JP2008293890A - Cooking device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、選択した調理コースに応じて調理容器内を加熱する加熱調理器に関する。 The present invention relates to a cooking device that heats the inside of a cooking container according to a selected cooking course.
加熱調理器に関する従来技術で、鍋底温度が所定の温度よりも高い初期温度から加熱されて沸騰した場合に、直ちに弱火、強火の断続加熱に移行するものがあった(例えば、特許文献1参照)。一度加熱した鍋を再び加熱するなどの調理開始時の温度が高い場合、鍋の中の調理物から成分が水中に溶け出して、鍋の中の水が粘度をもつため、沸騰後に強火加熱を行うと鍋から吹きこぼれることがある。このため、上述した従来技術においては、初期の鍋底温度が高い場合には、断続加熱を行って鍋の吹きこぼれを防いでいる。
ところで、当然のことながら、加熱中の調理容器からの吹きこぼれについては、容器内の水量が与える影響が水分中の成分以上に大きく、吹きこぼれと水量との関係を無視することはできなかった。調理容器内の水量は調理コースおよび加熱状態により変動しやすく、常に監視する必要があるが、上述した従来技術に開示された調理器の制御においては、この調理容器内の水量については全く考慮されていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、調理容器からの吹きこぼれを防ぐことのできる加熱調理器を提供することにある。
By the way, naturally, about the spill from the cooking container during heating, the influence which the amount of water in a container has is larger than the component in a water | moisture content, and the relationship between a spill and the amount of water could not be disregarded. The amount of water in the cooking vessel tends to fluctuate depending on the cooking course and the heating condition, and must be constantly monitored. However, in the control of the cooker disclosed in the above-described prior art, the amount of water in the cooking vessel is completely considered. It wasn't.
This invention is made | formed in view of the said situation, The objective is to provide the heating cooker which can prevent the spill from a cooking container.
本発明による加熱調理器は、調理容器を下方から加熱する加熱手段と、選択した調理コースに応じて前記加熱手段による出力を調節する出力制御手段と、前記調理容器内の液量を検出する液量検出手段とを備え、前記出力制御手段は、前記液量検出手段により検出された前記調理容器内の液量に基づいて、前記加熱手段による出力を制御するところに特徴を有している。 The heating cooker according to the present invention comprises a heating means for heating the cooking container from below, an output control means for adjusting the output by the heating means in accordance with the selected cooking course, and a liquid for detecting the amount of liquid in the cooking container. The output control means is characterized in that the output by the heating means is controlled based on the amount of liquid in the cooking container detected by the liquid amount detection means.
出力制御手段が、液量検出手段により検出された調理容器内の液量に基づいて、加熱手段による出力を制御することにより、調理容器からの吹きこぼれを防ぐことができる。 The output control means controls the output by the heating means based on the amount of liquid in the cooking container detected by the liquid amount detection means, thereby preventing spillage from the cooking container.
以下、本発明をビルドインタイプの加熱調理器(IH(Induction Heating)調理器)に適用した実施形態について、図面を参照して説明する。最初に図1乃至図10に基づいて、すべての実施形態に共通する構成について説明する。
図2は、システムキッチンに組込まれた加熱調理器の正面斜視図を示している。この図2において、加熱調理器1は、加熱ユニット2、ロースターユニット3及び操作ユニット4から構成されている。
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a built-in type cooking device (IH (Induction Heating) cooking device) will be described with reference to the drawings. First, a configuration common to all the embodiments will be described with reference to FIGS. 1 to 10.
FIG. 2: has shown the front perspective view of the heating cooker integrated in the system kitchen. In FIG. 2, the
加熱ユニット2は、上面が開放された図示しない矩形箱状の筐体と、その上面に装着されたトッププレート5と、筺体内でトッププレート5の下方となる部位に設けられたコンロ6〜8とから構成されている。トッププレート5は、例えば耐熱強化ガラスから形成されており、表面は平坦な形状となっている。トッププレート5には、二重の円形枠線が三箇所に印刷されて載置指標部9として表示されており、調理容器、例えば鍋を載置する領域を視認可能となっている。左右のコンロ6,7(加熱手段に相当)は、トッププレート5の前方左右二箇所に対応して配置された誘導加熱コイルからなる。中央コンロ8は、トッププレート5の後方中央部に対応して配置されたラジエントヒータからなる。
The
トッププレート5の下方において左右のコンロ6,7の前方となる部位には、各コンロ6、7の出力状態を表示する第1,第2の出力表示部10,11が配設されている。トッププレート5の下方において中央コンロ8の前方となる部位には、中央コンロ8の出力状態を表示する第3の出力表示部12が配設されており、それらの出力表示部10〜12がトッププレート5を介して視認可能となっている。
加熱調理器1においてトッププレート5の後方となる部位には矩形状の図示しない開口部が形成されており、その開口部が多数の通気孔を有するカバー部材13により覆われている。
加熱調理器1において加熱ユニット2の下方となる部位には、ロースターユニット3及び操作ユニット4が並設して内蔵されている。
ロースターユニット3は、ロースター庫3aの前面開口部をロースター扉3bで閉鎖可能に構成されている。
Below the
A rectangular opening (not shown) is formed at a position behind the
A
The
操作ユニット4は、電源部14、摘み操作部15及びパネル操作部16から構成されている。電源部14は、電源スイッチ17及び電源ランプ18を備えて構成されている。摘み操作部15は複数の摘み15aを備えており、それらの複数の摘み15aは前方に突出した状態で左右方向に回転可能となっており、ユーザによる押圧によって調理が開始されるとともに、回転させることにより加熱ユニット2の出力を調節可能となっている。パネル操作部16は、図2では前面の図柄が省略して描かれているが、これについては図3において詳細に示されている。
The
図3に示すように、パネル操作部16の前面はタッチパネルにより形成されていて、摘み操作部15とともに左右方向に4分割されており、それぞれ、左方から順に左コンロ6、ロースターユニット3、中央コンロ8および右コンロ7の調整用として形成されている。4分割されたパネル操作部16には、それぞれ表示部16aとタイマキー16bが形成され、更に、中央コンロ8調整用のものを除いて自動調理キー16cが設けられている。表示部16aは液晶画面により形成され、簡単な文字、数字を表示できる。タイマキー16bは、後述する調理時間の設定に使用される。自動調理キー16cは押し下げることにより、調理コースを選択して自動調理を開始することができる。
As shown in FIG. 3, the front surface of the
図4は、加熱調理器1の電気的構成のうち本発明に関連した構成を示すブロック図である。この図4において、制御装置19(出力制御手段に相当)は、CPU、ROM、RAM、I/O(何れも図示せず)を有した制御回路20を主体として構成されている。この制御回路20は、操作部15,16の操作に応じて調理条件を設定し、その調理条件に基づいて駆動回路21を通じてインバータ回路22をスイッチング制御することにより、選択した調理コースに応じて加熱ユニット2による出力を調節する。
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration related to the present invention among the electrical configurations of the
インバータ回路22は、商用交流電源24からの交流電力を整流する整流回路23から直流電力の給電を受けた状態で、制御装置19からのスイッチング信号に基づいて整流回路23からの直流電力を高周波電力に変換して誘導加熱用の左右のコンロ6,7に独立して供給するようになっている。
The
商用交流電源24の電源ラインにはカレントトランス25が設けられており、商用交流電源24から整流回路23に流れる入力電流を検出する。制御回路20は、カレントトランス25と接続された入力電流検出回路26を通じて入力電流の大きさを検出し、その入力電流を時間的に積分することにより誘導加熱時に使用された電力量に加えて、調理容器の材質・重量・大きさ等を加熱情報として取得して制御に反映するようになっている
さて、本実施形態では、電磁誘導加熱用の汎用調理容器に加えて水面位置検出機能を備えた専用調理容器を使用可能となっており、この専用調理容器について説明する。
A
図1は、専用調理容器27を示している。この図1に示すように、専用調理容器27(調理容器に相当)は、電磁誘導加熱可能な磁性材料製の金属鍋で、煮物、蒸し物などが可能な深底の容器部28と、当該容器部28から側方に突出する取手部29とから構成されている。
FIG. 1 shows a
専用調理容器27の容器部28の外周面において取手部29により覆われた部位には、第1〜第4の温度センサ30〜33(容器内温度検出手段に相当、また、制御装置19と合わせて、液量検出手段に相当)が容器部28の高さ方向に等間隔で設定され、互いに異なる位置となる所定の検知箇所に取付けられている。つまり、最上位の検知箇所に第1温度センサ30が取付けられ、続く検知箇所に第2温度センサ31、第3温度センサ32が取付けられ、最下点に第4温度センサ33が取付けられている。これらの温度センサ30〜33は、専用調理容器27の容器部28の表面温度を検出するサーミスタであり、後述するように検出温度に基づいて容器部28内の水面位置を検知し、専用調理容器27内の水量を検出するために用いられる。これらの温度センサ30〜33は数が多い程水面位置の検出精度を高めることができるものの、コストが高くなることから、専用調理容器27の高さ寸法と検出精度との兼ね合いから最適な数が設定されている。本実施形態では、説明を簡単化するために4個の温度センサ30〜33を用いた。
On the outer peripheral surface of the
専用調理容器27の取手部29には電源としての電池34が内蔵されており、スライドスイッチからなる電源スイッチ35を通じてデータ送信部36に給電するようになっている。データ送信部36は、各温度センサ30〜33からの温度信号が示す温度データ及び電池34の残量を示す電池残量データを赤外線信号で下方に向けて送信する。
A
以上のような構成により、専用調理容器27は、容器部28の高さ方向の温度分布を測定して加熱調理器1側に通知する温度検知機能が備えられている。
尚、図2に示すように、トッププレート5には左右のコンロ6,7に対応した載置指標部9に対応して受光指標部37が表示されており、載置指標部9に専用調理容器27を載置する場合は、当該専用調理容器27の取手部29が受光指標部37の上方に位置するように載置する必要がある。
With the above-described configuration, the
As shown in FIG. 2, the
図4に戻って、トッププレート5の下方において受光指標部37に対向する部位には受光回路38(図1参照)が設けられており、専用調理容器27のデータ送信部36から送信された赤外線信号を受光するようになっている。制御回路20は、データ送信部36から受信した赤外線信号が示す電池残量データにより電池の残量が所定量以下であると判断したときは、LED39を点灯させてユーザに電池の交換を報知する。
Returning to FIG. 4, a light receiving circuit 38 (see FIG. 1) is provided below the
さて、本実施形態の加熱調理器1は、後述するように専用調理容器27の高さ方向の温度分布を検出することにより水面位置を判断して加熱調理を実行することを特徴としていることから、専用調理容器27内の水面位置と当該専用調理容器27の高さ方向の温度との相関関係を実験により調べた。
Now, the
(実験)
図5に示すように専用調理容器27に水を一番上まで入れて加熱を行い、このときの第1〜第4温度センサ30〜33による検知温度の変化を調べた。図6は、第1〜第4温度センサ30〜33による検知温度をSl〜S4で示しており、最上位の第1温度センサ30の検知温度S1が最も低く、最下点の第4温度センサ33の検知温度S4が最も高くなっている。これは、加熱状態では専用調理容器27の底が加熱されることから、下部から専用調理容器27も水も加熱されることになり、加熱部分から遠くなる上部ほど温度が低くなるからである。
(Experiment)
As shown in FIG. 5, water was put into the
次に、図7に示すように専用調理容器27に半分の高さまで水を入れて加熱すると、各温度センサ30〜33による検知度温S1〜S4は図8に示すように変化した。検知温度S3,S4は水面よりも下方の温度を示し、検知温度Sl,S2は水面よりも上方の温度を示しており、水面を境界として水面位置の上下で大きく異なっている。これは、水面の上方では、専用調理容器27が湯に直接触れておらず、専用調理容器27の側面と蒸気によってのみ温められるだけなので、温度が上がりにくいからである。このため、水面上に位置する温度センサ30,31と水面下に位置する温度センサ32,33とで検知温度に違いが見られ、この違いを検出すれば水面位置を検出することが可能となる。
本実施形態では、このような(実験1)の結果を受けて温度センサ30〜33の検知温度に基づいて専用調理容器27内の水面位置を検知することを特徴とするもので、以下に水面位置の検知方法を示す。
Next, as shown in FIG. 7, when water was poured into the
The present embodiment is characterized by detecting the position of the water surface in the
<水面位置検知方法>
隣り合う温度センサ30,31の検知温度差|Sl−S2|、隣り合う温度センサ31,32の検知温度差|S2−S3|、隣り合う温度センサ32,33の検知温度差|S3−S4|を求め、その検知温度差の変化を図9及び図10に示す。図9は、専用調理容器27内に水が一番上まで入っている場合(図5参照)である。上方に位置する温度センサほど検知温度が低くなるが、専用調理容器27の温度は上方となるにしたがって均等に下がっていくので隣り合う温度センサの検知温度差はほぼ等しくなっている。図10は、専用調理容器27に水が半分まで入っていて第1,第2温度センサ30,31が水面上に位置し、第3,第4温度センサ32,33が水面下に位置している場合(図7参照)である。このような場合、水面の上下で温度が大きく異なることから、水面の上下に隣り合って位置する温度センサの検知温度差は他の隣り合う温度センサの検知温度差よりも大きくなる。図7に示す例では、第2温度センサ31と第3温度センサ32との間に水面があるので、それらの温度センサ31,32の検知温度差|S2−S3|は他の検知温度差|Sl−S2|、|S3−S4|よりも大きくなっている。また、第1温度センサ30と第2温度センサ31との検知温度差|Sl−S2|、第3温度センサ32と第4温度センサ33との検知温度差|S3−S4|は、それらの温度センサ30,31、温度センサ32,33の両方とも水面よりも上方または下方に位置しているので、温度差が小さく、第2温度センサ31と第3温度センサ32との検知温度差|S2−S3|よりは小さくなる。
<Water surface position detection method>
Detected temperature difference between
但し、専用調理容器27において水が触れていない部分は湯気が接触する場合と接触しない場合とがあり、検知温度にばらつきを生じるので、第1温度センサ30と第2温度センサ31との検知温度差|Sl−S2|は、第3温度センサ32と第4温度センサ33との検知温度差|S3−S4|よりも大きくなる。
However, the portion of the
以上のことから、水面下にある隣り合う温度センサ同士の検知温度差の絶対値<水面上にある隣り合う温度センサ同士の検知温度差の絶対値<隣り合う水面上にある温度センサと水面下にある温度センサの検知温度差の絶対値という関係となる。従って、図10中に破線で示すように水面上にある温度センサ同士の検知温度差の絶対値と水面上にある温度センサと水面下にある温度センサの検知温度差の絶対値との間に閾値を設定することにより、検知温度差の絶対値が閾値以上の温度センサ間に水面が位置していることが分る。 From the above, the absolute value of the detected temperature difference between adjacent temperature sensors below the water surface <the absolute value of the detected temperature difference between adjacent temperature sensors on the water surface <the temperature sensor on the adjacent water surface and the water surface below The relationship is the absolute value of the detected temperature difference of the temperature sensor. Therefore, as indicated by a broken line in FIG. 10, the absolute value of the detected temperature difference between the temperature sensors on the water surface is between the absolute value of the detected temperature difference between the temperature sensor on the water surface and the temperature sensor below the water surface. By setting the threshold value, it can be seen that the water surface is located between the temperature sensors whose absolute value of the detected temperature difference is equal to or greater than the threshold value.
<実施形態1>
次に、図2、図3、図11乃至図15に基づいて、本発明の実施形態1による加熱調理器1の制御方法について説明する。本実施形態は、加熱調理器1を用いて茹で物調理を実行した場合の加熱制御方法に関するものである。麺、葉物、根菜等を茹でる場合、ユーザは最初に左コンロ6あるいは右コンロ7の調整用の自動調理キー16cの中の「茹で物」キーを押して茹で物調理コースを選択する。これにより、表示部16aに調理時間を指定する表示が出るので、ユーザはタイマキー16bにより茹で時間を入力する。次に、専用調理容器27内に水を入れて左右のコンロ6,7上のいずれかに載置した後、摘み15aを押すと加熱ユニット2が起動されて、専用調理容器27に対し下方から加熱を開始する。
<
Next, based on FIG.2, FIG.3, FIG.11 thru | or FIG. 15, the control method of the
以下、図11に示したフローチャートに基づいて、制御装置19による加熱ユニット2の制御方法について説明する。加熱ユニット2が起動されると、まずステップS1101において、専用調理容器27内の水が沸騰しているか否かが判定される。専用調理容器27内の水が沸騰しているかどうかは、例えば、専用調理容器27の外周面の最下点に取り付けられた第4温度センサ33の検知温度に基づいて判定される。第4温度センサ33は容器部28の最下点に取り付けられているため、専用調理容器27内の水量の多少にかかわらず、水温を的確に検出していると考えられるからである。
Hereinafter, based on the flowchart shown in FIG. 11, the control method of the
専用調理容器27内の水が沸騰していないと判定された場合、専用調理容器27は左コンロ6あるいは右コンロ7の最大出力によって加熱される(ステップS1102)。その後、専用調理容器27内の水が沸騰したと判定されると(ステップS1101)、ステップS1103へと進み、ユーザに対し音声および表示部16aにおける表示によって、専用調理容器27内へ茹で具を入れることが要求される。
When it is determined that the water in the
ユーザが専用調理容器27内へ茹で具を入れた後、「茹で物」キーを再度押すと、調理開始前に時間設定されたタイマがスタートされる(ステップS1104)。その後、ステップS1105において、上述したように温度センサ30〜33による検知温度に基づいて、専用調理容器27内の水量wが検出される。ここで、検知温度に基づいて求めた水面位置から水量wを検出しているが、この場合、専用調理容器27内の茹で具の量は無視している。通常の調理において被加熱物の量を無視しても、水量wの検出には、さほど支障がないからである。また、通常の調理における被加熱物の量を考慮し、水量wを検出する際に予め被加熱物の量を差し引いて演算してもよい。
When the user puts the boiled food into the
次に、ステップS1106において、検出された専用調理容器27内の水量wに基づいて、高加熱時間Thと低加熱時間Tlが算出され、図12に示すように、高加熱時間Thと低加熱時間Tlとを交互に繰り返す吹きこぼれ防止加熱を行う(ステップS1107)。
ここで、図12に示すように、高加熱時間Thは、例えば2000Wといった高出力(熱量)で専用調理容器27を加熱する時間であり、低加熱時間Tlは、例えば1000Wといった低出力(熱量)で専用調理容器27を加熱する時間である。ここで、高加熱時間Th中においては、専用調理容器27の内部から沸騰し、専用調理容器27の底から出た泡によって対流し、茹で具が専用調理容器27の中で対流にのって動く状態になる。その反面、あまり高い出力を加えると、短時間でも急激な水温上昇にともなって水位が上がり、容器部28から吹きこぼれる恐れがある。一方、低加熱時間Tl中においては専用調理容器27内部からは、ほとんど沸騰せず対流が起きず、加える出力があまり低いと水温が下がってしまう。
Next, in step S1106, the high heating time Th and the low heating time Tl are calculated based on the detected water amount w in the
Here, as shown in FIG. 12, the high heating time Th is a time for heating the
一般的に、麺や根菜類を茹でるときに、グルテンが水に溶けると互いにくっつきやすくなり、この点については、極力、高出力で対流させて具を動かした状態で茹でるのが望ましいが、単純に高出力で加熱した場合には、吹きこぼれが発生する恐れがある。一方、高加熱時間Thから低加熱時間Tlに切り替わった場合、しばらくは慣性によって具の対流が起きた状態となる。従って、本実施形態において開示したように、高加熱時間Thと低加熱時間Tlとを交互に繰り返す吹きこぼれ防止加熱は、専用調理容器27からの吹きこぼれを避ける点においても、茹で具のくっつきを防止する点においても非常に有効な加熱方法である。
In general, when boiling noodles and root vegetables, gluten dissolves easily in water, and it is easy to stick to each other. When heated at a high output, blowout may occur. On the other hand, when the high heating time Th is switched to the low heating time Tl, the convection of the tool is caused by inertia for a while. Therefore, as disclosed in the present embodiment, the anti-spilling heating in which the high heating time Th and the low heating time Tl are alternately repeated prevents sticking of the boiled utensils in terms of avoiding the spilling from the
本実施形態において、高加熱時間Thと低加熱時間Tlの時間配分は、専用調理容器27内の水量に基づいて設定される。大量の水を加熱する場合は、高加熱時間Thを長めに設定しても単位水量あたりに与えられる熱量が少ないので吹きこぼれにくいが、少ない水量の場合に高加熱時間Thを長くすると吹きこぼれが発生する。従って、検知された水量wが多い場合、長めの高加熱時間Th1が設定され(図14示)、水量wが少ない場合には高加熱時間Th2は短めとなる(図15示)。尚、高加熱時間Thと低加熱時間Tlとの和であるサイクル時間Tiは、常に一定である。
In the present embodiment, the time distribution between the high heating time Th and the low heating time Tl is set based on the amount of water in the
加熱時間Th、Tlの具体的な決め方は、最初に予め各水量に対して、吹きこぼれない範囲で、最も大きい高加熱時間Thと低加熱時間Tlとの比:Th/Tlを実験的に求めておく。これとTh+Tl=Ti(一定)の関係から、高加熱時間Thと専用調理容器27内の水量wとの関係式:Th=f(w)(図13示)を算出する。これにより、専用調理容器27内の水量wが検出できれば、高加熱時間Thが算出できることが分かる。また、Tl=Ti−Thの関係から低加熱時間Tlを求め、算出した加熱時間Th、Tlに基づいて、加熱ユニット2は吹きこぼれ防止加熱を行う。図11に示したフローチャートに戻って、設定されたタイマがタイムアップするまで、新たに検出された水量wに基づいて算出された加熱時間Th、Tlを使用して、吹きこぼれ防止加熱が継続される(ステップS1108)。
The specific method for determining the heating times Th and Tl is to first experimentally determine the ratio of the largest high heating time Th to the low heating time Tl: Th / Tl within a range in which each water amount is not spilled beforehand. deep. From this and Th + Tl = Ti (constant), a relational expression: Th = f (w) (shown in FIG. 13) between the high heating time Th and the amount of water w in the
本実施形態によれば、制御装置19が、検出された専用調理容器27内の水量に基づいて、加熱ユニット2による出力を制御することにより、専用調理容器27からの吹きこぼれを防ぐことができる。
また、加熱ユニット2は専用調理容器27を高出力で加熱する高加熱時間Thと、低出力で加熱する低加熱時間Tlとを交互に繰り返し、制御装置19は、検出された専用調理容器7内の水量に基づいて、高加熱時間Thと低加熱時間Tlとの時間配分を設定することにより、専用調理容器27内で茹で具を対流にのせて加熱でき、専用調理容器27からの吹きこぼれを避けることができるとともに、茹で具のくっつきを防止することもできる。
According to this embodiment, the
The
<実施形態2>
図16に基づいて、実施形態2による加熱調理器1の制御方法について説明する。本実施形態は図11において示された実施形態1による加熱ユニット2の加熱制御に対して、若干の変更を加えたものである。本実施形態においては、専用調理容器27内に茹で具を入れた後、タイマがスタートすると(ステップS1604)、ステップS1605において、温度センサ30〜33による検知温度に基づいて、専用調理容器27内の水温が所定値よりも低下したか否かが判定される。専用調理容器27内の水温が所定値よりも低下した場合、加熱ユニット2の加熱制御中に、専用調理容器27中に水あるいは具が大量に追加されたと考え、専用調理容器27内の水を早急に沸騰させるべく、加熱ユニット2により再び最大出力で急加熱する(ステップS1606)。専用調理容器27内の水が低温の場合は、最大出力で加熱しても専用調理容器27から吹きこぼれることはない。
<
Based on FIG. 16, the control method of the
専用調理容器27内の水が再度沸騰した後は、専用調理容器27内の水量wを検知して、再び吹きこぼれ防止加熱が行われる。専用調理容器27内の水が沸騰したことは温度センサ30〜33によって検知されるが、検知温度を沸騰温度(摂氏100℃)よりも若干低く設定することにより、検知が遅れても専用調理容器27が吹きこぼれることを防ぐことができる。
After the water in the
本実施形態によれば、専用調理容器27を加熱中に温度センサ30〜33によって検出された専用調理容器27内の水温が低下した場合に、加熱ユニット2を最大出力にして専用調理容器27内の水を急加熱した後、再び、専用調理容器27内の水量wに基づく吹きこぼれ防止加熱を開始する。これにより、加熱制御中にユーザが専用調理容器27内に水、茹で具等を大量に追加して、一時的に水温が低下したとしても、再度、時間をかけずに円滑に吹きこぼれ防止加熱に戻ることができる。
According to the present embodiment, when the water temperature in the
<実施形態3>
図17乃至図19に基づいて、本発明の実施形態3による加熱調理器1の制御方法について説明する。本実施形態は、加熱調理器1を用いて煮物調理を実行した場合の加熱制御方法に関するものである。これまで、煮物調理等を実行するために長時間煮込む場合、最初に調理容器に水を大量に入れて加熱ユニット2の出力Piを調整し、適度な沸騰状態(煮崩れしない状態)にして加熱を行っても、長時間の煮込みにより水分が蒸発して減少し、単位水量あたりに加えられる熱量(単位液量あたりの出力)Puが増大して、専用調理容器27内が過度に沸騰した状態となる(図19示)。これにより、被加熱物が煮崩れした状態となりやすかった。本実施形態による加熱調理器1の制御方法は長時間の加熱により専用調理容器27内の水量に変化があっても、制御開始時の沸騰状態を維持するために、自動的に出力を調整するものである。
<
Based on FIG. 17 thru | or FIG. 19, the control method of the
本実施形態においては、最初にユーザが左コンロ6あるいは右コンロ7の調整用の自動調理キー16cの中の「煮物」キーを押す。これにより、表示部16aに調理時間を指定する表示が出るので、ユーザはタイマキー16bにより加熱時間を入力する。次に、専用調理容器27内に水と被加熱物を入れて左右のコンロ6,7上のいずれかに載置した後、摘み15aを押すと加熱ユニット2が起動されて、加熱を開始する。
In this embodiment, the user first presses the “boiled” key in the
以下、図17に示したフローチャートに基づいて、制御装置19による加熱ユニット2の制御方法について説明する。まずユーザは摘み15aを回して自身の好みの加熱出力Piに設定する。制御装置19はユーザの操作した摘み15aの位置から、初期設定出力Piを記憶する(図17のステップS1701)。次に、ステップS1702において、専用調理容器27内の水が沸騰しているか否かが判定される。専用調理容器27内の水が沸騰していないと判定された場合、専用調理容器27は左コンロ6あるいは右コンロ7の最大出力によって急加熱される(ステップS1703)。
Hereinafter, based on the flowchart shown in FIG. 17, the control method of the
その後、専用調理容器27内の水が沸騰したと判定されると(ステップS1702)、ステップS1704へと進み、実施形態1と同様に温度センサ30〜33による検知温度に基づいて、専用調理容器27内の水量wが検出される。ここでも、上述した場合と同様に、専用調理容器27内の被加熱物の量は無視している。次に、ステップS1705において、ユーザが設定した出力Piと、検出された専用調理容器27内の水量wに基づいて、単位水量あたりに加わる熱量(出力)Pu(=Pi/w)を算出し、制御回路20内のメモリに記憶する。それとともにタイマがスタートされ(ステップS1706)、出力Piにより左コンロ6あるいは右コンロ7における加熱が開始される(ステップS1707)。
Thereafter, when it is determined that the water in the
その後、再び水量wが検出された後(ステップS1708)、ユーザの摘み15aの操作による設定出力Piに変更があったか否かが判定される(ステップS1709)。設定出力Piに変更があった場合、ステップS1711において、制御回路20のメモリ中の設定出力Piが変更されて記憶される。その後、変更後の設定出力PiおよびステップS1708において新たに検出された水量wに基づいて、単位水量あたりに加わる熱量(出力)Pu(=Pi/w)を算出し、制御回路20内のメモリを変更する(ステップS1712)。
Then, after the water amount w is detected again (step S1708), it is determined whether or not the setting output Pi has been changed by the user's operation of the
一方、ステップS1709において、設定出力Piに変更がなかったと判定されると、ステップS1705において算出された単位水量あたりに加わる熱量Puと、ステップS1708において、新たに検出された水量wに基づいて、設定出力Pi(=Pu×w)を新たに算出し、制御回路20のメモリが変更される(ステップS1710)。これ以降、同様の制御により、タイマがタイムアップするまで、それぞれ算出された出力Piによる加熱が継続される(ステップS1713)。すなわち、ユーザによる設定出力Piに変更がない限り、単位水量あたりに加わる熱量Puを固定値として、熱量Puとその都度検出された水量wに基づいて、出力Piが設定されるわけである。
On the other hand, if it is determined in step S1709 that the setting output Pi has not been changed, the setting is made based on the heat amount Pu applied per unit water amount calculated in step S1705 and the water amount w newly detected in step S1708. The output Pi (= Pu × w) is newly calculated, and the memory of the
本実施形態によれば、制御装置20は、ユーザにより設定された出力Piと、検出された専用調理容器27内の水量wに基づいて、単位水量当りに加えられる熱量Puを求め、単位水量当りの熱量Puを一定にするように、専用調理容器27内の水量wに基づいて、加熱ユニット2の出力Piを制御することにより、ユーザが気づかないうちに専用調理容器27内の水量wが減少しても、被加熱物にダメージを与えて煮崩れすることがない(図18示)。
According to the present embodiment, the
また、加熱制御中にユーザが摘み15aを操作して設定出力Piを変更したとしても、その都度、変更された出力Piと、その時点での専用調理容器27内の水量wに基づいて単位水量あたりに加わる熱量Puが更新される。これにより、加熱中にユーザの割り込みがあっても、設定された出力Piに基づいて加熱制御を行うことができ、ユーザに違和感を与えることを防ぐことができる。
Further, even if the user operates the
<実施形態4>
図20に基づいて、実施形態4による加熱調理器1の制御方法について説明する。本実施形態は図17において示された実施形態3による加熱ユニット2の加熱制御に対して、若干の変更を加えたものである。本実施形態においては、専用調理容器27内の水分が沸騰した後、タイマがスタートすると(ステップS2006)、ステップS2007において、温度センサ30〜33による検知温度に基づいて、専用調理容器27内の水温が所定値よりも低下したか否かが判定される。専用調理容器27内の水温が所定値よりも低下した場合、制御ユニット2の加熱制御中に、専用調理容器27中に水あるいは被加熱物が大量に追加されたと考え、専用調理容器27内の水を早急に沸騰させるべく、加熱ユニット2により再び最大出力で急加熱する(ステップS2008)。専用調理容器27内の水が低温の場合、最大出力で急加熱しても、すぐには沸騰せず対流が起こらないため、被加熱物が煮崩れることはない。
<
Based on FIG. 20, the control method of the
専用調理容器27内の水が再度沸騰した後は、設定出力Piおよび専用調理容器27内の水量wを検知して、再び煮物調理が行われる。実施形態2と同様に、専用調理容器27内の水が沸騰したことは温度センサ30〜33によって検知されるが、検知温度を沸騰温度(摂氏100℃)よりも若干低く設定することにより、検知が遅れても専用調理容器27内の被加熱物が煮崩れることを防ぐことができる。
After the water in the
本実施形態によれば、専用調理容器27を加熱中に温度センサ30〜33によって検出された専用調理容器27内の水温が低下した場合に、加熱ユニット2を最大出力にして専用調理容器27内を急加熱した後、再び、専用調理容器27内の水量wに基づく煮物調理加熱を開始することにより、加熱制御中にユーザが専用調理容器27内に水、被加熱物等を大量に追加して、一時的に水温が低下したとしても、再度、時間をかけずに円滑に煮物調理加熱に戻ることができる。
According to the present embodiment, when the water temperature in the
<実施形態5>
図21乃至図24に基づいて、実施形態5による加熱調理器1の制御方法について説明する。本実施形態においては、専用調理容器27内の水面が第1温度センサ30よりも上にある場合(図21示)、これ以上に水を追加されても水量wを正確に検知できないため、加熱ユニット2による加熱を中止して、アラーム音を鳴らす等してユーザに加熱不可であることを通報する。同様に、専用調理容器27内の水面が第4温度センサ33よりも下にある場合(図23示)、これ以上に水が減少しても水量wを正確に検知できないため、加熱ユニット2による加熱を中止して、アラーム音を鳴らす等してユーザに加熱不可であることを通報する。
<
Based on FIG. 21 thru | or FIG. 24, the control method of the
図22に示すように、専用調理容器27内の水面が第1温度センサ30よりも上にあることは、すべての温度センサ30〜33による温度検出値が所定の閾値よりも上にあって、かつ、その検出値が最上位の第1温度センサ30の検知温度S1が最も低く、取付位置が低くなるにつれて、検出値が高くなっていることから検出される。これは、加熱状態では専用調理容器27の底が加熱されることから、下部から専用調理容器27も水も加熱されることになり、加熱部分から遠くなる上部ほど温度が低くなるからである。
As shown in FIG. 22, the fact that the water surface in the
また、図24に示すように、専用調理容器27内の水面が第4温度センサ33よりも下にあることは、すべての温度センサ30〜33による温度検出値が所定の閾値よりも下にあって、かつ、その検出値が最上位の第1温度センサ30の検知温度S1が最も低く、取付位置が低くなるにつれて、検出値が高くなっていることから検出される。これは、温度センサ30〜33がいずれも専用調理容器27内の水に浸っていないために、加熱中に温度センサ30〜33が専用調理容器27内の水温を検出できないからである。
Further, as shown in FIG. 24, the fact that the water surface in the
本実施形態によれば、専用調理容器27内の水面が温度センサ30〜33よりも上方あるいは下方にあることにより、専用調理容器27内の水量を正確に検出することができない場合、加熱ユニット2による専用調理容器27の加熱を停止するとともに、加熱を停止したことをユーザに通報する。このため、専用調理容器27内の水量を検出できないにもかかわらず、加熱調理を実行することを防いで、ユーザに対し水量を適正にすることを促すことができる。
According to the present embodiment, when the water level in the
<その他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明はIH調理器のみではなく、ガステーブル調理器等にも適用可能である。
本発明の実施形態1において開示した、高加熱時間と低加熱時間とを交互に実行する加熱方法を、実施形態3における、単位水量あたりに加わる熱量Puを一定にするための加熱制御に適用することが可能である。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be modified or expanded as follows.
The present invention is applicable not only to IH cookers but also to gas table cookers and the like.
The heating method disclosed in the first embodiment of the present invention that alternately executes the high heating time and the low heating time is applied to the heating control for making the heat amount Pu applied per unit water amount constant in the third embodiment. It is possible.
調理容器に取り付けられる温度センサは必ずしも4個でなければならないわけではなく、取付スペースおよびコストが許せば5個以上設けてもよく、また、検出精度が許容されれば、3個以下であってもよい。 The number of temperature sensors attached to the cooking container does not necessarily have to be four, but five or more may be provided if the installation space and cost allow, and if the detection accuracy is acceptable, no more than three. Also good.
調理容器に接触式の温度センサを複数取付けるのに代えて、非接触式の赤外線のような温度センサが複数パッケージに入っているものを使用し、高さ方向の温度分布を非接触で検知するようにしてもよい。つまり、接触式の温度センサの場合は調理容器に取り付ける必要があるので、調理容器は取り付けられるような構造をしている必要があり制約を受けるが、非接触式の温度センサであれば調理容器はどんなものでも使用することができる。 Instead of attaching multiple contact-type temperature sensors to the cooking container, use a non-contact type infrared temperature sensor in multiple packages to detect the temperature distribution in the height direction without contact. You may do it. In other words, in the case of a contact-type temperature sensor, it is necessary to attach the cooking container to the cooking container. Therefore, the cooking container needs to be structured so that it can be attached. Can use anything.
温度センサの出力を加熱調理器に出力する方法としてはさまざまな方法が考えられる。例えば温度センサと加熱調理器を有線で接続し、温度情報を直接伝えるようにしてもよい。また、無線通信で送るようにしてもよく、この場合には、専用調理容器の取手部の向きを限定する必要がなく、使い勝手が良好となる。 Various methods are conceivable as a method of outputting the output of the temperature sensor to the cooking device. For example, a temperature sensor and a heating cooker may be connected by wire to transmit temperature information directly. Moreover, you may make it send by radio | wireless communication, In this case, it is not necessary to limit the direction of the handle part of a special cooking container, and usability becomes favorable.
図面中、1は加熱調理器、6、7はコンロ(加熱手段)、19は制御装置(出力制御手段、液量検出手段)、27は専用調理容器(調理容器)、30〜33は温度センサ(液量検出手段、容器内温度検出手段)、wは専用調理容器内の水量(調理容器内の液量)、Thは高加熱時間、Tlは低加熱時間、Piは設定出力、Puは単位水量当りに加えられる熱量(単位液量あたりに加えられる出力)を示している。 In the drawings, 1 is a heating cooker, 6 and 7 are stoves (heating means), 19 is a control device (output control means, liquid amount detecting means), 27 is a dedicated cooking container (cooking container), and 30 to 33 are temperature sensors. (Liquid quantity detection means, container temperature detection means), w is the amount of water in the dedicated cooking container (liquid quantity in the cooking container), Th is the high heating time, Tl is the low heating time, Pi is the set output, and Pu is the unit The amount of heat applied per amount of water (output added per unit liquid amount) is shown.
Claims (5)
選択した調理コースに応じて前記加熱手段による出力を調節する出力制御手段と、
前記調理容器内の液量を検出する液量検出手段とを備え、
前記出力制御手段は、前記液量検出手段により検出された前記調理容器内の液量に基づいて、前記加熱手段による出力を制御することを特徴とする加熱調理器。 Heating means for heating the cooking container from below;
Output control means for adjusting the output by the heating means according to the selected cooking course;
Liquid amount detecting means for detecting the amount of liquid in the cooking container,
The said output control means controls the output by the said heating means based on the liquid quantity in the said cooking container detected by the said liquid quantity detection means, The heating cooker characterized by the above-mentioned.
前記出力制御手段は、前記調理容器内の液面が前記液量検出手段よりも上方あるいは下方にあることにより、前記調理容器内の液量を正確に検出することができない場合、前記加熱手段による前記調理容器の加熱を停止するとともに、加熱を停止したことを通報することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の加熱調理器。 The liquid amount detection means is attached to the outer peripheral surface of the cooking container, detects temperatures of a plurality of different detection points in the height direction of the outer peripheral surface, and based on the detected temperatures, the liquid in the cooking container is detected. To determine the surface position,
When the liquid level in the cooking vessel cannot be accurately detected because the liquid level in the cooking vessel is above or below the liquid level detection unit, the output control unit uses the heating unit. The heating cooker according to any one of claims 1 to 4, wherein heating of the cooking container is stopped and reporting that the heating is stopped.
Priority Applications (1)
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JP2007140395A JP2008293890A (en) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | Cooking device |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014534867A (en) * | 2011-10-31 | 2014-12-25 | ヴェーエムエフ ヴュルテンベルギッシェ メタルヴァーレンファブリーク アクチエンゲゼルシャフトWMF Wuerttembergische Metallwarenfabrik AG | Cooking utensil control, adjustment and operating device |
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WO2019128988A1 (en) * | 2017-12-28 | 2019-07-04 | 佛山市顺德区米创智能科技有限公司 | Intelligent electromagnetic heating kettle |
US10634541B2 (en) | 2018-03-20 | 2020-04-28 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Methods for safe operation of a cooktop appliance |
-
2007
- 2007-05-28 JP JP2007140395A patent/JP2008293890A/en active Pending
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