JP2010011208A - 多チャンネル処理装置及びテレビジョン信号処理方法及びテレビジョン信号受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理能力以上の複数のEMM,ECMの復号処理が必要となったときは、自動的に同時録画するコンテンツ数に制限を与える。
【解決手段】複数のチューナにより同時受信した複数チャンネの各コンテンツに含まれる各制御情報を取得し、前記コンテンツのスクランブル状態を解除するために、前記各制御情報内の各スクランブルキーを復号し、復号した前記各スクランブルキーで対応する前記各コンテンツをデスクランブルする。復号した前記複数のスクランブルキーをデスクランブルラにセットするまでの総合時間が、予め設定している時間を越えるような場合、いずれかの制御情報の復号処理を省略する。
【選択図】 図1

Description

この発明はデジタル放送信号を受信する装置として有効な多チャンネル処理装置及び処理方法及び受信装置に関する。
地上波デジタル放送システム、衛星(BS/CS)デジタル放送システムでは、有料放送サービスの目的のため、もしくは無料放送においては著作権保護の目的のため、放送するコンテンツに対してスクランブルを施して送信している。このためにデジタル放送システムにおいては、有料放送においては契約者の受信装置のみが前記スクランブルを解除できるように、もしくは無料放送においては著作権保護を遵守する受信装置のみが前記スクランブルを解除できるように、制御情報を送信している。
制御情報としては、例えばEMM(Entitlement Management Message)、ECM(Entitlement Control Message)などがある。EMMは、マスターキー(Km)でワークキー(Kw)及び契約者情報を暗号化した情報である。ECMは前記ワークキー(Kw)でスクランブルキー(Ks)を暗号化した情報である。スクランブルキー(Ks)は、コンテンツをスクランブルしたキーである。
受信側では、上記EMM,ECMを復号する機能を有する。このとき契約者の受信機が契約者情報を確認することができる。EMMが復号されるとき、受信機に備わるマスターキー(Km)により、契約者の受信機であることが確認され、かつワークキー(Kw)が復号される。このワークキー(Kw)を用いて、ECM内のスクランブルキー(Ks)が復号される。
そしてスクランブルキー(Ks)を用いてスクランブルドコンテンツのスクランブル状態が解除される。
一方、近年では受信したチャンネルのコンテンツをトランスポートストリーム(TS)の状態で自動的に録画する録画装置が開発されている。この録画装置は、記録技術、記録速度の向上及び記録メディアの発展により記憶容量が大きくなっている。それ故、利用者としては、複数のチューナを用意し、多チャンネルを同時受信し、複数のコンテンツを同時録画したいという要望がある。
そこで従来の受信装置において、複数のチューナを用意し、チューナの同時受信状態を形成し、多チャンネル受信で得た複数コンテンツを録画装置にて録画する試みがなされた。ここで複数コンテンツには、それぞれ独自のスクランブルがかかっているために、スクランブルを解除しなければならない。しかもデジタル放送システムにおける運用では、上記したECM内のスクランブルキー(Ks)は、セキュリティーの低下を防止する目的から定期的に変更される。このために受信装置では、ECMを常時監視し、ECMの更新すなわちスクランブルキー(Ks)の変更があったときにそのECMの復号処理を実施する必要がある。
通常は上記したEMM,ECMの復号処理は、セキュリティーを上げるためにICカードのチップ内で実行されている(特許文献1)。
ところが、多チャンネル受信で得た複数コンテンツを録画装置にて同時録画するためには、多数のECMを高速で復号する必要がある。しかしながらICカードの動作速度には限界があるために、希望の数のECMを適切な時間内で復号することが不可能である。このような問題点を改善するために、特許文献1では、ICカードを複数用意して多数のECMの処理を分散し、全体の復号処理時間を短縮している。
しかしながらICカードの数を増加する考え方であると、さらにチャンネル数が多くなったときはさらにICカードの数を増加しなければならない。このことは受信装置の物理的なカードインターフェースを増設することにつながる。また処理能力以上の複数コンテンツが到来したときに誤動作することが考えられる。
特開2007−266734号公報
本発明は、第1に多チャンネル受信で得た複数コンテンツを録画装置にて同時録画するが、処理能力以上の複数のEMM,ECMの復号処理が必要となったときは、自動的に同時録画するコンテンツ数に制限を与えることができる装置及び処理方法を提供することを目的とする。
この発明は上記の課題を解決するために、複数のチューナにより同時受信した複数チャンネの各コンテンツに含まれる各制御情報を取得し、前記コンテンツのスクランブル状態を解除するために、前記各制御情報内の各スクランブルキーを復号し、復号した前記各スクランブルキーで対応する前記各コンテンツをデスクランブルする多チャンネル受信装置であって、復号した前記各スクランブルキーをデスクランブルラにセットするまでの総合時間が、予め設定している時間を越えるものと、設定した時間内に到来した前記各制御情報の数から計算された場合、いずれかの制御情報の復号処理を省略する監視部を有したことを特徴とする。
上記の手段により、多チャンネル受信で得た複数コンテンツを録画装置にて同時録画するが、処理能力以上の複数のEMM,ECMの復号処理が必要となったときは、自動的に同時録画するコンテンツ数に制限を与えることができる。このために最小数の例えばICカードを用いる受信装置を実現可能となる。
以下図面を参照しこの発明の実施の形態を説明する。図1には、この発明が適用された例えば多チャンネル録画再生サーバ10の構成例を示している。この装置は、チューナ装置100として複数のチューナ部、例えば10個のチューナ部101、102、103、・・・110を有し、同時に複数のチャンネルを受信することができる。チューナ部の数は一例であり、もっと多くても良いし、少なくてもよい。チューナ部101、102、103・・・110から出力された受信チャンネル、例えばCH1-CH10のトランスポートストリームは、録画再生制御部200と電子番組案内情報(EPG)処理部301に送られる。このときセレクタ121を介して送られてもよい。またセレクタ121により、送出されるトランスポートストリームが制限されてもよい。
なおチューナ部101、102、103、・・・110の出力を選択するセレクタが設けられていてもよい。また、チューナ部101、102は、例えばBS放送チューナ部、CS放送チューナ部であり、他は地上波デジタル放送チューナ部である。
上記の録画再生制御部200は、番組信号に関する信号処理を行うもので、録画装置210に対する記録再生処理を実行する。なお、記録処理はチューナ部の数と同数のトランスポートストリームを全部行えることを目標としている。但し、後述するように処理能力の条件に応じて、記録処理があるトランスポートストリームに対して制限されることがある。
再生処理においては複数の録画コンテンツ(録画チャンネル)を同時に再生要求しても、各要求した録画コンテンツ(録画チャンネル)を再生できるように対策されている。このため録画装置210が例えばハードディスクドライブで構成される場合には、1つのハードディスクではなく、複数のハードディスクを組み合わせ使用することもある。この場合、例えばハードディスク1でCH1、CH2のトランスポートストリームを記録再生、ハードディスク2でCH3、CH4のトランスポートストリームを記録再生するなど分散処理させることで対応する。
また録画再生制御部200は、受信したチャンネルの番組信号もしくは録画装置210からの再生信号を選択処理して、MPEGデコーダ211に出力する。この場合、録画再生制御部200は出力番組信号選択部421からの制御信号に基いて出力する番組信号を決定している。このように録画再生制御部200から出力する番組信号は、チューナ装置100からのリアルタイム放送の番組信号、または、録画装置210で再生された再生番組信号の場合がある。
MPEGデコーダ211でデコードされた表示信号は、オンスクリーン表示処理部212、ネットワーク接続部(図示せず)を介して送信信号としてネットワークに送出される。そしてクライアントとしてのテレビジョン受信装置TV1にて受信され表示される。
301は、電子番組案内情報(EPG)処理部であり、EPGメモリ302を接続されている。EPGメモリ302は各チャンネルの電子番組案内情報を例えば1週間分蓄積している。この図1の例は、例えば日本の地上デジタル放送のようにCH1-CH4の各トランスポートストリームから各チャンネルのEPG情報を抽出する例を示しているが、BSデジタル放送のように各チャンネルにBS全チャンネルのEPG情報が多重されている場合もある。いずれにしても、電子番組案内情報(EPG)処理部301、EPGメモリ302では多チャンネル受信装置で受信可能なチャンネル数分(図1の例では10チャンネル)のEPG情報を受信、抽出し、記憶するものとする。
EPG処理部301は、操作入力に応じてEPGメモリ302のEPG情報を読出し、オンスクリーン表示処理部212に供給する。このときは、表示を要求したクライアントの表示部の画面に例えば1週間分の番組案内を表示することができる。勿論、EPG処理部301は、電子番組案内情報を常に新しい内容に更新するようにCH1-CH4のトランスポートストリームからEPG情報を抽出し、EPGメモリ302に更新記憶する機能を備える。
511は、システムコントロール部であり、例えばリモートコントローラ受信部512からの操作入力を受け付けて、チャンネル選択、番組選択、録画番組の再生、レジューム情報の処理などを制御する。513はリモートコントローラである。
システムコントロール部511は、出力番組信号選択部421、配信処理部422などを含む。なお出力番組信号選択部421、配信処理部422などはシステムコントロール部511から独立して設けられていてもよい。出力番組信号選択部421は、利用者が番組表を参照し、リモートコントローラを介して番組出力を要求したときに、要求された番組信号が再生さされるように録画再生制御部を制御する。配信処理部422は、再生された番組信号を要求したクライアント(例えばテレビジョン受信装置TV1)のアドレスへ配信処理する。さらにこの多チャンネル録画再生サーバ10ではクライアント管理部423を有する。クライアント管理部423は、このサーバに接続されているテレビジョン受信装置、他の録画装置などの識別情報、アドレスなど管理テーブルで管理している。
さらにシステムコントロール部511は、監視部400を有する。この監視部400は、ICカード搭載部600に搭載されるICカードの処理能力を上回るような制御情報が到来したときに、任意のコンテンツに対する制御情報(ECM)の復号を省略することができる。このために監視部400はECM数判定部401、制限ストリーム情報部402、及び制限優先順次情報部403を有する。ECM数判定部401は、録画対象とする全ストリームの各ECMを認識し、トータルECM数を把握している。ECM数に応じて、ECMの中のスクランブルキーをデコードするとき、ECM数の大小が総合的なデコード時間に影響を与えるからである(ここで使用しているデコードとは、暗号化されたECMの暗号復号化と、暗号復号化したECMからのスクランブルキーの抽出、という少なくとも2つの処理を含む処理である)。
すなわち、1つのICカードで処理可能なデコード処理時間が決まっているため、ECMの数が多すぎると、スクランブルキーのデコード処理時間が足りない場合が生じる。このような場合には、いずれかの制御情報(ECM)のスクランブルキーのデコードを諦める必要がある。いずれのECMのスクランブルキーのデコードを諦めるのかを決めるために、予め制限優先順次情報部403に優先順位情報が格納されている。そして、取得した制御情報の数が所定数をオーバーしているときは、優先順位に基づいて復号しない制御情報を決定する。
上記の制限を行った場合、当然該当するストリームのコンテンツはデスクランブルできず、記録されないことになる。この記録されなかったコンテンツの情報を管理するために、制限ストリーム情報部402が設けられている。利用者の制限ストリーム情報部402の情報を確認することにより、録画されなかったストリームを確認することができる。
復号すべきECMは、時分割処理部404を介してICカード601に入力され、復号部で復号される。
上記の多チャンネル録画再生サーバ10は、基本的には各チューナ部101−110の出力の全てのチャンネルのストリームを録画装置210に記録することを目標としている。保存期間としては、例えば1週間分の全ての番組を保存し、順次新しい番組に更新することができる。なおチューナの数、保存期間は一例であり、さらにチューナ部の数が多くてもよく、また保存期間も長くてもよい。EPGメモリ302には、保存した番組に対応する番組案内表が構築される。
図2にはチューナ部101−110と、監視部400と、ICカード搭載部600のICカード601との関係を示している。アンテナ入力は、各選局部1a−10aで選局され、選局されたチャンネルのストリーム信号は、各分離部2b−10bと各デスクランブラ3c−10cに入力される。この各分離部2b−10bは、デコーダIDを参照して自己の受信装置宛の制御信号(ECM)、制御信号(EMM)を分離する。分離部1b−10b分離された制御信号(ECM)は、ICカード601に入力されてECM復号部で復号される。制御信号(ECM)監視部400の監視の基でICカード601に入力される。まこのとき制御信号(EMM)は、分離部603においてカードIDを用いて当該カードIDのECMのみ分離されてICカードに入力され、EMM復号部601bで復号される。なお分離部603、カードIDメモリ602は、ICカード601の内部に構築されていてもよい。
制御信号(ECM)、制御信号(EMM)の詳細は、例えば、電波産業界(ARIB)標準規格(STD B-25)デジタル放送におけるアクセス制御方式の第1部、第3章、関連情報サブシステムに記載のECM、EMMである。
ICカード601内では、制御信号(ECM,EMM)を用いてスクランブルキーKsが得られる。このスクランブルキーKsを利用して、デスクランブラ3c−10cでは、それぞれトランスポートストリーム中の映像、音声、データのスクランブルされたトランスポートストリームパケットがデスクランブルされて出力される。
ここで、ICカード601の処理能力に限界があるために、チューナ数が多くなり、且つ制御信号(ECM)数が多くなると、問題が生じる。
そこで、この発明では、予め設定した時間内に到来する制御情報の数から計算される、復号した各スクランブルキーをデスクランブルラにセットするまでの総合予定時間が、予め設定している時間を越える場合、いずれかの制御情報の復号処理を省略する制限を与える。この制限処理を実現する部分が監視部400である。
この監視を行う背景には以下のような事情がある。スクランブルキーは有料放送サービスの目的のため、もしくは無料放送においては著作権保護の目的のために、コンテンツをスクランブルするための重要な鍵である。そのためにスクランブルキーは周期的に変更される。このためにスクランブルキーを暗号化して含むECMが更新されることになる。またEMMも更新される。例えば、制御情報(ECM)の更新周期は、例えば2秒周期である。ECMが更新されたことは例えばバージョン番号の変更により通知される。ECMの更新はスクランブルキー(Ks)の更新を意味している。よってスクランブルキー(Ks)を復号し、デスクランブラにセットする必要がある。多数のチャンネルのストリームのスクランブルを解除するためには、2秒より短い期間に各チャンネルのECMを復号し、スクランブルキーを準備する必要がある。
例えば、ARIB TR-B14 第五編 地上デジタルテレビジョン放送 限定受信方式(CAS)運用規定 及び受信機仕様によれば、ECM,EMMの周期的な送信及び更新処理とデスクランブル処理を開始するタイミングとを考慮して、ECM,EMMを処理するために、ICカードを利用可能な制限時間が1600msとなっている。また地上波放送を受信可能なチャンネル数として8チャンネルがあるものとする。さらに、ECM,EMMが送出されてくるコマンド送出期間をT1,カード内処理時間をT2,レスポンス送出期間をT3とし、有料放送のためのECM,無料放送のためのECM、EMMの各T1,T2,T3が図3のような期間を必要とするものとする。また処理のためにICカードに与えるクロック周波数は4MHzであるとする。
図3の例では地上放送の無料ECMを処理する時間は80msである。しかし、処理能力が遅いICカードのことを考慮にいれて、例えば、無料ECMを1つ処理する時間は100msと設定する。
8チャンネルのストリーム全てを録画するためには、各チャンネルの無料ECMを復号処理する必要がある。8チャンネルの各ECMを復号する時間は、
8×100ms=800msである。
さらに、1つのEMM、EMMメッセージを処理しなければならないとすると、210msが必要である。EMMはリアルタイム性の必要性が低いために、ICカードを利用可能な制限時間が1600ms内で1つ処理するものとした。すると全体では、
800ms+210ms=1010ms
の時間が消費される。ICカードを利用可能な制限時間は、1600msであるから、利用時間として、
1600ms−1010ms=590msの余裕がある。
そこで、地上放送のストリームを8チャンネルまるごと録画した上で、さらに衛星(CS/BS)デジタル放送によるストリームも録画受信する余裕を見つけることができる。なお上記の時間は、各放送局のECM送出タイミングの重なり、ずれなどを考慮し、略一定時間内に複数のECMが到達したことを想定している。ICカードに対しては、各ECMを時分割で供給する。
衛星デジタル放送では、無料放送もあるが有料放送も混在することがある。有料放送の場合は、有料ECMを復号する必要があり、図3に示すように1つの有料ECMを復号するには152msが必要とされる。速度の遅いICカードの場合はさらにプラスアルファの時間(152ms+α)が必要である。
このことを考慮すると、590msの余裕では、衛星放送の1つ又は2つのチャンネル数を受信処理可能となる。これにより、地上波デジタル放送の8チャンネルのストリームのまるごと受信と、衛星デジタル放送の1乃至2チャンネルの受信が実現できる。
しかし、ここで衛星デジタル放送においては、図4に示すように、1つのストリームの中に有料、無料のコンテンツが混在することがある。また1つのストリームの中に複数のコンテンツ(サービス)が混在し、それぞれに独立してECMが付与されている場合がある。
このような場合には、上記したICカードの処理能力のために、地上波デジタル放送の8チャンネルのストリームのまるごと受信に加えて、衛星デジタル放送の全てのサービスを受信することが不可能となる。
そこで、この発明の装置では、いずれかのECMの復号を制限し、このECMに含まれるデスクランブルキーによるデスクランブル処理を中止するものである。そしてICカードの処理能力の範囲でまるごと録画および受信を実現する。
ここで、いずれのストリーム(サービス)の受信を制限し、いずれのストリーム(サービス)を許容するかを設定する必要がある。この設定は例えば以下のように設定され、制限優先順位情報部402に格納されている。ここでいう優先順位に基づく処理は以下の通りであり、それぞれ単独のルールで、もしくは組み合わせて使用する。
(例1)利用者が有料放送を契約しているときは、有料のストリームは維持し、無料放送のストリーム(サービス)に対して制限をする。
(例2)予め番組表などから録画して欲しい番組もしくはチャンネルの優先順位を利用者が設定する。
(例3)1つのストリームの中に複数のコンテンツ(サービス)が混在し、それぞれに独立してECMが付与されている場合、1つのストリームの中の1つだけ使用し、1つのストリームの中の残りのコンテンツ(サービス)は制限する。
ここで、受信制限が行なわれた場合、そのストリームの番組情報は、制限ストリーム情報部402に格納される。利用者は、例えばこの1週間でどのようなストリームが録画制限されたのかを表示部に表示して確認することができる。このために、装置が故障しているなどの誤解を無くすことができる。
上記の説明では、録画再生サーバ10とテレビジョン受信装置TV1が独立しているものとして説明したが、マスターテレビジョン受信装置としてこれらが一体化されたものであってもよい。
図5は装置の動作例を示すフローチャートである。2秒毎にデコードすべきECMの抽出が行なわれる(ステップS1)。この抽出はECM判定部401が兼ねている。そしてECM数が所定数をオーバーしているかどうかの判定が行なわれる(ステップS2)。所定数をオーバーしているときは、優先順位に基づいて復号しないECMが決定され(ステップS3)、復号しないECMに関するストリームの情報(番組名など)が制限チャンネル情報部402に保存される(ステップS4)。
復号すべきECMはステップS5で復号され、これにともないスクランブルキー(Ks)も復号され、デスクランブラに設定される(ステップS6)。以後は、上記の処理が繰り替えされる。
この発明はチューナ内蔵のHDD(ハードディスクドライブ)レコーダー等にも適用可能であることは勿論である。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明が適用された録画再生サーバの構成例を示す図である。 図1のチューナ部101−110と、監視部400と、ICカード搭載部600のICカード601との関係を示す図である。 クロック周波数は4MHzのもとで、ECM,EMMが送出されてくるコマンド送出期間T1,カード内処理時間T2,レスポンス送出期間T3の例を示す説明図である。 得衛星デジタル放送におけるECMを伴ったサービスの例を示す説明図である。 本発明の装置の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
101−110・・・チューナ部、121・・・セレクタ、200・・・録画再生制御部、210・・・録画装置、211・・・MPEGデコーダ、212・・・オンスクリーン表示処理部、301・・・EPG処理部、400・・・監視部、401・・・ECM数判定部、402・・・制限ストリーム情報部、403・・・制限優先順位情報部、404・・・時分割処理部、600・・・ICカード搭載部。

Claims (7)

  1. 複数のチューナにより同時受信した複数チャンネの各コンテンツに含まれる各制御情報を取得し、前記コンテンツのスクランブル状態を解除するために、前記各制御情報内の各スクランブルキーを復号し、復号した前記各スクランブルキーで対応する前記各コンテンツをデスクランブルする多チャンネル受信装置であって、
    復号した前記各スクランブルキーをデスクランブルラにセットするまでの総合時間が予め設定している時間を越えるものとして、設定した時間内に到来した前記各制御情報の数から計算された場合、いずれかの制御情報の復号処理を省略する監視部を有したことを特徴とする多チャンネル処理装置。
  2. 前記監視部における前記総合時間は、前記各制御情報の取得時間、前記各制御情報内の各スクランブルキーの復号時間も含むことを特徴とする請求項1記載の多チャンネル処理装置。
  3. 前記監視部は、復号処理を省略する前記制御情報に対して優先順位を設定していることを特徴とする請求項1記載の多チャンネル処理装置。
  4. 前記監視部は、復号処理を省略する前記制御情報として視聴契約をしていないコンテンツに関する制御情報を選択することを特徴とする請求項1記載の多チャンネル処理装置。
  5. 前記監視部は、復号処理を省略する前記制御情報として、衛星デジタル放送システムにより放送されるコンテンツに関する制御情報を選択することを特徴とする請求項1記載の多チャンネル処理装置。
  6. 複数のチューナにより同時受信した複数チャンネの各コンテンツに含まれる各制御情報を取得し、前記コンテンツのスクランブル状態を解除するために、前記各制御情報内の各スクランブルキーを復号し、復号した前記各スクランブルキーで対応する前記各コンテンツをデスクランブルする多チャンネル受信方法であって、
    復号した前記各スクランブルキーをデスクランブルラにセットするまでの総合時間が予め設定している時間を越えるものとして、設定した時間内に到来した前記各制御情報の数から計算された場合、いずれかの制御情報の復号処理を省略することを特徴とする多チャンネル処理方法。
  7. 複数のチューナにより、複数チャンネルのトランスポートストリームを受信するテレビジョン受信装置において、
    前記複数のチューナにより同時受信した複数チャンネの各コンテンツに含まれるデコードすべき各制御情報を取得し、取得した制御情報の数が所定数をオーバーした否かを判定する判定部と、
    前記取得した制御情報の数が所定数をオーバーしているときは、優先順位に基づいて復号しない制御情報を決定する優先順位情報部と、
    復号すべき各制御情報を復号し、対応するスクランブルキーを復号し、対応するデスクランブルに与える復号部と、
    を有したことを特徴とするテレビジョン信号受信装置。
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