JP2010286925A - コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法 - Google Patents

コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010286925A
JP2010286925A JP2009138640A JP2009138640A JP2010286925A JP 2010286925 A JP2010286925 A JP 2010286925A JP 2009138640 A JP2009138640 A JP 2009138640A JP 2009138640 A JP2009138640 A JP 2009138640A JP 2010286925 A JP2010286925 A JP 2010286925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtualization
resource
computer
provision
cost
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009138640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5097750B2 (ja
Inventor
Shigetoshi Yokoyama
重俊 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP2009138640A priority Critical patent/JP5097750B2/ja
Publication of JP2010286925A publication Critical patent/JP2010286925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5097750B2 publication Critical patent/JP5097750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】コンピュータリソース提供要求量の増減に応じて、サービス提供者が用意したコンピュータリソースの費用をより効率よく回収する料金設定を行なう。
【解決手段】自身のコンピュータリソースを仮想化してユーザ端末に提供する複数の仮想化装置と、ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、複数の仮想化装置のうちユーザ端末にコンピュータリソースを提供する仮想化装置を判定するリソース提供装置と、仮想化装置によってユーザ端末に提供されるコンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出装置が、複数の仮想化装置の費用を記憶し、複数の仮想化装置によってユーザ端末に提供されているコンピュータリソースの提供量を記憶し、仮想化装置の費用と、コンピュータリソースの提供量とに基づいて、提供するコンピュータリソースの提供料金を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じてコンピュータリソースの提供を行なうコンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法に関する。
近年、複数台の仮想化装置によって仮想化されたコンピュータリソースを、ネットワークを介して時間単位でユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供サービスが普及してきている。クラウドサービスなどとも呼ばれるこのようなサービスによれば、コンピュータのハードウェアやソフトウェアを買い取りやリースではなく、従量制の支払いにより利用したり、必要な時に必要なだけ利用したりすることが可能である。ここでは、コンピュータリソース提供サービスを提供する管理装置によって、予め定められた時間当たりの一定の単価をコンピュータリソースの提供時間に乗じることによりコンピュータリソースの提供料金が算出され、従量制の提供料金がユーザに請求される(例えば、非特許文献1)。
"amazon web services"、[online]、[平成21年6月1日検索]、インターネットURL:http://aws.amazon.com/
しかしながら、コンピュータリソース提供サービスのサービス提供者は、ユーザ端末からの提供要求に応じてコンピュータリソースを即時に提供するために、要求されるコンピュータリソースの量が最大となる時に合わせた規模の仮想化装置を予め用意しておく必要がある。ここで、ユーザ端末から要求されるコンピュータリソースの提供要求量には、時間帯や曜日、季節などに応じた揺らぎがあると考えられる。この場合、サービス提供者は、提供要求量が最大となる時に提供可能な量の仮想化装置を用意すると、提供要求量の少ない期間にはコンピュータリソースの余剰が発生することとなる。このような状況においてコンピュータリソースの提供料金が一定である場合には、用意した仮想化装置に掛かる費用を回収できない可能性がある。
一方、時間の経過に応じたコンピュータリソース提供要求量の増減に関わらずコンピュータリソースの提供料金が一定であれば、コンピュータリソースの提供を受けるユーザにとっても、割高感や不公平感を感じさせることがあると考えられる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、サービス提供者が用意したコンピュータリソースの費用をより効率よく回収することが可能な料金設定を行なうとともに、コンピュータリソース提供要求量の増減に応じた料金設定を行なうコンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、自身のコンピュータリソースを仮想化し、ネットワークを介して接続されたユーザ端末に提供する複数の仮想化装置と、ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、複数の仮想化装置のうちユーザ端末にコンピュータリソースを提供する仮想化装置を判定するリソース提供装置と、仮想化装置によってユーザ端末に提供されるコンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出装置とを備えたコンピュータリソース提供システムであって、リソース提供料金算出装置は、複数の仮想化装置の費用が記憶されているマシン費用記憶部と、複数の仮想化装置によってユーザ端末に提供されているコンピュータリソースの提供量が記憶されているリソース量記憶部と、マシン費用記憶部に記憶されている費用と、リソース量記憶部に記憶されたコンピュータリソースの提供量とに基づいて、ユーザ端末に提供するコンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上述のリソース提供装置が、複数の仮想化装置のうち自身に割当てられた仮想化装置によって仮想化されたコンピュータリソースを提供し、コンピュータリソース提供システムは、リソース提供装置に割り当てられていない仮想化装置を管理する未割当仮想化装置管理装置をさらに備え、リソース提供装置のリソース量記憶部には、自身に割り当てられた仮想化装置が備えるコンピュータリソースの量を示す割当量が記憶され、リソース提供装置は、コンピュータリソースの割当量に応じて入力される仮想化装置の割当要求を未割当仮想化装置管理装置に送信する割当要求部と、コンピュータリソースの割当量に応じて入力される、自身に割り当てられた仮想化装置の解放要求を未割当仮想化装置管理装置に送信する解放要求部と、を備え、未割当仮想化装置管理装置は、複数の仮想化装置のうちリソース提供装置に割当てられていない仮想化装置を識別する未割当仮想化装置識別情報が記憶される未割当仮想化装置識別情報記憶部と、リソース提供装置から送信される割当要求に応じて、未割当仮想化装置識別情報記憶部に記憶された未割当仮想化装置識別情報によって識別される仮想化装置を、割当要求の要求元であるリソース提供装置に割当て、割当てた仮想化装置に応じて定められた費用を、リソース提供装置のマシン費用記憶部に記憶させるリソース割当部と、リソース提供装置から送信される解放要求に応じて、解放要求に対応する仮想化装置を識別する識別情報を、未割当仮想化装置識別情報として未割当仮想化装置識別情報記憶部に記憶させるリソース解放部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上述の未割当仮想化装置管理装置が、未割当仮想化装置識別情報記憶部に記憶された未割当仮想化装置識別情報によって識別される仮想化装置の台数に応じて、仮想化装置の費用を算出する割当費用算出部を備え、リソース割当部は、割当費用算出部によって算出された費用を、リソース提供装置のマシン費用記憶部に記憶させることを特徴とする。
また、本発明は、上述のリソース提供装置がユーザ端末から受信するリソース提供要求には、コンピュータリソースの提供を要求する期間を示す情報が含まれ、リソース提供料金算出装置のリソース提供料金算出部は、期間に応じてコンピュータリソースの提供料金を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上述の未割当仮想化装置管理装置がリソース提供装置から受信する割当要求には、仮想化装置の割当を要求する期間を示す情報が含まれ、未割当仮想化装置管理装置の割当費用算出部は、期間に応じて仮想化装置の費用を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上述の自身のコンピュータリソースを仮想化し、ネットワークを介して接続されたユーザ端末に提供する複数の仮想化装置と、ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、複数の仮想化装置のうちユーザ端末にコンピュータリソースを提供する仮想化装置を判定するリソース提供装置と、複数の仮想化装置の費用が記憶されているマシン費用記憶部と複数の仮想化装置によってユーザ端末に提供されているコンピュータリソースの提供量が記憶されているリソース量記憶部とを有するリソース提供料金算出装置とを備えたコンピュータリソース提供システムのコンピュータリソース提供方法であって、リソース提供料金算出装置が、マシン費用記憶部に記憶されている費用と、リソース量記憶部に記憶されたコンピュータリソースの提供量とに基づいて、ユーザ端末に提供するコンピュータリソースの提供料金を算出するステップを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、自身のコンピュータリソースを仮想化してユーザ端末に提供する複数の仮想化装置と、ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、複数の仮想化装置のうちユーザ端末にコンピュータリソースを提供する仮想化装置を判定するリソース提供装置と、仮想化装置によってユーザ端末に提供されるコンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出装置が、複数の仮想化装置の費用を記憶し、複数の仮想化装置によってユーザ端末に提供されているコンピュータリソースの提供量を記憶し、仮想化装置の費用と、コンピュータリソースの提供量とに基づいて、提供するコンピュータリソースの提供料金を算出するようにしたので、コンピュータリソースを提供する仮想化装置の費用がコンピュータリソースの提供料金に柔軟に反映されることで、サービス提供者にとっては、コンピュータリソースの費用をより効率よく回収することが可能な料金設定を行なうことが可能となるとともに、コンピュータリソースの提供を受けるユーザにとっては、例えば他のユーザに提供されているコンピュータリソースの提供量との関係において柔軟に定められた料金設定によりコンピュータリソースの提供を受けることが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるリソース提供システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によってユーザ端末に送信されるウェブページの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によってコンピュータリソースの提供料金を算出する際に用いるパラメータの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるリソース提供システムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるリソース提供システムの概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるリソース提供システムの端末構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるリソース提供システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による仮想化装置の割当処理の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態による仮想化装置の解放処理の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態によるリソース提供システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態によって算出する割当費用を示す図である。 本発明の第3の実施形態によってコンピュータリソースの提供料金を算出する際に用いるパラメータの例を示す図である。 本発明の第4の実施形態によって算出するコンピュータリソースの提供料金の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態によって算出する割当費用の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるリソース提供システム1の構成を示すブロック図である。リソース提供システム1は、ユーザ端末50と、クラウド管理装置10と、複数台のクラスタ管理装置20−N(クラスタ管理装置20−1、クラスタ管理装置20−2、・・・)と、複数台の仮想化装置30−N(仮想化装置30−1、仮想化装置30−2、・・・)とを備えている。ここで、複数台のクラスタ管理装置20−Nのそれぞれは同様の構成であり、特に区別して説明する必要がない場合にはクラスタ管理装置20として説明する。同様に、複数台の仮想化装置30−Nのそれぞれは同様の構成であり、特に区別して説明する必要がない場合には仮想化装置30として説明する。
ユーザ端末50は、クラウド管理装置10によりコンピュータリソースの提供を受けるコンピュータ装置である。ユーザ端末50は、インターネットブラウザの機能を備えており、クラウド管理装置10と通信を行う。ユーザ端末50は、ユーザから入力される操作情報に応じてクラウド管理装置10に接続し、コンピュータリソースの提供要求をクラウド管理装置10に送信する。また、ユーザ端末50は、コンピュータリソースの提供要求に応じて仮想化装置30に起動された仮想マシン(コンピュータリソース)のIP(Internet Protocol)アドレスを、クラウド管理装置10から受信する。ユーザ端末50は、受信したIPアドレスを宛先として、自身に提供された仮想マシンにアクセスし、仮想化装置30の仮想マシンを利用する。ユーザ端末50は、例えば、自身に提供された仮想化装置30の仮想マシン上にウェブサーバ等を構築して、インターネット上にウェブサービスを公開することができる。
ここでは、コンピュータリソースの提供要求を行うコンピュータ装置として、一台のユーザ端末50を図示して説明するが、クラウド管理装置10は複数台のユーザ端末50からの提供要求を受信し、コンピュータリソースを提供して良い。また、ここでは、ユーザ端末50は、インターネットブラウザの機能によりクラウド管理装置10等と通信を行っても良いし、その他の専用のアプリケーションにより通信を行っても良い。また、リソース提供システム1は、例えば、ネットワークを介してアプリケーションサービスを提供するサービス提供装置から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、コンピュータリソースを提供しても良い。このように、リソース提供システム1は、ネットワークを介して接続された様々なコンピュータ装置において動作するプログラムから送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、コンピュータリソースを提供する。
クラウド管理装置10は、ユーザ端末50から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、複数の仮想化装置30のうちユーザ端末50にコンピュータリソースを提供する仮想化装置30を判定するコンピュータ装置である。クラウド管理装置10は、リソース提供システム11と、リソース量記憶部12と、リソース提供部14と、マシン費用記憶部17と、リソース提供料金算出部18とを備えている。
提供要求受信部11は、ユーザ端末50から送信されるコンピュータリソースの提供要求を受信する。ここで、提供要求受信部11が受信する提供要求には、提供要求の送信元のユーザ端末50を識別するユーザID、コンピュータリソースの提供要求期間、コンピュータリソースの提供要求量等が含まれる。コンピュータリソースの提供要求期間には、例えば、ユーザがコンピュータリソースの提供を要求する開始日時と、終了日時とを示す情報が含まれる。コンピュータリソースの提供要求量には、例えば、予め定められたコンピュータリソース単位に基づく提供単位数を表す情報が含まれる。例えば、コンピュータリソースの提供単位は、コンピュータリソースの能力値によって定められた単位であり、例えば、CPU性能が2.6GHz、メモリ容量が2GB、ディスク容量が500GBである仮想マシンを1単位とする。このようなコンピュータリソースの仮想マシンの単位はインスタンスと呼ばれることがある。
また、提供要求受信部11は、ウェブサービスの機能を備えており、定められたウェブページをユーザ端末50に送信し、送信したウェブページに応じてユーザ端末50から送信される提供要求を受信する。図2は、ユーザ端末50に送信され表示されるウェブページの例を示す図である。図2(a)の符号a1は、押下されるとクラウド管理装置10に提供要求を送信することを示すボタンである。符号a2は、押下されるとクラウド管理装置10に提供要求を送信せずに、例えばウィンドウを閉じることを示すボタンである。符号a3の領域は、コンピュータリソースの提供料金の表示領域であり、時間の経過とともに変化するコンピュータリソースの提供料金が表示される。
ここで、表示領域に表示されるコンピュータリソースの提供料金は、後述するリソース提供料金算出部18によって算出される。図2(b)は、提供料金の表示領域の表示例を示す図である。図に示されるように、時間の経過とともに変化するコンピュータリソースの提供料金の遷移が棒グラフによって示される。図2(c)は、提供料金の表示領域の他の表示例を示す図である。図に示されるように、提供料金の表示領域には、現時点での提供料金が表示されるようにしても良い。ここでは、コンピュータリソースの提供単位(インスタンス)として、提供量に応じた複数の種類(Large Unitと、Small Unit)毎の提供料金が示されている。提供料金の表示領域には、図2(b)に示した表示と図2(c)に示した表示との双方の表示を行なうようにしても良い。
図1に戻り、リソース量記憶部12には、クラウド管理装置10に接続された複数の仮想化装置30のコンピュータリソースの総量(割当量)と、ユーザ端末50に提供しているコンピュータリソースの提供量とが記憶されている。コンピュータリソースの提供量は、リソース提供部14によってユーザ端末50にコンピュータリソースが提供される際に更新されて記憶される。割当量と提供量とは、上述したコンピュータリソースの提供単位によって表される。
リソース提供部14は、提供要求受信部11が受信したコンピュータリソースの提供要求に応じて、複数の仮想化装置30のうち、コンピュータリソースに空きがある仮想化装置30を判定し、仮想化装置30に仮想マシンを起動させる。リソース提供部14は、起動させた仮想マシンを識別する仮想マシン識別情報(例えば、IPアドレス)を、ユーザ端末50に送信する。ユーザ端末50は、送信されたIPアドレスを宛先として仮想化装置30に接続し、提供された仮想化装置30のコンピュータリソースを利用する。ここで、ユーザ端末50に提供されるコンピュータリソースは、一定時間の間、リソース提供部14がコンピュータリソースを提供した時点での提供料金によって提供される。ここで、一定時間とは、例えば、1時間や1日などの予め定められた静的な時間でも良いし、次にコンピュータリソースの提供要求を受信するまでの時間のような動的な時間でも良い。
マシン費用記憶部17には、複数の仮想化装置30毎の費用や、複数の仮想化装置30の総量が予め記憶されている。仮想化装置30の費用は、物理マシンのコストであり、例えば、ハードウェアの購入費用、保守費用、仮想化装置30を設置しているデータセンターの管理費用などに基づいて定められる。本実施形態では、マシン費用記憶部17には、サービス提供者によって予め算出された値が記憶される。
リソース提供料金算出部18は、マシン費用記憶部17に記憶されている費用と、リソース量記憶部12に記憶されているコンピュータリソースの提供量とに基づいて、ユーザ端末に提供するコンピュータリソースの提供料金を算出する。例えば、リソース提供料金算出部18は、以下式(1)のように、仮想化装置30の総量を、ユーザ端末50に提供されているコンピュータリソースの提供単位で割った結果に、サービス提供者の利益額(γ)を足すことによりコンピュータリソースの提供料金(v)を算出する。
Figure 2010286925
ここで、Vはコンピュータリソースの提供料金であり、mは仮想化装置30から提供されているコンピュータリソースの提供単位数であり、nはクラウド管理装置10によってコンピュータリソースが提供される仮想化装置30の台数であり、q(i=1〜n)は複数の仮想化装置30のそれぞれの物理マシンのコストである。図3は、コンピュータリソースの提供料金を算出する際に用いるパラメータの例を示す図である。ここでは、クラウド管理装置10によって提供される仮想化装置30が3台であり、それぞれの1時間当たりの費用が全て100(円)だとする。この場合、nは3であり、q、q、qはそれぞれ100である。すなわち、上記式(1)の右辺の分子は、300である。これらの3台の仮想化装置30の上に起動している仮想マシン(インスタンス)数は6である。この場合、mは6である。よって、コンピュータリソースの提供料金(v)は、(300÷6=)50+γである。ここで、リソース提供料金算出部18は、例えば、一定時間(例えば、1時間)毎にコンピュータリソースの提供料金を算出し、算出した日時と、算出したコンピュータリソースの提供料金とを対応付けて自身の記憶領域に記憶させる。
図1に戻り、クラスタ管理装置20は、接続された複数台の仮想化装置30を、定められた単位(クラスタ)毎に管理するコンピュータ装置である。例えば、クラスタ管理装置20−1は、仮想化装置30−1と仮想化装置30−2とを管理し、クラスタ管理装置20−2は、仮想化装置30−3と仮想化装置30−4とを管理する。ここで、仮想化装置30の管理においては、例えば、仮想化装置30のリソース状況を監視する処理を行う。例えば、クラスタ管理装置20は、クラウド管理装置10のリソース提供部14がユーザ端末50に提供するコンピュータリソースに対応する仮想化装置30のIPアドレスを通知する際、複数の仮想化装置30のうちいずれの仮想化装置30のコンピュータリソースを提供するかを、自身に属する仮想化装置30のリソース状況、負荷状況等に基づいて判定する。
複数台の仮想化装置30は、自身のコンピュータリソースを仮想化する機能を備えたコンピュータ装置である。仮想化装置30は、自身のコンピュータリソースを仮想的に分割し、分割したコンピュータリソース上に仮想マシンを起動させる。ここでは、例えばクラウド管理装置10の記憶領域に、複数種類のOS(Operating System)や、そのOS上で動作するサーバプログラム、アプリケーションプログラムなどが含まれる情報であるイメージが予め用意されて記憶され、ユーザからの提供要求に応じたイメージに基づいて仮想マシンが仮想化装置30のコンピュータリソース上に起動され、ユーザ端末50に利用可能に提供される。このような仮想マシンを提供するソフトウェアとしては、例えばXen(登録商標)などが適用できる。
次に、本実施形態によるリソース提供システム1の動作例を説明する。図4は、リソース提供システム1がコンピュータリソースの提供料金を算出する動作例を示すフローチャートである。
クラウド管理装置10のリソース提供料金算出部18は、一定時間毎に、マシン費用記憶部17に記憶されたマシン費用を読み出す(ステップS1)。また、リソース量記憶部12に記憶されたコンピュータリソースの提供量を読み出す(ステップS2)。そして、リソース提供料金算出部18は、上記式(1)により、コンピュータリソースの提供料金(V)を算出する(ステップS3)。リソース提供料金算出部18は、一定時間毎に算出したコンピュータリソースの提供料金を、算出した日時に対応付けて自身の記憶部に記憶させる。
クラウド管理装置10は、ユーザ端末50からの接続を受け付けると、図2に示したような、リソース提供料金算出部18に記憶されたコンピュータリソースの提供料金が含まれるウェブページを生成して、ユーザ端末50に送信する(ステップS4)。クラウド管理装置10の提供要求受信部11が、送信したウェブページに応じてユーザ端末50から送信されるコンピュータリソースの提供要求を受信すると(ステップS5)、リソース提供部14は、受信した提供要求に応じてユーザ端末50に提供する仮想化装置30を判定し、判定した仮想化装置30に起動された仮想マシンの識別情報をユーザ端末50に送信する(ステップS6)。リソース提供部14は、ユーザ端末50から送信されたコンピュータリソースの提供要求と、ユーザ端末50を識別するユーザ識別情報と、リソース提供料金算出部18によって算出されたコンピュータリソースの提供料金とを対応付けて自身の記憶領域に記憶させる(ステップS7)。サービス提供者は、リソース提供部14に記憶された情報に基づいて、ユーザにコンピュータリソースの提供料金を請求する。
なお、本実施形態では、ユーザ端末50から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて複数の仮想化装置30のうちユーザ端末50にコンピュータリソースを提供するユーザ端末50を判定するリソース提供装置の機能と、仮想化装置30によってユーザ端末50に提供されるコンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出装置の機能とを、クラウド管理装置10が備えるようにしたが、それぞれの機能を異なる装置に実装する構成として良い。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本実施形態によるリソース提供システム2の概要を示す図である。本実施形態のリソース提供システム2は、複数のクラウドサービスシステム(第1のクラウドサービスシステム1000、第2のクラウドサービスシステム2000)と、マシンプール3000とを備えている。クラウドサービスシステムには、それぞれに複数台の仮想化装置が割り当てられている。マシンプール3000は、いずれのクラウドサービスシステムにも割り当てられていない仮想化装置が属するコンピュータ群である。
クラウドサービスシステムは、自身に割り当てられた仮想化装置のコンピュータリソースに余剰がある場合には、余剰分の仮想化装置を解放し、マシンプール3000に帰属させる。一方、自身のコンピュータリソースが不足する場合には、マシンプール3000から仮想化装置を取得し、取得した仮想化装置のコンピュータリソースを提供する。このようにすれば、複数のクラウドサービスシステムの間で余剰リソースを共有化し、互いにコンピュータリソースを融通しあうことが可能となる。これにより、それぞれのクラウドサービスシステムにおいて、自身に割り当てられた仮想化装置の量を、コンピュータリソースの提供要求量に応じて増減させることが可能である。すなわち、仮想化装置の費用を、時間の経過とともに変化するコンピュータリソースの提供要求量に応じた適当な量とすることが可能である。
ここで、それぞれのクラウドサービスシステムはそれぞれ異なるサービスであるから、互いのネットワークを隔離して、クラウドサービスシステム間での情報漏えいや不正アクセスが行なわれないようなセキュリティを確保することが重要である。そこで、各クラウドサービスシステムには、物理的または論理的に異なるネットワークセグメントを形成させる。さらに、クラウドサービスシステム間において仮想化装置を移動させる際には、必ず一旦マシンプール3000に属してから移動させるようにして、クラウドサービスシステム間で直接的にコンピュータリソースの移動を行なわせない。このようにして、各クラウドサービスシステムの独立性を保つ。ここで、「仮想化装置の移動」は、後述するように、仮想化装置が帰属するネットワークセグメントの切り替えを行なうことによって実現する。
さらに、各クラウドサービスシステムからマシンプール3000に仮想化装置の解放を行なう際には、解放された仮想化装置についてディスクのクリーンアップやメンテナンス、動作テストなどのクリーンアップ処理を行う。解放された仮想化装置を他のクラウドサービスシステムに取得させる際には、このようなクリーンアップ処理を行った後に取得させる。このようにして、クラウドサービスシステム間を移動するコンピュータリソースに他のクラウドサービスシステムにおいて利用されていた際の情報が残留することを防ぐ。このようにして、クラウドサービスシステム間での情報漏えいや不正アクセスを防ぐ。また、VLAN(Virtual Local Area Network)などのネットワークの仮想化技術により各クラウドサービスシステムを構成する物理マシン群は、それぞれネットワークセキュリティ上で独立した構成となっており、ネットワーク上でのクラウドサービスシステムをまたがった形態での情報漏えいや改ざんが起こらない構成とする。このようにして、各クラウドサービスシステムは、いわゆるプライベートクラウドとして企業向けに提供できるレベルのセキュリティを確保することも可能である。
次に、図6を参照して、本実施形態によるリソース提供システム2の端末構成例を説明する。ここでは、第1のクラウドサービスシステム1000と、第2のクラウドサービスシステム2000と、マシンプール3000とのコンピュータ群によりネットワークが形成されている。
第1のクラウドサービスシステム1000には、クラウド管理装置1100と、クラスタ管理装置1200−1と、クラスタ管理装置1200−2と、仮想化装置1300−1と、仮想化装置1300−2と、仮想化装置1300−3と、仮想化装置1300−4とが属している。第2のクラウドサービスシステム2000には、クラウド管理装置2100と、クラスタ管理装置2200−1と、クラスタ管理装置2200−2と、仮想化装置2300−1と、仮想化装置2300−2と、仮想化装置2300−3と、仮想化装置2300−4と、仮想化装置2300−5とが属している。マシンプール3000には、マシンプール管理装置3100と、クリーンアップ装置3200と、仮想化装置3300−1と、仮想化装置3300−2と、仮想化装置3300−3とが属している。ここで、同名の各装置は同様の構成であるので、個別の説明をする必要がない場合には、それぞれクラウド管理装置1100、クラスタ管理装置1200、仮想化装置1300として説明する。リソース提供システム2が備える仮想化装置(仮想化装置1300、仮想化装置2300、仮想化装置3300)は、第1のクラウドサービスシステム1000、第2のクラウドサービスシステム2000、マシンプール3000のいずれかのコンピュータ群に割当てられており、クラウドサービスシステムにおけるクラウド管理装置1100、マシンプール3000におけるマシンプール管理装置3100のそれぞれには、自身に割当てられた仮想化装置の識別情報が記憶されている。
次に、図7を参照して、リソース提供システム2を提供する各コンピュータ装置の機能を説明する。第1の実施形態におけるリソース提供システム1と同名の機能部は第1の実施形態における同名の機能部と同様の構成であるので、ここでは本実施形態において特徴的な機能部について説明する。
ユーザ端末500は、第1の実施形態におけるユーザ端末50と同様の構成である。第1のクラウドサービスシステム1000は、クラウド管理装置1100と、クラスタ管理装置1200と、仮想化装置1300とを備えている。クラウド管理装置1100は、第1の実施形態におけるクラウド管理装置10と同様の構成であるが、判定部1130と、割当要求部1150と、解放要求部1160とを備えている。
判定部1130は、提供要求受信部1110が受信した提供要求に含まれる提供要求量に応じたコンピュータリソースが、第1のクラウドサービスシステム1000に割当てられているコンピュータリソースの内から提供可能であるか否かを判定する。例えば、判定部1130は、リソース量記憶部1120に記憶された割当量と提供量との差と、ユーザ端末500から送信された提供要求に含まれる提供要求量とを比較して、割当量と提供量との差が提供要求量よりも大きい場合には、提供可能であると判定する。一方、割当量と提供量との差が提供要求量よりも小さい場合には、提供可能でないと判定する。ここで、判定部1130は、提供可能でないと判定した場合には、割当要求部1150に割当要求を入力する。また、判定部1130は、一定時間毎に、自身に割り当てられた仮想化装置1300のうち、一定期間を超えて提供されることなく余剰リソースとなっている仮想化装置1300を余剰リソースとして検出する。判定部1130は、検出した仮想化装置1300の解放要求を解放要求部1160に入力する。ここでは、判定部1130は、第1のクラウドサービスシステム1000に割り当てられた仮想化装置1300の台数と、その上で動作している仮想マシンの数とに基づいて、仮想化装置1300を解放する解放要求を生成して解放要求部1160に入力し、仮想化装置1300を自動的にマシンプール3000に解放するようにしても良い。また、例えば特定の仮想化装置1300において動作している仮想マシンを、他の仮想化装置1300に移動させることにより、特定の仮想化装置1300を空きマシンとして余剰リソースとしても良い。
割当要求部1150は、コンピュータリソースの割当量に応じて入力される仮想化装置の割当要求を、マシンプール管理装置3100に送信する。割当要求部1150に入力される割当要求は、判定部1130から入力されるようにしても良いし、管理者から入力される割当要求を受け付けるようにしても良い。割当要求部1150がマシンプール管理装置3100に送信する割当要求には、割当要求部1150が割当を要求するコンピュータリソース単位を示す割当要求量が含まれる。
解放要求部1160は、コンピュータリソースの割当量に応じて入力される、自身に割り当てられた仮想化装置の解放要求をマシンプール管理装置3100に送信する。解放要求部1160に入力される解放要求は、判定部1130から入力されるようにしても良いし、管理者から入力される解放要求を受け付けるようにしても良い。解放要求部1160がマシンプール管理装置3100に送信する解放要求には、解放の対象となる仮想化装置を識別する識別情報が含まれる。
クラスタ管理装置1200は、第1の実施形態におけるクラスタ管理装置20と同様の構成である。仮想化装置1300は、第1の実施形態における仮想化装置30と同様の構成である。第2のクラウドサービスシステム2000は、第1のクラウドサービスシステム1000と同様の構成である。
マシンプール3000は、ネットワークに接続された複数のクラウドサービスシステムのうち、いずれのクラウドサービスシステムにも属さないコンピュータ装置が属するコンピュータ群である。
マシンプール管理装置3100は、いずれのクラウドサービスシステムにも属さない仮想化装置を管理するコンピュータ装置であり、要求受信部3110と、未割当仮想化装置識別情報記憶部3120と、リソース割当部3130とを備えている。
要求受信部3110は、クラウド管理装置1100から送信される仮想化装置の割当要求または解放要求を受信する。
未割当仮想化装置識別情報記憶部3120には、複数の仮想化装置(仮想化装置1300、仮想化装置2300、仮想化装置3300)のうちクラウドサービスシステムに割当てられていない仮想化装置(仮想化装置3300)を識別する未割当仮想化装置識別情報が記憶される。未割当仮想化装置識別情報によって識別される仮想化装置3300は、マシンプール3000に割り当てられている仮想化装置である。
リソース割当部3130は、クラウド管理装置1100から送信される割当要求に応じて、未割当仮想化装置識別情報記憶部3120に記憶された未割当仮想化装置識別情報によって識別される仮想化装置を、割当要求の要求元であるクラウド管理装置1100に属するクラスタ管理装置1200に割当て、割当てた仮想化装置に応じて定められた費用を、クラウド管理装置1100のマシン費用記憶部1170に記憶させる。この際、例えば、リソース割当部3130は、割当てた仮想化装置に応じて定められた割当費用をクラウド管理装置1100に送信する。クラウド管理装置1100のリソース提供部1140は、マシンプール管理装置3100のリソース割当部3130から送信された割当費用をマシン費用記憶部1170に記憶させる。
ここで、未割当の仮想化装置をクラスタ管理装置1200に割当てる際には、リソース割当部3130は、未割当仮想化装置識別情報を仮想ネットワーク管理装置200に送信する。後述する仮想ネットワーク管理装置200によって、未割当仮想化装置識別情報に示される仮想化装置のネットワークセグメントが第1のクラウドサービスシステム1000に切り替えられる。これにより、未割当仮想化装置識別情報に示される仮想化装置が第1のクラウドサービスシステム1000に割り当てられる。クラウド管理装置1100は、自身が管理するクラウドサービスシステムに割当られた未割当仮想化装置識別情報を、自身に割り当てられた仮想化装置の識別情報として自身の記憶領域に記憶させる。また、リソース割当部3130の記憶領域には、未割当仮想化装置識別情報のそれぞれに対応付けて、その仮想化装置に対応する費用が予め記憶されている。リソース割当部3130は、クラウド管理装置1100に割り当てた仮想化装置に対応する費用を、クラウド管理装置1100に送信する。クラウド管理装置1100は、リソース割当部3130から送信された仮想化装置の費用を、マシン費用記憶部1170に記憶させる。
また、リソース割当部3130は、クラウド管理装置1100から送信される解放要求に応じて、解放要求に対応する仮想化装置を識別する識別情報を、未割当仮想化装置識別情報として未割当仮想化装置識別情報記憶部3120に記憶させる。これにより、第1のクラウドサービスシステム1000から解放された仮想化装置は、マシンプール3000に属することとなる。この際、リソース割当部3130は、クラウド管理装置1100から送信される解放要求を受信すると、解放を要求された仮想化装置についてのクリーンアップ要求を、クリーンアップ装置3200に送信する。リソース割当部3130は、クリーンアップ処理が完了したことを示す完了通知を受信した後に、クリーンアップが完了した仮想化装置を識別する識別情報を、未割当仮想化装置識別情報記憶部3120に記憶させる。
クリーンアップ装置3200は、マシンプール管理装置3100から送信されるクリーンアップ要求を受信すると、受信したクリーンアップ要求によって識別される仮想化装置3300のクリーンアップ処理を行う。クリーンアップ処理とは、例えば、仮想化装置3300のディスクのクリーンアップや、ディスクのメンテナンスや、セルフテストなどを含む。ディスクのクリーンアップとは、例えば、ディスクの記憶ビットの全てに0(ゼロ)を記憶させる処理である。ディスクのメンテナンスは、例えば、ディスクに書き込みを行い、書き込みエラーが発生するか否かを判定する処理である。
仮想化装置3300は、第1のクラウドサービスシステム1000に属する同名のコンピュータ装置と同様の構成である。
仮想ネットワーク管理装置200は、マシンプール管理装置3100のリソース割当部3130からの指示に基づいて、ネットワークセグメントの切り替えを行なう。ネットワークセグメントの切り替えは、例えば、仮想化装置3300のIPアドレスを、マシンプール3000に付与されたネットワークセグメントに基づくIPアドレスから、第1のクラウドサービスシステム1000に付与されたネットワークセグメントに基づくIPアドレスに付与し直すことによって行なう。ネットワークセグメントは、例えば、VLAN、オーバレイネットワーク、VPN(Virtual Private Network)などのネットワーク仮想化技術を用いてセキュアに分離するようにしても良い。例えば、VLAN機能を持つネットワークスイッチを利用して、このネットワークセグメントとの切り替えを行なう場合、仮想化装置1300が受信する識別タグを、第1のクラウドサービスシステム1000に付与された識別タグから、第2のクラウドサービスシステム2000に付与された識別タグに変更するように、仮想ネットワーク管理装置200がネットワークスイッチの設定値の切り替えを行なう。
次に、リソース提供システム2の動作例を説明する。図8は、マシンプール管理装置3100が、クラウド管理装置1100から送信される割当要求に応じて、仮想化装置の割当を行なう動作を示すシーケンス図である。例えば、ユーザ端末500からクラウド管理装置1100にリソース提供要求が送信されると、判定部1130は、自身が属する第1のクラウドサービスシステム1000に割り当てられているコンピュータリソースの中から、リソース提供要求に応じたコンピュータリソースを提供可能であるか否かを判定する。ここで、判定部1130が、コンピュータリソースを提供可能でないと判定すると、割当要求部1150は、マシンプール管理装置3100に仮想化装置の割当要求を送信する(ステップS11)。マシンプール管理装置3100が仮想化装置の割当要求を受信すると、リソース割当部3130は、未割当仮想化装置識別情報記憶部3120に記憶された未割当仮想化装置識別情報(例えば、仮想化装置3300−1)を読み出し、読み出した未割当仮想化装置識別情報をクラスタ管理装置1200−1に割当てる割当要求を、仮想ネットワーク管理装置200に送信する(ステップS12)。
仮想ネットワーク管理装置200は、仮想化装置の割当要求に応じて、仮想化装置3300−1のネットワークセグメントを、第1のクラウドサービスシステム1000に切替えて、クラスタ管理装置1200−1に割当てる(ステップS13)。仮想ネットワーク管理装置200は、割当処理が完了したことを示す完了通知を、マシンプール管理装置3100に送信する(ステップS14)。マシンプール管理装置3100は、完了通知をクラウド管理装置1100に送信する(ステップS15)。
図9は、第1のクラウドサービスシステム1000から送信される解放要求に応じて、マシンプール管理装置3100が仮想化装置の解放を行なう動作を示すシーケンス図である。例えば、クラウド管理装置1100の判定部1130は、第1のクラウドサービスシステム1000に割り当てられたコンピュータリソースから、仮想化装置1300−1を余剰リソースとして検出すると、検出した仮想化装置1300−1の解放要求を生成し、解放要求部1160に入力する。解放要求部1160は、解放要求が入力されると、仮想化装置1300−1の解放要求を、マシンプール管理装置3100に送信する(ステップS31)。マシンプール管理装置3100は、解放要求を仮想ネットワーク管理装置200に転送する(ステップS32)。そして、仮想ネットワーク管理装置200は、仮想化装置1300−1に付与されたIPアドレスを、マシンプール3000におけるネットワークセグメントに対応するIPアドレスに振り替えることで、仮想化装置1300−1を第1のクラウドサービスシステム1000から解放する(ステップS33)。仮想ネットワーク管理装置200は、仮想化装置1300−1の解放処理が完了すると、マシンプール管理装置3100に完了通知を送信する(ステップS34)。マシンプール管理装置3100は、クリーンアップ装置3200に、ステップS33で解放された仮想化装置1300−1のクリーンアップ要求を行う(ステップS35)。クリーンアップ装置3200は、送信されたクリーンアップ要求に応じて、仮想化装置1300−1のクリーンアップ処理を行う(ステップS36)。
クリーンアップ装置3200は、仮想化装置1300−1のクリーンアップ処理が完了すると、マシンプール管理装置3100に完了通知を送信する(ステップS37)。マシンプール管理装置3100は、ステップS36においてクリーンアップ処理が行われた仮想化装置1300−1の識別情報を、未割当仮想化装置識別情報記憶部3120に記憶させる。マシンプール管理装置3100は、クラスタ管理装置1200−1に、物理マシンの解放処理が完了したことを示す完了通知を送信する(ステップS38)。
本実施形態におけるクラウド管理装置1100のリソース提供料金算出部1180によるコンピュータリソースの提供料金の算出処理は、第1の実施形態と同様である。このように、本実施形態においては、マシンプール3000との間で仮想化装置の割当と解放が行なわれるため、第1のクラウドサービスシステム1000に割り当てられている仮想化装置の量は変動する。これにより、マシン費用記憶部1170に記憶された仮想化装置の費用は変動する。すなわち、式(1)において、右辺の分子の値が変動し、仮想化装置の費用が増加すると、提供料金(V)は増加する。一方、仮想化装置の費用が減少すると、提供料金(V)は減少する。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図10は、本実施形態によるリソース提供システム3の構成を示す図である。リソース提供システム3は、第2の実施形態と同様の構成であるため、以下、本実施形態において特徴的な構成について説明する。リソース提供システム3が備えるマシンプール管理装置3100は、リソース割当費用算出部3140を備えている。
リソース割当費用算出部3140は、未割当仮想化装置識別情報記憶部3120に記憶された未割当仮想化装置識別情報によって識別される仮想化装置の台数(N)に応じて、クラウドサービスシステムに提供する仮想化装置の物理マシンの費用を算出する。例えば、リソース割当費用算出部3140は、以下式(2)により、物理マシンの割当費用(V)を算出する。
Figure 2010286925
図11は、上記式(2)におけるNと、αと、βとの関係を示す図である。Nは、マシンプール3000に割り当てられている仮想化装置3300(物理マシン)の残数を示す。αは、物理サーバのマシンの割当費用の最低料金を示す。βは、物理マシンの残数(N)に応じた料金を示す。ここでは、βは、Nが小さければ大きく、Nが大きければ小さく設定される。このようにすれば、未割当の仮想化装置の量が相対的に多い場合には割当費用を小さく、未割当の仮想化装置の量が相対的に少ない場合には割当費用を大きくすることが可能である。ここで、αと、βとの値は、予め記憶されているようにしても良いし、例えばマシンプール3000に割り当てられている仮想化装置3300(物理マシン)の残数が更新される度に計算され、リソース割当費用算出部3140の記憶領域に記憶されるようにしても良い。リソース割当費用算出部3140によって算出された割当費用は、第2の実施形態と同様に、リソース割当部3130によってクラウド管理装置1100に送信され、送信された割当費用はクラウド管理装置1100のマシン費用記憶部1170に記憶される。ここで、リソース割当費用算出部3140は、1日や1時間などの一定時間毎に割当費用を算出するようにしても良いし、要求受信部3110によって割当要求が受信される毎に算出するようにしても良い。
図12は、本実施形態において、異なる割当費用によってマシンプール3000から物理マシンが割り当てられた場合に、上記式(1)によってコンピュータリソースの提供料金を算出する際に用いるパラメータの例を示す図である。ここでは、第1のクラウドサービスシステム1000に割り当てられた仮想化装置1300が3台であり、1時間当たりの費用はそれぞれ100円、150円、175円であるとする。この場合、nは3であり、q、q、qはそれぞれ100、150、175である。すなわち、上記式(1)の右辺の分子は、425である。これらの3台の仮想化装置1300の上に起動している仮想マシン(インスタンス)数は6である。この場合、mは6である。よって、コンピュータリソースの提供料金(v)は、(375÷6=)62(.5)+γである。
このように、本実施形態によれば、マシンプール3000に割り当てられている仮想化装置の量と、クラウドサービスシステムにおいて実際にユーザ端末500に提供されているコンピュータリソースの提供量とに応じて、コンピュータリソースの提供料金が算出される。これにより、クラウドサービスシステムのサービス提供者は、例えば利用者が多い時期(繁忙時)についてはコンピュータリソースの提供料金を高価に設定し、利用者が少ない時期(閑散時)についてはコンピュータリソースの提供料金を安価に設定することで、ユーザからのコンピュータリソースの提供要求のタイミングをコントロールするようなことも可能である。このようにコンピュータリソースの提供料金を動的に変化させることで、コンピュータリソースに余剰が発生することによるサービス提供者の費用負担を軽減することが可能である。また、コンピュータリソースの提供料金が余剰に応じて設定されるため、利益率が安定することにより、ユーザにとっても利用効率が向上し、クラウドサービスシステムの利用率の向上が期待できる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。上述の実施形態においては、リソース提供料金算出部18(リソース提供料金算出部1180)によって一定時間毎にコンピュータリソースの提供料金が算出され、提供時点での提供料金によってコンピュータリソースが提供される。ここでは、例えば、提供料金が相対的に安くなっている時点においてコンピュータリソースの提供を開始し、提供料金の算出間隔を超える長期間に亘ってコンピュータリソースを提供すると、その提供期間の間、提供開始時点での提供料金で提供し続けることとなる。これでは、その後に提供料金が増加した場合、サービス提供者にとって負担となる場合がある。そこで、本実施形態では、提供料金に、提供期間に応じた安全係数(S(t))を乗じた料金により、コンピュータリソースを提供する。この際、例えば以下式(3)によって安全係数(S(t))を算出する。
Figure 2010286925
図13は、上記式(3)におけるtと、δとの関係を示す図である。tは、提供要求に含まれる提供要求期間を示す。δは、提供要求期間(t)に応じて係数を増加させる割合を示す。ここでは、δは、tが小さければ大きく、tが大きければ小さく設定される。そして、リソース提供料金算出部18(リソース提供料金算出部1180)は、上記式(1)によって算出したコンピュータリソースの提供料金Vに、上記式(3)によって算出された安全係数(S(t))を乗じた値を、提供料金として算出する(コンピュータリソースの提供料金V=V×S(t))。このようにすれば、提供要求期間が長いときにはコンピュータリソースの提供料金を大きく、提供要求期間が短いときにはコンピュータリソースの提供料金を小さくすることが可能である。ここで、δの値は、リソース提供料金算出部18(リソース提供料金算出部1180)の記憶領域に予め記憶される。
同様に、第3の実施形態におけるリソース割当費用算出部3140が物理マシンの割当費用(V)を算出する際にも、以下式(4)により安全係数(S(t))を算出するようにしても良い。
Figure 2010286925
図14は、上記式(4)におけるtと、δとの関係を示す図である。tは、提供要求に含まれる提供要求期間を示す。δは、提供要求期間(t)に応じて係数を増加させる割合を示す。そして、リソース割当費用算出部3140は、上記式(2)によって算出した物理マシンの割当費用(V)に、上記式(4)によって算出された安全係数(S(t))を乗じた値を、物理マシンの割当費用として算出する(物理マシンの割当費用V=V×S(t))。ここで、δの値は、リソース割当費用算出部3140の記憶領域に予め記憶される。
なお、上述の実施形態では、クラウド管理装置10(クラウド管理装置1100)は、ユーザ端末50(ユーザ端末500)が送信したコンピュータリソースの提供要求に応じて、その時点でのコンピュータリソースの提供料金によってコンピュータリソースを提供するようにしたが、クラウド管理装置10は、ユーザ端末50から予めコンピュータリソースの希望提供料金を受信して記憶し、コンピュータリソースの提供料金が定められた希望提供料金と一致する場合か、コンピュータリソースの提供料金が定められた希望提供料金を下回った場合に、コンピュータリソースの提供を開始するようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、ユーザ端末50(ユーザ端末500)に表示されるコンピュータリソースの提供料金を視認することで、提供料金が安くなるタイミングを見計らってユーザ端末50によりコンピュータリソースの提供要求を送信し、安い料金でコンピュータリソースの提供を受けることが可能となる。一方、サービス提供者は、例えば、ユーザ端末500からの提供要求が少なければ、余剰となっている仮想化装置(物理マシン)をマシンプール3000に返却して物理マシンの余剰コストを抑えるといったように、余剰コストをコントロールすることが可能となる。ここで、返却された物理マシンのコストは、コンピュータリソースの提供料金に反映される。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりコンピュータリソースの提供を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 リソース提供システム
2 リソース提供システム
3 リソース提供システム
10 クラウド管理装置
11 提供要求受信部
12 リソース量記憶部
14 リソース提供部
17 マシン費用記憶部
18 リソース提供料金算出部
20 クラスタ管理装置
30 仮想化装置
50 ユーザ端末
200 仮想ネットワーク管理装置
500 ユーザ端末
1000 第1のクラウドサービスシステム
1100 クラウド管理装置
1110 提供要求受信部
1120 リソース量記憶部
1130 判定部
1140 リソース提供部
1150 割当要求部
1160 解放要求部
1170 マシン費用記憶部
1180 リソース提供料金算出部
1200 クラスタ管理装置
1300 仮想化装置
2000 第2のクラウドサービスシステム
2100 クラウド管理装置
2200 クラスタ管理装置
2300 仮想化装置
3000 マシンプール
3100 マシンプール管理装置
3110 要求受信部
3120 未割当仮想化装置識別情報記憶部
3130 リソース割当部
3140 リソース割当費用算出部
3200 クリーンアップ装置
3300 仮想化装置

Claims (6)

  1. 自身のコンピュータリソースを仮想化し、ネットワークを介して接続されたユーザ端末に提供する複数の仮想化装置と、前記ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、前記複数の仮想化装置のうち前記ユーザ端末にコンピュータリソースを提供する前記仮想化装置を判定するリソース提供装置と、前記仮想化装置によって前記ユーザ端末に提供される前記コンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出装置とを備えたコンピュータリソース提供システムであって、
    前記リソース提供料金算出装置は、
    前記複数の仮想化装置の費用が記憶されているマシン費用記憶部と、
    前記複数の仮想化装置によって前記ユーザ端末に提供されているコンピュータリソースの提供量が記憶されているリソース量記憶部と、
    前記マシン費用記憶部に記憶されている前記費用と、前記リソース量記憶部に記憶されている前記コンピュータリソースの提供量とに基づいて、前記ユーザ端末に提供する前記コンピュータリソースの提供料金を算出するリソース提供料金算出部と、
    を備えることを特徴とするコンピュータリソース提供システム。
  2. 前記リソース提供装置は、前記複数の仮想化装置のうち自身に割当てられた仮想化装置によって仮想化されたコンピュータリソースを提供し、前記コンピュータリソース提供システムは、前記リソース提供装置に割り当てられていない前記仮想化装置を管理する未割当仮想化装置管理装置をさらに備え、
    前記リソース提供装置の前記リソース量記憶部には、自身に割り当てられた前記仮想化装置が備えるコンピュータリソースの量を示す割当量が記憶され、
    前記リソース提供装置は、
    前記コンピュータリソースの割当量に応じて入力される仮想化装置の割当要求を前記未割当仮想化装置管理装置に送信する割当要求部と、
    前記コンピュータリソースの割当量に応じて入力される、自身に割り当てられた前記仮想化装置の解放要求を前記未割当仮想化装置管理装置に送信する解放要求部と、を備え、
    前記未割当仮想化装置管理装置は、
    前記複数の仮想化装置のうち前記リソース提供装置に割当てられていない前記仮想化装置を識別する未割当仮想化装置識別情報が記憶される未割当仮想化装置識別情報記憶部と、
    前記リソース提供装置から送信される前記割当要求に応じて、前記未割当仮想化装置識別情報記憶部に記憶された前記未割当仮想化装置識別情報によって識別される前記仮想化装置を、前記割当要求の要求元である前記リソース提供装置に割当て、割当てた仮想化装置に応じて定められた費用を、前記リソース提供装置のマシン費用記憶部に記憶させるリソース割当部と、
    前記リソース提供装置から送信される前記解放要求に応じて、当該解放要求に対応する仮想化装置を識別する識別情報を、前記未割当仮想化装置識別情報として前記未割当仮想化装置識別情報記憶部に記憶させるリソース解放部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータリソース提供システム。
  3. 前記未割当仮想化装置管理装置は、
    前記未割当仮想化装置識別情報記憶部に記憶された前記未割当仮想化装置識別情報によって識別される前記仮想化装置の台数に応じて、前記仮想化装置の費用を算出する割当費用算出部を備え、
    前記リソース割当部は、前記割当費用算出部によって算出された前記費用を、前記リソース提供装置のマシン費用記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータリソース提供システム。
  4. 前記リソース提供装置が前記ユーザ端末から受信する前記リソース提供要求には、コンピュータリソースの提供を要求する期間を示す情報が含まれ、
    前記リソース提供料金算出装置の前記リソース提供料金算出部は、前記期間に応じて前記コンピュータリソースの提供料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のコンピュータリソース提供システム。
  5. 前記未割当仮想化装置管理装置が前記リソース提供装置から受信する前記割当要求には、仮想化装置の割当を要求する期間を示す情報が含まれ、
    前記未割当仮想化装置管理装置の前記割当費用算出部は、前記期間に応じて前記仮想化装置の費用を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータリソース提供システム。
  6. 自身のコンピュータリソースを仮想化し、ネットワークを介して接続されたユーザ端末に提供する複数の仮想化装置と、前記ユーザ端末から送信されるコンピュータリソースの提供要求に応じて、前記複数の仮想化装置のうち前記ユーザ端末にコンピュータリソースを提供する前記仮想化装置を判定するリソース提供装置と、前記複数の仮想化装置の費用が記憶されているマシン費用記憶部と前記複数の仮想化装置によって前記ユーザ端末に提供されているコンピュータリソースの提供量が記憶されているリソース量記憶部とを有するリソース提供料金算出装置とを備えたコンピュータリソース提供システムのコンピュータリソース提供方法であって、
    前記リソース提供料金算出装置が、
    前記マシン費用記憶部に記憶されている前記費用と、前記リソース量記憶部に記憶されている前記コンピュータリソースの提供量とに基づいて、前記ユーザ端末に提供する前記コンピュータリソースの提供料金を算出するステップ
    を備えることを特徴とするコンピュータリソース提供方法。
JP2009138640A 2009-06-09 2009-06-09 コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法 Active JP5097750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009138640A JP5097750B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-09 コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009138640A JP5097750B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-09 コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010286925A true JP2010286925A (ja) 2010-12-24
JP5097750B2 JP5097750B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=43542597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009138640A Active JP5097750B2 (ja) 2009-06-09 2009-06-09 コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5097750B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012190441A (ja) * 2011-01-11 2012-10-04 Safenet Inc リモートプリブート認証
JP2015225436A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ リソース提供支援装置、リソース提供支援システム、リソース提供支援方法
JP2016103284A (ja) * 2015-12-28 2016-06-02 富士通株式会社 制御プログラム、制御装置及び制御方法
JP2016105312A (ja) * 2011-09-29 2016-06-09 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド ホスト型サービスイメージのための電子市場
WO2016136196A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 日本電気株式会社 処理装置、処理装置の制御方法、及び、記録媒体
JP2016212547A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 富士通株式会社 情報提供プログラム、情報提供装置、及び情報提供方法
US10817929B1 (en) 2011-09-29 2020-10-27 Amazon Technologies, Inc. Customizable uniform control user interface for hosted service images
US10861081B2 (en) 2011-09-29 2020-12-08 Amazon Technologies, Inc. Aggregation of operational data for merchandizing of network accessible services

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11182716B2 (en) 2020-01-30 2021-11-23 Coupang Corp. Cost efficiency tracking for configuration management database
US10817328B1 (en) * 2020-01-30 2020-10-27 Coupang Corp. Systems and methods for virtual server resource usage metric evaluation and performance tracking

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216053A (ja) * 2001-01-16 2002-08-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワークリソース契約システム
JP2002300324A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> リソース状況反映課金方法及びその実施システム並びにその処理プログラムと記録媒体
JP2005309644A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Hitachi Ltd リソース制御方法及びそのシステム
JP2005339465A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Fujitsu Ltd サーバ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216053A (ja) * 2001-01-16 2002-08-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワークリソース契約システム
JP2002300324A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> リソース状況反映課金方法及びその実施システム並びにその処理プログラムと記録媒体
JP2005309644A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Hitachi Ltd リソース制御方法及びそのシステム
JP2005339465A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Fujitsu Ltd サーバ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012190441A (ja) * 2011-01-11 2012-10-04 Safenet Inc リモートプリブート認証
JP2016105312A (ja) * 2011-09-29 2016-06-09 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド ホスト型サービスイメージのための電子市場
US10817929B1 (en) 2011-09-29 2020-10-27 Amazon Technologies, Inc. Customizable uniform control user interface for hosted service images
US10861081B2 (en) 2011-09-29 2020-12-08 Amazon Technologies, Inc. Aggregation of operational data for merchandizing of network accessible services
US10970758B2 (en) 2011-09-29 2021-04-06 Amazon Technologies, Inc. Electronic marketplace for hosted service images
JP2015225436A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ リソース提供支援装置、リソース提供支援システム、リソース提供支援方法
WO2016136196A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 日本電気株式会社 処理装置、処理装置の制御方法、及び、記録媒体
JPWO2016136196A1 (ja) * 2015-02-26 2017-12-07 日本電気株式会社 処理装置、処理装置の制御方法、及び、記録媒体
US11017367B2 (en) 2015-02-26 2021-05-25 Nec Corporation Processing device, processing device control method, and recording medium
JP2016212547A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 富士通株式会社 情報提供プログラム、情報提供装置、及び情報提供方法
JP2016103284A (ja) * 2015-12-28 2016-06-02 富士通株式会社 制御プログラム、制御装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5097750B2 (ja) 2012-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5097750B2 (ja) コンピュータリソース提供システムおよびコンピュータリソース提供方法
JP5277062B2 (ja) コンピュータリソース提供システム、コンピュータリソース提供方法、リソース取引装置およびリソース取引プログラム
CN103368768B (zh) 混合云环境中自动缩放网络覆盖的方法、装置及设备
US9760396B2 (en) Managing a server template
US8966030B1 (en) Use of temporarily available computing nodes for dynamic scaling of a cluster
JP5103441B2 (ja) 料金管理装置、料金管理システムおよび料金管理方法
TW516001B (en) Device for dynamic distribution of computer resources according to service contract with users and method thereof
CN108431778A (zh) 对虚拟桌面实例池的管理
US9584389B2 (en) Physical resource management
US20160156567A1 (en) Allocation method of a computer resource and computer system
CN108228316A (zh) 一种密码设备虚拟化的方法及设备
US20120297066A1 (en) Method and system for apparatus means for providing a service requested by a client in a public cloud infrastructure
CN104506635A (zh) 一种快速高效的云主机创建和匹配方法及系统
CN103744714A (zh) 基于云计算的虚拟机管理平台
CN112637304B (zh) 一种跨云资源处理系统和资源管理方法
CN109726005A (zh) 用于管理资源的方法、服务器系统和计算机程序产品
KR101680702B1 (ko) 클라우드 기반 웹 호스팅 시스템
CN111835679B (zh) 多租户场景下的租户资源管理方法和装置
EP3358790A1 (en) Network function virtualization resource processing method and virtualized network function manager
JP5097747B2 (ja) 課金装置および課金方法
KR102389334B1 (ko) 클라우드 서비스를 위한 가상 머신 프로비저닝 시스템 및 방법
JP5785856B2 (ja) コンピュータリソース提供装置、コンピュータリソース提供方法
Sehgal et al. Cloud Computing Pyramid
JP4337747B2 (ja) ハードウェア資源提供システム
CN110347473B (zh) 一种跨数据中心分布的虚拟化网元虚拟机分配方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5097750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350