JP2011180625A - 入力装置および入力制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示面における表示更新のタイミングとユーザの入力操作のタイミングとが重なった場合であっても、ユーザの意図しない項目が選択項目として決定されてしまうことを抑制できる入力装置および入力制御プログラムを提供すること。
【解決手段】MFP1は、割込要求の発生後であって表示更新前において、入力操作が行われた場合または入力操作が行われることが予測される場合には、入力操作によって指定された位置または入力操作によって指定されることが予測される位置を含む領域を禁止領域38として設定し、表示更新後の割込中画面においては、その禁止領域38を避けて各項目32を配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力装置および入力制御プログラムに関するものである。
インターネットを通じてWebページなどを閲覧する際、ある時間になると、もしくはあるページを開くと、ポップアップウインドウが自動的に前面に表示されることがある(例えば、特許文献1)。
特開2006−84922号公報
しかしながら、ユーザが何らかの操作をしようとしているときに、突然ポップアップウインドウが表示されると、誤操作が生じ易いという問題点があった。例えば、ユーザがカーソルを画面上の一点に合わせてマウスをクリックする直前に、カーソルが指定する位置に突然ポップアップウインドウが表示される場合、ユーザは、勢い余ってそのままクリックしてしまうことがある。その結果、表示されたポップアップウインドウをユーザの意図に反して消去してしまったり、あるいは、ユーザの意図に反した処理を実行してしまうという誤操作が発生する。
同様の不都合はWebページ閲覧中以外の様々な場面においても生じ得る。例えば、パーソナルコンピュータにて作業中、突然ダイアログボックスが表示される場合、または、複合機などにおいて、コピーを実行しようとしているときに、外部から着信があり、操作パネルの表示態様が、コピーモードから電話モードに突然切り替わる場合、ユーザは画面の更新に気づかず、誤って意図しない入力をしてしまうことがある、という問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、表示面における表示更新のタイミングとユーザの入力操作のタイミングとが重なった場合であっても、誤操作の発生を抑制できる入力装置および入力制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の入力装置は、複数の項目が表示される表示面を備え、所定の入力操作が行われると、前記入力操作により指定された位置に表示されている項目を、選択項目として決定するものであって、所定の表示更新条件が成立した場合、前記表示面の表示を第1操作画面から第2操作画面へ更新する更新手段と、前記表示更新条件が成立した後であって前記更新手段による表示更新前に、前記入力操作が行われた場合または前記入力操作が行われることが予測される場合、前記入力操作によって指定された位置または前記入力操作によって指定されることが予測される位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段により特定される位置を含む領域を、禁止領域として設定する禁止領域設定手段と、前記更新手段による表示更新後の前記第2操作画面においては、前記禁止領域設定手段により設定された前記禁止領域を避けて各項目を配置する項目配置手段とを備える。
上記の入力装置において、さらに、前記表示面に対する入力媒体の接近を検出する検出手段を備え、前記位置特定手段は、前記検出手段により前記入力媒体の接近が検出される位置を、前記入力操作によって指定されることが予測される位置として特定するものであっても良い。
また、上記の入力装置において、前記位置特定手段は、前記入力操作が連続的に行われ、同一の項目が選択項目として連続的に決定される場合において、前記表示更新条件が成立した判定されるとき、前記連続的な入力操作のうち直近に行われた入力操作によって指定された位置を、前記入力操作によって指定されることが予測される位置として特定するものであっても良い。
なお、本発明は、入力装置、該入力装置を制御する制御装置、入力方法、入力装置を制御する入力制御プログラム、該入力制御プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の入力装置によれば、表示更新後の第2操作画面においては、表示更新条件成立後の入力操作によって指定された位置または表示更新条件成立後の入力操作によって指定されることが予測される位置を避けて各項目が配置される。よって、表示面における表示更新のタイミングとユーザの入力操作のタイミングとが重なった場合であっても、ユーザの意図しない項目が選択項目として決定されてしまう誤操作の発生を抑制できるという効果がある。
請求項2記載の入力装置によれば、請求項1記載の入力装置の奏する効果に加え、表示更新後の第2操作画面においては、禁止領域を避けて各項目が配置されるので、誤操作の発生を一層抑制できるという効果がある。
請求項3記載の入力装置によれば、請求項2記載の入力装置の奏する効果に加え、第2操作画面に表示される項目のうち、既定表示領域に禁止領域を含む項目を、禁止領域を避けた別の表示領域に表示できるという効果がある。
請求項4記載の入力装置によれば、請求項3記載の入力装置の奏する効果に加え、誤って指定されると、ユーザの意図しない処理が実行されてしまうおそれがある項目を、禁止領域を避けた別の表示領域に表示できるという効果がある。
請求項5記載の入力装置によれば、請求項3または4に記載の入力装置の奏する効果に加え、第2操作画面における各項目間の位置関係が維持されるので、ユーザに違和感を与えることを抑制できるという効果がある。
請求項6記載の入力装置によれば、請求項3から5のいずれかに記載の入力装置の奏する効果に加え、移動対象項目は、移動対象項目以外の項目とは異なる表示態様で表示されるので、ユーザは、項目の表示領域が既定表示領域から変更されていることを視覚的に認識できるという効果がある。
請求項7記載の入力装置によれば、請求項3から6のいずれかに記載の入力装置の奏する効果に加え、既定表示領域と同じ面積の表示領域を新たに割り当てることができない場合は、第2操作画面に表示される各項目が縮小表示されるので、移動対象項目に割り当てる表示領域を確保できると共にユーザに違和感を与え難いという効果がある。
請求項8記載の入力装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載の入力装置の奏する効果に加え、ユーザが入力媒体を表示面に接近させている状態で、表示面における表示が更新される場合であっても、誤操作の発生を抑制できるという効果がある。
請求項9記載の入力装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載の入力装置の奏する効果に加え、入力操作が連続的に行われ、同一の項目が選択項目として連続的に決定されている状態で、表示面における表示が更新される場合であっても、誤操作の発生を抑制できるという効果がある。
請求項10記載の入力装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載の入力装置の奏する効果に加え、表示面内の位置を指示子が指示している状態において、表示更新条件が成立し、表示の更新と前後してユーザが入力操作を行った場合であっても、誤操作の発生を抑制できるという効果がある。
請求項11記載の入力制御プログラムによれば、入力装置において実行されることにより、請求項1記載の入力装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の実施形態であるMFPの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、LCDの表示面に表示される通常画面の一例を示す図であり、(b)は、LCDの表示面に表示される割込中画面の一例を示す図である。 MFPのCPUが実行する更新処理を示すフローチャートである。 (a)は、通常画面の一例を示す図であり、(b)は、項目が縮小表示される場合の一例を説明する図である。 (a)は、通常画面の一例を示す図であり、(b)は、ダイアログボックスが、通常画面に重ねて表示された例を示す図である。 (a)は、通常画面の一例を示す図であり、(b),(c)は、選択中の機能を、コピー機能から電話機能へ切り替えた場合の画面の一例を示す図である。 (a)は、入力装置の変形例であるPCの表示面の一例を示す図であり、(b)は、ダイアログボックスが前面に表示された例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の入力装置の一実施形態である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1の電気的構成を示したブロック図である。
MFP1は、コピー機能、FAX機能、スキャン機能、電話機能、及び、プリンタ機能などの各種機能を有している。詳細は図2を参照して後述するが、MFP1のLCD16には、操作キーとして機能する複数の項目32が表示される。そして、ユーザによって、LCD16の表示面16aを押下する操作(以下、入力操作という)が行われると、MFP1は、その入力操作により指定された位置に表示されている項目32を選択項目として決定し、その選択項目に予め関連づけられている処理を実行する。
特に、本実施形態のMFP1は、表示面16aにおける表示更新のタイミングとユーザの入力操作のタイミングとが重なった場合であっても、ユーザの意図しない項目32が選択項目として決定されてしまうことを抑制できるように構成されている。以下、詳細を説明する。
MFP1には、CPU10、ROM11、RAM12、フラッシュメモリ14、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、スキャナ20、プリンタ21、NCU23、モデム24、送受話器25が主に設けられている。CPU10、ROM11、RAM12、フラッシュメモリ14は、バスライン26を介して互いに接続されている。また、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、スキャナ20、プリンタ21、NCU23、モデム24、送受話器25、バスライン26は、入出力ポート27を介して互いに接続されている。
CPU10は、ROM11やRAM12やフラッシュメモリ14に記憶される固定値やプログラム或いは、NCU23を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御や、入出力ポート27と接続された各部を制御する。
ROM11は、入力制御プログラム11a、項目管理テーブル11bなどを格納した書換不能なメモリである。CPU10は、入力制御プログラム11aに従い、後述する更新処理(図3)を実行する。項目管理テーブル11bは、LCD16に表示される項目32(図2)と、各項目32に予め関連づけられた処理との対応関係を記憶したテーブルである。項目32については、図2を参照して後述する。
RAM12は、書換え可能な揮発性のメモリであり、指定位置メモリ12aと、禁止領域メモリ12bと、移動対象メモリ12cと、移動先領域メモリ12dとが設けられている。指定位置メモリ12aは、入力操作によって指定された位置、または指定されることが予測される位置を記憶するメモリである。この指定位置メモリ12aに記憶される位置については、図2を参照して後述する。
禁止領域メモリ12bは、図2を参照して後述する禁止領域38を記憶するメモリである。MFP1は、LCD16の表示を更新する際、この禁止領域メモリ12bに設定された禁止領域38を避けて、項目32を配置する。
移動対象メモリ12cは、LCD16に表示される項目32のうち、予め設定された表示領域(以下、既定表示領域という)から移動させて表示すべき項目32(以下、移動対象項目32Aという)を記憶するメモリである。移動先領域メモリ12dは、移動対象項目32Aについて、新たに割り当てた表示領域を記憶するメモリである。
フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、既定表示領域テーブル14aを備える。既定表示領域テーブル14aは、各項目32について予め設定されている既定表示領域を記憶する。ユーザは、各項目32の既定表示領域を任意に設定し、この既定表示領域テーブル14aに記憶させることができる。なお、詳細は図2を参照して後述するが、本実施形態のMFP1は、割込要求の発生時、LCD16の表示を、通常画面(図2(a))から割込中画面(図2(b))に更新する。通常画面と割込中画面の双方において表示される項目32については、通常画面時の既定表示領域と、割込中画面時の既定表示領域との2種類の既定表示領域が、既定表示領域テーブル14aに予め設定されている。
操作キー15は、MFP1に指示を入力するためのハードキーである。LCD16は液晶表示装置であって、表示面16a(図2)を有し、その表示面16aに画像を表示する。
タッチパネル17は、表示面16aの上面に重ねられる検出領域17a(図2)を有する静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル17において、その検出領域17a(図2)の全域は格子状に細かく区分けされ、区分けされた単位領域毎に静電センサが配設されている。よって、ユーザの指やペンなどが、検出領域17aに接触または接近すると、その接触または接近を静電センサによって単位領域毎に検出することができる。検出領域17a内の各単位領域には、その検出領域17aに向かって左上の頂点を原点とし、右方向をX方向、下方向をY方向とする座標系に基づいて、座標情報が対応づけられている。よって、タッチパネル17は、入力媒体の接近または接触が検出された静電センサの座標情報を出力する。
なお、このタッチパネル17は、LCD16の表示面16aの上面に密着して重ねられていても良いし、表示面16aの上面との間に隙間を空け、または透明フィルムなどを挟む状態で、表示面16aに重ねられていても良い。
スキャナ20は、FAX機能、スキャン機能、又は、コピー機能の実行時に原稿を読み取るためのものである。プリンタ21は、記録用紙に画像を印刷するためのものである。NCU23は、電話回線の制御を行うものである。モデム24は、ファクシミリ送信時には送信信号を電話回線での伝送に適した形態に変調し、一方、ファクシミリ受信時には電話回線から送られてきた変調信号を復調するものである。送受話器25は、外部機器との間で通話を行うためのものである。
図2(a)は、コピー機能の選択中、LCD16の表示面16aに表示される画面の一例を示す図であり、(b)は、コピー機能の選択中、電話機能の割込要求があったときに、表示面16aに表示される画面の一例を示す図である。なお、図2(a)に示すように、表示面16aの全域を1つの機能に割り当てた画面を、以下、通常画面と称する。また、図2(b)に示すように、表示面16a内を二分割し、各分割領域にそれぞれ別の機能を割り当てた画面を、以下、割込中画面と称する。
図2(a)に示すように、通常画面には、選択中の機能を示す機能表示情報30と、設定値を示す設定値情報31と、項目32とが表示される。上述したように、表示面16aには、タッチパネル17の検出領域17aが重ねられている。よって、ユーザが、指やペンなどの入力媒体33を用いて表示面16aを押下する入力操作を行うと、その入力操作により指定された位置がタッチパネル17により検出される。
なお、通常画面の表示中においては、各項目32は、既定表示領域テーブル14aに予め設定された既定表示領域に表示されている。よって、MFP1は、タッチパネル17により検出される位置と各項目32の既定表示領域とに基づき、ユーザの入力操作によって選択された項目32を特定し、選択項目として決定する。そして、MFP1は、選択項目として決定した項目32に予め関連づけられた処理を実行する。
図2(a)に示す通常画面の表示中、別の機能の割り込み要求が発生し、図2(b)に示すように、通常画面から割込中画面へ表示が更新される場合、各項目32の配置が変化する。したがって、表示面16aにおける表示の更新に気づかずに、または、表示の更新に気がついたものの勢い余ってユーザが入力操作を行うと、ユーザにとって意図しない項目32が指定されてしまうおそれがある。
よって、割込要求の発生後であって表示更新前に、入力操作がされた場合、または入力操作が行われることが予測される場合、MFP1は、表示更新後の割込中画面においては、入力操作によって指定された位置、または入力操作によって指定されることが予測される位置を避けて各項目32を配置する。
例えば、図2(a)に示すように、印刷実行の処理が関連づけられた項目32をユーザが押下しようとしているときに、割込要求が発生したとする。その場合、本実施形態のMFP1は、ユーザが押下しようとしている位置を含む領域を禁止領域38として設定し、禁止領域メモリ12b(図1)に記憶する。そして、表示更新後の割込中画面においては、図2(b)に示すように、禁止領域38を避けて各項目32を配置する。
このようにすれば、ユーザが、表示の更新に気づかず、または勢い余って、表示面16aに入力媒体33を接触させてしまったとしても、表示更新後のその接触位置には、項目32が配置されていない。よって、表示面16aにおける表示更新のタイミングとユーザの入力操作のタイミングとが重なった場合であっても、ユーザの意図しない項目32が選択項目として決定されてしまうことを抑制できる。
より具体的に説明する。MFP1は、表示更新後の割込中画面において表示される項目32のうち、予め設定された既定表示領域40に禁止領域38の少なくとも一部を含む項目32を、移動対象項目32Aとして決定し、移動対象メモリ12c(図1)に記憶する。例えば、図2(b)に示す例では、通話を切断する処理が関連づけられた項目32の既定表示領域40が、禁止領域38の一部を含んでいる。よって、この場合、MFP1は、当該項目32を、移動対象項目32Aとして決定する。そして、MFP1は、移動対象項目32Aについて、禁止領域38を避けた新たな表示領域を割り当て、表示更新後の割込中画面においては、移動対象項目32Aを、新たに割り当てた表示領域に表示する。
一方で、MFP1は、移動対象項目32A以外の項目は、既定表示領域テーブル14aに予め設定された既定表示領域に表示する。すなわち、表示更新後の割込中画面において表示される項目32のうち、誤って指定される可能性が高い項目32のみを移動対象項目32Aとして、別の表示領域に表示する。このようにすれば、項目32の配置が大きく変更されないので、ユーザに与える違和感を緩和することができると共に、なるべく多くの項目32をユーザが予め設定した既定表示領域に表示することができる。
なお、入力操作が行われることが予測される場合とは、本実施形態のMFP1においては、2つの場合を意味している。
第1の場合は、入力媒体33が表示面16aに接近している場合である。入力媒体33が表示面16aに接近しているとき、ユーザは入力操作を行おうとしていると予測できるからである。本実施形態において、タッチパネル17は入力媒体33の接近位置を検出可能である。よって、MFP1は、入力媒体33の接近がタッチパネル17によって検出されると、その接近位置を、入力操作によって指定されることが予測される位置として特定し、指定位置メモリ12a(図1)に記憶する。
第2の場合は、表示面16aが入力媒体33により連続的に押下されている場合、すなわち入力操作が連続的に行われている場合である。例えば、「部数」の設定値を変更するための項目32が連続的に押下されている場合、ユーザは、設定値を大幅に変更しようとしていることが予測できる。よって、割込要求の発生後においても、ユーザが割込要求の発生に気づかずに、あるいは、勢い余って、同じ位置またはその近傍を押下する可能性がある。したがって、MFP1は、同一の項目32を指定する入力操作が連続的に行われているときに割込要求が発生した場合には、連続的な入力操作のうち直近に行われた入力操作(すなわち最後に行われた入力操作)によって指定された位置を、入力操作によって指定されることが予測される位置として特定し、指定位置メモリ12aに記憶する。
図3は、MFP1のCPU10が実行する更新処理を示すフローチャートである。この更新処理は、割込要求に応じて、表示面16aの通常画面の表示を割込中画面に更新する処理である。
まず、CPU10は、割込要求があるか否かを判断する(S302)。S302の判断が否定される場合(S302:No)、CPU10は通常動作を実行し(S328)、S302の判断に戻る。
一方、S302の判断が肯定される場合(S302:Yes)、CPU10は、入力操作があったか否かを判断する(S304)。具体的には、CPU10は、表示面16aに対する入力媒体33の接触が検出されたか否かを判断する。S304の判断が否定される場合(S304:No)、CPU10は、次に、入力操作が予測されるか否かを判断する(S305)。具体的には、CPU10は、入力媒体33の接近が検出されているか否か、または、入力操作が連続的に行われ、同一の項目32が選択項目として連続的に決定される場合において、割込要求が発生したか否かを判断する。
S304およびS305の判断が否定される場合(S304,S305:No)、すなわち、割込要求発生後、入力操作がされず、且つ入力操作が予測されない場合、CPU10は、割込要求に応じた表示更新を行う(S326)。この場合、表示更新後の画面において、各項目32は予め設定された既定表示領域に表示される。そして、CPU10は、通常動作を行い(S328)、S302の判断に戻る。
一方、S304の判断が肯定される場合(S304:Yes)、または、S305の判断が肯定される場合(S305:Yes)、すなわち、割込要求があった後であって表示更新前に、入力操作が行われた場合または入力操作が行われることが予測される場合、CPU10は、入力操作によって指定された位置または入力操作によって指定されることが予測される位置を特定し、特定した位置を指定位置メモリ12aに記憶する(S306)。
上述したように、タッチパネル17の検出領域17aの全域は格子状に区分けされ、区分けされた単位領域毎に静電センサが配設されている。よって、タッチパネル17からの出力に基づいて、接触または接近を検出した静電センサの位置を特定し、指定位置メモリ12aに記憶する。また、入力操作が連続的に行われ、同一の項目32が選択項目として連続的に決定される場合において、割込要求が発生したと判定された場合には、前記連続的な入力操作のうち直近に行われた入力操作によって接触を検出した静電センサの位置を特定し、指定位置メモリ12aに記憶する。
次に、CPU10は、特定された位置およびその周辺を含む領域を禁止領域38として設定し、禁止領域メモリ12bに記憶する(S308)。ここで、「周辺」とは、指定位置メモリ12aに記憶された位置の周囲、例えば、2から5個分の静電センサの位置を含む範囲をいう。なお、本実施形態では、特定された位置の周辺を含む領域を禁止領域38として設定するものとして説明するが、特定された位置のみからなる領域(すなわち、指定位置メモリ12aに格納された位置からなる領域)を、禁止領域38として設定するように構成しても良い。
次に、CPU10は、表示更新前の通常画面に表示される項目32のうち、禁止領域38に表示された項目32を特定する(S310)。例えば、図2(a)に示す通常画面においては、各項目32のうち、印刷実行の処理が関連づけられた項目32が、禁止領域38に表示された項目32として特定される。
次に、CPU10は、表示更新後の割込中画面に表示される項目32のうち、既定表示領域40に禁止領域38の少なくとも一部を含む項目を特定する(S312)。
次に、CPU10は、S310の処理で特定した項目に予め関連づけられている処理と、S312の処理で特定した項目に予め関連づけられている処理とが同一であるか否かを判断する(S314)。S314の判断が肯定される場合(S314:Yes)、CPU10は、S326の処理に移行し、割込要求に応じた表示の更新を実行する。すなわち、各項目32は、予め設定された既定表示領域に表示する。このようにすれば、入力操作により指定された位置あるいは入力操作により指定されることが予測される位置に表示される項目32が、表示更新の前後で同じである場合には、各項目32の表示領域が変更されず、ユーザに違和感を与えることがない。また、各項目32をユーザが予め設定した既定表示領域に配置することができる。
一方、S314の判断が否定される場合(S314:No)、CPU10は、S312の処理で特定した項目を移動対象項目32Aとして決定する(S316)。すなわち、S310の処理で特定された項目32に予め関連づけられている処理と、S312の処理で特定された項目32に予め関連づけられている処理とが異なることを条件として、移動対象項目32Aを決定する。このようにすれば、表示更新後の割込中画面に表示される項目32のうち、誤って指定されると、ユーザの意図しない処理が実行されてしまうおそれがある項目32を、移動対象項目32Aとすることができる。
次に、CPU10は、決定した移動対象項目32Aについて、禁止領域38および割込中画面に表示される他の項目32の既定表示領域を避けた新たな表示領域を割り当てる(S318)。
なお、S318の処理において、移動対象項目32Aに新たな表示領域を割り当てる際CPU10は、移動対象項目32Aの既定表示領域40と同じ面積で且つ同じ形状の表示領域を割り当てるものとする。さらに、CPU10は、移動対象項目32Aについて新たに割り当てる表示領域と、移動対象項目32A以外の項目32との間の位置関係が、移動対象項目32Aの既定表示領域40と、移動対象項目32A以外の項目32との間の位置関係を維持したものとなるように、移動対象項目32Aについて新たな表示領域を割り当てる。
具体的には、まず、CPU10は、移動対象項目32Aから見て、移動対象項目32A以外の項目32が左右上下の4方向のうち、いずれの方向にあるのかを判定する。例えば、図2(b)に示す例では、移動対象項目32Aの既定表示領域40から見て、移動対象項目32A以外の項目32は全て左上方向に位置する。よって、CPU10は、この位置関係が維持されるよう、移動対象項目32Aについて、他の項目32よりも右下側の表示領域を割り当てる。このようにすれば、割込中画面において、各項目32間の位置関係が維持されるので、ユーザに違和感を与えることを抑制できる。
図3に戻り説明する。次に、CPU10は、移動対象項目32Aについて、禁止領域38や他の項目32の既定表示領域を含まない表示領域であって、且つ移動対象項目32Aの既定表示領域40と同じ面積の表示領域を新たに割り当てることができるかを判断する(S320)。
S320の判断が肯定される場合(S320:Yes)、CPU10は、割込要求に応じた表示の更新を実行する(S326)。このとき、表示更新後の割込中画面において、移動対象項目32Aは、既定表示領域40ではなく、新たに割り当てられた表示領域に表示される。次に、CPU10は、通常動作を行う(S328)。例えば、ユーザが入力操作をし、いずれかの項目が選択項目として決定された場合、CPU10は、その項目32に予め関連づけられている処理を実行する。
一方、S320の判断が否定される場合(S320:No)、CPU10は、割込中画面に表示される各項目32の既定表示領域を小さくする(S322)。具体的には、既定表示領域テーブル14aに設定されている各項目32の既定表示領域を、より小さい領域に再設定する。
次に、CPU10は、再設定後の既定表示領域に基づき、移動対象項目32Aについて、再度、表示領域を割り当てる(S324)。なお、S324の処理において、移動対象項目32Aに割り当てる表示領域は、禁止領域38および他の項目32の既定表示領域を避けたものであれば良く、移動対象項目32Aの既定表示領域40よりも小さい面積の領域であって良い。次に、CPU10は、表示面16aにおける表示を、割込中画面に更新し(S326)、通常動作を行って(S328)、S302に戻る。この場合、割込中画面に表示される各項目32は、予めユーザにより設定された既定表示領域よりも縮小して表示されることになる。
図4は、項目32が縮小表示される場合の一例を説明する図である。図4(a)に示すように、禁止領域38が設定される場合において、移動対象項目32Aについて、既定表示領域40と同じ面積の新たな表示領域を割り当てることができないとき、本実施形態の更新処理では、各項目32が縮小表示される。そして、移動対象項目32Aには、既定表示領域40よりも小さい面積の表示領域が割り当てられる。このようにすれば、禁止領域38を避けて移動対象項目32Aを配置することができる上、移動対象項目32A以外の項目32も縮小表示されるので、画面全体として、ユーザに違和感を与え難い。なお、本実施形態の場合、割込中画面は二画面を含む。よって、図4(b)に示すように、移動対象項目32Aを含む一方の画面においてのみ、項目32を縮小表示するように構成しても良いし、割込中画面に含まれる全ての項目32を縮小表示するように構成しても良い。
なお、図3に示すフローチャートには図示を省略するが、割込の終了後、MFP1は、表示面16aにおける表示を、割込中画面から通常画面へ更新する。そして、割込画面表示中、項目32の既定表示領域を縮小していた場合には、既定表示領域テーブル14aに記憶する既定表示領域を、割込中画面の表示前に元々設定されていた既定表示領域に戻す。
本実施形態の更新処理によれば、割込要求の発生後であって表示更新前に、入力操作が行われることが予測される場合には、入力操作により指定されることが予測される位置を避けて項目32が配置される。よって、例えば、入力操作の直前であって、入力媒体33が表示面16aに接近している状態で、表示面16aにおける表示が更新されたとしても、表示更新後の画面において、ユーザが誤って意図しない項目32を指定してしまうことを抑制できる。また、入力操作が連続的に行われ、同一の項目32が選択項目として連続的に決定されている状態で、表示面16aにおける表示が更新されたとしても、表示更新後の画面において、ユーザが誤って意図しない項目32を指定してしまうことを抑制できる。
また、本実施形態の更新処理によれば、割込要求の発生後であって表示更新前に入力操作が行われた場合には、その入力操作により指定された位置を避けて、項目32が配置される。よって、表示の更新にユーザの想像以上の時間がかかり、画面が完全に切り替わる前からユーザが待ちきれずに適当な入力操作をしてしまう場合であっても、表示更新後の画面においては、その入力操作により指定された位置を避けて項目32が表示されるので、ユーザが誤って意図しない項目32を指定してしまうことを抑制できる。
上記実施形態において、MFP1が入力装置の一例に相当し、入力制御プログラム11aが入力制御プログラムの一例に相当し、既定表示領域テーブル14aが記憶手段の一例に相当し、タッチパネル17が検出手段の一例に相当し、表示面16a上を押下する操作が所定の入力操作の一例に相当する。通常画面が第1操作画面の一例に相当し、割込中画面が第2操作画面の一例に相当する。S302において割込要求がありと判定されることが表示更新条件の成立に相当する。S306を実行するCPU10が位置特定手段の一例に相当する。S308を実行するCPU10が禁止領域設定手段の一例に相当する。S310を実行するCPU10が第1項目特定手段の一例に相当する。S312を実行するCPU10が第2項目特定手段の一例に相当する。S316を実行するCPU10が移動対象決定手段の一例に相当する。S318を実行するCPU10が移動先割当手段の一例に相当する。S320を実行するCPU10が移動可否判断手段の一例に相当する。S326を実行するCPU10が更新手段、項目配置手段、および項目縮小手段の一例に相当する。S328を実行するCPU10が実行手段の一例に相当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態において、「表示更新」とは、表示面16aの画面を分割した割込中画面へ遷移することであったが、これに限られるものではなく、「表示更新」とは、ユーザが視覚的に認識できる程度に、表示の少なくとも一部を変化させる場合を含む。例えば、元々表示されている画面に重ねて、ポップアップウインドウやダイアログボックスを表示することも、「表示更新」の一例に相当する。
図5(a)は、通常画面の一例を示す図であり、図5(b)は、エラーメッセージを通知するダイアログボックス42が、通常画面に重ねて表示された例を示す図である。図5(b)に示すように、ダイアログボックス42内の項目32の既定表示領域40が、禁止領域38を含む場合には、禁止領域38を避けて、項目32を表示するように構成しても良い。このようにすれば、例えば、ユーザが入力操作をしようとする直前に、ダイアログボックス42が表示され、ユーザが気づかずに或いは勢い余ってそのまま入力操作を行ったとしても、ユーザの意図しない項目32を指定してしまうことを抑制できる。
また、上記実施形態では、1つの禁止領域38につき、1つの項目32を移動対象項目32Aとして決定していた。しかしながら、これに代えて1つの禁止領域38につき、複数の項目32を移動対象項目32Aとして決定するように構成しても良い。
図6(a)は、コピー機能選択中の通常画面の一例を示す図であり、図6(b)は、選択中の機能を、コピー機能から電話機能へ切り替えた場合の画面の一例を示す図である。
図6に示す変形例においても、表示更新後の画面(図6(b))において、禁止領域38を避けて項目32を配置することは、上述した実施形態と同様である。ただし、図6に示す変形例においては、項目32を単独で移動させるのではなく、テンキーを構成する一群の項目32をまとめて移動させる。例えば、図6(a)に示すように、禁止領域38が表示面16aの右方に設定されたのであれば、右方の領域を項目32が存在しない表示領域44とし、禁止領域38がない左方の領域を項目配置領域46として、項目32をまとめて配置する。
図6(c)は、禁止領域38が表示面16aの左方に設定された場合の画面の一例を示す図である。図6(c)に示すように、禁止領域38が表示面16aの左方に設定された場合は、図6(b)に示す例とは逆に、表示面16aの右方の項目32をまとめて配置する。
このようにすれば、例えば、テンキーを構成する項目32のように、ひとまとまりで意味をなす項目32の配列を維持しつつ、禁止領域38を避けて各項目32を配置することができる。
また、上記実施形態では、外部からの電話の着信など、ユーザが予期しないイベントの発生に基づいて、表示が更新される場合を例にとって説明したが、例えば、ユーザから画面の切り替え指示が入力される場合など、ユーザの意思に基づいて、表示が更新される場合についても、本発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、コピー機能の選択中に電話機能の割込要求があった場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の適用は、これらの機能に限定されるものではない。例えば、コピー機能選択中にFAX受信機能の割込要求があった場合や、スキャナ機能選択中に電話機能の割込要求があった場合など、いずれか一の機能選択中に他の機能の割込要求がある場合は、どのような機能であっても、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、入力装置の一例として、MFP1を説明したが、例えば携帯電話機、電子ゲーム機、デジタルカメラなど各種装置が入力装置の一例となり得る。
また、タッチパネルを有さない装置にも本発明は適用可能である。例えば、マウスやキーボードなどにより操作されるパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)も、入力装置の一例となり得る。
図7は、入力装置の変形例であるPCの表示面50の一例を示す図である。この変形例においては、表示面50に表示されるアイコンや操作ボタンなどが、項目32の一例に相当する。また、項目32上にカーソル54(指示子の一例)を合わせ、ダブルクリックする操作や、項目32を選択してキーボードのエンターキーを押下する操作が、所定の入力操作の一例に相当する。
この変形例に、上記実施形態の更新処理(図3)を適用する場合は、上記実施形態の更新処理における、入力操作が予測されるか否かの判断(S305)は、常に肯定されるものとすれば良い。また、S306においては、表示面50内の位置を指示するカーソル54が指示する位置を、入力操作によって指定されることが予測される位置として特定すると良い。このようにすれば、図7(a)に示すように、カーソル54が指示する位置を含む領域を禁止領域38として設定することができる。
その結果、例えば、ダイアログボックス56が突然前面に表示される場合であっても、カーソル54が指示する位置を避けて、移動対象項目32Aが表示される。よって、ユーザが表示更新に気づかずに又は勢い余って、例えばダブルクリックを行ったとしても、その操作位置には項目32が表示されていないので、ユーザの意図しない項目32が指定されてしまうことを抑制できる。
なお、あるアプリケーションの操作画面を閲覧中、別のアプリケーションの操作画面が突然前面に表示される場合や、Webページの閲覧中、ポップアップウインドウが突然前面に表示される場合も同様にして、カーソル54が指示する位置を避けて項目32を配置することにより、同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態の更新処理(図3)においては、割込要求有りと判定された後の時点において、入力媒体33が表示面16aに接近していた場合に、S305の判断が肯定されるものとして説明した。しかしながら、例えば、タッチパネル17の検出結果を一定時間メモリに記憶するよう構成されている場合には、割込要求有りと判定される直前において、入力媒体33が表示面16aに接近していたか否かを、S305において判断するようにしても良い。
また、表示更新後の画面において、移動対象項目32Aを、移動対象項目32A以外の項目とは異なる表示態様で表示するように構成しても良い。例えば、移動対象項目32Aの表示色を異ならせたり、移動対象項目32Aの既定表示領域40に半透明の項目32(ただし表示のみであり指定されても処理を実行しない)を表示すれば、ユーザは、移動対象項目32Aの表示領域が既定表示領域40から変更されていることを認識できる。
また、項目32を、例えば、動作の実行を確定する処理が関連づけられている第1種の項目と、動作の実行を確定しない処理が関連づけられている第2種の項目とに分類して管理するように構成しても良い。上記実施形態のMFP1の場合、第1種の項目には、印刷実行、通話開始、通話切断などの処理が関連づけられている項目32が分類される。一方、第2種の項目には、例えば、設定値を変更する処理が関連づけられている項目32が分類される。第1種の項目が誤って指定された場合は、処理のやり直しができないので、ユーザにとって問題となるが、第2種の項目が誤って指定された場合、ユーザはやり直すことができるので、相対的に問題は小さい。
よって、移動対象項目32Aを決定するための条件として、第1種の項目であることを追加しても良い。このようにすれば、誤って指定された場合に問題となる第1種の項目のみを、禁止領域38を避けて配置できる。
また、上記実施形態において、ユーザは、各項目32の既定表示領域を任意に設定できるものとして説明したが、ユーザが変更できないように既定表示領域が固定されている場合にも、本発明は適用可能である。
1 MFP(入力装置の一例)
11a 入力制御プログラム
14a 既定表示領域テーブル(記憶手段の一例)
16a 表示面
17 タッチパネル(検出手段の一例)
32 項目
32A 移動対象項目
33 入力媒体
38 禁止領域
40 既定表示領域
54 カーソル(指示子の一例)

Claims (11)

  1. 複数の項目が表示される表示面を備え、所定の入力操作が行われると、前記入力操作により指定された位置に表示されている項目を、選択項目として決定する入力装置であって、
    所定の表示更新条件が成立した場合、前記表示面の表示を第1操作画面から第2操作画面へ更新する更新手段と、
    前記表示更新条件が成立した後であって前記更新手段による表示更新前に、前記入力操作が行われた場合または前記入力操作が行われることが予測される場合、前記入力操作によって指定された位置または前記入力操作によって指定されることが予測される位置を特定する位置特定手段と、
    前記更新手段による表示更新後の前記第2操作画面においては、前記位置特定手段により特定された位置を避けて各項目を配置する項目配置手段とを備える入力装置。
  2. 前記位置特定手段により特定される位置を含む領域を、禁止領域として設定する禁止領域設定手段を備え、
    前記項目配置手段は、前記更新手段による表示更新後の前記第2操作画面においては、前記禁止領域設定手段により設定された前記禁止領域を避けて各項目を配置するものである請求項1記載の入力装置。
  3. 前記第1操作画面または前記第2操作画面に表示される項目の各々について、予め設定された既定表示領域を記憶する記憶手段と、
    前記第2操作画面において表示される項目であって、前記記憶手段に記憶された前記既定表示領域に、前記禁止領域設定手段により設定された前記禁止領域の少なくとも一部を含む項目を、移動対象項目として決定する移動対象決定手段と、
    前記移動対象決定手段により決定された前記移動対象項目について、前記禁止領域を避けた新たな表示領域を割り当てる移動先割当手段とを備え、
    前記項目配置手段は、前記移動先割当手段により割り当てられた表示領域に、前記移動対象項目を配置するものである請求項2記載の入力装置。
  4. 前記選択項目として決定された項目に予め関連づけられている処理を実行する実行手段を備え、
    前記移動対象決定手段は、
    前記第1操作画面に表示される項目のうち、前記禁止領域設定手段により設定される前記禁止領域に表示された項目を特定する第1項目特定手段と、
    前記第2操作画面に表示される項目のうち、前記記憶手段に記憶された前記既定表示領域に前記禁止領域設定手段により設定された前記禁止領域の少なくとも一部を含む項目を特定する第2項目特定手段とを備え、
    前記第1項目特定手段により特定された項目に予め関連づけられている処理と、前記第2項目特定手段により特定された項目に予め関連づけられている処理とが異なることを条件として、前記第2項目特定手段により特定された項目を、前記移動対象項目として決定するものである請求項3記載の入力装置。
  5. 前記移動先割当手段は、
    前記移動対象項目について新たに割り当てる表示領域と、前記移動対象項目以外の項目との間の位置関係が、前記移動対象項目の既定表示領域と、前記移動対象項目以外の項目との間の位置関係を維持したものとなるように、前記移動対象項目について前記新たな表示領域を割り当てるものである請求項3または4に記載の入力装置。
  6. 前記更新手段は、
    前記第2操作画面において、前記移動対象決定手段により決定された前記移動対象項目を、前記移動対象項目以外の項目とは異なる表示態様で表示するものである請求項3から5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記移動対象決定手段により決定された前記移動対象項目について、前記禁止領域設定手段により設定された前記禁止領域を含まない表示領域であって且つ前記記憶手段に記憶された前記既定表示領域と同じ面積の表示領域を新たに割り当てることができるかを判断する移動可否判断手段と、
    前記移動可否判断手段により、前記禁止領域を含まない表示領域であって且つ前記既定表示領域と同じ面積の表示領域を新たに割り当てることができないと判断される場合、前記第2操作画面に表示される各項目を縮小表示する項目縮小手段とを備える請求項3から6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 前記表示面に対する入力媒体の接近を検出する検出手段を備え、
    前記位置特定手段は、前記検出手段により前記入力媒体の接近が検出される位置を、前記入力操作によって指定されることが予測される位置として特定するものである請求項1から7のいずれかに記載の入力装置。
  9. 前記位置特定手段は、
    前記入力操作が連続的に行われ、同一の項目が選択項目として連続的に決定される場合において、前記表示更新条件が成立した判定されるとき、前記連続的な入力操作のうち直近に行われた入力操作によって指定された位置を、前記入力操作によって指定されることが予測される位置として特定するものである請求項1から7のいずれかに記載の入力装置。
  10. 前記位置特定手段は、
    前記表示面に表示されて前記表示面内の位置を指示する指示子が指示する位置を、前記入力操作によって指定されることが予測される位置として特定するものである請求項1から7のいずれかに記載の入力装置。
  11. 複数の項目が表示される表示面を備え、所定の入力操作が行われると、前記入力操作により指定された位置に表示されている項目を、選択項目として決定する入力装置において実行される入力制御プログラムであって、
    前記入力装置を、
    所定の表示更新条件が成立した場合、前記表示面の表示を第1操作画面から第2操作画面へ更新する更新手段と、
    前記表示更新条件が成立した後であって前記更新手段による表示更新前に、前記入力操作が行われた場合または前記入力操作が行われることが予測される場合、前記入力操作によって指定された位置または前記入力操作によって指定されることが予測される位置を特定する位置特定手段と、
    前記更新手段による表示更新後の前記第2操作画面においては、前記位置特定手段により特定された位置を避けて各項目を配置する項目配置手段として機能させるものである入力制御プログラム。
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