー基板カセット載置手段5aと第2のエピタキシー基板カセット載置手段5bに載置されたエピタキシー基板収容カセット50へ移動する移動機構として機能する。
次に、上記エピタキシー基板剥離手段9を構成する吸引保持パッド91について、図4を参照して説明する。
吸引保持パッド91は、円盤状の基台911とパッド913とからなっている。基台911は適宜の金属材によって構成され、その上面中央部に支持軸部912が突出して形成されている。吸引保持パッド91を構成する基台911は、下方が開放された円形状の凹部911aを備えている。この凹部911aにポーラスなセラミックス部材によって円盤状に形成されたパッド913が嵌合されている。このようにして基台911の凹部911aに嵌合されたパッド913の下面である保持面は、上記保持テーブル722の保持面722aと対向するように配設される。吸引保持パッド91を構成する基台911に形成された円形状の凹部911aは、支持軸部912に設けられた吸引通路912aを介して図示しない吸引手段に連通されている。従って、図示しない吸引手段が作動すると、吸引通路912a、基台911の凹部911aを介してパッド913の下面である保持面に負圧が作用せしめられ、該パッド913の下面である保持面に後述する複合基板のエピタキシー基板を吸引保持することができる。
図示の実施形態におけるリフトオフ装置は、図5に示す制御手段20を具備している。
制御手段20はコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、入力インターフェース204および出力インターフェース205とを備えている。制御手段20の入力インターフェース204には、上記装置ハウジング2の前面側パネル21に設けられた操作手段配置領域213に配設され複合基板の加工条件等を入力する操作手段3等からの信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース205からは、搬出手段6のアーム機構612を駆動するための駆動機構613、第1の支持機構62の第1の移動手段623、第2の支持機構63の第2の移動手段633、中心合わせ手段723、位置付け手段73、レーザー光線照射手段8のパルスレーザー光線発振手段81およびスキャナー84等に制御信号を出力する。
図示の実施形態におけるリフトオフ装置は以上のように構成されており、以下その作動について説明する。
図6の(a)および(b)には、被加工物としての光デバイスウエーハの斜視図および要部拡大断面図が示されている。
図6の(a)および(b)に示す光デバイスウエーハ10は、直径が50mmで厚みが600μmの円板形状であるサファイア基板からなるエピタキシー基板11の表面11aにn型窒化ガリウム半導体層121およびp型窒化ガリウム半導体層122からなる光デバイス層12がエピタキシャル成長法によって形成されている。なお、エピタキシー基板11の表面にエピタキシャル成長法によってn型窒化ガリウム半導体層121およびp型窒化ガリウム半導体層122からなる光デバイス層12を積層する際に、エピタキシー基板11の表面11aと光デバイス層12を形成するn型窒化ガリウム半導体層121との間には窒化ガリウム(GaN)からなる厚みが例えば1μmのバファー層13が形成される。このように構成された光デバイスウエーハ10は、図示の実施形態においては光デバイス層12の厚みが例えば10μmに形成されている。なお、光デバイス層12は、図6の(a)に示すように格子状に形成された複数のストリート123によって区画された複数の領域に光デバイス124が形成されている。
上述したように光デバイスウエーハ10におけるエピタキシー基板11を光デバイス層12から剥離して移設基板に移し替えるためには、光デバイス層12の表面12aに移設基板を接合する移設基板接合工程を実施する。即ち、図7の(a)、(b)および(c)に示すように、光デバイスウエーハ10を構成するエピタキシー基板11の表面11aに形成された光デバイス層12の表面12aに、厚みが1mmの銅基板からなる移設基板15を金錫からなる接合金属層16を介して接合する。なお、移設基板15としてはモリブデン(Mo)、シリコン(Si)等を用いることができ、また、接合金属層16を形成する接合金属としては金(Au),白金(Pt),クロム(Cr),インジウム(In),パラジウム(Pd)等を用いることができる。この移設基板接合工程は、エピタキシー基板11の表面11aに形成された光デバイス層12の表面12aまたは移設基板15の表面15aに上記接合金属を蒸着して厚みが3μm程度の接合金属層16を形成し、この接合金属層16と移設基板15の表面15aまたは光デバイス層12の表面12aとを対面させて圧着することにより、光デバイスウエーハ10を構成する光デバイス層12の表面12aに移設基板15の表面15aを接合金属層16を介して接合して複合基板100を形成する。このように移設基板接合工程を実施することにより光デバイスウエーハ10における光デバイス層12の表面12aに移設基板15が接合された複合基板100は、上記複合基板収容カセット40に光デバイスウエーハ10におけるエピタキシー基板11を上側にして収容される。このようにして複合基板100が収容された複合基板収容カセット40は、第1の複合基板カセット載置手段4aおよび第2の複合基板カセット載置手段4bに載置される。
上述したように複合基板100が収容された複合基板収容カセット40を第1の複合基板カセット載置手段4aおよび第2の複合基板カセット載置手段4bに載置したならば、オペレータは操作手段3から複合基板100の大きさや加工条件等を入力し、作業開始信号を入力する。作業開始信号が入力されると制御手段20は、搬出手段6を作動して保持具611によって第1の複合基板カセット載置手段4aに載置された複合基板収容カセット40に収容されている複合基板100を保持し、保持領域に位置付けられている複合基板保持機構7の保持手段72を構成する保持テーブル722の保持面722a上に載置する。このとき、保持テーブル722の保持面722a上に載置された複合基板100は、光デバイスウエーハ10におけるエピタキシー基板11が上側となる。次に、制御手段20は、中心合わせ手段723を作動してピン723a、723a、723a、723aを案内溝721b、721b、721b、721bに沿って中心に向けて移動することにより、保持テーブル722の保持面722a上に載置された複合基板100の中心合わせを行う(中心合わせ工程)。このようにして、中心合わせ工程を実施したならば、制御手段20は図示しない吸引手段を作動して、保持テーブル722上に複合基板100を吸引保持する(複合基板保持工程)。そして、中心合わせ手段723のピン723a、723a、723a、723aを外方の待機位置に移動する。
上述した複合基板保持工程が実施されたならば、制御手段20は位置付け手段73を作動して複合基板100を吸引保持した保持テーブル722を加工領域に移動し、図8の(a)に示すようにレーザー光線照射手段8の集光器85の直下に位置付ける。そして、制御手段20はレーザー光線照射手段8を作動して複合基板100のエピタキシー基板11側からバファー層13にサファイアに対しては透過性を有し窒化ガリウム(GaN)に対しては吸収性を有する波長のレーザー光線を照射し、バファー層13を破壊するレーザー光線照射工程を実施する。このレーザー光線照射工程は、図8の(b)に示すように像側テレセントリック対物レンズで構成された集光器85から照射するパルスレーザー光線のバファー層13の上面におけるスポットSのスポット径を70μmに設定する。このスポット径は、集光スポット径でも良いし、デフォーカスによるスポット径でも良い。そして、制御手段20は、パルスレーザー光線発振手段81を作動するとともに、スキャナー84をX軸方向およびY軸方向に揺動制御して集光器85から照射するパルスレーザー光線のスポットSが図8の(c)に示すように渦巻状になるようにしてバファー層13の全面にレーザー光線を照射する。この結果、バファー層13が破壊され、バファー層13によるエピタキシー基板11と光デバイス層12との結合機能が喪失する。
上記レーザー光線照射工程における加工条件は、例えば次のように設定されている。
光源 :YAGパルスレーザー
波長 :257nm
繰り返し周波数 :50kHz
平均出力 :0.12W
パルス幅 :100ps
スポット径 :φ70μm
上述したようにバファー層13を破壊するレーザー光線照射工程を実施したならば、制御手段20は位置付け手段73を作動して複合基板100を保持している保持テーブル722を保持領域に戻す。次に、制御手段20は、エピタキシー基板剥離手段9を作動して吸引保持パッド91を保持領域に位置付けられた保持テーブル722の直上に位置付けるとともに下降して、図9の(a)に示すように吸引保持パッド91を構成するパッド912の下面である保持面を保持テーブル722に吸引保持されている複合基板100を形成するエピタキシー基板11の裏面11bである上面に接触させる。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、吸引保持パッド91を構成するパッド912の下面である保持面に複合基板100を形成するエピタキシー基板11の裏面11bである上面を吸引保持する。従って、複合基板100は移設基板15が保持テーブル722に吸引保持されるとともに、エピタキシー基板11が吸引保持パッド91に吸引保持されることになる。次に、制御手段20は図9の(a)に示すように保持テーブル722を回転駆動する図示しない回転駆動機構を作動して保持テーブル722を矢印722aで示す方向に所定角度回動する。この結果、上記レーザー光線照射工程を実施することによってエピタキシー基板11と光デバイス層12との結合機能が喪失せしめられたバファー層13が更に破壊される。従って、保持テーブル722を回転駆動する図示しない回転駆動機構は、保持テーブル722と吸引保持パッド91とを保持テーブル722および吸引保持パッド91の保持面と平行な面内で相対的に変位せしめる剥離補助手段として機能する。このようにバファー層13が破壊されたならば、図9の(b)に示すように吸引保持パッド91を上昇させる。この結果、エピタキシー基板11は吸引保持パッド91を構成するパッド912の下面に吸引保持された状態で光デバイス層12から剥離され、光デバイス層12は移設基板15に移設される(光デバイス層移替工程)。
上述した光デバイス層移替工程を実施することにより、吸引保持パッド91に吸引保持された状態で光デバイス層12から剥離されたエピタキシー基板11は、エピタキシー基板剥離手段9を作動することにより第1のエピタキシー基板カセット載置手段5aに載置されたエピタキシー基板収容カセット50に搬送される。そして、吸引保持パッド91によるエピタキシー基板11の吸引保持を解除することにより、エピタキシー基板11をエピタキシー基板収容カセット50に収納する。
また、保持テーブル722に吸引保持されている移設基板15に移設された光デバイス層12は、吸引保持が解除されるとともに、搬出手段6を作動して保持具611によって吸引保持され第1の複合基板カセット載置手段4aに載置された複合基板収容カセット40の所定位置に搬送される。そして、保持具611による移設基板15に移設された光デバイス層12の吸引保持を解除することにより、移設基板15に移設された光デバイス層12を複合基板収容カセット40の所定位置に収納する。
以上のように図示の実施形態におけるリフトオフ装置においては、第1の複合基板カセット載置手段4aまたは第2の複合基板カセット載置手段4bに載置された複合基板収容カセット40に収容されている複合基板100を搬出手段6によって複合基板保持機構7の保持手段72を構成する保持テーブル722に搬送し、該保持テーブル722に複合基板100を吸引保持した状態でレーザー光線照射手段8を作動して複合基板100のエピタキシー基板11側からバファー層13にレーザー光線を照射してバファー層13を破壊し、その後エピタキシー基板剥離手段9を作動してエピタキシー基板11を光デバイス層12から剥離するので、複合基板100からエピタキシー基板11を効率よく剥離して光デバイス層12を移設基板15に確実に移設することができる。
また、上述した図示の実施形態においては、複合基板100を保持する複合基板保持機構7の保持手段72は、保持テーブル722に載置された複合基板100の中心合わせを行う中心合わせ手段723を備えているので、複合基板の中心合わせを行う装置を配置するための領域が不要となり、装置全体を小型に構成することができる。
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で種々の変形は可能である。例えば、上述した実施形態においてはエピタキシー基板11を光デバイス層12から剥離する光デバイス層移替工程を保持テーブル722に移設基板15が保持された状態で実施する例を示したが、複合基板100を保持テーブル722から図示しない剥離専用テーブルに移し替えて実施することによりスループットを向上することができる。
2:装置ハウジング
21:前面側パネル
3:操作手段
4a:第1の複合基板カセット載置手段
4b:第2の複合基板カセット載置手段
40:複合基板収容カセット
5a:第1のエピタキシー基板カセット載置手段
5b:第2のエピタキシー基板カセット載置手段
50:エピタキシー基板収容カセット
6:搬出手段
7:複合基板保持機構
72:保持手段
721:移動基台
722:保持テーブル
723:中心合わせ手段
73:位置付け手段
8:レーザー光線照射手段
81:パルスレーザー光線発振手段
84:スキャナー
85:集光器
9:エピタキシー基板剥離手段
91:吸引保持パッド
10:光デバイスウエーハ
11:エピタキシー基板
12:光デバイス層
13:バファー層
15:移設基板
100:複合基板
20:制御手段

Claims (6)

  1. エピタキシー基板の表面にバファー層を介して光デバイス層が積層された光デバイスウエーハの光デバイス層を接合金属層を介して移設基板に接合した複合基板からエピタキシー基板を剥離するリフトオフ装置において、
    複合基板を収容した複合基板収容カセットが載置される複合基板カセット載置手段と、該複合基板カセット載置手段に載置された複合基板収容カセットに収容された複合基板を搬出する搬出手段と、該搬出手段によって搬出された複合基板を保持する保持手段と、該保持手段に移設基板側が保持された複合基板のエピタキシー基板側からバファー層にレーザー光線を照射してバファー層を破壊するレーザー光線照射手段と、バファー層が破壊された複合基板からエピタキシー基板を剥離するエピタキシー基板剥離手段と、剥離されたエピタキシー基板を収容するエピタキシー基板収容カセットが載置されるエピタキシー基板カセット載置手段と、該搬出手段と該保持手段と該レーザー光線照射手段と該エピタキシー基板剥離手段を制御する制御手段と、該制御手段に複合基板の加工条件を入力する操作手段と、を具備している、
    ことを特徴とするリフトオフ装置。
  2. 該複合基板カセット載置手段と該搬出手段と該保持手段と該レーザー光線照射手段と該エピタキシー基板剥離手段と該エピタキシー基板カセット載置手段と該制御手段は装置ハウジング内に配設されており、該操作手段は該装置ハウジングの前面側パネルの操作手段配置領域に配設され、該複合基板カセット載置手段および該エピタキシー基板カセット載置手段は該装置ハウジングの前面側パネルの複合基板カセット配置領域およびエピタキシー基板カセット配置領域を通してそれぞれ引出可能に配設されている、請求項1記載のリフトオフ装置。
  3. 該保持手段は、該搬出手段によって搬出された複合基板を保持する保持領域と該レーザー光線照射手段による加工領域に移動可能に構成され、位置付け手段によって該保持領域と該加工領域に選択的に位置付けられる、請求項1又は2記載のリフトオフ装置。
  4. 該保持手段は、複合基板より直径が小さく複合基板の中央部を吸引保持する保持面を備えた保持テーブルと、該保持テーブルに載置された複合基板の中心合わせを行う中心合わせ手段とを具備している、請求項1から3のいずれかに記載のリフトオフ装置。
  5. 該エピタキシー基板剥離手段は、下面に保持面を備え該保持領域に位置付けられた該保持テーブルに保持された複合基板のエピタキシー基板を吸引保持する吸引保持パッドと、該吸引保持パッドを該保持領域から該エピタキシー基板カセット載置手段に載置されたエピタキシー基板収容カセットまで移動する移動機構とを具備している、請求項1から4のいずれかに記載のリフトオフ装置。
  6. 該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振するレーザー光線発振手段と、該レーザー光線発振手段が発振したレーザー光線を集光して該保持手段に保持された複合基板に照射する集光器とを具備し、
    該集光器は、像側テレセントリック対物レンズで構成されている、請求項1から5のいずれかに記載のリフトオフ装置。
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