JP2010020443A - 画面入力型画像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】XY電極および回路規模の増加なく高分解能を可能とした容量結合方式の画面入力型画像表示装置の提供。
【解決手段】タッチセンサ3のX座標電極とY座標電極の間の容量変化を検出する検出回路4と、検出回路4の検出出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル・コンバータ5と、タッチされた座標を判定するタッチパネル制御回路6と、タッチパネル制御回路6のタッチ座標データを入力すると共に、装置全体を統括制御する主制御回路7と、表示装置1の表示を制御する表示制御回路2とを備え、主制御回路7は、タッチ座標データからユーザのタッチの発生とその座標を判断し、当該判断された座標に応じた表示信号を表示制御回路2を通して表示装置1に供給し、表示に反映させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画面入力型画像表示システムにかかり、特に、少ない電極数にて高分解能を可能にした容量結合方式のタッチセンサを備える画面入力型画像表示システムに関する。
表示画面にスタイラスペンなどによってタッチ操作(接触押圧操作、以下、単にタッチと称する)することによって、情報を入力する画面入力機能をもつタッチセンサ(タッチパネルとも称する)を備えた画像表示装置は、PDAや携帯端末などのモバイル用電子機器、各種の家電製品、無人受付機等の据置型顧客案内端末に用いられている。このようなタッチ入力機能を備えた画像表示装置では、タッチされた部分の抵抗値変化あるいは容量変化を検出する方式、タッチにより遮蔽された部分の光量変化を検出する方式などが採用されたものが知られている。
そして、このようなタッチセンサを備える画像表示装置は、ユーザの操作性向上や新規アプリケーション(例えば、図形入力など)の実現のために、高分解能となる検出機能を持たせることが望まれている。
高分解能な検出方法に関して、たとえば下記特許文献1が開示する入力装置を挙げることができる。すなわち、特許文献1が開示する入力装置は、縦横二次元マトリクス状に配置した検出用縦方向の電極(X電極)に発信器からの信号を印加する第1のスイッチ群と、横方向の電極(Y電極)の信号を取出す第2のスイッチ群と、信号検出回路(AM変調回路)で構成される。この構成において、第1のスイッチ群により選択した1本のX電極に発信器から信号を入力し、この状態で第2のスイッチ群によりY電極を1本ずつ順次選択し、該X電極において静電容量の増加が発生しているかをAM変調回路で検出する。さらに、発信器からの信号を印加するX電極を順次選択する。この動作を繰り返すことで面でのタッチ箇所の静電容量の変化を検出する。
特開2006−179035号公報
しかし、特許文献1に開示の構成と動作において、小さな押圧面積での分解能を高めるためには、電極の間隔を狭める(XY両座標電極の増加)こととなる。このため、電極数の増加に伴い、スイッチ群の回路規模の増加、それにともないコストアップとなり、回路規模及びコストの要求が厳しいモバイル機器などへの適用は不都合となる。
本名発明の目的は、XY両座標電極及び周辺回路の回路規模を増加することなく、高分解能を可能とした容量結合方式の画面入力型画像表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、X座標電極及びY座標電極から線幅の異なった複数の座標補助電極を引き出す電極パターンを形成し、上記X座標電極及びY座標電極の座標補助電極の間隔をスタイラスペン等の入力素子の押圧面積以下の間隔とすることで、接触位置に応じた静電容量の変化を作り出すようにしたものである。
本発明の構成は、たとえば、以下のようなものとすることができる。
(1)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、表示装置の表示面上のタッチ位置の二次元座標を検出するタッチセンサを備えた画面入力型画像表示システムであって、
前記タッチセンサは、
前記表示装置の表示面上で二次元マトリクス状に配置されて押圧による容量変化を検出するための複数のX座標電極と、該X座標電極と絶縁層を介して交叉配置した複数のY座標電極と、該X座標電極間毎に引き出される複数のX座標補助電極と、該Y座標補助電極間毎に引き出される複数のY座標補助電極とを有しており、
前記X座標電極と前記Y座標電極の間の容量変化を検出する検出回路と、前記検出回路の検出出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル・コンバータと、タッチされた座標を判定するタッチパネル制御回路と、前記タッチパネル制御回路のタッチ座標データを入力すると共に、装置全体を統括制御する主制御回路と、前記表示装置の表示を制御する表示制御回路と、を備え、
前記主制御回路は、前記タッチ座標データからユーザのタッチの発生とその座標を判断し、当該判断された座標に応じた表示信号を前記表示制御回路を通して前記表示装置に供給し、表示に反映させることを特徴とする。
(2)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(1)において、前記複数のX座標補助電極は、前記X座標電極に対し垂直方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成され、
前記複数のX座標補助電極と絶縁膜を介して配置される前記複数のY座標補助電極は、前記Y座標電極に対し垂直方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成され、前記X座標補助電極のそれぞれと交差して配置されていることを特徴とする。
(3)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(2)において、前記複数のX座標補助電極、および前記複数のX座標補助電極は、隣接する一対のX座標電極と隣接する一対のY座標電極で囲まれる領域に形成されていることを特徴とする。
(4)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(2)において、前記複数のX座標補助電極は、それらの並設方向にかけて順次線幅が大きくなっていることを特徴する。
(5)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(2)において、前記複数のY座標補助電極は、それらの並設方向にかけて順次線幅が大きくなっていることを特徴する。
(6)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(1)において、前記タッチパネル制御回路は、前記アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のX座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極の座標を接触座標として判定し、前記アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のY座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したY座標電極の座標を接触座標として判定し、
該非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、前記複数のX座標補助電極よりタッチされたX座標補助電極の座標を判定し、該非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したY座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、前記複数のY座標補助電極よりタッチされたY座標補助電極の座標を判定することにより、接触位置の座標を出力することを特徴とする。
(7)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(6)において、前記タッチパネル制御回路は、各X座標補助電極および各Y座標補助電極にタッチされた場合のデジタルデータ値を保持する記憶回路を備え、タッチされたX座標電極およびY座標電極のデジタルデータ値と前記記憶回路に保持した値と比較することによって、タッチされたX座標補助電極およびY座標補助電極の座標を判定することを特徴とする。
(8)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(7)において、タッチされた各X座標電極および各Y座標電極にてデジタルデータ値の差が生じ、該デジタルデータ値の差が各X座標電極および各Y座標電極の座標に応じたある係数により算出可能な場合、前記記憶回路に該係数を保持し、タッチされたX座標電極およびY座標電極の座標と、前記記憶回路に保持された係数と、前記記憶回路に保持された各X座標補助電極および各Y座標補助電極にタッチされた場合のデジタルデータ値にて、座標判定基準となるライン毎のX座標補助電極およびY座標補助電極のデジタルデータ値を算出し、タッチされたX座標電極およびY座標電極のデジタルデータ値と前記算出した判定基準となるライン毎のX座標補助電極およびY座標補助電極のデジタルデータ値と比較し、タッチされたX座標補助電極およびY座標補助電極の座標を判定することを特徴とする。
(9)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(7)において、タッチされた各X座標電極および各Y座標電極にてデジタルデータ値の差が生じた場合、各X座標電極の各X座標補助電極および各Y座標電極の各Y座標補助電極ごとのタッチされた場合のデジタルデータ値を前記記憶回路に保持し、タッチされたX座標電極およびY座標電極のデジタルデータ値と前記記憶回路に保持された各X座標電極の各X座標補助電極および各Y座標電極の各Y座標補助電極ごとのデジタルデータ値と比較し、タッチされたX座標補助電極およびY座標補助電極の座標を判定することを特徴とする。
(10)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(1)において、 前記複数のY座標補助電極は、前記Y座標電極に対し垂直方向に延在された同形の三角形状をなし、絶縁膜を介して配置される前記X座標補助電極と交差することなく交互に配列されていることを特徴とする。
(11)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(10)において、前記複数のX座標補助電極、および前記複数のX座標補助電極は、隣接する一対のX座標電極と隣接する一対のY座標電極で囲まれる領域に形成されていることを特徴とする。
(12)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(10)において、 前記複数のX座標補助電極は、前記Y座標補助電極の延在方向と同方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成されていることを特徴とする。
(13)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(12)において、 前記前記複数のX座標補助電極は、その並設方向に順次線幅が大きくなっていることを特徴とする。
(14)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(10)において、 三角形状をなす前記Y座標補助電極は、その幅広の部分において前記Y座標電極に接続されていることを特徴とする。
(15)本発明の画面入力型画像表示システムは、たとえば、(10)において、 三角形状をなす前記Y座標補助電極は、その幅狭の部分において前記Y座標電極に接続されていることを特徴とする。
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
本発明の画面入力型画像表示システムによれば、X座標電極及びY座標電極から線幅が異なった複数の座標補助電極を引き出した電極パターンを形成し、アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のX座標電極及び複数のY座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極の座標を接触座標として判定し、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極及びY座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、複数のX座標補助電極及びY座標補助電極よりタッチされた座標を判定することで、電極間隔以下の小さな押圧面積でも高分解能な座標検出が可能となるため、ユーザの操作性向上が図れる。また、XY両座標電極を増加することがないため、回路規模及びコストの増加を抑制することが出来る。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
以下、本発明の最良の実施形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
〈実施例1〉
図1は、本発明の画面入力型画像表示システムの実施例1を示す概略構成図である。図1において、表示装置1に重ね合わせてタッチパネル3が貼り合わされて画面入力型画像表示装置が構成される。表示装置1は、液晶表示パネル、有機ELパネルなどである。タッチパネル3は静電容量結合方式のタッチパネルであり、このタッチパネル3にスタイラスペン等が接触(タッチ)したことによる容量変化を検出回路4が検出する。この容量変化の検出結果に基づく検出回路4の検出出力CMPはアナログ−デジタル・コンバータ(ADC)5を介してタッチパネル制御回路6に渡され、タッチされた座標(X座標、Y座標)が判定される。判定されたタッチ座標データPOSは画面入力型画像表示装置の全体を制御する主制御回路(システム制御回路、マイコンやCPU等で構成される)7に転送される。主制御回路7は、タッチ座標データPOSからユーザのタッチの発生とその座標を判断し、それに応じた表示信号SIGを表示制御回路2を通して表示装置1に供給し、表示に反映させる。検出回路4やADC5はタッチパネル制御回路6により制御される。
図2は、本発明の実施例1を構成するタッチパネル3の構成例を説明する模式平面図である。図2において、タッチパネル3へのタッチによる容量変化を検出するため、複数のX座標電極301と複数のY座標電極303に接続されるXY電極305が配置されている。なお、X座標電極301とY座標電極303との間には図示しない絶縁層(誘電体層)が介在する。また、X座標電極301とY座標電極303との間には、層間容量やフリンジ容量など電極自体の容量が形成される。また、タッチされる面には電極を劣化から保護する保護膜(図示せず)が形成されている。X座標電極301とY座標電極303はそれぞれの端子(X座標電極端子302、Y座標電極端子304)を通して図1に示した検出回路4に接続される。
図3(a)、(b)、(c)は、図2に示したXY電極305の具体的な電極パターンを説明する図である。図3(a)は電極パターンの平面図である。図中y方向に延在するX座標電極(たとえばX1)から、該X座標電極と平行に延在する、座標補助電極XS1 306、座標補助電極XS2 307、座標補助電極XS3 308、座標補助電極XS4 309が並設されて引き出されている。同様に、図中x方向に延在するY座標電極(たとえばY1)から、該Y座標電極と平行に延在する、座標補助電極YS1 310、座標補助電極YS2 311、座標補助電極YS3 312、座標補助電極YS4 313が並設されて引き出されている。これにより、XY電極305は、上記各座標補助電極によってメッシュ形状のパターンとなる。X座標電極の座標補助電極(以下、X座標補助電極と呼ぶ)は、同じ長さであり、線幅は、XS1 306<XS2 307<XS3 308<XS4 309の関係にあってそれぞれ異なっている。同様に、Y座標電極の座標補助電極(以下、Y座標補助電極と呼ぶ)は、同じ長さであり、線幅は、YS1 310<YS2 311<YS3 312<YS4 313の関係にあってそれぞれ異なっている。また、隣り合うX座標補助電極の間隔は、スタイラスペンなどの入力素子の押圧面積より小さく、同様に、隣り合うY座標補助電極の間隔はスタイラスペンなどの入力素子の押圧面積より小さくなっている。この理由は、スタイラスペンなどの入力素子の押圧面積がX座標補助電極の間隔またはY座標補助電極の間隔より小さく、且つタッチした箇所がX座標補助電極間もしくはY座標補助電極間の場合、静電容量の変化が生じず、タッチされた座標の検出ができなくなるのを回避するためである。図3(b)は図3(a)の図中下側から見た断面図であり、図3(c)は図3(a)の図中右側から見た断面図であり、314は保護膜、315は絶縁膜(誘電体層)、316はシールド、317は基板である。X座標補助電極306〜309とY座標補助電極310〜313との間に絶縁膜315が介在し、またX座標補助電極306〜309とY座標補助電極310〜313との間には層間容量やフリンジ容量や交差容量など電極自体の容量が形成される。また、タッチされる面にはXY電極を劣化から保護する保護膜314が形成される。このように、上記X座標補助電極306〜309および上記Y座標補助電極310〜313の線幅を全て異ならせることで、各座標補助電極にタッチされたときの静電容量の変化が異なり、位置に応じた静電容量の変化を作り出すことが可能となる。なお、図3に示す電極パターンは、XY両座標補助電極の線幅の関係を、それぞれ、XS1<XS2<XS3<XS4、YS1<YS2<YS3<YS4としたが、これに限らず、各座標補助電極にタッチされたときの静電容量の変化が異なり、且つ後述する検出回路4にて座標補助電極毎に座標検出可能な静電容量の変化を得ることができれば問題ない。また、本実施例ではXY座標補助電極の本数を4本ずつとしたが、これに限らず、例えばY1座標電極からY2座標電極までの長さをLy、最小X座標補助電極間隔をWx、最小X座標補助電極線幅をAx、後述する検出回路4にて座標補助電極毎に座標検出可能な最小X座標補助電極線幅差Bx、目標X座標補助電極数をCxとした場合、下記式1を満たすことが可能であれば、X座標補助電極本数を増加し、分解能を高めることも可能である。同様に、X1座標電極からX2座標電極までの長さをLx、最小Y座標補助電極間隔をWy、最小Y座標補助電極線幅をAy、後述する検出回路4にて座標補助電極毎に座標検出可能な最小Y座標補助電極線幅差By、目標Y座標補助電極数をCyとした場合、下記式2を満たすことが可能であれば、Y座標補助電極本数を増加し、分解能を高めることも可能である。
Figure 2010020443
Figure 2010020443
図4は、本発明の実施例1を構成する検出回路4の構成例を説明するブロック図である。検出回路4は、X座標電極(X1、X2、・・・X6)と、Y座標電極(Y1、Y2、・・・Y8)のそれぞれに接続する容量検出回路401が設けられている。各容量検出回路401には図1に示したタッチパネル制御回路6からイネーブル信号ENBとリセット信号RETが与えられ、検出出力CMPがアナログ−デジタル・コンバータ(ADC)5に出力される。イネーブル信号ENBとリセット信号RSTは制御信号CTLに含まれる。検出出力CMPは静電容量の変化に応じて幅が変化するパルス信号である。なお、この構成に限らず、各座標のX−Y座標電極間の容量変化をアナログ/デジタルで検出できる回路であればよい。
図5は、図4に示した容量検出回路401の具体的な構成例を説明する図である。符号402は電流源、403と404はスイッチ、405はローパスフィルタとバッファアンプ、406は比較器である。この回路は、初期状態でリセット信号RSTによりスイッチ404をオンして各電極を接地電位GNDにリセットしておく。検出時にイネーブル信号ENBでスイッチ403をオンする(スイッチ404はオフ)ことで電極接続端子(302,304)に接続されるX座標電極、Y座標電極に接続される容量成分へ電流源402からチャージし、そのチャージに必要となる時間を比較器406により検出する。これにより、座標を検出するためのX座標電極、Y座標電極で検出される容量がタッチにより増加した場合、ある一定の電位に到達するまでの時間が長くなるため、比較器406の出力結果CMPに容量変化が反映される。
比較器406の出力結果CMPは、図1に示したADC5によりデジタルデータに変換される。本実施例の場合には、ADC5はイネーブル信号ENBが有効(オン)の期間で、且つ出力結果CMPがローレベルとなる期間を計算し、その結果をデジタルデータCNTとして出力する。ADC5の一例としては、上記イネーブル信号ENBが有効で、且つ出力結果CMPがローレベルとなる期間だけ、デジタルデータCNTのパルスをカウントアップするカウンタを設けることで実現できる。
図6は、本発明の実施例1における座標を検出するためのX座標電極とY座標電極の全ての信号を検出する期間を説明する波形とタイミング図である。図6において、リセット信号RST(X1〜6,Y1〜8)と、このRST(X1〜6,Y1〜8)に応じてイネーブル信号ENB(X)、ENB(Y)が立ち上がって容量検出回路401が動作する。X座標の電極を検出する期間TsxではY座標の電極を接地GNDに接続しておき、Y座標の電極を検出する期間TsyではX座標の電極を接地電位GNDに接続しておく。但し、検出する座標の電極以外の処理(GND接続、あるいは高インピーダンス接続等の他の処理)には制限されない。ここで、タッチで選択されている部分の電極(座標電極X2、座標電極Y3)は容量成分が増加しているため、電荷の充電に時間がかかり、設定した基準電圧を超えるまでの時間が長くなる。それに応じてデジタルデータCNTも、デジタルデータCNT(X1、X2)(Y1、Y3)は、DX2>DX1、DY3>DY1と大きくなっている。すなわち、例えば、タッチされたX座標電極の電荷の充電時間はVINT(X2)に示され、タッチされていないX座標電極の電荷の充電時間はVINT(X1)に示したようになる。Y座標電極についても同様である。
図7は、図6で説明した動作によって第1の検出期間に得られたデジタルデータのパルスカウント値を示す図である。横軸にはX座標電極(X1、X2、X3、X4、X5、X6)、Y座標電極(Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、Y8)を、縦軸にはX座標電極、Y座標電極のデジタルデータのパルスカウント値を示す(図では、単にカウント値として示す)。図7において、X座標電極のピークはX2、Y座標電極のピークはY3となり、タッチされたXY座標が検出可能となる。
図8は、図1に示したタッチパネル制御回路6の具体的な構成例を説明する図である。タッチパネル制御回路6では、X座標電極およびY座標電極を検出する各電極の信号に基づいて検出したデジタルデータCNTから、X座標電極およびY座標電極の出力パルスのカウント値が最大となる座標(XL/YL)と、X座標電極およびY座標電極でのピーク値(MCNTX/MCNTY)をピーク座標検出部601で検出する。駆動制御部603は、ピーク座標検出部601の処理終了信号SEに応じて、制御信号CTLを出力する。
演算処理部602は、ピーク座標検出部601より出力されるXL/YL/MCNTX/MCNTYにより、図3に示したX座標電極およびY座標電極の座標補助電極の座標(XSOUT/YSOUT)を検出し、XL/YLと共に座標データPOSとして主制御回路7に出力する。
図9および図10は、図8の演算処理部のシーケンスの一例を説明するフローチャートおよびグラフである。まず、レジスタに保持しておいた係数Aおよび係数Bを設定する。一般的に、XY座標電極端子に最も近いXY電極と最も遠いXY電極では、配線抵抗および寄生容量などの影響により、X電極302(図2参照)およびY電極304(図2参照)に最も近いXY電極のVINTに対し、最も遠いXY電極のVINTでは波形が鈍ってしまい、CNT値が大きくなってしまう。そのため、タッチされた電極のラインに応じた正確なCNT値を判定するため、上記配線抵抗および寄生容量などの影響によるライン単位でのCNT増加係数をA(X座標電極用)およびB(Y座標電極用)とし、レジスタに保持している。
次に、XY座標電極端子に最も近いXY座標補助電極(XS1〜XS3/YS1〜YS3)を基準としたCNTであるREFX1(XS1接触時のCNT)、REFX2(XS2接触時のCNT)、REFX3(XS3接触時のCNT)、REFX4(XS4接触時のCNT)、REFX12(XS1とXS2共に接触時のCNT)、REFX23(XS2とXS3共に接触時のCNT)、REFX34(XS3とXS4共に接触時のCNT)、REFX123(XS1とXS2とXS3共に接触時のCNT)、REFX234(XS2とXS3とXS4共に接触時のCNT)とREFY1(YS1接触時のCNT)、REFY2(YS2接触時のCNT)、REFY3(YS3接触時のCNT)、REFY4(YS4接触時のCNT)、REFY12(YS1とYS2共に接触時のCNT)、REFY23(YS2とYS3共に接触時のCNT)、REFY34(YS3とYS4共に接触時のCNT)、REFY123(YS1とYS2とYS3共に接触時のCNT)、REFY234(YS2とYS3とYS4共に接触時のCNT)をレジスタより設定する。
次に、上記設定したリファレンスCNT REFXに係数Aとピーク座標検出部601より出力されたYLをかけた値 REFX'を算出する。同様に、上記設定したリファレンスCNT REFYに係数Bとピーク座標検出部601より出力されたXLをかけた値 REFY'を算出する。
次に、ピーク座標検出部601より出力されたMCNTXおよびMCNTYを、上記算出した各REFX'と各REFY'と比較する。比較方法としては図10に示すように、タッチされるX座標補助電極でのCNT値(=タッチされた補助電極の線幅)の関係を、XS1の線幅=1、XS2の線幅=2、XS3の線幅=4、XS4の線幅=6とした場合、REFX1'(XS1の線幅)<REFX2'(XS2の線幅)<REFX12'(XS1+XS2の線幅)<REFX3'(XS3の線幅)<REFX23'(XS2+XS3の線幅)<REFX4'(XS4の線幅)<REFX123'(XS1+XS2+XS3の線幅)<REFX34'(XS3+XS4の線幅)<REFX234'(XS2+XS3+XS4の線幅)<REFX1234'(XS1+XS2+XS3+XS4の線幅)とし、タッチされるY座標補助電極でのCNT値(=タッチされた補助電極の線幅)の関係を、YS1の線幅=1、YS2の線幅=2、YS3の線幅=4、YS4の線幅=6とした場合、REFY1'(YS1の線幅)<REFY2'(YS2の線幅)<REFY12'(YS1+YS2の線幅)<REFY3'(YS3の線幅)<REFY23'(YS2+YS3の線幅)<REFY4'(YS4の線幅)<REFY123'(YS1+YS2+YS3の線幅)<REFY34'(YS3+YS4の線幅)<REFY234'(YS2+YS3+YS4の線幅)<REFY1234'(YS1+YS2+YS3+YS4の線幅)とし、上記各REFX'および各REFY'に±α(≧0となる値)とした範囲にて、MCNTX(X2のCNT値)とMCNTY(Y3のCNT)値が、どの範囲内であるか検出する。
本実施例ではMCNTXはREFX34'の範囲であることから、XSOUTにはXS3とXS4の座標補助電極2本がタッチされたことを示す値を設定する。同様に、MCNTYはREFY34'の範囲であることから、YSOUTにはYS3とYS4の座標補助電極2本がタッチされたことを示す値を設定する。なお、上記算出した各REFX'の範囲以上である場合は、XS1〜XS4の座標補助電極4本を同時にタッチしたことを示す値をXSOUTに設定する。同様に、上記算出した各REFY'の範囲以上である場合は、YS1〜YS4の座標補助電極4本を同時にタッチしたことを示す値をYSOUTに設定する。
最後に、ピークCNTを示したX座標電極およびY座標電極のライン値であるXLおよびYLと、上記設定したタッチされた補助電極座標を示すXSOUTとYSOUTを座標データPOSとして主制御回路7に出力する。
なお、本実施例では、タッチされる補助電極の線幅の関係を、X座標補助電極にあって、(XS1)<(XS2)<(XS1+XS2)<(XS3)<(XS2+XS3)<(XS4)<(XS1+XS2+XS3)<(XS3+XS4)<(XS2+XS3+XS4)<(XS1+XS2+XS3+XS4)とし、また、Y座標補助電極にあって、(YS1)<(YS2)<(YS1+YS2)<(YS3)<(YS2+YS3)<(YS4)<(YS1+YS2+YS3)<(YS3+YS4)<(YS2+YS3+YS4)<(YS1+YS2+YS3+YS4)とした。しかし、これに限定されることはない。各座標補助電極にタッチされたときの静電容量の変化が異なり、且つタッチされた座標補助電極の座標検出可能な静電容量の変化が成立すれば問題ない。
また、本実施例では、算出したリファレンスCNTである各REFX'と各REFY'に同一の±αとした範囲にてMCNTXとMCNTYを座標判定したが、これに限らず、各REFX'および各REFY'ごとの値を設定しても問題ない。
以上より、X座標電極およびY座標電極から線幅の異なった複数の座標補助電極を引き出す電極パターンとし、アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数の座標電極及のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示した座標電極の座標を接触座標として判定し、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示した座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、複数の座標補助電極よりタッチされた座標を判定することで、X座標電極およびY座標電極の間隔以下の小さな押圧面積でも高分解能な座標検出が可能となるため、ユーザの操作性向上を実現できる。また、XY両座標電極の増加がないため、検出回路などの周辺回路の回路規模及びコストの増加を抑制することができる。
〈実施例2〉
次に、図11を参照して本発明の実施例2を説明する。図11は図3と対応した図となっている。前記した実施例1では、図3で説明したように、XY両座標電極より線幅の異なった複数の座標補助電極を引き出すことで(メッシュ形状)、各座標補助電極にタッチされたときの静電容量の変化が異なり、位置に応じた静電容量の変化を作り出したが、実施例2では、図11に示すように、X座標補助電極は図3と同様であるが、Y座標補助電極1101〜1104は三角形の同一形状であり、且つX座標補助電極間に配置される(くさび形状)。上記三角形の形状とすることで、先端部(一番線幅が細い部分)から後端部(一番線幅が太い部分)にかけて線幅が太くなることから、上記Y座標補助電極のどの箇所をタッチしても、静電容量の変化は全て異なり、位置に応じた静電容量の変化を作り出すことが可能となる。また、実施例1で説明した図3のXY電極の形状はメッシュ形状であるが、本実施例の図11のXY電極の形状はくさび形状であるため、X座標補助電極とY座標補助電極は交差しないため交差容量が存在せず、より理想値に近い静電容量の変化を作り出すことが可能となる。なお、本実施例ではXY両座標補助電極の本数を4本ずつとしたが、これに限らず、実施例1で示した式1および式2を満たすことが出来れば、XY両座標補助電極の本数を増加し、分解能を高めることが可能となる。また、Y座標補助電極の後端部とY座標電極を接続してるが、これに限らず、先端部とY座標電極を接続しても問題ない。以上より、実施例2により、Y座標補助電極の形状を同一の三角形の形状とし、X座標補助電極間に配置することで、より詳細な座標検出が可能となり、ユーザの操作性向上を実現できる。
〈実施例3〉
次に、図12を参照して本発明の実施例3を説明する。前記した実施例1では、図9で説明したように、上記配線抵抗および寄生容量などによるCNT増加係数AおよびBと、各座標補助電極のリファレンスCNT値と、タッチされたXY電極のライン数XL・YLをかけた値を算出し、ピークCNTであるMCNTX・MCNTYと上記算出値を比較し、XY両座標補助電極の座標を検出した。
しかし、この実施例3では、図12に示すように、演算処理部602内にてルックアップテーブル(以下、「LUT」と呼ぶ)を持ち、LUTにはタッチ時の各XY電極内の座標補助電極毎のリファレンスCNT値を保持し、ピーク座標検出部601より出力されたXLおよびYLに関連した上記CNT値をLUTより設定し、ピーク座標検出部601より出力されたMCNTXおよびMCNTYを上記LUTより設定したCNT値と比較するようにした。また、本実施例ではLUTを用いて各ラインでのXY電極のタッチ時のCNT値を保持したが、これに限らず、タッチ時の各XY電極のリファレンスCNT値を保持可能であり、検出データより参照可能であれば問題ない。また、本実施例ではLUTに各XY電極のリファレンスCNTを保持したが、これに限らず、例えば各XY電極のCNT増加係数などを保持し、該CNT増加係数を元に各XY電極のリファレンスCNTを算出するなど、正確なXY座標補助電極位置を検出可能であれば問題ない。このことから、実施例3では、各XY電極のリファレンスCNT値を保持することで、例えば製造ばらつきなどによって、各XY電極での静電容量の変化がばらついても、正確に座標検出することが可能となる。
本発明の画面入力型画像表示システムの実施例1を説明する構成図である。 前記画面入力型画像表示システムに備えられるタッチパネルの構成の一実施例を説明する模式平面図である。 前記タッチパネルに備えられるXY電極の構成の一実施例を説明する模式平面図である。 前記画面入力型画像表示システムに備えられる検出回路の一実施例を説明するブロック図である。 前記検出回路に備えられる容量検出回路の一実施例を説明する図である。 前記画面入力型画像表示システムにおける第1の検出期間を説明する波形とタイミング図である。 図6で説明した動作にて得たデジタルデータのパルスカウント値を示す図である。 前記画面入力型画像表示システムに備えられるタッチパネル制御回路の一実施例を説明する図である。 図8における演算処理部のシーケンスを説明するフローチャートである。 図7で説明したデジタルデータのパルスカウント値とタッチされた座標補助電極カウント範囲を説明する図である。 本発明の実施例2であるXY電極の構成例を説明する模式平面図である。 本発明の実施例3である演算処理部のシーケンスを説明するフローチャートである。
符号の説明
1……表示装置、2……表示制御回路、3……タッチパネル、4……検出回路、5……ADC、6……タッチパネル制御回路、7……主制御回路、301……X電極、302……X電極端子、303……Y電極、304……Y電極端子、305……XY電極、306……XS1、307……XS2、308……XS3、309……XS4、310……YS1、311……YS2、312……YS3、313……YS4、401……容量検出回路、402……電流源、403、404……スイッチ、405……ローパスフィルタとバッファアンプ、406……比較器、601……ピーク座標検出部、602……駆動制御部、603……演算処理部、1101、1102、1103、1104……Y補助電極。

Claims (6)

  1. 表示装置の表示面上のタッチ位置の二次元座標を検出するタッチセンサを備えた画面入力型画像表示システムであって、
    前記タッチセンサは、
    前記表示装置の表示面上で二次元マトリクス状に配置されて押圧による容量変化を検出するための複数のX座標電極と、該X座標電極と絶縁層を介して交叉配置した複数のY座標電極と、該X座標電極間毎に引き出される複数のX座標補助電極と、該Y座標補助電極間毎に引き出される複数のY座標補助電極とを有しており、
    前記複数のX座標補助電極は、前記X座標電極に対し垂直方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成され、前記複数のX座標補助電極と絶縁膜を介して配置される前記複数のY座標補助電極は、前記Y座標電極に対し垂直方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成され、前記X座標補助電極のそれぞれと交差して配置され、前記複数のX座標補助電極、および前記複数のX座標補助電極は、隣接する一対のX座標電極と隣接する一対のY座標電極で囲まれる領域に形成され、前記複数のX座標補助電極は、それらの並設方向にかけて順次線幅が大きくなっており、前記複数のY座標補助電極は、それらの並設方向にかけて順次線幅が大きくなっている電極形状を有しており、
    前記タッチセンサの前記X座標電極と前記Y座標電極の間の容量変化を検出する検出回路と、前記検出回路の検出出力をデジタルデータに変換するアナログ−デジタル・コンバータと、タッチされた座標を判定するタッチパネル制御回路と、前記タッチパネル制御回路のタッチ座標データを入力すると共に、装置全体を統括制御する主制御回路と、前記表示装置の表示を制御する表示制御回路と、を備え、前記主制御回路は、前記タッチ座標データからユーザのタッチの発生とその座標を判断し、当該判断された座標に応じた表示信号を前記表示制御回路を通して前記表示装置に供給し、表示に反映させる画面入力型画像表示システムにおいて、
    前記タッチパネル制御回路は、前記アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のX座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極の座標を接触座標として判定し、前記アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のY座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したY座標電極の座標を接触座標として判定し、
    該非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、前記複数のX座標補助電極よりタッチされたX座標補助電極の座標を判定し、該非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したY座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、前記複数のY座標補助電極よりタッチされたY座標補助電極の座標を判定することにより、接触位置の座標を出力することを特徴とする画面入力型画像表示システム。
  2. 前記複数のY座標補助電極は、前記Y座標電極に対し垂直方向に延在された同形の三角形状をなし、絶縁膜を介して配置される前記X座標補助電極と交差することなく交互に配列されており、前記複数のX座標補助電極、および前記複数のX座標補助電極は、隣接する一対のX座標電極と隣接する一対のY座標電極で囲まれる領域に形成され、前記複数のX座標補助電極は、前記Y座標補助電極の延在方向と同方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成され、前記複数のX座標補助電極は、その並設方向に順次線幅が大きくなっており、三角形状をなす前記Y座標補助電極は、その幅広の部分において前記Y座標電極に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画面入力型画像表示システム。
  3. 前記タッチパネル制御回路は、各X座標補助電極および各Y座標補助電極にタッチされた場合のデジタルデータ値を保持する記憶回路を備え、タッチされたX座標電極およびY座標電極のデジタルデータ値と前記記憶回路に保持した値と比較することによって、タッチされたX座標補助電極およびY座標補助電極の座標を判定することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の画面入力型画像表示システム。
  4. タッチされた各X座標電極および各Y座標電極にてデジタルデータ値の差が生じ、該デジタルデータ値の差が各X座標電極および各Y座標電極の座標に応じたある係数により算出可能な場合、前記記憶回路に該係数を保持し、タッチされたX座標電極およびY座標電極の座標と、前記記憶回路に保持された係数と、前記記憶回路に保持された各X座標補助電極および各Y座標補助電極にタッチされた場合のデジタルデータ値にて、座標判定基準となるライン毎のX座標補助電極およびY座標補助電極のデジタルデータ値を算出し、タッチされたX座標電極およびY座標電極のデジタルデータ値と前記算出した判定基準となるライン毎のX座標補助電極およびY座標補助電極のデジタルデータ値と比較し、タッチされたX座標補助電極およびY座標補助電極の座標を判定することを特徴とする請求項3に記載の画面入力型画像表示システム。
  5. タッチされた各X座標電極および各Y座標電極にてデジタルデータ値の差が生じた場合、各X座標電極の各X座標補助電極および各Y座標電極の各Y座標補助電極ごとのタッチされた場合のデジタルデータ値を前記記憶回路に保持し、タッチされたX座標電極およびY座標電極のデジタルデータ値と前記記憶回路に保持された各X座標電極の各X座標補助電極および各Y座標電極の各Y座標補助電極ごとのデジタルデータ値と比較し、タッチされたX座標補助電極およびY座標補助電極の座標を判定することを特徴とする請求項3に記載の画面入力型画像表示システム。
  6. 前記複数のY座標補助電極は、前記Y座標電極に対し垂直方向に延在された同形の三角形状をなし、絶縁膜を介して配置される前記X座標補助電極と交差することなく交互に配列されており、前記複数のX座標補助電極、および前記複数のX座標補助電極は、隣接する一対のX座標電極と隣接する一対のY座標電極で囲まれる領域に形成され、前記複数のX座標補助電極は、前記Y座標補助電極の延在方向と同方向に延在され、長さが同じで線幅はそれぞれ異なって形成され、前記複数のX座標補助電極は、その並設方向に順次線幅が大きくなっており、三角形状をなす前記Y座標補助電極は、その幅広の部分において前記Y座標電極に接続されている電極形状を有する画面入力型画像表示システムにおいて、
    前記タッチパネル制御回路は、前記アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のX座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極の座標を接触座標として判定し、前記アナログ−デジタル・コンバータより出力された複数のY座標電極のデジタルデータより、非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したY座標電極の座標を接触座標として判定し、該非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したX座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、前記複数のX座標補助電極よりタッチされたX座標補助電極の座標を判定し、該非接触時のデジタルデータ値と最も差のあるデジタルデータ値を示したY座標電極のデジタルデータ値のレベルに応じて、前記複数のY座標補助電極よりタッチされたY座標補助電極の座標を判定し、接触位置の座標を出力することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の画面入力型画像表示システム。
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