JP2008128675A - 分光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分光素子の透過帯域幅が波長毎に異なっていても、透過帯域の異なる複数の画像間の定量的な比較や演算を容易にする。
【解決手段】間隔をあけて対向するコート層を備えた複数の光学基板のコート層間の光路長を調整することにより該コート層を通過する光の透過帯域を変化させる可変分光素子と、該可変分光素子を透過した光を撮影して分光画像を取得する撮像部と、可変分光素子を透過する光の波長に対応した分光特性に関する情報を記憶する記憶部18と、撮像部により取得された分光画像を記憶部18に記憶されている分光特性に関する情報に基づいて可変分光素子を透過する光の波長毎に補正する画像補正部21とを備える分光装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分光装置に関するものである。
複数の基板の面間隔を変化させることにより光の透過帯域を可変としたエタロン分光素子を備えた撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この撮像装置は、エタロン分光素子により撮影対象から放射される光の透過帯域を変化させ、撮影対象の分光情報を取得するものである。そして、コート層を施した2枚の基板の面間隔を変化させることにより異なる2つの透過特性を実現し、それぞれの画像の強度分布の差分を演算することにより、スペクトル分析を行っている。
特許第2771785号明細書
しかしながら、この特許文献1に開示されている撮像装置においては、エタロン分光素子の透過帯域幅について考慮されていない。例えば、波長に対する透過特性が均一なコート層を施すと、基板の面間隔を変化させることにより変化する透過帯域の幅は、当該透過帯域の波長にほぼ正比例して増加するという特性を有する。
このため、異なる透過帯域において取得された画像は、個々の画像が有する分光情報の帯域幅が異なることになる。すなわち、撮影対象が分光的に一定の強度を有する場合であっても、分光素子の透過帯域幅が異なるために、長波長側の画像が短波長側の画像よりも明るくなるという問題がある。したがって、透過帯域の異なる複数の画像間の定量的な比較や演算を容易に行うことができないという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、分光素子の透過帯域幅が波長毎に異なっていても、透過帯域の異なる複数の画像間の定量的な比較や演算を容易に行うことができる分光装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、間隔をあけて対向するコート層を備えた複数の光学基板の前記コート層間の光路長を調整することにより該コート層を通過する光の透過帯域を変化させる可変分光素子と、該可変分光素子を透過した光を撮影して分光画像を取得する撮像部と、前記可変分光素子を透過する光の波長に対応した分光特性に関する情報を記憶する記憶部と、前記撮像部により取得された分光画像を前記記憶部に記憶されている分光特性に関する情報に基づいて可変分光素子を透過する光の波長毎に補正する画像補正部とを備える分光装置を提供する。
上記発明においては、前記分光特性に関する情報が、可変分光素子の透過率または所定の波長における透過光量を基準とした透過光量の比率であることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記分光特性に関する情報が、可変分光素子の分光特性の半値幅およびピーク強度または所定の波長における分光特性の半値幅およびピーク強度を基準とした分光特性の半値幅およびピーク強度の比率であることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記コート層間の間隔寸法を検出する間隔検出部を備え、前記画像補正部が、前記間隔検出部により検出された前記コート層間の間隔寸法に基づいて前記記憶部に記憶された分光特性に関する情報を抽出し、分光画像を補正することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記光学基板を間隔方向に移動させるアクチュエータを備え、前記画像補正部が、前記アクチュエータへの入力信号に基づいて前記記憶部に記憶された分光特性に関する情報を抽出し、分光画像を補正することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記記憶部に、さらに前記撮像部の感度の波長特性が記憶され、前記画像補正部が、前記撮像部の感度特性に基づいて前記分光画像を補正することとしてもよい。
また、上記発明においては、照明光を照射する照明部を備え、前記記憶部に、さらに前記照明部から出射される照明光の波長特性が記憶され、前記画像補正部が、前記照明光の波長特性に基づいて前記分光画像を補正することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記画像補正部が、前記撮像部により取得された分光画像を画素毎に補正することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記画像補正部により補正された異なる波長に対する複数の分光画像に基づいて、画像間演算を行う演算部を備えることとしてもよい。
本発明によれば、分光素子の透過帯域幅が波長毎に異なっていても、透過帯域の異なる複数の画像間の定量的な比較や演算を容易に行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態に係る内視鏡システム(分光装置)1について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係る内視鏡システム1は、図1に示されるように、生体の体腔内に挿入される挿入部2と、該挿入部2内に配置される撮像ユニット3と、照明光を発する光源ユニット4と、前記撮像ユニット3を制御する制御ユニット5と、撮像ユニット3により取得された画像を表示する表示ユニット6とを備えている。
前記挿入部2は、生体の体腔に挿入できる極めて細い外形寸法を有し、その内部に、前記撮像ユニット3および前記光源ユニット4からの光を先端2aまで伝播するライトガイド7とを備えている。
前記光源ユニット4は、体腔内の観察対象を照明し、観察対象において反射して戻る反射光を取得するための照明光を発する図示しない照明光用光源と、該照明光用光源を制御する光源制御回路とを備えている。
前記照明光用光源は、例えば、図示しないキセノンランプおよびバンドパスフィルタを組み合わせたもので、バンドパスフィルタの50%透過域は、後述する可変分光素子による透過波長帯域λ1〜λ3を含む波長帯域に設定されている。すなわち、光源ユニット4は、波長帯域λ1〜λ3を含む波長帯域のの照明光を発生するようになっている。
前記撮像ユニット3は、図2に示されるように、観察対象Aから入射される光を集光するための、3枚のレンズ8a,8b,8cからなる撮像光学系8と、制御ユニット5の作動により分光特性を変化させられる可変分光素子10と、撮像光学系8により集光された光を撮影して電気信号に変換するCCDのような撮像素子11とを備えている。
前記可変分光素子10は、図3に示されるように、平行間隔を空けて配置され対向面の光学有効系の範囲に反射膜(コート層)12a,12bが設けられた2枚の平板状の光学部材13a,13bと、該光学部材13a,13bの間隔を変化させるアクチュエータ14とを備えるエタロン型の光学フィルタである。
アクチュエータ14は、例えば、圧電素子からなる柱状部材であって、周方向に間隔をあけて、例えば、4カ所に配置され、駆動信号に応じてその長さ寸法を伸縮させるようになっている。
この可変分光素子10は、アクチュエータ14の作動により光学部材13a,13bの間隔寸法を変化させることで、その透過する光の波長帯域を変化させることができるようになっている。
光学部材13a,13b間の間隔寸法は極めて微小な値、例えば、ミクロンオーダーかそれ以下になるように設定されている。
また、光学有効系の外側にはアクチュエータ14に対応する位置容量センサ電極15a,15bが配置されている。
前記反射膜12a,12bは、例えば、誘電体多層膜により構成されている。
また、容量センサ電極15a,15bは金属膜により構成されている。
本実施形態において、可変分光素子10の可変波長帯域は、図4に示されるように、制御ユニット5からの制御信号に応じて3つの状態に変化させられるようになっている。
第1の状態は、ピーク波長λ1、半値全幅W1の帯域の光を透過させるようになっている。このときの透過光量はS1である。第2の状態は、ピーク波長λ2(>λ1)、半値全幅W2の帯域の光を透過させるようになっている。このときの透過光量はS2である。第3の状態は、ピーク波長λ3(>λ2)、半値全幅W3の帯域の光を透過させるようになっている。このときの透過光量はS3である。ここで、各状態において可変分光素子1を透過する光の半値全幅W1,W2,W3は、W1<W2<W3、透過光量S1,S2,S3は、S1<S2<S3の関係となっている。
前記制御ユニット5は、図1に示されるように、撮像素子11により取得された画像情報を処理する画像処理部16と、可変分光素子10を駆動制御する可変分光素子制御回路17と、波長毎の分光特性に関する情報を記憶する記憶部18とを備えている。
画像処理部は、撮像素子11により取得された画像情報を記憶する第1のフレームメモリ19と、該第1のフレームメモリ19に記憶された画像情報を処理する第1の画像処理回路20と、該第1の画像処理回路20により処理された画像情報を前記記憶部18に記憶された分光特性に関する情報を用いて補正処理する第2の画像処理回路(画像補正部)21と、該第2の画像処理回路21により補正処理された画像情報を記憶する第2のフレームメモリ22とを備えている。
可変分光素子制御回路17は、可変分光素子10の容量センサ電極15a,15bからの信号を処理する信号処理部23と、処理された信号を用いてアクチュエータ14をフィードバック制御するアクチュエータ制御部24とを備えている。信号処理部23は、例えば、容量センサ電極15a,15bからの信号を増幅するアンプ23aと、サンプル/ホールド回路23bと、A/D変換器23cとを備えている。
前記可変分光素子制御回路17には、信号処理部23により処理された容量センサ電極15a,15bからの信号を用いて、前記記憶部18内の分光特性に関する情報を抽出し、抽出された分光特性に関する情報を前記第2の画像処理回路21に送る補償器25が設けられている。
記憶部18内の分光特性に関する情報とは、例えば、波長に対応して記憶された透過光量の比率である。例えば、波長λ1と対応づけてS1/S1=1、波長λ2と対応づけてS1/S2、波長λ3と対応づけてS1/S3が記憶されている。
したがって、補償器25は、容量センサ電極15a,15bからの信号により、コート層12a,12b間の間隔寸法が算出されると、それに応じて可変分光素子10を透過する光の波長が決定されるので、決定された波長に対応する透過光量S1〜S3の比率を記憶部18から抽出するようになっている。
第1フレームメモリ19および第2のフレームメモリ22は、それぞれ、波長帯域毎の画像情報を記憶する第1〜第3メモリ19a〜19c、22a〜22cを備えている。
可変分光素子制御回路17が可変分光素子10を第1の状態にしたときには、撮像素子11から出力される画像情報が第1メモリ19aに出力されるようになっている。また、可変分光素子制御回路17が、可変分光素子10を第2の状態にしたときには、撮像素子11から出力される画像情報が第2メモリ19bに出力されるようになっている。さらに、可変分光素子制御回路17が、可変分光素子10を第3の状態にしたときには、撮像素子11から出力される画像情報が第3メモリ19cに出力されるようになっている。
また、第1の画像処理回路20は、例えば、λ1の帯域の画像情報を第1メモリ19aから受け取り、λ2の帯域の画像情報を第2メモリ19bから受け取り、λ3の帯域の画像情報を第3メモリ19cから受け取って、所定の画像処理を施し、それぞれ第2の画像処理回路21に出力するのようになっている。
第2の画像処理回路21は、第1の画像処理回路20により処理された画像情報に対し、補償器25から送られてくる透過光量S1〜S3の比率を画素毎に乗算するようになっている。これにより、波長毎に可変分光素子10の透過光量S1〜S3が異なることによって発生する画像毎の輝度の違いが規格化され、波長によらず透過光量S1〜S3が等しい画像情報となるように補正されるようになっている。
そして第2の画像処理回路21により補正された画像情報は、それぞれ第2のフレームメモリ22内の第1〜第3メモリ22a〜22cに記憶されるとともに、表示ユニット6に対して出力されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る内視鏡システム1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る内視鏡システム1を用いて、生体の体腔内の撮影対象Aを撮像するには、挿入部2を体腔内に挿入し、その先端2aを体腔内の撮影対象Aに対向させる。この状態で、光源ユニット4および制御ユニット5を作動させ、光源ユニット4から照明光を発生させる。
光源ユニット4において発生した照明光は、ライトガイド7を介して挿入部3の先端3aまで伝播され、挿入部3の先端3aから撮影対象Aに向けて照射される。
照明光は撮影対象Aの表面において反射され、反射光が撮像光学系8により集光されて可変分光素子10を透過して撮像素子11に結像され、反射光画像情報が取得される。
波長λ1を含む帯域の反射光画像を取得するには、可変分光素子制御回路17の作動により、可変分光素子10を第1の状態に切り替える。これにより、撮像素子11に到達する反射光の帯域を波長λ1を含み半値全幅W1、透過光量S1、ピーク光量T1に設定する。撮像素子11により取得された反射光画像情報は、第1メモリ19aに記憶される。
波長λ2を含む帯域の反射光画像を取得するには、可変分光素子制御回路17の作動により、可変分光素子10を第2の状態に切り替える。これにより、撮像素子11に到達する反射光の帯域を波長λ2を含み半値全幅W2、透過光量S2、ピーク光量T2に設定する。撮像素子11により取得された緑の帯域の反射光画像情報は、第2メモリ19bに記憶される。
波長λ3を含む帯域の反射光画像を取得するには、可変分光素子制御回路17の作動により、可変分光素子10を第3の状態に切り替える。これにより、撮像素子11に到達する反射光の帯域を波長λ3を含み半値全幅W3、透過光量S3、ピーク光量T3に設定する。撮像素子11により取得された緑の帯域の反射光画像情報は、第3メモリ19cに記憶される。
このように、本実施形態に係る内視鏡システム1によれば、観察対象Aからの反射光を異なる波長帯域毎に分光することができる。
この場合において、本実施形態に係る内視鏡システム1によれば、第1のフレームメモリ19に記憶された反射光画像情報が、第1の画像処理回路20により所定の処理を施された後に、第2の画像処理回路21において、それぞれ透過光量の比率を乗算されることにより規格化された後に、第2のフレームメモリ22に記憶されるとともに、表示ユニット6により表示される。
したがって、長波長側の波長帯域の反射光画像の輝度が他の波長帯域の反射光画像情報と比較して大きくなってしまう不都合の発生を防止することができる。
そして、このようにして波長帯域に対する透過光量の違いを補正された状態で第2のフレームメモリ22に記憶された画像情報を用いることにより、複数の波長帯域の反射光画像情報を用いた重畳表示や、画像間演算においても、複雑な補正処理を行うことなく簡単に行うことができるという利点がある。
なお、本実施形態に係る内視鏡システム1においては、以下の変形、変更が可能である。
まず、本実施形態に係る内視鏡システム1においては、記憶部18に波長帯域λ1〜λ3毎の透過光量S1〜S3の比率1,S1/S2,S1/S3を記憶しておくこととしたが、これに代えて、透過光量S1〜S3の値を記憶しておき、第2の画像処理回路21で比率を演算することにしてもよい。
また、透過光量S1〜S3の比率に代えて、各波長帯域λ1〜λ3毎の半値全幅W1,W2,W3およびピーク光量T1,T2,T3の比率を記憶しておき、これらに基づいて透過光量S1〜S3の比率を算出することにしてもよい。
また、記憶部18には、可変分光素子10の分光特性のみならず、撮像素子11の感度特性を記憶しておいてもよい。この場合に、波長帯域λ1〜λ3毎に記憶部18から抽出した撮像素子11の感度特性を用いて第2の画像処理回路21において画像情報を補正することにより、撮像素子11の感度が帯域毎に変動しても、この変動を除去して、均等な感度を有する撮像素子11により取得されたのと同等の分光画像を取得することができる。
さらに、記憶部18には、光源ユニット4の分光特性を記憶しておいてもよい。この場合においても上記と同様に、波長帯域λ1〜λ3毎に記憶部18から抽出した光源ユニット4の分光特性を用いて第2の画像処理回路21において画像情報を補正することにより、光源ユニット4の分光特性が帯域毎に変動しても、この変動を除去して、常に均等な照明光により照射したのと同等の分光画像を取得することができる。なお、光源ユニット4の分光特性は、光源の状態、例えば、作動時間や温度によって変動するので、これらのパラメータ毎に複数の分光特性を記憶しておき、その都度使い分けることにしてもよい。
また、内視鏡システム1としては、軟性鏡、硬性鏡のいずれに適用することとしてもよい。また、内視鏡システム1に限られず、他の分光装置に適用することにしてもよい。
上記実施の形態においては、光源として比較的広い帯域のスペクトル(波長帯域λ1〜λ3を含む)を有するキセノンランプからの光を利用してそれぞれの波長帯域毎に(反射または散乱)内視鏡像を撮影していた。これに対し、光源として波長帯域λ1、波長帯域λ2または波長帯域λ3の蛍光を誘起させる比較的狭帯域の励起光を発するレーザなどを採用し、蛍光内視鏡像を撮影するものであっても良い。具体的には、波長帯域λ1、波長帯域λ2および波長帯域λ3以外の帯域に含まれる複数の異なる波長の励起光を時分割に入射するとともに、当該複数の励起光毎の蛍光(波長帯域λ1,λ2,λ3のうちの少なくとも2つの波長帯域の蛍光画像)を取得し、これらの蛍光内視鏡画像を使って画像間演算を行い、所望の画像を得ることも可能である。
本発明の一実施形態に係る内視鏡システムの全体構成を示すブロック図である。 図1の内視鏡システムの撮像ユニット内部の構成を示す概略構成図である。 図2の撮像ユニットに備えられる可変分光素子の一例を示す縦断面図である。 図3の可変分光素子の分光特性を示すグラフである。
符号の説明
1 内視鏡システム(分光装置)
4 光源ユニット(照明部)
10 可変分光素子
11 撮像素子(撮像部)
12a,12b 反射膜(コート層)
13a,13b 光学基板
14 アクチュエータ
15a,15b 容量センサ電極(間隔検出部)
18 記憶部
21 第2の画像処理回路(画像補正部)
λ1,λ2、λ3 波長
T1,T2,T3 ピーク強度
W1,W2,W3 半値全幅(半値幅)
S1,S2,S3 透過光量

Claims (9)

  1. 間隔をあけて対向するコート層を備えた複数の光学基板の前記コート層間の光路長を調整することにより該コート層を通過する光の透過帯域を変化させる可変分光素子と、
    該可変分光素子を透過した光を撮影して分光画像を取得する撮像部と、
    前記可変分光素子を透過する光の波長に対応した分光特性に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記撮像部により取得された分光画像を前記記憶部に記憶されている分光特性に関する情報に基づいて可変分光素子を透過する光の波長毎に補正する画像補正部とを備える分光装置。
  2. 前記分光特性に関する情報が、可変分光素子の透過率または所定の波長における透過光量を基準とした透過光量の比率である請求項1に記載の分光装置。
  3. 前記分光特性に関する情報が、可変分光素子の分光特性の半値幅およびピーク強度または所定の波長における分光特性の半値幅およびピーク強度を基準とした分光特性の半値幅およびピーク強度の比率である請求項1に記載の分光装置。
  4. 前記コート層間の間隔寸法を検出する間隔検出部を備え、
    前記画像補正部が、前記間隔検出部により検出された前記コート層間の間隔寸法に基づいて前記記憶部に記憶された分光特性に関する情報を抽出し、分光画像を補正する請求項1に記載の分光装置。
  5. 前記光学基板を間隔方向に移動させるアクチュエータを備え、
    前記画像補正部が、前記アクチュエータへの入力信号に基づいて前記記憶部に記憶された分光特性に関する情報を抽出し、分光画像を補正する請求項1に記載の分光装置。
  6. 前記記憶部に、さらに前記撮像部の感度の波長特性が記憶され、
    前記画像補正部が、前記撮像部の感度特性に基づいて前記分光画像を補正する請求項1に記載の分光装置。
  7. 照明光を照射する照明部を備え、
    前記記憶部に、さらに前記照明部から出射される照明光の波長特性が記憶され、
    前記画像補正部が、前記照明光の波長特性に基づいて前記分光画像を補正する請求項1に記載の分光装置。
  8. 前記画像補正部が、前記撮像部により取得された分光画像を画素毎に補正する請求項1に記載の分光装置。
  9. 前記画像補正部により補正された異なる波長に対する複数の分光画像に基づいて、画像間演算を行う演算部を備える請求項1に記載の分光装置。
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