JP2011170659A - センサ装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力操作位置を検出する検出素子及び入力操作力を検出する検出素子からの信号出力を、共通の回路で検出することが可能なセンサ装置及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】センサ装置は、第1の容量素子50と、第2の容量素子と、弾性体機構とを具備する。第1の容量素子50は、操作子によって操作される入力操作面を有し、第1の静電容量を有する。第2の容量素子は、第2の静電容量を形成する第1の電極61及び第2の電極66を有する。弾性体機構は、入力操作面に対する操作子による押圧によって、第2の静電容量を押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、入力操作面に対する操作子の接触位置と押圧力を検出するセンサ装置及びこれを備えた情報処理装置に関する。
近年、携帯電話に代表される携帯型の情報処理装置の多機能化が進められており、筐体に設けられた表示部をユーザインターフェースとして機能させる構成が提案されている。例えば特許文献1には、表示部に対する入力操作位置を検出するタッチパネルと、入力操作力を検出する押圧検知センサとを備えた電子機器が記載されている。
特開2009−134473号公報
ところで、構成の簡素化および開発コストの低減を図るため、複数種類のセンサからの出力信号を共通の回路で処理できることが好ましい。例えば、操作位置を検出する検出素子と操作力を検出する検出素子をともに静電容量式の容量素子で構成することで、これら複数の容量素子からの出力信号を処理する回路を共通化することが考えられる。
しかしながら、例えば、操作位置を検出する検出素子がタッチパネルへの入力による静電容量の減少を検出し、入力操作力を検出する検出素子がタッチパネルへの入力による静電容量の増加を検出する場合、共通の回路で各素子の信号を処理しようとすると、回路設計が複雑となるといった不都合がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、入力操作位置を検出する検出素子及び入力操作力を検出する検出素子からの信号出力を、構成を複雑化することなく共通の回路で検出することが可能なセンサ装置及び情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るセンサ装置は、第1の容量素子と、第2の容量素子と、弾性体機構とを具備する。
上記第1の容量素子は、操作子によって操作される入力操作面を有し、第1の静電容量を有する。
上記第2の容量素子は、第2の静電容量を形成する第1及び第2の電極を有する。
上記弾性体機構は、上記入力操作面に対する上記操作子による押圧によって、上記第2の静電容量を押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換させる。
上記センサ装置は、第2の容量素子及び弾性体機構を備えているので、入力操作面に対する操作子による押圧を、第2の静電容量の減少により検出することができる。これにより、押圧による第1の静電容量の減少を検出することによって入力操作位置を第1の容量素子により検出するセンサ装置とした場合、第1の静電容量及び第2の静電容量はともに押圧によって押圧前よりも小さく変換される。従って、第2の容量素子における検出を、第1の容量素子における検出回路で検出可能となり、回路設計を単純化することが可能となる。
上記弾性体機構は、弾性部材と、接地された導体とを有していてもよい。上記弾性部材は、厚み方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面及び第2面を有し、上記第1面に上記第1及び第2の電極が設けられ、上記押圧によって厚み方向に収縮する。上記導体は上記第2面に設けられる。
このような構成によれば、押圧により、弾性部材が収縮し、第1の電極及び第2の電極と、接地された導体との距離は小さくなる。これにより、第1及び第2の電極と導体との間の静電結合が大きくなり、第1の電極と第2の電極との間の静電容量(第2の静電容量)は押圧前よりも小さく変換される。
上記第1の容量素子は、上記入力操作面に対する上記操作子の近接または接触により、上記第1の静電容量を減少させる。
このような構成によれば、第1の容量素子によって、入力操作位置を、操作子の近接または接触による第1の静電容量の減少によって検出することができる。これにより、第1の静電容量及び第2の静電容量はともに入力操作によって小さく変換される。従って、第2の容量素子における検出を、第1の容量素子と共通の検出回路で検出可能となり、回路設計を単純化することが可能となる。
上記第2の容量素子は、上記第1の電極と上記第2の電極との組を複数組有していてもよい。例えば、各組の第1及び第2の電極は、それぞれ第1の容量素子の四隅位置に配置されてもよいし、第1の容量素子の中央部に配置されてもよい。
上記センサ装置は、上記第1の静電容量の変化に基づいて上記第1の容量素子から出力される第1の信号と、上記第2の静電容量の変化に基づいて上記第2の容量素子から出力される第2の信号とを処理する信号処理回路を更に具備していてもよい。
このような構成によれば、第1の容量素子から出力される第1の信号の処理と第2の容量素子から出力される第2の信号の処理を共通の処理回路にて行うことができ、回路構成を単純化することができる。
上記第1の信号は、上記入力操作面に対する上記操作子の近接または接触位置を検出するための信号を含み、上記第2の信号は、上記入力操作面に対する上記操作子の押圧力を検出するための信号を含んでいてもよい。このように、各容量素子で検出すべき操作子の操作態様を異ならせることで、操作子を用いた三次元的な入力操作を高精度に検出することが可能となる。
上記第1の容量素子を収容する筐体を更に具備し、上記弾性体機構は、弾性部材を有し、上記第1の電極は上記筐体に固定され、上記第2の電極は上記入力操作面に固定され、上記入力操作面に対する上記操作子による押圧によって、上記弾性部材は、その厚み方向に伸長してもよい。
上記弾性部材は、厚み方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面及び第2面を有し、上記第1面に上記第1の電極、上記第2面に前記第2の電極が設けられる。
このような構成によれば、押圧により弾性部材が伸張して第1の電極と第2の電極との間の距離は大きくなるので、第1の電極と第2の電極とにより形成される第2の静電容量は、押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換される。
上記弾性体機構は、幅方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面及び第2面を有し、上記第1面に上記第1の電極、上記第2面に上記第2の電極が設けられ、上記押圧によって幅方向に伸長する弾性部材を有しても良い。
このような構成によれば、押圧により弾性部材が幅方向に伸張し、第1の電極と第2の電極との間の距離は大きくなるので、第1の電極と第2の電極とにより形成される第2の静電容量は、押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換される。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、第1の容量素子と、第2の容量素子と、弾性体機構と、表示素子とを具備する。
上記第1の容量素子は、操作子によって操作される入力操作面を有し、第1の静電容量を有する。
上記第2の容量素子は、第2の静電容量を形成する第1及び第2の電極を有する。
上記弾性体機構は、上記入力操作面に対する上記操作子による押圧によって、上記第2の静電容量を押圧前の第2静電容量よりも小さく変換させる。
上記表示素子は、上記入力操作面に画像を表示させる。
上記情報処理装置は、第2の容量素子及び弾性体機構が設けられているので、入力操作面に対する操作子による押圧を、第2の静電容量の減少により検出することができる。これにより、押圧による第1の静電容量の減少を検出することによって入力操作位置を第1の容量素子により検出するセンサ装置とした場合、第1の静電容量及び第2の静電容量はともに押圧によって押圧前よりも小さく変換される。従って、第2の容量素子における検出を、第1の容量素子における検出回路で検出可能となり、回路設計を単純化することが可能となる。
本発明の他の形態に係るセンサ装置は、弾性部材と、第1及び第2の電極と、接地電極とを具備する。
上記弾性部材は、対向する第1面及び第2面を有する、誘電材料からなる。
上記第1及び第2の電極は、上記第1面に設けられ、互いに離間して配置され、静電容量を形成する。
上記接地電極は、上記第2面に設けられる。
このような構成によれば、センサ装置に対して、第1及び第2面に対して垂直に押圧を加えることにより、弾性部材が収縮し、第1及び第2の電極と、接地電極との距離は小さくなる。これにより、第1の電極と第2の電極とにより形成される電界の一部が接地電極に流れ、第1及び第2の電極により形成される静電容量は押圧前よりも小さく変換される。従って、第1及び第2の電極により形成される静電容量の変化を検出することにより、おセンサ装置に対して加わった押圧力を検出することができる。
本発明によれば、入力操作による静電容量の減少を基に押圧力を検出することができ、入力操作位置を検出する検出素子からの信号と押圧力を検出する検出素子からの信号を、共通の回路で処理することができる。
本発明の一実施形態に係るセンサ装置を備えた情報処理装置の概略断面図である。 上記情報処理装置の筐体の図示を省略した概略分解斜視図である。 上記情報処理装置の要部の拡大図である。 図1の円Aで囲まれた領域の拡大図である。 上記情報処理装置に組み込まれる感圧センサの動作原理を説明するための図である。 上記情報処理装置に組み込まれたセンサ装置の一構成例を示す回路図である。 上記センサ装置の一構成例を示す要部の回路図である。 他の位置実施形態に係わるセンサ装置を備えた情報処理装置の概略断面図である。 更に他の位置実施形態に係わるセンサ装置を備えた情報処理装置の概略断面図である。 図6に示したセンサ装置の他の構成例を示す回路図である。 比較例の感圧センサの動作原理を説明するための図である。 図4に示したセンサ装置の他の構成例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置の他の構成例を示す概略平面図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置の他の構成例を示す概略平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置を備えた情報処理装置の概略断面図である。図2は、図1に示す情報処理装置の筐体の図示を省略した概略分解斜視図である。図3は、図2の部分拡大図であり、タッチパネルの分解斜視図に相当する。図2では、図面を見やすくするためにタッチパネルの電極構造を一部省略し、図3にてタッチパネルの詳細な電極構造を示した。図4は、図1の円Aで囲まれた領域の拡大図である。図5は、図1に示す情報処理装置に組み込まれる感圧センサの動作原理を説明するための図である。図面において、構造をわかりやすくするために、各構造を実際とは異なる縮尺で図示し、また配線数なども実際とは異なる数で図示している。
図1〜4に示すように、情報処理装置1は、トッププレート40と、センサユニット100と、表示素子としての液晶パネル30と、液晶パネル30に対して光を照射するバックライト20と、これらを収容する筐体70とを備える。情報処理装置1において、使用者側からみて、トッププレート40、センサユニット100、液晶パネル30、バックライト20はその順に配置される。センサユニット100は、第1の容量素子としてのタッチパネル50と、第2の容量素子としての感圧センサ60とを備える。
トッププレート40は、その下部に位置するタッチパネル50の表面を保護するものであるが、トッププレート40を省略した構成としてもよい。トッププレート40には透明のガラス基板やフィルムなどを用いることができる。トッププレート40の表面は、使用者による入力操作時に、指やタッチペン等の入力操作子が接触する入力操作面51となる。以下、入力操作子として指を例にあげて説明する。
トッププレート40とセンサユニット100とは、接着層91により接着固定されている。センサユニット100は、平面矩形状のタッチパネル50と、感圧センサ60とを備え、両者は接着固定されている。本実施形態において、トッププレート40は、タッチパネル50の一部として構成される。
タッチパネル50は、入力操作面51と、これに対向する液晶パネル30側に位置する第2の面52とを有している。感圧センサ60は、タッチパネル50の周囲に配置されている。本実施形態では、感圧センサ60は、タッチパネル50の第2の面52の額縁部の四隅にそれぞれ1つずつ、計4つ配置される。タッチパネル50はトッププレート40側、感圧センサ60は液晶パネル30側に位置するように配置される。液晶パネル30は、タッチパネル50の背面側に配置されている。本実施形態においては、入力操作面51にトッププレート40を介して操作子が近接あるいは接触(以下、「接触」と総称する。)することで、情報処理装置1に対する入力操作が行われる。
感圧センサ60は、筐体70に固定配置されている。感圧センサ60は、その厚み方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面62a及び第2面62bを有している。第1面62a側がタッチパネル50に固定配置され、第2面62b側が筐体70に固定配置される。第1面62aには、第1の電極としての駆動電極61及び第2の電極としての受信電極66が互いに離間して配置されている。駆動電極61と受信電極66とは第2の静電容量を形成している。第2面62bには、接地電極63が設けられている。すなわち、弾性体62を挟み込むようにして、駆動電極61及び受信電極66と、接地電極63とが対向して配置される。入力操作面51と垂直な方向、すなわち弾性体62の厚み方向(図面z軸方向)に入力操作面51を押圧すると、感圧センサ60の弾性体62がその厚み方向に縮小するように歪むとともに、この感圧センサ60が接着固定されているトッププレート40及びタッチパネル50が押圧方向に移動する。このように、感圧センサ60は、押圧によって、z軸方向にその厚みが変位する構成となっている。そのため、指による押圧によって感圧センサ60の変位分、タッチパネル50は液晶パネル30に近づくように移動するので、その移動分を考慮してセンサユニット100と液晶パネル30との間には空隙95が設けられている。
[タッチパネル]
タッチパネル50は、入力操作面51のxy座標を検出する、投影型静電容量方式の一つである相互キャパシタンス検出方式を用いた入力デバイスである。相互キャパシタンス検出方式のタッチパネル50においては、電極間の静電容量の変化を検出することにより、タッチパネルの入力操作面の使用者の指が触れた位置、さらにはこの位置の変化を検出するようになされている。
図2及び図3に示すように、タッチパネル50は、例えばX電極基板150、Y電極基板250を順に積層し互いを接着層93にて接着して構成される。X電極基板150及びY電極基板250はそれぞれ矩形状を有し、本実施形態では、Y電極基板250はX電極基板150より小さい外形を有する。X電極基板150、Y電極基板250それぞれに形成されるX方向検出電極153及びY方向検出電極252が互いに平面的に重なりあった領域が、xy平面の座標検出領域80となる。感圧センサ60は、タッチパネル50のxy平面の座標検出領域80外の周縁領域(額縁部)に配置される。言い換えると、平面的に見て、X電極基板150のY電極基板250より突出した部分が額縁形状を有し、この突出した部分に感圧センサ60が設けられる。
図2、図3において、X電極基板150、Y電極基板250それぞれに形成される電極パターン等は、図面上、基板の裏面側に配置されるため、点線で図示している。
X電極基板150は、透明ポリイミド基板151と、該基板151上に形成されたX方向検出電極153と、X方向検出電極153に電気的に接続する配線154と、駆動電極61と、駆動電極61と電気的に接続する引出配線113と、受信電極66と、受信電極66と電気的に接続する引出配線114とを有する。透明ポリイミド基板151以外に、PETフィルム基板やガラス基板などを用いてもよい。
X方向検出電極153は、図上、X軸方向に延在するストライプ状の透明導電膜、例えばITO(Indium Tin Oxide)で形成される。駆動電極61及び受信電極66は、感圧センサ60の一部を構成する。駆動電極61及び受信電極66は、X方向検出電極153と同時形成され、ITOで形成される。駆動電極61及び受信電極66は、座標検出領域80外の矩形のタッチパネル50の額縁上の四隅にそれぞれ1つずつ、計4つ配置される。4つの駆動電極61及び4つの受信電極66は、それぞれ電気的に独立している。なお、駆動電極61及び受信電極66の組は上述の4組に限られず、少なくとも一組あればよい。
配線154は、X方向検出電極153と図示しない回路基板とをFPC基板81を介して電気的に接続するための配線である。引出配線113は、駆動電極61と図示しない回路基板とをFPC基板81を介して電気的に接続するための配線である。引出配線114は、受信電極66と図示しない回路基板とをFPC基板81を介して電気的に接続するための配線である。配線154及び引出配線113、114は、例えばAg(銀)などで印刷形成される。FPC基板81に電気的に接続する図示しない回路基板には、図5に示すように、駆動電極61と電気的に接続する信号発生回路4、受信電極66と電気的に接続する電荷検出回路6等が設けられる。
Y電極基板250は、透明ポリイミド基板251と、該基板251上に形成されたY方向検出電極252と、Y方向検出電極252に電気的に接続する配線254とを有する。透明ポリイミド基板251以外に、PETフィルム基板やガラス基板などを用いてもよい。
Y方向検出電極252は、図上、y軸方向に延在するストライプ状の透明導電膜、例えばITO(Indium Tin Oxide)で形成される。配線254は、Y方向検出電極252と図示しない回路基板とをFPC基板82を介して電気的に接続するための配線である。配線254は、例えばAg(銀)などで印刷形成される。回路基板は、例えばバックライト20の液晶パネル30が配置される側とは反対の面側に配置される。
このように、タッチパネル50は、直交する二軸の方向に検出用の電極パターンが設けられた構成となっている。タッチパネル50の検出出力(第1の信号)は、図示しない回路基板上に設けられている検出回路に入力され、二軸平面での位置、すなわちXY座標の特定が行われる。本実施形態では、Y方向検出電極252にはパルス信号等の検出信号の送信回路(信号発生回路)が接続され、X方向検出電極153には検出信号の受信回路が接続される。Y方向検出電極252に入力された検出信号は、当該Y方向検出電極と対向するX方向検出電極153を介して上記受信回路に供給される。受信回路で検出される検出信号は、X方向検出電極153とY方向検出電極252との間の静電容量に応じて変化する。すなわち、これら電極の交差領域に指が近接または接触すると、当該交差領域の静電容量が減少するため、受信回路で検出される電流が変化する。この変化を検出することによってXY座標が特定でき、指の位置が検出される。尚、トッププレート40が設けられない場合は、X電極基板150の電極パターンが配置されない側の面が入力操作面となる。
[感圧センサ]
図1〜図4に示すように、感圧センサ60は、タッチパネル50と筐体70との間に配置された、誘電材料からなる弾性部材としての弾性体62、駆動電極61、受信電極66及び接地電極63とを備える。
弾性体62は、その厚み方向に沿って配置された、互いに対向する第1面62a及び第2面62bを有している。第1面62a側には、互いに離間して配置された駆動電極61及び受信電極66が設けられている。駆動電極61には上記送信回路(信号発生回路)が接続され、受信電極66には上記受信回路が接続される。第2面62b側には接地電極63が設けられている。接地電極63は、グラウンド電位に接続された導体で形成される。駆動電極61及び受信電極66と、接地電極63とは、弾性体62を介して対向配置される。
感圧センサ60はさらに、弾性体62と駆動電極61及び受信電極66とを接着固定する接着層65と、弾性体62と接地電極63とを接着固定する接着層64とを備える。本実施形態においては、弾性体62と接地電極63とで弾性体機構を構成している。弾性体機構は、入力操作面に対する操作子による押圧によって、駆動電極61と受信電極66とが形成する第2の静電容量を押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換させるものである。本実施形態においては、4つの各感圧センサ60を構成する弾性体が連結して1つの枠状の弾性体62を構成し、4つの感圧センサ60で1つの弾性体62を共有している。また、4つの各感圧センサ60を構成する接地電極が連結して1つの枠状の接地電極63を構成し、4つの感圧センサ60で1つの接地電極63を共有している。尚、駆動電極61や受信電極66もそれぞれ、接地電極63と同様に枠状に形成されてもよい。
弾性体62は、例えば、残留ひずみが少なく、復元率(復元速度)が高い材料が用いられる。この種の材料としては、例えばシリコーンゴム、ウレタン系ゴムを用いることができる。本実施形態では、弾性体62として、株式会社イノアックコーポレーション製「ポロン」(商標)が用いられている。
弾性体62は、例えば10%程度変位すればよく、例えば厚み0.5mmの弾性体62を用いる場合、50μm程度変位すればよい。本実施形態において、弾性体62はタッチパネル50の額縁に対応して額縁状(環状)に設けられている。弾性体62を額縁状に設けることにより、情報処理装置1の状態で、タッチパネル50と筐体70との間、詳細にはタッチパネル50と液晶パネル30との間の空隙95に外部からのゴミなどが侵入することを防止できる。このように額縁状の弾性体62に、外部からのゴミの侵入を防止するシール機能を持たせることができる。従って、外部からのゴミ侵入による表示特性への影響がない。
上述したように、駆動電極61、受信電極66及び引出配線113、114は、タッチパネル50上に、X方向検出電極153または配線154と同時形成されている。これにより、駆動電極61及び受信電極66を別工程で形成する必要がない。また、感圧センサ60の一部を構成する駆動電極61及び受信電極66と、タッチパネル50に形成されるX透明電極パターンや配線を同一基板上に形成できるので、これら電極等を一括して同じFPC基板81にて配線することができる。
接地電極63は、筐体70上に例えば導電ペーストを印刷して形成される。接地電極63には、例えば銀ペーストを用いることができる。接地電極63は、弾性体62と同様にタッチパネル50の額縁部に対応して額縁状(環状)に配置される。
[感圧センサの動作原理]
次に、本実施形態における感圧センサ60の動作原理について図5を用いて説明する。本実施形態の感圧センサ60においては、駆動電極61及び受信電極66、弾性体62、接地電極63の積層方向に加わる押圧力に応じて静電容量が変化する。図5(a)に示すように、押圧力が加わっていない状態では、駆動電極61と受信電極66間で電界110が形成され、駆動電極61と受信電極66とが静電的に結合している。そして、指によって押圧力が加わると、図5(b)に示すように、感圧センサ60を構成する弾性体62はその厚みdがd´に減少するように歪み、この歪みによって、駆動電極61及び受信電極66と、接地電極63との距離が小さくなる。これにより、駆動電極61及び受信電極66によって形成された電界の一部が、より低い電位である接地電極63と結合される。その結果、駆動電極61と受信電極66によって形成される電界111は、押圧前の電界110よりも弱くなり、駆動電極61と受信電極66との間の静電容量が減少する。このように、入力操作面に対する操作子による押圧によって、第2の静電容量を押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換、言い換えると減少させることができる。
感圧センサ60は、静電容量変化率が、押し込み力、すなわち感圧センサ60に加わる押圧力にほぼ比例するリニアな特性を有している。本実施形態においては、駆動電極61に信号発生回路4から矩形のパルスを加え、受信電極66から得られる信号(第2の信号)が、図示しない回路基板に設けられている電荷検出回路6に入力され、駆動電極61と受信電極66間の第2の静電容量の変化を検出することができる。そして、駆動電極61、受信電極66間の静電容量変化から、入力操作面51への押圧による入力決定操作がなされたことを判定することができる。
感圧センサ60の静電容量変化に基づく入力操作面51への押圧力は、後述する演算回路7を含む判定ユニットによって判定される。上記判定ユニットは、情報処理装置1の制御部の一部として構成することができる。判定ユニットは、タッチパネル50の四隅位置に配置された各感圧センサ60で検出された静電容量変化に基づいて、上記押圧力を判定する。判定ユニットは、後述するように、各感圧センサ60の静電容量変化の合算値に基づいて、上記押圧力を判定してもよい。これにより、入力操作面への押圧位置に依存しない高精度な押圧力検出が可能となる。この場合、判定ユニットは、例えば、上記静電容量変化の合算値から押圧力を判定してもよいし、上記合算値を感圧センサの数で除算することで得られる平均値から押圧力を判定してもよい。
ここで、図11に、比較例としての感圧センサを示す。比較例としての感圧センサは、弾性体4062を介して、上部電極4061及び下部電極4066が設けられた構成をしている。比較例としての感圧センサでは、上部電極4061、弾性体4062及び下部電極4066の積層方向に加わる押圧力に応じて、上部電極4061と下部電極4066とで形成される静電容量が変化する。図11に示すように、押圧力が加わると、感圧センサを構成する弾性体4062はその厚みが減少するようにひずみ、上部電極4061と下部電極4066との間の静電容量Cは静電容量C´に増加する。
このように、弾性体4062の変位による上部電極4061、下部電極4066間の静電容量変化を利用して感圧機能を実現することができる。しかし、図11に示す構成の感圧センサを用いた情報処理装置においては、押圧により静電容量の増加が検出されるのに対し、相互キャパシタンス検出方式のタッチパネルでは操作子の近接または接近により静電容量の減少が検出される。このため、感圧センサにおける電荷検出回路とタッチパネルにおける電荷検出回路とを、同一の駆動回路上に設けようとすると回路設計が複雑なものとなってしまう。これに対し、本実施形態においては、弾性体62及び接地電極63からなる弾性体機構を設けることにより、押圧によって駆動電極63と受信電極66との間の静電容量が減少する感圧センサ60を得ることができる。従って、感圧センサにおける電荷検出を、タッチパネルにおける電荷検出回路で検出可能となり、回路設計を単純化することが可能となる。
[信号処理回路]
次に、上述したタッチパネル50及び感圧センサ60からそれぞれ出力される第1及び第2の信号の生成及び処理を実行する信号処理回路について説明する。図6は、信号処理回路101の一構成例を示す概略構成図、図7は、信号処理回路101の一部を構成する検出回路の一構成例を示す回路図である。また、センサユニット100及び信号処理回路101により、センサ装置10が構成される。
図6に示すように、センサユニット100においては、入力操作面51に指が触れるか近接することにより、タッチパネル50によってxy平面の座標位置が検出される。そして、入力操作面51を指で押すことにより、感圧センサ60によってxy平面と垂直な方向(z軸方向)に向かって加わる押圧力が検出され、入力決定が判定される。これにより、単に指が入力操作面51に間接的に触れているだけでは、決定とは判定されないので、誤入力を減少させることができる。更に、指が入力操作面51に触れた状態で入力操作面51上を移動させることができるので操作性がよい。
図6に示すように、センサ装置10は、X方向検出電極2a、2b、2c及び2dとY方向検出電極3a、3b、3c及び3dとを有するタッチパネル50と、駆動電極61と受信電極66を有する感圧センサ60と、信号発生回路4と、第1のスイッチ回路501と、第2のスイッチ回路502と、電荷検出回路6と、演算回路7とを有する。X方向検出電極2a〜2d及びY方向検出電極3a〜3dはそれぞれ、上述の検出電極153、252に対応しており、図6では説明を分かり易くするため、それぞれ4本ずつ示している。
X方向検出電極2a〜2dとY方向検出電極3a〜3dとは、Z方向から見ればそれぞれが入力操作面51上において交差するように配置され、互いに接触しない。これにより、X方向検出電極2a〜2dとY方向検出電極3a〜3dとが交差する複数の箇所には、両検出電極2a〜2d、3a〜3dが対向する第1の静電容量C1がそれぞれ形成される。タッチパネル50は、第1のスイッチ回路501と第2のスイッチ回路502との間に接続される。
感圧センサ60は、駆動電極61と受信電極66とにより第2の静電容量C2を形成する。感圧センサ60は、第1のスイッチ回路501と第2のスイッチ回路502との間に接続される。
信号発生回路4は、スイッチ回路501に接続され、スイッチ回路501を介してY方向検出電極3a〜3dに供給される入力信号を発生する。本実施形態において、信号発生回路4はパルス状の入力信号を発生するが、入力信号はパルス以外にも正弦波等の他の周期的信号であってもよい。
第1のスイッチ回路501は、Y方向検出電極3a〜3d及び感圧センサ60の駆動電極61のそれぞれに接続され、信号発生回路4において発生された信号を、対応するY方向検出電極3a〜3d及び駆動電極61へ供給する複数のスイッチS1a、S1b、S1c、S1d及びS1eを有する。スイッチ回路501は、スイッチS1a〜S1eを開閉することにより、信号発生回路4をY方向検出電極3a、3b、3c、3d及び駆動電極61のいずれかひとつと接続する。スイッチ回路501は、スイッチS1a〜S1eを所定のタイミングで順次切り替える。ここでは、検出電極3a、検出電極3b、検出電極3c、検出電極3d、駆動電極61の順でスイッチS1a〜S1eが切り替えられる。これにより、タッチパネル50を構成する個々の第1の静電容量C1と、感圧センサ60を構成する第2の静電容量C2とに対して順次、信号発生回路4からの入力信号が周期的に供給されることになる。
第2のスイッチ回路502は、X方向検出電極2a〜2d及び感圧センサ60の受信電極66のそれぞれに接続され、静電容量C1、C2を介して供給される電気信号を電荷検出回路6へ出力する複数のスイッチS2a、S2b、S2c、S2d(以上、第1のスイッチ)及びS2e(第2のスイッチ)を有する。スイッチ回路502は、スイッチS2a〜S2eを開閉することにより、X方向検出電極2a〜2d及び受信電極66のいずれかひとつを検出回路6と接続する。スイッチ回路502は、スイッチS2a〜S2eを所定のタイミングで順次切り替える。ここではスイッチS1a〜S1dのいずれかがオン操作されたとき、スイッチS2a〜S2dのいずれかがオン操作される。また、スイッチS1eがオン操作されたときは、スイッチS2a〜S2dはオフとされ、スイッチS2eはオン操作される。以上のようにして、タッチパネル50を構成する各静電容量C1と、感圧センサ60を構成する静電容量C2からの出力信号とが順次、電荷検出回路6へ周期的に供給される。
次に、電荷検出回路6の構成について説明する。図7は、電荷検出回路6の一構成例を示す回路図である。なお、電荷検出回路6の構成は、以下に説明するものに限られない。
電荷検出回路6は、Nチャネル型FET(Field effect transistor)であるFET21及びFET22、参照用静電容量Cxを有する。FET21のソースは接地され、ゲート及びドレインはスイッチ回路502を介してX方向検出電極2a〜2dに接続されている。FET21のゲートはさらにFET22のゲートと接続されている。FET22のソースは接地され、ドレインは参照用静電容量Cxを介して電源端子(Vdd)24に接続されている。FET22のドレインはさらに演算回路7に接続されている。上記構成の検出回路6において、FET21及びFET22によりカレントミラー回路が構成される。即ち、FET21のドレイン−ソース電流に比例した電流がFET22のドレイン−ソース間を流れる。
静電容量C1及びC2は、共通の入力信号に対して、各々の静電容量の大きさによって異なる大きさの電流信号を出力する。電荷検出回路6は、静電容量C1及びC2から出力される電流の変化に基づいて、静電容量C1及びC2の静電容量の変化に応じた検出信号(Vout)を演算回路7へ出力する。
演算回路7は、MPU(Micro Processing Unit)等で構成されている。演算回路7は、検出回路6からの出力信号を演算し、タッチパネル50を構成する各々の静電容量C1の静電容量の変化に基づいて、入力操作面51に対する指の操作位置を特定する。演算回路7はこの特定された操作位置(xy座標値)を図示しない操作対象機器に出力する。
電荷検出回路6においては、参照用静電容量Cxは電源端子24によって充電され、その充電電圧(Vout)が演算回路7に出力される。第2のスイッチ回路502からタッチパネル50又は感圧センサ60の出力信号(第1、第2の信号)が検出回路6へ供給されると、当該電流はカレントミラー回路で増幅されて参照用静電容量Cxに充電される。これにより、参照用静電容量Cxの検出側端子の電位が徐々に上昇し、演算回路7への出力電圧(Vout)が徐々に低下する。出力電圧(Vout)の低下率は、電荷検出回路6へ入力される電流の大きさによって異なる。演算回路7は、電圧Voutの出力値や当該出力値の低下率(時間変化率)等に基づき、静電容量C1、C2の静電容量の変化を検出する。
例えば、タッチパネル50を構成する静電容量C1に関しては、入力操作面51に指が接触するときとしないときとで、当該指の直下付近に位置する静電容量C1の静電容量が異なる。すなわち、指は大地(グラウンド)とみなすことができるため、指と近接するX方向検出電極は当該指と静電的に結合することで、当該X方向検出電極とこれに対向するY方向検出電極との間の静電容量は減少する。したがって、指が近接しないときに比べ、指が近接したときの方が静電容量C1の静電容量は小さくなる。その結果、信号発生回路4と電荷検出回路6とを結ぶ回路のインピーダンスが増加し、検出回路6へ供給される電流が小さくなる。これにより、電荷検出回路6から演算回路7へ供給される出力電圧(Vout)の低下が緩やかになることで、演算回路7において当該静電容量C1の静電容量の減少が検出される。演算回路7は、タッチパネル50を構成する全ての静電容量C1について、上述した静電容量の変化を個々に検出する。
一方、感圧センサ60を構成する静電容量C2に関しては、入力操作面51が押圧されたときと押圧されないときとで静電容量が異なる。すなわち、入力操作面51に押圧力が加わらないときに比べ、押圧力が加わったときの方が、上述の動作原理で説明したように、押圧前よりも静電容量C2の静電容量は減少する。その結果、信号発生回路4と検出回路6とを結ぶ回路のインピーダンスが増加し、検出回路6へ供給される電流が小さくなる。これにより、検出回路6から演算回路7へ供給される出力電圧(Vout)の低下が緩やかになることで、演算回路7において当該静電容量C2の静電容量の減少が検出される。
また、入力操作面51に対する押圧力の大きさに応じて静電容量C2の静電容量も連続的に変化する。その結果、検出回路6へ入力される電流量も静電容量C2の静電容量の変化に応じて変化するため、演算回路7において入力操作面51に対する押圧力を検出することが可能となる。
以上のようにして、信号処理回路101が構成される。信号処理回路101は、単独の処理回路で構成されてもよいし、複数の回路で構成されてもよい。また、信号処理回路101は、アナログ回路で構成されてもよいし、デジタル回路で構成されてもよいし、これらを組み合わせて構成されてもよい。
[情報処理装置の動作]
次に、本実施形態の情報処理装置1の一動作例について説明する。
情報処理装置1が入力操作面51に対する情報の入力待機状態にあるとき、信号発生回路4で発生した入力信号は、第1のスイッチ回路501を介して、タッチパネル50のY方向検出電極3a〜3d及び感圧センサ60の駆動電極61へ順次印加される。入力操作面51は、液晶パネル30の画像が表示されることで、GUI(Graphic User Interface)として機能する。表示画像は、ユーザによって選択操作されるアイコンであってもよいし、ユーザによる入力操作に基づいて表示される画像であってもよい。
入力信号がY方向検出電極3a〜3dへ順に入力されている間、各静電容量C1から出力される電流信号が第2のスイッチ回路502を介して電荷検出回路6へ順次供給される。静電容量C1の走査方法は特に限定されず、例えば、スイッチS1aがオン状態(Y方向電極3aへの信号入力状態)のとき、スイッチS2a〜S2dが所定の計測周期で順次切り替えられる。次に、スイッチS1bがオン状態にされ、再びスイッチS2a〜S2dに切り替えられる。以後、スイッチS1c及びスイッチS1dについても同様な制御が行われる。これにより、各静電容量C1に対して点順次的に入力信号が印加され、各静電容量C1からの出力信号が電荷検出回路6へ点順次的に供給される。
スイッチS1dに対するオン操作が終了した後、スイッチS1eがオン状態とされ、感圧センサ60の下部電極63へ入力信号が印加される。スイッチS1eのオン操作に同期して、スイッチ回路502のスイッチS2a〜S2dはオフ状態に、また、スイッチS2eはオン状態とされる。これにより、駆動電極61及び受信電極66と接地電極63との静電結合によって、押圧前の静電容量よりも小さく変換された静電容量C2からの出力電流が電荷検出回路6へ供給される。
以上の動作が繰り返されることで、1つの信号処理回路101により、タッチパネル50を構成する各静電容量C1の出力と、感圧センサ60を構成する静電容量C2の出力とが電荷検出回路6へ交互に供給される。電荷検出回路6は、静電容量C1及びC2の静電容量に応じた電圧(Vout)を演算回路7へ順次出力する。
演算回路7は、検出回路6の電荷出力電圧(Vout)に基づいて、静電容量C1及びC2の静電容量の変化を監視する。入力操作面51に指が接触していないとき、検出回路から出力される各静電容量C1及び静電容量C2は一定である。一方、入力操作面51に指が接触したとき、その接触位置近傍の静電容量C1の静電容量が減少する。演算回路7は、電荷検出回路6を介して、当該静電容量C1の静電容量の減少を電気的に検出することで、入力操作面51上の操作位置を特定する。
また、入力操作面51に対する指による押圧操作が伴うと、静電容量C2の静電容量が押圧量に応じて減少する。演算回路7は、電荷検出回路6を介して、当該静電容量C2の静電容量の減少を電気的に検出することで、入力操作面51に対する押圧操作力を特定する。感圧センサ60は、タッチパネル50の周囲に配置されているので、筐体70に対するタッチパネル50の相対位置変化を高精度に検出することができる。また、タッチパネル50は感圧センサ60を介して筐体70に設置されているため、入力操作面51に対する押圧力を感圧センサ60によって弾性的に支持することが可能となり、操作感の向上を図ることが可能となる。
以上のように、本実施形態の情報処理装置1によれば、弾性体62と接地電極63からなる弾性機構を設けることにより、感圧センサ60を構成する静電容量C2の静電容量を、入力操作面に対して押圧力を加えていない状態の静電容量C2の静電容量よりも減少させることができる。従って、入力操作面に対して押圧力を加えることによって静電容量が減少する相互キャパシタンス検出方式のタッチパネル50からの出力信号と、感圧センサ60からの出力信号とを共通の回路で処理することが可能となる。従って、信号処理回路101の構成の簡素化および開発コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、第2のスイッチ回路502を備えているので、タッチパネル50用の検出回路を感圧センサ60用の検出回路として兼用することができる。これにより、静電容量の異なる2種の容量素子からの出力信号を共通の回路で処理することが可能となり、信号処理回路101の構成の簡素化および開発コストの低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の他の実施形態による情報処理装置の概略断面図である。第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、主に異なる構成について説明する。第1実施形態においては、図1上、感圧センサはタッチパネルの下方に設けられ、感圧センサの上部がタッチパネルに固定され、下部が筐体に固定されていた。これに対し、本実施形態においては、図8に示すように、感圧センサ1060はタッチパネル1050の上方に設けられ、感圧センサ1060の上部が筐体、下部がタッチパネル1050に固定されている。尚、各構成を接着固定する接着層については図示を省略した。
図8に示すように、情報処理装置1001は、トッププレート40と、センサユニット1100と、液晶パネル30と、バックライト20と、これらを収容する筐体1010とを備える。情報処理装置1001において、使用者側からみて、トッププレート40、センサユニット1100、液晶パネル30、バックライト20はその順に配置される。センサユニット1100は、第1の容量素子としてのタッチパネル1050と、第2の容量素子としての感圧センサ1060とを備える。タッチパネル1050は、第1の実施形態のタッチパネル50とほぼ同様の構成を有し、基板形状が異なる点でのみ相違する。
感圧センサ1060は、筐体1010に固定配置されている。感圧センサ1060は、その厚み方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面1062a及び第2面1062bを有する弾性体機構としての弾性体1062と、駆動電極1061及び受信電極1066とを含む。感圧センサ1060は、その第1面1062a側が筐体1010に固定配置され、第2面1062b側が筐体1010に固定配置されている。第1面1062aには第1の電極としての駆動電極1061が配置され、第2面には第2の電極としての受信電極1066が配置されている。駆動電極1061と受信電極1066とは弾性体1062を挟み込むように配置され、駆動電極1061と受信電極1066とは第2の静電容量を形成している。
本実施形態においては、入力操作面51と垂直な方向、すなわち弾性体1062の厚み方向(図面z軸方向)に入力操作面51を押圧すると、感圧センサ1060の弾性体1062が伸張するように歪むとともに、この感圧センサ1060が接着固定されているタッチパネル1050が押圧方向に移動する。このように、感圧センサ1060は、押圧によって、z軸方向にその厚みが変位する構成となっている。押圧によって、駆動電極1061と受信電極1066との距離は、押圧前の時よりも長くなる。このため、押圧後の駆動電極1061と受信電極1066とによって形成される第2の静電容量は、押圧前のそれよりも小さく変換される。このように、本実施形態では、感圧センサ1060を、その厚み方向に沿って順に駆動電極1061、弾性体1062、受信電極1066と配置されるように構成し、押圧によって弾性体が伸張する構成としている。これによって、押圧により第2の静電容量が減少する感圧センサを構成することができ、第1実施形態と同様に、相互キャパシタンス検出方式のタッチパネル1050からの出力信号と、感圧センサ1060からの出力信号とを共通の回路で処理することが可能となる。従って、信号処理回路の構成の簡素化および開発コストの低減を図ることができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の更に他の実施形態による情報処理装置の概略断面図である。第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、主に異なる構成について説明する。本実施形態は、第1実施形態と比較して、感圧センサ2060の構成が異なる点でのみ相違する。
図9に示すように、情報処理装置2001は、トッププレート40と、センサユニット2100と、液晶パネル30と、バックライト20と、これらを収容する筐体70とを備える。情報処理装置2001において、使用者側からみて、トッププレート40、センサユニット2100、液晶パネル30、バックライト20はその順に配置される。センサユニット2100は、第1の容量素子としてのタッチパネル50と、第2の容量素子としての感圧センサ2060とを備える。
感圧センサ2060は、その幅方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面2062a及び第2面2062bを有する弾性体機構としての弾性体2062と、駆動電極2061及び受信電極2066からなる。第1面2062aには第1の電極としての駆動電極2061が配置され、第2面2062bには第2の電極としての受信電極2066が配置されている。駆動電極2061と受信電極2066とは弾性体2062を挟み込むように配置され、駆動電極2061と受信電極2066とは第2の静電容量を形成している。
本実施形態においては、入力操作面51と垂直な方向、すなわち弾性体2062の厚み方向(図面z軸方向)に入力操作面51を押圧すると、感圧センサ2060の弾性体2062がその厚み方向に収縮し、また、幅方向に伸長するように歪む。弾性体2062の歪とともに、この感圧センサ2060が接着固定されているタッチパネル2050が押圧方向に移動する。このように、感圧センサ2060は、押圧によって、z軸方向にその厚みが変位する構成となっている。押圧によって、弾性体2062は厚みが収縮するとともに幅方向に広がるため、駆動電極2061と受信電極2066との距離は、押圧前の時のそれよりも長くなる。このため、押圧後の駆動電極2061と受信電極2066とによって形成される第2の静電容量は、押圧前のそれよりも小さく変換される。このように、本実施形態においては、感圧センサ2060を、その幅方向に沿って順に駆動電極2061、弾性体2062、受信電極2066と配置されるよう構成し、押圧により弾性体が幅方向に伸長する構成としている。これにより、押圧により第2の静電容量が減少する感圧センサ2060を構成することができ、第1実施形態と同様に、タッチパネル50からの出力信号と、感圧センサ2060からの出力信号とを共通の回路で処理することが可能となる。従って、信号処理回路の構成の簡素化および開発コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、タッチパネル50及び感圧センサ60に対して共通に電荷検出回路6を設置した例を説明したが、これに限られない。例えば、電荷検出回路は、図10に示すようにタッチパネル50のX方向検出電極2a〜2d及び感圧センサ60ごとに複数設置されてもよい。この場合、各検出回路6a〜6eは共通の構成の回路を用いることができるため、回路部品の共通化により装置コストの低減を図ることが可能となる。なお、図10において図6と対応する部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
また、以上の第1の実施形態では、感圧センサ60の接地電極63を筐体70に固定する例を説明した。これに代えて、筐体70が接地電位に接続された導体で形成されている場合は、弾性体62を支持する筐体70を接地電極として機能させることも可能である。この場合、図12に示すように、接地電極63を設けることなく弾性体62を筐体70に直接接着してもよい。
さらに、以上の実施形態では、図13(a)に示すように、感圧センサを構成する駆動電極61及び受信電極66はそれぞれ同じ数だけ形成され、さらに各電極に個別に引出配線113、114が形成されたが、これに限られない。例えば、図13(b)に示すように、駆動電極61は、各受信電極66に共通とされてもよい。図示の例では、駆動電極61は、各受信電極の内周側に形成された単一の環状体とされる。これにより、電極および配線の形成の簡素化を図ることができる。また、図14(a)は、駆動電極61および受信電極66をそれぞれ単一の環状体で形成した例を示している。これにより、引出配線113、114の共通化を図ることができる。駆動電極61は受信電極66の内周側に配置されているが、受信電極66の外周側に配置されてもよい。そして、図14(b)は、タッチパネル50の四隅に配置された駆動電極61および受信電極66を各々配線61aおよび配線61bで接続した例を示している。このような構成例においても、引出配線113、114の共通化を図ることができる。
そして、感圧センサ60の配置部位はタッチパネル50の四隅位置に限られない。例えば、タッチパネルの中央部、あるいは、縦(上下)方向または横(左右)方向に偏倚した位置など、押圧力あるいは押圧位置を検出できる領域であればどこに配置されていてもよい。
1、1001、2001…情報処理装置
2a〜2d、153…X方向検出電極
3a〜3d、252…Y方向検出電極
4…信号発生回路
10…センサ装置
30…液晶パネル
50…タッチパネル
51…入力操作面
60…感圧センサ
61、1061、2061…駆動電極
62、1062、2062…弾性体
62a、1062a、2062a…第1の面
62b、1062b、2062b…第2の面
63…接地電極
66、1066、2066…受信電極
70…筐体
96…指

Claims (10)

  1. 操作子によって操作される入力操作面を有し、第1の静電容量を有する第1の容量素子と、
    第2の静電容量を形成する第1及び第2の電極を有する第2の容量素子と、
    前記入力操作面に対する前記操作子による押圧によって、前記第2の静電容量を押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換させる弾性体機構と
    を具備するセンサ装置。
  2. 請求項1記載のセンサ装置であって、
    前記弾性体機構は、
    厚み方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面及び第2面を有し、前記第1面に前記第1及び第2の電極が設けられ、前記押圧によって厚み方向に収縮する弾性部材と、
    前記第2面に設けられ接地された導体と
    を有するセンサ装置。
  3. 請求項2記載のセンサ装置であって、
    前記第1の容量素子は、前記入力操作面に対する前記操作子の近接または接触により、前記第1の静電容量を減少させる
    センサ装置。
  4. 請求項2記載のセンサ装置であって、
    前記第2の容量素子は、前記第1の電極と前記第2の電極との組を複数組有する
    センサ装置。
  5. 請求項3記載のセンサ装置であって、
    前記第1の静電容量の変化に基づいて前記第1の容量素子から出力される第1の信号と、前記第2の静電容量の変化に基づいて前記第2の容量素子から出力される第2の信号とを処理する信号処理回路を更に具備する
    センサ装置。
  6. 請求項5に記載のセンサ装置であって、
    前記第1の信号は、前記入力操作面に対する前記操作子の近接または接触位置を検出するための信号を含み、
    前記第2の信号は、前記入力操作面に対する前記操作子の押圧力を検出するための信号を含む
    センサ装置。
  7. 請求項1記載のセンサ装置であって、
    前記第1の容量素子を収容する筐体を更に具備し、
    前記弾性体機構は、厚み方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面及び第2面を有し、前記第1面に前記第1の電極、前記第2面に前記第2の電極が設けられた弾性部材を有し、
    前記第1の電極は前記筐体に固定され、前記第2の電極は前記入力操作面に固定され、
    前記入力操作面に対する前記操作子による押圧によって、前記弾性部材は、その厚み方向に伸長する
    センサ装置。
  8. 請求項1記載のセンサ装置であって、
    前記弾性体機構は、
    幅方向に沿ってそれぞれ配置された対向する第1面及び第2面を有し、前記第1面に前記第1の電極、前記第2面に前記第2の電極が設けられ、前記押圧によって幅方向に伸長する弾性部材
    を有するセンサ装置。
  9. 操作子によって操作される入力操作面を有し、第1の静電容量を有する第1の容量素子と、
    第2の静電容量を形成する第1及び第2の電極を有する第2の容量素子と、
    前記入力操作面に対する前記操作子による押圧によって、前記第2の静電容量を押圧前の第2の静電容量よりも小さく変換させる弾性体機構と、
    前記入力操作面に画像を表示させる表示素子と
    を具備する情報処理装置。
  10. 対向する第1面及び第2面を有する、誘電材料からなる弾性部材と、
    前記第1面に設けられ、互いに離間して配置され、静電容量を形成する第1及び第2の電極と、
    前記第2面に設けられた接地電極と
    を具備するセンサ装置。
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