JP2009165803A - 各種イベントに対してベットを行うゲーミングマシン及びそのプレイ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1度のベットで多種のエンターテイメント性をプレイヤーに提供する。
【解決手段】本スポーツブックマシン1は、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、入力可能なタッチパネル120と、コントローラ100とを備える。コントローラ100は、通常のベット、及び、特別のベットの配当倍率を設定し、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付け、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定した結果に応じて、イベント配当をプレイヤーに付与し、プレイヤーのベットが特別のベットであってイベント配当を付与した場合に、イベント配当とは特別配当を付与するか否かを決定し、特別配当を付与すると決定した場合、特別配当をプレイヤーに付与する。
【選択図】図1
【解決手段】本スポーツブックマシン1は、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、入力可能なタッチパネル120と、コントローラ100とを備える。コントローラ100は、通常のベット、及び、特別のベットの配当倍率を設定し、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付け、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定した結果に応じて、イベント配当をプレイヤーに付与し、プレイヤーのベットが特別のベットであってイベント配当を付与した場合に、イベント配当とは特別配当を付与するか否かを決定し、特別配当を付与すると決定した場合、特別配当をプレイヤーに付与する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゲーミングマシン及びそのプレイ方法に関し、より詳しくは、各種イベントの結果に対してベットを行うゲーミングマシン及びそのプレイ方法に関する。
従来、この種のゲーミングマシンでは、プレイヤーは、スポーツ等の各種イベントの実施結果をベット対象としてゲームを行う。プレイヤーは、各種イベントのベット対象に、コイン、紙幣、及び、電子媒体等を遊技価値としてベットする。ゲーミングマシンは、各種イベントの結果、及び、ベットされた遊技価値に基づいて、プレイヤーに遊技価値を払い戻す。
このようなゲーミングマシンは、例えば、特許文献1に開示されている。この明細書に記載のゲーミングマシンは、カードゲーム及びブックゲームの2種類のベットを行うことができるようになっている。しかしながら、両方のゲームを一度に楽しむことはできない。さらに、プレイヤーの集中力を欠き、遊技の継続意欲を軽減させてしまう可能性があるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術にないプレイヤーに対して新たなエンターテイメント性を備えたスロットマシン及びそのプレイ方法を提供することを目的とする。
より詳しくは、従来のこの種のゲーミングマシンのように、2種類のベットをそれぞれ別に楽しむのではなく、1度のベットで多種のエンターテイメント性をプレイヤーに提供することを目的としている。
本発明は、下記構成を備えるゲーミングマシンであり、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、以下(a1)〜(a6)のように動作するようプログラムされたコントローラとを備える。(a1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、(a2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、(a3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、(a4)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、(a5)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定し、(a6)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記第2の配当をプレイヤーに付与する。
上記の構成によれば、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象がディスプレイに表示される。ベット対象に対して通常のベット、及び、通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットが、それぞれに応じた指定操作を入力デバイスに行うことにより、外部から入力可能にされる。ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とが設定される。プレイヤーによって入力デバイスに入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットがプレイヤーのベットとして受け付けられる。イベントの結果がベット対象と一致しているか否かが判定される。判定の結果、イベントの結果がベット対象と一致する場合、ベットの内容に基づく第1の配当がプレイヤーに付与される。プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かが所定の条件に基づいて決定される。第2の配当を付与すると決定した場合に、第2の配当がプレイヤーに付与される。
したがって、プレイヤーは、入力デバイスに、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としての第1の配当を期待できるだけでなく、所定の条件に基づいて付与が決定される第2の配当を期待することができる。これにより、プレイヤーに新たなエンタテイメント性を提供することができる。
本発明は、下記構成を備えるゲーミングマシンであり、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、以下(b1)〜(b6)のように動作するようプログラムされたコントローラとを備える。(b1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、(b2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、(b3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、(b4)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、(b5)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かをランダムに決定し、(b6)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記第2の配当をプレイヤーに付与する。
上記の構成によれば、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象がディスプレイに表示される。ベット対象に対して通常のベット、及び、通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットが、それぞれに応じた指定操作を入力デバイスに行うことにより、外部から入力可能にされる。ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とが設定される。プレイヤーによって入力デバイスに入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットがプレイヤーのベットとして受け付けられる。イベントの結果がベット対象と一致しているか否かが判定される。判定の結果、イベントの結果がベット対象と一致する場合、ベットの内容に基づく第1の配当がプレイヤーに付与される。プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かがランダムに決定される。第2の配当を付与すると決定した場合に、第2の配当がプレイヤーに付与される。
したがって、プレイヤーは、入力デバイスに、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としての第1の配当を期待できるだけでなく、ランダムに付与が決定される第2の配当を期待することができる。また、特別のベットに対応する配当倍率(所謂、オッズ)は、通常のベットに対応する配当倍率よりも低く設定されるため、第2の配当が付与されたとしても、ゲーミングマシン運営者の利益の減少を抑えることができる。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供すると共に、運営者の利益の減少を抑えることができる。
本発明は、下記構成を備えるゲーミングマシンであり、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、以下(c1)〜(c7)のように動作するようプログラムされたコントローラとを備える。(c1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、(c2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、(c3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、(c4)前記判定の結果を勝敗履歴として記憶し、(c5)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、(c6)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定し、(c7)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記勝敗履歴に基づく前記第2の配当をプレイヤーに付与する。
上記の構成によれば、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象がディスプレイに表示される。ベット対象に対して通常のベット、及び、通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットが、それぞれに応じた指定操作を入力デバイスに行うことにより、外部から入力可能にされる。ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とが設定される。プレイヤーによって入力デバイスに入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットがプレイヤーのベットとして受け付けられる。イベントの結果がベット対象と一致しているか否かが判定される。判定の結果が勝敗履歴として記憶される。判定の結果、イベントの結果がベット対象と一致する場合、ベットの内容に基づく第1の配当がプレイヤーに付与される。プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かが所定の条件に基づいて決定される。勝敗履歴に基づく第2の配当を付与すると決定した場合に、第2の配当がプレイヤーに付与される。
したがって、プレイヤーは、入力デバイスに、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としての第1の配当を期待できるだけでなく、所定の条件に基づいて付与が決定される第2の配当を期待することができる。また、第2の配当は勝敗履歴に基づくものであるので、ゲーミングマシンの遊技履歴によってはプレイヤーの遊技の継続意欲を向上させることができる場合がある。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供すると共に、プレイヤーに遊技を継続させ運営者の利益を向上させることができる。
本発明は、下記構成を備えるゲーミングマシンであり、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、以下(d1)〜(d7)のように動作するようプログラムされたコントローラとを備える。(d1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、(d2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、(d3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、(d4)前記判定の結果を勝敗履歴として記憶し、(d5)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、(d6)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かをランダムに決定し、(d7)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記勝敗履歴に基づく前記第2の配当をプレイヤーに付与する。
上記の構成によれば、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象がディスプレイに表示される。ベット対象に対して通常のベット、及び、通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットが、それぞれに応じた指定操作を入力デバイスに行うことにより、外部から入力可能にされる。ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とが設定される。プレイヤーによって入力デバイスに入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットがプレイヤーのベットとして受け付けられる。イベントの結果がベット対象と一致しているか否かが判定される。判定の結果が勝敗履歴として記憶される。判定の結果、イベントの結果がベット対象と一致する場合、ベットの内容に基づく第1の配当がプレイヤーに付与される。プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かがランダムに決定される。第2の配当を付与すると決定した場合に、勝敗履歴に基づく第2の配当がプレイヤーに付与される。
したがって、プレイヤーは、入力デバイスに、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としての第1の配当を期待できるだけでなく、ランダムに付与が決定される第2の配当を期待することができる。また、特別のベットに対応する配当倍率(所謂、オッズ)は、通常のベットに対応する配当倍率よりも低く設定されるため、第2の配当が付与されたとしても、ゲーミングマシン運営者の利益の減少を抑えることができる。さらに、第2の配当は勝敗履歴に基づくものであるので、ゲーミングマシンの遊技履歴によってはプレイヤーの継続意欲を向上させることができる場合がある。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供すると共に運営者の利益の減少を抑え、さらにプレイヤーに遊技を継続させ運営者の利益を向上させることができる。
本発明は、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスとを用いたゲーミングマシンが実行するプレイ方法であり、前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定するステップと、前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付けるステップと、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定するステップと、前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与するステップと、前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定するステップと、前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記第2の配当をプレイヤーに付与するステップとを含むゲーミングマシンのプレイ方法。
上記の方法によれば、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象がディスプレイに表示される。ベット対象に対して通常のベット、及び、通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットが、それぞれに応じた指定操作を入力デバイスに行うことにより、外部から入力可能にされる。ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とが設定される。プレイヤーによって入力デバイスに入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットがプレイヤーのベットとして受け付けられる。イベントの結果がベット対象と一致しているか否かが判定される。判定の結果、イベントの結果がベット対象と一致する場合、ベットの内容に基づく第1の配当がプレイヤーに付与される。プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かが所定の条件に基づいて決定される。第2の配当を付与すると決定した場合に、第2の配当がプレイヤーに付与される。
したがって、プレイヤーは、入力デバイスに、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としての第1の配当を期待できるだけでなく、所定の条件に基づいて付与が決定される第2の配当を期待することができる。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供することができる。
本発明に係るゲーミングマシン及びそのプレイ方法の実施形態を、図1乃至図19に基づいて以下に説明する。
尚、本発明のプレイ方法とは、ゲーミングマシンが実行するプレイ方法であり、換言すれば、ゲーミングマシンの制御方法と同義である。
本実施の形態にかかるゲーミングマシン10(スポーツブックマシン1)は、所謂『ブック』ゲームを実行する。ゲーミングマシン10は、『ブック』に対する1度のベットで2種類の配当を期待することができる遊技を実行するように構成されている。
尚、本実施の形態では、ゲームを実行するための遊技媒体として、コイン、紙幣またはこれらに相当する電子的な有価情報が用いられる。但し、本発明において、遊技媒体としては、特に限定されるものではなく、例えば、メダル、コイン、トークン、電子マネー、チケットを挙げることができる。なお、上記チケットとしては、特に限定されるものではなく、例えば、バーコード付きチケット等を挙げることができる。
図1及び図2に示すように、ゲーミングマシン10(スポーツブックマシン1)は、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、コントローラとを備えている。
具体的には、図2に示すように、ゲーミングマシン10は、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイ110と、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能なタッチパネル120と、配当倍率を設定する配当倍率設定部101と、プレイヤーのベットを受け付けるベット受付部102と、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定するイベント配当判定部103と、第1の配当としてのイベント配当をプレイヤーに付与するイベント配当付与部104と、第2の配当としての特別配当を付与するか否かを決定する特別配当決定部105と、第2の配当をプレイヤーに付与する特別配当付与部106と、コントローラ100と、を備えている。
コントローラ100は、以下のステップ(a1)〜(a6)のように動作するプログラムを実行可能にされている。ステップ(a1)は、配当倍率設定部101が、ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とを設定する。ステップ(a2)は、ベット受付部102が、タッチパネル120に入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付ける。ステップ(a3)は、イベント配当判定部103が、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定する。ステップ(a4)は、イベント配当付与部104が、判定の結果、前記イベントの結果がベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づくイベント配当を前記プレイヤーに付与する。ステップ(a5)は、特別配当決定部105が、プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、イベント配当とは別の特別配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定する。ステップ(a6)は、特別配当付与部106が、特別配当を付与すると決定した場合に、特別配当をプレイヤーに付与する。
ここで、『ゲーミングマシン10』は、単数のプレイヤーを対象にした機種であってもよいし、複数人参加型の機種であってもよい。例えば、単独のプレイヤーの参加を前提とした複数の『ゲーミングマシン10』をデータ通信可能に接続されており、全体として複数人参加が可能な構成となっている。
『ディスプレイ110』は、各ゲーミングマシン10に設けられるものであってもよいし、複数あるゲーミングマシン10に共用される大画面ディスプレイであってもよい。ディスプレイ110の具体例としては、液晶表示装置やCRT(cathode-ray tube)装置、プラズマディスプレイ装置、及び、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ装置等を挙げることができる。
『タッチパネル120』は、ペンタブレット、ジョイスティック、及び、マウス等を使用して操作するものであってもよいし、操作レバー及び操作ボタン等を設けてもよい。
『各種イベント』は、各地で行われるボクシング、野球、及び、サッカー等の様々なスポーツイベントであってもよいし、ゲーミングマシン10で実行される仮想的なイベントであってもよい。
『ベット対象』、『配当倍率』及び、『イベント結果』は、外部からゲーミングマシン10へ直接入力されてもよいし、外部サーバ等から通信回線経由で送信されるものであってもよい。また、ゲーミングマシン10が外部から取得するものであってもよい。
『特別配当』は、『イベント配当』が払いだされた場合に、所定の条件に基づいて配当の付与が決定される。ジャックポットが特別配当とされていてもよい。尚、『ジャックポット』とは、ベットされた遊技価値の中から一部を差し引いて蓄積しておき、賞が成立したときに、蓄積した遊技価値の全部又は一部を付与するものである。
以上のように構成されたゲーミングマシン10は、ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とを設定するステップと、タッチパネル120に入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付けるステップと、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定するステップと、判定の結果、イベントの結果がベット対象と一致する場合に、プレイヤーのベットの内容に基づくイベント配当をプレイヤーに付与するステップと、プレイヤーのベットが特別のベットであってイベント配当を付与した場合に、イベント配当とは別の特別配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定するステップと、特別配当を付与すると決定した場合に、特別配当をプレイヤーに付与するステップとを有するプレイ方法を実行する。
これにより、プレイヤーは、タッチパネル120に、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としてのイベント配当を期待できるだけでなく、所定の条件に基づいて付与が決定される特別配当を期待することができる。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供することができる。
また、ゲーミングマシン10は、運営者の利益の減少を抑えることができるように構成されている。即ち、図1に示すように、ゲーミングマシン10のタッチパネル120は、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能である。さらに、ゲーミングマシン10は、以下のステップ(b1)〜(b6)のように動作するようにプログラムされたコントローラ100を備えている。
ステップ(b1)は、配当倍率設定部101が、ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とを設定する。ステップ(b2)は、ベット受付部102が、タッチパネル120に入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付ける。ステップ(b3)は、イベント配当判定部103が、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定する。ステップ(b4)は、イベント配当付与部104が、判定の結果、前記イベントの結果がベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づくイベント配当を前記プレイヤーに付与する。ステップ(b5)は、特別配当決定部105が、プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、イベント配当とは別の特別配当を付与するか否かをランダムに決定する。ステップ(b6)は、特別配当付与部106が、特別配当を付与すると決定した場合に、特別配当をプレイヤーに付与する。
これにより、プレイヤーは、タッチパネル120に、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としてイベント配当を期待できるだけでなく、ランダムに付与が決定される特別配当を期待することができる。また、特別のベットに対応する配当倍率(所謂、オッズ)は、通常のベットに対応する配当倍率よりも低く設定されるため、特別配当が付与されたとしても、ゲーミングマシン10の運営者の利益の減少を抑えることができる。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供すると共に、運営者の利益の減少を抑えることができる。
また、ゲーミングマシン10は、プレイヤーの遊技の継続性を向上させ、運営者の利益を向上させるように構成されている。即ち、図2に示すように、ゲーミングマシン10は、さらに、イベント配当判定部103が判定した結果を勝敗履歴として記憶する勝敗履歴記憶部107と、以下のステップ(c1)〜(c7)のように動作するようにプログラムされたコントローラ100を備えている。
ステップ(c1)は、配当倍率設定部101が、ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とを設定する。ステップ(c2)は、ベット受付部102が、タッチパネル120に入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付ける。ステップ(c3)は、イベント配当判定部103が、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定する。ステップ(c4)は、勝敗履歴記憶部107が、判定の結果を勝敗履歴として記憶する。ステップ(c5)は、イベント配当付与部104が、判定の結果、前記イベントの結果がベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づくイベント配当を前記プレイヤーに付与する。ステップ(c6)は、特別配当決定部105が、プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、イベント配当とは別の特別配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定する。ステップ(c7)は、特別配当付与部106が、特別配当を付与すると決定した場合に、勝敗履歴に基づく特別配当をプレイヤーに付与する。
『勝敗履歴』は、プレイヤーがゲーミングマシン10をゲームした履歴であり、プレイヤーの総プレイ数、総勝ち数、総負け数、総ベット額、総勝ち額、及び、総負け額等を含むものである。また、『勝敗履歴記憶部107』は、ゲーミングマシン10に内蔵される記憶装置であってもよいし、プレイヤーが所持する携帯機器であってもよいし、ICカード、及び、磁気カード等に記録されるものであってもよい。
これにより、プレイヤーは、タッチパネル120に、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としてのイベント配当を期待できるだけでなく、所定の条件に基づいて付与が決定される特別配当を期待することができる。また、特別配当は勝敗履歴に基づくものであるので、ゲーミングマシン10の遊技履歴によってはプレイヤーの遊技の継続意欲を向上させることができる場合がある。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供すると共に、プレイヤーに遊技を継続させ運営者の利益を向上させることができる。
また、ゲーミングマシン10は、運営者の利益の減少を抑え、さらにプレイヤーに遊技を継続させ運営者の利益を向上させることができるように構成されている。即ち、図2に示すように、ゲーミングマシン10のタッチパネル120は、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能である。さらに、ゲーミングマシン10は、イベント配当判定部103が判定した結果を勝敗履歴として記憶する勝敗履歴記憶部107と、以下のステップ(d1)〜(d7)のように動作するようにプログラムされたコントローラ100を備えている。
ステップ(d1)は、配当倍率設定部101が、ベット対象毎に、通常のベットに対応する配当倍率と、特別のベットに対応する配当倍率とを設定する。ステップ(d2)は、ベット受付部102が、タッチパネル120に入力された指定操作に基づき、ベット対象に対する通常のベット、又は、特別のベットを、プレイヤーのベットとして受け付ける。ステップ(d3)は、イベント配当判定部103が、イベントの結果がベット対象と一致しているか否かを判定する。ステップ(d4)は、勝敗履歴記憶部107が、判定の結果を勝敗履歴として記憶する。ステップ(d5)は、イベント配当付与部104が、判定の結果、前記イベントの結果がベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づくイベント配当を前記プレイヤーに付与する。ステップ(d6)は、特別配当決定部105が、プレイヤーのベットが特別のベットであって第1の配当を付与した場合に、イベント配当とは別の特別配当を付与するか否かをランダムに決定する。ステップ(d7)は、特別配当付与部106が、特別配当を付与すると決定した場合に、勝敗履歴に基づく特別配当をプレイヤーに付与する。
これにより、プレイヤーは、タッチパネル120に、特別のベットに応じた指定操作をするだけで、通常のゲームの結果としてのイベント配当を期待できるだけでなく、所定の条件に基づいて付与が決定される特別配当を期待することができる。また、特別のベットに対応する配当倍率は、通常のベットに対応する配当倍率よりも低く設定されるため、特別配当が付与されたとしても、ゲーミングマシン運営者の利益の減少を抑えることができる。さらに、特別配当は勝敗履歴に基づくものであるので、ゲーミングマシンの遊技履歴によってはプレイヤーの継続意欲を向上させることができる場合がある。これにより、プレイヤーに新たなエンターテイメント性を提供すると共に運営者の利益の減少を抑え、さらにプレイヤーに遊技を継続させ運営者の利益を向上させることができる。
(コントローラ100の構成)
ゲーミングマシン10は、図2に示すように、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイ110と、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能なタッチパネル120と、コントローラ100と、を備えている。
ゲーミングマシン10は、図2に示すように、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイ110と、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能なタッチパネル120と、コントローラ100と、を備えている。
コントローラ100は、配当倍率設定部101、ベット受付部102、イベント配当判定部103、イベント配当付与部104、特別配当決定部105、特別配当付与部106、勝敗履歴記憶部107、表示制御部111、通信部112、データ入力部113、ベット内容記憶部121、ベット対象記憶部122、配当倍率記憶部123、及び、イベント結果記憶部124を有している。
配当倍率設定部101は、配当倍率記憶部123に記憶されたベット対象毎の配当倍率に基づき、通常のベット、及び、特別のベットに対応する配当倍率に対応する配当倍率を設定するようになっている。設定された配当倍率はディスプレイ110に表示される。
ベット受付部102は、タッチパネル120に接続されている。ベット受付部102は、タッチパネル120からの操作信号を受信し、操作信号中に含まれる操作位置座標に対応付けられたディスプレイ110に表示される通常のベット、及び、特別のベットをそれぞれに応じた指定操作として認識する機能を有している。また、ベット受付部102は、タッチパネル120によって指定されるベット額を認識するようになっている。認識したプレイヤーのベット内容は、ベット内容記憶部121に記憶される。
イベント配当判定部103は、イベント結果記憶部124に記憶されるイベント結果、及び、ベット内容記憶部121に記憶されるプレイヤーのベット対象を比較し、一致しているか否かを判定するようになっている。判定結果は、勝敗履歴記憶部107に記憶されると共に、イベント配当付与部104及び特別配当決定部105へ送信されるようになっている。
イベント配当付与部104は、イベント配当判定部103の判定結果、配当倍率設定部101が設定した配当倍率、及び、ベット内容記憶部121に記憶されるプレイヤーのベット内容に基づいて、プレイヤーにイベント配当が付与される。具体的には、イベント配当判定部103によって、イベント結果とプレイヤーのベット対象が一致していると判定された場合、イベント配当付与部104は、配当倍率、及び、ベット内容に含まれるベット額に応じてイベント配当としての遊技価値が付与されるようになっている。
特別配当決定部105は、ベット内容記憶部121に記憶されるプレイヤーのベット内容、及び、イベント配当判定部103による判定結果に基づいて、特別配当を付与するようになっている。具体的には、プレイヤーのベット内容に含まれる指定操作が特別のベットであって、イベント配当判定部103による判定結果がイベント結果とプレイヤーのベット対象が一致しているという結果である場合、特別配当を付与するか否かをランダムに決定する。特別配当を付与する場合、決定信号を特別配当付与部106へ送信する。尚、特別配当の付与は、ランダム決定されるものに限定されるものではなく、所定の条件に基づいて決定されるものであってもよい。
特別配当付与部106は、特別配当決定部105から決定信号を受信した場合、勝敗履歴記憶部107に記憶されるプレイヤーの勝敗履歴に基づいて特別配当の配当額を算出した後、特別配当としての遊技価値をプレイヤーに付与する。
勝敗履歴記憶部107は、イベント配当判定部103からの判定結果、及び、ベット内容に基づいて、プレイヤーの勝敗履歴が記憶される。勝敗履歴は特別配当付与部106へ送信される。
表示制御部111は、ディスプレイ110に表示される内容を制御する。具体的には、ベット対象記憶部122に記憶されるベット対象、配当倍率設定部101が設定する配当倍率、及び、ベット内容記憶部121に記憶されるベット内容等を表示するようになっている。
通信部112は、データ入力部113に入力されるデータの受信を行う。具体的に、通信部112は、データ入力部113に入力されるベット対象情報をベット対象記憶部122に記憶する。また、通信部112は、データ入力部113に入力される配当倍率を配当倍率記憶部123に記憶する。また、通信部112は、データ入力部113に入力されるイベント結果をイベント結果記憶部124に記憶する。
データ入力部113は、外部からの入力を可能にしている。また、ゲーミングマシン10は、サーバ200を有しており、データ入力部113に入力されるベット対象、ベット対象毎の配当倍率、及び、イベント結果に関する情報を、通信部112を介して受信可能にしている。
ベット内容記憶部121は、ベット受付部102が受け付けた、ベット内容を記憶する。具体的に、ベット内容記憶部121は、プレイヤーのベット対象、プレイヤーのベットが特別のベットであるか否か、及び、ベット対象に対するベット額等を記憶する。
以上のコントローラ100の各ブロックは、ハードウエアにより形成されていてもよいし、必要に応じてソフトウエアにより形成されていてもよい。
(コントローラ100の動作)
上記の構成において、コントローラ100の動作を説明する。まず、データ入力部113に入力されるベット対象、及び、配当倍率に基づいて、配当倍率設定部101は、通常のベットに対応する配当倍率及び特別のベットに対応する配当倍率を設定する。そして、表示制御部111は、ベット対象、及び、設定された配当倍率に基づいて、ディスプレイ110に表示する表示内容を構成する。そして、プレイヤーによってタッチパネル120が押圧されると、ベット受付部102は、押圧箇所に対応付けられた指定操作に基づいて、プレイヤーのベット対象、プレイヤーのベットが特別のベットであるか否か、及び、ベット対象に対するベット額を含むプレイヤーのベット内容を認識し、ベット内容記憶部121に記憶する。
上記の構成において、コントローラ100の動作を説明する。まず、データ入力部113に入力されるベット対象、及び、配当倍率に基づいて、配当倍率設定部101は、通常のベットに対応する配当倍率及び特別のベットに対応する配当倍率を設定する。そして、表示制御部111は、ベット対象、及び、設定された配当倍率に基づいて、ディスプレイ110に表示する表示内容を構成する。そして、プレイヤーによってタッチパネル120が押圧されると、ベット受付部102は、押圧箇所に対応付けられた指定操作に基づいて、プレイヤーのベット対象、プレイヤーのベットが特別のベットであるか否か、及び、ベット対象に対するベット額を含むプレイヤーのベット内容を認識し、ベット内容記憶部121に記憶する。
次に、データ入力部113にイベント結果が入力されると、イベント配当判定部103は、イベント結果と、プレイヤーのベット対象とを比較し、一致しているか否かを判定する。そして、イベント配当判定部103は、判定結果を勝敗履歴記憶部107に記憶する。一致している場合、イベント配当付与部104は、配当倍率、及び、ベット額に基づくイベント配当をプレイヤーに付与する。
また、プレイヤーのベットが特別のベットであって、イベント配当をプレイヤーに付与した場合、特別配当決定部105は、特別配当を付与するか否かをランダムに決定する。具体的に、特別配当決定部105は、乱数を抽出し、該乱数に基づいて付与するか否かを決定する。特別配当決定部105が特別配当を付与と決定した場合、特別配当付与部106は、勝敗履歴記憶部107に記憶される勝敗履歴に基づく特別配当をプレイヤーに付与する。
(機械構成:サーバ200)
上記のゲーミングマシン10を、スポーツブックマシン1に適用した場合について具体的に説明する。図1は、本実施の形態に係るスポーツブックマシン1の概略構成とスポーツブックマシン1の動作状態を示す説明図である。図1に示すように、スポーツブックマシン1は、遊技場に複数台設置されているステーション8と、各ステーション8と通信回線網を介してデータ通信可能に接続されているサーバ200(図7参照)とを備えている。
上記のゲーミングマシン10を、スポーツブックマシン1に適用した場合について具体的に説明する。図1は、本実施の形態に係るスポーツブックマシン1の概略構成とスポーツブックマシン1の動作状態を示す説明図である。図1に示すように、スポーツブックマシン1は、遊技場に複数台設置されているステーション8と、各ステーション8と通信回線網を介してデータ通信可能に接続されているサーバ200(図7参照)とを備えている。
サーバ200は、各ステーションに命令信号を送信することにより、各ステーション8を主導的に制御し、ゲームを進行させる。また、サーバ200は、大画面ディスプレイ50を有しており、設置されるステーション8の前方方向に設けられている。大画面ディスプレイ50は、現在実施されているベット対象のイベントを表示するようになっている。
また、サーバ200は、図7に示すように、液晶ディスプレイ23、及び、キーボード25が接続されている。液晶ディスプレイ23は、メニュー画面(図示せず)やメンテナンス画面(図示せず)を表示する。また、キーボード25は、複数のキーが配置された操作手段である。液晶ディスプレイ23にメニュー画面やメンテナンス画面が表示された状態で、保守員によりキーボード25が操作されることによって、スポーツブックマシン1における各種設定の他、メンテナンス作業が可能になっている。
(機械構成:ステーション8)
ステーション8は、筐体2と、ベット額ディスプレイ3と、チケットプリンタ4と、紙幣投入口5と、コイン投入口6と、払出口7と、ベット対象ディスプレイ110と、タッチパネル120とを備えている。
ステーション8は、筐体2と、ベット額ディスプレイ3と、チケットプリンタ4と、紙幣投入口5と、コイン投入口6と、払出口7と、ベット対象ディスプレイ110と、タッチパネル120とを備えている。
筐体2は、ベット額ディスプレイ3、チケットプリンタ4、紙幣投入口5、コイン投入口6、払出口7、ベット対象ディスプレイ110、及び、タッチパネル120等を所定位置に固定していると共に、内部に設けられた電子基板等の機器を保護している。
ベット額ディスプレイ3は、プレイヤーがベット対象にベットするベット額、所謂テンキーと言われる0〜9までの数字キー画像、及び、投入額画像を表示するようになっている。ベット対象ディスプレイ110は、各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるようになっている。ベット対象ディスプレイ110は、ベット対象に係る情報を画像として表示する。
チケットプリンタ4は、プレイヤーのベットした内容を示す投票券と、プレイヤーのベットの結果として付与するイベント配当及び特別配当を示す配当券とを発行するようになっている。投票券は、プレイヤーのベットしたベット対象、及び、ベット額等のベット内容を示すものである。
紙幣投入口5及びコイン投入口6は、プレイヤーが所望のベット額をベットするための紙幣及びコインをそれぞれ投入できるようになっている。また、払出口7は、投入された紙幣及びコインのうちベットしていないものについて返金すると共に、イベント結果に基づく小額の払い戻しについてコインが払いだされるようになっている。
『投票券』は、ベット対象となるイベントが終了する前に発行されるものである。『投票券』は、例えば、プレイヤーがイベントの途中でステーション8から離れる場合等に発行されることが可能である。『投票券』は、プレイヤーのベット対象が当籤した場合、ステーション8が設置される遊技場に設けられたカウンターで配当金等と引き換えることができるようになっている。尚、『当籤』とは、イベント配当、又は、イベント配当及び特別配当の付与が決定したこと、を意味する。
『配当券』は、プレイヤーが当籤した場合に、イベント配当、又は、イベント配当及び特別配当として発行されるものである。『配当券』は、カウンターで配当金等と引き換えることができるようになっている。
タッチパネル120は、ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスとしての機能を有する。タッチパネル120は、ベット額タッチパネル120a、及び、ベット対象タッチパネル120bを有している。ベット額タッチパネル120a、及び、ベット対象タッチパネル120bは、所謂タッチパネルであり、2層構造の透明電極で構成されている。ベット額タッチパネル120a、及び、ベット対象タッチパネル120bは、押圧された箇所の位置情報を取得することができるようになっている。
ベット額タッチパネル120aは、ベット額ディスプレイ3前面に取り付けられている。また、ベット額タッチパネル120aは、表示される数字キー画像への押圧を位置情報として取得することで、位置情報に対応する数値が認識され、ベット額ディスプレイ3へ表示されるようになっている。
ベット対象タッチパネル120bは、ベット対象ディスプレイ110前面に取り付けられている。また、ベット対象タッチパネル120bは、表示されるベット対象の画像への押圧を位置情報として取得することで、位置情報に対応するベット対象が認識されるようになっている。
(表示状態)
図3、4、5及び6を参照して、ステーション8におけるベット額ディスプレイ3、及び、ベット対象ディスプレイ110の表示状態の一例を具体的に説明する。
図3、4、5及び6を参照して、ステーション8におけるベット額ディスプレイ3、及び、ベット対象ディスプレイ110の表示状態の一例を具体的に説明する。
図3は、ベット額ディスプレイ3に表示される画像を示す説明図である。ベット額ディスプレイ3は、数字キー表示領域3a、ベット額表示領域3b、及び、投入額表示領域3cを有している。
図3に示すように、数字キー表示領域3aには、所謂テンキーと言われる0〜9までの数字キー画像が表示される。数字キー表示領域3a前面には、ベット額タッチパネル120aが設けられており、各数字キー画像を押圧することで各数字キーに対応する数値を入力することができるようになっている。ベット額表示領域3bには、ベット額タッチパネル120aを押圧することで入力した数値に対応する数値画像が表示されるようになっている。プレイヤーは、ベット額表示領域3bに表示される数値をベット対象にベットすることができる。投入額表示領域3cには、紙幣投入口5、及び、コイン投入口6から投入された額を示す数値画像が表示されるようになっている。
図4、5、6、及び7は、ベット対象ディスプレイ110に表示される画像を示す説明図である。図4に示すように、ベット対象ディスプレイ110には、ベット対象テーブル画像110aが表示されるようになっている。ベット対象テーブル画像110aは、ベット対象のリストを示すものである。ベット対象テーブル画像110aは、『EVENT』欄と、『ベットナンバー』欄と、『ベット NAME』欄と、『MONEY LINE』欄と、『ボーナス付きMONEY LINE』欄とを有している。
『EVENT』欄には、各種イベントの開始時間、及び、各種イベントの名称が表示されるようになっている。また、『EVENT』欄には、イベントが実施中である場合、実施中であることを示す『LIVE』の文字が画像として表示されるようになっている。
各種イベントには、それぞれのイベントの結果として選択可能な複数のベット対象が設定されており、『ベットナンバー』欄には、ベット対象を一意に区別するユニークな番号が表示される。『ベット NAME』欄には、ベット対象の名称が表示されるようになっている。
『MONEY LINE』欄には、ベット対象毎に設定された通常のベットの配当倍率が表示されるようになっている。『ボーナス付きMONEY LINE』欄には、ベット対象毎に設定された特別のベットの配当倍率が表示されるようになっている。
ベット対象ディスプレイ110前面には、ベット対象タッチパネル120bが設けられており、『MONEY LINE』欄、及び、『ボーナス付きMONEY LINE』欄の配当倍率を示す画像を押圧することで、対応するベット対象にベットすることができるようになっている。このときにベットされるベット額は、ベット額表示領域3bに表示される数値画像が示す金額となる。
また、ベット対象のイベントが現在実施中等によりベットできない場合、『MONEY LINE』欄、及び、『ボーナス付きMONEY LINE』欄の配当倍率を示す画像の背景領域の一部がグレーアウトされ、ベットが不可であることを示すようになっている。
ここで、『MONEY LINE』欄の「−180」は、180ドルをベットすることで、100ドルのイベント配当が期待できることを意味している。即ち、180ドルのベットにより、当籤時に280ドルの付与が行われる。また、『MONEY LINE』欄の「+150」は、100ドルをベットすることで、150ドルのイベント配当が期待できることを意味している。即ち、100ドルのベットにより、250ドルの付与が行われる。
また、『ボーナス付きMONEY LINE』欄の「−200」は、200ドルをベットすることで、100ドルのイベント配当、及び、特別配当が期待できることを意味している。即ち、200ドルのベットの当籤により、当籤時に300ドルの付与が行われると同時に、特別配当の有無がランダムで決定される。また、『MONEY LINE』欄の「+130」は、100ドルをベットすることで、130ドルのイベント配当、及び、特別配当が期待できることを意味している。即ち、100ドルのベットの当籤により、230ドルの付与が行われると同時に、特別配当の有無がランダムで決定される。
図5に示すように、ベット額ディスプレイ3には、ベット確認画像110bが表示されるようになっている。ベット確認画像110bは、プレイヤーによりベットされた場合に表示されるようになっている。
ベット確認画像110bは、プレイヤーのベットしたベット対象を示すベット対象画像110cを有している。ベット確認画像110bには、プレイヤーのベットしたベット対象の数のベット対象画像110cが表示されるようになっている。尚、本実施の形態では、プレイヤーのベットしたベット対象の数のベット対象画像110cを1画面に表示しているが、複数画像を切り替えることですべてのベット対象画像110cを表示するようにしてもよい。
ベット対象画像110cは、ベット対象詳細画像110d、ボーナス画像110e、及び、コイン画像110fを有している。ベット対象詳細画像110dには、プレイヤーのベットしたベット対象に係るベット額、イベント名称、ベット対象名称、配当倍率、当籤した場合の配当金、及び、当籤した場合の払い戻し金等が表示されるようになっている。ボーナス画像110eは、プレイヤーのベットが特別のベットである場合、特別のベットであることを示す「BONUS ベット」のテキスト画像が表示されるようになっている。
コイン画像110fは、プレイヤーのベットしたベット額に応じた枚数のコイン画像が表示されるようになっている。また、コイン画像110fは、プレイヤーのベットが、通常のベット、及び、特別のベットの何れであるかによって、色の違うコイン画像が表示されるようになっている。これにより、プレイヤーは容易に、自分のベットの内容を把握することができる。また、図示しないが、プレイヤーのベットしたベット対象が当籤した場合、ディスプレイ110に当籤した旨を示す画像が表示されるようになっている。
スポーツブックマシン1では、実際に行われる各種イベントへのベットのほか、スポーツブックマシン1において仮想的に実行されるイベントに対してのベットを行うことができるようになっている。仮想イベントは、各種イベントが実施中に実行されるようになっている。仮想イベントは、各種イベントよりも短い時間で終了するものである。例えば、プレイヤーは、大画面ディスプレイ50で各種イベントを観戦しながら、仮想イベントが実行することができるようになっている。
図6は、仮想イベントへのベット画面の説明図である。図6に示すように、ベット対象ディスプレイ110には、ベットの詳細画像130a、及び、ベット種別画像130bを含む仮想イベントベット種別選択画面130が表示される。
ベットの詳細画像130aは、ベット対象の名称と、通常のベットの場合の配当倍率と、特別ベットの場合の配当倍率とを有している。ベット種別画像130bは、「通常ベット」と、「特別ベット」とを示す文字画像からなっている。この文字画像のいずれかを押圧することで、プレイヤーはベット種別を選択することができるようになっている。「特別ベット」を選択した場合、上述したように、特別のベットとして受け付けられる。また、特別のベットが当籤した場合、イベント配当が付与されると共に、特別配当の付与がランダムに決定される。
特別のベットが選択された場合、ベットの詳細画像130aに仮想イベントの結果に係る情報の表示をするか否かがランダムで決定されるようになっている。具体的には、図6下部に示すように、ベット対象ごとに当籤の確率が「強さ」として数値で表示される。尚、仮想イベントの結果に係る情報はこれに限定されるものではない。また、仮想イベントの結果に係る情報の表示は、特別のベットが選択された場合に限定されず、通常のベットが選択された場合に表示されるものであってもよい。また、通常のベットが選択された場合よりも、特別のベットが選択された場合のほうが、仮想イベントの結果に係る情報の表示の確率を高く設定するものであってもよい。
また、プレイヤーによってベット種別が選択された場合、ベットの詳細画像130aのベット対象それぞれに「ベット」を示す文字画像が表示され、いずれかを押圧することでベット対象にベットすることができるようになっている。
(電気構成:サーバ200)
図7は、スポーツブックマシン1の制御系を模式的に示すブロック図である。図7に示すように、スポーツブックマシン1は、サーバ200とサーバ200に接続された複数のステーション8とを有している。尚、ステーション8の制御系に関しては、後に詳述する。
図7は、スポーツブックマシン1の制御系を模式的に示すブロック図である。図7に示すように、スポーツブックマシン1は、サーバ200とサーバ200に接続された複数のステーション8とを有している。尚、ステーション8の制御系に関しては、後に詳述する。
サーバ200は、サーバ200の全体の制御をおこなう演算装置及び制御装置としてのサーバ制御用CPU20、RAM21、及び、ROM22と、サーバ制御用CPU20に液晶駆動回路24を介して接続された大画面ディスプレイ50及び液晶ディスプレイ23と、キーボード25とを備えている。
サーバ制御用CPU20は、各ステーション8から供給される入力信号と、ROM22及びRAM21に記憶されたデータやプログラムとに基づいて、各種の処理を実行する。これにより、サーバ制御用CPU20は、各種の処理の実行結果に基づいてステーション8に命令信号を送信することにより、各ステーション8を主導的に制御し、遊技を進行させる。
ROM22は、例えば、半導体メモリ等により構成されている。ROM22は、スポーツブックマシン1の基本的な機能を実現させるためのプログラムや、各ステーション8を主導的に制御するためのプログラム等を記憶する。
RAM21は、各ステーション8から供給されるベット情報、及びサーバ制御用CPU20により実行された処理の結果に関するデータ等を一時的に記憶する。
また、RAM21には、ベット対象が記憶されたベット対象記憶エリア、配当倍率が記憶された配当倍率記憶エリア、イベント結果が記憶されたイベント結果記憶エリア、プレイヤーのベットの内容が記憶されたベット内容記憶エリアが設けられている。
(電気構成:ステーション8)
図8は、ステーション8の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、本実施の形態において、複数台設けられたステーション8は、同じ構成を有している。図7に示すように、ステーション8は、ステーション制御部29、I/Oポート33、及び、I/Oポート33を介して接続されるいくつかの周辺装置により構成されている。ステーション制御部29は、ステーション制御用CPU30と、ROM32と、RAM31とを有している。
図8は、ステーション8の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、本実施の形態において、複数台設けられたステーション8は、同じ構成を有している。図7に示すように、ステーション8は、ステーション制御部29、I/Oポート33、及び、I/Oポート33を介して接続されるいくつかの周辺装置により構成されている。ステーション制御部29は、ステーション制御用CPU30と、ROM32と、RAM31とを有している。
ROM32は、例えば、半導体メモリ等により構成されている。ROM32は、ステーション8の基本的な機能を実現させるためのプログラム、その他ステーション8の制御上必要な各種のプログラム、データテーブル等を格納している。また、RAM31は、ステーション制御用CPU30で演算された各種データ、プレイヤーの現在所有する(ステーション8に貯留された)クレジット数、プレイヤーによるチップのベット状況等を一時的に記憶しておくメモリである。
また、ステーション制御用CPU30は、I/Oポート33を介して、液晶駆動回路34、タッチパネル120、紙幣識別器37、コインカウンタ38、チケットプリンタ39、ホッパー駆動回路40、コインセンサ43、及び、通信部44が接続されている。ステーション制御用CPU30は、タッチパネル120への押圧により出力される操作信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
具体的には、プレイヤーの押圧操作が入力されたことを受けてタッチパネル120(ベット額タッチパネル120a、ベット対象タッチパネル120b)から供給される位置信号、並びに、ROM32、RAM31に記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果を通信部44から図示しない通信回線を介して、上述したサーバ制御用CPU20に送信する。一方、ステーション制御用CPU30は、サーバ制御用CPU20からの命令信号を受信し、ステーション8を構成する周辺機器を制御し、ステーション8において遊技を進行させる。また、ステーション制御用CPU30は、処理の内容によっては、プレイヤーの操作が入力されたことを受けてタッチパネル120から供給される位置信号、及び、ROM32とRAM31とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果に基づいて、ステーション8を構成する周辺機器を制御し、ステーション8において遊技を進行させる。
また、ステーション制御用CPU30には、ホッパー駆動回路40を介してホッパー41が接続されている。ホッパー41は、ステーション制御用CPU30からの命令信号により、所定枚数のコインを払出口7に払い出す。さらに、ステーション制御用CPU30には、液晶駆動回路34を介してディスプレイ3・110(ベット額ディスプレイ3、ベット対象ディスプレイ110)が接続されている。ここで、液晶駆動回路34は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMなどで構成されている。そして、プログラムROMには、ディスプレイ110での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。
また、画像ROMには、例えば、ディスプレイ3・110で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。画像制御CPUは、ステーション制御用CPU30で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中からディスプレイ3・110に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAMは、前記画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、ディスプレイ3・110に出力するものである。尚、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、ディスプレイ3・110の前面には、タッチパネル120が取り付けられている。タッチパネル120の操作情報は、ステーション制御用CPU30に対して送信される。タッチパネル120においては、プレイヤーのベット操作が行われる。具体的には、ベット額の入力操作、及び、ベット対象の選択等においてタッチパネル120の操作が行われ、その情報がステーション制御用CPU30に送信される。そして、その情報に基づいてRAM31に現在のプレイヤーのベット情報(ベットの種別、ベット対象、ベット額等)が随時記憶される。さらに、そのベット情報は、サーバ制御用CPU20に対して送信され、RAM21の各記憶エリアに記憶される。
また、ステーション制御用CPU30に、コインセンサ43が接続されている。コインセンサ43は、コイン投入口6から投入されたコインを検出すると共に、投入されたコインを演算し、その結果をステーション制御用CPU30に対して送信する。そして、ステーション制御用CPU30は、送信された信号に基づいてRAM31に記憶されたプレイヤーの所有するクレジット数を増加させる。
紙幣識別器37は、紙幣投入口5に投入された紙幣の画像を読み取り、正規の紙幣を筐体2内に受け入れる。また、紙幣投入口5は、正規の紙幣を受け入れたとき、その紙幣の額に基づいてステーション制御用CPU30に対して入力信号を出力する。そして、ステーション制御用CPU30は、送信された信号に基づいてRAM31に記憶されたプレイヤーの所有するクレジット数を増加させる。
チケットプリンタ4は、ステーション制御用CPU30から出力される制御信号に基づいて、RAM31に記憶されるBET内容等に基づいた情報と、その情報がコード化されたバーコードと、をチケットに印刷し、投票券及び配当券として出力する。
また、ステーション制御用CPU30には、図示しないランプが接続されている。ステーション制御用CPU30は、ベットした対象が当籤した場合等に、ランプを所定の表示態様で点灯等することで演出効果を向上させている。
(データテーブル)
次に、図9のベット対象管理テーブルについて説明する。ベット対象管理テーブルのデータは、図7のサーバ200のRAM21に格納されている。ベット対象管理テーブルは、ベット番号欄と、イベント名称欄と、開始時間欄と、ベット名称欄とを有している。ベット番号欄には、“1”、“2”、“3”等の番号のデータが格納されている。イベント名称欄には、“BOXING”及び“SOCCER”等のイベント名称を示すデータが格納されている。開始時間欄には、イベントの開始される時間が格納されている。ベット名称欄には、“BOB”及び“BRAZIL”等のベット名称を示すデータが格納されている。ベット対象管理テーブルのデータは、ディスプレイ110への表示等に使用される。
次に、図9のベット対象管理テーブルについて説明する。ベット対象管理テーブルのデータは、図7のサーバ200のRAM21に格納されている。ベット対象管理テーブルは、ベット番号欄と、イベント名称欄と、開始時間欄と、ベット名称欄とを有している。ベット番号欄には、“1”、“2”、“3”等の番号のデータが格納されている。イベント名称欄には、“BOXING”及び“SOCCER”等のイベント名称を示すデータが格納されている。開始時間欄には、イベントの開始される時間が格納されている。ベット名称欄には、“BOB”及び“BRAZIL”等のベット名称を示すデータが格納されている。ベット対象管理テーブルのデータは、ディスプレイ110への表示等に使用される。
次に、図10の配当倍率管理テーブルについて説明する。配当倍率管理テーブルのデータは、図7のサーバ200のRAM21に格納されている。配当倍率管理テーブルは、ベット番号欄と、通常配当倍率欄と、特別配当倍率欄とを有している。ベット番号欄には、ベット対象管理テーブルに格納されているベット番号に対応した番号のデータが格納されている。通常配当倍率欄には、ベット番号に対応するベット対象への通常のベットの場合の配当倍率が格納されている。特別配当倍率欄には、ベット番号に対応するベット対象への特別のベットの場合の配当倍率が格納されている。配当倍率管理テーブルのデータは、ディスプレイ110への表示、及び、配当付与時の配当額の算出等に使用される。
次に、図11のイベント結果データテーブルについて説明する。イベント結果データテーブルのデータは、図7のサーバ200のRAM21に格納されている。イベント結果データテーブルは、ベット番号欄と、イベント結果欄とを有している。ベット番号欄には、ベット対象管理テーブルに格納されているベット番号に対応した番号のデータが格納されている。イベント結果欄には、ベット名称に対応するイベントの結果がベット対象ごとに格納されている。イベント結果データテーブルのデータは、ディスプレイ110への表示、及び、イベント配当付与の判定等に使用される。
次に、図12のベット内容データテーブルについて説明する。ベット内容データテーブルのデータは、図8のステーション8のRAM31に格納されると共に、図7のサーバ200に送信された後RAM21に格納される。ベット内容データテーブルは、ステーション番号欄と、ベット番号欄と、ベット額欄と、ベット種別欄とを有している。ステーション番号欄には、ステーション8を一意に特定するユニークな番号が格納されている。ベット番号欄には、ベット対象管理テーブルに格納されているベット番号に対応した番号のデータが格納されている。ベット額欄には、プレイヤーがベットしたベットの額が格納されている。ベット種別欄には、プレイヤーのベットが、通常のベットであるか、特別のベットであるかが格納されている。ベット内容データテーブルのデータは、ディスプレイ110への表示、及び、イベント配当・特別配当付与の判定等に使用される。尚、これらのデータテーブルは、サーバ200の外部に接続されたハードディスク等の記憶装置に格納されていてもよい。
(処理動作)
次に、スポーツブックマシン1におけるサーバ制御用CPU20が実行するサーバ側の遊技処理プログラム、及びステーション8側のステーション制御用CPU30が実行するステーション側の遊技処理プログラム等に基づいて動作を説明する。尚、以降に説明するフローチャートで示される各プログラムは、サーバ200が備えているROM22やRAM21、又はステーション8が備えているROM32やRAM31に記憶されており、サーバ制御用CPU20又はステーション制御用CPU30により実行される。
次に、スポーツブックマシン1におけるサーバ制御用CPU20が実行するサーバ側の遊技処理プログラム、及びステーション8側のステーション制御用CPU30が実行するステーション側の遊技処理プログラム等に基づいて動作を説明する。尚、以降に説明するフローチャートで示される各プログラムは、サーバ200が備えているROM22やRAM21、又はステーション8が備えているROM32やRAM31に記憶されており、サーバ制御用CPU20又はステーション制御用CPU30により実行される。
(サーバ側データ更新処理)
図13に基づいて、サーバ200におけるサーバ側データ更新処理について説明する。先ず、保守員等によりベット対象の更新入力が行われたか否かが判定される(A1)。具体的に、サーバ200において、保守員等によるキーボード25が操作されることにより、ベット対象情報、及び、配当倍率情報の追加/変更が行われたか否かが判定される。尚、キーボード25の操作による入力に限定されず、例えばサーバ200に通信回線を介して接続される外部サーバ等からの信号により更新処理が行われるものであってもよい。
図13に基づいて、サーバ200におけるサーバ側データ更新処理について説明する。先ず、保守員等によりベット対象の更新入力が行われたか否かが判定される(A1)。具体的に、サーバ200において、保守員等によるキーボード25が操作されることにより、ベット対象情報、及び、配当倍率情報の追加/変更が行われたか否かが判定される。尚、キーボード25の操作による入力に限定されず、例えばサーバ200に通信回線を介して接続される外部サーバ等からの信号により更新処理が行われるものであってもよい。
ベット対象の更新入力が行われない場合(A1:NO)、本ルーチンは終了される。ベット対象の更新入力が行われない場合(A1:YES)、テーブル更新が行われる(A2)。具体的には、上述したベット対象管理テーブル、配当倍率管理テーブルが、入力された情報に基づき更新される。配当倍率の更新は、通常のベットに対応する配当倍率、及び、特別のベットに関する配当倍率の設定が行われる。尚、本実施の形態において、特別のベットに関する配当倍率は、通常のベットに対応する配当倍率よりも低く設定されるが、これに限定されず異なる配当倍率としてもよい。次に、サーバ200に接続される各ステーション8に、上記の更新情報を含む更新情報信号が送信され(A3)、本ルーチンは終了される。
(ステーション側表示更新処理)
図14に基づいて、ステーション8におけるステーション側表示更新処理について説明する。先ず、サーバ200から、更新情報信号を受信したか否かが判定される(B1)。更新情報信号を受信しない場合(B1:NO)、本ルーチンは終了される。更新情報信号を受信した場合(B1:YES)、更新情報信号に基づき、ベット対象ディスプレイ110に表示されるベット対象テーブル画像110aのベット対象のリストが更新され(B2)、本ルーチンを終了する。尚、図示しないが、本ルーチンは所定期間毎に実行されると共に、現在の時刻とイベント開始時間を比較する。その結果、イベント開始時間が現在の時刻よりも過去である場合は、対応するイベントに「LIVE」の文字が表示されると共に、イベントに対応するベット対象の配当倍率画像の背景画像の一部がグレーアウトされるようになっている。
図14に基づいて、ステーション8におけるステーション側表示更新処理について説明する。先ず、サーバ200から、更新情報信号を受信したか否かが判定される(B1)。更新情報信号を受信しない場合(B1:NO)、本ルーチンは終了される。更新情報信号を受信した場合(B1:YES)、更新情報信号に基づき、ベット対象ディスプレイ110に表示されるベット対象テーブル画像110aのベット対象のリストが更新され(B2)、本ルーチンを終了する。尚、図示しないが、本ルーチンは所定期間毎に実行されると共に、現在の時刻とイベント開始時間を比較する。その結果、イベント開始時間が現在の時刻よりも過去である場合は、対応するイベントに「LIVE」の文字が表示されると共に、イベントに対応するベット対象の配当倍率画像の背景画像の一部がグレーアウトされるようになっている。
(ステーション側ベット受付処理)
図15に基づいて、ステーション8におけるステーション側ベット受付処理について説明する。先ず、プレイヤーからのタッチパネル120への操作があるか否かが判定される(C1)。タッチパネル120への操作がない場合(C1:NO)、本ルーチンは終了される。タッチパネル120への操作がある場合(C1:YES)、数字キー画像が押圧されたか否かが判定される(C2)。具体的には、図3に示す、ベット額タッチパネル120aにおける数字キー画像が押圧され、ベット金額が入力されたか否かが判定される。数字キー画像が押圧されない場合(C2:NO)、本ルーチンは終了される。数字キー画像が押圧された場合(C2:YES)、プレイヤーの押圧により入力された数値をベット額としてRAM31に記憶される(C3)。
図15に基づいて、ステーション8におけるステーション側ベット受付処理について説明する。先ず、プレイヤーからのタッチパネル120への操作があるか否かが判定される(C1)。タッチパネル120への操作がない場合(C1:NO)、本ルーチンは終了される。タッチパネル120への操作がある場合(C1:YES)、数字キー画像が押圧されたか否かが判定される(C2)。具体的には、図3に示す、ベット額タッチパネル120aにおける数字キー画像が押圧され、ベット金額が入力されたか否かが判定される。数字キー画像が押圧されない場合(C2:NO)、本ルーチンは終了される。数字キー画像が押圧された場合(C2:YES)、プレイヤーの押圧により入力された数値をベット額としてRAM31に記憶される(C3)。
次に、配当倍率画像が押圧されたか否かが判定される(C4)。具体的には、図4に示す、ベット対象タッチパネル120bにおけるベット対象毎に表示された配当倍率画象が押圧されたか否かが判定される。配当倍率画像が押圧されない場合(C4:NO)、RAM31に記憶されたベット額が消去され(C5)、本ルーチンは終了される。配当倍率画像が押圧された場合(C4:YES)、ベット対象、及び、ベット種別が、RAM31に記憶される(C6)。具体的には、プレイヤーの押圧により入力された位置情報が、どのベット対象を示すかを判定し、RAM31に記憶する。さらに、プレイヤーの押圧により入力された位置情報が、通常のベットもしくは特別のベットのいずれを示すかを判定し、RAMに記憶する。
次に、RAM31に記憶されるベット情報が、ベット情報信号としてサーバ200へ送信される(C7)。具体的には、RAM31に記憶されるベット額、ベット対象、及び、ベット種別を含むベット情報を、ベット情報信号としてサーバ200へ送信する。そして、ベット情報に基づいて、図5に示すベット確認画面が表示され(C8)、本ルーチンが終了される。尚、ベット情報信号には、各ステーション8が有するステーション8を一意に区別するステーション番号が含まれる。ステーション番号はROM32に格納されている。
(サーバ側ベット受付処理)
図15に基づいて、サーバ200におけるサーバ側ベット受付処理について説明する。先ず、ステーション8から送信されたベット情報信号が受信されたか否かが判定される(D1)。ベット情報信号が受信されない場合(D1:NO)、本ルーチンは終了される。ベット情報信号が受信された場合(D1:YES)、ベット情報が、RAM21に記憶される(D2)。具体的には、ベット情報信号に基づいて、図12に示すベット対象管理テーブルにステーション番号、ベット対象を示すベット番号、ベット額、及び、ベット種別が記憶され、プレイヤーのベットが受け付けられる。
図15に基づいて、サーバ200におけるサーバ側ベット受付処理について説明する。先ず、ステーション8から送信されたベット情報信号が受信されたか否かが判定される(D1)。ベット情報信号が受信されない場合(D1:NO)、本ルーチンは終了される。ベット情報信号が受信された場合(D1:YES)、ベット情報が、RAM21に記憶される(D2)。具体的には、ベット情報信号に基づいて、図12に示すベット対象管理テーブルにステーション番号、ベット対象を示すベット番号、ベット額、及び、ベット種別が記憶され、プレイヤーのベットが受け付けられる。
(サーバ側イベント結果判定処理)
図17に基づいて、サーバ200におけるサーバ側イベント結果判定処理について説明する。先ず、保守員等によりイベント結果の入力が行われたか否かが判定される(E1)。尚、キーボード25の操作による入力に限定されず、例えばサーバ200に通信回線を介して接続される外部サーバ等からの信号により更新処理が行われるものであってもよい。ここで、イベント結果は、ベット番号及びベット名称に対応した形式で入力されるようになっているがこれに限定されるものではない。イベント結果の入力が行われない場合(E1:NO)、本ルーチンは終了される。イベント結果の入力が行われた場合(E1:YES)、RAM21に格納されるイベント結果データテーブルが更新される(E2)。尚、イベント結果データテーブルの情報は、カウンター等での配当の付与の際に用いるものであってもよい。
図17に基づいて、サーバ200におけるサーバ側イベント結果判定処理について説明する。先ず、保守員等によりイベント結果の入力が行われたか否かが判定される(E1)。尚、キーボード25の操作による入力に限定されず、例えばサーバ200に通信回線を介して接続される外部サーバ等からの信号により更新処理が行われるものであってもよい。ここで、イベント結果は、ベット番号及びベット名称に対応した形式で入力されるようになっているがこれに限定されるものではない。イベント結果の入力が行われない場合(E1:NO)、本ルーチンは終了される。イベント結果の入力が行われた場合(E1:YES)、RAM21に格納されるイベント結果データテーブルが更新される(E2)。尚、イベント結果データテーブルの情報は、カウンター等での配当の付与の際に用いるものであってもよい。
次に、プレイヤーのベットがイベント配当に当籤したか否かが判定される(E3)。具体的には、イベント結果として入力されたベット番号とベット内容データテーブルに記憶されるベット番号とを比較する。比較の結果、ベット番号が一致する場合、ベット対象管理テーブルからベット番号に対応するベット名称を取得する。イベント結果として入力されたベット名称と、取得したベット名称とが一致する場合、プレイヤーのベットは当籤したと判定される。また、イベント結果として入力されたベット名称と、取得したベット名称とが一致しない場合、プレイヤーのベットは当籤していないと判定される。判定結果は、イベント判定結果信号として、各ステーション8へ送信される。イベント判定結果信号には、イベント配当の当籤の有無、及び、当籤した場合の配当額が含まれる。また、判定結果は、RAM21にプレイヤー毎の勝敗履歴として記憶されるようになっているが、これに限定されることはない。
プレイヤーのベットがイベント配当に当籤しない場合(E3:NO)、本ルーチンは終了される。プレイヤーのベットが当籤した場合(E3:YES)、特別のベットに対して特別配当決定処理が行われる(E4)。具体的に、イベント配当に当籤した場合の特別配当が付与されるか否かがランダムに決定される。より詳しくは、ROM22には、数値に対応して、当籤か否かが決定される乱数テーブルが格納されている。プログラムにより1つの乱数値が決定され、乱数テーブルを参照して特別配当に当籤しているか否かが決定される。尚、特別配当の付与は、乱数によってランダムに決定したが、これに限定されることはない。例えば、同一のイベントに参加した複数のプレイヤーから1人を決定するものでよいし、その他の所定の条件に基づいて決定するものであってもよい。
そして、特別配当結果信号が対応する各ステーション8へ送信され(E5)、本ルーチンは終了される。尚、特別配当結果信号には、特別配当の当籤の有無、及び、当籤した場合の配当額が含まれる。また、特別配当の配当額は、RAM21に記憶されるプレイヤー毎の勝敗履歴に基づいている。具体的には、プレイヤーの総負け数が増加するごとに、特別配当の配当額が、1%ずつ上昇するようになっている。尚、特別配当の配当額は、これに限定されずプレイヤーの総プレイ数、総勝ち数、総負け数、総ベット額、総勝ち額、及び、総負け額等の勝敗履歴に応じて変更されるものであってもよい。また、特別配当の配当額は、勝敗履歴に基づくものでなく、例えば、対応するイベントへの参加人数によって決定されるものであってもよい。
(ステーション側イベント配当付与処理)
図18に基づいて、ステーション8におけるステーション側イベント配当付与処理について説明する。先ず、サーバ200からイベント判定結果信号を受信したか否かが判定される(F1)。イベント判定結果信号を受信しない場合(F1:NO)、本ルーチンは終了される。イベント判定結果信号を受信した場合(F1:YES)、イベント判定結果信号に基づいて、イベント配当に当籤したか否かが判定される(F2)。イベント配当に当籤していない場合(F2:NO)、ベット対象ディスプレイ110が、イベント配当に当籤していない旨の表示に更新され(F3)、本ルーチンは終了される。イベント配当に当籤した場合(F2:YES)、ベット対象ディスプレイ110が、イベント配当に当籤した旨の表示に更新される(F4)。そして、イベント配当付与処理が行われる(F5)。具体的には、イベント判定結果信号に含まれるイベント配当の配当額に基づき、イベント配当が付与される。
図18に基づいて、ステーション8におけるステーション側イベント配当付与処理について説明する。先ず、サーバ200からイベント判定結果信号を受信したか否かが判定される(F1)。イベント判定結果信号を受信しない場合(F1:NO)、本ルーチンは終了される。イベント判定結果信号を受信した場合(F1:YES)、イベント判定結果信号に基づいて、イベント配当に当籤したか否かが判定される(F2)。イベント配当に当籤していない場合(F2:NO)、ベット対象ディスプレイ110が、イベント配当に当籤していない旨の表示に更新され(F3)、本ルーチンは終了される。イベント配当に当籤した場合(F2:YES)、ベット対象ディスプレイ110が、イベント配当に当籤した旨の表示に更新される(F4)。そして、イベント配当付与処理が行われる(F5)。具体的には、イベント判定結果信号に含まれるイベント配当の配当額に基づき、イベント配当が付与される。
(ステーション側特別配当付与処理)
図19に基づいて、ステーション8におけるステーション側特別配当付与処理について説明する。先ず、サーバ200から特別配当結果信号を受信したか否かが判定される(G1)。特別配当結果信号を受信しない場合(G1:NO)、本ルーチンは終了される。特別配当結果信号を受信した場合(G1:YES)、特別配当結果信号に基づいて、特別配当に当籤したか否かが判定される(G2)。特別配当に当籤していない場合(G2:NO)、ベット対象ディスプレイ110が、特別配当に当籤していない旨の表示に更新され(G3)、本ルーチンは終了される。イベント配当に当籤した場合(G2:YES)、ベット対象ディスプレイ110が、特別配当に当籤した旨の表示に更新される(G4)。そして、特別配当付与処理が行われる(G5)。具体的には、特別配当結果信号に含まれる特別配当の配当額に基づき、特別配当が付与される。
図19に基づいて、ステーション8におけるステーション側特別配当付与処理について説明する。先ず、サーバ200から特別配当結果信号を受信したか否かが判定される(G1)。特別配当結果信号を受信しない場合(G1:NO)、本ルーチンは終了される。特別配当結果信号を受信した場合(G1:YES)、特別配当結果信号に基づいて、特別配当に当籤したか否かが判定される(G2)。特別配当に当籤していない場合(G2:NO)、ベット対象ディスプレイ110が、特別配当に当籤していない旨の表示に更新され(G3)、本ルーチンは終了される。イベント配当に当籤した場合(G2:YES)、ベット対象ディスプレイ110が、特別配当に当籤した旨の表示に更新される(G4)。そして、特別配当付与処理が行われる(G5)。具体的には、特別配当結果信号に含まれる特別配当の配当額に基づき、特別配当が付与される。
本実施の形態において、イベント配当、及び、特別配当は、100ドル以下の場合、払出口7から払い戻される。また、100ドルよりも多い場合は、チケットプリンタ4によって配当券が付与される。その後、本ルーチンは終了される。尚、配当方法はこれに限定されず、プレイヤーによって配当方法を選択できるものであってもよい。また上記の数値はこれに限定されない。
以上の詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明したが、本発明は、以上の詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は可能な限り広く解釈されるべきである。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされるべきである。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的な公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判断し得るようにするものである。従って、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌することが望まれる。
以上の詳細な説明は、コンピュータ又はコンピュータネットワーク上で実行される処理を含むものである。以上の説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップや、所定の処理機能を備えたブロックは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップや各ブロックでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップや各ブロックにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップや各ブロックにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップや各ブロックのために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
1 スポーツブックマシン
2 筐体
3 ベット額ディスプレイ
4 チケットプリンタ
5 紙幣投入口
6 コイン投入口
7 払出口
8 ステーション
50 大画面ディスプレイ
110 ベット対象ディスプレイ
120a ベット額タッチパネル
120b ベット対象タッチパネル
2 筐体
3 ベット額ディスプレイ
4 チケットプリンタ
5 紙幣投入口
6 コイン投入口
7 払出口
8 ステーション
50 大画面ディスプレイ
110 ベット対象ディスプレイ
120a ベット額タッチパネル
120b ベット対象タッチパネル
Claims (5)
- 下記構成を備えるゲーミングマシンであり、
各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、
前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、
以下(a1)〜(a6)のように動作するようプログラムされたコントローラと
を備える。
(a1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、
(a2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、
(a3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、
(a4)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、
(a5)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定し、
(a6)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記第2の配当をプレイヤーに付与する。 - 下記構成を備えるゲーミングマシンであり、
各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、
前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、
以下(b1)〜(b6)のように動作するようプログラムされたコントローラと
を備える。
(b1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、
(b2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、
(b3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、
(b4)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、
(b5)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かをランダムに決定し、
(b6)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記第2の配当をプレイヤーに付与する。 - 下記構成を備えるゲーミングマシンであり、
各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、
前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、
以下(c1)〜(c7)のように動作するようプログラムされたコントローラと
を備える。
(c1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、
(c2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、
(c3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、
(c4)前記判定の結果を勝敗履歴として記憶し、
(c5)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、
(c6)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定し、
(c7)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記勝敗履歴に基づく前記第2の配当をプレイヤーに付与する。 - 下記構成を備えるゲーミングマシンであり、
各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、
前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットよりも配当倍率が低い特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスと、
以下(d1)〜(d7)のように動作するようプログラムされたコントローラと
を備える。
(d1)前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定し、
(d2)前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付け、
(d3)前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定し、
(d4)前記判定の結果を勝敗履歴として記憶し、
(d5)前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与し、
(d6)前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かをランダムに決定し、
(d7)前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記勝敗履歴に基づく前記第2の配当をプレイヤーに付与する。 - 各種イベントの結果として選択可能な複数のベット対象が表示されるディスプレイと、前記ベット対象に対する、通常のベット、及び、該通常のベットとは配当倍率が異なる特別のベットを、それぞれに応じた指定操作として外部から入力可能な入力デバイスとを用いたゲーミングマシンが実行するプレイ方法であり、
前記ベット対象毎に、前記通常のベットに対応する配当倍率と、前記特別のベットに対応する配当倍率とを設定するステップと、
前記入力デバイスに入力された指定操作に基づき、前記ベット対象に対する前記通常のベット、又は、特別のベットを、前記プレイヤーのベットとして受け付けるステップと、
前記イベントの結果が前記ベット対象と一致しているか否かを判定するステップと、
前記判定の結果、前記イベントの結果が前記ベット対象と一致する場合に、前記プレイヤーのベットの内容に基づく第1の配当を前記プレイヤーに付与するステップと、
前記プレイヤーのベットが前記特別のベットであって前記第1の配当を付与した場合に、前記第1の配当とは別の第2の配当を付与するか否かを所定の条件に基づいて決定するステップと、
前記第2の配当を付与すると決定した場合に、前記第2の配当をプレイヤーに付与するステップと
を含むゲーミングマシンのプレイ方法。
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