JP2008143196A - 車両用指示計器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用指示計器装置において、より適切なタイミングで、通常の物理量の指示状態とは異なる内容を指し示して、乗員の興味を惹起する。
【解決手段】車両の状態量である物理量に対応した指標が表示された表示部40と、表示部40の指標を指し示す指示部30と、指示部30の動作を制御する制御部20と、車両のイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態を検出するスイッチ状態検出部10とを備え、制御部20は、スイッチ状態検出部10により検出されたイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態の組合せに応じて、指示部30および表示部40を、通常動作モードまたは非通常動作モードに切り替えて動作させるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用指示計器装置に関し、詳細には、通常の物理量の指示状態(通常動作モード)とは異なる表示の改良に関する。
従来、車両には、車速やエンジン回転数、水温、燃料残量等車両の各種状態量(物理量)に対応した数値等指標を、指針の変位や光の点消灯で指し示す指示計器装置が備えられている。
そして、これらの指示計器装置は、キースイッチのオン位置において指示動作するのが一般的である。なお、燃料残量計のように、車両の運行停止後であっても、その物理量(燃料残量計にあっては、燃料残量)が変動しないものについては、キースイッチがオフ位置であっても、指示動作状態を維持するものもある。
ところで、車両の運行を停止してキースイッチがオフ位置に切り替えられた際、または運行開始のためにオン位置に切り替えられた際に、この指示計器に演出動作を行わせるようにしたものが提案されている(特許文献1)。
この提案されている指示計器装置は、キースイッチがオフ位置からオン位置に、またはオン位置からオフ位置に切り替えられた際に、指示計器の指針を、予め設定された動作パターンにしたがって変位させることで、運転者や乗員に対して、斬新な印象を与えることが期待されている。
特開2004−264196号公報
ところで、上記特許文献1で開示された技術は、キースイッチのオン・オフ切替え(実施例では、キースイッチに連動するイグニッションスイッチのオン・オフ切替え)をトリガとして演出動作を開始しているが、これは、運転者等乗員の乗車・降車のタイミングに対応させるためと考えられる。
しかし、イグニッションスイッチを切り替えた場合であっても、その切替えは、必ずしも乗降車のためではない場合もある。すなわち、イグニッションスイッチをオフ位置に切り替えてエンジンの回転を停止させた後も、車内にとどまって車載の音響装置で音楽を聴いたりする場合もある。
この場合、上述した特許文献1に開示された技術では、例え車載の音響装置で音楽を聴く場合(アクセサリスイッチがオン位置(イグニッションスイッチはオフ位置))であっても、イグニッションスイッチが一旦オフ位置に切り替えられて一連の演出動作が終了した後は、演出動作が再開されることもなく(特許文献1の図7参照)、また別異の興味を惹起させる表示等が行われることもない。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、より適切なタイミングで、通常の物理量の指示状態とは異なる内容を指し示して、乗員の興味を惹起することができる車両用指示計器装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用指示計器装置は、イグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチのオン・オフ位置の状態等の所定条件に応じて、指し示す内容を、本来の指し示す物理量とは異なる内容に切り替えることで、適切なタイミングで、乗員の興味を惹起させたり、その付加価値の向上を図ったものである。
すなわち、本発明に係る車両用指示計器装置は、車両の状態量である物理量に対応した指標が表示された表示部と、前記表示部の前記指標を指し示す指示部と、前記指示部の動作を制御する制御部と、前記車両のイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態を検出するスイッチ状態検出部とを備え、前記制御部は、前記スイッチ状態検出部により検出された前記イグニッションスイッチの状態および前記アクセサリスイッチの状態の組合せに応じて、少なくとも前記指示部を、通常動作モードまたは非通常動作モードに切り替えて動作させるように制御することを特徴とする。
ここで、指示部とは、一般的には例えば変位する指針であるが、この指針に代えて、それぞれが点消灯する複数の発光素子のセグメントで擬似的な指針を形成し、点灯した先端のセグメントにより指示するものであってもよい。
また、通常動作モードとは、車両の運行状態において、乗員に対して特に提示すべき物理量、例えば車速やエンジン回転数、エンジン冷却水の水温、燃料残量などを指し示す動作モードであり、車両の指示計器装置の通常の動作モードである。
一方、非通常動作モードとは、通常動作モード以外の動作モードであり、例えば、車両のカテゴリ等に応じた物理量(例えば、現在地の高度や車両の傾斜角度、外気温度、内気温度、湿度、油温度、タイヤ空気圧等)を表示する動作モードや、車載の音響装置が発生する音楽等の周波数別強度(音量、音圧等)など、オーディオ・ビジュアル系の特性値を表示する動作モードなどである。
また、「少なくとも指示部を制御する」とは、指示部に対する制御と併せて、例えば表示部に対する制御を行うようにしてもよいことを意味する。
このように構成された本発明に係る車両用指示計器装置によれば、イグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態をスイッチ状態検出部が検出し、このスイッチ状態検出部によって検出されたイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態の組合せに応じて、制御部が指示部に対して、通常動作モードまたは非通常動作モードに切り替えて動作させるように制御する。
このとき、乗員の興味を惹起させるのに適したタイミングは、イグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態の組合せから判定することができるため、適切なタイミングで、乗員の興味を惹起することができ、その付加価値を向上させることができる。
本発明に係る車両用指示計器装置によれば、より適切なタイミングで、通常の物理量の指示状態とは異なる内容を指し示して、乗員の興味を惹起することができ、その付加価値を向上させることができる。
以下、本発明に係る車両用指示計器装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る車両用指示計器装置100の基本的な構成を示すブロック図である。図示の車両用指示計器装置100は、車両の状態量である物理量に対応した指標(例えば、数値等を含む目盛りなど)が表示された表示部40と、表示部40の指標を指し示す指示部30と、指示部30の動作を制御する制御部20と、車両のイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態を検出するスイッチ状態検出部10とを備え、制御部20は、スイッチ状態検出部により検出されたイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態の組合せに応じて、少なくとも指示部30を、通常動作モードまたは非通常動作モードに切り替えて動作させるように制御するように構成されている。
ここで、表示部40は、計器50の背景部分となるパネル(バックライトを含むものであってもよい)などであり、計器50が車速計やエンジン回転計の場合は、速度や回転数の数値と目盛りなどが表示されており、計器が燃料残量計やエンジン冷却水温計の場合は、燃料残量や水温を表すアルファベット文字や記号と簡易な目盛りなどが表示されている。
指示部30は、表示部40の数値等や目盛りを指し示す例えば変位する指針であるが、この指針に代えて、それぞれが点消灯する複数の発光素子のセグメントで擬似的な指針を形成し、点灯した先端のセグメントにより指示するものであってもよい。
なお、表示部40の数値等や目盛り全体を裏面側や表面側から一括的に照明するようなバックライトは、表示部40の照明に過ぎず、指示部30には該当しない。
通常動作モードは、指示部30が、例えば車速やエンジン回転数、エンジン冷却水の水温、燃料残量などを指し示す動作モードであり、車両の計器50の通常の動作モードである。
一方、非通常動作モードは、通常動作モード以外の動作モードであり、例えば、現在地の高度や車両の傾斜角度、車内気温度、車内気湿度などを表示する動作モードや、車載オーディオ装置が発生する音楽等の周波数帯域別強度(音量、音圧等)などオーディオ・ビジュアル系の特性値を表示する等の動作モードである。
図2は、図1の基本的な構成を、より具体化した車両用指示計器装置100を示す図である。図2の指示計器装置100は、計器50としての車速計51、エンジン回転数計52、燃料残量計53およびエンジン冷却水温計54からなるコンビネーションメータ60と、このコンビネーションメータ60の各計器51〜54の各指針31,32,33,34(指針部)および各表示パネル41,42,43,44(表示部)を制御する制御部20と、車両のキーSW(キースイッチ)と連動するIGN_SW(イグニッションスイッチ)およびACC_SW(アクセサリスイッチ)の各状態(オン位置かオフ位置かの別)をそれぞれ検出するスイッチ状態検出部10とを備えている。
なお、本実施形態における制御部20は、図示の都合上、コンビネーションメータ60よりも大きなサイズで記載されているが、実際には、コンビネーションメータ60よりもはるかに小さいサイズであり、また、コンビネーションメータ60の一部(例えば基板上の回路)としてコンビネーションメータ60と一体的に構成されていてもよい。
制御部20には、スイッチ状態検出部10による検出結果の他、車両に設置されている各種センサによって検出された車速度(車速センサから入力)、エンジン回転数(回転数センサから入力)、燃料残量(残量センサから入力)、冷却水温度(水温センサから入力)、車内温度(車内温度センサから入力)、車内湿度(車内湿度センサから入力)、車両の傾斜角度(傾きセンサから入力)、および車両の位置する海抜高度(カーナビゲーションシステムから入力)が入力されている。
海抜高度の情報は、GPS(全地球測位システム)により取得された位置情報に基づいて車載のカーナビゲーションシステムが算出し、車両に張り巡らされたネットワーク200を介して、カーナビゲーションシステムから制御部20に入力されている。
カーナビゲーションシステムには、車載オーディオ装置も含まれており、この車載オーディオ装置が発生する音楽や音声についての周波数帯域ごとの強度であるアナライザ情報が、海抜高度の情報と同様に、カーナビゲーションシステムからネットワーク200を介して制御部20に入力されている。
コンビネーションメータ60には、図示を略したトリップメータをリセットするための既存のプッシュSWが設けられているが、このプッシュSWは、後述する2つの非通常動作モード(環境情報表示モード(第1の非通常動作モード)と音楽情報表示モード(第2の非通常動作モード))のうちいずれか一方を、運転者等乗員が選択するための、メータ内表示切替用SW70(表示内容選択スイッチ)と連動している。
そして、プッシュSWは、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWがオフ状態およびACC_SWがオン状態のときに限って、上述したメータ内表示切替用SW70として機能し、プッシュSWとしての機能(トリップメータのリセット機能)は停止される。
一方、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWがオン状態またはACC_SWがオフ状態のときは、プッシュSWは、上述したメータ内表示切替用SW70としての機能が停止され、通常のプッシュSWとして機能する。
制御部20は、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWがオン状態またはACC_SWがオフ状態のときは、各計器50(指針31〜34および表示パネル41〜44)を、図3(1)に示すように、それぞれ通常動作モードである車速計51、エンジン回転数計52、燃料残量計53およびエンジン冷却水温計54として機能させるように制御する。
すなわち各計器50の指針31は、車速度を指し示すように表示パネル41上に表示された車速度に対応した数値等を指し示し、指針32は、エンジン回転数を指し示すように表示パネル42上に表示されたエンジン回転数に対応した数値等を指し示し、指針33は、燃料残量度合いを指し示すように表示パネル43上に表示された燃料残量度合い対応した記号等を指し示し、指針34は、冷却水温度を指し示すように表示パネル44上に表示された冷却水温度に対応した記号等を指し示す。
一方、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWがオフ状態およびACC_SWがオン状態のときは、制御部20は、各計器50を、それぞれ非通常動作モードで機能させるように制御する。
ここで、非通常動作モードとしては、上述したように、2つの動作モードすなわち環境情報表示モードと音楽情報表示モードとがあり、メータ内表示切替用SW70を押下するごとにこれら2つの動作モードのうち一方が択一的に選択される。
そして、制御部20は、メータ内表示切替用SW70によって選択された側の非通常動作モードで、各計器50を機能させるように制御する。
環境情報表示モードは、図3(2)に示すように、通常動作モードでは車速計51として機能するよう制御していた計器50を、指針31が車両の傾斜角度を表す数値等を指し示す車両傾き計51として機能するように制御し、通常動作モードではエンジン回転数計52として機能するよう制御していた計器50を、指針32が車両の位置する海抜高度を表す数値等を指し示す高度計52として機能するように制御し、通常動作モードでは燃料残量計53として機能するよう制御していた計器50を、指針33が車内湿度を表す数値等を指し示す湿度計53として機能するように制御し、通常動作モードでは冷却水温計54として機能するよう制御していた計器50を、指針34が車内温度を表す数値等を指し示す温度計54として機能するように制御する。
一方、音楽情報表示モードは、図3(3)に示すように、通常動作モードでは車速計51として機能するよう制御していた計器50、エンジン回転数計52として機能するよう制御していた計器50、燃料残量計53として機能するよう制御していた計器50、および冷却水温計54として機能するよう制御していた計器50をそれぞれ、カーナビゲーションシステムからネットワーク200を介して制御部20に入力されているアナライザ情報を表す数値等を指し示すスペクトラムアナライザ(グラフィックアナライザ)51,52,53,54として機能するように制御する。
なお、上述した制御部20が、各計器50を各動作モードに応じて動作させるように制御する対象は、各計器50の指針31,32,33,34および表示パネル41,42,43,44である。
具体的には、制御された各計器50の機能に応じて、指針31,32,33,34は変位し、表示パネル41,42,43,44はその表示内容(指標等)が変化する。
ここで、指針31,32,33,34を変位させる制御は、例えば車速計51において指針31を回動させる制御と同じであり、その変位が、車速度に応じたものであるか、他の物理量に応じたものであるか、の差異のみである。
一方、表示パネル41,42,43,44の表示内容を変化させる制御について、以下に詳述する。なお、表示パネル41〜44は互いに同じ構成であるため、例えば表示パネル42を代表として説明する。
表示パネル42は、図4(1)に示す表面側の文字板42a(主として左側の一部分のみを表す)と、この文字板42aの背面側に配置された、図4(2)に示すバックライト42b(主として左側の一部分のみを表す)とを備えている。文字板42aには、表示しようとする数値や文字等の指標が透過するように形成され、これら透過する指標以外の地の部分は、光が透過しないように遮光されている。
なお、図4(1)においては、数値や文字等の指標が黒色で記載され、地の部分が白く記載されているが、これは単に作図の都合上の問題に過ぎず、図示の白い部分が、光を透過する部分を表しているものではない。
文字板42aに形成されている数値のうち、内周の列には、通常動作モードに対応したエンジン回転数を表す数値が配列され、外周の列には、第2の非通常動作モードに対応した、特定の周波数帯域音の強度を表す数値が配列され、内周と外周との間の中央の周には、第1の非通常動作モードに対応した海抜高度を表す数値が配列されている。
また、文字板42aの中央に近接した部分には、上段に、通常動作モードに対応したエンジン回転数の単位を表す文字列[rpm]が配置され、下段に、音楽情報表示モードに対応した、周波数帯域の音の強度の単位を表す文字列[dB]が配置され、上段と下段との間の中段に、環境情報表示モードに対応した海抜高度の単位を表す文字[m]が配置されている。
一方、バックライト42bは、図5の断面模式図および図4(2)に示すように、図4(1)の文字板42aの背面に重ね合わせたとき、文字板42aに表示された数値や文字等と一致する位置に、LED等の発光素子が配置されている。
すなわち、内周の列には、通常動作モードに対応したエンジン回転数を表す数値を透過させるLEDが配列され、外周の列には、音楽情報表示モードに対応した、特定の周波数帯域音の強度を表す数値を透過させるLEDが配列され、内周と外周との間の中央の周には、環境情報表示モードに対応した海抜高度を表す数値を透過させるLEDが配列されている。
さらに、バックライト42bの中央に近接した部分には、上段に、通常動作モードに対応したエンジン回転数の単位を表す文字列[rpm]を透過させるLEDが配置され、下段に、音楽情報表示モードに対応した、周波数帯域の音の強度の単位を表す文字列[dB]を透過させるLEDが配置され、上段と下段との間の中段に、環境情報表示モードに対応した海抜高度の単位を表す文字[m]を透過させるLEDが配置されている。
そして、制御部20が、計器50(エンジン回転数計52)の表示パネル42に対して、通常動作モードに対応した動作をさせるように制御するときは、バックライト42bの上記内周に配列されたバックライトと、上記上段に配置されたバックライトを点灯させる一方、他のLEDを消灯させる制御を行うことにより、図6(1)に示すように、文字板42aには、通常動作モードに対応したエンジン回転数を表す数値および単位の文字列[rpm]のみが表示される。
また、制御部20が、計器50(エンジン回転数計52)の表示パネル42に対して、環境情報表示モードに対応した動作をさせるように制御するときは、バックライト42bの上記中央の周に配列されたバックライトと、上記中段に配置されたバックライトを点灯させる一方、他のLEDを消灯させる制御を行うことにより、図6(2)に示すように、文字板42aには、環境情報表示モードに対応した海抜高度を表す数値および単位の文字[m]のみが表示される。
制御部20が、計器50(エンジン回転数計52)の表示パネル42に対して、音楽情報表示モードに対応した動作をさせるように制御するときは、バックライト42bの上記外周に配列されたバックライトと、上記下段に配置されたバックライトを点灯させる一方、他のLEDを消灯させる制御を行うことにより、図6(3)に示すように、文字板42aには、音楽情報表示モードに対応した特定の周波数帯域の音の強度を表す数値および単位の文字列[dB]のみが表示される。
次に、本実施形態に係る車両用指示計器装置100の作用について、図7〜10に示したフローチャートを用いて説明する。
制御部20には予め、スイッチ状態検出部10による検出結果、車速センサからの車速度、回転数センサからのエンジン回転数、残量センサからの燃料残量、水温センサからの冷却水温度、車内温度センサからの車内温度、車内湿度センサからの車内湿度、傾きセンサからの傾斜角度、カーナビゲーションシステムからの海抜高度およびアナライザ情報が入力されている。
これらの入力に対して制御部20は、図7に示すように、まず、スイッチ状態検出部10からの入力であるIGN_SWおよびACC_SWの各状態(オン位置かオフ位置かの別)の検出結果を判定する(S1)。
そして、検出結果が、IGN_SWがオフ位置およびACC_SWがオン位置の組合せでないときは、制御部20は、通常動作モードを選択する(S6)。
ここで、IGN_SWがオフ位置およびACC_SWがオン位置の組合せでないときとしては、IGN_SWがオン位置であるとき、すなわち車両のエンジンが回転している状態であるか、IGN_SWがオフ位置かつACC_SWがオフ位置の組合せであるとき、すなわちエンジンが停止状態で車載オーディオ装置も通電していない状態であるか、のいずれかである。
そして、車両のエンジンが回転している状態であるときは、コンビネーションメータ60の表示は通常の動作であることが求められ、制御部20は、その求められている通常動作モードを選択し(S6)、コンビネーションメータ60の各計器50を、それぞれ車速計51、エンジン回転数計52、燃料残量計53およびエンジン冷却水温計54として機能するように制御する。
すなわち、エンジン回転数計52の指針32は、エンジン回転数を指し示すように表示パネル42上に表示された回転数に対応した数値等(図6(1))を指し示し、他の車速計51、燃料残量計53およびエンジン冷却水温計54も同様に、指針31が車速度を指し示すように表示パネル41上に表示された車速度に対応した数値等を指し示し、指針33が燃料残量度合いを指し示すように表示パネル43上に表示された燃料残量度合いに対応した記号等を指し示し、指針34が冷却水温度を指し示すように表示パネル44上に表示された冷却水温度に対応した記号等を指し示す。
これにより、通常の車両の運行状態におけるコンビネーションメータ60に求められる動作が確保される。
また、エンジンが停止状態で車載オーディオ装置も通電していない状態であるときも、通常動作モードが選択されるが、このときは、車両を駐車した状態であり、乗員が車両を離れるときであるから、通常動作モードでよい。
次に、IGN_SWおよびACC_SWの各状態の検出結果(S1)が、IGN_SWがオフ位置およびACC_SWがオン位置の組合せのときは、エンジンは停止しているが、車載オーディオ装置やカーナビゲーションシステムは稼働している状態であり、このときは、車両を一時的に停止して、乗員は車内にとどまって、車載オーディオ装置から出力されている音楽を聴いている状態などと想定される。
このとき、制御部20は、メータ内表示切替用SW70の選択状態を入手し(S2)、この選択状態に基づいて(S3)、環境情報表示モード(S4)か音楽情報表示モード(S5)を選択する。
メータ内表示切替用SW70の選択状態を入手する(S2)に際しては、図8に示すように、制御部20は、まずACC_SWがオフ位置(IGN_SWもオフ位置)からオン位置に切り替えられたときの初期状態をA状態(環境情報表示モードに対応した状態)に設定して保持しており(S21)、その後、メータ内表示切替用SW70が押されたか否かを判定し(S22)、押されなかったときは、A状態を確定し(S25)、図7のステップ3(S3)に戻る。
一方、メータ内表示切替用SW70が押されたときは、押される前の状態がA状態であったか否かを判定する(S23)。この判定は、ステップ21(S21)からステップ22(S22)までの期間中に、メータ内表示切替用SW70が複数回押下された場合を想定したものであり、メータ内表示切替用SW70が押下される都度、A状態とB状態(音楽情報表示モードに対応した状態)とが交互に繰り返されて制御部20に保持されている。
ステップ23(S23)での判定結果がA状態であるときは、A状態ではないB状態を確定して(S24)、図7のステップ3(S3)に戻り、判定結果がB状態のときは、A状態を確定し(S25)、図7のステップ3(S3)に戻る。
ステップ3(S3)では、メータ内表示切替用SW70の状態(制御部20に保持されている状態)がA状態であるか、またはB状態であるかを判定する。
そして、判定結果がA状態のときは、制御部20は、非通常動作モードの一方である環境情報表示モードを選択し(S4)、判定結果がB状態のときは、制御部20は、非通常動作モードの他方である音楽情報表示モードを選択する(S5)。
環境情報表示モードが選択されたとき(S4)は、制御部20は、図9に示すように、コンビネーションメータ60の各計器50を、それぞれ車両傾き計51、高度計52、車内湿度計53および車内温度計54として機能するように制御する。
すなわち、環境情報表示モードに対応したバックライト42b(図6(2))を点灯し(S41)、車内湿度センサのデータを取得し(S42)、車内温度センサのデータを取得し(S43)、車両傾きセンサのデータを取得し(S44)、カーナビゲーションシステムからネットワーク200を介して海抜高度情報を取得し(S45)、これら入手したデータに基づいて、高度計52の指針32は、海抜高度を指し示すように表示パネル42上に表示された海抜高度に対応した数値等(図6(2))を指し示し(S46)、他の車両傾き計51、車内湿度計53および車内温度計54も同様に、指針31が車両の傾斜角度を指し示すように表示パネル41上に表示された傾斜角度に対応した数値等を指し示し、指針33が車内湿度を指し示すように表示パネル43上に表示された車内湿度に対応した数値等を指し示し、指針34が車内温度を指し示すように表示パネル44上に表示された車内温度に対応した数値等を指し示す(S46)。
これにより、車内でとどまっている乗員に対して、環境情報を提供し、乗員の興味を惹起することができる。
一方、音楽情報表示モードが選択されたとき(S5)は、制御部20は、図10に示すように、コンビネーションメータ60の各計器50を、それぞれアナライザ計51〜54として機能するように制御する。
すなわち、音楽情報表示モードに対応したバックライト42b(図6(3))を点灯し(S51)、カーナビゲーションシステムからネットワーク200を介して車載オーディオ装置によって出力されている音楽等の4つの周波数帯域ごとのアナライザ情報を取得し(S52)、これら入手した4つの周波数帯域ごとのアナライザ情報に基づいて、スペクトラムアナライザ52の指針32は、一つの周波数帯域の強度を指し示すように表示パネル42上に表示された強度に対応した数値等(図6(3))を指し示し(S53)、他のスペクトラムアナライザ51,53,54も同様に、指針31,33,34がそれぞれ対応する他の周波数帯域の強度を指し示すように表示パネル41,43,44上にそれぞれ表示された強度に対応した数値等を指し示す(S53)。
これにより、車内でとどまっている乗員に対して、音楽情報を提供し、乗員の興味を惹起することができる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用指示計器装置100によれば、車両の状態量である物理量に対応した指標が表示された表示部40と、表示部40の指標を指し示す指示部30と、指示部30の動作を制御する制御部20と、車両のIGN_SWの状態およびACC_SWの状態を検出するスイッチ状態検出部10とを備え、制御部20が、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWの状態およびACC_SWの状態の組合せに応じて、少なくとも指示部30を、通常動作モードまたは非通常動作モードに切り替えて動作させるように制御することにより、乗員の興味を惹起させるのに適したタイミングを、IGN_SWの状態およびACC_SWの状態の組合せから判定することができ、適切なタイミングで、乗員の興味を惹起し、車両用指示計器装置100の付加価値(商品価値等)を向上させることができる。
また、制御部20は、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWのオフ状態およびACC_SWのオン状態の組合せのとき、指示部30(指針31〜34)および表示部40(表示パネル41〜44)を非通常動作モード(環境情報表示モードまたは音楽情報表示モード)で動作させ、スイッチ状態検出部10により検出されたIGN_SWのオン状態またはACC_SWのオフ状態の組合せのとき、指示部30(指針31〜34)および表示部40(表示パネル41〜44)を通常動作モードで動作させるように制御するため、車両の運行状態および乗員の乗降状態を的確に想定することができ、これらの状態に適したタイミングで、車両用指示計器装置100の表示を切り替えることができる。
さらに、既存のプッシュSWに連動するメータ内表示切替用SW70を備え、このメータ内表示切替用SW70により、非通常動作モードとして設定された環境情報表示モードと音楽情報表示モードという2つの動作モードを切り替えて選択可能としたことにより、非通常動作モードでの選択の自由度を高めることができるとともに、メータ内表示切替用SW70を新たな部位に設けるよりも、占有スペースとコストを低減し、また、既存のプッシュSWを有効活用することができる。
なお、本実施形態の車両用指示計器装置100は、非通常動作モードとして2つの動作モードを準備し、これら2つの動作モードを択一的に切替可能(通常動作モードと併せて3つの動作モードを択一的に切替可能)としているが、本発明に係る車両用指示計器装置は、この形態に限定されるものではなく、非通常動作モードとして単一の動作モードだけを準備して、通常動作モードと非通常動作モードとの択一的な切替えであってもよい。また、非通常動作モードとして3つ以上の動作モード(通常動作モードと併せて、4つ以上の動作モード)としてもよい。
本発明に係る車両用指示計器装置の基本的な構成を示すブロック図である。 図1に示した基本的な構成を、より具体化した車両用指示計器装置を示す図である。 (1)は通常動作モードでの各計器の動作機能を示す模式図、(2)は非通常動作モード(環境情報表示モード)での各計器の動作機能を示す模式図、(3)は非通常動作モード(音楽情報表示モード)での各計器の動作機能を示す模式図である。 (1)は表示部の表示パネルを示す模式図、(2)は表示パネルの背面側に配設されるバックライトを示す模式図である。 表示部の断面模式図である。 (1)は通常動作モードでの計器の表示状態およびバックライトの点灯状態を示す模式図、(2)は非通常動作モード(環境情報表示モード)での計器の表示状態およびバックライトの点灯状態を示す模式図、(3)は非通常動作モード(音楽情報表示モード)での計器の表示状態およびバックライトの点灯状態を示す模式図である。 図2に示した車両用指示計器装置の作用を説明するフローチャートである。 図7におけるメータ内表示切替用SWの状態入手の作用を説明するフローチャートである。 図7における環境情報表示モードでの動作を説明するフローチャートである。 図7における音楽情報表示モードでの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 スイッチ状態検出部
20 制御部
30 指示部
40 表示部
50 計器
100 車両用指示計器装置

Claims (5)

  1. 車両の状態量である物理量に対応した指標が表示された表示部と、前記表示部の前記指標を指し示す指示部と、前記指示部の動作を制御する制御部と、前記車両のイグニッションスイッチの状態およびアクセサリスイッチの状態を検出するスイッチ状態検出部とを備え、前記制御部は、前記スイッチ状態検出部により検出された前記イグニッションスイッチの状態および前記アクセサリスイッチの状態の組合せに応じて、少なくとも前記指示部を、通常動作モードまたは非通常動作モードに切り替えて動作させるように制御することを特徴とする車両用指示計器装置。
  2. 前記制御部は、前記スイッチ状態検出部により検出された前記イグニッションスイッチがオフ状態および前記アクセサリスイッチがオン状態の組合せのとき、前記指示部を前記非通常動作モードで動作させ、前記スイッチ状態検出部により検出された前記イグニッションスイッチがオン状態または前記アクセサリスイッチがオフ状態のとき、前記指示部を前記通常動作モードで動作させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用指示計器装置。
  3. 既存のプッシュスイッチに連動する表示内容選択スイッチを備え、
    前記非通常動作モードとして、第1の非通常動作モードと、第1の非通常動作モードとは異なる第2の非通常動作モードとを備え、
    前記制御部は、前記スイッチ状態検出部により検出された前記イグニッションスイッチがオフ状態および前記アクセサリスイッチがオン状態のとき、前記表示内容選択スイッチの状態に応じて、前記第1の非通常動作モードまたは前記第2の非通常動作モードで前記指示部を動作させることを特徴とする請求項2に記載の車両用指示計器装置。
  4. 前記第1の非通常動作モードは、前記通常動作モードでは指示しない物理量であって、前記車両の他の状態量に対応した物理量を指し示すモードであり、
    前記第2の非通常動作モードは、前記車両に搭載された音響装置から発生された音の周波数、強度に応じた物理量を指し示すモードであることを特徴とする請求項3に記載の車両用指示計器装置。
  5. 前記表示部は、前記通常動作モードおよび前記非通常動作モードからなる動作モードごとに異なる指標が表示されて、前記制御部は、前記指示部と併せて前記表示部の指標を動作モードごとに切り替えるように制御することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の車両用指示計器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010184661A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2010286257A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Yazaki Corp 自動車用計器、及び、自動車用計器の表示方法
CN113002449A (zh) * 2019-12-20 2021-06-22 北京车和家信息技术有限公司 一种车载hmi设备的控制方法及装置

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