JP2011230685A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を確保しつつ、暗電流のさらなる低減が可能な車両用電子制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】副マイコン21は、動作モードとして、通常動作モード及びスリープモードの他に、電源供給が停止されて動作しないストップモードを有する。副マイコン21は、運転者等によるプッシュスタートスイッチ12の操作履歴に基づき、車両が高頻度で使用される時間帯を学習し、スリープモード設定時間帯として副記憶媒体26に保存しておく。そして、スリープモードで動作している際に、その日時がスリープモード設定時間帯に設定されていればスリープモードをそのまま継続するが、スリープモード設定時間帯を外れたら、安定化電源回路23に電源遮断要求信号を出力して副マイコン21への内部供給電圧Vssの供給を遮断させ、ストップモードに移行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される電子制御装置に関する。
自動車(車両)においては、機能の複雑化に伴い、搭載される電子制御装置の数や消費電力が増加の一途を辿っている。そのため、電子制御装置の消費電力を低減すること、特に、車両のバッテリから常時電源が供給されている電子制御装置において車両未使用時の消費電力(暗電流)をできる限り低減することが求められている。暗電流の発生要因は様々であるが、その主な要因は、常時電力が供給されて車両未使用時でも動作する必要があるマイコン等の各種回路が存在することである。
車両のバッテリから常時電源が供給されている電子制御装置の暗電流を低減する方法は従来から種々提案されており、例えば、車両未使用時にマイコンに供給される電力を抑制してマイコンの動作を必要最小限の機能に絞る、いわゆるスリープモードを設定することはよく知られている。また特に、ユーザの利便性を確保すべく、スリープモード中に間欠的に所定の動作を行い、その間欠周期でウェイクアップ要因を認識することで、必要な場合は迅速にウェイクアップできるようにする技術が知られている。
そして、より暗電流を低減すべく、スリープモード中の間欠動作において、その間欠動作の周期(時間間隔)を時間帯により変化させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、例えば通勤時間帯、昼間時間帯、深夜時間帯に分け、この順で間欠周期を長くすることで、暗電流をより低減しようというものである。
また、複数のマイコンを備えた電子制御装置において、ウェイクアップ要因を電源ICのみで認識し、複数のマイコンへの電源供給およびリセット解除を一括で制御することにより暗電流を低減する技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−81239号公報 特開2007−30593号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、間欠動作の作動周期を時間帯により変化させているとはいえ、常時間欠動作を行うこと自体に変わりはない。そのため、暗電流の低減効果としてはあまり大きなものは望めない。
また、特許文献2に記載の技術についても、複数のCPUへの電源供給を電源ICが一括して制御する構成であり、ウェイクアップする際には、CPU毎の動作の要否にかかわらず全てのCPUがウェイクアップすることになるため、全体として必要十分以上の電力を消費してしまっている懸念がある。
しかも、電源IC自身が、複数のCPU全てと信号の送受を行いながらスリープ条件を判断し、また入力される各種のウェイクアップ要因を認識してウェイクアップ(電源供給)を行うなどの、様々な制御処理を行っているため、電源IC自身の構成の複雑化や消費電力の増大を招くおそれもある。更に、ウェイクアップしているとき以外は、常時、各CPUには全く電源が供給されておらず各CPUは完全に動作が停止しているため、例えばあるCPUについては必要最小限の機能の動作を維持させておく必要があるといった場合に、そのニーズに対応できず、ユーザにとって必ずしも利便性が良いものではない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ユーザの利便性を確保しつつ、暗電流のさらなる低減が可能な車両用電子制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、少なくとも1つの機能回路と、車両のバッテリの電力をもとに機能回路の動作用電源を生成して該機能回路に供給する電源供給手段と、を備えた車両用電子制御装置であって、機能回路の1つであり、所定の起動条件が成立した場合に通常動作モードにて動作し、所定の待機条件が成立した場合には通常動作モードよりも消費電力が少ないスリープモードにて動作するよう構成された第1のマイコンと、現在の日時を示す日時情報として少なくとも現在時刻を計時する計時手段と、車両が所定の使用状態で使用された場合にこれを検出する使用検出手段と、この使用検出手段により使用が検出された場合に、該検出時の日時情報を計時手段から取得し、該取得した日時情報に基づいて、車両が使用される頻度の高い時間帯である高頻度時間帯を予測演算する予測演算手段と、この予測演算手段により予測演算された高頻度時間帯を保存する保存手段と、を備えている。
そして、第1のマイコンは、自身がスリープモードで動作していて且つ高頻度時間帯ではない場合に、電源供給手段に対して自身に対する動作用電源の供給を停止させるための供給停止要求を行うと共に、保存手段に保存されている内容に基づき、以後最初に到来する高頻度時間帯の開始時刻を計時手段に通知するよう構成されている。
また、計時手段は、第1のマイコンから開始時刻の通知を受け付けると共に、該開始時刻になった時に電源供給手段へ起動信号を出力するよう構成されている。
そして、電源供給手段は、第1のマイコンから供給停止要求がなされた場合に該第1のマイコンへの動作用電源の供給を停止し、該停止後、計時手段から起動信号が入力された場合に、第1のマイコンへ動作用電源を供給する。
このように構成された請求項1に記載の車両用電子制御装置では、予測演算手段が予測演算した高頻度時間帯に基づき、車両の使用頻度が低い場合には第1のマイコンへの電源供給が停止され、これにより少なくとも第1のマイコンにおいてはスリープモード時よりも更に大幅な消費電力(暗電流)の低減が実現される。そして、車両の使用頻度が高い時間帯になったときには、計時手段からの起動信号によって再び第1のマイコンに電源供給がなされ、第1のマイコンは動作することができる。
つまり、少なくとも第1のマイコンについては、車両の使用頻度が低い時間帯においては、スリープモードで動作する必要性も低く、完全に動作を停止しても実用上特に大きな問題はないとして、暗電流をより低減すべく、動作を完全に停止するようにしている。しかもその第1のマイコンが動作停止する時間帯は、車両の使用状況が反映されたもの、即ち使用頻度が比較的低い時間帯である。
そのため、ユーザの利便性を確保しつつ、暗電流を大幅に低減することが可能な車両用電子制御装置を提供することができる。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用電子制御装置であって、予測演算手段は、使用検出手段により使用が検出される毎に、計時手段から取得した日時情報を保存手段に保存するよう構成されていると共に、使用検出手段により使用が検出された場合、該検出時の日時情報と、保存手段に保存されている過去の日時情報とに基づいて、予測演算を行う。
このように構成された請求項2に記載の車両用電子制御装置によれば、過去の使用実績を含む複数の使用実績から予測演算が行われるため、車両の使用者の使用状況がより反映された、信頼性の高い高頻度時間帯の予測演算が可能となる。
次に、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用電子制御装置であって、機能回路の1つとして、車両の走行用駆動源を制御するための第2のマイコンを備えている。そして、第1のマイコンは、車両の電源スイッチに対して上記走行用駆動源を動作可能な状態にするためのオン操作である駆動源オン操作がなされた場合、自身の動作モードを通常動作モードに設定すると共に、該駆動源オン操作がなされたことを示す駆動源オン操作信号を出力するよう構成されており、電源供給手段は、第1のマイコンから駆動源オン操作信号が出力された場合に、第2のマイコンへその動作用電源を供給するよう構成されている。
このように構成された請求項3に記載の車両用電子制御装置によれば、第2のマイコンは、第1のマイコンが動作を停止しているときはもちろん、第1のマイコンがスリープモードで動作中も、電源は供給されず動作していない。そして、駆動源オン操作がなされ、第1のマイコンが通常動作モードで動作するようになった後で、第2のマイコンが動作する。
即ち、第2のマイコンは、車両の走行用駆動源を制御するものであることから、電源スイッチが駆動源オン操作されていないときには必ずしも動作する必要はなく、動作を停止しても問題ない。そこで、駆動源オン操作がなされたとき以外は第2のマイコンは動作を停止させるようにすることで、車両用電子制御装置全体としてのさらなる暗電流の低減が実現される。
次に、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用電子制御装置であって、使用検出手段は、車両の電源スイッチが駆動源オン操作された場合に使用がなされたことを検出する。車両が使用される形態としては種々考えられるが、その中でも、電源スイッチが駆動源オン操作されて第2のマイコンが動作するとき、即ち車両の走行用駆動源の制御が実際になされるときが、車両として本当に使用されるときであるといえる。
そのため、その本当に使用されることが予想される時間帯(本当に使用される頻度が高い高頻度時間帯)に第1のマイコンを動作させてそれ以外は極力動作を停止させることで、より大幅な暗電流の低減が可能となる。
次に、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、車両は、バッテリに接続されて該バッテリの電力により動作する負荷装置を備え、バッテリから負荷装置へのバッテリ電力の供給経路には、該供給経路を導通・遮断するためのリレーである外部リレーが設けられている。
そして、当該車両用電子制御装置は、電源供給手段から第1のマイコンへの動作用電源の供給が停止される際に供給リレーをオフさせると共に、該停止後、計時手段からの起動信号によって再び電源供給手段から第1のマイコンへの動作用電源の供給が開始される際に、外部リレーをオンさせるよう構成された、外部リレー駆動手段を備えている。
このように構成された請求項5に記載の車両用電子制御装置によれば、当該車両用電子制御装置自身に加え、他の負荷装置についても、第1のマイコンの動作に同期するようにその電源供給が制御され、第1のマイコンが停止している間は、外部リレーに接続された負荷装置も動作が停止される。そのため、車両用電子制御装置だけでなく、当該車両用電子制御装置が搭載された車両全体としても、大幅な暗電流の低減が可能となる。
次に、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、車両は、該車両において所定の条件が成立した場合に第1のマイコンを起動させるための外部起動信号を当該車両用電子制御装置に入力できるよう構成されている。そして、計時手段は、その外部起動信号が入力されるよう構成されていると共に、外部起動信号が入力された時も、電源供給手段へ起動信号を出力するよう構成されている。
このように構成された請求項6に記載の車両用電子制御装置によれば、仮に高頻度時間帯以外の時間帯であっても、外部起動信号が入力された場合には第1のマイコンを動作させることができる。そのため、例えば車両のドアが開かれたことやロックが解除されたことなどが外部起動信号として入力されるようにすれば、高頻度時間帯以外における突発的な車両利用にも適切に対応することができるようになり、利便性をより高めることができる。
そして、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、使用検出手段及び予測演算手段は、例えば請求項7に記載のように、第1のマイコンに備えられ、該第1のマイコンが該各手段としても機能するように構成してもよい。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、計時手段は、リアルタイムクロックにより構成されている。リアルタイムクロックは、一般に時間精度が高いことが知られている。そのため、たとえ数年程度連続して使用されたとしても、実用上十分な精度を維持することが可能となる。
第1実施形態の電子制御システムの概略構成を表す構成図である。 ECU1の動作例を説明するための説明図(タイムチャート)である。 ECU1の動作例を説明するための説明図(タイムチャート)である。 ECU1の副マイコンが実行する動作モード切替処理を表すフローチャートである。 図4の動作モード切替処理におけるS190のスリープモード設定時間帯学習処理の詳細を表すフローチャートである。 スリープモード設定時間帯の学習演算方法を説明するための説明図(スリープモード設定時間帯テーブルの一部)である。 第2実施形態の電子制御システムの概略構成を表す構成図である。 第3実施形態の電子制御システムの概略構成を表す構成図である。
以下に、本発明が適用された実施形態の電子制御システムについて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の電子制御システムの概略構成を表す構成図である。本実施形態の電子制御システムは、本発明の車両用電子制御装置に相当する電子制御装置であるECU1を中心として、このECU1により駆動される複数のリレー(メインリレー2、第1IGリレー3、第2IGリレー4、ACCリレー5)や、このECU1と相互にデータ通信を行う複数のECU(エンジンECU6、モータECU7、電池ECU8、ナビECU9等)、更には操作入力系の各ECU(ボデーECU10、スマートECU11等)などにより構成されている。
この電子制御システムは、本実施形態では、走行用の駆動源として内燃機関型エンジン(図示略)及び2次電池の電力によって駆動するモータ(図示略)の双方を備えたハイブリッド車両に搭載されている。
ECU1は、車載バッテリの電圧(バッテリ電圧)+Bが常時供給されて動作するものであり、ユーザにより操作されるプッシュスタートスイッチ12からの車両起動信号に基づいて上記各リレー2,3,4,5を駆動したり当該ECU1内部における電源供給を制御する電源・始動制御機能と、エンジンECU6やモータECU7などの走行系のECUと車載ネットワーク(例えばCAN)によって相互にデータ通信することによりこれら各ECU6,7等を制御して車両の動力源を制御する走行制御機能と、電池ECU8と車載ネットワークによって相互にデータ通信することにより2次電池(図示略)の充放電を制御する電池制御機能と、を少なくとも有している。
ECU1によりメインリレー2がONされると、エンジンECU6やモータECU7等の走行系のECUや電池ECU8等へ、その電源電圧としてのバッテリ電圧+Bが供給される。また、ECU1により第1IGリレー3及び第2IGリレー4がONされると、図示しないメータECUやブレーキECUなどのイグニション(IG)系の各ECUへその電源電圧としてのバッテリ電圧+Bが供給される。また、ECU1によりACCリレー5がONされると、ナビECU9や図示しないオーディオ装置等のアクセサリ(ACC)系の装置へその電源電圧としてのバッテリ電圧+Bが供給される。
尚、IG系へのバッテリ電圧+Bの供給が、第1IGリレー3からと第2IGリレー4からの2系統に分かれているのは、定格上1つのリレーだけではIG系の全ECUへの電力供給を補えないことや、機能別に系統を分けておきたいといった事情等によるものである。
エンジンECU6は、車両の内燃機関型エンジンを制御するECUであり、モータECU7は、図示しないモータのトルクや回転数などを制御するECUであり、電池ECU8は、2次電池の充電容量や電圧、充放電電流、温度などを監視すると共にその監視結果をECU1へ伝達するECUである。
また、ボデーECU10は、車両のドアのロック・アンロックを制御したりパワーウィンドウの開閉を制御したりするECUであり、スマートECU11は、ユーザにより携帯されるスマートキーと通信してその通信内容に応じた各種制御を行うECUである。
ボデーECU10は、例えばドアがアンロックされた場合にはそのことを示す信号(ドアアンロック信号)を出力する。このドアアンロック信号以外にも、車両に対してユーザが所定の操作を行った場合には、その操作内容に応じた信号(ボデー系操作信号:Hレベル)を出力する。
スマートECU11は、例えばユーザの携帯するスマートキーが車両に接近して所定の通信が行われた場合やスマートキーに備えられた操作スイッチが操作されてその内容が通信により受信された場合などに、その旨の信号(スマート系操作信号:Hレベル)を出力する。
また、本電子制御システムが搭載された車両には、ドアの開閉状態を検出するためのスイッチであるドア開閉検出スイッチ16がドア毎に備えられており、車両が備える何れかのドアが開かれたとき、そのドアに対応したドア開閉検出スイッチ16がONする。このドア開閉検出スイッチ16の一端には、バッテリ電圧+Bが常時印加されており、他端はOR回路17の入力側に接続されている。そのため、このドア開閉検出スイッチ16がONされると、バッテリ電圧+BがOR回路17に入力される。なお、このドア開閉検出スイッチ16からOR回路17へ出力されるバッテリ電圧+Bを、ドア開信号とも称す。
また、ボデーECU10及びスマートECU11は、バッテリ電圧+Bが直接入力されてこのバッテリ電圧+Bにより常時動作するものである。
そして、ボデーECU10からのボデー系操作信号、スマートECU11からのスマート系操作信号、ドア開閉検出スイッチ16からのドア開信号(何れもHレベル)は、OR回路17に入力されるようになっており、これら各信号のうち何れか1つでもOR回路17に入力されると、OR回路17からはHレベルの出力信号(以下「外部起動信号」と称す)が出力され、ECU1に入力される。
つまり、OR回路17からは、ユーザによって車両に対する各種の操作等がなされた場合に、その操作等がなされたことを示す信号として、外部起動信号が出力されるのである。
そして、ECU1は、主として、副マイコン21と、主マイコン22と、安定化電源回路23と、走行制御IC24と、タイマ25と、を備えている。即ち、このECU1は、複数のマイコンを備えた機能統合製品であり、マイコン毎に制御内容が異なっている。
また、副マイコン21には、例えばEEPROMからなる不揮発性の記憶媒体である副記憶媒体26が接続されており、主マイコン22にも、同様に不揮発性の記憶媒体である主記憶媒体27が接続されている。
安定化電源回路23は、バッテリ電圧+Bを受けて常時動作し、ECU1内部の各部を動作させるために必要な電源電圧を生成して各部へ供給したり、副マイコン21からの指令に基づいて各IGリレー3,4及びACCリレー5を駆動するものである。
この安定化電源回路23は、内部供給電圧Vssを常時生成してECU1内へ出力している。この内部供給電圧Vssは、直接的には、ECU1内において常時動作すべき回路(例えばタイマ25)に常時供給されているが、所定の条件が成立している場合には、電源制御トランジスタ28を介して副マイコン21及び走行制御IC24にも供給され、これにより副マイコン21及び走行制御IC24が動作する。
安定化電源回路23は、通常は、電源制御トランジスタ28をONさせ、副マイコン21に内部供給電圧Vssを供給して副マイコン21を動作させているが、本実施形態では、後述するように副マイコン21から電源遮断要求信号が入力された場合には、電源制御トランジスタ28をOFFさせ、副マイコン21への内部供給電圧Vssの供給を停止する。
一方、安定化電源回路23には、タイマ25から内部電源起動信号Saが入力されるよう構成されている。そして、電源制御トランジスタ28がOFFされて副マイコン21への内部供給電圧Vssが遮断されている際に、タイマ25から内部電源起動信号Saが入力された場合には、電源制御トランジスタ28をONさせて副マイコン21を動作させる。
タイマ25は、本実施形態では、周知の時間管理デバイスであるRTC(Real Time Clock :リアルタイムクロック)が用いられている。このタイマ25は、安定化電源回路23からの内部供給電圧Vssによって常時動作しており、現在時刻、日時等を計時している。本実施形態では、例えば、年・月・日・曜日・時・分・秒までの細かい単位の計時情報(現在時刻情報)を有している。
そして、このタイマ25は、副マイコン21から起動時刻設定がなされると、その設定された起動時刻になったときに、安定化電源回路23へ内部電源起動信号Saを出力する。また、このタイマ25には、ECU1外部のOR回路17からの外部起動信号も入力可能に構成されており、外部起動信号が入力された時にも、安定化電源回路23へ内部電源起動信号Saを出力する。
副マイコン21は、その動作モードとして、内部供給電圧Vssが供給されて通常動作しているモード(ウェイクアップ)、例えばプッシュスタートスイッチ12からの車両起動信号受付など必要最小限の機能のみ動作させて他の動作は停止させるスリープモード、及び、安定化電源回路23からの内部供給電圧Vssが遮断されて完全に動作が停止したストップモード、の三種類が設定されている。
また、副マイコン21は、主として、プッシュスタートスイッチ12の操作内容に基づいて安定化電源回路23へ各種指令・信号等を出力することにより安定化電源回路23からの電源出力やリレー駆動信号出力を制御する機能を有しているが、本実施形態では更に、タイマ25からの現在時刻情報に基づき、車両の使用頻度の高い時間帯を学習して、使用頻度の高い時間帯をスリープモード設定時間帯として設定する学習機能、車両不使用時であって且つスリープモード設定時間帯でない場合には安定化電源回路23へ電源遮断要求信号を出力して自身への内部供給電圧Vssの供給を停止させることにより自身をストップモードに移行させる機能、ストップモードに移行させる前に次のスリープモード設定時間帯の開始日時をタイマ25に設定(起動時刻設定)する機能、なども備えている。
この副マイコン21は、プッシュスタートスイッチ12がONされている場合には通常動作(ウェイクアップ)するが、プッシュスタートスイッチ12がOFFされて車両が使用されていない車両不使用時には、基本的にはスリープモードに移行する。このようにスリープモードに移行することで、車両不使用時に消費される暗電流を最小限に抑えている。
しかし、スリープモードは機能が最小限に抑えられているとはいえ、副マイコン21が動作していて電力が消費されていることに変わりはない。そこで本実施形態では、後述するスリープモード学習処理によって、車両の使用頻度が高い時間帯、即ちユーザがプッシュスタートスイッチ12をONさせる可能性の高い時間帯を学習し、その時間帯をスリープモード設定時間帯として設定する。そして、スリープモードに移行した場合(即ち車両不使用時)に、その時の日時がスリープモード設定時間帯ではなかったならば、ストップモードに移行し、これにより暗電流の大幅な低減を実現している。なお、スリープモード設定時間帯は、後述するように、曜日毎にそれぞれ1つ又は複数設定されている。
走行制御IC24は、主マイコン22と協働しつつ、走行系制御にかかわる種々の機能を実現している。この走行制御IC24の機能の一つに、後述するような、メインリレー2の駆動がある。
プッシュスタートスイッチ12は、車両の運転者等のユーザにより操作される、押しボタン式のスイッチである。このプッシュスタートスイッチ12がユーザにより操作(押し操作)されると、車両起動信号が副マイコン21に入力される。副マイコン21は、プッシュスタートスイッチ12が操作される毎に、予め決められたパターンで電源制御信号を安定化電源回路23へ出力して、各IGリレー3,4及びACCリレー5を制御する。
具体的には、プッシュスタートスイッチ12が1回操作される毎に、「全リレーOFF」(即ち電源OFF)→「ACCリレー5のみON」(即ちACCON)→「更に各IGリレー3,4及びメインリレー2もON」(即ちIGON)→「全リレーOFF」(電源OFF)となるような電源制御信号を安定化電源回路23へ出力する。
安定化電源回路23は、例えば電源OFFの状態のときに、プッシュスタートスイッチ12が1回操作された旨の電源制御信号が副マイコン21から入力されると、ACCリレー5のみをONさせる(ACCON状態)。これにより、ACC系の各種装置へバッテリ電源+Bが供給されることとなる。
その状態で更にプッシュスタートスイッチ12が操作され、その旨の電源制御信号が副マイコン21から入力されると、安定化電源回路23は更に、各IGリレー3,4もONさせる(IGON状態)。これにより、IG系の各ECU等にもバッテリ電圧+Bが供給されることとなる。
また、第2IGリレー4からのバッテリ電圧+Bは、ECU1内の走行制御IC24にも入力される。走行制御IC24は、第2IGリレー4からバッテリ電圧+Bが入力されると、メインリレー2を駆動(ON)する。これにより、メインリレー2から走行系の各ECU6,7,8等にバッテリ電圧+Bが供給されると共に、このバッテリ電圧+BがECU1内の副マイコン21にも入力される。これを受けた副マイコン21は、安定化電源回路23へ主マイコン電源供給信号を出力し、これにより、安定化電源回路23から主マイコン22へその動作用電圧が供給され、主マイコン22が動作することとなる。
主マイコン22は、主として、エンジンECU6やモータECU7、電池ECU8などの走行系のECUと通信を行いつつ各種走行系の制御全般を担うものである。この主マイコン22は、車両の電源OFF時には安定化電源回路23から電源供給されずに停止しており、電源OFF状態からプッシュスタートスイッチ12が2回操作されたとき(IGON時)に、安定化電源回路23から動作用電圧が供給されることにより起動する。
尚、副マイコン21及び主マイコン22は、DMA通信によって互いにデータのやり取りを行っている。
また、本実施形態のECU1は、複数のマイコン(本例では2つ)を有し、マイコン毎に役割を分担させているが、1つのマイコンを用いずにこのように複数のマイコンに役割分担させている理由としては、暗電流の低減や、走行系にかかわる制御の信頼性の向上、などが挙げられる。
即ち、複数のマイコンを用意して、常時動作させるべき機能については1つのマイコン(本例では副マイコン21)に集約し、他のマイコン(本例では主マイコン22)は電源OFF時は完全に動作を停止させることができるようにすることで、全体として消費電力を低減できる。もっとも、本実施形態では、後述するように副マイコン21についても所定の条件下で電源を遮断して完全にOFFさせることにより、暗電流の大幅な低減を実現している。また、車両において最も重要となる走行系の制御を担うマイコン(本例の主マイコン22)を他のマイコンと切り分けることで、当該走行系マイコンの信頼性を向上させることができる。更に、他のマイコンによって当該走行系のマイコンを監視させることで、信頼性をより向上させることもできる。
そして、このように構成されたECU1では、ECU1全体の消費電流が、副マイコン21の動作モード等に応じて、大きく分けて4段階に変化する。即ち、副マイコン21及び主マイコン22のいずれも電源供給されて動作している状態(両マイコンウェイクアップ状態)では、4段階のうち消費電流が最も大きい。この状態での消費電流は、例えば図3に示す消費電流の変化例においては、最も大きい値320mAである。
両マイコンウェイクアップ状態よりも消費電流が1段階小さいのは、副マイコン21は通常動作しているものの主マイコン22は電源供給されず動作が停止している状態(1マイコンウェイクアップ状態)である。この状態での消費電流は、例えば図3に示す消費電流の変化例においては、2番目に大きい値100mAである。
1マイコンウェイクアップ状態よりも消費電流が1段階小さいのは、主マイコン22は動作停止中であって且つ副マイコン21がスリープモードに移行している状態(副マイコンスリープ状態)である。図3に示す消費電流の変化例において、2.3mAをベースとして間欠動作している状態が、この副マイコンスリープ状態での消費電流である。
本実施形態における、副マイコン21のスリープモードでは、図3の消費電流変化例からも明らかなように、2.3mAの暗電流を消費して動作している状態から、所定の間欠周期(例えば5秒)で100mAの電流を一定時間(例えば7ms)消費しつつウェイクアップ要因の有無を認識するようにしている。なお、この副マイコンスリープ状態では、主マイコン22は動作停止しているものの、走行制御IC24は、安定化電源回路23からの内部供給電圧Vssが電源制御トランジスタ28を介して供給され、動作している。
そして、副マイコンスリープ状態よりもさらに消費電流が小さいのが、副マイコン21もストップモードとなってその動作が完全に停止されている状態(副マイコンストップ状態)である。この状態での消費電流は、例えば図3に示す消費電流の変化例においては、最も小さい0.9mAである。この副マイコンストップ状態では、ECU1内においては安定化電源回路23及びタイマ25のみが動作する。
このように構成された本実施形態のECU1の動作例(上述した4つの状態の変化例)について、図2及び図3を用いて説明する。
まず、図2に示す動作例について説明する。本例では、図2に示すように、時刻t1よりも前では、プッシュスタートスイッチ12がOFFされ、且つスリープモード設定時間帯でもないため、副マイコン21はストップモードに設定されており、よってECU1全体の消費電流(暗電流)は最も小さい0.9mAである。
そして、時刻t1になると、スリープモード設定時間帯に入り、タイマ25から安定化電源回路23へ内部電源起動信号Saが出力される。すると、安定化電源回路23は電源制御トランジスタ28をONさせ、副マイコン21及び走行制御IC24に内部供給電圧Vssを供給する。これにより、副マイコン21はスリープモードにて既述の間欠動作を行うようになる。
そして、時刻t2にてプッシュスタートスイッチ12が操作され、IGON状態になると、副マイコン21はウェイクアップし、ECU1全体の消費電流は100mAとなる。更に、IGON状態になることによって各IGリレー3,4もONされるため、これにより上述したようにメインリレー2もONされて、時刻t21にて主マイコン22にも電源が供給される。そのため、ECU1全体の消費電流は320mAとなる。この状態は、車両が完全に起動した状態である。
またこのとき、副マイコン21は、メインリレー2からのバッテリ電圧+Bの入力によってIGON状態になったことを確認した上で、そのときの現在時刻情報をタイマ25から取得する。そして、取得した現在時刻情報に基づき、後述するスリープモード設定時間帯学習処理を行って、スリープモード設定時間帯を算出する。
その後、時刻t3になるとスリープモード設定時間帯が終了するが、このとき、車両は起動状態(IGON状態)であるため、そのままその起動状態を保持する。
そして、時刻t4になり、プッシュスタートスイッチ12がOFF操作されると、副マイコン21は各リレーをOFFさせると共に主マイコン22への電源供給を停止させる。そして、副マイコン21自身はスリープモードに移行し、一定時間が経過するまでスリープモードで所定の処理を行う。
そして、一定時間経過後、スリープモード設定時間帯であればそのままスリープモードを保持するものの、スリープモード設定時間帯でなければ、一旦ウェイクアップして、安定化電源回路23に電源遮断要求信号を出力することにより、自身への電源供給を遮断させる。これにより副マイコン21はストップモードに移行することとなる。また、ストップモードに移行する前の一旦ウェイクアップした際には、次回の起動日時、即ち現在時刻から最も近いスリープモード設定時間帯の開始日時をタイマ25に設定する。これにより、ストップモードに移行した後、少なくともその設定した次回起動日時が到来すれば、タイマ25から内部電源起動信号Saが出力されて副マイコン21に再び電源供給されることとなる。
次に、図3に示す動作例について説明する。本例では、図3に示すように、時刻t1よりも前では、プッシュスタートスイッチ12がOFFされ、且つスリープモード設定時間帯でもないため、副マイコン21はストップモードに設定されており、よってECU1全体の消費電流(暗電流)は最も小さい0.9mAである。
そして、時刻t1になると、まだスリープモード設定時間帯ではないものの、外部のOR回路17から外部起動信号が入力されたことにより、タイマ25は安定化電源回路23へ内部電源起動信号を出力する。これを受けて、安定化電源回路23は電源制御トランジスタ28をONさせ、副マイコン21及び走行制御IC24に内部供給電圧Vssを供給する。これにより、副マイコン21はスリープモードにて既述の間欠動作を行うようになる。
そして、時刻t2にてプッシュスタートスイッチ12が操作され、IGON状態になると、図2の時刻t2の場合と同じように、副マイコン21はウェイクアップし、更に主マイコン22にも電源が供給されて、車両が完全に起動した状態となる。またこのとき、副マイコン21がスリープモード設定時間帯学習処理を行うことについても、図2の時刻t2の場合と同様である。
その後、時刻t3になるとスリープモード設定時間帯となり、これによりタイマ25から安定化電源回路23へ内部電源起動信号が出力されるが、本例ではこのとき既に両マイコン21,22とも電源が供給されて通常動作しているため、この場合は内部電源起動信号は実質的には無効となる。
そして、時刻t4になり、プッシュスタートスイッチ12がOFF操作されると、副マイコン21は各リレーをOFFさせると共に主マイコン22への電源供給を停止させる。そして、副マイコン21自身はスリープモードに移行し、一定時間が経過するまでスリープモードで所定の処理を行う。
そして、一定時間経過後、まだスリープモード設定時間帯であれば、そのままスリープモードを保持する。本例では、スリープモード設定時間帯が時刻t5まで続くため、時刻t5まではスリープモードが保持される。
そして、時刻t5になってスリープモード設定時間帯が終了すると、副マイコン21は一旦ウェイクアップする。そして、次回の起動日時をタイマ25に設定する処理を含む所定の処理を行った上で、安定化電源回路23に電源遮断要求信号を出力することにより自身への電源供給を遮断させ、ストップモードに移行する。
次に、副マイコン21により実行される動作モード切替処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。副マイコン21は、安定化電源回路23から内部供給電圧Vssが供給されてその動作を開始すると、図4の動作モード切替処理を実行する。
副マイコン21は、この処理を開始すると、まずは自身をスリープモードに移行させる(S110)。そして、プッシュスタートスイッチがONされたか否か、即ちACCON状態又はIGON状態となったか否かを判断する(S120)。ここで、プッシュスタートスイッチ12がONされていない場合は(S120:NO)、タイマ25から現在時刻情報を取得すると共に副記憶媒体に記憶されているスリープモード設定時間帯テーブル(詳細は後述)を照合して、現在時刻がスリープモード設定時間帯であるか否かを判断する(S130)。
そして、スリープモード設定時間帯ならば(130:YES)、そのままスリープモードを継続しつつ再びS120の処理に戻るが、スリープモード設定時間帯でなく(S130:NO)、且つ無信号状態(つまり副マイコン21により処理すべき入力信号がない状態)が一定時間続いたならば(S140:YES)、ストップモードに移行すべくS230以降の処理に進む。
即ち、まず一旦ウェイクアップし(S230)、外部起動信号の入力の有無を確認する(S240)。そして、外部起動信号の入力があれば(S240:YES)再びスリープモードに移行して(S270)S120の処理に戻る。一方、外部起動信号の入力がなければ(S240:NO)、スリープモード設定時間帯テーブルを参照して、次回の起動日時、即ち現在時刻から最も近いスリープモード設定時間帯の開始日時を、タイマ25に設定し(S250)、ストップモードに移行する(S260)。即ち、安定化電源回路23に電源遮断要求信号を出力して自身への電源供給を遮断させる。
一方、スリープ状態のときに、S120にて、プッシュスタートスイッチ12がONされたと判断されたならば(S120:YES)、ウェイクアップする(S150)。そして、プッシュスタートスイッチ12の操作内容が、ACCON状態にすべき操作(つまり1回操作)であるかそれともIGON状態にすべき操作(つまり2回操作)であるかを判断し(S160)、IGONにすべき操作であったならば(S160:YES)、安定化電源回路23へ各IGリレー3,4及びACCリレー5をONするよう電源制御信号を出力して、車両を起動させる(S180)。そして、そのときの現在時刻情報に基づき、後述するスリープモード設定時間帯学習処理を行う(S190)。
その後、プッシュスタートスイッチ12がOFFされたか否かを判断し(S200)、OFFされない限りは(S200:NO)、ウェイクアップ状態が継続されてS200の判断処理が継続されることになるが、OFFされた場合は(S200:YES)、スリープモードに移行する(S210)。そして、タイマ25から現在時刻情報を取得して、現在の日時がスリープモード設定時間帯であるか否かを判断する(S220)。
このとき、スリープモード設定時間帯ならば(S220:YES)、スリープ状態をそのまま保持しつつS120の処理に戻るが、スリープモード設定時間帯でなければ(S220:NO)、ストップモードに移行すべく、上述したS230〜S260の処理を行う。
一方、プッシュスタートスイッチ12がONされてウェイクアップした際(S150)、そのプッシュスタートスイッチ12のON操作が、ACCON状態にすべき操作であったならば(S160:NO)、安定化電源回路23へACCリレー5をONするよう電源制御信号を出力する。そして、そのACCONの状態からプッシュスタートスイッチ12がOFFされたか否かを判断し(S170)、OFFされた場合には、再びスリープモードに移行する(S210)。
つまり、プッシュスタートスイッチ12がONされたものの、ACCリレー5のみがONされたような場合には、車両としての本来の使用(即ちモータやエンジンによる走行)が行われたわけではないものとして、スリープモード設定時間帯の算出(学習)は行わない。
本実施形態では、あくまでも、IGON状態となるような操作がされたとき、即ち車両としての本来の使用がなされた場合に、そのときの現在時刻情報に基づいてスリープモード設定時間帯を算出するようにしている。
次に、S190のスリープモード設定時間帯学習処理の詳細について、図5を用いて説明する。このスリープモード設定時間帯学習処理を開始すると、まず、現在の日時、即ちプッシュスタートスイッチ12がIGON操作された現時点での現在時刻情報(曜日、時刻等)をタイマ25から読み出し取得する(S310)。そして、その読み出した曜日と時刻(今回時刻)を、操作履歴として副記憶媒体26に保存する(S320)。
そして、副記憶媒体26に保存されている、スリープモード設定時間帯テーブルを参照して、今回の操作時刻(今回操作時刻)を含む所定の時間帯(本例では例えば前後1時間、計2時間)の中に、前週の同じ曜日における操作履歴が存在するか否か確認する(S330)。
スリープモード設定時間帯テーブルの例(一部分)を、図6に示す。図6は、スリープモード設定時間帯テーブルのうち、次週のスリープモード設定時間帯を算出することを説明するために必要な部分のみを抽出したものである。
図6に示すように、スリープモード設定時間帯テーブルには、曜日毎に、前週におけるプッシュスタートスイッチ12が操作(IGON操作)された時刻の履歴が記録されている。例えば、前週の火曜日には6:00と13:00と17:00の3回、IGON操作されたことが履歴として記録されている。
この前週の履歴を元に、今週(当日)においてIGON操作がなされた場合には、その操作された時刻を中心とする前後2時間以内に前週の同曜日における操作履歴があるか否かを確認するのである(S330)。
そして、その確認の結果に基づいて、操作履歴が存在するか否かを判断し(S340)、操作履歴があったならば(S340:YES)、その前週の操作履歴が示す時刻(前回操作時刻)と今回操作時刻の平均時刻を算出する(S350)。そして、算出した平均時刻を含む所定の時間帯(本例では例えば前後1時間、計2時間)を、次週の当該曜日(同じ曜日)におけるスリープモード設定時間帯の1つとして、スリープモード設定時間帯テーブルに設定(つまり副記憶媒体26に保存)する(S360)。
例えば、水曜日当日の20:00の操作を例に挙げて説明すると、水曜日20:00にIGON操作がされた場合、その前後1時間以内、即ち19:00〜21:00の間に、前週の水曜日における操作履歴があるか否か判断する。本例では、前週の水曜日においても同時間帯での操作履歴がある。具体的には、19:00の操作履歴がある。
これは即ち、水曜日の19:00〜20:00の時間帯は、車両の使用頻度が比較的高い時間帯であると予想され、次週も同様の時間帯でIGON操作が成される可能性が高いことが予想される。
そこで、今回操作時刻である20:00と前回操作時刻である19:00の平均時刻を算出すると、19:30という平均時刻が得られる。そして、その得られた平均時刻を含む前後一時間、即ち18:30〜20:30が、次週の水曜日におけるスリープモード設定時間帯、即ち水曜日における使用頻度が高い時間帯として設定されるのである。なお、図6における次週のスリープモード設定時間帯の行において括弧内に記載されている時刻が、上記平均時刻である。
一方、S330の確認の結果に基づき、前週の同曜日に操作履歴が存在しないと判断した場合は(S340:NO)、今回操作時刻のみに基づいて次週のスリープモード設定時間帯を算出する(S370)。即ち、今回操作時刻を含む所定の時間帯(本例では例えば前後1時間、計2時間)を、次週の当該曜日(同じ曜日)におけるスリープモード設定時間帯の1つとして、スリープモード設定時間帯テーブルに設定(つまり副記憶媒体26に保存)する。
例えば、土曜日当日の16:00の操作を例に挙げて説明すると、土曜日16:00にIGON操作がされた場合、その前後1時間以内、即ち15:00〜17:00の間に、前週の土曜日における操作履歴があるか否か判断する。本例では、前週の土曜日には7:00と19:00に操作履歴があるものの、15:00〜17:00の間に操作履歴はない。そこで、今回操作時刻である16:00を含む前後一時間、即ち15:00〜17:00を、そのまま、次週の土曜日におけるスリープモード設定時間帯の1つとして設定する。
更に例えば、日曜日当日の13:00及び14:00の各操作を例に挙げて説明すると、日曜日当日において、まず13:00にIGON操作されたとき、上述した方法によって、次週のスリープモード設定時間帯として12:00〜14:00が算出される。この時点で、とりあえずこの算出された時間帯12:00〜14:00が次週日曜日のスリープモード設定時間帯として設定(保存)される。
そして、その1時間半後の14:30に再びIGON操作されたときも、上述した方法によって、次週のスリープモード設定時間帯として13:30〜15:30が算出される。そこで、この算出された時間帯も次週日曜日のスリープモード設定時間帯として設定されることになるわけだが、このとき既に、次週日曜日における12:00〜14:00はスリープモード時間帯として設定されている。
そこでこのような場合は、既に設定されている時間帯に対して新たに算出された時間帯を重ねる。つまり、先に設定されている時間帯12:00〜14:00に、今回算出された13:30〜15:30を重ねて、新たに12:00〜15:30という時間帯を算出し、これを次週日曜日のスリープモード設定時間帯の1つとして更新設定(保存)する。
なお、前週に操作履歴があったものの今週(当日)に同時間帯での操作がなされなかった場合は、その前週の操作履歴は次週のスリープモード設定時間帯に反映されることはない。即ち、例えば火曜日において、前週に13:00の操作履歴があるが、その翌週(今週当日)の火曜日にIGON操作されたのは6:00と19:00であるため、前週13:00の操作履歴は、次週のスリープモード設定時間帯の算出には反映されない。
このように、本実施形態のECU1では、スリープモード設定時間帯学習処理によって得られたスリープモード設定時間帯(即ち高頻度時間帯)に基づき、車両の使用頻度が低い場合には副マイコン21への電源供給が停止され、これによりスリープモード時よりも更に大幅な消費電力(暗電流)の低減が実現される。そして、車両の使用頻度が高い時間帯になったときには、タイマ25からの内部電源起動信号によって再び副マイコン21に電源供給がなされ、副マイコン21は動作することができる。
そのため、ユーザの利便性を確保しつつ、暗電流を大幅に低減することが可能なECU1を提供することができる。
[第2実施形態]
図7に、第2実施形態の電子制御システムの概略構成を示す。尚、図7において、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付しているため、その説明を省略する。そして、以下の説明では、第1実施形態と異なる点に絞って説明する。
本実施形態の電子制御システムが第1実施形態の電子制御システムと異なる主な点は、バッテリ電圧+Bの供給を常時受けて常時動作するよう構成された複数のECU36,37,38,・・・を備えている点、これら各ECU36,37,38・・・へのバッテリ電圧+Bの供給経路に電源供給制御リレー35が設けられている点、ECU31において電源供給制御リレー35を駆動するドライバIC33が備えられている点、及びECU31内の副マイコン32がこのドライバIC33を制御する点、である。
このような構成において、副マイコン32は、自身がスリープモードからストップモードに移行するとき、及びストップモードからスリープモードに移行したときに、ドライバIC33を介して電源供給制御リレー35をON・OFF駆動する。
即ち、副マイコン32は、スリープモードからストップモードに移行する際、電源供給制御リレー35をOFFするようドライバIC33を制御する。これにより、ドライバIC33は電源供給制御リレー35をOFFし、この電源供給制御リレー35の下流側の各ECU36,37,38・・・(以下「リレー直下ECU」とも称す)へのバッテリ電圧+Bの供給は停止される。
ECU1の副マイコン32がストップモードに移行するときというのは、その時点において車両が不使用状態であるのはもちろん、しばらくの間は使用される可能性が低い状況であるともいえる。そのため、そのような場合はリレー直下ECUについても動作を停止させても実用上問題ないとして、リレー直下ECUについてもバッテリ電圧+Bの供給を遮断して動作を停止させるようにしている。
一方、ストップモードの状態から電源供給が行われることによりスリープモードでの動作を開始したときには、電源供給制御リレー35をONするようドライバIC33を制御する。これにより、ドライバIC33は電源供給制御リレー35をONし、リレー直下ECUにバッテリ電圧+Bが供給されるようになる。
このように構成された本実施形態の電子制御システムによれば、ECU1の副マイコン32のモード遷移(スリープモードとストップモードの間の遷移)に合わせてリレー直下ECUへの電源供給もON・OFFされ、副マイコン32がストップモードの間はこれらリレー直下ECUも動作を停止するため、電子制御システム全体として更なる消費電力(暗電流)の低減が可能となる。
なお、電源供給制御リレー35の制御は、必ずしも副マイコン32とドライバIC33とによって行う必要はなく、例えば安定化電源回路23が電源制御トランジスタ28をON・OFFする信号を用いて制御してもよいし、タイマ25からの内部電源起動信号を用いて制御(ON)させるようにしてもよく、結果として、副マイコン32におけるスリープモードとストップモードモード遷移に合わせてON・OFFさせることができればよい。
[第3実施形態]
図8に、第3実施形態の電子制御システムの概略構成を示す。尚、図8において、第2実施形態の電子制御システムと同じ構成要素については同じ符号を付しているため、その説明を省略する。
本実施形態の電子制御システムが第2実施形態の電子制御システム異なる点は、下記の事項である。即ち、第2実施形態では、ユーザが操作するスイッチとして、押しボタン型のプッシュスタートスイッチ12を備えていたが、本実施形態では、車両において従来からよく用いられているメカニカルキー41によって、電源操作、即ちACCリレー5及び各IGリレー3,4の駆動がなされる。
メカニカルキー41は、ユーザが所持するキーを当該メカニカルキー41におけるキー挿入口に挿入して捻ることにより、その捻り角度に応じて電源OFF、ACCON、IGONの各状態に切り替えることが可能な周知のキー装置である。
このメカニカルキー41がACCの位置に捻り操作されると、ACCリレー5がONする。更に、IGONの位置に捻り操作されると、ACCリレー5に加えて各IGリレー3,4もONする。
本実施形態では、ACCリレー5からの+B電源、及び第2IGリレー4からの+B電源が、それぞれ、ECU51にも供給されて副マイコン52へ入力される。副マイコン52は、第2IGリレー4から+B電源が入力されると、副マイコン52は、IGON操作が成されたものと判断して、それに基づく各種処理(上記各実施形態においてIGON操作された場合と同じ処理)を行う。
そのため、本実施形態のECU31では、副マイコン52が、第2IGリレー4からの+B電源入力を受けた時に、その時の現在時刻情報をタイマ25から取得して、既述のスリープモード設定時間帯学習処理(図5)を実行する。
そのため、本実施形態の電子制御システムによっても、上記各実施形態と同様、ユーザの利便性を確保しつつ、暗電流のさらなる低減が可能となる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、スリープモード設定時間帯学習処理として、図5に示すような方法を例示したが、これはあくまでも一例であり、車両のユーザ(運転者等)の使用頻度を適切に学習でき、使用頻度の高い時間帯をスリープモード設定時間帯として設定できる限り(逆に言えば使用頻度の低い時間帯は極力ストップモードに移行させるようにできる限り)、その学習方法は適宜決めればよい。
例えば、上記実施形態では、今週(当日)と前週の操作時刻に基づいて学習を行ったが、前々週或いはそれ以前の操作履歴も含めて学習を行ってもよい。また、次週のスリープモード設定時間帯のみを算出するのではなく、複数週毎にスリープモード設定時間帯をまとめて算出するようにしてもよい。また、曜日毎に算出するのもあくまでも一例に過ぎない。
また、上記実施形態では、副マイコン21は、メインリレー2からのバッテリ電圧+Bを検出してこれにより安定化電源回路23へ主マイコン電源供給信号を出力し、安定化電源回路23から主マイコン22へ電源供給させるようにしたが、これはあくまでも一例であり、例えば走行制御IC24からメインリレー2を駆動する信号が出力されたときにこれを取り込むことによって主マイコン電源供給信号を出力するようにしてもよい。その他にも、副マイコン21による主マイコン22への電源供給制御方法(タイミング)は種々考えられ、結果として、メインリレー2がONしてエンジンECU6等の走行系ECUにバッテリ電圧+Bが供給されたことを直接又は間接的に確認した上で主マイコン22への電源供給を行うようにできればよい。或いは、プッシュスタートスイッチ12がIGON操作された場合に、そのことをもってすぐに主マイコン22へ電源供給させるようにしてもよい。
また、メインリレー2の駆動についても、上記実施形態のように走行制御IC24が駆動する構成はあくまでも一例であり、例えば、安定化電源回路23が駆動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、OR回路17に入力される各種操作信号として、ボデーECU10からのボデー系操作信号、スマートECU11からのスマート系操作信号、及びドア開閉検出スイッチ16からのドア開信号を例に挙げて説明したが、これらはあくまでも一例であり、車両に対して運転者等が何らかの操作(副マイコン21の動作を必要とするような操作)がなされたことを示すあらゆる信号をOR回路17に入力し、延いては外部起動信号としてタイマ25に入力させるようにすることができる。
1,31,51…ECU、2…メインリレー、3…第1IGリレー、4…第2IGリレー、5…ACCリレー、6…エンジンECU、7…モータECU、8…電池ECU、9…ナビECU、10…ボデーECU、11・スマートECU、12…プッシュスタートスイッチ、16…ドア開閉検出スイッチ、17…OR回路、21,32,52…副マイコン、22…主マイコン、23…安定化電源回路、24…走行制御IC、25…タイマ、26…副記憶媒体、27…主記憶媒体、28…電源制御トランジスタ、33…ドライバIC、35…電源供給制御リレー、36〜38…ECU、41…メカニカルキー

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの機能回路と、
    車両のバッテリの電力をもとに前記機能回路の動作用電源を生成して該機能回路に供給する電源供給手段と、
    を備えた車両用電子制御装置であって、
    前記機能回路の1つであり、所定の起動条件が成立した場合に通常動作モードにて動作し、所定の待機条件が成立した場合には前記通常動作モードよりも消費電力が少ないスリープモードにて動作するよう構成された第1のマイコンと、
    現在の日時を示す日時情報として少なくとも現在時刻を計時する計時手段と、
    前記車両が所定の使用状態で使用された場合にこれを検出する使用検出手段と、
    前記使用検出手段により前記使用が検出された場合に、該検出時の前記日時情報を前記計時手段から取得し、該取得した日時情報に基づいて、前記車両が前記使用される頻度の高い時間帯である高頻度時間帯を予測演算する予測演算手段と、
    前記予測演算手段により予測演算された前記高頻度時間帯を保存する保存手段と、
    を備え、
    前記第1のマイコンは、自身が前記スリープモードで動作していて且つ前記高頻度時間帯ではない場合に、前記電源供給手段に対して自身に対する前記動作用電源の供給を停止させるための供給停止要求を行うと共に、前記保存手段に保存されている内容に基づき、以後最初に到来する前記高頻度時間帯の開始時刻を前記計時手段に通知するよう構成されており、
    前記計時手段は、前記第1のマイコンから前記開始時刻の通知を受け付けると共に、該開始時刻になった時に前記電源供給手段へ起動信号を出力するよう構成され、
    電源供給手段は、前記第1のマイコンから前記供給停止要求がなされた場合に該第1のマイコンへの前記動作用電源の供給を停止し、該停止後、前記計時手段から前記起動信号が入力された場合に、前記第1のマイコンへ前記動作用電源を供給する
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記予測演算手段は、前記使用検出手段により前記使用が検出される毎に、前記計時手段から取得した前記日時情報を前記保存手段に保存するよう構成されていると共に、前記使用検出手段により前記使用が検出された場合、該検出時の前記日時情報と、前記保存手段に保存されている過去の前記日時情報とに基づいて、前記予測演算を行う
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記機能回路の1つとしての、前記車両の走行用駆動源を制御するための第2のマイコンを備え、
    前記第1のマイコンは、前記車両の電源スイッチに対して前記走行用駆動源を動作可能な状態にするためのオン操作である駆動源オン操作がなされた場合、自身の動作モードを前記通常動作モードに設定すると共に、該駆動源オン操作がなされたことを示す駆動源オン操作信号を出力するよう構成されており、
    前記電源供給手段は、前記第1のマイコンから前記駆動源オン操作信号が出力された場合に、前記第2のマイコンへその動作用電源を供給するよう構成されている
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記使用検出手段は、前記車両の電源スイッチが前記駆動源オン操作された場合に前記使用がなされたことを検出する
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記車両は、前記バッテリに接続されて該バッテリの電力により動作する負荷装置を備え、前記バッテリから前記負荷装置への前記バッテリ電力の供給経路には、該供給経路を導通・遮断するためのリレーである外部リレーが設けられており、
    当該車両用電子制御装置は、前記電源供給手段から前記第1のマイコンへの前記動作用電源の供給が停止される際に前記供給リレーをオフさせると共に、該停止後、前記計時手段からの前記起動信号によって再び前記電源供給手段から前記第1のマイコンへの前記動作用電源の供給が開始される際に、前記外部リレーをオンさせるよう構成された、外部リレー駆動手段を備えている
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記車両は、該車両において所定の条件が成立した場合に前記第1のマイコンを起動させるための外部起動信号を当該車両用電子制御装置に入力できるよう構成されており、
    前記計時手段は、前記外部起動信号が入力されるよう構成されていると共に、該外部起動信号が入力された時も、前記電源供給手段へ前記起動信号を出力するよう構成されている
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記使用検出手段及び予測演算手段は、前記第1のマイコンに備えられ、該第1のマイコンが該各手段としても機能する
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車両用電子制御装置であって、
    前記計時手段は、リアルタイムクロックにより構成されている
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
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