JP2010166475A5 - - Google Patents

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移動通信ネットワークにおける通信設定方法及び移動通信端末
本発明は、移動通信ネットワークにおける通信設定方法及びそれに使用する移動通信端末に関する。
近年、移動通信システムにおいては、移動通信端末の所有者(ユーザー)が自由に設置可能な小型基地局(例えばフェムトセル)について提案されている。しかし、これまでの提案による小型基地局は、まだ解決されない問題を含んでいる。例えば、このような小型基地局については、移動通信ネットワーク側でその設置場所を特定することができないため、小型基地局と従来の公衆基地局の間で、隣接セル情報を設定することができない。このために起こる問題を、図1を用いて説明する。
図1において、公衆基地局0のエリアに在圏している移動通信端末(A地点、B地点、C地点のいずれか)が、課金やサービス提供面で優れる隣接する小型基地局1のエリアに在圏するためには、ユーザーの操作により小型基地局1をサーチするか、または定期的に小型基地局1をサーチするしかない。前者のサーチはユーザーに負担を強いることになり、後者のサーチは移動通信端末の消費電力を増加させる問題がある。
なお、後者のサーチについては、移動通信端末が小型基地局1の設置場所をGPS測位により予め記憶しておき、小型基地局1が存在する可能性の高い場所(B地点やC地点)でのみ小型基地局をサーチする方法が考えられている。しかし、この方法はGPS測位を定期的に行う必要があるため、処理負荷の問題と消費電力の問題を解決できず、また精度の高いGPS測位が必要となる。
一方、小型基地局1のエリアに在圏中に周辺に存在する公衆基地局0を予め記憶することで、公衆基地局0に在圏中に公衆基地局0からの受信レベルが劣化した場合に(例えばC地点)に小型基地局1をサーチする方法も考えられている。しかし、この方法は電波環境によっては存在するはずの小型基地局1のエリアに在圏できない問題がある(例えばB地点では小型基地局1をサーチしない)。さらに、この方法では、小型基地局2のように公衆基地局0との間が圏外エリアであった場合には公衆基地局0を予め記憶できない。このため、移動通信端末が公衆基地局0のエリア(例えばA地点)からE地点、F地点へと移動した場合に、小型基地局2のサーチに時間がかかってしまう問題がある。
また、現状では、小型基地局1のエリアに在圏している移動通信端末(例えばD地点)が、小型基地局1の在圏エリア外かつ公衆基地局0のエリア内(例えばA地点)に移動する場合、隣接する公衆基地局0の情報を利用してハンドオーバー(またはセル再選択)を行う仕組みがない。このため、移動通信端末は一度圏外状態に遷移してから、公衆基地局0をサーチすることになり、連続したネットワークサービスを受けられず、公衆基地局0のエリアに在圏するまでに時間がかかってしまう問題がある。
また、複数の小型基地局間でも隣接セル情報を設定することができないため、移動通信端末が小型基地局間を移動する場合においても、上記同様の問題が発生する。
本発明は、移動通信システムにおける移動通信端末のユーザーの利便性を向上させるとともに、移動通信ネットワークの効率的なセル設計の支援を図ろうとするものである。
本発明の第1の態様によれば、移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける通信設定方法において、移動通信端末はある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶し、前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合には、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する、ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける通信設定方法において、前記移動通信端末はタイマー機能を有し、該移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに前記タイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおいて、前記移動通信端末はある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶し、前記移動通信端末はまた、前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する、ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末が提供される。
本発明の第4の態様によれば、移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおいて、当該移動通信端末はタイマー機能を有し、該移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに前記タイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末が提供される。
本発明の第5の態様によれば、移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける前記移動通信端末に搭載されたコンピュータに通信設定処理を実行させるためのプログラムであって、前記移動通信端末がある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する処理と、前記移動通信端末が前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する処理と、を実行させるためのプログラムが提供される。
本発明の第6の態様によれば、移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける前記移動通信端末に搭載されたコンピュータに通信設定処理を実行させるためのプログラムであって、当該移動通信端末が前記公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに内蔵したタイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する処理、を実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、移動通信端末および移動通信ネットワークは、ユーザーが自由に設置する小型基地局のエリア情報(公衆基地局との位置関係や無線状況)を知ることができる。これにより、移動通信端末は面倒なユーザー操作や、処理負荷および消費電流の大きなGPS測位などを用いずに、課金やサービス面で優れる小型基地局のエリアに優先的に素早く在圏することができる。
また、移動通信端末が公衆基地局と小型基地局の間で移動した場合にも、シームレスに、または最短の中断時間でネットワークサービスを受け続けることができる。
移動通信端末が、一般的な手法により小型基地局や公衆基地局との間で通信を行なう場合の問題点を説明するための図である。 移動通信端末が、本発明により公衆基地局や小型基地局との間で通信を行なう場合の制御動作の概略を示した図である。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明が適用される移動通信端末の構成例を説明するための図である。
図12を参照して、本発明が適用される移動通信端末の構成例について説明する。
公衆基地局や小型基地局との間の無線信号の送受信はアンテナ部11を通して行なわれる。無線部12は、無線信号の変復調を行う。サーチ部13は、公衆基地局や小型基地局をサーチし、各基地局(公衆基地局、小型基地局)の受信レベルの測定を行う。なお、小型基地局というのは、前述したように、移動通信端末の所有者(ユーザー)が自由に設置可能な小型基地局(例えばフェムトセル)のことである。
受信部14は、受信データの処理(エラー訂正など)を行う。送信部15は、送信データの処理(符号化など)を行う。
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)(コンピュータ)等で実現され、上述した各ブロックの制御を行う。制御部16は特に、各基地局の受信レベルの判定、隣接セルかどうかの判定、隣接セル情報の作成及びメモリ部17への保存と読み出し、隣接セル情報の移動通信ネットワークへの送信、各基地局への在圏可否の判定、圏外時間の監視など、本発明に関する制御全般を行う。
メモリ部17は、制御用のデータ、ユーザーデータなどを保存する。メモリ部17は特に、隣接セル情報、各基地局への在圏可否情報、予め設定する圏外状態の経過時間情報などを保存する。メモリ部17には更に、制御部16による制御動作実行のための制御プログラムが保存されている。制御部16は、制御動作実行に際しては、メモリ部17から制御プログラムを読み出し、以降で説明される制御動作を実行する。
本発明は以下のような構成の移動通信ネットワークに適用されるが、以下の構成はあくまでも一例にすぎない。本発明の要旨は、移動通信ネットワークを構成する個々の要素(一部を除く)よりもむしろ移動通信端末にあり、それゆえ、以降で説明する移動通信端末の制御動作に関連して移動通信端末以外(サーバー、無線基地局制御部等)で実行される制御動作の動作主体は、まとめて移動通信ネットワークであるものとして説明する。
サーバー:アプリケーションや移動通信端末のユーザー管理などを行なうものであり、本発明に関連する動作としては、公衆基地局、小型基地局の情報を集計して、データベース化し、小型基地局のエリア情報を特定する動作を実行する。
コアネットワーク:例えば3GPP(Third Generation Partnership Project)で言えば、MSC(Mobile Switching Center)、SGSN(Serving GPRS Support Node)、GGSN(Gateway GPRS Support Node)が該当する。
無線基地局制御部:例えば3GPPで言えば、RNC(Radio Network Controller)が該当し、本発明に関連する動作としては、移動通信端末から送信された隣接セル情報から公衆基地局、小型基地局の情報を解析し、上位(サーバー)へ通知する動作、サーバーで特定した小型基地局のエリア情報を移動通信端末に送信する動作などを実行する。
無線基地局(公衆基地局、小型基地局):移動通信端末との間で無線信号の送受信を行なう。
移動通信端末:以下に説明する制御動作(通信設定動作を含む)を実行する。
図2〜図11を用いて本発明による制御動作の実施形態について説明する。図2は、移動通信端末が、公衆基地局0や小型基地局1、2等との間で通信を行なう場合の制御動作の概略を示した図である。また、図3〜図11はそれぞれ、図2に示された制御動作の流れを説明するためのフローチャートである。以降で説明する制御動作は図12の制御部16の制御のもとに実行されるが、以降の動作説明においては制御部16の記載を省略している。
(1)図3を参照して、移動通信端末は、小型基地局1のエリアに在圏中(図3のステップS31)、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局0をサーチする(図3のステップS32)。サーチの結果、公衆基地局0を検出すると(図3のステップS33のYes)、検出した公衆基地局0を小型基地局1の隣接セル情報として端末内(すなわちメモリ部17)に記憶する(図3のステップS34)。このように、移動通信端末は、図2のB地点またはC地点で公衆基地局0の検出が可能である。
(2)公衆基地局0を検出(図3のステップS35)した後、移動通信端末は公衆基地局0のエリアへの在圏に成功した場合(図3のステップS36のYes)、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、上記(1)の記憶を元に、小型基地局1を公衆基地局0の隣接セル情報として端末内に記憶する(図3のステップS37)。一方、移動通信端末は公衆基地局0のエリアへの在圏に失敗した場合(図3のステップS36のNo)は、上記(1)で記憶した小型基地局1の隣接セル情報から公衆基地局0を削除する(図3のステップS38)。これは、在圏できない基地局を記憶する意味がないからである。
(3)図4を参照して、移動通信端末は公衆基地局0のエリアへの在圏に成功して在圏中(図4のステップS41)に圏外状態へ遷移すると(図4のステップS42)圏外状態のタイマーを起動(図4のステップS43)する。このために、移動通信端末はタイマー機能を有し、その電源を切らずにタイマーによりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態(図4のステップS44のNo)を経て、小型基地局2のエリアに在圏した場合(図4のステップS45のYes)、以前に在圏していた公衆基地局0を小型基地局2の隣接セル情報として端末内に記憶する(図4のステップS46)。
なお、ステップS43においては、移動通信端末が圏外状態で静止している(一箇所に留まっている)ことも考慮し、移動通信端末に内蔵させた加速度センサーなどにより移動通信端末の移動状況を推測、つまり移動通信端末が移動状態にあるかどうかを検出し、当該移動通信端末が静止状態にある場合にはその静止時間を考慮して上記の一定時間を調整することも可能である。いずれにしてもステップS41以降の動作は、図2の公衆基地局0のエリア内のA地点から圏外のE地点を経て小型基地局2のエリア内のF地点に移動するような場合を想定している。
(4)その後、移動通信端末は公衆基地局0のエリアに戻って在圏中(図4のステップS47)、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、上記(3)の記憶を元に、小型基地局2を公衆基地局0の隣接セル情報として端末内に記憶する(図4のステップS48)。
(5)上記(1)、(2)の公衆基地局0と小型基地局1は、無線環境的に隣接セルの関係にあるが、上記(3)、(4)の公衆基地局0と小型基地局2は、無線環境的には間に圏外エリアを挟んでおり隣接セルの関係に無い。このため、端末内に記憶する際は、この関係の差異を区別する。例えば(1)、(2)の場合は「隣接セルの関係にある」というフラグを立て(図3のステップS34、S37)、(3)、(4)の場合は「隣接セルの関係にない」というフラグを立てる(図4のステップS46、S48)。
(6)上記(3)では公衆基地局0のエリアに在圏中に周辺をサーチして検出した別の公衆基地局01(図示しない)についても、小型基地局2の隣接セル情報として端末内に記憶しても良い。この場合、上記(4)では公衆基地局1に在圏中、小型基地局2を公衆基地局1の隣接セル情報として端末内に記憶する。
(7)図5を参照して、移動通信端末は公衆基地局0のエリアに在圏中(図5のステップS51)、端末内に記憶されたその公衆基地局0の隣接セル情報を参照し、隣接セル情報に設定されている小型基地局を、公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし(図5のステップS52)、小型基地局を検出した場合(図5のステップS53のYes)には優先的に検出した小型基地局のエリアに在圏する(図5のステップS54)。これにより、面倒なユーザー操作や処理負荷のかかるGPS測位を行なうことなく、また在圏中の公衆基地局の無線環境が良好であっても、課金やサービス提供面で優れる、隣接する小型基地局を利用することが可能となる。この場合は上記(5)で「隣接セルの関係にある」と判定した小型基地局のみを対象とすることが望ましい。以上の動作は、公衆基地局0から小型基地局1に移動するような場合についてである。
なお、上記で優先的にサーチした小型基地局を検出できなかった場合(図5のステップS53のNo)は、その他の公衆基地局(在圏中の公衆基地局の隣接セル情報に含まれる公衆基地局)をサーチ(図5のステップS55)し、公衆基地局を検出した場合(図5のステップS56のYes)は検出した公衆基地局のエリアに在圏する。一方、ステップS56において公衆基地局も検出できなかった場合は、ステップS53に戻って再び隣接セル情報に設定されている小型基地局をサーチする。そして、小型基地局のエリア、公衆基地局のエリアのいずれかに在圏するまで上記の動作を繰り返す。図5のステップS55、S56は、以降で説明される図6のステップS67、S68、図7のステップS76、S77、図8のステップS86、S87、図9のステップS98、S99、図10のステップS108、S109についても同様である。それゆえ、図6〜図10の上記ステップについては説明が省略される。
(8)図6を参照して、上記(7)で移動通信端末が公衆基地局を利用して通信中(図6のステップS61)の場合は、隣接セル情報に記憶されている小型基地局を、公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし(図6のステップS62)、小型基地局を検出したら(図6のステップS63のYes)、検出した小型基地局を公衆基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する(図6のステップS64)。なお、報告にはMeasurement Reportメッセージなど、従来と同じ方法を用いることができる。移動通信ネットワークは移動通信端末から報告された隣接セル情報をもとに小型基地局へのハンドオーバー指示を行い(図6のステップS65のYes)、公衆基地局で通信中の移動通信端末を小型基地局へハンドオーバーさせる(図6のステップS66)。
これにより、移動通信端末は課金やサービス提供面で優れる小型基地局を利用することができる。一般的に、小型基地局はそのエリアに在圏可能な移動通信端末を制限することができるが、上記(1)、(2)により在圏可能な移動通信端末のみが本動作を実行するため、無駄なハンドオーバー処理は発生しない。以上の動作も公衆基地局0から小型基地局1に移動するような場合についてである。
(9)図7を参照して、移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏中(図7のステップS71)、公衆基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合(図7のステップS72)、端末内に記憶されたその公衆基地局の隣接セル情報を参照し、隣接セル情報に設定されている小型基地局を、公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし(図7のステップS73)、小型基地局を検出した場合(図7のステップS74のYes)には優先的に、検出した小型基地局のエリアに在圏する(図7のステップS75)。
これにより、公衆基地局と小型基地局が無線環境的に間に圏外エリアを挟んでいて隣接セルの関係にない場合でも、近くにある小型基地局を従来よりも高速にサーチすることができ、課金やサービス提供面で優れる小型基地局をすぐに利用することが可能となる。この場合は上記(5)で隣接セルの関係にあると判定した小型基地局に加えて、隣接セルの関係にないと判定した小型基地局も含めて対象とする。以上の動作は、公衆基地局0や別の公衆基地局01から小型基地局2に移動するような場合についてである。
(10)図8を参照して、移動通信端末は小型基地局のエリアに在圏中(図8のステップS81)、課金やサービス提供面で優れる小型基地局を利用し続けることが望ましいが、小型基地局からの受信レベルが劣化する場合や圏外状態に遷移する場合がある。小型基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合(図8のステップS82)、移動通信端末は端末内に記憶されたその小型基地局の隣接セル情報を参照し、隣接セル情報に設定されている公衆基地局を、他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし(図8のステップS83)、公衆基地局を検出した場合(図8のステップS84のYes)にはすぐに検出した公衆基地局のエリアに在圏する(図8のステップS85)。これにより、近くにある公衆基地局を従来よりも高速にサーチすることができ、ネットワークサービスを受けられない時間を短縮することが可能となる。この場合は上記(5)で隣接セルの関係にあると判定した公衆基地局に加えて、隣接セルの関係に無いと判定した公衆基地局も含めて対象とする。以上の動作は、小型基地局1や小型基地局2から公衆基地局0に移動するような場合についてである。
(11)図9を参照して、上記(10)で移動通信端末が小型基地局を利用して通信中の場合(図9のステップS91)は、課金やサービス提供面で優れる小型基地局を利用し続けることが望ましいが、小型基地局からの受信レベルが劣化して通信が切断する場合がある。受信レベルが劣化して通信が切断した場合(図9のステップS92)、移動通信端末は端末内に記憶されたその小型基地局の隣接セル情報を参照し、隣接セル情報に設定されている公衆基地局を、他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチする(図9のステップS93)。移動通信端末は、サーチの結果、公衆基地局を検出した場合(図9のステップS94の0Yes)、公衆基地局へ再接続を要求し(図9のステップS95)、移動通信ネットワークから公衆基地局への再接続指示がある(図9のステップS96のYes)と、移動通信端末はすぐに自動的に再接続(通信の再確立)を試みる(図9のステップS97)。これにより、近くにある公衆基地局を従来よりも高速にサーチし自動的に通信を継続することができ、通信の中断時間を最小限にすることが可能となる。特に、緊急呼などの重要な通信の場合に有効である。この場合は上記(5)で隣接セルの関係にあると判定した公衆基地局に加えて、隣接セルの関係に無いと判定した公衆基地局も含めて対象とする。以上の動作は、小型基地局1や小型基地局2から公衆基地局0に移動するような場合についてである。
(12)図10を参照して、移動通信端末が小型基地局を利用して通信中(図10のステップS101)、小型基地局との通信を切断したくない場合(緊急呼など重要な通信の場合)、移動通信端末は通信切断より前に(通信中に受信レベルが劣化した場合など)(図10のステップS102)、端末内に記憶されたその小型基地局の隣接セル情報を参照し、隣接セル情報に設定されている公衆基地局{ただし、上記(5)で無線環境的に隣接セルの関係にあるとして記憶されているものに限る}を、他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチする(図10のステップS103)。移動通信端末は、サーチの結果、公衆基地局を検出したら(図10のステップS104のYes)、検出した公衆基地局を小型基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する(図10のステップS105)。報告にはMeasurement Reportメッセージなど従来と同じ方法を用いることができる。移動通信ネットワークは移動通信端末から報告された隣接セル情報をもとに公衆基地局へのハンドオーバーを指示(図10のステップS106のYes)し、小型基地局で通信中の移動通信端末を公衆基地局へハンドオーバーさせる(図10のステップS107)。これにより、移動通信端末は重要な通信を切断することなく継続することができる。以上の動作は、小型基地局1や小型基地局2から公衆基地局0に移動するような場合についてである。
(13)図11を参照して、移動通信ネットワークは上記(8)や(12)で移動通信端末から隣接セル情報の報告を受信(図11のステップS111)し、受信した隣接セル情報が小型基地局に関する情報である(図11のステップS112)と、移動通信端末の所有者(ユーザー)が自由に設置した小型基地局の位置を特定する。具体的には、移動通信ネットワークは複数の移動通信端末からの、上記(8)で公衆基地局の隣接セル情報として報告された小型基地局の情報(受信レベルを含む)、上記(12)で小型基地局の隣接セル情報として報告された公衆基地局の情報(受信レベルを含む)を集計し、データベース化する(図11のステップS113)。移動通信ネットワークはさらに平均化処理などを施し、ネットワークで既知の公衆基地局の位置情報(セル設計情報)に対する小型基地局の相対位置や無線状況を計算する(図11のステップS114)。
(14)図11において、上記(13)により移動通信ネットワークで特定された小型基地局のエリア情報は、情報提供した移動通信端末以外を含む複数の移動通信端末で共有できるようにする。すなわち、移動通信ネットワークが、在圏した移動通信端末に向けて小型基地局のエリア情報をブロードキャスト配信したり(既存のCell Broadcast Serviceなど)、プッシュ型送信(既存のプッシュ型パケットサービスなど)したりする。または移動通信端末からの要求に従い、移動通信ネットワークがオンデマンド送信する(図11のステップS115)。これにより、移動通信端末は未知のエリア(過去に行ったことのないエリア)も含めて、常に最新の小型基地局のエリア情報を入手でき、上記(7)〜(12)のような公衆基地局と小型基地局間の移動において、最適な基地局の選択が可能となる。
(15)上記(13)により移動通信ネットワークでデータベース化された小型基地局のエリア情報は、移動通信ネットワークのセル設計にも利用する。すなわち、複数の移動通信端末から頻繁に報告される隣接セル情報や、ハンドオーバー実施回数の多い隣接セル情報を、移動通信ネットワークの局データの隣接セル情報に組み込んだり、また公衆基地局と小型基地局のエリアの隙間(圏外エリア)を埋めたりするように、基地局の送信パワーを制御する。これらにより、最適なセル設計を行うことが可能となる。
(16)以上は移動通信端末および移動通信ネットワークが公衆基地局と小型基地局の位置関係や無線状況を知ることにより、最適なセルで通信を行う方法であるが、小型基地局同士の場合にも適用できる。
以上説明してきた通信設定方法によれば、移動通信端末および移動通信ネットワークは、ユーザーが自由に設置する小型基地局のエリア情報(公衆基地局との位置関係や無線状況)を知ることができる。これにより、移動通信端末は面倒なユーザー操作や、処理負荷および消費電流の大きなGPS測位などを用いずに、課金やサービス面で優れる小型基地局に優先的に素早く在圏することができる。
また、移動通信端末が公衆基地局と小型基地局の間で移動した場合にも、シームレスに、または最短の中断時間でネットワークサービスを受け続けることができる。
また、移動通信ネットワークは収集した小型基地局のエリア情報を元に最適なセル設計を行うことができる。
以上、本発明を、いくつかの実施例を参照して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、請求項に記載された本発明の精神や範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない
(付記1)移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける通信設定方法において、
移動通信端末は、ある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶し、
前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合には、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記2)移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける通信設定方法において、
前記移動通信端末はタイマー機能を有し、
該移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに前記タイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記3)付記2に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は当該移動通信端末が移動状態にあるかどうかを検出するセンサーを備え、当該移動通信端末が静止状態にある場合にはその静止時間を考慮して前記あらかじめ設定された一定時間を調整する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記4)付記2又は3に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は前記公衆基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、付記2においてメモリに記憶した記憶情報をもとに、前記小型基地局を前記公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記5)付記1から4のいずれか1項に記載の通信設定方法において、
公衆基地局と小型基地局が無線環境的に隣接セルの関係にあると判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にある」というフラグを立て、公衆基地局と小型基地局が無線環境的に間に圏外エリアを挟んでいて隣接セルの関係に無いと判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にない」というフラグを立てる、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記6)付記1又は2に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中に周辺をサーチして検出した別の公衆基地局についても、前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記7)付記5に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記8)付記7に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は、前記公衆基地局を利用して通信中の場合は、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局を公衆基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告し、
当該報告を受けた移動通信ネットワークは、前記移動通信端末から報告された隣接セル情報をもとに前記検出した小型基地局へのハンドオーバー指示を行い、前記公衆基地局で通信中の移動通信端末を前記検出した小型基地局へハンドオーバーさせる、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記9)付記5に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中に、当該公衆基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記10)付記5に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は、前記小型基地局のエリアに在圏中、当該小型基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した公衆基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した公衆基地局)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出した場合、当該検出した公衆基地局のエリアにすぐに在圏する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記11)付記10に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末は、前記小型基地局を利用して通信中の場合は、当該小型基地局からの受信レベルが劣化して通信が切断した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した公衆基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した公衆基地局)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出した場合はすぐに検出した公衆基地局に自動的に再接続(通信の再確立)を試みる、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記12)付記11に記載の通信設定方法において、
前記移動通信端末が前記小型基地局を利用して通信中であって当該小型基地局との通信を切断したくない場合、当該移動通信端末は、通信切断するより前に、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(但し、前記「隣接セルの関係にある」と判定して記憶されているものに限る)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出したら、検出した公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告し、
報告を受けた移動通信ネットワークは、移動通信端末から報告された隣接セル情報をもとに、前記小型基地局で通信中の移動通信端末を前記検出した公衆基地局へハンドオーバーさせる、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記13)付記8又は12に記載の通信設定方法において、
前記移動通信ネットワークは、複数の移動通信端末からの、付記8において公衆基地局の隣接セル情報として報告された小型基地局の情報、あるいは付記12において小型基地局の隣接セル情報として報告された公衆基地局の情報を集計してデータベース化し、さらに平均化処理を施し、移動通信ネットワークで既知の公衆基地局の位置情報(セル設計情報)に対する小型基地局の相対位置や無線状況を計算する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法
(付記14)移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおいて、
前記移動通信端末はある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶し、
前記移動通信端末はまた、前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記15)移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおいて、
当該移動通信端末はタイマー機能を有し、
該移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに前記タイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記16)付記15に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は当該移動通信端末が移動状態にあるかどうかを検出するセンサーを備え、当該移動通信端末が静止状態にある場合にはその静止時間を考慮して前記あらかじめ設定された一定時間を調整する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記17)付記15又は16に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は前記公衆基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、付記15においてメモリに記憶した記憶情報をもとに、前記小型基地局を前記公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記18)付記14から17のいずれか1項に記載の移動通信端末において、
公衆基地局と小型基地局が無線環境的に隣接セルの関係にあると判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にある」というフラグを立て、公衆基地局と小型基地局が無線環境的に間に圏外エリアを挟んでいて隣接セルの関係に無いと判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にない」というフラグを立てる、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記19)付記14又は15に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中に周辺をサーチして検出した別の公衆基地局についても、前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記20)付記18に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記21)付記20に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は、前記公衆基地局を利用して通信中の場合は、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局を公衆基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記22)付記18に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中に、当該公衆基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記23)付記18に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は、前記小型基地局のエリアに在圏中、当該小型基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した公衆基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した公衆基地局)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出した場合、当該検出した公衆基地局のエリアにすぐに在圏する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記24)付記23に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末は、前記小型基地局を利用して通信中の場合は、当該小型基地局からの受信レベルが劣化して通信が切断した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した公衆基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した公衆基地局)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出した場合はすぐに検出した公衆基地局に自動的に再接続(通信の再確立)を試みる、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記25)付記24に記載の移動通信端末において、
当該移動通信端末が前記小型基地局を利用して通信中であって当該小型基地局との通信を切断したくない場合、当該移動通信端末は、通信切断するより前に、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(但し、前記「隣接セルの関係にある」と判定して記憶されているものに限る)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出したら、検出した公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する、
ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末
(付記26)移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける前記移動通信端末に搭載されたコンピュータに通信設定処理を実行させるためのプログラムであって、
前記移動通信端末がある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する処理と、
前記移動通信端末が前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する処理と、
を実行させるためのプログラム
(付記27)移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける前記移動通信端末に搭載されたコンピュータに通信設定処理を実行させるためのプログラムであって、
当該移動通信端末が前記公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに内蔵したタイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する処理、
を実行させるためのプログラム
(付記28)付記26に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が前記公衆基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、付記27においてメモリに記憶した記憶情報をもとに、前記小型基地局を前記公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記29)付記26から28のいずれか1項に記載のプログラムであって、
公衆基地局と小型基地局が無線環境的に隣接セルの関係にあると判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にある」というフラグを立て、公衆基地局と小型基地局が無線環境的に間に圏外エリアを挟んでいて隣接セルの関係に無いと判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にない」というフラグを立てる処理、
を実行することを特徴とするプログラム
(付記30)付記26又は27に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が、前記公衆基地局のエリアに在圏中に周辺をサーチして検出した別の公衆基地局についても、前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記31)付記29に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が、前記公衆基地局のエリアに在圏中、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記32)付記31に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が、前記公衆基地局を利用して通信中の場合は、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局を公衆基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記33)付記29に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が、前記公衆基地局のエリアに在圏中に、当該公衆基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記34)付記29に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が、前記[検出した]小型基地局のエリアに在圏中、当該小型基地局からの受信レベルが劣化した場合や圏外状態に遷移した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した公衆基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した公衆基地局)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出した場合、当該検出した公衆基地局のエリアにすぐに在圏する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記35)付記34に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が、前記小型基地局を利用して通信中の場合は、当該小型基地局からの受信レベルが劣化して通信が切断した場合、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した公衆基地局に加えて前記「隣接する関係に無い」と判定した公衆基地局)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出した場合はすぐに検出した公衆基地局に自動的に再接続(通信の再確立)を試みる処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
(付記36)付記35に記載のプログラムであって、
当該移動通信端末が前記小型基地局を利用して通信中であって当該小型基地局との通信を切断したくない場合、当該移動通信端末は、通信切断するより前に、当該移動通信端末内のメモリに記憶された当該小型基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている公衆基地局(但し、前記「隣接セルの関係にある」と判定して記憶されているものに限る)を他の公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する公衆基地局を検出したら、検出した公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する処理、
を更に実行させることを特徴とするプログラム
11 アンテナ部
12 無線部
13 サーチ部
14 受信部
15 送信部
16 制御部
17 メモリ部

Claims (10)

  1. 移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける通信設定方法において、
    移動通信端末はある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶し、
    記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合には、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法。
  2. 移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおける通信設定方法において、
    前記移動通信端末はタイマー機能を有し、
    該移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに前記タイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける通信設定方法。
  3. 移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおいて、
    前記移動通信端末はある小型基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、周辺に存在する公衆基地局をサーチし、検出した公衆基地局を前記ある小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶し、
    前記移動通信端末はまた、前記検出した公衆基地局への在圏に成功した場合、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、前記メモリの記憶をもとに、前記ある小型基地局を前記検出した公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する一方、前記検出した公衆基地局への在圏に失敗した場合は、前記メモリに記憶した前記ある小型基地局の隣接セル情報から前記検出した公衆基地局を削除する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  4. 移動通信端末の所有者が設置可能な1つ以上の小型基地局と、1つ以上の公衆基地局とを含む移動通信ネットワークにおいて、
    当該移動通信端末はタイマー機能を有し、
    該移動通信端末は公衆基地局のエリアに在圏した後、当該移動通信端末の電源を切らずに前記タイマー機能によりあらかじめ設定された一定時間以内の圏外状態を経て、小型基地局のエリアに在圏した場合、前に在圏していた前記公衆基地局を前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  5. 請求項に記載の移動通信端末において、
    当該移動通信端末は当該移動通信端末が移動状態にあるかどうかを検出するセンサーを備え、当該移動通信端末が静止状態にある場合にはその静止時間を考慮して前記あらかじめ設定された一定時間を調整する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  6. 請求項又はに記載の移動通信端末において、
    当該移動通信端末は前記公衆基地局のエリアに在圏中、移動通信ネットワークから隣接セル情報が設定されなくても、請求項においてメモリに記憶した記憶情報をもとに、前記小型基地局を前記公衆基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  7. 請求項からのいずれか1項に記載の移動通信端末において、
    公衆基地局と小型基地局が無線環境的に隣接セルの関係にあると判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にある」というフラグを立て、公衆基地局と小型基地局が無線環境的に間に圏外エリアを挟んでいて隣接セルの関係に無いと判定した場合、隣接セル情報に「隣接セルの関係にない」というフラグを立てる、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  8. 請求項又はに記載の移動通信端末において、
    当該移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中に周辺をサーチして検出した別の公衆基地局についても、前記小型基地局の隣接セル情報として当該移動通信端末内のメモリに記憶する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  9. 請求項に記載の移動通信端末において、
    当該移動通信端末は、前記公衆基地局のエリアに在圏中、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局(前記「隣接する関係にある」と判定した小型基地局)を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、該当する小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局のエリアに優先的に在圏する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
  10. 請求項に記載の移動通信端末において、
    当該移動通信端末は、前記公衆基地局を利用して通信中の場合は、当該移動通信端末内のメモリに記憶された前記公衆基地局の隣接セル情報を参照し、当該隣接セル情報に設定されている小型基地局を公衆基地局(移動通信ネットワークから隣接セル情報として通知されるものも含む)よりも優先的にサーチし、小型基地局を検出した場合は、当該検出した小型基地局を公衆基地局の隣接セル情報として移動通信ネットワークへ報告する、
    ことを特徴とする移動通信ネットワークにおける移動通信端末。
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