JP2011049844A - 無線装置、無線装置の動作モード切換え方法 - Google Patents

無線装置、無線装置の動作モード切換え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える操作の自動化を図った無線装置を実現する。
【解決手段】無線LAN端末から受信した(205)無線LAN接続要求パケットの要求内容を接続要求識別部(206)で識別し、該識別結果に応じて、動作モード切換え制御部(202)により上記各モードを切換え制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インフラストラクチャーネットワークとアドホックネットワークとの何れでも用いられる無線装置に関する。
IEEE(The Institute of Electrical and ElectronicsEngineers, Inc.)により策定され、広く普及している無線LAN関連規格の一つであるIEEE802.11(非特許文献1)では、基地局とこの基地局に制御される無線通信装置を含んで構成されるネットワーク(以下、無線インフラストラクチャーネットワーク)に関する規定がある。これに関連して、無線LAN通信としてアクセスポイントと無線端末装置が通信するインフラストラクチャーモードと、無線端末装置同士が直接通信するアドホックモードとが規定されている。
図12はこの種の無線インフラストラクチャーネットワークを表す概念図である。このネットワークでは、無線LAN基地局(アクセスポイント)1201と無線端末装置1202間では直接通信が行われ、一方、複数の無線端末装置同士では無線LAN基地局(アクセスポイント)1201を介して通信が行われる。
図13は、図12の無線インフラストラクチャーネットワークにおける動作を表すタイミングチャートである。
IEEE802.11で規定されたインフラストラクチャーネットワーク(BSS)では無線LAN基地局は所定の周期で無線端末装置にビーコンを送信する。このビーコンはパケットの形態を成しその中には省電力モードで動作中の各無線端末装置に蓄積しているデータの有無を示すTIM(TrafficIndication Map)が含まれている。
省電力ノードで動作中の無線端末装置はListen Interval(ビーコンを受信する周期を規定するパラメータ)に従い、規則的に受信休止状態(以下、Doze)から受信待機状態(以下、Awake)に遷移し、ビーコンを受信する。
無線端末装置は受信したビーコンのTIM情報要素を解析することにより、無線LAN基地局における自装置宛のデータの有無を判断する。自装置宛のデータが蓄積されている場合はPS-Poll(PowerSave-Poll)という制御フレームを無線LAN基地局に送信することにより、無線LAN基地局からデータを転送させ、フレームを受信するまでAwakeを維持する。一方、自局宛のデータが蓄積されていない場合はDozeへ遷移する。上述のようにして、インフラストラクチャーネットワークにおける省電力モードの無線端末装置は一定周期でAwakeとDozeとを繰り返す。
他方、無線アドホックネットワークでは、無線LAN基地局を介さずに直接、発信元となる無線端末装置から受信側の無線端末装置までデータが伝送される。あるいは、互いに通信可能となるように配置された一部の限定的な(複数であり得る)無線端末装置が、データの発信元となる無線端末装置から送信したデータを中継し、受信側の無線端末装置まで転送する形態でデータが伝送される。
図14は、無線アドホックネットワークを表す概念図である。
図14のような無線アドホックネットワークにおけるデータ通信は、各無線端末装置1401、1402、および、1403における通信範囲内においては、該当する無線端末装置間で直接通信が行われる。
図15は、図14の無線アドホックネットワークの動作を表すタイミングチャートである。
IEEE802.11で規定されたアドホックネットワーク(IBSS)では、省電力モードのノードにフレームを送信するために、ATIM(AnnouncementTraffic Indication Message)というデータ送信を事前に予告するための信号が定義され、この信号を用いて、事前にデータの送信が予告される。ATIMはATIMウィンドウと呼ばれるビーコン送信時刻から始まる特別な期間で送信される。
ATIMウィンドウ期間中は、ビーコンあるいはATIMのみの送信が許される。また、省電力モードのノードの送受信部の電力はオン(以下、Awake)であることと規定されている。上述のATIMウィンドウでATIMを受信したノードはフレームを受信するまでAwakeを維持する。一方、ATIMを受信しなかったノードは送受信部の電力をオフ(以下、Doze)させる。上述のようにして、アドホックネットワークにおける省電力モードのノードは一定周期でAwakeとDozeを繰り返す。
一方、インフラストラクチャーネットワークで通信を行うインフラストラクチャー通信モード、および、アドホックネットワークで通信を行うアドホック通信モードの双方のモードを選択的に設定して通信を行うことが可能であり、更に、両者の通信モードの何れにも対応する第3のモードでも通信可能な無線通信装置或いは無線通信方法が種々提案されている。
一つの提案として、第1のモードとしてのインフラストラクチャーモードと、第2のモードとしてのアドホックモードとが、排他的に設定可能であり、更に、双方のモードを混合した混合モードも選択可能にした無線LAN端末装置および通信方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、無線通信装置に、無線インターフェースとして、基地局と通信を行うための第1インターフェースと、アドホックネットワーク内の他の無線通信装置と通信を行うための第2インターフェースと、アドホックネットワーク内の他の無線通信装置と上記基地局との間の通信を中継するための第3インターフェースとを設けるとともに、IPネットワークの認証サーバにクライアントとして接続可能に当該無線通信装置を構成して、上記認証サーバに、移動体通信ネットワークのホームロケーションレジスタと通信を行うためのインターフェースを設けるといった提案がある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2では、上述のように構成することによって、アドホックネットワーク内の無線通信装置どうしが相互に通信を行うことにより、移動体通信ネットワークにかかる負荷を軽減することができ、これによって、ネットワーク全体としての通信効率を高めることができるとされている。また、基地局まで電波が届かない無線通信装置がアドホックネットワーク内に存在するような場合に、基地局まで電波が到達するアドホックネットワーク内の無線通信装置を中継装置として利用することができ、これによって、基地局まで電波が届かない無線通信装置の通信範囲を拡大することが可能であるとされている。
特表2008−520162号公報(請求項1等参照) 特開2005−341290号公報(段落0008、段落0025等参照)
IEEE,Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY)specifications, Reference number ISO/IEC 8802-11:1999(E), IEEE Std 802.11, 1999edition, 1999
上述のように、無線LANを構成する通信装置(ゲートウェイ装置)は、インフラストラクチャーモードでのアクセスポイントとしての動作、インフラストラクチャーモードでの無線端末装置としての動作、および、アドホックモードでの無線端末装置としての動作の各動作態様を選択的にとり得る。
また、既述の提案のように、インフラストラクチャーモードでのアクセスポイントとしての動作、および、アドホックモードでの無線端末装置としての動作については両者を混合した動作を行う態様の動作モードに関する提案がある。
尚、インフラストラクチャーモードの無線端末装置とアドホック無線端末装置とを双方とも一つのアクセスポイントに収容することはIEEE802.11では言及されていない(ここに、収容とは、IEEE802.11に規定されたアソシエーションにおける認証の成立要件を充足する意であり、本明細書において以下同様である)。当然ながらインフラストラクチャーモードの無線端末装置とアドホック無線端末装置とを双方とも一つのアクセスポイントに収容した場合の動作モードへの遷移をどのようにして行うかに関する規定はない。
このような状況にあって、インフラストラクチャーモードのアクセスポイントとしての動作モード、インフラストラクチャーモードの無線端末装置としての動作モード、および、アドホックモードの無線端末装置として動作モードの各動作モード間の遷移を自動的に円滑に行うための手段は未だ提案されていない。
仮に、これらの各動作モードの選択を手動操作によって行う場合は、動作モードの選択条件やタイミングについて相応の配慮が必要であり、従って、このような動作モードの選択を搭載する無線装置の取り扱いは極めて繁雑にならざるを得ない。
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたものであり、動作モードの切換えが自動で行われ、取り扱いが容易な無線装置および無線装置の動作モード切換え方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)無線WANインターフェースおよび無線LANインターフェースを備え、無線LANインターフェースを備えた一つ以上の無線LAN端末と共に無線通信システムを構成する無線装置であって、
前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する接続要求識別部と、
前記接続要求識別部による識別結果に応じて、自装置の無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える動作モード切換え制御部と、
を備えたことを特徴とする無線装置。
上記(1)の無線装置は、無線WANインターフェースおよび無線LANインターフェースを備え無線LANインターフェースを備えた一つ以上の無線LAN端末と共に無線通信システムを構成する。
その接続要求識別部が、前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する。
そして、動作モード切換え制御部が、前記接続要求識別部による識別結果に応じて、自装置の無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える。
これにより、動作モードの切換えが自動で行われ、取り扱いが容易な無線装置が具現される。
(2)前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモード前記第3のモードが選択されたときには、アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度を抑制するアドホックビーコン送信頻度抑制部を備えたことを特徴とする(1)の無線装置。
上記(2)の無線装置では、(1)の無線装置において特に、アドホックビーコン送信頻度抑制部を備え、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモード前記第3のモードが選択されたときには、このアドホックビーコン送信頻度抑制部によって、アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度を抑制する。
これにより、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントから発せられるビーコンとアドホックネットワークにおける無線端末装置から発せられるビーコンとの衝突が回避され、乃至は、この衝突の発生確率アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度が抑制された程度に応じて電力消費が低減される。
(3)前記アドホックビーコン送信頻度抑制部は、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモード前記第3のモードが選択されたときには、アドホック用ビーコンの送信を停止することを特徴とする(2)の無線装置。
上記(3)の無線装置では、(2)の無線装置において特に、前記アドホックビーコン送信頻度抑制部は、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモード前記第3のモードが選択されたときには、アドホック用ビーコンの送信を停止する。
これにより、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントから発せられるビーコンとアドホックネットワークにおける無線端末装置から発せられるビーコンとの衝突が発生せず、且つ、停止されたビーコンに相応する電力消費が節減される。
(4)前記動作モード切換え制御部によって前記第3のモードが選択されたときには、インフラストラクチャーネットワーク用のビーコンの送信のタイミングを調整するインフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部を備えたことを特徴とする(1)の無線装置。
上記(4)の無線装置では、(1)の無線装置において特に、前記動作モード切換え制御部によって前記第3のモードが選択されたときには、インフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部によって、インフラストラクチャーネットワーク用ビーコンの送信タイミングが調整される。
これにより、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントから発せられるビーコンとアドホックネットワークにおける無線端末装置から発せられるビーコンとの衝突が回避される。
(5)前記アドホックビーコン送信頻度抑制部は、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードが選択されたときには、当該無線装置がアドホック用ビーコンを送信する際に用いランダムバックオフ値を、収容する無線端末が送信する際に用いるランダムバックオフ値よりも大きくすることを特徴とする(2)の無線装置。前記インフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部は、アドホック用ビーコンを送信するに際してのランダムバックオフ値を該当する無線通信装置におけるランダムバックオフ値よりも大きくすることを特徴とする(4)の無線装置。
上記(5)の無線装置では、(4)の無線装置において特に、前記インフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部は、アドホック用ビーコンを送信するに際してのランダムバックオフ値を該当する無線通信装置におけるランダムバックオフ値よりも大きくする。
ランダムバックオフ値が伸長されることにより、アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度が抑制されてビーコンの発生が相対的に疎になり、該疎になった程度に応じて電力消費が低減される。
インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントから発せられるビーコンとアドホックネットワークにおける該当する無線端末装置から発せられるビーコンとが重複したタイミングで発せられることがなく、ビーコンの衝突が効果的に回避される。
(6)無線LANアクセスポイントから発信されるビーコンを探索する無線LANアクセスポイント探索部と、
前記無線LANアクセスポイント探索部によって無線LANアクセスポイントの存在が検出され且つ該存在が検出された無線LANアクセスポイントに収容されている無線端末装置が存在しない場合には、自装置が無線端末装置として機能する第4のモードを自装置に設定する無線LANインフラストラクチャー無線端末装置モード設定部と、
備えたことを特徴とする(1)の無線装置。
上記(6)の無線装置では、(1)の無線装置において特に、無線LANアクセスポイント探索部と、無線LANインフラストラクチャー無線端末装置モード設定部とが更に設けられている。
この無線LANアクセスポイント探索部で、無線LANアクセスポイントから発信されるビーコンを探索する。そして、この無線LANアクセスポイント探索部によって無線LANアクセスポイントの存在が検出され且つ該存在が検出された無線LANアクセスポイントに収容されている無線端末装置が存在しない場合には、無線LANインフラストラクチャー無線端末装置モード設定部で、自装置が無線端末装置として機能する第4のモードを自装置に設定する。
即ち、存在が検出された無線LANアクセスポイントに収容されている無線端末装置が存在しない場合には、自装置たる当該無線装置が上述の第4のモードに遷移することにより無線端末装置として機能する。このため、無線LANアクセスポイントの配下にあって自装置たる当該無線装置の存在が無意味にならず、常時現在の状況に適合した動作モードで有効に機能し得る。
(7)前記接続要求識別部は、前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットのMACフレームにおけるFrom DSフィールドおよびTo DSフィールドを参照することによって当該無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別することを特徴とする(1)の無線装置。
上記(7)の無線装置では、(1)の無線装置において特に、前記接続要求識別部は、前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットのMACフレームにおけるFrom DSフィールドおよびTo DSフィールドを参照することによって当該無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する。これにより、適確な識別が可能になる。
(8)前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードがか選択され、且つ、当該無線装置がアドホックネットワークにおける無線端末装置として動作するときには、PSK方式による認証を行うPSK処理部を備えていることを特徴とする(1)の無線装置。
上記(8)の無線装置では、(1)の無線装置において特に、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちのの何れか一のモードが選択され、且つ、当該無線装置がアドホックネットワークにおける無線端末装置として動作するときには、そのPSK処理部によって、PSK方式による認証を行う。
これによりアドホックネットワークの通信モードにおいても通信のセキュリティが確保される。
(9)無線WANインターフェースおよび無線LANインターフェースを備え無線LANインターフェースを備えた一つ以上の無線LAN端末と共に無線通信システムを構成する無線装置の動作モード切換え方法であって、
前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する接続要求識別ステップと、
前記接続要求識別ステップによる識別結果に応じて、自装置の無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える動作モード切換えステップと、
を含むことを特徴とする無線装置の動作モード切換え方法。
上記(9)の無線装置の動作モード切換え方法は、無線WANインターフェースおよび無線LANインターフェースを備え無線LANインターフェースを備えた一つ以上の無線LAN端末と共に無線通信システムを構成する無線装置における動作モード切換え方法である。
その接続要求識別ステップで、前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する。
また、動作モード切換えステップで、前記接続要求識別ステップによる識別結果に応じて、自装置の無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える。
これにより、動作モードの切換えが自動で行われ、取り扱いが容易な無線装置の動作モード切換え方法が具現される。
動作モードの切換えが自動で行われ、取り扱いが容易な無線装置および無線装置の動作モード切換え方法が具現される。
本発明の実施の形態としての無線装置のハードウェアの構成を表すブロック図である。 図1の無線装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態としての無線装置を含むネットワークの構成例を表す概念図である。 IEEE802.11に規定されたパケットフォーマット中、フレームコントロールフィールドのフォーマットを表す図である。 コントロールフィールドにおける、”To DS” フィールド、および、”From DS”フィールドの各値と動作モードとの対応関係を表す図である。 ゲートウェイが図3の状態から移動した場合のネットワークの状況を表す概念図である。 本発明の他の実施の形態としての無線装置を含む無線ネットワークの構成例を表す概念図である。 図7の無線ネットワークの動作を表すタイミングチャートである。 他の条件下における図7の無線ネットワークの動作を表すタイミングチャートである。 或る条件下でのアドホックネットワークのビーコンおよびインフラストラクチャーネットワークのビーコンの送信のタイミング関係を表す図である。 アドホックネットワークのビーコンおよびインフラストラクチャーネットワークのビーコンの送信のタイミング関係を適切に調整した場合を例示するタイミングタイミングチャートである。 従来の無線インフラストラクチャーネットワークを表す概念図である。 図12の無線インフラストラクチャーネットワークにおける動作を表すタイミングチャートである。 従来の無線アドホックネットワークを表す概念図である。 図14の無線アドホックネットワークの動作を表すタイミングチャートである。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳述することにより本発明を明らかにする。
(本発明の実施の形態としての無線装置)
図1は、本発明の実施の形態としての無線装置である無線LANアクセスポイント100のハードウェアの構成を表すブロック図である。
この無線装置100は、図示のようにCPU101、ROM102、RAM103、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106、および、有線通信部107を備えている。
CPU101は、この無線装置100の各部を統括的に管理する。ROM102には、本ゲートウェイ装置の基本機能を具現するプログラムや、各アプリケーションプログラム、および、仕様を充足する動作を行うための所要のデータ等が格納されている。RAM103は、CPU101における演算に供するデータや演算の中間結果としてのデータ、送受信の対象となるデータ等が書き込まれ、また、読み出される。操作部104は種々の操作子やスイッチを有し、これらによりユーザの操作を受け付ける。無線通信部105は、所謂RFセクションを主体に構成され、無線によって外部との信号の授受を行う。ディスプレイ106は、操作、動作、および、設定等の状況に係る所要の表示や、送受信に係るデータの表示を行う。有線通信部107は、例えば、通信事業者の通信網に接続されて有線で外部との信号の授受を行う。
(無線装置の構成)
図2は図1の無線装置100の機能ブロック図である。次に、図2の機能ブロック図における各機能部を、既述の図1のハードウェア構成と適宜対照しつつ詳述する。尚、図1における、ROM102、RAM103、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106、および、有線通信部107の各部は、既述のようにCPU101によって統括的に管理されており、従って、個別の言及がない場合においても、図2における各機能部は、図1の如く実装された状態では、CPU101がそれらの機能について相応に関与している。
無線LANアクセスポイント探索部201は無線通信部105に実装され、無線LANパケット受信部205から受信信号中にアクセスポイントからビーコンが含まれている場合に、このビーコンを受け取る。
動作モード切換え制御部202は無線通信部105に実装されている。この動作モード切換え制御部202には次のような各情報が供給される。
即ち、動作モード切換え制御部202には、無線LANアクセスポイント探索部201が上述のようにして受け取ったビーコンが、アクセスポイントが通信域内に存在するか否かを表すアクセスポイント情報として供給される。
また無線通信部105に実装された無線LANパケット受信部205からの受信信号について該受信信号におけるMACフレーム中のフレームコントロールフィールドを読み取るフレームコントロールフィールド読み取り部206によって読み取られた”To DS”フィールドのToDS情報、および”From DS”フィールドのFromDS情報が動作モード切換え制御部202に供給される。更に、収容無線端末装置管理部207から収容無線端末装置情報が動作モード切換え制御部202に供給される。
動作モード切換え制御部202は、上述のような各入力の供給を受けて、これらの入力に対応する出力である動作モード情報をビーコン送信時刻制御部203およびバックオフ制御部204にそれぞれ供給する。これにより本ゲートウェイ装置の通信に係る動作モードが切換えられる。
ビーコン送信時刻制御部203は、CPU101、ROM102、RAM103に実装されている。このビーコン送信時刻制御部203は、動作モード切換え制御部202から動作モード情報を受け、該動作モード情報に基づいてビーコン及び送信時刻を各規定するビーコンデータ及び送信時刻データを生成する。生成されたビーコンデータ及び送信時刻データは無線LANパケット送信部209に供給される。
バックオフ制御部204はROM102、RAM103に実装されている。このバックオフ制御部204は、動作モード切換え制御部202から既述のように動作モード情報を受け、この動作モード情報に対応するランダムバックオフ値を規定するランダムバックオフデータを生成する。生成されたランダムバックオフデータは無線LANパケット送信部209に供給される。
無線LANパケット受信部205は、無線通信部105に実装されている。この無線LANパケット受信部205は外部から無線LANパケットを受信し、更に、無線LAN設定情報管理部210からSSIDおよび暗号化鍵の供給を受ける。
無線LANパケット受信部205は、これら無線LANパケット並びにSSIDおよび暗号化鍵を受けて、無線LANアクセスポイント探索部201にビーコンを送る。また、無線LANパケット受信部205は、フレームコントロールフィールド読み取り部206にプローブリクエストおよびビーコンを送り、更に、パケット蓄積部208に受信無線LANパケットを送る。
フレームコントロールフィールド読み取り部206はRAM103に実装されている。このフレームコントロールフィールド読み取り部206は、既述のように無線LANパケット受信部205からプローブリクエストおよびビーコンを受ける。
そして、フレームコントロールフィールド読み取り部206は、動作モード切換え制御部202にToDS情報およびFromDS情報を供給し、更に、収容無線端末装置管理部207に無線端末装置ごとのToDS情報およびFromDS情報を供給する。
収容無線端末装置管理部207はROM102に実装されている。この収容無線端末装置管理部207は、既述のように、フレームコントロールフィールド読み取り部206から無線端末装置ごとのToDS情報およびFromDS情報を受ける。
そして、収容無線端末装置管理部207は、動作モード切換え制御部202および無線LAN設定情報管理部210に、それぞれ収容無線端末装置情報を送る。
パケット蓄積部208はROM102に実装されている。このパケット蓄積部208は、無線LANパケット受信部205から受信無線LANパケットを受け取り、バックボーンネットワークパケット受信部211から受信無線WANパケットを受ける。
そして、パケット蓄積部208は、無線LANパケット送信部209に送信無線LANパケットを送り、また、バックボーンネットワークパケット送信部212に送信無線WANパケットを送る。
無線LANパケット送信部209は無線通信部105に実装されている。この無線LANパケット送信部209には、次のような各情報(データ)が供給される。
即ち、無線LANパケット送信部209には、ビーコン送信時刻制御部203から既述のビーコンデータ及び送信時刻データが供給される。また、バックオフ制御部204から既述のランダムバックオフデータが供給される。更に、パケット蓄積部208から送信無線LANパケットが供給される。更にまた、無線LAN設定情報管理部210からSSIDおよび暗号化鍵が供給される。更に、時刻管理部213から時刻情報が供給される。
無線LAN設定情報管理部210はROM102に実装されている。この無線LAN設定情報管理部210は収容無線端末装置管理部207から収容無線端末装置情報を受ける。また、既述のように、無線LANパケット受信部205および無線LANパケット送信部209にそれぞれSSIDおよび暗号化鍵を送る供給する。
バックボーンネットワークパケット受信部211は無線通信部105に実装されている。このバックボーンネットワークパケット受信部211は、外部の無線WANからのパケットを受信し、パケット蓄積部208に受信無線WANパケットを送る。
バックボーンネットワークパケット送信部212は無線通信部105に実装されている。このバックボーンネットワークパケット送信部212は、パケット蓄積部208から送信無線WANパケットを受け、無線WAN向けのパケットを外部に送信する。
時刻管理部213はCPU101に実装され、無線LANパケット送信部209に時刻情報を供給する。
以上の実施の形態において、本発明の一つの構成要件である接続要求識別部は、上述の無線LANパケット受信部205、および、フレームコントロールフィールド読み取り部206を含む構成によって実現される。
また、本発明の他の一つの構成要件である動作モード切換え制御部は、上述の動作モード切換え制御部202、および、収容無線端末装置管理部207を含む構成によって実現される。
本発明の一つの態様の構成要件であるアドホックビーコン送信頻度抑制部は、動作モード切換え制御部202、および、バックオフ制御部204を含む構成によって実現される。即ち、このバックオフ制御部204の作用により、ランダムバックオフ値が伸長されることにより、アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度が抑制される。このようなアドホックビーコン送信頻度抑制部の作用により、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかのモードにあるときにインフラストラクチャーモードにおけるビーコンとアドホックモードにおけるビーコンとの衝突が効果的に回避され、乃至は、衝突の確率が十分に低減される。尚、このようなアドホックビーコン送信頻度の抑制は、最も顕著に実行する場合としてアドホックビーコンの送信を停止する場合を含む。この場合は、ビーコンの衝突回避に加え、アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度が抑制される。そして、この抑制によってビーコンの発生が疎になった程度に応じて電力消費が低減される。
尚、このようなアドホックビーコン送信頻度の抑制は、それが顕著な場合としてアドホックビーコンの送信を停止する場合を含む。この場合は、ビーコン送信のための電力を節減する効果も顕著であることが期待できる。ビーコン送信のための電力を節減する効果を奏することが期待できる。
本発明の一つの態様の他の構成要件であるインフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部は、動作モード切換え制御部202、および、ビーコン送信時刻制御部203を含む構成によって実現される。このようなアドホックビーコン送信頻度抑制部の作用により、インフラストラクチャーモードにおけるビーコンとアドホックモードにおけるビーコンとの衝突が効果的に回避され、乃至は、衝突の確率が十分に低減される。
本発明の一つの態様の更に他の構成要件である無線LANアクセスポイント探索機部は、無線LANアクセスポイント探索部201、および、無線LANパケット受信部205を含む構成によって実現される。
本発明の一つの態様の更に他の構成要件である無線LANインフラストラクチャー無線端末装置モード設定部は、動作モード切換え制御部202、および、収容無線端末装置管理部207を含む構成によって実現される。
本発明の一つの態様の更に他の構成要件であるPSK処理部は、無線LAN設定情報管理部210を含む構成によって実現される。動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードが選択され、且つ、当該無線装置がアドホックネットワークにおける無線端末装置として動作するときには、このPSK処理部によって、IEEE802.11の規定に準拠して、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモードで適用するPSK方式による認証を行う。
これによりアドホックネットワークの通信モードにおいても通信のセキュリティが確保される。
(ネットワークの構成例)
図3は、本発明の実施の形態としての無線装置を含むネットワークの構成例を表す概念図である。
図3において、無線装置であるゲートウェイ31(MACアドレスyy:yy:01)はIEEE802.11無線LANインターフェースを実装しており、さらに、無線LANネットワークとバックボーンネットワークとのゲートウェイ機能および当該バックボーンネットワークへ接続するための無線WANインターフェースを実装している。
無線端末装置32(MACアドレス:xx:xx:01)はIEEE802.11無線LANを実装しており、インフラストラクチャーモードの無線端末装置としての機能とアドホックモードの無線端末装置としての機能とを持っている。いずれのモードを利用するかは、使用するアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションという)に依存する。
ユーザはゲートウェイ31と無線端末装置32を用いて初めて無線LANインフラストラクチャーモードで接続をする場合は、ゲートウェイ31および無線端末装置32にSSIDやWPAにおけるセキュリティキーであるPSKを設定する。この設定は、図2の機能ブロック図では、無線LAN設定情報管理部210がこれを担う。
これにより、ゲートウェイ31と無線端末装置32との間でインフラストラクチャーモードの接続の初期設定が完了される。この実施の形態では初期設定のためにユーザが自らSSIDとWPA−PSKを設定するものと想定したが、WPSで規定している自動設定ツールを利用してもよい。
初期設定が終了すると、ユーザは無線端末装置32を操作して無線LANインフラストラクチャーモード接続に対応したアプリケーションを稼動させることができるが、アプリケーションによってはインフラストラクチャーモードではなく、アドホックモードしか対応していない場合も少なくない。
ユーザがアドホックモードのみに対応したアプリケーションを無線端末装置32で起動させると、無線端末装置32は近傍の領域に存在するアドホックモードに対応した無線LAN機器を探索する。この探索はアドホックモードのビーコンを送信するか、或いは、アドホックネットワーク探索用のプローブリクエストを送信することによって行う。
図4は、IEEE802.11に規定されているパケットフォーマット(MACデータのもの)におけるフレームコントロールフィールドのフォーマットを表す図である。アドホックモードで接続しようとする無線端末装置32が送信するビーコンあるいは、プローブリクエストは図4で示したパケットにおいて、MACフレームのコントロールフィールドにおける”ToDS”フィールド、および”From DS”フィールドはそれぞれ”0”、”0”となる。
ゲートウェイ31は、当該時点ではインフラストラクチャーモードのアクセスポイントとして動作しているものとする(第1のモード)。
そして、送信元アドレスが無線端末装置32のもの(xx:xx:01)であり、且つ、送信先アドレスがゲートウェイ31自身のもの(yy:yy:01)あるいは、予め登録されたアドレス(たとえば無線端末装置32がバックボーン越しに通信したい機器のMACアドレス)であり、更に、”To DS” フィールド、および”From DS” フィールドがそれぞれ”0”、”0”となるビーコンあるいは、プローブリクエストを受信すると、ゲートウェイ31は自己の無線LAN通信モードを、インフラストラクチャーモードのアクセスポイントとしての動作モード(第1のモード)から、アドホック無線端末装置としての動作モード(第2のモード)へとモードを切換える。
上述の第1のモードから第2のモードへの切換えは、図2の機能ブロック図に即して言えば、無線LANパケット受信部205における無線LANパケットの受信→フレームコントロールフィールド読み取り部206における”To DS”フィールド、および”From DS”フィールドの読み取り→動作モード切換え部202における動作モードの切換え(動作モード情報生成)といった手順で実行される。
このモード切換えによりゲートウェイ31は無線端末装置32から無線LANアドホック通信モードで受信したパケットをバックボーンネットワーク側へ転送する。
上述のような動作モードの自動切換えにより、ユーザはゲートウェイ31における通信モードの切り換え(インフラストラクチャーモードからアドホックモードへの切換え)を手作業で行う必要がなくなり、ユーザビリティの向上を図ることができる。
更に、ゲートウェイ31と無線端末装置32間で行う無線LANアドホック通信においてインフラストラクチャーモード(第1のモード)時にIEEE802.11の規定に準拠で設定したして行うように、PSKを用いて暗号化通信を行うようにしてもよい。更にアドホックモードでもWPA暗号化通信が可能になり、セキュリティの担保も可能となる。
次に無線LANアドホック通信を行う動作モードからインフラストラクチャーモードへと再度通信モードを自動変更する際の手順を以下に記す。
当初、ゲートウェイ31と無線端末装置32とが無線LANアドホック通信を行っているとものと仮定する。このとき無線端末装置32でアプリケーションを使用しているユーザが、当該アプリケーションを終了させ、新たにインフラストラクチャーモードのみに対応しているアプリケーションを無線端末装置32で起動させることを想定する。
この場合、無線端末装置32はインフラストラクチャーモードのアクセスポイントを探索するために、プローブリクエストを送信する。このときのプローブリクエストは図4のコントロールフィールドにおける”To DS”フィールド、および、”From DS”フィールドがそれぞれ”1”、”0”となる。
ゲートウェイ31は送信元アドレスが無線端末装置32のもの(xx:xx:01)であり、且つ、送信先アドレスがゲートウェイ31自身のもの(yy:yy:01)であり、更に、”To DS” フィールド、および、”From DS”フィールドが”1”、”0”のプローブリクエストを受信すると、自装置の無線LAN通信モードをアドホックモードからインフラストラクチャーのアクセスポイントモードに切り換える。
その後、ゲートウェイ31は無線端末装置32から受信した無線LANデータパケットをバックボーンネットワークへ転送する。
上述のとおり、この実施の形態では、ゲートウェイ31における通信モードの切換えは、ユーザによる手動操作を俟つことなく自動で行われ、ユーザビリティの向上を図ることができる。
以上のようなコントロールフィールドにおける、”To DS” フィールド、および、”From DS”フィールドの各値と動作モードとの対応関係を図5に要約的に示す。
次にゲートウェイ31が無線LANにおける無線端末装置として自動設定される場合について説明する。
この場合も、ゲートウェイ31を含むネットワークの構成は既述の図3に示されたとおりである。
ゲートウェイ31は現在インフラストラクチャーのアクセスポイントモードとして動作しており、無線端末装置32を配下に収容し、ゲートウェイ31と無線端末装置32との間で無線LAN通信を行う。
上述のように無線LAN通信を行って、ゲートウェイ31は無線端末装置32から受信した無線LANデータパケットをバックボーンネットワーク側に転送する。
また一方、ゲートウェイ31はバックボーンネットワークから受信したデータパケットを無線LANで無線端末装置32に転送する。
このとき、ゲートウェイ31が移動し、アクセスポイントから無線LANビーコンを受信したと仮定する。
図6には、このように仮定した場合のネットワークの状況が示されている。アクセスポイント61は無線LANアクセスポイントであり、有線LAN経由でバックボーンネットワークに接続されている。
ここで、無線端末装置32がアプリケーションの終了あるいは、他のアクセスポイント61へのハンドオーバ接続により、ゲートウェイ31への無線LAN接続が解除されたと想定する。
この場合、ゲートウェイ31は無線LANインフラストラクチャーのアクセスポイントモードから無線LANインフラストラクチャーの無線端末装置モード(第4のモード)へと自動的に動作モードが遷移する。
その後、ゲートウェイ31はアクセスポイントに対してプローブリクエストを送信し、無線LAN接続を開始する。
以上により、ゲートウェイ31は無線LANと無線WANとの間のゲートウェイとしての動作と無線LANインフラストラクチャーモードの無線端末装置としての動作を自動切換えできる。
即ち、動作モードの切換えは、ユーザによる手動操作を俟つことなく自動で行われ、ユーザビリティの向上を図ることができる。
(他の実施の形態)
次に、図面を参照して、本発明の他の実施の形態について説明する。
図7は、本発明の他の実施の形態としての無線装置を含む無線ネットワークの構成例を表す概念図である。
ゲートウェイ71(MACアドレス:yy:yy:02)はIEEE802.11無線LANインターフェースを実装しており、さらに、無線LANネットワークとバックボーンネットワークとのゲートウェイ機能および当該バックボーンネットワークへ接続するための無線WANインターフェースを実装している。
無線端末装置72(MACアドレス:xx:xx:02)はIEEE802.11無線LANを実装しており、インフラストラクチャーモードの無線端末装置として動作する機能を持っている。
無線端末装置73(MACアドレス:xx:xx:03)はIEEE802.11無線LANを実装しており、インフラストラクチャーモードの無線端末装置およびアドホックモードの無線端末装置として動作する機能を持っている。
ユーザはゲートウェイ71と無線端末装置72および無線端末装置73を用いて初めて無線LANインフラストラクチャーモードで接続をする場合は、ゲートウェイ71および無線端末装置72、無線端末装置73にSSIDやWPAにおけるセキュリティキーであるPSKを設定する。
これにより、ゲートウェイ71と無線端末装置72、ゲートウェイ71と無線端末装置73との間でインフラストラクチャーモードの接続の初期設定が完了される。
上述においては初期設定のためにユーザが自らSSIDおよびWPA−PSKを設定したが、WPSで規定している自動設定ツールを利用してもよい。また、無線端末装置72はPS(Power Save)モードで通信しているとする。
(無線ネットワークの動作)
図8は、図7の無線ネットワークの動作を表すタイミングチャートである。
ゲートウェイ71と無線端末装置72および無線端末装置73が同一のインフラストラクチャーモードのネットワークに収容されている場合、図8のようなシーケンスで無線LAN通信されることになる。
但し、このネットワークのSSIDはabc、ビーコン周期は100msとする。この場合、無線端末装置72はビーコンの送信予定時刻にあわせてWake upし、既述のPS-Pollをゲートウェイ71に送信して、無線端末装置72宛のデータパケットの転送要求をして、無線LAN通信を行う。
ここで無線端末装置73がインフラストラクチャーモードのネットワークを一度離脱し、再度ゲートウェイ71にアドホックモードで且つ、PSモードで接続要求をするという条件を仮定する。
この条件では、無線端末装置73はビーコン周期およびSSIDを設定し、アドホックネットワークを開設する。このときゲートウェイ71は無線端末装置72を収容するためのインフラストラクチャーのアクセスポイントモード機能を維持したまま、新たに無線端末装置73を収容するためのアドホックモードでも動作することになる。
なお、IEEE802.11によればアドホックネットワークのビーコン周期は開設したノードが勝手に決めることとなっており、本例の場合、ゲートウェイ71は無線端末装置73が決めたビーコン周期を変更することはできない。
ここで、アドホックネットワークではIEEE802.11の規定によれば、参加する全無線端末装置がランダムバックオフによりビーコンを送信しようとすることになっている。
図9は、上記仮定した条件下における無線ネットワークの動作を表すタイミングチャートである。
但し、図9の場合では、ゲートウェイ71と無線端末装置73が接続するアドホックネットワークはSSID:efg、ビーコン周期120ms、ATIM:20msであると仮定している。
しかしながら、ゲートウェイ71のようにバッテリー駆動のモバイル機器である場合、ビーコンの送信は過剰な電力消費となるため、できる限り送信しない方がよい。
従って、ゲートウェイ71がアドホック用(SSID:efg)のビーコン送信時のランダムバックオフの値(Contention Window)を無線端末装置73におけるこの値よりも大きくしてもよい。
このようなビーコンの送信タイミングの制御は、図2の機能ブロック図に即して言えば、ビーコン送信時刻制御部203、無線LANパケット送信部209等の作用によって実現される。
或いは、ゲートウェイ71はアドホック用(SSID:efg)のビーコンは全く送信しなくてもよい。この場合は無線端末装置73が毎周期ビーコン(SSID:efg)を送信することになる。
このようなビーコンの送信停止の制御は、図2の機能ブロック図に即して言えば、ビーコン送信時刻制御部203、無線LANパケット送信部209等の作用によって実現される。
ここで、無線端末装置73あるいはゲートウェイ71が送信するアドホックネットワークのビーコン送信タイミングと、ゲートウェイ71が送信するインフラストラクチャーネットワークのビーコン送信タイミングについて考える。
(ビーコン送信のタイミング)
図10は、或る条件下でのアドホックネットワークのビーコンおよびインフラストラクチャーネットワークのビーコンの送信のタイミング関係を表す図である。
図10のようにインフラストラクチャー用のビーコン、アドホック用のビーコンの送信時刻が予定されている場合、現在時刻から310ms後のビーコン送信予定時刻が重なってしまう。ここでゲートウェイ71が310ms後に送信予定のアドホック用ビーコン送信を控えても、無線端末装置73がアドホック用ビーコンを送信してしまう。
この場合、ゲートウェイ71が送信するインフラストラクチャー用ビーコンと無線端末装置73が送信するアドホック用ビーコンが衝突し、無線端末装置72がインフラストラクチャー用ビーコンを正常に受信できなくなってしまう可能性がある。
従って、現時刻から310ms後に送信する予定のゲートウェイ71が送信するインフラストラクチャー用ビーコンは実際には330ms後に送信する。
ここで仮に通常のビーコン送信予定時刻よりも早くしてしまうと無線端末装置72がスリープ中である可能性があるため正常に無線端末装置72がビーコンを受信できなくなってしまう。
また遅らせる時間を当初のビーコン送信予定時刻から20msよりも短い時間にしてしまうと、アドホックネットワークのATIM中にビーコンを送信してしまうことになる。このようにATIM期間にATIM以外のパケットを送信してしまうと、その分ATIM期間内にゲートウェイ71や無線端末装置73がATIMを送信できなくなってしまう。
従って、ATIM終了後にインフラストラクチャー用のビーコンを送信することにより、効率的な無線LAN通信が実現される。
このようなビーコンの送信停止タイミングの制御調整は、本発明の一つの態様における構成要件であるインフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部によって実行される。これは図2の機能ブロック図に即して言えば、ビーコン送信時刻制御部203、時刻管理部213、および、無線LANパケット送信部209等の作用の総体によって実現される。
アドホックネットワークのビーコンおよびインフラストラクチャーネットワークのビーコンの送信のタイミング関係を上述のように適切に調整した場合の動作のタイミングをタイミングチャート図11に例示する。
100………………無線装置
101………………CPU
102………………ROM
103………………RAM
104………………操作部
105………………無線通信部
106………………ディスプレイ
107………………有線通信部
201………………無線LANアクセスポイント探索部
202………………動作モード切換え制御部
203………………ビーコン送信時刻制御部
204………………バックオフ制御部
205………………無線LANパケット受信部
206………………フレームコントロールフィールド読み取り部
207………………収容無線端末装置管理部
208………………パケット蓄積部
209………………無線LANパケット送信部
210………………無線LAN設定情報管理部
211………………バックボーンネットワークパケット受信部
212………………バックボーンネットワークパケット送信部
213………………時刻管理部

Claims (9)

  1. 無線WANインターフェースおよび無線LANインターフェースを備え、無線LANインターフェースを備えた一つ以上の無線LAN端末と共に無線通信システムを構成する無線装置であって、
    前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する接続要求識別部と、
    前記接続要求識別部による識別結果に応じて、自装置の無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える動作モード切換え制御部と、
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードが選択されたときには、アドホックネットワーク用のビーコンの送信頻度を抑制するアドホックビーコン送信頻度抑制部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記アドホックビーコン送信頻度抑制部は、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードが選択されたときには、アドホック用ビーコンの送信を停止することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  4. 前記動作モード切換え制御部によって前記第3のモードが選択されたときには、インフラストラクチャーネットワーク用のビーコンの送信のタイミングを調整するインフラストラクチャービーコン送信タイミング調整部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  5. 前記アドホックビーコン送信頻度抑制部は、前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードが選択されたときには、当該無線装置がアドホック用ビーコンを送信する際に用いランダムバックオフ値を、収容する無線端末が送信する際に用いるランダムバックオフ値よりも大きくすることを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  6. 無線LANアクセスポイントから発信されるビーコンを探索する無線LANアクセスポイント探索部と、
    前記無線LANアクセスポイント探索部によって無線LANアクセスポイントの存在が検出され且つ該存在が検出された無線LANアクセスポイントに収容されている無線端末装置が存在しない場合には、自装置が無線端末装置として機能する第4のモードを自装置に設定する無線LANインフラストラクチャー無線端末装置モード設定部と、
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  7. 前記接続要求識別部は、前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットのMACフレームにおけるFrom DSフィールドおよびTo DSフィールドを参照することによって当該無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  8. 前記動作モード切換え制御部によって前記第2のモードおよび前記第3のモードのうちの何れか一のモードが選択され、且つ、当該無線装置がアドホックネットワークにおける無線端末装置として動作するときには、前記第一のモードで設定されたPSKを用いて認証を行うPSK処理部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  9. 無線WANインターフェースおよび無線LANインターフェースを備え無線LANインターフェースを備えた一つ以上の無線LAN端末と共に無線通信システムを構成する無線装置の動作モード切換え方法であって、
    前記無線LAN端末から受信した無線LAN接続要求パケットの要求内容を識別する接続要求識別ステップと、
    前記接続要求識別ステップによる識別結果に応じて、自装置の無線LAN動作モードをインフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能する第1のモード、アドホックネットワークにおける無線端末装置として機能する第2のモード、および、インフラストラクチャーネットワークにおけるアクセスポイントとして機能すると共にアドホックネットワークにおける無線端末装置としても機能する第3のモードの何れかに選択的に切換える動作モード切換えステップと、
    を含むことを特徴とする無線装置の動作モード切換え方法。
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