JP2008177929A - ドアホンシステム及び訪問者情報表示方法 - Google Patents

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顕宏 岡部
Kazuhiro Koyama
和宏 小山
Takashi Kami
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Abstract

【課題】 訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者情報を読み取り、この訪問者情報を表示することができるドアホンシステムを提供する。
【解決手段】 呼び出しボタンと、呼び出しボタンの押下を検出した場合に、訪問者が携帯するICカードに記録された該訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者特定情報を読み取る情報読取手段とを備えた子機と、画像表示するモニタと、呼び出しボタンの押下を検出した場合に、報知音を発音するとともに、情報読取手段によって読み取った訪問者特定情報をモニタに表示する情報表示手段とを備えた親機とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、訪問者の情報を表示することができるドアホンシステム及び訪問者情報表示方法に関する。
従来から室内モニタのユーザはモニタ表示部の訪問者の映像を見なければ、訪問者が誰であるかを認識することができないという問題を解決するために、訪問者を識別するQRコード毎に、訪問者を識別報知する音楽情報を記憶しておき、子機側にてQRコードを記録した訪問者の携帯電話機を検知すると、子機側のCCDカメラにて携帯電話機に表示中のQRコードの撮像動作を開始し、親機側にて、子機側のCCDカメラにて撮像したQRコードに対応する音楽情報を読み出し、この音楽情報をスピーカ出力するようにしたテレビドアホン装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−054591号公報
しかしながら、特許文献1に示すテレビドアホン装置にあっては、訪問者を識別するQRコード毎に、訪問者を識別報知する音楽情報を予め登録させておく構成であるため、訪問者を識別できるのは、予め登録されている者に限られ、予め登録されていない訪問者の識別は依然としてできないという問題がある。すなわち、特許文献1に記載の装置は、予め訪問することが想定される訪問者とそれ以外の訪問者を識別するものであるため、想定されない訪問者を音声と画像のみでドアを開けるか否かを判断しなければならないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者情報を読み取り、この訪問者情報を表示することができるドアホンシステム及び訪問者情報表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、呼び出しボタンと、訪問者が携帯するIDカードに記録された該訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者特定情報を読み取る情報読取手段とを備えた子機と、情報を表示するモニタと、前記呼び出しボタンの押下を検出した場合に、報知音を発音する発音部と、前記情報読取手段によって読み取った前記訪問者特定情報を前記モニタに表示する情報表示手段とを備えた親機とからなることを特徴とする。
本発明は、前記訪問者特定情報は、訪問者の顔画像を含み、前記子機は、前記訪問者の画像の撮像を行う撮像手段をさらに備え、前記情報表示手段は、前記撮像手段による撮像画像と、前記訪問者特定情報に含まれる訪問者の顔画像とを並べて表示することを特徴とする。
本発明は、前記親機は、前記訪問者特定情報を認証する訪問者認証手段をさらに備え、前記情報表示手段は、前記訪問者認証手段によって前記訪問者特定情報が認証されたことを表示することを特徴とする。
本発明は、前記親機は、前記訪問者の音声または画像、音声及び画像に加えて前記訪問者特定情報を記録する訪問者情報記録手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明は、呼び出しボタンを備えた子機と、情報を表示するモニタを備えた親機とからなるドアホンシステムにおける訪問者情報表示方法であって、前記子機が、訪問者が携帯するIDカードに記録された該訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者特定情報を読み取る情報読取ステップと、前記親機が、前記子機において読み取った前記訪問者特定情報を前記モニタに表示する情報表示ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、IDカードから訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者情報を読み取ってこの訪問者特定情報をモニタに表示するようにしたため、在宅者は、モニタ表示された訪問者特定情報を確認することができ、安心して玄関ドア等を開けることができるという効果が得られる。また、撮像画像とIDカードに記録された顔画像とを並べて表示するようにしたため、訪問者の確認を確実に行うことが可能となる。また、記訪問者特定情報が認証されたことを表示するようにしたため、訪問者の確認を確実に行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態によるドアホンシステムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、住宅の室内に設置される親機である。符号2は、玄関や敷地内に入る門などに設置される子機である。符号3は、訪問者が所有するICカード化されたIDカードであり、訪問者の正当性を証明するための情報が書き込まれている。なお、ICカード3は、接触式、非接触式のどちらでもよく、携帯電話に内蔵されたICカードでもよい。
符号11は、親機1の処理動作を統括して制御する制御部である。符号12は、在宅の使用者が入力操作を行う入力部である。符号13は、画像情報を表示するモニタ等から構成する情報表示手段である表示部である。符号14は、在宅の使用者の音声を集音するマイクである。符号15は、報知音及び訪問者の音声を発音するスピーカである。符号16は、情報を記憶するメモリ等で構成する記憶部である。符号17は、訪問者が所有するICカード3に書き込まれている情報の正当性を確認するための認証局証明書情報(ルート証明書)が記憶された証明書記憶部である。符号18は、認証局証明書情報等を認証局4から取得する証明書取得部である。符号19は、子機2との間で情報通信を行う通信部である。
符号21は、子機2の処理動作を統括して制御する制御部である。符号22は、在宅者を呼び出すための呼び出しボタン等で構成する入力部である。符号23は、訪問者の音声を集音するマイクである。符号24は、在宅者の音声を発音するスピーカである。符号25は、子機2の周囲の画像を撮像するカメラである。符号26は、ICカード3に書き込まれている訪問者特定情報等を読み取る情報読取手段であるカードリーダである。符号27は、親機1との間で情報通信を行う通信部である。
ここで、図1を参照して、ICカード3内に書き込まれている情報と、この情報の認証処理について説明する。ICカード3には、所属先名(企業名等)、氏名、電話番号、顔写真の画像情報などからなる訪問者情報と、この訪問者情報から求めたハッシュ値を秘密鍵によって暗号化した署名情報と、認証局4が認証した訪問者情報に署名したその所属企業の代表者あるいは人事責任者などの個人の電子証明書情報とがICカード3に書き込まれている。電子証明書情報は、一般的にはX.509証明書形式が使われ、これには 証明書形式バージョン、証明書シリアル番号、証明書発行者のディジタル署名アルゴリズム識別子、発行者のX.500識別名、有効期限、被証明者のX.500識別名、被証明者の公開鍵情報−アルゴリズム識別子と公開鍵値などを含み、これらの内容に対しての認証局によるディジタル署名が行われている。
これら訪問者情報と、署名情報と、電子証明書情報(これらの情報を合わせて訪問者特定情報という)とが書き込まれたICカード3をカードリーダ26に近づけると、カードリーダ26は、ICカード3内に記録されている訪問者特定情報を読み出し、この情報を制御部21へ受け渡す。制御部21は、この訪問者特定情報を通信部27から親機1の通信部19へ送信する。通信部19は、受信した訪問者特定情報を制御部11に送信する。訪問者特定情報を受信した制御部11は、証明書記憶部17にあらかじめ記憶されているルート証明書情報からルート認証局である認証局4の公開鍵を取得し、この公開鍵を用いてICカード3に書き込まれている電子証明書情報及び署名のための公開鍵の正当性を認証のパスを辿って確認する。訪問者情報の正当性は、単純なパスの場合、署名情報を電子証明書に書き込まれている公開鍵を用いて暗号を解いてハッシュ値の一致で確認する。この証明書の正当性はこの証明書に署名を行ったルート証明局の公開鍵を用いて同様の確認を行う。ルート証明局の公開鍵はルート証明書に書かれており、これが改竄されると全てが無意味になるので、この配布・保管が極めて重要となる。正当性が確認された電子証明書情報から訪問者情報に署名をした個人の公開鍵を得る。この公開鍵を使用して子機2から送信された署名情報を電子署名標準に従い標準アルゴリズムを使用して復号し、ハッシュ値を取得する。また、電子証明書情報から取得した署名アルゴリズムを用いて子機2から送信された訪問者情報のハッシュ値を求め、署名情報から復号したハッシュ値と比較して、一致すれば子機2から送信された訪問者情報は、正当な情報であると認証する。
なお、これら認証の仕組みは、電子署名の標準的なプロセスであり、電子署名そのものの詳細な説明は、ここでは省略する。
次に、図2を参照して、図1に示すドアホンシステムにおいて訪問者が来訪したときの動作を説明する。子機2の制御部21は、入力部(呼び出しボタン)22の操作を監視し、呼び出しボタン22が押されたか否かを判定する(ステップS1、S2)。そして、訪問者によって呼び出しボタン22が押された場合、制御部21は、通信部27を介して、呼び出しボタンが押されたことを親機1へ通知する(ステップS3)。一方、親機1の制御部11は、子機2からの呼び出しボタン押下の通知を監視し、呼び出しボタン22が押されたか否かを判定する(ステップS4、S5)。親機1の制御部11は、通信部19を介して、呼び出しボタン押下の通知を受けると、スピーカ15から訪問者があることを在宅者へ知らせるチャイムを発音する(ステップS6)。
親機1の制御部11は、チャイムを鳴らした(ステップS6)後に、子機2から訪問者特定情報が送信されたか否かを監視し、通信部19を介して訪問者特定情報の受信を試みる(ステップS10)。
一方、子機2では、ステップS7で呼び出しボタンが押されたことを親機1に通知した後、訪問者が所持しているICカード3からカードリーダー26により、ICカードに記憶された内容、即ち訪問者特定情報を読み取る(ステップS7)。訪問者特定情報が読み取れた場合は、読み取った訪問者特定情報を送信部27により親機1に送信する(ステップS8、S9)。
そして、制御部11は、子機2から訪問者特定情報が受信できたか否かを判定する(ステップS11)。訪問者特定情報が受信できた場合、制御部11は、前述した処理動作により、受信した訪問者特定情報(ICカード3内に記録された情報)の正当性を確認し(ステップS12)、正当なICカードの情報(正当な訪問者特定情報)であるか否かを判定する(ステップS13)。
この判定の結果、子機2から送信された訪問者特定情報が正当な訪問者特定情報でない(認証ができなかった情報である)場合、制御部11は、正当な訪問者特定情報でないことを表示部13へ表示する(ステップS14)。一方、子機2から送信された訪問者特定情報が正当な訪問者特定情報であれば、制御部11は、ICカード3から読み取った訪問者特定情報を表示部13へ表示する(ステップS15)。これにより、表示部13には、ICカード3に記憶されている訪問者の情報と訪問者の顔画像が表示されることになる。
子機2がステップS8の判定において、ICカード3の内容を読み取れなかった場合は訪問者特定情報等の親機1への送信(ステップS9)をスキップするため、親機1はステップS10、S11でICカードの情報を受信できず、以降のステップS12〜S15の処理は行わずスキップする。あるいは、データが取得できなかったことを表示することも有効である。
子機2のステップS8により、訪問者特定情報が読み取れなかった場合、および読み取った訪問者特定情報を親機1に送信した後、子機2は、カメラ25により訪問者を含む周辺の画像を撮像し、得られた静止画もしくは動画を画像情報として、制御部21、通信部27を介して、親機1に送信する(ステップS16)。
親機1の通信部19により受信された画像情報は、制御部11により、表示部13へ出力され、子機2のカメラ25によって撮像した画像情報が表示される(ステップS17)。これにより、表示部13には、ICカードの情報が正当な場合には、訪問者の所属先等を示す文字情報や訪問者の顔画像からなる訪問者情報、及びカメラ25により撮像した静止画もしくは動画像が表示されることになる。そして、在宅者は、表示部13に表示された情報や画像を確認した後、親機1の入力部12を操作して、マイク14、23、およびスピーカ15、25を通話できる状態にして応答する(ステップS18、S19)。
次に、図3に示す親機1及び子機2の外観図を参照して、訪問者及び在宅者がドアホンシステムを操作する動作を説明する。まず、訪問者は、子機2に備えられている呼び出しボタン22を押下すると、親機1のスピーカ15から来客を知らせるチャイムが鳴動する。そして、訪問者が携帯するICカード3を子機2に近づけると、内部に備えられているカードリーダ26がICカード3に記録されている訪問者特定情報を読み出し、子機2は、この読み出した情報を親機1へ送信する。また、子機2に備えられているカメラ25により訪問者の画像を撮像して、この撮像画像を親機1へ送信する。
これを受けて、親機1では、ICカード3内に記憶されていた訪問者情報とカメラ25によって撮像した画像が表示部13に表示されることになる。このとき、親機1の表示部13には、カメラ25によって撮像した画像とICカード3内に記憶されていた訪問者の顔画像を含む訪問者情報が並んで表示されることになる。ここで、在宅者がモニタボタン12aを押下すると、表示部13に表示されている画像の切り換えを行うことができる。例えば、画面全体に撮像画像を表示する、画面全体に訪問者情報を表示する、撮像画像と訪問者情報を並べて表示する等を選択して切り換え表示する。
次に、在宅者が通話ボタン12bを押下すると、子機2との間で通話することが可能となる。ここで、在宅者が応答の声を発すると、マイク14によって集音されて、この音声が子機1のスピーカ24から発音する。そして、訪問者が声を発すると、この音声がマイク23によって集音されて、この音声が親機1のスピーカ15から発音することになる。
なお、在宅者が入力部12を操作することにより、子機2のマイク23によって集音された音声情報と、カメラ25によって撮像した画像情報、及びICカード3から読み取った訪問者特定情報の一部または全部を、親機1の記憶部16に保存できるようにしてもよい。また、この音声情報、画像情報及び訪問者特定情報の保存機能は、不在時に動作するようにしてもよい。このようにすることにより、不在時の訪問者の情報を記録しておくことができるため、帰宅した際に訪問者の確認を行うことが可能となる。
これまでの説明では証明書記憶部17に記憶されているルート証明書情報を使い続ける場合についての説明だったが、認証の度に証明書取得部18が通信手段を用いて予め書き込まれた情報に基づき最新の証明書情報を安全に取得し、この証明書情報を使用するようにしてもよい。通常、証明書記憶部17に記憶されているルート証明書情報を用いることにより、安全に最新のルート証明書を獲得でき、最新かつ正当なCRL(証明書失効リスト)も取得することができる。また、初期状態では証明書記憶部17にはルート証明書を書き込まず、認証局4と安全に通信するための暗号鍵や安全なIDを書き込んでおき、これらを用いて安全にルート証明書を獲得することもできる。得られたCRL(証明書失効リスト)により、ICカード3から取得した電子証明書情報が現在有効かどうか、さらに証明書記憶部17に記憶されているルート証明書情報が現在有効かどうか、定期的にチェックすることが可能であり、これにより訪問者特定情報の不正使用を防止できる。
更に、商業登記に基づく電子認証の電子証明書、あるいは認証局が認証した属性認証局の発行した属性証明書をICカードに書き込み、親機1がこれらの証明書に基づき署名者の権限を確認するように構成することも有効である。この時、訪問者の所属企業が属性認証局となり、訪問者の属性証明書をICカードに保持することも可能である。
属性証明書の発行動作を図4を用いて説明する。認証局4aの認証を受けた属性証明局30は訪問者の属性証明書を発行する。属性証明書は、訪問者の所属部署等を証明するもので、カード書き込み機31によりICカード3aに書き込まれる。属性証明局30、カード書き込み機31は、訪問者所属企業32内に設置される。
訪問者は、例えば顧客を訪問する前に属性証明書を獲得するために、ICカード3aをカード書き込み機31にセットする。カード書き込み機31は、ICカード3aからID番号を読み取るか、個人用カード書き込み機31そのものに書き込まれた個人のID番号を認識するか、もしくは手操作によりカード書き込み機31に入力されるID番号を読み取る。カード書き込み機31は、ICカード3aに対応したID番号を属性証明局30に送り、属性証明書の発行を要求する。属性証明局30は人事データ等のデータベースとID番号に基づき属性証明書を発行し、カード書き込み機31に送る。カード書き込み機31はICカード3aに属性証明書を上書きもしくは新規に書き込む。また、ICカード3aには属性証明局30の電子証明書を予め書き込んでおくか、または属性証明書と同時にカード書き込み機31により書き込む。
訪問者は、最新の属性証明書の書き込まれたICカード3aを携帯して顧客を訪問する。顧客側は、これまでの実施形態の説明と同様のプロセスにより正当な訪問者情報を獲得できる。カード書き込み機31は、訪問者が所属する企業に出勤した時に、タイムレコーダのようにICカード3aに書き込むよう設置する。また、訪問者が会社に出勤しない場合は、安全性が確認された通信手段で属性証明局30と接続する。このような動作により属性証明書の有効期間を例えば1日とすることができ、毎日属性証明書を発行することによりCRLによる確認を行わなくても退職後の不正使用を効果的に防止できる。
別の実施形態として、訪問者情報の全てをICカードに格納するのではなく、その一部、または全部を通信を経由して訪問者の所属企業から取得することも考えられる。この場合、ICカードの内容で最も重要なのは、訪問者の所属企業と安全に通信するための情報で、所属企業のインターネット・アドレスや暗号通信のための鍵などである。更に訪問者情報の一部であるID番号等や署名情報及び電子証明書情報もICカードに格納している。訪問者情報の取得方法を図5を用いて説明する。
訪問者は、これまでの実施形態の説明同様、ICカード3bの情報をドアホン子機2bに読み取らせる。子機2bは、読み取った情報を親機1bに送る。親機1bは、受け取った情報である訪問者の所属企業に設置された訪問者情報サーバー40に安全にアクセスするための所属企業のインターネット・アドレスや暗号鍵等を受け取り、署名情報や電子証明書情報によりその内容の正当性を確認する。次に、親機1bは訪問者情報サーバー40にアクセスし、訪問者のID番号等の、訪問者を特定する情報を電子証明書情報から得た公開鍵で暗号化して、訪問者情報サーバー40に電話回線やインターネット回線を通して送る。訪問者情報サーバー40では、受け取った訪問者のID番号等を前記公開鍵と対応した秘密鍵で解読し、このID番号に対応した訪問者情報を前記秘密鍵で暗号化して親機1bに送る。親機1bは受け取った訪問者情報を公開鍵を用いて暗号を解き、表示等に用いる。これによりICカード3bに訪問者の顔写真の画像情報等の大容量のデータを格納する必要が無くなり、ICカード3bに搭載するメモリ等のコストが安くなる。また、追加情報の提供や問い合わせ対応も容易になる。
また、前述した説明においては、ICカードから読み込んだ訪問者特定情報を証明書情報に基づいて、認証する処理を説明したが、必要に応じてこの認証処理を省略した簡易的運用も考えられる。
ICカードに、正当性が保証され、書き換えができないように訪問者特定情報が記録されている場合は、このようなICカードを携帯している訪問者は、十分に身元が保証されるとともに、子機と親機との間で情報書き換えなどの情報操作することが困難であるため、認証処理を省略することも可能である。ただし、ICカードに記録されている情報が暗号化等の処理を施されていない場合は、ICカードの偽造が比較的容易であるため、前述したようにICカードから読み込んだ訪問者特定情報を証明書情報に基づいて、認証する処理を行うことが望ましい。
このように、ICカードから訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者特定情報を読み取って、訪問者に関する各種情報を訪問者情報として表示部に表示するようにしたため、在宅者は、表示された訪問者情報を確認することができ、安心して応答した後、玄関ドア等を開けることができるという効果が得られる。また、撮像画像とICカードに記録された顔画像とを並べて表示するようにしたため、訪問者の確認を確実に行うことができる。また、記訪問者特定情報が認証されたことを表示するようにしたため、訪問者の確認を確実に行うことができる。
以上の説明では、IDカードとしてICカードを用いた例を説明したが、バーコード印刷によるIDカードや、磁気カードを用いたIDカードにおいても、企業名や顔の特徴点データを暗号化したデータを用いることにより、企業名の確認や顔の特徴点データの確認などから本人確認を行うことができる。この場合、書き込まれているデータは電子署名されているため改竄は直ぐに発見され、たとえコピーされたデータであっても本人確認を正しく実施することができる。
なお、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより訪問者情報表示を行ってもよい。
ここで言う「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディス
ク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す親機1及び子機2の動作を示すフローチャートである。 図1に示す親機1及び子機2の外観を示す説明図である。 本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・親機、11・・・制御部、12・・・入力部、13・・・表示部、14・・・マイク、15・・・スピーカ、16・・・記憶部、17・・・証明書記憶部、18・・・証明書取得部、19・・・通信部、2・・・子機、21・・・制御部、22・・・入力部、23・・・マイク、24・・・スピーカ、25・・・カメラ、26・・・カードリーダ、27・・・通信部、3・・・ICカード、4・・・認証局、30・・・属性証明局、31・・・カード書き込み機、32・・・訪問者所属企業、40・・・訪問者情報サーバー

Claims (5)

  1. 呼び出しボタンと、
    訪問者が携帯するIDカードに記録された該訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者特定情報を読み取る情報読取手段とを備えた子機と、
    情報を表示するモニタと、
    前記呼び出しボタンの押下を検出した場合に、報知音を発音する発音部と、前記情報読取手段によって読み取った前記訪問者特定情報を前記モニタに表示する情報表示手段とを備えた親機と、
    からなることを特徴とするドアホンシステム。
  2. 前記訪問者特定情報は、訪問者の顔画像を含み、
    前記子機は、前記訪問者の画像の撮像を行う撮像手段をさらに備え、
    前記情報表示手段は、前記撮像手段による撮像画像と、前記訪問者特定情報に含まれる訪問者の顔画像とを並べて表示することを特徴とする請求項1に記載のドアホンシステム。
  3. 前記親機は、前記訪問者特定情報を認証する訪問者認証手段をさらに備え、
    前記情報表示手段は、前記訪問者認証手段によって前記訪問者特定情報が認証されたことを表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドアホンシステム。
  4. 前記親機は、前記訪問者の音声または画像、音声及び画像に加えて前記訪問者特定情報を記録する訪問者情報記録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のドアホンシステム。
  5. 呼び出しボタンを備えた子機と、情報を表示するモニタを備えた親機とからなるドアホンシステムにおける訪問者情報表示方法であって、
    前記子機が、訪問者が携帯するIDカードに記録された該訪問者を特定するために正当性が保証された訪問者特定情報を読み取る情報読取ステップと、
    前記親機が、前記子機において読み取った前記訪問者特定情報を前記モニタに表示する情報表示ステップと、
    を有することを特徴とする訪問者情報表示方法。
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