JP2011022856A - Webアプリケーションの連携方法、連携装置、および連携プログラム - Google Patents
Webアプリケーションの連携方法、連携装置、および連携プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】中継サーバは、各Webアプリケーションに第1および第2のスクリプトを注入する。第1のスクリプトは、第1のWebアプリケーションからのコピー操作のコピー元情報およびコピーデータを中継サーバに送信すると共に、第2のWebアプリケーションへのペースト操作のペースト先情報およびペーストデータを中継サーバに送信する。第2のスクリプトは、第1のWebアプリケーションの連携元識別情報および連携対象データを中継サーバに送信すると共に、中継サーバから受信する転送先情報に基づいて連携対象データを第2のWebアプリケーションに渡す。中継サーバは、連携元識別情報がコピー元情報に一致すると、連携対象データおよびコピー元情報に対応するペースト先情報である転送先情報をWebブラウザに送信する。
【選択図】図4
Description
また、他の関連する技術として、クリップボードを利用する電子文書の一部または全部のコピーを制御する方法が提案されている。この方法では、文書判別モジュールは、コピー元文書およびコピー先文書がそれぞれ重要文書であるか否かを判別する。コピー元文書が一般文書であれば、指定されたコピーデータは、OSにより提供されるクリップボードに書き込まれる。コピー元文書が重要文書であれば、指定されたコピーデータは、クリップボード抑止モジュールにより重要文書クリップボードに書き込まれる。コピー先文書が一般文書であれば、クリップボードからコピーデータが読み出される。コピー先文書が重要文書であれば、クリップボード抑止モジュールにより重要文書クリップボードからコピーデータが読み出される。(例えば、特許文献3)
(2)アドレス帳アプリケーションは、Webサーバ上で実行され、アドレス要求に対する検索結果としてメールアドレスを返送する。この実施例では、返送されるメールアドレスは「yamada@example.com」である。メールアドレスは、図1(b)に示すように、アドレス帳1のアドレス表示ボックス3に表示される。
図2は、実施形態の連携方法において連携を検出する手順の流れを示す図である。ここでは、Webサーバ(address.example.com)11がアドレス帳アプリケーションを提供し、Webサーバ(mailer.example.com)12がメーラアプリケーションを提供しているものとする。また、クライアント20は、Webブラウザを備え、中継サーバ30を介してアドレス帳アプリケーションおよびメーラアプリケーションを読み込むものとする。さらに、クライアント20は、後述する連携管理画面21を備える。以下、クライアント20が、Webサーバ11、12に対してアドレス帳アプリケーションおよびメーラアプリケーションを要求した後の手順を説明する。
(3)中継サーバ30は、連携実行ボタンを表示するための指示をクライアント20に送信する。そうすると、クライアント20において連携ボタン表示スクリプトが呼び出される。このとき、例えば、連携元のWebアプリケーション(ここでは、コピーアンドペースト操作のコピー元であるアドレス帳1)に埋め込まれている連携ボタン表示スクリプトが呼び出される。連携ボタン表示スクリプトは、中継サーバ30から受信した指示に応じて、ユーザにより許可されたコピーアンドペースト操作を自動化(または、半自動化)するためのインタフェースを提供する。例えば、アドレス帳1のアドレス表示ボックス3の近くに連携実行ボタンが表示される。
<コピー操作の検出>
コピーアンドペースト操作検出スクリプトは、ユーザのキー入力を監視する。この実施例では、コピーアンドペースト操作検出スクリプトは、「Ctrl+C」の入力を検知することにより、コピー操作が行われたことを検出する。この方法によれば、Webブラウザ上でスクリプトがクリップボードへアクセスすることが禁止されている場合であっても、コピー操作を検出することができる。なお、「Ctrl+C」は、指定されたデータをコピーする命令に相当する。なお、この実施例では、「Ctrl+C」の入力をモニタすることによりコピー操作が検出されるが、他の方法でコピー操作が検出されてもよい。
コピーアンドペースト操作検出スクリプトは、この実施例では、「Ctrl+V」の入力を検知することにより、ペースト操作が行われたことを検出する。この方法によれば、Webブラウザ上でスクリプトがクリップボードへアクセスすることが禁止されている場合であっても、ペースト操作を検出することができる。なお、「Ctrl+V」は、クリップボードに格納されているデータを指定された領域にペーストする命令に相当する。なお、この実施例では、「Ctrl+V」の入力をモニタすることによりペースト操作が検出されるが、他の方法でペースト操作が検出されてもよい。
上述したように、コピーアンドペースト操作検出スクリプトは、コピー操作を検出すると、コピー元のWebアプリケーションのURI、コピー元XPath、コピーテキストを中継サーバ30へ送信する。そして、中継サーバ30のコピーアンドペースト履歴収集部44は、ユーザIDと共に、これらのコピー元URI、コピー元XPath、コピーテコピキストを最終コピー操作記録部31に記録する。ここで、最終コピー操作記録部31には、最新のコピー操作情報が記録される。
中継サーバ30の連携管理部45は、コピーアンドペースト履歴収集部44により検出された1組のコピー操作およびペースト操作を、Webブラウザのユーザに提示する。この場合、連携管理部45は、例えば図11(a)に示すコピーアンドペースト履歴をブラウザへ送信する。ここで、コピーアンドペースト履歴は、ユーザIDを利用して履歴DB32から抽出される。そして、ブラウザは、中継サーバ30から受信したコピーアンドペースト履歴を連携管理画面21に表示する。コピーアンドペースト履歴は、コピーアンドペースト操作が行われた日時、コピー元URI、コピー元XPath、ペースト先URI、ペースト先XPathを含む。さらに、連携管理画面21には、コピーアンドペースト操作を自動化するか否かをユーザに問い合わせるために「アクション(連携許可/履歴から削除)」が表示される。
連携定義DB33に新たなコピーアンドペースト操作が記録されると、中継サーバ30の連携ボタン表示指示部46は、連携実行ボタンの表示指示をクライアントにプッシュする。プッシュ方式は、特に限定されるものではないが、例えば、Cometである。この表示指示は、例えば、連携元URIおよび連携元XPathを含むようにしてもよい。
図13は、テキスト送受信スクリプトによるデータ送受信のシーケンス図である。ここでは、Webアプリケーション間でのコピーアンドペースト操作がユーザにより許可されており、コピー元Webアプリケーションに連携実行ボタン7が表示されているものとする。また、図13では、ブラウザ1に連携元Webアプリケーションが表示され、ブラウザ2に連携先Webアプリケーションが表示されている。
図14は、ブラウザにおけるキー入力判定を示すフローチャートである。なお、このブラウザには、中継サーバ30により注入されたコピーアンドペースト操作検出スクリプトが設定されている。
中継サーバ30は、コピーアンドペースト操作のURIおよびXPathを汎用化するようにしてもよい。すなわち、中継サーバ30は、連携定義DB33に互いに類似する複数のコピー元URI/XPathが登録されている場合には、それらを汎用化してもよい。例えば、図16(a)に示すように、連携定義DB33に下記の2つのコピーアンドペースト操作が登録されているものとする。ここでは、送信元XPathのみを示す。
A://tbody[@id='t']/tr[1]/td[2]
B://tbody[@id='t']/tr[2]/td[2]
これら2つのXPathは、「tr[1]」および「tr[2]」が互いに異なっているが、他の文字列は互いに同じである。すなわち、これら2つのXPathは互いに類似している。この場合、中継サーバ30は、下記の汎用化コピー元XPathを生成し、ユーザに提示する。
汎用://tbody[@id='t']/tr/td[2]
ユーザが汎用化コピー元XPathを含むコピーアンドペースト操作についての連携を許可した場合、中継サーバ30は、その汎用化コピー元XPathを含むコピーアンドペースト操作が連携定義DB33に登録される。また、Webブラウザ側では、図16(b)に示すように、汎用化コピー元XPathを含む1または複数の要素に対して連携実行ボタンが表示される。この場合、少なくとも、図16(a)に示す要素A、Bに対して連携実行ボタンが表示される。さらに図16(b)に示す例では、要素Cに対しても連携実行ボタンが表示されている。要素CのXPathは、例えば//tbody[@id='t']/tr[3]/td[2]である。なお、図16に示す実施例は、XPathが汎用化されているが、URIが汎用化されてもよい。
上述の実施例では、中継サーバ30は、Webアプリケーションに3つのスクリプトを注入しているが、さらにテキスト監視スクリプトを注入するようにしてもよい。テキスト監視スクリプトは、ユーザにより連携が許可されているコピーアンドペースト操作のコピー元XPathが指示する要素を監視する。例えば、図17に示す実施例では、アドレス帳1のアドレス表示ボックス3が監視される。以下、テキスト監視スクリプトにより監視される要素がアドレス帳1のアドレス表示ボックス3であるものとする。
図18は、実施形態の中継サーバ30のハードウェア構成を示す図である。図18において、CPU101は、メモリ103を利用してWebアプリケーション連携プログラムを実行することにより中継サーバに各処理手順を実行させる。記憶装置102は、例えばハードディスクであり、Webアプリケーション連携プログラムを格納する。なお、記憶装置102は、外部記録装置であってもよい。メモリ103は、例えば半導体メモリであり、RAM領域およびROM領域を含んで構成される。
(1)記憶装置102に予めインストールされている。
(2)可搬型記録媒体105により提供される。
(3)プログラムサーバ110からダウンロードする。
3 アドレス表示ボックス
4 メーラ
5 アドレス表示ボックス
11、12 Webサーバ
20 クライアント
21 連携管理画面
30 中継サーバ
31 最終コピー操作記録部
32 履歴DB
33 連携定義DB
41 プロキシ部
42 URI置換部
43 スクリプト注入部
44 コピーアンドペースト履歴収集部
45 連携管理部
46 連携ボタン表示指示部
47 コピーアンドペースト実行指示部
48 リクエスト振り分け部
Claims (6)
- Webサーバから中継サーバを介してWebブラウザに提供される第1および第2のWebアプリケーションの連携方法であって、
前記中継サーバにおいて、各Webアプリケーションに第1および第2のスクリプトを注入することにより、前記第1および第2のスクリプトを前記Webブラウザに送信するステップと、
前記中継サーバにおいて、前記第1および第2のスクリプトからの要求に応じて、前記第1のWebアプリケーションから前記第2のWebアプリケーションへデータを受け渡すステップ、を有し、
前記第1のスクリプトは、前記第1のWebアプリケーションから共通メモリ領域へのコピー操作を検出したときに、コピー元を識別するコピー元情報およびコピーデータを前記中継サーバに送信すると共に、前記共通メモリ領域から前記第2のWebアプリケーションへのペースト操作を検出したときに、ペースト先を識別するペースト先情報およびペーストデータを前記中継サーバに送信する手順を記述し、
前記第2のスクリプトは、前記第1のWebアプリケーション内の連携元要素を識別する連携元識別情報およびその連携元要素に保持されている連携対象データを前記中継サーバに送信すると共に、前記中継サーバから送られてくる転送先情報に基づいて、前記中継サーバから送られてくる前記連携対象データを前記第2のWebアプリケーションに渡す手順を記述し、
前記中継サーバは、前記コピーデータおよびペーストデータが互いに一致したときに、前記コピー元情報および前記ペースト先情報を対応づけて保持し、
前記中継サーバは、前記連携元識別情報の少なくとも一部が前記コピー元情報に一致したときに、前記連携対象データを前記Webブラウザに送信すると共に、前記コピー元情報に対応づけて保持されている前記ペースト先情報を前記転送先情報として前記Webブラウザに送信する
ことを特徴とするWebアプリケーション連携方法。 - 請求項1に記載のWebアプリケーション連携方法であって、
前記コピー元から前記ペースト先へデータを転送する連携動作を実行するか否かをユーザに問い合わせ、前記連携動作の実行が指示されたときに前記第2のスクリプトを呼び出す第3のスクリプトを、前記中継サーバにおいて、前記第1のWebアプリケーションに注入するステップをさらに有する
ことを特徴とするWebアプリケーション連携方法。 - 請求項1に記載のWebアプリケーション連携方法であって、
前記連携元要素のデータが変化したときに前記第2のスクリプトを呼び出す第4のスクリプトを、前記中継サーバにおいて、前記第1のWebアプリケーションに注入するステップをさらに有する
ことを特徴とするWebアプリケーション連携方法。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のWebアプリケーション連携方法であって、
前記中継サーバは、最新のコピー元情報およびコピーデータを保持し、前記最新のコピーデータおよび前記ペーストデータが互いに一致したときに、前記最新のコピー元情報および前記ペースト先情報を対応づけて保持する
ことを特徴とするWebアプリケーション連携方法。 - WebサーバからWebブラウザに提供される第1および第2のWebアプリケーションを連携させるWebアプリケーション連携装置であって、
各Webアプリケーションに第1および第2のスクリプトを注入することにより、前記第1および第2のスクリプトを前記Webブラウザに送信するスクリプト注入部と、
前記第1および第2のスクリプトからの要求に応じて、前記第1のWebアプリケーションから前記第2のWebアプリケーションへデータを中継する中継制御部、を有し、
前記第1のスクリプトは、前記第1のWebアプリケーションから共通メモリ領域へのコピー操作を検出したときに、コピー元を識別するコピー元情報およびコピーデータを前記Webアプリケーション連携装置に送信すると共に、前記共通メモリ領域から前記第2のWebアプリケーションへのペースト操作を検出したときに、ペースト先を識別するペースト先情報およびペーストデータを前記Webアプリケーション連携装置に送信する手順を記述し、
前記第2のスクリプトは、前記第1のWebアプリケーション内の連携元要素を識別する連携元識別情報およびその連携元要素に保持されている連携対象データを前記Webアプリケーション連携装置に送信すると共に、前記Webアプリケーション連携装置から送られてくる転送先情報に基づいて、前記Webアプリケーション連携装置から送られてくる前記連携対象データを前記第2のWebアプリケーションに渡す手順を記述し、
前記Webアプリケーション連携装置は、前記コピーデータおよびペーストデータが互いに一致したときに、前記コピー元情報および前記ペースト先情報を対応づけて保持する保持部をさらに備え、
前記中継制御部は、前記連携元識別情報の少なくとも一部が前記コピー元情報に一致したときに、前記連携対象データを前記Webブラウザに送信すると共に、前記保持部において前記コピー元情報に対応づけて保持されている前記ペースト先情報を前記転送先情報として前記Webブラウザに送信する
ことを特徴とするWebアプリケーション連携装置。 - Webサーバから中継サーバを介してWebブラウザに提供される第1および第2のWebアプリケーションを連携させるWebアプリケーション連携プログラムであって、
前記中継サーバに、
各Webアプリケーションに第1および第2のスクリプトを注入することにより、前記第1および第2のスクリプトを前記Webブラウザに送信するステップと、
前記第1および第2のスクリプトからの要求に応じて、前記第1のWebアプリケーションから前記第2のWebアプリケーションへデータを受け渡すステップ、を実行させ、
前記第1のスクリプトは、前記第1のWebアプリケーションから共通メモリ領域へのコピー操作を検出したときに、コピー元を識別するコピー元情報およびコピーデータを前記中継サーバに送信すると共に、前記共通メモリ領域から前記第2のWebアプリケーションへのペースト操作を検出したときに、ペースト先を識別するペースト先情報およびペーストデータを前記中継サーバに送信する手順を記述し、
前記第2のスクリプトは、前記第1のWebアプリケーション内の連携元要素を識別する連携元識別情報およびその連携元要素に保持されている連携対象データを前記中継サーバに送信すると共に、前記中継サーバから送られてくる転送先情報に基づいて、前記中継サーバから送られてくる前記連携対象データを前記第2のWebアプリケーションに渡す手順を記述し、
前記中継サーバに、さらに、
前記コピーデータおよびペーストデータが互いに一致したときに、前記コピー元情報および前記ペースト先情報を対応づけて保持するステップと、
前記連携元識別情報の少なくとも一部が前記コピー元情報に一致したときに、前記連携対象データを前記Webブラウザに送信すると共に、前記コピー元情報に対応づけて保持されている前記ペースト先情報を前記転送先情報として前記Webブラウザに送信するステップ、を実行させる
ことを特徴とするWebアプリケーション連携プログラム。
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