JP2008199357A - Fax−ocrシステムおよび情報保護方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】FAX−OCRシステムにおいて、顧客が帳票に記入した個人情報自体を暗号とし、帳票をファクシミリで送信する際の誤送信による情報漏洩を防止する。
【解決手段】このFAX−OCRシステムは、帳票を作成する帳票印刷装置30と、ファクシミリ13から受信した帳票の画像から必要な文字を認識するFAXサーバ11を備える。帳票印刷装置30は、顧客番号に対応する帳票定義データとを対応させて記憶する帳票定義記憶部33と、顧客番号が入力された場合、対応する帳票定義データを帳票定義記憶部33から読み出し、白紙帳票に、文字を一文字毎に記入するための複数の枠21,24と、その中の枠21への文字の記入順序を指示するための矢印22とをファクシミリ13の不読色(緑色等)で印刷する印刷ユニット34とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばファクシミリなどのファックス装置とファックスサーバとをネットワークを介して接続したFAX−OCRシステムおよび情報保護方法に関する。
申込用紙などの帳票をファクシミリから電話回線を通じてファックスサーバへ送り、受信された帳票のイメージデータ(以下「画像」と称す。)を文字認識処理(以下「OCR」と称す)することで、帳票に記入された文字を読み取る、つまりテキスト化するFAX−OCRシステムがある。
FAX−OCRシステムは、帳票記入場所とは異なる場所に設置したファクシミリで受信した帳票の画像をOCRすることで文字データを得るものであり、例えば通信販売会社と顧客間での申込書の受け渡し等に利用されている。
ところで、このようなファクシミリを用いた書類のやりとりの場合、顧客が申込書を通信販売会社へファクシミリで送る際に電話番号をかけ間違ってしまう等のミスで、送信した帳票が通信販売会社とは別のところ、つまり目的外の相手に渡ってしまい、申込書に記入されている顧客の個人情報が読まれてしまうことがある。
個人情報を保護するための先行技術としては、例えば多数のデータの中に単一の真正データを混在させて構成した二次元コードデータにより真正データの位置を決定してユーザに指示する暗号鍵記録の技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2002-92564号公報
しかしながら、上記した技術では、ユーザが真正データをマーキングするための専用の二次元コードデータ領域を帳票上に用意しておく必要があり、その分、顧客が情報を記入するスペースが少なくなるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、顧客が記入した認識対象の情報自体を暗号とし、ファクシミリの誤送信による情報漏洩を防止できるFAX−OCRシステムおよび情報保護方法を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明のFAX−OCRシステムは、帳票を印刷する帳票印刷装置と、この帳票印刷装置により印刷された帳票の画像を送信するファックス装置と、このファックス装置から送信された前記画像をネットワークを通じて受信するファックスサーバとを有するFAX−OCRシステムにおいて、前記帳票印刷装置は、作成すべき帳票または顧客を指定するための帳票識別情報および・または顧客識別情報の入力を受け付ける入力ユニットと、帳票識別情報および・または顧客識別情報とこれら識別情報に対応して前記帳票の形状、文字記入枠、タイミングマークまたはバーコードの配置を含む書式を定義した帳票定義データとを対応させて記憶する第1記憶部と、前記入力ユニットにより受け付けられた識別情報に対応する帳票定義データを前記第1記憶部から読み出し、読み出した帳票定義データに従い、前記帳票に、文字を一文字毎に記入するための複数の文字記入枠とタイミングマークまたはバーコードを印刷すると共に、前記複数の文字記入枠への文字の記入が左端から横方向へ連続しない順序で、または所定の記入開始位置からある方向へ文字を記入するための記入指定情報を前記ファックス装置の不読色で印刷する印刷ユニットを備え、前記ファックスサーバは、前記ネットワークを通じて前記帳票の画像を受信する通信部と、前記通信部により受信された前記帳票の画像を記憶する画像記憶部と、前記帳票印刷装置により印刷される前記帳票の書式をタイミングマークまたはバーコードに関連付けた帳票定義データと、前記帳票の書式毎に読み取り対象の文字の画像を順に切り出すための切り出し順序とが記憶された第2記憶部と、前記画像に含まれるタイミングマークまたはバーコードを検出し、前記第2記憶部の帳票定義データと照合して、前記画像から前記帳票の書式を判別し、その書式毎に設定された切り出し順序に従って、読み取り対象の文字画像を切り出す文字画像切出部と、前記文字画像切出部により切り出された文字画像に対して文字認識を行うことで、文字のテキストデータを出力する文字認識部とを具備したことを特徴とする。
本発明の情報保護方法は、帳票を印刷する帳票印刷装置と、この帳票印刷装置により印刷された帳票の画像を送信するファックス装置と、このファックス装置から送信された前記画像をネットワークを通じて受信するファックスサーバとを有するFAX−OCRシステムにおける情報保護方法であって、前記帳票印刷装置が、前記帳票に、文字を一文字毎に記入するための複数の文字記入枠とタイミングマークまたはバーコードを印刷すると共に、前記複数の文字記入枠への文字の記入が左端から横方向へ連続しない順序で、または所定の記入開始位置からある方向へ文字を記入するための記入指定情報を前記ファックス装置の不読色で印刷するステップと、前記ファックスサーバが、前記文字記入枠へ文字が記入された前記帳票の画像を前記ファックス装置から前記ネットワークを通じて受信し、画像記憶部に記憶するステップと、前記帳票印刷装置により印刷される前記帳票の書式をタイミングマークまたはバーコードに関連付けた帳票定義データと、前記帳票の書式毎に読み取り対象の文字の画像を順に切り出すための切り出し順序とが記憶された第2記憶部から読み出した帳票定義データを参照して、前記画像記憶部に記憶された前記画像から前記帳票の書式を判別し、その書式毎に設定された切り出し順序に従って、読み取り対象の文字画像を切り出すステップと、前記ファックスサーバが、切り出した文字画像に対して文字認識を行うことで、文字のテキストデータを出力するステップとを有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、顧客が帳票に記入した認識対象の情報自体を暗号とし、帳票をファクシミリで送信する際の誤送信による情報漏洩を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施形態のFAX−OCRシステムの構成を示す図、図2はレイアウトマスタに格納されている帳票定義データの一例を示す図、図3はFAXサーバ11の動作を示すフローチャート、図4はFAX−OCRシステムで作成および使用される帳票の一例である通信販売申込書を示す図である。
図1に示すように、このFAX−OCRシステムは、ハードウェア構成として、ファックス装置としてのファクシミリ13と、電話回線12などの公衆通信網を介して接続されたファックスサーバ11(以下FAXサーバ11と称す)とを有している。
帳票作成装置30は、CPU、RAM、ROMなどのメモリ、ハードディスク装置等の補助記憶装置、キーボードおよびマウス、モニタなどといったハードウェア、オペレーティングシステム(以下OSと称す)および帳票作成アプリケーションソフトウェアなどのプログラムとが協動して実現される。
帳票作成装置30は、入力ユニット31、帳票定義記憶部33、印刷ユニット34、制御ユニット35等の機能構成を有している。制御ユニット35は、CPU、RAM、ROMなどにより実現される。帳票定義記憶部33は、メモリ、ハードディスク装置等により実現される。入力ユニット31は、キーボードおよびマウスなどにより実現される。
入力ユニット31は、帳票印刷の際に、オペレータにより入力された顧客番号等の顧客識別情報を受け付け、制御ユニット35へ通知する。つまり、入力ユニット31は、作成すべき帳票を指定するための顧客番号の入力を受け付ける。また、入力ユニット31は、作成すべき帳票を指定するための帳票IDなどの帳票識別情報の入力を受け付ける。
帳票定義記憶部33は、顧客番号または帳票IDとこれら識別情報に対応する帳票定義データとが対応して記憶されている。帳票定義データは、白紙帳票上のどの位置にどのような印刷を行うかを示す帳票の書式データである。
帳票定義データには、タイミングマークの印字情報(印字座標、おおきさ、印字形状等)、二次元バーコードの印字情報(印字座標、大きさ)なども含まれる。なおファックシミリを受信する側で、受信されたイメージデータ(以下、「画像」と称す。)の画素をスキャン操作して帳票20の罫線やタイトル、氏名などを認識できれば、送信元の帳票20でのタイミングマークまたは二次元バーコードの印刷は必須ではない。
具体的には、図4に示すような文字、文字記入枠21及び矢印22等が予め指定された色で印刷されて、帳票20が作成される。文字記入枠21及び矢印22等は、ファクシミリ13の不読色(緑色等)で印刷される。図では緑色の印刷部分を点線で示す。
つまり、帳票定義記憶部33は、帳票IDおよび・または顧客番号とこれら識別情報に対応して帳票の形状、文字記入枠、タイミングマークまたはバーコードの配置を含む書式を定義した帳票定義データとを対応させて記憶する第1記憶部として機能する。
また、帳票定義記憶部33には、顧客番号、帳票ID、文字記入枠への文字記入順序の指定データ(記入指定情報)がそれぞれ対応して記憶されている。
制御ユニット35は、各ユニットを制御する。例えば制御ユニット35は、入力ユニットから入力される顧客番号または帳票IDに従って帳票定義記憶部33から該当する顧客または帳票の帳票定義データを読み出して印刷ユニット34に渡し、印刷ユニット34に印刷を行わせる。
制御ユニット35および印刷ユニット34は、入力ユニット31により受け付けられた顧客番号に対応する帳票定義データを帳票定義記憶部33から読み出し、その帳票定義データに従って、帳票タイトルなどの文字、文字入力用の枠、矢印、タイミングマークなどを白紙帳票に印刷することで、図4に示す帳票20を作成する。
印刷ユニット34は、白紙帳票に、上記クレジットカード番号や申込数量、合計数などの文字を一文字毎に記入するための複数の枠21(図4参照)とダミーの文字を記入するための枠24(以下「ダミー枠24」と称す)とをファクシミリ13の不読色で印刷する。ファクシミリ13の不読色とは、例えば赤色または緑色などである。複数の文字記入枠21は、行方向および列方向に列設されている。
この例では、枠21は、クレジットカード番号を記入するための枠であり、例えば3行10列、合計30個の枠がマトリクス状に設けられている。また帳票20の下の欄には、申込数量記入用として、各商品毎に1行3列の枠が設けられている。さらにその下には、合計数記入用として1行3列の枠が設けられている。
また、印刷ユニット34は、複数の文字記入枠21に、左端の枠から文字の記入が横方向へ一様に連続しない順序で文字を記入するための記入指定情報をファクシミリ13の不読色で印刷する。
記入指定情報とは、この例では、矢印22である。矢印22は、少なくとも他行の文字記入枠21への遷移を含む所定の順序で文字を書き込むように文字の記入順序を指示するためのものである。
クレジットカード番号は、個人情報の一つであることから、帳票上の氏名と関連して第三者へ流出することは避けなければならない。
そこで、マトリクス状に配置された複数の枠30個のうち、10個がクレジットカード番号認識のための必須の枠21とし、その以外の他の枠24には、ダミーの文字を記入するものとする。
マトリクス状に配置された複数の枠のうち、左上角の枠を枠(1,1)、右下角の枠を枠(3,10)とすると、この例では、矢印22によって、枠(1,1)、枠(3,2)、枠(2,3)、枠(1,4)、枠(1,5)、枠(1,6)、枠(3,7)、枠(1,8)、枠(1,9)、枠(1,10)という順でクレジットカード番号記入順序が示されている。
また、この例では、矢印22以外に、上記10個の枠21の枠線については太い線で強調印刷されている。残りのダミー枠24の枠線は、枠21と比較して細い線で印刷され、申込者が頭の中に思い浮べた数字を自ら記入するものとする。記入指定情報は、矢印22による記入順序の他、文字の記入開始位置や記入方向等を指定してもよい(図10参照)。
すなわち、帳票印刷装置30は、作成すべき帳票の種類を指定するための顧客情報の入力を受け付ける入力ユニット31と、顧客情報とこの顧客情報に対応する帳票定義データとを対応させて記憶する第1記憶部としての帳票定義記憶部33と、入力ユニット31により受け付けられた顧客情報に対応する帳票定義データを帳票定義記憶部33から読み出して、白紙帳票に、文字を一文字毎に記入するための複数の枠(枠21及びダミー枠24)を印刷すると共に、認識対象の文字が記入される各枠21に文字を横一列ではない順序で記入するための矢印22をファクシミリ13の不読色(緑色等)で印刷する印刷ユニット34とを備える。
帳票印刷装置30は、通信販売会社の印刷所などに設置されており、印刷された帳票20は各顧客の家などへ配送される。
ファクシミリ13は、各顧客の家などに設置されたものである。顧客は、通信販売される商品の申し込みの際に、自宅に配送された帳票20に必要事項を記入の上、ファクシミリ13から通信販売会社へFAXを送ることで注文(申し込み)を行う。
ファクシミリ13は、読み取り台にセットされた帳票20の表面をCCDセンサなどでイメージスキャンして帳票のイメージデータ(以下、「画像」と称す。)を生成し、その画像を電話回線12を通じてFAXサーバ11へ送信する。
FAXサーバ11は、通信部1、制御部3、画像記憶部2、画像処理部5、帳票定義記憶部としてのレイアウトマスタ6、文字認識部7、認識結果記憶部8などを有している。
これら各部必要に応じてその機能を用いるものであり、すべての構成が必須とは限らない。
例えば画像処理部5が画像記憶部2から読み出した帳票の画像から得た帳票の定義を文字認識部7がそのまま利用すれば、レイアウトマスタ6などは不要である。さらにファクシミリ13を用いずに帳票20の画像をファイルの形態でネットワークや記憶媒体などを介してFAXサーバ11に直接入力し、通信部1を通じて画像記憶部2に保存しても良い。
FAXサーバ11の機能は、CPU、RAM、ROMなどのメモリ、ハードディスク装置などの補助記憶装置、キーボードおよびマウスなどの入力装置、ディスプレイ10などのハードウェアと、オペレーティングシステム(以下OSと称す)および画像処理および文字認識アプリケーションソフトウェアなどのプログラムとが協動して実現される。
画像記憶部2およびレイアウトマスタ6は、RAMまたはハードディスク装置などに設けられる記憶領域であり、画像および帳票定義データなどの情報を記憶する領域である。
通信部1は、FAXモデムボードなどの通信インターフェースボードにより実現される。通信部1は、ファクシミリ13から電話回線12を通じて送信されてきた帳票20の画像を受信する受信部(画像取得部)として機能する。
レイアウトマスタ6には、顧客毎の帳票定義データが記憶されている。図2に示すように、帳票定義データ40は、定義項目と定義内容が設定されている。定義項目は、例えば画像処理機能(タイミングマーク、フィルタ)、帳票識別機能(識別フィールド)、文字認識機能(認識フィールド)、知識処理機能(知識処理設定)、出力機能(種類、画像出力、スクリプト)などが設定されている。
タイミングマークの定義内容としては、例えばタイミングマークの位置、大きさ(mm単位)が設定されている。フィルタの定義内容としは、例えば強調・ノイズ除去機能などが設定されている。
識別フィールドの定義内容としては、識別情報の種類(バーコード、IDなど)、位置、フォント、文字数、文字ピッチ、枠の大きさ、の種類、字種、印字内容などが設定されている。
認識フィールドの定義内容としては、識別情報の種類(バーコード、IDなど)、位置、フォント、文字数、文字ピッチ、枠の大きさ、枠の種類、字種などが設定されている。知識処理設定の定義としては、適用フィールド、住所・姓名などが設定されている。
種類の定義としては、認識結果の出力形式として、CSV、テキスト、XMLなどが設定つれている。加工の定義としては、全角・半角変換、フィールド連結、順序変更等が設定されている。
画像出力の定義としては、JPEG/TIFF、解像度、切り出し位置などが設定されている。
スクリプトの定義としては、実行する処理などが設定されている。本実施形態の画像処理部5の動作がスクリプトの処理である。
レイアウトマスタ6は、帳票印刷装置30により印刷された帳票20の書式(種別及び形式)をタイミングマークまたはバーコードに関連付けた帳票定義データと、帳票20の書式毎に読み取り対象の文字画像を順に切り出すための切り出し順序とが記憶された第2記憶部として機能する。
制御部3は、CPU、メモリ、OSおよび画像処理および文字認識アプリケーションソフトウェアなどにより実現される。
制御部3は、通信部1、画像処理部5、文字認識部7などを制御すると共に、ファクシミリ13から受信された帳票の画像を画像記憶部2に記憶する。その後、画像記憶部2に記憶された画像は、画像処理部5により読み出されて、一文字づつ文字を認識するための文字画像が切り出される。
顧客マスタ4には、帳票ID、顧客番号、顧客氏名、住所、電話番号などが対応して記憶されており、いずれかの情報をキーに対応情報の検索が可能である。
画像処理部5は、画像記憶部2に記憶された帳票20の画像を読み出し、レイアウトマスタ6の帳票定義データに従って画像の画素を走査し、文字画像を切り出す。
画像処理部5は、レイアウトマスタ6から読み出した顧客毎の帳票定義データ40を参照して、画像のタイミングマークの位置などから、画像がどのような種類の帳票のものであるかを判別する。
画像処理部5は、レイアウトマスタ6から読み出した帳票定義データ40に基づき、画像の文字認識対象領域(切り出し部分画像または文字画像等という)を帳票毎に設定された切り出し順序で切り出す。
すなわち、画像処理部5は、画像に含まれるタイミングマークまたはバーコードをレイアウトマスタ6の帳票定義データと照合して、画像から帳票20の書式(種別及び形式等)を判別し、その書式毎に設定された切り出し順序に従って、読み取り対象の文字画像を切り出す文字画像切出部として機能する。
辞書記憶部9には、1文字のテキストデータとイメージデータまたは特徴ベクトルが対応した辞書データが記憶されている。
文字認識部7は、画像処理部5により切り出された文字画像に対して辞書記憶部9の辞書データを参照して文字認識処理を行い認識結果を出力する。
具体的には、文字認識部7は、画像処理部5により切り出された文字画像と、辞書記憶部9から読み出した辞書データとを比較して、一致または類似(近似)する文字を選出し、文字認識結果(テキストデータや対応する切り出し部分画像など)を認識結果記憶部8に記憶する。
文字認識処理としては、辞書記憶部9に予め登録されている文字認識用の辞書データ(辞書のイメージデータまたは特徴ベクトル)と、切り出した文字のイメージデータまたは特徴ベクトルとのパターンマッチングを行うことで、一致度または類似度の高い文字のテキストデータを辞書データから選出する処理である。
認識結果記憶部8は、ハードディスク装置などの記憶領域であり、文字認識結果の情報を保存しておくための領域である。
以下、このFAX−OCRシステムの動作を説明する。初めに、このFAX−OCRシステムに用いる第1の例の帳票20について説明する。この例の帳票20は、例えば通信販売申込書などである。
帳票印刷装置30では、オペレータが入力ユニット31に顧客番号を入力すると、その顧客番号の入力を入力ユニット31が受け付け、入力ユニット31から制御ユニット35へ顧客番号が渡される。
制御ユニット35は、渡された顧客番号をキーにして、帳票定義記憶部33から該当する帳票定義データを読み出して、印刷ユニット34を制御して帳票タイトルなどの文字、文字記入枠21、ダミー枠24、矢印22、タイミングマーク(図示せず)等を白紙帳票に印刷する。
これにより、帳票には、文字を一文字毎に記入するための複数の枠(文字記入枠21及びダミー枠24)と、タイミングマーク等が印刷されると共に、複数の文字記入枠21への文字の記入が左端から横方向へ連続しない順序でかつファクシミリ13の不読色の緑色で矢印22が印刷される。
このようにして帳票印刷装置30にて、図4に示すような内容の帳票20が印刷される。この後、帳票20は、電話などで申し込みのあった顧客へ配送される。
具体的には、帳票20には、帳票タイトルとして「通信販売申込書」、申込者の氏名欄「日本 花子 様 」、クレジットカード番号を記入するための枠21(番号記入枠)やダミーの数字を記入するための枠24(番号記入枠)、申し込み内容の記入枠(数量記入枠を含む)等が緑色等で印刷されている。
この第1実施形態では、通信販売申込書等の帳票20に、クレジットカード番号等の漏洩したくない情報(数字)を記入するための複数の枠21と、それ以外に数字をランダムに記入するためのダミー枠24と、各枠21への文字の記入順序を示す矢印22とを緑色等のファクシミリ13が読み取り不可能な色(以下「不読色」と称す)で複数行用意しておき、帳票20の記載者である申込書発信人は、その矢印22の指示(順)に従って、枠21にクレジット番号を記載してゆくものとする。矢印22で指定されていない残りのダミー枠24には、申込書発信人が筆記時に思いついた適当な文字、つまりダミー文字を記入するものとする。
つまり、申込書発信人は、クレジットカード番号については、矢印22に従って1桁目を上欄の枠(1,1)、2桁目は下欄点のように記入し、残る細線のダミー枠24には、思いついた適当な数字を当てはめるようにして番号を記載する。申込書発信人が、このようにして情報を手書きした帳票20を図5に示す。
このようにして、申込書発信人が、帳票20に、商品購入申し込みのための必要事項(氏名、クレジットカード番号、数量等)とダミーの数字を記入した後、ファクシミリ13で送信先の通信販売会社の電話番号に電話をかけて、通信販売会社に設置されたFAXサーバ11へ送信する。
枠21と矢印22は、ファクシミリ13のラインセンサが読み取ることができない色、例えば薄い緑や赤などの色で印刷されている。図の点線は、緑色のプレ印刷箇所を示す。
このため、FAXサーバ11には、図6に示すように、帳票20の枠21,24と矢印22が失われた画像20Aが受信される。
従って、もし申込書発信人が、間違って他へ電話をかけてFAX送信してしまった場合でも、このFAXを受信した相手は、送信元の帳票20の枠21,24と矢印22がどのように繋がっていたか、またそれぞれがどのような関係にあるかを知らないため、帳票20のFAX受信画像からは、クレジットカード番号を読み取ることはできない。これにより、住所、氏名、年齢、電話番号、クレジットカード番号等のような個人情報を記載した帳票20をファクシミリ13で安全にやりとりできるようになる。
以下、図3のフローチャートを参照してFAXサーバ11の動作例を説明する。
この場合、電話回線12を通じて画像20Aを通信部1が受信すると(図3のステップS101)、受信された画像20Aは、画像記憶部2に記憶される。
画像20Aが画像記憶部2に記憶されると、画像処理部5は、画像記憶部2から画像20Aを読み出して、画像20Aをソフト的に走査して画像20Aに含まれるタイミングマークを検出する(ステップS102)。
タイミングマークを検出すると、画像処理部5は、その検出情報をレイアウトマスタ6の帳票定義データと照合して、画像20Aから帳票20の種類及び形式を示す帳票番号を特定、つまり帳票の種類を識別する(ステップS103)。
帳票20の種類が特定できると、画像処理部5は、その帳票番号をキーにして顧客マスタ4を検索し、顧客を特定、つまり顧客IDを得る。
そして、画像処理部5は、得られた帳票番号毎または顧客ID毎にレイアウトマスタ6に設定された切り出し順序に従って、画像20Aから読み取り対象の文字画像を切り出す(ステップS104)。
文字認識部7は、画像処理部5により切り出された順に文字画像に対して文字認識を行うことで(ステップS105)、クレジットカード番号の候補を得る。
そして、文字認識部7は、知識処理により、上記候補の中から顧客のクレジットカード番号を特定し、そのテキストデータと文字画像または画像20Aをディスプレイ10に出力(表示)すると共に(ステップS106)、テキストデータと文字画像とを対応させて認識結果記憶部8に記憶する。
なお、文字認識部7の作り方によっては、知識処理は不要である。例えばあくまでも認識結果の最終判断を人が行う場合、知識処理を経ずに、文字認識結果のテキストデータと文字画像とを互いを比較可能なように並べてディスプレイ10に表示し、人によるテキストデータの編集操作及び確定操作を経て認識結果記憶部8に記憶する。
このようにこの第1の例によれば、白紙帳票に、複数の枠21,24とその中の一部の文字入力枠21へのクレジットカード番号の記入順序を示す矢印22とを印刷した帳票20を通信販売会社で作成し、申込書発信人へ送り、申込書発信人は、その帳票20上の矢印22で指定された順に文字入力枠21に必要事項を記入し残りのダミー枠24には適当に数字を埋めた上で通信販売会社のFAXサーバ11へ送信するので、帳票の記入領域をあまり無駄にすることなく、申込書発信人が帳票20に手書きした個人情報を暗号化することができる。
また、FAXサーバ11では、受信した画像に含まれるタイミングマークにより帳票20を特定し、特定した帳票20の種類に応じた帳票定義データと記入順序に基づいて文字画像を順に切り出して文字認識するので、クレジットカード番号などの個人情報を正しく認識することができる。
すなわち、ユーザが真正データをマーキングするための専用の二次元コードデータ領域を設けることなく、記入欄を数行増やすだけで顧客が記入した情報の並び方を解らなくしてFAX送信するので、個人情報を含む画像を安全にFAX送信することができる。
次に、図7乃至図9を参照して第2の例を説明する。
上記第1の例の帳票20では、たまたま間違いFAXが届いた相手が、申込書発信人と同じ種類(書式)の帳票20を所持していれば、クレジットカード番号を解読できてしまう可能性がある。
そこで、この第2の例では、図7に示すように、クレジットカード番号を記入するための文字記入枠21の位置と対応する矢印22の並びや方向を帳票毎に変えて、帳票一枚一枚を識別するためのバーコード23を帳票20B上の所定位置、例えば帳票表面の向かって左上部(所定の位置)に設ける。バーコード23の位置については、帳票定義データにより決められる(図2参照)。図の点線は、緑色のプレ印刷箇所を示す。バーコード23は、帳票IDまたは顧客番号に帳票の書式および矢印22を対応付ける情報である。
この場合、帳票印刷装置30では、オペレータが入力ユニット31に顧客番号を入力すると、その顧客番号の入力を入力ユニット31が受け付け、入力ユニット31から制御ユニット35へ顧客番号が渡される。
制御ユニット35は、渡された顧客番号をキーにして、帳票定義記憶部33から該当する帳票定義データ(バーコードを含む)を読み出して、印刷ユニット34を制御して帳票タイトルなどの文字、顧客の氏名、文字記入用の枠21,24、矢印22、バーコード23を白紙帳票にプレ印刷する。この場合、帳票タイトルとバーコード23は、黒色で印刷され、その他(顧客の氏名、枠21,24、矢印22等)は、緑色で印刷される。
すなわち、帳票20Bには、文字を一文字毎に記入するための複数の枠21,24が緑色で印刷され、バーコード23が黒色で印刷されると共に、矢印22が、複数の文字記入枠21への文字の記入が左端から横方向へ連続しない順序でかつファクシミリ13の不読色の緑色でプレ印刷される。
この第2の例において、顧客の氏名とバーコード23を印刷する以外、例えば帳票タイトルなどの文字、複数の枠21,24、矢印22等の印刷については、上記第1の例と同じであり、申込書発信人が、この帳票20Bに必要事項を記入すると、図8に示すように、全ての枠21,24に文字が埋まった帳票20Cになる。
このように必要事項を記入した帳票20Cをファクシミリ13に読み込ませて、FAXサーバ11へFAX送信することで、FAXサーバ11では、図9に示すように、バーコード23があり、枠21,24、矢印22および顧客の氏名等のない画像20Dが受信される。
この画像20Dを受信側で見た場合、バーコード23と矢印22の並びとの対応を知るものしかクレジットカード番号の解読ができず、個人情報をより安全にFAX送信することができる。
この場合のFAXサーバ11の動作を説明する。この場合、電話回線12を通じて画像20Dを通信部1が受信すると、受信された画像20Dは、画像記憶部2に記憶される。
画像20Dが画像記憶部2に記憶されると、画像処理部5は、画像記憶部2から画像20Dを読み出して、画像20Dをソフト的に走査して画像20Dに含まれるバーコード23を検出する。
画像処理部5は、バーコード23を検出すると、そのバーコード23の情報をレイアウトマスタ6の帳票定義データと照合して、画像20Dから帳票20Bの種類及び形式を示す帳票番号(帳票ID)を特定する。
帳票20Bの種類が特定できると、画像処理部5は、その帳票番号(帳票ID)をキーにして顧客マスタ4を検索し、顧客を特定、つまり顧客番号を得る。
そして、画像処理部5は、得られた帳票番号毎または顧客番号毎にレイアウトマスタ6に設定された切り出し順序に従って、画像20Dから読み取り対象の文字画像を切り出す。
文字認識部7は、画像処理部5により切り出された順に文字画像に対して文字認識を行うことで、クレジットカード番号の候補を得る。
そして、文字認識部7は、知識処理により、顧客のクレジットカード番号を特定し、そのテキストデータと文字画像または画像20Aをディスプレイ10に出力(表示)すると共に、テキストデータと文字画像とを対応させて認識結果記憶部8に記憶する。
なお、文字認識部7の作り方によっては、知識処理は不要である。例えばあくまでも認識結果の最終判断を人が行う場合、知識処理を経ずに、文字認識結果のテキストデータと文字画像とを互いを比較可能なように並べてディスプレイ10に表示し、人によるテキストデータの編集操作及び確定操作を経て認識結果記憶部8に記憶する。
このようにこの第2の例によれば、帳票20Bに顧客の氏名を緑色でプレ印刷し顧客の氏名を読み取らなくする一方、バーコード23を黒色でプレ印刷したことで、個人情報を発見し難くすると共に、帳票20Bの種類だけでなく帳票一枚一枚、または顧客1人1人の記入順序を設定し、受信側では帳票一枚一枚、または顧客1人1人の情報を得ることができるので、タイミングマークだけの識別よりも暗号能力を高く、つまり暗号を解読し難しくすることができる。
次に、図10、図11を参照して第3の例を説明する。この第3の例は、第2の例をさらに発展させた例であり、図10に示すように、申込書発信人がクレジットカード番号を記入しない帳票20B上のダミー枠24に予め手書き風の文字を黒色でプレ印刷(印字)しておく。
従って、申込書発信人は、残りの太線の枠21の10箇所にだけクレジットカード番号の数字を書き入れるだけで、図11に示すように、個人情報が暗号化された状態の帳票20Bを作成できる。なお、この場合、手書き風の文字を申込書発信人の手書き文字にできるだけ似せることが重要であり、予め申込書発信人の手書き文字を文字認識部7に入力し、学習しておくものとする。
このように必要事項を記入した帳票20Bをファクシミリ13に読み込ませて、FAXサーバ11へFAX送信することで、FAXサーバ11では、図9に示したものと同様に、バーコード23があり、文字記入用の枠21,24および矢印22のない画像20Dが受信される。
この画像20Dを受信側で見た場合、バーコード23と矢印22の並びとの対応を知るものしかクレジットカード番号の解読ができず、個人情報をより安全にFAX送信することができる。
このようにこの第3の例によれば、上記第1の例及び第2の例と同様の効果を得ると共に、帳票20のダミー枠24に予め手書き風の文字を記入(印字)しておくことで、申込書発信人がダミー枠24に数字を記入する手間が省くことができる。
次に、図12乃至図14を参照して第4の例を説明する。この第4の例は、上記各例から考え方を発展された応用例であり、帳票を、複数枚の用紙を重ねた複写紙とする。
図12に示すように、1枚目の用紙20Bは、複写用のカーボン紙であり、従来の申込用紙とほぼ同じ書式のレイアウトで、緑色(点線25Aで囲まれた部分)の枠21が設けられている。つまり1枚目の用紙20Bには、クレジットカード番号記入用の枠21が、番号記入数分(例えば9個)、横一列に並べて設けられる。また、注文する商品の数量や合計数を記入するための枠21が、例えば3個、横一列に並べて設けられる。
図13に示すように、2枚目の複写される用紙20Cには、上のクレジットカード番号記入用の枠21の範囲を除外するように、かつ枠21に記載される手書き文字と左右上下にほぼ並ぶように予め多数の手書き風の文字(点線25Bで囲まれた部分)が黒色で記入(プレ印字)されている。
申込書発信人がこの複写紙にクレジットカード番号等を記入するときは、2枚の用紙20B,20Cを重ねた状態で1枚目の用紙20Aにクレジットカード番号をボールペン等で記入し、FAX送信時には、2枚目の用紙20Cをファクシミリ13にかけて送信するものとする。
このように複写紙に必要事項を記入した後の2枚目の用紙20Cをファクシミリ13に読み込ませて、FAXサーバ11へFAX送信することで、FAXサーバ11では、図14に示すように、バーコード23や多数の数字がある一方、枠21がない画像20Dが受信される。
この画像20Dを受信側で見た場合、多数の数字が縦横に同じように並んだ状態のため、バーコード23と数字の並びとの対応を知るものしかクレジットカード番号の解読ができず、個人情報をより安全にFAX送信することができる。
このように第4の例によれば、帳票を複写紙としその1枚目を従来の申込用紙の形式にしたことで、申込書発信人がクレジットカード番号等を記入するときに違和感が少なく、必要事項を落ち着いて書き込むことができる。
また、申込書発信人がくせ字でクレジットカード番号を1枚目の用紙20Bに書き込むと、2枚目の用紙20Cにプレ印刷された文字との違いが顕著に現れてしまうため、申込書発信人(記入者)に、比較的、癖のない字で番号を記載しようという意識が生まれ、結果的に、FAXサーバ11での文字認識率を向上することができる。
次に、図15を参照して、第5の例を説明する。この第5の例は、上記各例から考え方を発展された応用例であり、図15に示すように、帳票20Eには、一文字づつ文字を記入するための枠21を所定間隔を隔てて環状に配置し各枠21を緑色でプレ印刷する。なお、この例では、クレジットカード番号が8桁の場合で例示する。
また、各文字記入枠21の近傍には、クレジットカード番号の左端の数字から何桁目の数字を記入するかを示す文字29を緑色で印字する。文字29は、例えば「1桁目」、「2桁目」…「8桁目」などである。
さらに、どの枠からクレジットカード番号の数字を書き始めるかを示すための開始位置を示す線27と文字の書き順(回転)方向を示す矢印28とを緑色で印字する。つまり、帳票印刷装置30では、点線26で囲まれた範囲を緑色でプレ印刷する。
すなわち、この帳票には、複数の枠21が環状に配置されると共に、その中の一つの枠21に、文字記入開始位置と方向を示すための記入指定情報(線27、矢印28)がファクシミリ13の不読色である緑色で印刷されている。
この帳票20Eを申込書発信人に送り、申込書発信人がクレジットカード番号や数量等を記入し、その帳票20Eを、ファクシミリ13に読み込ませて、FAXサーバ11へFAX送信することで、FAXサーバ11では、クレジットカード番号の位置に環状に多数の数字が配置されただけの画像が受信されるので、この画像を受信側で見た場合、数字の読み取り開始位置と読み取り方向を知るものでなければクレジットカード番号の解読ができず、個人情報をより安全にFAX送信することができる。
このように第5の例によれば、帳票20Eに、クレジットカード番号記入用の枠21を環状(だ円状)に配置したことで、どこが番号の先頭なのかが分からなくなることを利用して情報漏洩を防ぐことができる。
帳票20Eに、環状(だ円状)に配置した枠21と各枠21への記入開始位置や書き順方向を示す情報(線27,矢印28等)を緑色でプレ印刷したことで、発信側では、クレジットカード番号等の個人情報の記入を開始する位置や書き順方向がわかるものの、受信側ではそれが解らず、申込書発信人が記入した数字自体を暗号化することができる。
この第5の例では、ある位置から左回りにクレジットカード番号の桁を順に増やして記入するようにしたが、各枠21の中で桁の記入位置をランダムに設定することで、情報の解読をより行い難いものにできる。
上記実施例では、枠21を横一列や環状(だ円状)等に配置したが、これに限らず、ランダムな配置、矩形、正方形、ひし形等の配置であっても良い。つまり、ファクシミリ13で受信される画像上で、文字の記入順序が分からないような枠21の配置にすれば、情報漏洩を防ぐことができる。
本発明に係る一つの実施の形態のFAX−OCRシステムの構成を示す図である。 レイアウトマスタに格納されている帳票定義データの一例を示す図である。 FAXサーバの動作を示すフローチャートである。 帳票印刷装置で作成された第1の例の帳票を示す図である。 手書き文字が記入された送信前の帳票を示す図である。 FAXサーバで受信された帳票の画像を示す図である。 帳票印刷装置で作成された第2の例の帳票を示す図である。 手書き文字が記入された送信前の帳票を示す図である。 FAXサーバで受信された帳票の画像を示す図である。 帳票印刷装置で作成された第3の例の帳票を示す図である。 手書き文字が記入された送信前の帳票を示す図である。 帳票印刷装置で作成された第4の例の帳票の1枚目の用紙を示す図である。 2枚目の用紙を示す図である。 FAXサーバで受信された2枚目の用紙の画像を示す図である。 帳票印刷装置で作成された第5の例の帳票を示す図である。
符号の説明
1…通信部1…画像記憶部、3…制御部、5…画像処理部、6…帳票定義記憶部、7…文字認識部、8…認識結果記憶部、9…辞書記憶部、10…ディスプレイ、11…FAXサーバ、12…電話回線、13…ファクシミリ、20、20B、20E…帳票、30…帳票作成装置、31…入力ユニット、33…帳票定義記憶部、34…印刷ユニット、35…制御ユニット。

Claims (7)

  1. 帳票を印刷する帳票印刷装置と、この帳票印刷装置により印刷された帳票の画像を送信するファックス装置と、このファックス装置から送信された前記画像をネットワークを通じて受信するファックスサーバとを有するFAX−OCRシステムにおいて、
    前記帳票印刷装置は、
    作成すべき帳票または顧客を指定するための帳票識別情報および・または顧客識別情報の入力を受け付ける入力ユニットと、
    帳票識別情報および・または顧客識別情報とこれら識別情報に対応して前記帳票の形状、文字記入枠、タイミングマークまたはバーコードの配置を含む書式を定義した帳票定義データとを対応させて記憶する第1記憶部と、
    前記入力ユニットにより受け付けられた識別情報に対応する帳票定義データを前記第1記憶部から読み出し、読み出した帳票定義データに従い、前記帳票に、文字を一文字毎に記入するための複数の文字記入枠とタイミングマークまたはバーコードを印刷すると共に、前記複数の文字記入枠への文字の記入が左端から横方向へ連続しない順序で、または所定の記入開始位置からある方向へ文字を記入するための記入指定情報を前記ファックス装置の不読色で印刷する印刷ユニットを備え、
    前記ファックスサーバは、
    前記ネットワークを通じて前記帳票の画像を受信する通信部と、
    前記通信部により受信された前記帳票の画像を記憶する画像記憶部と、
    前記帳票印刷装置により印刷される前記帳票の書式をタイミングマークまたはバーコードに関連付けた帳票定義データと、前記帳票の書式毎に読み取り対象の文字の画像を順に切り出すための切り出し順序とが記憶された第2記憶部と、
    前記画像に含まれるタイミングマークまたはバーコードを検出し、前記第2記憶部の帳票定義データと照合して、前記画像から前記帳票の書式を判別し、その書式毎に設定された切り出し順序に従って、読み取り対象の文字画像を切り出す文字画像切出部と、
    前記文字画像切出部により切り出された文字画像に対して文字認識を行うことで、文字のテキストデータを出力する文字認識部と
    を具備したことを特徴とするFAX−OCRシステム。
  2. 前記帳票が、
    前記複数の文字記入枠が行方向および列方向に前記ファックス装置の可読色で印刷されると共に、少なくとも他行の文字記入枠への遷移を含む所定の順序で文字を順に記入するための記入指定情報が前記ファックス装置の不読色で印刷されたことを特徴とする請求項1記載のFAX−OCRシステム。
  3. 前記バーコードは、
    前記帳票識別情報または顧客識別情報毎に前記帳票の書式および前記記入指定情報を対応付ける情報であることを特徴とする請求項1記載のFAX−OCRシステム。
  4. 前記帳票に印刷される文字記入枠のうち、文字認識対象外の文字記入枠に、予め手書き文字と同等の文字が印字されたことを特徴とする請求項1記載のFAX−OCRシステム。
  5. 前記帳票が、
    複数枚の帳票からなる複写紙であって、1枚目の帳票に、周囲に白紙領域が設けられた一列の文字記入枠が印刷され、2枚目の帳票に、前記白紙領域と重なる部分に前記文字記入枠に記入される手書き文字と同等の文字が印字されたことを特徴とする請求項1記載のFAX−OCRシステム。
  6. 前記帳票が、
    前記複数の文字記入枠が環状に配置されると共に、その中の一つの枠に、文字記入開始位置と方向を示すための記入指定情報が前記ファックス装置の不読色で印刷されたことを特徴とする請求項1記載のFAX−OCRシステム。
  7. 帳票を印刷する帳票印刷装置と、この帳票印刷装置により印刷された帳票の画像を送信するファックス装置と、このファックス装置から送信された前記画像をネットワークを通じて受信するファックスサーバとを有するFAX−OCRシステムにおける情報保護方法であって、
    前記帳票印刷装置が、前記帳票に、文字を一文字毎に記入するための複数の文字記入枠とタイミングマークまたはバーコードを印刷すると共に、前記複数の文字記入枠への文字の記入が左端から横方向へ連続しない順序で、または所定の記入開始位置からある方向へ文字を記入するための記入指定情報を前記ファックス装置の不読色で印刷するステップと、
    前記ファックスサーバが、前記文字記入枠へ文字が記入された前記帳票の画像を前記ファックス装置から前記ネットワークを通じて受信し、画像記憶部に記憶するステップと、
    前記帳票印刷装置により印刷される前記帳票の書式をタイミングマークまたはバーコードに関連付けた帳票定義データと、前記帳票の書式毎に読み取り対象の文字の画像を順に切り出すための切り出し順序とが記憶された第2記憶部から読み出した帳票定義データを参照して、前記画像記憶部に記憶された前記画像から前記帳票の書式を判別し、その書式毎に設定された切り出し順序に従って、読み取り対象の文字画像を切り出すステップと、
    前記ファックスサーバが、切り出した文字画像に対して文字認識を行うことで、文字のテキストデータを出力するステップと
    を有することを特徴とする情報保護方法。
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