JP2008085523A - 映像表示システム、映像表示装置およびその設定変更方法 - Google Patents

映像表示システム、映像表示装置およびその設定変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の映像表示装置の設定情報の変更時にかかるコストや手間を軽減する。
【解決手段】制御端末(例えばリモートコントローラ3)は、送信要求キー34と、その操作に応じて第1の映像表示装置から送られてくる設定情報SDを受信する無線受信部32と、設定情報SDを記憶する記憶部31と、情報送信キー35と、それが操作されたときに記憶部31から読み出された設定情報SDを送信する無線送信部33とを有する。第1の映像表示装置に、リモートコントローラ3からの送信要求を受けて設定情報SDを無線により送信する無線送信部を有し、第2の映像表示装置は、リモートコントローラ3から送られてくる第1の映像表示装置の設定情報SDで既存の設定情報を変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、映像表示装置とその制御端末を有する映像表示システム、映像表示装置およびその設定変更方法に関する。
例えばホテルや旅館、病院などの客室あるいは病床ごとに設置された複数のテレビジョン(TV)受像機で、TV放送を視聴する構内TV配信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この構内TV配信システムは、映像のみを楽しみたい視聴者、音声のみを聞きたい視聴者の両方の便宜に対応して、映像表示の有無を個々のTV受像機で任意に設定可能にしたものである。
特開2004−48590号公報
ところで、複数のTV受像機を、同じ設定にする必要がある場合が存在する。
たとえばホテルや病院その他の、TV受像機を多数所有する施設では、宿泊客や患者が入れ替わるごとに個々のTV受像機の設定を元に戻すのは面倒なため、あるいは、ケーブル接続系統の変更を禁止する等の目的で、特定の操作ボタン(例えばメニューボタン)や複数系統の入出力端子等の幾つかを無効にしたい場合がある。
このような無効操作は通常ユーザが容易にできないものを含むため、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を用い、1台ずつ設定を行う必要があり、操作に時間と人手が多くかかる。
図1(A)および図1(B)に、設定方法の一例を示す。
図1(A)は、設定済みのTV受像機100Aから設定情報を読み出す場合を示す。まず、設定済みのTV受像機100Aの制御端子にコントロールユニット101を介してPC102を接続する。コントロールユニット101は複数の制御端子から送られる制御信号を、PC102の入力に適合した汎用ケーブルに適合させる変換機能を有する。設定済みTV受像機100Aの背面側の、通常ユーザが使用できないような場所に、複数の制御端子が設けられており、この複数の制御端子とコントロールユニット101を複数の制御信号ケーブル103で接続する。また、コントロールユニット101とPC102を汎用ケーブル104で接続する。そして、PC102の制御により、所定の設定情報SDを、それが設定済みのTV受像機100AからPC102に読み出す。このとき読み出す項目はPC102の操作で任意に選択できる。読み出した所定の設定情報SDはPC102に保存される。
図1(B)は、他のTV受像機の設定情報を変更する場合を示す。
所定の設定情報SDが保存されているPC102およびコントロールユニット101を、当該設定情報SDが未設定である他のTV受像機100Bの近くに運び、図1(A)と同様な接続を行う。この状態で、図1(B)に示すように、PC102の制御により、所定の設定情報SDをPC102からコントロールユニット101を介して未設定TV受像機100Bに送り、その既存の設定内容の一部または全部を設定情報SDで置き換える(例えば、上書きコピーする)。これにより、TV受像機100BはTV受像機100Aと、少なくとも所定の設定情報SDについては同じ状態となる。
この設定変更を、他のTV受像機に対しても繰り返し行う。
複数のTV受像機が客室や病室ごとに分かれていると、上述した設定変更方法では、TV受像機、コントロールユニットおよびPCを接続し直したりする必要があるため、手間が多くかかる。
即ち、TV受像機100Aから読み出した設定情報を別のTV受像機100Bにコピーするには、制御信号ケーブル103を繋ぎ直す必要がある。TV受像機100Bが壁に埋め込まれている場合などは、TV受像機側の、制御信号ケーブル103を接続する部分がユーザから隠れるように配置されていることがあるため、一度TV受像機100Bを設置場所から移動する必要があり、設定情報をコピーするために労力が必要である。
一方、複数のTV受像機の制御端子同士を予めケーブル等により接続しコンピュータ管理により一括して制御することも可能であるが、この方法はケーブルを壁に埋め込む等の費用がかかり、費用対効果の面で実用的でない。
本発明が解決しようとする課題は、設定情報の変更時にコストや手間がかからない映像表示システム、および、映像表示装置を提供することである。また、本発明が解決しようとする他の課題は、コストや手間がかからない映像表示装置の設定変更方法を提供することである。
本発明に係る映像表示システムは、第1および第2の映像表示装置と、前記第1の映像表示装置を無線により遠隔制御する制御端末と、を備え、前記制御端末は、前記映像表示装置の設定情報の送信要求を行う送信要求キーと、前記送信要求キーの操作に応じて前記第1の映像表示装置から送られてくる前記設定情報を受信する無線受信部と、前記設定情報を記憶する記憶部と、情報送信キーと、前記情報送信キーが操作されたときに前記記憶部から読み出された前記設定情報を送信する端末側の無線送信部と、を有し、前記第1の映像表示装置に、前記制御端末からの前記送信要求を受けて前記設定情報を無線により送信する無線送信部を有し、前記第2の映像表示装置は、前記制御端末から送られてくる前記第1の映像表示装置の前記設定情報で既存の設定情報を変更する。
本発明に係る映像表示装置は、表示装置本体と、無線により前記表示装置本体の遠隔制御を行う制御端末と、を備え、前記制御端末は、前記表示装置本体に設定情報の送出要求を行う送信要求キーを有し、前記表示装置本体は、前記設定情報を記憶する記憶部と、前記制御端末からの前記送出要求を受信する無線受信部と、前記送出要求に応じて前記記憶部から読み出される前記設定情報を前記制御端末に送信する無線送信部と、を有する。
本発明に係る他の映像表示装置は、表示装置本体と、無線により前記表示装置本体の遠隔制御を行う制御端末と、を備え、前記表示装置本体は、設定情報を無線により送信する無線送信部を有し、前記制御端末は、前記表示装置本体に前記設定情報の送出要求を行う送信要求キーと、前記送信要求キーの操作に応じて前記表示装置本体から送られてくる前記設定情報を受信する無線受信部と、前記設定情報を記憶する記憶部と、情報送信キーと、前記情報送信キーが操作されたときに前記記憶部から読み出された前記設定情報を送信する端末側の無線送信部と、を有する。
本発明では好適に、前記設定情報は、映像表示に関する機能の制限、音声に関する機能の制限、入出力に関する機能の制限、時間管理に関する機能の制限、メニューの有効と無効に関する制限の何れか一又は複数の制限の情報を含む。
本発明では好適に、前記設定情報は、前記映像表示装置あるいは前記制御端末に備える操作部を操作することによっては変更不可能な情報を含む。
上記構成によれば、(第1の)映像表示装置および他の(第2の)映像表示装置が無線による送受信が可能である。第1の映像表示装置に設定されている設定情報を無線により制御端末に送信する。この送信は、制御端末からの送信要求キーの操作により発せられる送信要求に基づいて行われ、制御端末は、送信されてきた設定情報を一旦、内部の記憶部に保存する。そして、制御端末は、その情報送信キーが操作されると、保存している設定情報を第2の映像表示装置に対して送信する。当該第2の映像表示装置は、その既存の設定情報を、送信されてきた設定情報で例えば書き換える(例えば、上書きコピーする)ことにより、既存の設定情報を第1の映像表示装置と同じ内容に変更する。
本発明に係る映像表示装置の設定変更方法は、一の映像表示装置の本体が設定情報を送信することを、無線により要求するステップと、前記送信の要求に応じ前記本体から送信される設定情報を受信し、受信側で保持するステップと、保持された前記設定情報により、前記一の映像表示装置以外の一または複数の他の映像表示装置の本体の設定情報を変更するステップと、を含む。
この方法では、無線により要求があると、一の映像表示装置の本体が、その設定情報を送信する。送信されてきた設定情報は、例えば他の映像表示装置、その他の無線通信の機能がある部分に保持され、この保持された設定情報により、前記一の映像表示装置以外の他の一または複数の映像表示装置の本体の設定情報を変更する。
本発明によれば、設定情報の変更時にコストや手間がかからない映像表示システム、および、映像表示装置を提供することができる。また、コストや手間がかからない映像表示装置の設定変更方法を提供することができる。
本実施形態に関わる映像表示システムは、複数(少なくとも2台)の映像表示装置と、複数の映像表示装置の何れかを遠隔制御するための制御端末とを有する。また、本実施形態に関わる映像表示装置は、映像表示装置本体と、その制御端末とを有する。
以下、映像表示装置が2台、即ち第1および第2の映像表示装置を備え、第1の映像表示装置に制御端末としてリモートコントローラを備える場合を例として、本実施形態を、図面を参照して説明する。
図2は第1の映像表示装置(本体)1のブロック図である。なお、第2の映像表示装置(本体)2も、この図2と同じ構成を有する。
図解する第1の映像表示装置1は、表示部11、記憶部12、無線受信部13、無線送信部14、入出力インターフェース(I/O)15、制御信号入出力部16、および、これらの各部を制御する制御部17を備える。
図2では制御部17以外の各部が、制御部17に直接接続されているが、各部をバスを介して制御部17に接続してもよい。また、映像または音声の処理回路、電源部、音声出力部、操作部等は図示を省略している。さらに、当該第1の映像表示装置1がTV受信機である場合の、チューナ部とその受信信号の処理回路も図示を省略している。
なお、映像表示装置についてTV受信機能の有無は問わない。例えば展示会場等に多数設置される映像表示装置は、TV受信機能を持たない映像モニタであることもあり、その場合も本発明が適用できる。
本実施形態において制御端末がリモートコントローラであるため、無線受信部13および無線送信部14は赤外線通信に対応する。
無線受信部13は、赤外光を受光する受光素子を含む。通常の遠隔操作の場合、当該遠隔操作のための赤外線通信規格により決められたコード(電気信号)により赤外光が変調されリモートコントローラから当該無線受信部13に送られる。この赤外光を受光素子が受光すると、受光素子における光電変換により変調前の元の電気信号が取り出される。制御部17またはその他の部分でコードが解読されて制御指令が判別される。これにより制御部17に当該第1の映像表示装置1の制御指令が与えられ、この制御指令に基づいて制御部17が、各部を制御する。
無線送信部14は、本実施形態で第1の映像表示装置1がリモートコントローラとの双方向通信を行うために設けられている。無線送信部14は、赤外光の発光素子(光変調素子)とその制御回路を含む。発光素子からは、電気信号により変調された赤外光が発せられる。
上記無線受信部13および無線送信部14は、制御指令(コマンド)の他に、データ(設定情報等)の送受信が可能である。設定情報については後述する。
表示部11は、CRT、液晶パネル等の表示デバイスと、その駆動回路を含む。表示部11の映像調整、即ち、明るさ調整、色合い等の色調整、有効表示領域の縦横比の変更などは、不図示の映像処理回路を制御部17が制御することにより実行できる。この実行指示は、後述するリモートコントローラまたは装置本体の操作部をユーザが操作することにより、制御部17に与えられる。
記憶部12は、設定情報その他のデータを保持する書き換え可能なメモリである。なお、記憶部12に書き換え可能なメモリ(RAM等)と読み出し専用メモリ(ROM等)を含む場合、設定情報は書き換え可能なメモリに保存される。
入出力インターフェース15は、映像、音声等を入力または出力可能な、複数系統(ここでは5系統)の入出力端子15Aを有する。入出力端子15Aから入力された映像または音声の信号は、制御部17の制御を受けて不図示の処理回路で処理され、映像表示、音声出力に供せられる。また、入出力端子15Aから、内部の映像・音声源(例えばチューナ処理回路)からの映像または音声の信号を外部に出力できる。さらに入出力インターフェース15から入力した信号を、中継のために外部に出力することもできる。
制御信号入出力部16は、当該第1の映像表示装置1の出荷調整時やメンテナンス時に制御信号を入出力するために設けられている。制御信号入出力部16は、例えば、第1の映像表示装置1の筐体の背面側で、ねじ止めされた蓋を外す場合のみ露出可能になっている。このためユーザは、制御信号入出力部16の制御端子16Aへのアクセスが容易にできない。
図3に、リモートコントローラ3のブロック図を示す。
図解するリモートコントローラ3は、記憶部31、無線受信部32、無線送信部33、送信要求キー34、情報送信キー35、および、これらの各部を制御する制御部36を備える。
図3では制御部36以外の各部が、制御部36に直接接続されているが、各部をバスを介して制御部36に接続してもよい。また、電源部、ならびに、送信要求キー34と情報送信キー35以外の操作キー等は図示を省略している。
無線受信部32は図2の無線受信部13と、無線送信部33は図2の無線送信部14と、それぞれ同じように構成されているため、ここでの説明を省略する。
記憶部31は、設定情報その他のデータを保持する書き換え可能なメモリである。なお、記憶部31に書き換え可能なメモリ(RAM等)と読み出し専用メモリ(ROM等)を含む場合、設定情報は書き換え可能なメモリに保存される。
送信要求キー34は、設定情報の送信要求を送信したいときにユーザによって操作される操作部の一種である。
情報送信キー35は、上記送信要求に応答して図2に示す第1の映像表示装置1が設定情報を送信し、これが記憶部31に記憶された後に、ユーザによって操作される操作部の一種である。
送信要求キー34および情報送信キー35は、ボタンやスライドスイッチ等、キーの形態は問わない。また、リモートコントローラ3に表示画面を有する場合、そのタッチパネル上のボタンであってもよい。
本実施形態において、設定情報には、ユーザによる変更が可能なものと、ユーザによる変更が不可能なものの双方を含む。
前者のユーザ変更が可能な設定情報としては、上述した映像表示に関する設定情報(色調整等の設定データ)、音声に関する設定情報(音量、音質等)、チャネル番号設定、時間設定(現在の時刻、タイマの時間とそのオンとオフ)等、通常のメニュー画面で変更可能なものすべてを含む。
また、ユーザ変更が不可能な設定情報としては、メニュー操作を無効にする制限、入出力端子15Aの幾つかを無効にする制限、音声調整範囲の制限(特に最大音量の制限)、電源オン時の音量の設定等を含む。
メニュー操作を無効とするのは、例えばホテルや病院等で、ユーザとしての宿泊客や患者が入れ替わったときに、前のユーザによる極端な色調整が行われ、あるいは画面の縦横比の変更が行われている場合があると苦情が発生するため、色調整等は初期設定のまま変更できないようにする要請に基づく。
また、入出力端子15Aの幾つかを無効にするのは、病院等では、例えば、TV放映時間を決めて患者がTVを見過ぎないようにする配慮がなされることがあるが、その場合でもAV機器を無断で持ち込んで鑑賞できないようにするためである。また、ホテルでは映像・音声ソースが入力できる端子を1系統に限定することにより、入力が勝手に変えられるのを防止する等の理由により、入出力系統の制限を行う。
さらに、最大音量を制限して他の客や患者への迷惑とならないようにする必要もある。また、第1の映像表示装置1が「電源オフ時の音量を保存して、次の電源オン時に保存した音量で音声を出力する」という仕様になっている場合、前の宿泊客や患者の操作によっては、電源オン時に大音量が出ることがある。これを防止するために、電源オン時には常に適切な所定音量に制限する必要もある。
次に、上述した映像表示システム(第1の映像表示装置1、第2の映像表示装置2およびリモートコントローラ3)における設定変更動作を、図4〜図6を用いて説明する。
まず、図に表れていない動作として、第1の映像表示装置1を、第2の映像表示装置2にコピーして反映すべき設定にする必要がある(事前設定)。この第1の映像表示装置1の設定情報に、前述したユーザ変更が不可能なものを含む場合、事前設定は、前述した図1のようにコントロールユニット101とPC102等を用いて、図2の制御信号入出力部16から設定情報を変更する必要がある。
ここで設定変更の具体的な方法の例を説明する。ここで説明する方法は、あくまでも一例であり、他の方法の採用も可能である。
図2に示す記憶部12の所定領域が、第2の映像表示装置2に反映すべき情報の記憶領域であるとする。この記憶領域に記憶されている設定情報は、前述した種々の設定に関する情報のうち特定のものに限定できる。この制御は、例えば、第1の映像表示装置1について、予め、図2の制御信号入出力部16を介して外部からPC102等で選別できる。
以下、事前設定において第1の映像表示装置1内の記憶部12の所定領域に記憶され、リモートコントローラ3に送信する予定の設定情報を“所定の設定情報”という。所定の設定情報は、前述したユーザ変更が可能な特定情報のみ、ユーザ変更が不可能な特定情報のみ、あるいは、その両方を含む、という3つのケースがあるが、本実施形態では、所望の特定情報の種類は第1の映像表示装置1に事前に設定された事前設定内容で決まるため、そのどのケースでもよい。
記憶部12の所定領域に新たに情報が記憶され、あるいは既に記憶されている情報が書き換えられた(例えば、上書きされた)時点で、自動的に、第1の映像表示装置1の設定に反映される。制御部17は、この所定領域内の情報に変更があると、新たな情報に基づいて表示部11に送る映像信号または音声信号を処理する処理回路に映像調整や音量調整の制限等を加え、あるいは、入出力インターフェース15の一部の入出力端子15Aを無効にするなど、情報の種類に応じた設定(多くの場合は機能の制限)の変更を行う。
この自動的に行われる設定の反映の仕方自身は、上記事前設定と、所定の設定情報を第2の映像表示装置2にコピーするコピー設定では同じである。
図4(A)は、第1の映像表示装置1とリモートコントローラ3との通信(情報読み出し動作のための通信)を示し、図4(B)は、コピー設定のための、リモートコントローラ3から第2の映像表示装置2への送信を示す。
図5は情報読み出し動作に関するフローチャートであり、同図(A)はリモートコントローラ3の動作、同図(B)は第1の映像表示装置1の動作を示す。
図6は、図5に続くコピー設定動作に関するフローチャートであり、同図(A)はリモートコントローラ3の動作、同図(B)は第2の映像表示装置2の動作を示す。
図4に示すように、リモートコントローラ3には、ボタン形式の送信要求キー34と情報送信キー35が配置されている。また、他の操作キー37や電源ボタン38もリモートコントローラ3に配置されている。
一方、第1の映像表示装置1(図4(A))、第2の映像表示装置2(図4(B))の各々は、その前面に無線受信部13の一部と、無線送信部14の一部が表出して赤外光の受光窓と出射窓が形成されている。
まず、図4(A)および図5を用いて、情報読み出し動作における、第1の映像表示装置1とリモートコントローラ3の通信について説明する。
リモートコントローラ3の送信要求キー34がユーザによって操作される(ステップST31)と、図3に示す制御部36が送信要求信号TRを発生し、または、記憶部31から送信要求信号TRを読み出して、無線送信部33に送る。無線送信部33は、送信要求信号TR(電気信号)により変調された赤外光を発光する。
赤外光(送信要求信号TR)は、図4(A)および図5に示す破線のように、リモートコントローラ3から第1の映像表示装置1に送られる(ステップST32)。
第1の映像表示装置1は、送信要求信号TRの受信を常時監視している(ステップST11)。ステップST11の判断が「Y」の場合のみ処理フローが次のステップに進み、「N」の場合はステップST11で受信待ちの状態となる。
送信要求信号TRを図2の無線受信部13が受信すると(ステップST12)、当該無線受信部13が赤外光から電気信号(送信要求信号TR)を取り出し、送信要求信号TRを図2の制御部17に送る。制御部17は、送信要求信号TRが入力されると、記憶部12の前記した所定領域に記憶されている“所定の設定情報SD”を読み出す。
そして、次のステップST14にて、読み出した“所望の所定情報SD”を図2の無線送信部14で赤外光に変換して、図4(A)および図5に実線で示すようにリモートコントローラ3に送信する。
リモートコントローラ3は、ステップST32で送信要求信号TRを送信した後、所定の設定情報SDの受信を常時監視している(ステップST33)。ステップST33の判断が「Y」の場合のみ処理フローが次のステップに進み、「N」の場合はステップST33で受信待ちの状態となる。
所定の設定情報SDを図3の無線受信部32が受信すると(ステップST33が「Y」となると)、無線受信部32は、所定の設定情報SDを制御部36に送る。
制御部36は、所定の設定情報SDを解析し(ステップST34)、記憶部31に記憶させる(ステップST35)。
なお、ステップST34の解析は、受信した所定の設定情報SDをそのまま記憶部31に記憶させる場合は不要としてもよいが、例えば、以下の場合に解析が必要である。
所定の設定情報SDには、第1の映像表示装置1の設定に関する情報に限らず、その付属品であるリモートコントローラ3の設定に関するものを含む場合がある。例えば、メニューを無効とする設定情報が所定の設定情報SDに含まれる場合は、この設定情報を第1の映像表示装置1のみに限らず、リモートコントローラ3にも反映させることが可能である。その場合、解析の結果得られたリモートコントローラ3に反映すべき設定情報をコピーして、記憶部31の所定領域に格納する。この所定領域に情報が格納されると、図2の記憶部12と同様に、その情報に基づく設定が自動的に行われる。よって、以後、リモートコントローラ3のメニュー操作は無効となる。本実施形態では、メニュー操作を無効としても、当該設定変更に必要な送信要求キー34と情報送信キー35はボタンとして配置されているので支障がない。
送信されてきた所定の設定情報SDが、図3に示す記憶部31に記憶されると、図5の情報読み出し動作が終了する。
次に、図4(B)および図6を用いて、コピー設定動作のための、リモートコントローラ3からの第2の映像表示装置2への送信について説明する。
リモートコントローラ3の情報送信キー35がユーザによって操作される(ステップST36)と、図3に示す制御部36が、記憶部31から所定の設定情報SDを読み出し(ステップST37)、無線送信部33に送る。無線送信部33は、所定の設定情報SD(電気信号)により変調された赤外光を発光する。
赤外光(所定の設定情報SD)は、図4(B)および図6に示す実線のように、リモートコントローラ3から第2の映像表示装置2に送られる(ステップST38)。
第2の映像表示装置2は、所定の設定情報SDの受信を常時監視している(ステップST21)。ステップST21の判断が「Y」の場合のみ処理フローが次のステップに進み、「N」の場合はステップST21で受信待ちの状態となる。
第2の映像表示装置2は、図2に示す第1の映像表示装置1と同じ構成を有する。よって、以後、第2の映像表示装置2内の各部も図2と同じ符号を用いて表記する。
第2の映像表示装置2内の無線受信部13が、所定の設定情報SDを受信すると(ステップST21の判断が「Y」となると)、当該無線受信部13が赤外光から電気信号(所定の設定情報SD)を取り出し、送信要求信号TRを制御部17に送る。制御部17は、入力した所定の設定情報SDを解析し(ステップST22)、記憶部12の所定領域に記憶させる(ステップST23)。この記憶により、記憶部12に新たに所定の設定情報SDが書き込まれ、あるいは、既存の情報が書き換えられ(例えば、上書きされ)、これにより当該第2の映像表示装置2の設定に反映されてコピー設定が完了する。
このコピー設定は、第1の映像表示装置1と同じ設定にしたい他の映像表示装置がある場合、それらの映像表示装置に対しても、上述した方法を繰り返すことによって実施される。
以上より、複数の映像表示装置を、同じ設定にする必要がある状況、例えばホテルの各部屋に設置するTV受像機を同じ設定にして、宿泊客が使用可能な項目を制限する設定を行うことや、複数のTV受像機を並べ同じ設定にする必要がある場合などにおいて、無線を用いたリモートコントローラ3からの簡単な操作(実質的には情報送信キー35の操作のみ)で、次々に、同じ設定を異なる映像表示装置にコピーできる。そのため、図1の方法と比較すると、配線や映像表示装置を動かす労力、PC102を操作する手間が省け、設定変更が大幅に容易になる。
ホテル、病院、展示会場に限らず、デパートなどの大型店舗やスポーツ施設等、様々な用途での多数の映像表示装置の設定変更に本発明を適用できる。設定情報は前述した種々の例に限らず、その用途に応じて、変更し選択できる。
以上は無線端末がリモートコントローラ3の場合で説明したが、赤外線通信以外の大容量が送れる空間光通信、あるいは、電波による無線通信(例えば無線LAN等)を利用したものでもよい。空間光通信の場合は無線端末と映像表示装置との通信路に遮るものがないように注意が必要であるが、電波の場合、映像表示装置自身に電波通信の送受信機能を有することから、第1の映像表示装置1と第2の映像表示装置2が無線端末を介さずに直接、所定の設定情報SDの送信を行ってもよい。
無線端末を用い、無線端末に一旦所定の設定情報SDを保存する場合に送信要求信号TRの送信を行ったが、映像表示装置同士が所定の設定情報SDを送受信する場合、送信先を指定して、ある映像表示装置から他の映像表示装置に所定の設定情報SDを送り、その受信先の映像表示装置で、所定の設定情報SDを保存すればよい。
設定を反映させる方法は、前述した、記憶部の所定領域に記憶するだけで設定が自動反映される方法に限定されない。
上記説明では設定情報のコピー元となる映像表示装置は第1の映像表示装置1、一台であったが、異なる設定にした複数の映像表示装置から、各設定を別々に、複数の映像表示装置にコピー設定してもよい。
さらに、無線端末にPC接続機能がある場合、無線端末にパーソナルコンピュータを接続して事前設定を当該無線端末の記憶部に対して行ってもよい。その場合、図1に示す方法のように、映像表示装置を動かして背面の制御端子への接続が不要なため、より労力が軽減される。この場合、異なる設定情報を複数の無線端末へ入力することが容易であり、上記設定を別々に複数の映像表示装置にコピー設定する場合に、特に適している。例えば、あるリモートコントローラに第1の設定を行い、他のリモートコントローラに第1の設定とは異なる第2の設定を行い、例えば100台ある映像表示装置の半分に第1の設定をコピーし、残りの半分に第2の設定をコピーすることも容易に実施できる。
その他、本発明を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)および(B)は、背景技術の設定方法の説明図である。 本実施形態に関わる第1(および第2)の映像表示装置のブロック図である。 本実施形態に関わるリモートコントローラのブロック図である。 (A)は情報読み出し動作時の通信の説明図、(B)はコピー設定のための送信の説明図である。 情報読み出し動作におけるリモートコントローラ側(A)と、第1の映像表示装置側(B)のフローチャートである。 コピー設定時におけるリモートコントローラ側(A)と、第2の映像表示装置側(B)のフローチャートである。
符号の説明
1…第1の映像表示装置、11…表示部、12…記憶部、13…無線受信部、14…無線送信部、15…入出力インターフェース、15A…入出力端子、16…制御信号入出力部、16A…制御端子、2…第2の映像表示装置、3…リモートコントローラ、31…記憶部、32…無線受信部、33…無線送信部、34…送信要求キー、35…情報送信キー、36…制御部、TR…送信要求信号、SD…所定の設定情報

Claims (9)

  1. 第1および第2の映像表示装置と、
    前記第1の映像表示装置を無線により遠隔制御する制御端末と、
    を備え、
    前記制御端末は、
    前記映像表示装置の設定情報の送信要求を行う送信要求キーと、
    前記送信要求キーの操作に応じて前記第1の映像表示装置から送られてくる前記設定情報を受信する無線受信部と、
    前記設定情報を記憶する記憶部と、
    情報送信キーと、
    前記情報送信キーが操作されたときに前記記憶部から読み出された前記設定情報を送信する端末側の無線送信部と、
    を有し、
    前記第1の映像表示装置に、前記制御端末からの前記送信要求を受けて前記設定情報を無線により送信する無線送信部を有し、
    前記第2の映像表示装置は、前記制御端末から送られてくる前記第1の映像表示装置の前記設定情報で既存の設定情報を変更する
    映像表示システム。
  2. 前記制御端末は、前記記憶部に前記設定情報が記憶されたときに、自身が持つ遠隔制御に関する設定を前記記憶された前記設定情報に従って変更可能である
    請求項1に記載の映像表示システム。
  3. 前記設定情報は、映像表示に関する機能の制限、音声に関する機能の制限、入出力に関する機能の制限、時間管理に関する機能の制限、メニューの有効と無効に関する制限の何れか一又は複数の制限の情報を含む
    請求項1に記載の映像表示システム。
  4. 前記設定情報は、前記映像表示装置あるいは前記制御端末に備える操作部を操作することによっては変更不可能な情報を含む
    請求項1に記載の映像表示システム。
  5. 表示装置本体と、
    無線により前記表示装置本体の遠隔制御を行う制御端末と、
    を備え、
    前記制御端末は、前記表示装置本体に設定情報の送出要求を行う送信要求キーを有し、
    前記表示装置本体は、
    前記設定情報を記憶する記憶部と、
    前記制御端末からの前記送出要求を受信する無線受信部と、
    前記送出要求に応じて前記記憶部から読み出される前記設定情報を前記制御端末に送信する無線送信部と、
    を有する映像表示装置。
  6. 表示装置本体と、
    無線により前記表示装置本体の遠隔制御を行う制御端末と、
    を備え、
    前記表示装置本体は、設定情報を無線により送信する無線送信部を有し、
    前記制御端末は、
    前記表示装置本体に前記設定情報の送出要求を行う送信要求キーと、
    前記送信要求キーの操作に応じて前記表示装置本体から送られてくる前記設定情報を受信する無線受信部と、
    前記設定情報を記憶する記憶部と、
    情報送信キーと、
    前記情報送信キーが操作されたときに前記記憶部から読み出された前記設定情報を送信する端末側の無線送信部と、
    を有する映像表示装置。
  7. 前記設定情報は、映像表示に関する機能の制限、音声に関する機能の制限、入出力に関する機能の制限、時間管理に関する機能の制限、メニューの有効と無効に関する制限の何れか一又は複数の制限の情報を含む
    請求項5または6に記載の映像表示装置。
  8. 前記設定情報は、前記映像表示装置あるいは前記制御端末に備える操作部を操作することによっては変更不可能な情報を含む
    請求項5または6に記載の映像表示装置。
  9. 一の映像表示装置の本体が設定情報を送信することを、無線により要求するステップと、
    前記送信の要求に応じ前記本体から送信される設定情報を受信し、受信側で保持するステップと、
    保持された前記設定情報により、前記一の映像表示装置以外の一または複数の他の映像表示装置の本体の設定情報を変更するステップと、
    を含む映像表示装置の設定変更方法。
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JP2008283372A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Sharp Corp プリセットデータ設定方法及び設定システム

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