JP2008281538A - Gps受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度のよい測位を行うことが可能であるとともに、コストが低く、構成の簡素なGPS受信装置を提供する。
【解決手段】携帯型電話機100は、GPS信号がGPS衛星からアンテナ28に到達するまでの時間を計測するGPS受信機能部29と、携帯電話網を介して通信処理を行うとともに、該通信処理で用いるシステムクロック信号10を携帯電話網に網同期させる機能を有する携帯電話機能部1とを備える。PLL12は、上記システムクロック信号10を、周波数を上げてクロックイン信号17として出力する。カウンタ19は、クロックイン信号17を用いて、GPS受信機能部29において計測処理に用いられるTCXO29の出力信号の周波数を計測する。位置測定部9は、上記カウンタ19による計測結果に基づいて、GPS受信機能部29による計測結果を補正して測位処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)による測位を行うGPS受信装置に関するものである。
昨今、カーナビゲーションシステムなど、GPSを利用した機器が広く普及している。また最近では、携帯電話機にGPSが搭載されるようになっており、GPSの利用は屋外だけでなく屋内でも行われている。しかしながら、GPS衛星からの信号は、建物の内部においては大幅に減衰してしまうため、GPS衛星からの信号のみを用いて位置測定を行うシステムでは屋内での利用が制限されるという問題がある。
これに対して、GPS受信機の感度を向上させる技術としてAGPS(Assisted Global Positioning System)と呼ばれる技術が用いられるようになっている。一般的なAGPS受信機は、携帯電話網などを通してサーバからアシスト情報を取得し、このアシスト情報とGPS衛星からの信号とを組み合わせて位置測定を行う。これにより屋内でのGPS測位が可能となっている。
AGPSに関する技術については、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1には、AGPS受信機の復調に必要とされる参照クロックの周波数補正(キャリブレーション)に関する技術が開示されている。図6は、特許文献1に開示されているモバイル装置130の概略構成を示すブロック図である。
無線送受信部140に設けられるVCO(Voltage Controlled Oscillator)1310の出力信号1306は、周波数1944MHzのRF(Radio Frequency)信号である。この出力信号1306は、311を経由して、カウンタ1322の第1の入力信号として入力される。また、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator)1320の出力信号1321は、周波数72MHzの信号であり、カウンタ1322の第2の入力信号として入力される。また、GPS信号処理部138より出力されるDUMP信号1319は、カウンタ1322のリセット信号としての第1の制御信号として入力される。
TCXO1320の出力信号1326は、PLL1332と、該PLL1332の出力信号1333を経由して、NCO(Numerically Controlled Oscillator)1334へ入力される。NCO1334の出力信号1337は、PLL1332と、チューナ1356の入力信号として出力される。
以上の構成における、カウンタ1322におけるTCXO1320の周波数オフセットの算出方法について説明する。カウンタ1322のクロック周波数は、VCO1310の出力であり、周波数は1944MHzである。また、TCXO1320の出力信号1326は、カウンタ1322にイネーブル信号として入力される。
カウンタ1322は、TCXO1320の出力信号1321における周波数72MHzの1周期(1周期=13.889ns)の間に入力される1944MHzのクロック数をカウントする。もし、カウンタ出力のカウント値が27(10進数)であると仮定すると、TCXO1320の出力周波数は72MHzとなる。この場合、所望周波数(72MHz)からの誤差(周波数オフセット)は0Hzとなる。また、カウンタ1322のカウント数が、26(10進数)であると仮定すると、TCXO1320の出力周波数は74.77MHzとなってしまい、所望周波数からの誤差は、+2.77MHzとなる。この動作は、カウンタ1322へリセット信号としてのDUMP信号1319が入力されるまで続けられる。
DUMP信号1319が出力される周期は、GPS信号処理部138においてユーザによって設定される。このリセット周期を従来例では2秒としている。この場合、カウンタ動作が連続して2秒間行われることになり、カウンタクロック=1944MHz、リセット周期=2秒、カウンタの被測定周波数=72MHzの条件では、クロック数のカウントを行うサイクルの数は、2s/(1/72MHz))=144000000回となる。
カウンタ1322は、TCXO1320の出力信号1321の1周期の間に入力される1944MHzのクロック数のカウント値をGPS信号処理部138に送信する。GPS信号処理部138は、リセット周期の間にカウンタ1322から送られてきたカウント値に基づいて周波数オフセットを算出し、該周波数オフセットに基づいて測位に用いられる疑似距離の修正を行う。
米国特許公開公報US2003/0154025(2003年8月14日公開)
通常、携帯電話機に搭載される最も基本のクロック発振器は、ベースバンド信号処理においてシステムクロックとして用いられる13MHz、26MHzなどの周波数のクロック信号を出力するものである。そして、このクロック信号をクロックアップすることによってRF信号処理で用いられるクロックが生成されることになる。
ここで、従来の構成では、システムクロックではTCXO1320の出力信号1321の周波数誤差を検出するには周波数が小さすぎるので、RF信号処理で用いられるクロックを参照クロックとして用いている。この場合、図6に示すように、RF信号の周波数のクロック信号を同期トラッキング回路312に分配することになる。この場合、RF信号レベルの高周波信号が入力される同期トラッキング回路312を設計する上で、インピーダンスマッチングを考慮した部品選定(R、L、C等)の制約、基板パターン長やパターン幅の制約、GPS以外の妨害波混入を防ぐための部品選定や部品配置の制約、および、グランド配置や電源部配置等の制約が生じることになり、ベースバンド信号処理部の基板設計に比べて複雑になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、精度のよい測位を行うことが可能であるとともに、コストが低く、構成の簡素なGPS受信装置を提供することにある。
本発明に係るGPS受信装置は、上記課題を解決するために、GPS(Global Positioning System)衛星が送信するGPS信号が、GPS衛星から、該GPS信号を受信するアンテナに到達するまでの伝搬時間に基づいて疑似距離を計測するGPS受信機能部と、外部の通信網を介して通信処理を行うとともに、該通信処理で用いる第1クロック信号を上記通信網で用いられるクロック信号に網同期させる機能を有する通信機能部とを備えたGPS受信装置において、上記通信機能部から入力される上記第1クロック信号を、周波数を上げて第2クロック信号として出力する周波数変換部と、上記第2クロック信号を用いて、上記GPS受信機能部において上記計測処理に用いられる第3クロック信号の周波数を計測する周波数計測部と、上記周波数計測手段による計測結果に基づいて、上記GPS受信機能部による計測結果を補正して測位処理を行う位置測定部とを備える構成である。
上記の構成では、まず通信機能部において用いられる第1クロック信号は、通信網に同期するように制御されているものである。よって、第1クロック信号の周波数は誤差が非常に小さいものとなっている。このような第1クロック信号が、周波数変換部によって周波数が上げられた第2クロック信号として周波数計測部に入力される。そして、周波数計測部は、周波数が上げられた第2クロック信号を用いて第3クロック信号の周波数を計測し、この計測結果に基づいて位置測定部によりGPS受信機能部による計測結果が補正されるようになっている。
これにより、GPS受信機能部において用いられる第3クロック信号の周波数精度がある程度低くても、上記の補正処理により精度のよい測位を行うことが可能となる。よって、周波数精度の高い高価な第3クロック信号の発振器を用いる必要がなくなるので、GPS受信装置のコストを低減することが可能となる。
また、上記の構成によれば、通信機能部から出力される第1クロック信号の周波数が比較的低くても、周波数変換部によって、周波数計測部における計測処理に必要とされる周波数まで高めた第2クロック信号を周波数計測部に入力することが可能となる。
ここで、従来の構成では、RF信号として扱うべき高周波のクロックが周波数計測部に入力されており、上記したように、RF部における基板設計の制約が大きくなるという問題があったが、本発明の構成では、このような高い周波数の信号を扱う必要がなくなるので、周波数計測部などの基板設計をより簡素化することが可能となる。よって、GPS受信装置のコストの低減、および構成の簡素化を図ることができる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記周波数計測部が、上記第3クロック信号の周期の所定分が、上記第2クロック信号の1周期の何個分であるかをカウントするカウンタであり、該カウント値を周波数計測結果として上記位置測定部に出力する構成としてもよい。
上記の構成によれば、第2クロック信号の周波数は既知であるので、カウンタという簡単な構成によって第3クロック信号の周波数を計測することが可能となる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記周波数変換部が、PLL、FLL、およびDLLのいずれかによって周波数変換を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、周波数を変換する構成として広く普及しているPLL、FLL、およびDLLのいずれかを用いているので、周波数変換を行う構成を設けることによるコストの増加を低く抑えることが可能となる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記通信機能部が、上記第1クロック信号が網同期しているか否かを判定する網同期判定部をさらに備え、上記周波数計測部が、上記網同期判定部において上記第1クロック信号が網同期していないと判定している期間は周波数計測を行わない構成としてもよい。
上記の構成によれば、第1クロック信号が網同期していない期間では周波数計測部による周波数計測が行われないので、第3クロック信号の周波数の誤計測、および、これに伴う位置測定部における測位結果の誤補正をなくすことができる。また、網同期していない期間での周波数計測が停止されるので、消費電力を低減することができる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記周波数計測部による周波数計測を行う周期を設定する周期設定部をさらに備え、上記周波数計測部が、上記周期設定部において周波数計測を行うべき期間ではないと判定している期間は周波数計測を行わない構成としてもよい。
上記の構成によれば、周期設定部によって周波数計測を行うべき期間ではないと判定している期間では周波数計測部による周波数計測が行われないので、必要時にのみ周波数計測が行われることにより消費電力を低減することができる。例えば、第3クロック信号の周波数誤差が、ある程度の期間でほぼ同様に発生することが予めわかっている場合には、この期間の初めに周波数計測を行い、これに基づく補正を行うようにすれば、その後の補正は該期間内では同様に行えばよいことになる。このような基準で周波数計測を行うべき期間を設定すれば、消費電力を抑えつつ、精度のよい測位を行うことができる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記通信機能部が、上記第1クロック信号が網同期しているか否かを判定する網同期判定部をさらに備え、上記周波数変換部が、上記網同期判定部において上記第1クロック信号が網同期していないと判定している期間は周波数変換処理を行わない構成としてもよい。
上記の構成によれば、第1クロック信号が網同期していない期間では周波数変換部による周波数変換処理が行われないので、消費電力を低減することができる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記通信機能部が、上記第1クロック信号が網同期しているか否かを判定する網同期判定部をさらに備えるとともに、上記周波数計測部による周波数計測を行う周期を設定する周期設定部と、上記網同期判定部から出力される網同期判定信号、上記周期設定部から出力される周期信号、および、上記第3クロック信号の論理積を出力する論理積出力部とをさらに備え、上記周波数計測部のカウント動作が、上記論理積出力部の出力信号によって制御される構成としてもよい。
上記の構成によれば、第1クロック信号が網同期しており、周波数計測を行うべき期間であり、かつ、第3クロック信号の半周期分に相当する期間である場合に、第2クロック信号の周期がカウントされることになる。よって、上記のような条件で第3クロック信号の周波数計測を行う構成を、簡素な構成によって実現することが可能となる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記網同期判定部から出力される網同期判定信号に基づいて、上記第1クロック信号を上記周波数変換部に入力するか否かを切り替える第1スイッチ回路を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、網同期がされていない状態では、周波数変換部に対して第1クロック信号が入力されないことになるので、網同期がされていない状態での周波数変換処理、および、周波数計測を確実に防止することが可能となる。
また、本発明に係るGPS受信装置は、上記の構成において、上記網同期判定部から出力される網同期判定信号に基づいて、上記第3クロック信号を上記周波数計測部に入力するか否かを切り替える第2スイッチ回路を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、網同期がされていない状態では、周波数計測部に対して第3クロック信号が入力されないことになるので、網同期がされていない状態での周波数計測を確実に防止することが可能となる。
本発明に係るGPS受信装置は、以上のように、上記通信機能部から入力される上記第1クロック信号を、周波数を上げて第2クロック信号として出力する周波数変換部と、上記第2クロック信号を用いて、上記GPS受信機能部において上記計測処理に用いられる第3クロック信号の周波数を計測する周波数計測部と、上記周波数計測手段による計測結果に基づいて、上記GPS受信機能部による計測結果を補正して測位処理を行う位置測定部とを備える構成である。これにより、周波数精度の高い高価な第3クロック信号の発振器を用いる必要がなくなるので、GPS受信装置のコストを低減することが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
(携帯型電話機の構成)
図1は、本実施形態に係る携帯型電話機(GPS受信装置)100の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯型電話機100は、携帯電話機能部1、クロック補正処理部39、およびGPS受信機能部40を備えた構成となっている。
携帯電話機能部(通信機能部)1は、RF(Radio Frequency)処理部2およびBB(ベースバンド)処理部9を備えている。なお、携帯電話機能部1は、その他通常の携帯型電話機が有する携帯電話機能を有しているが、ここではその記載を省略する。
RF処理部2は、携帯電話網における基地局との間でRF信号の送受信を行う機能ブロックであり、VCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator)3を備えている。VCXO3は、システムクロック(第1クロック信号)10を出力する発振器であり、該システムクロック10は、クロックバッファ4を介してBB処理部9およびクロック補正処理部39に入力される。
BB処理部9は、AFC(Auto Frequency Controller)(網同期判定部)5、タイマ(周期設定部)6、GPIO(General Purpose Input / Output)7、および位置測定部8を備えている。
AFC5は、基地局より発信されたパイロット信号と同期するようにVCXO3を制御するとともに、この網同期がされているか否かを判定する網同期判定信号23をクロック補正処理部39に出力する。以下に網同期についてより詳細に説明する。
例えばWCDMA方式の場合、無線インターフェースプロトコルアーキテクチャで定義される物理チャネルCPICH(Common Pilot Channel)のパイロットシンボルを利用して、AFC5は基地局との時間同期処理を行う。これにより、VCXO3から出力されるシステムクロック10を、網同期した周波数安定度が0.1ppmのクロックとすることができる。
タイマ6は、後述するカウント動作を行う周期(カウント周期)を設定するものであり、カウント動作を行うべき周期に応じてカウント周期信号24を出力する。タイマ6から出力されるカウント周期信号24は、GPIO7を介してクロック補正処理部39に入力される。なお、タイマ6は、携帯電話機能部1以外のブロック、例えばGPS受信機能部29や、クロック補正処理部39などに設けられていてもよい。
位置測定部8は、GPS受信機能部40から出力される測位結果情報、および、クロック補正処理部39から出力されるカウント値に基づいて、位置測定処理を行う。より具体的には、位置測定部8は、GPSベースバンド処理部38から入力された測位結果情報、すなわちGPS衛星からアンテナ28にGPS信号が到達するまでの到達時間(t)に基づいて、GPS衛星とアンテナ28との間の距離(疑似距離)を算出する。この疑似距離は、GPS信号の到達時間(t)に光速C=2.998×10m/sを乗じることによって求められる。ここで、擬似距離の精度を上げるためには、上記到達時間(t)の精度を高めればよいことになる。
なお、位置測定部8は、携帯電話機能部1以外のブロック、例えばGPS受信機能部29や、クロック補正処理部39などに設けられていてもよい。
GPS受信機能部40は、アンテナ28、GPSRF処理部30、GPSベースバンド処理部38、TCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator)29、PLL(Phase Locked Loop)36、およびNCO(Numerically Controlled Oscillator)37を備えている。
TCXO29は、GPSRF処理部30およびGPSベースバンド処理部38において用いられるGPSリファレンスクロック27を生成する発振器である。
GPSRF処理部30は、RF/IFコンバータ31、PLL32、NCO33、A/D(Analog to Digital converter)34、およびチューナ35を備えている。RF/IFコンバータ31は、アンテナ28によってGPS衛星から受信されたRF信号としてのGPS信号に対して、フィルタ処理、増幅処理、および周波数低減化処理を行ってIF(Intermediate Frequency)信号を出力する処理を行う。A/D34は、RF/IFコンバータ31からのIF信号をデジタル信号に変換する処理を行う。チューナ35は、A/D34からのデジタル信号に基づいて、I信号(in-phase component)およびQ信号(quadrature component)を生成し、GPSベースバンド処理部38に出力する処理を行う。PLL32およびNCO33は、TCXO29から出力されたGPSリファレンスクロック27をチューナ35で用いられるクロック信号に変換し、チューナ35に対して出力する処理を行う。
また、PLL36およびNCO37は、TCXO29から出力されたGPSリファレンスクロック27をGPSベースバンド処理部38で用いられるクロック信号に変換し、GPSベースバンド処理部38に対して出力する処理を行う。
GPSベースバンド処理部38は、チューナ35から入力された信号に基づいて位置測定処理を行い、この測位結果を測位結果情報26として位置測定部8に出力する処理を行う。本実施形態では、GPSベースバンド処理部38は、GPS衛星が送信する電波と、GPS受信機能部40内部で発生するレプリカ信号との時間差(拡散されているコード位相差情報)に基づいて疑似距離を算出し、これを測位結果情報26として出力している。なお、携帯電話機能部1において基地局から受信したアシスト情報(衛星番号、ドップラー周波数など)がGPSベースバンド処理部38に入力されており、GPSベースバンド処理部38は、このアシスト情報に基づいて位置測定処理を行っている。
クロック補正処理部39は、PLL(周波数変換部)12、カウンタ(周波数計測部)19、リセット回路20、ANDゲート回路(論理積出力部)22を備えている。
PLL12は、位相比較器15、VCO16、分周器14、およびフィルタ13を備えている。位相比較器15には、第1の入力信号として、VCXO3から出力されたシステムクロック10が入力され、第2の入力信号として、PLL12のフィードバックループを構成する分周器14およびフィルタ13の出力信号が入力される。そして、位相比較器15は、これら2つの入力信号の位相比較を行い、その出力信号はVCO16へ入力される。VCO16は、位相比較器15から入力された信号に応じて、VCO特性に応じた周波数で発振する。VCO16の出力信号は、カウンタ19に対してクロックイン信号(第2クロック信号)17として入力されるとともに、PLL12のフィードバックループに構成される分周器14へ入力される。
カウンタ19は、TCXO29の周波数オフセットを計測するためのカウント値を出力する処理を行う。カウンタ19に対するクロックイン信号17としては、PLL12の出力信号が入力される。
ANDゲート回路22には、BB処理部9のAFC5からの網同期判定信号23、タイマ6により生成されるカウンタ周期を表すカウント周期信号24、および、TCXO29の出力信号(第3クロック信号)の3つの信号が入力され、これらの信号のAND演算結果を出力する。このAND演算結果は、カウンタ19に対してイネーブル信号21として入力されるとともに、リセット回路20に入力される。リセット回路20は、ANDゲート回路22の出力に応じてリセット信号18をカウンタ19に入力する。
(GPS信号の概要)
ここで、GPS信号の概要について説明する。GPS衛星から発射される信号は、L1帯(周波数1575.42MHz)およびL2帯(周波数1227.6MHz)の信号である。これらの信号は両波とも擬似雑音(PRN:Pseudo Random Noise)信号によるBPSK(Binary Phase-Shift Keying)変調されている。本実施形態で使用する周波数帯はL1帯であり、そのPRNコードはC/A(Coarse/Acquisition)コードである。
ベースバンド信号は、航法メッセージと呼ばれ、GPS受信機で測位を行うために必要な衛星の軌道情報、衛星時計の補正値、電離層の補正係数などのメッセージが放送されている。このメッセージは、データ速度50bps、全ビット数1500ビットをメインフレームとするデータ群であり、すべてのデータを送信するためには30秒かかる。メインフレームは、5つのサブフレームに分かれており、第1から第3フレームまでは、更新時期を除いて、毎フレーム同じ内容が繰り返される(エフェメリス他)。第4、第5フレーム(アルマナック)は、毎フレーム内容が交代し、マスターフレーム毎に更新される。なお、エフェメリスとは、送信しているGPS衛星自身の軌道情報であり、アルマナックは、すべてのGPS衛星の概略の軌道情報である。
(カウンタの動作)
次に、カウンタ19の動作について説明する。まず、カウンタ19に対して入力されるイネーブル信号21を出力するANDゲート回路22の動作について説明する。カウンタ19のイネーブル信号21がアサートするためには、携帯電話網に網同期状態であり、かつ、カウント周期が設定値以内であり、かつ、TCXO29の半周期分に相当する期間でなければならない。言い換えれば、網同期判定信号23、カウント周期信号24、およびTCXO29の出力信号が全てアサートした状態のときに、ANDゲート回路22からアサートした状態のイネーブル信号21が出力されることになる。
カウンタ19に入力されるリセット信号18は、イネーブル信号21と同じタイミングでアサートした状態の信号となる。リセット信号18がネゲートした状態となった時点でカウンタ19のカウント値が0にリセットされる。
次に、カウンタ19の動作について説明する。図2は、カウンタ19の動作に関する各種信号のタイムチャートを示している。同図において、システムクロックは、携帯電話機能部1からPLL12に入力されるシステムクロック10を示している。同図に示す例では、システムクロック10の周波数を13MHzとしており、1周期は76.9nsとなる。また、クロックインは、PLL12からカウンタ19に入力されるクロックイン信号17を示している。同図に示す例では、PLL12は、システムクロック10を16.8倍にクロックアップしており、クロックイン信号17の周波数は218.4MHz(1周期は4.58ns)となっている。
上記のように、ANDゲート回路22にはTCXO29の出力信号が入力するので、携帯電話網に網同期状態であり、かつ、カウント周期が設定値以内であるならば、イネーブル信号21は、TCXO29の出力信号の信号レベルがHighまたはLowの期間でアサートした状態となる。例えば、TCXO29周波数が、15.6MHzであるとすれば、15.6MHzの信号の1/2の周期である約32.1nsの期間において、クロックイン信号17のカウントが行われることになる。また、カウンタのリセット信号の動作は、TCXO29の出力信号の1/2周期となる約32.1nsがリセット解除期間であり、それ以外の期間は、リセット状態となる。
図2のタイムチャートについて詳しく説明する。同図において、TCXO29の出力信号における前半1周期のタイムチャートは、TCXO29の出力信号が周波数誤差(周波数オフセット)を有さない場合を示しており、後半1周期のタイムチャートは、TCXO29の出力信号が周波数誤差を有している場合を示している。
カウンタ19によってカウントされるカウント値からTCXO29の出力信号の周波数を求める計算式は次の通りである。
(TCXO29の出力信号の周波数)=1/(1/(クロックイン信号17の周波数))×(カウンタ値)×2
上式へタイムチャート前半1周期のパラメータを代入すると、TCXO29の出力信号の周波数は、1/(1/218.4MHz)×7×2)=15.6MHzとなり、TCXO29の出力信号の周波数オフセットは0Hzとなる。
一方、タイムチャート後半1周期において、TCXO29の出力信号がジッタ等により周波数が低下し、周波数誤差が生じた場合について示している。この場合のカウント値を8とすると、上式より、TCXO29の出力信号の周波数は、1/(1/218.4MHz)×8×2)=13.7MHzとなる。よって、TCXO29の出力信号の周波数オフセットは、15.6MHz−13.7MHz=1.9MHzとなる。
(測位処理の流れ)
次に、本実施形態における測位処理の流れについて図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。まずステップ1(以降、S1のように称する)において、カウント周期の設定処理が行われる。カウント周期はユーザによって設定される。このカウント周期のユーザによる設定はどのような手段で行われても良いが、例えばGPIO7を介してタイマ6に対してカウント周期のユーザ入力が行われるような形態が考えられる。
次に、S2において、カウンタ19におけるカウント値の初期化が行われる。これにより、カウンタ19におけるカウント値は0に設定される。その後、ANDゲート回路22の作用により、次の3つの条件を満たしているかが判定される。
(1)カウント周期が、カウント動作すべき期間になっていること
(2)システムクロック10が携帯電話網に網同期していること
(3)参照クロックとしてのTCXO29の出力信号がアサートした状態となっていること
ここで、図3のフローチャートにおいては、まずS3において、上記(2)の条件が判定されており、S4において上記(3)の条件が判定されている。この2つの条件が満たされている場合に、カウンタ19によるカウント動作が開始される(S5)。
さらに、カウンタ19がカウント動作行っているときに、参照クロックがアサートした状態ではなくなった場合(S6においてYES)、カウント動作を終了する(S7)。参照クロックがアサートした状態である場合(S6においてNO)、アサートした状態でなくなるまでカウント動作が継続される。
また、S8において、上記(1)の条件として、カウント周期が、カウント動作すべき期間の終了をしめしたか否かが判定され、カウント動作すべき期間である場合(S8においてNO)には上記のカウント動作が繰り返し行われる。一方、カウント動作すべき期間が終了した場合(S8においてYES)、カウンタ19は、カウント動作すべき期間においてカウントしたカウント値を位置測定部8に送信する。
その後、S10において、位置測定部8は、GPS受信機能部40から出力される測位結果情報、携帯電話機能部1において基地局から受信したアシスト情報、および、クロック補正処理部39から送信されるカウント値に基づいて、位置測定処理を行う。ここで、位置測定部8は、カウント値から上記の計算によって算出した周波数オフセットに基づいて、GPS受信機能部40から出力される測位結果情報を補正する。これにより、GPS衛星より送出されたGPS信号がデコードされて得られるC/Aコードと、GPSベースバンド処理部38において生成されたC/Aコードのレプリカ信号との時間差(t)によって算出される疑似距離が補正され、GPS衛星とアンテナ28との間の疑似距離の精度を高めることができる。
なお、カウント動作は、TCXO29の出力信号の1周期分のみ動作させれば、その時点での周波数を求めることが可能である。よって、カウント周期におけるカウント動作すべき期間をTCXO29の出力信号の1周期分としてもよい。また、上記のようにカウント周期におけるカウント動作すべき期間で複数回のカウント動作が行われる場合、位置測定部8は、複数のカウント値の平均をとって測位結果情報の補正を行うことによって、カウント動作におけるカウント誤差の影響を少なくすることができる。
(第2の構成例)
次に、図1に示す構成とは異なる第2の構成例について説明する。図4は、この第2の構成例における携帯型電話機100の概略構成を示すブロック図である。この第2の構成例は、図1に示す構成と比較して、SW回路(第1スイッチ回路)41が設けられている点で異なっている。
SW回路41には、携帯電話機能部1から出力されるシステムクロック10が入力されているとともに、AFC5から出力される網同期判定信号23が入力されている。そして、SW回路41は、網同期判定信号23がアサートした状態、すなわち網同期がなされているときにのみ、システムクロック10をPLL12に対して出力するようにスイッチング動作を行うようになっている。
また、リセット回路20にはAFC5の出力信号が入力されており、このリセット回路20からカウンタ19へリセット信号18が入力されている。さらに、TCXO29の出力信号と、タイマ6とS/Wにより任意のタイミングに生成されたGPIO7の出力信号(カウント周期信号24)とがANDゲート回路22に入力されており、このANDゲート回路22からカウンタ19へイネーブル信号21が入力されている。
この構成の場合、AFC5の出力信号のみがリセット回路20に入力されていることになるので、網同期している状態がリセット解除状態であり、カウンタはカウントを続けることになる。しかしながら、タイマ6から出力されるカウント周期信号24を所定の期間のみアサートする信号とすることによって、カウンタ19によるカウント動作はこの所定の期間のみで行われることになる。
以上の構成によれば、網同期がされていない状態では、カウンタ19に対してクロックイン信号17が入力されないことになるので、網同期がされていない状態でのカウント動作を確実に防止することが可能となる。これにより、TCXO29の出力信号の周波数の誤計測、および、これに伴う位置測定部8における測位結果の誤補正をより確実になくすことができる。
また、網同期がされていない状態ではPLL12にシステムクロック10を入力させないので、この状態でのPLL12によるクロックアップ動作を停止させることができる。よって、消費電力を低減させることができる。
(第3の構成例)
次に、図1に示す構成および第2の構成例とは異なる第3の構成例について説明する。図5は、この第3の構成例における携帯型電話機100の概略構成を示すブロック図である。この第3の構成例は、第2の構成例と比較して、SW回路(第2スイッチ回路)42がさらに設けられている点で異なっている。
SW回路42には、TCXO29の出力信号が入力されているとともに、AFC5から出力される網同期判定信号23が入力されている。そして、SW回路41は、網同期判定信号23がアサートした状態、すなわち網同期がなされているときにのみ、TCXO29の出力信号をカウンタ19に対してイネーブル信号21として出力するようにスイッチング動作を行うようになっている。
また、AFC5の出力信号とタイマ6から出力されるカウント周期信号24とがANDゲート回路22に入力されており、このANDゲート回路22からの出力がリセット回路20に入力されている。
この構成の場合、AFC5の出力信号およびタイマ6から出力されるカウント周期信号24の論理和がリセット信号となるので、網同期している状態がリセット解除状態であり、カウンタはカウントを続けることになる。しかしながら、タイマ6から出力されるカウント周期信号24を所定の期間のみアサートする信号とすることによって、この所定の期間でカウント値がリセットされることになる。
以上の構成によれば、網同期がされていない状態では、カウンタ19に対してイネーブル信号21が入力されないことになるので、網同期がされていない状態でのカウント動作を確実に防止することが可能となる。これにより、TCXO29の出力信号の周波数の誤計測、および、これに伴う位置測定部8における測位結果の誤補正をより確実になくすことができる。
なお、本実施形態では、携帯電話網からアシスト情報を受信するとともに、システムクロック10を携帯電話網に網同期させる構成となっているが、これに限定されるものではなく、本発明の携帯電話網に限らず、以下の通信網からアシスト情報を受信し、網同期させる仕組みがあればよい。携帯電話網を含む通信網としては、ワイヤレスLAN、ワイヤレスPAN(Bluetooth、UWB)、ワイヤレスMAN、ワイヤレスWAN(PHS網、2.5G(GSM網)、3G、3.5G(HSDPA)、3.9G(Super3G)、4G)、短距離無線(DSRC(ETC)、RFID)、地上波デジタル放送(国内、海外)、ワンセグ放送(ISDBT、DVB−H、T−DMB)デジタル衛星放送(BS、CS)、および、デジタルラジオ放送(DAB)などが挙げられる。
また、本実施形態では、システムクロック10をクロックイン信号17にクロックアップする構成として、PLL12を用いているが、これに限定されるものではなく、クロックアップ処理が可能な任意の構成、例えばFLL(Frequency Locked Loop)、およびDLL(Delay Locked Loop)などを用いても良い。
以上のように、本発明に係るGPS受信装置は、第1の発振手段の出力を第1の入力信号とし、また、負帰還形ループフィルタの出力を第2の入力信号とし、前記2つの入力信号の位相を比較し、その差分情報を出力する位相比較手段と、前記位相比較手段の出力を入力信号とし、前記差分情報により発振周波数を制御する第2の発振手段と、前記第2の発振手段の出力を入力信号とし、前記位相比較手段の第2の入力信号の周波数を分周する分周手段と、前記分周手段の出力を入力信号とする負帰還形ループフィルタと、携帯電話のベースバンド処理部に内蔵される自動周波数制御手段より出力された網同期状態か否かを識別する信号を入力信号とし、リセットタイミング信号を出力するリセット手段と、前記網同期状態を通知する自動周波数制御手段の出力を第1の入力信号とし、前記ベースバンド処理部に内蔵されるタイマより生成されるカウンタの周期を識別する信号を第2の入力信号とし、また、第3発振手段の信号出力を第3の入力信号とし、前記3つの入力信号の論理積を出力する手段と、前記論理積を出力する手段の出力信号は、カウンタのイネーブル信号として入力し、前記第1の発振手段の出力は、カウンタのクロック信号として入力し、さらに、前記リセット手段の出力信号は、カウンタのリセット信号として入力し、参照クロックの周波数誤差を出力するカウンタ手段と、前記カウンタ手段のカウンタ出力値をベースバンド処理部に内蔵される位置測位手段へ通知する構成としてもよい。
また、前記第1の発振手段が、携帯電話機の無線信号処理部に内蔵される電圧制御型水晶発振器である構成としてもよい。
また、前記第2の発振手段が、入力電圧に関連してある周波数へ発振する電圧制御型発振器である構成としてもよい。
また、前記第3の発振手段が、温度保証された水晶発振器(TCXO)である構成としてもよい。
また、前記カウンタのクロック入力信号が、FLL(周波数ロックループ)手段により出力される構成としてもよい。
また、前記カウンタのクロック入力信号が、DLL(遅延同期ループ)手段により出力される構成としてもよい。
また、前記携帯電話機の無線信号処理部に内蔵される第2の発振手段出力を入力信号とし、前記自動周波数制御手段より出力される網同期状態か否かを識別する信号を制御信号とし、網同期した期間のみ、カウンタを動作させるスイッチ回路を有する構成としてもよい。
また、前記無線信号処理部に搭載されるVCXOの出力を入力信号とし、前記自動周波数手段より出力される網同期か否かを識別する信号を制御信号とし、網同期した期間のみ、カウンタを動作させる第1のスイッチ回路と、前記TCXOの出力を入力信号とし、前記網同期状態か否かを識別する信号を制御信号とし、網同期した期間のみ、前記TCXOの出力信号を通過させる第2のスイッチ回路を有する構成としてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、携帯電話網、または、他の通信手段によってアシスト情報を取得し、測位を行うAGPS受信装置などに適用することができる。
本発明の一実施形態に係る携帯型電話機の概略構成を示すブロック図である。 カウンタの動作に関する各種信号のタイムチャートである。 本実施形態における測位処理の流れを示すフローチャートである。 第2の構成例における携帯型電話機の概略構成を示すブロック図である。 第3の構成例における携帯型電話機の概略構成を示すブロック図である。 従来のモバイル装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯電話機能部(通信機能部)
2 RF処理部
3 VCXO
4 クロックバッファ
5 AFC(網同期判定部)
6 タイマ(周期設定部)
7 GPIO
8 位置測定部
9 BB処理部
12 PLL(周波数変換部)
13 フィルタ
14 分周器
15 位相比較器
16 VCO
19 カウンタ(周波数計測部)
20 リセット回路
22 ANDゲート回路(論理積出力部)
28 アンテナ
29 TCXO
30 GPSRF処理部
31 RF/IFコンバータ
32 PLL
33 NCO
35 チューナ
36 PLL
37 NCO
38 GPSベースバンド処理部
39 クロック補正処理部
40 GPS受信機能部
41 SW回路(第1スイッチ回路)
42 SW回路(第2スイッチ回路)
100 携帯型電話機(GPS受信装置)

Claims (9)

  1. GPS(Global Positioning System)衛星が送信するGPS信号が、GPS衛星から、該GPS信号を受信するアンテナに到達するまでの伝搬時間に基づいて疑似距離を計測するGPS受信機能部と、外部の通信網を介して通信処理を行うとともに、該通信処理で用いる第1クロック信号を上記通信網で用いられるクロック信号に網同期させる機能を有する通信機能部とを備えたGPS受信装置において、
    上記通信機能部から入力される上記第1クロック信号を、周波数を上げて第2クロック信号として出力する周波数変換部と、
    上記第2クロック信号を用いて、上記GPS受信機能部において上記計測処理に用いられる第3クロック信号の周波数を計測する周波数計測部と、
    上記周波数計測手段による計測結果に基づいて、上記GPS受信機能部による計測結果を補正して測位処理を行う位置測定部とを備えることを特徴とするGPS受信装置。
  2. 上記周波数計測部が、上記第3クロック信号の周期の所定分が、上記第2クロック信号の1周期の何個分であるかをカウントするカウンタであり、該カウント値を周波数計測結果として上記位置測定部に出力することを特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  3. 上記周波数変換部が、PLL(Phase Locked Loop)、FLL(Frequency Locked Loop)、およびDLL(Delay Locked Loop)のいずれかによって周波数変換を行うことを特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  4. 上記通信機能部が、上記第1クロック信号が網同期しているか否かを判定する網同期判定部をさらに備え、
    上記周波数計測部が、上記網同期判定部において上記第1クロック信号が網同期していないと判定している期間は周波数計測を行わないことを特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  5. 上記周波数計測部による周波数計測を行う周期を設定する周期設定部をさらに備え、
    上記周波数計測部が、上記周期設定部において周波数計測を行うべき期間ではないと判定している期間は周波数計測を行わないことを特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  6. 上記通信機能部が、上記第1クロック信号が網同期しているか否かを判定する網同期判定部をさらに備え、
    上記周波数変換部が、上記網同期判定部において上記第1クロック信号が網同期していないと判定している期間は周波数変換処理を行わないことを特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  7. 上記通信機能部が、上記第1クロック信号が網同期しているか否かを判定する網同期判定部をさらに備えるとともに、
    上記周波数計測部による周波数計測を行う周期を設定する周期設定部と、
    上記網同期判定部から出力される網同期判定信号、上記周期設定部から出力される周期信号、および、上記第3クロック信号の論理積を出力する論理積出力部とをさらに備え、
    上記周波数計測部のカウント動作が、上記論理積出力部の出力信号によって制御されることを特徴とする請求項3記載のGPS受信装置。
  8. 上記網同期判定部から出力される網同期判定信号に基づいて、上記第1クロック信号を上記周波数変換部に入力するか否かを切り替える第1スイッチ回路を備えることを特徴とする請求項6記載のGPS受信装置。
  9. 上記網同期判定部から出力される網同期判定信号に基づいて、上記第3クロック信号を上記周波数計測部に入力するか否かを切り替える第2スイッチ回路を備えることを特徴とする請求項4記載のGPS受信装置。
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