JP2008295728A - 処置具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤを拡径させるときまたは回転させるときに捩れたり曲がったりすることがなく、所望形状となるように拡径または保持する。
【解決手段】内部に軸線に沿う挿通孔3aを有する柔軟シース3と、柔軟シースの先端部に配置され、柔軟シースの壁部を貫通して前記挿通孔を柔軟シースの外方に連通させる1つ以上の孔部と、柔軟シースの挿通孔から孔部を通過して一部が前記柔軟シースの外方へ露出するワイヤ5と、一つ以上の孔部のうち少なくとも一つの孔部近傍に設けられ、孔部を通過して柔軟シースの外方へ延びるワイヤが柔軟シースの放射方向からずれるのを規制するワイヤ規制部と、を有する。
【選択図】図4
【解決手段】内部に軸線に沿う挿通孔3aを有する柔軟シース3と、柔軟シースの先端部に配置され、柔軟シースの壁部を貫通して前記挿通孔を柔軟シースの外方に連通させる1つ以上の孔部と、柔軟シースの挿通孔から孔部を通過して一部が前記柔軟シースの外方へ露出するワイヤ5と、一つ以上の孔部のうち少なくとも一つの孔部近傍に設けられ、孔部を通過して柔軟シースの外方へ延びるワイヤが柔軟シースの放射方向からずれるのを規制するワイヤ規制部と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、内視鏡と組み合わせて使用される処置具に関する。
従来、内視鏡と組み合わせて使用される処置具、例えば生体組織を切開するための切開具として、通常、ナイフ部を形成するワイヤを柔軟シース内に収納しておくか、あるいは柔軟シースの周壁外面に沿わせて配置しておき、実際に生体組織を切開するときには、ワイヤの一部を柔軟シースの外方へ大きく張り出すように拡径させ、この状態でワイヤに高周波電流を流しながら、切開しようとする生体組織の所要部位に押し当てることで、切開するものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特表平8−509894号公報
特開2004−73582号公報
ところで、切開時にワイヤを拡径操作する従来の処置具にあっては、切開時においてワイヤの一部を大きく拡径させるときに、ワイヤが捩れたり、曲がったりして、所望形状に拡径させることができず、このため、切開方向が安定しないという問題があった。特に、ワイヤの回転操作を伴う場合には、ワイヤが倒れてしまうため、手技が完遂しないおそれがあった。
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤを拡径させるときまた回転させるときに捩れたり曲がったりすることがなく、所望形状となるように拡径または保持することができる処置具を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る処置具は、内視鏡と組み合わせて使用される処置具であって、内部に軸線に沿う挿通孔を有する柔軟シースと、該柔軟シースの先端部に配置され、該柔軟シースの壁部を貫通して前記挿通孔を柔軟シースの外方に連通させる1つ以上の孔部と、前記柔軟シースの挿通孔から前記孔部を通過して一部が前記柔軟シースの外方へ露出するワイヤと、前記1つ以上の孔部のうち少なくとも一つの孔部近傍に設けられ、該孔部を通過して前記柔軟シースの外方へ延びる前記ワイヤが前記柔軟シースの放射方向からずれるのを規制するワイヤ規制部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る処置具は、内視鏡と組み合わせて使用される処置具であって、内部に軸線に沿う挿通孔を有する柔軟シースと、該柔軟シースの先端部に配置され、該柔軟シースの壁部を貫通して前記挿通孔を柔軟シースの外方に連通させる1つ以上の孔部と、前記柔軟シースの挿通孔から前記孔部を通過して一部が前記柔軟シースの外方へ露出するワイヤと、前記1つ以上の孔部のうち少なくとも一つの孔部近傍に設けられ、該孔部を通過して前記柔軟シースの外方へ延びる前記ワイヤが前記柔軟シースの放射方向からずれるのを規制するワイヤ規制部と、を有することを特徴とする。
この処置具によれば、孔部を通して柔軟シースの外方へ露出するワイヤの一部を拡径させる場合に、ワイヤ規制部により、該ワイヤが捩れたり曲がったりして柔軟シースの放射方向からずれるのを規制することができる。このため、ワイヤを所望形状となるように拡径することができる。
本発明に係る処置具は、前記ワイヤ規制部に前記ワイヤの外径よりも大きい幅のガイド部が形成され、前記孔部を通過した前記ワイヤが前記ガイド部を連続して通過するように、前記ワイヤ規制部が前記柔軟シースに取り付けられることを特徴とする。
この処置具によれば、ワイヤ規制部に設けたガイド部にワイヤを通過させて、該ワイヤの動きを規制する構成であり、簡単な構成でありながら、ワイヤの動きを確実に規制することができる。また、柔軟シースに新たにワイヤ規制部を取り付けるだけの構成であるので、大きな変更を伴うことなく、従前の処置具に対しても適用可能である。
この処置具によれば、ワイヤ規制部に設けたガイド部にワイヤを通過させて、該ワイヤの動きを規制する構成であり、簡単な構成でありながら、ワイヤの動きを確実に規制することができる。また、柔軟シースに新たにワイヤ規制部を取り付けるだけの構成であるので、大きな変更を伴うことなく、従前の処置具に対しても適用可能である。
また、本発明に係る処置具は、前記ワイヤが切開ナイフであることを特徴とする。
この処置具によれば、拡径するワイヤが捩れたり曲がったりすることがないため、該切開ナイフによって切開する際に切開方向が安定することとなり、切開操作が容易かつ所望する部位の切開が行える。
この処置具によれば、拡径するワイヤが捩れたり曲がったりすることがないため、該切開ナイフによって切開する際に切開方向が安定することとなり、切開操作が容易かつ所望する部位の切開が行える。
本発明によれば、ワイヤを拡径させるときもしくは回転させるときに捩れたり曲がったりすることがなく、所望形状となるように拡径・保持することができる。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1〜図8は本発明に係る処置具の一例である切開具の実施形態を示している。これらの図において図1は切開具が内視鏡に組み込まれた状態を示す斜視図、図2は切開具を食道に挿入するときの状態を説明する断面図、図3は切開具で食道の狭窄部を切開する状況を説明する断面図である。
<第1の実施形態>
図1〜図8は本発明に係る処置具の一例である切開具の実施形態を示している。これらの図において図1は切開具が内視鏡に組み込まれた状態を示す斜視図、図2は切開具を食道に挿入するときの状態を説明する断面図、図3は切開具で食道の狭窄部を切開する状況を説明する断面図である。
この実施形態の切開具1は、図1に示すように、内視鏡2に組み込まれて使用されるものである。切開具1は、図1及び図2に示すように、内視鏡2の挿入部2aに形成された処置具チャンネル2b内に挿入される可撓性を有しかつ内部に軸線に沿う挿通孔3aを有する例えばコイルシース等からなる柔軟シース3と、柔軟シース3内に挿通されるとともに、一部が前記柔軟シースの先端部に設けられた第1のワイヤ挿通孔(孔部)4a及びこの第1のワイヤ挿通孔4aよりも柔軟シース先端側に設けられた第2のワイヤ挿通孔(孔部)4bをそれぞれ挿通することによって、柔軟シース3の外方へ露出されてワイヤの露出部10となる複数のワイヤ5と、前記ワイヤ5の一端側(基端側)に連結されかつ前記柔軟シース3に対して前記ワイヤ5の長さ方向へ相対的に進退操作されることによって前記柔軟シースの外方へ露出するワイヤの露出部10の長さを調整する操作部6とを備える。
なお、ここでは、切開具1において操作部6が配置される側を基端側、その逆側を先端側という。
なお、ここでは、切開具1において操作部6が配置される側を基端側、その逆側を先端側という。
ここで、複数のワイヤ5をそれぞれ挿通させる、柔軟シース3に形成される第1のワイヤ挿通孔4aと第2のワイヤ挿通孔4bとは、それぞれワイヤ5ごとに形成される。つまり、第1のワイヤ挿通孔4aと第2のワイヤ挿通孔4bとは、ワイヤ5の本数だけ形成される。ここで、これら第1のワイヤ挿通孔4aは、柔軟シース3に対しその長さ方向同じ位置に形成され、また、第2のワイヤ挿通孔4bも、柔軟シース3に対しその長さ方向同じ位置に形成されている。また、これら第1、第2のワイヤ挿通孔4a、4bは、周方向に等間隔をあけて形成されている。
前記複数のワイヤ5は、図4にも示すように、それぞれ、第1のワイヤ挿通孔4aよりも基端側の柔軟シース3の内部空間に挿通する基端側挿通部11、この基端側挿通部11から先端側に向かって延びて第1のワイヤ挿通孔4aを挿通して柔軟シース3の外方へ露出する前記露出部10、この露出部10から先端側へ向かって延びて第2のワイヤ挿通孔4bを挿通して再び柔軟シース3の内部空間へ侵入する先端側挿通部12、この先端側挿通部12の露出部10側の端部に設けられてワイヤ5を第2のワイヤ挿通孔4bを介して柔軟シース3の内部空間へ侵入する方向から柔軟シース3の軸方向へ折り曲げる折曲部13を有する。また、複数のワイヤ5は、折曲部13より先端側の位置で結束部材14によって一つに束ねられている。
ワイヤ5は、柔軟性を有し、前記操作部6がワイヤの長さ方向へ進退操作される際に図2及び図3に示すように、露出部10の形状が外方へ向けて膨らんだり内方へ向けて縮んだりするように変形される。また、当該ワイヤ5は、導電性を有していて、高周波電流が供給されることで、露出部10が生体組織(具体的には食道の内壁)を切開するナイフ部として機能する。
結束部材14は、中央の孔にワイヤ5が挿通され、これらワイヤ5は結束部材自身の弾性による摩擦力によって、あるいは接着剤によって結束部材14に係合固定されている。また、結束部材14は、適宜弾性及び耐熱性を有する材料によって先端側が狭まるテーパー状に形成されている。また、結束部材14は、その最大径が柔軟シース3の内径よりも若干大きな値に設定されており、これにより、柔軟シース3の内面に適宜摩擦力をもって係合される。
結束部材14は、中央の孔にワイヤ5が挿通され、これらワイヤ5は結束部材自身の弾性による摩擦力によって、あるいは接着剤によって結束部材14に係合固定されている。また、結束部材14は、適宜弾性及び耐熱性を有する材料によって先端側が狭まるテーパー状に形成されている。また、結束部材14は、その最大径が柔軟シース3の内径よりも若干大きな値に設定されており、これにより、柔軟シース3の内面に適宜摩擦力をもって係合される。
柔軟シース3のワイヤの露出部10よりも先端側には、柔軟シース3の径よりも大径となり得るバルーン15が取り付けられている。バルーン15は、柔軟シース内に配置された図示しないエアー管を介して空気供給源に接続されており、このエアー管から内部に空気が供給されることで、図3に示すように、外方に向けて膨らむ。
ワイヤ5の本数としては、図5(a)〜(d)に示すように、4本、3本、2本、8本であっても、あるいはそれ以外の複数であってもよい。ただし、これらの図に示すように、ワイヤの露出部10は、放射状となるように周方向へ等角度置きに配置される。
ワイヤ5の第1のワイヤ挿通孔4a及び第2のワイヤ挿通孔4bの近傍は耐熱コート処理が施されており、これにより、ワイヤ5の熱が後述するスタビライザ16に直接伝わらないようになっている。
ワイヤ5の第1のワイヤ挿通孔4a及び第2のワイヤ挿通孔4bの近傍は耐熱コート処理が施されており、これにより、ワイヤ5の熱が後述するスタビライザ16に直接伝わらないようになっている。
図6に示すように、柔軟シース3内であって第1、第2のワイヤ挿通孔4a、4bの近傍には、ワイヤ5の露出部10を拡径させるとき、該ワイヤ5が左右へよじれることなく柔軟シース3の外面に対して法線方向へ延びるように、言い換えると、柔軟シース3の放射方向からずれないようにワイヤ5の動きを規制するスタビライザ(ワイヤ規制部)16が配置されている。
スタビライザ16は、図6及び図7に示すように種々のものが考えられる。なお、これらの図に示すものは、ワイヤ5が4本ある場合の例を示す。例えば、図6(a)、図7(a)に示すものは、第1、第2のワイヤ挿通孔4a、4bに対応する、スタビライザ16a、16bがそれぞれ同じ形状であるが、互いに対称となるように柔軟シース3の内側に配置されて、接着剤あるいは圧入等の適宜固定手段で固定されている。
スタビライザ16は、図6及び図7に示すように種々のものが考えられる。なお、これらの図に示すものは、ワイヤ5が4本ある場合の例を示す。例えば、図6(a)、図7(a)に示すものは、第1、第2のワイヤ挿通孔4a、4bに対応する、スタビライザ16a、16bがそれぞれ同じ形状であるが、互いに対称となるように柔軟シース3の内側に配置されて、接着剤あるいは圧入等の適宜固定手段で固定されている。
すなわち、第1のワイヤ挿通孔4aに対応する基端側のスタビライザ16aは、円板部17と、円板部17の一側から該円板部17に直交する方向へ延びる4つの断面扇状の突出部18とからなっており、突出部18が基端側へ向くように配置されて固定されている。また、第2のワイヤ挿通孔4bに対応する先端側のスタビライザ16bも、円板部17と、円板部17の一側から該円板部17に直交する方向へ延びる4つの断面扇状の突出部18とからなっているが、この先端側のスタビライザ16bでは、突出部18が先端側へ向くように配置されて固定されている。
また、突出部18の間にはそれぞれワイヤ案内溝(ガイド部)19が形成され、これらワイヤ案内溝19が、基端側のスタビライザ16aと先端側のスタビライザ16bとの間で互いに同じ角度位置になるように、かつ、第1、第2のワイヤ挿通孔4a、4bにそれぞれ合致するように、それらスタビライザ16a、16bは柔軟シース3内に配置されて固定されている。また、ワイヤ案内溝19の径Mは、ワイヤ5の径よりも若干大きな値に設定されている。
なお、突出部18の先端は先細り形状となっており、これにより、ワイヤ5をワイヤ案内溝19に速やかに案内できるようになっている。なお、これらスタビライザ16a、16bは、適宜剛性を有する材料、例えば金属または硬質プラスチックから作られる。
図6(b)、図7(b)に示すものは、基端側のスタビライザ16aと先端側の案内部16bとが、柔軟性を有する連結用コイル20の両端に予め固定されており、これらスタビライザ16a、16bは予め連結用コイル20に組み付けられた状態で、一体的に前記柔軟シース3の内側所定位置に固定される。
図6(c)、図7(c)に示すものは、基端側のスタビライザ16aと先端側の案内部16bとが、例えばPTFE等の軟質プラスチック材料からなる連結管21の両端に予め固定されており、これらスタビライザ16a、16bは連結管21に組み付けられた状態で、一体的に前記柔軟シース3の内側所定位置に固定される。
図8(a)は操作部の分解図、図8(b)は操作部の側面図である。これらの図に示すように、前記柔軟シース3の基端側は操作部本体23に接続されている。操作部本体23には中間部分に図示しないガイド溝が軸線方向に形成され、操作部本体23には、ガイド溝に沿ってスライドするスライド部24が装着されている。スライド部24には端子支持部25が一体的に設けられ、この端子支持部25には電極端子26が取り付けられる。電極端子26は前記ワイヤ5の基端が接続され、また、この電極端子26は、高周波電源から延びる図示しない接続用端子が接続可能になっている。
また、操作部本体23には目盛り(指標)27が付されており、この目盛り27によって、スライド部24の移動量、ひいては、ワイヤの露出部10の柔軟シース軸線からの離間距離Lの目安が表示できるようになっている(図4参照)。
また、操作部本体23には目盛り(指標)27が付されており、この目盛り27によって、スライド部24の移動量、ひいては、ワイヤの露出部10の柔軟シース軸線からの離間距離Lの目安が表示できるようになっている(図4参照)。
ここで、スライド部24をワイヤ5の長さ方向へ進退操作すると、スライド部24と一体的に移動する電極端子26に連結されたワイヤ5の基端側が同方向へ移動し、該ワイヤの移動が順次先端側へ伝わり、結果的に、図4に示すようにワイヤの露出部10の長さが調整される。すなわち、操作部本体23及びスライド部24は、ワイヤ5を進退操作することで、ワイヤの露出部10の長さを調整する前記操作部6を構成している。
次に、上記構成の切開具を用いて食道の狭窄部を切開する手技について説明する。
初めに、図2に示すように、ワイヤの露出部10を最も縮径させた状態とし、かつ、バルーン15を縮めた状態としておく。続いて、内視鏡2の挿入部2aを経口投入して食道Sの内部まで導き、狭窄部Saを内視鏡画像で確認する。狭窄部Saの箇所を確認した後、図1に示すように、内視鏡2の処置具チャンネル2b内に柔軟シース3を挿入する。続いて、内視鏡画像で確認しながら、挿入部2aの先端から柔軟シース3を突出させる。
初めに、図2に示すように、ワイヤの露出部10を最も縮径させた状態とし、かつ、バルーン15を縮めた状態としておく。続いて、内視鏡2の挿入部2aを経口投入して食道Sの内部まで導き、狭窄部Saを内視鏡画像で確認する。狭窄部Saの箇所を確認した後、図1に示すように、内視鏡2の処置具チャンネル2b内に柔軟シース3を挿入する。続いて、内視鏡画像で確認しながら、挿入部2aの先端から柔軟シース3を突出させる。
続いて、図2に示すように、内視鏡画像で確認しながら、食道の狭窄部Saにワイヤの露出部10を対向させる。このワイヤの露出部10の狭窄部Saへの対向調整は、内視鏡と切開具との相対関係を一定に保ちながら、内視鏡の挿入部2aの挿入量を調節することで行っても良く、あるいは、内視鏡の挿入部2aの挿入状態はそのままとし、挿入部2aの先端からの柔軟シース3の突出量を調整することで行ってもよい。
このように食道の狭窄部Saにワイヤの露出部10を対向させた後、図3に示すよう、操作部6のスライダ部24をワイヤの長さ方向へ前進操作し、各ワイヤの露出部10を膨らませて拡径させる。これと同時に、図示しないエアー管を介して空気を供給することで、バルーン15を膨らませる。
このように食道の狭窄部Saにワイヤの露出部10を対向させた後、図3に示すよう、操作部6のスライダ部24をワイヤの長さ方向へ前進操作し、各ワイヤの露出部10を膨らませて拡径させる。これと同時に、図示しないエアー管を介して空気を供給することで、バルーン15を膨らませる。
ここで、スライダ部24をワイヤの長さ方向へ前進させると、該スライダ部24に連結されたワイヤ5の基端側が同方向へ移動し、このワイヤ5の移動が順次先端側へ伝わり、結果的に、ワイヤ5の先端側が前方へ移動される力を受ける。このとき、ワイヤの先端側挿通部12には折曲部13が設けられており、この折曲部13によってワイヤ移動の伝達力が分断される。つまり、ワイヤ先端側は、折曲部13がストッパとして機能し、折曲部13より前側のワイヤの前方への移動が規制される。加えて、この実施形態では、補助的に設けられた結束部材14によっても、折曲部13より前側のワイヤの前方への移動が規制される。これらの結果、ワイヤ5の基端側の柔軟シース3に対する相対移動は、柔軟シース3の外方へ露出するワイヤの露出部10に集積され、図3に示すように、ワイヤの露出部10が所望形状に拡径される。
ここで、操作部6によるワイヤの露出部10を拡径する操作と、バルーン15を膨らませる操作を互いに関連させて同時に行ってもよい。
例えば、操作部6のスライダ部24を前進操作させるときに、該スライダ部24の移動をセンサにより検出し、この検出結果に基づき図示せぬエアー供給手段を作動させて、所定量のエアーをバルーン15に供給してバルーンを膨らませる構成にしてもよい。
ここで、操作部6によるワイヤの露出部10を拡径する操作と、バルーン15を膨らませる操作を互いに関連させて同時に行ってもよい。
例えば、操作部6のスライダ部24を前進操作させるときに、該スライダ部24の移動をセンサにより検出し、この検出結果に基づき図示せぬエアー供給手段を作動させて、所定量のエアーをバルーン15に供給してバルーンを膨らませる構成にしてもよい。
また、柔軟シース3の第1のワイヤ挿通孔4a及び第2のワイヤ挿通孔4bの近傍にはスタビライザ16が設けられており、このスタビライザ16のワイヤ案内溝19によって案内されるため、ワイヤ5の露出部10が拡径するときに、図5(a)〜(d)に示すように、柔軟シース3の外面に対して法線方向へ延びるように拡径する。したがって、図5(e)に示すように、ワイヤ5の露出部10は左右によれながら拡径するといったことがなく、放射状となるよう周方向へ等角度置きに配置されたまま拡径する。この状態は、後述するように、当該切開具1を回転させて、食道の狭窄部Saを切開するときも同様に保持される。
また、ワイヤの露出部10が所望形状に拡径されるとき、ワイヤの露出部10の柔軟シース軸線からの離間距離Lを、操作部本体23に付した目盛り27をもとに正確に知ることができる。このため、操作部6の操作の際に、ワイヤの露出部10による食道の狭窄部Saへの切り込み深さが必要以上深くなるのを未然に防止することができる。
前記操作部6を操作して各ワイヤの露出部10を拡径させるとき、ワイヤ5に高周波電流を流しながら行う。したがって、ワイヤの露出部10が拡径するとき、食道の狭窄部Saの内部所定位置まで切り込むこととなる。その後、ワイヤ5に高周波電流を流しながら、内視鏡2の挿入部2aごと切開具1を回転させる。これによって食道の狭窄部Saを切開することができる。なお、食道の狭窄部Saの切開は、内視鏡の挿入部2aごと回転させることなく、切開具1のみを回転させることによって行ってもよい。
このとき、ワイヤの露出部10の先端側所定位置に拡径されたバルーン15があるので、回転の際に不意に引き抜き方向の力が加わる場合であっても、拡径されたバルーン15がアンカーとして機能し、切開具1が軸方向基端側へ位置ずれすることがない。つまり、ワイヤの露出部10が食道の狭窄部Saに対向する位置に保持される。
また、前述したように、ワイヤの露出部10の先端側所定位置に拡径されたバルーン15があり、このバルーン15によって柔軟シース3の先端部が食道に対して略同芯位置に保持されるため、切開具を回転させるとき、ワイヤの露出部10を含めた柔軟シースの先端部が不用意に振れるのを防止できる。これらの結果、ワイヤの露出部10による食道の狭窄部Saの円滑な切開が行える。
また、前述したように、ワイヤの露出部10の先端側所定位置に拡径されたバルーン15があり、このバルーン15によって柔軟シース3の先端部が食道に対して略同芯位置に保持されるため、切開具を回転させるとき、ワイヤの露出部10を含めた柔軟シースの先端部が不用意に振れるのを防止できる。これらの結果、ワイヤの露出部10による食道の狭窄部Saの円滑な切開が行える。
切開後は、バルーン15を縮めるとともに、操作部6の操作によりワイヤの露出部10を縮径させ、この状態で、切削具1の先端部をすべて内視鏡のチャンネルの内部に収納し、当該切削具1は、内視鏡とともに体外へ引き抜かれる。
<第2の実施形態>
図9、図10は、本発明の第2の実施形態を示し、図9は要部の断面図、図10は要部の側面図である。なお、説明の簡略化を図るため、第2の実施形態において前記第1の実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。これは、以下の第3〜第5の実施形態についても同様である。
図9、図10は、本発明の第2の実施形態を示し、図9は要部の断面図、図10は要部の側面図である。なお、説明の簡略化を図るため、第2の実施形態において前記第1の実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。これは、以下の第3〜第5の実施形態についても同様である。
この実施形態では、柔軟シース3にワイヤ挿通孔(孔部)30が一つだけしか設けられておらず、このワイヤ挿通孔30を通してただ1本のワイヤ5の先端側が連通孔3aから柔軟シース3の外方へ露出している。ワイヤ5の先端はワイヤ挿通孔30から単に飛び出したままでもよく、あるいは柔軟シース3の先端に設けられた図示せぬ治具に連結されたり係止されたりしてもよく、さらに柔軟シース3の先端に直接連結されたり係止されてもよい。
柔軟シース3内であってワイヤ挿通孔30の近傍には、ワイヤ5の露出部10を拡径させるとき、該ワイヤ5が柔軟シース3の放射方向からずれないようにワイヤ5の動きを規制するスタビライザ(ワイヤ規制部)31が配置されている。スタビライザ31は、ワイヤ挿通孔30に隣接するように柔軟シース3の内面に固定される円筒部31aと、円筒部31aと一体的に連結されて円筒部内を通るワイヤをワイヤ挿通孔30へ案内するガイド部31bとを備える。
この第2の実施形態の処置具においても、前述した第1の実施形態の処置具と同様な効果を奏する。すなわち、連通孔3aにあるワイヤ5の先端をワイヤ挿通孔30から外方へ露出させるときもしくは露出したワイヤ先端部を回転させるときに、ワイヤ5が捩れたり曲がったりすることがなく、所望形状となるように保持することができる。
<第3の実施形態>
図11及び図12は、本発明の第3の実施形態を示し、図11は要部の断面図、図12(a)は図11のA−A線に沿う断面図、(b)は図11のB−B線に沿う断面図である。
この第3の実施形態では、前記第1の実施形態で示したスタビライザと異なる形状のスタビライザ(ワイヤ規制部)40を用いている。
すなわち、ここで示すスタビライザ40は、前後に所定間隔をあけて設けられた基端側基部40a及び先端側基部40bと、それら両基部の間に設けられたスリットレール部40cとを備える構成になっている。そして、このスタビライザ40は柔軟シース3の挿通孔3aに挿入され、かつ、スリットレール部40cがワイヤ挿通孔41に合致するように、基端側基部40aと先端側基部40bが挿通孔3aの内面であって、ワイヤ挿通孔41を間に挟んだ基端側近傍部分及び先端側近傍部分にそれぞれ接着剤等適宜固定手段を介して固定される。
図11及び図12は、本発明の第3の実施形態を示し、図11は要部の断面図、図12(a)は図11のA−A線に沿う断面図、(b)は図11のB−B線に沿う断面図である。
この第3の実施形態では、前記第1の実施形態で示したスタビライザと異なる形状のスタビライザ(ワイヤ規制部)40を用いている。
すなわち、ここで示すスタビライザ40は、前後に所定間隔をあけて設けられた基端側基部40a及び先端側基部40bと、それら両基部の間に設けられたスリットレール部40cとを備える構成になっている。そして、このスタビライザ40は柔軟シース3の挿通孔3aに挿入され、かつ、スリットレール部40cがワイヤ挿通孔41に合致するように、基端側基部40aと先端側基部40bが挿通孔3aの内面であって、ワイヤ挿通孔41を間に挟んだ基端側近傍部分及び先端側近傍部分にそれぞれ接着剤等適宜固定手段を介して固定される。
図12(a)に示すように、スリットレール部40cの外周には、柔軟シース3のワイヤ挿通孔41に対応する案内溝(ガイド部)40caがワイヤ挿通孔41の数だけ形成されている。ここで、案内溝40caの溝幅はワイヤ挿通孔41の内径とほぼ同一となるように設定されている。この案内溝40caは、基端側基部40aの中央に形成されたワイヤ挿通孔40aaに繋がっている。
この第3の実施形態の処置具においては、前述した第1の実施形態の処置具と同様な効果を奏する他、案内溝40caがワイヤ挿通孔41に合致するので、よりスムーズなワイヤ案内が行える効果を奏する。
<第4の実施形態>
<第4の実施形態>
図13は本発明の第4実施形態を示す一部を断面した斜視図である。
この第4の実施形態で用いられるスタビライザ(ワイヤ規制部)50は、柔軟シース3の外側から同柔軟シース3に形成されたワイヤ挿通孔51に挿入セットされるタイプのものである。
この第4の実施形態で用いられるスタビライザ(ワイヤ規制部)50は、柔軟シース3の外側から同柔軟シース3に形成されたワイヤ挿通孔51に挿入セットされるタイプのものである。
すなわち、この実施形態のスタビライザ50は、ワイヤ挿通孔51の内径と略同一の外形に設定された挿入部50aと、該挿入部50aの上端に同軸状に取り付けられ挿入部50aよりも大径に設定されたつば部50bとからなっている。そして、挿入部50a及びつば部50bのそれぞれの中心部には、ワイヤ5を挿通した状態で案内するワイヤガイド孔(ガイド部)50cが形成されている。
この第4の実施形態の処置具においては、前述した第1の実施形態の処置具と同様な効果を奏する他、スタビライザ50が柔軟シース3の外側から挿入セットされるので、スタビライザのセットが容易になる効果を奏する。
この第4の実施形態の処置具においては、前述した第1の実施形態の処置具と同様な効果を奏する他、スタビライザ50が柔軟シース3の外側から挿入セットされるので、スタビライザのセットが容易になる効果を奏する。
<第5の実施形態>
図14は本発明の第5の実施形態を示し、す断面図である。
この第5の実施形態で用いられるスタビライザ(ワイヤ規制部)60は、ワイヤを挿通させて案内するパイプ部60aと、該パイプ部60aの外周に設けられて、パイプ部60aを柔軟シース3の挿通孔3aの中心部であってワイヤ挿通孔61の近傍位置に固定するパイプ固定部60bと、前記パイプ部60aの先端に同パイプ部60aの軸線に対して所定の傾斜角を有するように連結されるとともに、先端がワイヤ挿通孔61を指向するように設けられたワイヤ傾斜案内部60cとを備える。ワイヤ傾斜案内部60cは、例えば、パイプをその軸線方向に沿って縦割りした半割りパイプ状のもので形成しても良く、あるいは、パイプそのものを湾曲して形成してもよい。また、ワイヤ傾斜案内部(ガイド部)60cの先端は、ワイヤ挿通孔61から外方へ突出させて配置しても良い。
この第5の実施形態の処置具においても、前述した第1の実施形態の処置具と同様な効果を奏する。
図14は本発明の第5の実施形態を示し、す断面図である。
この第5の実施形態で用いられるスタビライザ(ワイヤ規制部)60は、ワイヤを挿通させて案内するパイプ部60aと、該パイプ部60aの外周に設けられて、パイプ部60aを柔軟シース3の挿通孔3aの中心部であってワイヤ挿通孔61の近傍位置に固定するパイプ固定部60bと、前記パイプ部60aの先端に同パイプ部60aの軸線に対して所定の傾斜角を有するように連結されるとともに、先端がワイヤ挿通孔61を指向するように設けられたワイヤ傾斜案内部60cとを備える。ワイヤ傾斜案内部60cは、例えば、パイプをその軸線方向に沿って縦割りした半割りパイプ状のもので形成しても良く、あるいは、パイプそのものを湾曲して形成してもよい。また、ワイヤ傾斜案内部(ガイド部)60cの先端は、ワイヤ挿通孔61から外方へ突出させて配置しても良い。
この第5の実施形態の処置具においても、前述した第1の実施形態の処置具と同様な効果を奏する。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
例えば、前記第1の実施形態では、ワイヤ規制部であるスタビライザを、第1のワイヤ挿通孔4aと、第2のワイヤ挿通孔4bにそれぞれ対応して配置しているが、これに限られることなく、これらワイヤ挿通孔のうち、いずれか一方にのみ対応して配置してもよい。
また、前記各実施形態では、複数のワイヤを放射状に拡径させてそれを回転させることで、食道の狭窄部を切開する切開具の例を挙げて説明したが、これに限られることなく、他の処置具にも本発明は適用可能である。また、ワイヤの断面は真円、楕円、矩形等いずれであってもかまわず、その形状は問わない。
例えば、前記第1の実施形態では、ワイヤ規制部であるスタビライザを、第1のワイヤ挿通孔4aと、第2のワイヤ挿通孔4bにそれぞれ対応して配置しているが、これに限られることなく、これらワイヤ挿通孔のうち、いずれか一方にのみ対応して配置してもよい。
また、前記各実施形態では、複数のワイヤを放射状に拡径させてそれを回転させることで、食道の狭窄部を切開する切開具の例を挙げて説明したが、これに限られることなく、他の処置具にも本発明は適用可能である。また、ワイヤの断面は真円、楕円、矩形等いずれであってもかまわず、その形状は問わない。
1…処置具、2…内視鏡、3…柔軟シース、3a…挿通孔、4a…第1のワイヤ挿通孔(孔部)、4b…第2のワイヤ挿通孔(孔部)、5…ワイヤ、6…操作部、16(16a、16b)…スタビライザ(ワイヤ規制部)、19…ワイヤ案内溝(ガイド部)、30…ワイヤ挿通孔(孔部)、31、40、50、60…スタビライザ(ワイヤ規制部)、31b…ガイド部、40ca…案内溝(ガイド部)、50c…ワイヤガイド孔(ガイド部)、60c…ワイヤ傾斜案内部(ガイド部)
Claims (3)
- 内視鏡と組み合わせて使用される処置具であって、
内部に軸線に沿う挿通孔を有する柔軟シースと、
該柔軟シースの先端部に配置され、該柔軟シースの壁部を貫通して前記挿通孔を柔軟シースの外方に連通させる1つ以上の孔部と、
前記柔軟シースの挿通孔から前記孔部を通過して一部が前記柔軟シースの外方へ露出するワイヤと、
前記1つ以上の孔部のうち少なくとも一つの孔部近傍に設けられ、該孔部を通過して前記柔軟シースの外方へ延びる前記ワイヤが前記柔軟シースの放射方向からずれるのを規制するワイヤ規制部と、
を有することを特徴とする処置具。 - 前記ワイヤ規制部に前記ワイヤの外径よりも大きい幅のガイド部が形成され、前記孔部を通過した前記ワイヤが前記ガイド部を連続して通過するように、前記ワイヤ規制部が前記柔軟シースに取り付けられることを特徴とする請求項1記載の処置具。
- 前記ワイヤが切開ナイフであることを特徴とする請求項1または2に記載の処置具。
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