JP2011134179A - 二酸化炭素排出権の取引方法及び該方法のために用いるシステム - Google Patents

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和幸 小田
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Abstract

【課題】、一般消費者のエネルギー消費機器の使用意欲を促進することのできる二酸化炭素の排出権の取引方法、及び該方法のために用いるシステムを提供すること。
【解決手段】
排出権譲受者100が、エネルギー消費機器の使用により発生し得る二酸化炭素排出権を算出し、該算出された二酸化炭素排出権に相当する対価をエネルギー消費機器の使用者400に還元する。これにより、使用者は特別な設備の導入や手続を行うことなく、取得した二酸化炭素排出権に相当する対価を受けることができる。従って、一般消費者のエネルギー消費機器の使用をより促進して、CO2排出量の削減に寄与することができるとともに、このようにエネルギー消費機器の使用が促進されることで排出権譲受者100もより安定して二酸化炭素排出権を譲り受けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、二酸化炭素排出権の取引方法及び該方法のために用いるシステムに関し、特に、自然冷媒ヒートポンプ給湯器、LED、電気自動車等の二酸化炭素の排出量を削減することのできるエネルギー消費機器を使用する使用者に生じる二酸化炭素の排出権を取引する方法及びシステムに関する。
環境問題対策の1つである地球温暖化防止対策として、1997年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で、先進国に対し各国別に法的拘束力のある数量化された目標を規定した京都議定書が採択された。数値目標として、先進国の二酸化炭素排出量を、2008年から2012年の期間平均で、1990年比少なくとも5%削減する。その中で、日本は90年比6%削減することに同意し(米国−7%、EU−8%)、今後目標達成に向けて諸制度が制定される見通しである。尚、京都議定書では、柔軟性措置として排出量取引等の京都メカニズムの導入が盛り込まれている。
京都議定書において対象となる温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N20)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)、PFC(パーフルオロカーボン)、6フッ化硫黄(SF6)である。
日本では、既に省エネルギー化が進んでおり、これ以上の省エネルギー化は困難であることから、温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素の排出権取引を行うこと、及び温暖化ガスを排出する者に均等に負担させる目的で、エネルギー環境関連税をかけることが検討されている。
二酸化炭素排出権取引制度とは、CO2ガスを排出する事業者又は需要家に対して一定のCO2排出量を設定し、その排出枠より実際の排出量を少なくできた事業者(又は需要家)は、その差分を排出権として、売却できる。一方、CO2排出枠を超えた事業者(又は需要家)は、超過分の排出権を購入して、排出量の制限を満たす。このように、排出権の需要の調整に市場メカニズムを活用した二酸化炭素排出権取引制度を利用して、全体として安価に二酸化炭素排出量削減の効果を上げることができる。なお、「二酸化炭素排出権」は、「CO2排出クレジット」、「CO2クレジット」とも呼ばれている。
そして、今後、電気自動車や自然冷媒ヒートポンプ給湯機等の従来の製品と比較してCO2を削減できるエネルギー消費機器を使用することで、事業者ではない一般の消費者が二酸化炭素排出権を得ることができる可能性がある。このようなエネルギー消費機器の一例である電気自動車は、燃料としての電力の発電時に排出されるCO2を考慮しても、ガソリン車と比較してCO2排出量が少ないことが知られている。従って、ガソリン車で走行した場合を基準として算出されるCO2排出量は、電気自動車のそれよりも大きくなるので、電気自動車の使用者は、当該電気自動車に乗車することでガソリン車と比較して削減できるCO2の量を二酸化炭素排出権として獲得することができる。このようにした使用者が得た二酸化炭素排出権は、所定の手続を経て、その量に相当する通貨の支払いなどが対価として還元される。
なお、特許文献1には、所定の企業においてCO2排出量を削減するエネルギー消費機器の使用エネルギー量、及びこの使用したエネルギー量に基づいて二酸化炭素排出権を算出する設備を導入し、当該設備で算出された二酸化炭素排出権に相当する対価を、特定の地域の自治体が地域通貨として発行するシステムが記載されている。
特開2006−277597号公報
上記特許文献1に記載のシステムは、二酸化炭素排出権の取引が自治体、及びこの自治体と繋がりの深い管轄内の企業との間で行われることが想定されているものである。すなわち、取得した二酸化炭素排出権に相当する対価を受けるために、エネルギー消費量から二酸化炭素排出権を算出するための専用の設備を導入し、自治体に地域通貨発行の手続を行う必要があり、個人等のエネルギー消費機器の使用者(一般消費者)にとっては煩雑であった。従って、現状では、大多数の一般消費者は、二酸化炭素排出権を得ても、それを取引に活かすことなく無駄にしてしまっているケースが多い。このような状況は、一般消費者に対してCO2排出量を削減可能なエネルギー消費機器の使用に対する意欲を減退させるだけでなく、二酸化炭素排出権の譲り受けを希望する企業にとっても好ましいものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、CO2排出量を削減可能なエネルギー消費機器の一般消費者による使用意欲を促進することのできる二酸化炭素排出権の取引方法、及び該方法のために用いるシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の二酸化炭素排出権の取引方法は、二酸化炭素の排出量を削減して二酸化炭素排出権を取得可能なエネルギー消費機器を提供する機器提供者と、該機器提供者から提供されたエネルギー消費機器を使用する使用者と、該使用者から前記二酸化炭素排出権を譲り受ける排出権譲受者と、の間で行われる二酸化炭素排出権の取引方法において、前記機器提供者から提供された特定のエネルギー消費機器を使用者が使用することにより、該使用者が取得する二酸化炭素排出権を前記排出権譲受者側で算出し、該算出された二酸化炭素排出権に相当する対価を前記譲り受けの対価として前記使用者に還元することを特徴とする。
これによれば、エネルギー消費機器の使用者が当該エネルギー消費機器を使用して得た二酸化炭素排出権に相当する対価を排出権譲受者側で算出して使用者に還元することによって、使用者は、特別な設備の導入や手続を行うことなく、取得した二酸化炭素排出権に相当する対価を受けることができる。従って、一般消費者のエネルギー消費機器の使用をより促進して、CO2排出量の削減に寄与することができるとともに、このようにエネルギー消費機器の使用が促進されることで排出権譲受者もより安定して二酸化炭素排出権を譲り受けることができる。
そして、請求項2の発明では、請求項1に記載の二酸化炭素排出権の取引方法において、前記機器提供者から提供されるエネルギー消費機器ごとに付される機器IDを、前記排出権譲受者側に設置される管理データベースに記録する機器ID記録工程と、前記機器IDごとのエネルギー消費機器のエネルギー消費量から前記二酸化炭素の削減量を算出し、該削減量から前記使用者が取得する二酸化炭素排出権を算出する排出権算出工程と、前記排出権算出工程において算出された前記二酸化炭素排出権を前記機器IDと関連付けて前記管理データベースに記録する排出権記録工程と、前記管理データベースに記録された前記機器IDごとの二酸化炭素排出権に基づいて前記譲り受けの対価を算出する対価算出工程と、該対価算出工程において算出された対価を前記譲り受けの対価として前記管理データベースに記録する対価記録工程と、前記対価記録工程において記録された前記譲り受けの対価を、前記機器IDに対応する機器を有する使用者に還元する対価還元工程と、を有する。
これにより、エネルギー消費機器の機器ID、機器IDごとのエネルギー消費機器のエネルギー消費量から使用者が取得する二酸化炭素排出権、及びその二酸化炭素排出権に基づく対価を排出権の管理データベースを用いて一元的に管理することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の二酸化炭素排出権の取引方法において、前記機器提供者から提供されるエネルギー消費機器ごとに付される機器IDを、前記排出権譲受者側に設置される管理データベースに記録する機器ID記録工程と、前記機器IDごとのエネルギー消費機器の使用者により発生するであろう前記二酸化炭素の削減量を予測算出し、該削減量から前記使用者が取得するであろう二酸化炭素排出権を算出する排出権予測算出工程と、前記排出権予測算出工程において算出された前記二酸化炭素排出権を前記機器IDと関連付けて前記管理データベースに記録する排出権記録工程と、前記管理データベースに記録された前記機器IDごとの予測算出された二酸化炭素排出権に基づいて前記譲り受けの対価を算出する対価算出工程と、該対価算出工程において算出された対価を前記譲り受けの対価として前記管理データベースに記録する対価記録工程と、前記対価記録工程において記録された前記譲り受けの対価を、前記機器IDに対応する機器を有する使用者に還元する対価還元工程と、を有する。
これによれば、排出権譲受者が、エネルギー消費機器の使用者が使用して得ることができるであろう二酸化炭素排出権の予測算出を行うことで、使用者がエネルギー消費機器を使用する前(例えば、機器の購入時)に、その二酸化炭素排出権に対応する対価を使用者に還元することができる。従って、使用者はエネルギー消費機器を使用することによる利益を前もって確保できる一方で、排出権譲受者は二酸化炭素排出権を安定して確保することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載の二酸化炭素排出権の取引方法において、前記機器ID記録工程において記録された機器IDに対応するエネルギー消費機器に対して特定のエネルギー補充手段から補充されたエネルギー補充量の情報が、前記使用者側に設置される使用者端末から前記排出権譲受者側に設置される管理サーバに送信されるエネルギー補充量送信工程と、前記管理サーバが受信したエネルギー補充量の情報を前記管理データベースに記録するエネルギー補充量記録工程と、前記管理サーバが前記エネルギー補充量記録工程で記録された前記エネルギー補充量に基づいて前記エネルギー消費量を推定するエネルギー消費量推定工程と、を有し、前記排出権算出工程では、前記管理サーバが前記算出されたエネルギー消費量を前記排出権算出工程における前記機器IDごとの前記エネルギー消費量として、前記使用者が取得する二酸化炭素排出権を算出する。
これによれば、エネルギー消費機器の使用者がこのエネルギー消費機器にエネルギー(電力や水素など)を補充した際の補充量の情報に基づいて上記エネルギー消費量の推定し、この推定したエネルギー消費量に基づいて使用者の二酸化炭素排出権が算出される。そして、当該二酸化炭素排出権に基づいて上記対価が算出されて使用者に還元されるので、使用者は、特別な設備の導入や煩雑な二酸化炭素排出権の売買の手続を行うことなく、エネルギー消費機器のエネルギーを補充することで半ば自動的に取得した二酸化炭素排出権に相当する対価を受けることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記エネルギー補充手段は、前記機器IDを入力することによりエネルギー補充を行うことが可能であることを特徴とする。これにより、上記管理サーバにおける機器IDによる一元管理が容易なものとなる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の取引方法において、前記エネルギーは、電力であり、前記エネルギー消費機器は、電力を消費する電力消費機器である。このように、エネルギー消費機器の一例として、電力消費機器を採用することができる。
なお、請求項7〜9に記載のように、上記電力消費機器は、電気自動車、自然冷媒ヒートポンプ給湯器、及びLED等が採用可能である。例えば、電力消費機器として電気自動車を採用する場合、将来的に大きく普及が予想される電気自動車の使用によって発生する二酸化炭素排出権の取引を効率的に行うことができるので、本発明にかかる取引方法の一般消費者への普及をより促進して、CO2排出量の削減により貢献することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記排出権算出工程における前記二酸化炭素排出権の算出では、電力消費量に加えて、前記電気自動車の走行距離がパラメータとして設定される。これによれば、CO2削減量の算出の精度をより向上させることができる。
請求項11に記載の発明では、請求項7又は10に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記エネルギー補充手段が、前記電気自動車に充電を行う充電スタンドである。
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記電気自動車には、該電気自動車の機器IDに関連付けて、前記充電設備により充電された電力の充電量及び該電気自動車の走行距離を記録する二酸化炭素排出権算出パラメータ記録手段が設けられ、前記充電スタンドには、前記機器IDに関連付けられた前記充電量及び前記走行距離を前記電気自動車の充電時に前記管理サーバに送信する二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段が具備されている。
これによれば、使用者が充電スタンドにおいて充電を行うと、二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段から管理サーバに充電量が送信されるので、使用者自身が特別な手続きを行うことなく、CO2排出量を算出するためのデータを管理サーバに送信することができる。
請求項13に記載の発明では、請求項11に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記電気自動車には、該電気自動車の機器IDに関連付けて、前記充電設備により充電された電力の充電量及び該電気自動車の走行距離を記録する二酸化炭素排出権算出パラメータ記録手段と、前記機器IDに関連付けられた前記充電量及び前記走行距離を前記電気自動車の充電時に前記管理サーバに送信する二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段と、が設けられている。
これによれば、使用者が充電設備を用いて充電を行うだけで電気自動車の充電量及び走行距離が二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段から管理サーバに充電量が送信されるので、使用者自身が特別な手続きを行うことなく、CO2排出量を算出するためのデータを管理サーバに送信することができる。
請求項14に記載の発明は、請求項4〜11の何れか1項に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記充電設備は、前記機器IDを入力する機器ID入力部が設けられたコンセントと、前記機器ID入力部に機器IDが入力されると該コンセントから該機器IDに対応する電力消費機器に対して供給される電力量を計測する電力量計と、前記電力量計により計測された電力量を充電電力量の情報として前記管理サーバに送信する充電電力量送信部を備えたことを特徴とする。
これによれば、使用者が、機器ID入力部に機器IDを入力することにより、例えば自宅のコンセントを用いてエネルギー消費機器の充電を行うと、電力量計に設けられた充電電力情報送信手段から管理サーバに充電量が送信されるので、使用者自身が特別な手続きを行うことなく、CO2排出量を算出するためのデータを管理サーバに送信することができる。
請求項15に記載の発明は、請求項4〜14の何れか1項に記載の二酸化炭素排出権取引方法において、前記使用者側端末は、前記エネルギー消費機器の機器IDに関連付けて、該エネルギー消費機器へのエネルギー補充量を表示する表示手段を有し、前記管理サーバは、前記エネルギー補充量に基づいて算出される前記二酸化炭素排出権のデータを前記使用者端末に送信し、該使用者端末は、前記管理サーバより受信した前記機器IDごとの二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価を前記表示手段に表示する。これによれば、エネルギー消費機器の使用により取得した二酸化炭素排出権に基づく対価を確認することができる。
請求項16に記載の発明は、請求項2〜15の何れか1項に記載の二酸化炭素排出権の取引方法において、前記管理データベースには、前記機器ID毎に前記エネルギー消費機器に関するイベントを記録するとともに、該イベント毎にイベントIDを付し、該イベントID毎に対応させて前記使用者が取得した二酸化炭素排出権及び該二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価を前記管理データベースに記録することを特徴とする。なお、ここで「イベント」とは、例えば、使用者による上記エネルギー消費機器の購入、使用、及びエネルギーの補充等の当該エネルギー消費機器に関する種々の出来事を意味する。
これによれば、エネルギー消費機器の「イベント」毎に使用者が取得する二酸化炭素排出権を記録することで、排出権譲受者による二酸化炭素排出権の取引の管理を円滑にすることができる。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の二酸化炭素排出権の取引方法において、前記使用者側に設置される使用者端末には、前記イベントID毎に前記管理データベースに記録された前記使用者が取得した二酸化炭素排出権のデータ、及び該二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価のデータを前記管理サーバから受信する受信手段と、前記管理データベースに記録された前記イベントID毎の前記使用者が取得した二酸化炭素排出権及び該二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価が表示される表示手段と、前記譲り受けの対価を現金又は有価証券として受け取るか、又は該対価を前記排出権譲受者から前記使用者に提供される所定の商品又は役務に対する料金に充当させるかを選択する選択入力手段と、を有することを特徴とする。これによれば、使用者は、取得した二酸化炭素排出権及びその対価を使用者端末の表示手段で確認し、その対価を現金や有価証券として直接受け取るか、或いは排出権譲受者が提供する商品又は役務(例えば、電力やガス及びそれらの提供など)に対する料金に充てるかを選択入力手段により選択することができる。なお、上記「有価証券」とは、例えば、排出権譲受者が発行する債権証券、具体的には排出権量及びその対価額が記されたレシートなどを意味する。
請求項18に記載の二酸化炭素排出権取引システムは、二酸化炭素の排出量を削減して二酸化炭素排出権を取得可能なエネルギー消費機器を提供する機器提供者側の機器提供者端末と、該機器提供者から提供された機器を使用する使用者側の使用者端末と、前記使用者から前記二酸化炭素排出権の譲り受ける排出権譲受者側の管理サーバと、該管理サーバに接続された管理データベースと、を備え、前記機器提供者端末、前記使用者端末、及び前記管理サーバが相互にネットワーク接続され、前記機器提供者端末には、前記エネルギー消費機器の機器IDが記録され、該記録されている機器IDが前記管理サーバに送信され、前記使用者側端末は、前記エネルギー消費機器の使用により使用者が取得する二酸化炭素排出権、又は取得することが予測される予測二酸化炭素排出権のデータを前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記機器提供者端末から受信した機器IDに対応させて前記二酸化炭素排出権のデータを前記管理データベースに記録し、前記機器IDに対応した前記二酸化炭素排出権、又は前記予測二酸化炭素排出権のデータに基づいて相当する対価を算出し、該対価を譲り受けの対価として前記使用者に還元することを特徴とする。
これによれば、エネルギー消費機器の使用者が当該エネルギー消費機器を使用して得た二酸化炭素排出権に相当する対価を排出権譲受者側で算出して使用者に還元することによって、使用者は、特別な設備の導入や手続を行うことなく、取得した二酸化炭素排出権に相当する対価を受けることができる。従って、一般消費者のエネルギー消費機器の使用をより促進して、CO2排出量の削減に寄与することができるとともに、このようにエネルギー消費機器の使用が促進されることで排出権譲受者もより安定して二酸化炭素排出権を譲り受けることができる。
本発明によれば、エネルギー消費機器の使用者が当該エネルギー消費機器を使用して得た二酸化炭素排出権に相当する対価を排出権譲受者側で算出して使用者に還元する、すなわち、二酸化炭素排出権とその排出権に基づく対価の還元を排出権譲受希望者が一元的に管理することによって、使用者は、特別な設備の導入や手続を行うことなく、取得した二酸化炭素排出権に相当する対価を受けることができる。従って、一般消費者のエネルギー消費機器の使用をより促進して、CO2排出量の削減に寄与することができるとともに、このようにエネルギー消費機器の使用が促進されることで排出権譲受者もより安定して二酸化炭素排出権を譲り受けることができる。
これにより、エネルギー消費機器の使用者は二酸化炭素の削減量分に相当する利益を容易に得ることができるので、例えば、電気自動車等の二酸化炭素を削減可能なエネルギー消費機器の普及を大きく促進することができ、延いては、国家全体の二酸化炭素の排出量削減に寄与することとなる。
第1の実施の形態に係る取引方法に参加する各機関の構成を概略的に示すブロック図である。 各機関のハードウェア構成を説明する図である。 取引方法の流れを示すフローチャートである。 管理データベースのデータ構造の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る取引方法の流れを示す図である。 管理データベースのデータ構造の一例を示す図である。 第3の実施の形態に係る取引方法に参加する各機関の構成を概略的に示すブロック図である。 各機関のハードウェア構成を説明する図である。
以下、本発明に係る第1〜第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下、第1〜第3の実施の形態では、上述の「二酸化炭素排出権」を「CO2排出クレジット」と記載する。
以下の実施の形態では、CO2の削減を実現するエネルギー消費機器のIDの記録、該エネルギー消費機器の使用で発生するCO2排出クレジットの算出や記録、及びその購入を行う民間の排出権譲受者(例えば、電力会社や製造業等の業務上、CO2排出クレジットを必要とする企業や、このようなCO2排出クレジットを必要とする企業とCO2排出クレジットの売買を行うためにCO2排出クレジットを取得する企業、すなわち、排出権売買の代行企業)、そして、この排出権譲受者と提携して上記エネルギー消費機器を販売提供する機器提供者としての販売店、及びこの販売店からエネルギー消費機器を購入し使用する使用者により、CO2排出クレジットの取引システムが構築されている。
以下で説明する実施の形態に係るCO2排出クレジット取引方法においては、機器提供者である販売店から提供された特定のエネルギー消費機器を使用者が使用することにより発生するCO2削減量から、使用者が取得するCO2排出クレジットを排出権譲受者側で算出し、算出されたCO2排出クレジットに相当する対価が使用者に還元される。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る取引方法に参加する各機関の構成を概略的に示すブロック図である。本実施の形態では、CO2を削減してCO2排出クレジットを取得可能なエネルギー消費機器が、電気自動車である場合について詳細に説明する。図示のように、本実施の形態に係るCO2排出クレジットの取引方法は、排出権譲受者100、販売店300、電気自動車使用者400、更に電気自動車の充電を行う充電スタンド500により実現される。
排出権譲受者100は、販売店300、及び電気自動車使用者400と契約関係にある企業であり、本実施の形態では、特に、電気自動車の走行に必要な電力を提供する電力会社である。なお、この排出権譲受者100は、電力会社に限られるものでは無く、例えば、契約関係にある他の業種の企業、例えば、電気自動車の製造メーカや関連のファイナンス系企業などであっても良い。
販売店300は、図示しない電気自動車メーカから卸された電気自動車を電気自動車使用者400に販売する。なお、後述するように、電気自動車使用者400に販売された電気自動車については、その自動車に付した識別情報(自動車ID)を排出権譲受者100に送信する。
電気自動車使用者400は、販売店300から購入した電気自動車を使用する者であり、この電気自動車の使用により削減されたCO2排出量に基づいて算出されたCO2排出クレジットを取得する。なお、本実施の形態では、後に詳細に説明するように、このCO2排出量の削減量は、電気自動車に対する充電電力量に基づいて推定される電力消費量から算出される。
以下、本実施の形態のハードウェア構成について説明する。図2は、ハードウェア構成を概略的に示す図である。図示のように、排出権譲受者100は、CO2排出クレジット取引に必要な情報を関連付けて記録する管理データベース10と、この管理データベース10に対するデータの更新やCO2排出クレジットの算出等の計算を行う管理サーバ12を有しており、電気自動車販売店300は、販売店端末16を有している。
そして、充電スタンド500には電気自動車に電力を補充する充電機能の他に、上記各端末とデータ通信を行うエネルギー補充量算出パラメータ送信手段としてのデータ通信手段30、電気自動車のIDを入力するID入力手段32、取得したCO2排出クレジットやその対価額が記載されるレシートを発行するレシート発行手段34、及び表示手段35を備えた使用者側端末としての充電装置18が設置されている。
これら管理サーバ12、販売店端末16及び充電装置18は、WAN等の所定のネットワーク600により接続されている。このネットワーク600は、VPN(Virtual Private Network)や専用回線等のセキュリティの高い回線であることが望ましい。なお、管理サーバ12、及び販売店端末16は、例えば、パーソナルコンピュータで構成され、管理データベース10は管理サーバ12のハードディスク等の記憶手段と管理サーバ12にインストールされた所定のソフトウェアを用いて構成されている。
管理データベース10には、販売店端末16、及び充電装置18から管理サーバ12に送信される種々のデータやこのデータに基づいて管理サーバ12で算出されたデータが記録される。本実施の形態では、特に、電気自動車のID、充電装置18による充電量、及び発生するCO2排出クレジットが記録される。
販売店端末16は、電気自動車が電気自動車使用者400により購入された後に、その電気自動車のIDを少なくとも含む識別情報をネットワーク600を介して管理サーバ12に送信する。なお、この識別情報には、電気自動車の車種や型式等の情報が含まれていても良い。充電装置18は、電気自動車に充電された電力の電力量の情報をその電気自動車のIDとともにネットワーク600を介して管理サーバ12に送信する。
以下、上記構成に基づいて行われるCO2排出クレジット取引方法の具体的な流れを詳細に説明する。図3は、CO2排出クレジット取引方法の流れを説明するフローチャートであり、図4は、管理データベース10に記録されているデータ構造の一例を示している。なお、本実施の形態において管理データベース10は、図4に示すように、電気自動車使用者400による電気自動車の購入、使用、及び充電等の出来事を「イベント」とし、この「イベント」に付されたイベントID毎に対応させて、CO2排出クレジットに関する種々のデータを記録している。
図3に示すように、ステップS101において、電気自動車使用者400により電気自動車販売店300から上記電気自動車が購入される(イベントID10参照)と、その購入された電気自動車のID情報が、販売店端末16から管理サーバ12に送信され管理データベース10に記録される(機器ID記録工程)。
そして、ID情報が管理データベース10に記録されている電気自動車を購入した使用者は、この電気自動車を走行使用することで電力を消費する。電気自動車使用者400により充電スタンド500の充電装置18のID入力手段34に当該電気自動車のIDが入力されると、充電装置18は充電可能状態となり、電気自動車への充電が行われる。
ステップS102において、充電装置18により電気自動車への充電が行われると、充電装置18から管理サーバ12に電気自動車のIDとともに充電電力量の情報が送信され、IDに関連付けて充電電力量が管理データベース10に記録される(エネルギー補充量送信工程、エネルギー補充量記録工程)。本実施の形態では、充電電力量が、例えば、100kwhとして記録される(イベントID11参照)。
すなわち、電気自動車使用者400自身が特別な設備の導入や手続きを行うことなく、充電スタンド500の充電装置18で充電を行うと自動的に、充電装置18のデータ通信手段30から管理サーバ12に充電量が送信され管理データベース10に記録される。なお、本実施の形態では、充電装置18が電気自動車の走行距離の情報を受信する機能を備えており、充電装置18のデータ通信手段から上記充電電力量の情報とともに当該走行距離(図4では1000km)の情報を管理サーバ12に送信している。
ステップS103において、管理サーバ12により管理データベース10に記録された充電電力量からCO2排出クレジットの発生量が算出される(排出権算出工程)。本実施の形態では、充電電力量を電気自動車の使用による電力消費量であると見なし、(CO2排出クレジット)=(充電電力量)×(0.6)として、CO2排出クレジットを算出している。具体的に、CO2排出クレジットは、60kgとなる(イベントID12参照)。なお、充電電力量と電力消費量を等しいと見なすのではなく、それらの適切な相関関係式に基づいて重み付けを行う等して、充電電力量から電力消費量を求めても良い。また、CO2排出クレジットの算出式は、上記の式に限られるものではなく、他の種々の公知の算出式を適用することができる。
ステップS104において、算出されたCO2排出クレジットが管理データベース10に記録される(排出権記録工程)。
ステップS105において、管理データベース10に記録されているCO2排出クレジットを価格算出対象のCO2排出クレジットとして設定し(イベントID13参照)、このCO2排出クレジットの対価価格が算出され(イベントID14参照)、管理データベース10に記録される(対価算出工程)。そして、このように対価の額が算出されたCO2排出クレジットは、確保されたCO2排出クレジットとして管理データベース10に記録される。なお、本実施の形態では、(CO2排出クレジット対価額)=(CO2排出クレジット)として、CO2排出クレジット対価額を算出しており、CO2排出クレジット対価額は、60円となる。なお、CO2排出クレジット対価額の算出式は、これに限られるものではなく、他の種々の公知の算出式を適用することができる。そして、ステップS106において、管理サーバ12により、算出されたCO2排出クレジット対価額の情報が充電スタンド500の充電装置18に送信される。
ステップS107において、充電装置18は、表示手段35に充電量とCO2排出クレジット(60kg)及びその対価額(60円)を表示し、そのレシート発行手段34により、「CO2排出クレジット60kg、60円」と記載された有価証券としてのレシートが発行される(対価還元工程)(イベントID15参照)。後にこのレシートを例えば、電気自動車使用者400が排出権譲受者100に持参することにより、対価を受け取ることができる。なお、充電装置18にレシート発行手段34ではなく、例えば、所定の会員カードに電子的にポイントを蓄積できる機能を導入することで、このCO2排出クレジットに相当する対価を蓄えることができるようにしても良い。
更に、充電装置18に現金払出し機能を設け、上記CO2排出クレジットに相当する対価を現金として直接払い出すようにしても良い。一方で、排出権譲受者100が電力会社である場合、電気自動車使用者400が得たCO2排出クレジットに相当する対価の分、後の電力料金の請求額を減額するようにしても良い。また、排出権譲受者100が電力会社である場合には、電気自動車使用者400が得たCO2排出クレジットに相当する対価の分、電力料金の請求額を減額するようにしても良い。なお、この対価の還元は、電力料金の請求額を減額以外にも、他の種々の商品やサービスの料金の充当により行われても良い。
一方で、上述の使用者端末として、使用者が所有する携帯電話、PDA、及びパーソナルコンピュータなどを充電装置18の代わり用いて、管理サーバ12が、管理データベース10に記録されているイベントIDごとに取得したCO2排出クレジット及びその対価のデータをこれらパーソナルコンピュータ等に送信するようにしても良い。そして、例えば、当該データを受信した使用者端末としてのパーソナルコンピュータのディスプレイに、イベントIDごとに取得したCO2排出クレジット及びその対価のデータを表示し、キーボードやマウス等の入力手段を用いてその対価を現金やレシートとして直接受け取るか、或いは電力等の商品や役務に対する料金に充てるかを選択することができるようにしても良い。
なお、本実施の形態においては、上記ステップS102〜ステップS107と同様の処理を繰り返し行なっても良い。すなわち、電気自動車の使用による充電が複数回繰り返されることで、その度に排出権譲受者100は、電気自動車使用者400が取得するCO2排出クレジットの確保量を積算し、及びその積算された確保量に対応するように電気自動車使用者400に還元する対価の額を更新するようにしても良い。
本実施の形態の形態に係るCO2排出クレジットの取引方法によれば、電気自動車使用者400が使用する電気自動車に充電スタンド500において電力を補充した際に、排出権譲受者100が、この補充量の情報に基づいてCO2排出クレジットを算出し、算出されたCO2排出クレジットに相当する対価を電気自動車使用者400に還元することができるので、電気自動車使用者400にとっては、特別な設備の導入や煩雑なCO2排出クレジットの売買の手続を行うことなく、取得したCO2排出クレジットに相当する対価の還元を自動的に受けることができる。
そして、これにより、潜在的な電気自動車の使用者の増加が促進され、電気自動車の普及が拡がることで、排出権譲受者100のCO2排出クレジットの安定した取得が達成されるとともに、国家の全体的なCO2排出量の削減も図ることができる。
なお、本実施の形態では、充電スタンド500の充電装置18にCO2排出クレジット算出パラメータ送信手段としてデータ通信手段30を設けているが、これに限られるものではなく、電気自動車側に二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段を設け、電気自動車と管理サーバ12の間で充電量を通信するようにしても良い。
また、本実施の形態では、上記ステップS105に記載したように電気自動車に対して行われる充電電力量に基づいて電力消費量が推定され、この電力消費量からCO2排出クレジットを算出しているが、CO2排出クレジットを算出するパラメータとして電気自動車が実際に走行した走行距離(図4に示している)を用いても良い。すなわち、充電電力量と走行距離を関数として、CO2排出クレジットを算出するようにしても良い。具体的には、例えば、電気自動車の走行距離と発生するCO2排出クレジットとの間において回帰分析等の統計的な手法で相関関係を求め、この相関関係に基づいて走行距離からCO2排出クレジットを算出するようにしても良い。
これによれば、例えば、電気自動車の停止時にそのバッテリーが自然放電することにより走行に使用されることなく消費される電力量を電力消費量と見なし、この電力消費量に基づいてCO2排出クレジットが算出されることで発生してしまう誤差を極力修正し、より精度の高いCO2排出クレジットの算出を行うことができる。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、電気自動車の使用により電気自動車使用者400が取得し得るCO2排出クレジットを予測算出し、実際の電気自動車の使用前に、このCO2排出クレジットを確保し、それに基づく対価を電気自動車使用者400に還元するようにしている。
図5は、本実施の形態におけるCO2排出クレジットの取引の流れを示すフローチャートであり、図6は、管理データベース10のデータ構造の一例を示す図である。
ステップT101において、電気自動車使用者400により電気自動車販売店300から購入される電気自動車のID情報が管理データベース10に記録される(イベントID20参照)。
ステップT102において、販売される電気自動車の一般的な耐久走行距離の走行で削減可能なCO2の排出量に基づいて、排出権譲受者100により予め確保するCO2排出クレジットが予測算出される(排出権予測算出工程)。
ステップT103において、予測算出されたCO2排出クレジットが管理データベース10に記録される(排出権記録工程)。本実施の形態では、例えば、12000kgのCO2排出クレジットが確保される(イベントID21参照)。なお、CO2排出クレジットの確保量は、上述の販売された電気自動車の一般的な耐久走行距離の走行で削減可能なCO2排出量を下回るように設定することが好ましい。
ステップT104において、管理サーバ12により確保されたCO2排出クレジットの価格が対価として算出され、管理データベース10に記録される(対価算出工程)。
ステップT105において、排出権譲受者100により、算出された価格が対価として電気自動車購入者400に還元される。具体的にこの還元は、排出権譲受者100から電気自動車購入者400に第1の実施の形態と同様にレシートを直接渡すようにしても良いし、排出権譲受者100と販売店300の間の契約によって商品である電気自動車の購入代金を減額するようしても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、電気自動車使用者400が電気自動車の使用により得ることができる範囲でCO2排出クレジットに対する対価が排出権譲受者100から前もって還元されることで、電気自動車使用者400は電気自動車を使用することによる利益を事前に確保することができる一方で、排出権譲受者100もCO2排出クレジットを事前に安定して確保することができる。
特に、CO2排出クレジットの確保量の予測算出値を、販売された電気自動車の一般的な耐久走行距離の走行で削減可能なCO2排出量を下回る限り高く設定することによって、電気自動車使用者400はこのCO2排出クレジットの予測算出値に基づく一括された高額の対価を受け取ることができるとともに、排出権譲受者100の一括されたCO2確保量も大きくすることができる。
従って、本実施の形態にかかるCO2排出クレジットの取引方法によれば、取引に参加する電気自動車使用者に対して大きなメリットを与えることができるので、潜在的な電気自動車の使用者の増加をより促進しCO2排出量の削減に寄与することができるとともに、排出権譲受者100にとっても安定したCO2排出クレジットを確保ルートを提供することができる。
なお、図6のイベントID23〜26に示すように、第1の実施の形態と同様に、電気自動車に対する充電電力量から使用者が取得すべきCO2排出クレジットを算出し、この算出されたCO2排出クレジットを記録して、このCO2排出クレジットの値が、上述の予め確保されたCO2排出クレジット12000kgを越えた場合に、その超過分についての価格を計算し、これを電気自動車使用者に対価として還元するようにしても良い。
更に、図6のイベントID27に示すように、排出権譲受者100が、電気自動車使用者400から確保してCO2排出クレジットを、譲渡を要求する他の企業(製造会社、流通会社、又は電力会社等)に譲渡して、その譲渡に対する対価を受け取るようにしても良い。すなわち、排出権譲受者100がCO2排出クレジットの売買における管理業務を統括的に行うようにしても良い。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態について説明する。なお、第1又は第2の実施の形態と同様の要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施の形態にかかる取引方法に参加する各機関の構成を概略的に示すブロック図であり、図8は、各ハードウェアのネットワーク構成を示す図である。本実施の形態では、エネルギー消費機器として、自然冷媒ヒートポンプ給湯器を採用する場合について説明する。この自然冷媒ヒートポンプ給湯器における充電は、図に示す家庭用コンセント70により行われる。そして、この自然冷媒ヒートポンプ給湯器に対する充電量は、購入者400の自宅に設置されている電力量計80に設けられた充電電力量測定手段40により測定され、送信機50により管理サーバ12に送信される。この送信された充電電力量の情報に基づいて第1の実施の形態と同様に、CO2排出クレジットの算出及びその取引が行われる。
従って、本実施の形態によれば、自然冷媒ヒートポンプ給湯器使用者400が、例えば自宅のコンセントを用いて充電を行うだけで電力量計80に設けられた送信機50から管理サーバ12に充電量が送信されるので、自然冷媒ヒートポンプ給湯器使用者400自身が特別な手続きを行うことなく、CO2排出量を算出するためのデータを管理サーバ12に送信することができる。
なお、第2の実施の形態の場合と同様に、使用者400による自然冷媒ヒートポンプ給湯器の使用により得ることができる範囲で、排出権譲受者100が予め使用者400に対価を支払い、CO2排出クレジットを予め確保するようにしても良い。また、電力量計80に自然冷媒ヒートポンプ給湯器のIDを入力するID入力手段と、このID入力手段に入力されたIDと充電が行われている自然冷媒ヒートポンプ給湯器のIDが一致するかどうかを照合するID照合手段を設け、また、送信機50による充電電力量の管理サーバ12への送信を、上記ID照合手段による照合で照合結果が一致した場合に行うようにしても良い。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記第1〜第3実施の形態では、エネルギー消費機器として、電気自動車及び自然冷媒ヒートポンプ給湯器について説明したが、LED等の他のエネルギー消費機器を採用しても良い。
10 管理データベース
12 管理サーバ
16 販売店端末
18 充電装置
40 充電電力量測定手段
50 送信機
100 排出権譲受者
300 電気自動車販売店(自然冷媒ヒートポンプ給湯器販売店)
400 電気自動車使用者
500 電力スタンド

Claims (18)

  1. 二酸化炭素の排出量を削減して二酸化炭素排出権を取得可能なエネルギー消費機器を提供する機器提供者と、該機器提供者から提供されたエネルギー消費機器を使用する使用者と、該使用者から前記二酸化炭素排出権を譲り受ける排出権譲受者と、の間で行われる二酸化炭素排出権の取引方法において、
    前記機器提供者から提供された特定のエネルギー消費機器を使用者が使用することにより、該使用者が取得する二酸化炭素排出権を前記排出権譲受者側で算出し、該算出された二酸化炭素排出権に相当する対価を前記譲り受けの対価として前記使用者に還元することを特徴とする二酸化炭素排出権の取引方法。
  2. 前記機器提供者から提供されるエネルギー消費機器ごとに付される機器IDを、前記排出権譲受者側に設置される管理データベースに記録する機器ID記録工程と、
    前記機器IDごとのエネルギー消費機器のエネルギー消費量から前記二酸化炭素の削減量を算出し、該削減量から前記使用者が取得する二酸化炭素排出権を算出する排出権算出工程と、
    前記排出権算出工程において算出された前記二酸化炭素排出権を前記機器IDと関連付けて前記管理データベースに記録する排出権記録工程と、
    前記管理データベースに記録された前記機器IDごとの二酸化炭素排出権に基づいて前記譲り受けの対価を算出する対価算出工程と、
    該対価算出工程において算出された対価を前記譲り受けの対価として前記管理データベースに記録する対価記録工程と、
    前記対価記録工程において記録された前記譲り受けの対価を、前記機器IDに対応する機器を有する使用者に還元する対価還元工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の取引方法。
  3. 前記機器提供者から提供されるエネルギー消費機器ごとに付される機器IDを、前記排出権譲受者側に設置される管理データベースに記録する機器ID記録工程と、
    前記機器IDごとのエネルギー消費機器の使用者により発生するであろう前記二酸化炭素の削減量を予測算出し、該削減量から前記使用者が取得するであろう二酸化炭素排出権を算出する排出権予測算出工程と、
    前記排出権予測算出工程において算出された前記二酸化炭素排出権を前記機器IDと関連付けて前記管理データベースに記録する排出権記録工程と、
    前記管理データベースに記録された前記機器IDごとの予測算出された二酸化炭素排出権に基づいて前記譲り受けの対価を算出する対価算出工程と、
    該対価算出工程において算出された対価を前記譲り受けの対価として前記管理データベースに記録する対価記録工程と、
    前記対価記録工程において記録された前記譲り受けの対価を、前記機器IDに対応する機器を有する使用者に還元する対価還元工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の取引方法。
  4. 前記機器ID記録工程において記録された機器IDに対応するエネルギー消費機器に対して特定のエネルギー補充手段から補充されたエネルギー補充量の情報が、前記使用者側に設置される使用者端末から前記排出権譲受者側に設置される管理サーバに送信されるエネルギー補充量送信工程と、
    前記管理サーバが受信したエネルギー補充量の情報を前記管理データベースに記録するエネルギー補充量記録工程と、
    前記管理サーバが前記エネルギー補充量記録工程で記録された前記エネルギー補充量に基づいて前記エネルギー消費量を推定するエネルギー消費量推定工程と、
    を有し、
    前記排出権算出工程では、前記管理サーバが前記算出されたエネルギー消費量を前記排出権算出工程における前記機器IDごとの前記エネルギー消費量として、前記使用者が取得する二酸化炭素排出権を算出することを特徴とする請求項2に記載の取引方法。
  5. 前記エネルギー補充手段は、前記機器IDを入力することによりエネルギー補充を行うことが可能であることを特徴とする請求項4に記載の取引方法。
  6. 前記エネルギーは、電力であり、
    前記エネルギー消費機器は、電力を消費する電力消費機器であることを特徴とする請求項4又は5に記載の取引方法。
  7. 前記電力消費機器は、
    電気自動車であることを特徴とする請求項6に記載の取引方法。
  8. 前記電力消費機器は、
    自然冷媒ヒートポンプ給湯機であることを特徴とする請求項6に記載の取引方法。
  9. 前記電力消費機器は、
    LEDであることを特徴とする請求項6に記載の取引方法。
  10. 前記排出権算出工程における前記二酸化炭素排出権の算出では、
    電力消費量に加えて、前記電気自動車の走行距離がパラメータとして設定されることを特徴とする請求項7に記載の取引方法。
  11. 前記エネルギー補充手段は、
    前記電気自動車に充電を行う充電スタンドであることを特徴とする請求項7又は10に記載の取引方法。
  12. 前記電気自動車には、該電気自動車の機器IDに関連付けて、前記充電設備により充電された電力の充電量及び該電気自動車の走行距離を記録する二酸化炭素排出権算出パラメータ記録手段が設けられ、
    前記充電スタンドには、前記機器IDに関連付けられた前記充電量及び前記走行距離を前記電気自動車の充電時に前記管理サーバに送信する二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段が具備されたことを特徴とする請求項11に記載の取引方法。
  13. 前記電気自動車には、
    該電気自動車の機器IDに関連付けて、前記充電設備により充電された電力の充電量及び該電気自動車の走行距離を記録する二酸化炭素排出権算出パラメータ記録手段と、
    前記機器IDに関連付けられた前記充電量及び前記走行距離を前記電気自動車の充電時に前記管理サーバに送信する二酸化炭素排出権算出パラメータ送信手段と、
    が設けられたことを特徴とする請求項11に記載の取引方法。
  14. 前記エネルギー補充手段は、
    前記機器IDを入力する機器ID入力部が設けられたコンセントと、
    前記機器ID入力部に機器IDが入力されると該コンセントから該機器IDに対応する電力消費機器に対して供給される電力量を計測する電力量計と、
    前記電力量計により計測された電力量を充電電力量の情報として前記管理サーバに送信する充電電力量送信部と、
    を備えたことを特徴とする請求項4〜11の何れか1項に記載の取引方法。
  15. 前記使用者側端末は、前記エネルギー消費機器の機器IDに関連付けて、該エネルギー消費機器へのエネルギー補充量を表示する表示手段を有し、
    前記管理サーバは、前記エネルギー補充量に基づいて算出される前記二酸化炭素排出権のデータを前記使用者端末に送信し、
    該使用者端末は、前記管理サーバより受信した前記機器IDごとの二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項4〜14の何れか1項に記載の取引方法。
  16. 前記管理データベースには、
    前記機器ID毎に前記エネルギー消費機器に関するイベントを記録するとともに、該イベント毎にイベントIDを付し、該イベントID毎に対応させて前記使用者が取得した二酸化炭素排出権及び該二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価を前記管理データベースに記録することを特徴とする請求項2〜15の何れか1項に記載の取引方法。
  17. 前記使用者側に設置される使用者端末には、
    前記イベントID毎に前記管理データベースに記録された前記使用者が取得した二酸化炭素排出権のデータ、及び該二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価のデータを前記管理サーバから受信する受信手段と、
    前記管理データベースに記録された前記イベントID毎の前記使用者が取得した二酸化炭素排出権及び該二酸化炭素排出権に基づく前記譲り受けの対価が表示される表示手段と、
    前記譲り受けの対価を現金又は有価証券として受け取るか、又は該対価を前記排出権譲受者から前記使用者に提供される所定の商品又は役務に対する料金に充当させるかを選択する選択入力手段と、
    を有することを特徴とする請求項16に記載の取引方法。
  18. 二酸化炭素の排出量を削減して二酸化炭素排出権を取得可能なエネルギー消費機器を提供する機器提供者側の機器提供者端末と、
    該機器提供者から提供された機器を使用する使用者側の使用者端末と、
    前記使用者から前記二酸化炭素排出権の譲り受ける排出権譲受者側の管理サーバと、
    該管理サーバに接続された管理データベースと、を備え、
    前記機器提供者端末、前記使用者端末、及び前記管理サーバが相互にネットワーク接続され、
    前記機器提供者端末には、前記エネルギー消費機器の機器IDが記録され、該記録されている機器IDが前記管理サーバに送信され、
    前記使用者側端末は、前記エネルギー消費機器の使用により使用者が取得する二酸化炭素排出権、又は取得することが予測される予測二酸化炭素排出権のデータを前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記機器提供者端末から受信した機器IDに対応させて前記二酸化炭素排出権のデータを前記管理データベースに記録し、前記機器IDに対応した前記二酸化炭素排出権、又は前記予測二酸化炭素排出権のデータに基づいて相当する対価を算出し、該対価を譲り受けの対価として前記使用者に還元することを特徴とする二酸化炭素排出権の取引システム。
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