JP2008173804A - 印刷装置、通信システム及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置、通信システム及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】持ち運び可能な記録装置に記憶される印刷情報をダイレクト印刷機能を有する印刷装置でダイレクト印刷する場合に、印刷可能な操作者を制限し重要な情報の流出や必要以上のインクの消費を抑えることができると共に、簡単な作業でダイレクト印刷を実行することができる印刷装置、通信システム及び印刷方法を提供すること。
【解決手段】複合機は、ダイレクト印刷を実行でき、ユーザ記憶エリア24cに記憶されている予め記憶されたユーザ情報と、スロットル部72に装填され、メモリカードに記憶されるファイルのユーザ情報とが一致した場合に印刷を許可し、ユーザ情報が一致しなかった場合に印刷を禁止することができる。よって、ユーザ情報を知らない部外者は、ファイルのユーザ情報を設定できないので、勝手に印刷を実行できなくなり、重要な情報の流出や必要以上のインクの消費を抑えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置、通信システム及び印刷方法に関し、特に、持ち運び可能な記録装置に記憶される印刷情報をダイレクト印刷機能を有する印刷装置でダイレクト印刷する場合に、印刷可能な操作者を制限し重要な情報の流出や必要以上のインクの消費を抑えることができると共に、簡単な作業でダイレクト印刷を実行することができる印刷装置、通信システム及び印刷方法に関する。
近年、記録装置と接続されると、記録装置に記憶される印刷情報をパーソナルコンピュータなどのホスト装置の助けを得ることなくダイレクトに印刷するダイレクト印刷機能を有する印刷装置が知られている。そして、記録装置は、持ち運びが容易なほど小型化されている。そのため、業務に必要なデータあるいはプライベートな写真などをいつでも閲覧できるよう、それらを記録した記録装置を持ち運んでいるユーザは増えてきている。記録装置を持ち運んでいるユーザは、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置に記録装置を接続するだけで、簡単に情報を印刷し、閲覧することができる。
ここで、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置を、誰でも制限なしに使用できる場合を想定する。このような場合では、記録装置に記録した重要な情報を安易に印刷できてしまうので、重要な情報が流出しやすくなる可能性がある。さらに、印刷装置を所有する操作者以外の操作者が簡単に印刷できてしまうと、高価なインクや用紙などが必要以上に消費されてしまうという問題点もあった。
そこで、特開平11−216915号公報には、コンピュータにおいて予めパスワードを設定し、そのパスワードと印刷情報とを印刷装置に送信し、印刷装置においてパスワードの入力を操作者に促す印刷システムが開示されている。この印刷システムでは、コンピュータにより予め設定されたパスワードと、印刷装置において操作者が入力したパスワードとが異なると、印刷を実行しないので、例えば、パスワードと印刷情報とを記録装置に記憶する構成とすれば、重要な情報の流出や必要以上のインクの消費を抑えることができる(特許文献1参照)。
特開平11−216915号公報
しかしながら、コンピュータで予め設定したパスワードと印刷情報とを記録装置に記憶し、操作者にパスワードの入力を促す構成では、ダイレクト印刷を実行する毎にパスワードの入力が必要となり、そのパスワードの入力回数が増加するほど、操作者以外の部外者にパスワードが流出する可能性が高くなってしまう。その結果、重要な情報が流出しやすくなる可能性や、必要以上のインクなどが消費されやすくなるという問題点があった。
また、ダイレクト印刷機能は、記録装置を印刷装置に接続することで印刷を実行するものなので、簡単な操作で印刷が実行される方が好ましい。しかし、ダイレクト印刷を実行する毎にパスワードを入力すると、煩雑な作業となり、ダイレクト印刷の利点が損なわれてしまうという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、持ち運び可能な記録装置に記憶される印刷情報をダイレクト印刷機能を有する印刷装置でダイレクト印刷する場合に、印刷可能な操作者を制限し重要な情報の流出や必要以上のインクの消費を抑えることができると共に、簡単な作業でダイレクト印刷を実行することができる印刷装置、通信システム及び印刷方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の印刷装置は、所定情報が記憶された記録装置を接続可能なスロット部を備え、そのスロット部に接続された前記記録装置から所定情報を読み出して印刷するダイレクト印刷機能を有するものであり、前記ダイレクト印刷機能による前記所定情報の印刷が許可されたユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段と、前記スロット部に接続された前記記録装置から読み出した前記所定情報からユーザ情報を読み出す読出手段と、その読出手段により読み出されたユーザ情報と、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報とが対応するものであるか否かを判断する判断手段と、その判断手段により前記ユーザ情報が対応するものであると判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を許可し、前記判断手段により前記ユーザ情報が対応するものでないと判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を禁止するダイレクト印刷制御手段と、そのダイレクト印刷制御手段により前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷が許可された場合に、印刷を実行する印刷実行手段とを備えている。
なお、判断手段によりユーザ情報が対応するものでないと判断される場合とは、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報と読出手段により読み出されたユーザ情報とが異なる場合や、所定情報にユーザ情報が含まれておらずユーザ情報が読み出されない場合、所定情報の読み出しに条件(セキュリティなど)が付与されておりユーザ情報が読み出されない場合とを含む。
請求項2記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置において、前記読出手段は、前記記録装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、前記判断手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを判断するものであり、前記判断手段により前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであると判断されたユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷許可情報を出力する許可情報出力手段を備えている。
なお、許可情報出力手段は、液晶などの表示装置の画面上に印刷許可情報を表示するものであっても良いし、記録媒体(紙など)に印刷許可情報を印刷するものであっても良いし、音声を出力する音声装置によって印刷許可情報を報知するものであっても良い。
請求項3記載の印刷装置は、請求項2記載の印刷装置において、前記印刷実行手段は、前記許可情報出力手段により出力された印刷許可情報のうち、操作者によって選択された印刷許可情報に基づいて、印刷を実行するものである。
請求項4記載の印刷装置は、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置において、前記読出手段は、前記記録装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、前記判断手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを判断するものであり、前記判断手段により前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでないと判断されたユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷禁止情報を出力する禁止情報出力手段を備えている。
なお、禁止情報出力手段は、液晶などの表示装置の画面上に禁止情報出力手段を表示するものであっても良いし、記録媒体(紙など)に禁止情報出力手段を印刷するものであっても良いし、音声を出力する音声装置によって禁止情報出力手段を報知するものであっても良い。
請求項5記載の印刷装置は、請求項1から4のいずれかに記載の印刷装置において、前記印刷装置が有する機能のうち、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報を変更する変更機能の実行が許可される操作者情報が記憶される操作者記憶手段と、その操作者記憶手段に記憶される操作者情報と、操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであるか否かを判断する操作者判断手段と、その操作者判断手段により操作者情報が対応するものであると判断された場合に、前記変更機能の実行を許可する変更許可手段とを備えている。
請求項6記載の印刷装置は、請求項5記載の印刷装置において、前記操作者記憶手段に記憶される操作者情報と操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであると前記操作者判断手段により判断された場合に、前記ユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の出力を許可すると共に、前記操作者判断手段により操作者情報が対応するものでないと判断された場合あるいは操作者によって操作者情報が入力されていない場合に、前記ユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の出力を禁止するユーザ情報出力制御手段を備えている。
請求項7記載の印刷装置は、請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置において、前記読出手段は、コンピュータで実行されるオペレーティングシステムが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものである。
請求項8記載の印刷装置は、請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置において、前記読出手段は、コンピュータで特定の作業を実行するアプリケーションが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものである。
請求項9記載の通信システムは、所定情報が記憶された記録装置を接続可能なスロット部と、そのスロット部に接続された前記記録装置から所定情報を読み出して印刷するダイレクト印刷手段とを有する印刷装置と、その印刷装置と通信可能な外部装置とを備えており、前記外部装置は、前記ダイレクト印刷機能による前記所定情報の印刷が許可されたユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段を備え、前記印刷装置は、前記スロット部に接続された前記記録装置から読み出した前記所定情報からユーザ情報を読み出す読出手段と、その読出手段により読み出されたユーザ情報が前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを、前記外部装置に対して問い合わせをする問合手段と、その問合手段による問い合わせ結果が、前記読出手段により読出されたユーザ情報が前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであった場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を許可し、前記問合手段による問合結果が、前記読出手段により読出されたユーザ情報が前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでなかった場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を禁止するダイレクト印刷制御手段と、そのダイレクト印刷制御手段により前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷が許可された場合に、印刷を実行する印刷実行手段とを備えている。
なお、問合手段による問い合せ結果が、読出手段により読出されたユーザ情報と外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報とが対応するものでなかった場合とは、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報と読出手段により読み出されたユーザ情報とが異なっていた場合や、所定情報にユーザ情報が含まれておらずユーザ情報が読み出されなかった場合、所定情報の読み出しに条件(セキュリティなど)が付与されておりユーザ情報が読み出されなかった場合とを含む。
請求項10記載の通信システムは、請求項11記載の通信システムにおいて、前記読出手段は、前記記録装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、前記問合手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを、前記外部装置に対して問い合せするものであり、前記問合手段による問い合せ結果が、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであった場合に、その対応するものであったユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷許可情報を出力する許可情報出力手段を備えている。
なお、許可情報出力手段は、液晶などの表示装置の画面上に印刷許可情報を表示するものであっても良いし、記録媒体(紙など)に印刷許可情報を印刷するものであっても良いし、音声を出力する音声装置によって印刷許可情報を報知するものであっても良い。
請求項11記載の通信システムは、請求項10記載の通信システムにおいて、前記印刷実行手段は、前記許可情報出力手段により出力された印刷許可情報のうち、操作者によって選択された印刷許可情報に基づいて、印刷を実行するものである。
請求項12記載の通信システムは、請求項9から11のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記読出手段は、前記記録記憶装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、前記問合手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを、前記外部装置に対して問い合せするものであり、前記問合手段による問い合せ結果が、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでなかった場合に、その対応するものでなかったユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷禁止情報を出力する禁止情報出力手段を備えている。
なお、禁止情報出力手段は、液晶などの表示装置の画面上に禁止情報出力手段を表示するものであっても良いし、記録媒体(紙など)に禁止情報出力手段を印刷するものであっても良いし、音声を出力する音声装置によって禁止情報出力手段を報知するものであっても良い。
請求項13記載の通信システムは、請求項9から12のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記印刷装置が有する機能のうち、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報を変更する変更機能の実行が許可される操作者情報が記憶される操作者記憶手段と、その操作者記憶手段に記憶される操作者情報と、操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであるか否かを判断する操作者判断手段と、その操作者判断手段により操作者情報が対応するものであると判断された場合に、前記変更機能の実行を許可する変更許可手段と、その変更許可手段により前記変更機能の実行が許可され、ユーザ情報の変更が行われた場合に、その変更されたユーザ情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備えている。
なお、操作者記憶手段、操作者判断手段および変更許可手段を外部装置に備えるものとしても良い。この構成では、操作者により入力される操作者情報を外部装置に対して送信し、操作者判断手段による判断結果を受信する。そして、受信した判断結果が変更機能の実行を許可するものであり、ユーザ情報が変更された場合に、送信手段によりユーザ情報を送信する。
請求項14記載の通信システムは、請求項13記載の通信システムにおいて、前記操作者記憶手段に記憶される操作者情報と操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであると前記操作者判断手段により判断された場合に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の取得を許可すると共に、前記操作者判断手段により操作者情報が対応するものでないと判断された場合あるいは操作者によって操作者情報が入力されていない場合に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の取得を禁止するユーザ情報取得制御手段を備えている。
請求項15記載の通信システムは、請求項9から14のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記読出手段は、コンピュータで実行されるオペレーティングシステムが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものである。
請求項16記載の通信システムは、請求項9から15のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記読出手段は、コンピュータで特定の作業を実行するアプリケーションが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものである。
請求項17記載の印刷方法は、所定情報が記憶された記録装置を接続可能なスロット部を備え、そのスロット部に接続された前記記録装置から所定情報を読み出してダイレクト印刷を実行するものであり、前記ダイレクト印刷の実行が許可されたユーザ情報が記憶されたユーザ記憶手段からユーザ情報を読み出す第1読出工程と、前記スロット部に接続された前記記録装置から読み出した前記所定情報からユーザ情報を読み出す第2読出工程と、その第2読出工程により読み出されたユーザ情報と、前記第1読出工程により前記ユーザ記憶手段から読み出されたユーザ情報とが対応するものであるか否かを判断する判断工程と、その判断工程により前記ユーザ情報が対応するものであると判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を許可し、前記判断手段により前記ユーザ情報が対応するものでないと判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を禁止するダイレクト印刷制御工程と、そのダイレクト印刷制御工程により前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷が許可された場合に、印刷を実行する印刷実行工程とを備えている。
なお、判断工程によりユーザ情報が対応するものでないと判断される場合とは、第1読出工程によりユーザ記憶手段から読出されたユーザ情報と第2読出工程により所定情報から読み出されたユーザ情報とが異なる場合や、所定情報にユーザ情報が含まれておらず第2読出工程においてユーザ情報が読み出せない場合、所定情報の読み出しに条件(セキュリティなど)が付与されており第2読出工程においてユーザ情報が読み出せない場合とを含む。
また、第1読出工程により読み出されるユーザ情報が記憶されるユーザ記憶手段は、印刷を実行する印刷装置に備えるものとしても良いし、印刷装置と通信可能な外部装置に備えるものとしても良い。
請求項1記載の印刷装置によれば、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置において、ユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報と、記録装置の所定情報から読み出されるユーザ情報とが対応するものである場合に、所定情報の印刷が許可され、ユーザ情報が対応するものでない場合に、所定情報の印刷が禁止される。よって、ユーザ記憶手段に予め記憶されるユーザ情報に基づいて印刷の許可および禁止を設定することができ、そのユーザ情報に基づいて印刷可能な操作者を制限することができるので、重要な情報の流出や必要以上のインクの消費をより抑えやすくすることができるという効果がある。
また、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に基づいて、印刷の許可および禁止がダイレクト印刷制御手段により設定されるので、所定情報を印刷する場合に、操作者(ユーザ)がパスワードなどの入力をせずに印刷を実行することができる。ダイレクト印刷機能は、記録装置を印刷装置に接続することで印刷を行うものなので、簡単な操作で印刷を行える方が好ましい。よって、所定情報を印刷する際にパスワードの入力などの煩雑な作業を減らせるので、特に、ダイレクト印刷機能によって印刷を実行する場合に適している。
請求項2記載の印刷装置によれば、請求項1記載の印刷装置の奏する効果に加え、判断手段によりユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであると判断されたユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷許可情報が許可情報出力手段により出力されるので、操作者に対して、印刷実行手段により印刷が可能な所定情報を認識させることができるという効果がある。
請求項3記載の印刷装置によれば、請求項2記載の印刷装置の奏する効果に加え、操作者は、印刷許可情報の出力に基づいて印刷可能な所定情報を選択することができるので、印刷が禁止される所定情報を選択したために所定情報を選択したにも関わらず印刷が実行されないなどの不具合の発生を防止することができるという効果がある。
また、印刷可能な情報として認識した所定情報だけが選択対象になるため、操作者は容易に所定情報を選択できることになる。
請求項4記載の印刷装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、判断手段によりユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでないと判断されたユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷禁止情報が禁止情報出力手段により出力されるので、操作者に対して、印刷実行手段により印刷が不可能な所定情報が記録装置に記録されていることを認識させることができるという効果がある。
また、操作者は、記録装置が空ではないことが認識できるので、印刷できないまでも重要な情報を記録させたままの記録装置を廃棄したり、フォーマットしたり、譲渡したりせずにすむことになる。
ここで、例えば、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報が変更できないと、常に一定の操作者しか印刷ができなくなり使い勝手が悪くなる。一方、ユーザ情報を簡単に変更可能であると、結局、誰でも印刷が可能となってしまう。
請求項5記載の印刷装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、操作者判断手段により操作者情報が対応するものであると判断された場合に、変更機能の実行が変更許可手段により許可されるので、操作者情報を知っている操作者は、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報を変更することができる。よって、使い勝手が悪くなったり、印刷可能なユーザが制限されなくなるなどの弊害の発生を抑制することができるという効果がある。
ここで、例えば、ユーザ情報記憶手段に記憶されている今現在のユーザ情報を認識できないと、既に、記憶されているユーザ情報を重複して登録してしまったり、反対にユーザ情報の記憶をしたつもりでも実際は記憶されていなかったりする場合がある。
請求項6記載の印刷装置によれば、請求項5記載の印刷装置の奏する効果に加え、操作者情報を知っている操作者は、出力したユーザ情報を確認できるので、ユーザ情報を重複して登録したり、ユーザ情報が記憶されていなかったりするなどの弊害の発生を抑制することができるという効果がある。
また、操作者情報を知らない大多数の操作者は印刷装置に記憶されているユーザ情報を知ることができない(ダイレクト印刷が許可されている操作者自身のユーザ情報はもちろん知っているが)ため、不特定の操作者が他人のユーザ情報をもちいてダイレクト印刷をおこなうことを抑制できることになる。
請求項7記載の印刷装置によれば、請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、コンピュータに新たな機能を追加することなく、現状のオペレーティングシステムを使用して、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置における印刷の禁止と許可とを設定することができるという効果がある。
請求項8記載の印刷装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、コンピュータに新たな機能を追加することなく、現状のアプリケーションを使用して、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置における印刷の禁止と許可とを設定することができるという効果がある。
請求項9記載の通信システムは、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置において、外部装置のユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報と、記録装置の所定情報から読み出されるユーザ情報とが対応するものである場合に、所定情報の印刷を許可し、ユーザ情報が対応するものでない場合に、所定情報の印刷を禁止することができる。よって、ユーザ記憶手段に予め記憶されるユーザ情報に基づいて印刷の許可および禁止を設定することができ、そのユーザ情報に基づいて印刷可能な操作者を制限することができるので、重要な情報の流出や必要以上のインクの消費をより抑えやすくすることができるという効果がある。
また、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に基づいて、印刷の許可および禁止がダイレクト印刷制御手段により設定されるので、所定情報を印刷する場合に、操作者(ユーザ)がパスワードなどの入力をせずに印刷を実行することができる。ダイレクト印刷機能は、記録装置を印刷装置に接続することで印刷を行うものなので、簡単な操作で印刷を行える方が好ましい。よって、所定情報を印刷する際にパスワードの入力などの煩雑な作業を減らせるので、特に、ダイレクト印刷機能によって印刷を実行する場合に適している。
請求項10記載の通信システムによれば、請求項9記載の通信システムの奏する効果に加え、問合手段による問い合せ結果が対応するものであったユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷許可情報が許可情報出力手段により出力されるので、操作者に対して、印刷実行手段により印刷が可能な所定情報を認識させることができるという効果がある。
請求項11記載の通信システムによれば、請求項10記載の通信システムの奏する効果に加え、操作者は、印刷許可情報の出力に基づいて印刷可能な所定情報を選択することができるので、印刷が禁止される所定情報を選択したために所定情報を選択したにも関わらず印刷が実行されないなどの不具合の発生を防止することができるという効果がある。
また、印刷可能な情報として認識した所定情報だけが選択対象になるため、操作者は容易に所定情報を選択できることになる。
請求項12記載の通信システムによれば、請求項9から11のいずれかに記載の通信システムの奏する効果に加え、問合手段による問い合せ結果が対応するものでなかったユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷禁止情報が禁止情報出力手段により出力されるので、操作者に対して、印刷実行手段により印刷が不可能な所定情報を認識させることができるという効果がある。
また、操作者は、記録装置が空ではないことが認識できるので、印刷できないまでも重要な情報を記録させたままの記録装置を廃棄したり、フォーマットしたり、譲渡したりせずにすむことになる。
請求項13記載の通信システムによれば、請求項9から12のいずれかに記載の通信システムの奏する効果に加え、操作者判断手段により操作者情報が対応するものであると判断された場合に、変更機能の実行が変更許可手段により許可されるので、操作者情報を知っている操作者は、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報を変更することができる。よって、使い勝手が悪くなったり、印刷可能なユーザが制限されなくなるなどの弊害の発生を抑制することができるという効果がある。
請求項14記載の通信システムによれば、請求項13記載の通信システムの奏する効果に加え、操作者情報を知っている操作者は、ユーザ情報を取得してユーザ情報を確認できるし、操作者情報を知らない操作者は、ユーザ情報を取得することができないので、操作者情報を知っている操作者は、取得したユーザ情報を確認でき、ユーザ情報を重複して登録したり、ユーザ情報が記憶されていなかったりするなどの弊害の発生を抑制することができるという効果がある。
また、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に基づいて、印刷の許可および禁止がダイレクト印刷制御手段により設定されるので、所定情報を印刷する場合に、操作者(ユーザ)がパスワードなどの入力をせずに印刷を実行することができる。ダイレクト印刷機能は、記録装置を印刷装置に接続することで印刷を行うものなので、簡単な操作で印刷を行える方が好ましい。よって、所定情報を印刷する際にパスワードの入力などの煩雑な作業を減らせるので、特に、ダイレクト印刷機能によって印刷を実行する場合に適している。
請求項15記載の通信システムによれば、請求項9から14のいずれかに記載の通信システムの奏する効果に加え、コンピュータに新たな機能を追加することなく、現状のオペレーティングシステムを使用して、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置における印刷の禁止と許可とを設定することができるという効果がある。
請求項16記載の通信システムによれば、請求項9から15のいずれかに記載の通信システムの奏する効果に加え、コンピュータに新たな機能を追加することなく、現状のアプリケーションを使用して、ダイレクト印刷機能を有する印刷装置における印刷の禁止と許可とを設定することができるという効果がある。
請求項17記載の印刷方法によれば、ダイレクト印刷を実行する印刷方法において、ユーザ記憶手段から第1読出工程により読み出されるユーザ情報と、記録装置の所定情報から第2読出工程により読み出されるユーザ情報とが対応するものである場合に、所定情報の印刷が許可され、ユーザ情報が対応するものでない場合に、所定情報の印刷が禁止される。よって、ユーザ記憶手段に予め記憶されるユーザ情報に基づいて印刷の許可および禁止を設定することができ、そのユーザ情報に基づいて印刷可能な操作者を制限することができるので、重要な情報の流出や必要以上のインクの消費をより抑えやすくすることができるという効果がある。
また、ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に基づいて、印刷の許可および禁止がダイレクト印刷制御工程により設定されるので、所定情報を印刷する場合に、操作者(ユーザ)がパスワードなどの入力をせずに印刷を実行することができる。ダイレクト印刷機能は、記録装置を印刷装置に接続することで印刷を行うものなので、簡単な操作で印刷を行える方が好ましい。よって、所定情報を印刷する際にパスワードの入力などの煩雑な作業を減らせるので、特に、ダイレクト印刷機能によって印刷を実行する場合に適している。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明における実施形態の複合機1の外観構成を示す斜視図である。なお、以下の実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1に示すように、本複合機1は、下部に設けられたプリンタ2と、上部に設けられたスキャナ3と、スキャナ3の正面側に設けられた操作パネル4とを一体的に備えたMFD(Multi Function Device)であり、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を実現する。
また、複合機1は、デジタルカメラ等の外部装置と接続されて外部装置から受け取ったデータを記録用紙に記録したり、メモリカード等(記録装置)の各種記憶媒体を装填して、該記憶媒体に記憶されたデータ等を受け取り、記録用紙に記録するメディア機能を実現する。さらに、複合機1は、主に不図示のコンピュータ(ネットワーク上に存在するコンピュータも含む)と接続されて、該コンピュータから送信された画像データや文書データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録することができる。また、本複合機1は、各種機能の実行により複合機1が取得したデータを、複合機1に接続された外部機器に送信することで、記憶手段を持った外部機器にデータを記憶させる機能や、外部機器にデータの加工、表示、送信、印刷などの処理を行わせる機能を実現するものであってもよい。なお、本発明を適用するうえで、上記した全ての機能が複合機1に備えられている必要はない。また、本複合機1は、記録用紙だけに限らず、OHP用の透明フィルムシートや布などにも画像を記録することが可能である。
スキャナ3は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿読取台6に対して、自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder、以下「ADF」と称す)7を備えた原稿カバー8が、背面側の蝶番(図示せず)を介して開閉自在に取り付けられてなる。また、図示しないが、原稿読取台6の上面にはプラテンガラスが配設されており、原稿読取台6の内部には画像読取ユニットが内蔵されている。
プリンタ2は、スキャナ3で読み取られた画像データ或いは外部から入力された画像データに基づいて、選択的にインク滴を吐出することによって、記録用紙上に画像を記録する所謂インクジェット方式の画像記録装置(インクジェット記録装置)である。なお、言うまでもないが、上記インクジェット方式はプリンタ2による画像記録方式の単なる一例であり、電子写真方式や熱転写方式などの種々の画像記録方式を採用することができるのはもちろんである。
複合機1の正面側、換言すれば、プリンタ2の正面側には開口5が形成されている。この開口5内に給紙トレイ14及び排紙トレイ15が完全に内包されるように設けられている。プリンタ2には、給紙トレイ14の奥側から上方へ延びた後に正面側へU字状に湾曲して排紙トレイ15に連結される用紙搬送路が設けられている。
複合機1の正面側には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、プリンタ2やスキャナ3を操作したり、各種の設定(印刷制限をオンするか否かの設定など)をするためのものであり、各種操作キー40と液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)41とを具備する。ユーザは、操作パネル4を用いて、所望の指令を入力することができる。複合機1に所定の指令が入力されると、その入力された情報に基づいて該複合機1の動作が制御部20(図2参照)によって制御される。なお、複合機1は、操作パネル4から入力された指令のほか、コンピュータに接続されて該コンピュータからプリンタドライバやスキャナドライバ等を介して送信される指令に基づいて動作すると共に、インターネットインターフェース(図2参照)を介してネットワーク上のコンピュータ(外部装置)から送信される指令に基づいて動作するように構成されている。
プリンタ2の上記開口5の上側には、接続パネル70が設けられている。この接続パネル70には、その左端側にUSB端子71が配設されている。USB端子71は、外部機器とUSB接続することにより該外部機器と本複合機1とを通信可能に接続するコネクタ端子である。また、接続パネル70の右端側にはスロット部72が配設されている。スロット部72はメモリカード(カード型メモリ)を装填可能な複数のカードスロットが設けられている。カードスロットにメモリカードが装填され、該装填されたメモリカードから画像データが後述の制御部20により読み出されると、その読み出された画像データや該画像データに関する情報が制御部20によってLCD41に表示される(後述するパネル表示処理)。或いは、選択された任意の画像がプリンタ2において記録用紙に記録される(後述するインデックス印刷処理)。なお、スロット部72に代えて、データの受信を行う受信部を備え、メモリカードと通信によりデータを受信する構成としても良い。
次に、図2を参照して、複合機1の動作を制御する制御部20の概略構成について説明する。図2は、複合機1の制御部20の概略構成を示すブロック図である。
制御部20は、プリンタ2、スキャナ3及び操作パネル4を含む複合機1の動作を統括的に制御するものである。制御部20は、図に示すように、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)24を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス25を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)26に接続されている。
CPU21は、この複合機1を総括的に制御する中央演算処理であり、図3〜図8、図12〜図14及び図17のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。ROM22には、複合機1の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。
RAM23は、CPU21が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又は作業領域として使用される。また、RAM23には、ファイル情報記憶エリア23aと、印刷可情報23bとが備えられている。
ファイル情報記憶エリア23aは、スロット部72に装着されたメモリカードから読み込んだファイル情報を一時的に記憶する領域であり、スロット部72にメモリカードが装着されると、そのメモリカードに記憶されるファイル情報が読み出されて記憶される。
印刷可情報23bは、メモリカードに記憶されるファイル情報が印刷可能であるか否かを示す情報であり、ファイル情報毎に対応した情報が設定される。印刷可情報23bは、ファイルが印刷可能であれば「可」に設定され(図7のS505、図8のS607,図13のS803、図14のS905)、ファイルがセキュリティを解除すれば印刷可能であれば「解除後可」に設定され(図7のS508、図8のS610、図13のS807、図14のS909)、ファイルが印刷不可であれば「不可」に設定され(図8のS613、図14のS922)、ファイルが印刷できるか不明であれば「不明」に設定される(図8のS623、図14のS933)。
EEPROM24は、書換え可能な不揮発性の記憶装置であり、管理者記憶エリア24aと、パスワード記憶エリア24bと、ユーザ記憶エリア24cと、印刷制限フラグ24dとを備えている。
管理者記憶エリア24aは、管理者を示す情報(操作者情報)が記憶されており、パスワード記憶エリア24bは、パスワードを示す情報が記憶されており、ユーザ記憶エリア24cは、ユーザを示す情報(ユーザ情報)が記憶されている。なお、管理者記憶エリア24a、パスワード記憶エリア24b及びユーザ記憶エリア24cに記憶されている情報は、管理者名とパスワードとを知る管理者により書き換え可能に構成されている。
印刷制限フラグ24dは、印刷を許可するユーザ(操作者)を制限するか否かを示すフラグであり、図5のS308の処理でオンに設定され、図5のS309の処理でオフに設定される。本実施の形態では、オン状態で印刷を許可するユーザを制限すると共に、オフ状態で印刷を許可するユーザを制限しないように制御される。
ASIC26は、CPU21からの指令に従い、プリンタ2、スキャナ3、操作パネル4、及びスロット部72の動作制御を行う(例えば、プリンタ2を駆動するモータやインクジェット記録ヘッド、スキャナ3のADF7を駆動するモータや画像読取ユニット等の動作を制御する)。プリンタ2、スキャナ3及びスロット部72は、公知の構成であるので詳細な説明は省略する。
ASIC26には、複合機1に所望の指令を入力する操作キー40を制御するパネルゲートアレイ27が接続されている。ASIC26には、LCD41の画面表示を制御するLCDコントローラ28が接続されている。LCDコントローラ28は、CPU21の指令に基づいて、LCD41にプリンタ2又はスキャナ3の動作に関する情報を画面に表示させる。具体的には、CPU21が、LCD41に表示させるべき画像に対応する画像データを、RAM23に備えられた図示しない表示メモリに記憶させるようになっており、この表示用の画像データを、LCDコントローラ28が読み取り、LCD41に表示するようになっている。また、スキャナ3により読み取られたデータに対応する画像を画面に表示させ、または、接続された外部装置やスロット部72に挿入されたメモリカードから受け取ったデータに対応する画像を画面に表示させる。
また、ASIC26には、コンピュータとパラレルケーブル又はUSBケーブルを介してデータの送受信を行うためのパラレルインタフェース29及びUSB端子71が接続されている。また、USB端子71には、USBケーブルを介して、デジタルカメラやパーソナルコンピュータなどの外部装置を接続可能である。さらに、ASIC26には、ファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)31やモデム32が接続されている。 また、ASIC26には、アンプ73が接続されている。アンプ73は、そのアンプ73に接続されたスピーカ74を鳴動して、呼出音や拒否音、メッセージなどを出力するためのものである。
また、ASIC26には、ネットワーク上に存在するコンピュータと接続するためのネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と称す)30が接続されている。このネットワークI/F30は、ネットワーク上に存在する複数のコンピュータと接続可能に構成されており、ネットワーク上のコンピュータとデータの送受信を行うことができる。
次に、図3〜図17を参照して、管理者の登録処理、利用可能ユーザの登録処理、インデックス印刷処理やパネル表示処理やファイル印刷処理について説明する。
まず、図3を参照して、管理者を登録する処理について説明する。図3は、複合機1のCPU21により実行される管理者登録処理を示したフローチャートである。なお、管理者登録処理は、ユーザ(操作者)により操作キー40が操作されて、複数の機能のうち、「管理者登録」が選択された場合に実行される。
管理者登録処理が実行されると、CPU21は、まず、管理者記憶エリア24aに記憶されている管理者を示す情報(以下「管理者情報」と称す)と、パスワード記憶エリア24bに記憶されているパスワードを示す情報(以下「パスワード」と称す)とを取得する(S101)。次に、管理者情報とパスワードとの入力画面を液晶ディスプレイ41に表示し(S102)、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されたか否かを判断し(S103)、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されるまで待機する(S103:No)。
S103の処理で、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されたと判断されたら(S103:Yes)、その入力された管理者情報およびパスワードと、S101の処理で取得された管理者情報およびパスワードとが一致するか(対応するものであるか)否かが判断され(S104)、管理者情報とパスワードとの両方が一致しなければ(S104:No)、管理者情報およびパスワードなどの変更(書き換え)が許可されたユーザでないと判断し、管理者情報とパスワードとを変更せずに、本処理を終了する。
一方、S104の処理で、管理者情報とパスワードとの両方が一致していれば(S104:Yes)、管理者情報およびパスワードなどの変更(書き換え)が許可されたユーザであると判断し、新管理者情報と新パスワードとの入力画面を液晶ディスプレイ41に表示し(S105)、ユーザによって新管理者情報と新パスワードとが入力されたか否かを判断する(S106)。
S106の処理では、ユーザによって新管理者情報と新パスワードとが入力されるまで待機し(S106:No)、ユーザによって新管理者情報と新パスワードとが入力されたら(S106:Yes)、その入力された新管理者情報を管理者記憶エリア24aに記憶すると共に、新パスワードをパスワード記憶エリア24bに記憶し(S107)、本処理を終了する。
以上、説明したように、複合機1では、管理者情報とパスワードとを知っているユーザでないと、管理者情報とパスワードとを変更できないので、管理者情報やパスワードが簡単に変更されることを防止することができる。
次に、図4を参照して、利用可能ユーザの表示および登録処理について説明する。図4は、複合機1のCPU21により実行される利用可能ユーザの表示および登録処理を示したフローチャートである。なお、利用可能ユーザの表示および登録処理は、ユーザ(操作者)により操作キー40が操作されて、複数の機能のうち、「利用可能ユーザ表示・登録」の機能が選択された場合に実行される。
利用可能ユーザの表示および登録処理が実行されると、まず、管理者記憶エリア24aに記憶されている管理者情報と、パスワード記憶エリア24bに記憶されているパスワードとを取得する(S201)。
次に、管理者情報およびパスワードの入力画面を液晶ディスプレイ41に表示し(S202)、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されたか否かを判断し(S203)、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されるまで待機する(S203:No)。
S203の処理で、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されたと判断されたら(S203:Yes)、その入力された管理者情報およびパスワードと、S201の処理で取得した管理者情報およびパスワードとが一致するか(対応するものであるか)否かを判断し(S204)、管理者情報とパスワードとの両方が一致しなければ(S204:No)、利用可能ユーザの表示および登録(変更)が許可されたユーザでないと判断し、本処理を終了する。
一方、S204の処理で、管理者情報とパスワードとの両方が一致していれば(S204:Yes)、管理者情報およびパスワードの表示および登録が許可されたユーザであると判断し、実行する機能が「ユーザ表示」か「ユーザ登録」かの問い合わせを液晶ディスプレイ41に表示する(S205)。
S206の処理では、ユーザによって「ユーザ表示」及び「ユーザ登録」のいずれか一方が選択されたか否かが判断され(S206)、「ユーザ表示」及び「ユーザ登録」のいずれか一方が選択されるまで待機する(S206:No)。そして、「ユーザ表示」及び「ユーザ登録」のいずれか一方が選択されたら(206:Yes)、ユーザによって選択された機能が「ユーザ表示」であるか否かを判断する(S207)。
S207の処理で、ユーザによって「ユーザ表示」が選択されていれば(S207:Yes)、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザを示す情報(以下「ユーザ情報」と称す)を読み出し、その読み出したユーザ情報に基づいたユーザ名などを液晶ディスプレイ41に表示し(S208)、本処理を終了する。なお、S208の処理に代えて、ユーザ記憶エリア24cから読み出したユーザ情報に基づいたユーザ名などを記録媒体(紙など)に印刷するものとしても良い。
一方、S207の処理で、ユーザによって「ユーザ登録」が選択されていれば(S207:No)、新ユーザ情報の登録(入力)画面を表示し(S209)、ユーザによって新ユーザ情報が入力されたか否かを判断する(S210)。
S210の処理では、ユーザによって新ユーザ情報が入力されるまで待機し(S210:No)、ユーザによって新ユーザ情報が入力されたら(S210:Yes)、その入力された新ユーザ情報が既にユーザ記憶エリア24cに登録されているか否かを判断し(S211)、既に、ユーザによって入力された新ユーザ情報がユーザ記憶エリア24cに登録されていれば(S211:Yes)、重複登録はできないので、S209の処理へ戻り、再度、新ユーザ情報の登録画面を表示する。
一方、S211の処理で、ユーザによって入力された新ユーザ情報がユーザ記憶エリア24cに登録されていなければ(S211:No)、その入力された新ユーザ情報をユーザ記憶エリア24cに記憶して(S212)、本処理を終了する。
以上、説明したように、複合機1では、管理者情報とパスワードとを知るユーザは、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報を表示(出力)して知ることができる。例えば、ユーザ記憶エリア24cに記憶されている今現在のユーザ情報を認識できないと、既に、記憶されているユーザ情報を重複して登録しようとしたり、反対にユーザ情報の記憶をしたつもりでも実際は記憶されていなかったりする場合がある。しかし、ユーザ情報を表示してユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報を知ることができるので、ユーザ情報を重複して登録しようとしたり、ユーザ情報が記憶されていなかったりすることを防止することができる。
なお、本実施の形態では、利用可能ユーザの表示および登録を行う処理について説明したが、利用可能ユーザを削除する処理を行っても良い。この構成では、S207の処理で、「ユーザ表示」、「ユーザ登録」及び「ユーザ削除」をユーザに選択させ、「ユーザ削除」が選択された場合には、ユーザ記憶エリア24cに記憶されるユーザ情報を読み出し、液晶ディスプレイ41に表示し、その表示されたユーザ情報から削除するユーザ情報をユーザに選択させ、ユーザにより選択されたユーザ情報を削除するよう構成する。
次に、図5を参照して、印刷制限設定処理について説明する。図5は、複合機1のCPU21により実行される印刷制限設定処理を示したフローチャートである。なお、印刷制限設定処理は、ユーザ(操作者)により操作キー40が操作されて、複数の機能のうち、「印刷制限設定」の機能が選択された場合に実行される。
印刷制限設定処理が実行されると、まず、管理者記憶エリア24aに記憶されている管理者情報と、パスワード記憶エリア24bに記憶されているパスワードとを取得する(S301)。
次に、管理者情報およびパスワードの入力画面を液晶ディスプレイ41に表示し(S302)、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されたか否かを判断し(S303)、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されるまで待機する(S303:No)。
S303の処理で、ユーザによって管理者情報とパスワードとが入力されたと判断されたら(S303:Yes)、その入力された管理者情報およびパスワードと、S301の処理で取得された管理者情報およびパスワードとが一致するか(対応するものであるか)否かが判断され(S304)、管理者情報とパスワードとの両方が一致しなければ(S304:No)、印刷制限の変更が許可されたユーザでないと判断し、本処理を終了する。
一方、S304の処理で、管理者情報とパスワードとの両方が一致していれば(S304:Yes)、印刷制限の変更が許可されたユーザであると判断し、印刷制限の機能をオンするかオフするかの問い合わせを液晶ディスプレイ41に表示し(S305)、「印刷制限オン」か「印刷制限オフ」かのいずれか一方がユーザにより選択されたか否かを判断する(S306)。
S306の処理では、「印刷制限オン」及び「印刷制限オフ」のいずれか一方がユーザにより選択されるまで待機し(S306:No)、「印刷制限オン」及び「印刷制限オフ」のいずれか一方がユーザにより選択されたら(306:Yes)、ユーザによって選択された機能が「印刷制限オン」であるか否かを判断する(S307)。
S307の処理で、ユーザによって「印刷制限オン」が選択されていれば(S307:Yes)、印刷制限フラグ24dをオンに設定して(S308)、印刷制限設定処理を終了し、「印刷制限オフ」が選択されていれば(S307:No)、印刷制限フラグ24dをオフに設定して(S309)、印刷制限設定処理を終了する。
なお、本実施の形態では、「印刷制限オン」が設定されると、印刷制限がなされた状態となり、後述するインデックス印刷処理およびパネル表示処理において、印刷および表示が可能なユーザが制限される。一方、「印刷制限オフ」が設定されると、印刷制限が解除された状態となり、ユーザの制限なく印刷および表示が行える。よって、管理者情報およびパスワードを知っているユーザは、印刷制限のオン・オフを設定できるが、管理者情報およびパスワードを知らないユーザは、印刷制限のオン・オフを設定できない。従って、簡単に印刷制限がオフされユーザの制限が解除されることを防止できるので、重要な情報が印刷および表示されたり、必要以上にインクが消費されることを防止することができる。
また、管理者情報およびパスワードを知っているユーザは、印刷制限のオン・オフを設定できるので、印刷制限のオン・オフが固定されている場合と比較して、使い勝手を向上することができる。
次に、図6〜図11を参照して、複合機1のCPU21により実行されるインデックス印刷処理について説明する。インデックス印刷処理は、スロット部72にメモリカードが接続された状態で、ユーザ(操作者)により操作キー40が操作されて「インデックス印刷」の機能が選択された場合に実行される。このインデックス印刷とは、メモリカードに記憶されるファイル毎の概略を印刷するものである。
なお、図9は、メモリカードに記憶されるファイル情報の一例を模式的に示した図であり、図10は、印刷制限オフ時のインデックス印刷の一例を示した図であり、図11は、印刷制限オン時のインデックス印刷の一例を示した図である。
まず、図6を参照して、インデックス印刷処理について説明する。図6は、複合機1のCPU21により実行されるインデックス印刷処理を示したフローチャートである。
インデックス印刷処理が実行されると、まず、スロット部72に接続されたメモリカードに記憶されている全てのファイル情報を取得する(S401)。なお、S401の処理では、取得されたファイル情報をファイル情報記憶エリア23aに記憶する。
S402の処理では、印刷制限フラグ24dがオンに設定されているか否かが判断され(S402)、印刷制限フラグ24dがオンに設定されていれば(S402:Yes)、印刷を許可するユーザを制限するので、ユーザ記憶エリア24cから印刷が許可された利用可能なユーザ情報を取得し(S403)、S404の処理へ移行する。
一方、S402の処理で、印刷制限フラグ24dがオフに設定されていれば(S402:No)、印刷を許可するユーザを制限しないので、S403の処理により印刷が許可されたユーザ情報を取得することなく、S404の処理へ移行する。
S404の処理では、ファイル情報記憶エリア23aに記憶された全てのファイル情報に対して、以下に示すS405〜S411の処理が終わったか否かが判断され(S404)、全てのファイル情報に対する処理が終わっていれば(S404:Yes)、未印刷のページがあるか否かが判断され(S405)、未印刷のページがあれば(S405:Yes)、その未印刷ページの印刷処理を実行し(S412)、未印刷のページがなければ(S405:No)、そのまま、本処理を終了する。
なお、本実施の形態では、インデックス印刷は、1枚の記録媒体(紙など)毎に印刷を実行するように構成されている。そのため、全てのファイル情報に対する処理が終わったとしても、未印刷のページが存在する可能性があるので、S405の処理で、未印刷のページが有るか否かを確認している。
S404の処理で、ファイル情報記憶エリア23aに記憶された全てのファイル情報に対しての処理が終わっていなければ(S404:No)、1ファイル毎にS406〜S411の処理を繰り返し実行する。まず、ファイルが対応フォーマットか否かを判断し(S406)、対応フォーマットでなければ(S406:No)、S404の処理に戻る。一方、対応フォーマットであれば(S406:Yes)、印刷制限フラグ24dがオンに設定されているか否かを判断し(S407)、印刷制限フラグ24dがオフに設定されていれば(S407:No)、印刷制限オフ時のインクデックス用縮小画像の描画処理を実行し(S408)、印刷制限フラグ24dがオンに設定されていれば(S407:Yes)、印刷制限オン時のインデックス用縮小画像の描画処理を実行し(S409)、S410の処理へ移行する。なお、印刷制限オフ時のインクデックス用縮小画像の描画処理、及び、印刷制限オン時のインデックス用縮小画像の描画処理の説明は、図7,8を用いて後述する。
S410の処理では、1ページ分のファイル情報の描画が設定されたか否かが判断され(S410)、1ページ分のファイル情報の描画が設定されていれば(S410:Yes)、その1ページ分の印刷処理を実行し(S411)、1ページ分のファイル情報の描画が設定されていなければ(S410:No)、S411の1ページ分の印刷処理を実行せずに、S404の処理へ戻る。
ここで、S408の処理で実行される印刷制限オフ時のインクデックス用縮小画像の描画処理、及び、S409の処理で実行される印刷制限オン時のインデックス用縮小画像の描画処理を説明する前に、図9を参照して、メモリカードに記憶されているファイル情報について説明する。本実施の形態では、メモリカードにファイル1〜21の情報が記憶されている。
なお、図9に示すユーザ情報とは、ファイル1〜21のそれぞれに設定されたユーザを示す情報であり、「無」はユーザの設定がされていないことを示し、「A」はユーザAが設定されていることを示し、「B」はユーザBが設定されていることを示している。さらに、ファイル13〜21は、ユーザ情報が暗号化されており、復号化しないとユーザ情報が不明となる。なお、ファイル13〜21のユーザ情報は、ファイル1〜21と同様に、「無」、「A」又は「B」のいずれかが設定されている。
また、図9に示すセキュリティは、「無」又は「有」が設定されており、セキュリティ「無」であれば、インデックス印刷およびパネル表示を制限なく実行可能であり、セキュリティ「有」であれば、そのセキュリティの種類によって制限される内容が異なる。本実施の形態では、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」であるセキュリティと、セキュリティ解除せずに「印刷可能」であるセキュリティとの2種類がある。なお、セキュリティ解除せずに閲覧可能の欄およびセキュリティ解除せずに印刷可能の欄における「○」が可能を示しており、「×」が不可を示している。
また、ファイル1〜21におけるユーザ情報、セキュリティ、セキュリティ解除せずに閲覧可能およびセキュリティ解除せずに印刷可能の設定は、ファイル1〜21を作成したコンピュータのアプリケーションにより設定される。一般的なアプリケーションは、ユーザ情報、セキュリティ、閲覧可能および印刷可能を設定する機能を有しており、その機能を使用することで、新たなアプリケーションを追加せずに、印刷が許可されたユーザなどの設定を行うことができる。
また、アプリケーションに代えて、コンピュータに搭載されたオペレーティングシステムが有する機能により、ユーザ情報、セキュリティ、閲覧可能および印刷可能を設定するものとしても良い。
図9に示すように、ファイル1〜ファイル3は、セキュリティが「無」に設定されたファイル情報であり、ファイル4〜ファイル12は、セキュリティが「有」に設定されているがユーザ情報は暗号化されていないファイル情報であり、ファイル13〜ファイル21は、セキュリティが「有」に設定され且つユーザ情報も暗号化されているファイル情報である。
ファイル1は、ユーザ情報「無」、セキュリティ「無」に設定されており、ファイル2は、ユーザ情報「A」、セキュリティ「無」に設定されており、ファイル3は、ユーザ情報「B」、セキュリティ「無」に設定されている。
ファイル4は、ユーザ情報「無」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷可能」に設定されており、ファイル5は、ユーザ情報「無」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷不可」に設定されており、ファイル6は、ユーザ情報「無」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧不可」・「印刷不可」に設定されている。
ファイル7は、ユーザ情報「A」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷可能」に設定されており、ファイル8は、ユーザ情報「A」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷不可」に設定されており、ファイル9は、ユーザ情報「A」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧不可」・「印刷不可」に設定されている。
ファイル10は、ユーザ情報「B」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷可能」に設定されており、であり、ファイル11は、ユーザ情報が「B」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷不可」に設定されており、ファイル12は、ユーザ情報が「B」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧不可」・「印刷不可」に設定されている。
ファイル13は、ユーザ情報が「無(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷可能」に設定されており、ファイル14は、ユーザ情報が「無(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷不可」に設定されており、ファイル15は、ユーザ情報が「無(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧不可」・「印刷不可」に設定されている。
ファイル16は、ユーザ情報が「A(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷可能」に設定されており、ファイル17は、ユーザ情報が「A(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷不可」に設定されており、ファイル18は、ユーザ情報が「A(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧不可」・「印刷不可」に設定されている。
ファイル19は、ユーザ情報が「B(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷可能」に設定されており、ファイル20は、ユーザ情報が「B(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧可能」・「印刷不可」に設定されており、ファイル21は、ユーザ情報が「B(暗号化されている)」、セキュリティ「有」、セキュリティ解除せずに「閲覧不可」・「印刷不可」に設定されている。
また、図示しないが、各ファイルの縮小画像を区別できるように、縮小画像として印刷・表示する内容を、便宜的に、ファイル1は「はじめに」、ファイル2は「拝啓」、ファイル3は「タイトル」、ファイル4は「特開平」、ファイル5は「実用新案」、ファイル7は「サンプル」、ファイル8は「お試し」、ファイル10は「見積書」、ファイル11は「請求書」、ファイル13は「報告書」、ファイル14は「レポート」、ファイル16は「テスト」、ファイル17は「デモ」、ファイル19は「グラフ」、ファイル20は「表」とする。
次に、図7のフローチャートと、図9,10を参照して、S408の処理で実行される印刷制限オフ時のインデックス用縮小画像の描画処理について説明する。図7は、インデックス印刷処理内で実行される印刷制限オフ時のインクデックス用縮小画像の描画処理を示したフローチャートである。印刷制限オフ時のインクデックス用縮小画像の描画処理は、印刷制限がなされていないので、ファイル情報に基づいたインデックス印刷を実行する処理である。
印刷制限オフ時のインデックス用縮小画像の描画処理が実行されると、現在、指定されている指定ファイル情報を取得する(S501)。S501の処理は、ファイル1〜24のいずれかのファイルを指定して取得する処理であり、本実施の形態では、S501の処理が実行される毎にファイル1から順番に取得される。
S502の処理では、S501の処理で取得したファイル情報がセキュリティ有りに設定されているか否かを判断する(S502)。よって、S502の処理では、図9から判るように、ファイル1〜3が指定されていると、セキュリティ無しと判断され(S502:No)、ファイル4〜21が指定されていると、セキュリティ有りと判断される(S502:Yes)。
S502の処理で、セキュリティ有りに設定されていると判断されると(S502:Yes)、次に、セキュリティ解除せずに印刷可能であるか否かを判断する(S503)。よって、S503の処理では、図9から判るように、ファイル4〜21のうち、ファイル4,7,10,13,16,19がセキュリティ解除せずに印刷可能と判断され(S503:Yes)、ファイル4〜21のうち、ファイル5,6,8,9,11,12,14,15,17,18,20,21がセキュリティ解除しなければ印刷可能とならないと判断される(S503:No)。
S502の処理でセキュリティ無しに設定されていると判断されるか(S502:No)、S503の処理でセキュリティ解除しなくても印刷可能と判断されると(S502:Yes,S503:Yes)、その指定されているファイル情報はセキュリティ解除せずに印刷可能となるので、「印刷可」を描画し(S504)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「可」に設定し(S505)、縮小画像を描画して(S506)、本処理を終了する。
S504の処理での「印刷可」の描画と、S506の処理での縮小画像が描画されるのは、上述したように、ファイル1〜3とファイル4,7,10,13,16,19である。図10に示すように、ファイル1〜4,7,10,13,16,19の下段には、「印刷可」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が描画されている。
S503の処理に戻って説明する。S503の処理で、セキュリティ解除しなければ印刷可能でないと判断されると(S503:No)、その指定されているファイル情報はセキュリティ解除後でなければ印刷可能とならないので、「解除後印刷可」を描画し(S507)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「解除後可」に設定し(S508)、代替画像を描画して(S509)、本処理を終了する。
S507の処理での「解除後印刷可」の描画と、S509の処理での代替画像が描画されるのは、上述したように、ファイル5,6,8,9,11,12,14,15,17,18,20,21である。図10に示すように、ファイル5,6,8,9,11,12,14,15,17,18,20,21の下段には、「解除後印刷可」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分は、それぞれ代替画像(本実施の形態では、複数の点)が描画されている。なお、代替画像とは、セキュリティ解除しなければ印刷不可とされているファイルの内容をユーザに認識させないために設定されるものである。
次に、図8のフローチャートと,図9,11を参照して、S409の処理で実行される印刷制限オン時のインデックス用縮小画像の描画処理について説明する。図8は、インデックス印刷処理内で実行される印刷制限オン時のインクデックス用縮小画像の描画処理を示したフローチャートである。印刷制限オン時のインクデックス用縮小画像の描画処理は、印刷制限がなされているので、印刷が許可されたユーザ(ユーザ情報)が一致したファイルのみ印刷する処理である。
印刷制限オン時のインデックス用縮小画像の描画処理が実行されると、現在、指定されている指定ファイル情報を取得する(S601)。S601の処理は、S501の処理と同様に、ファイル1〜24のいずれかのファイルを指定して取得する処理であり、S601の処理が実行される毎にファイル1から順番に取得される。なお、S601の処理により指定ファイル情報が取得されると、その指定ファイル情報に含まれるユーザ情報および、セキュリティ解除せずに閲覧可能か否かを示す情報、及び、セキュリティ解除せずに印刷可能か否かを示す情報が読み出される(読出手段、第2読出工程)。
S602の処理では、指定されているファイルからユーザ情報を取得できたか否かを判断し(S602)、ユーザ情報を取得できたら(S602:Yes)、S603の処理へ移行し、ユーザ情報を取得できなかったら(S602:No)、S621の処理へ移行する。なお、ユーザ情報が取得できるのは、図9に示すファイル2,3,7〜12であり、ユーザ情報が取得できないのは、ユーザ情報が「無」となるファイル1,4〜6とユーザ情報が暗号化されているファイル13〜21である。
S603の処理では、指定されているファイル情報から取得したユーザ情報と、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報とが一致したか(利用可能ユーザであるか)否かを判断し(S603)、ユーザ情報が一致すれば(S603:Yes)、S604の処理へ移行し、ユーザ情報が一致しなければ(S603:No)、S612の処理へ移行する。
なお、本実施の形態では、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報は、ユーザAを示す情報だけである。よって、S603の処理では、図9から判るように、ファイル2,3,7〜12のうち、ファイル2,7〜9がユーザ情報が一致したと判断され(S603:Yes)、ファイル3,10〜12がユーザ情報が一致しないと判断される(S603:No)。
S604の処理では、S601の処理で取得したファイル情報がセキュリティ有りに設定されているか否かを判断する(S604)。よって、S604の処理では、図9から判るように、ファイル2,7〜9のうち、ファイル7〜9がセキュリティ有りに設定されていると判断され(S604:Yes)、ファイル2がセキュリティ無しに設定されていると判断される(S604:No)。
S604の処理で、セキュリティ有りに設定されていると判断されると(S604:Yes)、次に、セキュリティ解除せずに印刷可能であるか否かを判断する(S605)。よって、S605の処理では、図9から判るように、ファイル7〜9のうち、ファイル7がセキュリティ解除することなく印刷可能と判断され(S605:Yes)、ファイル8,9がセキュリティ解除後でなければ印刷可能とならないと判断される(S605:No)。
S604の処理でセキュリティ無しに設定されていると判断されるか(S604:No)、S605の処理でセキュリティ解除しなくても印刷可能と判断されると(S604:Yes,S605:Yes)、その指定されているファイル情報は印刷可能となるので、「印刷可」を描画し(S606)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「可」に設定し(S607)、縮小画像を描画して(S608)、本処理を終了する。
S606の処理での「印刷可」の描画と、S608の処理での縮小画像が描画されるのは、上述したように、ファイル2,7である。図11に示すように、ファイル2,7の下段には、「印刷可」が描画されており、ファイル2,7の四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が描画されている。
S605の処理に戻って説明する。S605の処理で、セキュリティ解除せずに印刷可能でないと判断されると(S605:No)、その指定されているファイル情報はセキュリティ解除後でなければ印刷可能とならないので、「解除後印刷可」を描画し(S609)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「解除後可」に設定し(S610)、代替画像を描画して(S611)、本処理を終了する。
S609の処理での「解除後印刷可」の描画と、S611の処理での代替画像が描画されるのは、上述したように、ファイル8,9である。図11に示すように、ファイル8,9の下段には、「解除後印刷可」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分は、それぞれ代替画像(本実施の形態では、複数の点)が描画されている。
次に、S603の処理へ戻って説明する。S603の処理で、指定されているファイル情報から取得したユーザ情報と、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報とが一致しなければ(S603:No)、指定されているファイルのユーザ情報が「A」以外となり印刷不可となるので、「印刷不可」を描画し(S612)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「不可」に設定し(S613)、代替画像を描画して(S614)、本処理を終了する。
S612の処理での「印刷不可」の描画と、S613の処理での代替画像が描画されるのは、上述したように、ファイル3,10〜12である。図11に示すように、ファイル3,10〜12の下段には、「印刷不可」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分は、それぞれ代替画像(本実施の形態では、格子状)が描画されている。
次に、S602の処理へ戻って説明する。S602の処理で、指定されているファイルからユーザ情報を取得できなければ(S602:No)、ユーザ情報が暗号化されているか否かを判断する(S621)。よって、S621の処理では、図9から判るように、ファイル1,4〜6,13〜21のうち、ファイル1,4〜6はユーザ情報が暗号化されていないと判断され(S621:No)、ファイル13〜21はユーザ情報が暗号化されていると判断される(S621:Yes)。
S621の処理で、ユーザ情報が暗号化されていないと判断されると(S621:No)、ユーザ情報が設定されていないことになり(「無」)、印刷不可となるので、S612の処理へ移行し、「印刷不可」を描画すると共に、指定されているファイルの印刷可情報23bを「不可」に設定し、代替画像を描画して、本処理を終了する。
この場合に、S612の処理での「印刷不可」の描画と、S613の処理で代替画像が描画されるのは、上述したように、ファイル1,4〜6である。図11に示すように、ファイル1,4〜6の下段には、「印刷不可」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分は、それぞれ代替画像(本実施の形態では、格子状)が描画されている。
一方、S621の処理で、ユーザ情報が暗号化されていると判断されると(S621:Yes)、ユーザ情報が暗号化されているためにユーザ情報が取得できないことになるので、暗号化を解除するまで印刷可能であるか否か不明となる。よって、「解除するまで不明」を描画し(S623)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「不明」に設定し(S622)、S624の処理へ移行する。
なお、印刷可情報23bが「不明」と設定されたファイルは、後述する印刷処理で、セキュリティを解除されてから印刷が可能になる。
S624の処理では、ユーザ情報が暗号化されているファイルが、セキュリティを解除せずに印刷可能であるか否かを判断する(S624)。よって、S624の処理では、図9から判るように、ファイル13〜21のうち、ファイル13,16,19がセキュリティ解除せずに印刷可能と判断され(S624:Yes)、ファイル14,15,17,18,20,21がセキュリティ解除しなければ印刷不可と判断される(S623:No)。
S624の処理で、セキュリティ解除せずに印刷可能と判断されると(S624:Yes)、その指定されているファイルの縮小画像を描画して(S625)、本処理を終了する。
S622の処理での「解除するまで不明」の描画と、S625の処理で縮小画像が描画されるのは、上述したように、ファイル13,16,19である。図11に示すように、ファイル13,16,19の下段には、「解除するまで不明」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が描画されている。
一方、S624の処理で、ユーザ情報が暗号化されているファイルが、セキュリティを解除せずに印刷可能でないと判断されると(S624:No)、代替画像を描画して(S626)、本処理を終了する。
S622の処理での「解除するまで不明」の描画と、S626の処理で代替画像が描画されるのは、上述したように、ファイル14,15,17,18,20,21である。図11に示すように、ファイル14,15,17,18,20,21の下段には、「解除するまで不明」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分は、それぞれ代替画像(本実施の形態では、複数の単線)が描画されている。
以上、インデックス印刷処理で説明したように、印刷を許可するユーザの制限がなされていない場合には、「印刷可」の表示と、各ファイルの縮小画像とが印刷される。また、セキュリティ有りが設定されており、セキュリティが解除されるまで印刷不可であれば、「解除後印刷可」の表示と代替画像とを表示し、ファイル情報をユーザに認識させないように構成されている。よって、ユーザは、インデックス印刷を確認することで、印刷可能なファイルを認識することができる。また、「解除後印刷可」となるファイルは、代替画像を表示するので、部外者にファイルの情報が知られることを防止することができる。
また、印刷を許可するユーザの制限がなされている場合には、「印刷不可」、「印刷可」、「解除後印刷可」及び「解除するまで不明」を印刷するので、ユーザに対して、印刷可能となるファイルと、印刷不可となるファイルと、セキュリティ解除すれば印刷可能となるファイルと、ユーザ情報が暗号化されておりセキュリティ解除するまで印刷可能か否か不明となるファイルとを認識させることができる。また、「印刷不可」、「解除後印刷可」及び「解除するまで不明」となるファイルは、代替画像が描画されるので、部外者にファイルの情報が知られることを防止することができる。
次に、図9及び図12〜図16を参照して、スロット部72に接続されたメモリカードに記憶されるファイル情報をインデックス印刷するのではなく、液晶ディスプレイ41にパネル表示する場合について説明する。なお、図15は、印刷制限オフ時のパネル表示の一例を示した図であり、図16は、印刷制限オン時のパネル表示の一例を示した図である。
図12は、複合機1のCPU21により実行されるパネル表示処理を示したフローチャートである。なお、パネル表示処理は、ユーザ(操作者)により操作キー40が操作されて、複数の機能のうち、「パネル表示」の機能が選択された場合に実行される。また、パネル表示は、液晶ディスプレイ41にファイル情報などを表示するものであり、液晶ディスプレイ41にはユーザにより指定された1のファイル情報毎に、図15・図16に示した表示領域に表示がなされる。指定されていないファイルのファイル情報は、液晶ディスプレイ1に全く表示されていなくてもよいし、文字だけの表示、ごく小さな表示などで、ファイルが存在していることを示す表示を行っても良い。液晶ディスプレイ41に表示されるファイル情報の変更は、操作キー40のカーソルキー(図示せず)が操作される毎に表示が変更される。
パネル表示処理が実行されると、まず、印刷制限フラグ24dがオンに設定されているか否かが判断され(S701)、印刷制限フラグ24dがオンに設定されていれば(S701:Yes)、印刷を許可するユーザを制限するので、印刷が許可された利用可能なユーザ情報をユーザ記憶エリア24cから取得し(S702)、S703の処理へ移行する。
一方、S701の処理で、印刷制限フラグ24dがオフに設定されていれば(S701:No)、印刷を許可するユーザを制限しないので、S702の処理により印刷が許可されたユーザ情報を取得することなく、S703の処理へ移行する。
S703の処理では、パネル表示の終了が選択されたか否かが判断され(S703)、ユーザによって終了が選択されたら(S703:Yes)、そのまま、本処理を終了する。
一方、S703の処理で、ユーザによって終了が選択されていなければ(S703:No)、ユーザによってカーソルが操作されて、次に表示するファイル情報(又は最初に表示するファイル情報)が選択されたか否かが判断される(S704)。S704の処理で、ユーザによりカーソルが操作されていなければ(S704:No)、S703の処理へ移行し、ユーザにより終了か次のファイル情報が選択されるまで、S703とS704の処理を繰り返し実行する。
S704の処理で、ユーザによりカーソルが操作され、次のファイル情報が選択されたら(S704:Yes)、選択されたファイルが対応フォーマットか否かを判断し(S705)、対応フォーマットでなければ(S705:No)、S703の処理に戻る。一方、対応フォーマットであれば(S705:Yes)、選択されたファイル情報を取得し(S706)、まず、選択されているファイル情報をユーザに認識させるために、ファイル名を液晶ディスプレイ41に表示する(S707)。なお、S706の処理により選択された選択ファイル情報が取得されると、その選択ファイル情報に含まれるユーザ情報および、セキュリティ解除せずに閲覧可能か否かを示す情報、及び、セキュリティ解除せずに印刷可能か否かを示す情報が読み出される(読出手段、第2読出工程)。
S708の処理では、印刷制限フラグ24dがオンに設定されているか否かが判断され(S708)、印刷制限フラグ24dがオフに設定されていれば(S708:No)、印刷制限オフ時のパネル用縮小画像の表示処理を実行し(S709)、印刷制限フラグ24dがオンに設定されていれば(S705:Yes)、印刷制限オン時のパネル用縮小画像の表示処理を実行する(S710)。その後、S703の処理へ戻り、ユーザにより終了が選択されるまで、S705〜S710の処理を繰り返し実行する。
次に、図13のフローチャートと、図9,15を参照して、S709の処理で実行される印刷制限オフ時のパネル用縮小画像の表示処理について説明する。図13は、パネル表示処理の中で実行される印刷制限オフ時のパネル用縮小画像の表示処理を示したフローチャートである。
印刷制限オフ時のパネル用縮小画像の表示処理が実行されると、S706の処理で取得したファイル情報がセキュリティ有りに設定されているか否かを判断する(S801)。よって、S801の処理では、図9から判るように、ファイル1〜3がセキュリティ無しに設定されていると判断され(S801:No)、ファイル4〜21がセキュリティ有りに設定されていると判断される(S801:Yes)。
S801の処理で、セキュリティ有りに設定されていると判断されると(S801:Yes)、次に、セキュリティ解除せずに印刷可能であるか否かを判断する(S805)。よって、S805の処理では、図9から判るように、ファイル4〜21のうち、ファイル4,7,10,13,16,19がセキュリティ解除せずに印刷可能と判断され(S805:Yes)、ファイル4〜21のうち、ファイル5,6,8,9,11,12,14,15,17,18,20,21がセキュリティ解除しなければ印刷可能とならないと判断される(S805:No)。
S801の処理で、セキュリティ無しに設定されていると判断されるか(S801:No)、S805の処理でセキュリティ解除しなくても印刷可能と判断されると(S801:Yes,S805:Yes)、選択されているファイルはセキュリティ解除せずに印刷可能となるので、「印刷可」を表示し(S802)、選択されているファイルに対応する印刷可情報23bを「可」に設定し(S803)、そのファイルの縮小画像を表示して(S804)、本処理を終了する。
S802の処理での「印刷可」の表示と、S804の処理で縮小画像が表示されるのは、上述したように、ファイル1〜3とファイル4,7,10,13,16,19である。図15に示すように、ファイル1〜3とファイル4,7,10,13,16,19の下段には、「印刷可」が表示されており、各ファイルの四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が表示されている。
S805の処理に戻って説明する。S805の処理で、セキュリティ解除しなければ印刷可能でないと判断されると(S805:No)、その選択されているファイル情報はセキュリティ解除しなければ印刷可能とならないので、「解除後印刷可」を表示し(S806)、選択されているファイルに対応する印刷可情報23bを「解除後可」に設定し(S807)、セキュリティ解除せずに閲覧可能であるか否かを判断する(S808)。
S808の処理では、セキュリティ解除せずに閲覧可能であると判断されると(S808:Yes)、S804の処理へ移行し、閲覧可能でなければ(S808:No)、代替画像を表示して(S809)、本処理を終了する。なお、S808の処理では、図9から判るように、ファイル5,6,8,9,11,12,14,15,17,18,20,21のうち、ファイル5,8,11,14,17,20がセキュリティ解除せずに閲覧可能と判断され(S808:Yes)、ファイル6,9,12,15,18,21が閲覧不可と判断される(S808:No)。
なお、S806の処理での「解除後印刷可」の表示と、S804の処理で縮小画像が表示されるのは、上述したように、ファイル5,8,11,14,17,20である。図15に示すように、ファイル5,8,11,14,17,20の下段には、「解除後印刷可」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が表示されている。
一方、S806の処理での「解除後印刷可」の表示と、S809の処理で代替画像が表示されるのは、上述したように、ファイル6,9,12,15,18,21である。図15に示すように、ファイル6,9,12,15,18,21の下段には、「解除後印刷可」が表示されており、各ファイルの四角で囲まれた部分には、それぞれ代替画像(本実施の形態では、複数の点)が描画されている。
次に、図14のフローチャートと、図9,16を参照して、S710の処理で実行される印刷制限オン時のパネル用縮小画像の表示処理について説明する。図14は、パネル表示処理の中で実行される印刷制限オン時のパネル用縮小画像の表示処理を示したフローチャートである。
印刷制限オン時のパネル用縮小画像の表示処理が実行されると、選択されているファイルのユーザ情報が取得できたか否かを判断し(S901)、ユーザ情報が取得できたら(S901:Yes)、S902の処理へ移行し、ユーザ情報が取得できなかったら(S901:No)、S931の処理へ移行する。なお、ユーザ情報が取得できるのは、図9から判るように、ファイル2,3,7〜12であり、ユーザ情報が取得できないのは、ユーザ情報が「無」となるファイル1,4〜6とユーザ情報が暗号化されているファイル13〜21である。
S902の処理では、選択されているファイル情報から取得したユーザ情報と、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報とが一致したか(利用可能ユーザであるか)否かを判断し(S902)、ユーザ情報が一致すれば(S902:Yes)、S903の処理へ移行し、ユーザ情報が一致しなければ(S902:No)、S921の処理へ移行する。なお、上述したように、本実施の形態では、印刷が許可されたユーザは、「A」のみに設定されているので、ファイル2,3,7〜12のうち、ファイル2,7〜9がユーザ情報が一致したと判断され(S902:Yes)、ファイル3,10〜12がユーザ情報が一致しないと判断される(S902:No)。
S903の処理では、選択されているファイルのファイル情報がセキュリティ有りに設定されているか否かを判断する(S903)。よって、S903の処理では、図9から判るように、ファイル2,7〜9のうち、ファイル2がセキュリティ無しに設定されていると判断され(S903:No)、ファイル7〜9がセキュリティ有りに設定されていると判断される(S903:Yes)。
S903の処理で、セキュリティ有りに設定されていると判断されると(S903:Yes)、次に、セキュリティ解除せずに印刷可能であるか否かを判断する(S907)。よって、S907の処理では、図9から判るように、ファイル7がセキュリティ解除せずに印刷可能と判断され(S907:Yes)、ファイル8,9がセキュリティ解除しなければ印刷可能とならないと判断される(S907:No)。
S903の処理で、セキュリティ無しに設定されていると判断されるか(S903:No)、S907の処理でセキュリティ解除しなくても印刷可能と判断されると(S903:Yes,S907:Yes)、選択されているファイルはセキュリティ解除せずに印刷可能となるので、「印刷可」を表示し(S904)、その選択されているファイルに対応する印刷可情報23bを「可」に設定して(S905)、そのファイルの縮小画像を表示して(S906)、本処理を終了する。
なお、S904の処理での「印刷可」の表示と、S906の処理で縮小画像が表示されるのは、上述したように、ファイル2と7である。図16に示すように、ファイル2と7の下段には、「印刷可」が表示され、各ファイルの四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が表示されている。
S907の処理に戻って説明する。S907の処理で、セキュリティ解除しなければ印刷可能でないと判断されると(S907:No)、その選択されているファイル情報はセキュリティ解除しなければ印刷可能とならないので、「解除後印刷可」を表示し(S908)、その選択されているファイルに対応する印刷可情報23bを「解除後可」に設定して(S909)、セキュリティ解除せずに閲覧可能であるか否かを判断する(S910)。
S910の処理では、セキュリティ解除せずに閲覧可能であると判断されると(S910:Yes)、S906の処理へ移行し、閲覧可能でなければ(S910:No)、代替画像を表示して(S911)、本処理を終了する。なお、S910の処理では、図9から判るように、ファイル8,9のうち、ファイル8がセキュリティ解除せずに閲覧可能と判断され(S910:Yes)、ファイル9が閲覧不可と判断される(S910:No)。
なお、S908の処理での「解除後印刷可」の表示と、S906の処理で縮小画像が描画されるのは、上述したように、ファイル8であり、ファイル8の下段には「解除後印刷可」が描画され、ファイル8の四角で囲まれた部分には、ファイル8の縮小画像が表示されている。
一方、S908の処理での「解除後印刷可」の表示と、S911の処理で縮小画像が表示されるのは、上述したように、ファイル9であり、図16に示すように、ファイル9の下段に「解除後印刷可」が表示され、ファイル9の四角で囲まれた部分に代替画像(本実施の形態では、複数の点)が描画されている。
次に、S921の処理について説明する。S921の処理では、選択されているファイルのユーザ情報が一致せず印刷不可となるので、「印刷不可」を表示し(S921)、選択されているファイルに対応した印刷可情報23bを「不可」に設定し(S922)、代替画像を表示して(S923)、本処理を終了する。上述したように、ユーザ情報を取得できたにも関わらず、ユーザ情報が一致しないのは、ファイル3,10〜12であり、図16に示すように、ファイル3,10〜12の下段に「印刷不可」が表示され、それぞれ代替画像(本実施の形態では、格子状)が描画されている。
次に、S901の処理へ戻って説明する。S901の処理で、指定されているファイルからユーザ情報を取得できなければ(S901:No)、ユーザ情報が暗号化されているか否かを判断する(S931)。よって、S931の処理では、図9から判るように、ファイル1,4〜6,13〜21のうち、ファイル1,4〜6はユーザ情報が暗号化されていないと判断され(S931:No)、ファイル13〜21はユーザ情報が暗号化されていると判断される(S931:Yes)。
S931の処理で、ユーザ情報が暗号化されていないと判断されると(S931:No)、ユーザ情報が暗号化されていないのにユーザ情報を取得できなかったことになり、ユーザ情報が設定されていない(「無」)ことになるので、S921の処理へ移行し、「印刷不可」を表示し(S921)、選択されているファイルに対応した印刷可情報23bを「不可」に設定し(S922)、代替画像を表示して(S923)、本処理を終了する。上述したように、ユーザ情報が暗号化されていないと判断されるのは、ファイル1,4〜6であり、図16に示すように、ファイル1,4〜6の下段に「印刷不可」が表示され、それぞれ代替画像(本実施の形態では、格子状)が描画されている。
一方、S931の処理で、ユーザ情報が暗号化されていると判断されると(S931:Yes)、ユーザ情報が暗号化されているためにユーザ情報が取得できないことになるので、暗号化を解除するまで印刷可能であるか否か不明となる。よって、「解除するまで不明」を表示し(S932)、指定されているファイルの印刷可情報23bを「不明」に設定し(S933)、S934の処理へ移行する。
S934の処理では、ユーザ情報が暗号化されているファイルが、セキュリティを解除せずに閲覧可能であるか否かを判断する(S934)。よって、S934の処理では、図9から判るように、ファイル13〜21のうち、ファイル13,14,16,17,19,20が閲覧可能と判断され(S934:Yes)、ファイル15,18,21が閲覧不可と判断される(S934:No)。
S934の処理で、セキュリティ解除せずに閲覧可能と判断されると(S934:Yes)、その選択されているファイルの縮小画像を表示して(S935)、本処理を終了する。
なお、S932の処理での「解除するまで不明」の表示と、S935の処理で縮小画像が表示されるのは、上述したように、ファイル13,14,16,17,19,20である。図16に示すように、ファイル13,14,16,17,19,20の下段には、「解除するまで不明」が描画されており、各ファイルの四角で囲まれた部分には、各ファイルの縮小画像が表示されている。
一方、S934の処理で、ユーザ情報が暗号化されているファイルが、セキュリティ解除せずに閲覧可能でないと判別されると(S934:No)、代替画像を表示して(S936)、本処理を終了する。
なお、S932の処理での「解除するまで不明」の表示と、S936の処理で代替画像が表示されるのは、上述したように、ファイル15,18,21である。図16に示すように、ファイル15,18,21の下段には、「解除するまで不明」が表示され、ファイル15,18,21の四角で囲まれた部分には、代替画像(本実施の形態では、複数の単線)が表示されている。
以上、パネル表示処理で説明したように、印刷を許可するユーザの制限がなされていない場合には、「印刷可」の表示と、各ファイルの縮小画像とが表示される。また、セキュリティ有りが設定されており、セキュリティが解除されるまで閲覧可能でなく且つ印刷可能でなければ、「解除後印刷可」の表示と代替画像とを表示し、ファイル情報をユーザに認識させないように構成されている。よって、ユーザは、パネル表示を確認することで、印刷可能なファイルを認識することができる。また、セキュリティ有りが設定され閲覧可能でなければ、代替画像を表示するので、部外者にファイルの情報が知られることを防止することができる。
また、印刷を許可するユーザの制限がなされている場合には、「印刷不可」、「印刷可」、「解除後印刷可」及び「解除するまで不明」を表示するので、ユーザに対して、印刷可能となるファイルと、印刷不可となるファイルと、セキュリティ解除すれば印刷可能となるファイルと、ユーザ情報が暗号化されておりセキュリティ解除するまで印刷可能か否か不明となるファイルとを認識させることができる。また、「印刷不可」及びセキュリティ有りが設定され閲覧可能でなければ、代替画像を表示するので、部外者にファイルの情報が知られることを防止することができる。
次に、図17を参照して、メモリカードに記憶されているファイル情報を印刷する印刷処理について説明する。図17は、複合機1のCPU21により実行される印刷処理を示したフローチャートである。なお、印刷処理は、ユーザ(操作者)により操作キー40が操作されて、複数の機能のうち、「印刷」の機能が選択され、その「印刷」の機能が選択されている状態で、「印刷可」若しくは「解除後印刷可」、「解除するまで不明」となるファイルが選択された場合に実行される。なお、「印刷不可」となるファイルは、選択できないよう構成されている。すなわち、印刷可情報23bが「可」、「解除後可」、「不明」となるファイルが選択された場合に実行され、「不可」となるファイルは選択できないよう構成されている。
印刷処理が実行されると、ユーザによって選択されたファイルの、ファイル情報をファイル情報記憶エリア23aから取得し(S1001)、印刷可情報23bを取得し(S1002)、その取得した印刷可情報23bに「可」が設定されているか否かを判断する(S1003)。
S1003の処理で、取得した印刷可情報23bが「可」に設定されていると判断されると(S1003:Yes)、そのまま印刷が可能となるので、取得したファイル情報から印刷画像を作成し(S1004)、印刷を実行して(S1005)、本処理を終了する。
一方、S1003の処理で、取得した印刷可情報23bが「解除後可」もしくは「不明」に設定されていれば(S1003:No)、セキュリティを解除する必要があるので、セキュリティを解除するために、パスワードの入力画面を液晶ディスプレイ41に表示する(S1011)。
パスワードの入力画面が表示されると、ユーザによりパスワードの入力が完了したか否かを判断し(S1012)、ユーザによりパスワードが入力されるまで待機し(S1012:No)、ユーザによりパスワードの入力が完了したら(S1012:Yes)、S1013の処理へ移行する。
S1013の処理では、ユーザにより入力されたパスワードと、パスワード記憶エリア24bに記憶されているパスワードとが一致するか(対応するものであるか)否かが判断され(S1013)、パスワードが一致しなければ(S1013:No)、パスワードを知らないユーザによる操作となるので、エラー処理を実行して(S1019)、本処理を終了する。なお、エラー処理は、液晶ディスプレイ41に「印刷不可」の表示をしたり、スピーカ72から「印刷不可」であることを報知したり、液晶ディスプレイ41とスピーカ72とを併用して報知する。
S1013の処理で、入力されたパスワードと、パスワード記憶エリア24bに記憶されるパスワードとが一致すれば(S1013:Yes)、パスワードを知っているユーザによる操作となるので、選択されているファイルを復号化し(S1014)、ユーザの制限があるか否かを判断するために、印刷制限フラグ23bがオンに設定されているか否かが判断される(S1015)。
S1015の処理で、印刷制限フラグ23bがオフに設定されていれば(S1015:No)、ユーザ制限がなされていないので、印刷を実行するためにS1004の処理へ移行し、印刷画像を作成し、印刷を実行して、本処理を終了する。
一方、S1015の処理で、印刷制限フラグ24dがオンに設定されていれば(S1015:Yes)、印刷可能となるユーザが制限されているので、復号化されたファイルからユーザ情報を取得する(S1016)。そして、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報を取得し(S1017)、S1016の処理で取得したユーザ情報と、S1017の処理で取得したユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報とが一致するか(利用可能ユーザであるか)否かが判断される(S1018)。
S1018の処理で、ユーザ情報が一致すれば(S1018:Yes)、印刷可能となるので、S1004の処理へ移行し、印刷画像を作成し、印刷を実行して、本処理を終了する。
一方、S1018の処理で、ユーザ情報が一致しなければ(S1018:No)、印刷不可となるので、S1019の処理へ移行してエラー処理を実行した後に、印刷処理を終了する。
以上、説明したように、複合機1は、ダイレクト印刷を実行でき、ユーザ記憶エリア24cに記憶されているユーザ情報と、ファイル1〜21のユーザ情報とが一致した場合に印刷を許可し、ユーザ情報が一致しなかった場合に印刷を禁止することができる。よって、ユーザ情報を知らない部外者は、勝手に印刷を実行できないので、重要な情報の流出や必要以上のインクの消費を抑えることができる。
また、セキュリティ有りが設定されていない場合には、ユーザ情報に基づいて、印刷の許可または禁止を設定し、パスワードの入力をしなくも良い。よって、煩雑な作業をすることなく、メモリカード内のファイル情報を印刷することができる。
また、セキュリティ有りが設定されている場合には、パスワードの入力が必要となるが、印刷の許可または禁止の設定は、ファイルに含まれているユーザ情報に基づいて設定されるので、例え、パスワードが流出してしまったとしても、ユーザ情報によって印刷を禁止することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施の形態では、ユーザ記憶エリア24cを複合機1に備えるものとしたが、複合機1とパラレルI/F又はネットワークI/Fを介して接続(通信)されるコンピュータなどに備えるものとしても良い。この構成では、メモリカードに記憶されるユーザ情報と一致するか否かを判断する場合に、外部のコンピュータに問い合せしても良いし、外部のコンピュータからユーザ情報を取得するよう構成しても良い。
また、上記実施の形態では、メモリカードに記憶される全てのファイルを取得して、ユーザ情報が一致するか否かを判断するものとしたが、例えば、文書が記憶されるファイルのみ、画像が記憶されるファイルのみ、アプリケーション及びオペレーティングシステムの種類など、特定のファイルを選択する構成としても良い。さらに、複合機1とパラレルI/F又はネットワークI/Fを介して接続(通信)されるコンピュータが備えるメモリに記憶されるファイルを取得してユーザ情報が一致するか否かを判断するものとしても良い。
また、上記実施の形態では、インデックス印刷およびパネル表示において、各ファイルの四角で囲まれた部分にファイルの縮小画像を描画するものとしたが、ファイル名または記憶されている内容を示唆できるものであれば、四角内に表示される情報を如何なるものであっても良い。
また、上記実施の形態では、ファイル1〜21の下段に「印刷可」、「印刷不可」、「解除するまで不明」及び「解除後印刷可」のいずれかを描画するものとしたが、例えば、「印刷可」となるファイルのみを、インデックス印刷またはパネル表示をする構成としても良いし、「印刷不可」となるファイルのみをインデックス印刷またはパネル表示をする構成としても良いし、「印刷可」、「印刷不可」、「解除するまで不明」及び「解除後印刷可」のいずれかを組み合わせたファイルをインデックス印刷またはパネル表示しても良い。
また、上記実施の形態では、管理者情報やパスワードの入力は、操作キー40を使用して直接入力するものとしたが、複合機1にカードリーダなどを備え、管理者情報やパスワードを記憶するICカードから管理者情報やパスワードを入力するものとしても良い。
また、上記実施の形態では、インデックス印刷の機能と、パネル表示の機能との両方を備えるものとしたが、どちらか一方を備える複合機としても良い。
また、上記実施の形態では、複合機1にインデックス印刷の機能と、パネル表示の機能とを備えるものとしたが、印刷機能と表示機能とを有するプリンタに備えるものとしても良い。
ここで、本実施形態において、請求項1又は9に記載の読出手段としては図8のS601の処理および図12のS706の処理が該当し、請求項1又は9に記載の判断手段としては図8の603の処理および図14のS902の処理が該当し、請求項1又は9に記載のダイレクト印刷制御手段としては図8のS607の処理とS613の処理および図14のS905の処理とS922の処理が該当し、請求項1又は9に記載の印刷実行手段としては図17のS1005の処理が該当し、請求項2又は10に記載の許可情報出力手段としては「印刷可」の描画が設定された場合の図6のS411の処理(図7のS506、図8のS608)、および図13のS804と図14のS906の処理が該当し、請求項4又は12に記載の禁止情報出力手段としては「印刷不可」の描画が設定された場合の図6のS411の処理(図8のS614)、および図14のS923の処理が該当し、請求項5又は13に記載の操作者判断手段としては図4のS204の処理の管理者が一致か否かを判断する処理が該当し、請求項5又は13に記載の変更許可手段は図4のS204:Yesとなる処理が該当し、請求項6又は13に記載のユーザ情報出力制御手段としては図4のS204:Yes又はS204:Noとなり移行する処理が該当し、請求項17記載の第2読出工程としては図8のS601の処理および図12のS706の処理が該当し、請求項17記載の判断工程としては図8の603の処理および図14のS902の処理が該当し、請求項17記載のダイレクト印刷制御工程としては図8のS607の処理とS613の処理および図14のS905の処理とS922の処理が該当し、請求項17記載の印刷実行工程としては図17のS1005の処理が該当する。
本発明における実施形態の複合機の外観構成を示す斜視図である。 複合機の制御部の概略構成を示すブロック図である。 複合機のCPUにより実行される管理者登録処理を示したフローチャートである。 複合機のCPUにより実行される利用可能ユーザの表示および登録処理を示したフローチャートである。 複合機のCPUにより実行される印刷制限設定処理を示したフローチャートである。 複合機のCPUにより実行されるインデックス印刷処理を示したフローチャートである。 インデックス印刷処理内で実行される印刷制限オフ時のインクデックス用縮小画像の描画処理を示したフローチャートである。 インデックス印刷処理内で実行される印刷制限オン時のインクデックス用縮小画像の描画処理を示したフローチャートである。 メモリカードに記憶されるファイル情報の一例を模式的に示した図である。 印刷制限オフ時のインデックス印刷の一例を示した図である。 印刷制限オン時のインデックス印刷の一例を示した図である。 複合機のCPUにより実行されるパネル表示処理を示したフローチャートである。 パネル表示処理の中で実行される印刷制限オフ時のパネル用縮小画像の描画処理を示したフローチャートである。 パネル表示処理の中で実行される印刷制限オン時のパネル用縮小画像の描画処理を示したフローチャートである。 印刷制限オフ時のパネル表示の一例を示した図である。 印刷制限オン時のパネル表示の一例を示した図である。 複合機のCPUにより実行される印刷処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 複合機(印刷装置、通信システムの一部)
24a 管理者記憶エリア(操作者記憶手段)
24c ユーザ記憶エリア(ユーザ記憶手段)
72 スロット部

Claims (17)

  1. 所定情報が記憶された記録装置を接続可能なスロット部を備え、そのスロット部に接続された前記記録装置から所定情報を読み出して印刷するダイレクト印刷機能を有する印刷装置において、
    前記ダイレクト印刷機能による前記所定情報の印刷が許可されたユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段と、
    前記スロット部に接続された前記記録装置から読み出した前記所定情報からユーザ情報を読み出す読出手段と、
    その読出手段により読み出されたユーザ情報と、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報とが対応するものであるか否かを判断する判断手段と、
    その判断手段により前記ユーザ情報が対応するものであると判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を許可し、前記判断手段により前記ユーザ情報が対応するものでないと判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を禁止するダイレクト印刷制御手段と、
    そのダイレクト印刷制御手段により前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷が許可された場合に、印刷を実行する印刷実行手段とを備えていることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記読出手段は、前記記録装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、
    前記判断手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを判断するものであり、
    前記判断手段により前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであると判断されたユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷許可情報を出力する許可情報出力手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷実行手段は、前記許可情報出力手段により出力された印刷許可情報のうち、操作者によって選択された印刷許可情報に基づいて、印刷を実行するものであることを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記読出手段は、前記記録装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、
    前記判断手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを判断するものであり、
    前記判断手段により前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでないと判断されたユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷禁止情報を出力する禁止情報出力手段を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置が有する機能のうち、前記ユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報を変更する変更機能の実行が許可される操作者情報が記憶される操作者記憶手段と、
    その操作者記憶手段に記憶される操作者情報と、操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであるか否かを判断する操作者判断手段と、
    その操作者判断手段により操作者情報が対応するものであると判断された場合に、前記変更機能の実行を許可する変更許可手段とを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記操作者記憶手段に記憶される操作者情報と操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであると前記操作者判断手段により判断された場合に、前記ユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の出力を許可すると共に、前記操作者判断手段により操作者情報が対応するものでないと判断された場合あるいは操作者によって操作者情報が入力されていない場合に、前記ユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の出力を禁止するユーザ情報出力制御手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
  7. 前記読出手段は、コンピュータで実行されるオペレーティングシステムが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 前記読出手段は、コンピュータで特定の作業を実行するアプリケーションが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 所定情報が記憶された記録装置を接続可能なスロット部と、そのスロット部に接続された前記記録装置から所定情報を読み出して印刷するダイレクト印刷手段とを有する印刷装置と、その印刷装置と通信可能な外部装置とを備えた通信システムにおいて、
    前記外部装置は、
    前記ダイレクト印刷機能による前記所定情報の印刷が許可されたユーザ情報を記憶するユーザ記憶手段を備え、
    前記印刷装置は、
    前記スロット部に接続された前記記録装置から読み出した前記所定情報からユーザ情報を読み出す読出手段と、
    その読出手段により読み出されたユーザ情報が前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを、前記外部装置に対して問い合わせをする問合手段と、
    その問合手段による問い合わせ結果が、前記読出手段により読出されたユーザ情報が前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであった場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を許可し、前記問合手段による問合結果が、前記読出手段により読出されたユーザ情報が前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでなかった場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を禁止するダイレクト印刷制御手段と、
    そのダイレクト印刷制御手段により前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷が許可された場合に、印刷を実行する印刷実行手段とを備えていることを特徴とする通信システム。
  10. 前記読出手段は、前記記録装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、
    前記問合手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを、前記外部装置に対して問い合せするものであり、
    前記問合手段による問い合せ結果が、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであった場合に、その対応するものであったユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷許可情報を出力する許可情報出力手段を備えていることを特徴とする請求項9記載の通信システム。
  11. 前記印刷実行手段は、前記許可情報出力手段により出力された印刷許可情報のうち、操作者によって選択された印刷許可情報に基づいて、印刷を実行するものであることを特徴とする請求項10記載の通信システム。
  12. 前記読出手段は、前記記録記憶装置に複数の所定情報が記憶されている場合に、所定情報それぞれのユーザ情報を読み出すものであると共に、
    前記問合手段は、前記読出手段により読み出されたユーザ情報毎に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものであるか否かを、前記外部装置に対して問い合せするものであり、
    前記問合手段による問い合せ結果が、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報に対応するものでなかった場合に、その対応するものでなかったユーザ情報の読み出し元である所定情報を示す印刷禁止情報を出力する禁止情報出力手段を備えていることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の通信システム。
  13. 前記印刷装置が有する機能のうち、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されるユーザ情報を変更する変更機能の実行が許可される操作者情報が記憶される操作者記憶手段と、
    その操作者記憶手段に記憶される操作者情報と、操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであるか否かを判断する操作者判断手段と、
    その操作者判断手段により操作者情報が対応するものであると判断された場合に、前記変更機能の実行を許可する変更許可手段と、
    その変更許可手段により前記変更機能の実行が許可され、ユーザ情報の変更が行われた場合に、その変更されたユーザ情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備えていることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の通信システム。
  14. 前記操作者記憶手段に記憶される操作者情報と操作者によって入力される操作者情報とが対応するものであると前記操作者判断手段により判断された場合に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の取得を許可すると共に、前記操作者判断手段により操作者情報が対応するものでないと判断された場合あるいは操作者によって操作者情報が入力されていない場合に、前記外部装置のユーザ記憶手段に記憶されているユーザ情報の取得を禁止するユーザ情報取得制御手段を備えていることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  15. 前記読出手段は、コンピュータで実行されるオペレーティングシステムが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものであることを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載の通信システム。
  16. 前記読出手段は、コンピュータで特定の作業を実行するアプリケーションが有するユーザ情報設定機能により設定されるユーザ情報を前記所定情報から読み出すものであることを特徴とする9から15のいずれかに記載の通信システム。
  17. 所定情報が記憶された記録装置を接続可能なスロット部を備え、そのスロット部に接続された前記記録装置から所定情報を読み出してダイレクト印刷を実行する印刷方法において、
    前記ダイレクト印刷の実行が許可されたユーザ情報が記憶されたユーザ記憶手段からユーザ情報を読み出す第1読出工程と、
    前記スロット部に接続された前記記録装置から読み出した前記所定情報からユーザ情報を読み出す第2読出工程と、
    その第2読出工程により読み出されたユーザ情報と、前記第1読出工程により前記ユーザ記憶手段から読み出されたユーザ情報とが対応するものであるか否かを判断する判断工程と、
    その判断工程により前記ユーザ情報が対応するものであると判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を許可し、前記判断手段により前記ユーザ情報が対応するものでないと判断された場合に、前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷を禁止するダイレクト印刷制御工程と、
    そのダイレクト印刷制御工程により前記ダイレクト印刷機能による所定情報の印刷が許可された場合に、印刷を実行する印刷実行工程とを備えていることを特徴とする印刷方法。
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