JP2010282319A - サーバ装置および広告システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の広告システムでは、広告の再生媒体であるテレビなどのメーカに対して広告料が分配されないという課題がある。そのためメーカにとっては、例えば広告配信に関するサービス向上のための機能をテレビに実装するなど、広告主に積極的に協力するだけのインセンティブが得られない。むしろ自身の直接の顧客のユーザビリティを向上させるため、メーカは、例えば録画装置であればCMをカットして録画する機能などを提供しているのが現状である。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、AV装置と、サーバ装置と、からなる広告システムであって、どのメーカのAV装置にてどの広告が再生されたかなどを集計し、その集計結果に応じてAV装置のメーカに対しても広告再生の対価が分配されるよう構成した広告システムを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、家庭内のテレビやレコーダ/プレーヤなどのAV(オーディオ・ビジュアル)装置にて再生され出力表示される広告に関して広告主より支払われる広告料を、その再生端末の製造者(メーカ)に対して分配するための技術に関する。
従来、各種の広告がコンテンツと合わせて表示装置上で再生され、その対価としてコンテンツ提供者などには広告料が支払われている。例えばテレビ放送では、同報送信にて配信される放送番組コンテンツの間にCMを流すことを前提に、広告主からテレビ局に対して予め定額の広告料が支払われるビジネスモデルとなっている。また、PC(パーソナル・コンピュータ)やネットワーク接続可能なテレビなどにサーバ装置からコンテンツをオンデマンドにて配信する場合も、同様に配信動画コンテンツなどに広告動画が挿入され再生されることで、そのオンデマンドリクエストの回数に応じた広告料がコンテンツプロバイダなどに対して支払われている。
特開2001−357300号公報
しかし、上記従来の広告システムにおいては、その広告の再生媒体であるテレビなどAV装置のメーカに対しては、広告料が分配されないという課題がある。そのためメーカにとっては、例えば広告配信に関するサービス向上のための機能をテレビに実装するなど、広告主に積極的に協力するだけのインセンティブが得られない。むしろ自身の直接の顧客のユーザビリティを向上させるため、メーカは、例えば録画装置であればCMをカットして録画する機能などを提供しているのが現状である。
以上の課題を解決するために、本発明は、どのメーカのAV装置にてどの広告が再生されたかを示す広告処理情報を集計し、その集計結果に応じてAV装置のメーカに対しても広告再生の対価が分配されるよう支払金を算出する機能を備えたサーバ装置を提供する。
具体的には、AV装置から、広告IDと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する受信部と、広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する支払金算出部と、の構成要件を有するサーバ装置を提供する。また、広告と合わせて再生されるコンテンツの配信元にも広告料が支払われるよう、前記受信部が、前記広告IDで識別される広告と合わせて前記AV装置にて再生されるコンテンツの配信元を識別するコンテンツ配信元IDを、前記広告IDとメーカIDに加えて関連付けた広告処理情報を受信するコンテンツ配信元受信手段を有し、前記支払金算出部が、さらに広告処理情報中のコンテンツ配信元IDに基づいて広告IDと関連付けてコンテンツ配信元IDごとの支払金も算出するコンテンツ配信元支払金算出手段を有するサーバ装置も提供する。
また、前記広告処理情報を送信する送信部を有するAV装置と、上記構成のサーバ装置と、からなる広告システムも提供する。
またオンデマンド型のコンテンツ配信においてAV装置のメーカに広告料が分配されるよう、前記AV装置が、上記構成に加えてさらに広告を含むコンテンツの選択を受付ける第一コンテンツ選択受付部と、受付けた選択に基づいて広告処理情報を生成する第一広告処理情報生成部と、選択されたコンテンツを受信するオンデマンド受信部と、受信したコンテンツを再生する第一再生部と、を有する広告システムも提供する。またさらに、上記構成に加えて前記AV装置のコンテンツ選択受付部が、携帯端末上にコンテンツリストを表示するコンテンツリスト表示手段と、前記コンテンツリストを利用した選択を受付けるリスト選択手段と、を有する広告システムも提供する。
あるいは同報送信(放送)型のコンテンツ配信においてAV装置のメーカに広告料が分配されるよう、前記AV装置が、上記構成に加えてさらに同報送信された広告を含むコンテンツを受信する同報送信受信部と、受信したコンテンツを再生する第二再生部と、前記広告の再生処理のたびに広告処理情報を生成する第二広告処理情報生成部と、を有する広告システムも提供する。
また上記のようなオンデマンド型のコンテンツ配信においては、予めコンテンツと広告とが紐付けられているのではなく、AV装置からの広告処理情報によって例えば車の映画がリクエストされると蓄積された広告の中から車のCMを選択し配信する、といった具合にコンテンツと広告の内容マッチングによる広告配信も行われている。そこで、本発明では、コンテンツの内容などに合わせて広告を適宜抽出し配信する機能を備えるサーバ装置や広告システムも提供する。
具体的には、AV装置にて再生されるコンテンツのコンテンツIDと、前記コンテンツの内容を示すコンテンツメタデータと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する第三受信部と、広告及び広告IDを、その広告の内容を示す広告メタデータと関連付けて蓄積する広告蓄積部と、受信した広告処理情報に含まれるコンテンツメタデータと前記広告メタデータに基づいて、広告蓄積部から広告及び広告IDを取得する広告取得部と、前記取得した広告をAV装置に対して返信する広告返信部と、広告処理情報中のメーカIDに基づいて、前記取得した広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する第三支払金算出部と、を有するサーバ装置を提供する。
また、コンテンツメタデータと関連付けられたコンテンツの選択を受付ける第三コンテンツ選択受付部と、前記選択を受付けたコンテンツに基づいて前記広告処理情報を生成する第三広告処理情報生成部と、前記広告処理情報を送信する第三送信部と、前記送信した広告処理情報に基づいてサーバ装置から返信された広告を受信する第三オンデマンド受信部と、受信した広告を再生する第三再生部と、を有するAV装置と、上記構成要件を有するサーバ装置と、からなる広告システムも提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、広告の再生媒体として従来より広告再生システムの一端を担っていたAV装置のメーカに対しても、そのメーカ製のAV装置での広告再生実績に応じて広告料を分配することができる。したがってメーカにとっては広告配信に関するサービス向上のための機能をテレビに実装するなどのインセンティブが得られることになり、ひいては広告主の利益にもつながる効果が期待できる。
実施例1の広告システムにおける広告料分配の仕組みの一例を説明するための概念図 実施例1の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例1の広告システムの支払金算出処理の一例を表す概念図 実施例1の広告システムのAV装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1の広告システムのサーバ装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1の広告システムにおける処理の一例を表すフローチャート 実施例2の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例2の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例3の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例4の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例5の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例5の広告システムの広告取得部における広告ID及び広告の取得処理の一例を表す図 実施例5の広告システムにおけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例5の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャート
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1、2、3、7について説明する。また、実施例2は、主に請求項4について説明する。また、実施例3は、主に請求項5について説明する。また、実施例4は、主に請求項6について説明する。また、実施例5は、主に請求項8、9、10、11について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例の広告システムにおける広告料分配の仕組みの一例を説明するための概念図である。この図1(a)にあるように、ユーザAのテレビ装置はインターネットを介してコンテンツ提供サーバに接続されており、ユーザAの選択した映画Xが再生されている。そして、この映画Xの間にはCM1が挿入再生されるようになっており、例えばこのCM1の再生に応じて、図1(b)に示すようにCM1の広告IDと、その再生端末であるユーザAのテレビ装置(メーカα製)のメーカIDとを紐付けた広告処理情報が生成される。
そして本実施例の広告システムでは、各家庭のテレビなどで生成された上記広告処理情報をサーバ装置にて収集することで、例えば図1(c)の円グラフで示すようなCM1に関するテレビ装置メーカα、β、γごとの再生実績を算出する。そして、例えばCM1の全広告料1000万円のうち100万円がメーカに支払われる広告料とすると、本実施例の広告システムでは、その再生実績に応じてメーカαに35万円、メーカβに25万円、メーカγに40万円が支払われる。また図示していないその他のCM2,3、・・・についても同様にメーカごとの再生実績を算出し、その再生実績に応じて広告料が各メーカに支払われる、という具合である。
<機能的構成>
図2は、本実施例の広告システムを構成する各装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の広告システムは、「AV装置」(0200)と、「サーバ装置」(0210)と、からなる。なお、「AV装置」とは家庭内で利用されるオーディオ・ビジュアル用の再生装置であって、例えばテレビ装置や次世代DVDなどのレコーダ・プレーヤ、PC(パーソナルコンピュータ)装置などが挙げられる。そして、このようなAV装置上ではCMを含むテレビ放送コンテンツ、広告映像を含む次世代DVDなどの販売パッケージコンテンツ、あるいは広告画像などを含むインターネット配信コンテンツが再生される、という具合である。
なお以下に記載する各装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。
そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。また、この発明は広告システムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
以下、図2を用いて本実施例の広告システムを構成する「AV装置」と「サーバ装置」の構成要件について詳細に説明する。まず、この図に示すようにAV装置は、「送信部」(0201)を有する。
「送信部」(0201)は、広告IDとメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を送信する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、送信プログラムなどによって実現できる。なお、「広告ID」とはAV装置上で再生される広告を識別する情報をいう。しかし一般的に広告は、前述のようにその他エンターテインメント系のコンテンツなどとともに(コンテンツの間などに挿入されて)再生されユーザに視聴されることが多い。そこで、例えばコンテンツとそれに含まれる広告の関連付けをIDテーブルなどを利用して一意に特定できるのであれば、送信部は広告IDに替えてコンテンツIDを取得し、メーカIDと関連付けて送信するよう構成しても良い。また、その「コンテンツID」は、コンテンツを識別するための任意の文字列情報のほか、例えばコンテンツタイトルなどであっても良い。また、コンテンツが放送番組コンテンツであれば、放送チャンネルと放送日時情報などであっても良い。
また、「メーカID」とは、自装置メーカを識別可能な情報をいい、直接メーカを識別する情報のほか、従来よりメーカによって付与管理されている「機器固有ID」などを替わりに利用しても良い。この場合も両IDを関連付けたIDテーブルなどを利用して一意に特定できるよう構成すると良い。そして、このようなメーカIDを例えば内蔵フラッシュメモリなどに蓄積しておき、必要に応じて上記広告IDやコンテンツIDと紐付けて広告処理情報として送信する、という具合である。
なお、この広告処理情報がAV装置からサーバ装置に送信されるタイミングは、実施例2や実施例4などで後述するように様々であって良い。すなわちインターネット配信のようなオンデマンド型の広告システムにおいては、この広告処理情報をその配信リクエストとして送信する構成とし、ユーザによるオンデマンド再生コンテンツの選択に応じて(広告再生の前に)広告処理情報を生成し送信するというタイミングが挙げられる。あるいはテレビ放送のような同報送信型の広告システムにおいては、そのCMが再生表示されるたびに(広告再生の後で)広告処理情報を生成、蓄積し、所定のタイミングで集計情報として送信するといったタイミングが挙げられる。
また、オンデマンド型の広告システムであっても、放送型と同様に広告再生の後でAV装置が広告処理情報を生成、蓄積し、所定のタイミングで集計情報として送信するよう構成しても良い。このような構成とすれば、広告がAV装置上で再生表示されたことを条件として広告処理情報を集計することができ、例えばAV装置からはコンテンツリクエストのみがあって広告再生がなされない場合を集計の対象外として無用な広告料の分配を防ぐことができる。
そして、いずれの場合でも本実施例の広告システムでは、広告を含むコンテンツあるいは広告そのものの配信リクエストや再生表示に応じて上記広告処理情報を生成し、所定のタイミングでサーバ装置に送信することで、広告ごとのメーカ別再生実績をカウントすることができる。
つづいて図2に示す「サーバ装置」(0210)の構成要件について説明する。この図にあるように、本実施例の広告システムを構成するサーバ装置は、「受信部」(0211)と、「支払金算出部」(0212)と、を有する。「受信部」(0211)は、広告処理情報を受信する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、受信プログラムなどによって実現できる。そしてサーバ装置では、ここで受信した各AV装置からの広告処理情報を蓄積などして集計する、という具合である。
「支払金算出部」(0212)は、広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、支払金算出プログラムなどによって実現できる。具体的に、図3に示すように各AV装置から送信された広告処理情報に含まれる広告IDとメーカIDを参照して、広告IDごとにメーカID別の再生回数などを集計する。つづいて、それらを合計してCMごとの総再生回数などを算出する。そしてCMごとに各メーカの再生回数/総再生回数を演算し、例えばCM1であればメーカα製テレビでの再生が25%、メーカβ製テレビで15%、メーカγ製テレビで30%、・・・という具合にメーカごとの再生割合を算出する。そして、CM1の広告料のうちのメーカに支払われる分を、前記算出した割合に応じて分配することでメーカIDごとの支払金を算出する。また、その他のCM2、CM3、・・・についても同様にして再生割合に応じてメーカIDごとの支払金を算出する、という具合である。
なお、分配対象となる広告料は従来のテレビ広告のようにその再生回数などに係らず固定として、その中の例えば1割をAV装置のメーカで分配する構成としても良い。あるいは、広告処理情報を利用してCMの実際の再生回数などをカウントし、その回数に応じて広告料が従量的に決定され、その中の例えば1割をAV装置のメーカで分配する構成としても良い。
また、前述のように広告処理情報には広告IDの替わりにコンテンツIDが含まれているケースもある。その場合には、「コンテンツID−広告IDテーブル」などを参照して、コンテンツIDを広告IDに変換する処理を行うよう構成すると良い。なお、一のコンテンツに複数の広告が含まれる場合には、このテーブルにて一のコンテンツIDに対して複数の広告IDが関連付けられるよう構成すると良い。
また、前述のように広告処理情報中にはメーカIDの替わりに機器固有IDが含まれているケースもあり得る。その場合にも、同様に「メーカID−機器固有IDテーブル」をサーバ装置にて予め保持しておき、当該テーブル情報を参照して機器固有IDからメーカIDの取得処理を行うよう構成すると良い。
以上のように本実施例の広告システムでは、広告の再生媒体であるAV装置のメーカIDと関連付けてCMの再生回数などを集計することで、CMごとにメーカ別の再生実績を算出し、それに応じて広告料を各メーカに分配することができる。
<その他の機能的構成>
また、本実施例のサーバ装置やAV装置からなる広告システムは、広告と合わせて再生されるコンテンツの配信元に対しても広告料が支払われるよう、広告処理情報にコンテンツ配信元IDを含み送受信する構成としても良い。
具体的にサーバ装置は、上記構成に加えて、受信部が「コンテンツ配信元受信手段」を有し、支払金算出部が「コンテンツ配信元支払金算出手段」を有する。
「コンテンツ配信元受信手段」は、コンテンツ配信元IDを、前記広告IDとメーカIDに加えて関連付けた広告処理情報を受信する機能を有する。「コンテンツ配信元ID」とは、前記広告IDで識別される広告と合わせて前記AV装置にて再生されるコンテンツの配信元を識別するための情報をいい、例えばコンテンツの配信プロバイダのIDや、放送局IDなどが挙げられる。
「コンテンツ配信元支払金算出手段」は、さらに広告処理情報中のコンテンツ配信元IDに基づいて広告IDと関連付けてコンテンツ配信元IDごとの支払金も算出する機能を有する。このようにして、メーカに加えて、従来どおりコンテンツの配信元であるコンテンツプロバイダや放送局などに対しても広告料を分配支払することができる。
また、上記サーバ装置にてコンテンツ配信元IDを含む広告処理情報を受信するためには、その広告処理情報の送信主体であるAV装置にてコンテンツ配信元IDを取得する必要がある。そこで、AV装置にてコンテンツ配信元IDを取得する方法としては以下のような方法が挙げられる。すなわち、コンテンツがオンデマンド型のコンテンツであれば、例えばAV装置上でコンテンツを選択する際のリスト情報内などに、コンテンツプロバイダを識別するIDをコンテンツ配信元IDとして含む構成とし、コンテンツ選択時に取得する方法が挙げられる。またコンテンツが放送型コンテンツであれば、そのチャンネル情報や地域情報などから放送局を識別する情報をコンテンツ配信元IDとして取得する方法が挙げられる。
そしてAV装置では、このようにして取得したコンテンツ配信元IDを、広告IDとメーカIDと関連付けて広告処理情報としてサーバ装置に所定のタイミングで送信する、という具合である。
<ハードウェア構成>
図4は、上記AV装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図である。また図5は、上記サーバ装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図である。この図を利用してメーカ別の広告支払金の算出処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
まず、AV装置に関して以下に説明する。この図4にあるように、AV装置は、送信部に係る演算処理やその他の各種演算処理を実行するための「CPU」(0401)と、「主メモリ」(0402)と、を備えている。またメーカIDなどを保持する「フラッシュメモリ」(0403)や、ユーザからの各種操作入力を受け付ける「UI(ユーザ・インターフェース)」(0404)、広告を再生表示するための「ディスプレイ」(0405)、そしてネットワークを介してサーバ装置と通信するための「通信回路」(0406)、も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」にはプログラムが読み出され、「CPU」は読み出された当該プログラムを参照し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。また、この「主メモリ」や「フラッシュメモリ」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」の演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
ここで、当該AV装置はインターネットを介して動画コンテンツの提供サーバにアクセスし、受信したオンデマンド型のコンテンツ選択画面を「ディスプレイ」上に表示している。なお、ここで選択可能なコンテンツは、複数の広告動画などが含まれたコンテンツでも良いし、広告コンテンツそのものでも良い。そして、「UI」にてコンテンツの選択操作を受付けると、「CPU」は送信プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがって、前記選択されたコンテンツの例えばタイトルなどをコンテンツID(コンテンツが広告そのものであれば広告ID)として「主メモリ」のアドレス1に格納する。つづいて、「フラッシュメモリ」に保持されている自身の機器固有IDをメーカIDとして「主メモリ」のアドレス2に読み出す。そして、そのコンテンツIDと機器固有ID(メーカID)とを紐付けて広告処理情報を生成し、コンテンツの配信リクエストとして動画コンテンツの提供サーバなど宛に「通信回路」を介して送信する。そして、送信した配信リクエストである広告処理情報に応じて返信された広告を含むコンテンツ(あるいは広告そのもの)を「通信回路」にて受信し、「ディスプレイ」に再生表示する、という具合である。
あるいは上記「UI」にて受付けるユーザ操作は、図示しない「チューナ」を制御するためのチャンネル切替操作であっても良い。その場合、受付けたチャンネル周波数にてチューナが制御され、当該チャンネルで同報送信されている広告を含む放送コンテンツを受信し、「ディスプレイ」にて再生表示する。そして「CPU」は別の送信プログラムの解釈結果にしたがって、「ディスプレイ」にて再生表示されているCMを含む放送番組のコンテンツIDを、例えば受信放送コンテンツのTSヘッダや電子番組表を参照して取得し、「主メモリ」のアドレス1に広告IDとして格納する。なお、TSヘッダを参照する場合、放送番組のIDではなく放送CMの広告IDを直接取得しても良い。そして「フラッシュメモリ」に保持されている機器固有ID(メーカID)を「主メモリ」のアドレス2に読み出し、両者を関連付けて広告処理情報を生成する。なお、この場合は生成した広告処理情報をすぐに送信せずに「フラッシュメモリ」などに一時的に蓄積しておいても良い。そして所定のタイミングで広告処理情報をサーバ装置宛に「通信回路」を介して送信する、という具合である。またAV装置がレコーダであれば、広告を含む録画コンテンツの選択操作を「UI」にて受付け、そのコンテンツを再生表示する際に、録画データ内のプロパティ情報などを参照してコンテンツIDを取得するよう構成すると良い。
以上のようにして本実施例のAV装置では、自身の機器固有ID(メーカID)を、広告を含むコンテンツや広告コンテンツそのものを識別するコンテンツIDと紐付けた広告処理情報としてサーバ装置に送信することができる。また、上記所定のタイミングでサーバ装置に送信する広告処理情報中には、コンテンツ配信元IDをさらに加えるよう構成しても良い。その場合、例えばコンテンツ選択画面にてコンテンツを選択した際にそのコンテンツ配信プロバイダのIDを選択画面情報内から読み出すと良い。あるいは、電子番組表を参照して、チャンネル情報や時刻情報から放送局IDを取得し、コンテンツ配信元IDとして広告処理情報に含む処理を行っても良い。
次に図5を用いて、上記のように各AV装置から送信された広告処理情報を集計し、広告IDと関連付けてメーカ別広告料の支払金を算出するサーバ装置について説明する。この図にあるように、サーバ装置は、支払金算出部であり、またその他の各種演算処理を実行するための「CPU」(0501)と、「主メモリ」(0502)と、を備えている。またID変換用などの各種テーブルデータなどを保持する「HDD」(0503)、そして受信部であり、ネットワークを介してAV装置と通信するための「通信回路」(0504)、も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここで、前記AV装置から送信された広告処理情報を「通信回路」にて受信すると、「CPU」は受信した広告処理情報に含まれるコンテンツIDを取得する。ここでサーバ装置の「HDD」には、コンテンツとともに再生される広告を示す「コンテンツID−広告IDテーブル」が保持されている。そこで「CPU」の演算処理によってコンテンツIDをキーとして当該テーブルデータの検索処理を実行し、該コンテンツとともに再生された広告の広告IDを取得する(なお、一つのコンテンツに合わせて複数の広告が再生される場合には、一つのコンテンツに関して複数の広告IDが取得されても良い)。そして、前記受信した広告処理情報に含まれるコンテンツIDをその広告IDに替えてメーカIDと関連付け、「HDD」に蓄積する。
また、受信した広告処理情報が配信リクエストであって、このサーバ装置が動画提供サーバ装置も兼ねていれば、広告処理情報のコンテンツIDで示されるコンテンツをAV装置に対して返信し、AV装置上で広告を含むコンテンツを再生させる。また、AV装置にてコンテンツとは関係なく広告そのものが再生されるなどして、広告処理情報中に広告IDそのものが含まれている場合には、もちろん上記IDの変換処理は行う必要がない。
その後、例えば1ヶ月などをサイクルとして所定の時間が経過したことを検知すると「CPU」は支払金算出プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがって、その期間中に各AV装置から収集した広告処理情報の集計処理を実行する。すなわち、「CPU」は「HDD」に蓄積されている広告処理情報を「主メモリ」に読み出し、広告処理情報で示される広告IDとメーカIDを参照する。そして、例えば広告ID1に関連付けられたメーカIDαの数、メーカIDβの数、メーカIDγの数、・・・をカウントし、それぞれ「主メモリ」のアドレス1,2,3・・・に格納する。つづいて、それぞれのカウント数を「CPU」の演算処理によって合算して算出した広告ID1の総カウント数(=総再生回数や総リクエスト回数など)を、「主メモリ」のアドレス4に格納する。そしてメーカID別のカウント数を総カウント数で除し、広告ID1についてメーカID別のカウント割合を算出する。
次に、広告ID1の広告料が固定であれば、「HDD」からその固定値を読み出し「主メモリ」のアドレス5に格納する。また広告料が再生従量で決定されるのであれば、「HDD」から広告単価/回数を読み出し、前記広告ID1の総カウント回数を乗じてその広告料を算出し、「主メモリ」のアドレス5に格納する。そして「CPU」の演算処理によって、当該広告料を前記算出したメーカID別のカウント割合で除し、広告ID1についてのメーカごとの支払金を算出する。また、広告ID2、広告ID3、・・・についても同様の処理を繰り返して行い、各広告についてメーカごとの支払金を算出する、という具合である。
また広告処理情報中に、前述のようにコンテンツ配信元IDが含まれている場合には、上記メーカごとの支払金算出処理と同様にして、コンテンツ配信元IDごとに広告IDの再生回数を集計し、その分配割合を算出する処理を実行すると良い。そして、広告料のうちメーカ分を除いた金額をその分配割合で分配することで、メーカに加えコンテンツ配信元にもその広告の再生実績に応じた広告料を支払うことができる。
なお、広告処理情報がメーカIDの替わりに機器固有IDを含んでいる場合には「HDD」から「メーカID−機器固有IDテーブルデータ」を読み出し、機器固有IDをメーカIDに変換する処理を実行するよう構成すると良い。
<処理の流れ>
図6は、本実施例の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、AV装置にて広告を含むコンテンツなどの再生処理やリクエスト処理に応じて、その広告IDと、自身のメーカIDとを関連付けた広告処理情報を生成し(ステップS0601)、サーバ装置に送信する(ステップS0602)。
サーバ装置では、各AV装置から送信された広告処理情報を受信し(ステップS0611)、それをHDDなどに蓄積しておく。そして例えば所定の集計サイクルに応じて集計時刻が来たことを検知などすると、HDDに蓄積している広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する(ステップS0612)。
また、上記ステップS0601では、広告IDで識別される広告と合わせて前記AV装置にて再生されるコンテンツの配信元を識別するコンテンツ配信元IDを、さらに広告処理情報に含み送信するよう構成しても良い。その場合、サーバ装置では、さらに広告処理情報中のコンテンツ配信元IDに基づいて広告IDと関連付けてコンテンツ配信元IDごとの支払金も算出する図示しないステップを実行すると良い。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の広告システムでは、広告の再生媒体であるAV装置のメーカIDと関連付けてCMの再生回数などを集計することで、CMごとにメーカ別の再生実績を算出することができる。したがって、AV装置のメーカに対しても、自社製AV装置での広告再生実績に応じて広告料を分配することができる。そして、この分配金の支払いによって、メーカにとっては広告配信に関するサービス向上のための機能をテレビに実装するなどのインセンティブが得られることになり、ひいては広告主の利益にもつながる効果が期待できる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、広告を含むコンテンツ配信をオンデマンドによって行うことを特徴とする広告システムである。具体的に、オンデマンドによる広告システムでは、ユーザが配信を希望する広告を含むコンテンツを選択し、その配信リクエストを動画提供サーバに対して送信する必要がある。そこで本実施例の広告システムでは、サーバ装置をコンテンツの提供サーバと論理的に一体とし、配信リクエストとしてコンテンツID(広告ID)とメーカIDを含む広告処理情報を受信するよう構成する、という具合である。
<機能的構成>
図7は、本実施例の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお、本実施例の「サーバ装置」(0710)については、上記実施例にて記載したものと同様であるので、その説明は省略する。そして、この図にあるように、本実施例の「AV装置」(0700)は、「送信部」(0701)と、「第一コンテンツ選択受付部」(0702)と、「第一広告処理情報生成部」(0703)と、「オンデマンド受信部」(0704)と、「第一再生部」(0705)と、を有する。なお、「送信部」は上記実施例にて記載済みであるので、その説明は省略する。
「第一コンテンツ選択受付部」(0702)は、広告を含むコンテンツの選択を受付ける機能を有し、例えばCPUや主メモリ、GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を含むコンテンツ選択受付プログラムなどによって実現できる。具体的には、例えばコンテンツ提供サーバ装置から配信可能なコンテンツのリストを受信し、ディスプレイに表示する。そして、そのリストの中からユーザが選択したコンテンツの識別情報を受付ける、という具合である。
なお、「広告を含むコンテンツ」とは、例えば、動画コンテンツの始まりや終わり、あるいは間に広告動画コンテンツが挿入再生される形態が挙げられる。またその他にも、コンテンツを再生表示する枠と、テキスト・画像を含む広告コンテンツを表示する枠を同一画面内にレイアウトして両者を表示する形態、あるいは広告をポップアップなど別ウィンドウで表示する形態なども挙げられる。あるいは、前述のようにコンテンツが広告コンテンツそのものであっても良い。
「第一広告処理情報生成部」(0703)は、受付けた選択に基づいて広告処理情報を生成する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、第一広告処理情報生成プログラムなどで実現できる。具体的に、前記コンテンツ選択受付部にてコンテンツID:C001が受付けられた場合、自身の機器固有ID(メーカID)「M001」をフラッシュメモリなどから読み出し、当該ID「C001」に関連付けて広告処理情報を生成する、という具合である。そして本実施例では、このようにユーザによって選択されたコンテンツのIDを含み生成された広告処理情報が、前述の送信部の処理によってコンテンツ配信リクエストとしてサーバ装置に送信されることになる。
「オンデマンド受信部」(0704)は、選択されたコンテンツを受信する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、オンデマンド受信プログラムなどで実現できる。具体的に、上記のコンテンツ配信リクエスト(広告処理情報)に応じてサーバ装置から返信された広告を含むコンテンツを受信する、という具合である。
「第一再生部」(0705)は、受信したコンテンツを再生する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、第一再生プログラム、あるいはそれらをワンチップ化などしたいわゆるデコーダ、およびディスプレイやスピーカなどの再生出力装置によって実現できる。もちろん受信したコンテンツは広告と合わせて再生されることになる。以上のように本実施例の広告システムでは、ユーザのコンテンツ選択に応じて広告処理情報を生成し、その広告処理情報を広告を含むコンテンツの配信リクエストとしてサーバ装置に送信することで、オンデマンド型のシステムにおいてメーカに広告料を分配することができる。
なお上記例において本発明のサーバ装置はコンテンツの動画提供サーバ装置と一体であっても良いし、別体のものであっても構わない。また両サーバ装置が別体の装置である場合には、両サーバ装置間で情報を送受信しあい連携することで、論理的に一体の装置として上記同様の処理を行うよう構成すると良い。
<処理の流れ>
図8は、本実施例の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、例えばAV装置は、コンテンツリストなど表示し広告を含むコンテンツの選択を受付ける(ステップS0801)。そして、例えばGUIを介したリモコン操作などによってコンテンツの選択を受付けると、その選択に基づいてコンテンツID(広告ID)とメーカIDとを関連付けて広告処理情報を生成し(ステップS0802)、サーバ装置に送信する(ステップS0803)。そして、送信した広告処理情報に応じて返信された広告を含むコンテンツを受信し(ステップS0804)、その広告をディスプレイなどに再生表示する(ステップS0805)。
サーバ装置では、各AV装置から送信された広告処理情報を受信し(ステップS0811)、それをHDDなどに蓄積しておく。そして例えば所定の集計サイクルに応じて集計時刻が来たことを検知などすると、HDDに蓄積している広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する(ステップS0812)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の広告システムでは、ユーザのコンテンツ選択に応じて広告処理情報を生成し、その広告処理情報を広告を含むコンテンツの配信リクエストとしてサーバ装置に送信することで、オンデマンド型のシステムにおいてメーカに広告料を分配することができる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、上記実施例2を基本として、そのコンテンツの選択をユーザの携帯端末に表示したコンテンツリストを利用して行わせることを特徴とする広告システムである。
<機能的構成>
図9は、本実施例の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお、本実施例の「サーバ装置」(0910)については、実施例1にて記載したものと同様であるので、その説明は省略する。そして、この図にあるように、本実施例の「AV装置」(0900)は、実施例2を基本として、「送信部」(0901)と、「第一コンテンツ選択受付部」(0902)と、「第一広告処理情報生成部」(0903)と、「オンデマンド受信部」(0904)と、「第一再生部」(0905)と、を有する。なお、これら構成要件については実施例2にて記載済みであるので、その説明は省略する。そして、本実施例のAV装置の特徴点は、第一コンテンツ選択受付部が「コンテンツリスト表示手段」(0906)と、「リスト選択手段」(0907)と、をさらに有する点である。
「コンテンツリスト表示手段」(0906)は、携帯端末上にコンテンツリストを表示する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、コンテンツリストによるGUIを含むコンテンツリスト表示プログラムなどで実現することができる。具体的には、広告を含むコンテンツを配信する動画提供サーバ装置からコンテンツリストを取得する。あるいは当該サーバ装置から配信可能なコンテンツの識別情報を取得し、自身でコンテンツリストを生成する。そして、そのように取得・生成したコンテンツリストを例えば赤外線通信などの近距離無線通信を利用して携帯端末に送信し、携帯端末上で当該コンテンツリストを表示させる、という具合である。なお、「携帯端末」とは、AV装置に対するコンテンツ選択操作用の入力デバイスとなる携帯型の端末装置をいい、例えば携帯電話やPHS(パーソナル・ハンディフォン・システム)、スマートフォン、あるいは表示機能付の多機能リモコンなどが挙げられる。
「リスト選択手段」(0907)は、前記コンテンツリストを利用した選択を受付ける機能を有し、例えばCPUや主メモリ、通信回路、リスト選択プログラムなどで実現することができる。このようにして、本実施例の広告システムでは、携帯端末にてユーザにコンテンツを選択させ、その選択に基づいてメーカに広告料を分配することができる。
また、本実施例では近距離無線通信などによってAV装置から携帯端末にコンテンツリストが送信される形態を例に挙げているが、それ以外にも、例えば携帯端末がコンテンツ提供サーバにインターネットなどを介してアクセスし、直接コンテンツリストを取得するよう構成しても良い。その場合、携帯端末はコンテンツ提供サーバからのコンテンツリストを利用したコンテンツの選択情報をAV装置に送信し、以降は同様の処理が実行される、という具合である。
<処理の流れ>
図10は、本実施例の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、AV装置は携帯端末に対してコンテンツリストを送信し、携帯端末上に表示させる(ステップS1001)。そしてコンテンツリストを参照し、携帯端末にて受付けたコンテンツの選択情報を受信する(ステップS1002)。すると、その選択に基づいて広告ID(コンテンツID)とメーカIDを関連付けて広告処理情報を生成し(ステップS1003)、サーバ装置に送信する(ステップS1004)。そして送信した広告処理情報に応じて返信された広告を含むコンテンツを受信し(ステップS1005)、その広告をディスプレイなどに再生表示する(ステップS1006)。
サーバ装置では、各AV装置から送信された広告処理情報を受信し(ステップS1011)、それをHDDなどに蓄積しておく。そして例えば所定の集計サイクルに応じて集計時刻が来たことを検知などすると、HDDに蓄積している広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する(ステップS1012)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の広告システムでは、携帯端末にてユーザにコンテンツを選択させ、その選択に基づいてメーカに広告料を分配することができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例も、上記実施例2や3と同様に実施例1を基本とする広告システムである。そしてその相違点は、実施例2などがオンデマンド型で広告を含むコンテンツを配信するシステムにおいて広告料をAV装置のメーカに分配するのに対して、本実施例は、テレビ放送などの同報送信により広告を含むコンテンツを配信するシステムにおいて広告料を分配することができることを特徴とする。
<機能的構成>
図11は、本実施例の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお、本実施例の「サーバ装置」(1110)については、上記実施例にて記載したものと同様であるので、その説明は省略する。そして、この図にあるように、本実施例の「AV装置」(1100)は、「送信部」(1101)と、「同報送信受信部」(1102)と、「第二再生部」(1103)と、「第二広告処理情報生成部」(1104)と、を有する。なお、「送信部」は上記実施例1にて記載済みであるので、その説明は省略する。
「同報送信受信部」(1102)は、同報送信された広告を含むコンテンツを受信する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、チューナ、復調回路、同報送信制御プログラムや、それらをワンチップ化したもので実現できる。具体的に、例えば所定周波数帯の放送波などにて同報送信されている広告を含むコンテンツをチューナにて受信する、という具合である。
「第二再生部」(1103)は、受信したコンテンツを再生する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、第一再生プログラム、あるいはそれらをワンチップ化などしたいわゆるデコーダ、およびディスプレイやスピーカなどの再生出力装置によって実現できる。そして本実施例では、このようなコンテンツに含まれる広告の再生に応じて広告処理情報が生成されることを特徴とする。
「第二広告処理情報生成部」(1104)は、前記広告の再生処理のたびに広告処理情報を生成する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、第二広告処理情報生成プログラムなどによって実現できる。具体的に、例えば受信し再生しているCMなどについて、TSヘッダなどの情報を参照しそのCMを識別する広告IDを取得する。そして取得した広告IDを、フラッシュメモリなどから読み出した自身のメーカIDと関連付けて広告処理情報を生成する、という具合である。また取得する広告IDは、その他にも例えばチャンネルと時刻情報の組み合わせであっても良いし、あるいは電子番組表で示される番組ID(コンテンツID)であっても良い。そして、サーバ装置に送信された後で、それらの情報をキーとしてデータベースを検索することで当該コンテンツに含まれる広告IDを特定する構成としても良い。そして、このように生成した広告処理情報を、例えば生成のつど又は所定の周期でサーバ装置に送信する、という具合である。
このように本実施例の広告システムでは、テレビ放送などの同報送信された広告を含むコンテンツの再生に応じて広告処理情報を生成しサーバ装置に送信することで、同報送信型のシステムにおいてメーカに広告料を分配することができる。
<処理の流れ>
図12は、本実施例の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、例えばAV装置は、チューナなどにて同報送信されている広告を含むコンテンツを受信し(ステップS1201)、ディスプレイなどに再生表示する(ステップS1202)。するとその再生に応じて広告ID(コンテンツID)とメーカIDを関連付けて広告処理情報を生成し(ステップS1203)、サーバ装置に送信する(ステップS1204)。
サーバ装置では、各AV装置から送信された広告処理情報を受信し(ステップS1211)、それをHDDなどに蓄積しておく。そして例えば所定の集計サイクルに応じて集計時刻が来たことを検知などすると、HDDに蓄積している広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する(ステップS1212)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の広告システムでは、テレビ放送などの同報送信された広告を含むコンテンツの再生に応じて広告処理情報を生成しサーバ装置に送信することで、同報送信型のシステムにおいてメーカに広告料を分配することができる。
≪実施例5≫
<概要>
本実施例は、上記実施例2や3などのようなオンデマンド型のコンテンツ配信において、予めコンテンツと広告とが紐付けられているのではなく、例えば車の映画がリクエストされると蓄積された広告の中から車のCMを選択し配信する、といった具合にコンテンツと広告の内容マッチング型の広告配信機能を備えることを特徴とする広告システムである。
<機能的構成>
図13は、本実施例の広告システムにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の広告システムは、上記実施例と同様に、「AV装置」(1300)と「サーバ装置」(1310)と、からなる。そして本実施例では「AV装置」(1300)が、「第三コンテンツ選択受付部」(1301)と、「第三広告処理情報生成部」(1302)と、「第三送信部」(1303)と、「第三オンデマンド受信部」(1304)と、「第三再生部」(1305)と、を有する。
「第三コンテンツ選択受付部」(1301)は、コンテンツメタデータと関連付けられたコンテンツの選択を受付ける機能を有する。なお「コンテンツメタデータ」とは、コンテンツの内容を示す情報や内容に関連する情報をいい、例えばレース映画などという具合に直接的に内容を示す情報のほか、コンテンツのタイトルや概要(あらすじ)情報、ジャンル情報、出演者・製作者情報、あるいは当該コンテンツの内容に合わせた想定視聴ユーザを示す視聴セグメント情報、コンテンツ内で登場する商品などを示す登場商品情報なども挙げられる。そして、例えばコンテンツ選択の際のリスト情報内などにコンテンツIDとコンテンツメタデータとを関連付けておくことで、ユーザからのコンテンツの選択に合わせてコンテンツメタデータが取得されるよう構成する、という具合である。
「第三広告処理情報生成部」(1302)は、前記選択を受付けたコンテンツに基づいて、そのコンテンツIDと、前記コンテンツメタデータと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する機能を有する。つまり、例えば車の映画に合わせて車のCMを適宜配信するなどの場合、コンテンツと広告とが予め紐付けられていない。そのためAV装置にて広告IDを特定することができず、広告IDを含む広告処理情報を送信することはできない。またAV装置からコンテンツIDを送信しても、「コンテンツID−広告IDテーブル」が存在し得ないためコンテンツIDから広告を特定することができない。そこで本実施例では、AV装置からコンテンツメタデータを含む広告処理情報を生成し送信する構成をとる。それにより後述するサーバ装置において、メタデータで示されるコンテンツの内容と、広告のメタデータとでマッチング処理を行いコンテンツの内容にあった広告を適宜抽出する、という具合である。
また、コンテンツメタデータが「タイトル名」などコンテンツを一意に識別できるもの以外の例えばジャンル情報や出演者・製作者情報などであれば、広告処理情報には別途コンテンツIDを含むよう生成し、広告処理情報でリクエストされたコンテンツを特定できるよう構成すると良い。
「第三送信部」(1303)は、前記生成した広告処理情報を送信する機能を有する。また、「第三オンデマンド受信部」(1304)は、前記送信した広告処理情報に基づいてサーバ装置から返信された広告を受信する機能を有し、「第三再生部」(1305)は、その受信した広告を再生する機能を有する。このようにして、AV装置では、オンデマンドのリクエストとして送信される広告処理情報に応じて返信された広告の再生が実行される、という具合である。
つづいて本実施例の「サーバ装置」(1310)における構成要件について説明する。図13にあるように、サーバ装置は、「第三受信部」(1311)と、「広告蓄積部」(1312)と、「広告取得部」(1313)と、「広告返信部」(1314)と、「第三支払金算出部」(1315)と、を有する。
「第三受信部」(1311)は、AV装置にて再生されるコンテンツのコンテンツIDと、前記コンテンツの内容を示すコンテンツメタデータと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する機能を有する。前述のように車の映画に合わせて車のCMを適宜配信するなどの場合、コンテンツと広告とが予め紐付けられていない。そこで本実施例のサーバ装置では、広告IDを特定するためのコンテンツメタデータを含む広告処理情報を受信する、という具合である。
「広告蓄積部」(1312)は、広告及び広告IDを、広告メタデータと関連付けて蓄積する機能を有し、例えばHDDなどの二次記憶装置によって実現することができる。なお「広告メタデータ」とは、その広告の内容を示す情報や内容に関連する情報をいい、広告対象の商品・サービス名やその商品カテゴリ情報、広告の出演者・製作者情報、商品会社情報、広告商品の想定購買対象を示す購買セグメント情報、あるいは例えばタイヤの広告であれば「車」という具合に商品の関連性などで広告を区別する商品関連性情報などが挙げられる。
「広告取得部」(1313)は、受信した広告処理情報に含まれるコンテンツメタデータと前記広告メタデータに基づいて広告及び広告IDを取得する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、広告取得プログラムなどによって実現することができる。具体的に、例えば図14に示すように、広告処理情報にはコンテンツメタデータとして、「タイトル:自動車レース」、「あらすじ:自動車で世界1週レースをするストーリーである」、「ジャンル:レース、自動車」などが含まれている。すると、例えばタイトルやあらすじを形態素解析して得られた「自動車」をキーワードとして、広告蓄積部の広告メタデータを検索する。そこで、例えばキーワードマッチング処理によって「広告商品:自動車」の広告や「広告商品:自動車保険」の広告、あるいは「広告商品:タイヤ、商品関連:車」の広告を特定し、その広告及び広告IDを取得する。またその他のコンテンツメタデータとして「出演者:X」、「視聴セグメント:30代男性」などが示されていれば、そのまま広告メタデータとの一致検索処理を行う。そして例えば「広告商品:音楽CD、演奏者:X」の広告や「広告商品:紳士服、購買セグメント:30代男性」の広告などを特定し、特定した広告及び広告IDを取得する。
そして、取得した広告IDを、その広告処理情報に含まれるメーカIDと関連付け、支払金算出のためのデータとして集計する、という具合である。
「広告返信部」(1314)は、広告取得部と、前記取得した広告を、受信した広告処理情報に応じてAV装置に対して返信する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、広告返信プログラムなどによって実現することができる。もちろん、前述のように本実施例のサーバ装置がコンテンツ提供サーバも兼ねていれば、ここで返信する広告と合わせてコンテンツを返信するよう構成すると良い。また両者が別体のサーバ装置であれば、コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得する、あるいはコンテンツ提供サーバに広告を出力して、いずれかのサーバ装置からAV装置に対して広告とコンテンツが合わせて返信されるよう構成すると良い。
「第三支払金算出部」(1315)は、広告処理情報中のメーカIDに基づいて、前記取得した広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する。なお、ここでのメーカごとの支払金の算出処理は前述のものと同様であるので、その説明は省略する。
以上のように、本実施例の広告システムによって、予めコンテンツと広告とが紐付けられていなくても、AV装置からのコンテンツ配信リクエスト(広告処理情報)によって広告を配信するとともに、AV装置ごとの再生広告数を集計し、そのAV装置のメーカに対する広告の支払金を算出することができる。
<ハードウェア構成>
図15は、本実施例の広告システムの特にサーバ装置におけるハードウェア構成の一例を表す図である。この図にあるように、本実施例のサーバ装置は、上記実施例のサーバ装置同様に、「CPU」(1501)と、「主メモリ」(1502)と、「HDD」(1503)と、「通信回路」(1504)などを備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここでまず、AV装置にて、ユーザによるコンテンツ選択操作などに応じて、そのコンテンツIDとコンテンツメタデータと、AV装置のメーカIDとを関連付け生成された広告処理情報が送信される。なお、AV装置におけるコンテンツメタデータの取得については、例えば前述のコンテンツ選択のためのリスト情報内にてコンテンツIDとコンテンツメタデータを関連付けておき、選択されたコンテンツに関するコンテンツメタデータを取得するよう構成すると良い。
そしてサーバ装置では、上記送信されたコンテンツメタデータを含む広告処理情報を「通信回路」にて受信し、「主メモリ」のアドレス1に格納する。すると、「CPU」は広告取得プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがって、まず、広告処理情報に含まれるコンテンツメタデータを取得し、「主メモリ」のアドレス2に格納する。つづいて所定のルールに従い、そのコンテンツメタデータから広告を特定するためのキーワードを抽出する。具体的には、例えばタイトルやあらすじを形態素解析し、解析された形態素の中から、予め広告特定に利用可能として登録されているキーワードに合致するものを抽出する。あるいは、コンテンツメタデータがジャンル情報や出演者・製作者情報、視聴セグメント情報などであれば、そのままキーワードとして抽出する方法も挙げられる。
そして抽出されたキーワードを利用して、「CPU」の論理演算処理による「HDD」内の広告メタデータの検索処理を実行し、配信すべき広告を特定する。そして、特定された広告およびその広告IDを「HDD」から取得し、「主メモリ」のアドレス3、4などに格納する。もちろん、複数の広告が取得されれば、それらの広告及び広告IDも同様に「HDD」から取得し、「主メモリ」の別アドレスに格納する。そして「CPU」は広告返信プログラムを解釈し、その解釈結果にしたがってAV装置に対して「主メモリ」のアドレス3などに格納されている広告を「通信回路」から送信する、という具合である。
また、メーカ別の支払金を算出するため、「主メモリ」のアドレス1に格納されている広告処理情報に含まれるメーカIDをアドレス5に読み出し、それをアドレス4などに格納されている広告IDと関連付け、集計用の新たな広告処理情報として「HDD」に蓄積する。なお、以降の支払金の算出処理については実施例1での記載と同様であるので、その説明は省略する。
<処理の流れ>
図16は、本実施例の広告システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、まず、AV装置にてコンテンツの配信リクエストの操作処理に応じて、リクエスト対象のコンテンツIDとそのコンテンツメタデータと、自身のメーカIDと、を関連付けた広告処理情報を生成し(ステップS1601)、サーバ装置に送信する(ステップS1602)。
サーバ装置ではAV装置から送信された広告処理情報を受信する(ステップS1611)と、受信した広告処理情報中のコンテンツメタデータを利用して、例えばリクエストのあったコンテンツに合わせて配信される広告を特定するためのキーワードを決定する。そして、HDDなどに保持されている図12に示すような「広告メタデータ」を参照して配信する広告を特定し、その広告および広告IDを取得する(ステップS1612)。そして、取得した広告をAV装置に返信する(ステップS1613)。
また、取得した広告IDについては、広告処理情報中のメーカIDと関連付けて(ステップS1614)HDDなどに蓄積しておく。そして例えば所定の集計サイクルに応じて集計時刻が来たことを検知などすると、HDDに蓄積している広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する(ステップS1615)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の広告システムによって、予めコンテンツと広告とが紐付けられていなくても、AV装置からのコンテンツ配信リクエスト(広告処理情報)によって広告を配信するとともに、AV装置ごとの再生広告数を集計し、そのAV装置のメーカに対する広告の支払金を算出することができる。
0200 AV装置
0201 送信部
0210 サーバ装置
0211 受信部
0212 支払金算出部

Claims (11)

  1. AV装置から、広告IDと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する受信部と、
    広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する支払金算出部と、
    を有するサーバ装置。
  2. 前記受信部は、前記広告IDで識別される広告と合わせて前記AV装置にて再生されるコンテンツの配信元を識別するコンテンツ配信元IDを、前記広告IDとメーカIDに加えて関連付けた広告処理情報を受信するコンテンツ配信元受信手段を有し、
    前記支払金算出部は、さらに広告処理情報中のコンテンツ配信元IDに基づいて広告IDと関連付けてコンテンツ配信元IDごとの支払金も算出するコンテンツ配信元支払金算出手段を有する
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記広告処理情報を送信する送信部を有するAV装置と、
    請求項1又は2に記載のサーバ装置と、
    からなる広告システム。
  4. 前記AV装置は、
    広告を含むコンテンツの選択を受付ける第一コンテンツ選択受付部と、
    受付けた選択に基づいて広告処理情報を生成する第一広告処理情報生成部と、
    選択されたコンテンツを受信するオンデマンド受信部と、
    受信したコンテンツを再生する第一再生部と、
    を有する請求項3に記載の広告システム。
  5. 前記AV装置の第一コンテンツ選択受付部は、
    携帯端末上にコンテンツリストを表示するコンテンツリスト表示手段と、
    前記コンテンツリストを利用した選択を受付けるリスト選択手段と、
    を有する請求項4に記載の広告システム。
  6. 前記AV装置は、
    同報送信された広告を含むコンテンツを受信する同報送信受信部と、
    受信したコンテンツを再生する第二再生部と、
    前記広告の再生処理のたびに広告処理情報を生成する第二広告処理情報生成部と、
    を有する請求項3に記載の広告システム。
  7. AV装置から、広告IDと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する受信ステップと、
    広告処理情報中のメーカIDに基づいて広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する支払金算出ステップと、
    を計算機に実行させるサーバ装置の動作方法。
  8. AV装置にて再生されるコンテンツのコンテンツIDと、前記コンテンツの内容を示すコンテンツメタデータと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する第三受信部と、
    広告及び広告IDを、その広告の内容を示す広告メタデータと関連付けて蓄積する広告蓄積部と、
    受信した広告処理情報に含まれるコンテンツメタデータと前記広告メタデータに基づいて、広告蓄積部から広告及び広告IDを取得する広告取得部と、
    前記取得した広告をAV装置に対して返信する広告返信部と、
    広告処理情報中のメーカIDに基づいて、前記取得した広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する第三支払金算出部と、
    を有するサーバ装置。
  9. 前記第三受信部は、AV装置にて再生されるコンテンツの配信元を識別するコンテンツ配信元IDを、前記コンテンツIDとコンテンツメタデータとメーカIDに加えて関連付けた広告処理情報を受信するコンテンツ配信元受信手段を有し、
    前記第三支払金算出部は、さらに広告処理情報中のコンテンツ配信元IDに基づいて広告IDと関連付けてコンテンツ配信元IDごとの支払金も算出するコンテンツ配信元支払金算出手段を有する
    請求項8に記載のサーバ装置。
  10. コンテンツメタデータと関連付けられたコンテンツの選択を受付ける第三コンテンツ選択受付部と、
    前記選択を受付けたコンテンツに基づいて前記広告処理情報を生成する第三広告処理情報生成部と、
    前記広告処理情報を送信する第三送信部と、
    前記送信した広告処理情報に基づいてサーバ装置から返信された広告を受信する第三オンデマンド受信部と、
    受信した広告を再生する第三再生部と、
    を有するAV装置と、
    請求項8又は9に記載のサーバ装置と、
    からなる広告システム。
  11. 広告及び広告IDを、その広告の内容を示す広告メタデータと関連付けて蓄積する広告蓄積部を有するサーバ装置の動作方法であって、
    AV装置にて再生されるコンテンツのコンテンツIDと、前記コンテンツの内容を示すコンテンツメタデータと、該AV装置のメーカを識別可能なメーカIDとを関連付けた情報である広告処理情報を受信する第三受信ステップと、
    受信した広告処理情報に含まれるコンテンツメタデータと前記広告メタデータに基づいて、広告蓄積部から広告及び広告IDを取得する広告取得ステップと、
    前記取得した広告をAV装置に対して返信する広告返信ステップと、
    広告処理情報中のメーカIDに基づいて、前記取得した広告IDと関連付けてメーカIDごとに支払金を算出する第三支払金算出ステップと、
    を計算機に実行させるサーバ装置の動作方法。
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