JP2013158288A - Pollination auxiliary device and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、受粉補助装置、及びプログラムに関する。 The present invention relates to a pollination assisting device and a program.
植物栽培プラント(植物工場)における植物栽培システムは、栽培作業による負荷を低減し、植物の供給を安定化することができるものとして注目されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
A plant cultivation system in a plant cultivation plant (plant factory) is attracting attention as being capable of reducing the load caused by cultivation work and stabilizing the supply of plants (for example, see
例えば、植物栽培プラントにおいては、栽培環境を制御できるような閉ざされた空間の施設内で植物の栽培が行われている。この場合、自然受粉が困難であるため、人手による受粉が行われている場合がある。また、屋外の空間における植物の栽培においても、確実に受粉させるためや品種改良のために人手による受粉が行われる場合もある。
しかしながら、植物の栽培において人手により受粉させる場合、作業者は、例えば手作業により植物の一花毎のめしべに花粉を着けていく。この場合、作業者は、受粉済みであるか否かの受粉状態を後から判別することが困難である。そのため、一度受粉させた後に再度受粉させてしまうことにより労力と時間とのロスが生じたり、花粉の着け忘れが生じたりするという問題がある。
For example, in a plant cultivation plant, plants are cultivated in a facility in a closed space where the cultivation environment can be controlled. In this case, since natural pollination is difficult, manual pollination may be performed. Also, in plant cultivation in an outdoor space, manual pollination may be performed to ensure pollination or to improve the variety.
However, when pollinating by hand in plant cultivation, the worker puts pollen on the pistil of each flower of the plant, for example, manually. In this case, it is difficult for the operator to later determine the pollination state of whether or not the pollination has been completed. Therefore, there is a problem that labor and time are lost or pollen is forgotten by pollinating once after pollination once.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、作業者に植物の受粉状態を容易に判別させることができる受粉補助装置、及びプログラムを提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a situation, The objective is to provide the pollination auxiliary | assistance apparatus which can make an operator discriminate | determine the pollination state of a plant easily, and a program.
上述した課題を解決するために、本発明は、検出対象である植物の受粉履歴情報を記憶する記憶部から前記検出対象の受粉履歴情報を読み出して、該受粉履歴情報を前記検出対象に基づく像に対応付けて表示部に表示させる表示制御部、を備えることを特徴とする受粉補助装置である。 In order to solve the above-described problem, the present invention reads the pollination history information of the detection target from a storage unit that stores the pollination history information of the plant that is the detection target, and the image based on the detection target is the pollination history information. It is a pollination assistance apparatus provided with the display control part displayed on a display part in response to.
また、本発明は、上述の受粉補助装置としてのコンピューターに、検出対象である植物の受粉履歴情報を記憶する記憶部から前記検出対象の受粉履歴情報を読み出して、該受粉履歴情報を前記検出対象に基づく像に対応付けて表示部に表示させる表示制御手順、を実行させるためのプログラムである。 In addition, the present invention reads the pollination history information of the detection target from the storage unit that stores the pollination history information of the plant that is the detection target into the computer as the above-described pollination assisting device, and uses the pollination history information as the detection target. Is a program for causing a display control procedure to be displayed on the display unit in association with an image based on the above.
この発明によれば、作業者に植物の受粉状態を容易に判別させることができる。 According to this invention, the worker can easily determine the pollination state of the plant.
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による植物栽培プラント4の概要を示す図である。図1(a)は、その断面図を示し、図1(b)は、その平面図を示す。
植物栽培プラント4は、植物栽培システム1(図3)を備え、植物の栽培を行う設備である。
図1に示すように、植物栽培プラント4は、植物栽培用の育成床6と、育成床6を外気空間7と隔てるために囲うプラント囲い8と、育成床6で植生される植物9に光を照射するランプ10とを備えている。植物栽培プラント雰囲気調整装置2はプラント囲い8の内側空間13の雰囲気を調整するものである。育成床6は、図示の例では土の床であるが、不図示の液肥循環装置を備える水耕栽培用の水耕床であってもよい。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a diagram showing an outline of a
The
As shown in FIG. 1, the
プラント囲い8は、育成床6の周辺を外気空間7と隔てて、栽培される植物に適した雰囲気に保つためのものである。ランプ10は、図示の例ではプラント囲い8の内部に設置されている。
The
さらに、植物栽培プラント4はプラント囲い8の内部に、所定条件に調整された空気を供給するための空調機12を備える。通常、空調機12は内側空間13から吸入口16を通じて空気を取り込んで、調整し、排出口18から内側空間13に戻す。
Furthermore, the
植物栽培プラント雰囲気調整装置2においては、ランプ10がランプ囲い20で囲われている。ランプ囲い20の壁の少なくとも一部は透明である。ランプ囲い20には、ランプ囲い20の内側と、内側空間13及び外気空間7とを選択的に導通する一の管路22が接続されている。また、ランプ囲い20には、ランプ囲い20の内側と、内側空間13及び外気空間7とを選択的に導通する他の管路24が接続されている。即ち、一の管路22は二股管26の根元で分岐し、二股管26の一方が内側空間13に通じ、他方が外気空間7に通じている。他の管路24は二股管28の根元で分岐し、二股管28の一方が内側空間13に通じ、他方が外気空間7に通じている。二股管26、28の根元には2方切り替え弁部30、32がそれぞれ設けられている。
In the plant cultivation plant
外気空間7の温度が内側空間13の設定温度より高いときには、一の管路22、他の管路24とも、外気空間7に通ずるように2方切り替え弁部30、32で設定する。外気空間7の温度が内側空間13の設定温度より低いときには、一の管路22、他の管路24とも、内側空間13に通ずるように2方切り替え弁部30、32で設定する。
When the temperature of the
この選択的な設定により、外気空間7の温度が内側空間13の設定温度より高いときには、空気が外気空間7から取り込まれ、空気が一の管路22、ランプ囲い20、他の管路24をこの順に経由して矢印Aの方向に進行して再び外気空間7に放出されるので、ランプ10がこの空気で冷却される。また、ランプ10の熱で暖められた空気が内側空間13に流入することがない。従って、ランプ10の熱による空調機12の冷房負荷の増大を防ぎ、空調負荷が軽減される。
With this selective setting, when the temperature of the
また、選択的な設定により、外気空間7の温度が内側空間13の設定温度より低いときには、空気が内側空間13から取り込まれ、空気が一の管路22、ランプ囲い20、他の管路24をこの順に経由して矢印Bの方向に進行して再び内側空間13に放出されるので、ランプ10がこの空気で冷却されるとともにランプ10の熱で暖められた空気が内側空間13に還流する。従って、ランプ10の熱により空調機12の暖房負荷を軽減することができる。
なお、一の管路22には、空気を矢印A或いは矢印Bの方向に送風するためのファンのような送風手段36が備えられている。
また、図1(b)に示すように、プラント囲い8の内側空間13は、隔壁38によって分割され、内側空間13−1と13−2とに分かれている。内側空間13−1と13−2とのそれぞれが、異なる環境条件に設定することができる。また、隔壁38の一部には、内側空間13−1と13−2とを行き来することが可能な開閉式の通路が設けられている。
植物9が栽培されている育成床6の間の通路では、移動型検出装置40が自走して植物9の状態を検出する。
Further, by selective setting, when the temperature of the
Note that one
Moreover, as shown in FIG.1 (b), the inner space 13 of the
In the passage between the growing
[植物の育成状況の管理]
最初に、植物栽培プラント4において、移動型検出装置40が移動しながら、植物の状態を検出する場合を例示する。
[Management of plant growth status]
First, in the
図2を参照し、植物栽培プラント4における植物の状態を検出する移動型検出装置40を示す。
図2は、本実施形態における移動型検出装置40を示す図である。
移動型検出装置40は、移動型車両本体41を台車とする。移動型車両本体41は、移動手段とする車輪41Wを備え、駆動部(不図示)から供給される動力により移動する。
移動型車両本体41の上面には、鉛直軸を中心として回転自在に支持されるブラケット42Bが設けられる。そのブラケット42Bには、アーム部42が設けられ、ブラケット42Bは、アーム部42を前後方向に転動自在に支持している。また、図2に示すように、移動型検出装置40が、連続して接続される複数のアーム部42(42−1、42−2、42−3、42−4)を備え、アーム部42の移動型車両本体41と反対側の先端には、撮像部300が設けられている。
With reference to FIG. 2, the
FIG. 2 is a diagram showing the
The
On the upper surface of the
移動型検出装置40は、アーム部42、撮像部300、移動型検出装置40の制御部(不図示)を機能させ、自走可能とする電源部(不図示)を備えている。
移動型検出装置40の制御部は、移動型車両本体41の移動制御、アーム部42を要求に応じて駆動して、撮像部300の位置及び方向を定める駆動制御、撮像部300を機能させる撮像制御、撮像した画像情報に基づいて検出処理、処理結果などを通信する通信制御などを行う。
移動型検出装置40は、植物栽培プラント4(図1)において栽培される植物9(図1)の状態を移動しながら検出する。
また、移動型検出装置40は、移動型車両本体41の代わりに固定的に設けられた台座であってもよい。
The
The control unit of the
The
The
次に、図3を参照し、植物、すなわち農作物の栽培を制御する植物栽培システムの概要について説明する。
図3は、本実施形態における植物栽培システム1の構成の一例を示す概略ブロック図である。
植物栽培システム1は、栽培する植物を収穫して出荷されるまでの工程において、育成環境などの環境条件について制御を施すことにより収穫時期を制御して、収穫予定時期の収穫量を高めることができる。
収穫予定時期の収穫量を高めるには、発芽から収穫までの各工程で、植物の成長を管理する直接的な制御と、間接的な制御とがある。
直接的な制御とは、間引き、剪定などにより植物自体を加工することなどが含まれる。
また、間接的な制御とは、各種環境条件の設定を行うことなどが含まれる。
植物栽培システム1は、植物と、その植物を栽培する環境を制御対象として、その植物の育成状況、収穫時期などを最適化して、収穫予定時期の収穫量を増加するように制御する。
Next, with reference to FIG. 3, the outline | summary of the plant cultivation system which controls cultivation of a plant, ie, agricultural crops, is demonstrated.
FIG. 3 is a schematic block diagram illustrating an example of the configuration of the
The
In order to increase the harvest amount at the scheduled harvest time, there are direct control for managing plant growth and indirect control in each process from germination to harvest.
Direct control includes processing the plant itself by thinning, pruning, or the like.
The indirect control includes setting various environmental conditions.
The
本実施形態に示す植物栽培システム1では、植物の栽培環境を制御対象として、モデル化することにより、それぞれの栽培工程の制御を容易化する。
その制御にあたり、植物自体を直接的な方法だけで完全に制御しきれないこと、屋内環境であったとしても、バラツキがなくなるように環境の均一性を確保することが困難であることなどが、制御を困難とする要因となる。また、成長度合いが植物の個体差に依存することや、同一の個体内であっても、実の収穫時期がバラツクことにより、制御を困難とする要因となっている。
本実施形態では、その制御対象をモデル化し、制御を困難とする要因を外乱として捉え、育成状況に応じて、そのモデルを最適化することにより、収穫予定時期の収穫量を確保する制御を容易にする。
このような植物栽培システムの構成例について説明する。
In the
In that control, the plant itself cannot be completely controlled by a direct method, and even in an indoor environment, it is difficult to ensure the uniformity of the environment so that there is no variation, It becomes a factor which makes control difficult. In addition, the degree of growth depends on individual differences between plants, and even within the same individual, the actual harvest time varies, which makes it difficult to control.
In this embodiment, the control target is modeled, the factors that make the control difficult are regarded as disturbances, and the model is optimized according to the growth situation, thereby making it easy to control the amount of harvest at the scheduled harvest time. To.
A configuration example of such a plant cultivation system will be described.
この図3に示される植物栽培システム1は、例えば、制御対象部100、判定部200、撮像部300、撮像位置移動部400、プラント制御部500、及び、受粉補助装置70を備えている。
The
制御対象部100は、管理対象である植物9と、植物9の育成環境を制御する環境駆動部120を備えている。
植物9は、発芽後の葉、茎、花・実、及び根の状態によって育成状況を判定できる。その育成状況は、基準時(発芽時など)からの経過時間に関係付けて判定することができる。
例えば、葉の状態による判定では、葉の枚数、1枚の葉の大きさ、生い茂った葉の投影面積、しおれ具合(角度、縦横比)などがあげられる。茎の状態による判定では、背丈、枝の張り具合、太さなどがあげられる。花・実の状態による判定では、数、密度、配置、花の開花状態、実の成熟度などがあげられる。根の状態による判定では、長さ、広がり具合などがあげられる。
The
The
For example, in the determination based on the leaf state, the number of leaves, the size of the leaf, the projected area of the overgrown leaf, the wilting condition (angle, aspect ratio), and the like can be given. In the judgment based on the state of the stem, the height, the condition of the branch, the thickness, and the like can be given. In the determination based on the state of the flower / fruit, the number, density, arrangement, flowering state, fruit maturity, and the like can be given. In the determination based on the state of the root, the length, the extent of spread, etc. are raised.
環境駆動部120は、プラント制御部500から供給される環境制御量に応じて、植物が栽培される育成環境を制御する。ここで、育成環境とは、例えば、植物9に供給される光に関する条件、空気に関する条件、水に関する条件、又は、肥料に関する条件等に基づく環境である。光に関する条件としては、植物9に供給される光の光量、又は、波長等の条件があり、空気に関する条件としては、植物9の周囲の温度、湿度、風量、及び、二酸化炭素濃度等の条件がある。また、水に関する条件としては、植物9に供給される水の水量、又は、水温等の条件があり、肥料に関する条件としては、植物9に供給される水に含まれる養分濃度等の条件がある。
環境駆動部120は、光制御部121、空調設備122、二酸化炭素処理部123及び水調整設備124を備えている。
The
The
光制御部121は、発光部又は遮光部を含み、植物9に与える光の光量又は波長を制御する。一般的な植物9は、適当な光の強度及び照射時間に依存する光の量により光合成が行われ、成長が促進される。また、植物9の好日性を利用して、光の照射方向を制御して、植物9の成長する方向を制御する。また、光制御部121は、太陽などの自然光と異なり、特定の波長を制限して与えることにより、特定の成長を促進させる。
例えば、発光波長を制限できる発光部としては、発光ダイオード、高圧ネオンランプなどがある。遮光部によって波長を制限する場合には、波長選択性のフィルターを用いる。
The
For example, light emitting units that can limit the emission wavelength include light emitting diodes and high pressure neon lamps. When the wavelength is limited by the light shielding portion, a wavelength selective filter is used.
空調設備122は、植物9が置かれている周囲温度、湿度、及び、風量を制御する。
十分な容量の空気を、適正な周囲温度、湿度、及び、風量に制御して与えることにより、植物9の成長にダメージを与えることなく成長を促進させることができる。
二酸化炭素処理部123は、空調設備122によって管理されている空気中の二酸化炭素濃度を制御する。適正量の二酸化炭素濃度を維持することにより、光合成を促進させることができる。二酸化炭素処理部123は、単に二酸化炭素を発生させるのではなく、他の設備が発生した二酸化炭素を再利用してもよい。
The
Growth can be promoted without damaging the growth of the
The carbon
水調整設備124は、植物9に給水する水量、水温、及び、養分濃度のうちから、少なくとも1つを制御する。特に水耕栽培である場合、水温及び養分濃度は大事な管理項目である。
このように、植物栽培システム1では、環境駆動部120を備えることにより、屋外環境の変化を遮蔽して、人工環境の元で栽培環境を構築する形態と、屋外環境の変化も利用しつつ、適切な環境を補助的に構築する管理支援型の栽培環境とする形態のいずれにも適用可能である。いずれの形態を採用するかは、栽培する植物の種別、栽培時期、成長過程、施設が置かれた環境などの条件により適宜選択される。
例えば、発芽から所定の期間は、人工光を用いて連続照射することにより、成長が促進される植物があることが知られている。また、照射する波長を選択することにより、成長量を制御して目的の成長を促進させることを可能とする。
また、環境駆動部120は、内側空間13−1と13−2との育成環境それぞれを、プラント制御部500から供給されるそれぞれの内側空間に対応する環境制御量に応じて、それぞれ制御することができる。すなわち、環境駆動部120は、内側空間13−1と13−2とのそれぞれを互いに異なる育成環境に制御することができる。
The
Thus, in the
For example, it is known that there is a plant whose growth is promoted by continuous irradiation using artificial light for a predetermined period from germination. In addition, by selecting the wavelength to be irradiated, it is possible to control the growth amount and promote the target growth.
In addition, the
判定部200は、撮像部300によって撮像された画像情報と、植物9の育成モデルとに基づいて、植物9の育成状況を判定する。
判定部200は、検出部210、育成モデル部220、状況記憶部230(記憶部)、及び、育成状況判定部240を備えている。
検出部210は、撮像された植物9の画像情報から、該植物9の育成状況を検出し、該画像情報と該育成状況を状況記憶部230に記憶させる。
また、検出部210は、撮像された植物9の画像情報と、その画像を撮像した位置情報から、その画像情報に含まれる植物9の特徴点の位置又は植物9の位置を検出し、検出した位置情報と撮像した時間情報とを、状況記憶部230に記憶される画像情報に関連づけて記憶する。
育成モデル部220は、複数の育成モデルを備える。育成モデル部220に設定される複数の育成モデルは、例えば、基準時(発芽時など)からの経過時間と植物9の育成状況とを関連づける、経過時間による育成状況モデル221(第1育成モデル)、花が成実した時の実の位置を推定した、花の位置に対する実の配置モデル222(第2育成モデル)、及び、大きさ、形又は色を基準とするパターンを用いて、検出する対象の特徴を抽出し、収穫時期を判定する収穫時期判定モデル223(第3育成モデル)を含む。
The
The
The
The
The
状況記憶部230は、植物9の画像情報、育成状況、画像情報に含まれる植物9の特徴点の位置情報又は植物9の位置情報、及び、撮像した時間情報を関連づけて記憶する。
育成状況判定部240は、記憶された画像情報と育成状況との少なくとも一方を用いて、植物9の育成モデルに基づいて育成状況を判定する。
育成状況判定部240は、育成モデル部220に含まれる、経過時間による育成状況モデル221(第1育成モデル)、花の位置に対する実の配置モデル222(第2育成モデル)、及び、収穫時期判定モデル223(第3育成モデル)の少なくとも一つを基準として、植物9の育成状況を判定する。
The
The growth
The breeding
撮像部300は、植物9(と該植物9の周囲の状況)を撮像し、画像情報を生成する。
撮像部300は、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどを搭載した撮像装置、及び、撮像用の補助光の発光装置を備えている。
撮像部300は、撮像位置移動部400に含まれる移動型検出装置40(図2)が備えるアーム部42の先端部に搭載される。アーム部42の先端部の動きに応じて、撮像位置が変更され、被写体である植物9との相対位置が変化する。また、アーム部42の先端部に設けられた旋回台に撮像部300が搭載され、旋回台の制御により任意の方向に旋回可能となる。これらの制御を組み合わせることにより、撮像部300は、任意の位置、任意の方向から植物9を撮像することが可能となる。
The
The
The
撮像位置移動部400は、指示された位置まで撮像部300が撮像する位置を移動させて、植物9を指示された方向から撮像可能とする。
撮像位置移動部400は、撮像する位置を移動させる移動型検出装置40(図2)を備え、移動型検出装置40(図2)には(多関節型の)アーム部42(ロボットアーム)が設けられる。
そのアーム部42の先端には、撮像部300に被写体からの光を導く光学系が設けられており、撮像位置移動部400は、その光学系の光軸を指示された方向に転回させる。
The imaging
The imaging
An optical system that guides light from the subject to the
受粉補助装置70は、プラント制御部500に対して、植物9の受粉に関する情報の提供を要求する。そして、受粉補助装置70は、その要求に応じてプラント制御部500から取得した植物9の受粉に関する情報に基づいて、植物9の受粉に関する情報を作業者に通知する。例えば、受粉補助装置70は、植物栽培プラント4内を移動する作業者によって携帯され、植物栽培プラント4内の植物9の受粉に関する情報を作業者に通知する。
The
プラント制御部500は、撮像位置移動部400によって移動した位置から撮像された植物9の画像情報に基づいて、植物9の育成モデルを基準として育成状況を判定した結果に従って、植物9の育成環境を制御する。
プラント制御部500は、育成モデル生成部510、環境制御部520、位置制御部530(撮像位置制御部)、生産計画設計部540、収穫計画設計部550、剪定計画設計部570、受粉計画設計部580、及び、通信処理部590を備えている。
育成モデル生成部510は、育成モデルを画像情報に基づいて生成し、育成モデル部220に保持される育成モデルを更新する。
育成モデル生成部510は、画像情報から生成された育成状況によって第1育成モデルを決定する第1モデル生成部、画像情報から開花時の花の位置を検出し第2育成モデルを生成する第2モデル生成部、画像情報から収穫時期を判定する第3育成モデルを生成する第3モデル生成部を備えている。
The
The
The training
The growth
環境制御部520は、判定された育成状況に応じて育成環境を制御する環境制御量を生成する。例えば、環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える光を制御する場合には、光制御部121によって、植物9に与える光の光量又は波長を制御する。環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える二酸化炭素濃度を制御する場合には、二酸化炭素処理部123によって、植物9が置かれている二酸化炭素濃度を制御する。環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える空気を制御する場合には、空調設備122によって、植物9に給水する周囲温度、湿度、及び、風量の少なくともいずれか1つを制御する。環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える水を制御する場合には、水調整設備124によって、植物9に給水する水量、水温、周囲温度、及び、養分濃度の少なくともいずれか1つを制御する。また、環境制御部520は、内側空間13−1と13−2とのそれぞれに対する環境制御量を生成する。
位置制御部530は、撮像位置移動部400を制御して、植物9を撮像する位置及び方向を指示する。位置制御部530は、撮像部300の位置、撮像方向を変更して目的に応じた画像情報を撮像するために撮像位置移動部400を制御する。
The
The
生産計画設計部540は、撮像された画像情報に基づいて生産計画を設計する。
収穫計画設計部550は、第3育成モデルに基づいて、収穫計画を設計する。
配置計画設計部560は、第1育成モデルに基づいて、植物栽培プラント4において栽培される植物9の配置計画を設計する。
剪定計画設計部570は、第1育成モデルに基づいて、植物9を剪定する剪定計画を設計する。また、剪定計画設計部570は、第2育成モデルに応じて、植物9の花(実)を剪定する剪定計画を設計する。
受粉計画設計部580は、第1育成モデルに基づいて、植物9に受粉させる受粉計画を設計する。
The production
The harvest
The arrangement
The pruning
The pollination
通信処理部590は、受粉補助装置70との通信処理をする。例えば、通信処理部590は、受粉補助装置70からプラント制御部500に要求された植物9の受粉に関する情報を受付け、その要求に応じた情報を受粉補助装置70に送信する。また、通信処理部590は、受粉補助装置70から植物9の受粉に関する情報の更新情報を受付ける。そして、通信処理部590により上述の更新情報を受付けた場合、プラント制御部500は、当該更新情報に基づいて、プラント制御部500の各部、又は、判定部200の育成モデル部220が備えている育成モデル、もしくは状況記憶部230に記憶されている内容を、必要に応じて適宜更新する。
なお、通信処理部590は、受粉補助装置70と無線通信により通信信号の送受信をする。
The
Note that the
(植物の収穫時期の制御)
次に、図4を参照し、本実施形態における植物の収穫時期の制御について説明する。
図4は、本実施形態における植物の収穫時期の制御を示す図である。
この図4に示されるグラフは、横軸を発芽からの経過日数(時間)、縦軸が植物の成長度合いを示し、いわゆる成長曲線の形状を有する。このグラフが示すように、成長度合いは経過日数に応じた関数として定義することができ、特定の環境条件下における傾向を、過去のデータに基づいて生成された育成モデルを植物9の育成状況管理の基準とする。
(Control of plant harvest time)
Next, with reference to FIG. 4, control of the harvest time of the plant in this embodiment is demonstrated.
FIG. 4 is a diagram illustrating the control of the plant harvest time in the present embodiment.
In the graph shown in FIG. 4, the horizontal axis indicates the number of days (hours) elapsed from germination, the vertical axis indicates the degree of plant growth, and has a so-called growth curve shape. As shown in this graph, the degree of growth can be defined as a function according to the number of days elapsed, and the growth model generated based on past data for the tendency under specific environmental conditions is managed as the growth status of the
グラフS4aは、植物9の育成状況管理の基準とする成長曲線を示す育成モデルである。このグラフS4aに基づいて、収穫時期を設定することができる。
グラフS4bは、植物の育成状況管理を行わずに、グラフS4aに示した育成モデルより遅れて成長する過程を示す。このグラフS4bに示すように育成すると収穫時期が、計画より遅れてしまうことになる。そこで、植物栽培システム1では、育成の過程で検出された育成状況の遅れを、周囲の環境を制御することにより、育成状況を促進させるように制御する。
育成状況を促進する場合には、制御対象である植物9の種別、及び、対策を実施する時期に応じて処理内容が選択される。例えば、対策の内訳として、光照射量を増加させたり、周囲温度、水温を高めたり、必要な養分量を増加させたりするなどの方法があげられる。
The graph S4a is a breeding model showing a growth curve that is used as a reference for the management of the cultivation status of the
The graph S4b shows a process of growing later than the growth model shown in the graph S4a without managing the plant growth status. When growing as shown in the graph S4b, the harvesting time is delayed from the plan. Therefore, in the
When promoting the growing situation, the processing content is selected according to the type of the
一方、育成状況を遅らせる場合にも、制御対象である植物9の種別、及び、対策を実施する時期に応じて処理内容が選択される。例えば、対策の内訳として、光照射量を減少させたり、周囲温度、水温を低下させたり、必要な養分量を減少させたりするなどの方法があげられる。
On the other hand, also in the case of delaying the breeding status, the processing content is selected according to the type of the
また、検出部210による育成状況の検出は、各個体の状況を検出し、それぞれ検出された結果に基づいて総合的に判定することも可能である。その総合的な判定では、それぞれ検出された検出結果を平均化したり、バラツキを検出したりするなど、各種統計処理の手法を適用できる。
例えば、全体を複数の区画に分割し、その区画に含まれる植物9から検出された結果を区画毎にまとめて判定することも可能である。このように区画を分割することにより、配置された位置によるバラツキを検出することができる。
In addition, the detection of the breeding status by the
For example, it is possible to divide the whole into a plurality of sections and collectively determine the results detected from the
また、異なる種類の植物を区画毎に配置して、それぞれに適した環境を設定することも可能である。
植物9の育成状況の検出には、1つの判定基準によって検出してもよく、或いは、複数の判定基準によって検出した複数の変数に基づいて判定してもよい。
It is also possible to set different environments by arranging different types of plants for each section.
The detection of the growth status of the
(植物の育成状況の判定)
次に、図5から7を参照し、本実施形態における植物の育成状況の判定について説明する。
判定部200によって行われる植物9の育成状況の判定では、検出対象に応じて複数の判定項目を選択することができる。例えば、判定部200によって行われる植物9の育成状況の判定では、検出対象として、葉、茎、花・実、又は、根を選択することができ、選択された検出対象に応じて複数の判定項目を選択することができる。
検出部210は、以下に示す判定項目に応じて、選択された検出対象の状態を検出する。育成状況判定部240は、検出された検出対象の状態について、記憶された画像情報と育成状況との少なくとも一方を用いて、植物9の育成モデルに基づいて育成状況を判定する。また、育成状況判定部240は、判定の基準とする育成モデルを、育成モデル部220に備えられている複数の育成モデルの中から判定項目に応じて選択する。
(Determination of plant growth status)
Next, with reference to FIGS. 5 to 7, the determination of the plant growth status in the present embodiment will be described.
In the determination of the growth status of the
The
判定部200における葉の状態による判定では、葉の枚数、1枚の葉の大きさ、生い茂った葉の投影面積、しおれ具合(角度、一枚の葉の縦横比)などが判定項目としてあげられる。
葉の枚数は、予め定められた範囲内に存在する枚数、或いは、茎(特定された枝)に着いた葉の枚数を計数することにより検出される。
1枚の葉の大きさは、特定された葉の大きさ、予め定められた範囲内に存在する葉の大きさの平均、或いは、茎(特定された枝)に着いた葉の大きさの平均を算出することにより検出される。また、葉の大きさは、長手方向(縦)の長さ、長手方向と直交する方向(横)の長さ、面積とすることができる。
生い茂った葉の投影面積は、植物9の側面から鉛直面に投影された面積として検出される。
また、葉のしおれ具合によって、水分不足などのストレスを容易に検出することができる。しおれた状態では、葉先が下を向くことから、葉のしおれ具合は、水平面と葉の表面とがなす角度から検出される。或いは、葉のしおれ具合は、一枚の葉の縦横比から算出されてもよい。しおれたことにより葉の張りがなくなり、見かけ上の横幅が狭くなる。そのため、しおれ具合により、一枚の葉の縦横比が変化する。
In the determination based on the leaf state in the
The number of leaves is detected by counting the number of leaves existing within a predetermined range, or the number of leaves attached to the stem (specified branch).
The size of one leaf is the size of the specified leaf, the average size of the leaves existing within a predetermined range, or the size of the leaf attached to the stem (specified branch). It is detected by calculating the average. The size of the leaves can be the length in the longitudinal direction (vertical), the length in the direction orthogonal to the longitudinal direction (horizontal), and the area.
The projected area of the overgrown leaves is detected as the area projected from the side surface of the
Also, stress such as lack of moisture can be easily detected depending on how much the leaves are wilted. In the wilted state, the leaf tip faces down, and the wilting state of the leaf is detected from the angle formed by the horizontal plane and the leaf surface. Alternatively, the wilting degree of the leaf may be calculated from the aspect ratio of one leaf. By wilting, there is no leaf tension, and the apparent width becomes narrower. Therefore, the aspect ratio of a single leaf changes depending on the condition of wilting.
判定部200における茎の状態による判定では、茎の背丈、枝の張り具合、茎の太さなどが判定項目としてあげられる。
茎の背丈は、茎(或いは先端の葉)の先の高さから検出される。例えば、茎の背丈は、撮像部300の高さを茎の高さと一致させることにより、撮像部300の高さから検出できる。
枝の張り具合は、枝分かれしている分岐数、或いは、枝の長さから検出される。
茎の太さは、基準の高さの茎の太さから検出される。
In the determination by the state of the stem in the
The height of the stem is detected from the height of the tip of the stem (or the leaf at the tip). For example, the height of the stem can be detected from the height of the
The degree of branch tension is detected from the number of branches branched or the length of the branches.
The stem thickness is detected from the stem thickness at the reference height.
判定部200における花・実の状態による判定では、数、密度、配置、花の開花状態、実の成熟度などが判定項目としてあげられる。
図5は、検出対象となる花と実の位置関係を示す図である。
図5(a)、(c)に開花期の状態を示し、図5(b)、(d)に成実期の状態を示す。
実の位置が花の位置に依存することから、花の数及び位置を特定することにより、実の数と位置を特定することができる。開花期に示す花f1、f2の位置は、成実期には実F1、F2の位置として変化する。
花(実)の数は、予め定められた範囲内に存在する数量、或いは、茎(特定された枝)に着いた花(実)の数量を計数することにより検出される。
花(実)の密度は、検出された花(実)の数量を単位容量で除算することにより算出される。或いは、花(実)の密度は、簡易的には、撮像された画像の所定の範囲に存在する花(実)の数量を計数することにより検出される。
花(実)の配置は、3次元計測の手法を用いることにより3次元座標位置として検出される。また、検出された花の位置から、成実期の実の位置を推定することができる。実の大きさ、重量を仮定して、その実がぶら下がる枝の強度と長さを演算条件とすることより、花の3次元座標位置に基づいて、実の推定位置を算出することができる。
この算出された推定位置から、隣接する実との干渉を推定することができる。つまり、実の大きさより、相対距離が近い場合には、干渉が生じると推定することができる。
花の開花状態は、花の形、花の大きさ、又は花の色等に基づいて、開花しているか否か(又は、花の開き具合)の状態として検出される。なお、花の開花状態は、植物9の1個体において開花した花の割合(例えば、蕾の数に対して開花した花の割合)としてもよい。また、花の開花状態は、植物栽培プラント4の植物9における開花した花の割合としてもよい。
In the determination based on the state of the flower / fruit in the
FIG. 5 is a diagram illustrating a positional relationship between a flower to be detected and a fruit.
FIGS. 5 (a) and 5 (c) show the flowering state, and FIGS. 5 (b) and 5 (d) show the fruiting state.
Since the actual position depends on the position of the flower, the actual number and position can be specified by specifying the number and position of the flowers. The positions of the flowers f1 and f2 shown in the flowering period change as the positions of the fruits F1 and F2 in the mature period.
The number of flowers (fruits) is detected by counting the quantity existing within a predetermined range or the number of flowers (fruits) attached to the stem (specified branch).
The density of the flower (fruit) is calculated by dividing the quantity of the detected flower (fruit) by the unit capacity. Alternatively, the density of flowers (fruits) is simply detected by counting the number of flowers (fruits) present in a predetermined range of the captured image.
The arrangement of flowers (fruits) is detected as a three-dimensional coordinate position by using a three-dimensional measurement technique. Moreover, the actual position of the fruiting period can be estimated from the detected position of the flower. The actual estimated position can be calculated based on the three-dimensional coordinate position of the flower by assuming the actual size and weight and using the strength and length of the branch from which the fruit hangs as calculation conditions.
From this calculated estimated position, it is possible to estimate interference with an adjacent actual object. That is, it can be estimated that interference occurs when the relative distance is closer than the actual size.
The flowering state of the flower is detected as a state of whether or not it is flowering (or the degree of flower opening) based on the shape of the flower, the size of the flower, or the color of the flower. Note that the flowering state of the flower may be the ratio of the flower that bloomed in one individual plant 9 (for example, the ratio of the flower that bloomed with respect to the number of buds). In addition, the flowering state of the flower may be the ratio of the flower that blooms in the
ところで、実の成熟度は、実の色の変化に基づいて検出できる場合がある。
図6は、検出対象となる実の成熟度の検出を説明する図である。
図6(a)に示されるように、熟した実F3の色と熟しきらない実F4の色とが異なる場合に適用できる。熟しきらない実F4の色C1に対し、熟した実F3の色C2への色の変化を検出することにより、実の成熟度を検出できる。
図6(b)に示されるように、実の一部(例えば、下側)の色C2が変色し、その変色した範囲(Z2)を検出することにより実の成熟度を検出できる。
実の成熟度は、成熟度が高くなるにつれ、光の透過量が高く変化する場合がある。実に対して所定の光量の光(測定補助光)を照射して、その透過光の量を検出する。例えば、実の下部(又は側面)に接近した位置から測定補助光を照射して、撮像部300は、透過された光を検出する。その際、撮像部300の画角に、補助光源からの直接光が入らないように位置関係を調整する。
By the way, the actual maturity level may be detected based on the actual color change.
FIG. 6 is a diagram for explaining detection of the actual maturity level to be detected.
As shown in FIG. 6A, the present invention can be applied when the color of the ripe fruit F3 is different from the color of the fruit F4 that is not fully ripe. The actual maturity can be detected by detecting a change in color of the actual fruit F4 that is not fully ripe to the color C2 of the fruit F3 that is ripe.
As shown in FIG. 6B, the actual maturity can be detected by detecting a discolored range (Z2) of a part of the actual color C2 (for example, the lower side).
The actual maturity level may change higher as the maturity level increases. Actually, a predetermined amount of light (measurement auxiliary light) is irradiated to detect the amount of transmitted light. For example, the
判定部200における根の状態による判定では、長さ、広がり具合などが判定項目としてあげられる。水耕栽培であれば、根の長さを検出できる場合がある。根の長さは、株の位置からの長さとして検出される。根の広がり具合は、株の位置から広がった根の面積により検出される。根の長さも広がり具合も、いずれも水中であることから直接的には検出されにくい。しかし、例えば、補助光を照射することにより生じる根の影により、根の長さや広がり具合を間接的に検出することができる。
In the determination based on the state of the root in the
上記に示した、検出部210は、植物9を検出する直接的な検出方法のほかに、直接検出された結果に基づいた3次元モデルを作成することにより、直接検出できない情報を間接的に検出してもよい。
図7は、検出対象となる葉の状態を示す図である。
図7(a)に、4枚の葉の着いた茎を俯瞰した画像として示す。
植物9の側面から撮像した画像情報では、この図に示されるような画像情報を取得できるが、平面的な状態を検出するのは困難である。そこで、4枚の葉を3次元情報として抽出する。
図7(b)に、図7(a)に示した4枚の葉を3次元情報とした結果に基づいて、水平面に投射した結果を示す。このような次数変換の方法を採ることにより、植物9の上部からの撮像が困難な場合でも、任意の高さの範囲に含まれる葉の平面投射図を作成することができる。破線の円は、葉の先端の近傍を通過する円を示す。
In addition to the direct detection method for detecting the
FIG. 7 is a diagram illustrating a state of a leaf to be detected.
FIG. 7A shows a bird's-eye view of four stems with leaves.
The image information captured from the side surface of the
FIG. 7B shows the result of projecting on the horizontal plane based on the result of using the four leaves shown in FIG. 7A as the three-dimensional information. By adopting such an order conversion method, it is possible to create a planar projection view of leaves included in an arbitrary height range even when it is difficult to image from the upper part of the
図7(c)に、図7(a)に示した4枚の葉が、しおれた状態を示す。それぞれの葉の先端が地面に向かって垂れ下がった状態を示す。この状態の4枚の葉を3次元情報として抽出する。
図7(d)に、図7(b)と同様に図7(c)に示した4枚の葉を3次元情報とした結果に基づいて、水平面に投射した結果を示す。4枚の葉がしおれた状態となったことにより、葉の先端の近傍を通過する円は、図7(b)に示した葉の先端の近傍を通過する円より小さな円となる。
このように投射された葉のイメージが示す葉の先端の近傍を通過する円の直径により、葉の成長度合い、しおれ具合などの検出を行うことができる。
また、茎の先端に花が咲く「菊」のような植物の花の状態を検出することに応用できる。
FIG. 7C shows a state where the four leaves shown in FIG. The state where the tip of each leaf hangs down toward the ground is shown. The four leaves in this state are extracted as three-dimensional information.
FIG. 7 (d) shows the result of projection on the horizontal plane based on the result of using the four leaves shown in FIG. 7 (c) as three-dimensional information in the same manner as FIG. 7 (b). Since the four leaves are in a wilted state, the circle passing near the tip of the leaf is smaller than the circle passing near the tip of the leaf shown in FIG.
By detecting the diameter of the circle passing through the vicinity of the tip of the leaf indicated by the projected leaf image, it is possible to detect the degree of leaf growth, the condition of wilting, and the like.
Moreover, it can be applied to detecting the state of a plant flower such as “chrysanthemum” where a flower blooms at the tip of the stem.
(育成モデルの生成)
次に、プラント制御部500において育成モデル生成部510が生成する育成モデルについて説明する。
前述の「(植物の育成状況の判定)」において、判定項目に応じて目的にあった検出条件による植物9の育成状況の検出について示した。ここでは、検出された育成状況を判定するための基準(判定項目)として用いる育成モデルの生成について示す。
最初に、基準時(発芽時など)からの経過時間に応じて、植物9の育成状況を判定するために、基準時(発芽時など)からの経過時間と植物9の育成状況とを関連づける経過時間による育成状況モデル(第1育成モデル)が必要とされる。
この第1育成モデルには、各種項目を選択することができる。例えば、葉の状態による判定では、葉の枚数、1枚の葉の大きさ、生い茂った葉の投影面積、しおれ具合(角度、縦横比)などがあげられる。茎の状態による判定では、背丈、枝の張り具合、太さなどがあげられる。花・実の状態による判定では、数、密度、配置、花の開花状態、実の成熟度などがあげられる。根の状態による判定では、長さ、広がり具合などがあげられる。
選択された項目において、例えば、基準時(発芽時など)からの経過時間に応じた成長曲線に基づいた数値を基準値とすることにより、モデル化することができる。
この第1育成モデルは、個体の成長の基準とするだけでなく、隣接する個体との干渉を判定する場合にも用いることができる。
(Generation of training model)
Next, a growth model generated by the growth
In the above-mentioned “(Plant Growing Status Judgment)”, the detection of the
First, in order to determine the growth status of the
Various items can be selected for the first breeding model. For example, in the determination based on the leaf state, the number of leaves, the size of the leaf, the projected area of the overgrown leaf, the wilting condition (angle, aspect ratio), and the like can be given. In the judgment based on the state of the stem, the height, the condition of the branch, the thickness, and the like can be given. In the determination based on the state of the flower / fruit, the number, density, arrangement, flowering state, fruit maturity, and the like can be given. In the determination based on the state of the root, the length, the extent of spread, etc. are raised.
In the selected item, for example, modeling can be performed by using a numerical value based on a growth curve corresponding to an elapsed time from a reference time (such as germination) as a reference value.
This first breeding model can be used not only as a reference for growth of an individual but also when determining interference with an adjacent individual.
また、花が成実した時の実の位置を推定した、花の位置に対する実の配置モデル(第2育成モデル)が必要とされる。
この第2育成モデルには、花・実の3次元座標位置に基づく3次元モデルにおける花・実の状態による判定では、判定項目として、数、密度、配置などがあげられる。
選択された項目において、花の位置に対する実の配置を推定した位置、実の大きさを基準値とすることにより、モデル化することができる。
この第2育成モデルは、個々の実の成長の基準とするだけでなく、隣接する実のそれぞれの大きさと隔離距離により、隣接する実の干渉を判定する場合にも用いることができる。
In addition, an actual arrangement model (second breeding model) with respect to the position of the flower, which estimates the actual position when the flower has grown, is required.
In the second breeding model, the number, density, arrangement, and the like are given as determination items in the determination based on the state of the flower / fruit in the three-dimensional model based on the three-dimensional coordinate position of the flower / fruit.
In the selected item, modeling can be performed by using the position and the actual size of the actual arrangement with respect to the position of the flower as reference values.
This second breeding model can be used not only as a reference for individual actual growth, but also when determining adjacent real interference based on the size and isolation distance of each adjacent real.
また、大きさ、形又は色を基準とするパターンを用いて、検出する対象の特徴を抽出して収穫時期を判定する収穫時期判定モデル(第3育成モデル)が必要となる。 In addition, a harvest time determination model (third breeding model) is required that uses the pattern based on size, shape, or color to extract the characteristics of the target to be detected and determine the harvest time.
つまり、育成モデル生成部510は、判定項目として選択された項目に対応する数値をモデル化することにより基準値を生成し、育成モデル部220の初期値とする。
育成モデル生成部510は、育成モデルの生成を画像情報に基づいて生成して、更新する。生成した育成モデルと、実際の状態との乖離が大きい場合には、無理な制御量を与えることとなる場合がある。その場合には、育成モデル生成部510は、予め定めた閾値を基準に判定して育成モデルを補正し、育成モデル部に保持された値を更新する。なお、育成モデルの更新は、段階的に定めた成長課程によって更新周期を変更してもよい。
That is, the breeding
The growth
判定部200では、検出部210によって検出された値と、育成モデル部220に保持された各育成モデルの値とに基づいて育成状況判定部240によって判定(演算)することにより、検出された値と、育成モデル部220に保持された各育成モデルの値との差を算定し、育成状況を判定する。
In the
なお、育成モデル生成部510は、育成モデルの値を、過去に検出された検出値、過去に設定されたモデルの値などを統計処理して算定しても良い。
The breeding
(周囲環境の制御)
環境制御部520は、判定された育成状況に応じて育成環境を制御する環境制御量を生成する。例えば、環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える光を制御する場合には、光制御部121によって、植物9に与える光の光量又は波長を制御する。環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える二酸化炭素濃度を制御する場合には、二酸化炭素処理部123によって、植物9が置かれている二酸化炭素濃度を制御する。環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える空気を制御する場合には、空調設備122によって、植物9に供給する空気の温度、湿度、及び、風量の少なくともいずれか1つを制御する。環境制御部520は、判定された育成状況に応じて植物9に与える水を制御する場合には、水調整設備124によって、植物9に給水する水量、水温、及び、養分濃度の少なくとも1つを制御する。
例えば、育成状況を促進させるためには、環境制御部520は、光制御部121によって、植物9に与える光の照度を高め、照射時間を長くして、光量が増加するように制御する。また、空調設備122によって、植物9の周囲温度を高めることにより、育成状況を促進させることができる。このような条件の制御では、植物の種類、育成過程などによって異なり、それぞれに適する制御内容が定められる。
周囲環境の制御は、栽培時には、環境制御部520により比較的短い周期で繰り返し行われ、異常値の検出を早く行うことにより、植物9へのダメージを低減し、適切な環境で栽培できるようにする。
(Control of the surrounding environment)
The
For example, in order to promote the growing situation, the
Control of the surrounding environment is repeatedly performed at a relatively short period by the
(撮像位置の制御)
位置制御部530は、撮像位置移動部400を制御して、植物9を撮像する位置及び方向を指示する。位置制御部530は、撮像部300の位置、撮像方向を変更して目的に応じた画像情報を撮像するために撮像位置移動部400を制御する。
撮像位置移動部400は、多間接型のアーム部42を備える移動型検出装置40を備えていることから、撮像部300の位置を柔軟に設定することができる。
植物9の実が、葉や他の実の影になるような位置であっても、それらに影響されない位置に撮像部300を容易に移動させることができる。これにより、撮影対象の植物9の実が葉や他の実の影に隠れていたとしても、それらに妨げられることなく、撮影対象の植物9の実を撮像部300で確実に撮像することができる。
なお、撮像部300は、アーム部42の先端部に配置するものとしたが、アーム部42の先端に近いアームや、同アームに設けられた雲台に設けられていても良い。また、アーム部42の先端としたが、アーム部42に内蔵されていても良い。
(Control of imaging position)
The
Since the imaging
Even if the fruit of the
In addition, although the
(生産計画の設計)
生産計画設計部540は、撮像された画像情報に基づいて生産計画を設計する。画像情報に基づいた生産計画を設計することにより、収穫するか否かの判定に限らず、植物栽培システム1の設備を有効に利用して、効率良く植物9を栽培することが可能となる。また、この生産計画は、目的の時期の出荷量を調整することにも利用できる。
(Design of production plan)
The production
(収穫計画の設計)
収穫計画設計部550は、第3育成モデルに基づいて、収穫計画を設計する。
第3育成モデルに基づいて設計することにより、収穫可能か否かの判定の精度を高めることができる。この判定を行うことにより、例えば、それぞれの実の収穫時期を適正化させることができ、品質を揃えることが可能となる。
収穫計画を設計するための画像情報は、各植物9に対して他の処理を行うために接近した際に、取得することもできる。或いは、過去に設計した収穫計画によって、収穫順序が策定されていれば、その収穫順に応じて検出頻度を制御することも可能である。すなわち、収穫計画により収穫時期が遅くなると判定された実に対する検出頻度を粗くして、収穫時期が近い実に対する検出頻度を高めることができるので、検出効率を高めることができる。
また、収穫時期を繰り上げ、或いは延期させる判定条件として用いることもできる。これにより、必要な出荷量に応じた量を収穫することができる。
(Design of harvest plan)
The harvest
By designing based on the third breeding model, it is possible to increase the accuracy of determination as to whether or not harvesting is possible. By performing this determination, for example, the actual harvest time can be optimized, and the quality can be made uniform.
The image information for designing the harvest plan can also be acquired when approaching each
It can also be used as a determination condition for raising or postponing the harvest time. Thereby, the quantity according to the required shipment quantity can be harvested.
(配置計画の設計)
配置計画設計部560は、第1育成モデルに基づいて、植物栽培プラント4において栽培される植物9の配置計画を設計する。第1育成モデルに基づいて設計することにより、成長後の植物9の個体の大きさを算定することができる。
この配置計画を策定することにより、成長過程で隣接する植物、或いは、施設との干渉を未然に防いで、効率良く植物を配置することができる。この配置計画は、いわゆる、間引きを行う場合や、互いの異なる種類の植物同士の相性が合わない場合の適切な配置等の判定基準となる。
(Design of placement plan)
The arrangement
By formulating this arrangement plan, it is possible to efficiently arrange plants while preventing interference with adjacent plants or facilities in the growth process. This arrangement plan is a criterion for determining an appropriate arrangement or the like when so-called thinning is performed or when different types of plants do not match each other.
(剪定計画の設計)
剪定計画設計部570は、第1育成モデルに基づいて、植物9を剪定する剪定計画を設計する。
これにより、隣接する植物9、或いは、自らの枝に干渉する場合を推定することができ、剪定する枝とその位置を適正に選定することができる。
また、剪定計画設計部570は、第2育成モデルに基づいて、植物9の花(実)を剪定する剪定計画を設計する。
これにより、植物9に成実する位置を算定することにより、自らの枝や実に干渉する場合を推定することができ、剪定する枝や実を選定し、剪定する位置を適正に選定することができる。
(Design of pruning plan)
The pruning
Thereby, the case where it interferes with the
Further, the pruning
Thereby, the case where it interferes with an own branch and a fruit can be estimated by calculating the position which grows in the
(受粉計画の設計)
受粉計画設計部580は、第1育成モデルに基づいて、植物9に受粉させる受粉計画を設計する。例えば、受粉計画設計部580は、基準時(発芽時など)からの経過時間と、検出された植物9における花の開花状態とに基づいて、植物9に受粉させる時期を算定する。これにより、受粉計画設計部580は、植物栽培プラント4において栽培されている植物9に受粉させる時期を育成状況に応じた受粉時期に計画することができる。
なお、受粉計画を設計するための画像情報は、各植物9に対して他の処理を行う際に接近した際に、取得することもできる。或いは、過去に設計した受粉計画によって、受粉順序が策定されていれば、その受粉順序に応じて検出頻度を制御することも可能である。すなわち、受粉計画により受粉時期が遅くなると判定された植物9に対する検出頻度を粗くして、受粉時期が近い植物9に対する検出頻度を高めることができるので、検出効率を高めることができる。
(Design of pollination plan)
The pollination
In addition, the image information for designing a pollination plan can also be acquired when approaching when performing another process with respect to each
(植物栽培システムの制御)
本実施形態に示した植物栽培システム1では、撮像部300は、植物110を撮像し、画像情報を生成する。
撮像位置移動部400(撮像位置移動手段)は、撮像部300が撮像する位置を移動させる(多関節型の)アーム部42(ロボットアーム)を備えることにより、自由な位置と方向から植物9の状況を測定することができ、その測定された画像情報に基づいて、環境条件を制御することにより、収穫時期を制御することが可能となる。
(Control of plant cultivation system)
In the
The imaging position moving unit 400 (imaging position moving unit) includes an (articulated) arm unit 42 (robot arm) that moves the position captured by the
このような、植物栽培システム1によって大規模化が容易に行えるようになることから、植物に受粉させる受粉作業を効率よく行うことが必要とされる。特に、手作業により植物の一花毎のめしべに花粉を着けていくといった人手による受粉作業は、従来からも労力を必要とする作業であり、その作業効率を向上させることが望まれている。
Since such a
[受粉補助装置]
次に、植物栽培プラント4において、作業者が植物9に受粉させる作業を行なう際に、受粉作業を補助する受粉補助装置70について説明する。
[Pollination auxiliary device]
Next, in the
受粉補助装置70は、受粉作業の際に、検出対象である植物9の受粉履歴情報を、該検出対象である植物9に基づく像に対応付けて表示部に表示させることにより、作業者に通知するものである。
図8は、本実施形態における受粉補助装置70の一例を示す図である。この図に示す受粉補助装置70は、作業者が携帯して利用する携帯型の端末装置として構成されている例であって、撮像部71と表示部74とが互いに表裏面に配置されているタブレット型の端末装置として構成されている例である。
The
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of the
受粉補助装置70は、一体化された筐体内に、被写体を撮像する撮像部71と、撮像した画像を表示する表示部74とを備えている。例えば、受粉補助装置70は、被写体(検出対象である植物9)に向けられた撮像部71が撮像した画像を表示部74に表示する。また、受粉補助装置70は、撮像した植物9の画像に対応付けて、該植物9の受粉履歴情報を表示部74に表示する。
The
図9は、本実施形態における受粉補助装置70の構成の一例を示す概略ブロック図である。この図において、図3又は図8に示した構成と同じ構成には、同じ符号を附す。
受粉補助装置70は、撮像部71、受粉情報処理部72、表示制御処理部73、表示部74、識別情報検出部76、記憶部77、及び、制御部79を備えている。
FIG. 9 is a schematic block diagram illustrating an example of the configuration of the
The
撮像部71は、カメラ部711と、撮像制御部712とを備えている。
カメラ部711は、CCD又はCMOSセンサなどを搭載した撮像装置、撮像装置に付帯する光学系、及び、撮像用の補助光の発光装置を備えている。また、カメラ部711は、検出対象である植物9を主たる被写体として、その被写体を撮像して得られる被写体画像から画像情報を生成する。撮像制御部712は、カメラ部711を制御して撮像させ、生成した画像情報を受粉情報処理部72、及び表示制御処理部73に出力させる。
The
The
受粉情報処理部72は、基準位置検出部721と、受粉位置検出部722と、受粉作業検出部723と、受粉履歴情報生成部724と、受粉時期判定部725と、を備えている。
基準位置検出部721は、作業者が受粉作業を行う際に、撮像部71により撮像される植物9の基準位置を検出する。この基準位置とは、植物栽培プラント4内において、移動型検出装置40により検出された植物9の画像情報、育成状況などが関連づけられている植物9の位置情報と対応付けられており、植物栽培プラント4内において受粉補助装置70により撮像される植物9の位置を特定するための基準位置である。
The pollination
The reference
例えば、植物栽培プラント4内において栽培されている植物9の個体毎に基準位置を示す基準点を予め設けておき、基準位置検出部721は、撮像部71により撮像された画像に含まれる基準点に基づいて、撮像部71により撮像された植物9の基準位置を検出する。これにより、基準位置検出部721は、撮像部71により撮像された植物9の植物栽培プラント4内における位置を特定する。
For example, a reference point indicating a reference position is provided in advance for each
なお、予め設けられている基準点は、例えば、植物栽培プラント4内において栽培されている植物9毎に割り振られている番号を示す表記、植物栽培プラント4内における座標位置を示す表記、などの文字情報が表記されている。この場合、基準位置検出部721は、撮像部71により撮像された画像に含まれるこれらの文字情報を文字認識などに読み取り、撮像部71により撮像されている植物9の基準位置を検出する。
The reference points provided in advance include, for example, a notation indicating a number assigned to each
また、基準位置検出部721は、後述する識別情報検出部76により検出された植物9に取り付けられている識別子に基づいて、撮像部71により撮像されている植物9の基準位置を検出してもよい。
また、基準位置検出部721は、GPS(Global Positioning System)システムによる位置情報を取得して、取得した位置情報に基づいて、撮像部71により撮像されている植物9の位置を検出してもよい。
Further, the reference
Further, the reference
受粉位置検出部722は、予め登録されている花の特徴を示す特徴情報と撮像部71により撮像された植物9の画像とに基づいて、植物9の花の位置を受粉位置として検出する。
例えば、受粉位置検出部722には、植物9の花の特徴を示す特徴情報として、花の形に関する情報、花の大きさに関する情報、又は花の色に関する情報などが予め登録されている。また、受粉位置検出部722は、撮像部71により撮像された植物9の画像に対して画像処理を行って、植物9の受粉位置を検出するために必要とされる画像情報、すなわち、花の特徴を示す特徴情報に関する画像情報を抽出する。そして、受粉位置検出部722は、花の特徴を示す特徴情報と画像情報とに基づいて、パターンマッチングを用いて検出する方法や、特徴情報に基づく特徴量の評価値を算出して検出する方法などにより、植物9の花の位置を受粉位置として検出する。
なお、受粉位置検出部722は、植物9の花の中心位置、花のめしべの位置などを受粉位置として検出してもよい。
The pollination
For example, in the pollination
In addition, the pollination
また、受粉位置検出部722は、受粉位置を検出する際、基準位置検出部721により検出された基準位置を示す基準点に対する3次元座標位置として受粉位置を検出する。例えば、受粉位置検出部722は、植物栽培プラント4内において、移動型検出装置40により検出されて作成された植物9の3次元モデルに基づいて生成される3次元座標位置として受粉位置を検出する。
また、受粉位置検出部722は、検出した受粉位置を基準位置検出部721により検出された基準位置と対応付けて記憶部77に記憶させる。これにより、受粉位置検出部722は、植物9の基準位置に対する3次元座標位置として受粉位置を記憶部77に記憶させることができる。よって、受粉補助装置70は、植物栽培プラント内における植物9の位置及び植物9の受粉位置を特定することができる。
In addition, when detecting the pollination position, the pollination
In addition, the pollination
なお、受粉作業を行う際に撮像部71により撮像された画像から検出された時点における受粉位置と、それ以前に、移動型検出装置40により検出された時点における受粉位置とが正確には一致しない場合がある。これは、受粉位置が、例えば花の位置であるように、完全に固定されている構造物による位置ではないためである。これにより、受粉位置は、その時々で若干の位置の差が生じる場合がある。この場合も、若干の位置の差が生じた受粉位置を同一と判定するために、受粉位置検出部722は、例えば、位置の差が所定の閾値未満である場合、同一の受粉位置であると判定して最新の受粉位置の情報に更新する。
また、受粉作業を行う際に撮像部71により撮像された画像から検出された花が、それ以前に、移動型検出装置40により検出された時点においては、まだ蕾である場合がある。この場合、受粉位置検出部722は、検出された花の位置を新しく受粉位置として追加し、受粉位置の情報を更新する。
It should be noted that the pollination position at the time point detected from the image captured by the
Moreover, when the flower detected from the image imaged by the
受粉作業検出部723は、撮像された検出対象である植物9の画像に基づいて、受粉位置検出部722により検出された受粉位置に対して受粉作業がされたか否かを検出する。
ここで、撮像された検出対象である植物9の画像とは、例えば、作業者によって受粉作業が行われる際の動画像である。作業者が花のめしべに対して綿棒などを用いて花粉を付着させる受粉作業の動作が撮像部71により撮像された場合、受粉作業検出部723は、受粉作業の動作が撮像された画像に基づいて受粉作業の動作を検出し、受粉作業がされたことを検出する。
The pollination
Here, the captured image of the
例えば、受粉作業の動作を検出する方法としては、予め登録されている受粉作業の特徴的な動作パターンとパターンマッチングをする方法、特徴物(例えば、綿棒)をその形状に基づいて画像から抽出し、該特徴物の動きベクトルから検出する方法などがある。
また、受粉作業検出部723は、受粉位置に受粉作業がされたことを検出した場合、該受粉位置に対応付けて受粉作業がされたことを示す情報を受粉履歴情報生成部724に供給する。
For example, as a method for detecting the operation of the pollination operation, a method for pattern matching with a pre-registered characteristic operation pattern of the pollination operation, a feature (for example, a cotton swab) is extracted from the image based on its shape. And a method of detecting from the motion vector of the feature.
In addition, when detecting that the pollination operation has been performed at the pollination position, the pollination
なお、受粉作業検出部723は、撮像された植物9の画像に基づいて、受粉作業がされたか否かを検出する場合、撮像された植物9の花の状態に基づいて受精に至っているか否かを判定することにより受粉作業がされたか否かを検出してもよい。
例えば、受粉済みとされている受粉位置が所定の時間経過後に受精に至っていない場合(例えば、受粉させた日時に対して所定時間経過後においても、受精により落ちるはずの花弁が残っている場合など)、受粉作業検出部723は、撮像された植物9の花の状態を検出して受精に至っていないこと判定する。また、受粉済みとされている受粉位置が所定の時間経過後に受精に至っている場合(例えば、受粉させた日時に対して所定時間経過後に、受精により花弁が落ちている場合など)、受粉作業検出部723は、撮像された植物9の花の状態を検出して受精に至っていること判定する。
そして、受粉作業検出部723は、受精に至っているか否かを判定した結果に基づいて、受粉作業がされたか否かを検出し、検出結果を受粉履歴情報生成部724に供給してもよい。
When the pollination
For example, when the pollination position that has been pollinated has not reached fertilization after a lapse of a predetermined time (for example, when a petal that should fall due to fertilization remains even after a lapse of a predetermined time with respect to the date and time of pollination) ), The pollination
Then, the pollination
受粉履歴情報生成部724は、受粉作業検出部723により検出された結果に基づいて、該植物9の受粉履歴情報として、受粉済みであるか否かを示す情報を生成する。また、受粉履歴情報生成部724は、検出対象である植物9の受粉位置に対応付けて、該植物9の受粉履歴情報を生成する。
The pollination history
例えば、受粉履歴情報生成部724は、受粉位置検出部722により検出された受粉位置に対して、受粉作業検出部723により受粉作業がされたと検出された場合、検出された受粉位置に対応付けて受粉済みであることを示す情報を、受粉履歴情報として生成する。一方、受粉履歴情報生成部724は、受粉位置検出部722により検出された受粉位置に対して、受粉作業検出部723により受粉作業がされたと検出されない場合、検出された受粉位置に対応付けて受粉済みでないことを示す情報を、受粉履歴情報として生成する。なお、受粉履歴情報生成部724は、さらに、受粉位置に対して受粉作業がされた日時を対応付けて、受粉履歴情報を生成してもよい。
そして、受粉履歴情報生成部724は、生成した受粉履歴情報を記憶部77に記憶させる。
これにより、植物9の受粉位置それぞれの受粉履歴情報を、それぞれの受粉位置に対応付けて記憶させることができる。
For example, if the pollination history
Then, the pollination history
Thereby, the pollination history information of each pollination position of the
なお、受粉履歴情報生成部724は、操作部75から入力される操作情報であって、受粉済みであるか否かを示す操作情報に基づいて、上述の受粉履歴情報を生成してもよい。これにより、作業者は、受粉作業を行いながら受粉補助装置70の操作部75を操作することにより、受粉履歴情報を更新させることができる。
なお、受粉履歴情報生成部724は、生成した受粉履歴情報を、記憶部77に記憶させるのに代えて、通信処理部590を介して状況記憶部230に記憶させてもよいし、記憶部77と状況記憶部230との両方に記憶させてもよい。
The pollination history
Note that the pollination history
受粉時期算出部725は、植物9の育成状況に基づいて適切な受粉時期を算出する。ここで、植物9の育成状況に基づく適切な受粉時期とは、例えば、植物9の種類毎に定められている適切な受粉時期であって、植物9の花が開花してからの日数(例えば、開花の2日後から数日後の間)などにより示される適切な受粉時期である。
例えば、受粉時期算出部725は、撮像部71により撮像された植物9の受粉位置の適切な受粉時期を、通信処理部590を介して供給される育成モデル部220の第1育成モデルに基づいて算出する。すなわち、受粉時期算出部725は、移動型検出装置60により予め観測された植物9の育成状況に基づいて、該植物9の適切な受粉時期を算出する。また、受粉時期算出部725は、算出した適切な受粉時期を示す情報をそれぞれの受粉位置に対応付けて記憶部77に記憶させる。
なお、受粉時期算出部725は、算出した適切な受粉時期を示す情報を、記憶部77に記憶させるのに代えて、通信処理部590を介して状況記憶部230に記憶させてもよいし、記憶部77と状況記憶部230との両方に記憶させてもよい。
The pollination
For example, the pollination
The pollination
表示制御処理部73は、撮像部71により撮像された画像と、受粉情報処理部72により検出された受粉位置と、受粉情報処理部72により生成された該受粉位置の受粉に関する情報と、に基づいて表示画像を生成して表示部74に表示させる。
表示制御処理部73は、表示制御部731と、表示情報生成部732とを備えている。
表示制御部731は、記憶部77から検出対象である植物9の受粉履歴情報を読み出して、該受粉履歴情報を該植物9に基づく画像に対応付けて表示部74に表示させる。
The display
The display
The
すなわち、表示制御部731は、記憶部77から検出対象である植物9の受粉履歴情報を読み出して表示情報生成部732に供給する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された表示情報を、撮像部71により撮像された植物9の画像に対応付けて表示部74に表示させる。
例えば、表示制御部731は、撮像部71により撮像された植物9の受粉位置の受粉履歴情報を示す表示情報を、撮像された植物9の画像の受粉位置に対応付けて表示部74に表示させる。
なお、表示制御部731は、記憶部77から検出対象である植物9の適切な受粉時期を示す情報を読み出して、該適切な受粉時期を示す情報を該植物9に基づく画像に対応付けて表示部74に表示させてもよい。
That is, the
For example, the
Note that the
表示情報生成部732は、記憶部77から読み出された受粉履歴情報に基づいて、受粉位置に対応付けられている受粉履歴情報を示す表示情報を生成する。例えば、表示情報生成部732は、記憶部77から読み出された受粉履歴情報に基づいて、撮像部71により撮像された植物9の受粉位置に対応付けられている受粉履歴情報を示す表示情報として、受粉済みであるか否かを示す表示情報、又は、受粉作業がされた日時を示す表示情報を生成する。また、表示情報生成部732は、基準位置検出部721により検出された植物9の基準位置を示す表示情報を生成する。また、表示情報生成部732は、記憶部77から読み出された適切な受粉時期を示す情報に基づいて、受粉位置に対応付けられている適切な受粉時期を示す表示情報を生成する。
そして、表示情報生成部732は、生成した表示情報を表示制御部731に供給する。
The display
Then, the display
表示部74は、表示制御処理部73により生成された表示画像を表示する。表示部74は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどである。
The
操作部75は、作業者からの操作を検出することにより、受粉補助装置70を機能させる操作情報を取得して、その操作情報を制御部79に通知する。操作部75は、表示部74の表示面上に設けられたタッチパネルとして構成されている。
なお、操作部75は、受粉補助装置70の筐体面に設けられた機械式のボタンとして構成されてもよいし、表示部74の表示面上に設けられたタッチパネルと機械式のボタンとの組み合わせにより構成されてもよい。
記憶部77には、植物9の基準位置情報、受粉位置情報、受粉履歴情報、適切な受粉時期を示す情報などが対応付けられて記憶される。
The
In addition, the
The
識別情報検出部76は、検出対称である植物9又は植物9の受粉位置を特定する識別情報を示す識別子から識別情報を検出する。例えば、識別情報検出部76は、RFID(Radio Frequency Identification)リーダ76Rを備えており、このRFIDリーダ76Rを介して、タグやラベル状に加工されたアンテナ付きのICチップ(以下、ICタグ)に登録されているID情報を、電磁誘導方式又は電波方式などによって非接触通信することにより読み取る。
この場合、植物9には、植物9又は植物9の受粉位置を特定する識別情報を示すICタグ(識別子)が取り付けられており、識別情報検出部76は、RFIDリーダ76Rを介してICタグから識別情報を検出する。上述した基準位置検出部721又は受粉位置検出部722は、この識別情報検出部76により検出された識別情報に基づいて、植物9の基準位置や植物9の受粉位置を検出してもよい。
The identification
In this case, the
例えば、ICタグが植物9の個体毎に対応して該植物9の幹又はその近傍に取り付けられており、基準位置検出部721は、識別情報検出部76により検出された識別情報に基づいて、植物9の基準位置を検出してもよい。
なお、ICタグが植物9の枝の分岐部に対応付けて取り付けられており、受粉位置検出部722は、識別情報検出部76により検出された識別情報と植物9の枝の分岐構造とに基づいて、植物9の枝毎に対応している花を受粉位置として検出してもよい。
また、受粉位置検出部722は、ICタグが植物9の花に対応付けて取り付けられており、識別情報検出部76により検出された識別情報に基づいて、植物9の花を受粉位置として検出してもよい。
For example, an IC tag is attached to the trunk of the
The IC tag is attached in association with the branch portion of the branch of the
The pollination
制御部79は、受粉補助装置70が備えている各部を制御する。例えば、制御部79は、操作部75により検出された操作情報に応じて、撮像部71の撮像動作、受粉情報処理部の処理、表示制御処理部73の表示処理などを制御する。
また、制御部79は、通信処理部590を介して植物栽培システム1と受粉補助装置70との間の通信を制御する。
また、制御部79は、例えば、受粉履歴情報や、植物の育成状況を示す情報などが記憶部77と状況記憶部230との両方に記憶される構成の場合、所定のタイミングで記憶部77に記憶されている情報と状況記憶部230に記憶されている情報とが同じ最新の情報となるように同期させる制御を行う。これにより、制御部79は、植物栽培プラント内において、複数の作業者それぞれの受粉補助装置70により更新される受粉履歴情報、又は、時間の経過により変化する植物9の育成状況(例えば、花の開花状況)を示す情報を記憶部77と状況記憶部230とに対して不整合が生じないように記憶させることができる。
The
In addition, the
Further, for example, in the case where the
以上の構成により、受粉補助装置70は、植物栽培プラント4内において栽培されている植物9の受粉位置の受粉履歴情報を、植物9の画像に対応付けて表示部74に表示させる。よって、受粉補助装置70は、作業者に植物9の受粉状態を容易に判別させることができる。また、受粉補助装置70は、植物栽培プラント4内において栽培されている植物9の受粉位置の適切な受粉時期を示す情報を、植物9の画像に対応付けて表示部74に表示させることもできる。よって、受粉補助装置70は、植物9の適切な受粉時期を作業者に通知することができる。
With the above configuration, the
続いて、本実施形態における受粉補助装置70に係る各処理について説明する。
(植物の受粉位置の検出)
まず、受粉補助装置70が、受粉位置を検出する処理について説明する。
受粉補助装置70は、撮像部71により撮像された植物9の受粉位置を、移動型検出装置40により検出された植物9又は植物9の花の3次元座標位置と対応させて、植物栽培プラント4内における植物9の受粉位置を検出する。
Then, each process which concerns on the pollination auxiliary |
(Detection of plant pollination position)
First, a process in which the
The
図10は、受粉補助装置70の撮像部71により撮像された植物9の画像を示す図である。この図は、植物9の幹に基準点K0が取り付けられている例を示している。ここで、この基準点K0は、例えば、植物栽培プラント4内において植物9毎に割り振られている番号を示す文字情報が記載されている。
基準位置検出部721は、撮像部71により撮像された植物9の画像に含まれるこの基準点K0の画像から文字情報を文字認識により読み取り、撮像された植物9の基準位置を検出する。これにより、基準位置検出部721は、撮像された植物9の植物栽培プラント4内における位置を特定することができる。
FIG. 10 is a diagram illustrating an image of the
The reference
次に、受粉位置検出部722は、予め登録されている花の特徴を示す特徴情報と撮像部71により撮像された植物9の画像とに基づいて、植物9の花の位置を受粉位置として検出する。図10では、受粉位置検出部722は、撮像された植物9の画像から花f15(1)〜f15(6)の画像領域を検出している。また、受粉位置検出部722は、検出した植物9の花の位置(受粉位置)を、該植物9の基準位置に対する位置として算出する。そして、受粉位置検出部722は、移動型検出装置40により検出されて作成された植物9の3次元モデルに基づいて生成される3次元座標位置として、基準位置に対する受粉位置を検出する。
Next, the pollination
例えば、受粉位置検出部722は、通信処理部590を介して取得された第2育成モデル222(花の位置に対する実の配置モデル)に基づく植物9の花の3次元座標位置と対応させて、撮像部71により撮像された植物9の花の位置(受粉位置)を検出する。
これにより、受粉補助装置70は、撮像部71より撮像された植物9の受粉位置を、植物9における基準位置に対する位置として検出するとともに、植物栽培プラント4内における3次元座標位置と対応させて検出することができる。
For example, the pollination
Thereby, the pollination
また、上述の基準位置検出部721及び受粉位置検出部722により受粉位置が検出された後、撮像部71により撮像される画角が変更(移動、拡大、又は縮小)された場合、受粉位置検出部722は、検出した受粉位置を追尾することにより、撮像されている受粉位置を検出し続けることができる。例えば、受粉位置検出部722は、撮像された植物9の画像から、花の特徴を示す特徴情報に基づいて検出される花の画像領域の移動、拡大、又は縮小を追尾することにより、検出した受粉位置を追尾する。
これにより、作業者が受粉補助装置70の撮像部71により撮像される画角を変更(移動、拡大、又は縮小)した場合も、検出した受粉位置を植物9における(植物栽培プラント4内における)何れの受粉位置であるかを特定することができる。
In addition, when the angle of view imaged by the
Thereby, also when an operator changes the view angle imaged by the
なお、受粉補助装置70は、作業者によって把持されている際の受粉補助装置70の向きや傾きの姿勢変化を検出する姿勢検出センサを備えている構成としてもよい。この場合、受粉補助装置70は、姿勢検出センサにより検出された受粉補助装置70の姿勢の変位量と変位方向とに基づいて、撮像部71により撮像される画角の変更を検出することができる。
これにより、作業者が受粉補助装置70の撮像部71により撮像される画角を変更(移動、拡大、又は縮小)した場合も、検出した受粉位置が植物9における(植物栽培プラント4内における)何れの受粉位置であるかを特定することができる。
なお、姿勢検出センサとして、加速度センサ、角速度センサ、傾斜センサ、地磁気センサ、などが用いられる構成としてもよい。
In addition, the
Thereby, also when an operator changes the view angle imaged by the
Note that an acceleration sensor, an angular velocity sensor, a tilt sensor, a geomagnetic sensor, or the like may be used as the posture detection sensor.
(受粉履歴情報の表示制御)
次に、受粉補助装置70が、検出した受粉位置の受粉履歴情報を表示部74に表示させる処理について説明する。
表示制御部731は、受粉位置検出部722により検出された受粉位置の受粉履歴情報を記憶部77から読み出す。次に、表示情報生成部732は、記憶部77から読み出された受粉履歴情報に基づいて、受粉位置に対応付けられている受粉履歴情報を示す表示情報を生成する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された表示情報を、撮像部71により撮像された植物9の画像に対応付けて表示部74に表示させる。
(Pollination history information display control)
Next, processing in which the
The
以下に、図11から図14を用いて、受粉補助装置70において表示部74に表示させる表示画面の例について説明する。図11から図14は、受粉補助装置70における表示部74の表示例であって、操作部75が表示部74の表示面上に設けられたタッチパネルとして構成されている例を示す。
受粉作業をする作業者は、この受粉補助装置70の表示画面を参照することにより、植物9の受粉履歴情報を得ることができる。
Below, the example of the display screen displayed on the
An operator who performs pollination can obtain pollination history information of the
図11は、受粉補助装置70における表示部74の第1の表示例を示す図である。この図は、植物9の画像と、植物9の花毎の受粉済みであるか否かを示す情報とが表示されている例を示している。また、この図には、表示部74の表示領域のなかに、画像表示領域P110と、操作部75における操作入力検出領域P121、P122、P123、P124とが示されている。
FIG. 11 is a diagram illustrating a first display example of the
画像表示領域P110には、撮像部71により撮像された植物9の画像と、植物9の基準位置を示す情報(表示情報P111)と、が表示されている。ここでは、植物9の基準位置を示す情報として、例えば、植物9に割り振られている番号(No.0015)が表示されている。また、画像表示領域P110には、受粉位置検出部722により検出された植物9の画像における花f15(1)からf15(6)の画像の位置(受粉位置)に対して、受粉済みであるか否かを示す情報が表示されている。ここでは、受粉済みでないことを示す情報として「実線の2重丸により示される表示情報P112」と、受粉済みであることを示す情報として「破線の丸により示される表示情報P113」とが表示されている。
In the image display area P110, an image of the
表示情報生成部732は、基準位置検出部721により検出された植物9の基準位置を示す表示情報を生成する。表示制御部731は、表示情報生成部732により生成された植物9の基準位置を示す表示情報を、撮像部71により撮像された植物9の画像の基準点K0の位置に対応付けて表示部74に表示させる。
また、表示制御部731は、記憶部77から撮像された植物9の受粉履歴情報を読み出して表示情報生成部732に供給する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された受粉済みであるか否かを示す表示情報(表示情報P112又は表示情報P113)を、撮像部71により撮像された植物9の画像における花の画像の位置に対応付けて表示部74に表示させる。図11において、表示制御部731は、植物9の花f15(2)からf15(4)の画像の位置に対応付けて受粉済みでないことを示す表示情報P112を表示させ、植物9の花f15(1)、f15(5)、f15(6)の画像の位置に対応付けて受粉済みであることを示す表示情報P113を表示させている。
The display
Further, the
これにより、植物9の受粉位置に対して受粉作業をする作業者は、この受粉補助装置70の表示画面を参照することにより、植物9の花毎に受粉済みであるか否かを示す表示情報を得ることができる。よって、作業者は、植物9の花毎に受粉済みであるか否かを容易に判別することができる。すなわち、作業者は、受粉補助装置70の表示画面を参照しながら受粉作業をすることにより、受粉位置に対して一度受粉させた後に再度受粉させてしまうといった労力と時間とのロスを防止するとともに、受粉位置に対する花粉の着け忘れを防止することができる。
このように、受粉補助装置70は、作業者に植物9の受粉状態を容易に判別させることができる。
Thereby, the worker who pollinates the pollination position of the
In this way, the
なお、図11に示す操作部75における操作入力検出領域P121、P122、P123、P124のうち、操作入力検出領域P121は、受粉済みである受粉位置に対して受粉作業がされた受粉日を示す情報の表示と非表示とを切替える操作を検出する領域を示す。操作部75は、操作入力検出領域P121において作業者の操作を検出することにより、受粉作業がされた受粉日を示す情報の表示と非表示とを切替える操作信号を制御部79に供給して、その操作情報を通知する。
操作入力検出領域P122は、受粉済みでない受粉位置に対して適切な受粉時期である受粉適期を示す情報の表示と非表示とを切替える操作を検出する領域を示す。操作部75は、操作入力検出領域P122において作業者の操作を検出することにより、受粉適期を示す情報の表示と非表示とを切替える操作信号を制御部79に供給して、その操作情報を通知する。
操作入力検出領域P123は、受粉位置に対して受粉済みであるか否かを操作入力可能な操作モードに遷移させるか否かを切替える操作を検出する領域を示す。操作部75は、操作入力検出領域P123において作業者の操作を検出することにより、受粉済みであるか否かを操作入力可能な操作モードに遷移させるか否かを切替える操作信号を制御部79に供給して、その操作情報を通知する。
操作入力検出領域P124は、操作部75の操作により画像表示領域P110に表示情報が表示されている状態に対して、1つ前の操作による表示情報が表示されている状態に戻す操作を検出する領域を示す。操作部75は、操作入力検出領域P124において作業者の操作を検出することにより、1つ前の操作による表示情報が表示されている状態に戻す操作信号を制御部79に供給して、その操作情報を通知する。
Of the operation input detection areas P121, P122, P123, and P124 in the
The operation input detection area P122 indicates an area for detecting an operation for switching between displaying and hiding information indicating a pollination appropriate period which is an appropriate pollination timing for a pollination position that has not been pollinated. The
The operation input detection area P123 indicates an area for detecting an operation for switching whether or not to make a transition to an operation mode in which an operation can be input based on whether or not the pollination position has been pollinated. The
The operation input detection area P124 detects an operation for returning to the state in which the display information by the previous operation is displayed with respect to the state in which the display information is displayed in the image display area P110 by the operation of the
図12は、受粉補助装置70における表示部74の第2の表示例を示す図である。この図は、操作部75における操作入力検出領域P121に、受粉済みである受粉位置に対して受粉作業がされた受粉日を示す情報を表示させる操作が入力された場合の表示例を示している。また、この図において、図11と同様の構成には同じ符号を附している。
FIG. 12 is a diagram illustrating a second display example of the
画像表示領域P110には、図11と同様に、撮像部71により撮像された植物9の画像が表示されている。また、画像表示領域P110には、植物9の画像における花(受粉位置)f15(1)からf15(6)の画像のうち、受粉済みである花f15(1)、f15(5)、f15(6)の画像の位置にそれぞれ対応付けて、それぞれの位置に受粉作業がされた受粉日を示す表示情報P114が表示されている。
表示制御部731は、記憶部77から撮像された植物9の受粉履歴情報を読み出して表示情報生成部732に供給する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された受粉済みであるか否かを示す表示情報(表示情報P112又は表示情報P113)と受粉日を示す表示情報P114とを、撮像部71により撮像された植物9の画像における花の画像の位置に対応付けて表示部74に表示させる。図12において、表示制御部731は、植物9の花f15(1)、f15(5)、f15(6)の画像の位置に対応付けて受粉済みであることを示す表示情報P112を表示させるとともに、花f15(1)、f15(5)、f15(6)の画像の位置に対応付けてそれぞれの受粉日を示す表示情報P114(受粉作業がされた月日)を表示させている。
In the image display area P110, an image of the
The
これにより、植物9の受粉位置に対して受粉作業をする作業者は、この受粉補助装置70の表示画面を参照することにより、植物9の花毎に受粉済みであるか否かを示す表示情報を得るとともに、受粉済みである花に受粉作業がされた受粉日を示す表示情報を得ることができる。よって、作業者は、植物9の花毎に受粉済みであるか否かを容易に判別することができるとともに、受粉済みの花の受粉日を容易に知ることができる。
このように、受粉補助装置70は、作業者に植物9の受粉状態を容易に判別させることができる。
Thereby, the worker who pollinates the pollination position of the
In this way, the
図13は、受粉補助装置70における表示部74の第3の表示例を示す図である。この図は、操作部75における操作入力検出領域P122に、受粉済みでない受粉位置に対して適切な受粉時期である受粉適期を示す情報を表示させる操作が入力された場合の表示例を示している。また、この図において、図11と同様の構成には同じ符号を附している。
FIG. 13 is a diagram illustrating a third display example of the
画像表示領域P110には、図11と同様に、撮像部71により撮像された植物9の画像が表示されている。また、画像表示領域P110には、植物9の画像における花(受粉位置)f15(1)からf15(6)の画像うち、受粉済みでない花f15(2)からf15(4)の画像の位置にそれぞれ対応付けて、それぞれの位置の受粉適期を示す表示情報P115が表示されている。
表示制御部731は、記憶部77から撮像された植物9の受粉適期を示す情報を読み出して表示情報生成部732に供給する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された受粉済みであるか否かを示す表示情報(表示情報P112又は表示情報P113)と受粉適期を示す表示情報P115とを、撮像部71により撮像された植物9の画像における花の画像の位置に対応付けて表示部74に表示させる。図13において、表示制御部731は、植物9の花f15(2)からf15(4)の画像の位置に対応付けて、受粉済みでないことを示す表示情報P112を表示させるとともに、花f15(2)からf15(4)それぞれの受粉適期を示す表示情報P115(適切な受粉時期の期間)を表示させている。
In the image display area P110, an image of the
The
これにより、植物9の受粉位置に対して受粉作業をする作業者は、この受粉補助装置70の表示画面を参照することにより、植物9の花毎に受粉済みであるか否かを示す表示情報を得るとともに、受粉済みでない花の適切な受粉時期を示す表示情報を得ることができる。よって、作業者は、植物9の花毎に受粉済みであるか否かを容易に判別することができるとともに、受粉済みでない花の適切な受粉時期を容易に知ることができる。
このように、受粉補助装置70は、作業者に植物9の受粉状態を容易に判別させることができる。
Thereby, the worker who pollinates the pollination position of the
In this way, the
図14は、受粉補助装置70における表示部74の第4の表示例を示す図である。この図は、操作部75における操作入力検出領域P122に、受粉済みでない受粉位置に対して適切な受粉時期である受粉適期を示す情報を表示させる操作が入力された場合の別の表示例を示している。また、この図において、図11と同様の構成には同じ符号を附している。
FIG. 14 is a diagram illustrating a fourth display example of the
図14は、受粉適期を示す表示情報の表示方法が図13に対して異なる。
この図の例では、表示情報生成部732は、受粉済みでない花f15(2)、f15(4)それぞれの受粉適期を示す情報として表示情報P116(現在日時から受粉適期になるまでの期間を示す表示、例えば「あと2日後」)を生成する。また、表示情報生成部732は、受粉済みでない花f15(3)の受粉適期を示す情報として表示情報P117(現在が受粉適期であることを示す表示「適期です」)を生成する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により生成された表示情報P116、又は表示情報P117を、受粉済みでない花f15(2)からf15(4)の画像の位置にそれぞれ対応付けて表示させる。
FIG. 14 is different from FIG. 13 in the display information display method indicating the appropriate period of pollination.
In the example of this figure, the display
なお、受粉済みであるか否かを示す表示情報、受粉適期を示す表示情報などは、図11から図14に示す表示方法に限られるものではない。これらの表示方法は、それぞれの状態を判別できるものであればよく、例えば、受粉済みの場合と受粉済みでない場合とにおいて、又は、受粉適期の場合と受粉適期でない場合とにおいて、互いに異なる色を用いて表示する表示方法などとしてもよい。 Note that the display information indicating whether or not pollination has been completed, the display information indicating the appropriate period of pollination, and the like are not limited to the display methods illustrated in FIGS. These display methods only need to be able to discriminate each state.For example, in the case where pollination has been completed and in the case where pollination has not been completed, or in the case where pollination is appropriate and when it is not suitable for pollination, different colors are used. It is good also as the display method etc. which are displayed using.
なお、受粉補助装置70は、受粉計画設計部580により設計された受粉計画に基づいて、植物栽培プラント4内において栽培されている植物9に対応付けて受粉計画の情報を表示してもよい。例えば、受粉補助装置70は、受粉計画設計部580により設計された受粉計画に基づいて、受粉作業が計画されている期間を示す情報、植物栽培プラント4内の所定のエリア毎又は植物の種類毎に計画されている受粉時期を示す情報などを、例えば、植物栽培プラント4内の植物9の配置図に対応付けて表示部74に表示してもよい。
In addition, the
(受粉作業の検出)
次に、受粉補助装置70が、検出した受粉位置に受粉作業がされたか否かを検出する処理について説明する。
受粉補助装置70の受粉作業検出部723は、受粉位置検出部722により検出された受粉位置に対して、作業者により受粉作業がされたか否かを検出する。例えば、受粉作業検出部723は、作業者による受粉作業の動作が撮像部71により撮像された場合、この受粉作業の動作が撮像された画像に基づいて受粉作業がされたことを検出する。
(Detection of pollination work)
Next, the process which the pollination auxiliary |
The pollination
図15は、作業者による受粉作業の一例を示す図である。この図は、作業者が花f20のめしべに対して綿棒M1を用いて花粉を付着させる受粉作業の動作を示している。この図に示すような受粉作業の動作が撮像部71により撮像された場合、受粉作業検出部723は、受粉作業の動作が撮像された画像に基づいて受粉作業の動作を検出し、受粉作業がされたことを検出する。例えば、受粉作業検出部723は、撮像された画像から綿棒M1の画像をその形状の特徴に基づいて検出する。そして、受粉作業検出部723は、花f20の画像の位置と検出した綿棒M1の花f20対する位置及び動きとに基づいて、予め登録されている受粉作業の特徴的な動作パターンとパターンマッチングを行い受粉作業の動作を検出する。
また、受粉作業検出部723は、検出結果を受粉位置に対応付けて受粉履歴情報生成部724に供給する。
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of pollination work by an operator. This figure has shown the operation | movement of the pollination operation | work which an operator attaches pollen to the pistil of the flower f20 using the cotton swab M1. When the operation of the pollination operation as shown in this figure is imaged by the
In addition, the pollination
(受粉履歴情報の生成)
受粉補助装置70の受粉履歴情報生成部724は、受粉位置の受粉履歴情報を生成する。
例えば、受粉履歴情報生成部724は、受粉作業検出部723により受粉位置に受粉作業がされたことが検出された場合、その検出結果に応じて受粉履歴情報を生成する。例えば、受粉履歴情報生成部724は、受粉作業検出部723により受粉位置に対する作業者の受粉作業が検出されることに応じて、該受粉位置に受粉履歴情報として対応付けられている受粉済みでないことを示す情報を受粉済みであることを示す情報に変更する。
(Generation of pollination history information)
The pollination history
For example, when the pollination
このように、受粉履歴情報生成部724は、検出された受粉位置に対応付けて植物9の受粉位置の受粉履歴情報として、受粉済みであるか否かを示す情報を生成する。なお、この受粉位置は、植物栽培システム1において予め測定された植物9の3次元モデル(検出部210により検出された花の3次元座標位置)に基づいて生成される位置である。そして、受粉履歴情報生成部724は、生成した受粉履歴情報を記憶部77に記憶させる。
Thus, the pollination history
また、受粉履歴情報生成部724は、受粉履歴情報を生成する際に、さらに、受粉位置に対して受粉作業がされた日時を該受粉履歴情報に対応付けて生成する。この場合、受粉補助装置70は、受粉済みであるか否かの情報に加えて、受粉済みの受粉位置に対しての受粉日時の情報も得ることができる。これにより、受粉補助装置70は、例えば、受粉済みとされている受粉位置が所定の時間経過後に受精に至っていない場合(例えば、受粉させた日時に対して所定時間経過後においても、受精により落ちるはずの花弁が残っている場合など)、該受粉位置の花を撮像した画像に基づいて受精に至っていないことを判定することも可能である。この場合、受粉履歴情報生成部724は、受精に至っていないことが判定された結果に基づいて、受精に至っていない受粉位置に対して、受粉履歴情報を受粉済みであることを示す情報から受粉済みでないことを示す情報に変更することもできる。ここで、この判定は、上述の受粉作業検出部723において実行されてもよいし、受粉履歴情報生成部724において実行されてもよい。
Further, when generating pollination history information, the pollination history
このように、受粉補助装置70は、受粉位置に対して受粉作業がされたか否かを検出することにより、受粉履歴情報生成部724により該受粉位置の受粉履歴情報を生成することができる。
Thus, the
なお、受粉履歴情報生成部724は、操作部75から入力される操作情報であって、受粉済みであるか否かを示す操作情報に基づいて、上述の受粉履歴情報を生成してもよい。
例えば、受粉済みでない受粉位置に受粉作業がされたことを示す操作信号が操作部75から制御部79に供給された場合、制御部79は、受粉作業がされたことを示す情報を受粉位置に対応付けて受粉履歴情報生成部724に供給する。そして、受粉履歴情報生成部724は、制御部79から供給された情報に基づいて、受粉位置に受粉履歴情報として対応付けられている受粉済みでないことを示す情報を受粉済みであることを示す情報に変更する。
The pollination history
For example, when an operation signal indicating that a pollination operation has been performed at a pollination position that has not been pollinated is supplied from the
図16は、操作部75からの操作入力により受粉履歴情報が更新される例を示す図である。この図は、操作部75における操作入力検出領域P124に操作が入力され、受粉位置に対して受粉済みであるか否かを操作入力可能な操作モードに遷移されていることを示している。また、この図において、図11と同様の構成には同じ符号を附している。
FIG. 16 is a diagram illustrating an example in which pollination history information is updated by an operation input from the
この操作モードにおいて受粉補助装置70は、例えば、画像表示領域P110に表示されている画像の花の位置(受粉位置)にタッチ操作されることにより、タッチ操作された花の位置の受粉履歴情報を更新する。
画像表示領域P110には、図11と同様に、撮像部71により撮像された植物9の画像が表示されている。また、画像表示領域P110には、受粉位置検出部722により検出された植物9の画像における花f15(1)からf15(6)の画像の位置(受粉位置)に対して、受粉済みであるか否かを示す情報(表示情報P112又は表示情報P113)が表示されている。
In this operation mode, for example, when the
In the image display area P110, an image of the
図16(a)は、表示制御部731が、植物9の花f15(2)からf15(4)の画像の位置に対応付けて受粉済みでないことを示す表示情報P112を表示させ、植物9の花f15(1)、f15(5)、f15(6)の画像の位置に対応付けて受粉済みであることを示す表示情報P113を表示させていることを示している。また、図16(a)では、受粉位置に対して受粉済みであるか否かを操作入力可能な操作モードに遷移されており、作業者は、受粉済みでない花f15(2)に対して受粉作業をした後、画像表示領域P110に表示されている花f15(2)の画像の位置にタッチ操作をする。花f15(2)の画像の位置にタッチ操作がされた場合、制御部79は、操作部75から供給された操作信号に基づいて、受粉作業がされたことを示す情報を受粉位置に対応付けて受粉履歴情報生成部724に供給する。
In FIG. 16A, the
受粉履歴情報生成部724は、制御部79から供給された情報に基づいて、花f15(2)の受粉履歴情報として対応付けられている受粉済みでないことを示す情報を受粉済みであることを示す情報に変更する。そして、受粉履歴情報生成部724は、変更した受粉履歴情報を記憶部77に記憶させる。次に、表示制御部731は、記憶部77から花f15(2)の変更された受粉履歴情報を読み出して表示情報生成部732に供給する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された受粉済みであることを示す表示情報P113を、花f15(2)の画像の位置に対応付けて表示部74に表示させる。図16(b)は、図16(a)において花f15(2)の画像の位置に表示されていた受粉済みでないことを示す表示情報P112が、受粉済みであることを示す表示情報P113に変更されたことを示している。
Based on the information supplied from the
一方、受粉済みである受粉位置に受粉作業がされたことを取り消す操作信号が操作部75から制御部79に供給された場合、制御部79は、受粉位置に対応付けて受粉作業がされたことを取り消す情報を受粉履歴情報生成部724に供給する。
なお、受粉作業がされたことを取り消す操作信号が入力される場合とは、例えば、受粉作業はしたものの、所定の期間が経過しても受精に至っていない場合等である。
On the other hand, when an operation signal for canceling that the pollination operation has been performed at the pollination position where the pollination has been performed is supplied from the
The case where an operation signal for canceling that the pollination operation has been performed is, for example, the case where the pollination operation has been performed but the fertilization has not been achieved even after a predetermined period has elapsed.
受粉済みであることを示す表示情報P113が表示されている受粉位置に対応付けられている受粉履歴情報を受粉済みでないことを示す情報に変更する(受粉作業がされたことを取り消す)場合は、図16を用いて説明した操作モードにおいて、例えば、受粉済みであることを示す表示情報P113が表示されている花f15(1)の画像の位置にタッチ操作がされればよい。花f15(1)の画像の位置にタッチ操作がされた場合、制御部79は、操作部75から供給された操作信号に基づいて、受粉済みを取り消す情報を受粉位置に対応付けて受粉履歴情報生成部724に供給する。
When changing the pollination history information associated with the pollination position where the display information P113 indicating that the pollination has been completed is changed to information indicating that the pollination has not been completed (cancel that the pollination operation has been performed) In the operation mode described with reference to FIG. 16, for example, a touch operation may be performed at the position of the image of the flower f15 (1) on which the display information P113 indicating that pollination has been performed. When a touch operation is performed on the position of the image of the flower f15 (1), the
受粉履歴情報生成部724は、制御部79から供給された情報に基づいて、花f15(1)の受粉履歴情報として対応付けられている受粉済みであることを示す情報を受粉済みでないことを示す情報に変更する。そして、受粉履歴情報生成部724は、変更した受粉履歴情報を記憶部77に記憶させる。次に、表示制御部731は、記憶部77から花f15(1)の変更された受粉履歴情報を読み出して表示情報生成部732に供給する。そして、表示制御部731は、表示情報生成部732により受粉履歴情報に基づいて生成された受粉済みでないことを示す表示情報P112を、花f15(1)の画像の位置に対応付けて表示部74に表示させる。
Based on the information supplied from the
このように、受粉補助装置70は、操作部75からの操作入力に応じて、受粉履歴情報生成部724により該受粉位置の受粉履歴情報を生成することができる。
As described above, the
(適切な受粉時期の算出)
受粉補助装置70は、花粉を付着させる受粉作業がされていない受粉位置に対して、適切な受粉時期を算出する。
受粉時期算出部725は、撮像部71により撮像された植物9の受粉位置の適切な受粉時期を、通信処理部590を介して供給される育成モデル部220の第1育成モデルに基づいて算出する。ここで、植物9の育成状況に基づく適切な受粉時期とは、例えば、植物9の種類毎に定められている適切な受粉時期であって、植物9の花が開花してからの日数(例えば、開花の2日後から数日後の間)などにより示されている適切な受粉時期である。
(Calculation of appropriate pollination time)
The
The pollination
例えば、受粉時期算出部725は、撮像部71により撮像された植物9の受粉位置毎(一花毎)に、適切な受粉時期を第1育成モデルに基づいて算出する。また、受粉時期算出部725は、算出した適切な受粉時期を示す情報をそれぞれの受粉位置に対応付けて記憶部77に記憶させる。
なお、適切な受粉時期を示す情報は、例えば、適切な受粉時期の期間を示す情報、又は、撮像された時点である現在の月日から適切な受粉時期までの差分の日数を示す情報(例えば、「2日後」)などである。
For example, the pollination
Note that the information indicating the appropriate pollination time is, for example, information indicating the period of the appropriate pollination time, or information indicating the number of days of difference from the current month and date that is the time of image capture to the appropriate pollination time (for example, , “Two days later”).
(識別情報を用いた受粉位置の検出)
次に、受粉補助装置70が受粉位置を検出する処理の他の形態として、RFIDによる識別情報を用いて受粉位置を特定して検出する処理について説明する。
上述の実施形態においては、植物栽培プラント4内で栽培されている植物9の位置、花の位置、受粉位置などは、植物9に取り付けられている基準点と撮像された画像から検出される受粉位置とに基づいて、3次元座標位置として生成される。それに対して、位置を検出する別の方法の一例として、受粉位置を特定する識別情報を示すICタグ(識別子)が植物9に取り付けられていて、受粉補助装置70が、この識別情報に基づいて、植物9の位置、花の位置、受粉位置などを検出する方法もある。なお、このICタグは、上述の基準点として取り付けられていてもよい。また、このICタグによる識別情報は、上述の画像に基づいて3次元座標位置を検出する際における概略の位置(領域)判定や位置の検出精度向上のための補助情報としても有効である。
(Detection of pollination position using identification information)
Next, as another form of the process in which the
In the above-described embodiment, the position of the
例えば、受粉補助装置70の識別情報検出部76は、RFIDリーダ76Rを介して、植物9に取り付けられているICタグに登録されているID情報を検出する。このID情報は、植物9の位置、花の位置、受粉位置などそれぞれの3次元座標位置と対応付けられて状況記憶部230に記憶されている。なお、受粉補助装置70の記憶部77に、上述のID情報がそれぞれの3次元座標位置と対応付けられて記憶される構成としてもよい。そして、受粉位置検出部722は、識別情報検出部76により検出されたID情報に対応付けられている3次元座標位置を、受粉位置を特定する識別情報として状況記憶部230から読み出し、この読み出した3次元座標位置に基づいて植物9の受粉位置を検出する。
For example, the identification
また、受粉履歴情報生成部724は、この検出されたICタグに登録されているID情報に対応づけて、受粉履歴情報を生成してもよい。この場合、例えば、受粉処理制御部680は、受粉履歴情報に基づいて、ID情報対応付けられている受粉位置毎に受粉済みであるか否かを判定する。
In addition, the pollination history
なお、このICタグは、作業者によって植物9に取り付けられてもよいし、人手によらない取り付けロボット等によって植物9に取り付けられてもよい。
In addition, this IC tag may be attached to the
次に、図17を参照して植物9に取り付けられているICタグに基づく位置検出についての例を説明する。
図17は、植物9にICタグが取り付けられている場合の位置検出の例を説明する図である。
Next, an example of position detection based on an IC tag attached to the
FIG. 17 is a diagram for explaining an example of position detection when an IC tag is attached to the
図17(a)、(b)は、植物9の枝(茎)にICタグが取り付けられている場合の位置検出の例を示している。一般的な植物は、成長の伸張過程において茎の先端が分裂して枝分かれした枝(茎)を生じ、それらの枝(茎)による分岐構造を有している。図17(a)に示す植物9は、大本の幹(茎)B0から成長に従って分岐点N1〜N3においてそれぞれ枝分かれした枝(茎)B1〜B3を有している。また、幹(茎)B0及び枝(茎)B1〜B3のそれぞれには、花軸を介して花が着いている。幹(茎)B0には花f15(1)が、枝(茎)B1には花f15(2)及び花f15(3)が、枝(茎)B2には花f15(4)及び花f15(5)が、枝(茎)B3には花f15(6)が、それぞれ着いている。
FIGS. 17A and 17B show examples of position detection when an IC tag is attached to a branch (stem) of the
また、ICタグTag0〜Tag3は、幹(茎)B0及び枝(茎)B1〜B3のそれぞれに対応して植物9に取り付けられている。ICタグTag1は、幹(茎)B0の根元近傍の位置に取り付けられており、幹(茎)B0に対応している。ICタグTag2〜Tag4は、分岐点N1〜N3の近傍の位置に取り付けられており、ICタグTag2が枝(茎)B1に、ICタグTag2が枝(茎)B2に、ICタグTag3が枝(茎)B3に、それぞれ対応している。
Further, the IC tags Tag0 to Tag3 are attached to the
図17(b)は、ICタグTag0〜Tag3がそれぞれ対応している幹(茎)B0及び枝(茎)B1〜B3を、破線の矢印b0〜b3で示している。例えば、ICタグTag0〜Tag3には、それぞれ破線の矢印b0〜b3で示している区間の幹(茎)又は枝(茎)に着いている花の位置、又は受粉位置を特定する識別情報としてID情報が登録されている。そして、このID情報は、植物9の枝(茎)の分岐構造と対応づけられて状況記憶部230に記憶されている。
また、植物9の枝(茎)の分岐構造は、例えば、撮像された植物9の画像から画像処理により検出される。そして、植物9の枝(茎)の分岐構造は、検出された枝が3次元計測の手法を用いることにより3次元位置座標として検出され、3次元モデル化されて状況記憶部230に記憶される。
これにより、受粉補助装置70の受粉位置検出部722は、識別情報検出部76により検出されたID情報(識別情報)と植物9の枝(茎)の分岐構造とに基づいて、植物9のそれぞれの枝(茎)毎に受粉位置を検出することができる。
FIG. 17B shows the trunk (stem) B0 and the branches (stems) B1 to B3 to which the IC tags Tag0 to Tag3 correspond respectively by broken arrows b0 to b3. For example, the IC tags Tag0 to Tag3 have IDs as identification information for specifying the positions of flowers or the pollination positions of the stems (stems) or branches (stems) in the sections indicated by broken arrows b0 to b3, respectively. Information is registered. The ID information is stored in the
Moreover, the branch structure of the branch (stem) of the
Thereby, the pollination
例えば、図17(a)、(b)に示す植物9において、受粉位置検出部722は、ICタグから検出されたID情報と枝(茎)の分岐構造とに基づいて、幹(茎)B0及び枝(茎)B1〜B3毎に対応している領域を受粉位置として検出する。一例としては、受粉位置検出部722は、ICタグTag1のID情報により、枝(茎)B1に対応している領域、すなわち、枝(茎)B1に着いている花f15(2)、f15(3)を受粉位置として検出する。同様に、受粉位置検出部722は、ICタグTag2のID情報により、枝(茎)B2に対応している領域、すなわち、枝(茎)B2に着いている花f15(4)、f15(5)を受粉位置として検出する。また、同様に、ICタグTag0のID情報により花f15(1)を、ICタグTag3のID情報により花f15(6)を、それぞれ受粉位置として検出する。
For example, in the
なお、受粉位置検出部722は、ICタグから検出されたID情報と枝の分岐構造とに基づいて、それぞれのID情報に対応する枝(茎)に着いている花の位置毎に受粉位置を検出してもよい。例えば、受粉位置検出部722は、ICタグTag1のID情報により、枝(茎)B1に着いている花f15(2)の位置及び花f15(3)の位置毎に受粉位置を検出してもよい。
In addition, the pollination
また、それぞれのID情報に対応する枝(茎)に着いている花の位置、又は受粉位置を、それぞれ対応するICタグの位置、又は、植物9の大本の幹(茎)に対応するICタグの位置を基準とした位置座標として検出してもよい。例えば、受粉位置検出部722は、花f15(2)の位置及び花f15(3)のそれぞれの位置をICタグTag1の位置を基準とした位置座標として検出してもよいし、ICタグTag0の位置を基準とした位置座標として検出してもよい。
Further, the position of the flower or the pollination position corresponding to each ID information, the position of the corresponding IC tag, or the IC corresponding to the main trunk (stem) of the
また、受粉補助装置70は、植物9の大本の幹(茎)に対応するICタグTag0のID情報に、その植物9に着いている花の位置、又は受粉位置の全てを対応させてもよい。例えば、受粉履歴情報生成部724は、植物9の大本の幹(茎)に対応するICタグTag0のID情報に対応付けて、その植物9の全ての受粉位置における受粉履歴情報を生成してもよい。すなわち、受粉履歴情報生成部724は、例えば、植物9の苗毎に受粉済みであるか否かの情報を生成してもよい。
In addition, the
また、受粉位置を特定する識別情報を示すICタグ(識別子)は、植物9の一花毎に取り付けられていてもよい。
図17(c)、(d)は、植物9の一花毎にICタグが取り付けられている場合の位置検出の例を示している。図17(c)に示すように、花f15(1)〜f15(6)にそれぞれICタグTag11〜Tag16が取り付けられている。この場合、図17(b)に示すように、花f15(1)〜f15(6)の位置は、それぞれに取り付けられているICタグTag11〜Tag16のID情報と対応付けられている。これにより、受粉位置検出部722は、識別情報検出部76により検出されたID情報(識別情報)に基づいて、植物9のそれぞれの花毎に受粉位置を検出することができる。
なお、上述の受粉位置を特定する識別情報を示すICタグ(識別子)は、受粉済みの受粉位置のみに取り付けてもよい。これにより、該受粉位置が受粉済みであることを検出することができる。
Further, an IC tag (identifier) indicating identification information for specifying the pollination position may be attached to each flower of the
FIGS. 17C and 17D show examples of position detection when an IC tag is attached to each flower of the
In addition, you may attach the IC tag (identifier) which shows the identification information which pinpoints the above-mentioned pollination position only to the pollination position after pollination. Thereby, it can be detected that the pollination position has been pollinated.
このように、受粉補助装置70は、植物9の分岐された枝(茎)毎に取り付けられているICタグによる識別情報を用いることにより、植物9の受粉位置を、分岐された枝(茎)毎に概略判定することで作業効率を上げることができる。また、例えば、育成環境において受粉位置が内的又は外的な要因で動いた場合であっても、受粉補助装置70は、植物9の分岐された枝(茎)毎や一花毎に取り付けられているICタグによる識別情報を用いることにより、植物9の受粉位置(位置座標)を精度よく検出することができる。
Thus, the
なお、上述の識別子としてICタグを用いた識別方法は、他の識別子を用いた識別方法としてもよく、例えば、1次元バーコードやマトリックス型2次元コードなどのような符号化された模様によって示されている識別子を用いた識別方法としてもよい。これらの符号化された模様からID情報を検出する場合、識別情報検出部76は、それぞれの識別子に対応した読み取り装置を介して検出する構成としてもよいし、又は、撮像部71を介して撮像された画像に基づいて検出する構成としてもよい。
また、識別子には、例えば、受粉履歴情報や育成状況に関する情報などのID情報以外の情報が登録されていてもよい。
Note that the identification method using an IC tag as the identifier described above may be an identification method using another identifier, and is indicated by an encoded pattern such as a one-dimensional barcode or a matrix type two-dimensional code. It is good also as an identification method using the identifier made. When detecting ID information from these encoded patterns, the identification
In addition, for example, information other than ID information such as pollination history information and information on the breeding status may be registered in the identifier.
また、上述の識別子を用いた識別方法は、受粉位置を検出するために用いられる他に、実の位置を検出するために用いられてもよい。実の位置の検出に用いられることにより、識別子による識別情報と植物9の枝(茎)の分岐構造とに基づいて、上述の受粉位置と同様に実の位置を検出することができる。
Moreover, the identification method using the above-mentioned identifier may be used in order to detect an actual position besides being used in order to detect a pollination position. By being used for detection of the actual position, the actual position can be detected in the same manner as the above-described pollination position based on the identification information by the identifier and the branch structure of the branch (stem) of the
[受粉補助装置の別の実施例]
続いて、植物栽培プラント4以外の場所で栽培されている植物9に対して受粉作業がされる場合に受粉補助装置70を用いられる例について説明する。すなわち、この例は、図9に示す受粉補助装置70において、通信処理部590を介して接続される判定部200及びプラント制御部500が無い場合の例である。
[Another embodiment of pollination assisting device]
Next, an example in which the
図18は、受粉補助装置70の別の実施例を示す図である。この図では、複数の作業者がそれぞれ受粉補助装置を用いて、受粉作業する場合のシステム構成の例を示している。
この図において、複数の作業者は、それぞれ受粉補助装置70A,70B,70C,70D・・・を用いて受粉作業をする。受粉補助装置70A,70B,70C,70D・・・それぞれは、図9に示す受粉補助装置70の構成と同様であり、サーバ800と無線通信により通信する。サーバ800は、記憶部510と通信処理部890を備えており、通信処理部890を介して受粉補助装置70A,70B,70C,70D・・・それぞれにより更新された情報に基づいて、記憶部810に記憶されているデータが更新される。すなわち、記憶部810に記憶されているデータは、受粉補助装置70A,70B,70C,70D・・・それぞれにより更新されたデータが集約されている。そして、受粉補助装置70A,70B,70C,70D・・・それぞれは、記憶部810に記憶されている情報を取得することにより、最新かつ整合のとれた情報を取得することができる。
FIG. 18 is a diagram showing another embodiment of the
In this figure, a plurality of workers perform pollination using the
これにより、植物栽培プラント4以外の場所で栽培されている植物9に対して受粉作業がされる場合であっても、受粉補助装置70は、撮像部71により撮像された植物9の画像に対応付けて該植物9の受粉履歴情報を表示部74に表示することができる。
Thereby, even if it is a case where a pollination operation | work is performed with respect to the
以上のように、本実施形態における受粉補助装置70は、表示部74に植物9の画像に該植物9の受粉履歴情報を対応付けて表示するため、作業者に植物9の受粉状態を容易に判別させることができる。例えば、受粉補助装置70は、植物9の受粉位置(例えば、花の位置)が受粉済みであるか否かを作業者に容易に判別させることができる。また、受粉補助装置70は、植物9の受粉位置(例えば、花の位置)に受粉作業がされた受粉日や、受粉済みでない植物9の受粉位置(例えば、花の位置)の適切な受粉時期を、表示部74に表示させることにより、作業者に容易に通知することができる。
これにより、作業者は、受粉補助装置70の表示画面を参照しながら受粉作業をすることにより、受粉位置に対して一度受粉させた後に再度受粉させてしまうといった労力と時間とのロスを防止するとともに、受粉位置に対する花粉の着け忘れを防止することができる。また、作業者は、受粉位置に対して適切な時期に受粉作業をすることができる。よって、人手により受粉作業がされる場合、受粉補助装置70は、作業者の受粉作業の作業効率を向上させることができる。
As described above, the
Thereby, an operator prevents the loss of the labor and time that it pollinates once after having pollinated once with respect to a pollination position by referring to the display screen of the
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、植物9に対する受粉作業は、作業者の人手による受粉作業のみで行われる場合に限られるものではなく、作業者の人手による受粉作業に加えて、無人化された受粉作業を実行する受粉ロボットなどによる受粉作業が共同して行われてもよい。その場合、作業者による受粉作業に応じて受粉補助装置70により生成される受粉履歴情報と、受粉ロボットによる受粉作業に応じて生成される受粉履歴情報とが、状況記憶部230又は記憶部77に記憶されて、それぞれの受粉履歴情報が一元管理される構成としてもよい。
The embodiment of the present invention has been described in detail with reference to the drawings. However, the specific configuration is not limited to this embodiment, and includes design and the like within a scope not departing from the gist of the present invention.
For example, the pollination work for the
なお、図3に示した構成において、プラント制御部500は、複数の受粉補助装置70と通信処理部590を介して接続されている形態としてもよい。
In the configuration shown in FIG. 3, the
また、受粉補助装置70は、外部の記憶装置(例えば、図3の状況記憶部230又は図18の記憶部810)に無線通信などを介して情報を記憶させる場合、受粉補助装置70が内部に該情報を記憶させない構成としてもよいし、受粉補助装置70が内部に記憶部77を備えていない構成としてもよい。
また、受粉補助装置70が内部に記憶部77を備えている場合、外部の記憶部に記憶させない構成であってもよい。例えば、複数の受粉補助装置70により受粉作業が行われる場合、複数の受粉補助装置70が備えているそれぞれの記憶部77は、記憶されている情報が不整合とならないように、所定の時間間隔により同期をとる構成としてもよい。また、受粉補助装置70が内部に記憶部77を備えている場合、受粉補助装置70が植物栽培システム1又はサーバ800と組み合わせて用いられるのではなく、1つの受粉補助装置70が単独で用いられて受粉作業が行われてもよい。
In addition, when the
Moreover, when the
また、受粉補助装置70は、図9に示す各部が一体型として構成されている形態について示したが、各部の構成が分離されている構成としてもよい。例えば、受粉補助装置70は、表示部74が分離されている構成としてもよいし、撮像部71が分離されている構成としてもよい。
Moreover, although the pollination auxiliary |
また、受粉補助装置70又は受粉補助装置70の表示部74は、めがね型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)の形態であってもよい。すなわち、表示部74は、検出対象の植物9に対して作業者(使用者)の視野を遮る範囲に設けられている形態であってもよい。
例えば、めがね型ディスプレイの形態である受粉補助装置70は、このめがね型ディスプレイを装着した作業者の視線の先の方向を撮像する撮像部を備えており、この撮像部により撮像された植物9の画像を表示部74に表示させるとともに、撮像された植物9の受粉履歴情報を植物9の画像に対応付けて表示部74に表示させる。
なお、めがね型ディスプレイの形態である受粉補助装置70は、撮像部により撮像された植物9の画像を表示させずに、植物9の受粉履歴情報を表示部74に表示させてもよい。つまり、めがね型ディスプレイは、装着した作業者の視線の先にある被写体(検出対象の植物9)の光学像に対応付けて、植物9の受粉履歴情報を表示部74に表示させてもよい。この場合、表示部74は、例えば、透過型の液晶ディスプレイであり、被写体(検出対象の植物9)の光学像を透過させて作業者の眼に到達させるとともに、受粉履歴情報などの表示情報を、光学像としての植物9の受粉位置に対応付けて、該受粉位置の受粉履歴情報などを表示する。なお。光学像を透過させるめがね型ディスプレイの形態である受粉補助装置70は、ハーフミラーを用いて構成され、透過される光学像とハーフミラーの面上に投影された表示情報とを視認可能な形態であってもよい。
Further, the
For example, the
In addition, the pollination auxiliary |
また、図3に示した構成において、プラント制御部500は、独立して設ける必要ななく、複数の植物栽培システムを制御する形態としてもよい。
Moreover, in the structure shown in FIG. 3, the
また、本実施形態の植物栽培プラント4は、陸上の施設であることを制限するものではない。例えば、植物栽培プラント4は、水上を航行する移動手段を備えることにより、海上を移動することも可能となる。植物栽培プラント4は、四季の気温変動に応じて、適正な緯度に移動することにより、気候による温度と、植物栽培プラントの温度差を少なくすることができ、空調設備や、水温制御設備による損失を低減させることが可能となる。その移動は、例えば、四季に応じて設定して4回程度とすることとしてもよい。
Moreover, the
また、例えば、植物栽培プラント4は、地中、水中に構築することにより、温度の変化の少ない環境を構築することが可能となる。
For example, the
なお、上述の植物栽培システム1、移動型検出装置40、受粉補助装置70は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、各機能部の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
In addition, the above-mentioned
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Further, the “computer system” includes a homepage providing environment (or display environment) if a WWW system is used.
The “computer-readable recording medium” refers to a storage device such as a flexible medium, a magneto-optical disk, a portable medium such as a ROM and a CD-ROM, and a hard disk incorporated in a computer system. Furthermore, the “computer-readable recording medium” dynamically holds a program for a short time like a communication line when transmitting a program via a network such as the Internet or a communication line such as a telephone line. In this case, a volatile memory in a computer system serving as a server or a client in that case, and a program that holds a program for a certain period of time are also included. The program may be a program for realizing a part of the functions described above, and may be a program capable of realizing the functions described above in combination with a program already recorded in a computer system.
9 植物、70 受粉補助装置、71 撮像部、74 表示部、76 識別情報検出部、76R RFIDリーダ(受信部)、77 記憶部、724 受粉履歴情報生成部、731 表示制御部 9 plant, 70 pollination assisting device, 71 imaging unit, 74 display unit, 76 identification information detection unit, 76R RFID reader (reception unit), 77 storage unit, 724 pollination history information generation unit, 731 display control unit
Claims (13)
を備えることを特徴とする受粉補助装置。 A display control unit that reads the pollination history information of the detection target from a storage unit that stores the pollination history information of the plant that is the detection target, and causes the display unit to display the pollination history information in association with an image based on the detection target;
A pollination assisting device comprising:
を備え、
前記表示制御部は、
前記読み出した受粉履歴情報を、前記検出対象に基づく像である前記撮像された検出対象に基づく画像に対応付けて表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の受粉補助装置。 An imaging unit for imaging the detection target;
With
The display control unit
The pollination assisting apparatus according to claim 1, wherein the read pollination history information is displayed in association with an image based on the captured detection target that is an image based on the detection target.
を備え、
前記表示制御部は、
前記読み出した受粉履歴情報に基づいて、前記受粉済みであるか否かを示す情報を前記撮像された検出対象に基づく画像に対応付けて表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の受粉補助装置。 Based on the captured image of the detection target, generate information indicating whether or not the pollination history information of the detection target has been pollinated, and store the pollination history information generation unit in the storage unit,
With
The display control unit
The pollination assistance according to claim 2, wherein information indicating whether or not the pollination has been completed is displayed in association with the image based on the captured detection target based on the read pollination history information. apparatus.
前記検出対象の位置に対応付けて、前記検出対象の受粉履歴情報を生成し、
前記表示制御部は、
前記読み出した受粉履歴情報に基づいて、前記検出対象の位置に対応付けられた受粉履歴情報を前記撮像された検出対象に基づく画像に対応付けて表示させる
ことを特徴とする請求項3に記載の受粉補助装置。 The pollination history information generation unit
In association with the position of the detection target, generate the pollination history information of the detection target,
The display control unit
The pollination history information associated with the position of the detection target is displayed in association with the image based on the imaged detection target based on the read pollination history information. Pollination assist device.
前記検出対象の3次元モデルに基づいて生成される前記検出対象の位置に対応付けて、前記検出対象の受粉履歴情報を生成する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の受粉補助装置。 The pollination history information generation unit
The pollination assistance according to claim 3 or 4, wherein the pollination history information of the detection target is generated in association with the position of the detection target generated based on the three-dimensional model of the detection target. apparatus.
前記表示制御部は、
前記記憶部から前記検出対象の適切な受粉時期を読み出して、該適切な受粉時期を前記検出対象に基づく像に対応付けて表示させる
ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の受粉補助装置。 In the storage unit, information indicating an appropriate pollination time calculated based on the growth status of the detection target observed in advance is stored in association with the detection target,
The display control unit
The appropriate pollination time of the detection target is read from the storage unit, and the appropriate pollination time is displayed in association with an image based on the detection target. The pollination auxiliary device according to item.
前記識別子から前記識別情報を検出する識別情報検出部、
を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の受粉補助装置。 An identifier indicating identification information that identifies the position of the detection target is attached to the detection target,
An identification information detector for detecting the identification information from the identifier;
The pollination assistance apparatus according to any one of claims 1 to 6, further comprising:
前記RFIDから情報を受信する受信部、
を備えることを特徴とする請求項7に記載の受粉補助装置。 The identifier is RFID;
A receiving unit for receiving information from the RFID;
The pollination assistance apparatus according to claim 7, comprising:
符号化された模様によって示される
ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の受粉補助装置。 The identifier is
The pollination assisting device according to claim 7 or 8, wherein the pollination assisting device is indicated by an encoded pattern.
前記検出対象の枝の分岐部に対応付けて取り付けられている
ことを特徴とする請求項7から請求項9の何れか1項に記載の受粉補助装置。 The identifier is
The pollination assisting apparatus according to any one of claims 7 to 9, wherein the pollination assisting apparatus is attached in association with a branch portion of the branch to be detected.
前記検出対象の花に対応付けて取り付けられている
ことを特徴とする請求項7から請求項10の何れか1項に記載の受粉補助装置。 The identifier is
The pollination assisting apparatus according to any one of claims 7 to 10, wherein the pollination assisting apparatus is attached in association with the flower to be detected.
前記検出対象に対し使用者の視野を遮る範囲に設けられる
ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項に記載の受粉補助装置。 The display unit
It is provided in the range which interrupts a user's visual field with respect to the said detection target. The pollination assistance apparatus of any one of Claims 1-11 characterized by the above-mentioned.
検出対象である植物の受粉履歴情報を記憶する記憶部から前記検出対象の受粉履歴情報を読み出して、該受粉履歴情報を前記検出対象に基づく像に対応付けて表示部に表示させる表示制御手順、
を実行させるためのプログラム。 To the computer as an auxiliary pollination device,
A display control procedure for reading the pollination history information of the detection target from the storage unit storing the pollination history information of the plant that is the detection target, and displaying the pollination history information on the display unit in association with the image based on the detection target;
A program for running
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-
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- 2012-02-03 JP JP2012022230A patent/JP2013158288A/en active Pending
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