JP2011035735A - 伝送装置,伝送システムおよび通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルコヒーレント受信方式を適用する場合の受信信号品質の劣化を抑制、又は改善を図る。
【解決手段】波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部13gと、情報収集部13gで収集した受信方式情報に基づき、デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部13c,13d,13hと、をそなえる。
【選択図】図1
【解決手段】波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部13gと、情報収集部13gで収集した受信方式情報に基づき、デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部13c,13d,13hと、をそなえる。
【選択図】図1
Description
本案件は、伝送装置,伝送システムおよび通信方法に関する。
波長分割多重(WDM)光通信システムにおいては、デジタルコヒーレント受信方式を用いて光信号を受信する技術が注目されている。デジタルコヒーレント受信方式では、局部発振光と受信信号光との干渉を用いてデジタル信号処理により受信信号処理を行なう。この方式によれば、光雑音耐力を改善させることが可能であり、更に、遅延直接検波と比較して、光電変換後の電気的信号処理による波長分散歪の補償能力が格段に増大すると考えられている。
WDM光通信システムにおいては、波長分割多重の要素である波長ごとに受信方式をデジタルコヒーレント受信方式に変更することが検討される場合がある。このために、受信機において波長単位に受信信号処理を行なうモジュールを交換等により更新することが行われる。
波長単位に受信方式を変更することで、運用中の他のチャンネルについてのモジュールの動作を停止する必要がなくなり、運用している通信容量の増大に即して段階的にシステムを更新していくことが可能になり、コスト負担において有効な面がある。
たとえば、受信方式を変更する対象の波長についての受信モジュールについて、強度変調信号について光電変換素子で電気信号に変換する直接検波方式を採用するモジュールから、デジタルコヒーレント受信を行なうモジュールに変更する場合がある。又、位相変調信号について遅延検波を行なう受信方式を採用するモジュールから、デジタルコヒーレント受信を行なうモジュールに変更する場合がある。
なお、下記の先行技術が開示されている。
ところで、従来技術においては、送受信装置間の伝送路において、送受信装置の分散補償能力の制限により、各スパンでの波長分散の補償率(分散補償率)が100パーセント近傍に設定されていることを前提として、受信モジュールの設計が行なわれていた。即ち、中継装置において伝送路の波長分散について100パーセント近傍の量を補償することが行なわれていた。
しかしながら、今後、デジタルコヒーレント受信方式を適用する通信においては、伝送システムにおいて更なる伝送速度の向上に対応しつつも、受信信号品質も従来のシステム相当に対応させることが必要となる。
そこで、本案件の目的の一つは、デジタルコヒーレント受信方式を適用する場合の受信信号品質の劣化を抑制、又は改善させることにある。
尚、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成又は作用により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本案件の他の目的として位置づけることができる。
たとえば、下記の技術を提案する。
(1)伝送路に介装される伝送装置と、前記伝送路からの波長多重光信号について波長ごとに直接検波方式およびデジタルコヒーレント受信方式のいずれかの方式で受信する受信機と、を有する伝送システムにおける伝送装置であって、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部と、該情報収集部で収集した受信方式情報に基づき、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記直接検波方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部と、をそなえた伝送装置を用いる。
(2)伝送路に介装される伝送装置と、前記伝送路からの波長多重光信号について波長ごとに直接検波方式およびデジタルコヒーレント受信方式のいずれかの方式で受信する受信機と、を有する伝送システムであって、該伝送装置は、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部と、該情報収集部で収集した受信方式情報に基づき、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記直接検波方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部と、をそなえた伝送システムを用いる。
(3)伝送路からの波長多重光信号について波長ごとに直接検波方式およびデジタルコヒーレント受信方式のいずれかの方式で受信する受信機を有する伝送システムにおける通信方法であって、前記伝送路に介装される中継装置において、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集し、前記収集した受信方式情報に基づき、前記中継装置内における経路を、適用される受信方式に応じて波長ごとに切り分けて、前記切り分けられた経路において、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記直接検波方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える通信方法を用いる。
(1)伝送路に介装される伝送装置と、前記伝送路からの波長多重光信号について波長ごとに直接検波方式およびデジタルコヒーレント受信方式のいずれかの方式で受信する受信機と、を有する伝送システムにおける伝送装置であって、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部と、該情報収集部で収集した受信方式情報に基づき、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記直接検波方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部と、をそなえた伝送装置を用いる。
(2)伝送路に介装される伝送装置と、前記伝送路からの波長多重光信号について波長ごとに直接検波方式およびデジタルコヒーレント受信方式のいずれかの方式で受信する受信機と、を有する伝送システムであって、該伝送装置は、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部と、該情報収集部で収集した受信方式情報に基づき、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記直接検波方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部と、をそなえた伝送システムを用いる。
(3)伝送路からの波長多重光信号について波長ごとに直接検波方式およびデジタルコヒーレント受信方式のいずれかの方式で受信する受信機を有する伝送システムにおける通信方法であって、前記伝送路に介装される中継装置において、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集し、前記収集した受信方式情報に基づき、前記中継装置内における経路を、適用される受信方式に応じて波長ごとに切り分けて、前記切り分けられた経路において、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記直接検波方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える通信方法を用いる。
開示の技術によれば、デジタルコヒーレント受信方式を適用する場合の受信信号品質の劣化を抑制、又は改善させることができる。
〔A〕一実施形態の説明
以下、図面を参照することにより、実施形態を説明する。但し、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図は無い。即ち、本実施形態は、その趣旨に逸脱しない範囲において種々変形して実施することができる。
以下、図面を参照することにより、実施形態を説明する。但し、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図は無い。即ち、本実施形態は、その趣旨に逸脱しない範囲において種々変形して実施することができる。
図1に実施形態にかかる光伝送システムの一例を示す。伝送装置11,12はそれぞれ送信部Txおよび受信部Rxをそなえ、例えば光伝送路13を介して接続される。具体的には、伝送装置11の送信部Txから出力されるWDM信号光は、光伝送路13を介して伝送装置12の受信部Rxに到達する。
伝送装置11についてのものに着目した送信部Txの構成例を図2に示す。WDM信号光の要素としての信号光は、チャンネルごとに互いに異なる波長を有する。送信部Txは、例えば、上述のごとき互いに異なる波長の光信号を送信する複数の送信器21aと、送信器21aからの光信号について波長多重して、WDM光信号として光伝送路13に導く多重器21bと、を有する。
伝送装置12についてのものに着目した受信部Rxの構成例を図3に示す。受信部Rxは、光伝送路13からのWDM信号光の要素としての信号光について、多重要素の波長単位に分波する分波器22aと、分波器22aで分波した波長単位の光信号についてそれぞれ受信処理を行なう受信器22bをそなえる。
受信器22bには、直接検波方式で受信する構成のもの22b−1や、デジタルコヒーレント受信方式で受信する構成のもの22b−2など、いくつかの種類のものを混在させることができる。デジタルコヒーレント受信方式以外で受信する構成のものについては、分波器22aと当該受信器22bとの間に可変分散補償器(VDC:Variable Dispersion Compensator)22cを介装する場合がある。
また、光伝送路13は、光ファイバ13fをそなえるほかに、中継装置としての伝送装置16を介装する。光伝送路13には適宜光アンプ13aを介装することもできる。伝送装置16においては、上流側光伝送路13での波長分散を補償する分散補償モジュール(DCM−A:Dispersion Compensating Module)13bのほか、WDM信号光のうちの任意波長の光信号について挿抜(アド/ドロップ)可能とするための構成をそなえることもできる。尚、中継装置16としての構成は、例えば、光伝送路13上においてほぼ等間隔を置いて複数個介装することとしてもよい。
分散補償モジュール13bにおいては、上流側の光ファイバ13fでの光伝搬によって生じる波長分散を補償する。即ち、上流側光ファイバ13fで生じた波長分散が無くなるような(ゼロに近づくような)波長分散を付与する。
伝送装置16においては、さらに、光信号をドロップするために分岐部13cが、光信号をアドないしスルーするために波長選択スイッチ13dが、それぞれそなえられる。これらの分岐部13cおよび波長選択スイッチ13dは、光信号の波長単位でのアド/ドロップを行なう伝送装置16の要素とすることができる。
ここで、分岐部13cは、光伝送路13を通じて入力されるWDM光信号の一部をドロップ用に分岐するとともに、それ以外の光信号については2系列の分岐光として出力する。図1中においては2つの分岐素子13c−1,13c−2で構成される。
入力側を光伝送路13に接続された分岐素子13c−1は、光伝送路13からのWDM信号光について2分岐して、一方の光を波長選択スイッチ13dの入力ポートに、他方の光を分岐素子13c−2に導く。又、入力側を分岐素子13c−1の一方の出力に接続された分岐素子13c−2は、分岐素子13c−1からの光について2分岐して、一方の光をドロップ方路へ、他方の光を波長選択スイッチ13dの入力ポートへ通じる方路へ、それぞれ導く。尚、14はドロップ方路に接続される分波器である。
また、波長選択スイッチ13dはN入力(Nは例えば3以上)1出力であり、分岐部13cでドロップ用に分岐されたもの以外の2系列の光信号とともに、アド用に入力される光信号をそれぞれ異なる入力ポートを通じて入力される。そして、各ポートから入力される光信号について選択された波長の光信号を、出力ポートを通じて出力することにより、波長挿抜後されたWDM信号光として後段に出力する。
すなわち、上流側光伝送路13を通じて伝送装置16に入力される光信号が後段の光伝送路13に出力される際に通過する方路としては、次の互いに異なる分散量が与えられる2つの方路A,Bがある。方路Aは、分岐素子13c−1の分岐から波長選択スイッチ13dを経由する方路であり、方路Bは、2つの分岐素子13c−1,13c−2での分岐および分散補償モジュール13eから波長選択スイッチ13dを経由する方路である。尚、15はアド用に入力される入力ポートに接続される合波器である。
そして、本実施形態の伝送装置16においては、上述の分散補償モジュール13bでの分散補償量のほかに、伝送装置12の受信部Rxをなす波長ごとの受信器構成に応じた分散補償量を更に与えることができるようになっている。図1に示す伝送装置16においては、分岐素子13c−2と波長選択スイッチ13dの入力ポートとの間の光方路上に、分散補償モジュール13eがそなえられる。
分散補償モジュール13eは、分岐素子13c−2からの光信号についての波長分散が、前述の分散補償モジュール13bで補償した量から外れるような波長分散量を付与する。例えば、前述の分散補償モジュール13bで補償した波長分散をもとの状態に戻すような波長分散量を付与する。
たとえば、伝送装置12の受信部Rxをなすある波長の光についての受信器が、直接検波方式を適用するものである場合には、波長選択スイッチ13dを、当該波長の光については分岐素子13c−1からの光が出力ポートへ導かれるように動作させる。一方、伝送装置12の受信部Rxをなす別の波長の光についての受信器が、デジタルコヒーレント受信方式を適用するものである場合には、波長選択スイッチ13dを、当該波長の光については、分岐素子13c−2からの光が出力ポートへ導かれるように動作させる。
これにより、受信方式にデジタルコヒーレント受信方式を適用する光信号においては、光伝送路13上での分散補償モジュール13bによる分散補償がなされていないものについて伝送装置12の受信部Rxに導くことができる。一方、デジタルコヒーレント受信方式を適用しない光信号については、光伝送路13上での分散補償モジュール13bによる分散補償がなされたものについて伝送装置12の受信部Rxに導くことができる。
図4に光伝送システムにおける分散補償スキームを示す。この図4に示すように、中継区間であるスパン毎に分散補償率100パーセント近傍(A:95%、B:105%)で分散補償が行なわれている。ここでの分散補償は図1に示す分散補償モジュール13bでの分散補償に相当している。しかしながら、近年検討されている、デジタルコヒーレント受信方式を適用した受信器の導入にあたっては、上述のごときスパン毎に100パーセント近傍での分散補償を行なうことが必ずしも当該受信器での良好な受信信号品質を得ることに結びつくとは限らない。
図5にデジタルコヒーレント受信方式での伝送特性の検討の一例を示す。デジタルコヒーレント受信方式を適用する受信器では、これまでの中継区間で行なっていた100パーセント近傍での分散補償を行なう場合には、図中の点線で囲まれた範囲Rに示すように、受信信号品質の劣化を示すQペナルティの値が大きくなる。加えて、当該範囲Rにおいては、補償量のわずかな変動によって信号品質が大きく変動することも想定できる。
これに対し、本実施形態においては、伝送装置12の受信部Rxにおいて、デジタルコヒーレント受信方式で受信信号処理を行なうこととなる波長の光については、伝送装置16の分散補償モジュール13eにおいて分散量を付与している。このため、当該波長の光については、前述の図4に示すような分散補償を適用している光伝送路13を適用しながら、実質的に分散補償量を0パーセント近傍とすることができるようになる。従って、例えば図5の分散補償率0パーセント近傍のQペナルティの値を得ることができ、受信信号品質を大幅に改善させることが可能になる。尚、分散補償モジュール13eの後段に適宜光アンプ13aを介装してもよい。
ところで、中継段に介装される伝送装置16では、受信部Rxにおいて波長ごとに適用している受信方式の種別について把握することで、上述のごとき受信方式に応じた分散量を付与することができる。このため、伝送装置16では、情報収集部13gおよび制御部13hをそなえている。
伝送装置16にそなえられる情報収集部13gは、情報抽出部23からの情報を受け、光伝送路13からの波長多重光信号について波長ごとに受信部Rxで適用される受信方式に関する情報を収集する。又、制御部13hは、情報収集部13gで収集する情報に基づき、波長選択スイッチ13dにおける各入力ポートから出力ポートに導く光信号を波長単位に選択的な切り替え制御を行なう。
したがって、制御部13hとともに、波長選択スイッチ13d,分波器13cおよび分散補償モジュール13b,13eは、情報収集部13gで収集した受信方式情報に基づき、デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部を構成する。
この場合において、分岐素子13c−1での分岐から波長選択スイッチ13dの出力に到る方路Aをなす光伝搬部材は第1付与部に相当している。又、分岐素子13c−1,13c−2を通じた分岐から分散補償モジュール13eを経由して波長選択スイッチ13dの出力に到る方路Bをなす光伝搬部材は第2付与部に相当している。
なお、第1付与部は、分岐部13cで分岐された一に対してデジタルコヒーレント受信方式以外の方式(例えば直接検波方式)を受信方式として適用する光信号に対応する波長分散量を付与する。又、第2付与部は、分岐部で2分岐された他方に対して前記デジタルコヒーレント受信方式を受信方式として適用する光信号に対応する波長分散量を付与する。
そして、波長選択スイッチ13dでは、第1付与部および第2付与部からの波長多重光信号について異なる入力ポートを通じて入力され、波長ごとに入力元の入力ポートを選択的に切り替えて出力する。又、制御部13hでは、情報収集部13gで収集した情報に基づいて、波長選択スイッチ13dにおける出力波長ごとの入力元の入力ポートについて選択的な切り替え制御を行なっている。
なお、情報抽出部23は、例えば、図示の光伝送システムについて統括管理するNMS等の管理装置や、受信部Rxを搭載する伝送装置12のほか、一つの中継装置としての伝送装置16にそなえることもできる。情報抽出部23から情報収集部13gに対して情報を送信する態様としては、例えば、データ転送ネットワークとは異なる制御ネットワークを通じて送信したり、監視チャンネルを通じて送信したりすることが想定できる。
図6にデジタルコヒーレント受信方式を適用する受信器22b−2の構成例とともに、受信器22b−2からの制御情報を情報抽出部23に送信する態様の一例を示す。受信器22b−2は、この図6に示すように、局発光源31,90度光ハイブリッド32,バランスドレシーバ33i,33q,アナログデジタルコンバータ34およびデジタル信号処理部35を含む。
90度光ハイブリッド32においては、分波器21から入力される受信対象波長の光信号であって互いに90度の位相がずれた光信号と、局発光源31からの局部発振光であって上記信号光と対応位相関係に局部発振光と、がそれぞれ干渉して、I(In-phase)信号およびQ(Quadrature-phase)信号の光として出力される。そして、出力された光は、それぞれ、ツインフォトダイオード33i,33qで電気信号に変換される。
アナログデジタルコンバータ34は、ツインフォトダイオード33i,33qで電気信号に変換されたI信号およびQ信号をデジタル信号に変換して、デジタル信号処理部35に出力する。デジタル信号処理部35においては、アナログデジタルコンバータ34からのデジタル信号をもとに送信データを復調する。このとき、光伝送路13における分散補償歪の補償も行なっている。ここで、ツインフォトダイオードはシングルフォトダイオードでも同様の動作をする。
また、受信側情報収集部36は、受信側の伝送装置(ここでは伝送装置12)の要素としてそなえられ、上述の受信器22b−2をなす各構成要素31,32,34,35からの情報を統合して、情報抽出部23に送信する。情報抽出部23では、受信側情報収集部36からの情報は、当該受信器22b−2が運用状態か否かの識別情報とすることができる。
また、図6に示す受信側情報収集部36においては、上述したような統合情報のほか、例えば、局発光源31の動作フラグや、局発光パワーの内部モニタ信号の情報などを収集して、情報抽出部23に送信する。又は、局発光源31と光ハイブリッド32との間に分岐素子およびモニタPD等を設け、モニタPDでのモニタされる局発光のパワー情報を収集して、情報抽出部23に送信する。又は、受信部Rxにおいて各受信器22bでの受信方式について予めチャンネル対応に記憶しておき、必要に応じて上述のチャンネルと受信方式との対応について情報抽出部23に送信する。これらの手法においても、(中継段での)情報収集部13gにおける受信器側での受信方式の識別、判断を可能にする。
これにより、伝送装置16の情報収集部13gでは、情報抽出部23を介して受信した情報をもとに、運用状態となっている受信器22bの受信方式について識別することができる。そして、制御部13hでは、情報収集部13gからの識別結果をもとに、デジタルコヒーレント受信方式を適用した受信器22b−2で受信されるべき波長の光について、分散補償モジュール13eを経由したルートを辿って中継されるように波長選択スイッチ13dを制御している。
たとえば、図1に示す方路A,Bを通じた波長選択スイッチ13dへの入力には、ともに、入力されるWDM光信号をなす全ての波長の光信号が含まれている。波長選択スイッチ13dでは、デジタルコヒーレント受信方式を適用する波長の光信号については、方路Bを通じて入力される側を出力ポートに導く一方で方路Aから入力される側についてはブロックする。又、デジタルコヒーレント受信方式以外の方式(例えば直接検波方式)を受信方式とする波長の光信号については、方路Aを通じて入力される側を出力ポートに導く一方で方路Bから入力される側についてはブロックする。
図7は、上述のごとく構成された光伝送システムにおいて、受信部Rxの運用波長にかかる受信器22bを、デジタルコヒーレント受信方式を適用したもの(例えば図6の22b−2)に変更する場合について説明するフローチャートである。
受信部Rxにおけるある波長についての受信器22bがデジタルコヒーレント受信方式のもの22b−2に変更された場合、もしくは、波長多重における使用波長を、受信方式をデジタルコヒーレント受信方式として1波長追加する場合を想定する。このとき、変更された信号光波長の(例えば伝送装置11における)送信器21aと(伝送装置22における)受信器22b−2とが動作を開始すると、情報抽出部23ではその動作開始を認識する(ステップA1)。例えば、該当の送信器21aでは、モニタ部にて光出力パワーをモニタし、監視信号を通じて動作状態を情報抽出部23に出力する。監視信号には、モニタしたパワー値の情報を含めることができる。
情報抽出部23においては、送信器21aや受信器22b−2から送信される監視制御信号などについての情報を受け、該当の送信器21a,22b−2が動作状態となったことを認識する。特に、受信器22b−2からの局発光源31の動作フラグや、局発光パワーの内部モニタ信号の情報をもとに、動作状態となった受信器22bはデジタルコヒーレント受信方式を適用するものであることを認識することができる。
情報抽出部23において、動作状態となった受信器22bがデジタルコヒーレント受信方式を適用するものであると認識した場合には、中継装置16に対して、波長選択スイッチ13dにおける方路を切り替える波長情報と全波長の設定パワーを通知する。中継装置16が光伝送路13上に複数個介装されている場合には、各中継装置16に対して同様に通知する(ステップA2)。
これにより、伝送装置16の情報収集部13gでは情報抽出部23を介して受信した情報をもとに運用状態となっている受信器22b−2について識別、認識する。即ち、情報収集部13gは、受信部Rxにおける受信波長ごとの、デジタルコヒーレント受信方式を受信方式として適用する際に用いられる局部発振光源31についての動作状態の情報を、受信方式情報として収集する。
伝送装置16の制御部13hは、情報収集部13gからの識別結果をもとに波長選択スイッチ13dのポート切り替えを制御して、受信器22b−2で受信されるべき波長の光について、分散補償モジュール13eを経由したルートを辿って中継されるようにする(ステップA3)。
または、情報抽出部23では、波長多重における波長を追加する場合には、当該追加する波長における受信方式に関する情報を収集し、波長分散付与部13gは、収集した情報に基づき、当該追加する波長の光信号に対して付与する波長分散量を設定する。
なお、伝送装置16の制御部13hは、波長選択スイッチ13dから出力される各波長の光のパワーバランスを調整制御する機能を有している。この場合において、制御部13hでの制御をもとに、受信器22b−2が変更されることとなった波長の挿入損失を波長選択スイッチ13dで調整することにより、各波長のパワーバランスを調整することができる(ステップA4)。又、制御部13hは、必要に応じて光アンプ13aを制御すること等を通じて、伝送装置16の出力光パワーを調整する(ステップA5)
このように、本実施形態によれば、中継段で分散補償を行なう伝送路を用いる場合であっても、デジタルコヒーレント受信方式を適用する場合には、分散補償量を図5に示す範囲Rから外すことができるので、受信信号品質の劣化を抑制、又は改善させることができる。
〔B〕変形例の説明
上述の実施形態にかかわらず、開示技術の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形することが可能である。
上述の実施形態にかかわらず、開示技術の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形することが可能である。
たとえば、図8に示すように、図1においては分岐部13cの前段にそなえられた分散補償モジュール13bがそなえられていない場合には、図1の場合とは異なる構成の波長分散付与部をそなえる。即ち、分岐素子13c−1の分岐と波長選択スイッチ13dとが接続される方路A上に分散補償モジュール13bbがそなえられる一方、分岐素子13c−2の分岐と波長選択スイッチ13dとが接続される方路B上に分散補償モジュール13eの介装が省略される。
すなわち、上述の方路A上に介装される分散補償モジュール13bbにおいては、デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式(例えば、直接検波方式)に対応した分散補償量(例えば、100パーセント近傍)で分散補償を行なう。一方、方路Bにおいてはデジタルコヒーレント受信方式に対応して、中継段での分散補償が省略される。
これにより、制御部13hにおいて、前述の図1に示すものと同様に、波長選択スイッチ13dの方路選択を制御することで、デジタルコヒーレント受信方式を適用する波長の光信号について受信信号品質を改善させることができる。尚、図8中、図1と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
また、図9に示すように、前述の図8において分散補償モジュール13bbにおいて分散補償が行なわれた光信号であって、波長選択スイッチ13dに入力される前段の光信号をドロップのために分岐する構成をそなえることとしてもよい。即ち、分岐素子13iは、分岐素子13c−2における分岐と波長選択スイッチ13dとの間に接続され、波長選択スイッチ13dに入力される光信号の一部をドロップ用に分岐する。
また、分波器14−1においては、分岐部13cで分岐された光について分波してドロップ用の波長の光を取り出すが、取り出される光信号は、図1に示すような分散補償モジュール13bでの分散補償が行なわれたものではない。一方、分波器14−2においても、分岐素子13iで分岐された光信号について分波してドロップ用の波長の光を取り出すが、ここで取り出される光信号は分散補償モジュール13bbでの分散補償が行なわれたものである。
すなわち、伝送路13での分散補償が行なわれた光信号か、分散補償が行なわれていない光信号か、のいずれかを受信方式に応じてドロップ光として取り出すことができる。例えば、デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号については、分波器14−1で分波された光信号をドロップ用に用い、直接検波方式で受信する波長の光信号については、分波器14−2で分波された光信号をドロップ用に用いる。尚、図9中、既述の符号と同一の符号はほぼ同様の部分を示す。
さらに、図10に示すように、前述の図9において分岐素子13iの分岐と分波部14−2との間に、一部を波長選択スイッチ13dの入力に接続する分岐素子13jをさらにそなえることもできる。これにより、分散補償モジュール13bbにおいて分散補償が行なわれる光信号の経路においても、2つの経路A1,A2を設定することができる。即ち、第1の経路A1は、分岐素子13iを介して波長選択スイッチ13dに接続される経路であり、第2の経路A2は、2つの分岐素子13i,13jを経由してから波長選択スイッチ13dへ接続される経路である。
ここで、第2の経路A2をなす分岐素子13jと波長選択スイッチ13dとの間の経路上には、遅延線13kがそなえられる。例えば、第1の経路A1においては、直接検波方式で受信する波長の光信号のうちで、例えば10Gbpsの強度変調が行なわれた光信号を通過させる経路に設定する。一方、第2の経路A2においては、直接検波方式で受信する波長の光信号のうちで、例えば40Gbpsの強度変調が行なわれた光信号を通過させる経路に設定する。
なお、分散補償モジュール13bbを経由しない経路Bについてはデジタルコヒーレント受信方式を適用する波長の光信号を伝送するために用いることは前述の図1,8,9の場合と同様である。これにより、特に直接検波方式で受信する波長の光信号のうちで、隣接チャンネルの光信号に対するXPM(Cross Phase Modulation)等の非線形効果の影響を抑制させることができる。尚、図10中、既述の符号と同一の符号はほぼ同様の部分を示す。
すなわち、図10に示すものにおいても、前述の図1の場合と同様の利点があるほか、上述の経路A1,A2およびBを設定することにより、ビットレートおよび受信方式に応じて異なる遅延量または分散量を設定することができる。これにより、隣接チャンネルに対して発生するXPMによるレッドチャープおよびブルーチャープの発生によってチャープ発生量を相殺させることが可能になる。尚、チャープ発生量の相殺については、例えば特開2008−167297号公報に記載されている。
さらに、図11に示すように、前述の図8において、分岐素子13c−1,13c−2と波長選択スイッチ13dとを経由する経路B上に、デジタルコヒーレント受信方式を適用する波長の光信号のための分散補償モジュール13eeをそなえることとしてもよい。分散補償モジュール13eeにおいては、前述の図5に示す範囲R以外の補償量に相当する分散量を付与することとすれば、少なくとも受信信号品質を改善させることができる。
また、デジタルコヒーレント受信方式を適用する受信器としては、図6に示すもののほか、図12に示すような受信器22b−3を適用することもできる。図12に示す受信器22b−3は、偏波ダイバーシティを適用したものであり、局発光源31,2つの偏波分離素子42−1,42−2,2つの90度光ハイブリッド43x,43y,ツインフォトダイオード44xi,44xq,44yi,44yq,アナログデジタルコンバータ45およびデジタル信号処理部46をそなえる。
偏波分離素子42−1は分波器(図3の22a)で分波された1チャンネルの光信号について互いに直交する2つの偏波成分に分離する。同様に、偏波分離素子42−2は、局発光源31からの局発光について互いに直交する2つの偏波成分に分離する。
90度光ハイブリッド43xは、偏波分離素子42−1,42−2でそれぞれ偏波分離された信号光および局発光についての同一偏波成分(ここではX偏波成分)について干渉させて、I(In-phase)信号およびQ(Quadrature-phase)信号を出力する。同様に、90度光ハイブリッド43yは、偏波分離素子42−1,42−2でそれぞれ偏波分離された信号光および局発光についての同一偏波成分(ここではY偏波成分)について干渉させて、I(In-phase)信号およびQ(Quadrature-phase)信号を出力する。
ツインフォトダイオード44xi,44xqは、それぞれ、90度光ハイブリッド43xから出力されたI信号およびQ信号について受光し電気信号として出力する。又、ツインフォトダイオード44yi,44yqは、それぞれ、90度光ハイブリッド43yから出力されたI信号およびQ信号について受光し電気信号として出力する。
アナログデジタルコンバータ45は、ツインフォトダイオード44xi,44xq,44yi,44yqからそれぞれ出力された電気信号についてデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部46に渡す。これにより、デジタル信号処理部46においては、アナログデジタルコンバータ45からのデジタル信号を用いたデジタル信号処理を行なって、データ復調を行なう。ここで、ツインフォトダイオードはシングルフォトダイオードでも同様の動作をする。
なお、受信側情報収集部36Aは、前述の図6に示すものと基本的に同様に、受信側の伝送装置(ここでは伝送装置12)の要素としてそなえられ、上述の受信器22b−3をなす各構成要素42−1,42−2,43x,43y,45,46からの情報を統合して、情報抽出部23に送信する。情報抽出部23では、受信側情報収集部36Aからの情報は、当該受信器22b−3が運用状態か否かの識別情報とすることができる。
また、上述したような統合情報のほか、例えば、局発光源31の動作フラグや、局発光パワーの内部モニタ信号の情報などを収集して、情報抽出部23に送信する。又は、局発光源31と偏波分離素子42−2との間に分岐素子およびモニタPD等を設け、モニタPDでのモニタされる局発光のパワー情報を収集して、情報抽出部23に送信する。又は、受信部Rxにおいて各受信器22bでの受信方式について予めチャンネル対応に記憶しておき、必要に応じて上述のチャンネルと受信方式との対応について情報抽出部23に送信する。これらの手法においても、(中継段での)情報収集部13gにおける受信器側での受信方式の識別、判断を可能にする。
11,12,16 伝送装置
13 光伝送路
13a 光アンプ
13b,13bb,13e,13ee 分散補償モジュール
13c 分岐部
13c−1,13c−2,13i,13j 分岐素子
13d 波長選択スイッチ
13f 光ファイバ
13g 情報収集部
13h 制御部
13k 遅延線
14,14−1,14−2 分波器
15 合波器
21a 送信器
21b 多重器
22a 分波器
22b,22b−1〜22b−3 受信器
22c VDC
31 局発光源
32 90度光ハイブリッド
33i,33q ツインフォトダイオード
34 アナログデジタルコンバータ
35 デジタル信号処理部
36,36A 受信側情報収集部
42−1,42−2 偏波分離素子
43x,43y 90度光ハイブリッド
44xi,44xq,44yi,44yq ツインフォトダイオード
45 アナログデジタルコンバータ
46 デジタル信号処理部
13 光伝送路
13a 光アンプ
13b,13bb,13e,13ee 分散補償モジュール
13c 分岐部
13c−1,13c−2,13i,13j 分岐素子
13d 波長選択スイッチ
13f 光ファイバ
13g 情報収集部
13h 制御部
13k 遅延線
14,14−1,14−2 分波器
15 合波器
21a 送信器
21b 多重器
22a 分波器
22b,22b−1〜22b−3 受信器
22c VDC
31 局発光源
32 90度光ハイブリッド
33i,33q ツインフォトダイオード
34 アナログデジタルコンバータ
35 デジタル信号処理部
36,36A 受信側情報収集部
42−1,42−2 偏波分離素子
43x,43y 90度光ハイブリッド
44xi,44xq,44yi,44yq ツインフォトダイオード
45 アナログデジタルコンバータ
46 デジタル信号処理部
Claims (10)
- 伝送路に介装される伝送装置と、前記伝送路からの波長多重光信号について波長ごとにデジタルコヒーレント受信方式またはそれ以外で受信する受信機と、を有し、前記伝送路上で分散補償を行なう伝送システムにおける伝送装置であって、
前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部と、
該情報収集部で収集した受信方式情報に基づき、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部と、をそなえた伝送装置。 - 該波長分散付与部は、
入力される前記波長多重光信号について分岐する分岐部と、
該分岐部で分岐された一に対して前記デジタルコヒーレント受信方式以外の方式を受信方式として適用する光信号に対応する波長分散量を付与する第1付与部と、
該分岐部で分岐された他に対して前記デジタルコヒーレント受信方式を受信方式として適用する光信号に対応する波長分散量を付与する第2付与部と、
該第1付与部および第2付与部からの波長多重光信号について異なる入力ポートを通じて入力され、波長ごとに入力元の入力ポートを選択的に切り替えて出力する波長選択スイッチと、
前記情報収集部で収集した前記情報に基づいて、該波長選択スイッチにおける出力波長ごとの入力元の入力ポートについて選択的な切り替え制御を行なう制御部と、
をそなえた請求項1記載の伝送装置。 - 該情報収集部は、前記波長多重における波長を追加する場合に、当該追加する波長における受信方式に関する情報を収集し、
該波長分散付与部は、前記収集した情報に基づき、当該追加する波長の光信号に対して付与する波長分散量を設定する請求項1記載の伝送装置。 - 該情報収集部は、前記受信機における受信波長ごとの、前記デジタルコヒーレント受信方式を受信方式として適用する際に用いられる局部発振光源についての動作状態の情報を、前記受信方式情報として収集する請求項1記載の伝送装置。
- 前記受信機において適用する受信方式に関する情報を受信波長ごとに記憶する記憶部をそなえ、
該情報収集部は、該記憶部の内容を参照することにより前記受信方式情報を収集する請求項1記載の伝送装置。 - 伝送路に介装される伝送装置と、前記伝送路からの波長多重光信号について波長ごとにデジタルコヒーレント受信方式又は前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する受信機と、を有し、前記伝送路上で分散補償を行なう伝送システムであって、
該伝送装置は、
前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集する情報収集部と、
該情報収集部で収集した受信方式情報に基づき、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える波長分散付与部と、をそなえた伝送システム。 - 伝送路からの波長多重光信号について波長ごとにデジタルコヒーレント受信方式又は前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する受信機を有し、前記伝送路上で分散補償を行なう伝送システムにおける通信方法であって、
前記伝送路に介装される中継装置において、前記波長ごとに適用される受信方式に関する情報を収集し、
前記収集した受信方式情報に基づき、前記中継装置内における経路を、適用される受信方式に応じて波長ごとに切り分けて、
前記切り分けられた経路において、前記デジタルコヒーレント受信方式で受信する波長の光信号と、前記デジタルコヒーレント受信方式以外の受信方式で受信する波長の光信号と、で異なる波長分散量を与える通信方法。 - 前記中継装置は、前記受信機における受信波長ごとの、前記デジタルコヒーレント受信方式を受信方式として適用する際に用いられる局部発振光源についての動作状態の情報を、前記受信方式情報として収集する請求項7記載の通信方法。
- 前記中継装置は、
前記受信機において適用する受信方式に関する情報を受信波長ごとに記憶しておき、
前記記憶した内容を参照することにより前記受信方式情報を収集する請求項7記載の通信方法。 - 前記波長多重における波長を追加する場合に、前記中継装置は、当該追加する波長における受信方式に関する情報を収集し、
前記収集した受信方式情報に基づき、当該追加する波長についての前記中継装置内における経路を前記切り分けにより設定し、
前記切り分けられた経路において、当該追加する波長の光信号に対して設定される波長分散量を付与する請求項7記載の通信方法。
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