JP2008126617A - 自動楽譜めくり機 - Google Patents

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Abstract

【課題】楽曲から楽曲データを生成し、楽曲データと予め記憶した楽譜データとから演奏位置を求めた上で適格なタイミングで楽譜をめくる自動楽譜めくり機を提供すること。
【解決手段】自動楽譜めくり機1は、演奏される楽曲の楽譜データをページ単位で予め記憶する楽譜データ記憶部41と、演奏される楽曲を入力する楽曲入力部50と、入力された楽曲を楽曲データに変換する楽曲データ変換部31と、当該楽曲データに基づき記憶された楽譜データの演奏位置を算出する楽譜データ位置把握部32と、算出された演奏位置に基づき、所定の条件で楽譜をめくる制御を行う楽譜めくり部33と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、演奏者の楽曲の演奏にあわせて楽譜をめくる自動楽譜めくり機に関する。
従来、楽器を演奏する演奏者は、複数ページある楽譜の楽曲を演奏する際には、自らの手で楽譜をめくりながら演奏することが行われている。譜面台上の楽譜を見ながら、演奏を行うが、演奏者が自らの手で楽譜をめくると、両手で演奏する楽器である場合等、楽譜をめくる間の演奏が中断され、又は演奏のスピードが遅れる等の演奏の妨げになる。従って、例えば、楽曲の中で音を伸ばしている間であって、手を離しても演奏自体に影響しないタイミングや、休符のタイミングで、楽譜をめくることを行っている。また、演奏している場所が楽譜のページの最後の方であった場合でページをめくるタイミングがないと、楽譜をある程度覚えておき、又は、楽譜を見なくても演奏できる状態にしておく。そして、早めのタイミングや、次のページに入ってから手がすいたタイミングでページをめくることを行っている。さらに、例えば、ピアノの演奏発表会のように、ページめくりの失敗が許されないような場合には、楽譜をめくるための人を補助でつけて演奏を行うことが一般的にされている。
このような問題を解決するものとして、譜面台の中央部近傍に備えられ、回転可能に保持され、少なくともその先端近傍に楽譜の保持あるいは係合を行う部材を備えた複数のめくり棒と、前記複数のめくり棒を1本ずつ順次回転させる回転手段とを備えた楽譜めくり装置が開示されている。また、この楽譜めくり装置を備えた電子楽器も開示されており、楽譜めくり装置に対して、ペダル等による手動制御あるいは演奏を自動追跡して自動的に楽譜をめくるものが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平8−241076号公報
しかし、特許文献1に記載の従来の楽譜めくり装置では、自動的に楽譜をめくるためには、めくる動作の代わりに、ペダルを押す等の異なる新たな動作をする必要がある。また、自動的に楽譜をめくる場合であっても、演奏を追跡するために、演奏している楽器と一体となったものでなければならない。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、楽曲から楽曲データを生成し、楽曲データと予め記憶した楽譜データとから演奏位置を求めた上で適格なタイミングで楽譜をめくる自動楽譜めくり機を提供することを目的とする。
上記目的のため、具体的には以下のようなものを提供する。
(1)演奏される楽曲を認識し、前記演奏にあわせて演奏者が視認可能な位置に載置された楽譜を自動でめくる自動楽譜めくり機であって、
前記演奏される楽曲の楽譜データをページ単位で予め記憶する記憶手段と、
前記演奏される楽曲を入力する入力手段と、
前記入力された楽曲を楽曲データに変換し、当該楽曲データに基づき前記記憶された楽譜データの演奏位置を算出する演奏位置把握手段と、
前記算出された前記演奏位置に基づき、所定の条件で前記楽譜をめくる制御を行う楽譜めくり手段と、を備える自動楽譜めくり機。
(1)に記載の自動楽譜めくり機によれば、演奏される楽曲の楽譜データをページ単位で予め記憶する記憶手段(楽譜データ記憶部)と、演奏される楽曲を入力する入力手段(楽曲入力部)と、入力された楽曲を楽曲データに変換し、当該楽曲データに基づき記憶された楽譜データの演奏位置を算出する演奏位置把握手段(楽曲データ変換部、及び楽譜データ位置把握部)と、算出された演奏位置に基づき、所定の条件で楽譜をめくる制御を行う楽譜めくり手段(楽譜めくり部)と、を備える。
このような構成により、演奏される楽曲が入力され、楽曲データに変換することにより、予め記憶された楽譜データに基づき、演奏者は、楽曲の演奏位置を把握することができる。また、楽曲の位置を把握することにより、ページをめくるタイミングを把握することができ、自動で楽譜をめくる制御を行うことができる。
(2)前記記憶された楽譜データには、前記楽譜をめくる制御に必要なデータを有する楽譜めくり用のマークを含んでおり、
前記所定の条件は、前記算出された前記演奏位置に前記楽譜めくり用のマークが存在するタイミングである、(1)記載の自動楽譜めくり機。
(2)に記載の自動楽譜めくり機によれば、記憶された楽譜データには、楽譜めくり用のマークを含んでいる。楽譜めくり用のマークとは、楽譜をめくる制御に必要なデータを有するものである。この楽譜めくり用のマークを有することにより、算出された演奏位置に楽譜めくり用のマークがあることを条件として、楽譜をめくる制御を行うことができる。
このような構成により、楽譜をめくるタイミングを予め楽譜めくり用のマークとして設定することができ、ページをめくる適格なタイミングを設定することができる。
(3)前記楽譜めくり用のマークは、前記楽譜をめくる順番と、前記楽譜をめくる枚数を指定しためくりページ数とを有し、
前記めくりページ数が負の値である場合には、当該値の分だけページが戻る、(2)記載の自動楽譜めくり機。
(3)に記載の自動楽譜めくり機によれば、楽譜めくり用のマークは、楽譜をめくる順番と楽譜をめくる枚数を指定しためくりページ数とを有している。そのため、複雑にページを変える楽曲の楽譜であっても、ページ戻りを含め、演奏の順番どおりに適格なタイミングでページをめくるための設定をすることができる。楽曲によっては、繰り返し記号であるリピートや、セーニョ記号にまで戻るダルセーニョ(D.S.)、最初に戻るダカーポ(D.C.)等が存在する。このような記号が付された楽譜であっても、演奏の順番どおりにページをめくることができる。
(4)前記所定の条件は、前記算出された前記演奏位置が前記楽譜データの残り1小節のタイミングである、(1)記載の自動楽譜めくり機。
(4)に記載の自動楽譜めくり機によれば、演奏位置が楽譜データの残り1小節となった際に、楽譜をめくることができる。そのため、予め楽譜めくりのタイミングを設定することなく、自動的に、楽譜をめくることができる。
(5)前記楽譜は電子化された楽譜データであり、
前記自動楽譜めくり機は、前記電子化された楽譜データを表示する表示手段をさらに備え、
前記楽譜めくり手段は、前記算出された演奏位置に基づき、所定の条件で前記電子化された楽譜データを前記表示手段に表示させる、(1)乃至(4)のいずれかに記載の自動楽譜めくり機。
(5)に記載の自動楽譜めくり機によれば、電子化された楽譜データを表示する表示手段(画像出力部)をさらに備え、楽譜めくり手段は、算出された演奏位置に基づき、所定の条件で電子化された楽譜データを表示手段に表示させることができる。
このような構成により、楽譜冊子を載置するためのホルダー等を設けることなく、表示装置に表示することができるため、ホルダーから楽譜冊子が滑り落ちたり、ページめくりのミスを防ぎ、ページをめくることができる。
本発明の自動楽譜めくり機によれば、楽曲から楽曲データを生成し、楽曲データと予め記憶した楽譜データとから演奏位置を求めた上で適格なタイミングで楽譜をめくることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[全体構成]
図1は、本発明の好適な実施形態の一例に係る自動楽譜めくり機1を含む、全体構成を示す概略図である。
自動楽譜めくり機1は、譜面台として機能し、楽譜60(スコアともいう)を設置する。楽譜60は本のように厚いものではなく、数ページのものを想定して作成している。しかし、楽譜60が厚い本のような冊子であっても構わない。なぜならば、冊子である楽譜60は、通常複数の演奏曲が収められており、1度の演奏で必要なページめくり数は数ページであると想定されるためである。
自動楽譜めくり機1は、後述する入力端子14を有しており、スキャナ20と接続可能に構成されている。スキャナ20は、イメージ読み取り装置であり、スキャナ20の原稿台に載せた楽譜60を読み込む。読み込む楽譜60は、演奏者が演奏時にホルダー2に載置する楽譜60であり、ページ毎に読み込み処理を行う。スキャナ20を用いて読み込むことにより、画像データである楽譜データが作成される。作成された楽譜データは自動楽譜めくり機1に送信され、後述する制御装置13に格納される。
なお、実際に演奏者が演奏を行う際には、スキャナ20は入力端子14から外した状態で自動楽譜めくり機1を用いる。このことにより、コンパクトな装置のみで自動に楽譜60をめくる機能を実現できる。
[構成図]
図2は、本発明の好適な実施形態の一例に係る自動楽譜めくり機1を示す構成図である。
自動楽譜めくり機1は、楽譜60を載置する譜面台の役割をするホルダー2に、楽譜60を固定するための4本の固定棒3と、各めくりページに挟み込むように使用する複数本のページめくり棒4と、が配設されている。4本の固定棒3は、ホルダー2の上面中央やや後方の位置であり、かつ、左右両側と、略中央近傍にそれぞれ固設され、楽譜60の最初のページ及び最後のページを固定するために用いるものである。また、複数本のページめくり棒4は、2本が並設された状態で1組として構成され、演奏者は、演奏開始前に楽譜60の各ページをそれぞれ挟み込むようにセットしておく。図2では、ページめくり棒4は、3組6本が記載されている。
固定棒3はページめくり棒4より棒の長さが短く構成されている。また、ページめくり棒4は、その背後に載置された楽譜60が、演奏者にストレスを与えることなく読めるように、針金状のある程度細い部材で、かつ折れ曲がらないような丈夫な素材で作成されている。さらにまた、固定棒3及びページめくり棒4の上端には、ストッパ5が設けられている。ストッパ5は、開いた楽譜60のページをそのまま保持する機能を補助するものである。ページめくりの際には、ストッパ5が設けられたページめくり棒4が左右にスライドするため、プラスチック製の部材等、ある程度滑りやすい素材であり、かつ、ストッパ5の背後に書かれた楽譜60の記号が演奏者から読めるよう、透明な素材で作成されている。
また、ページめくり棒4は、ワイヤ11に溶着されている。ワイヤ11は、ホルダー2の上面中央やや後方の位置に左右にわたり設けられた溝の中に、ページめくり棒4の本数の半分の本数分が並べて敷設されている。ワイヤ11の本数がページめくり棒4の本数の半分である理由は、1本のワイヤ11に、1組2本のページめくり棒4が溶着されているためである。ワイヤ11が左右にスライドするように動くことにより、同様に、ページめくり棒4が左右に動き、この原理を利用して楽譜60のページをめくるのである。
また、ホルダー2の右方中央には、電源7が配設されている。電源7をオンにすることにより、自動楽譜めくり機1が自動で楽譜60をめくる機能をなすことができる。電源7の後方には、電源7に近い方から奥に向かって順にスタートスイッチ8と、読み込みスイッチ9とが並んで配設されている。
スタートスイッチ8は、1回押すとボタンが凹み、オンの状態になる。もう1度押すとボタンが元の状態に戻り、オフの状態になる。演奏者は、演奏開始時に、スタートスイッチ8を押してオンの状態にし、演奏終了時にスタートスイッチ8を再度押してオフの状態に戻す。
また、読み込みスイッチ9は、押下すると入力端子14に接続されたスキャナ20がスキャナ20の原稿台に置いた楽譜60を読み込み、楽譜データを自動楽譜めくり機1に取り込む。スキャナ20を接続するための入力端子14は、ホルダー2の右側面の中央付近に配設されている。
また、ホルダー2の前面の左右には、マイク6が配設されている。マイク6は、演奏者が演奏する楽曲を入力するための入力装置である。
また、ホルダー2に内部には、複数個(図2では3個)のモータ10と、ワイヤ11を支えモータ10の動力によりワイヤ11を動かすために、1本のワイヤ11に対し5個のプーリ12とが設けられている。また、マイク6、モータ10、入力端子14、並びに電源7、スタートスイッチ8及び読み込みスイッチ9のスイッチ類と接続されている制御装置13が設けられている。制御装置13は、電源7がオンになることにより動作し、後述する制御を行うことにより、モータ10を回転させ、ワイヤ11及び、ワイヤ11に溶着されたページめくり棒4を動かす。
[図解図]
図3は、本発明の好適な実施形態の一例に係る自動楽譜めくり機1が、楽譜60をめくる状態を表した図解図である。
図3の(1)から(3)にわたって、右方の1組2本のページめくり棒4が、左方に動くことにより、ページめくり棒4に挟まれた楽譜60のページがめくられる状態を表している。ページめくり棒4に、該当ページを予め挟むようにセットしておく。そのセット方法は、楽譜60の中央に向かって内側のページめくり棒4がページの前面に見える状態に、外側のページめくり棒4がページの背後になるようにしておく(図3の(1))。
右から左にページめくり棒4をスライドさせることにより、中央に向かって外側で、ページの背後に隠れていたページめくり棒4が、楽譜60のページの中央部に来た時点で、ページの内側に見える状態になる。また、それと同時に、中央に向かって内側のページめくり棒4がページ背後かつ外側に見えない状態になる(図3の(2))。
そのまま左方に、楽譜60のページの左端よりやや内側付近までページめくり棒4が進む(図3の(3))。このような原理により、ページをめくることができるのである。ページが戻る場合には、逆に、ページめくり棒4を左から右にスライドすることにより、逆にページをめくることができる。
[ブロック図]
図4及び図5は、本発明の好適な実施形態の一例に係る自動楽譜めくり機1の制御を示す機能ブロック図である。図4は、自動楽譜めくり機1が上述の図2で示すホルダー2を設けた構造の譜面台である場合であり、他方、図5は、自動楽譜めくり機1がディスプレイ21のような電子表示板である場合を示す。
図4のマイク6から入力された楽曲は、制御装置13の楽曲入力部50により入力され、制御部30に送信される。制御部30は、少なくとも楽曲データ変換部31、楽譜データ位置把握部32、及び楽譜めくり部33を有する。また、制御装置13は、記憶部40を有しており、少なくとも楽譜データ記憶部41、及び楽曲データ記憶部42を含む。楽譜データ記憶部41は、楽譜データを記憶するための領域であり、楽曲データ記憶部42は、楽曲データを記憶するための領域である。
また、演奏者が演奏する楽曲の楽譜60は、予めスキャナ20等のイメージ読み取り装置により読み込んでおく。読み込んだ楽譜データは、制御装置13の画像入力部52により入力され、制御部30を介して記憶部40の楽譜データ記憶部41に記憶される。
楽曲入力部50により入力された楽曲は、楽曲データ変換部31により楽曲データに変換され、変換された楽曲データは、楽曲データ記憶部42に記憶される。楽譜データ位置把握部32は、楽曲データ変換部31で変換された楽曲データに基づき、楽譜データ記憶部41に記憶された同一楽曲の楽譜データの位置を把握する。楽譜めくり部33は、所定の条件を満たすと、モータ駆動部56に該当のモータ10を動かす指令を送信する。モータ駆動部56は、楽譜めくり部33から送信された指令に基づき、モータ10を駆動させる。
図5は、図4と基本的な構成は同じであるため、異なる点を記述する。制御部30は、予め楽曲の楽譜60の最初のページを表示しておく。最初のページとは、最初にスキャナ20により読み込んだ楽譜60のページを示す。あるいは、楽譜60を読み込んだ後に、演奏者がページの並べ替えをすることを可能としてもよい。楽譜めくり部33は、所定の条件を満たすと、次のページの楽譜データを楽譜データ記憶部41から取り出し、画像出力部54に当該楽譜データを表示する指令を送信する。画像出力部54は、楽譜めくり部33から送信された指令に基づき、該当の楽譜データを表示する。
[実施例]
図6は、本発明の好適な実施形態の一例に係る自動楽譜めくり機1の実施例を示した図である。実施例では、自動楽譜めくり機1の機能の一部について記述する。機能の一部とは、ここでは楽曲から楽曲データに変換する機能、及び楽譜データの位置を把握する機能である。
図6の上部には、楽譜データを図として表したものが示されている。ここで、楽譜データは、自動楽譜めくり機1のホルダー2に載置した楽譜60の開いたページの内容を示す。また、図6の下部には、楽曲データを図として表したものが示されている。この楽曲データは、演奏者が演奏した楽曲を順次楽曲データに変換したものである。本実施例では、演奏者が「ド・レ・ミ・ファ・ソ」と演奏した後に、「ソ」の音を楽曲データとして変換したところまでが示されている。図6の上部に示す楽譜データには、「ソ」の音を示す音符と、その次に演奏される音符との間に線が引かれているが、これは、「ソ」の音まで楽譜データの位置を把握したことを示す。
また、図6の楽譜データ上には、楽譜めくり用マーク61が付されている。本実施例では、楽譜めくり用マーク61は、丸に数字が書かれたものであり、この楽譜めくり用マーク61まで楽曲データに変換され、楽譜データの位置が把握されると、数字に書かれたページ分のページをめくる制御を行うものである。従って、この場合、現在の「ソ」の音から2音先の「ソ」の音の位置が把握されたタイミングで、自動楽譜めくり機1は、次のページを表示するためにページをめくる制御を行うのである。
[フローチャート]
図7は、本発明の好適な実施形態の一例に係る自動楽譜めくり機1の楽譜めくり処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1では、制御部30は、楽譜60を読み込むための読み込みスイッチ9がオンか否かを判断する。読み込みスイッチ9がオンである場合(ステップS1の処理でYESが判断された場合)には、制御部30は、処理をステップS2に移す。他方、読み込みスイッチ9がオフである場合(ステップS1の処理でNOが判断された場合)には、制御部30は、引き続きステップS1の処理を行い、読み込みスイッチ9がオンになるのを待つ。
ステップS2では、制御部30(画像入力部52)は、スキャナ20から送信された楽譜データを読み込む。制御部30は、読み込んだ楽譜データを楽譜データ記憶部41に記憶する。その後、制御部30は、処理をステップS3に移す。
ステップS3では、制御部30は、スタートスイッチ8がオンか否かを判断する。スタートスイッチ8をオンにするタイミングは、演奏者が、楽曲の演奏を開始する時である。スタートスイッチ8がオンである場合(ステップS3の処理でYESが判断された場合)には、制御部30は、処理をステップS4に移す。他方、スタートスイッチ8がオフである場合(ステップS3の処理でNOが判断される場合)には、制御部30は、引き続きステップS3の処理を行い、スタートスイッチ8がオンになるのを待つ。
ステップS4では、制御部30は、楽曲の入力処理を起動する。具体的には、制御部30(楽曲入力部50)が楽曲の入力を受け付け、制御部30(楽曲データ変換部31)が楽曲入力部50で受け付けた楽曲を楽曲データに変換する。また、制御部30は、変換した楽曲データを楽曲データ記憶部42に記憶する。その後、制御部30は、処理をステップS5に移す。
ステップS5では、制御部30(楽譜データ位置把握部32)は、楽曲データ記憶部42に記憶した楽曲データに基づき、当該楽曲の楽譜データでの演奏位置を把握する。その後、制御部30は、処理をステップS6に移す。
ステップS6では、制御部30(楽譜めくり部33)は、楽譜60のページめくりのタイミングか否かを判断する。具体的には、楽譜60をめくる制御に必要なデータを有する楽譜めくり用マーク61が楽譜データに付されており、演奏位置として認識した位置が、この楽譜めくり用マーク61が付された箇所に一致したか否かを判断する。ページめくりのタイミングである場合(ステップS6の処理でYESが判断された場合)には、制御部30(楽譜めくり部33)は、処理をステップS7に移す。他方、ページめくりのタイミングでない場合(ステップS6の処理でNOが判断された場合)には、制御部30(楽譜めくり部33)は、処理をステップS4に移す。
ステップS7では、制御部30(モータ駆動部56)は、ページをめくる処理を行う。具体的には、制御部30からの指令により、駆動対象のモータ10及びその駆動方向が指定されるため、該当のモータ駆動部56は、その指令に従いモータ10を回転させる。モータ10が回転すると、モータ10と繋がれたプーリ12が同様に回転し、当該プーリ12に這わされたワイヤ11が左方又は右方に動く。これにより、ワイヤ11に溶着されたページめくり棒4が動き、ホルダー2に載置された楽譜60のページをめくることができる。
なお、制御部30は、楽譜データに付された楽譜めくり用マーク61に基づき、駆動するモータ10及びその駆動方向を指定する。楽譜めくり用マーク61には、楽譜60をめくる順番と、楽譜60をめくる枚数を指定しためくりページ数が指定されているため、当該情報を用いることにより上述の機能を実現できる。その後、制御部30は、処理をステップS8に移す。
ステップS8では、制御部30は、スタートスイッチ8がオフか否かを判断する。スタートスイッチ8をオフにするタイミングは、演奏者が、楽曲の演奏を終了した後である。スタートスイッチ8がオフである場合(ステップS8の処理でYESが判断された場合)には、制御部30は、本処理を終了する。他方、スタートスイッチ8がオンである場合(ステップS8の処理でNOが判断される場合)には、制御部30は、ステップS4に処理を移し、引き続き、ページめくりのための処理を行う。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
実施例では、楽譜めくり機を、モータを原動力としてページめくり棒を左右に動かすことによりページをめくる機能を実現するものとしたが、これに限られない。冊子である楽譜60を載置するホルダーと、このホルダーの略中央から複数の針金状のページめくり杆が、その一端が回転軸受けを介してモータに接続され、他端がホルダーに載置した状態の楽譜ページに差し入れては位置した状態からそのページをモータの駆動によってめくることが可能なように設けられているものであってもよい。
実施例では、楽譜めくり用のマークによりページをめくるタイミングを把握していたが、これに限らない。画像データから残り1小節の場所を把握し、当該場所に演奏箇所が到着したタイミングでページをめくるように制御してもよい。
実施例では、別の楽譜めくり機として、ディスプレイに表示するものとしたが、これに限らず、貼付する電子ブックのような技術を適用して、電子ペーパーに適宜楽譜データを表示するようにしてもよい。
本発明に係る自動楽譜めくり機を含む、全体構成を示す概略図である。 本発明に係る自動楽譜めくり機を示す構成図である。 本発明に係る自動楽譜めくり機が、楽譜をめくる状態を表した図解図である。 本発明に係る自動楽譜めくり機の制御を示す機能ブロック図である。 本発明に係る自動楽譜めくり機の制御を示す機能ブロック図である。 本発明に係る自動楽譜めくり機の実施例示す図である。 本発明に係る自動楽譜めくり機の楽譜めくり処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動楽譜めくり機
2 ホルダー
3 固定棒
4 ページめくり棒
5 ストッパ
6 マイク
7 電源
8 スタートスイッチ
9 読み込みスイッチ
10 モータ
11 ワイヤ
12 プーリ
13 制御装置
14 入力端子
20 スキャナ
21 ディスプレイ
30 制御部
31 楽曲データ変換部
32 楽譜データ位置把握部
33 楽譜めくり部
40 記憶部
41 楽譜データ記憶部
42 楽曲データ記憶部
50 楽曲入力部
52 画像入力部
54 画像出力部
56 モータ駆動部
60 楽譜

Claims (5)

  1. 演奏される楽曲を認識し、前記演奏にあわせて演奏者が視認可能な位置に載置された楽譜を自動でめくる自動楽譜めくり機であって、
    前記演奏される楽曲の楽譜データをページ単位で予め記憶する記憶手段と、
    前記演奏される楽曲を入力する入力手段と、
    前記入力された楽曲を楽曲データに変換し、当該楽曲データに基づき前記記憶された楽譜データの演奏位置を算出する演奏位置把握手段と、
    前記算出された前記演奏位置に基づき、所定の条件で前記楽譜をめくる制御を行う楽譜めくり手段と、を備える自動楽譜めくり機。
  2. 前記記憶された楽譜データには、前記楽譜をめくる制御に必要なデータを有する楽譜めくり用のマークを含んでおり、
    前記所定の条件は、前記算出された前記演奏位置に前記楽譜めくり用のマークが存在するタイミングである、請求項1記載の自動楽譜めくり機。
  3. 前記楽譜めくり用のマークは、前記楽譜をめくる順番と、前記楽譜をめくる枚数を指定しためくりページ数とを有し、
    前記めくりページ数が負の値である場合には、当該値の分だけページが戻る、請求項2記載の自動楽譜めくり機。
  4. 前記所定の条件は、前記算出された前記演奏位置が前記楽譜データの残り1小節のタイミングである、請求項1記載の自動楽譜めくり機。
  5. 前記楽譜は電子化された楽譜データであり、
    前記自動楽譜めくり機は、前記電子化された楽譜データを表示する表示手段をさらに備え、
    前記楽譜めくり手段は、前記算出された演奏位置に基づき、所定の条件で前記電子化された楽譜データを前記表示手段に表示させる、請求項1乃至4のいずれかに記載の自動楽譜めくり機。
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