JP2011105165A - Security device for automobile - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車用防犯装置に関するものである。 The present invention relates to an automobile crime prevention device.
自動車用防犯装置の一例として、特許文献1において開閉式ウィンドウガラスの破損検出装置が開示されている。この装置はウィンドウガラスを挟持するクリップを用いてウィンドウガラスの破損に伴うウィンドウガラスの端部での粉砕を行なって、クリップに設けた磁石に対向配置した磁気センサによってクリップの少なくとも一部の変化を検出する構成となっている。
As an example of an automobile crime prevention device,
ガラス割れが発生した時に、クリップがうまく機能せずに磁力変化が少なかったり、合わせガラスなどで磁力変化が少ない場合には検知できない可能性がある。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、ウィンドウガラスの破損を検出しにくい場合においても対応することができる自動車用防犯装置を提供することにある。
When glass breakage occurs, there is a possibility that the clip does not function well and the change in magnetic force is small, or if the change in magnetic force is small with laminated glass or the like, it may not be detected.
The present invention has been made under such a background, and an object of the present invention is to provide an automobile crime prevention device that can cope with a case where breakage of a window glass is difficult to detect.
請求項1に記載の発明では、車両のウィンドウガラスを付勢するウィンドウガラス破損検出具と、前記ウィンドウガラスの破損に伴う前記ウィンドウガラス破損検出具の変位を検出する変位検出手段と、前記ウィンドウガラスに衝撃が加えられることに伴う前記変位検出手段による前記ウィンドウガラスの異常な挙動を検知すると、車室内への侵入者を検知するための機器を始動する始動手段と、を備えたことを要旨とする。 According to the first aspect of the present invention, a window glass breakage detector that urges a window glass of a vehicle, a displacement detector that detects a displacement of the window glass breakage detector associated with breakage of the window glass, and the window glass And a starting means for starting a device for detecting an intruder into the vehicle interior when an abnormal behavior of the window glass is detected by the displacement detecting means when an impact is applied to the vehicle. To do.
請求項1に記載の発明によれば、ウィンドウガラス破損検出具は車両のウィンドウガラスを付勢しており、ウィンドウガラスの破損に伴うウィンドウガラス破損検出具の変位が変位検出手段により検出される。また、始動手段においては、ウィンドウガラスに衝撃が加えられることに伴う変位検出手段によるウィンドウガラスの異常な挙動を検知すると、車室内への侵入者を検知するための機器を始動する。これにより、ウィンドウガラスの破損を検出しにくい場合においても対応することができる。 According to the first aspect of the present invention, the window glass breakage detector urges the window glass of the vehicle, and the displacement of the window glass breakage detector due to the breakage of the window glass is detected by the displacement detector. In the starting means, when an abnormal behavior of the window glass is detected by the displacement detecting means when an impact is applied to the window glass, a device for detecting an intruder into the vehicle interior is started. Thereby, even when it is difficult to detect breakage of the window glass, it is possible to cope with it.
請求項2に記載のように、請求項1に記載の自動車用防犯装置において、前記機器は、車室内に侵入者検知信号を送信する侵入者検知信号送信手段と、前記侵入者検知信号を受信する侵入者検知信号受信手段とを具備するとよい。
The vehicle security device according to
請求項3に記載のように、請求項2に記載の自動車用防犯装置において、車両の左右のドアに、前記ウィンドウガラス破損検出具と前記変位検出手段と前記侵入者検知信号送信手段と前記侵入者検知信号受信手段とがそれぞれ設けられ、前記左右のドアのうちの一方のドアに設けた前記侵入者検知信号送信手段から送信された侵入者検知信号を他方のドアに設けた前記侵入者検知信号受信手段で受信するとよい。
As described in
請求項4に記載のように、請求項2または3に記載の自動車用防犯装置において、前記侵入者検知信号送信手段は、前記侵入者検知信号を、車室内の座席シートの乗員位置に送信するとよい。
As described in claim 4, in the vehicle crime prevention device according to
請求項5に記載のように、請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動車用防犯装置において、前記侵入者検知信号は赤外線であるとよい。
As described in
本発明によれば、ウィンドウガラスの破損を検出しにくい場合においても対応することができる自動車用防犯装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, even when it is difficult to detect the failure | damage of a window glass, the automobile crime prevention apparatus which can respond can be provided.
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)には乗用車の平面図を示し、図1(b)には乗用車の側面図を示すが、乗用車Cは右前ドアD1、左前ドアD2、右後ドアD3、左後ドアD4を備えている。各ドアD1,D2,D3,D4は同様な構成となっている。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment of the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 (a) shows a plan view of a passenger car, and FIG. 1 (b) shows a side view of the passenger car. I have. Each door D1, D2, D3, D4 has the same configuration.
図2は、乗用車Cにおける右前ドアD1での分解斜視図であり、図3は乗用車における右前ドアD1での概略正面図である。
図2に示すように、車両ドア1はアウタパネル2とインナパネル3を具備している。アウタパネル2とインナパネル3の間に、合わせガラスからなるウィンドウガラス5が配置されている。車両ドア1のインナパネル3の内側にはドアトリムが取り付けられている。
FIG. 2 is an exploded perspective view of the right front door D1 in the passenger car C, and FIG. 3 is a schematic front view of the right front door D1 of the passenger car.
As shown in FIG. 2, the
車両ドア1の内部には、車両のウィンドウガラス5を上下動して開閉動作させるウィンドウレギュレータ10が収納されている。本実施形態においては、ウィンドウレギュレータ10としてXアーム式ウィンドウレギュレータを用いている。インナパネル3にはドア部品組付穴3aが穿設されており、このドア部品組付穴3aを塞ぐようにモジュラーパネル6が設けられている。
A
Xアーム式ウィンドウレギュレータ10は、ベースプレート(固定ベース)11を介して、モジュラーパネル6の室外側の面に支持されている。即ち、モジュラーパネル6の室外側の面に固定するベースプレート11には、Xアーム式ウィンドウレギュレータ10のリフトアーム12の軸13が支持されている。ベースプレート11には電動駆動ユニット14が固定されている。リフトアーム12は、図3に示すように軸13を中心とするセクタギヤ(ドリブンギヤ)15を一体に有しており、図2の電動駆動ユニット14は、このセクタギヤ15と噛み合うピニオン16(図3)及びその駆動モータ(図示せず)を備えている。
The X arm
図3において、リフトアーム12の長さ方向の中間部分には、軸17でイコライザアーム18の中間部分が枢着されている。リフトアーム12とイコライザアーム18の上端部(先端部)にはそれぞれ、ガイドピース(ローラ)19,20が回転及び傾動可能に枢着されており、イコライザアーム18の下端部には、ガイドピース(ローラ)21が枢着されている。
In FIG. 3, the intermediate portion of the
このリフトアーム12のガイドピース19と、イコライザアーム18のガイドピース20とは、ウィンドウガラスブラケット22に移動自在に嵌められ、イコライザアーム18のガイドピース21は、図2のモジュラーパネル6の室外側の面に固定するイコライザアームブラケット(姿勢維持レール)23に移動自在に案内される。
The guide piece 19 of the
一方、ウィンドウガラス5の下縁にはその前後においてウィンドウガラスホルダ24が固定されている。このウィンドウガラスホルダ24は、予めウィンドウガラス5の下縁に固定され、このウィンドウガラスホルダ24を有するウィンドウガラス5が、アウタパネル2とインナパネル3の隙間から挿入されて、ボルト25によりウィンドウガラスブラケット22に固定されている。
On the other hand, a
図3に示すように、前後一対のガラスラン26が立設されている。このガラスラン26はゴム材よりなる。レール部材としての前後一対のガラスラン26によりウィンドウガラス5が移動自在に支持されている。即ち、ウィンドウガラス5の前後の端部がガラスラン26に案内されて上下に移動することができるようになっている。
As shown in FIG. 3, a pair of front and
図2の電動駆動ユニット14を介してピニオン16を正逆に駆動すると、セクタギヤ15を介してリフトアーム12が軸13を中心に揺動し、その結果、ウィンドウガラスブラケット22(ウィンドウガラス5)が、イコライザアーム18、ガイドピース19,20,21、イコライザアームブラケット23により略水平状態に保持されながら昇降運動する。このようにウィンドウガラス5が昇降され、ウィンドウガラス5により車両の開口部4が開閉自在となっている。
When the
図2,3を用いて右前ドアD1の構成について説明したが、他のドア(左前ドアD2、右後ドアD3、左後ドアD4)についても右前ドアD1の構成と同様である。
図1に示すように右前ドアD1の内部には防犯ユニット30が配置されるとともに、左前ドアD2の内部には防犯ユニット31が配置されている。同様に、右後ドアD3の内部には防犯ユニット32が配置されるとともに、左後ドアD4の内部には防犯ユニット33が配置されている。防犯ユニット30,31,32,33は同様な構成となっている。
Although the configuration of the right front door D1 has been described with reference to FIGS. 2 and 3, the other doors (the left front door D2, the right rear door D3, and the left rear door D4) are the same as the configuration of the right front door D1.
As shown in FIG. 1, a
図3のA−A線での縦断面を図4に示す。特に、図4においては左右の前ドア(右前ドアD1、左前ドアD2)の一部断面図である。防犯ユニット30(31)は、ウィンドウガラス破損検出具としての付勢部材40と、変位検出手段としての磁気センサ61を有している。図5には防犯ユニット30(31)の斜視図を示す。
FIG. 4 shows a longitudinal section taken along line AA in FIG. 4 is a partial cross-sectional view of the left and right front doors (right front door D1, left front door D2). The security unit 30 (31) has an urging
図4において、アウタパネル2とインナパネル3との間にウィンドウガラス5がウェザーストリップ7によりシールされた状態で配置されている。また、インナパネル3の内側にはドアトリム8が配置されている。付勢部材40は、ウィンドウガラスブラケット22と、ウィンドウガラス5の片面とを架設する状態で取り付けられ、ウィンドウガラス5の片面を付勢してウィンドウガラス5の破損に伴って変位するようになっている。
In FIG. 4, a
図5において、付勢部材40は、板ばね用鋼板、詳しくは帯板を折り曲げて構成され、車体側配置部41とウィンドウガラス側配置部42と円弧状アーム部43を有している。車体側配置部41は平板状をなし、その上端から円弧状アーム部43が延び、そのアーム部43の上端から平板状のウィンドウガラス側配置部42が延びている。車体側配置部41がウィンドウガラスブラケット(Cチャネル部材)22における室内側の面に固定されている。また、ウィンドウガラス側配置部42がウィンドウガラス5の片面、即ち、室内側の面(裏面5b)に固定され、円弧状アーム部43により車体側配置部41とウィンドウガラス側配置部42とが連結されている。ウィンドウガラス側配置部42には板状の永久磁石50が固定されている。付勢部材40は車体側配置部41を固定端としてウィンドウガラス側配置部42が力F1にてウィンドウガラス5の裏面5bを室外側(表面5a側)に付勢する。このようにして付勢部材40はウィンドウガラス5の片面を付勢している。
In FIG. 5, the urging
図4に示すように、インナパネル3に筐体60が取り付けられ、筐体60内に磁気センサ61が設けられている。磁気センサ61は磁石50に対して水平方向において離間して配置されている。磁気センサ61は磁石50による磁気を検出しており、磁気は磁石50との距離に応じて変化する。この磁気センサ61によりウィンドウガラス5の破損に伴う付勢部材40の少なくとも一部の変位が検出される。また、筐体60には赤外線LED62が設けられ、赤外線LED62から赤外線がドアトリム8に形成した透孔8aを通して反対側のドアでの防犯ユニットに向けて送信することができるようになっている。筐体60にはフォトトランジスタ63が設けられ、反対側のドアでの防犯ユニットから送信された赤外線を受けるとオン動作するようになっている。一方のドアの赤外線LED62と他方のドアのフォトトランジスタ63により赤外線センサが構成されており、この赤外線センサが車室内への侵入者を検知するための機器となっている。つまり、赤外線センサは、車室内に侵入者検知信号としての赤外線を送信する侵入者検知信号送信手段としての赤外線LED62と、赤外線を受信する侵入者検知信号受信手段としてのフォトトランジスタ63を具備している。
As shown in FIG. 4, a
図4,5を用いて、防犯ユニット30と防犯ユニット31の構成について説明したが、防犯ユニット32と防犯ユニット33についても防犯ユニット30,31と同様な構成となっており、防犯ユニット32,33も、付勢部材40、磁気センサ61、赤外線LED62、フォトトランジスタ63等を有している。これらの防犯ユニット30,31,32,33を用いて自動車用防犯装置が構成されている。
The configuration of the
図6には自動車用防犯装置の電気的構成を示す。図6において、ドア毎の防犯ユニット30,31,32,33の構成として、磁気センサ61とマイコン64と赤外線LED62とフォトトランジスタ63を備えている。マイコン64に磁気センサ61、赤外線LED62、フォトトランジスタ63が接続されている。ドア毎の防犯ユニットでのマイコン64にはボデーECU70が接続されている。ボデーECU70には警報装置71が接続されている。警報装置71は音や光で警報を行なう機器であり、具体的には例えばホーン(警音器)や車載用ライト(前照灯など)を用いることができる。ボデーECU70には、パーキングブレーキ操作信号(パーキングブレーキの操作に伴う信号)、エンジン停止信号(イグニッションスイッチのオフ操作に伴う信号)、ドアロック指令信号(ドアロック操作スイッチのドアロック操作に伴う信号)などが送られてくる。
FIG. 6 shows an electrical configuration of the automobile crime prevention device. In FIG. 6, the structure of the
次に、このように構成した自動車用防犯装置の作用を説明する。
まず、ウィンドウガラス5が壊された(割られた)ときの動作について説明する。
通常時においては、図4に示すように、付勢部材40がウィンドウガラス5の片面を付勢している。また、磁気センサ61の前方に磁石50が距離L1だけ離間した状態で位置している。
Next, the operation of the vehicle security device configured as described above will be described.
First, the operation when the
In a normal time, the biasing
駐車して乗員が車両から離れる際には、エンジンを停止しパーキングブレーキを操作して、ドアを閉めるとともにドアロックする。ボデーECU70はエンジン停止信号、パーキングブレーキ操作信号、ドアロック指令信号から車両の駐車を検知すると、各防犯ユニット30,31,32,33のマイコン64に対してガラス割れセンシングを指示する。
When the occupant leaves the vehicle after parking, the engine is stopped and the parking brake is operated to close the door and lock the door. When the
そして、図4に示す状態から、ウィンドウガラス5が破損すると、ウィンドウガラス5の強度が低下することによって付勢部材40がその付勢力により、図7に示すようにウィンドウガラス5の破損に伴うウィンドウガラス5の一部領域での破砕を行う。
When the
これにより、磁石50が図7において左側に変位(移動)し、磁気センサ61において磁石50との水平方向の距離Lが大きくなることにより磁石50の変位が検出される。即ち、図4においてウィンドウガラス5が破損される前においては、磁石50と磁気センサ61との距離がL1であったものが、図7に示すようにウィンドウガラス5が破損されると、磁石50と磁気センサ61との距離がL2となり、磁気センサ61で磁気の変化を検出することによりウィンドウガラス5の破損に伴う磁石50の変位が検出される。
As a result, the
その結果、ウィンドウガラス5の破損を検出することができる。つまり、ウィンドウガラス5の片面において一点に力を付与してウィンドウガラスを破砕し付勢部材40の動きを検知することによりウィンドウガラスの破損を検出することができる。
As a result, breakage of the
次に、図8に示すフローチャートおよび図9に示すタイムチャートを用いてマイコン64の処理を説明する。
ドアごとの防犯ユニット30,31,32,33におけるマイコン64は図8のステップ100でボデーECU70からの指示によりガラス割れセンシングを開始する。そして、マイコン64はステップ101で磁気センサ61の出力電圧値を判定して図9に示した閾値Vth1以上か否か判定する。マイコン64は磁気センサ61の出力電圧値が閾値Vth1未満であると、ステップ102で窓開き判定および防犯のための警戒を停止する。即ち、乗員が車両から離れるときに磁気センサ61の出力電圧値が閾値Vth1未満であると、ウィンドウガラス5が数cm以上開いていると判定して警報装置71を作動させて窓が大きく開いている旨の警報をする。この警報により運転者はウィンドウガラス5を上動して窓を閉める。
Next, the processing of the
The
一方、マイコン64はステップ101において磁気センサ61の出力電圧値を判定して閾値Vth1以上であると、ステップ103に移行して窓位置が良好であると判定するとともに防犯のための警戒動作を開始する。そして、マイコン64はステップ104で磁気センサ61の出力電圧のモニタを開始して、ステップ105で磁気センサ61の出力電圧値を判定して、磁気センサ61の出力電圧値が図9に示したように閾値Vth3とVth4との間の所定範囲ΔV1以内であると、ステップ106においてガラス割れがないと判定してステップ104に戻る。
On the other hand, if the
また、マイコン64はステップ105において磁気センサ61の出力電圧値が図9に示すように閾値Vth2以下であると(例えば図9のt10のタイミング)、ステップ107に移行する。マイコン64はステップ107においてガラス割れが発生としてステップ108でボデーECU70を介して警報装置71を作動して警報を発する。
Further, when the output voltage value of the
また、マイコン64はステップ105において磁気センサ61の出力電圧値が図9に示すように閾値Vth2とVth3との間の所定範囲ΔV2以内であると、即ち、図9においてt1〜t2の期間のように磁気センサ61の出力信号が振動してΔV1の範囲から外れてΔV2の範囲に入ると、ステップ109においてガラス割れの可能性が大きいとして赤外線センサを起動(始動)する。即ち、赤外線LED62による投光動作およびフォトトランジスタ63における受光動作を開始させる。また、マイコン64はボデーECU70を介して他の防犯ユニットの赤外線センサ(赤外線LED62、フォトトランジスタ63)を始動させる。
Further, in
マイコン64はステップ109の処理を行なった後においてステップ110で赤外線センサによる侵入者の判定を行なって、侵入者があるとステップ111で侵入者ありと判定する。そして、マイコン64はステップ112でボデーECU70を介して警報装置71を作動して警報を発する。
After performing the process of
一方、マイコン64はステップ110において侵入者がいないとステップ113に移行して侵入者なしとして、さらにステップ114において赤外線センサによる侵入者の判定を継続して行なって、侵入者がいないとステップ115に移行して侵入者なしとしてステップ114に戻る。また、マイコン64はステップ114において侵入者があるとステップ116で侵入者ありと判定する。そして、マイコン64はステップ112でボデーECU70を介して警報装置71を作動して警報を発する。
On the other hand, if there is no intruder in
また、マイコン64はステップ108の処理後においてもステップ109に移行する。
このようにして、ガラス割りの実行によるウィンドウガラス5の振動を磁気センサ61で検知し赤外線センサを始動して(赤外線LED62での投光動作、フォトトランジスタ63での受光動作を開始して)、車室内の検知を開始し、車室内に侵入者が入り、赤外線を遮ったら警報を発する。あるいは、ドアが開けられることにより赤外線がフォトトランジスタ63で受光できなくなると警報を発する。
Further, the
In this way, the vibration of the
次に、合わせガラスの割れ時の振動を検知できる原理について説明する。
ウィンドウガラスに合わせガラスを用いた場合、合わせガラスは防犯性に優れたガラスであり、そのため1回のガラス割り行為では貫通する穴をあけることができない。
Next, the principle by which the vibration when the laminated glass is broken can be detected will be described.
When a laminated glass is used for the window glass, the laminated glass is a glass excellent in crime prevention, so that a through-hole cannot be formed by a single glass breaking action.
穴をあけるにはバールなどの鋭利な工具で何回ものガラス破壊行為(打撃)が必要である。そのため、ウィンドウガラスにはその回数だけ衝撃が加わり、ウィンドウガラス自身が少なくともその回数だけ振動することになる。このウィンドウガラスの振動が図9の磁気センサ61の出力波形においてt1〜t2の期間に現れ、この振動を検出することにより合わせガラスの割れ時の振動が検知できる。
To make a hole, it is necessary to destroy the glass (blow) many times with a sharp tool such as a bar. Therefore, an impact is applied to the window glass that many times, and the window glass itself vibrates at least that many times. The vibration of the window glass appears in the period from t1 to t2 in the output waveform of the
そして、ウィドウガラスとして合わせガラスを用いることにより磁力変化が少なく、ガラス割れ検知と判断できない場合(ウィンドウガラスの破損を検出しにくい場合)において、ウィンドウガラス5の振動を検知すると、防犯ユニット30,31,32,33において赤外線センサ(赤外線LED62、フォトトランジスタ63)を始動して侵入者の検知を行なう。このとき、リアドアについても左右のドアに防犯ユニット32,33を配置しているので、次の効果を奏する。車室内のオーバーヘッドコンソールに組み込んだ侵入センサとしての超音波センサにより侵入者を検知する場合にはフロントシートの後ろが影となりこの部分には人を検知することができなかった。これに対し、本実施形態においては左右のリアドアに防犯ユニット32,33を設けて左右のドア間で赤外線の送受信を行なうことによりフロントシートの影の部分においても侵入者を検知することができる。
Then, when the laminated glass is used as the window glass, the change in the magnetic force is small and it is not possible to determine that the glass breakage has been detected (when it is difficult to detect the breakage of the window glass). , 32 and 33, the infrared sensor (
また、2つの検出機器(例えば振動センサと侵入センサ)を同時に使用して防犯システムを構築する場合に比べて本実施形態では誤動作(誤警報)を防止することができる。具体的には例えば車室内にペット(小動物)がいる場合、二種類のセンサにより異常を検出する方式では、ペットを検知して警報を行なってしまう。これに対し、本実施形態ではウィンドウガラスに振動が発生しないと(あるいはドアが開かないと)車室内での侵入者の検知が開始されないためペットを侵入者とみなして警報を行なうことはない。 Further, in the present embodiment, it is possible to prevent malfunction (false alarm) as compared with a case where a crime prevention system is constructed by using two detection devices (for example, a vibration sensor and an intrusion sensor) simultaneously. Specifically, for example, when a pet (small animal) is present in the passenger compartment, a system that detects an abnormality with two types of sensors detects the pet and issues an alarm. On the other hand, in this embodiment, if the window glass does not vibrate (or if the door is not opened), the detection of the intruder in the vehicle interior is not started, so that the pet is not regarded as an intruder and no alarm is given.
ウィンドウガラス5に衝撃が加えられることに伴うウィンドウガラス5の異常な挙動として振動を検知する以外にも、ウィンドウガラス5の位置がズレたことをウィンドウガラス5の異常な挙動として捉えてもよい。具体的に説明する。図10に示す磁気センサの出力波形においては、バールのようなものでウィンドウガラス5に打撃が加えられても割れずに20回続けてウィンドウガラス5に打撃が加えられた場合を示す。打撃によりウィンドウガラスの位置がずれるのでセンサ出力レベルが変化し、t20のタイミングで閾値Vth3以下となり、異常が検出される。つまり、マイコン64は図8のステップ105からステップ109に移行してガラス割れの可能性が大きいとして赤外線センサの起動を行なう。
In addition to detecting vibration as an abnormal behavior of the
以上のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)磁気センサ61によりウィンドウガラス5の破損に伴う付勢部材40の変位を検出する。一方、始動手段としてのマイコン64は、図6のステップ105においてウィンドウガラス5に衝撃が加えられることに伴う磁気センサ61によるウィンドウガラス5の異常な挙動(図9に示した振動や図10に示した位置ずれ)を検知すると、ステップ109に移行して侵入者検知用の赤外線センサ(赤外線LED62、フォトトランジスタ63)を始動する。これにより、ウィンドウガラスの破損を検出しにくい場合においても対応することができる。具体的には、磁力変化が少なく、ガラス割れ検知と判断できない場合にも対応できる。
As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The displacement of the urging
(2)侵入者検知用の赤外線センサは、車室内に赤外線を送信する赤外線LED62と、赤外線を受信するフォトトランジスタ63を具備する。これにより、フォトトランジスタ63において赤外線が受信できないと車室内への侵入者を検知する検知システムを構築することができる。
(2) The infrared sensor for intruder detection includes an
(3)車両の左右のドア(D1とD2、D3とD4)に、付勢部材40と磁気センサ61と赤外線LED62とフォトトランジスタ63とがそれぞれ設けられ、左右のドアのうちの一方のドアに設けた赤外線LED62から送信された赤外線を他方のドアに設けたフォトトランジスタ63で受信する。これにより、カーナビ機器を盗難する場合も盗難作業で赤外線を遮る可能性が高く、容易に検知できる。また、左右のドアにおいて防犯ユニット30,31間(および防犯ユニット32,33間)で赤外線の送信・受信を行なっており、かつ、防犯ユニット30,31,32,33は各ドアのベルトライン付近に配置されているため、盗難する物が赤外線を遮る可能性が高く検出が容易である。
(3) The urging
(4)赤外線LED62は、赤外線を車室内の座席シートの乗員位置に送信するので、侵入者を検知する上で好ましい。
(5)侵入者検知信号は赤外線であるので、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
(4) Since the
(5) Since the intruder detection signal is infrared, it can be made less susceptible to noise.
(6)ウィンドウガラス5は合わせガラスよりなり、この場合には何回もウィンドンガラスを打撃しないと貫通する穴があけられないので、異常な挙動(図9に示した振動や図10に示した位置ずれ)を検知する本方式は有用である。
(6) The
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・ウィンドウレギュレータとしてXアーム式ウィンドウレギュレータを用いたが、ケーブル式ウィンドウレギュレータを用いてもよい。
The embodiment is not limited to the above, and may be embodied as follows, for example.
Although the X-arm type window regulator is used as the window regulator, a cable-type window regulator may be used.
・駆動手段としてはモータを有するものだけではなく、乗員の手動によるものでもよい。
・ウィンドウガラス破損検出具としての付勢部材40の変位を検出する変位検出手段として磁気センサ61を用いたが、これに限るものではない。例えば光学式のセンサを用いてもよい。
The driving means is not limited to the one having a motor, but may be manually operated by a passenger.
-Although the
・侵入者を検知する光センサは、左右で対でなくても(光の送信・受信する方式に限ることなく)、反射波の変化で検知してもよい(反射方式でもよい)。あるいは、人の発する赤外線を検出する方式のセンサであってもよい。 -The optical sensor for detecting an intruder may not be paired on the left and right (not limited to a method for transmitting and receiving light), or may be detected by a change in reflected waves (a reflective method may be used). Or the sensor of the system which detects the infrared rays which a person emits may be sufficient.
・侵入者を検知するセンサは赤外線センサに代わり他の光のセンサを用いてもよい。あるいは、超音波センサでもよい。あるいは、静電容量式センサでもよい。あるいは、カメラでもよい。 A sensor for detecting an intruder may use another light sensor instead of the infrared sensor. Alternatively, an ultrasonic sensor may be used. Alternatively, a capacitive sensor may be used. Alternatively, a camera may be used.
・ウィンドウガラスは合わせガラスでも強化ガラスでもよい。
・側部ドアの他にも、後部ドアや屋根に設けられた開閉式ガラスルーフに適用してもよい。
-The window glass may be laminated glass or tempered glass.
-In addition to the side door, the present invention may be applied to an openable glass roof provided on the rear door or the roof.
・ウィンドウガラスの破損を検出した時や侵入者を検出した時に警報装置71による警報に代わり、車両の外部機器への通知でもよい。
・ウィンドウガラス検出具として付勢部材40を用い、この付勢部材40は、ウィンドウガラスブラケット22とウィンドウガラス5の片面とを架設する状態で取り付けられ、ウィンドウガラス5の片面を付勢してウィンドウガラス5の破損に伴って変位する構成とした。これに代わり、ウィンドウガラス検出具としてウィンドウガラス5を挟持するクリップを用い、ウィンドウガラス5の破損に伴って変位する構成としてもよい。
A notification to an external device of the vehicle may be used instead of the alarm by the
An urging
・磁気センサ61によりウィンドウガラスの破損に伴う付勢部材40のウィンドウガラス側配置部42の水平方向への変位を検出した。これに代わり、ウィンドウガラスの破損に伴うウィンドウガラス破損検出具の落下を検出具の変位として検出してもよい。
The displacement in the horizontal direction of the window glass
1…車両ドア、5…ウィンドウガラス、40…付勢部材、61…磁気センサ、62…赤外線LED、63…フォトトランジスタ、64…マイコン、D1…右前ドア、D2…左前ドア、D3…右後ドア、D4…左後ドア。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記ウィンドウガラスの破損に伴う前記ウィンドウガラス破損検出具の変位を検出する変位検出手段と、
前記ウィンドウガラスに衝撃が加えられることに伴う前記変位検出手段による前記ウィンドウガラスの異常な挙動を検知すると、車室内への侵入者を検知するための機器を始動する始動手段と、
を備えたことを特徴とする自動車用防犯装置。 A window glass breakage detector for energizing the window glass of the vehicle;
Displacement detection means for detecting displacement of the window glass breakage detector due to breakage of the window glass;
When detecting an abnormal behavior of the window glass by the displacement detecting means accompanying the impact on the window glass, a starting means for starting a device for detecting an intruder into the vehicle interior;
An automobile crime prevention device characterized by comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009263051A JP2011105165A (en) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | Security device for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=44229172
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140036540A (en) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 현대모비스 주식회사 | A device and method detecting vehicle intrusion with a rf sensor and a gbds(glass breakage detection sensor) |
CN108556793A (en) * | 2018-05-17 | 2018-09-21 | 江苏铁锚玻璃股份有限公司 | A kind of vehicle dormer window intelligent anti-theft glass and its early warning system |
-
2009
- 2009-11-18 JP JP2009263051A patent/JP2011105165A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140036540A (en) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 현대모비스 주식회사 | A device and method detecting vehicle intrusion with a rf sensor and a gbds(glass breakage detection sensor) |
CN108556793A (en) * | 2018-05-17 | 2018-09-21 | 江苏铁锚玻璃股份有限公司 | A kind of vehicle dormer window intelligent anti-theft glass and its early warning system |
CN108556793B (en) * | 2018-05-17 | 2020-09-08 | 江苏铁锚玻璃股份有限公司 | Intelligent anti-theft glass for automobile skylight and early warning system thereof |
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