JP2008276281A - データ同期システム、方法、及び、プログラム - Google Patents

データ同期システム、方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特別な外部記憶装置を必要とせずに、異なる機能を持つサーバ間でデータを同期させるデータ同期システムを提供する。
【解決手段】ローカルディスク103は、自サーバ100のデータを記憶するオリジナルデータ領域104と、他のサーバ110のデータを記憶する同期データ領域105とを有する。レプリケーション機能部101は、アプリケーションプログラム102がデータの書き込み要求を発生すると、オリジナルデータ領域104にデータを書き込むと共に、サーバ120のレプリケーション機能部121を介して、ローカルディスク123の同期データ領域125に、データを書き込む。サーバ100に障害が発生したときには、サーバ120のローカルディスク123の同期データ領域125に記憶されたサーバ100のデータを、代替となるサーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域にコピーすることで、復旧を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ同期システム、方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、ネットワークを介して接続された複数のサーバ間で各サーバのデータを同期させるデータ同期システム、方法、及び、プログラムに関する。
耐障害性を高めるために、サーバ間でデータを同期させるシステムがある。データ同期に関し、複数サーバのファイル二重化方式として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1では、共有ディスクを用意し、共有ディスクに、各サーバのデータを記憶する。共有ディスクを用いないレプリケーション方式としては、特許文献2に記載の技術がある。特許文献2では、運用系(主系)でローカルディスクにデータを書き込むと、待機系(従系)のローカルディスクにも同じデータを書き込む。
ファイル冗長化に関し、同一のファイルを、複数のファイルサーバに分散して保存するシステムが、特許文献3に記載されている。特許文献3では、ファイル保存システム内の各ドメインは、ファイルサーバと監視サーバとクライアントとがLANによって接続されることにより構成されている。ファイルサーバは、システム内に存在する他のファイルサーバに障害が発生したことを検出すると、障害が発生したファイルサーバに保存されているファイルの冗長度が低下したものとみなし、その冗長度を回復させる主体になるか否かを判定する。主体となると判定した場合には、ファイルのコピー元となるファイルサーバと、コピー先となるファイルサーバとを所定の条件に従って選択し、この選択に基づいて、コピー元ファイルサーバからコピー先ファイルサーバに、冗長度の低下したファイルと同一のファイルをコピーさせる。
特開平6−175788号公報 特開2001−109642号公報 特開2005−141528号公報
特許文献1では、各サーバのローカルディスクと共有ディスクとを同期させることで、ファイル二重化を実現している。しかし、共有ディスクを用いる方式では、共有ディスクに、全てのサーバのデータを保持できるだけの容量が要求され、コストが高くなるという問題がある。また、特許文献2では、共用ディスクを用いることによるコスト高は回避できるものの、適用可能なシステムは、運用系と待機系とからなるクラスタシステムに限定され、特許文献2に記載の技術を、異なる機能を持つサーバ群に対して適用することはできないという問題がある。
特許文献3では、例えば、サーバBに障害が発生したときには、サーバBが管理していたファイルを、他のサーバにコピーすることで、ファイルの冗長度を回復する。しかし、特許文献3に記載の技術は、ファイルサーバに関するものであり、サーバ間でのデータ同期を目的としたものではなく、ファイルが、複数のファイルサーバに記憶されていれば、その保存場所は問わない構成である。このため、サーバBの代替サーバを用意したとしても、その代替サーバに、サーバBが管理していたファイルがコピーされることはない。
サーバが管理するファイルには、カーネルや各種設定ファイルが含まれており、代替サーバを用いて業務を再開するためには、障害が発生したサーバの動作環境を代替サーバに構築することが必要である。しかし、特許文献3では、ファイルの冗長性を回復することが目的であり、ファイルの保存場所は問わない構成であるので、特許文献3に記載の技術を、代替サーバに、障害が発生したサーバの環境を構築するという用途に適用することはできない。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、共有ディスクなどの特殊な外部記憶装置を使用せずに、異なる機能を持ったサーバ間でのデータ同期を実現できるデータ同期システム、方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデータ同期方法は、ネットワークを介して相互に接続された複数のサーバ間でデータを同期させるデータ同期システムにおいて、各サーバが、自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを有するローカルディスクと、自サーバのデータを、自サーバのローカルディスクの前記オリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの前記同期データ領域とに書き込むレプリケーション機能部とを有することを特徴とする。
本発明のデータ同期方法は、ネットワークを介して相互に接続された複数のサーバ間でデータを同期させるデータ同期方法において、各サーバが、自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを有するローカルディスクの前記オリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの前記同期データ領域とに、自サーバのデータを書き込むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、ネットワークを介して相互に接続された複数のサーバ間でデータを同期させる処理を、前記サーバに実行させるプログラムであって、前記サーバに、自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを有するローカルディスクの前記オリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの前記同期データ領域とに、前記自サーバのデータを書き込む処理を実行させることを特徴とする。
本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムでは、各サーバは、自サーバのデータを、自サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの同期データ領域とに書き込む。各サーバのローカルディスクに、自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他のサーバのデータを記憶する同期データ領域とを用意し、自サーバのデータを、自サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域と、他サーバのローカルディスクの同期データ領域との双方に書き込むことで、双方の領域のデータをリアルタイムに同期させることができ、データの二重化を実現できる。何れかのサーバに障害が発生したときには、障害が発生したサーバのデータを記憶するサーバの同期データ領域から、データをコピーすることで、障害復旧が可能となる。本発明では、各サーバのローカルディスクは、サーバ2台分の容量があればよく、共有ディスクなどの高価な設備は必要がない。
本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムは、ネットワークにサーバが追加されると、各サーバから、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域にそれぞれどのサーバのデータを記憶しているかに関する情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する構成を採用できる。何れかのサーバに障害が発生した場合には、何れかのサーバの同期データ領域には記憶されているものの、何れのサーバのオリジナルデータ領域にも記憶されていないサーバのデータが存在することになるので、サーバ追加の原因は、代替サーバの追加であると判断できる。また、既存サーバのデータが、オリジナルデータ領域と同期データ領域との双方に記憶されているときには、特に障害が発生しているサーバはないと判断できるので、サーバ追加の原因は、新規サーバの追加であると判断できる。
本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムは、前記同期データ領域には記憶され、かつ、前記オリジナルデータ領域には記憶されないサーバのデータが存在すると判断すると、当該サーバに障害が発生し、該障害が発生したサーバの代替となるサーバが追加されたと判断する構成を採用できる。また、本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムでは、代替サーバが追加されたと判断すると、前記障害が発生したサーバのデータを、当該データを記憶する前記同期データ領域から、前記代替サーバのオリジナルデータ領域にコピーし、前記障害が発生したサーバの前記同期データ領域に記憶されていたサーバのデータを、当該サーバのオリジナルデータ領域から、前記代替サーバの同期データ領域にコピーする構成を採用できる。この場合、障害サーバのローカルディスクに記憶されていた自サーバのデータ及び他のサーバのデータを、代替サーバのローカルディスクにコピーすることで、障害発生前の状態に復旧することができ、代替サーバを用いた運用が可能となる。
本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムは、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域の双方に記憶されていると判断すると、新規にサーバが追加されたと判断する構成を採用できる。また、本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムでは、新規にサーバが追加されたと判断すると、該新規追加サーバを含めて、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域と前記同期データ領域との双方に記憶されるように、前記同期データ領域にデータを記憶するサーバの再割当てを行う構成を採用できる。この場合、追加サーバを含めて、各サーバのデータが、オリジナルデータ領域と同期データ領域とに記憶されるように、同期データ領域に記憶するサーバのデータの割当てを行うことで、追加サーバを含めて、データを二重化できる。
本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムでは、各サーバは、自サーバのデータを、自サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの同期データ領域とに書き込む。このようにすることで、自サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域と、他サーバのローカルディスクの同期データ領域とを同期させることができ、共有ディスクなどの特殊な外部記憶装置を使用せずに、異なる機能を持つサーバ間で、データ同期を実現できる。また、何れかのサーバに障害が発生したときには、障害が発生したサーバのデータを記憶するサーバの同期データ領域からデータをコピーすることで、障害復旧が可能となる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のデータ同期システムの構成を示している。図1では、3つのサーバ(100、110、120)により、データ同期システムが構成されている。これら3つのサーバは、それぞれ異なる機能を持つサーバである。各サーバ(100、110、120)は、レプリケーション機能部(101、111、121)、アプリケーションプログラム(102、112、122)、及び、ローカルディスク(103、113、123)を有する。各サーバは、ネットワーク200を介して接続されており、ネットワーク200を介して、相互に通信可能である。
アプリケーションプログラム102は、サーバ100の機能を実現するプログラムである。ローカルディスク103は、サーバ100自身のデータを保持するためオリジナルデータ領域104と、他サーバの同期データを保持するための同期データ領域105とを有する。サーバ110、120についても、サーバ100と同様な構成となっており、サーバ110のローカルディスク113は、サーバ110自身のデータを保持するためのオリジナルデータ領域114と、他サーバの同期データ(バックアップデータ)を保持するための同期データ領域115とを有する。また、サーバ120のローカルディスク123は、サーバ120自身のデータを保持するためのオリジナルデータ領域124と、他サーバの同期データを保持するための同期データ領域125とを有する。各サーバのデータには、各サーバの動作に必要なカーネルや各種設定ファイルが含まれる。
レプリケーション機能部101は、サーバ100自身のデータを、オリジナルデータ領域104に書き込むと共に、他サーバのレプリケーション機能部を介して、他サーバ上の同期データ領域に、オリジナルデータ領域104に書き込んだデータと同じデータを書き込む機能を有する。また、ネットワークにサーバが追加された際に、残りサーバから追加サーバへコピーすべきデータを割り出す機能を有する。レプリケーション機能部101の機能は、サーバ100上で所定のプログラムを実行することで実現される。サーバ110、120のレプリケーション機能部111、121についても、サーバ100のレプリケーション機能部101と同様な機能を有する。
例えば、レプリケーション機能部101は、アプリケーションプログラム102からデータの書き込み要求を受け取ると、データをローカルディスク103のオリジナルデータ領域104に書き込む。レプリケーション機能部101は、オリジナルデータ領域104へのデータ書き込むが正常に完了すると、サーバ120のレプリケーション機能部121を介して、ローカルディスク123の同期データ領域125に、オリジナルデータ領域104に書き込んだデータと同じデータを書き込む。
同様に、サーバ110のレプリケーション機能部111は、ローカルディスク113のオリジナルデータ領域114にデータを書き込むと共に、サーバ100のレプリケーション機能部101を介して、ローカルディスク103の同期データ領域105にもデータを書き込む。また、サーバ120のレプリケーション機能部121は、ローカルディスク123のオリジナルデータ領域124にデータを書き込むと共に、サーバ110のレプリケーション機能部111を介して、ローカルディスク113の同期データ領域115にもデータを書き込む。このようにすることで、各サーバのデータは、自サーバのローカルディスクと、他サーバのうちの何れかのローカルディスクとの双方に記憶されることになる。
また、レプリケーション機能部は、ネットワーク200に新たにサーバが追加されると、各サーバから、オリジナルデータ領域にどのサーバのデータを記憶し、同期データ領域にどのサーバのデータを記憶するかを示す情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する。レプリケーション機能部は、各サーバのデータが、オリジナルデータ領域と同期データ領域との双方に記憶されているときには、サーバが、新規に追加されたと判断する。この場合には、各サーバで保持する同期データの組合せを振り直し、追加サーバを含めて、各サーバのデータを、自サーバと他サーバとの双方で保持するようにする。
一方、レプリケーション機能部は、何れかのサーバの同期データ領域には記憶されているものの、オリジナルデータ領域には記憶されていないサーバが存在するときには、そのサーバに障害が生じ、障害サーバの代替となるサーバが追加されたと判断する。代替サーバが追加されたときには、レプリケーション機能部は、障害サーバのデータを記憶する同期データ領域から、代替サーバのオリジナルデータ領域にデータをコピーする。また、障害サーバの同期データ領域に記憶されるサーバのデータを、そのサーバのオリジナルデータ領域からコピーする。
図2は、運用時のデータ同期手順を示している。以下では、サーバ100のレプリケーション機能部101の動作を中心に説明する。アプリケーションプログラム102は、レプリケーション機能部101に、データ書込みを要求する(ステップA1)。この要求を受けたレプリケーション機能部101は、ローカルディスク103上にあるオリジナルデータ領域104に、データを書き込む(ステップA2)。レプリケーション機能部101は、書込みに成功したか否かを判断し(ステップA3)、書込みに失敗したときには、ステップA2に戻り、リトライする。
レプリケーション機能部101は、データ書込みに成功すると、サーバ100の同期データを記憶するサーバを検索する(ステップA4)。検索の結果、同期データを記憶するサーバは、サーバ120であることが判明すると、レプリケーション機能部101は、サーバ120のレプリケーション機能部121に対して、書込み要求を行う(ステップA5)。レプリケーション機能部121は、この書込み要求を受けて、ステップA2で書き込まれたデータと同じデータを、ローカルディスク123の同期データ領域125に書き込む(ステップA6)。レプリケーション機能部121は、書込みに成功したか否かを判断し(ステップA7)、書込みに失敗したときには、ステップA6へ戻り、リトライする。成功したときには、処理を終了する。
図3は、障害発生などによりサーバ交換をした際のデータコピーの手順を示している。ここでは、図4に示すように、サーバ100に障害が発生し、その代替として、追加サーバ130を追加する場合を考える。障害が発生したサーバ100の代替として、新たにサーバ130がネットワーク200に接続されると(ステップB1)、各サーバのレプリケーション機能部は、各サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域及び同期データ領域に、どのサーバのデータを記憶しているかを示す情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する(ステップB2)。
ステップB2では、レプリケーション機能部は、各サーバから収集した情報を基に、保持データ管理テーブルを作成する。保持データ管理テーブルの一例を、図5に示す。この保持データ管理テーブルを参照することで、サーバ110のレプリケーション機能部111が管理するデータは、サーバ110自身のデータ、及び、サーバ120のバックアップのデータであり、サーバ120のレプリケーション機能部121が管理するデータは、サーバ120自身のデータ、及び、サーバ100のバックアップのデータであることがわかる。
図5では、サーバ100のバックアップデータはサーバ120に存在するものの、オリジナルデータが存在しないことがわかるので、ステップB2では、サーバ100が障害により切断させたことがサーバ追加の原因であると検出して、追加サーバ130を、障害サーバ100の代替機と判断する(ステップB3)。代替機が追加された場合には、障害サーバ100のデータを記憶するサーバ120のレプリケーション機能部121は、同期データ領域125から、サーバ100のデータを追加サーバ130に送信する。追加サーバ130のレプリケーション機能部131は、受信したサーバ100のデータを、ローカルディスク133のオリジナルデータ領域134に書き込む(ステップB4)。
また、図5に示す保持データ管理テーブルを参照すると、サーバ110のデータを同期データ領域に保持するサーバが存在していないことがわかる。サーバ110のレプリケーション機能部111は、オリジナルデータ領域114の保持している自サーバのデータを、追加サーバ130に送信する。追加サーバ130のレプリケーション機能部131は、受信したサーバ110のデータを、ローカルディスク133の同期データ領域135に書き込む(ステップB5)。コピー完了後、レプリケーション機能部131は、通常のレプリケーション処理(図2)を開始する(ステップB6)。その後、追加サーバ130は、アプリケーションプログラム132が動作することで、サーバ100のデータを引き継いで動作する。
図6は、ネットワークに新規サーバが追加された際のデータコピー手順を示している。新規サーバの追加は、図4にて、サーバ100に障害が発生せず、サーバ100が動作を続けた状態で、サーバ130が追加された状態に相当する。各サーバのレプリケーション機能部は、追加されたサーバ130を検出する(ステップC1)。追加サーバ130を検出すると、各サーバのレプリケーション機能部は、各サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域及び同期データ領域に、どのサーバのデータを記憶しているかを示す情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する(ステップC2)。
ステップC2では、レプリケーション機能部は、各サーバから収集した情報を基に、保持データ管理テーブルを作成する。保持データ管理テーブルの一例を、図7に示す。この保持データ管理テーブルを参照すると、各サーバのデータは、オリジナルデータ領域と、同期データ領域との双方に存在するため、特に障害となっているサーバがないことがわかる。この場合、レプリケーション機能部は、追加サーバ130を、新規追加サーバと判断する(ステップC3)。新規にサーバが追加された場合は、レプリケーション機能部は、新規追加サーバ130を含めた全サーバで、同期データを保持するように、各サーバがどのサーバの同期データを保持するかを割当てし直す(ステップC4)。
ステップC4での割当て変更後の保持データ管理テーブルの具体例を、図8に示す。レプリケーション機能部は、どのサーバが、どのサーバの同期データを保持するかの割当てを変更することで、図8に示すように、各サーバのデータが、オリジナルデータ領域と同期データ領域との双方に記憶されるようにする。割当てが決定すると、決定した割当てに従って、各サーバの同期データをコピーする(ステップC5)。ステップC5では、図8に示す割当てに従って、例えば、サーバ120のローカルディスク123のオリジナルデータ領域に記憶されたデータを、新規追加サーバ130のローカルディスク133の同期データ記憶領域135にコピーする。コピーの完了後、レプリケーション機能部131がレプリケーション処理(図2)を開始する(ステップC6)。
本実施形態では、各サーバのローカルディスクに、自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを設ける。レプリケーション機能部は、自サーバのローカルディスクのオリジナルデータ領域に、データを書き込むと共に、他サーバのうちの何れかのローカルディスクの同期データ領域に、オリジナルデータ領域に書き込んだデータと同じデータを書き込む。このようにすることで、共有ディスクなどの高価な設備を必要とせずに、各サーバのデータ同期を行うことができる。また、サーバに障害が発生する直前までデータを同期しているため、定期的にバックアップを行う場合に比して、多くのデータを救済できる。更に、各サーバのローカルディスクに必要な容量は、サーバ2台分に収まり、コスト増が抑えられる。データ同期システムの対象は、現用系と待機系とから構成されるクラスタシステムに限られず、別個の機能を持ったサーバ群にも適用できる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明のデータ同期システム、方法、及び、プログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、処理速度よりも耐障害性が重視される計算機、例えばファイルサーバなどにおいて安価にミラーリングを実現するといった用途に適用できる。
本発明の一実施形態のデータ同期システムの構成を示すブロック図。 通常運用時の動作手順を示すフローチャート。 代替サーバ追加時の動作手順を示すフローチャート。 代替サーバ追加時のデータ同期システムを示すブロック図。 代替サーバ追加時の保持データ管理テーブルを示す図。 新規サーバ追加時の動作手順を示すフローチャート。 新規サーバ追加時の保持データ管理テーブルを示す図。 新規サーバ追加時の再割当て後の保持データ管理テーブルを示す図。
符号の説明
100、110、120、130:サーバ
101、111、121、131:レプリケーション機能部
102、112、122、132:アプリケーションプログラム
103、113、123、133:ローカルディスク
104、114、124、134:オリジナルデータ領域
105、115、125、135:同期データ領域

Claims (18)

  1. ネットワークを介して相互に接続された複数のサーバ間でデータを同期させるデータ同期システムにおいて、各サーバが、
    自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを有するローカルディスクと、
    自サーバのデータを、自サーバのローカルディスクの前記オリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの前記同期データ領域とに書き込むレプリケーション機能部とを有することを特徴とするデータ同期システム。
  2. 前記レプリケーション機能部は、ネットワークにサーバが追加されると、各サーバから、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域にそれぞれどのサーバのデータを記憶しているかに関する情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する、請求項1に記載のデータ同期システム。
  3. 前記レプリケーション機能部は、前記同期データ領域には記憶され、かつ、前記オリジナルデータ領域には記憶されないサーバのデータが存在すると判断すると、当該サーバに障害が発生し、該障害が発生したサーバの代替となるサーバが追加されたと判断する、請求項2に記載のデータ同期システム。
  4. 前記レプリケーション機能部は、代替サーバが追加されたと判断すると、前記障害が発生したサーバのデータを、当該データを記憶する前記同期データ領域から、前記代替サーバのオリジナルデータ領域にコピーし、前記障害が発生したサーバの前記同期データ領域に記憶されていたサーバのデータを、当該サーバのオリジナルデータ領域から、前記代替サーバの同期データ領域にコピーする、請求項3に記載のデータ同期システム。
  5. 前記レプリケーション機能部は、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域の双方に記憶されていると判断すると、新規にサーバが追加されたと判断する、請求項2に記載のデータ同期システム。
  6. 前記レプリケーション機能部は、新規にサーバが追加されたと判断すると、該新規追加サーバを含めて、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域と前記同期データ領域との双方に記憶されるように、前記同期データ領域にデータを記憶するサーバの再割当てを行う、請求項5に記載のデータ同期システム。
  7. ネットワークを介して相互に接続された複数のサーバ間でデータを同期させるデータ同期方法において、
    各サーバが、自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを有するローカルディスクの前記オリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの前記同期データ領域とに、自サーバのデータを書き込むことを特徴とするデータ同期方法。
  8. 前記サーバが、ネットワークにサーバが追加されると、各サーバから、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域にそれぞれどのサーバのデータを記憶しているかに関する情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する、請求項7に記載のデータ同期方法。
  9. 前記サーバは、前記同期データ領域には記憶され、かつ、前記オリジナルデータ領域には記憶されないサーバのデータが存在すると判断すると、当該サーバに障害が発生し、該障害が発生したサーバの代替となるサーバが追加されたと判断する、請求項8に記載のデータ同期方法。
  10. 前記サーバは、代替サーバが追加されたと判断すると、前記障害が発生したサーバのデータを、当該データを記憶する前記同期データ領域から、前記代替サーバのオリジナルデータ領域にコピーし、前記障害が発生したサーバの前記同期データ領域に記憶されていたサーバのデータを、当該サーバのオリジナルデータ領域から、前記代替サーバの同期データ領域にコピーする、請求項9に記載のデータ同期方法。
  11. 前記サーバは、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域の双方に記憶されていると判断すると、新規にサーバが追加されたと判断する、請求項8に記載のデータ同期方法。
  12. 前記サーバは、新規にサーバが追加されたと判断すると、該新規追加サーバを含めて、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域と前記同期データ領域との双方に記憶されるように、前記同期データ領域にデータを記憶するサーバの再割当てを行う、請求項11に記載のデータ同期方法。
  13. ネットワークを介して相互に接続された複数のサーバ間でデータを同期させる処理を、前記サーバに実行させるプログラムであって、前記サーバに、
    自サーバのデータを記憶するためのオリジナルデータ領域と、他サーバのデータを記憶するための同期データ領域とを有するローカルディスクの前記オリジナルデータ領域と、他のサーバが有するローカルディスクの前記同期データ領域とに、前記自サーバのデータを書き込む処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 前記サーバに、ネットワークにサーバが追加されると、各サーバから、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域にそれぞれどのサーバのデータを記憶しているかに関する情報を収集し、サーバ追加の原因を検出する処理を実行させる、請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記サーバ追加の原因を検出する処理では、前記同期データ領域には記憶され、かつ、前記オリジナルデータ領域には記憶されないサーバのデータが存在すると判断すると、当該サーバに障害が発生し、該障害が発生したサーバの代替となるサーバが追加されたと判断する、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記サーバ追加の原因を検出する処理で代替サーバが追加されたと判断されると、前記サーバに、前記障害が発生したサーバのデータを、当該データを記憶する前記同期データ領域から、前記代替サーバのオリジナルデータ領域にコピーし、前記障害が発生したサーバの前記同期データ領域に記憶されていたサーバのデータを、当該サーバのオリジナルデータ領域から、前記代替サーバの同期データ領域にコピーする処理を実行させる、請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記サーバ追加の原因を判断する処理では、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域及び前記同期データ領域の双方に記憶されていると判断すると、新規にサーバが追加されたと判断する、請求項14に記載のプログラム。
  18. 前記サーバ追加の原因を検出する処理で新規にサーバが追加されたと判断されると、前記サーバに、該新規追加サーバを含めて、各サーバのデータが、前記オリジナルデータ領域と前記同期データ領域との双方に記憶されるように、前記同期データ領域にデータを記憶するサーバの再割当てを行う処理を実行させる、請求項17に記載のプログラム。
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