JP2011238022A - 端末、コンテンツの利用の把握方法およびコンテンツの利用システム - Google Patents

Abstract

【課題】事業者サーバと中間サーバと端末とからなるコンテンツ利用システムにおいて、中間サーバが紹介したコンテンツを、端末から購入したことを、中間サーバにおいて確認できるようにする。
【解決手段】事業者サーバから送られるスクリプトのうち、コンテンツの購入や利用の指示に用いられるある特定コマンドを端末で監視し、この特定コマンドが実行された場合に、端末は中間サーバに対して利用された旨の通知を行い、その後、事業者サーバに対して特定コマンドに応じた処理を依頼する。
【選択図】図１

Description

本発明は、ネットワーク経由で映像や音声コンテンツを購入し、ダウンロードまたはストリーミングで再生することのできる、端末、サーバ、及びシステムに関する。

近年、インターネット技術の急速な発達により、インターネット上で、映像や音声コンテンツを購入したり、家電製品や食料品などの物販を行なうことが広く行われている。ここで、販売を行う事業者が直接ユーザに商品等の情報を配信して、商品販売する販売形態以外にも、第三者を通じてユーザに商品紹介を行ってもらうことで間接的に販売業者を紹介し、その紹介に応じて何らかの報酬を第三者に対して支払うアフィリエイト販売の形態もある。

このアフィリエイトの形態（アフィリエイトシステム）において、販売を行う事業者の商品やコンテンツの購入ページへのリンクをサーバのＷＥＢサイトに張り、ユーザがそのリンクを経由して、当該事業者のサイトで商品やコンテンツを購入したりすると、リンクを張ったＷＥＢサイトの主催者に対して報酬が支払われるという仕組みがある。以降、商品やコンテンツを取り扱い、購入処理を管理するサーバを事業者サーバ、商品やコンテンツの購入ページへのリンクを張っているＷＥＢサイトを中間サーバ、ユーザが操作するＰＣなどの装置を端末と呼ぶこととする。

中間サーバに張られたリンクを経由して、ユーザが事業者サイトを訪れた場合や、商品やコンテンツを購入した場合には、その実績に対して事業者はＷＥＢサイトの主催者に対して報酬を支払う一般的な成果報酬型のアフィリエイトシステムがある。（例えば、特許文献１参照。）

特開２００６−５９２６７号公報

ユーザが商品やコンテンツを購入した成果に対して報酬を与える一般的な成果報酬型のアフィリエイトシステムでは、事業者サーバはユーザが商品やコンテンツを購入したという履歴を取得することができるが、事業者サーバに対して購入リンクを張っている中間サーバではユーザが商品やコンテンツを購入したという履歴を取得することができない。

ここには２つの課題が存在する。１つ目の課題は、中間サーバに張られたリンクをユーザが選択すると、端末が直接アクセスを行う先は中間サーバではなく事業者サーバであるため、中間サーバにアクセスの履歴が残らないということである。

また、２つ目の課題はリンク先の事業者サーバのサイト内で、端末がコンテンツを「購入する」といった何らかの特定のイベント内容を、そのイベントが実行されたタイミングで端末が認識することができないということである。例えば購入ページが一般的なＨＴＭＬで作成されているとすると、コンテンツを購入したというイベントに対して、ユーザは画面上に表示されたＵＩ（ユーザインタフェース）の表示内容から、「コンテンツを購入した」と認識することができるが、端末はＨＴＭＬを解釈するだけでは、そのＨＴＭＬが記載している内容が購入のためのページなのか、そうでないのか、さらに、ユーザが選択したボタンが購入ボタンなのかそうでないのかを認識することができない。

本発明は上記の課題を解決することを目的とする。

上記課題を解決するため、本発明のコンテンツの利用システムは、コンテンツサーバと、中間サーバと、端末とからなるコンテンツ販売システムにおいて、前記コンテンツサーバに格納されたコンテンツの利用が前記端末によりなされたことを前記中間サーバが把握するためのコンテンツの利用システムであって、前記コンテンツサーバは、前記コンテンツの格納先を示すコンテンツＵＲＬと前記コンテンツＵＲＬの送信先を一意に識別できるアフィリエイトＩＤとを前記中間サーバに対して送信し、前記中間サーバは、前記コンテンツサーバから受信した前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤとを前記端末に対して送信し、前記端末は、前記中間サーバから受信した前記コンテンツＵＲＬをもとに、前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行い、前記コンテンツサーバは、前記端末からの利用依頼に応答して利用処理のための特定コマンドを含むスクリプトを送信し、前記端末は、前記コンテンツサーバから受信した前記スクリプトの中に含まれた前記特定コマンドを実行した場合には、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知し、
前記中間サーバは、前記端末により前記アフィリエイトＩＤが通知された旨を記録し、前記端末に対してリダイレクト要求を送信し、前記端末は、前記中間サーバからのリダイレクト要求に応じて、前記特定コマンドに対応する依頼を前記アフィリエイトＩＤとともに前記コンテンツサーバに対して行うように構成する。

また、本発明の端末は、コンテンツの格納先を示すコンテンツＵＲＬと前記コンテンツＵＲＬの送信先を一意に識別できるアフィリエイトＩＤとを中間サーバに送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバから受信した前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤとを端末に対して送信する中間サーバとに、ネットワークを通じて接続された端末であって、前記中間サーバから受信した前記コンテンツＵＲＬをもとに、前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行うアフィリエイト情報提示部と、前記コンテンツサーバから受信したスクリプトの中に含まれた前記コンテンツサーバに対して処理を依頼する特定コマンドの実行を監視する特定コマンド監視部と、前記特定コマンドが実行された場合には、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに対して通知し、さらに、前記中間サーバへの前記アフィリエイトＩＤの通知に対する前記中間サーバからのリダイレクト要求に応じて、前記特定コマンドに対応する依頼を前記アフィリエイトＩＤとともに前記コンテンツサーバに対して送信する行うアクセス先制御部とから構成される。

本発明によれば、事業者サーバと中間サーバと端末とからなるアフィリエイトシステムにおいて、アフィリエイトを行う中間サーバが、その中間サーバにおいてリンクしている先（アフィリエイトリンク）である事業者サーバのＷＥＢサイト内で行った、ユーザが利用した端末のある特定のイベントの履歴を取得することができるという顕著な効果がある。これにより、中間サーバは、ユーザが端末を用いてどのような商品やコンテンツを購入したのかという履歴を取得し、活用することで、端末のプロファイル分析を行うことができ、さらに、端末ごとに適したコンテンツをおすすめするサービスなどを実現することが可能となる。

本発明の実施の形態における端末、中間サーバ、事業者サーバのブロック図 本発明の実施の形態における端末、中間サーバ、事業者サーバ間でのシーケンス図 本発明の実施の形態における端末の動作フローチャート 本発明の実施の形態におけるアフィリエイト情報の構成図

（実施の形態）
以下では、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

図１に本発明が前提とする事業者サーバ、中間サーバ、端末のブロック図を示す。

端末１００と中間サーバ３００と事業者サーバ２００とは、ネットワーク１８０を介して接続される。

端末１００は一般にＩＴ通信を中継するルータ１５０を介してネットワーク１８０に接続される。またネットワーク１８０には端末１００と同様な構成の複数の端末が接続されているものとする。

端末１００は、アフィリエイト情報受信部１０１、アフィリエイト情報提示部１０２、通信部１０５、ＷＥＢ情報解釈・表示部１０７、特定コマンド監視部１１０、アクセス先制御部１１１とからなる。

アフィリエイト情報受信部１０１は、中間サーバ３００から送られるアフィリエイト情報１９０を受信し、アフィリエイト情報提示部１０２へ渡す。

アフィリエイト情報提示部１０２は、アフィリエイト情報１９０をユーザに提示する（表示１０３）。

ユーザが端末１００を操作した情報によって、アフィリエイト情報１９０が選択された場合、アフィリエイト情報１９０に含まれるアフィリエイトＩＤ１９２をアフィリエイトＩＤ保持部１０６に保持させ、通信部１０５を介して、アフィリエイト情報１９０に含まれるコンテンツ情報ＵＲＬ１９１に対してアクセスする。ＷＥＢ情報解釈・表示部１０７は、アフィリエイト情報１９０を端末１００のＵＩとして、ユーザに画面表示する。表示方法としては、ＥＰＧ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｐｒｏｇｒａｍ Ｇｕｉｄｅ）を表示する画面の一部に、アフィリエイト情報１９０に含まれるコンテンツタイトル１９３を表示する方法や、録画した番組を表示する画面の一部にコンテンツタイトル１９３を表示する方法がある。

アフィリエイト情報提示部１０２を通じて、ユーザは表示されたコンテンツタイトル１９３を選択する。

通信部１０５は、アフィリエイト情報提示部１０２、ＷＥＢ情報解釈・表示部１０７や、アクセス先制御部１１１からの要求により、ネットワーク１８０を介して事業者サーバ２００や中間サーバ３００にアクセスし、また、事業者サーバ２００や中間サーバ３００からネットワーク１８０を介して情報を取得する。

ＷＥＢ情報解釈・表示部１０７は、通信部１０５が取得した情報を解釈しユーザに提示する。また、ユーザからの操作を受け付け、通信部１０５に中間サーバ３００や事業者サーバ２００にアクセスするように要求する。

特定コマンド監視部１１０は、ＷＥＢ情報解釈・表示部１０７が解釈したＷＥＢ情報の中に特定コマンドが含まれるかどうかを監視する。ＷＥＢ情報の中に特定コマンドを発見した場合には、アフィリエイトＩＤ保持部１０６にアフィリエイトＩＤ１９２が保持されているかどうかを確認し、アフィリエイトＩＤ１９２が保持されている場合は、アクセス先制御部１１１に対してアクセス先のサーバを切り替えるように要求する。

ここで、特定コマンドとは、例えば、コンテンツをＷＥＢ上で購入し、その後コンテンツを視聴するまでの間に必ず一度は端末１００で実行されるスクリプトの命令である。この特定コマンドは、購入から視聴までの間に複数回呼ばれるケースもあるため、アフィリエイトＩＤ１９２が端末１００内に保持されているかどうかによって、一度目に呼ばれたのか、もしくは、二度目以降に呼ばれたのかを判定する。一度目に呼ばれた場合であることを中間サーバ３００に対して通知することとするため、アフィリエイトＩＤ１９２は、特定コマンドが一度呼ばれた後、端末１００内から削除する、もしくは、二度目以降は利用できないように制限する。

アクセス先制御部１１１は、特定コマンド監視部１１０からの要求により、事業者サーバ２００から中間サーバ３００へアクセス先を切り替え、かつ、アフィリエイトＩＤを付与してアクセスするように通信部１０５に要求する。

アフィリエイトＩＤ保持部１０６は、アフィリエイト情報提示部１０２からの要求により、アフィリエイトＩＤ１９２を保持する。

中間サーバ３００は、アフィリエイト情報受信部３０１、プロファイル分析部３０２、アフィリエイト情報送信部３０３、履歴情報収集部３０４、ユーザプロファイルＤＢ３０５、アフィリエイト成果確認部３０６からなる。

アフィリエイト情報受信部３０１は、事業者サーバ２００からアフィリエイト情報１９０を一つ以上受信し、プロファイル分析部３０２に渡す。

プロファイル分析部３０２は、渡されたアフィリエイト情報１９０とユーザプロファイルＤＢ３０５のユーザプロファイルデータからアフィリエイト情報１９０を送信するのに適したユーザの端末１００を特定し、特定した端末１００に送信するように、アフィリエイト情報送信部３０３に要求する。

アフィリエイト情報送信部３０３は、要求されたアフィリエイト情報１９０を、ネットワーク１８０を介して端末１００に送信する。

履歴情報収集部３０４は、端末１００から送られてきたアフィリエイトＩＤ１９２とともに事業者サーバ２００をアクセスした記録をユーザプロファイルＤＢ３０５に保存し、アフィリエイトＩＤ１９２をアフィリエイト成果確認部３０６に受け渡す。

アフィリエイト成果確認部３０６は、履歴情報収集部３０４から取得したアフィリエイトＩＤ１９２と、事業者サーバ２００から送られてきたアフィリエイト成果報告通知とを照らし合わせて、アフィリエイトの成果を確認する。

事業者サーバ２００は、コンテンツＤＢ２０１、おすすめコンテンツ抽出部２０２、コンテンツＵＲＬ生成部２０３、アフィリエイトＩＤ生成部２０４、アフィリエイト情報生成部２０５、アフィリエイト情報送信部２０６、通信部２０７、ＷＥＢ情報生成部２０８、購入処理部２０９、アフィリエイト成果処理部２１０とからなる。

コンテンツＤＢ２０１には、事業者が配信するコンテンツが保持されている。

おすすめコンテンツ抽出部２０２は、コンテンツＤＢ２０１のコンテンツの中からユーザにおすすめしたいコンテンツを抽出する。

コンテンツＵＲＬ生成部２０３は、おすすめコンテンツ抽出部２０２が抽出したコンテンツの購入画面などのＷＥＢページへリンクするＵＲＬを生成する。

アフィリエイトＩＤ生成部２０４は、おすすめコンテンツ抽出部２０２が抽出したコンテンツを中間サーバ３００に仲介した（アフィリエイトした）ことを一意に識別するためにアフィリエイトＩＤ１９２を生成する。

アフィリエイト情報生成部２０５は、コンテンツＵＲＬ生成部２０３が生成したコンテンツＵＲＬ１９１と、アフィリエイトＩＤ生成部２０４が生成したアフィリエイトＩＤ１９２とコンテンツタイトル１９３とからアフィリエイト情報１９０を生成し、アフィリエイト情報送信部２０６に対して中間サーバ３００へ送信するように要求する。

アフィリエイト情報送信部２０６は、ネットワーク１８０を介してアフィリエイト情報１９０を中間サーバ３００へ送信する。

通信部２０７は、端末１００からの要求を受信し、ＷＥＢ情報生成部２０８や購入処理部２０９から要求された情報を、ネットワーク１８０を介して端末１００や中間サーバ３００へ送信する。

ＷＥＢ情報生成部２０８は、通信部２０７からの要求に応じたＷＥＢページを生成し、通信部２０７に引き渡す。

購入処理部２０９は、購入要求が通信部２０７にされたときに、購入処理を行い、アフィリエイト成果処理部２１０に通知する。

アフィリエイト成果処理部２１０は、購入処理部２０９からの要求により、アフィリエイト実績を管理し、中間サーバ３００に対して、アフィリエイトの成果を通知する。

図２を用いて、本実施の形態における事業者サーバ２００、中間サーバ３００、端末１００間のシーケンスについて説明する。

事業者サーバ２００は中間サーバ３００に対して、アフィリエイト情報を送信する（アフィリエイト情報送信４００）。

中間サーバ３００は、事業者サーバ２００から受信したアフィリエイト情報１９０に適合したユーザプロファイルのユーザ端末を特定する（アフィリエイト情報送信端末選択４０１）を行い、端末１００にアフィリエイト情報を送信する（アフィリエイト情報送信４０２）。

端末１００が受信したアフィリエイト情報１９０の中から、ユーザが選択した購入したいコンテンツのアフィリエイトリンクを選択４０３を受け、選択されたリンク先の事業者サーバへ端末１００はアクセスする（アクセス４０４）。

事業者サーバ２００と端末１００との間において購入コンテンツの詳細情報確認、クレジットカードの入力やＩＤの入力などコンテンツの購入に関する処理を行う（購入シーケンス４０５）。

事業者サーバ２００は、端末１００へコンテンツの購入を実行させるための特定コマンドを埋め込んだ購入ページ６００を、端末１００に対して送信する（購入ページ送信４０６）。

端末１００は、ユーザにより購入の指示の入力を受け、購入ページ６００に組み込まれた特定コマンドを端末１００で実行する（購入ボタン選択４０７）。

特定コマンドの実行の際に、特定コマンド監視部１１０は、購入ページ６００に組み込まれた特定コマンドを発見し、かつ、アフィリエイトＩＤ１９２を端末１００が保持している場合ｉは、端末１００は、アフィリエイトＩＤ１９２とともに中間サーバ３００にアクセスする（アクセス４０８）。

中間サーバ３００は、端末１００がアフィリエイトＩＤ１９２のコンテンツを購入しようとしたことを認識し（中間サーバにアクセス４０８）、その記録を保存する（ユーザプロファイルの収集４０９）。

そして、端末１００に対して、事業者サーバ２００へアクセスするように要求する（リダイレクト４１０）。

端末１００はアフィリエイトＩＤ１９２とともに事業者サーバ２００へ選択したコンテンツの購入を要求する（購入実行４１１）。

事業者サーバ２００は、端末１００から取得したアフィリエイトＩＤ１９２により、事業者サーバ２００から中間サーバ３００に対して送信したアフィリエイト情報に基づいて、アフィリエイトを要求したコンテンツが購入されたことを確認し、アフィリエイトの成果確認を行う（成果確認４１２）。

事業者サーバ２００と中間サーバ３００とがともに保持するアフィリエイトＩＤ１９２によって、お互いがアフィリエイトの成果を不正することなく、確認しあう（アフィリエイト確認４１３）。

なお、特定コマンドの監視を行う方式として、ブラウザのプラグインを用いる方法がある。（アフィリエイトリンクを選択４０３）の処理において、端末１００はブラウザを起動させ、さらにブラウザがプラグインを起動する。起動されたプラグインの中で、常にブラウザが取得し解釈するＷＥＢ情報の中に特定コマンドがないかを確認する。この特定コマンドは、例えばＨＴＭＬの中に記載されたＪａｖａ（登録商標）ｓｃｒｉｐｔの命令である。あるＪａｖａ（登録商標）ｓｃｒｉｐｔの命令が実行されたかどうかについては、ブラウザがプラグインのインターフェースを通じて、プラグインに通知する。特定のＪａｖａ（登録商標）ｓｃｒｉｐｔの命令が実行された時に、プラグインはアフィリエイトＩＤ１９２が端末１００に保持されていることを確認した場合には、端末１００は中間サーバ３００にアフィリエイトＩＤ１９２とともにアクセスすることで、中間サーバ３００に端末１００で特定コマンドが実行されたことを通知する。そして、事業者サーバ２００にアクセスする。プラグインが特定のＪａｖａ（登録商標）ｓｃｒｉｐｔの命令を確認しなかったり、アフィリエイトＩＤ１９２が端末１００に保存されていない場合には、端末１００は中間サーバ１００への通知なく事業者サーバ２００にアクセスする。この通知とアフィリエイトＩＤ１９２により、中間サーバ３００はアフィリエイトＩＤ１９２のコンテンツが端末１００で購入されたという履歴情報を収集することができる。このように、ブラウザのプラグインを用いることで、ブラウザを改変することなく、または、改変を最小限にして、通常は事業者サーバ２００にアクセスするところを、中間サーバ３００にアクセスし、中間サーバ３００がユーザ履歴を収集できるといった顕著な効果がある。

図３を用いて、端末１００の動作を示すフローチャートを説明する。

ユーザが端末１００を操作して、アフィリエイトのリンクを選択する（Ｓ５００）と、端末１００はアフィリエイト情報１９０に含まれるアフィリエイトＩＤ１９２を端末１００内に保存する（Ｓ５０１）。

そして、アフィリエイト情報１９０に含まれるコンテンツ情報ＵＲＬ１９１の指し示す先のＷＥＢページを端末１００は事業者サーバ２００に対して要求する（Ｓ５０２）。

事業者サーバ２００から取得したＷＥＢページを解釈、表示する（Ｓ５０２）。

事業者サーバ２００から取得したＷＥＢ情報の中にある特定コマンドが実行されたかどうかを確認（Ｓ５０４）する。特定コマンドが実行された場合は、Ｓ５０５のフローに移行する。特定コマンドが実行されない間はＳ５０２のフローに移行する。

アフィリエイトＩＤ１９２が端末１００に保存されているかを確認（Ｓ５０５）し、保存されている場合には、中間サーバ３００にアフィリエイトＩＤ１９２とともにアクセスする（Ｓ５０５）。アフィリエイトＩＤ１９２が端末１００に保存されていない場合には、Ｓ５０２のフローに移行する。

端末１００は、事業者サーバ２００へリダイレクトするように中間サーバ３００から要求され（Ｓ５０７）、端末１００は事業者サーバ２００へ購入実行を通知する（Ｓ５０８）。

図４を用いて、アフィリエイト情報１９０について説明する。

アフィリエイト情報１９０は、コンテンツ情報ＵＲＬ１９１、アフィリエイトＩＤ１９２、コンテンツタイトル１９３からなる。

コンテンツ情報ＵＲＬ１９１は、事業者サーバ２００がおすすめしたいコンテンツの情報が記載された事業者サーバ２００内のＷＥＢページを示すＵＲＬ情報である。端末１００がコンテンツ情報ＵＲＬ１９１にアクセスすると、コンテンツの詳細情報が記載されたＷＥＢページやコンテンツを購入するためのＷＥＢページを表示することができる。

アフィリエイトＩＤ１９２は、事業者サーバ２００がいつ中間サーバ３００にコンテンツのアフィリエイトを依頼したかを一意に認識するためのＩＤであり、中間サーバが複数あった場合にはどの中間サーバに対して依頼したかも識別できるＩＤである。

端末１００が事業者サーバ２００が仲介したコンテンツを購入した場合、そのコンテンツが自身のサーバがアフィリエイトを依頼したものであることを認識するためのＩＤである。

コンテンツタイトル１９３は、端末１００の画面に提示し、ユーザにこのリンク先が何を表すものかを認識させるためのメタ情報である。

なお、本実施の形態では、特定コマンドはコンテンツを購入してから視聴するまでの間に必ず一度は呼ばれるコマンドであるが、購入に限らず何らかの特定の操作を示すコマンドであってよい。この場合、中間サーバ３００が何らかの特定の操作が端末１００で行われたという履歴情報を収集することができるといった顕著な効果がある。

なお、アフィリエイト情報１９０の端末１００のＵＩ画面上への提示は、アフィリエイト情報１９０内のコンテンツ情報ＵＲＬ１９１で示すコンテンツが購入された後、つまり、特定コマンドが実行された後は、端末１００のＵＩ画面上の提示を消去してもよい。これにより、一度ユーザが購入したアフィリエイトのコンテンツをユーザが誤って再び購入するリスクを低減するといった顕著な効果がある。

なお、本実施の形態では、特定コマンドの監視はブラウザのプラグインで行う例を上げたが、この発明はプラグインの利用に限られるものではない。例えば、ブラウザの外で動作するヘルパーアプリケーションや通常の独立したアプリケーションで特定コマンドを監視してもよい。この場合、プラグインでは内部でエラーが生じた場合、ブラウザのプロセスごと終了してしまうことがあるが、ヘルパーアプリケーションや独立アプリケーションを用いた場合は、そのようなリスクを低減することができるといった顕著な効果がある。

なお、本実施の形態では、アフィリエイト情報１９０を中間サーバ３００が端末１００に送信しているが、端末１００が中間サーバ３００にアクセスしアフィリエイト情報１９０を取得しても良いし、中間サーバ３００上のＷＥＢページ内にアフィリエイト情報１９０を張り、当該ＷＥＢページを端末１００が取得するような形態でも構わない。このような場合でも、本発明の効果が何ら変わらないことは明らかである。

なお、アフィリエイトＩＤ１９２は特定コマンドが一度実行された後は、端末から削除する、または、特定コマンド監視部１１０から参照できないようにしてもよい。これにより、中間サーバ３００は端末１００が初めて特定コマンドが呼ばれた場合のみの履歴を収集できるため、特定コマンドの実行があるコンテンツの購入決済を行うようなケースにおいて、中間サーバ３００は端末１００が初めて当該コンテンツを購入したという履歴を収集できるという顕著な効果がある。

本発明によれば、事業者サーバと中間サーバと端末とからなるアフィリエイトシステムにおいて、アフィリエイトを行う中間サーバがアフィリエイトリンク先の事業者サーバのＷＥＢサイト内で行った端末のある特定のイベントの履歴を取得することができるという顕著な効果を持つ端末、中間サーバ、事業者サーバ、及びシステムを提供することが可能である。

１００ 端末
１０１ アフィリエイト情報受信部
１０２ アフィリエイト情報提示部
１０５ 通信部
１０６ アフィリエイトID保持部
１０７ WEB情報解釈・表示部
１１０ 特定コマンド監視部
１１１ アクセス先制御部
１５０ ルータ
１８０ ネットワーク
２００ 事業者サーバ
２０１ コンテンツDB
２０２ おすすめコンテンツ抽出部
２０３ コンテンツURL生成部
２０４ アフィリエイトID生成部
２０５ アフィリエイト情報生成部
２０６ アフィリエイト情報送信部
２０７ 通信部
２０８ WEB情報生成部
２０９ 購入処理部
２１０ アフィリエイト成果処理部
２５０ ルータ
３００ 中間サーバ
３０１ アフィリエイト情報受信部
３０２ プロファイル分析部
３０３ アフィリエイト情報送信部
３０４ 履歴情報収集部
３０５ ユーザプロファイルDB
３０６ アフィリエイト成果確認部
３５０ ルータ

Claims (11)

1. コンテンツの格納先を示すコンテンツＵＲＬと前記コンテンツＵＲＬの送信先を一意に識別できるアフィリエイトＩＤとを中間サーバに送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバから受信した前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤとを端末に対して送信する中間サーバとに、ネットワークを通じて接続された端末であって、
   前記端末は、
   前記中間サーバから受信した前記コンテンツＵＲＬをもとに、前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行うアフィリエイト情報提示部と、
   前記コンテンツサーバから受信したスクリプトの中に含まれた前記コンテンツサーバに対して処理を依頼する特定コマンドの実行を監視する特定コマンド監視部と、
   前記特定コマンドが実行された場合には、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに対して通知し、さらに、前記中間サーバへの前記アフィリエイトＩＤの通知に対する前記中間サーバからのリダイレクト要求に応じて、前記特定コマンドに対応する依頼を前記アフィリエイトＩＤとともに前記コンテンツサーバに対して送信する行うアクセス先制御部とを備えたことを特徴とする端末。
2. 前記アクセス先制御部は、前記特定コマンドが実行された場合に、前記アフィリエイトＩＤが前記端末内の特定の場所に保持されているときに限って、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知し、前記送信先ＩＤが前記端末の特定の場所に保持されていないときには、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知せずに前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行うことを特徴とする請求項１に記載の端末。
3. 前記特定コマンドは、前記端末が前記コンテンツサーバのコンテンツの購入処理をし、前記コンテンツが前記端末で視聴されるまでの間に少なくとも一度は呼ばれるコマンドであることを特徴とする請求項１に記載の端末。
4. 前記特定コマンドは、前記端末が前記コンテンツサーバのサービスの登録を開始し、サービスの登録を完了するまでの間に少なくとも一度は呼ばれるコマンドであることを特徴とする請求項１に記載の端末。
5. コンテンツサーバと、中間サーバと、端末とからなるコンテンツ販売システムにおいて、前記コンテンツサーバに格納されたコンテンツの利用が前記端末によりなされたことを前記中間サーバが把握するためのコンテンツの利用の把握方法であって、
   前記コンテンツサーバは、前記コンテンツの格納先を示すコンテンツＵＲＬと前記コンテンツＵＲＬの送信先を一意に識別できるアフィリエイトＩＤとを前記中間サーバに対して送信し、
   前記中間サーバは、前記コンテンツサーバから受信した前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤとを前記端末に対して送信し、
   前記端末は、前記中間サーバから受信した前記コンテンツＵＲＬをもとに、前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行い、
   前記コンテンツサーバは、前記端末からの利用依頼に応答して利用処理のための特定コマンドを含むスクリプトを送信し、
   前記端末は、前記コンテンツサーバから受信した前記スクリプトの中に含まれた前記特定コマンドを実行した場合はに、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知し、
   前記中間サーバは、前記端末により前記アフィリエイトＩＤが通知された旨を記録し、前記端末に対してリダイレクト要求を送信し、
   前記端末は、前記中間サーバからのリダイレクト要求に応じて、前記特定コマンドに対応する依頼を前記アフィリエイトＩＤとともに前記コンテンツサーバに対して行う
   ことを特徴とするコンテンツの利用の把握方法。
6. 前記特定コマンドが実行された場合に、前記アフィリエイトＩＤが前記端末内の特定の場所に保持されているときに限って、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知し、前記アフィリエイトＩＤが前記端末の特定の場所に保持されていないときには、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知せずに前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行うことを特徴とする請求項５にコンテンツの利用の把握方法。
7. 前記特定コマンドは、前記端末が前記コンテンツサーバのコンテンツの購入処理をし、視前記コンテンツが前記端末で聴されるまでの間に少なくとも一度は呼ばれるコマンドであることを特徴とする請求項５に記載のコンテンツの利用の把握方法。
8. 前記コンテンツサーバは、前記中間サーバに対して前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤをとともに前記コンテンツＵＲＬを送信するべき前記端末を指定する端末特定情報を含めて送信し、
   前記中間サーバは前記端末特定情報に応じた端末に対して、前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤとを送信することを特徴とする請求項５に記載のコンテンツの利用の把握方法。
9. 前記アフィリエイトＩＤには、いつ、どのような端末に対して前記コンテンツＵＲＬを送信すべきかを前記中間サーバに依頼したかを一意に認識するための情報を含むことを特徴とする請求項７に記載のコンテンツの利用の把握方法。
10. 前記特定コマンドは、前記端末が前記コンテンツサーバのサービスの登録を開始し、サービスの登録を完了するまでの間に少なくとも一度は呼ばれるコマンドであることを特徴とする請求項５に記載のコンテンツ利用方法。
11. コンテンツサーバと、中間サーバと、端末とからなるコンテンツ販売システムにおいて、前記コンテンツサーバに格納されたコンテンツの利用が前記端末によりなされたことを前記中間サーバが把握するためのコンテンツの利用システムであって、
    前記コンテンツサーバは、前記コンテンツの格納先を示すコンテンツＵＲＬと前記コンテンツＵＲＬの送信先を一意に識別できるアフィリエイトＩＤとを前記中間サーバに対して送信し、
    前記中間サーバは、前記コンテンツサーバから受信した前記コンテンツＵＲＬと前記アフィリエイトＩＤとを前記端末に対して送信し、
    前記端末は、前記中間サーバから受信した前記コンテンツＵＲＬをもとに、前記コンテンツサーバに対してコンテンツの利用依頼を行い、
    前記コンテンツサーバは、前記端末からの利用依頼に応答して利用処理のための特定コマンドを含むスクリプトを送信し、
    前記端末は、前記コンテンツサーバから受信した前記スクリプトの中に含まれた前記特定コマンドを実行した場合には、前記アフィリエイトＩＤを前記中間サーバに通知し、
    前記中間サーバは、前記端末により前記アフィリエイトＩＤが通知された旨を記録し、前記端末に対してリダイレクト要求を送信し、
    前記端末は、前記中間サーバからのリダイレクト要求に応じて、前記特定コマンドに対応する依頼を前記アフィリエイトＩＤとともに前記コンテンツサーバに対して行う
    ことを特徴とするコンテンツの利用システム。

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