JP2010093758A - 通信システム、通信方法、中継局およびコンピュータプログラム。 - Google Patents

通信システム、通信方法、中継局およびコンピュータプログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】通信リソースの消費を無駄にせず、スループットを改善する。
【解決手段】中継局が、中継対象のデータに対する他の通信局からの受信応答に基づいて、受信したデータの中継先通信局を選択し、選択した中継先通信局における前記中継局からのデータの受信品質に基づいて、中継先通信局にデータを中継する際の冗長度を設定して、中継先通信局にデータを中継する。

【選択図】 図4

Description

本発明は、受信したデータを複数の通信局間で、中継伝送する通信技術に関する。
従来、移動体通信のような無線通信システムでは伝送路の状態が変化しやすい。したがって、伝送データの受信品質を確保するために、送信側は同じデータを複数回送信し、受信側は複数の受信データを最尤復号することにより、無線通信のエラー耐性を高める工夫がされてきた。特許文献1では、受信側は受信電界強度を検出し送信側に通知する機能を持ち、送信側は受信側の受信電界強度に合わせて伝送データの繰返し送信回数を制御する方法が示されている。また特許文献2では、TDMA−TDD無線通信システムにおいて、通信スロットの空きチャネルを利用し、時間をずらして伝送データを繰返し送信する方法が示されている。
特開昭62−048827号公報 特開平8−139708号公報
一方、将来においては家庭内の情報機器間の通信にも無線が利用されることが予想される。家庭内の情報機器間の無線通信を簡単かつ高品質に実現する1つの方法として、情報機器がお互いに伝送データを時分割により、また複数の伝送経路を使用して中継伝送を行う、時分割中継伝送システムが考えられる。このような家庭内の無線通信は、映像データや音声データのようなリアルタイム性が要求されるストリームデータの通信が主なものである。特に、多チャンネルスピーカーを配置するホームシアターシステムや多数のネットワークカメラを配置するマルチカメラシステムでは、伝送路の状態が変化しても、前端末のネットワーク上の受信品質を確保することが要求される。したがって、時分割中継伝送システムにおいても、エラー発生などに起因するデータ再送をなくし、遅延量が少なくまた安定した遅延内でデータ伝送する必要性が高まっている。
また、特許文献1および特許文献2からわかるように、これまでの無線通信においては、送信側と受信側の1対1でデータを再送し、データを受信する他の端末が再送に関与することはなかった。とりわけ、エラーが発生するとデータを繰り返し再送するため、リソースをいたずらに消費していた。
そこで本発明は、全体リソースの消費を無駄にせず、スループットを改善することを目的とする。
本発明は、この課題を解決するために、中継局が、中継対象のデータに対する他の通信局からの受信応答に基づいて、受信したデータの中継先通信局を選択し、選択した中継先通信局における前記中継局からのデータの受信品質に基づいて、中継先通信局にデータを中継する際の冗長度を設定して、中継先通信局にデータを中継する。
前記生成されたフレームを送信する送信手段を備える。
本発明の構成によれば、データを正しく受信できる確率を高めることができる。この結果、通信リソースの無駄な消費を避け、スループットを向上させることができる。
以下に本発明の一実施形態を示す。説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念などの種々の概念を理解するのに役立つであろう。また、本発明の技術範囲は特許請求の範囲で確定されるのであって、以下の個別の形態によって限定されるものではない。
<実施形態1>
従来の方式では、無線通信システムは、単に受信側の電界強度に応じて伝送データの冗長度を制御する。したがって複数の伝送経路を持つ場合、どの経路にどの程度の冗長度を持たせて伝送するべきかを決定する手段を持たなかった。各伝送経路のデータ冗長度が単純に電界強度(受信レベル)で決定される場合、電界強度の低い伝送経路を持つ端末局は、データ冗長数を増加させる必要がある。これにより、電界強度の低い伝送路を有する端末局のデータが帯域を占有するので、他の端末局の受信品質が確保されなくなることがあった。
このような形で、リソースの減少が起きないように、本通信システムは、図1に示すように制御局と端末局の複数の通信局から構成される。図1において、制御局101は、各端末局宛てのソースデータを生成し、ソースデータを端末局1〜6へブロードキャスト伝送する。端末局1〜6は、中継対象のデータであるソースデータを受信し、中継端末局として選択されたときソースデータを中継伝送する。
制御局101の無線通信範囲は、領域111である。なお、制御局101は端末局1〜6とともにメッシュ状のネットワークを構成している。ここで、無線伝送路112は、中継端末局により生成される複数の無線伝送経路の1つであり、端末局3と端末局4間の無線伝送経路を示している。
制御局101は、制御局101から受信した他の端末局宛てのデータを中継する中継局となる端末局の順序を示す情報(中継順序情報)を含むソースデータを生成し、そのソースデータをブロードキャストする。各端末局1〜6はソースデータを受信し、中継順序情報により指定された順番で各端末局は、中継局としてソースデータを正しく受信できなかった他の端末局へ、ソースデータを再送信する。
中継順序情報により指定された一連の端末局が同様に、ソースデータを次々と再送信することにより、最終的にデータ信号が全ての端末局で正しく受信される。このように、各端末局は中継局になると、制御局101から受信した他の端末局宛てのデータを中継(再送信)する。
無線伝送経路上で伝送する情報には、AV(Audio Visual)データと制御データがある。本例では、複数の無線伝送経路を用いて冗長伝送される情報として、AVデータの例を示す。
図2は、端末局1〜6の内部構成を示すブロック図である。なお、既述したように、端末局1〜6はソースデータの受信と共に中継動作を行う中継端末局として動作する場合と、ソースデータの受信のみを行う非中継端末局として動作する場合がある。どちらの状態で動作するかは、中継順序情報により定められる。
図2において、アンテナ201は、制御局101から送信される中継順序を含むソースデータを受信する。無線受信部203は、アンテナ201で受信されたこれらの信号を復調する。この無線受信部203は、制御局から送信されたソースデータに含まれる、中継順序情報を受信する手段の一例である。
制御部205は、マイクロプロセッサーを備え、端末局内部において全ての信号処理回路の動作を制御する。タイマー部204は、送受信処理のタイミング信号を生成する手段である。このタイマー部で生成されるタイミング信号を基準として、制御部205は、各種のデータ処理を管理する。
受信データ復号部208はアンテナ210で受信したソースデータを元のデータに戻す回路である。復号されたデータは、記憶部210に記憶される。
復号されたデータのうち、中継順序情報214は、記憶部210へ記憶される。
CQI(Channel Quality Indicator:受信品質指標)計算部206は、受信されたソースデータを用いて、この端末局における他の端末局の受信品質指標(CQI)を解析する。受信品質としてはビット誤り率、フレーム誤り率、信号強度、信号対干渉比、信号対雑音比などがあるが、これらは単なる例示に過ぎない。
CQIチャネル生成部207は、CQI計算部206で解析されたCQIを、他の端末局ブロードへキャスト伝送するためのCQIチャネル信号を生成する。またACKチャネル生成部209は、受信データ復号部208での復号結果をチェックする。そして受信応答であるACK(再送信不要)またはNAK(再送信要求)を制御局101および他の端末局へブロードキャスト伝送するため、ACKチャネル信号を生成する。
無線送信部202は、この受信応答および解析された受信品質指標(CQI)を変調し、ブロードキャスト伝送する。このブロードキャスト伝送された受信応答および受信品質指標(CQI)は、制御局101およびその他の端末局で受信され、前述のデータ信号の処理と同様に、アンテナ201、無線受信部203および受信データ復号部208を通じて、復号される。復号された受信応答および受信品質指標(CQI)は、記憶部210にCQI/ACKテーブル211にテーブル化され記憶される。CQI/ACKテーブルは、端末局1〜6の各伝送経路における受信応答と受信品質を示すテーブルである。中継する端末局は、中継順序情報214を読み取り、中継端末局として次のように動作する。
中継データ優先度計算部217は、記憶部210に記憶されたCQI/ACKテーブル211を用いて、まだソースデータが正しく受信されていない端末局のうち、どの端末局に優先的にソースデータを冗長して送信するかを設定する。そして、各端末局宛てのデータの優先度を格納する中継データ優先度情報215として記憶部210に記憶する。中継パケット生成部216は、正しくソースデータを受信できなかった端末局にソースデータを再送信する中継パケット212の構築を行う。中継パケットは、記憶部210に記憶された中継データ優先度情報215で設定された優先度に基づき、各端末局にソースデータを冗長して再送信するためのフレームである。中継パケットの詳細は後述する。
図3は、制御局101の内部構成を示したブロック図である。まず、アンテナ301は、制御局101と端末局1〜6との間の無線データ信号の送受信を行う。無線受信部303は受信された信号を復調する。
制御部305は、マイクロプロセッサーを備え、端末局内部において全ての信号処理回路の動作を制御する。タイマー部304は、送受信処理のタイミング信号を生成する手段である。このタイマー部で生成されるタイミング信号を基準として、制御部305は、各種のデータ処理を管理する。
制御局101は、各端末局1〜6とのソースデータの送受信を行う前に、制御局101と端末局1〜6との間の受信品質や、端末局1〜6相互間の受信品質を測定するトレーニングシーケンスを実施する。このトレーニングシーケンスにより、次のように最適な中継端末局とその中継順序を決定することができる。
トレーニングシーケンスでは、各端末局1〜6は、他の端末局間との全ての伝送路について受信品質を測定し、その測定結果をデータにまとめ、制御局101へ報告する。そして制御局101のCQI計算部306は、このトレーニングシーケンスで得られたデータを用いて、制御局101と端末局1〜6との間の受信品質や、端末局1〜6相互間の受信品質品質指標(CQI)を解析する。そして、その解析結果をCQIテーブル311として記憶部310に記憶する。CQIテーブル311は各端末局の各伝送経路における受信品質を示す。
中継順序決定部308は、記憶部310に記憶されたCQIテーブル311のデータを読出し、端末局1〜6の中から受信品質指標が高く最適と評価される中継局を選択し、中継端末局の中継順序を決定する。
中継順序情報生成部309は、中継順序決定部308の結果を制御情報として中継順序データを生成する。
送信データ生成部307は、各端末局へブロードキャスト伝送するためのソースデータである、中継順序データを含む送信データ312を生成し、記憶部310は送信データ312を記憶する。そして、制御局101の無線送信部302は、記憶部310に記憶された送信データを読み出し、その送信データを変調する。制御部305は、タイマー部204を用いて送信のタイミングを管理し、無線送信部302により変調されたデータを各端末局1〜6へブロードキャスト伝送する。
図4は、本実施例におけるスーパーフレームのフォーマットを示す図である。図に示すように、スーパーフレームは、制御局101が定めた中継順序に従って、データを送信する繰返し周期を有するフレームである。
スーパーフレーム401の詳細図から、端末局1、3、4が中継局として選ばれ、この順序でソースデータの中継が行われることがわかる。スーパーフレームには、制御局送信データおよび中継端末局1、3、4の送信データの時間領域が割り当てられる。制御局101と各中継端末局は、この時間領域に従って送信を切り替える。
スーパーフレーム401は複数のMACフレーム501を備える。MACフレーム501は、制御情報、データ格納のための複数のスロット、ACKチャネルおよびCQIチャネルで構成される。
図5にMACフレーム501の構成の詳細を示す。MACフレーム501の先頭に制御情報508が配置される。制御情報508の後に、制御局101もしくは中継端末局1〜6が送信するデータ部502が配置される。特に中継端末局が送信するデータ部502は中継パケットと定義され、ソースデータを含む。更にデータ部502の後には、送信された中継パケットに対する各端末局の受信応答であるACKチャネル506が配置される。
またACKチャネル506の後には、各端末局から送信される受信品質の情報であるCQIチャネル507が割り当てられる。データ部502は、複数(この場合は6個)のスロット505を有し、各スロットに1つずつ端末局へ送るデータが格納される。
図6および図7は、MACフレーム501のパケット構成例を示す図である。各端末局1〜6のペイロードの識別方法によって、パケット構成は2つの形式に分けられる。
図6には、各端末局のAVデータであるペイロードの前に端末局の識別番号(ID)を含むヘッダーを付加している形式が示される。MACフレーム501は、下りMACフレーム601と上りMACフレーム602から構成される。
下りMACフレーム601は同期補足用のプリアンブル部603と6個のスロット604から構成される。また、上りMACフレーム602は、ACK チャネル506とCQIチャネル507から構成される。
各スロット604は、スロットヘッダー605と、ペイロード部606と、エラー検出用コードであるフレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence)607とを含む。スロットヘッダー605は、端末局の識別番号(ID)608とペイロード部606のサイズを示す情報609から構成される。
したがって、図6のMACフレームのパケット構成を使用する場合、各端末局は、全スロットのスロットヘッダーに含まれる端末IDを確認する。そして各端末局は、自身の端末局IDと一致するとき自身宛のデータと判断し、復号処理を行い、ACK判定処理を行う。
図7の構成は、スロットの割り当て情報をまとめて中継パケットに付加しているもう1つの形式である。MACフレーム501は、下りMACフレーム701と上りMACフレーム602から構成される。
下りMACフレーム701は、同期補足用のプリアンブル部603とスロットの割り当て情報702と6個のスロット703から構成される。スロットの割り当て情報702は、各スロットにどの端末局へのデータを割り当てるかを示す。
上りMACフレーム602は、ACKチャネル506とCQIチャネル507から構成される。更に各スロット703は、ペイロード部708とエラー検出用コードであるフレームチェックシーケンス(Frame Check ACK Sequence)709から構成される。
スロットの割り当て情報702は、スロット数を示す情報704、スロットの数704、および端末局1〜6の各々のための、端末局ID705とペイロード部708のデータサイズ706から構成される。したがって、図7のMACフレームのパケット構成を使用する場合、各端末局1〜6は、まずスロットの割り当て情報に含まれる端末IDを確認する。この確認により、各端末局は下りMACフレームに現れる後続データの中で自身宛のデータを取得し、復号処理を行い、ACK判定処理を行う。
図8にACKチャネル506とCQIチャネル507の構成が示される。ACKチャネル506には、各端末局1〜6の自身宛のデータに対するACKもしくはNAKに相当する受信応答の情報が格納される。本実施例では、CQIチャネル507に、各端末局1〜6の受信品質の情報として受信電界強度(Received Signal Strength Indicator:以下「RSSI」という)が記憶される。
図8に示すように、複数の端末局が同じMACフレーム内でブロードキャスト伝送するとき、データは時分割多重(Time Division Multiplex)で伝送される。この理由は、複数の端末局が同じMACフレーム内でブロードキャスト伝送してもACKチャネル506及びCQIチャネル507のデータが衝突しないようにするためである。
図4を用いて、スーパーフレームにおけるデータ送受信処理を時系列に沿って説明する。この例では、スーパーフレームは、4つのMACフレームから構成される。
まず、制御局が先頭のMACフレーム1を用いて、ソースデータをブロードキャスト伝送する。それに続き、端末局1、3、4が中継局としてそれぞれMACフレーム2、3、4を使用して、ソースデータを送信する。
図4中の枠406〜409に示す各図に、各MACフレームにおける制御局101と端末局1〜6間の受信状況が示されている。1番目のMACフレーム1により、制御局101は、各端末局1〜6へ送信するためのデータを1スロットずつ送信している。その結果、図中の枠406の図のように端末局1と3はソースデータの受信に成功し、ACKを返している。またその他の端末局は、受信に失敗し再送信要求(NAK)を返している。制御局101だけでなく、各端末でもACKチャネル内のACK、NACKを受信する。そして、ACKチャネルを受信した各端末は、各端末の受信状況を把握できる。
次に2番目のMACフレーム2の時点で、端末局の受信状況を示す1番目の上りMACフレーム1のACKチャネルを受信することにより、中継端末局1は、端末局1と3の受信が成功していることを把握する。したがって、中継端末局1は、端末局1と3を除いた、端末局2、4、5、6へ送るデータのスケジューリングを行う。スケジューリング方法の詳細については後述する。
スケジューリングの結果、中継端末局1は、端末局2と4の夫々のデータに冗長数分のスロットを割り当て、端末局2と4の夫々のデータに各々2スロット分を割り当てる。また、端末局5と6のデータには、各1スロット分を割り当てる。そして、1フレーム内のこれらのスロットにデータを格納し送信している。このフレームは、図中の枠407の図に示すように、端末局2だけがデータの受信に成功し、ACKを返している。またその他の端末局は受信に失敗し、再送信要求(NAK)を返している。
3番目のMACフレーム3の時点で、端末局の受信状況を示す1番目と2番目の上りMACフレーム2のACKチャネルを受信しているので、中継端末局3は、端末局1から端末局3がソースデータの受信に成功していることを把握する。したがって、中継端末局3は、端末局1、2、3を除いた端末局4,5,6のデータのスケジューリングを行う。
この結果、中継端末局3は、端末局4宛てのデータに2つの冗長数分のスロットを割り当て、端末局4宛てのデータに合計3スロット分を割り当てている。また、端末局5宛てのデータに1つの冗長数分を割り当て、端末局5宛てのデータに合計各2スロット分を割り当てる。端末局6宛てのデータには、冗長スロットを割り当てず、1スロットを割り当てる。そして、1フレーム内にこれらの割り当てに従ってデータを格納し送信する。送信の結果、図中の枠408の図に示すように、端末局4はソースデータの受信に成功し、ACKを返している。そして、その他の端末局はソースデータの受信に失敗している。
中継最終である4番目のMACフレーム4の時点で、端末局の受信状況を示す1番目から3番目のMACフレーム3のACKチャネルを受信しているので、中継端末局4は、端末局1〜4がソースデータの受信に成功していることを把握する。したがって、中継端末局4は、端末局5と6のデータのスケジューリングを行う。
スケジューリングの結果、中継端末局4は、端末局5に送信するデータに3つの冗長数分のスロットを割り当て、合計4スロット分を端末局5宛てのデータに割り当てる。また、端末局6に送信するデータに1つの冗長数分スロットを割り当て、端末局6宛てのデータに合計各2スロット分を割り当てる。そして、1フレーム内のこれらのスロットにデータを格納し送信している。その結果、図中の枠409の図に示すように、端末局5と6が共にソースデータの受信に成功し、最終的に4つのMACフレームを使用して全端末局の受信が成功したことを示している。
次に、図10Aを用いて、制御局101と端末局1〜6間のデータ送受信時における処理例を説明する。
図10Aには、制御局の1番目のMACフレーム402によるデータ送信から始まり、中継端末局でデータが受信され、端末局の各々でCQI/ACKテーブルを更新するまでのシーケンスが示される。
ステップS1001では、制御局101は、端末局1から6のデータを送信する。データ送信前には、制御局101の制御部305の指示に基づき、CQI計算部306は、データ送信前のトレーニングシーケンスで得られたデータを用いて、受信品質品質指標(CQI)を解析し、CQIテーブル311を生成する。また、制御部305の指示に基づき、中継順序決定部308は、CQIテーブル311のデータを用いて、端末局1〜6の中から最適と評価される中継局を選択し、中継端末局の中継順序を決定する。そして、無線送信部302は、中継順序情報生成部309により生成された中継順序データとソースデータを含む送信データを各端末局1〜6へ、図4の1番目のMACフレーム402のデータ部のタイミングで送信する。
ステップS1002では、各端末局は、制御局101から送信されたソースデータをアンテナ201を介して受信する。そして受信されたソースデータは、無線受信部203で復調され、受信データ復号部208で元のデータに戻される。
ステップS1003では、ACK/CQI収集処理が行われる。この処理では、各端末局のACKチャネル生成部209は、制御部205の指示に基づき、受信したデータの誤りを検出する。そして、受信したデータに誤りが無く、または誤りを訂正し、受信データを元のデータに復元できた場合は受信応答としてACKを返信する。また、データに誤りがあり、元のデータに復元できなかった場合は受信応答としてNAKを返信する。これら受信応答はACK/NAKチャネルデータとして返信される。一方、CQI計算部206は、戻されたデータ信号を受信した際の受信品質指標(CQI)を解析する。そして、CQIチャネル生成部207は、解析されたCQIを用いて、CQIチャネル信号を生成する。無線送信部202は、生成されたACKチャネル信号とCQIチャネル信号を、それぞれ、図4の1番目のMACフレーム402のACKチャネルとCQIチャネルのタイミングで、ブロードキャスト伝送する。
各端末局は、自身以外の端末局からブロードキャスト伝送されたACKチャネル信号とCQIチャネル信号をアンテナ201を介して受信する。
ステップS1004では、各端末局の制御部205は、自身以外の端末局から受信したACKチャネル信号とCQIチャネル信号に基づき、記憶部210に記憶されているCQI/ACKテーブル211の更新を行う。もしACK/NAKとCQIの受信に失敗した場合、制御部205は、記憶部210におけるCQI/ACKテーブル211の情報を更新せず、元の情報のままとする。
ステップS1005では、次の中継端末局1、3、4が、それぞれMACフレーム2、3、4の処理を行う。
次に、図4で説明した2番目のMACフレーム403に基づくシーケンスを説明する。
図10Bに、中継端末局1における、端末局データのスケジューリングの開始からCQI/ACKテーブルの更新までの、2番目のMACフレーム403のシーケンスの全体を示す。
ステップS1011では、前のMACフレーム処理の終了後、中継端末局である端末局1は、中継伝送する端末局データのスケジューリングを開始する。まず、中継端末局1の中継データ優先度計算部217は、制御部205の指示に基づき、CQI/ACKテーブル211を用いて、受信に失敗した各端末局2、4、5および6の優先度を解析し、データ冗長を設定する。つまり、各端末にデータを送信する、上述したような冗長スロット数を決定する。また、中継パケット生成部216は、制御部205の指示により、設定された端末局のデータ冗長に基づき、中継パケット212を生成する。
ステップS1012では、中継端末局1の無線送信部202は、2番目のMACフレーム403のタイミングで、中継パケット生成部216で生成された中継パケットを変調し、端末局2、4、5および6へ送信する。
ステップS1013では、各端末局は、中継端末局1から送信されたソースデータを受信する。無線受信部203は、中継パケットのスロットヘッダー605の端末ID608を取得することにより、自身宛の中継パケットを識別し、そのデータを受信する。受信データ復号部208は、今回受信したデータと、ひとつ前の1番目のMACフレーム402の処理で制御局から受信したデータを使用して、受信データの最尤復号を行う。
ステップS1014では、ACK/CQI収集処理が行われる。この処理では、各端末局のACKチャネル生成部209は、制御部205の指示に基づき、受信したデータの誤りを検出する。そして、受信したデータに誤りが無く、または誤りを訂正し、受信データを元のデータに復元できた場合は受信応答としてACKを返信する。また、データに誤りがあり、元のデータに復元できなかった場合は受信応答としてNAKを返信する。これら受信応答はACK/NAKチャネルデータとして返信される。一方、CQI計算部206は、戻されたデータ信号を受信した際の受信品質指標(CQI)を解析する。そして、CQIチャネル生成部207は、解析されたCQIを用いて、CQIチャネル信号を生成する。無線送信部202は、生成されたACKチャネル信号とCQIチャネル信号を、それぞれ、図4の2番目のMACフレーム402のACKチャネルとCQIチャネルのタイミングで、ブロードキャスト伝送する。
各端末局は、自身以外の端末局からブロードキャスト伝送されたACKチャネル信号とCQIチャネル信号をアンテナ201を介して受信する。
ステップS1015では、各端末局の制御部205は、自身以外の端末局から受信したACKチャネル信号とCQIチャネル信号に基づき、記憶部210に記憶されているCQI/ACKテーブル211の更新を行う。もしACK/NAKとCQIの受信に失敗した場合、制御部205は、記憶部210におけるCQI/ACKテーブル211の情報を更新せず、元の情報のままとする。
ステップS1016では、中継順序の情報で次の中継局に指定された中継端末局(端末局3)が、MACフレーム3(404)の処理を行う。
このようにして、1つのスーパーフレームの周期内で、図10Aに示されるMACフレーム1の処理が1回実施され、図10Bに示されるMACフレーム2の処理が中継回数分(この例では3回分)繰り返される。
次に中継端末局における端末局データのスケジューリング処理の詳細について、図11〜図14を用いて説明する。
ソースデータ受信に失敗した端末局のためのデータスケジューリングは、各端末局で保持するCQI/ACKテーブルに基づいて行われる。CQI/ACKテーブルは、スーパーフレームの各中継端末局の中継順序を定義する中継順序情報と、各端末局が他の端末局から収集した受信応答信号とCQI信号に基づいて構築される。
図11に、中継端末局3でのCQI/ACKテーブルを示す。図11のテーブルの縦軸Tx1101は、端末局データの送信元を示しており、横軸Rx1102は受信先の端末局を示している。各セルには、所定の送信元と受信先の組み合わせにおけるRSSIに関するCQI情報が数値で記入されている。ACK/NAK情報は、セルの模様(ACK:網掛けなし/NAK:網掛けあり)により識別している。
例えばセル1103のデータは、制御局101がデータを送信したとき端末局1の受信電界強度(RSSI)が−80(dBm)であることを示す。また図11を見ると、既に受信した過去のMACフレームにおいて、端末局3が、既に端末局1からACKを受信していることがわかる。この結果は、端末局3が、端末局1のデータ受信の成功を認識していることを示している。
またセル1104のデータは、中継端末局1がデータを送信したとき端末局6の受信電界強度(RSSI)は、−120(dBm)であることを示している。そして端末局3は、まだ端末局6のACKを受信しておらず、端末局6がデータ受信に成功していないこと認識していることを示している。
更に、セル1105の「Unused」は、端末局2がデータを送信する対象になっていないので、そのセルが未使用(無効)であることを示している。また、セル1106の「Unused」は、中継端末局4が自身の端末局であるので、データ送信の対象とならないことを示している。なお、各端末局の受信電界強度の値は、1つ前のスーパーフレームで測定された値で示されている。
次に図13Aと図13Bに中継端末局における端末局データのスケジューリングのアルゴリズムをフローチャートで示す。
ステップS1301で、現在の中継端末局(Wcurr)は、ソースデータの受信に失敗した各端末局に対してソースデータを再送信するために、各端末局宛てのデータの繰り返し冗長数を決定するための優先度を設定する。この優先度の設定は図13Bの処理により行われる。
ステップS1311で、中継端末局(Wcurr)の中継データ優先度計算部217は、制御部205の指示に基づき、記憶部210に記憶されたCQI/ACKテーブル211を用いて、NAK状態の端末局を抽出する。つまり、ソースデータを受信できていない端末局(中継先通信局)を抽出する。そして、NAK状態の端末局のデータに対する優先度が全て設定されたどうかをチェックする。設定されていない時にはS1312へ分岐する。全て設定済みの場合は処理を終了する。
ステップS1312で、制御部205は、まだ優先度の解析がされていない端末局宛てのデータの中で、NAK状態の端末局宛てのデータのうちひとつを選択する。
ステップS1313で、中継データ優先度計算部217は、制御部205の指示に基づき、CQI/ACKテーブル211を参照する。そして、選択された端末局へ中継端末局からデータを送信したときの受信電界強度(RSSIcurr)を第1受信レベルとして取得する。
ステップS1314で、制御部205は、中継データ優先度計算部217を用いて、受信電界強度の値が小さいほど、端末局データのMACフレームのスロット割り当て数(冗長数)が多くなるように、選択された端末局データの優先度を上げる。この設定は、抽出した端末局で受信品質が低いほど、1つのフレーム内の端末局データ冗長数を多くするように優先度を設定する設定手段の一例である。この優先度の設定により、状態の良くない伝送路ほどデータの冗長数が増えるので、伝送路の良くない端末局で、正しくデータを受信できる確率を高める効果がある。
ステップS1315で、制御部205は、中継データ優先度計算部217を用いて、この中継局が最後で、次の中継端末局(Wafter)が存在するかどうかをチェックする。次の中継端末局(Wafter)が存在する場合、ステップS1316の動作へ進む。次の中継端末局(Wafter)が存在しない場合は、現在の中継端末局(Wcurr)で送信する必要があるので、制御部205は、ステップS1322の動作へ分岐し、選択された端末局データのスロット割り当て数の優先度を上げる。このステップは、最後の端末局であることを認識し、正しくデータを受信できていない端末局のデータの冗長数を増やすことで、その端末局での正しく受信できる確率を高めるという効果がある。
ステップS1316で、制御部205は、中継データ優先度計算部217を用いて、受信データ復号部208において復号された受信データが正しく復号されているかをチェックする。もし正しく復号できていない場合、制御部205は、次の中継端末局(Wafter)がデータの受信に失敗した端末局へのデータを再送信するほうが良いと判断する。この判断により、次の中継端末局にデータ送信をゆだねることで、無駄なデータの送信を防止する効果がある。この場合、制御部205は、ステップS1320の動作へ分岐することで、選択された端末局データのスロット割り当て数の優先度を下げる。もし、受信データが正しく復号されている場合、ステップS1317へ移る。
ステップS1317で、制御部205は、CQI/ACKテーブル211を参照して、次の中継端末局に対する選択された端末局での受信電界強度(RSSIafter)を第2受信レベルとして取得する。
ステップS1318で、制御部205は、中継データ優先度計算部217を用いて、第1受信レベルが第1閾値(現在の中継端末局と選択された端末局間との間の伝送路に許容される最小電界強度)より小さいかどうかをチェックする。もし小さいと判定された場合、現在の中継局に対する選択された端末局の受信レベル(RSSIcurr)の状態が良くない。したがって、次の中継端末局(Wafter)が選択された端末局データを中継する方が望ましい場合があるので、制御部205は、ステップS1321の動作へ分岐する。第1受信レベルが第1閾値より大きい場合は、制御部205により、ステップS1319へ進む。
ステップS1319で、中継データ優先度計算部217は、第2受信レベルと第1受信レベルとを比較する。第2受信レベルの方が第1受信レベルよりも大きく、また第2受信レベルと第1受信レベルとの差が第2閾値以上の場合、中継データ優先度計算部217は、次の中継端末局(Wafter)がソースデータを中継するほうが良いと判断する。(ここでいう第2閾値は、通信伝送路の最小電界強度に対する余裕を示す値である。)そしてステップS1320へ進む。もし第2受信レベルの方が第1受信レベルよりも小さい場合は、ステップS1323へ分岐する。
ステップS1320で、制御部205は、選択された端末局データのスロット冗長数を減少させるように優先度を下げる。このステップにより、次の中継端末局で端末データの送信を行うことを優先し、現在の中継端末局データの優先度を下げることで、他の端末局データの優先度を上げられるので、他の端末局が正しくデータを受信できる確率が高まるという効果がある。
ステップS1321で、中継データ優先度計算部217の解析の結果、受信レベル2が第3閾値より小さい場合、現在の中継端末局(Wcurr)が選択された端末局データを中継すべきと判断する。この第3閾値は、次の中継端末局と選択された端末局間との間の伝送路に許容される最少電界強度である。この判断により、伝送路の良くない次の中継端末局での送信に期待せず、現在の中継端末局でのデータ送信の優先度を上げることで、選択された端末局で正しくデータが受信される確率を高めるという効果がある。そして、ステップS1322へ進む。制御部205は、受信レベル2が第3閾値より大きい場合、ステップS1323の動作へ分岐する。
ステップS1322で、制御部205は、選択された端末局データのスロット冗長数を増加させるように優先度を上げる。
ステップS1323で、制御部205は、選択された端末局データの冗長数を決定するための優先度が設定されたことを示すフラグを有効にする。そしてステップS1311へ戻り、再び優先度が設定されていない端末局データの優先度を設定する。
ステップS1302で、制御部205は、データの受信に失敗した端末局データのスロット冗長数割り当てに使用する優先度の設定状況をチェックする。全スロットの割り当てが完了していない場合、制御部205は、ステップS1303の動作へ進み、空いているスロットにデータを割り当てる。全スロットの割り当てが完了している場合、ステップS1305へ分岐する。
ステップS1303で、制御部205は、割り当て優先度の最も高い端末局データを選択し、スロットに割り当てる。
ステップS1304で、制御部205は、特定の端末局宛てのデータにスロットの割り当てが集中しないように、割り当てた端末局データの割り当て優先度を下げる。この処理の後、再度ステップS1302の動作へ分岐する。
例えば複数のスロット全体の数に対する、同一端末局へデータ送信を送信するためのスロット数の占める割合である集中度を判定するための第4閾値を設定する。いま第4閾値を70パーセント以下と仮定する。またNAKを返した端末局はAとBの2つの局で、6つあるスロットの内、Aの端末局に5スロット、Bの端末局に1スロットが割り当てられていたと仮定する。この場合、Aの端末局の集中度は、87.5パーセントであり、第4閾値の70パーセントを超える。したがって、集中度が70パーセントを下回るようにAの端末局への優先度を下げる。この場合、Aの端末局にスロット数が5から4へ減少して割り当てられ、Bの端末局に2スロットが割り当てられることにより、集中度は規定の70%以下に設定される。
ステップS1305で、全スロットの割り当てが完了し、中継パケット生成部216は、各スロットのためのヘッダーやフレームチェックシーケンス(FCS)を付加する。
ステップS1306で、中継パケット生成部216は、ステップS1305での全スロットの割り当てに従い、MACフレームに挿入する通信スロット割り当て情報702の構築を行う。この割り当て情報は、MACフレーム内の6つのスロットに対して、どのスロットにどの端末局宛てのデータが格納されるかを示す。中継パケット生成部216は、この割り当て情報により、データ部502のデータ1からデータ6までの各スロットに対する情報を生成する。生成する各スロットの情報は、データを送る端末局の端末ID608、ペイロードのデータサイズを示すデータサイズ609、ペイロード部606、およびエラー検出のためのフレームチェックシークエンス607から構成される。ただし、周波数分割多重方式において、図9のMACフレームのパケット構成を採用する場合、スロットの割り当て情報702は不要である。
ステップS1307で,中継パケット生成部216は、図7に示す、同期用のプリアンブル603を付加し、下りMACフレームの生成を行う。
次に図12を用いて、端末局データの割り当て優先度を決定するためのルールの一例を示す。このルールをなすテーブルは、これまでに述べたスケジューリングアルゴリズムで使用される。
テーブルの左列1201は、優先度を設定するための条件を示し、右列1202は、各条件に従って設定される優先度の数値を示す。テーブルの行1203には、受信電界強度の値に対する優先度の数値が登録されている。例えば受信品質として、RSSI=−105(dBm)を取得すると、−105dBmに対する優先度(40)をテーブルから取得する。また行1204では、端末局のデータを1回スロットに割り当てるたびに、新たな優先度を算出するため、それまでの優先度に、0.5が乗算される(*0.5)ことを示している。(ここで、*は乗算を示す。)これは、優先度としては、元の半分の値になることを意味している。この優先度の設定は、図13Aに示すステップS1304の処理における「特定の端末局のデータに割り当てが集中しないように、割り当てた端末局データの割り当て優先度を下げる」ことに相当する。
また行1205では、データを次の中継端末局で送信したほうが良いと判断される場合に、新たな優先度を算出するため、それまでの優先度に0.5が乗算される(*0.5)ことを示している。これは図13Bにおける、ステップS1318とS1319とS1320における、優先度を下げる処理に相当する。
行1206では、データを現在の中継端末局で送信したほうが良いと判断される場合、新たな優先度を算出するため、それまでの優先度に対して1.5が乗算される(*1.5)ことを示している。これは図13BにおけるステップS1318とS1321とS1322における優先度を上げる処理に相当する。
更に、行1207では、現在の中継端末局が中継データを正しく復号できていない場合、新たな優先度を算出するため、それまでの優先度に0.5が乗算される(*0.5)ことを示している。これは図13における、ステップS1316とS1320での、優先度を下げる処理に相当する。
次に、データ冗長数の割り当てを行うとき、図11に示されるCQI/ACKテーブルと図12に示される優先度を決定するテーブルが用いられる。図14は、中継端末局3でのデータ冗長数の割り当てを算出した結果を示す。尚、この例では中継端末局において、他の端末局宛てのデータについて復号エラーはなかったものと仮定する。このテーブルにおいて縦軸1401のセルに、端末局3でデータを割り当てる必要のあるNAK状態の端末局を示す。制御部205は、図11のCQI/ACKテーブルを参照することにより、端末局4、5、6を選択している。
テーブルの横軸1402のスロット番号は、割り当てを行う3番目のMACフレームにおけるスロット番号を示す。この例では、1つの中継パケットは6個からなるスロットから構成される。テーブルの各セルには、所定のスロットにおける所定の端末局への割り当て優先度が数値で記入されている。割り当て結果が、セルの模様(割り当てスロット:網掛けあり/非割り当てスロット:網掛けなし)で示されている。
例えばテーブルのセル1403では、スロット1における端末局4への割り当て優先度は75であることを示している。同じスロット内の端末局の中で優先度が一番大きいので、制御部205は割り当て端末局データとして端末局4を選択する。これを示すためにセルに網掛けがされている。
またテーブルのセル1404では、スロット1における端末局6への割り当て優先度が30であることが示されている。制御部205は、同じスロット内の端末局の中で優先度が一番ではないので、端末局6は割り当て端末局として選択していない。したがって、このセルは網掛けのない状態になっている。
以上述べたように、本通信システムでは、中継局が、中継順序情報と自身が使用する伝送経路における各通信局の受信応答、各通信局間の受信品質情報を受信する。更に中継局は、他の中継局の伝送経路における各通信局の受信応答、受信品質情報をCQI/ACKテーブルとして保持する。そして中継局は、中継する通信局のデータの割り当て冗長数を、そのテーブル内容に従って動的に制御する。これにより、通信リソースの無駄な消費は避けられ、同時に通信システムとしてエラー耐性を向上させることが可能となる。
なお、本実施例では制御局101及び中継端末局2〜6の伝送方式に、ブロードキャスト伝送方式を用いている。しかし伝送方式にマルチキャスト伝送方式を用いた場合も、ブロードキャスト伝送方式と同様の効果が得られる。
<実施形態2>
マルチキャスト伝送方式の実施例として、周波数分割多重方式(Frequency Division Multiplex)を用いた送信例を示す。この周波数分割多重方式により、各端末局がブロードキャスト伝送するデータは、複数の端末局が、たとえ同じMACフレーム内でブロードキャスト伝送したとしても衝突しないように送信される。図9は、周波数分割多重方式のACKチャネル506及びCQIチャネル507のためのフォーマットを示す図である。
図10Cは、ACKチャネル506及びCQIチャネル507を送信した場合の、制御局101と各端末局1〜6間の送受信シーケンスを示す図である。
ステップS1021で、制御局101は、前のMACフレームの処理を終える。
ステップS1022で、中継端末局である端末局1は、中継伝送する端末局宛てのデータのスケジューリングを行う。まず、中継端末局1の中継データ優先度計算部は、CQI/ACKテーブルを用いて、受信に失敗した各端末局2、4、5および6の優先度を解析し、データ冗長数を設定する。中継パケット生成部は、設定された端末局のデータ冗長に基づき、中継パケットを生成する。
ステップS1023で、無線送信部は、MACフレーム2のタイミングで、中継パケット生成部で生成された中継パケットを変調し、端末局2、4、5および6へ送信する。
ステップS1024で、各端末局は、自身に割り当てられた周波数で送信されたソースデータを受信する。受信データ復号部は、受信した中継パケットと、ひとつ前のMACフレームの処理で制御局から受信したソースデータを使用して、受信データの最尤復号を行う。
ステップS1025で、端末局2、4、5および6の各々のACKチャネル生成部は、受信応答であるACK/NAKチャネルデータを生成する。そして、無線送信部は、図9に示されるACKチャネルに割り当てられた同じタイミングで、端末局ごとに異なる周波数を使用して、ACK/NAKチャネルデータをブロードキャスト伝送する。
ステップS1026で、CQI計算部は、データを受信した際の受信品質指標(CQI)を解析し、CQIチャネル生成部は、解析されたCQIを用いて、CQIチャネル信号を生成する。無線送信部は、生成されたCQIチャネル信号をそれぞれ、図9に示されるCQIチャネルに割り当てられるタイミングで、同時に、端末局ごとに異なる周波数を使用して、CQIチャネルをブロードキャスト伝送する。
ステップS1026で、各端末局は、自身以外の端末局から異なる周波数を用いてブロードキャスト伝送されたACKチャネル信号とCQIチャネル信号を受信する。受信したACKチャネル信号とCQIチャネル信号を用いて、制御部は、記憶部に記憶されているCQI/ACKテーブルの更新を行う。もし自身以外の端末局から送信されたACK/NAKとCQIの受信に失敗した場合、制御部はCQI/ACKテーブルの情報を更新せず、元の情報のままとする。
ステップS1027で、次の中継端末局(端末局3)がMACフレームの処理を行う。
以上のように、上記実施形態によれば、制御局からのデータを正しく受信できなかった通信局に対しては、制御局に代わって他の通信局がデータの再送を実行する。とりわけ再送対象(中継先通信局)となる通信局に対して、制御局よりも回線状態の良い通信局が再送を行うことにより、再送が成功する確率を高めることができる。また、通信局での受信状態に応じて再送するデータの冗長させて再送するので、再送の成功をより高めることができる。また、受信に成功した通信局にデータを送信したスロット(チャネル)を再送のためのスロット(チャネル)に利用するので、通信リソースを効率良く利用することができる。この結果、通信リソースの無駄な消費を避け、スループットを向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたコンピュータプログラムのコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるコンピュータプログラムのコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどがある。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
制御局と端末局の構成の一例を示す図である。 制御局の内部構成の一例を示すブロック図である。 端末局の内部構成の一例を示すブロック図である。 スーパーフレームのフォーマット構成の一例を示す図である。 MACフレームのフォーマット構成の一例を示す図である。 MACフレームのパケット構成の一例を示す図である。 MACフレームのパケット構成の他例を示す図である。 時分割中継伝送システムの送信ACK/CQIチャネルフォーマットの一例を示す図である。 周波数分割中継伝送システムの送信ACK/CQIチャネルフォーマットの一例を示す図である。 時分割中継伝送システムでのMACフレーム1における制御局、端末局間のデータ伝送シーケンス図である。 時分割中継伝送システムでのMACフレーム2における制御局、端末局間のデータ伝送シーケンス図である。 周波数分割中継伝送システムでのMACフレーム1における制御局、端末局間のデータ伝送シーケンス図である。 端末局データのスケジューリングに使用するCQI/ACKテーブルを示す図である。 端末局データの割り当て優先度の決定ルールを示すテーブルを示す図である。 中継端末局における端末局データ・スケジューリング処理の基本フローチャートを示す図である。 中継端末局における端末局データ・スケジューリング処理の詳細フローチャートを示す図である。 優先度に基づくスロット割り当ての結果例を示す図である。
符号の説明
101 制御局
1〜6 端末局
206 CQI計算部
207 CQIチャネル生成部
208 受信データ復号部
209 ACKチャネル生成部
211 CQI/ACKテーブル
214 中継順序情報
215 中継データ優先度情報
216 中継パケット生成部
217 中継データ優先度計算部
401 スーパーフレーム
501 MACフレーム
505 スロット
506 ACKチャネル
507 CQIチャネル
601, 701 下りMACフレーム
605 スロットトヘッダー
702 スロット割り当て情報

Claims (10)

  1. 複数の通信局を有する通信システムであって、
    前記複数の通信局のうち、データを中継する中継局は、
    中継対象のデータに対する他の通信局からの受信応答とを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した受信応答に基づいて、受信したデータの中継先通信局を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択した中継先通信局における前記中継局からのデータの受信品質に基づいて、中継先通信局にデータを中継する際の冗長度を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定した冗長度に従って、中継先通信局にデータを中継する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 他の通信局にデータを中継する中継局であって、
    中継対象のデータに対する他の通信局からの受信応答を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した受信応答に基づいて、受信したデータの中継先通信局を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択した中継先通信局における前記中継局からのデータの受信品質に基づいて、中継先通信局にデータを中継する際の冗長度を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定した冗長度に従って、中継先通信局にデータを中継する送信手段と、
    を有することを特徴とする中継局。
  3. 前記受信手段は、前記他の通信局における通信局間の受信品質を示す受信品質情報を受信し、
    前記受信品質情報に基づいて、前記選択した通信局の前記受信品質を解析する解析手段を有し、
    前記設定手段は、前記解析手段による解析の結果、受信品質が低い通信局ほど、1フレーム内の前記データの冗長数を多くするように優先度を設定することを特徴とする請求項2に記載の中継局。
  4. 前記受信手段は、前記中継対象のデータに含まれる中継局の中継順序を示す中継順序情報を受信し、
    前記中継局が前記中継順序情報により示された最後の中継局の場合、
    前記設定手段は、前記1フレーム内の前記データの冗長数を更に増加させるように優先度を設定することを特徴とする請求項3に記載の中継局。
  5. 前記設定手段は、前記中継局に対する前記選択した通信局の受信品質である第1受信レベルが、第1閾値より小さい場合、
    前記第1受信レベルと、前記中継順序情報により示された次の中継端末局に対する前記選択した通信局の受信品質である第2受信レベルとを比較し、
    前記第2受信レベルが前記第1受信レベルよりも大きく、かつ前記第2受信レベルと該第1受信レベルとの差が第2閾値より大きいとき、前記選択した通信局に対する前記1フレーム内の前記データの冗長数を減少させるように優先度を設定することを特徴とする請求項4に記載の中継局。
  6. 前記設定手段は、前記中継局に対する前記選択した通信局の受信品質である第1受信レベルが、第1閾値より大きく、前記中継順序情報により示された次の中継端末局に対する前記選択した通信局の受信品質である第2受信レベルが、所定の第3閾値と比べて小さい場合、前記1フレーム内の前記データの冗長数を増加するように優先度を設定することを特徴とする請求項5に記載の中継局。
  7. 前記設定手段は、前記1フレームにおける複数のスロット全体の数に対して通信局のスロット数の占める割合に基づいて、前記冗長度を設定することを特徴とする請求項4に記載の中継局。
  8. 前記設定手段は、前記中継局で受信したデータが正しく復号されなかった場合、該中継局での前記データの再送信は行わず、該中継局より後に中継を行う他の中継局で前記データの中継を行うように設定することを特徴とする請求項2に記載の中継局。
  9. 他の通信局にデータを中継する中継局の通信方法であって、
    中継対象のデータに対する他の通信局からの受信応答とを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した受信応答に基づいて、受信したデータの中継先通信局を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて選択した中継先通信局における前記中継局からのデータの受信品質に基づいて、中継先通信局にデータを中継する際の冗長度を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて設定した冗長度に従って、中継先通信局にデータを中継する送信ステップと、
    を有することを特徴とする中継局の通信方法。
  10. 請求項2乃至請求項8の何れか1項に記載の中継局としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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