JP2008204078A - 情報入力端末装置、入力情報表示隠蔽方法及びプログラム - Google Patents

情報入力端末装置、入力情報表示隠蔽方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
電子申請するときに端末の入力画面に表示される申請書の個人情報の記入欄を隠蔽するために、予め文書ごとに隠蔽領域を登録しておく作業を簡便に行えるようにする。
【解決手段】
複製先の申請書と同一記入欄を持つ複製元の申請書を画面に表示した申請書一覧から選択すると、その文書の画像データと該文書に指定されている隠蔽項目の位置情報データを保管場所から読み出す(S301,302)。次に、複製先の申請書を選択し、選択した文書の隠蔽項目の位置情報データとして、S302で読み出したデータを複製し、保存する(S303,304)。その後、複製先の申請書に複製したデータを反映させて、隠蔽項目を伏せ字にした申請書を画面表示する。この画面で隠蔽項目の修正が必要な場合、画面に設けたボタンの操作による指示に従い、S307以降のフローで隠蔽指定/隠蔽解除それぞれの修正動作を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報入力端末装置に関し、詳細には、個人情報のような情報を画面端末の持つ操作を通じて入力する場合に、入力画面に表示される守秘対象となる個人の情報等を可能な限り他人の目に触れないように隠蔽する機能を備えた情報入力端末装置、入力情報表示隠蔽方法及び上記隠蔽機能を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
従来から、コンピュータシステムを利用して処理を電子化する電子政府(e-government)構想があり、この流れの中で、電子申請システムが採り上げられ、このシステムに係る様々な提案がなされている(下記特許文献1〜3、参照)。
こうした背景のもとに、近年、電子申請にて住民票登録等の各種行政手続きを行うことができるシステムが実施段階に達し、このシステムを導入することにより、行政運営の簡素化、効率化及び透明化が図られている。
電子申請は、申請内容を電子的に処理することによって、単に主要な業務の処理が簡便になるだけではなく、それに付随する様々な業務処理を連携して行えることが、そのメリットとして挙げられる。例えば、電子申請を行うことで利用料が発生する場合に、支払手続きにおいて、クレジットカード処理システムや銀行預金処理システム等、他のコンピュータシステムと連携し、主要な業務と同時に処理することが可能になり、利用者の利便性を向上させる。
しかしながら、この電子申請は各種行政手続きを行う個人が自宅等でパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)を用いて行うものがほとんどである(下記特許文献1〜3、参照)ため、PCを所有していない個人や、PCの取り扱いに慣れていないお年寄りや子供の利用を困難にしているのが現状である。
電子申請を普及させるためには、このようないわゆるデジタルディバイド(情報格差)を無くし、誰もが利用できるシステムでなくてはならない。そこで政府や自治体は、その対策の一環として、従来どおり手書きの紙文書での申請を受け付け、それを電子申請できるような仕組みを導入しつつある。
この紙文書での電子申請の手順の例を、添付した図21〜24を用いて以下に説明する。
図21は、電子申請を行うための紙文書の例である体育施設利用申請書を示している。この体育施設利用申請書は、体育館に備え付けられた各種体育機器や備品を利用したい場合に、体育施設管理者に提出する書類である。この書類には、利用したい設備や備品の他に、利用日時、利用人数、利用代表者名及び住所と連絡先、また、利用料に加え、利用料の支払方法と支払方法の詳細を記入する欄がある。
図22は図21で示した体育施設利用申請書の記入例を示した図である。図22に示す記入例における支払方法はクレジットカード支払いであるが、その他に銀行預金口座及び郵便貯金口座からの引き落としも利用でき、現金を持参せずに申請を行えるようになっている。
上記の電子申請は、次の手順に従って行われる。まず、利用申請者または利用代表申請者(以下、「申請者」という)は、図21で示した体育施設利用申請書(以下、「申請書」という)を役所等の窓口で受け取り、図22に示した記入例のように必要事項を手書きで記入する。
次いで、手書きした申請書をもとに電子化が行われる。電子化は、図23に外観を示した電子申請用端末装置(以下「申請端末」という)の処理による。申請者は、図23に示した申請端末10の申請書挿入口13に記入済みの申請書を挿入する。申請端末10は、挿入された申請書を読み取り、読み取り結果を図23中に示したタッチパネル11の画面に申請書と同様の形式で表示する。
申請者は、申請書が正しく読み取られていることをタッチパネル11の画面表示で確認し、内容が間違っていれば、キーボード15で修正内容を入力し、内容が正しければ、タッチパネル11に表示される申請実行を決定するためのボタンをタッチペン12でタッチする。
申請実行を決定するためのボタンがタッチされると、申請端末10は、ホストコンピュータ等と通信し、電子申請処理を行う。利用を希望した施設の予約が取れたならば、予約が取れた旨の証明書である図24に示す利用予約確認書が発行され、利用予約確認書排出口14から排出される。電子申請の手続きは、利用予約確認書の発行で終了する。
施設を利用する際に、利用予約確認書を持参して、施設の窓口等に提出し、実際に設備を利用する。
上記した手書きの書面をもとに行う手順で申請を行うことにより、PCを所有していない個人や、PCの取り扱いに慣れていないお年寄りや子供でも、電子申請を行うことができる。
特開2001−202436公報 特開2003−114958公報 特開2005−228258公報
ところで、図23に示したような申請端末は、利用性を高めるという面では、多くの人が集まる公共の場所におくことが望ましい。ただ、反面、入力操作中に申請書に記入した個人情報が画面に表示され、第三者に晒されることにもなるので、個人情報が流出する危険性が高まる。特に、例えばクレジットカード番号等の情報の場合には、金品の盗難に繋がることもあって、より深刻な問題になり得る。
そこで、申請端末の画面に表示される申請書中の個人情報に当たる項目を伏せ字とすることにより、他人の目に晒されないように隠蔽し、さらに、この伏せ字による隠蔽の解除操作を可能にすることで、入力内容を確認できるようにする方法を採用した情報入力用端末に関し、本件と同一出願人による出願(特願2006−253367号、以下「先願」という)がなされている。
しかしながら、先願では、個人情報の漏洩を防ぐために、伏せ字により隠蔽する表示部分を予め登録しておく必要があるので、この準備作業に相当の時間と労力がかかる。例えば、自治体では、受理する申請書類が多種類に亘り、伏せ字にする個人情報の項目数も多数になってきている。しかも、個人情報保護の考え方や社会の価値観やセキュリティ・システムの高度化などによって、その保護項目は、年代や時代によって増減が見られ、変わっていくものである。そこで、登録された項目についても、見直しが必要になってくる。
このようなことから、上記した準備作業は、管理側にとってかなりの負担になってきている。なお、先願においては、この準備作業に係る問題に対処する方法を課題としていないので、未解決の課題として残されている。
本発明の目的は、申請端末の画面に表示される申請書中の個人情報に当たる項目を伏せ字とし、他人の目に晒されないように隠蔽するために、予め文書ごとに隠蔽する表示領域を登録しておく作業を簡便に行えるようにすることにある。
請求項1の発明は、情報を入力する手段と、入力情報の一部又は全部を隠蔽する隠蔽領域を指定する隠蔽領域指定手段と、前記隠蔽領域指定手段によって指定された隠蔽領域を登録する隠蔽領域登録手段と、前記隠蔽領域登録手段に登録された隠蔽領域に基づいて隠蔽を施した入力情報の表示に用いる画像データを生成する画像処理手段と、前記画像処理手段により生成された画像データにより画像を表示する手段を有する情報入力端末装置であり、前記隠蔽領域登録手段は、入力情報と該入力情報に対応付けて隠蔽領域を登録する手段であり、前記隠蔽領域指定手段は、前記隠蔽領域登録手段に登録された入力情報に対応する隠蔽領域をもとに他の入力情報に対応する隠蔽領域を複製し指定する手段であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された情報入力端末装置において、前記隠蔽領域指定手段による隠蔽領域の指定を変更又は解除する手段を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された情報入力端末装置において、 前記隠蔽領域指定手段により指定される隠蔽領域を自動検出によって定めることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記表示手段と連係して指示入力の操作を可能としたユーザインターフェースを有する請求項1乃至3のいずれかに記載された情報入力端末装置において、
前記隠蔽領域指定手段により指定される隠蔽領域を前記ユーザインターフェースへの指示入力によって定めることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された情報入力端末装置において、前記情報を入力する手段はスキャナーであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された情報入力端末装置は、電子申請用端末装置であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載された情報入力端末装置において、前記隠蔽領域指定手段により指定される隠蔽領域を申請用紙の記入欄毎に定めることを特徴とする。
請求項8の発明は、情報を入力する工程と、入力情報の一部又は全部を隠蔽する隠蔽領域を指定する隠蔽領域指定工程と、前記隠蔽領域指定工程によって指定された隠蔽領域を登録する隠蔽領域登録工程と、前記隠蔽領域登録工程で登録された隠蔽領域に基づいて隠蔽を施した入力情報の表示に用いる画像データを生成する画像処理工程と、前記画像処理工程により生成された画像データにより画像を表示する工程を有する入力情報表示隠蔽方法であり、前記隠蔽領域登録工程は、入力情報と該入力情報に対応付けて隠蔽領域を登録する工程とし、前記隠蔽領域指定工程は、前記隠蔽領域登録工程で登録された入力情報に対応する隠蔽領域をもとに他の入力情報に対応する隠蔽領域を複製し指定する工程としたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載された入力情報表示隠蔽方法において、前記隠蔽領域指定工程による隠蔽領域の指定を変更又は解除する工程を有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8又は9のいずれかに記載された入力情報表示隠蔽方法において、前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域を自動検出によって定めることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8乃至10のいずれかに記載された入力情報表示隠蔽方法において、前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域をユーザインターフェースへの指示入力によって定めることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項8に記載された入力情報表示隠蔽方法における、情報を入力する工程、隠蔽領域指定工程、隠蔽領域登録工程、画像処理工程及び画像を表示する工程の各工程を情報入力端末装置のコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項13の発明は、請求項12に記載されたプログラムにおいて、前記隠蔽領域指定工程による隠蔽領域の指定を変更又は解除する工程を実行させるためのプログラムを連係させたことを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項12又は13に記載されたプログラムにおいて、前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域を自動検出によって定めるためのプログラムを連係させたことを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項12乃至14のいずれかに記載されたプログラムにおいて、前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域をユーザインターフェースへの指示入力に従って定めるためのプログラムを連係させたことを特徴とする。
本発明によれば、情報入力端末において、隠蔽領域の隠蔽する表示部分の登録を新規にするか、或いは見直す場合の作業を簡便にすることで、作業者の負担を軽減し、また高い熟練度がなくても登録作業を容易に行うことができる。したがって、ヒューマンエラーを減らし、利便性の高いシステムを構築することができる。
以下に、本発明に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。以下に示す実施形態は、本発明の情報入力端末装置を電子申請システムの申請端末に実施した形態を例示する。
図1は、本実施形態の電子申請システムの構成を示す。例示するシステムは、それぞれ公共の場所に置かれた複数の申請端末10(1001〜1009)と利用予約サーバ2001とを双方向に通信が可能にネットワーク800に接続して構成する。
なお、ここでは、電子申請として、体育施設の利用申請に係るものを例示する。また、利用申請は、通常は「利用予約」というので、以下の説明では、「利用予約」又は「予約」を利用申請と同意に用いる。
申請端末10は、利用申請の集中管理を行う利用予約サーバ2001に対し、電子化した書類により利用を要求する申請手続きを行う。また、利用予約サーバ2001は、申請端末10からの利用申請を受け、利用の可否を判断した後、その結果を申請端末10に知らせる手続きを行う。
図1の利用申請システムにおいては、申請端末10は、上記した先願(特願2006−253367号)におけると同様に、紙の申請書をもとに電子申請により利用予約サーバ2001での上記手続きを行うことを可能にする。
従って、この電子申請の処理手順を行う過程で発生し得る個人情報の漏洩を防ぐための機能も同様に装備する。この実施形態では、基本的に上記した先願の電子申請端末における隠蔽方法、即ち、端末の入力画面に表示される申請書中の個人情報記入領域を予め登録し、登録しておいた領域をもとに表示を隠蔽する方法により対応する。
本実施形態は、申請書に記入される個人情報を隠蔽する領域を登録する機能を有する。より詳しくは、上記隠蔽方式では、申請書それぞれの隠蔽領域の登録作業が必要となり、この作業による負担が増加するので、隠蔽する個人情報の記入領域を新規に登録する際の作業を簡便にするために、既に登録された隠蔽情報を複製することにより行うようにする機能を有する。
この隠蔽領域の登録機能は、電子申請システムの管理機能の1つとして用いられるものであって、申請手続きを行うときに利用者(申請者)が常時使用する機能ではない。よって、申請端末10とは別の管理端末としてシステムを構成してもよいが、この機能を申請者が常時使用するものとは別にする方法をとれば、申請端末10に組み込むことにより、申請端末10を管理端末としても構成することが可能である。
以下の実施形態では、隠蔽領域の登録機能を申請端末10に組み込んだ例を示す。
本実施形態における申請端末10の装置の構成概念は、基本的に上記した先願と同様で、図23を参照して説明した既存の申請端末10の構成を採用するので、この実施形態においても同図に示した番号と名称を用いる。また、申請に用いる紙文書についても、上記[背景技術]で図21,22を参照して説明した体育施設利用申請書を例に採って説明する。
まず、本申請端末10の情報処理に係る回路部のハードウェア構成について図2のブロック図を参照して説明する。
CPU(Central Processing Unit)101は、申請端末10全体を制御するコントローラとして機能し、後記するメモリに記憶された制御プログラムに従い処理を実行し、制御下の後記する装置501〜506からのデータを受け取り、演算・加工処理をして各装置501〜506にデータを出力する。
ROM(Read Only Memory)102は、申請端末10を動作させるプログラムやデータを記憶するメモリで、CPU101はROM102に記憶されているプログラムを読み込んで、動作を実行する。
RAM(Random Access Memory)103は、CPU101がプログラムを実行する際の一時的な記憶場所として使われるメモリで、画像読取装置506で読み取った申請書の画像データを保存し、また、タッチパネル11やキーボード15等の入力装置502の入力情報、予め決められた個人情報保護項目の内容や画像データ上の位置情報など、個人情報を隠蔽するために必要な情報など、各種のデータを保存する場所としても使われる。
画像処理部104は、画像読取装置506で読み取った申請書の画像データをOCR(Optical Character Reader)で処理して文字識別をして、文字データに変換し、また申請者や隠蔽位置複製者に確認作業をさせるためのタッチパネル11の画面表示用データを作成する。
入出力制御部105は、CPU101からの命令で、後記する装置501〜506にそれぞれ対応する制御部201〜206と通信を行い、装置501〜506に入出力を行わせるように総合的な制御を行う。
外部記憶装置501は、HDD(Hard Disc Drive)、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)メモリ及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等で構成され、申請端末10を動作させる更新プログラムを導入する際に用いられ(更新時にROM102に保存)、また様々なデータの記憶場所として利用される(RAM103に記憶された中の必要な情報を保存)。なお、外部記憶装置501は、CPU101によって、外部記憶装置制御部201を介して、動作が制御される。
入力装置502は、タッチパネル画面11のタッチ入力や、キーボード15からの入力を行うためのもので、その動作は、入力装置制御部202を介して伝えられる。本実施形態では、入力画面における確認項目の選択や確認時に内容が間違っていたときに画面の指示に従って文字等の修正を行ための入力が入力装置502を通じて行われる。
表示装置503は、オペレータとのインターフェースとして機能するものであり、表示動作は、表示装置制御部203で制御される。本実施形態では、読み取った申請書を表示し、この画面から電子申請の入力を確認する際に、また、隠蔽位置複製者が隠蔽項目の複製・修正の動作手順を実行するための操作画面を表示する際に使用される。
印刷出力装置504は、予約完了時に申請者に渡す利用予約確認書を印刷するプリンタ等であり、その動作は、印刷出力制御部204で制御される。
ネットワーク装置505は、図1の電子申請システムに示すとおり、各設置場所に置かれた申請端末10と、利用予約の集中管理を行う利用予約サーバ2001を、光ファイバや電話線や専用線などのネットワークで結ぶためのものであり、その動作は、ネットワーク制御部205で制御される。
画像読取装置506は、申請端末10の申請書挿入口13に挿入された利用申請書を電子的に読み取るものであり、その動作は、画像読取制御部206で制御される。
次に、図2を参照してハードウェア構成を示した申請端末10による申請手続きに係る動作を説明する。
本実施形態の要旨は、電子申請システムの管理機能として、申請書に記入される個人情報を隠蔽する領域を登録する機能に係る。
そこで、この隠蔽領域の登録機能が、申請時の動作にいかに係るかを理解するために、まず申請時の動作について説明する。
この申請時の動作は、紙の申請書をもとに電子申請の手続きを申請者の操作に従って上記申請端末10により行うための動作である。また、この手続きを行う際、タッチパネル11の入力画面に表示される申請書中の個人情報を隠蔽する動作を行う。個人情報の隠蔽は、予め登録された個人情報の記入領域を指定して行われ、申請者に対する画面表示で行われるので、申請者が入力を確認する場合には、隠蔽を解除し入力情報の表示を見ることができるようにする必要がある。こうした一連の動作を申請時に行うことを可能とする。
以下に、申請時の電子申請手続きに係る動作について、体育施設の利用申請を例に、図3〜6を参照して説明する。
図3は、申請時の電子申請手続きに係る動作の制御フローを示す。
図4は、利用申請書を読み込んだ後に表示される電子申請書の画面を示す。
図5は、申請者が個人情報保護項目を確認するための動作の制御フローを示す。
図6は、図4の画面において、個人情報から選択する項目を指示したときに表示される電子申請書の画面を示す。
申請者が用意する紙の利用申請書は、先に上[背景技術]で示した図21の申請書であり、そこに手書きで申請に必要な事項を記入することにより、同じ様に先に示した図22の申請書が用意される。
次に、申請者は、書き終わった申請書を、例えば図23に示すような専用の申請端末10の申請書挿入口13に挿入する。なお、申請端末は電子申請用の汎用端末でもよい。申請端末10は、受け入れた申請書を画像読取装置506によって、電子的に読み取る(ステップS101)。
次に、正しく読み取られたか、申請者に確認して貰う為に、申請内容を電子的に読み取り、得た電子化データをもとに再生した申請書をタッチパネル上の画面(以降、「画面」と称する)11に表示する(ステップS102)。この時、申請内容中に記された個人情報が、例えば、申請者の後ろに居る人などに盗み見られたりする危険性がある。これを防ぐために、画面表示する際に、個人情報に当たる項目について、墨ベタのように伏せ字により隠蔽して、盗み見られる危険性を無くす。隠蔽の対象項目は、後述する隠蔽領域の登録機能により予め定められる。
図4は、このときに表示される画面11を示す。この画面11には、読み取った申請書において、申請者により記入された個人情報に当たる項目を墨ベタ風に伏せ字にしており、この例では、利用代表者の住所、氏名、連絡先、利用料支払方法であるクレジットカード支払いのためのカード番号、カード有効期限、カード記載氏名が該当する項目である。なお、ここでは、墨ベタ風に伏せ字にしているが、他人に盗み見られない方法であれば、例えば、ぼかし字にすることや、別の文字/画像パターンの置き換えを行うなど、どんな方法でもよい。
この後、入力した申請書(電子申請書)を確認する(ステップS103)。この確認は、画面上で表示された入力内容をチェックし、修正の必要があれば、入力項目ごとに修正を行う。
図5は、この電子申請書の確認ステップのサブシーケンスを示す。
図5に示す手順では、まず、画面11に表示された電子申請書の入力項目から確認したい項目を選択する(ステップS201)。この選択は、画面11上における入力項目の表示領域を指定する操作(タッチ操作)を行うことにより指示できるようにする。この選択操作により指示された項目が個人情報の記入欄で、全て伏せ字により隠蔽されていると、正しい入力が行われているか確認できない。
そこで、この操作により選択された項目の表示における隠蔽を解除し、入力内容を表示し、申請者が見られるようにする(ステップS202)。図6は、選択する項目を指示したときに表示される電子申請書の画面を示す。
図6に示す例では、「クレジットカード」の「カード番号」欄の部分をタッチして選択した場合を示しており、画面11の最下段をこのための表示欄として、そこを表示する。なお、このように上記表示欄を最下段にする理由は、図23のような申請端末10を使用する場合、後ろに並んだ人から、画面内で一番見え難い部分が、この部分と考えられるからである。ただ、この位置は、限定的ではなく、より見え難い場所が他にあれば、その場所を選んでもよい。また、例えば、申請端末10が個室の中に置かれており、その個室に申請者しか入れない環境であれば、周りの人間の目に注意を払う必要がないので、図6のように最下段に表示する必要は無く、画面の当初位置にて伏せ字を解除して見せればよい。
なお、申請書に記入し、入力された中で隠蔽されていない項目について、正しい入力がされていない場合にも、確認したい項目として選択することにより、上記と同様に表示を変更することによって対応し、後段で行う入力内容の修正を行うことができるようにする。
選択された項目の入力内容を確認し、正しければ(ステップS203-YES)、次のチェック項目があるか否かを調べ、あれば、その項目のチェックを行うために上記した選択ステップ(ステップS201)に戻り、このチェックループを全ての項目の確認を終了するまで、繰返す。
他方、選択された項目の入力内容を確認し、正しくなければ(ステップS203-NO)、図6の下部にある「内容修正」ボタンを押して、申請端末10に修正要求を指示し、修正画面遷移等の修正作業へ移行させる(ステップS204)。修正後、次のチェック項目があるか否かを調べ、あれば、その項目のチェックを行うために上記した選択ステップ(ステップS201)に戻り、このチェックループを全ての項目の確認を終了するまで、繰返す。
全項目の入力内容の確認を終了した後(ステップS205-YES)、画面11の下段に設けた「確認OK」ボタンを押して、全項目の確認が終わったことを端末に教え(ステップS206)、図5のフローを抜ける。
申請端末10は、入力の確認の終了を受け、即ち、メインフローにおけるステップS103(図3)を抜けたことを確認し(ステップS104-YES)、次に、予め決められた予約業務の実行をスタートさせる(ステップS105)。例えば、申請端末10は、利用予約サーバ2001としてのホストコンピュータ等と通信し、電子申請処理を行う。
申請端末10が予約業務を完了し、利用予約が可能となれば(ステップS106-YES)、画面11にその旨を表示する(ステップS108)とともに、例えば、図24のような利用予約確認書が印刷され(ステップS109)、申請端末10の利用予約確認書排出口14より排紙され、本フローを終了する。申請者もしくは利用者は、利用当日に、この利用予約確認書を持参して、施設の窓口等に提出して、実際に設備を利用する。
他方、利用予約が可能にならなければ(ステップS106-NO)、画面11にその旨を表示し(ステップS107)本フローを終了する。
申請端末10では、上記で申請時の動作を説明したように、入力を確認するために電子申請書を画面表示するときに、個人情報に当たるような入力項目の中、予め登録しておいた項目の領域を隠蔽する。どの項目を隠蔽するかは、システムの管理機能の1つとして、隠蔽する項目の領域を登録する機能を備えることにより対応する。
この機能を用いて行う登録作業は、従来、各申請書の入力項目ごとに行っており、上記発明が解決しようとする課題の項で述べたように、管理者にかなりの負担になってきている。
この負担の増大を解決するために、本実施形態においては、登録を新規にするか、或いは見直しをする際に、既に申請書に対して登録された隠蔽情報を複製することにより行うようにする機能を導入する。
以下に、この隠蔽情報の複製機能を用いて、1の申請書から他の申請書に登録する隠蔽情報を複製し、さらに修正を加えることが可能な登録動作について説明する。
申請端末10により行うこの複製・修正動作において、修正の際に隠蔽領域の指定を自動で行う自動方式と、隠蔽領域の指定を手動で行う手動方式の2方式の形態で実施することを可能とし、下記では、「自動方式」「手動方式」として、それぞれを分説する。
なお、下記の実施形態は、先に示した体育施設の利用申請を例に採って説明する。
「自動方式」
この方式による修正動作について、図7〜17を参照して説明する。
図7は、自動方式による利用申請書の隠蔽領域の複製・修正動作に係るフローチャートである。
まず、申請端末10を操作して隠蔽領域(以下、「伏せ字欄」という)の複製・修正動作を行わせるオペレータ(以下「隠蔽位置複製者」という)が、申請端末10の画面11(図23、参照)上で、申請者が利用するモードとは別に設けた管理モードなどの特別なモードでこの動作を行わせる。図8は、複製・修正動作のために管理モードとして用意した「申請書類等伏せ字欄指定」の1例を示すメニュー画面である。このメニュー画面における「複製」ボタンを押して、これから複製・修正作業を行う旨を申請端末10に知らせる。
「複製」ボタンの押下により、図7のフローを開始し、CPU101は、入出力制御部105を介し外部記憶装置制御部201に、複製可能な複製元申請書のリストの読み出しを命令する。このリストの利用は、隠蔽位置複製者が、自治体における申請書類の管理担当などの場合には、該当する部署の書類を修正する際の利用に制限する、また申請を行う一般個人にも利用できるようにした場合には、特定の個人がよく利用するなどで、隠蔽箇所設定を個人保存しておいた申請書類のみしか扱えないように制限をかける。これは、それぞれの自治体などが決めたセキュリティポリシーによって扱える範囲を決定できるようにする。
図2において、入出力制御部105からの命令を受けた外部記憶装置制御部201は、外部記憶装置501を動作させ、複製可能な申請書のリストデータを読み出す。読み出されたデータは、外部記憶装置制御部201及び入出力制御部105を経由して、CPU101に送られる。
次いで、CPU101は、受け取ったリストデータを画像処理部104に送り、表示装置503で表示できる画像データを作成させる。CPU101は、処理された画像データを画像処理部104から取り出し、入出力制御部105を介し該画像データとともに画像表示の命令を表示装置制御部203に伝達する。
命令を受けた表示装置制御部203は、画像データにより表示装置503を制御し、複製可能な申請書のリストを表示する。なお、画像データの表示に関しては、CPU101から表示装置503に対し同様な命令伝達で同様なデータ経路を使い実行されるので、これ以降の説明では、「CPU101から画像データが表示装置503に渡され、表示装置503で画像データが表示される」のように、省略して記述する。
このときに表示される申請書のリストは、予め保存されている、伏せ字欄指定が登録されている文書のデータから、図9のような「申請書類等 伏せ字欄指定の複製元文書指定」画面を作成する。図9に例示するリストには、「文書名」「登録日時」「最新修正日時」「バージョン」の各情報が示されている。また、この画面は、隠蔽位置複製者が複製元の文書を選択するための入力を行うことを可能にするので、各文書名の先頭に選択操作用のチェックボックスを設ける。
申請書のリストの表示画面を見て、隠蔽位置複製者がタッチペン12や指などによって複製元の文書を選択すると、入力装置502から、画面上のタッチ位置情報が入力装置制御部202に伝達され、さらに、入出力制御部105経由で、最終的にCPU101へと伝えられる。ここでは、例えば、文書名が「会議施設利用申請書」の申請書(図11、参照)が選択されたとする。なお、タッチペン12や指などの操作によるデータ入力に関しては、入力装置502からCPU101に対し、同様な命令伝達で、同様なデータ経路を使い、画面上のタッチ位置情報が送られるので、これ以降の説明では、経路や命令伝達の仕方については、「タッチペン12や指などの操作によって、ボタンが押されたことが入力装置502からCPU101へと伝えられる」、または、「タッチペン12や指などの操作によって、選択されたことが入力装置502からCPU101へと伝えられる」のように、省略して記述する。また、本実施形態では、画面上の位置を指定して、指示入力の操作を行うための装置として、タッチパネル方式の装置を用いているが、この方式に限らず、例えば、いわゆるマウスやキーボードのカーソルキーやトラックボールといった装置を用いて実施することも可能である。
CPU101は、選択された文書のタッチ位置情報が伝えられてくるので、これを画像処理部104に送り、どの文書が選択されたかを表示装置503に表示するための画像データを作成させる。ここでは、図9に示すように、選択対象の文書名の先頭に設けたチェックボックスにチェックマークを付けるので、この表示を行うためのデータを作成する。
CPU101は、出来上がった表示用のデータを画像処理部104から取り出し、表示装置503に渡し、表示装置503でチェックマーク付きの申請書のリストの表示画面を図9のように表示することで、隠蔽位置複製者にどの文書が選択されたかを知らせる。
ここで、隠蔽位置複製者が選択表示されている文書に間違いないと判断すれば、図9において、タッチペン12や指などによって、画面下部に設けた「OK」ボタンを押す。この操作が入力装置502からCPU101へと伝えられ、複製に用いる複製元の申請書として指定される。
以上が本フローチャートにおけるステップS301の動作である。
次に、CPU101は、前段で得られた申請書のリストデータと、複製元の文書の選択時における画面上のタッチ位置情報を基に、入出力制御部105を介して外部記憶装置制御部201に、選択された文書の画像データと、その文書の隠蔽指定してある項目の位置情報データを外部記憶装置501から読み出す命令を伝達する。
この命令を受けた外部記憶装置制御部201は、外部記憶装置501を動作させ、選択された文書の画像データと、その文書の隠蔽指定してある項目の位置情報データを読み出す。
読み出された両データは、外部記憶装置制御部201から、入出力制御部105を経由して、CPU101に送られ、さらに、送られた両データは、CPU101により、RAM103に保存される。
以上が本フローチャートにおけるステップS302の動作である。
次に、CPU101は、入出力制御部105を介し外部記憶装置制御部201に、複製先とすることが可能な申請書のリストの読み出しを命令する。
入出力制御部105からの命令を受けた外部記憶装置制御部201は、外部記憶装置501を動作させ、複製先とすることが可能な申請書のリストデータを読み出す。読み出されたデータは、外部記憶装置制御部201及び入出力制御部105を経由して、CPU101に送られる。
次いで、CPU101は、受け取ったリストデータを画像処理部104に送り、表示装置503で表示できる画像データを作成させる。CPU101は、処理された画像データを画像処理部104から取り出し、入出力制御部105を介し該画像データとともに画像表示の命令を表示装置制御部203に伝達する。
命令を受けた表示装置制御部203は、画像データにより表示装置503を制御し、複製先とすることが可能な申請書のリストを表示する。
申請書のリストの表示画面を見て、隠蔽位置複製者がタッチペン12や指などによって複製先の文書を選択すると、入力装置502から、画面上のタッチ位置情報が入力装置制御部202に伝達され、さらに、入出力制御部105経由で、最終的にCPU101へと伝えられる。ここでは、例えば、文書名が「体育施設利用申請書」の申請書(図12、参照)が選択されたとする。
CPU101は、選択された文書のタッチ位置情報が伝えられてくるので、これを画像処理部104に送り、どの文書が選択されたかを表示装置503に表示するための画像データを作成させる。ここでは、図10に示すように、選択対象の文書名の先頭に設けたチェックボックスにチェックマークを付けるので、この表示を行うためのデータを作成する。
CPU101は、出来上がった表示用のデータを画像処理部104から取り出し、表示装置503に渡し、表示装置503でチェックマーク付きの申請書のリストの表示画面を図10のように表示することで、隠蔽位置複製者にどの文書が選択されたかを知らせる。
ここで、隠蔽位置複製者が選択表示されている文書に間違いないと判断すれば、図10において、タッチペン12や指などによって、画面下部に設けた「OK」ボタンを押す。この操作が入力装置502からCPU101へと伝えられ、複製先とすることが可能な申請書として指定される。
以上が本フローチャートにおけるステップS303の動作である。
次に、CPU101は、RAM103から複製元の隠蔽指定してある項目の位置情報データを取り出し、それを複製先の隠蔽指定する項目の位置情報データとして複製する。この複製に係る処理は、複製元と複製先の申請書の記入欄のフォーマットが完全に整合している場合には、項目の位置情報データも一致するので、複製元の位置情報データをそっくり複製すればよい。なお、項目の位置が両者で異なり、この点でフォーマットの整合性を欠いている場合には、項目の複製のみによっても、実施することが可能である。即ち、複製元における隠蔽指定してある項目を複製し、複製先に流用する方法で、この場合には、複製先の位置情報データは、複製した項目に基づいて対応する記入欄を探し、該当する記入欄の位置情報データを求める、という手順で目的のデータを得ることが可能になる。このようにして隠蔽指定する項目の位置情報データを得た後、このデータをRAM103に保存する。
さらに、CPU101は、受け取った申請書のリストデータと、複製先の文書の選択時における画面上のタッチ位置情報を基に、入出力制御部105に外部記憶装置501より、選択された文書の画像データの読み出しを命令する。
命令を受けた入出力制御部105は、さらに、外部記憶装置制御部201に命令を伝達し、外部記憶装置501を動作させる。命令を受けた外部記憶装置制御部201は、外部記憶装置501を動作させ、選択された文書の画像データを読み出す。読み出されたデータは、外部記憶装置制御部201から、入出力制御部105を経由して、CPU101に送られ、さらに、送られたデータは、CPU101により、RAM103に保存される。
以上が本フローチャートにおけるステップS304の動作である。
次に、CPU101は、先のステップS302にてRAM103に保存した画像データと複製先の隠蔽指定する項目の位置情報データの両データを読み出し、それを画像処理部104に送り、表示装置503で表示に用いるデータを作成させる。図13は、ここで作成される表示用データによる画像を示すもので、この段階において設定されている伏せ字位置(隠蔽領域)が分かるように、該当位置を太枠で囲んで示す。
CPU101は、表示用の画像データが出来上がったことが通知されてくるので、これを受け、この画像データを画像処理部104から取り出し、表示装置503に渡す。この画像データを受け取った表示装置503は、現段階で設定された伏せ字位置を明示する電子申請書の画像を画面11に表示する。なお、ここで表示される画面は、後述する隠蔽指定する項目の登録を確認し、設定を修正可能にする後続のステップS306〜313に繋がるので、図14に示すように、画面下部に必要な操作ボタンを設けている。
以上が本フローチャートにおけるステップS305の動作である。
以下のステップS306〜313は、上記のステップで複製した隠蔽指定する項目の位置情報データの修正を行うための手順である。
隠蔽位置複製者が複製後の申請書の設定を確認するために、ステップS305で画面11に表示された申請書を見る。この画面には、図14に示すように確認の結果として必要になる入力操作のために、画面下部に「位置指定」「位置指定解除」「位置指定開始」「位置指定終了」「次の項目」「完了」「キャンセル」の各操作ボタンを設ける。
隠蔽位置複製者は、確認を行った結果、隠蔽項目の位置に問題がない、もしくは、隠蔽箇所を増やす、または減らす必要がなければ、図14の画面下部の「完了」ボタンを押す。
このボタンの操作は、修正が不要であることを示すもので(ステップS306-NO)、本フローでは、最終段のステップS314に進む。なお、S314以降の処理については、後述する。
他方、隠蔽項目の位置に問題がある、もしくは、隠蔽箇所を増やす、または減らす必要がある場合は(ステップS306-YES)、伏せ字位置の修正を行うためのフローに入る。
修正フローでは、隠蔽位置複製者は、項目を新たに伏せ字指定するのか、もしくは、現在指定されている項目を伏せ字解除するのか、を選択する(ステップS307)。項目を新たに伏せ字指定する場合には、図14の画面下部の「位置指定」ボタンを押す。また、既に伏せ字指定されているものを解除する場合には、図14の画面下部の「位置指定解除」ボタンを押す。
項目を新たに伏せ字指定することが選択され、つまり、「位置指定」ボタンを押されると、CPU101は、入力装置502を介してこれを知る。この選択(ステップS307−隠蔽指定)に応じ、CPU101は、先のステップS304にてRAM103に保存された、複製先の文書の画像データと、その文書の隠蔽指定してある項目の位置情報データを画像処理部104に送り、隠蔽位置の自動位置検出などのOCR(Optical Character Reader)の処理をさせる。即ち、申請項目の自動位置検出を行う(ステップS308)。なお、OCR処理による自動位置検出は、文書の罫線や文字・画像の位置を見て、自動的に、伏せ字に出来そうな欄の位置情報を取って、伏せ字の項目となる選択枠を検出するもので、既存の技術を適用することにより実施することができる。
画像処理部104は、CPU101から命令されたOCRの処理を終えると、次に、隠蔽位置複製者に隠蔽位置を指定させるための画像表示用データを作成する。図15は、作成されたデータにより表示される文書を示す。同図に示すように、隠蔽指定してある項目の位置情報データを用いて、現段階で伏せ字指定されている項目を表すため、該当する項目内に、例えば斜線を入れ、それ以外の項目は、OCR処理によって得られた位置情報により、新たに得られた隠蔽指定可能な項目を表す領域を追加して表すため、項目の領域を単に太枠で囲んで示す画像とする。
これらの作業が終わると、CPU101は、画像処理部104から、OCR処理で得られた位置データと画面表示用のデータを取り出し、RAM103に保存し、ステップS308の処理を終える。
次に、CPU101は、RAM103から画面表示用データを取り出し、そのデータを表示装置503に渡し、表示装置503は、画像データを受け取り、図15に示す申請書を画面11に表示し、隠蔽位置複製者に、画面から現段階で伏せ字指定されている項目と、追加隠蔽指定できる項目が分かるようにする(ステップS309)。
この後、隠蔽位置複製者が、新たに、タッチペン12や指などの操作によって、隠蔽表示を追加したい項目を選択すると、隠蔽表示したい項目が選択されたことが入力装置502からCPU101へと知らされる。ここでは、最下段の「利用料」を追加したい項目として指定することにする。これを知らされたCPU101は、入出力制御部105経由で伝えられた隠蔽表示したい項目の場所情報をRAM103に一旦保存する。さらに、CPU101は、RAM103にある元々隠蔽指定してある項目の位置情報データに追加したデータを加え、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報を隠蔽表示追加作業後のデータとして、RAM103に再び保存する。
CPU101は、複製先の文書の画像データをRAM103から取り出し、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報とともに画像処理部104に送る。送られたデータを基に、画像処理部104は、画像表示用データを作成する。図16は、作成されたデータにより表示される文書を示す。同図に示すように、「利用料」が選択されたので、「利用料」の欄に新たに斜線が入っている。これらの作業が終わると、CPU101は、画像処理部104から、画面表示用のデータを取り出し、RAM103に保存し、ステップS310の処理を終える。
次に、CPU101は、RAM103から画面表示用データを取り出し、そのデータを表示装置503に渡し、表示装置503は、画像データを受け取り、図16に示す申請書を画面11に表示し、隠蔽位置複製者に、追加項目を含め、現段階で伏せ字指定されている項目が画面から分かるように示す(ステップS311)。
項目の表示を見て問題がないならば、今行った項目の選択・追加処理を終了させてもよいが、別の項目の修正指定がある場合には、再び項目の選択及びチェックを行う。つまり、ステップS310、S311の動作を繰り返す。なお、この実施形態では、後述する「手動方式」による隠蔽項目の修正機能を組み合わせているので、ここで表示された項目の隠蔽をチェックして、不具合が生じた場合は、項目枠を手動設定する後記の「手動方式」で対処することが可能である。
隠蔽位置複製者は、隠蔽箇所の選択が全て終われば、隠蔽項目を解除したい場合や、もう一度、隠蔽項目指定の追加の必要性を判断する。もし、これらを行いたい場合には、ステップS307からの動作を行う。ただ、この場合、画面に設けたボタンの新たな操作はいらないが、動作フローの手順では、選択の終了をチェックし(ステップS312)、修正の終了をチェックする(ステップS313)。
最終的に、隠蔽位置複製者が必要とする修正が終了したと判断したら、図16の画面11の下部に設けた「完了」ボタンを押す。「完了」ボタンが押されたことは、入力装置502経由でCPU101へと知らされる。CPU101は、これを受け、修正の終了を確認する(ステップS313-YES)。
次に、CPU101は、RAM103に保存していた、隠蔽表示項目複製・追加作業を行った後の、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報データを、申請書の画像や書誌データと関連づけて、入出力制御部105、外部記憶装置制御部201へ命令かつ経由して、外部記憶装置501に、保存し(ステップS314)、このフローを終了する。
次に、ステップS307以降のフローにて、現段階で指定されている項目の伏せ字を解除する場合を説明する。
現段階で指定されている項目の伏せ字解除が選択され、つまり、図14の画面の下部に設けた「位置指定解除」ボタンがタッチペン12や指などの操作によって押されると、CPU101は、入力装置502を介してこれを知る。この選択(ステップS307−隠蔽解除)に応じ、隠蔽表示を解除したい項目が操作入力により指定されるのを待つ。
隠蔽位置複製者は、タッチペン12や指などの操作によって、伏せ字を解除したい項目を選択すると、隠蔽表示を解除したい項目が選択されたことが入力装置502からCPU101へと知らされる。ここでは、図14に示した画面11にて、中段の「連絡先電話番号」の項目を選択することにする。これを知らされたCPU101は、入出力制御部105経由で伝えられた隠蔽表示を解除したい項目の場所情報をRAM103に一旦保存する。
CPU101は、複製先の文書の画像データをRAM103から取り出し、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報とともに画像処理部104に送る。送られたデータを基に、画像処理部104は、画像表示用データを作成する。図17は、作成されたデータにより表示される文書を示す。同図に示すように、「連絡先電話番号」が選択されたので、「連絡先電話番号」の欄に斜線が入っていない。これらの作業が終わると、CPU101は、画像処理部104から、画面表示用のデータを取り出し、RAM103に保存し、ステップS310の処理を終える。
次に、CPU101は、RAM103から画面表示用データを取り出し、そのデータを表示装置503に渡し、表示装置503は、画像データを受け取り、図17に示す申請書を画面11に表示し、隠蔽位置複製者に、現段階で伏せ字指定されている項目が画面から分かるように示す(ステップS311)。
項目の表示を見て問題がないならば、今行った項目の伏せ字解除処理を終了させてもよいが、別の項目の伏せ字解除を指定する場合には、再び項目の選択及びチェックを行う。つまり、ステップS310、S311の動作を繰り返す。
隠蔽位置複製者は、伏せ字解除項目の選択が全て終われば、項目を新たに伏せ字指定したい場合や、もう一度、隠蔽項目の解除指定の追加の必要性を判断する。もし、これらを行いたい場合には、ステップS307からの動作を行う。ただ、この場合、画面に設けたボタンの新たな操作はいらないが、動作フローの手順では、選択の終了をチェックし(ステップS312)、修正の終了をチェックする(ステップS313)。
最終的に、隠蔽位置複製者が必要とする修正が終了したと判断したら、図17の画面11の下部に設けた「完了」ボタンを押す。「完了」ボタンが押されたことは、入力装置502経由でCPU101へと知らされる。CPU101は、これを受け、伏せ字解除の終了を確認する(ステップS313-YES)。
次に、CPU101は、RAM103に保存していた、伏せ字解除の結果が反映された、現段階における隠蔽指定してある全ての項目の位置情報データを、申請書の画像や書誌データと関連づけて、入出力制御部105、外部記憶装置制御部201へ命令かつ経由して、外部記憶装置501に、保存し(ステップS314)、このフローを終了する。
「手動方式」
上記の「自動方式」では、伏せ字欄の位置情報をOCRの処理により自動で検出する方法を採ったが、本実施形態では、手動で伏せ字欄の位置情報を指定する方法によって行う。
この方式による修正動作について、図18〜20を参照して説明する。
図18は、手動方式による利用申請書の隠蔽領域の複製・修正動作に係るフローチャートである。
図18の動作フローにおけるステップS401乃至S405の手順は、自動方式の動作フロー(図7)におけるステップS301乃至S305と同じであり、上記した自動方式の動作フロー(図7)で行った説明がそのまま参照できるので、ここでは、記載を省略する。
ステップS405で画面11に複製後の申請書が、図19(A)のように表示され、これを隠蔽位置複製者が設定を確認するために見る。この画面には、自動方式において図14に示したと同様に、確認の結果として必要になる入力操作のために、画面11の下部に「位置指定」「位置指定解除」「位置指定開始」「位置指定終了」「次の項目」「完了」「キャンセル」の各ボタンを設ける。
隠蔽位置複製者は、画面11で確認をした結果、隠蔽項目の位置に問題がある、もしくは、隠蔽箇所を増やす、または減らす必要がある場合、項目を新たに伏せ字指定するのか、もしくは、現在指定されている項目を伏せ字解除するのか、を選択し、修正動作を開始する(ステップS406)。
項目を新たに伏せ字指定する場合には、タッチペン12や指などの操作によって、図19(A)の画面11の下部に設けた「位置指定」ボタンを押す。また、既に伏せ字指定されているものを解除する場合には、同図の画面11の下部に設けた「位置指定解除」ボタンを押す。
この修正動作のうち、まず新たに伏せ字指定する場合を説明する。
「位置指定」ボタンが押され、項目を新たに伏せ字指定する選択がされると、このボタンの押下は、入力装置502を介してCPU101へと知らされ、ステップS407において、この動作が始まる。
また、この指定作業は手動で行われるので、隠蔽位置複製者は、図19(A)の画面11の下部に設けた「位置指定開始」ボタンを押すと、位置の手動指定を行う旨が入力装置502を介してCPU101へと知らされる。
次に、タッチペン12や指などによって、隠蔽位置を指定する入力操作を行う。ここでは、図19(A)において、○(破線の枠)で囲んで示す「利用料」が隠蔽対象の項目に選ばれた場合を例に、この項目欄に対する位置指定の入力操作の様子を同図(B)に指定中として示す。なお、同図(B)は、該当欄を抜書きにて示す。同図(B)に示すように、×印で指定箇所を示し、隠蔽したい項目の四隅を順に指定していく操作を行う。なお、この例では、該当欄が矩形であり、四隅を順に指定するとしたが、他の形状の場合には、指定したい領域の形に合わせて指定を行う。例えば、領域を円や線で囲ってやるという方法を採ってもよいし、塗り潰すといった方法を採ってもよい。本実施形態では、領域指定の方法については、問わず、適用可能な既存の方法を用いる。
領域の指定が終わったところで、図19(A)の画面11の下部に設けた「位置指定終了」ボタンを押す。ボタンが押されると、入力装置502から、その領域指定された位置情報が入力装置制御部202及び入出力制御部105経由で伝達され、最終的に、CPU101へと知らされる。この位置情報データを受け取るCPU101は、このデータをRAM103に一時的に保存する。
この後、CPU101は、RAM103にある元々隠蔽指定してある項目の位置情報データに追加したデータを加え、隠蔽表示追加作業後のデータとして、隠蔽指定された全ての項目の位置情報をRAM103に再び保存する。
さらに、CPU101は、修正したい文書の画像データをRAM103から取り出し、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報とともに画像処理部104に送る。送られたデータを基に、画像処理部104は、画像表示用データを作成する。作成されたデータにより表示される文書は、図19(A)をベースに、同図(C)における指定後の画像に示すように、新たに選択された「利用料」の欄に斜線を入れるようにする。これらの作業が終わると、CPU101は、画像処理部104から、画面表示用のデータを取り出し、RAM103に保存し、ステップS407の処理を終える。
次に、CPU101は、RAM103から画面表示用データを取り出し、そのデータを表示装置503に渡し、表示装置503は、画像データを受け取り、図19(A)をベースに、同図(C)に示すように、新たに選択された「利用料」の欄に斜線を入れるようにした申請書を画面11に表示し、隠蔽位置複製者に、新たに選択された項目を含め、現段階で伏せ字指定されている項目が画面から分かるように示す(ステップS408)。
隠蔽位置複製者は、項目の表示を見て問題がないならば(ステップS409-YES)、今行った項目の選択・追加処理を終了させてもよいが(ステップS410-YES)、別の項目の修正指定がある場合には(ステップS410-NO)、図19(A)の画面11の下部に設けた「次の項目」ボタンを押下し、再び項目の選択及びチェックを行う。つまり、ステップS407からの手順に戻り、選択・追加の動作を繰り返す。
隠蔽位置複製者は、隠蔽箇所の選択が全て終われば(ステップS410-YES)、隠蔽項目を解除したい場合や、もう一度、隠蔽項目指定の追加の必要性を判断する。もし、これらを行いたい場合には、ステップS406からのフローを行う。ただ、この場合、画面に設けたボタンの新たな操作はいらないが、フローの動作手順では、選択の終了チェック(ステップS410)と、修正の終了チェックを行う(ステップS411)。
最終的に、隠蔽位置複製者が、必要とする修正が終了したと判断したら、図19(A)の画面11の下部に設けた「完了」ボタンを押す。「完了」ボタンが押されたことは、入力装置502経由でCPU101へと知らされる。CPU101は、これを受け、修正の終了を確認する(ステップS411-YES)。
次に、CPU101は、RAM103に保存していた、隠蔽表示項目複製・追加作業を行った後の、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報データを、申請書の画像や書誌データと関連づけて、入出力制御部105、外部記憶装置制御部201へ命令かつ経由して、外部記憶装置501に、保存し(ステップS412)、このフローを終了する。
上記のフローにより隠蔽表示項目の複製・追加を行い、RAM103や外部記憶装置501に蓄えられた隠蔽表示項目の位置情報は、実際に、申請者が申請を行うときに、上記で図3のフローを参照して説明した手順のステップS102で表示される申請書画面(図4)において、個人情報等の項目を隠蔽するために用いられる。
次に、本方式のフローにおけるステップS406以降のフローにて、現段階で指定されている項目の伏せ字を解除する場合を説明する。
既に伏せ字指定されているものを解除する場合には、図20の(A)の画面11の下部に設けた「位置指定解除」ボタンが押され、伏せ字指定された項目の指定解除を手動で行うことが選択されると、このボタンの押下は、入力装置502を介してCPU101へと知らされ、ステップS407において、この動作が始まる。また、この指定作業は手動で行われるので、隠蔽位置複製者は、図20(A)の画面11の下部に設けた「位置指定開始」ボタンを押すと、位置の手動指定を行う旨が入力装置502を介してCPU101へと知らされる。
次に、タッチペン12や指などによって、隠蔽解除位置を指定する入力操作を行う。ここでは、図20(A)において、○(破線の枠)で囲んで示す「連絡先電話番号」が解除対象の項目に選ばれた場合を例に、この項目欄に対する位置指定の入力操作の様子を同図(B)に示す。なお、同図(B)は、該当欄を抜書きにて示す。同図(B)に示すように、×印で指定箇所を示し、解除したい項目の四隅を順に指定していく操作を行う。なお、この例では、該当欄が矩形であり、四隅を順に指定するとしたが、他の形状の場合には、指定したい領域の形に合わせて指定を行う。例えば、領域を円や線で囲ってやるという方法を採ってもよいし、塗り潰すといった方法を採ってもよい。本実施形態では、領域指定の方法については、問わず、適用可能な既存の方法を用いる。
解除領域の指定が終わったところで、図20(A)の画面11の下部に設けた「位置指定終了」ボタンを押す。ボタンが押されると、入力装置502から、その解除指定された位置情報が入力装置制御部202及び入出力制御部105経由で伝達され、最終的に、CPU101へと知らされる。この位置情報データを受け取るCPU101は、このデータをRAM103に一時的に保存する。
この後、CPU101は、RAM103にある元々隠蔽指定してある項目の位置情報データからステップS407で解除指定された位置情報を除き、隠蔽解除作業後のデータとして、隠蔽指定された全ての項目の位置情報をRAM103に再び保存する。
さらに、CPU101は、修正したい文書の画像データをRAM103から取り出し、隠蔽指定してある全ての項目の位置情報とともに画像処理部104に送る。送られたデータを基に、画像処理部104は、画像表示用データを作成する。作成されたデータにより表示される文書は、図20(A)をベースに、同図(C)における指定後の画像に示すように、新たに解除の選択がなされた「連絡先電話番号」の欄の斜線を無くすようにする。これらの作業が終わると、CPU101は、画像処理部104から、画面表示用のデータを取り出し、RAM103に保存し、ステップS407の処理を終える。
次に、CPU101は、RAM103から画面表示用データを取り出し、そのデータを表示装置503に渡し、表示装置503は、画像データを受け取り、図20(A)をベースに、同図(C)に示すように、新たに選択された「連絡先電話番号」の欄に斜線を入れないようにした申請書を画面11に表示し、隠蔽位置複製者に、新たに解除が選択された項目を含め、現段階で伏せ字指定されている項目が画面から分かるように示す(ステップS408)。
隠蔽位置複製者は、項目の表示を見て問題がないならば(ステップS409-YES)、今行った項目の選択・解除処理を終了させてもよいが(ステップS410-YES)、別の項目の修正指定がある場合には(ステップS410-NO)、図19(A)の画面11の下部に設けた「次の項目」ボタンを押下し、再び項目の選択及びチェックを行う。つまり、ステップS407からの手順に戻り、選択・解除の動作を繰り返す。
隠蔽位置複製者は、隠蔽箇所の選択が全て終われば(ステップS410-YES)、隠蔽項目を解除したい場合や、もう一度、隠蔽項目指定の追加の必要性を判断する。もし、これらを行いたい場合には、ステップS406からのフローを行う。ただ、この場合、画面に設けたボタンの新たな操作はいらないが、フローの動作手順では、選択の終了チェック(ステップS410)と、修正の終了チェックを実行する(ステップS411)。
最終的に、隠蔽位置複製者が、必要とする修正が終了したと判断したら、図20(A)の画面11の下部に設けた「完了」ボタンを押す。「完了」ボタンが押されたことは、入力装置502経由でCPU101へと知らされる。CPU101は、これを受け、修正の終了を確認する(ステップS411-YES)。
次に、CPU101は、RAM103に保存していた隠蔽表示項目複製・解除作業を行った後の隠蔽指定してある全ての項目の位置情報データを、申請書の画像や書誌データと関連づけて入出力制御部105、外部記憶装置制御部201へ命令かつ経由して、外部記憶装置501に、保存し(ステップS412)、このフローを終了する。
上記のフローにより隠蔽表示項目の複製・解除を行い、RAM103や外部記憶装置501に蓄えられた隠蔽表示項目の位置情報は、実際に、申請者が申請を行うときに、上記で図3のフローを参照して説明した手順のステップS102で表示される申請書画面(図4)において、個人情報等の項目を隠蔽するために用いられる。
なお、自動方式と手動方式を組み合わせた場合には、自動方式のフロー(図7)のステップS309にて、隠蔽項目の指定に不具合が生じた場合は、手動方式のフロー(図18)のステップS406乃至S410の手順を実行し、自動で隠蔽項目設定を行えば、手動方式を補完することができる。
実施形態に係る電子申請システムの構成を示す。 電子申請システムの申請端末の情報処理に係る回路部のハードウェア構成を示す。 申請時の電子申請手続きに係る動作の制御フローを示す。 利用申請書を読み込んだ後に表示される電子申請書の画面を示す。 申請者が個人情報項目を確認するステップ(図3、S103)の動作の制御フローを示す。 図4の画面において、個人情報から選択する項目を指示したときに表示される電子申請書の画面を示す。 自動方式による利用申請書の隠蔽領域の複製・修正動作に係るフローチャートを示す。 「申請書類等伏せ字欄指定」のメニュー画面を示す。 「申請書類等 伏せ字欄指定の複製元文書指定」の画面を示す。 「申請書類等 伏せ字欄指定の複製先文書指定」の画面を示す。 複製元の「会議施設利用申請書」を示す。 複製先の「体育施設利用申請書」を示す。 伏せ字欄の複製後の「体育施設利用申請書」を示す。 伏せ字欄の複製後に申請端末の画面に表示される「体育施設利用申請書」を示す。 伏せ字対象欄を自動検出した結果が反映された図14の「体育施設利用申請書」を示す。 伏せ字欄を追加・修正した後の図15の「体育施設利用申請書」を示す。 伏せ字欄を解除した後の図14の「体育施設利用申請書」を示す。 手動方式による利用申請書の隠蔽領域の複製・修正動作に係るフローチャートを示す。 隠蔽領域修正処理において、図19(A)に示す「体育施設利用申請書」の表示画面において、隠蔽箇所を追加したい項目の四隅を指定している状態を図19(B)に、また、追加指定後の表示状態を図19(C)に示す。 隠蔽領域修正処理において、図20(A)に示す「体育施設利用申請書」の表示画面におてい、隠蔽解除したい項目の四隅を指定している状態を図20(B)に、また、隠蔽解除指定後の表示状態を図20(C)に示す。 体育施設利用申請書の1例を示す。 記入済みの体育施設利用申請書(図21参照)を示す。 電子申請端末装置の概略構成を示す。 利用予約確認書の1例を示す。
符号の説明
10・・・電子申請端末装置、11・・・タッチパネル、12・・・タッチペン、13・・・申請書挿入口、14・・・利用予約確認書排出口、15・・・キーボード、101・・・CPU、102・・・ROM、103・・・RAM、104・・・画像処理部、105・・・入出力制御部、201・・・外部記憶装置制御部、202・・・入力装置制御部、203・・・表示装置制御部、204・・・印刷出力制御部、205・・・ネットワーク制御部、206・・・画像読取制御部、501・・・外部記憶装置、502・・・入力装置、503・・・表示装置、504・・・印刷出力装置、505・・・ネットワーク装置、506・・・画像読取装置、800・・・ネットワーク、1001〜1009・・・ネットワーク情報処理装置で接続された電子申請端末装置、2001・・・利用予約サーバ。

Claims (15)

  1. 情報を入力する手段と、入力情報の一部又は全部を隠蔽する隠蔽領域を指定する隠蔽領域指定手段と、前記隠蔽領域指定手段によって指定された隠蔽領域を登録する隠蔽領域登録手段と、前記隠蔽領域登録手段に登録された隠蔽領域に基づいて隠蔽を施した入力情報の表示に用いる画像データを生成する画像処理手段と、前記画像処理手段により生成された画像データにより画像を表示する手段を有する情報入力端末装置であり、
    前記隠蔽領域登録手段は、入力情報と該入力情報に対応付けて隠蔽領域を登録する手段であり、
    前記隠蔽領域指定手段は、前記隠蔽領域登録手段に登録された入力情報に対応する隠蔽領域をもとに他の入力情報に対応する隠蔽領域を複製し指定する手段であることを特徴とする情報入力端末装置。
  2. 請求項1に記載された情報入力端末装置において、
    前記隠蔽領域指定手段による隠蔽領域の指定を変更又は解除する手段を有することを特徴とする情報入力端末装置。
  3. 請求項1又は2に記載された情報入力端末装置において、
    前記隠蔽領域指定手段により指定される隠蔽領域を自動検出によって定めることを特徴とする情報入力端末装置。
  4. 前記表示手段と連係して指示入力の操作を可能としたユーザインターフェースを有する請求項1乃至3のいずれかに記載された情報入力端末装置において、
    前記隠蔽領域指定手段により指定される隠蔽領域を前記ユーザインターフェースへの指示入力によって定めることを特徴とする情報入力端末装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された情報入力端末装置において、
    前記情報を入力する手段はスキャナーであることを特徴とする情報入力端末装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された情報入力端末装置は、電子申請用端末装置であることを特徴とする情報入力端末装置。
  7. 請求項6に記載された情報入力端末装置において、
    前記隠蔽領域指定手段により指定される隠蔽領域を申請用紙の記入欄毎に定めることを特徴とする情報入力端末装置。
  8. 情報を入力する工程と、入力情報の一部又は全部を隠蔽する隠蔽領域を指定する隠蔽領域指定工程と、前記隠蔽領域指定工程によって指定された隠蔽領域を登録する隠蔽領域登録工程と、前記隠蔽領域登録工程で登録された隠蔽領域に基づいて隠蔽を施した入力情報の表示に用いる画像データを生成する画像処理工程と、前記画像処理工程により生成された画像データにより画像を表示する工程を有する入力情報表示隠蔽方法であり、
    前記隠蔽領域登録工程は、入力情報と該入力情報に対応付けて隠蔽領域を登録する工程とし、
    前記隠蔽領域指定工程は、前記隠蔽領域登録工程で登録された入力情報に対応する隠蔽領域をもとに他の入力情報に対応する隠蔽領域を複製し指定する工程としたことを特徴とする入力情報表示隠蔽方法。
  9. 請求項8に記載された入力情報表示隠蔽方法において、
    前記隠蔽領域指定工程による隠蔽領域の指定を変更又は解除する工程を有することを特徴とする入力情報表示隠蔽方法。
  10. 請求項8又は9のいずれかに記載された入力情報表示隠蔽方法において、
    前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域を自動検出によって定めることを特徴とする入力情報表示隠蔽方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれかに記載された入力情報表示隠蔽方法において、
    前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域をユーザインターフェースへの指示入力によって定めることを特徴とする入力情報表示隠蔽方法。
  12. 請求項8に記載された入力情報表示隠蔽方法における、情報を入力する工程、隠蔽領域指定工程、隠蔽領域登録工程、画像処理工程及び画像を表示する工程の各工程を情報入力端末装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載されたプログラムにおいて、
    前記隠蔽領域指定工程による隠蔽領域の指定を変更又は解除する工程を実行させるためのプログラムを連係させたことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12又は13に記載されたプログラムにおいて、
    前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域を自動検出によって定めるためのプログラムを連係させたことを特徴とするプログラム。
  15. 請求項12乃至14のいずれかに記載されたプログラムにおいて、
    前記隠蔽領域指定工程により指定される隠蔽領域をユーザインターフェースへの指示入力に従って定めるためのプログラムを連係させたことを特徴とするプログラム。
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