JP2010165058A - グラデーション作成方法、プログラムおよび装置 - Google Patents

グラデーション作成方法、プログラムおよび装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
画像の作画工程においてグラデーションを効率的に作成する。
【解決手段】
本発明に係るそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域の内部に、選ばれた基線の色特性に基づいて色のグラデーションを作成する方法は、該閉領域内のそれぞれのピクセルについて選ばれた基線からの最短距離を求めるステップ(S207)と、ある距離関数と前記最短距離と基線の色特性とに基づいて各ピクセルにおける中間的色特性を決定するステップ(S208)とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンピュータを用いた作画工程におけるグラデーション作成のための方法、プログラムおよび装置に関する。
コンピュータ上において作画中の画像を彩色する際に、ある一色による彩色のほかに、色がある色から別の色へ移る、あるいは同一色において濃淡が変化するグラデーションを用いた彩色が求められる。このグラデーションの作成は、オペレータにとって手間のかかる作業である。
コンピュータを用いた作画中の画像におけるグラデーションの作成は、通常、「ブラシ」と呼ばれるソフトウェアツールを用いて行われる(例えば、非特許文献1参照)。ブラシを用いた作業は、微妙なぼかしが求められるため、高度な技能と経験を必要とする。したがって、一般のユーザにとって困難な作業であるというだけではなく、プロのオペレータにとっても手間と時間のかかる作業である。
特にマンガあるいはイラストレーションの作成工程では、人の手足などの丸みを帯びたもの及び建物に光があたることにより生じる陰影の表現や、目の表現をする際に、グラデーションを用いた彩色が求められる。非特許文献1には、濃淡の表現や立体的な表現に利用できるグラデーションとして、線状グラデーション(色が特定の方向に移行していくグラデーション)、円状グラデーション(色があるポイントを中心に回りながら移行していくグラデーション)などが記載されている。
伊佐恵子著「クラリスドロー入門」株式会社ビー・エヌ・エヌ、1996年4月25日、p200、201、278
このように、グラデーションを用いた画像彩色の工程において効率的に作業を行うために利用できるソフトウェアツールが求められている。
上記課題を解決するため、本発明に係るそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域の内部に、選ばれた基線の色特性に基づいて色のグラデーションを作成する方法は、
該閉領域内のそれぞれのピクセルについて選ばれた基線からの最短距離を求めるステップと、
ある距離関数と前記最短距離と基線の色特性とに基づいて各ピクセルにおける中間的色特性を決定するステップと
を含む。
上記課題を解決するため、本発明に係る基線で囲まれた閉領域に対する色のグラデーション作成方法は、
それぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域に接する該基線内の境界ピクセルを、記憶手段に保存した基線のデータに基づいて演算手段により抽出する境界ピクセル抽出ステップと、
前記境界ピクセル抽出ステップにおいて抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記閉領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を前記演算手段により決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の決定を入力装置により受け付ける使用色特性決定ステップと、
前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を記憶手段に保存する座標値保存ステップと、
保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記閉領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を前記演算手段により使用色特性ごとに求める距離決定ステップと、
前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して、前記演算手段により中間的色特性を決定する中間的色特性決定ステップと、
前記閉領域内の全てのあるいは選択されたピクセルについて、前記距離決定ステップと前記中間的色特性決定ステップとを反復するステップと
を含む。
上記課題を解決するため、本発明に係る基線で囲まれた閉領域に対する色のグラデーション作成方法は、
それぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域をある色で塗りつぶして一時的画像を演算手段により作成する一時的画像作成ステップと、
前記一時的画像作成ステップにおいて塗りつぶされた領域である処理対象領域に接する前記基線内の境界ピクセルを、記憶手段に保存した基線のデータに基づいて前記演算手段により抽出する境界ピクセル抽出ステップと、
前記境界ピクセル抽出ステップにおいて抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記処理対象領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を前記演算手段により決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の決定を入力装置により受け付ける使用色特性決定ステップと、
前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を記憶手段に保存する座標値保存ステップと、
保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記処理対象領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求める距離決定ステップと、
前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して前記演算手段により中間的色特性を決定する中間的色特性決定ステップと、
前記処理対象領域内の全てのピクセルについて、前記距離決定ステップと前記中間的色特性決定ステップとを反復するステップと
を含む。
上記課題を解決するため、本発明に係る基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するためのコンピュータプログラムは、
ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
前記画像においてそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域に接する該基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記閉領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記閉領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
をコンピュータに実現させる。
上記課題を解決するため、本発明に係る基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するためのコンピュータプログラムは、
ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
前記画像におけるそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域をある色で塗りつぶして一時的画像を作成して前記記憶手段に保存する一時的画像作成手段と、
前記一時的画像作成手段により塗りつぶされた領域である処理対象領域に接する前記基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記処理対象領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
保存された座標値を用いて、前記処理対象領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
をコンピュータに実現させる。
上記課題を解決するため、本発明に係る基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するための装置は、
ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
前記画像においてそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域に接する該基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記閉領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記閉領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
を備える。
上記課題を解決するため、本発明に係る基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するための装置は、
ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
前記画像におけるそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域をある色で塗りつぶして一時的画像を作成して前記記憶手段に保存する一時的画像作成手段と、
前記一時的画像作成手段により塗りつぶされた領域である処理対象領域に接する前記基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記処理対象領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
保存された座標値を用いて、前記処理対象領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
を備える。
本明細書及び本願特許請求の範囲において、「色」とは、有彩色と無彩色の両方を含み、「色特性」とは、その色を表現するための色空間における座標値を意味する。例えば、RGB色空間における色特性とは、赤、緑、青の三原色の明度を意味する。この明度はガンマ補正を行うことにより、コンピュータ機器による色出力の際の輝度に転換できる。また、HSV色空間における色特性とは、色相と彩度と明度を意味する。ここで、色相、彩度、明度とは、一般的に用いられる色彩学上の定義に準ずるもので、色相とは、赤、黄、緑、青といった色の様相を意味する。彩度とは、色の鮮やかさ(ある色に白がどの程度混じっているかを表す尺度)を意味する。さらに、明度とは、色の明るさを意味する。
本発明によれば、効率的なグラデーション作成の方法と、それを実行するためのコンピュータプログラムおよび装置を提供することができる。この方法、コンピュータプログラム又は装置により、従来と比べて容易にグラデーションを作成することができる。
グラデーションを作成する対象となる画像の一例を示す平面図である。 本発明に係る方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 開始点Aが定められた様子を示す平面図である。 一時的画像の一例を示す平面図である。 一時的画像から抽出された境界ピクセルの一例を示す平面図である。 一時的画像のあるピクセルと抽出された境界ピクセルとの距離の一例を示す平面図である。 色特性の混合比を設定する画面の一例を示す図である。 グラデーションが作成された画像の一例を示す平面図である。 (A)グラデーションを作成する対象となる別の画像の一例を示す平面図である。(B)黒色をグラデーションの対象として作成したグラデーション画像の一例を示す平面図である。(C)黒色を黄色に置き換えて作成したグラデーション画像の一例を示す平面図である。(D)黒色をグラデーションの対象とせず、かつ、使用色特性を指定せずに作成したグラデーション画像の一例を示す平面図である。 (A)グラデーションを作成する対象となる別の画像の一例を示す平面図である。(B)透明をグラデーションの対象として作成したグラデーション画像の一例を示す平面図である。(C)透明を青色に置き換えて作成したグラデーション画像の一例を示す平面図である。(D)透明をグラデーションの対象とせず、かつ、使用色特性を指定せずに作成したグラデーション画像の一例を示す平面図である。 (A)レイヤーの一例を示す平面図である。(B)レイヤーの別の例を示す平面図である。(C)図11(A)に示すレイヤーと図11(B)に示すレイヤーとを重ね合わせた画像の一例を示す平面図である。(D)図11(C)に示す画像にグラデーションを作成した画像の一例を示す平面図である。 (A)グラデーションを作成する対象となる別の画像の一例を示す平面図である。(B)図12(A)に示す画像にユーザが基線を書き加えた画像の一例を示す平面図である。(C)図12(B)に示す画像にグラデーションを作成した画像の一例を示す平面図である。 本発明に係るコンピュータプログラムを実行するコンピュータシステム1300のブロック図である。 本発明に係るコンピュータプログラムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、本発明に係るグラデーション作成方法を実施する一つの形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、グラデーションを作成する対象となる元画像100を示している。元画像100は、例えば、赤色の基線110と青色の基線120と緑色の基線130とを含んでいる。さらに、元画像100は、基線110、120および130により囲まれた閉領域140を含んでいる。ここで、一つの基線は一つの色特性を有するものとしている。異なる基線は異なる色特性を有しうるが、個々の基線内では色特性の変化はないものとしている。
以下、図1の閉領域140内にグラデーションを作成する手順を説明する。
図2は、本発明に係るグラデーション作成方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。ステップS201から開始し、ステップS202において閉領域140内のある点(ピクセル)を開始ピクセルと定める。この開始ピクセルは、オペレータが、タブレットまたはペン入力が可能な画像表示装置(ディスプレイ)を用いて、ペンのタッチなどにより定めることもでき、閉領域140内の任意のピクセルであってよい。このようにして定められた開始ピクセルAを図3に示している。開始ピクセルを決定は必ず行わなければならないというものではなく、任意のものである。
ステップS203では、開始ピクセルAから始めて、閉領域140内を例えば黒色に塗りつぶした結果を一時的画像として作成する。このようにして作成された一時的画像400を図4に示している。黒色に塗りつぶされた領域は符号150で示されている。領域150を以後、「処理対象領域」と呼ぶ。もしステップ201の作業開始時点ですでに閉領域が特定されていれば、その特定された閉領域を直接領域150とするか、または領域のコピー(転写)を行い、そのコピーを領域150とし、ステップS202を省略することもできる。
閉領域140内を塗りつぶす方法として、例えば既存のシードフィルアルゴリズム(閉領域内部の1点を開始点として閉領域内部を塗りつぶすアルゴリズム)を用いることができる。このシードフィルアルゴリズムの改良版であるスキャンラインシードフィルアルゴリズム(シードフィルアルゴリズムよりも記憶容量が少なく済むアルゴリズム)も好適に用いることができる。
ステップS204において、処理対象領域150に接するピクセル(境界ピクセル)を基線の中から抽出する。抽出された境界ピクセルのうち、赤色の基線110を構成する境界ピクセルを図5の符号115で示している。同様に、抽出された境界ピクセルのうち、青色の基線120を構成する境界ピクセルを符号125で示し、緑色の基線130を構成する境界ピクセルを符号135で示している。なお、図5では、図をわかりやすくするために、処理対象領域150を白色(ハッチなし)で示している。
本実施例において、ステップS204で抽出される境界ピクセルは、基線110、120または130を構成するピクセルでもある。
ステップS205では、ステップS204で抽出された境界ピクセルのうち、最も多く存在する色特性を第1の使用色特性と定め、2番目に多く存在する色特性を第2の使用色特性と定める。図5においては青色の境界ピクセル125の数が最も多く、次いで赤色の境界ピクセル115の数が多いため、第1の使用色特性を青色、第2の使用色特性を赤色と定める。なお、本例では、最もピクセル数の少ない緑色の境界ピクセル135については考慮せず、第1の使用色特性(青色)と第2の使用色特性(赤色)のみでグラデーションを作成する。すなわち、演算手段が色特性ごとにピクセル数をカウントして、最もピクセル数の多い色特性を第1の使用色特性と定め、2番目にピクセル数の多い色特性を第2の使用色特性と定めて、記憶手段に保存する。使用色特性は、ピクセル数が最も多い色特性と、ピクセル数が2番目に多い色特性を採用するというルールに基づいて決定してもよいし、あるいは、色特性ごとのピクセル数とは別に、オペレータが入力装置を用いて、第1および第2の使用色特性として青色および赤色とそれぞれ入力して、その結果を記憶手段に保存することもできる。オペレータによる入力の場合、色特性ごとのピクセル数に関わらず、第1および第2の使用色特性をそれぞれ赤色および緑色、あるいは青色および白色などと自由に決定することもできる。また、オペレータの入力によっては、第1および第2の使用色特性をいずれも赤色と定めることもできる。この場合は、赤色で一様に塗りつぶされ、グラデーションは作成されない。
ステップS206では、第1の使用色特性(青色)の境界ピクセル125のそれぞれの座標値を第1の表として記憶手段に保存する。一例として、境界ピクセルのX座標値と、Y座標値とを表にして格納することができる。同様にして、第2の使用色特性(赤色)の境界ピクセル115のそれぞれの座標値を第2の表として記憶手段に保存する。
ステップS207では、処理対象領域150内のあるピクセルを選び、それをピクセルB(対象ピクセル)とする。このピクセルBと第1の使用色特性(青色)の境界ピクセル125との最短距離をd1とする。さらに、ピクセルBと第2の使用色特性(赤色)の境界ピクセル115との最短距離をd2とする。図6にピクセルBとd1およびd2を示している。
ステップS208では、ステップS207で得られた2つの距離d1とd2に応じて、第1の使用色特性(青色)と第2の使用色特性(赤色)とを混合する比を決定する。そして、その比に基づいて第1の使用色特性と第2の使用色特性の混合比を定める。この混合比により得られる混合色特性(中間的色特性)をピクセルBの色特性と定める。
d1およびd2から色特性の混合比への変換の詳細は、ユーザが設定することができる。第1の使用色特性(青色)が第2の使用色特性(赤色)よりも濃い場合の設定の一例を図7に示している。図7のグラフの横軸はd1/(d1+d2)(0以上1以下)であり、縦軸は色特性全体に占める第2の使用色特性の割合(単位:パーセント)である。点Pは座標(0,0)の点であり、点Sは座標(1,100)の点である。点Qと点Rはユーザがマウス等の入力手段を操作して任意に設定した点である。そして、曲線Cは点P,Q,R,Sから得られるベジェ曲線である。曲線Cはトーンカーブとも呼ばれる。すなわち、トーンカーブCを用いて、d1およびd2から色特性の混合比を得ることができる。ここで用いる関数は、種々のものを用いることができ、任意ではあるが、一般的にはベジェ関数が好適である。いろいろなグラデーションの効果をねらって、ベジェ関数以外にも、非連続的な関数や部分的に線形な関数などを用いることもできる。いくつかの異なる関数を用意しておき、その中からオペレータが使用する関数を選べるようにするのが好ましい。
図7においては、白黒図面とするために濃淡のみで表現してあるが、
赤、緑、青のそれぞれの明度、あるいはそれらを一体として表現したものをある関数で表現することもできる。なお、明度はガンマ補正を行うことにより、コンピュータ機器による色出力の際の輝度に転換できる。または、色相、彩度、明度のそれぞれ、あるいはそれらを一体として表現したHSV色空間におけるある関数により表現することもできる。
図7では、ユーザが設定できる点は点Qと点Rの2点であるが、点の数および点の座標はユーザが任意に設定することができる。設定によっては、非連続な曲線とすることもでき、あるいは、線形な部分と非線形な部分の両方を含む線とすることもできる。このようにすることで、アニメーションにおいてよく用いられる、ドラスティックに色特性が変化するグラデーションを作成することもできる。
ステップS209では、処理対象領域150内のピクセルのうち、色特性が定められていない(彩色処理がされていない)ピクセルが存在するか否かを判断する。彩色されていないピクセルが存在する場合は、そのピクセルについてステップS207およびS208の処理を行う。その結果、処理対象領域150内の全てのピクセルについて彩色することができる。このようにして得られる画像800を図8に示している。図示されているように、第1の使用色特性(本例では青色)と第2の使用色特性(本例では赤色)とによりグラデーションが作成されている。最後にステップS210にて手順を終了する。
本実施例に係る方法の手順は以上である。なお、上記例では青色と赤色という二つの使用色特性を用いてグラデーションを作成したが、使用色特性が三つ以上の場合も同様にしてグラデーションを作成することができる。
上述した手順の変形例について以下に説明する。まず、図9Aは、黒色の基線910と赤色の基線920とを含む画像900である。この画像900に対して、黒色をグラデーションの対象としてグラデーションを作成した様子を図9Bに示している。すなわち、第1および第2の使用色特性をそれぞれ黒および赤と定めてグラデーションが作成されている。基線910の黒色から基線920の赤色へと色が連続的に遷移するものである。一方で、黒色を例えば黄色に置き換えてグラデーションを作成した様子を図9Cに示している。この場合は、オペレータの入力により、第1および第2の使用色特性をそれぞれ黄色および赤色と定めてグラデーションを作成する。その結果、図9Cでは、黒色の基線910はそのまま残っており、かつ、黄色と赤色により、黒色の基線910に近いほど黄色に近くなり、そこから基線920に向けて赤色に遷移するグラデーションが作成されている。なお、図9Dは、オペレータが黒色をグラデーションの対象としないことを指示し、かつ、オペレータが基線910について使用色特性を指定しない場合の結果を示している。すなわち、グラデーションは作成されず、基線910と920とにより囲まれた領域は、赤色で一様に塗りつぶされている。
上述した手順のさらなる変形例について以下に説明する。まず、図10Aは、緑色の領域1010と赤色の基線1020とを含む画像1000である。つまり、画像1000の緑色の領域1010は、部分的には基線で囲まれていないように見えるが、透明な(色がなく、下のレイヤーの画像が透けて見える状態)基線で囲まれているとして演算処理を行うことができる。この画像1000に対して、オペレータが第1および第2の使用色特性をそれぞれ透明および赤色と決定して、グラデーションを作成した様子を図10Bに示している。一方で、透明をグラデーションの対象とせず、第1および第2の使用色特性をそれぞれ青色および赤色とオペレータが定めて、グラデーションを作成した様子を図10Cに示している。この場合、領域1010の境界のうち、基線1020のない境界に青色の基線が存在すると便宜的に考えてグラデーションが作成される。図10Cでは、赤色の基線1020から遠ざかるほど第1の使用色特性である青色に近くなるグラデーションが作成されている。なお、図10Dは、透明をグラデーションの対象とせず、かつ、オペレータが使用色特性を指定しない場合の様子を示している。すなわち、グラデーションは作成されず、符号1010で示される領域は、赤色で一様に塗りつぶされている。
次に、本発明に係るグラデーション作成方法の応用例について説明する。まず、図11Aは、赤色の基線1110を含むレイヤーL1を示している。図11Bは、緑色の基線1120と青色の基線1130とを含むレイヤーL2を示している。図11Cは、レイヤーL1とL2とを重ね合わせた様子を示している。基線1110、1120および1130により囲まれた領域を符号1140で示している。この領域1140に対して、基線1120の色である緑色を第1の使用色特性とし、基線1130の色である青色を第2の使用色特性として、本発明に係るグラデーション作成方法を用いて作成されたグラデーションを図11Dに示している。グラデーションが作成された領域を符号1150で示している。このように、複数のレイヤーを重ね合わせて得られる画像に対してグラデーションを作成することができる。
別の応用例について説明する。まず、図12Aは、基線1270と基線1280で描かれた人間の脚の一部を設定した領域1200により切り出して示している。領域1200の範囲内でのみグラデーションを作成する。これに対して、基線1210、1220、1230、1240、1250および1260をユーザが書き加えた様子を図12Bに示している。これらの基線により、領域1291、1292,1293、1294および1295という5つの領域が生まれている。これらの基線は全て肌色であるが、明度が異なっている。これらの基線から、本発明に係るグラデーション作成方法を用いて得られた画像を図12Cに示している。すなわち、領域1291〜1295という5つの領域のそれぞれに本発明に係る方法を適用している。従来のブラシを用いたグラデーション作成とは異なり、色特性の異なる基線をいくつか追加するだけでグラデーションを作成することができるため、作業の手間を大幅に減らすことができる。
次に、本発明に係るグラデーションを作成するためのコンピュータプログラムの一つの形態について図面を参照しながら説明する。
図13は、本発明に係るコンピュータプログラムを実行するコンピュータシステム1300を示している。図13に示しているように、コンピュータシステム1300は、演算手段1301と、マウスやキーボードなどの入力手段1305と、ディスプレイなどの表示手段1310と、メモリなどの記憶手段1315とを備えている。このコンピュータシステム1300は、グラデーションを作成する対象となる画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段1320と、開始ピクセル決定手段1330と、一時的画像作成手段1340と、境界ピクセル抽出手段1350と、使用色特性決定手段1360と、座標値保存手段1370と、距離決定手段1380と、中間的色特性決定手段1385と、未彩色ピクセル存在判断手段1390とをさらに備えている。
図14は、本発明に係るグラデーション作成のためのコンピュータプログラムの処理のフローチャートを示している。まず、ステップS1401から開始し、ステップS1402では、画像読み込み手段1320が、図1に示した画像100を記憶手段1315に読み込む。
ステップS1403において、開始ピクセル決定手段1330が、閉領域140内のある点(ピクセル)を開始ピクセルと定めて、記憶手段1315に保存する。開始ピクセルは、オペレータがペンのタッチなどにより定めることもでき、閉領域140内の任意のピクセルであってよい。このようにして定められた開始ピクセルAを図3に示している。開始ピクセルの決定は必ず行わなければならないというものではなく、任意のものである。
ステップS1404では、一時的画像作成手段1340が、開始ピクセルAから始めて、閉領域140内を例えば黒色に塗りつぶした結果を一時的画像として記憶手段1315に保存する。開始ピクセルが特定されていない場合でも、閉領域が特定されていれば、その中の任意の点から塗りつぶしを開始することができる。このようにして作成された一時的画像400を図4に示している。黒色に塗りつぶされた領域は符号150で示されている。上述したとおり、領域150は「処理対象領域」とも呼ぶ。
ステップS1405において、境界ピクセル抽出手段1350が、処理対象領域150に接するピクセル(境界ピクセル)を基線の中から抽出して記憶手段1315に保存する。抽出された境界ピクセルのうち、赤色の基線110を構成する境界ピクセルを図5の符号115で示している。同様に、抽出された境界ピクセルのうち、青色の基線120を構成する境界ピクセルを符号125で示し、緑色の基線130を構成する境界ピクセルを符号135で示している。なお、図5では、図をわかりやすくするために、処理対象領域150を白色(ハッチなし)で示している。
本実施例において、ステップS1405で抽出される境界ピクセルは、基線110、120または130を構成するピクセルでもある。
ステップS1406では、使用色特性決定手段1360が、ステップS1405で抽出された境界ピクセルのうち、最も多く存在する色特性を第1の使用色特性と定め、次に多く存在する色特性を第2の使用色特性と定めて、記憶手段1315に保存する。図5においては青色の境界ピクセル125の数が最も多く、次いで赤色の境界ピクセル115の数が多いため、第1の使用色特性を青色、第2の使用色特性を赤色と定める。なお、本例では、最もピクセル数の少ない緑色の境界ピクセル135については考慮せず、第1の使用色特性(青色)と第2の使用色特性(赤色)のみでグラデーションを作成する。すなわち、使用色特性決定手段1360が色特性ごとにピクセル数をカウントして、最もピクセル数の多い色特性を第1の使用色特性と定め、2番目にピクセル数の多い色特性を第2の使用色特性と定めて、記憶手段1315に保存する。使用色特性は、ピクセル数が最も多い色特性と、ピクセル数が2番目に多い色特性を採用するというルールに基づいて決定してもよいし、あるいは、色特性ごとのピクセル数とは別に、オペレータが入力手段1305を用いて、第1および第2の使用色特性を青色および赤色とそれぞれ入力して、その結果を記憶手段1315に保存することもできる。オペレータによる入力の場合、色特性ごとのピクセル数に関わらず、第1および第2の使用色特性をそれぞれ赤色および緑色、あるいは青色および白色などと自由に決定することもできる。また、オペレータの入力によっては、第1および第2の使用色特性をいずれも赤色と定めることもできる。この場合は、赤色で一様に塗りつぶされ、グラデーションは作成されない。
ステップS1407では、座標値保存手段1370が、第1の色特性(青色)の境界ピクセル125のそれぞれの座標値を第1の表として記憶手段1315に保存する。一例として、境界ピクセルのX座標値と、Y座標値とを表にして格納することができる。同様にして、第2の色特性(赤色)の境界ピクセル115のそれぞれの座標値を第2の表として記憶手段1315に保存する。
ステップS1408では、距離決定手段1380が、処理対象領域150内のあるピクセルを選び、それをピクセルB(対象ピクセル)とする。このピクセルBと第1の使用色特性(青色)の境界ピクセル125との最短距離をd1とする。さらに、ピクセルBと第2の色特性(赤色)の境界ピクセル115との最短距離をd2とする。図6にピクセルBとd1およびd2を示している。
ステップS1409では、中間的色特性決定手段1385が、ステップS1408で得られた2つの距離d1とd2に応じて、第1の使用色特性(青色)と第2の使用色特性(赤色)とを混合する比を決定して、記憶手段1315に保存する。その後、中間的色特性決定手段1385は、その比に基づいて第1の色特性と第2の色特性の混合比を定めて記憶手段1315に保存する。さらに、中間的色特性決定手段1385は、この混合比により得られる混合色特性(中間的色特性)をピクセルBの色特性と定め、その結果を記憶手段1315に保存する。
なお、d1およびd2から色特性の混合比への変換は、グラデーション作成方法の実施例において説明した通りである。
ステップS1410では、未彩色ピクセル存在判断手段1390が、処理対象領域150内のピクセルのうち、色特性が決定されていない(彩色処理がされていない)ピクセルが存在するか否かを判断する。彩色されていないピクセルが存在する場合は、そのピクセルについてステップS1408およびS1409の処理が行われる。その結果、処理対象領域150内の全てのピクセルについて彩色することができる。このようにして得られる画像800を図8に示している。図示されているように、第1の使用色特性(本例では青色)と第2の使用色特性(本例では赤色)とによりグラデーションが作成されている。最後にステップS1411にて手順を終了する。
本実施例に係るコンピュータプログラムの処理手順は以上である。なお、上記例では青色と赤色という二つの使用色特性を用いてグラデーションを作成したが、使用色特性が三つ以上の場合も同様にしてグラデーションを作成することができる。
本発明に係る方法及び本発明に係るコンピュータプログラムによれば、従来と比べて容易にグラデーションを作成することができる。例えば、人の肌の陰影や建物に光が当たって生まれる陰影などを効率的に作成することができる。
100,900,1000 元画像
400 一時的画像
800 グラデーションが作成された画像
1300 コンピュータシステム
1305 入力手段
1310 表示手段
1315 記憶手段
1320 画像読み込み手段
1330 開始ピクセル決定手段
1340 一時的画像作成手段
1350 境界ピクセル抽出手段
1360 使用色特性決定手段
1370 座標値保存手段
1380 距離決定手段
1385 中間的色特性決定手段
1390 未彩色ピクセル存在判断手段
L1,L2 レイヤー

Claims (7)

  1. それぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域の内部に、選ばれた基線の色特性に基づいて色のグラデーションを作成する方法であって、
    該閉領域内のそれぞれのピクセルについて選ばれた基線からの最短距離を求めるステップと、
    ある距離関数と前記最短距離と基線の色特性とに基づいて各ピクセルにおける中間的色特性を決定するステップと
    を含む、基線で囲まれた閉領域に対する色のグラデーション作成方法。
  2. それぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域に接する該基線内の境界ピクセルを、記憶手段に保存した基線のデータに基づいて演算手段により抽出する境界ピクセル抽出ステップと、
    前記境界ピクセル抽出ステップにおいて抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記閉領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を前記演算手段により決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の決定を入力装置により受け付ける使用色特性決定ステップと、
    前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を記憶手段に保存する座標値保存ステップと、
    保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記閉領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を前記演算手段により使用色特性ごとに求める距離決定ステップと、
    前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して、前記演算手段により中間的色特性を決定する中間的色特性決定ステップと、
    前記閉領域内の全てのあるいは選択されたピクセルについて、前記距離決定ステップと前記中間的色特性決定ステップとを反復するステップと
    を含む、基線で囲まれた閉領域に対する色のグラデーション作成方法。
  3. それぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域をある色で塗りつぶして一時的画像を演算手段により作成する一時的画像作成ステップと、
    前記一時的画像作成ステップにおいて塗りつぶされた領域である処理対象領域に接する前記基線内の境界ピクセルを、記憶手段に保存した基線のデータに基づいて前記演算手段により抽出する境界ピクセル抽出ステップと、
    前記境界ピクセル抽出ステップにおいて抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記処理対象領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を前記演算手段により決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の決定を入力装置により受け付ける使用色特性決定ステップと、
    前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を記憶手段に保存する座標値保存ステップと、
    保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記処理対象領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求める距離決定ステップと、
    前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して前記演算手段により中間的色特性を決定する中間的色特性決定ステップと、
    前記処理対象領域内の全てのピクセルについて、前記距離決定ステップと前記中間的色特性決定ステップとを反復するステップと
    を含む、基線で囲まれた閉領域に対する色のグラデーション作成方法。
  4. ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
    前記画像においてそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域に接する該基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
    前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記閉領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
    前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
    保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記閉領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
    前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
    をコンピュータに実現させる、基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するためのコンピュータプログラム。
  5. ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
    前記画像におけるそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域をある色で塗りつぶして一時的画像を作成して前記記憶手段に保存する一時的画像作成手段と、
    前記一時的画像作成手段により塗りつぶされた領域である処理対象領域に接する前記基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
    前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記処理対象領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
    前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
    保存された座標値を用いて、前記処理対象領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
    前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
    をコンピュータに実現させる、基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するためのコンピュータプログラム。
  6. ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
    前記画像においてそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域に接する該基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
    前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記閉領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
    前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
    保存された境界ピクセルの座標値を用いて、前記閉領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
    前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
    を備える、基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するための装置。
  7. ある画像を記憶手段に読み込む画像読み込み手段と、
    前記画像におけるそれぞれ色特性を有する二以上の基線で囲まれた閉領域をある色で塗りつぶして一時的画像を作成して前記記憶手段に保存する一時的画像作成手段と、
    前記一時的画像作成手段により塗りつぶされた領域である処理対象領域に接する前記基線内の境界ピクセルを、前記記憶手段に保存した基線のデータに基づいて抽出して前記記憶手段に保存する境界ピクセル抽出手段と、
    前記境界ピクセル抽出手段により抽出された境界ピクセルの色特性に基づいて、前記処理対象領域内において色のグラデーションを作成するための使用色特性を決定するか、あるいはオペレータによる使用すべき使用色特性の入力を受け付けて、前記記憶手段に保存する使用色特性決定手段と、
    前記使用色特性を有する境界ピクセルの座標値を前記記憶手段に保存する座標値保存手段と、
    保存された座標値を用いて、前記処理対象領域内のある対象ピクセルと決定した使用色特性を有する境界ピクセルとの最短距離を使用色特性ごとに求めて前記記憶手段に保存する距離決定手段と、
    前記使用色特性ごとに求められた最短距離の値を所与の関数に代入して中間的色特性を決定し、前記対象ピクセルの色特性を記憶手段に保存する中間的色特性決定手段と
    を備える、基線で囲まれた閉領域に対して色のグラデーションを作成するための装置。
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