JP2011018167A - 負荷分散プログラム、負荷分散装置及び負荷分散方法 - Google Patents

負荷分散プログラム、負荷分散装置及び負荷分散方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客システムへの計算資源の提供において、各データセンタで計算資源を提供するのに必要な電力消費を考慮し、適切な計算資源の運用を実現する。
【解決手段】顧客システム10及び仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続された負荷分散装置10が、次の処理を行う。即ち、負荷分散装置10が、顧客システム20から計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタ30において当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報を取得する。さらに、負荷分散装置10が、当該消費電力量に基づいて、複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタ30を選択する。そして、負荷分散装置10が、選択したデータセンタに対し、顧客システム20への計算資源の提供指示を送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷分散対象となる処理を行う計算資源を選択する技術に関する。
企業等の顧客業務における情報処理を行うための計算資源を提供するサービスが、一般的に行われている。かかるサービスを大規模に行う事業者は、複数のサーバやストレージ等の計算資源を備えるデータセンタを所有する。そしてデータセンタが備える物理的な計算資源を用いて、仮想化された計算資源を構築する。そして、データセンタは、かかる仮想化された計算資源を顧客システムに提供し、顧客システムの処理を行う。仮想化された計算資源を利用する顧客システムは、その仮想化された計算資源がどの物理的計算資源から構成されるのかは認識できない。なお、このようにして提供される仮想化される計算資源は、仮想マシン(VM:Virtual Machine)や仮想LAN(VLAN;Virtual Local Area Network)等の技術を用いて実現することができる。
そして、このように顧客システムに仮想化された計算資源を提供する場合、どの物理的計算資源を用いるかを事業者側で選択することが可能である。そこで、次のような技術が提案されている。即ち、ある計算資源を割当てて顧客業務処理を行っている時に、負荷分散装置が、その業務処理のレスポンスを監視する。そして、レスポンスが顧客との契約条件を満たさない場合には、負荷分散装置が、必要な処理性能を満たすことが可能な特定の計算資源を選択して処理を割当て直す。
ここで、このように顧客システムに計算資源を提供するサービスを大規模に行う事業者は、データセンタを世界各地に所有している。そして、各データセンタでは、多数の計算資源が稼働しており、その稼動には莫大な電力消費を伴う。
一方、一般的に電力会社では、社会全体の電力消費変動を平準化するため、電力消費の多い時間帯の電気料金を高くし、電力消費の少ない時間帯の電気料金を低くするよう、電気料金を段階的に設定している。そして、このような電気料金の料金設定を利用して電気料金を抑えるとともに、社会全体として電力消費が特定の時間帯に集中することを回避するための技術として、次のような技術が提案されている。即ち、画像形成装置が用紙へ画像を出力するときに、ジョブの受け付けから出力までの間に電力消費の多い時間帯が含まれていれば、電力消費の多い時間帯を避けて出力する一方、深夜電力適用時間帯が含まれていれば、深夜電力適用時間帯にまとめて出力する。
しかし、前述のような、顧客システムに仮想的な計算資源を提供するサービスにおいては、当該計算資源で処理を行う対象は必ずしもバッチ処理可能なものとは限らず、顧客業務に合わせ、必要に応じてリアルタイム処理を行わなければならないことが多い。このため、計算資源の提供時間帯を調整することには限界がある。また、レスポンスが顧客との契約条件を満たさない場合に特定の計算資源を選択する前述の技術においても、負荷分散装置は、計算資源の電力消費に着目して計算資源を選択することはできない。また、提供するサービス毎に計算機のI/O負荷やメモリ使用量等が異なるため、サービス毎に計算機の消費電力に差が出る。このため、従来の技術では、顧客システムに計算資源を提供するサービスにおいて、電力消費を考慮した計算資源の選択ができなかった。
特開2007−249470号公報 特開2005−14254号公報
以上のような問題点に鑑み、顧客システムへの計算資源の提供において、必要な電力消費を考慮して、計算資源を提供するデータセンタの選択をすることで、適切な計算資源の運用を実現することを目的とする。
開示のシステムにおいては、1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続されたコンピュータが、次の処理を行う。即ち、当該コンピュータが、顧客システムから計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報を取得する。そして、当該コンピュータが、当該消費電力量に基づいて、複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する。さらに、当該コンピュータが、選択したデータセンタに対し、提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する。
開示のシステムによれば、顧客システムに計算資源を提供するデータセンタが、各データセンタが備える計算資源の稼働に必要な消費電力に関連する情報に基づいて選択される。このため、電力消費を考慮したデータセンタの選択が可能となり、適切な計算資源の運用が実現される。
実施例1における負荷分散システムの全体構成図である。 実施例1における負荷分散装置のブロック図である。 実施例1における稼動情報テーブルの説明図である。 実施例1における性能要件、計算資源量を示すデータの一例の説明図である。 実施例1における負荷分散装置の処理を示すフローチャートである。 実施例1における負荷分散装置の処理を示すフローチャートである。 実施例1における各データセンタの指標値を含んだリストを示す説明図である。 実施例2における負荷分散システムの全体構成図である。 実施例2の変形例における負荷分散システムの全体構成図である。 実施例3における負荷分散システムの全体構成図である。 実施例3における負荷分散装置のブロック図である。 実施例3における負荷分散装置(クライアント)の処理を示すフローチャートである。 実施例3における負荷分散装置(サーバ)の処理を示すフローチャートである。 実施例3における負荷分散装置(クライアント)の処理を示すフローチャートである。
<実施例1>
図1は、実施例1における負荷分散システムの全体構成を示す。負荷分散システムは、負荷分散装置10、1つ以上の顧客システム20及び複数のデータセンタ30を含む。そして、負荷分散装置10、顧客システム20及びデータセンタ30は、相互にネットワーク接続されている。
なお、以下、顧客システム20が行う処理として記載している内容は、具体的には、顧客システム20に含まれるコンピュータのいずれかが行う処理を示す。同様に、データセンタ30が行う処理として記載している内容は、具体的には、データセンタ30に含まれるコンピュータのいずれかが行う処理を示す(他の実施例も同様)。
負荷分散装置10は、少なくともCPU(Central Processing Unit)及び記憶装置(揮発性記憶装置若しくは不揮発性記憶装置の一方又は両方を示す。揮発性記憶装置は、例えばメモリであり、不揮発性記憶装置は、例えばストレージである。以下同様)を備えたサーバ(コンピュータ)である。負荷分散装置10は、各データセンタ30の稼働情報を取得し、当該稼動情報に基づいて、顧客システム20からの計算資源の提供要求に対して計算資源を提供するデータセンタ30を選択する。そして、負荷分散装置10は、選択したデータセンタ30に対し、計算資源を顧客システム20に提供するように、指示を送信する。
顧客システム20は、計算資源の提供サービスを受ける顧客側が運用するコンピュータシステムである。そして、各顧客システム20は、顧客による操作等に応じて、負荷分散装置10に対し、計算資源の提供要求を夫々送信する。このとき、各顧客システム20は、計算資源の提供要求に対し、当該提供要求に係る計算資源に必要な性能を示す性能要件を含めて送信する。
データセンタ30は、夫々、サーバやストレージ等の計算資源を備える。そして、各データセンタ30は、負荷分散装置10に対し、所定時間ごとに、自身の稼働情報を送信する。また、各データセンタ30は、顧客システム20に対する計算資源の提供要求を負荷分散装置10から受信すると、各データセンタが備える物理的な計算資源を用いて、仮想的な計算資源を構築する。さらに、データセンタ30は、構築した仮想的な計算資源を、ネットワークを介して顧客システム20に対して提供する。換言すれば、データセンタ30の計算資源は、顧客システム20の計算資源の一部として、顧客システム20における処理(負荷分散対象としての処理)を実行する。
ここで、上述の稼動情報は、各データセンタにおいて顧客システム20からの提供要求に係る計算資源を提供する場合の消費電力量を特定可能な電力情報、各データセンタにおける単位電力量当たりの電気料金を特定可能な料金情報、及びデータセンタ30が備える計算資源の性能情報を含む。
電力情報は、1台の仮想マシンを構築するために用いるサーバ自体の稼働に要する電力[W]である稼働消費電力を含む。また、電力情報は、1台の仮想マシンを構築するために用いるサーバの冷却に要する電力[W]である冷却消費電力を含む。さらに、電力情報は、次に提供対象となるサーバにおける、単位電力あたりの処理量(mips/W)を示す電力性能比を含む。
また、料金情報は、各データセンタ30における、単位電力量当たりの電気料金(円/kWh)を含む。
さらに、性能情報は、計算資源の処理能力、冗長度、応答速度を含む。計算資源の処理能力は、データセンタ30の物理的な計算資源を用いて構築可能な、仮想的なサーバ(仮想マシン)のMIPS(Million instruction per second)値、メモリ量を含む。また、冗長度は、電源二重化の有無、ネットワーク二重化の有無を示す情報を含む。また、応答速度は、各データセンタ30と、顧客システム20が存在する各地域と、の間の通信において、一方がリクエストを発信してからレスポンスを受信するまでの時間である。
次に、負荷分散装置10の構成について説明する。図2は、負荷分散装置10の構成を示すブロック図である。
負荷分散装置10は、稼動情報テーブル10Pを含む。稼動情報テーブル10Pは、負荷分散装置10が備える記憶装置において保持される。また、負荷分散装置10においてCPUにより負荷分散プログラムが実行され、記憶装置、入出力装置、通信を実現するポート等のハードウェア機器と協働することにより、稼動情報受信部10A、提供要求受信部10B、適合判定部10C、指標値算出部10D、選択部10E及び提供指示送信部10Fが実現される。
稼動情報テーブル10Pは、各データセンタ30から受信する稼働情報を格納しておくテーブルである。当該稼動情報テーブル10Pは、図3に示すように、各データセンタ30の電力情報、料金情報及び性能情報を含む。
稼動情報受信部10Aは、各データセンタ30との通信を実現するポートを介し、所定時間ごとに、各データセンタ30から夫々の稼働情報を受信し、稼動情報テーブル10Pに格納する。
提供要求受信部10Bは、各顧客システム20との通信を実現するポートを介し、顧客システム20のいずれかから、計算資源の提供要求を受信する。
ここで、この提供要求は、顧客システム20で必要とする計算資源量を含む。計算資源量は、例えば、仮想マシンの台数や、ストレージの容量である。また、提供要求は性能要件を含む。この性能要件の内容は、データセンタ30の計算資源の性能情報に対応し、計算資源の処理能力、冗長度、応答速度を含む。なお、図4は、計算資源の提供要求が含む、計算資源量及び性能要件を示すデータの一例である。また、提供要求受信部10Bは、選択したデータセンタ30が計算資源の提供指示に応じた場合に、顧客システム20との通信を実現するポートを介し、提供される計算資源の内容について、顧客システム20に通知する機能も有する(図2における図示省略)。
適合判定部10Cは、稼動情報テーブル10Pを参照し、複数のデータセンタ30のうち、性能情報が顧客システム30からの計算資源の提供要求が含む性能要件に適合するデータセンタを特定する。そして、適合判定部10Cは、性能要件に適合するデータセンタ30を示すリスト10Qを生成する。
なお、具体例として、顧客システム20から図4に示す性能要件を受信した場合であって、データセンタの稼働情報が図3に示す稼動情報テーブル10Pの内容である場合、顧客システム20の性能要件に適合するデータセンタは、次のようになる。即ち、アメリカ2Fのデータセンタは、冗長度において、電源二重化が不可能であり、ネットワークの二重化も不可能である。このため、アメリカ2Fのデータセンタは、顧客システムの性能要件における、電源二重化が必要であるという要件及びネットワークの二重化が必要であるという要件に適合しない。また、ヨーロッパのデータセンタは、アメリカからの応答速度が3秒以内であり、顧客システム20の性能要件における、2秒以内の要件に適合しない。このため、顧客システムの性能要件に適合するデータセンタは、アメリカ1F及びアイスランドのデータセンタのみとなる。
指標値算出部10Dは、稼動情報テーブル10Pに格納された電力情報及び料金情報に基づいて、リスト10Qに含まれるデータセンタ30の夫々につき、計算資源を提供するデータセンタ30を選択するための指標値を算出する。そして、指標値算出部10Dは、算出した指標値を、リスト10Qの各データセンタ30に対応させて登録する。さらに、指標値算出部10Dは、リスト10Qが示すデータセンタを、指標値の内容に応じてソートする。なお、指標値の具体的な算出方法及びソートについては後述する。
選択部10Eは、ソートされたリスト10Qが示すデータセンタ30のうち、先頭のデータセンタ30を、計算資源を提供するデータセンタ30として選択する。
提供指示送信部10Fは、各データセンタ30との通信を実現するポートを介し、選択したデータセンタ30に対し、顧客システム20への計算資源の提供要求を送信する。なお、提供指示送信部10Fは、指示を送信したデータセンタ30において、計算資源の提供指示に応じたかあるいは拒否したかを示すレスポンスを受信し、選択部10Eに通知する機能も有する。
なお、提供要求受信部10Bは、受信機能、受信部及び受信手順の一例である。また、稼動情報受信部10A、適合判定部10C、指標値算出部10D及び選択部10Eは、選択機能、選択部及び選択手順の一例である。また、提供指示送信部10Fは、送信機能、送信部及び送信手順の一例である。
一方、負荷分散装置10から指示を受信したデータセンタ30は、負荷分散装置10からの計算資源の提供指示に応じるか拒否するかを、例えば、指示受信時において提供可能な計算資源量を基準として判定する。即ち、指示受信時において、データセンタ30が提供可能な計算資源量が、顧客システム20が要求する計算資源量に適合するときには、データセンタ30は、計算資源の提供指示に応じる。一方、データセンタ30が提供可能な計算資源量が、顧客システム20が要求する計算資源量に適合しないときには、データセンタ30は、計算資源提供指示を拒否する。
次に、負荷分散装置10が実行する処理について説明する。
図5は、データセンタ30から所定時間ごとに稼働情報を受信したときにおける、負荷分散装置10の処理を示すフローチャートである。
稼動情報受信部10Aは、各データセンタ30から、夫々の電力情報、料金情報及び性能情報を含んだ稼働情報を受信する(S11)。そして、稼動情報受信部10Aは、受信した稼動情報を、データセンタ30ごとに稼動情報テーブル10Pに格納する(S12)。
図6は、顧客システム20からの計算資源の提供要求受信時における、負荷分散装置10の処理を示すフローチャートである。
提供要求受信部10Bは、顧客システム20から、計算資源の提供要求を受信する(S21)。そして、提供要求受信部10Bは、計算資源の提供要求の内容を、負荷分散装置10が備える記憶装置に保持する。
適合判定部10Cは、稼動情報テーブル10Pを参照し、各データセンタ30の稼働情報が含む性能情報と、顧客システム20から受信した提供要求が含む性能要件と、を比較する(S22)。そして、適合判定部10Cは、各データセンタ30のうち、性能情報が顧客システム20の性能要件に適合するデータセンタ30を特定する。さらに、適合判定部10Cは、特定したデータセンタ30を示すリスト10Qを生成し、負荷分散装置10が備える記憶装置に保持する(S23)。
指標値算出部10Dは、リスト10Qが示すデータセンタ30の夫々について、稼動情報テーブル10Pに格納された電力情報及び料金情報に基づいて、指標値を算出する(S24)。そして、指標値算出部10Dは、算出した指標値を、リスト10Qにさらに追加し、リスト10Qを、指標値に応じてソートする(S25)。
選択部10Eは、リスト10Qの先頭のデータセンタ30を、計算資源を提供するデータセンタ30として選択する。そして、選択部10Eは、提供指示送信部10Fに対し、選択したデータセンタ30へ計算資源の提供要求を送信するように指示を通知する(S26)。
提供指示送信部10Fは、選択部10Eから通知された、計算資源の提供要求の送信指示に応じ、選択部10Eにおいて選択したデータセンタ30に対し、顧客システム20への計算資源の提供指示を送信する(S27)。さらに、提供指示送信部10Fは、計算資源の提供要求の送信先のデータセンタから、提供指示に応じるかあるいは拒否するかを示すレスポンスを受信する(S28)。なお、データセンタ30が提供指示に応じる場合、このレスポンスは、データセンタ30が提供する計算資源に関する情報を含む。そして、提供指示送信部10Fは、受信したレスポンスの内容を選択部10Eに通知する。なお、提供指示送信部10Fは、一定時間内にレスポンスがない場合には、提供指示を拒否するレスポンスが受信されたものとして処理を行う。
そして、選択部10Eは、データセンタ30からのレスポンスが提供指示に応じるものであるか拒否するものであるかを判定する(S29)。データセンタ30が提供指示を拒否した場合、選択部10Eは、リスト10Qの先頭のデータセンタを除外し(S30)、上記S26に戻る。なお、このように先頭のデータセンタ30が除外された結果、選択部10Eは、S26において、次の順番のデータセンタ30を、計算資源を提供するデータセンタ30として選択することとなる。
一方、S29の判定において、データセンタ30が提供要求に応じる場合、提供要求受信部10Bが、顧客システム20に対し、提供される計算資源の内容について通知する(S31)。
ここで、図3に示す各データセンタ30の稼動情報を受信した場合における、指標値の算出方法の具体例について説明する。次の式は、かかる算出に用いる計算式の一例である。
Figure 2011018167
C:冷却消費電力[W]
S:稼動消費電力[W]
R:電力性能比[mips/W]
F:電気料金[円/kWh]
なお、Rについては、単位電力当たりの処理性能を現すものならば、他の電力性能比の値を用いてもよい(例えば、[flops/W]等)。
上記式の第1項は、稼動消費電力に対する、稼動消費電力及び冷却消費電力の合算値の倍率となる。例えば、第1項の値が1.8の場合、単体で200[W]を消費するサーバにおける稼動消費電力は、当該サーバの冷却に要する冷却消費電力を含めると、1.8×200=360[W]である。
第2項は、サーバにおいて所定量の処理を行う場合(ここでは単位命令数(100万命令)の命令を実行する場合)に要する電力量である稼動消費電力量[J]を示す値である。例えば、消費電力400[W]で80000[mips]のサーバがあったとすると、電力性能比Rは、80000÷400=200[mips/W]であり、当該サーバにおいて100万命令を実行するのに1÷200=0.005[J]要するということである。
そして、第1項及び第2項の乗算により、次に提供対象となるサーバの冷却に要する電力消費を考慮した消費電力量が算出可能である。例えば、第1項が1.8で第2項が0.005[J]であれば、当該データセンタ30において、当該サーバを用いて計算資源を提供する場合、冷却に要する消費電力量を含め、100万命令あたり1.8×0.005=0.009[J]必要ということである。即ち、第1項及び第2項の乗算結果は、次に提供対象となる計算資源であるサーバにおける100万命令の実行に要する電力量である稼動消費電力量[J]、及び、当該サーバにおいて100万命令の実行を行う場合に当該サーバの冷却に要する電力量である冷却消費電力量[J]の合算値となる。この合算値の消費電力量は、単にサーバの消費電力のみに基づいて算出されたものではなく、100万命令の実行という所定量の処理に要する消費電力量であって、サーバの処理能力を考慮した消費電力量である。
第3項は、一般的に電力会社が提示する電気料金は単位が[円/kWh]で表されるので、単位を揃え、[円/Ws]=[円/J]としているものである。
上記計算式によれば、データセンタ30において、1台の仮想マシンを構築するために用いるサーバにおいて所定量の処理を行う場合に要する電気料金[円]が、稼動消費電力量及び冷却消費電力量の合算値に基づいて算出される。そして、当該電気料金を指標値として用いる場合、指標値算出部10Dにおけるリスト10Qのソートは、電気料金が安い順、即ち、指標値の昇順で行う。これにより、選択部10Eが、リスト10Qが示すデータセンタ30のうち、同じ処理を行うのに最も電気料金が安くて済むデータセンタ30を選択できることとなる。
例えば、図3に示す各データセンタ30の稼動情報に基づき、上記計算式を用いて指標値を算出した場合、各データセンタ30の指標値は、夫々図7に示す値となる。即ち、各データセンタ30における、サーバの冷却に要する消費電力、サーバの稼働に要する消費電力、サーバの電力性能比及び電気料金に基づいて指標値を算出した結果、アイスランドのデータセンタ30の指標値が最も低いことがわかる。なお、図7は、指標値算出部30Dにおいて、リスト10Qを指標値で昇順にソートした状態である。

なお、上記計算式は、各データセンタ30において、新規に提供する計算資源の量が提供済みの計算資源の量に比べて小さく、新規に計算資源を提供したことによる指標値への影響が小さいことを前提とする。しかし、一方で、提供済みの計算資源がほとんど無い場合には、データセンタ30に余裕があるということなので、指標値を0とみなし、優先して計算資源を提供してもよい。
さらに、データセンタ30においては、冷却等により、適切な温度が保たれていることを前提とする。なお、冷却能力が不足し計算資源の温度を適切に保てていない場合には、それ以上の計算資源を提供できないので、指標値を無限大とみなして計算資源を提供しないようにしてもよい。
なお、計算資源の性能及び消費電力を特定可能であれば、サーバのみならず、他の計算資源においても同様に指標値を算出することができる。
かかる負荷分散システムによれば、負荷分散装置10が、顧客システム20に計算資源を提供するデータセンタ30を、各データセンタ30で計算資源を提供する場合に要する稼働消費電力量、冷却消費電力量及び電気料金に基づいて選択する。このため、負荷分散システム全体として、データセンタにおける計算資源の稼働に要する電力消費及びこれに要する電気料金を考慮した適切な計算資源の運用が実現可能となる。
ここで、上述のように、指標値は、計算資源を提供するデータセンタ30を選択するために用いる値であり、データセンタ30の選択基準となる。換言すると、当該指標値において反映される内容が、データセンタ30の選択において考慮される内容となる。
そして、データセンタ30の選択においては、必ずしも、電力情報及び料金情報の両方を考慮する必要はなく、上記計算式のように、指標値において、稼動消費電力量、冷却消費電力量及び電気料金の全てを反映させる必要はない。
即ち、少なくとも、各データセンタ30における電力消費を考慮するには、各データセンタ30から受信する電力情報は、各データセンタにおいて提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な情報と含んでいればよい。その一例として、電力情報は、稼働消費電力量を特定可能な情報を含んでいればよい。かかる情報は、例えば、稼動消費電力量そのものであってもよいし、サーバの電力性能比であってもよいし、また、稼働消費電力及びサーバにおいて所定量の処理を行うのに要する時間であってもよい。そして、指標値算出部10Dが、稼動消費電力量を指標値とし、指標値の少ない順にソートすることで、選択部10Eは、稼動消費電力量が少ないデータセンタ30を優先して選択することとなる。したがって、選択部10Eは、計算資源において同一量の処理を行う場合の比較において、計算資源の稼働に伴う消費電力量が少ないデータセンタ30を選択することができる。また、上述した計算式の具体例のように、稼動消費電力量そのものが指標値となっていなくても、稼動消費電力量に相当する値が指標値の計算式に実質的に反映されれば、計算資源を稼働させるのに必要な電力消費を考慮したデータセンタ30の選択が可能となる。
ここで、例えば、計算資源を提供するサービスの事業者が、世界各地に複数のデータセンタ30を所有している場合、あるデータセンタ30の場所が昼の時間帯であるときに、他のデータセンタ30の場所は夜の時間帯である場合がある。また、あるデータセンタ30の場所の季節が夏のときに、他のデータセンタ30の場所では冬である場合がある。昼の時間帯の場所や季節が夏である場所のデータセンタ30では、気温が高いため、計算資源の冷却が困難であり、計算資源の冷却に要する電力量も多くなる。一方、夜の時間帯の場所や季節が冬である場所のデータセンタ30では、気温が低いため、計算資源の冷却が容易であり、計算資源の冷却に要する電力量が少なくて済む。同様に、一年を通して気温が低い極地のデータセンタ30でも、計算資源の冷却が容易であり、計算資源の冷却に要する電力量が少なくて済む。
そして、データセンタ30の選択において、さらに、計算資源を冷却するのに必要な電力消費を考慮する場合には、各データセンタ30から受信する電力情報は、さらに、冷却消費電力量を特定可能な情報を含んでいればよい。かかる情報は、例えば、冷却消費電力量そのものであってもよいし、冷却消費電力及びサーバの電力性能比であってもよいし、冷却消費電力及び当該サーバにおいて所定量の処理を行うのに要する時間であってもよい。この場合、指標値算出部10Dが、稼動消費電力量及び冷却消費電力量の合算値を指標値として、指標値の少ない順にソートすることで、選択部10Eは、かかる合算値が少ないデータセンタ30を優先して選択することとなる。このため、選択部10Eは、計算資源において同一量の処理を行う場合の比較において、計算資源の稼働及び冷却に伴う消費電力量が少ないデータセンタ30を選択することができる。したがって、計算資源の提供に伴う消費電力量をさらに削減することができる。また、上述した計算式の具体例のように、かかる合算値そのものが指標値となっていなくても、合算値に相当する値が指標値の計算式に実質的に反映されれば、計算資源の冷却に要する電力消費をも考慮したデータセンタ30の選択が可能となる。
また、電力会社では一般的に、社会全体の電力消費のピーク時における発電所の最大電力供給量をできる限り少なくするため、電力消費の多い昼の時間帯の電気料金を高くし、電力消費の少ない夜の時間帯の電気料金を低くするよう、電気料金を段階的に設定している。このため、同じ電力を消費する場合でも、昼の時間帯の場所のデータセンタでは、電気料金が高くなる一方、夜の時間帯の場所のデータセンタでは、電気料金を抑えることができる。
そして、データセンタ30の選択において、電気料金を考慮する場合には、例えば、次のようにすればよい。即ち、指標値算出部10Dが、サーバにおいて所定量の処理を行う場合に要する消費電力量及び単位電力量当たりの電気料金に基づいて、提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する電気料金を算出し、この電気料金を指標値とすればよい。そして、選択部10Eが指標値の少ないデータセンタ30を選択することにより、計算資源において同一量の処理を行う場合の比較において、電気料金が安いデータセンタを選択することができる。したがって、計算資源の提供に必要なコストを削減することができる。
なお、この場合は、データセンタの消費電力量を抑えることには直結しない。しかし、電気料金の安い時間帯の場所のデータセンタを選択することは、その時間帯において電力消費の少ない場所のデータセンタを選択することにつながる。このため、社会全体としての電力消費の平準化に貢献することができ、発電エネルギーの削減にもつながることとなる。
ここで、当該負荷分散システムは、負荷分散装置10が、各データセンタ30の稼働情報を、所定時間ごとに受信し、記憶装置に格納している。こうすることで、負荷分散装置10は、顧客システム20から計算資源の提供要求を受信したときに、自装置内のデータにアクセスをするだけで、データセンタ30の選択をすることができる。このため、顧客システム20が計算資源の提供要求を送信してから計算資源の提供を受けるまでの時間を短縮することができる。なお、この場合、上記所定時間が短いほど(即ち、稼動情報を受信する間隔が短いほど)、新しい情報に基づいてデータセンタ30を選択することができ、的確なデータセンタ30の選択が可能となる。
また、かかる稼動情報は、顧客システム20から計算資源の提供要求があったときに受信するようにしてもよい。さらに、かかる稼動情報は、データセンタにおいて稼働情報の変更を検知したときに、受信するようにしてもよい。そうすれば、負荷分散装置10は、顧客システム20から計算資源の提供要求があった時点における最新の情報に基づいてデータセンタを選択することができる。このため、消費電力量の削減や電気料金の削減をさらに高い精度で実現することができる。
さらに、かかる負荷分散システムによれば、負荷分散装置10は、計算資源を提供するデータセンタとして、顧客システム20が要求する性能要件を満たすデータセンタのみを選択することができる。このため、負荷分散システムでは、顧客システムにおいて必要な計算資源を的確に提供することができ、計算資源提供サービスの質をさらに向上させることができる。但し、負荷分散装置10は、必ずしもかかる性能要件を考慮して処理をする必要はない。そして、計算資源の提供要求は、性能要件を含まなくてもよく、稼動情報は性能情報を含まなくてもよい。
<実施例2>
実施例1の負荷分散システムでは、負荷分散装置が1つであったのに対し、実施例2の負荷分散システムでは、負荷分散装置が複数存在する。
図8は、実施例2における負荷分散システムの全体構成を示す。負荷分散システムは、複数の負荷分散装置10、1つ以上の顧客システム20及び複数のデータセンタ30を含む。そして、負荷分散装置10、顧客システム20及びデータセンタ30は、相互にネットワーク接続されている。
負荷分散装置10、顧客システム20及びデータセンタ30は、夫々、実施例1の負荷分散装置10、顧客システム20及びデータセンタ30と同様の構成及び機能を有する。なお、図8に示す負荷分散システムの場合、顧客システム20は、計算資源の提供要求を、複数の負荷分散装置10のいずれかを選択して送信する。このとき、顧客システム20は、複数の負荷分散装置10の中から、処理が集中していない負荷分散装置10を選択することができる。
また、図9に示す負荷分散システムは、かかる実施例2の変形例である。図9は、負荷分散装置10を、各データセンタ31のフロントエンドとして夫々設置した場合における負荷分散システムの全体構成を示す。各顧客システム20は、複数のデータセンタ30のいずれかに対し、計算資源の提供要求を送信する。すると、そのデータセンタ30に対応して設置された負荷分散装置10が、計算資源の提供要求を受信し、上述の実施例1と同様の処理を実行する。即ち、かかる変形例においても、各負荷分散装置10は、自装置に対応するデータセンタ30のみならず、ネットワークに接続された複数のデータセンタ30全体を、計算資源を提供するデータセンタとして選択対象とする。
かかる実施例2の負荷分散システムは、実施例1の負荷分散システムに加え、さらに次のような効果を奏する。即ち、実施例2の負荷分散システムでは、負荷分散装置10が複数設置されているため、複数の顧客システム20からの計算資源の提供要求が、特定の負荷分散装置10に集中することを回避することができる。このため、負荷分散装置10がボトルネックになることによる処理遅延を防ぐことができる。
<実施例3>
実施例3の負荷分散システムは、実施例1における負荷分散装置の処理の一部を、顧客システムに対応して設置された負荷分散装置で実行するものである。
図10は、実施例3における負荷分散システムの全体構成を示す。負荷分散システムは、負荷分散装置11、1つ以上の顧客システム21及び各顧客システム21に対応して設置された負荷分散装置12及び複数のデータセンタ31を含む。そして、負荷分散装置11、負荷分散装置12及び顧客システム21並びにデータセンタ31は、相互にネットワーク接続されている。
負荷分散装置11は、少なくともCPU及び記憶装置を備えたサーバである。そして、負荷分散装置11は、所定時間ごとに、各データセンタ31から稼動情報を受信し、記憶装置に格納する。また、負荷分散装置11は、計算資源の稼動情報の要求を、顧客システム23が要求する計算資源の性能要件とともに負荷分散装置12から受信したときに、記憶装置に格納した各データセンタ31の性能情報に基づいて、性能要件を満たすデータセンタ31を特定する。さらに、負荷分散装置11は、特定したデータセンタ31の指標値を算出し、各データセンタ31に対応付けて顧客システム21に送信する。
負荷分散装置12は、少なくともCPU及び記憶装置を備えたサーバである。そして、負荷分散装置12は、夫々、顧客システム21に対応して設置され、顧客システム21から、性能要件を含んだ計算資源の提供要求を受信する。また、負荷分散装置12は、負荷分散装置11から、性能要件に適合するデータセンタ31の指標値を示す情報を受信し、当該情報に基づいて、計算資源を提供するデータセンタ31を選択する。そして、負荷分散装置12は、選択したデータセンタ31に対し、計算資源の提供要求を送信する。
顧客システム21は、性能要件を含んだ計算資源の提供要求を、負荷分散装置12に対して送信する。
データセンタ31は、夫々、サーバやストレージ等の計算資源を備える。そして、各データセンタ31は、負荷分散装置11に対し、所定時間ごとに稼働情報を送信する。また、各データセンタ31は、顧客システム21に対する計算資源の提供指示を負荷分散装置12から受信すると、各データセンタ31が備える物理的な計算資源を用いて、仮想的な計算資源を構築する。さらに、データセンタ31は、構築した仮想的な計算資源を、ネットワークを介して顧客システム21に対して提供する。
なお、図では、負荷分散装置11を負荷分散装置(サーバ)、負荷分散装置12を負荷分散装置(クライアント)と表している。
次に、負荷分散装置11及び負荷分散装置12の構成について説明する。図11は、負荷分散装置11及び負荷分散装置12のブロック図である。
負荷分散装置11は、稼動情報テーブル10Pを含む。稼動情報テーブル10Pは、負荷分散装置10が備える記憶装置において保持される。また、負荷分散装置11においてCPUにより負荷分散プログラムが実行され、記憶装置、入出力装置、通信を実現するポート等のハードウェア機器と協働することにより、稼動情報受信部11A、適合判定部11C、指標値算出部11D及びリスト送信部11Gが実現される。
なお、稼動情報テーブル11P、稼動情報受信部11A、適合判定部11C及び指標値算出部11Dは、夫々、実施例1における稼動情報テーブル10P、稼動情報受信部10A、適合判定部10C及び指標値算出部10Dと同様の機能を有する。また、リスト11Qも、実施例1におけるリスト10Qと同様である。このため、説明を省略する。
リスト送信部11Gは、顧客システム21との通信を実現するポートを介し、顧客システム21から、当該顧客システム21が要求する計算資源の性能要件とともに、性能要件に適合するデータセンタ31の稼働情報の要求を受信する。また、リスト送信部11Gは、適合判定部11Cで生成したリスト11Qを、データセンタ31の稼働情報として顧客システム21に送信する。
一方、負荷分散装置12では、CPUにより負荷分散プログラムが実行され、記憶装置、入出力装置、通信を実現するポート等のハードウェア機器と協働することにより、提供要求受信部11B、選択部11E、提供指示送信部11F及びリスト受信部11Hが実現される。
なお、提供要求受信部11B、選択部11E及び提供指示送信部11Fについては、夫々、実施例1における提供要求受信部10B、選択部10E及び提供指示送信部10Fと同様の機能を有する。このため、説明を省略する。
リスト受信部12Hは、提供要求受信部11Bにおいて、顧客システム21から、計算資源の提供要求及び計算資源の性能要件を受信したときに、負荷分散装置11に対し、性能要件に適合するデータセンタ31の稼働情報の要求を送信する。また、リスト受信部12Hは、負荷分散装置11から、データセンタ31に夫々の指標値が対応付けられたリスト11Qを受信する。
次に、負荷分散装置11及び負荷分散装置12で実行する処理について説明する。
なお、データセンタ30からの稼働情報受信時における負荷分散装置11の処理は、実施例1の図5のフローチャートで示す処理と同様であるため、説明を省略する。
図12は、顧客システム21からの計算資源の提供要求受信時における、負荷分散装置12の処理を示すフローチャートである。
提供要求受信部11Bは、顧客システム21から、計算資源の提供要求を受信する(S21)。そして、提供要求受信部12Bは、計算資源の提供要求の内容を、負荷分散装置12が備える記憶装置に保持する(S41)。
リスト受信部11Hは、負荷分散装置11に対し、性能要件に適合するデータセンタ31の稼働情報の要求を送信する(S42)。
図13は、負荷分散装置12から、データセンタ31の稼働情報の要求を受信したときにおける、負荷分散装置11の処理を示すフローチャートである。
リスト送信部11Gは、負荷分散装置12から、稼働情報の要求を受信する(S51)。そして、リスト受信部11Gは、計算資源の提供要求の内容を、負荷分散装置11が備える記憶装置に保持する。
ステップ52〜ステップ55は、夫々、実施例1における、図6のステップ22〜25と同様であるため、説明を省略する。
リスト送信部11Gは、自装置に対応する顧客システム21に対し、リスト11Qを送信する(S56)。
図14は、負荷分散装置11から、リスト11Qを受信したときにおける、負荷分散装置12の処理を示すフローチャートである。
リスト受信部11Hは、負荷分散装置11から、リスト11Qを受信する(S61)。そして、リスト受信部11Hは、受信したリスト11Qを、負荷分散装置12が備える記憶装置に保持する。
ステップ62〜ステップ66は、夫々、実施例1における、図6のステップ26〜30と同様であるため、説明を省略する。
このように、顧客システム21に夫々対応して設置された負荷分散装置12においてデータセンタ31の選択を行うことにより、負荷分散装置11における処理負担が軽減される。このため、複数の顧客システム21における計算資源の提供要求が特定のタイミングに集中した場合でも、負荷分散装置11がボトルネックになることを回避することができる。したがって、システム全体として、効率的にデータセンタ31の選択を行うことができる。
なお、予め、各顧客システム21が要求する性能要件の内容が、負荷分散装置11の記憶装置に保持されていてもよい。そして、負荷分散装置11は、リスト11Qを、顧客システム21に対して定期的に送信してもよい。そして、顧客システム21では、定期的に受信したリスト11Qを記憶装置に保持しておき、そのテーブルを参照して上記処理を行ってもよい。このようにすれば、負荷分散装置11に特定のタイミングで処理要求が集中する可能性がさらに低くなる。
また、負荷分散装置11は、各データセンタ31の稼働情報を、顧客システム21から稼働情報の要求がなされたときに受信してもよい。このようにすれば、負荷分散装置11は、最新の情報に基づいてリスト11Qを生成することができる。このため、かかるリスト11Qを受信した負荷分散装置12は、計算資源を提供するデータセンタを的確に選択することが可能となる。
また、実施例3の負荷分散システムにおいても、実施例2のように、負荷分散装置11を複数配置することが可能である。
ここで、上記実施例全てにおいて、データセンタが顧客に提供する計算資源は、顧客に対するサービス態様により異なる。例えば、サービス形態がIaaS(Infrastructure as a Service)であれば、データセンタは、仮想マシンそのものを顧客システムに対して提供する。この場合、サーバにおけるオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションの保守及び運用を、顧客側で行うこととなる。また、サービス形態がPaaS(Platform as a Service)であれば、データセンタは、顧客により選択されたアプリケーションの実行環境を仮想マシン上で構築し、かかる実行環境を保守及び運用しつつ、顧客システムに対して提供する。この場合、顧客側ではアプリケーションの保守及び運用のみを行うこととなる。さらに、サービス形態がSaaS(Software as a Service)であれば、各データセンタは、アプリケーションの実行環境のみならず、アプリケーションの保守及び運用までを行い、アプリケーションの機能のみを顧客システムに対して提供する。上記各実施例における負荷分散システムは、これらのいずれのサービス態様にも対応することができる。
さらに、上記実施例全てにおいて、データセンタが備える計算資源の特定のまとまりごとに性能情報や電力情報の内容が異なる場合は、物理的に1つのデータセンタが備える計算資源であっても、別々のデータセンタの計算資源として仮想的に分割して取り扱えばよい。そして、負荷分散装置は、仮想的に分割したデータセンタごとに、稼動情報を受信すればよい。なお、具体例として、同じデータセンタのフロアごとに、電力性能比が異なる種類のサーバを使用している等の例が該当する。
なお、上記実施例全てにおける顧客システム、負荷分散装置及びデータセンタを接続するネットワークとしては、いかなる技術も適用可能である。かかるネットワークは、例えば、インターネットや専用線等である。
さらに、上記実施例全てにおける顧客システムは、いかなる構成のシステムであってもよく、例えば、1台のコンピュータのみでも、ネットワーク接続された複数のサーバやクライアントを含んでいてもよい。
また、上記全ての実施例において、負荷分散プログラムは、例えば、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、ICカード、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録しておくことができる。そして、かかる記録媒体に記録された負荷分散プログラムを負荷分散装置にインストールすることにより、負荷分散プログラムの実行が可能となる。
以上の発明の詳細な説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続されたコンピュータに、顧客システムから計算資源の提供要求を受信する受信機能と、前記受信機能により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報をデータセンタごとに取得し、当該消費電力量に基づいて、前記複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する選択機能と、前記選択機能により選択したデータセンタに対し、前記提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する送信機能と、を実現させることを特徴とする負荷分散プログラム。
(付記2)前記取得機能は、各データセンタにおける単位電力量当たりの電気料金を特定可能な料金情報をさらに取得し、前記選択機能は、各データセンタの前記消費電力量及び前記単位電力量当たりの電気料金から、各データセンタにおいて前記提供要求に係る計算資源を提供した場合の電気料金を算出し、当該電気料金が他のデータセンタよりも少ないデータセンタを選択することを特徴とする付記1記載の負荷分散プログラム。
(付記3)前記消費電力量は、各データセンタにおいて次に提供対象となる計算資源であるサーバが所定量の処理を行う場合に要する電力量である稼働消費電力量を含み、前記選択機能は、当該稼働消費電力量に基づいてデータセンタを選択することを特徴とする付記1又は付記2に記載の負荷分散プログラム。
(付記4)前記消費電力量は、各データセンタにおいて次に提供対象となる計算資源であるサーバが所定量の処理を行う場合に当該サーバの冷却に要する電力量である冷却消費電力量をさらに含み、前記選択機能は、各データセンタにおける前記稼働消費電力量及び前記冷却消費電力量の合算値に基づいてデータセンタを選択することを特徴とする付記3記載の負荷分散プログラム。
(付記5)前記受信機能は、前記提供要求に係る計算資源に必要な性能を示す性能要件をさらに受信し、前記選択機能は、各データセンタが備える計算資源の性能を示す性能情報をさらに取得し、各データセンタについて前記性能情報及び前記性能要件を比較して、前記性能要件に適合する性能を有する計算資源を備えたデータセンタのみを特定し、当該特定したデータセンタの中から、計算資源を提供するデータセンタを選択することを特徴とする付記1〜付記4のいずれか1つに記載の負荷分散プログラム。
(付記6)前記取得機能は、所定時間ごとに各データセンタから前記電力情報を受信してテーブルに格納し、前記受信機能により計算資源の提供要求を受信したときに、当該テーブルを参照することで前記電力情報を取得することを特徴とする付記1〜付記5のいずれか1つに記載の負荷分散プログラム。
(付記7)前記取得機能は、前記受信機能により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタから前記電力情報を受信することで前記電力情報を取得することを特徴とする付記1〜付記5のいずれか1つに記載の負荷分散プログラム。
(付記8)前記選択機能は、選択したデータセンタから、前記提供指示機能が送信した計算資源の提供指示に対して計算資源の提供を拒否するレスポンスを受信したときには、さらに他のデータセンタを選択することを特徴とする付記1〜付記7のいずれか1つに記載の負荷分散プログラム。
(付記9)1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続され、顧客システムから計算資源の提供要求を受信する受信部と、前記受信部により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報をデータセンタごとに取得し、当該消費電力量に基づいて、前記複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する選択部と、前記選択部により選択したデータセンタに対し、前記提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する送信部と、を含むことを特徴とする負荷分散装置。
(付記10)1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続されたコンピュータが、顧客システムから計算資源の提供要求を受信する受信手順と、前記受信手順により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報をデータセンタごとに取得し、当該消費電力量に基づいて、前記複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する選択手順と、前記選択手順により選択したデータセンタに対し、前記提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する送信手順と、を実行することを特徴とする負荷分散方法。
(付記11)仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する計算資源を備えた複数のデータセンタと、1つ以上の第1負荷分散装置と、1つ以上の顧客システムの夫々に対応する第2負荷分散装置と、が相互にネットワーク接続された負荷分散システムであって、前記第2負荷分散装置は、自装置に対応する顧客システムから計算資源の提供要求を受信したときに、前記第1負荷分散装置に対し、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報の要求及び前記提供要求に係る計算資源に必要な性能要件を送信し、前記第1負荷分散装置は、前記第2負荷分散装置から前記電力情報の要求を受信したときに、前記電力情報及び各データセンタが備える計算資源の性能を示す性能情報を取得し、各データセンタについて、前記性能情報及び前記性能要件を比較して前記性能要件に適合する性能を有する計算資源を備えたデータセンタを特定し、当該特定したデータセンタの電力情報を前記第2負荷分散装置に送信し、前記第2負荷分散装置は、前記特定したデータセンタの電力情報を受信すると、当該特定したデータセンタの中から、各データセンタの前記電力情報から特定される消費電力量に基づいて、計算資源を提供するデータセンタを選択し、当該選択したデータセンタに対して、自装置に対応する顧客システムに対する計算資源の提供指示を送信することを特徴とする負荷分散システム。
10 負荷分散装置
10A 提供要求受信部
10B 稼動情報受信部
10C 選択部
10D 提供指示送信部
10P リスト
20 顧客システム
30 データセンタ
11 負荷分散装置
11A 稼動情報受信部
11B 提供要求受信部
11C 適合判定部
11D 指標値算出部
11E 選択部
11F 提供指示送信部
11P 稼動情報テーブル
11Q リスト
21 顧客システム
31 データセンタ
11 負荷分散装置(サーバ)
11G リスト送信部
11H リスト受信部
12 負荷分散装置(クライアント)
21 顧客システム
31 データセンタ

Claims (7)

  1. 1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続されたコンピュータに、
    顧客システムから計算資源の提供要求を受信する受信機能と、
    前記受信機能により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報をデータセンタごとに取得し、当該消費電力量に基づいて、前記複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する選択機能と、
    前記選択機能により選択したデータセンタに対し、前記提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する送信機能と、
    を実現させることを特徴とする負荷分散プログラム。
  2. 前記選択機能は、各データセンタにおける単位電力量当たりの電気料金を含む料金情報をさらに取得し、各データセンタの前記消費電力量及び前記単位電力量当たりの電気料金から、各データセンタにおいて前記提供要求に係る計算資源を提供した場合の電気料金を算出し、当該電気料金が他のデータセンタよりも少ないデータセンタを選択することを特徴とする請求項1記載の負荷分散プログラム。
  3. 前記消費電力量は、各データセンタにおいて次に提供対象となる計算資源であるサーバが所定量の処理を行う場合に要する電力量である稼働消費電力量を含み、
    前記選択機能は、当該稼働消費電力量に基づいてデータセンタを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の負荷分散プログラム。
  4. 前記消費電力量は、各データセンタにおいて次に提供対象となる計算資源であるサーバが所定量の処理を行う場合に当該サーバの冷却に要する電力量である冷却消費電力量をさらに含み、
    前記選択機能は、各データセンタにおける前記稼働消費電力量及び前記冷却消費電力量の合算値に基づいてデータセンタを選択することを特徴とする請求項3記載の負荷分散プログラム。
  5. 前記受信機能は、前記提供要求に係る計算資源に必要な性能を示す性能要件をさらに受信し、
    前記選択機能は、各データセンタが備える計算資源の性能を示す性能情報をさらに取得し、各データセンタについて前記性能情報及び前記性能要件を比較して、前記性能要件に適合する性能を有する計算資源を備えたデータセンタのみを特定し、当該特定したデータセンタの中から、計算資源を提供するデータセンタを選択することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の負荷分散プログラム。
  6. 1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続され、
    顧客システムから計算資源の提供要求を受信する受信部と、
    前記受信部により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報をデータセンタごとに取得し、当該消費電力量に基づいて、前記複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する選択部と、
    前記選択部により選択したデータセンタに対し、前記提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する送信部と、
    を含むことを特徴とする負荷分散装置。
  7. 1つ以上の顧客システム、及び、仮想的な計算資源を構築して顧客システムに当該計算資源を提供する複数のデータセンタとネットワーク接続されたコンピュータが、
    顧客システムから計算資源の提供要求を受信する受信手順と、
    前記受信手順により計算資源の提供要求を受信したときに、各データセンタにおいて当該提供要求に係る計算資源を提供する場合に要する消費電力量を特定可能な電力情報をデータセンタごとに取得し、当該消費電力量に基づいて、前記複数のデータセンタの中から、少なくとも1つのデータセンタを選択する選択手順と、
    前記選択手順により選択したデータセンタに対し、前記提供要求の送信元の顧客システムへの計算資源の提供指示を送信する送信手順と、
    を実行することを特徴とする負荷分散方法。
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