JP2008148198A - 通信制御装置、方法、及び通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動通信ネットワークにおいて、従来の加入者情報の他に、同一ユーザにより所有される複数の通信端末を、グループとして識別、管理できるようにする。
【解決手段】通信制御装置4は、移動通信ネットワーク2に接続する通信端末を管理する加入者情報管理手段4bと、ユーザにより指定される特定の複数の通信端末を、ユーザに属する通信端末グループとして管理する通信端末グループ情報管理手段4cと、通信端末グループと該通信端末グループに含まれない他の通信端末とのセッション接続を制御するセッション制御手段4aとを有する。セッション制御手段4aは、前記他の通信端末から、通信端末グループの公開識別子を指定したセッション接続要求を受け付け、該セッション接続要求によって指定される通信の内容等を参照して、前記通信端末グループから、サービスに利用すべき通信端末を選択し、該通信端末と前記他の通信端末間でセッション接続を行なう。
【選択図】図1
【解決手段】通信制御装置4は、移動通信ネットワーク2に接続する通信端末を管理する加入者情報管理手段4bと、ユーザにより指定される特定の複数の通信端末を、ユーザに属する通信端末グループとして管理する通信端末グループ情報管理手段4cと、通信端末グループと該通信端末グループに含まれない他の通信端末とのセッション接続を制御するセッション制御手段4aとを有する。セッション制御手段4aは、前記他の通信端末から、通信端末グループの公開識別子を指定したセッション接続要求を受け付け、該セッション接続要求によって指定される通信の内容等を参照して、前記通信端末グループから、サービスに利用すべき通信端末を選択し、該通信端末と前記他の通信端末間でセッション接続を行なう。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信制御装置、方法、及び通信端末に関し、より詳細には、同一ユーザ等により所有される複数の通信端末群をグループとして管理するための識別情報を追加し、その識別情報を指定した通信接続要求があった場合に、グループ内の適切な通信端末を選択して通信接続を行うための通信制御装置、該装置による通信制御方法、及び通信端末に関する。
従来のGSM(Global System for Mobile Communications)やIMT−2000などの移動通信システムでは、SIM(Subscriber Identity Module)またはUSIM(Universal Subscriber Identity Module)の加入者情報による利用者管理が行われている(例えば、特許文献1参照)。ユーザが移動通信システムの事業者の提供するサービスに加入すると、ユーザは事業者から購入するか、または支給されるSIMまたはUSIMと呼ばれるユーザの加入者情報が記憶されたICカードを通信端末に装着することで、その通信端末を自分の通信端末として自分が加入する移動通信サービスへアクセスし、利用する(以下、SIMまたはUSIMを総称してUSIMカードと呼ぶ)。
詳細には、通信端末は、装着されているUSIMカードに記憶されているユーザ(加入者)の加入者情報を加入者情報管理装置へ通知し、加入者情報管理装置は当該通信端末を利用している加入者を識別し、登録することで、そのユーザの移動通信ネットワークへの接続を管理している。例えば、電話サービスの場合、ユーザに付与された電話番号は、移動通信ネットワークにおいては通信端末ではなくUSIMカードに対応付けて管理されている。即ち、当該USIMカードをある通信端末に装着すると、当該通信端末が電話番号や電子メールアドレスを有しているように扱われ、当該電話番号に対する発呼は、当該通信端末に着呼するように処理される。
このようなUSIMカードを用いた管理方法の利点は、ユーザが自分の好みや状況に応じて、適当な通信端末を選択してUSIMカードを装着することにより、その通信端末を自分の通信端末として利用できる点にある。また、移動通信ネットワークは通信端末の移動をサポートするために位置管理機能を有しており、通信端末から位置登録があった場合に、通信端末に装着されているUSIMカードの加入者情報を、通信端末の位置情報と対応付けて管理することで、通信端末の利用者と位置を対応付けて把握している。
図6を参照して従来の加入者情報の概略を説明する。図6においては、上段の加入者情報1と下段の加入者情報2は、それぞれ異なるUSIMカードの加入者情報である。加入者情報は、非公開識別子、公開識別子、サービスプロファイルから階層的に構成される。この内、非公開識別子は、通信事業者が加入者の管理(加入者及び利用可能なサービスの登録/管理、サービスへのアクセスの承認、課金など)を行なうために使用されるユニークな識別情報(ID)であり、1つのUSIMカードに対して1つだけ割り当てられる。非公開識別子は、通信事業者が自己の加入者を管理するためにシステム内でのみ利用できれば良いという性質上、また加入者情報を保護するためのセキュリティのために、システム外部には非公開または独自の情報形式であり、例えば、NAI(Network Access Identifier)と呼ばれる形式で管理される。
次に、非公開識別子と対応付けられている公開識別子1〜5は、通信相手など外部から通信端末を指定させるために公開して使用する識別子であり、例えば電話番号や電子メールアドレス、SIP−URIなどの形態である。1つのUSIMカードには、少なくとも1つの公開識別子が記憶されているが、すべての公開識別子がUSIMカードに記憶されている必要はなく、ネットワークにおいて、USIMカードの情報と対応付けて管理されていればよい。
また、公開識別子と対応付けられているサービスプロファイル1〜4は、ユーザが利用可能なサービスに関する情報であり、サービスの属性や提供条件の情報を含んでいる。このサービスプロファイルは、一つまたは複数の公開識別子と関連付けられる。一方、それぞれの公開識別子は、一つだけのサービスプロファイルに関連付けられる。公開識別子1を指定したセッション確立要求があった場合には、公開識別子1に対応するサービスプロファイル1が参照され、そこに記憶される条件に従ってサービスが実行される。
ここで、図6の上段と下段に示した加入者情報1と加入者情報2はそれぞれ1つのUSIMカードに対応した情報であり、そのUSIMカードが同一ユーザのものでも、別ユーザのものでも、その管理の方法は同様である。
図7は、従来の移動通信ネットワークの概略構成を示す図で、図中、201はアプリケーション、202は移動通信ネットワーク、203はマルチメディア通信制御サブシステム、203bは加入者情報管理装置であるHSS(Home Subscriber Server)、203aはセッション制御装置であるCSCF(Call Session Control Function)を示している。マルチメディア通信制御サブシステム203は、コアネットワーク204のパケット交換システム上で、IPベースのマルチメディア通信サービスを提供するための付加的な機能を実現することを目的としたサブシステムである。204はコアネットワーク、205はIPトランスポートネットワーク、206〜209は無線アクセスネットワーク、301はユーザ307が所有する通信端末302〜306からなる通信端末である。また、ユーザ309はユーザ307とは別のユーザであり、通信端末308を所有している。通信端末302〜306にはユーザ307が所有する複数のUSIMカードがそれぞれに装着され、通信端末308にはユーザ309のUSIMカードが装着される。通信端末302〜306及び308はそれぞれ加入者情報をHSSに通知し、その情報はHSSにおいて登録、管理され、さらにHSSからCSCFに登録される。
通信端末が通信相手とセッションを設定する際は、通信相手の通信端末の公開識別子を指定して、CSCF203aにセッション設定要求を送信する。CSCF203aは、指定された公開識別子が登録されていることを確認し、当該公開識別子に対応するサービスプロファイルを参照し、通信相手へのセッションを設定する。セッション制御プロトコルとしては、SIP(Session Initiation Protocol)が採用されている。
尚、加入者情報を管理するHSS203bは、ユーザの契約するホームドメイン(加入している通信事業者が提供する移動通信ネットワーク)内に設置されているマルチメディア通信制御サブシステムのHSSである。
特開2006−121335公報
上記特許文献1をはじめとする従来の加入者情報の管理方法では、USIMカードの加入者情報を具備する通信端末が1つであることを基準とし、通信端末をひとりのユーザが複数台所有して利用することを想定していない。従って、ひとりのユーザがUSIMカードを複数所有し、複数の通信端末に装着して利用する場合、それぞれの通信端末は同一ユーザのものとしてではなく、別ユーザのものと同等にサービスが提供される。これは、USIMカードごとに契約が異なり、加入者情報管理が独立しているためであり、それぞれの関連を意識してサービスを提供する必要がなかったためである。従来の携帯電話機のように、ユーザが使用する通信端末は一つだけという前提で、音声通話や簡単な電子メールなどのサービスを提供していた場合には、さほど問題にはならなかった。
しかしながら、移動通信ネットワークにおいて、マルチメディアサービスや様々な機能を複雑に組み合わせたサービスが提供されるようになり、通信端末の種別も、携帯電話機やパソコン、PDAなど多種多様な形態をとるようになり、それらの通信端末を複数台所有するユーザは、自身の状況やサービスの内容、通信相手、所望の品質などに応じて利用する端末を使い分けたり、組み合わせて利用し、通信端末の性能を活かした充分なサービスを享受したいという要求が生じる。
この場合、ユーザの所有する複数のUSIMカードとそれらを装着した複数の通信端末が別々に管理、制御されるのではなく、同一ユーザのものとして互いに関連する通信端末グループという括りで、移動通信ネットワーク側から管理、制御できるほうが都合がよい。そして、それぞれの通信端末の機能的な特長や、ユーザの使用状況に応じて、通信端末を使い分けられるようにした方が便利である。
具体的には、一人のユーザが携帯電話機を2台所有し、1台は会社の中で使う携帯電話機で、もう1台は会社以外で使う私用の携帯電話機など、時間帯や利用場所によって使い分けているケースがある。このようなケースでは、ユーザは仕事が終わった後には会社の中で使う携帯電話機にかかってきた電話を、会社以外で使う携帯電話機で受けたり、反対に、仕事中は会社の中で使う携帯電話機ですべての電話を受けたいという要求がある。しかし、こうしたユーザの状況を、発信者側のユーザは必ずしも認識しているわけではないので、受信者側のユーザは、所望の携帯電話機で受信できるとは限らない。
所望の携帯電話機とは別の携帯電話機に着信した場合、ユーザは、着信があった方の携帯電話機でいったん応答し、所望の携帯電話機へかけなおすように発信者側のユーザにその電話番号等を伝えて電話を切るか、所望の携帯電話機へ呼を転送する操作を行なう手間が生じる。そのため、着信者側のユーザにとっては、会社の中で使う携帯電話機と、会社以外でも使う携帯電話機が両方利用可能なときに、特に設定を要することなく、所望の携帯電話機に電話等が着信されるようになったほうが、手間が少ない。発信者側のユーザにとっても、相手の状況を考慮して携帯電話機の電話番号を選択して発呼するよりも、双方の通信端末に共通する番号やアドレスを指定して発信するだけで、適切な通信端末の方に自動的に発呼されるほうが便利である。
また、一人のユーザが携帯電話機とパソコン(PC)を所有しており、音声データは携帯電話機で受信し、画像などの大容量データはパソコンで受信したいという、サービスに応じて着信端末を使い分ける要求がある。このケースにおいても、発信者側が着信者側のユーザの要求を認識して携帯電話機とPCにそれぞれ発呼するとは限らないし、携帯電話機の番号やアドレスは知っているが、PCの番号やアドレスはわからないという場合もあり、画像などの大容量データを携帯電話機に送信する可能性がある。その場合には、着信者側のユーザは、携帯電話機でいったん画像データを受信し、パソコンに転送する等の操作の手間が生じる。
このケースにおいても、前述のケースと同様、移動通信ネットワーク側が携帯電話機とパソコンを同一ユーザの所有という関連付けでグループとして管理し、提供されるサービスの種別(音声、画像など)によって、適切な方の通信端末を選択して着信されるようにしたほうがよい。また、データを送信する側にとっては、携帯電話機とPCの番号やアドレスの違いを意識せず、いずれをも一括して指定できる番号やアドレスがあった方が便利である。また、これと似たケースで、携帯電話機とパソコンを所有するユーザが、テレビ電話やテレビ会議等を行なう際に、音声データは携帯電話機で受け、画像データはパソコンで受けるように、ひとつのセッションを分離して設定したいという要求もある。この場合も、携帯電話機とパソコンを同一所有者によるグループの通信端末として管理し、発呼側が当該グループ宛にテレビ電話やテレビ会議等の発呼を行った場合には、携帯電話機に音声データ、パソコンに画像データが着信されるようにできれば、ユーザが携帯電話機やパソコンを操作して音声データまたは画像データを取り出して転送する等の手間が省ける。
さらに、ユーザが携帯電話機を持ち出して外出し、パソコンは自宅に置いてあるなど、通信端末同士が離れた場所にあるようなケースにおいても、外出先の携帯電話機と自宅のパソコンを同一ユーザに属するグループの通信端末としてその関連性を管理しておき、発呼側のユーザが外出先かどうかを意識せずに当該グループの番号を指定して発呼すると、リアルタイム通信は外出先のユーザが携帯する携帯電話機に、非リアルタイム通信は自宅のパソコンに着信の優先度が設定されると、ユーザの利便性が高まる。
また、同一ユーザに限らず、家族内や友人の間、会社の上司と部下等、ある共通の関係を持つ個人間という範囲で、その個人がそれぞれ所有する通信端末をグループとして管理し、当該グループ内のいずれかの通信端末へのメールを、グループ内の全通信端末に着信させたり、上司が不在中は上司の通信端末宛の電話が、同じグループに含まれる部下の通信端末に着信される等、異なるユーザが所有する通信端末であっても、特定の通信端末グループとして関連付けて扱ったほうが便利なケースもある。またこの場合も、発呼側は個人を特定して発呼するのではなく、グループに対して発呼を行なえるようにした方がよい。
サービス提供者としても、同一ユーザが所有する複数の通信端末、または共通性がある複数ユーザがそれぞれ所有する複数の通信端末を、グループとしてまとめて管理、制御し、上述のようなユーザの要望に応えるサービスを提供することによって、ユーザの利便性の向上を図るとともに、移動通信ネットワークの特性やリソース割当てとも整合させて、効率的なサービスの提供を行ないたいとの要求がある。
ところが、上述したように従来の加入者管理方法では、ユーザの所有する複数の通信端末の関連を管理する方法がなかった。また、それら複数の通信端末を一括して指定するための方法もなかった。また、それら複数の通信端末の関連性を考慮したサービス提供方法もなかった。これは、従来の加入者情報管理方法が、ユーザとUSIMカードを装着した通信端末とを1対1に対応付けた管理しか行なっていないためであり、ユーザが複数の通信端末を所有していること、逆に言うと、複数の通信端末が同一ユーザに帰属することは想定していなかったためである。また、家族内や友人など共通性を持つ個人間の通信端末をグループとして扱うことも困難であった。
こうした課題に対応するため、ユーザの操作または通信端末の自律的な動作により、複数の通信端末が小規模ネットワークを形成するパーソナルエリアネットワーク(PAN)の概念がある。複数の通信端末が、近距離の無線または有線接続手段によって接続し、PANとして移動通信ネットワークで管理する方法や、PANに対してサービスを提供する手法が講じられている。しかし、こうした小規模ネットワークの場合、通信端末同士が互いに近距離無線または有線接続手段によって接続する必要があり、近距離にない通信端末はPANに参加できないという問題点もあった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、通信端末固有の識別情報とは別に、関連性のある複数の通信端末をグループとして識別し管理するための識別情報を追加することを目的とする。
同時に、前記グループの識別情報を指定した発呼・セッション確立要求に対し、着信を優先する通信端末の選択方法や、セッションの設定方法などグループを取り扱うために必要なプロファイル情報を組み合わせて管理することを目的とする。
同時に、前記グループの識別情報を指定した発呼・セッション確立要求に対し、着信を優先する通信端末の選択方法や、セッションの設定方法などグループを取り扱うために必要なプロファイル情報を組み合わせて管理することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、移動通信ネットワークの通信制御装置であって、移動通信ネットワークに接続する通信端末を識別、管理する加入者情報管理手段と、移動通信ネットワークに接続しユーザにより指定される特定の複数の通信端末を通信端末グループとして識別、管理する通信端末グループ情報管理手段と、通信端末グループと通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続あるいはセッション接続を制御するセッション制御手段とを有し、通信端末グループに提供するサービスに応じて、通信端末グループに含まれる一つ又は複数の通信端末と他の通信端末との呼接続あるいはセッション接続を制御できるようにしたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、通信端末グループに含まれる複数の通信端末は、それぞれの通信端末に固有の公開識別子を有し、加入者情報管理手段は、通信端末の公開識別子に基づいて、複数の通信端末を個々に管理し、通信端末グループ情報管理手段は、通信端末グループに固有な公開識別子を用いて、通信端末グループを識別、管理することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、通信端末グループ情報管理手段は、通信端末グループの公開識別子と、通信端末グループに含まれる複数の通信端末のそれぞれが有する公開識別子とを対応付けて管理することにより、通信端末グループに含まれる通信端末であることを識別、管理することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2又は第3の技術手段において、通信端末グループ情報管理手段は、通信端末グループに含まれる通信端末が、加入者情報管理手段に登録された際に、通信端末を通信端末グループの中で有効な通信端末として識別、管理することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第2又は第3の技術手段において、通信端末グループ情報管理手段は、通信端末グループを識別、管理するための公開識別子と、通信端末グループに含まれる複数の通信端末それぞれの公開識別子と、さらに、通信端末グループに含まれる複数の通信端末それぞれが利用可能な通信サービスの種別や通信端末の組み合わせにより利用可能な通信サービスの種別、及び、通信サービスに応じて優先して利用する通信端末を示すプライオリティ情報を管理することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第2乃至第5のいずれか1の技術手段において、セッション制御手段は、通信端末グループと、その通信相手となる通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続またはセッション接続を管理、制御する際に、通信相手となる通信端末グループに含まれない他の通信端末から、通信端末グループの公開識別子を接続先として指定した呼接続またはセッション接続要求を受け付け、呼接続要求またはセッション接続要求によって指定される通信サービスの種別に関する情報と、通信端末グループに対するプライオリティ情報とを参照して、通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、通信サービスに利用すべき少なくとも一つの通信端末を選択し、呼接続またはセッション接続要求の接続先を、選択した通信端末の公開識別子に変更することにより、選択した通信端末と通信相手となる他の通信端末間で呼接続またはセッション接続を行なうよう制御することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第2乃至第5のいずれか1の技術手段において、セッション制御手段は、通信端末グループと、その通信相手となる通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続またはセッション接続を管理、制御する際に、通信相手となる通信端末グループに含まれない他の通信端末から、通信端末グループの公開識別子を接続先に指定した呼接続またはセッション接続要求を受け付け、呼接続要求またはセッション接続要求によって指定される通信サービスの種別に関する情報と、通信端末グループに対するプライオリティ情報とを参照して、通信サービスを提供するために複数のメディアごとのセッションに分割し、通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、分割したメディアごとのセッションのそれぞれに利用すべき通信端末を少なくとも一つずつ選択し、呼接続またはセッション接続要求の接続先に、選択した通信端末の公開識別子を設定して、メディアごとに選択した通信端末と通信相手となる他の通信端末間で呼接続またはセッション接続を行なうことにより、指定された通信サービスをメディアごとの複数の呼接続またはセッション接続として提供するよう制御することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、移動通信ネットワークに接続する通信端末を識別、管理する加入者情報管理手段と、移動通信ネットワークに接続しユーザにより指定される特定の複数の公開識別子を有する通信端末を通信端末グループとして通信端末グループに固有な公開識別子を用いて識別、管理する通信端末グループ情報管理手段と、通信端末グループと通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続あるいはセッション接続を制御するセッション制御手段とを有する移動通信ネットワークの通信制御装置における通信制御方法であって、通信端末グループに含まれる複数の通信端末それぞれが利用可能な通信サービスの種別や通信端末の組み合わせにより利用可能な通信サービスの種別、及び、通信サービスに応じて優先して利用する通信端末のプライオリティ情報を登録するステップと、通信相手となる前記通信端末グループに含まれない他の通信端末から、通信端末グループの公開識別子を接続先に指定した呼接続またはセッション接続要求を受け付けるステップと、呼接続要求またはセッション接続要求によって指定される通信サービスの種別に関する情報と、プライオリティ情報とを参照して、通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、通信サービスに利用すべき通信端末の少なくとも一つを選択するステップと、呼接続またはセッション接続要求の接続先を、選択した通信端末の公開識別子に変更し、選択した通信端末と通信相手となる他の通信端末間で呼接続またはセッション接続を行なうよう制御するステップとを有することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第8の技術手段において、通信端末グループに含まれる通信端末からの、加入者情報管理手段への登録を受け付けるステップと、登録された通信端末を、通信端末グループにおける有効な通信端末として識別、管理するステップとを更に有し、通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、有効な通信端末の中から、通信サービスに利用すべき通信端末の少なくとも一つを選択することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、移動通信ネットワーク上の通信制御装置に接続する通信端末であって、通信制御装置において通信端末を識別、管理するための公開識別子を、通信制御装置へ登録する手段を有し、通信制御装置に公開識別子を登録すると、ユーザにより指定される他の公開識別子を有する通信端末と共に構成する通信端末グループにおける有効な通信端末として識別、管理されることを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第10の技術手段において、通信制御装置に対して、他の公開識別子を有する通信端末が構成する通信端末グループへの参加を指定する手段を、さらに有することを特徴としたものである。
本発明によれば、移動通信ネットワークにおいて、複数の通信端末を個々に独立して管理するだけでなく、ある関連性を持ったグループの概念で管理することができ、グループとしての特徴や利点を生かしたサービスを提供することが可能となる。
また、グループに含まれる複数の通信端末の中から、通信に利用する適当な通信端末を適切に選択し、選択した通信端末にセッションを設定できるようになり、ユーザの利便性の向上、最適な品質でのサービスの提供、通信端末が持つ個々の能力の効果的な活用、さらにはネットワークのリソースの有効活用を図ることができる。
さらに、グループの概念は、グループに含まれる通信端末の距離に関わらず適用されるので、通信端末が分散していてもグループとして統合的に管理することができ、通信端末同士による近距離通信手段等を用いた小規模ネットワーク形成の手間なども省くことができる。
また、グループに含まれる複数の通信端末の中から、通信に利用する適当な通信端末を適切に選択し、選択した通信端末にセッションを設定できるようになり、ユーザの利便性の向上、最適な品質でのサービスの提供、通信端末が持つ個々の能力の効果的な活用、さらにはネットワークのリソースの有効活用を図ることができる。
さらに、グループの概念は、グループに含まれる通信端末の距離に関わらず適用されるので、通信端末が分散していてもグループとして統合的に管理することができ、通信端末同士による近距離通信手段等を用いた小規模ネットワーク形成の手間なども省くことができる。
図1は、本発明の一実施形態である移動通信ネットワークシステムの概略構成を示す図で、図中、1はアプリケーション、2は移動通信ネットワーク、3はIPコアネットワーク、4は通信制御装置、5はIPトランスポートネットワーク、6〜9は無線アクセスネットワークを示す。101はユーザ107により所有される通信端末102〜106からなる通信端末群(しばしばグループ101という)を示す。通信端末群101は、それぞれにUSIMカードが装着され、移動通信ネットワーク2に接続可能とする。通信端末108はユーザ109に所有され、通信端末102〜106の通信相手となる通信端末である。
各通信端末は無線区間を介して移動通信ネットワーク2にアクセス可能であり、無線アクセスネットワーク6〜9は従来技術と同様、無線基地局、基地局管理システムなどで構成される。IPトランスポートネットワーク5も従来技術と同様、通信端末がセッションを行なうためにデータを転送するルータを備える。IPコアネットワーク3は、IPトランスポートネットワーク5を制御するネットワーク及び制御システムであり、各通信端末の接続制御、移動管理、通信端末間のセッション制御などを行なう通信制御装置4を有する。通信制御装置4には、セッションの制御、状態管理を行なうセッション制御手段4aと、各通信端末の位置情報や各通信端末を利用しているユーザの加入者情報などを管理する加入者情報管理手段4bと、複数通信端末によるグループを管理するための通信端末グループ情報管理手段4cとを備える。
また、本発明の移動通信ネットワーク2は、IPコアネットワーク3においてマルチメディア通信サービスの制御機能が提供されるため、従来の技術でのマルチメディア通信制御サブシステムが備えていた機能は、IPコアネットワーク3の機能の一部として包含される。より具体的には、従来の技術におけるCSCF、HSSなどの機能は、通信制御装置4のセッション制御手段4a,加入者情報管理手段4bにそれぞれ含まれている。
通信端末102〜108は、電源投入されると、それぞれに装着されたUSIMカードに記憶されている加入者情報を通信制御装置4の加入者情報管理手段4bにそれぞれ通知し、加入者情報管理手段4bがそれぞれを認証すると、各通信端末は移動通信ネットワークに登録され、通信可能な状態となる。
加入者情報管理手段4bは、例えば通信端末102と103がそれぞれ移動通信ネットワークに登録され、通信可能な状態となると、通信端末102と103の公開識別子をそれぞれ通信端末グループ情報管理手段4cに通知する。通信端末グループ情報管理手段4cは、加入者情報管理手段4bから通信端末102と103の登録が公開識別子と共に通知されると、通信端末102と103がグループ101内で有効となったことを識別する。また、同じグループ101内でも通信端末104、105、106は電源投入等がなされておらず、移動通信ネットワークに登録していない場合は、通信端末104、105、106はグループ101には属しているが、グループ内の通信端末として有効になっていないこととなる。
グループ101には、通信端末102〜106がグループ101としてネットワークに識別されると共に、通信相手のユーザ等、第三者からグループ101を指定させるためのグループ用公開識別子が付与される。グループ用公開識別子には、グループ101に含まれるのが通信端末102〜106であることを示す情報として、通信端末102〜106の公開識別子が関連付けられる。また、グループ101に電話等の発呼があった際、その発呼を優先して着信させる通信端末の情報等、グループに対するセッション制御方法を示すグループ情報が関連付けられる。
セッション制御手段4aは、ネットワークに登録された通信端末間のセッション、例えば通信端末102と通信端末108間のセッションを確立するため、呼制御、セッション制御を行う。グループ101に対し発呼があり、セッションを確立する場合は、通信端末グループ情報管理手段4cが管理するグループ101のグループ情報を参照し、セッションを確立する。
また、セッション制御手段4aは、要求されたセッションの種別などからアプリケーション1での処理が必要であれば、アプリケーション1のアプリケーションサーバに指示し、アプリケーションサーバは、設定されたセッション上でアプリケーションサービスを提供する。
以下、複数の通信端末をグループとして管理する方法について図2により説明する。図2において、加入者情報1、2は、それぞれ別々のUSIMカードの情報として管理されている。加入者情報1の非公開識別子1、及び加入者情報2の非公開識別子2は、USIMカードごとに割り当てられるユニークな識別子である。また、公開識別子1〜3は、USIMカードを装着した通信端末が呼・セッション接続を行なう際に、通信端末を識別し指定するための電話番号,電子メールアドレス、SIP−URIなどの情報、いわゆる通信端末のアドレスとなる。
一つの通信端末に対して、複数の公開識別子が割り当てられている理由は、公開識別子として用いるアドレスの体系、記述方法などがサービスによって異なるためである。例えば、電話サービスでは識別情報として電話番号を、電子メールでは電子メールアドレスを用いる。図2に示す例では、公開識別子1には電話番号1、公開識別子2にはSIP−URI1、公開識別子3にはメールアドレス1が割り当てられている。公開識別子1と公開識別子2はサービスプロファイル1に、公開識別子3はサービスプロファイル2に関連付けられている。一つのサービスプロファイルに対応する複数の公開識別子は、例えば、同一のサービス種別に対する別名アドレス(エイリアス)として利用することも可能である。また、加入者情報2のサービスプロファイル3、4のように、公開識別子4、5にそれぞれ1対1で割り当てられる場合もある。
USIMカードを所有するユーザが、当該USIMカードを通信端末に装着すると、通信端末はUSIMカードの加入者情報を読み込み、移動通信ネットワーク2にアクセスして、通信制御装置4の加入者情報管理手段4bに加入者情報を通知する。加入者情報管理手段4bは、通知された加入者情報から通信端末とそのユーザを識別し、認証する。これにより、通信端末は移動通信ネットワークに登録された状態となる。
同一ユーザが複数のUSIMカードを有している場合も、そのユーザのUSIMカードの加入者情報は、図2の加入者情報1と加入者情報2のように、独立して管理される。加入者情報1の公開識別子1または2への通信接続の要求は、その公開識別子を有している通信端末への要求として扱われる。そこで、本発明ではさらに、通信端末群をグループとして管理するためのグループ情報の管理を行う。グループ情報としては、グループに対する呼接続、セッション設定を可能とするためのグループ用公開識別子と、グループに対するセッションの接続方法を記述するグループ用プロファイル情報が含まれる。
グループ用公開識別子とグループ用プロファイル情報は、対応付けて管理され、グループ用プロファイル情報には、グループに含められる各通信端末の情報として、ユーザからの登録や指定により、各通信端末の公開識別子が記録される。また、グループに含める通信端末の公開識別子の追加・削除も行なうことができる。グループに含めるべき通信端末は、ユーザが任意に各通信端末の公開識別子を指定することによってグループに含める操作を行ってもよいし、移動通信サービス提供者が加入契約形態の情報などを参照して、例えば既に契約のある通信端末と、新たに追加購入された通信端末の加入者名義が同一である場合等に、これらをグループとして設定してもよい。
さらに、家族がそれぞれ所有する通信端末をグループとして扱う場合なども、加入契約形態の情報を参照して家族契約のような形態(加入者が親で、使用者がその家族である契約の場合など)であれば、それらの通信端末をグループとして扱うように設定してもよい。また、加入契約上は第三者であっても、あるユーザと他のユーザがそれぞれ所有する通信端末をグループとして扱う場合は、通信端末からの簡単な操作により、公開識別子の指定等によってグループへの参加を行なえるようにし、グループに参加した通信端末には、グループ用の公開識別子を割り当てる。ここで、ある通信端末はひとつのだけのグループに参加することもできるし、複数のグループに同時に参加することもできる。例えば、あるユーザが所有する通信端末は、同じユーザ所有の他の通信端末(パソコンやPDAなど)とグループであると同時に、そのユーザの家族という範疇の別グループに参加することもできる。この場合、当該通信端末には、ユーザの持つ通信端末群のグループ用公開識別子と、そのユーザの家族のグループ用公開識別子が割り当てられる。
また、グループ用プロファイル情報には、グループに含まれない他のユーザの通信端末からグループに対する呼接続、セッション設定の要求があった場合に、グループに含まれる通信端末のいずれを優先してセッション設定を行なうかの情報を示す、グループ内プライオリティマップが含まれる。
図3は、グループ内プライオリティマップの一例を説明するための図である。ここでは、図1、図2の例に準じて、グループ101に含まれ、移動通信ネットワークに登録されグループ内の通信端末として有効な状態にある通信端末102,103のプライオリティ(優先度)を説明している。このプライオリティマップを参照することにより、セッション制御手段4aは、グループ宛のセッション接続を行なう際に、優先する通信端末を選択して、選択した通信端末にセッションを接続する。
この例では、セッション種別に対するプライオリティの高い通信端末を「優先」とし、高くないものは「可」と示している。このプライオリティは、接続が要求されたセッションの種別、例えばリアルタイム性や、音声、動画、テキストなどのメディア種別、または電話、テレビ電話、電子メールなどアプリケーションの違い、及びそれらの違いによって異なる要求通信品質などに応じて、いずれの通信端末に優先的に着信させるかを示す情報であり、ユーザの嗜好、サービス提供者のポリシー等によって決定される。
例えば、通信端末102は、ユーザ107が常時高い頻度で使用している携帯電話機であり、通信端末103は、ユーザ107が自宅でしか用いないパソコン等である場合、通信端末102と103がグループ内で有効な状態であるときは、リアルタイムな通信の優先度は通信端末102に高く設定し、非リアルタイムの通信の優先度は通信端末103に高く設定しておく。また、電子メールの場合は携帯電話機にもパソコンにもどちらにも着信させるよう、双方のプライオリティを「優先」とする場合もある。
着信時にユーザがグループ内のどの通信端末を利用可能であるか等、ユーザの状況は、ユーザの通信端末からの操作等により、外出中であることや自宅にいることなど利用場所を示す情報を通知できるようにしたり、加入者情報管理手段4bが管理する各通信端末の位置情報を利用して判定してもよい。これによって、外出中(移動中)はリアルタイムの音声電話の着信の優先度を携帯電話機に高く設定し、非リアルタイムの動画像配信によるビデオニュース等は自宅のPCの優先度を高くする。
上述したグループ用公開識別子及びグループのプロファイル情報は、通信端末グループ情報管理手段4cで管理されており、これらは通信端末に装着されているUSIMカードのホームドメイン(加入している通信事業者が提供する移動通信ネットワーク)内に設けられる。また、加入者情報管理手段4bと通信端末グループ情報管理手段4cは、別々に独立した機能として動作してもよいが、加入者情報管理手段4bにさらに通信端末グループ情報管理手段4cが提供する機能を追加し、拡張した構成としてもよい。
また、アプリケーションの一種としてアプリケーション1に機能配置し、加入者情報管理手段4bやセッション制御手段4aと接続可能な構成としてもよい。そして、通信端末グループ情報管理手段4cが管理するグループ用公開識別子及びグループプロファイル情報は、グループに含まれる通信端末が加入者情報管理手段4bに加入者情報を通知し、通信可能な状態となったときに、当該通信端末が接続しているドメインのセッション制御手段4aに通知され、セッションを設定する際に当該ドメインのセッション制御手段4aによって利用される。
図4は、本発明が適用される通信制御方法の一例を説明するためのフロー図である。ここでは、前述の図1から図3の例に準じて、グル−プ101に対して、通信相手の通信端末108がセッションの確立を要求した際の例について説明する。前提として、グループ101内では通信端末102と103が有効な状態となっている。まず、ユーザ109は、通信端末108から、ユーザ107のグループ101を特定する公開識別子を指定して、移動通信ネットワーク2の通信制御装置4にセッション確立を要求する(ステップS1)。通信制御装置4は、セッションの確立要求をセッション制御手段4aによって受信、処理する(ステップS2)。このセッション確立要求はグループ101の公開識別子を指定しているため、通信制御装置4のセッション制御手段4aは、通信端末グループ情報管理手段4cに記憶されているグループ101の公開識別子に関連付けられているグループプロファイル情報を読み出す。このグループプロファイル情報には、グループを構成する通信端末102〜106それぞれの公開識別子と、グループ101の中で、当該時点で有効な通信端末102、103のプライオリティマップが含まれており、通信制御装置4はこのプライオリティマップを参照する(ステップS3)。
次に、通信制御装置4は、確立要求されたセッションの種別を確認する。確立要求されたのが例えばリアルタイムの音声による電話サービスであったとすると、プライオリティマップに従って、グループ内でリアルタイムの音声を優先する通信端末102を選択し、セッション設定先として決定する(ステップS4)。通信制御装置4のセッション制御手段4aは、グループ101の公開識別子を指定したセッション確立要求を、通信端末102の公開識別子を指定したセッション確立要求として処理し、具体的には発呼要求の宛先の番号またはアドレスをグループ101の公開識別子から通信端末102の公開識別子に書き換えて、通信端末102にセッション確立要求を送出する(ステップS5)。この処理の実現手段として、公開識別子を書き換える手段の他に、通信制御装置4が通信端末108に対し、グループ101へのセッション確立要求を通信端末102へのセッション確立要求に変更するよう通知し、通信端末108から改めて通信端末102に対するセッション確立要求を送出するようにしてもよい。これによって通信端末102に着信させて、通信端末108と通信端末102間においてセッションを確立する。
次に、図5を参照して、グループ内の通信端末を選択してセッションを確立する際のもう一つの例を示す。前述の図4に示した例と同様、ユーザ109が、通信端末108から、ユーザ107のグループ101を特定する公開識別子を指定して、セッションの確立要求を行なう(ステップS11)。移動通信ネットワーク2の通信制御装置4は、セッション制御手段4aによりセッションの確立要求を受信、処理する(ステップS12)。
そして、受信したセッション確立要求に対して、通信制御装置4は、グループ101の公開識別子に関連付けられているグループのプロファイル情報を読み出し、グループ101内のプライオリティマップを参照する(ステップS13)。ここで、確立要求されたセッションが非リアルタイムの動画の配信であり、プライオリティマップでは非リアルタイムの動画データの着信先として、通信端末102、103の優先度がどちらも「優先」を示していたとすると、通信制御装置4は、通信端末102と103のいずれもセッション設定先として選択する(ステップS14)。そして、通信端末102、103の両方にセッション確立要求を送出する(ステップS15〜S16)。そして、両方に対して動画データを送信してもよいし、ユーザ107が通信端末102または103のいずれかで着信応答操作を行なうと、着信応答操作を行なった通信端末の方にセッションを設定し、それ以外の通信端末へのセッション確立要求は解除する。
また、例えばセッション確立要求で指定されたセッションの種別が、音声、動画を複合したリアルタイムのマルチメディア通信であったとする。プライオリティマップに、リアルタイムの音声、動画がそれぞれ異なる通信端末を優先することが示されていた場合は、通信制御装置4はそれぞれのメディアに対し優先される通信端末を選択する。
これは、通信端末108からのセッションの確立要求を、グループ内の複数通信端末へメディアを分割して確立することを意味しており、通信制御装置4は、前述の図5に示したステップS13の処理(プライオリティマップ参照)時にセッションを分割する判定を行い、選択した各通信端末の公開識別子に対し、それぞれセッション確立要求を送出する。例えば、音声と動画のマルチメディア通信のセッション確立要求に対して、通信端末102は音声、通信端末103は動画のように2つのセッションに分割して確立する。この場合、通信端末102、103の双方で着信応答操作が行なわれるよう、先に応答操作が行なわれた通信端末に、もう一方の通信端末にもセッション確立要求を送信しているというメッセージを送信するようにするとよい。
そして、通信端末102、103の双方が応答されると、双方にそれぞれ音声セッション、動画セッションを確立する。また、この場合に、ユーザがどちらか一方の通信端末でしか応答できないという場合には、応答した通信端末からセッションを分割せずに設定するよう通信制御装置4にメッセージを送信するようにするか、通信制御装置4から先に応答した通信端末に対してセッションを音声と動画に分割するかどうかの確認を行なうステップを追加することで、セッションを分割しないことを確認し、応答した方の通信端末に音声と動画を分割しないセッションを確立できるようにする。
上述したように、本発明における通信端末のグループ管理では、従来の加入者情報に加えて、グループを特定するための情報が新たに管理されるだけでなく、グループ用プロファイル情報には、グループを構成する各通信端末の公開識別子が含まれていることを利用して、これらの関連付けをたどることにより、グループに含まれる通信端末の公開識別子から、それらが属するグループ用の公開識別子を判別することも可能である。
そこで、通信制御装置4がグループに含まれるいずれかの通信端末の公開識別子を指定したセッション確立要求を受信した場合でも、これまで説明した通信制御方法の例と同様の処理を行なうことが可能である。詳細には、通信制御装置4が通信端末108からグループを構成するいずれかの通信端末、例えば図1における通信端末102の公開識別子を指定したセッション確立要求を受信すると、通信制御装置4は通信端末102に対応付けられているグループ101用の公開識別子、及びそれに関連付けられているグループ用プロファイル情報を読み出し、ステップS13以降は同様の処理を行なうことができる。
図2に示した例では、通信端末102の公開識別子はグループ101用の公開識別子のグループ用プロファイル情報に関連付けられているので、通信制御装置4は通信端末102が含まれるグループ用プロファイル情報からグループ101用の公開識別子への関連付けをたどることによって、当該セッション確立要求をグループ101用の公開識別子を指定したセッション確立要求として処理することが可能である。
このようにグループ用の公開識別子は、グループ内のUSIMカードが装着された通信端末それぞれの加入者情報の公開識別子と相関する関係になっており、グループを構成する通信端末のいずれの公開識別子が指定された場合でも、上述のグループ用の公開識別子が指定された場合と同様の処理を行なうことが容易である。そのため、移動通信ネットワークに接続していない通信端末に対しセッション確立要求があった場合にも、その通信端末の公開識別子を指定したセッション確立要求を受信した際に、当該通信端末が属するグループ用の公開識別子を判別することにより、当該通信端末が属するグループ内の他の通信端末の公開識別子及びそのプロファイル情報を参照することができる。そして、グループに含まれる他の有効な通信端末を選択して、当該セッション確立要求の送出先とすることができる。従来であれば、移動通信ネットワークに接続していない通信端末へのセッション確立要求は、いったんネットワーク側で受信し、当該通信端末が接続されていないことを確認してから、発信側の通信端末に接続不可という情報を通知する処理を行なっていたが、こうした場合でも、グループ内の他の接続可能な通信端末にセッションを確立するので、セッション確立の確実性が増し、ユーザの利便性が高まる。
以上説明したように、本発明によれば、移動通信ネットワークにおいて、通信端末とユーザを1対1の対応付けではなく、ユーザが所有する通信端末群としてグループの概念で管理するため、ユーザはグループ内の望ましい通信端末でセッションを設定することができ、通信端末の能力、特徴を充分に活用したサービスを提供することが可能となる。
また、通信制御装置がグループ内の通信端末を選択し経路を設定する際に、移動通信ネットワークが提供する経路制御やリソース設定等の手段を利用して、伝送路のリソース、特に無線区間のリソースを勘案することも容易であるため、セッション確立要求時に要求された品質を満たせない場合等には、グループ内で比較的伝送リソースを豊富に利用可能な通信端末を選択する等、リソースを効果的に活用することができる。
発信者側のユーザの立場からは、接続相手先ユーザのグループ用の公開識別子またはグループ内の通信端末のいずれかの公開識別子を指定すれば、接続相手先のグループ内の適切な通信端末に発呼されるという利点がある。さらに、接続相手先ユーザが所有している通信端末がグループである場合、グループ内の通信端末のいずれかの公開識別子を指定すれば、グループ用の公開識別子を指定してセッション確立要求を行なったのと同様の効果を得ることができるので、柔軟性に富んだサービスを享受することが可能となる。
1,201…アプリケーション、2,202…移動通信ネットワーク、3…IPコアネットワーク、4…通信制御装置、4a…セッション制御手段、4b…加入者情報管理手段、4c…通信端末グループ情報管理手段、5,205…IPトランスポートネットワーク、6〜9,206〜209…無線アクセスネットワーク、101,301…通信端末群(グループ)、102〜106,108,302〜306,308…通信端末、107,109,307,309…ユーザ、203…マルチメディア通信制御サブシステム、203a…CSCF、203b…HSS、204…コアネットワーク、204a…VLR/HLR。
Claims (11)
- 移動通信ネットワークの通信制御装置であって、前記移動通信ネットワークに接続する通信端末を識別、管理する加入者情報管理手段と、
前記移動通信ネットワークに接続し、ユーザにより指定される特定の複数の通信端末を、通信端末グループとして識別、管理する通信端末グループ情報管理手段と、
前記通信端末グループと、前記通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続あるいはセッション接続を制御するセッション制御手段とを有し、
前記通信端末グループに提供するサービスに応じて、前記通信端末グループに含まれる一つ又は複数の通信端末と前記他の通信端末との呼接続あるいはセッション接続を制御できるようにしたことを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1に記載の通信制御装置において、
前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末は、それぞれの通信端末に固有の公開識別子を有し、
前記加入者情報管理手段は、前記通信端末の公開識別子に基づいて、前記複数の通信端末を個々に管理し、
前記通信端末グループ情報管理手段は、前記通信端末グループに固有な公開識別子を用いて、前記通信端末グループを識別、管理することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2に記載の通信制御装置において、
前記通信端末グループ情報管理手段は、前記通信端末グループの公開識別子と、前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末のそれぞれが有する公開識別子とを対応付けて管理することにより、前記通信端末グループに含まれる通信端末であることを識別、管理することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2又は3に記載の通信制御装置において、
前記通信端末グループ情報管理手段は、前記通信端末グループに含まれる通信端末が、前記加入者情報管理手段に登録された際に、前記通信端末を前記通信端末グループの中で有効な通信端末として識別、管理することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2又は3に記載の通信制御装置において、
前記通信端末グループ情報管理手段は、前記通信端末グループを識別、管理するための公開識別子と、前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末それぞれの公開識別子と、さらに、前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末それぞれが利用可能な通信サービスの種別や前記通信端末の組み合わせにより利用可能な通信サービスの種別、及び、通信サービスに応じて優先して利用する通信端末を示すプライオリティ情報を管理することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通信制御装置において、
前記セッション制御手段は、前記通信端末グループと、その通信相手となる前記通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続またはセッション接続を管理、制御する際に、
前記通信相手となる前記通信端末グループに含まれない他の通信端末から、前記通信端末グループの公開識別子を接続先として指定した呼接続またはセッション接続要求を受け付け、
前記呼接続要求またはセッション接続要求によって指定される通信サービスの種別に関する情報と、前記通信端末グループに対する前記プライオリティ情報とを参照して、
前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、前記通信サービスに利用すべき少なくとも一つの通信端末を選択し、前記呼接続またはセッション接続要求の接続先を、前記選択した通信端末の公開識別子に変更することにより、前記選択した通信端末と前記通信相手となる他の通信端末間で呼接続またはセッション接続を行なうよう制御することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通信制御装置において、
前記セッション制御手段は、前記通信端末グループと、その通信相手となる前記通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続またはセッション接続を管理、制御する際に、
前記通信相手となる前記通信端末グループに含まれない他の通信端末から、前記通信端末グループの公開識別子を接続先に指定した呼接続またはセッション接続要求を受け付け、
前記呼接続要求またはセッション接続要求によって指定される通信サービスの種別に関する情報と、前記通信端末グループに対する前記プライオリティ情報とを参照して、
前記通信サービスを提供するために複数のメディアごとのセッションに分割し、前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、前記分割したメディアごとのセッションのそれぞれに利用すべき通信端末を少なくとも一つずつ選択し、呼接続またはセッション接続要求の接続先に、前記選択した通信端末の公開識別子を設定して、前記メディアごとに選択した通信端末と前記通信相手となる他の通信端末間で呼接続またはセッション接続を行なうことにより、前記指定された通信サービスをメディアごとの複数の呼接続またはセッション接続として提供するよう制御することを特徴とする通信制御装置。 - 移動通信ネットワークに接続する通信端末を識別、管理する加入者情報管理手段と、
前記移動通信ネットワークに接続し、ユーザにより指定される特定の複数の公開識別子を有する通信端末を、通信端末グループとして、前記通信端末グループに固有な公開識別子を用いて識別、管理する通信端末グループ情報管理手段と、
前記通信端末グループと、前記通信端末グループに含まれない他の通信端末との呼接続あるいはセッション接続を制御するセッション制御手段とを有する移動通信ネットワークの通信制御装置における通信制御方法であって、
前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末それぞれが利用可能な通信サービスの種別や前記通信端末の組み合わせにより利用可能な通信サービスの種別、及び、通信サービスに応じて優先して利用する通信端末のプライオリティ情報を登録するステップと、
通信相手となる前記通信端末グループに含まれない他の通信端末から、前記通信端末グループの公開識別子を接続先に指定した呼接続またはセッション接続要求を受け付けるステップと、
前記呼接続要求またはセッション接続要求によって指定される通信サービスの種別に関する情報と、前記プライオリティ情報とを参照して、前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、通信サービスに利用すべき通信端末の少なくとも一つを選択するステップと、
前記呼接続またはセッション接続要求の接続先を、前記選択した通信端末の公開識別子に変更し、前記選択した通信端末と前記通信相手となる他の通信端末間で呼接続またはセッション接続を行なうよう制御するステップとを有することを特徴とする通信制御方法。 - 請求項8に記載の通信制御方法において、
前記通信端末グループに含まれる通信端末からの、前記加入者情報管理手段への登録を受け付けるステップと、
前記登録された通信端末を、前記通信端末グループにおける有効な通信端末として識別、管理するステップとを更に有し、
前記通信端末グループに含まれる複数の通信端末のうち、前記有効な通信端末の中から、通信サービスに利用すべき通信端末の少なくとも一つを選択することを特徴とする通信制御方法。 - 移動通信ネットワーク上の通信制御装置に接続する通信端末であって、
前記通信制御装置において前記通信端末を識別、管理するための公開識別子を、前記通信制御装置へ登録する手段を有し、
前記通信制御装置に前記公開識別子を登録すると、ユーザにより指定される他の公開識別子を有する通信端末と共に構成する通信端末グループにおける有効な通信端末として識別、管理されることを特徴とする通信端末。 - 請求項10に記載の通信端末において、
前記通信制御装置に対して、他の公開識別子を有する通信端末が構成する通信端末グループへの参加を指定する手段を、さらに有することを特徴とする通信端末。
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