JP2013020526A - タッチパネル走査制御装置、携帯端末装置、タッチパネル走査制御方法、プログラム - Google Patents

タッチパネル走査制御装置、携帯端末装置、タッチパネル走査制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルにおける誤検出の低減を図るにあたり、当該タッチパネルにおける消費電力の低減が図られるようにする。
【解決手段】機器の動作状況に基づいて、タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定部と、前記走査モード判定部によって前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御部とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えばタッチパネルにおいて操作検出のために設けられる電極の走査を制御するタッチパネル走査制御装置と、携帯端末装置と、タッチパネル走査制御方法と、プログラムに関する。
例えばスマートフォンやタブレットなどの携帯型端末装置においては、操作デバイスとしてタッチパネルが採用されることが一般的となっている。このタッチパネルは表示部と組み合わされる。これにより、ユーザは、表示部に表示された画像に対して指を触れるこという操作によって直感的に機器をコントロールすることが可能になる。
上記タッチパネルは、そのパネル上においてタッチ操作された位置の座標を検出するようにされているが、外的要因などによって、タッチ操作が検出されなかったり、検出された座標が誤っているなどの検出エラーを生じる場合がある。
そこで、以下のようにタッチパネルにおける検出エラーを低減する技術が知られている。つまり、つまり、タッチパネルと無線通信デバイスを備える移動体通信端末において、無線デバイスが無線通信を行っているときには、無線送受信の周波数に干渉されないタッチパネル部の動作周波数を特定する。そして、この動作周波数でタッチパネル部の走査が行われるように、タッチパネルの駆動を行うというものである(例えば、特許文献1参照)。これにより、無線通信デバイスの通信周波数との干渉を要因とする検出エラーを低減し、操作性が向上される。
特開2011−86038号公報
機器における電力消費はできるだけ低減されることが好ましく、特に、携帯型端末装置については、バッテリの持続時間を延長できるという点で低消費電力化は重要である。この観点からすると、上記特許文献2の技術においては、操作性の向上を図るにあたり、消費電力の低減については特に考慮されていないといえる。
そこでこの発明は、タッチパネルにおける誤検出の低減を図るにあたり、このタッチパネルにおける消費電力の低減も図られるようにすることを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様によるタッチパネル走査制御装置は、タッチパネルを備え当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器に搭載されるタッチパネル走査制御装置であって、当該機器の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定部と、前記走査モード判定部によって前記省電力優先走査モードが前記走査モードであると判定された場合、前記検出精度優先モードが前記走査モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御部とを備える。
また、本発明の一態様による携帯端末装置は、操作を検出するための電極が配列されるタッチパネルを備え、当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器に搭載される携帯端末装置であって、自携帯端末装置の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定部と、前記走査モード判定部によって前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御部とを備える。
また、本発明の一態様によるタッチパネル走査制御方法は、タッチパネルを備え当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器に搭載されるタッチパネル走査制御装置におけるタッチパネル走査制御方法であって、当該機器の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定するステップと、前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御するステップとを備える。
また、本発明の一態様によるプログラムは、コンピュータを、タッチパネルを備え当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定手段、前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、タッチパネルにおける誤検出の低減を図るにあたり、当該タッチパネルにおける消費電力の低減も図られるという効果が得られる。
本発明の実施形態における携帯端末装置の外観例を示す図である。 本実施形態における携帯端末装置の構成例を示す図である。 本実施形態における操作パネルの構成例を示す図である。 本実施形態における検出部の構造例を模式的に示す図である。 本実施形態における検出精度優先走査に対応する駆動電極走査パタンを示す図である。 本実施形態における省電力優先走査に対応する駆動電極走査パタンを示す図である。 本実施形態における検出電極走査パタンを示す図である。 本実施形態としてのタッチパネル走査制御のための機能構成例を示す図である。 第1の実施形態としてのタッチパネル走査制御のためにCPUが実行する処理手順例を示す図である。 第2の実施形態としてのタッチパネル走査制御のためにCPUが実行する処理手順例を示す図である。 本実施形態における変形例としての検出精度優先走査に対応する駆動電極走査パタンを示す図である。 本実施形態における変形例としての省電力優先走査に対応する駆動電極走査パタンを示す図である。
<第1の実施形態>
[携帯端末装置の外観例]
図1は、本発明の実施形態における携帯端末装置100の外観例を示す斜視図である。なお、本実施の形態の携帯端末装置100は、一般にスマートフォンとも称され、携帯電話の機能と携帯型情報端末装置の機能とが組み合わされたものを想定する。
図1に示される携帯端末装置100において、その前面パネルにはタッチパネル180が設けられる。このタッチパネル180は、例えば液晶ディスプレイパネルなどによる表示部と操作パネルとが組み合わされたものであり、図示するように、前面パネルにおける大部分を占める程度のサイズを有する。ユーザは、タッチパネル180に表示される画像に対して、例えば指を触れさせてタッチ、スライドなどの操作を適宜行うことで、携帯端末装置100に所望の動作を実行させることができる。
また、前面パネルにおいてタッチパネル180の下側にはメニューボタン171、ホームボタン172および戻るボタン173が配置される。メニューボタン171は、メニュー画面を表示させるための操作が行われるボタンである。ホームボタン172は、ホームとしての表示に戻すための操作が行われるボタンである。戻るボタン173は、携帯端末装置100の動作をタッチパネル180に対する操作が行われる以前の状態に戻すためのボタンである。
なお、戻るボタン173については、以下のように使用される。例えば、ユーザが、或る操作画面が表示されている状態のもとでタッチパネル180に対してタッチ操作を行ったとする。このタッチ操作に応じて、携帯端末装置100が所定の動作を実行することで、例えばタッチパネル180の表示が上記操作画面とは異なる他の画像に新たに切り替わったとする。しかし、ユーザの操作ミスや、タッチパネルの誤検出などにより、この新たに表示された画像は、ユーザの意図に適うものではなかったとする。このようなとき、ユーザは、戻るボタン173を操作する。このように戻るボタン173を操作することにより、タッチパネル180は、上記のタッチ操作が行われる前の画面を表示した状態に戻る。そして、ユーザは、あらためて、この操作画面に対する操作をやり直すことができる。
なお、ここでは、上記のようにタッチパネル180に対する操作が行われる前の状態に戻すための操作を「戻し操作」とも称する。この「戻し操作」は、上記戻るボタン173に対する操作のほか、タッチパネル180に対する操作によっても行える場合がある。一例として、アプリケーションによっては、タッチパネル180の画面において、タッチ操作が行われる以前の状態に戻すためのボタンなどの操作画像部分が表示される場合がある。このようなタッチパネルに対する操作が行われる前の状態に戻すためのタッチパネル180に対する所定の操作も、「戻し操作」となる。
また、この携帯端末装置100の側面には、図示するように、電源ボタン174、アップボタン175、ダウンボタン176およびシャッターボタン177が配置される。電源ボタン174は、携帯端末装置100の電源のオン・オフを行うための操作が行われるボタンである。アップボタン175とダウンボタン176は、実行中のアプリケーションに応じて所定のパラメータをアップ・ダウンさせるための操作が行われるボタンである。例えば、オーディオファイルを再生するアプリケーションの場合には、アップボタン175およびダウンボタン176を操作することにより音量を上下させることができる。
また、本実施の形態の携帯端末装置100はカメラ機能を有している。シャッターボタン177は、このカメラ機能が動作している状態において、撮像画像の記録を指示するための操作が行われるボタンである。
[携帯端末装置の構成例]
図2は、携帯端末装置100の構成例を示している。なお、この図において、図1と同一とされる部分には同一符号を付している。この図に示す携帯端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)110、記憶部120、RAM(Random Access Memory)130、音声入出力部140、カメラ部150、通信部160、ボタン部170およびタッチパネル180を備える。
CPU110は、記憶部120に記憶されるプログラムを実行することにより、各種の演算処理および同図に示す各機能部の制御およびを行う部位である。
記憶部120は、補助記憶装置であり、上記CPU110が実行するプログラムのほか、アプリケーションが使用するデータを記憶する部位である。この記憶部120のハードウェアとしては、例えばフラッシュメモリなどを採用することができる。
RAM130は、主記憶装置であり、CPU110が実行するプログラムが展開されるとともに、CPU110が演算処理を実行する際のワークエリアとして利用される部位である。
音声入出力部140は、音声入力および音声出力に対応する部位を一括して示している。具体的に、図示は省略するが、音声入出力部140は、音声入力に対応する部位として、マイクロフォンと音声信号処理部を備える。マイクロフォンは、通話音声などを集音して電気信号に変換する。音声信号処理部は、上記マイクロフォンにより得られる信号をデジタル音声信号に変換する。また、音声入出力部140は、音声出力に対応する部位として、音声信号再生処理部とスピーカを備える。音声信号再生処理部は、デジタル音声信号をアナログ信号に変換して増幅を行い、例えばスピーカから音声として放出させる。
カメラ部150は、撮像を行って得られた画像から画像信号を生成するための部位である。例えばカメラ部150は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子やレンズなどの光学系から成るカメラ部と、当該カメラ部により撮像された画像をデジタル画像信号に変換する画像信号処理部から成る。カメラ部150により得られたデジタル画像信号は、CPU110の制御に応じて記憶部120に記憶させることができる。
通信部160は、携帯電話や無線データ通信に対応した無線による送受信を実行する部位である。CPU110は、例えば送話音声のデータや送信データを通信部160に転送する。通信部160は転送された送信データを変調してアンテナ(図示せず)より電波として送出する。また、通信部160は、アンテナにて受信した信号を復調して受話音声の音声信号やデータを復元する。例えば、復元されたデータはCPU110に転送される。CPU110は転送されたデータに応じて所定の処理や制御を実行する。また、復元された受話音声信号は、音声入出力部140によりスピーカから音として放出される。
ボタン部170は、図1に示したメニューボタン171、ホームボタン172、戻るボタン173、電源ボタン174、アップボタン175、ダウンボタン176およびシャッターボタン177を一括して示したものである。このボタン部170に含まれるいずれかのボタンに対する操作が行われるのに応じて、ボタン部170からは、操作されたボタンに応じた操作信号をCPU110に出力する。
タッチパネル180は、図1にて説明したように表示画像に対する操作が可能なように構成された部位であり、図示するように表示部181と操作パネル200が組み合わされて成る。表示部181は、例えば液晶ディスプレイなどとされ、CPU110の表示制御に応じて所定の画像を表示する。また、操作パネル200は、操作入力装置の1つであり、指などをそのパネル面に対して触れることによる操作を入力する部位である。具体的には、例えばユーザが行うタッチ操作やスライド操作などに応じてパネル面に接触している指の位置を検出する。そして、検出した座標を示す信号を操作信号としてCPU110に出力する。
CPU110は、上記操作パネル200またはボタン部170に含まれるボタンに対する操作に応じた操作信号を入力し、この入力した操作信号に応じた処理を実行する。これにより、携帯端末装置100においてユーザ操作に応じた所定の動作が行われることになる。
[操作パネルの構成例]
次に、図3および図4を参照して操作パネル200の構成について説明する。まず、図3は、操作パネル200の全体的な構成例を示している。なお、ここでの操作パネル200は、静電容量方式に対応している場合を想定する。この図に示す操作パネル200は、検出部210、駆動電極ドライバ220、検出電極ドライバ230、タイミング生成部240および座標算出部250から成る。
検出部210は、ユーザの指などの操作体が触れることによる操作が直接行われる部位であり、タッチ操作を検出して検出信号を出力する部位である。この検出部210は、図示するようにn本の駆動電極X1〜Xnと、m本の検出電極Y1〜Ymがマトリクス状に配列されている。
図4は、検出部210の構造例を模式的に示している。この図に示す検出部210は、駆動電極基板211と検出電極基板212とを、ここでは図示しない誘電体を挟むようにして対向して配置している。駆動電極基板211には、列方向に延びるようにn本の駆動電極X1〜Xnがストライプ状に配置される。一方、検出電極基板212には、行方向に延びるようにm本の検出電極Y1〜Ymがストライプ状に配置される。これにより、平面方向において、駆動電極X1〜Xnと検出電極Y1〜Ymとの交点部分がマトリクス状に配列される状態が形成される。
上記のように駆動電極X1〜Xnと検出電極Y1〜Ymの間には誘電体が介在する。これにより、駆動電極X1〜Xnに対してパルス状の駆動信号を印加するのに応じて、これら駆動電極X1〜Xnと検出電極Y1〜Ymの交点部分において静電容量が形成され、これに応じた電圧値が交点部分において観察される。
ここで、検出部210に対して指が触れられていない状態における上記交点部分の静電容量に応じた容量をC1とし、これに応じた交点部分における電圧値をV0とする。この状態から検出部210に対して指が触れられたとすると、その指が触れられた交点部分において、指の接触により形成された容量C2が容量C1に直列に接続されるのと等価の状態が生じる。これにより、指が触れられた位置に対応する交点部分は、電圧値V0よりも小さい電圧値V1に変化する。この電圧の変化を検出電極Y1〜Ym側から読み出すことにより操作の有無に応じた検出信号を得ることができる。
説明を図3に戻す。駆動電極ドライバ220は、駆動電極X1〜Xnを駆動する部位であり、後述するように駆動電極X1〜Xnに対して、順次、駆動信号を印加するように走査を行う。
検出電極ドライバ230は検出電極を駆動する部位であり検出電極Y1〜Ymから検出信号を入力する。このために、検出電極ドライバ230は、後述するように、駆動電極X1〜Xnに駆動信号が印加される駆動信号印加期間ごとにおいて、検出電極Y1〜Ymを順次走査するように選択し、選択した検出電極Y1〜Ymの各々において現れている電圧値を検出信号として入力する。
タイミング生成部240は、駆動電極X1〜Xnと検出電極Y1〜Ymの各走査タイミングを設定する部位である。このために、駆動電極ドライバ220は、駆動電極ドライバ220に対して駆動電極X1〜Xnに駆動信号を印加するタイミングを指示するためのタイミング信号を出力する。また、検出電極ドライバ230に対して、検出電極Y1〜Ymを走査して検出信号を入力するタイミングを指示するためのタイミング信号を出力する。また、タイミング生成部240は、これらの指示信号を座標算出部250に対しても出力する。
また、タイミング生成部240は、後述するようにCPU110から出力される制御信号SC3に応じて、検出精度優先走査と省電力優先走査とで以下のように駆動電極X1〜Xnと検出電極Y1〜Ymの駆動タイミングの切り替えを行う。なお、制御信号C3は、検出精度優先走査と省電力優先走査のいずれかを指示する信号である。
つまり、制御信号C3が検出精度優先走査を指示する場合、タイミング生成部240は、検出精度優先走査としてのタイミングで電極駆動が行われるように、駆動電極ドライバ220および検出電極ドライバ230に対してタイミング信号を出力する。一方、制御信号C3が省電力優先走査を指示する場合、タイミング生成部240は、省電力優先走査としてのタイミングで電極駆動が行われるように、駆動電極ドライバ220および検出電極ドライバ230に対してタイミング信号を出力する。
座標算出部250は、検出電極ドライバ230から入力する検出信号に基づいて、検出部210上において操作が行われた座標(つまり、指が接触している位置)を検出する部位である。座標算出部250は、まず、検出電極ドライバ230から入力する検出信号としての電圧値のレベルに基づいて操作(指の接触)の有無を検出する。また、操作が行われたことを検出した場合、座標算出部250は、タイミング生成部240から入力するタイミング信号に基づいて、その検出信号を入力した時点において走査されていた駆動電極と検出電極を検出する。このように検出された駆動電極と検出電極の交点部分を座標として求める。なお、座標算出部250は、1回の走査処理において、検出電極Y1〜Ymのそれぞれの検出信号S1〜Smを、それぞれ1つずつ取得する。本実施形態において、座標算出部250は、1回の走査処理において、複数の検出信号を各検出電極Y1〜Ymから取得する場合、各検出電極Y1〜Ymから出力される信号の平均値を検出信号S1〜Smとして取得する。
[検出精度優先走査と省電力優先走査の例]
前述のように、本実施形態の携帯端末装置100は、操作パネル200における駆動電極X1〜Xnと検出電極Y1〜Ynを駆動するにあたり、検出精度優先走査と省電力優先走査とで走査パタンを切り替え可能とされている。そこで、図5〜図7を参照して、検出精度優先走査と省電力優先走査の各走査パタンについて説明する。
まず、検出精度優先走査について説明する。検出精度優先走査は、省電力優先走査に対して検出精度を優先させた走査パタンである。図5のタイミングチャートは、1回の走査処理を実行する検出周期Tdにおける検出精度優先走査としての駆動信号の走査パタンを示している。ここでの検出周期Tdは、1回の走査処理を実行する期間である。この1回の走査処理では、駆動電極X1〜Xnに対する走査が少なくとも一巡する。この1回の走査処理により、座標算出部250は、検出信号S1〜Smを取得し、これら検出信号S1〜Smに基づき、1回の座標検出処理を実行する。操作パネル200においては、この1回の走査処理において、電極走査と座標検出が繰り返し実行される。
検出周期Tdにおいては、n回の駆動電極走査周期Tsが設定される。駆動電極走査周期Tsは、1つの駆動電極を走査するための期間である。そして、この図におけるHレベルの区間は、駆動電極ドライバ220から、駆動信号としてのパルスが印加されているタイミングを示す。したがって、1つの駆動電極走査周期Tsにおいて駆動信号が2回出力されていることになる。なお、この図において駆動信号が出力されている期間は、駆動信号印加期間Txとして示している。
このように、検出精度優先走査では、検出周期Tdにおいて、駆動電極走査周期Tsごとに駆動電極X1〜Xnを順次走査していくこととしたうえで、1つの駆動電極走査周期Tsにおいて、おなじ駆動電極に対して2回連続して駆動信号を印加するようにしている。本実施形態では、検出精度優先走査の走査パタンにおいては、1回の走査処理に基づく検出信号S1〜Smを取得するため、駆動電極ドライバ220は、駆動電極X1〜Xnごとに、駆動電極X1〜Xnを2回駆動するように、駆動信号を印加する。
次に、省電力優先走査について説明する。省電力優先走査は、検出精度優先走査に対して省電力を優先させた走査パタンとなる。図6のタイミングチャートは、省電力優先走査としての走査パタンを示している。省電力優先走査においても、上記図5と同様の時間長による検出周期Tdおよびn回の駆動電極走査周期Tsが設定され、駆動電極走査周期Tsごとに駆動電極X1〜Xnが順次走査される。
ただし、省電力優先走査においては、駆動電極走査周期Tsごとに1つの駆動信号印加期間Txのみが設定される。つまり、駆動電極走査周期Tsごとに1回のみの駆動信号の印加が行われるように駆動電極X1〜Xnが順次走査される。本実施形態では、省電力優先走査の走査パタンにおいては、1回の走査処理に基づく検出信号S1〜Smを取得するため、駆動電極ドライバ220は、駆動電極X1〜Xnごとに、駆動電極X1〜Xnを1回駆動するように、駆動信号を印加する。
また、図7は、上記図5または図6に示すように駆動電極X1〜Xnが走査される際の、検出電極ドライバ230による検出電極Y1〜Ymの走査タイミングを示している。この図において駆動信号印加期間Txは、図5および図6にて説明したように、1つの駆動電極に対して駆動信号が出力される期間である。また、検出電極Y1〜Ymごとに対応してHレベルとして示される区間は、検出電極ドライバ230が1つの検出電極を選択して検出信号を入力する検出信号入力期間Tyを示している。
このように、検出電極Y1〜Ymは、駆動信号印加期間Txごとにおいて、検出電極ドライバ230によって順次選択されながら検出信号が読み出される。なお、この図7に示す検出電極Y1〜Ymの駆動タイミングについては、図5に示した検出精度優先走査と図6に示した省電力優先走査とで同じとなる。
上記図5〜図7により説明した検出精度優先走査と省電力優先走査とを比較した場合には次のことがいえる。まず、検出精度優先走査では、図5に示したように、1回の走査処理を実行する期間である検出周期Tdにおいて、駆動信号を印加ために駆動電極X1〜Xnの各々を駆動する回数は、2回である。
この場合、検出電極ドライバ230から座標算出部250に対しては、1回の走査処理を実行する期間である検出周期Tdにおいて1つの検出電極ごとに2つの検出信号が入力されることになる。これに応じて、座標算出部250は、これら2つの検出信号を利用して操作の有無の判定および操作位置に応じた座標を算出する。具体例としては、2つの検出信号の平均値を求める、あるいは信頼性が高いと判定される方の検出信号を採用するなどして、操作の有無の判定および座標の算出を行う。これにより、検出精度優先走査では、1回の走査処理を実行する期間である検出周期Tdにおいて1つの検出電極ごとに1つの検出信号が入力される場合と比較して、操作の有無の判定と座標算出に関してより高い精度を得ることが可能になる。
一方、省電力優先走査では、図6に示されるように、1回の走査処理を実行する期間である検出周期Tdにおいて、駆動信号の印加のために駆動電極X1〜Xnの各々を選択する回数、また、検出電極Y1〜Ymを駆動(選択)する回数は、それぞれ1回となる。これにより、駆動電極ドライバ220が検出周期Tdとしての単位時間において駆動信号を出力する回数は、図5の検出精度優先走査の場合と比較して1/2に低減される。同様に、検出周期Tdにおいて検出電極ドライバ230が検出電極を選択するための駆動回数も1/2に低減される。これにより、電極駆動のために消費される電力も、検出精度優先走査の場合と比較して大幅に低減されることになる。
そして、本実施形態においては、携帯端末装置100の動作中において、上記検出精度優先走査と省電力優先走査について以下のように切り替えを行うこととする。まず、平常時においては省電力優先走査モードを設定し、省電力優先走査が行われるようにしておく。
そして、ユーザが携帯端末装置100に対する操作を行っているときに、図1にて説明した「戻し操作」が行われたとする。「戻し操作」は、前述したように、操作パネル200に対する操作が行われる前の状態に戻すための操作であり、携帯端末装置100の前面パネルに設けられた戻るボタン173に対する操作、または、タッチパネル180の画面に対する所定操作として行われる。
上記の戻し操作は、ユーザが操作をやり直すために行われるが、やり直しの原因として、1つにはユーザが例えば自分が意図していたのとは違う操作画像部分を誤ってタッチしてしまったなどユーザによる誤操作がある。そして、もう1つには、ユーザは意図したとおりの操作をしたつもりであるが、操作パネル200側が誤検出をしてしまったために、ユーザの意図とは異なる状態に遷移してしまった場合を考えることができる。つまり、戻し操作が行われた場合とは、操作パネル200において誤検出が発生した可能性を含んでいる。
そこで、戻し操作が行われた場合に対応しては、検出精度を高めるために、省電力優先走査モードから検出精度優先走査モードに設定を切り替える。これにより、やり直しの操作については、検出精度優先走査が設定された状態のもとで行われることから、正しく検出される可能性が高くなり、例えば操作信頼性の低下を防止することができる。
ただし、その後において、継続して検出精度優先走査モードを設定していては省電力に不利となる。そこで、本実施形態では、戻し操作に応じて検出精度優先走査モードを設定した後における1回目の操作パネル200に対する操作、つまり、やり直しとしての操作が行われたのに応じて、検出精度優先走査モードから省電力優先走査モードに戻すこととしている。
このように検出精度優先走査モードと省電力優先走査モードの間で切り替えが行われることにより、戻し操作が行われない平常時においては、省電力優先走査が行われることで消費電力を削減し、例えばバッテリの持続時間を長くすることが可能になる。そして、戻し操作が行われた場合には、検出精度優先走査として操作パネル200の検出精度を高く設定することで操作性が損なわれないようにしている。このように、本実施形態では、操作パネル200についての誤検出の低減による操作性の向上と、操作パネル200における消費電力の低減の両立が図られている。
なお、特許文献1に記載の構成では、タッチパネルの動作周波数を変更しているものの、その動作周波数は、無線デバイスにおける無線送受信周波数に干渉しないものに特定される。したがって、無線送受信周波数に干渉しない周波数が比較的高い場合には、この周波数によって定常的にタッチパネルの駆動が行われることから、多くの電力を消費してしまうことになる。つまり、特許文献1に記載の技術は、省電力については考慮されていない。
[走査制御のための構成例]
図8は、操作パネル200に対する走査制御として、上記検出精度優先走査と省電力優先走査の切り替え制御に対応するCPU110の機能構成例を示している。なお、この図においては、走査制御に関連するCPU110以外の部位として、ボタン部170および操作パネル200が示される。前述のように、ボタン部170には戻し操作のための戻るボタン173が含まれる。
CPU110は、検出精度優先走査と省電力優先走査の切り替え制御に対応する機能部として、走査モード判定部111および走査制御部112を備える。なお、これらの機能部は、CPU110が記憶部120に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
第1の実施形態における走査モード判定部111は、ボタン部170に対する操作または操作パネル200に対して行われた操作として、戻し操作が行われたか否かについて判定する。また、走査モード判定部111は、この判定結果に応じて、操作パネル200における走査モードについて、後述の省電力優先走査モードと検出精度優先走査モードのいずれを設定すべきかについての判定を行う。
ボタン部170からは、当該ボタン部170に含まれるボタンに対して行われた操作に応じた操作信号O1が出力される。走査モード判定部111は、この操作信号O1が戻るボタン173に対する操作に応じて出力されたものである場合に戻し操作が行われたものと判定する。
また、操作パネル200からは、操作に応じた操作信号O2として、操作パネル200に対して操作が行われた位置に応じた座標を示す情報が出力される。走査モード判定部111は、入力された操作信号O2が示す座標と、表示部181に表示させた画像の座標との対応関係に基づいて、その操作内容を判断したうえで、この操作内容が戻し操作であるか否かを判定する。そして、走査モード判定部111は、戻し操作が行われない状態では、走査モードとして省電力優先走査モードを設定すべきであると判定する。一方、戻し操作が行われたことを判定すると、これに応じて検出精度優先走査モードを設定すべきと判定する。
また、走査モード判定部111は、戻し操作が行われた後において操作パネル200に対して操作が行われるのを待機する。つまり、やり直しの操作が行われるのを待機する。そして、戻し操作後に操作信号O2が入力されるのに応じて、操作パネル200に対するやり直し操作が行われたことを判定すると、これに応じて、省電力優先走査モードを設定すべきと判定する。
走査制御部112は、走査モード判定部111走査モードの判定結果に応じて、省電力優先走査と検出精度優先走査とで切り替えが行われるように操作パネル200に対する制御を行う。つまり、走査制御部112は、走査モード判定部111により省電力優先走査モードを設定すべき(戻し操作が行われない)と判定されているときには、操作パネル200に対して省電力優先走査を指示する旨の制御信号C3を出力する。これにより、操作パネル200は図5に示した省電力優先走査を実行する。
これに対して、走査モード判定部111により検出精度優先走査モードを設定すべき(戻し操作が行われた)と判定された場合、走査制御部112は、操作パネル200に対して検出精度優先走査の実行を指示する旨の制御信号C3を出力する。これに応じて操作パネル200は図6に示した検出精度優先走査を実行する。また、操作パネル200に対する操作のやり直しが行われたことに応じて、走査制御部112は、検出精度優先走査から省電力優先走査を指示する旨の制御信号C3を再度出力し、操作パネル200に省電力優先走査を実行させる。
図9のフローチャートは、第1の実施形態における操作パネル200に対する走査制御のためにCPU110(走査モード判定部111、走査制御部112)が実行する処理手順例を示している。本実施形態では、初期状態においては、省電力優先走査モードを設定すべきであることが予め決められている。よって、走査モード判定部111は、省電力優先走査モードを設定すべきと判定する。走査制御部112は、走査モード判定部111の判定結果に基づき、省電力優先走査を指示する制御信号C3を出力することで、操作パネル200に省電力優先走査を実行させている(ステップS101)。
なお、上記制御信号C3は、前述のように操作パネル200におけるタイミング生成部240に入力される。タイミング生成部240は、入力される制御信号C3が省電力優先走査を指示している場合、図5に示したタイミングで駆動電極X1〜Xnに対して駆動信号が印加されるようにするためのタイミング信号を生成し、駆動電極ドライバ220に対して出力する。また、図5の駆動信号印加期間Txごとに、図7に示されるタイミングで検出電極Y1〜Ymから順次検出信号を入力するよう検出電極ドライバ230に対してタイミング信号を出力する。
上記の状態のもとで、走査モード判定部111は、何らかの操作に対応してボタン部170から出力される操作信号O1または操作パネル200から出力される操作信号O2が入力されるのを待機している(ステップS102−NO)。そして、操作信号が入力されたと判定すると(ステップS102−YES)、走査モード判定部111は、入力した操作信号が戻し操作を示すものであるか否かについて判定する(ステップS103)。
戻し操作ではないと判定された場合(ステップS103−NO)、走査モード判定部111は、ステップS101に戻り、省電力優先走査モードの判定結果を維持する。これに対して、戻し操作であると判定した場合(ステップS103−YES)、走査モード判定部111は、検出精度優先走査モードを設定すべきと判定する。これに応じて、走査制御部112は、検出精度優先走査を指示する旨の制御信号C3を出力することで、操作パネル200に検出精度優先走査を実行させる(ステップS104)。
そして、入力される制御信号C3が上記のように検出精度優先走査を指示するものである場合、タイミング生成部240は、図6に示したタイミングで駆動電極X1〜Xnに対して駆動信号が印加されるようにするためのタイミング信号を生成し、駆動電極ドライバ220に対して出力する。また、図6の駆動信号印加期間Txごとに、図7に示されるタイミングで検出電極Y1〜Ymから順次検出信号を入力するよう検出電極ドライバ230に対してタイミング信号を出力する。
次に、走査モード判定部111は、上記検出精度優先走査が実行されている状態のもとで、タッチパネルに対する操作、すなわちやり直し操作が行われるのを待機している(ステップS105−NO)。そして、上記やり直し操作が行われたと判定すると(ステップS105−YES)、走査モード判定部111は、ステップS101に戻ることにより、省電力優先走査モードを設定すべきと判定することになる。これにより、走査制御部112は、再度、省電力優先走査を操作パネル200に実行させる。このような処理が実行されることにより、CPU110のソフトウェア制御によって、戻し操作の有無に応じて検出精度優先走査と省電力優先走査との間で切り替えが行われる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態において携帯端末装置100および操作パネル200などの構成は図2〜図4と同様でよく、また、検出精度優先走査と省電力優先走査としての走査パタンも図5〜図7と同様でよい。さらに、検出精度優先走査と省電力優先走査とで切り替えを行うための操作パネル200に対する走査制御の構成としても図8と同様となる。
ただし、第2の実施形態において、走査モード判定部111は、戻し操作の有無に基づいて設定すべき走査モードを判定するのではなく、動作中のアプリケーションに応じて、走査モードについて検出精度優先走査と省電力優先走査のいずれを設定すべきかを判定する。
一具体例として、例えば電子メールやドキュメントを編集するアプリケーションの場合には、タッチパネルに対する操作として文章作成のための文字入力操作が行われる確率が非常に高い。タッチパネルに対する文字入力操作としては、例えばタッチパネルに対してソフトウェアキーボードを表示させ、このソフトウェアキーボードに対してタッチ操作を行うというものが一般的である。しかし、特に携帯端末装置などでは、タッチパネルのサイズもさほど大型ではないために、ソフトウェアキーボードにおけるキーは比較的小さい。このために、操作パネル200側で座標の誤検出が生じる可能性が高くなる。
一方、例えばウェブブラウザのアプリケーションを例に挙げると、そのときのタッチパネル180に対する操作としては、例えばブラウザ画面に表示されているリンクをタッチしたり、ボタンをタッチするなどの操作が主なものとなる。このような操作に対応する操作画面では、タッチ操作に反応すべきパネル上の座標領域が比較的大きいため操作パネル200において誤検出が生じる可能性は低い。
そこで、第2の実施形態の走査モード判定部111は、前者のように文字入力操作の行われることが高い確率で想定される所定のアプリケーション(以降、文字入力対応アプリケーションと称する)が動作中である場合には、検出精度優先走査モードを設定すべきと判定する。これに対して、後者のウェブブラウザなどの文字入力対応アプリケーション以外のアプリケーションが動作中である場合には、省電力優先走査モードを設定すべきと判定する。
これにより、第2の実施形態では、携帯端末装置100において文字入力対応アプリケーションが動作中でないときには省電力優先走査が行われることで消費電力の節減が図られる。これに対して、文字入力アプリケーションが動作中のときには、検出精度優先走査が行われることでタッチパネル180に対する操作性が良好となる。このように、第2の実施形態においては、動作中のアプリケーションに応じて省電力優先走査と検出精度優先走査との間で切り替えが行われることで、タッチパネル180における誤検出の低減と消費電力の削減が両立される。
図10のフローチャートは、第2の実施形態に対応して、CPU110(走査モード判定部111および走査制御部112が実行する処理手順例を示している。まず、走査モード判定部111は、文字入力対応アプリケーションが動作中の状態であるか否かについて判定する(ステップS201)。
ここで、文字入力対応アプリケーションが動作中であると判定した場合、走査モード判定部111は、検出精度優先走査モードを設定すべきと判定する。これに応じて、走査制御部112は検出精度優先走査を指示する制御信号C3を出力し、操作パネル200に検出精度優先走査を実行させる(ステップS204)。
これに対して、文字入力対応アプリケーションが動作中ではないと判定した場合には、アプリケーションが動作していないか、文字入力対応アプリケーション以外のアプリケーションが動作中であることになる。この場合、走査モード判定部111は、文字入力対応アプリケーション以外のアプリケーションが動作中であることを想定したうえで、文字入力画面が表示中であるか否かについて判定する(ステップS202)。ここでの文字入力画面の具体例としては、ウェブブラウザ上で表示される検索サイトの画面などを挙げることができる。
先の説明によれば、ウェブブラウザは、文字入力対応アプリケーション以外のアプリケーションとなる。しかし、ウェブブラウザであっても、例えば検索サイトの画面が表示されているときには、ここに表示されている検索用の文字入力ボックスに対して文字入力操作が行われる可能性が高い。
そこで、この図に示す処理では、上記のように文字入力対応アプリケーション以外のアプリケーションの動作中であっても、その動作状態として、例えば文字入力ボックスなどが含まれる文字入力画面が表示中であれば、誤検出の低減を優先させ、検出精度優先走査モードを設定することとしている。このために、ステップS202としての判定処理が追加されているものである。
そして、文字入力画面が表示中であるとの判定した場合(ステップS202−YES)、走査モード判定部111は検出精度優先走査モードを設定すべきと判定する。これに応じて、走査制御部112は、検出精度優先走査が行われるように操作パネル200に対する制御を実行する(ステップS204)。
これに対して、文字入力画面が表示中ではないと判定した場合(ステップS202−NO)、走査モード判定部111は省電力優先走査モードを設定すべきと判定する。これに応じて、走査制御部112は、省電力優先走査が行われるように操作パネル200に対する制御を行う(ステップS203)。
なお、上記第2の実施形態の構成は、第1の実施形態と組み合わせることも可能である。つまり、例えば第2の実施形態に対応する図10の手順を実行させることとしたうえで、文字入力対応アプリケーション以外のアプリケーションの動作中に戻し操作が行われた場合には、省電力優先走査モードから検出精度優先走査モードの設定に切り替えるというものである。
<変形例>
次に、本実施形態の変形例として、図11および図12を参照して、検出精度優先走査と省電力優先走査の走査パタンに関する他の例について説明する。図11は、変形例における検出精度優先走査としての走査パタンを示している。図11に示す検出精度優先走査にあっては、まず、検出周期Tdについて、前半の第1検出期間D1と後半の第2検出期間D2とに分割される。
そのうえで、第1検出期間D1は、駆動電極X1〜Xnごとに対応するn回の駆動電極走査周期Tsに分割されており、駆動電極走査周期Tsごとに対応して1回の駆動信号印加期間Txが設定されている。つまり、第1検出期間D1においては、駆動電極X1〜Xnごとに対して駆動信号を1回ずつ印加するように、駆動電極X1〜Xnの順次走査が行われる。
そして、上記第1検出期間D1に続く第2検出期間D2においても、第1検出期間D1と同様に、駆動電極X1〜Xnごとに駆動信号を1回ずつ印加するように、駆動電極X1〜Xnの順次走査が行われる。この結果、図5と同様に、検出周期Tdにおいて、1本の駆動電極に対して駆動信号が2回印加されることとなる。これに伴い、座標算出部250も、1回の走査処理(検出周期Td)において、検出電極ごとに応じて2つの検出信号を入力することができるため、検出精度を高くすることができる。
図12は、図11に対応した省電力優先走査の走査パタン例を示している。この図に示すように、変形例の省電力優先走査にあっても、検出周期Tdは前半の第1検出期間D1と後半の第2検出期間D2とに分割される。ただし、第1検出期間D1においては、上記図11と同じく駆動電極X1〜Xnの順次走査が行われるが、第1検出期間D1においては、駆動電極X1〜Xnの順次走査は行われず、駆動信号の出力が停止される。
上記のように駆動されることで、図6に示される省電力優先走査の場合と同様に、検出周期Tdにおいて駆動電極X1〜Xnごとに対して駆動信号が印加される回数は1回のみとなる。また、これに伴って、検出周期Tdにおいて検出電極Y1〜Ynが選択(駆動)される回数も1回のみとなる。これにより、変形例においても、図11の検出精度優先走査の場合と比較して単位時間において電極を駆動する回数が削減され消費電力も削減されることになる。
なお、例えば検出精度優先走査と省電力優先走査の切り替えに際して、図5と図12の走査パタンの組み合わせ、または、図11と図6の走査パタンの組み合わせにより切り替えるようにすることも考えられる。
また、図5と図6、または、図11と図12の走査パタンにより検出電極Y1〜Ymを駆動して、図7に示した走査パタンにより駆動電極X1〜Xnを走査することとしてもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態の操作パネル200には静電容量方式を想定したが、例えば抵抗膜方式などをはじめ、電極走査が行われる方式であれば本実施形態のタッチパネル走査制御の構成を適用できる。
また、上記実施形態では、検出周期Tdにおける1本の電極の駆動回数について、検出精度優先走査では2回とし、省電力優先走査では1回としているが、これに限定されるものではない。つまり、検出周期Tdにおける1本の電極の駆動回数は、検出精度優先走査の場合に対して省電力優先走査の場合の方が少なくなる関係により設定されていればよい。
また、本実施形態としてのタッチパネル走査制御の構成は、タッチパネルを備える電子機器であれば、スマートフォンなどの携帯端末装置以外にも適用できる。
また、本実施形態が対応するタッチパネル走査制御装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した走査制御ための処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、図8に示した機能回路部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより操作パネル200に対する走査制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
100 携帯端末装置
110 CPU
111 走査モード判定部
112 走査制御部
120 記憶部
130 RAM
140 音声入出力部
150 カメラ部
160 通信部
170 ボタン部
173 戻るボタン
180 タッチパネル
181 表示部
200 操作パネル
210 検出部
211 駆動電極基板
212 検出電極基板
220 駆動電極ドライバ
230 検出電極ドライバ
240 タイミング生成部
250 座標算出部

Claims (7)

  1. タッチパネルを備え、当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器に搭載されるタッチパネル走査制御装置において、
    当該機器の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定部と、
    前記走査モード判定部によって前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御部と
    を備えることを特徴とするタッチパネル走査制御装置。
  2. 前記走査モード判定部は、
    前記タッチパネルに対して操作が行われる前の状態に戻すための戻し操作が入力されたか否かを判定し、前記戻し操作が入力されたと判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先走査モードであることを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル走査制御装置。
  3. 前記走査制御部は、
    前記検出精度優先走査の走査パタンに従って前記タッチパネルを制御している状態において前記タッチパネルに対して操作が入力された場合、前記省電力優先走査の走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル走査制御装置。
  4. 前記走査モード判定部は、
    前記機器の動作中のアプリケーションに応じて、前記走査モードが、前記省電力優先走査モード、あるいは、検出精度優先走査モードのいずれであるかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタッチパネル走査制御装置。
  5. 操作を検出するための電極が配列されるタッチパネルを備え、当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器に搭載される携帯端末装置において、
    自携帯端末装置の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定部と、
    前記走査モード判定部によって前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御部と
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  6. タッチパネルを備え、当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器に搭載されるタッチパネル走査制御装置におけるタッチパネル走査制御方法であって、
    当該機器の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定するステップと、
    前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御するステップと
    を備えることを特徴とするタッチパネル走査制御方法。
  7. コンピュータを、
    タッチパネルを備え当該タッチパネルが受け付ける操作に応じて動作する機器の動作状況に基づいて、前記タッチパネルに対して入力される操作を検出するために配列される電極を走査する際の走査モードが、省電力を優先させるための省電力優先走査モード、あるいは、検出精度を優先させるための検出精度優先モードのいずれであるかを判定する走査モード判定手段、
    前記走査モードが前記省電力優先走査モードであると判定された場合、前記走査モードが前記検出精度優先モードであると判定された場合よりも、前記電極ごとに1つの検出信号を取得する1回の走査処理において、1つの電極に対応する検出信号の入力回数が少ない走査パタンに従って前記タッチパネルを制御する走査制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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