JP2009158080A - 光ディスク再生装置及びフェイズロックループ回路 - Google Patents

光ディスク再生装置及びフェイズロックループ回路 Download PDF

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悠介 中村
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政和 池田
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Abstract

【課題】符号間干渉による同期信号誤検出を抑制し、オフセット等発生時にも安定的にPLL周波数引き込み精度を向上させる光ディスク再生装置を実現する。
【解決手段】異なる2つのスライス閾値を有し、一方の閾値によるスライス結果の立ち上りから他方の閾値によるスライス結果の立ち下りまでを同期信号幅とするなど、両方のスライス結果を用いて同期信号幅を測定することで、本来のマーク長に近い信号幅を取得し、PLLの周波数引き込みに使用する。またオフセット、アシンメトリなどによる非対称性が生じた場合にスライス閾値の補正量を算出し、予め設定された閾値に反映させることで常に正しい同期信号幅を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクからデータを再生する光ディスク再生装置の同期検出回路、特にフェイズロックループ回路に関する。
コンパクトディスク(以下CD)やDVD等の光ディスクは大規模なデータを格納するための記憶媒体として一般的なものである。近年ではより大容量化されたBlueRayDisc(登録商標)やHD DVD(登録商標)といった、高密度大容量の光ディスク装置も一般化してきている。
光ディスクを再生する場合、再生信号と同期したクロックを生成するため、PLL(フェイズロックループ)のキャプチャレンジにクロック周波数を引き込む必要がある。この具体的な方法としては、1)再生信号を2値化した後に反転間隔を計測し、その最大値を検出し、検出された最大値が規定の長さとなるように、ディスクの回転速度を制御する方法、2)再生信号の反転間隔を測定し、その最大値又は最小値を検出し、検出された同期信号の周期に基づきディスクの回転速度を既定のものにする方法、などがある。
しかし、再生波形信号に符号間干渉が生じる場合、同期信号期間が正しく検出できない問題が生じる虞がある。すなわち、本来現れるべき信号幅より長い信号幅がゼロスライスにより検出されるため、同期信号期間として本来想定していない期間を検出する場合が起こりうる。
この解決手段として、特開平8−138328号公報(以下特許文献1)には同期信号検出回路において、ゼロレベルとは異なる信号レベルにおいても信号波形をスライスし、このときの信号幅をも参酌して同期信号を検出する技術が提示されている。
また、特開2006−252640号公報(以下特許文献2)においても、ゼロレベルとは異なる信号レベルにおいて、基準同期信号幅を検出する技術が開示されている。あわせて、再生信号波形のオフセットやアシンメトリの状態に応じて基準同期信号幅を適宜設定する技術も開示されている。
特開平8−138328号公報 特開2006−252640号公報
しかし、特許文献1の発明のように、ゼロレベルとは異なる信号レベルにおける信号幅は本来の同期信号幅よりも短くなる。これをPLLに引き込むと、周波数引き込みを誤る虞がある。
また、特許文献2記載の発明のように、再生信号波形にオフセットが生じている場合には、基準同期信号幅はオフセット等の状態に応じて変化する。従って非対称性が生じた場合更に本来の同期幅と異なることとなる。
本発明の目的は、符号間干渉による同期信号誤検出を抑制し、オフセットやアシンメトリ発生時にも安定的にPLL周波数引き込み精度を向上させる光ディスク再生装置を実現することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わる光ディスク再生装置は、ピックアップの出力をアナログ処理するアナログフロントエンド(以下、AFE:Analog Front End)と、このAFEの出力のアナログ信号を電圧制御発振器(以下、VCO:Voltage Controlled Oscillator)より出力される基準周波数を用いてデジタル信号に変換するADコンバータ(以下、ADC)と、ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、周波数誤差検出回路の出力の高周波成分を排除する低域通過フィルタ回路(以下、LPF)と、LPFの出力をアナログ信号に変換するDAコンバータ(以下、DAC)と、DACの出力に基づき基準周波数を出力するVCOを含み、周波数誤差検出回路は、ADCの出力を第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力を第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、最大信号幅検出回路の出力と予め設定された目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別の光ディスク再生装置は、ピックアップの出力をアナログ処理するAFEと、AFEの出力のアナログ信号をVCOより出力される基準周波数用いてデジタル信号に変換するADCと、ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、ADCの出力の位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、周波数誤差検出回路の出力と位相誤差検出回路の出力とを選択的に出力するスイッチと、スイッチの出力の高周波成分を排除するLPFと、LPFの出力をアナログ信号に変換するDACと、このDACの出力に基づき前記基準周波数を出力するVCOを含み、周波数誤差検出回路は、ADCの出力を第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力を第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、最大信号幅検出回路の出力と予め設定された目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする。
これらの光ディスク再生装置の信号幅検出回路は、第1スライス回路の出力と第2スライス回路の出力とを組み合わせて1の信号幅を検出することを特徴としても良い。
これらの光ディスク再生装置の信号幅検出回路は第1スライス回路の出力のエッジ情報と第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせから得られる第1の信号幅を検出すると共に、第1スライス回路の出力のエッジ情報、もしくは第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせから得られる第2の信号幅を検出し、第1の信号幅と第2の信号幅との差分が予め設定された許容量以下であったときに第1の信号幅を、許容量を越える場合には第2の信号幅を最大信号幅検出回路に出力することを特徴としても良い。
これらの光ディスク再生装置の信号幅検出回路は、第1スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第1の信号幅を検出し、第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第2の信号幅を検出し、第1スライス回路の出力のエッジ情報と第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより複数マーク分の第3の信号幅を検出し、第1の信号幅と第2の信号幅との和と、第3の信号幅との差分が予め設定された許容値以下であった時に第3の信号幅出力すること、を特徴としても良い。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別の光ディスク再生装置は、ピックアップの出力をアナログ処理するAFEと、AFEの出力のアナログ信号をVCOより出力される基準周波数用いてデジタル信号に変換するADCと、ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、周波数誤差検出回路の出力の高周波成分を排除するLPFと、LPFの出力をアナログ信号に変換するDACと、DACの出力に基づき基準周波数を出力するVCOを含む光ディスク再生装置であって、周波数誤差検出回路は、ADCの出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、ADCの出力をアシンメトリ量測定回路の出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力をアシンメトリ量測定回路の出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、最大信号幅検出回路の出力と予め設定された目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別の光ディスク再生装置は、ピックアップの出力をアナログ処理するAFEと、AFEの出力のアナログ信号をVCOより出力される基準周波数を用いてデジタル信号に変換するADCと、ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、周波数誤差検出回路の出力の高周波成分を排除するLPFと、LPFの出力をアナログ信号に変換するDACと、DACの出力に基づき前記基準周波数を出力するVCOを含む光ディスク再生装置であって、周波数誤差検出回路はADCの出力を第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力を第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、予め設定された同期信号幅と信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、予め設定された同期信号周期と同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴としても良い。
本発明の代表的な実施の形態に関わるフェイズロックループ回路は、VCOより出力される基準周波数用いてデジタル信号に変換するADCと、前記ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含み、周波数誤差検出回路は、ADCの出力を第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力を第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、最大信号幅検出回路の出力と予め設定された目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別のフェイズロックループ回路は、VCOより出力される基準周波数用いて入力信号をデジタル信号に変換するADCと、ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含み、周波数誤差検出回路は、ADCの出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、ADCの出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、最大信号幅検出回路の出力と予め設定された目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態に関わる別のフェイズロックループ回路は、電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いて入力信号をアナログ・デジタル変換するADCと、ADCの出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含むフェイズロックループ回路であって、周波数誤差検出回路は、ADCの出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、ADCの出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、ADCの出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、第1スライス回路の出力及び第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、予め設定された同期信号幅と信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、予め設定された同期信号周期と同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする。
これらのフェイズロックループ回路において、更にADCの出力の位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、周波数誤差検出回路の出力と位相誤差検出回路の出力とを選択的に出力するスイッチと、を含むことを特徴としても良い。
これらのフェイズロックループ回路において、信号幅検出回路は第1スライス回路の出力と第2スライス回路の出力とを組み合わせて1の信号幅を検出することを特徴としても良い。
これらのフェイズロックループ回路の信号幅検出回路は、第1スライス回路の出力のエッジ情報と第2スライス回路の出力のエッジ情報との組み合わせにより得られる第1の信号幅を検出すると共に、第1スライス回路の出力のエッジ情報、もしくは第2スライス回路の出力のエッジ情報との組み合わせにより得られる第2の信号幅を検出し、第1の信号幅と第2の信号幅との差分が予め設定された許容量以下であったときに第1の信号幅を、許容量を越える場合には前記第2の信号幅を最大信号幅検出回路に出力することを特徴としても良い。
これらのフェイズロックループ回路の信号幅検出回路は、第1スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第1の信号幅を検出し、第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第2の信号幅を検出し、第1スライス回路の出力のエッジ情報と第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより複数マーク分の第3の信号幅を検出し、第1の信号幅と第2の信号幅との和と、第3の信号幅との差分が予め設定された許容値以下であった時に第3の信号幅出力すること、を特徴としても良い。
これらのフェイズロックループ回路を使用することを特徴とする光ディスク再生装置も本発明の射程の範囲である。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
本発明の代表的な実施の形態に関わる光ディスク再生装置により、高密度媒体の再生時など符号間干渉が大きく、短マーク信号の振幅低下により同期信号検出を誤り易い状況でも、正しく同期信号を検出できることによりPLLの周波数引き込みの精度を向上させることが可能となる。また再生信号波形にアシンメトリやオフセットといった非対称性が発生している時でも同期信号を安定して検出することができる。
以下図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に関わる光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。
図1の光ディスク再生装置は、光ディスク101、光ピックアップ102、スピンドルモータ103、AFE104、ADC105、位相誤差検出回路106、第1周波数誤差検出回路107、第2周波数誤差検出回路108、第1ロック検出回路109、第2ロック検出回路110、第3ロック検出回路111、切り替えスイッチ112、LPF113、DAC114、VCO115、2値化回路116、デコーダ117を含む。
また、図2は本発明の第1の実施の形態に関わる第1周波数誤差検出回路107の構成を示すブロック図である。この周波数誤差検出回路は、第1スライス閾値設定回路201、第2スライス閾値設定回路202、第1スライス回路203、第2スライス回路204、信号幅検出回路205、最大信号幅保持回路206、目標同期信号幅設定回路207、誤差検出回路208を含む。
これらの図1及び図2の光ディスク再生装置の同期信号検出を概念的に示す図が図3である。また、図4は信号幅検出回路205の同期信号検出方法で用いるパターンを示す図である。
光ディスク101は再生対象の記録媒体である。
光ピックアップ102はレーザ光の光源と、光源から射出されレーザ光の光ディスク101で反射された反射光を受光する受光部とを有する光学部材である。光ピックアップで検出された光学情報はアナログ信号としてAFE104に出力される。
スピンドルモータ103は光ディスク101を回転させるモータである。
AFE104は光ピックアップ102から出力されるアナログ信号の増幅やADC105で用いるために波形を整えるといった処理を行う部品である。AFE104はADC105に対して上記補正を行ったアナログ信号を出力する。
ADC105はAFE104のアナログ信号出力をデジタル信号に変換し、位相誤差検出回路106、第1周波数誤差検出回路107、第2周波数誤差検出回路108及び2値化回路116に出力する部材である。ADC105はVCO115の基準周波数により動作する。
位相誤差検出回路106は、ADC105から出力される再生波形のエッジにおけるデータずれから位相誤差を検出し誤差信号として第1ロック検出回路109及び切り替えスイッチ112に出力される。
第1周波数誤差検出回路107は再生波形から検出した同期信号幅から周波数誤差を検出し、誤差信号として第2ロック検出回路110及び切り替えスイッチ112に出力される。
第2周波数誤差検出回路108は再生波形から検出した同期信号間の周期から周波数誤差を検出し誤差信号として第3ロック検出回路111及び切り替えスイッチ112に出力される。
第1ロック検出回路109は、位相誤差検出回路106から送られる誤差信号が予め設定された誤差範囲内に収まったときにロック信号を切り替えスイッチ112に出力する。
第2ロック検出回路110も、第1周波数誤差検出回路107より送られる誤差信号が予め設定された誤差範囲内に収まったときにロック信号を切り替えスイッチ112に出力する。
第3ロック検出回路111も、第2周波数誤差検出回路108より送られる誤差信号が予め設定された誤差範囲内に収まったときにロック信号を切り替えスイッチ112に出力する。
切り替えスイッチ112は、第1ロック検出回路109、第2ロック検出回路110、第3ロック検出回路111から入力されるロック信号を制御信号として、位相誤差検出回路106、第1周波数誤差検出回路107又は第2周波数誤差検出回路108のいずれかの出力をLPF113に出力するためのスイッチング回路である。上記の制御信号の具体的な制御方法の例としては以下のようなものが考えられる。
上述の位相誤差検出回路106、第1周波数誤差検出回路107、第2周波数誤差検出回路108の3つの検出精度は、位相誤差検出回路106が最も優れ、次に第2周波数誤差検出回路108、最後に第1周波数誤差検出回路107の順になる。しかし、位相が一致していても、周波数が2倍であることも考えられる。従って、検出精度とは異なり、切り替えスイッチ112の切り替えでは、第2ロック検出回路110を最も優先度を高くし、第2ロック検出回路110がロックしているときにのみ第3ロック検出回路111の判定が行われる。そして、これら2つのロックが確認された場合に初めて最も精度の高い位相誤差検出回路106の出力を有効にすべく第1ロック検出回路109の判定を行う。
LPF113は、発振防止のための切り替えスイッチ112の出力から交流成分の少ない直流信号に変換するためのローパスフィルタである。この高周波成分が除去されたLPF113の出力はDAC114に対して出力される。
DAC114はLPF113のデジタル信号出力をアナログ信号に変換するためのデジタルアナログ変換回路である。DAC114によってアナログ信号に変換された後、VCO115に対して出力される。
VCO115はDAC114の出力を参酌して動作する可変周波数発信器である。このVCO115の出力は基準周波数としてADC105に出力される。この基準周波数はサンプリングクロックとしてADC105で使用される。
2値化回路116は多値の再生波形データからPRML(Partial Response Maximum Likelihood)などを用いて2値のデータに復号される。
デコーダ117は2値化回路116の出力の復調処理、誤り訂正演算処理、デスクランブル処理、外部へのデータ出力制御を行なう。
第1スライス閾値設定回路201は異なる2つの閾値の一方を設定するためのレジスタ回路である。また、第2スライス閾値設定回路202は他方の閾値を設定するためのレジスタ回路である。これらの2つの閾値とは図3のTh_p及びTh_mにあたる。
第1スライス回路203はADC105の出力と第1スライス閾値設定回路201の出力を対比し、2つの出力が略同一になった場合に信号幅検出回路205に第1スライス検出信号を出力する回路である。同様に、第2スライス回路204はADC105の出力と第2スライス閾値設定回路202の出力を対比し、2つの出力が略同一になった場合に信号幅検出回路205に第2スライス検出信号を出力する回路である。
本実施の形態においては、ADC105の出力が0レベルに向かっているのか、0レベルから離れていくのか判断する必要がある。従って、第1スライス閾値設定回路201及び第2スライス回路204の出力は各1ビットあれば良い。この第1スライス閾値設定回路201の出力が図3のSli_pであり、第2スライス回路204の出力が同図のSli_mである。そして、Sli_p及びSli_mにおける、0から1、または1から0への変化点のことを「エッジ情報」と定義する。
信号幅検出回路205は第1スライス検出信号及び第2スライス検出信号の変化によってスライス間の時間幅を計測する回路である。ここで計測された時間が最大信号幅保持回路206に出力される。
最大信号幅保持回路206は信号幅検出回路205を記録し、その記録内容を誤差検出回路208に出力する回路である。なお、本発明は、これらの信号幅検出回路205、最大信号幅保持回路206の動作について特徴を有するものであり、具体的な説明は後述する。
目標同期信号幅設定回路207は、同期判定の基準と成る信号幅を誤差検出回路208に出力する。
誤差検出回路208は、最大信号幅保持回路206の出力と目標同期信号幅設定回路207の出力を対比する回路である。これらの2つの信号の差分を算出し、この差分を誤差信号として第2ロック検出回路110及び切り替えスイッチ112に出力する。
以下、本実施の形態に関わる光ディスク再生装置における再生動作の概略について説明する。
図1のように光ピックアップ102が光ディスク101にレーザを照射し、ディスクからの反射光を受光することで読み取られた信号は、AFE104においてアナログ処理を行い、ADC105に入力する。ADC105でデジタル化した信号は位相誤差検出回路106に入力される。位相誤差検出回路106は再生波形のエッジにおけるデータずれから位相誤差を検出し誤差信号として第1ロック検出回路109及び切り替えスイッチ112へ出力する。また同時にADC105出力は第1周波数誤差検出回路107に入力され、第1周波数誤差検出回路107は再生波形から検出した同期信号幅から周波数誤差を検出し、誤差信号として第2ロック検出回路110及び切り替えスイッチ112へ出力する。さらに同時にADC105出力は第2周波数誤差検出回路108に入力され、第2周波数誤差検出回路108は再生波形から検出した同期信号間の周期から周波数誤差を検出し、誤差信号として切り替えスイッチ112出力する。
切り替えスイッチ112の設定に基づき、位相誤差検出回路106、第1周波数誤差検出回路107または第2周波数誤差検出回路108いずれか1つの信号が誤差信号としてLPF113に出力される。この誤差信号はLPF113で高周波成分を除去し、DAC114でアナログ化し、VCO115に入力される。VCO115は得られた誤差信号に応じて位相差および周波数差を補償するようにADC105のサンプリングクロックの周期及び位相を調整する。
以上のように入力データに同期してサンプリングされたADC105の出力は、2値化回路116で多値の再生波形データからPRMLなどを用いて2値のデータに復号され、デコーダ117で2値化データの復調処理、誤り訂正演算処理、デスクランブル処理、外部へのデータ出力制御を行なう。
次に、第1周波数誤差検出回路107の動作について説明する。なお、第1スライス閾値設定回路201及び第2スライス閾値設定回路202において設定済みであるとして説明する。
ADC105から出力された再生信号波形と、第1スライス閾値設定回路201の出力のTh_pが第1スライス回路203に入力され、第1スライス回路203は再生信号波形とTh_pの差分値からスライス結果を出力する(図3Sli_p)。同様にADC105から出力された再生信号波形と、第2スライス閾値設定回路202の出力であるTh_mが第2スライス回路204に入力され、第2スライス回路204は再生信号波形とTh_mの差分値からスライス結果(図3Sli_m)を出力する。なお同期信号は一般的に再生データ中最大のランレングスを有するため振幅が大きく、0レベルでないレベルでもスライス可能である。ここで、ランレングスとは読み出したデータのビット列中の“0”または“1”の連続回数のことである。これらのスライス回路で得られたスライス結果が信号幅検出回路205に入力される。
信号幅検出回路205では図4(a)の信号幅検出パターンに従って信号幅を検出する。図4(a)のstartで示したエッジから信号幅のカウントを開始し、endで示したエッジまでのデータ数をカウントし信号幅とする。例えば図4(a)のcase1の場合、Sli_pの立ち上りタイミングからSli_m立ち下りタイミングまでが信号幅(図3L1)として検出される。Th_p若しくはTh_mの片方だけを用いたスライス結果のみを用いて信号幅を検出した場合(図3L_p、L_m)には0レベルでのスライス結果より短くなるが、図3L1の信号幅を用いることで本来の信号幅に近い結果を出力することが可能となる。
ここで得られた信号幅を最大信号幅保持回路206に入力し、最大信号幅保持回路206は一定期間(例えば1シンクフレームの期間)に測定された信号幅の内で最大のものを検出し同期信号幅として出力する。目標同期信号幅設定回路207で設定された基準となる信号幅と、最大信号幅保持回路206の出力する信号幅が誤差検出回路208に入力され、誤差検出回路208は2つの信号幅の差分値を算出し、誤差信号として出力する。
以上で説明した異なる2つの閾値によるスライスを用いた同期信号検出を用いれば、符号間干渉により短マークが0クロスしないことなどによる同期信号誤検出を防止することができ、かつ検出される同期信号幅は本来のマーク長に近いものを検出することが可能となり、PLLの周波数引き込みの精度を向上させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、同期信号検出において検出誤りを回避することを目的とする。第1の実施の形態に関わる光ディスク再生装置と相違するのは、図2の信号幅検出回路205である。
第1の実施の形態の信号幅検出方法によると、図3のL1´のように符号間干渉により短マーク信号振幅が小さい場合に複数マーク分の信号を信号幅として検出してしまう恐れがある。そこで一方の閾値のみの信号幅L_p´若しくはL_m´を用いて検出条件を設定する。
例えば図4(b)のcase1の場合、図4(b)のL1_1のようにSli_pの立ち上りタイミングからSli_m立ち下りタイミングまでを信号幅(図3L1´)として検出し、また図4(b)のL_pのようにSli_pの立ち上りタイミングから立ち下りタイミングまでの信号幅(図3L_p´)を検出する。これらの差である(L1´− L_p´)が予め設定した許容量α以下であるかを判定し、α以下ならばL1´には1つのマークのみが含まれるとしてL1´を出力し、α以上ならばL1´には複数マークが含まれるとしてL_p´を出力若しくは出力しない。また、許容量αは任意に設定可能であるが、一般的にL1´のような検出した信号幅に複数マークが含まれる場合には、最短でも1つの信号に最小ランレングスの信号2つ以上が付帯しているはずである。これは付帯する信号が1つではSli_pの立ち上りからSli_m立ち下りとはならないからである。よってBlueRay Disc(登録商標)などの媒体の場合、最小ランレングスは2であるから許容量αは4T(Tは1bitのデータ幅を示す)程度とすることが望ましいが、この値に限定されるものではない。
さらに、図11は信号幅検出回路205を詳細に示したものである。まず、第1スライス回路203の出力及び第2スライス回路204の出力が第1信号幅検出回路1101に入力され、図4(c)のL2_1、L2_2を検出する。また、第1スライス回路203の出力及び第2スライス回路204の出力が第2信号幅検出回路1102に入力され、L_p、L_mを検出する。次に許容量αは許容量α設定回路1103の設定値に格納されており、この設定値は予めユーザーがレジスタ設定などによって行なう。第1信号幅検出回路1101、第2信号幅検出回路1102、許容量α設定回路1103の出力は信号幅比較回路1104に入力され、図4(c)のcase1、case2の条件を満たすかを判定し、満足した場合の信号幅が最大信号幅保持回路206に入力される。
以上で説明した信号幅検出方法を用いれば、符号間干渉による誤検出を防ぎ、かつ検出される同期信号幅は本来のマーク長に近いものを検出することが可能となり、PLLの周波数引き込みの精度を向上させることが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、同期信号検出精度を高めることを目的とする実施例である。第1の実施の形態に関わる光ディスク再生装置と相違するのは、図2の信号幅検出回路205である。第1の実施の形態の同期信号検出方法では、同期信号は再生データ中最大のランレングスを有することから1つのマークの信号幅を検出している。しかし、再生媒体によっては最大ランレングスの繰り返し(例えば9T−9T)を同期信号としていることから、この2つ以上のパターンの長さを検出した方が検出精度を向上させることが可能となる。例えば図4(c)のcase1の場合、図4(c)のL2_1のようにSli_pの立ち上りタイミングからSli_m立ち上りタイミングまでを同期信号幅(図3L2)として信号幅検出回路205が検出する。
但し、本検出方式においても、符号間干渉により短マーク信号振幅が小さい場合に複数マークで構成される信号幅を同期信号と誤る可能性があるため(図3L2´)保護をかける必要がある。この方法は第2の実施の形態を利用することができる。例えばSli_pの立ち上りタイミングから立ち下りタイミングまでの信号幅L_p´を検出し、さらにSli_mの立ち下りタイミングから立ち上りタイミングまでの信号幅L_m´を検出する。これらの信号幅L_p´とL_m´の和とL2´の差分である(L2´−(L_p´+ L_m´))が許容量α以下であることを条件とすることなどにより保護することが可能となる。前述したように許容量αは4T程度とすることが望ましいが、限定されるものではない。
さらに、図11は信号幅検出回路205を詳細に示したものである。まず、第1スライス回路203の出力及び第2スライス回路204の出力が第1信号幅検出回路1101に入力され、図4(b)のL1_1、L1_2、L1_3、L1_4を検出する。また、第1スライス回路203の出力及び第2スライス回路204の出力が第2信号幅検出回路1102に入力され、L_p、L_mを検出する。次に許容量αは許容量α設定回路1103の設定値に格納されており、この設定値は予めユーザーがレジスタ設定などによって行なう。第1信号幅検出回路1101、第2信号幅検出回路1102、許容量α設定回路1103の出力は信号幅比較回路1104に入力され、図4(b)のcase1〜case4の条件を満たすかを判定し、満足した場合の信号幅が最大信号幅保持回路206に入力される。
以上で説明した同期信号検出方法を用いれば、1つのマークによる検出よりもさらに同期信号検出を誤りにくくすることができ、PLLの周波数引き込みの精度を向上させることが可能となる。
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態は異なる2つの閾値によるスライスを用いた同期信号検出を行なうにあたり、オフセットやアシンメトリといった非対称性が生じた時にスライス閾値を補正することで、安定的に同期信号を検出することを目的とする。
図5は、本実施の形態における光ディスク再生装置における第1周波数誤差検出回路107´の構成図を示す。
この第1周波数誤差検出回路107´は、図2の第1周波数誤差検出回路107に含まれる第1スライス閾値設定回路201、第2スライス閾値設定回路202、第1スライス回路203、第2スライス回路204、信号幅検出回路205、最大信号幅保持回路206、目標同期信号幅設定回路207、誤差検出回路208の他に、アシンメトリ量測定回路501、第1加算回路502、第2加算回路503を含む。
また、図6はこの第1周波数誤差検出回路107´の動作におけるアシンメトリ量測定回路501の動作を説明するための波形の概念図であり、図7はアシンメトリ量測定回路501の構成を表すブロック図である。
アシンメトリ量測定回路501はMAX_AMP検出回路601、MIN_AMP検出回路602、加算回路603、1/2演算回路604より構成される。
以下図2との相違点に着目して説明する。
図5において第1スライス閾値設定回路201及び第2スライス閾値設定回路202は図2のそれと構成上は同じものである。ただし、対応するスライス回路に入力される前に加算回路を介して補正を行う点で相違する。
アシンメトリ量測定回路501はADC105の出力データに関わる波形の偏りを検出する回路である。この際の「偏り」とは、図6を例にすると波形がゼロレベルのプラス側またはマイナス側のいずれかにずれていることを言う。
アシンメトリ量測定回路501のMAX_AMP検出回路601は入力された信号の最大値(MAX_AMP)を検出する。またMIN_AMP検出回路602は同じ信号の最小値(MIN_AMP)を検出する。
MAX_AMP検出回路601の出力とMIN_AMP検出回路602の出力を加算回路603が合算した後、1/2演算回路604が2で割ることで、波形の偏りが求められる。これを補正量βとする。
このような処理で「偏り」を検出するのは、検出したい同期信号は一般的に再生データ中最大のランレングスを有するため振幅が最も大きく、エンベロープを元に補正量を決定するのが妥当だからである。
第1加算回路502は第1スライス閾値設定回路201の出力(Th_p)と、アシンメトリ量測定回路501の出力(補正量β)を加算し、第1スライス回路203に対して出力する。この第1加算回路502の出力が図6のTh_p´となる。同様に、第2加算回路503は第2スライス閾値設定回路202の出力(Th_m)と、アシンメトリ量測定回路501の出力(補正量β)を加算し、第2スライス回路204に対して出力する。この第2加算回路503の出力が図6のTh_m´となる。
次にADC105から出力された再生信号波形と、第1加算回路502の出力であるTh_p´が第1スライス回路203に入力され、第1スライス回路203は再生信号波形とTh_p´の差分値からスライス結果(図6Sli_p´)を出力する。同様にADC105から出力された再生信号波形と、第2加算回路503の出力であるTh_m´が第2スライス回路204に入力され、第2スライス回路204は再生信号波形とTh_m´の差分値からスライス結果(図6Sli_m´)を出力する。以降の再生動作については第1の実施例と同様である。
以上で説明した信号幅検出方法を用いれば、オフセットやアシンメトリといった非対称性が生じた時においても補正された閾値で信号幅を測定するため、安定して同期信号幅を検出することができ、PLLの周波数引き込みの精度を向上させることが可能となる。
尚、本実施例ではエンベロープ算出にピークホールドを利用している。しかし、これに限定されるものではなく、他のエンベロープ算出方法も適応可能である。また、補正量の算出方法を本方式に限定するものではない。他にもDC成分を取得する方法などがある。
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態について説明する。図8は本発明の第5の実施の形態に関わる光ディスク再生装置における第2周波数誤差検出回路108´の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、異なる2つの閾値によるスライスを用いた同期信号検出を、同期信号周期によるPLLの周波数引き込みに適応したものである。
この実施の形態に関わる第2周波数誤差検出回路108´と第4の実施の形態にかかわる第1周波数誤差検出回路107´とを対比すると、第1スライス閾値設定回路201、第2スライス閾値設定回路202、第1スライス回路203、第2スライス回路204、信号幅検出回路205、アシンメトリ量測定回路501、第1加算回路502、第2加算回路503を含む点で共通する。一方、信号幅検出回路205の出力の取り扱いが大きく相違し、本実施の形態では、同期信号幅設定回路801、同期信号検出回路802、同期信号周期測定回路803、目標同期信号周期設定回路804、誤差検出回路805によって処理される。
同期信号幅設定回路801は基準となる同期信号幅が設定されるレジスタである。この同期信号幅設定回路801の出力は同期信号検出回路802に対して出力される。
同期信号検出回路802には、信号幅検出回路205及び上記の同期信号幅設定回路801の出力が入力される。この2つの信号幅を比較し、一致若しくは予め設定された許容範囲内であった時に同期信号であると推定し、同期信号検出タイミングを同期信号周期測定回路803に出力する。
同期信号周期測定回路803は、同期信号検出回路802からの同期信号検出タイミング間の周期を測定し、同期信号周期として誤差検出回路805に出力する。
目標同期信号周期設定回路804は基準となる同期信号周期が記録されたレジスタであり、その周期は誤差検出回路805に出力される。
誤差検出回路805は、同期信号周期測定回路803が出力する同期信号周期と目標同期信号周期設定回路804の出力する基準同期信号周期とを対比し、その差分値を求める回路である。この差分値を誤差量として第2周波数誤差検出回路108´は出力する。
なお本実施例においても、第4の実施例で述べたオフセット、アシンメトリに対するスライス閾値補正の回路を使用することが可能である。
以上で説明した同期信号検出方法を用いれば、符号間干渉による誤検出を防ぐことにより同期信号間の周期測定を安定化し、PLLの周波数引き込みの精度を向上させることが可能となる。
(第6の実施の形態)
次に本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態は、例えば第1の実施の形態による同期信号検出方法と、従来の方式による同期信号検出方式とを切替えて使用することを目的とする実施例である。第1の実施の形態に関わる光ディスク再生装置と相違するのは、図9のスライス回路901、信号幅検出回路902、スイッチ903、検出方式設定回路904である。ADC105から出力された再生信号波形を、スライス回路901において0レベルなど単一のレベルでスライスし、信号幅検出回路902で信号幅を検出する。この信号幅検出回路902の出力と、第1の実施の形態で説明した信号幅検出回路205の出力とを、スイッチ903で切替える。この出力の切り替えは検出方式設定回路904の設定値で実施され、この設定は予めユーザーがレジスタ設定などによって行なう、若しくは再生速度、再生メディアの種類によって自動的に行ってもよい。
なお、以上で説明した従来方式との切り替えは第1の実施の形態に対して限定されるものではなく、他の実施の形態についても同様に実施することが可能である。
(第7の実施の形態)
次に本発明の第7の実施の形態について説明する。本実施の形態は、例えば第4の実施の形態によるアシンメトリ補正方法の使用と未使用を切替えることを目的とする実施例である。第4の実施の形態に関わる光ディスク再生装置と相違するのは、図10の出力設定回路1001、アシンメトリ量出力回路1002である。予めユーザーはレジスタ設定などによって出力設定回路1001を制御できる。その出力設定回路1001出力によってアシンメトリ量出力回路1002は、アシンメトリ量測定回路501出力である補正量βを第1加算回路502及び第2加算回路503に出力するかを切替える。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは言うまでもない。
上記説明では、光ディスク再生装置に特化して説明したが、本発明の用途は必ずしもこれに限ったものではない。たとえば、携帯電話機の無線通信区間における同期信号検出などにも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に関わる光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる第1周波数誤差検出回路の構成を示すブロック図である。 本発明の光ディスク再生装置の同期信号検出を概念的に示す図である。 信号幅検出回路の同期信号検出方法で用いるパターン(a)(b)(c)を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に関わる光ディスク再生装置における第1周波数誤差検出回路の構成図を示す。 本発明の第4の実施の形態に関わる周波数誤差検出回路の動作におけるアシンメトリ量測定回路の動作を説明するための波形の概念図である。 本発明の第4の実施の形態に関わるアシンメトリ量測定回路の構成を表すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に関わる光ディスク再生装置における周波数誤差検出回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態に関わる光ディスク再生装置における第1周波数誤差検出回路の構成図を示す。 本発明の第7の実施の形態に関わる光ディスク再生装置における第1周波数誤差検出回路の構成図を示す。 本発明の第2及び第3の実施の形態に関わる光ディスク再生装置における信号幅検出回路の構成図を示す。
符号の説明
101…光ディスク、102…光ピックアップ、103…スピンドルモータ、
104…AFE、105…ADC、106…位相誤差検出回路、
107、107´…第1周波数誤差検出回路、
108、108´…第2周波数誤差検出回路、109…第1ロック検出回路、
110…第2ロック検出回路、111…第3ロック検出回路、
112…切り替えスイッチ、113…LPF、114…DAC、
115…VCO、116…2値化回路、117…デコーダ、
201…第1スライス閾値設定回路、202…第2スライス閾値設定回路、
203…第1スライス回路、204…第2スライス回路、
205…信号幅検出回路、206…最大信号幅保持回路、
207…目標同期信号幅設定回路、208…誤差検出回路
501…アシンメトリ量測定回路、502…第1加算回路、503…第2加算回路、
801…同期信号幅設定回路、802…同期信号検出回路、
803…同期信号周期測定回路、804…目標同期信号周期設定回路、
805…誤差検出回路、901…スライス回路、902…信号幅検出回路、
903…スイッチ、904…検出方式設定回路、
1001…出力設定回路、1002…アシンメトリ量出力回路、
1101…第1信号幅検出回路、1102…第2信号幅検出回路、
1103…許容量α設定回路、1104…信号幅比較回路

Claims (19)

  1. ピックアップの出力をアナログ処理するアナログフロントエンドと、前記アナログフロントエンドの出力のアナログ信号を電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、前記周波数誤差検出回路の出力の高周波成分を排除する低域通過フィルタ回路と、前記低域通過フィルタ回路の出力をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路と、前記デジタル・アナログ変換回路の出力に基づき前記基準周波数を出力する電圧制御発信器を含む光ディスク再生装置であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    第1の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、
    第2の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. ピックアップの出力をアナログ処理するアナログフロントエンドと、前記アナログフロントエンドの出力のアナログ信号を電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、前記周波数誤差検出回路の出力と前記位相誤差検出回路の出力とを選択的に出力するスイッチと、前記スイッチの出力の高周波成分を排除する低域通過フィルタ回路と、前記低域通過フィルタ回路の出力をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路と、前記デジタル・アナログ変換回路の出力に基づき前記基準周波数を出力する電圧制御発信器を含む光ディスク再生装置であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    第1の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、
    第2の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 請求項1又は2記載の光ディスク再生装置において、
    前記信号幅検出回路は、前記第1スライス回路の出力と前記第2スライス回路の出力とを組み合わせて1つの信号幅を検出することを特徴とする光ディスク再生装置。
  4. 請求項1又は2記載の光ディスク再生装置において、
    前記信号幅検出回路は、前記第1スライス回路の出力のエッジ情報と前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせから得られる第1の信号幅を検出すると共に、前記第1スライス回路の出力のエッジ情報、もしくは前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせから得られる第2の信号幅を検出し、前記第1の信号幅と前記第2の信号幅との差分が予めレジスタ設定回路で設定された許容量以下であったときに前記第1の信号幅を、許容量を越える場合には前記第2の信号幅を前記最大信号幅検出回路に出力することを特徴とする光ディスク再生装置。
  5. 請求項1又は2記載の光ディスク再生装置において、
    前記信号幅検出回路は、
    前記第1スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第1の信号幅を検出し、
    前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第2の信号幅を検出し、
    前記第1スライス回路の出力のエッジ情報と前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより複数マーク分の第3の信号幅を検出し、
    前記第1の信号幅と前記第2の信号幅との和と、前記第3の信号幅との差分が予めレジスタ設定回路で設定された許容値以下であった時に前記第3の信号幅を出力すること、を特徴とする光ディスク再生装置。
  6. ピックアップの出力をアナログ処理するアナログフロントエンドと、前記アナログフロントエンドの出力のアナログ信号を電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、前記周波数誤差検出回路の出力の高周波成分を排除する低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタの出力をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路と、前記デジタル・アナログ変換回路の出力に基づき前記基準周波数を出力する電圧制御発信器を含む光ディスク再生装置であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  7. ピックアップの出力をアナログ処理するアナログフロントエンドと、前記アナログフロントエンドの出力のアナログ信号を電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、前記周波数誤差検出回路の出力の高周波成分を排除する低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタの出力をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路と、前記デジタル・アナログ変換回路の出力に基づき前記基準周波数を出力する電圧制御発信器を含む光ディスク再生装置であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    第1の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、
    第2の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号幅と前記信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、
    前記同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、
    同期信号周期を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号周期と前記同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  8. 電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含むフェイズロックループ回路であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    第1の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、
    第2の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とするフェイズロックループ回路。
  9. 電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含むフェイズロックループ回路であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とするフェイズロックループ回路。
  10. 電圧制御発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含むフェイズロックループ回路であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記アシンメトリ量測定回路の出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号幅と前記信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、
    前記同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、
    同期信号周期を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号周期と前記同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とするフェイズロックループ回路。
  11. 請求項8ないし10のいずれか1項に記載のフェイズロックループ回路において、更に前記アナログ・デジタル変換回路の出力の位相誤差を検出する位相誤差検出回路と、前記周波数誤差検出回路の出力と前記位相誤差検出回路の出力とを選択的に出力するスイッチと、を含むことを特徴とするフェイズロックループ回路。
  12. 請求項8ないし11のいずれか1項に記載のフェイズロックループ回路において、前記信号幅検出回路は前記第1スライス回路の出力と前記第2スライス回路の出力とを組み合わせて1つの信号幅を検出することを特徴とするフェイズロックループ回路。
  13. 請求項8ないし11のいずれか1項に記載のフェイズロックループ回路において、
    前記信号幅検出回路は、前記第1スライス回路の出力のエッジ情報と前記第2スライス回路の出力のエッジ情報との組み合わせにより得られる第1の信号幅を検出すると共に、前記第1スライス回路の出力のエッジ情報、もしくは前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせから得られる第2の信号幅を検出し、前記第1の信号幅と前記第2の信号幅との差分が予めレジスタ設定回路で設定された許容量以下であったときに前記第1の信号幅を、許容量を越える場合には前記第2の信号幅を最大信号幅検出回路に出力することを特徴とするフェイズロックループ回路。
  14. 請求項8ないし11のいずれか1項に記載のフェイズロックループ回路において、
    前記信号幅検出回路は、
    前記第1スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第1の信号幅を検出し、前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより第2の信号幅を検出し、前記第1スライス回路の出力のエッジ情報と前記第2スライス回路の出力のエッジ情報の組み合わせにより複数マーク分の第3の信号幅を検出し、
    前記第1の信号幅と前記第2の信号幅との和と、前記第3の信号幅との差分が予めレジスタ設定回路で設定された許容値以下であった時に前記第3の信号幅を出力すること、を特徴とするフェイズロックループ回路。
  15. 請求項8ないし14のいずれか1項に関わるフェイズロックループ回路を使用することを特徴とする光ディスク再生装置。
  16. 発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を第1の方法で検出する第1周波数誤差検出回路と、第2の方法で検出する第2周波数誤差検出回路と、前記第1周波数誤差検出回路の出力と前記第2周波数誤差検出回路の出力とを選択的に出力するスイッチと、前記スイッチを切替えるレジスタ設定回路と、を含むフェイズロックループ回路が搭載された光ディスク再生装置であって、
    前記第1周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力をスライスするスライス回路と、
    前記スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含み、
    前記第2周波数誤差検出回路は、
    第1の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、
    第2の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  17. 発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を第1の方法で検出する第1周波数誤差検出回路と、第2の方法で検出する第2周波数誤差検出回路と、前記第1周波数誤差検出回路の出力と前記第2周波数誤差検出回路の出力とを選択的に出力するスイッチと、前記スイッチを切替えるレジスタ設定回路と、を含むフェイズロックループ回路が搭載された光ディスク再生装置であって、
    前記第1周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力をスライスするスライス回路と、
    前記スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号幅と前記信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、
    前記同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、
    同期信号周期を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号周期と前記同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、
    を含み、
    前記第2周波数誤差検出回路は、
    第1の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第1の閾値でスライスする第1スライス回路と、
    第2の閾値を設定するレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記第2の閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号幅と前記信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、
    前記同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、
    同期信号周期を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号周期と前記同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  18. 発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含むフェイズロックループ回路が搭載された光ディスク再生装置であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、
    前記アシンメトリ量測定回路の出力のON/OFFを選択するスイッチと、
    前記スイッチを切替えるレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記スイッチの出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記スイッチの出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    前記信号幅検出回路から出力される信号幅と自身が保持する信号幅を対比し長いものを記録し出力する最大信号幅検出回路と、
    目標同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記最大信号幅検出回路の出力と前記目標同期信号幅を対比し、その差分を出力する誤差検出回路と、
    を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
  19. 発振器より出力される基準周波数を用いてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記アナログ・デジタル変換回路の出力の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、を含むフェイズロックループ回路が搭載された光ディスク再生装置であって、
    前記周波数誤差検出回路は、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力からスライス閾値補正量を算出し出力するアシンメトリ量測定回路と、
    前記アシンメトリ量測定回路の出力のON/OFFを選択するスイッチと、
    前記スイッチを切替えるレジスタ設定回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記スイッチの出力により補正された第1の補正後閾値でスライスする第1スライス回路と、
    前記アナログ・デジタル変換回路の出力を前記スイッチの出力により補正された第2の補正後閾値でスライスする第2スライス回路と、
    前記第1スライス回路の出力及び前記第2スライス回路の出力から信号幅を検出する信号幅検出回路と、
    同期信号幅を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号幅と前記信号幅検出回路の出力とを比較し同期信号か否かを判定する同期信号検出回路と、
    前記同期信号検出回路の出力から同期信号周期を測定する同期信号周期測定回路と、
    同期信号周期を設定するレジスタ設定回路と、
    前記同期信号周期と前記同期信号周期測定回路の出力とを比較し誤差を出力する誤差検出回路と、を含むことを特徴とする光ディスク再生装置。
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