JP2008055548A - Collet chuck - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、異なる径の被加工物をチャック保持できるコレットチャックに関するものである。 The present invention relates to a collet chuck that can hold workpieces having different diameters.
従来、旋盤装置の主軸台等に被加工物を把持する手段として用いられるコレットチャックは、一般に、筒状のホルダに割り形のコレットを、軸方向に進退可能に装着し、この進退動作に伴って拡縮するコレットによって被加工物をチャックするようにしている。
また、円筒状の被加工物を所定の位置に位置決め把持するために、コレットに段部を設け、この段部を被加工物のストッパとして用いており、被加工物をチャックしたときに、コレットの段差量で被加工物の突出量を固定するようにしている。
さらに、以下のようなコレットチャックがある。
Conventionally, a collet chuck used as a means for gripping a work piece on a headstock or the like of a lathe apparatus is generally equipped with a split collet mounted on a cylindrical holder so as to be movable back and forth in the axial direction. The workpiece is chucked by a collet that expands and contracts.
In addition, a step is provided on the collet to position and hold the cylindrical workpiece at a predetermined position, and this step is used as a stopper for the workpiece. When the workpiece is chucked, the collet The amount of protrusion of the work piece is fixed by the step amount.
Furthermore, there are the following collet chucks.
この文献におけるコレットチャックにおいては、工作物の突出量の調整を行うために、コレットチャックを、チャック本体とストッパとに分け、チャック本体が、工作物の位置決めを行うストッパ部と、ストッパ部を移動して位置決めするシャフト部とからなるストッパを内蔵している。ストッパ部の端面より凹ますことで、ストッパ面を形成するとしている。 In the collet chuck in this document, the collet chuck is divided into a chuck body and a stopper in order to adjust the amount of protrusion of the workpiece, and the chuck body moves the stopper and the stopper for positioning the workpiece. The stopper which consists of a shaft part to position is built in. The stopper surface is formed by being recessed from the end surface of the stopper.
このような構成のコレットチャックにおいては、工作機械の主軸に取り付けられたコレットチャックを主軸に対し前に押し出し、チャック本体の弾性部の弾性力により、チャック部を開き、開いたチャック部の中に工作物を挿入し、工作物の端面をストッパのストッパ部のストッパ面に当接させて位置決めする。そして、その状態でコレットチャックを跡に引くことでチャック部のテーパ面と主軸のテーパ面との作用によりチャック部を閉じて工作物を保持するようにしている。
そして、工作物の長さが変更され、ストッパの位置を変えるには、ストッパシャフト部とアジャストナットを固定している止めねじを締めて、シャフト部をアジャストナットに固定する。シャフト部に止めねじにより固定されているストッパ部はシャフトと一緒に移動し、位置決めされる。
In such a collet chuck, the collet chuck attached to the spindle of the machine tool is pushed forward with respect to the spindle, the chuck part is opened by the elastic force of the elastic part of the chuck body, and the chuck part is opened. The workpiece is inserted, and the end surface of the workpiece is positioned in contact with the stopper surface of the stopper portion of the stopper. In this state, the collet chuck is traced so that the chuck portion is closed by the action of the tapered surface of the chuck portion and the tapered surface of the main shaft to hold the workpiece.
In order to change the length of the workpiece and change the position of the stopper, the set screw fixing the stopper shaft portion and the adjustment nut is tightened to fix the shaft portion to the adjustment nut. The stopper portion fixed to the shaft portion by a set screw moves together with the shaft and is positioned.
さらにその他、従来のコレットチャック1は、図３に示すように、チャック本体部２と、駆動部３によって中心軸Ｏに沿って進退移動するチャック爪部４とからなり、チャック爪部４の内径は、図示するように、被加工物５の特定箇所の径に対応して、チャック爪部４の締め込み操作時、所定の径Ｌとなるように設定され、被加工物５をチャックするようにしていた。
Further, as shown in FIG. 3, the conventional collet chuck 1 includes a
そのため、外径寸法の異なる被加工物をチャックするためには、チャック爪部４を交換するか、または、チャック爪部４の把持面と被加工物間にスペーサを挿入することが必要であった。
従って、構造が複雑になり、コストアップは避けられないという課題があった。
本発明はこのような課題を改善するために提案されたものであって、異なる外径の被加工物でも、チャック爪部を交換する必要はなく、簡単な構造で、異なる外径の被加工物をチャック保持することができるようにした、コレットチャックを提供することを目的とする。
Therefore, in order to chuck workpieces having different outer diameters, it is necessary to replace the chuck claw portion 4 or insert a spacer between the gripping surface of the chuck claw portion 4 and the workpiece. It was.
Therefore, there is a problem that the structure becomes complicated and an increase in cost is inevitable.
The present invention has been proposed to improve such a problem, and it is not necessary to replace the chuck claw portion even with a workpiece having a different outer diameter. It is an object of the present invention to provide a collet chuck capable of holding an object by chucking.
上記の課題を解決するために、本発明における請求項１では、装置に装着するようにしたチャック本体部１１と、このチャック本体部１１には、駆動部１２により、チャック本体部１１に沿って、進退移動可能に支持した、被加工物Ｗを把持するチャック爪部１３とを備え、このチャック爪部１３は把持面を、異なる径の被加工物Ｗを把持可能とするべく、段差把持部１４として構成したことで、チャック爪部１３を交換する必要はなく、異なる外径の被加工物Ｗを把持することができる。
In order to solve the above problems, in claim 1 of the present invention, a chuck main body portion 11 to be attached to the apparatus, and the chuck main body portion 11 is moved along the chuck main body portion 11 by a
また本発明における請求項２では、前記段差把持部１４は、比較的径の大きい被加工物Ｗを把持する大径部１６と、比較的径の小さい被加工物Ｗを把持する小径部１７とを備え、これら大径部１６と小径部１７との間を、大径部１６および小径部１７の径に比較して大きな径の空間部１８として構成したことにより、把持する被加工物Ｗに、把持箇所の径よりも大きい径の箇所があっても、把持することができる。
Further, in the second aspect of the present invention, the
また本発明における請求項３では、前記チャック爪部１３における把持面の角度を、把持面の内径に対応して変更したことで、チャック爪部１３を締め込み操作した際に、把持面を被加工物Ｗに密接させ、被加工物Ｗを安定して把持することができる。
According to a third aspect of the present invention, the angle of the gripping surface of the
さらに本発明における請求項４では、前記チャック爪部１３における大径部１６は、チャック爪部１３の先端側に、小径部１７はチャック爪部１３の奥側に設け、前記大径部１６における把持面のテーパ度合いを、前記小径部１７における把持面のテーパ度合いに比較して小さく設定したことで、チャック爪部１３を締め込み操作した際に、大径部１６、小径部１７いずれにおいても、把持面を被加工物Ｗに密接させ、被加工物Ｗを略一定な力で把持することができる。
Further, according to a fourth aspect of the present invention, the
以下、本発明にかかるコレットチャックにつき、一つの実施の態様を示し、添付の図面に基づいて説明する。
図１にコレットチャック１０を示し、このコレットチャック１０は、コレットチャック１０のベースとなるチャック本体部１１を備えている。
このチャック本体部１１には、駆動部１２により、チャック本体部１１に沿って、進退移動可能に支持した、被加工物Ｗを把持するチャック爪部１３を設けている。
そしてこのチャック爪部１３には、把持面を、異なる径の被加工物Ｗを把持可能とするべく、段差把持部１４として構成している。
Hereinafter, an embodiment of the collet chuck according to the present invention will be described and described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows a
The chuck body 11 is provided with a
The
前記駆動部１２には、駆動源として、例えばエアーシリンダ（図示省略）により、進退動作するドローチューブ（図示省略）によって構成している。この場合、ドローチューブの先端を、前記チャック本体部１１の基端側に設けたドローチューブコネクター部１１Ｃに、螺着するようにしており、前記チャック本体を、軸Ｏに沿って進退駆動する構成である。
The
次に、前記チャック爪部１３は、前記チャック本体部１１の先端側に位置し、例えば３つのチャック爪部単体から構成している。
すなわち、前記チャック爪部１３は、前記チャック本体部１１の基端側のドローチューブコネクター部１１Ｃを支持部とし、このドローチューブコネクター部１１Ｃから先端側のチャック爪部１３にかけて複数のスリットＳを形成すると共に、軸Ｏに沿って、チャック爪部１３における前記段差把持部１４まで連通する空洞部Ｃを画成している。
このように構成することで、前記チャック爪部１３は、前記チャック本体部１１におけるドローチューブコネクター部１１Ｃを支持部として、それぞれのチャック爪部単体が、径方向に弾性変形可能に構成している。
Next, the
That is, the
With this configuration, the
そして前記チャック爪部１３は、先端側に向かって所定角度で拡開する形状としており、外周部に、軸Ｏに対して所定角度傾斜したテーパ部１３ａを設けており、このテーパ部１３ａを、主軸台Ｄに形成した、テーパ部１３ａに対応する先端コーン型ガイド孔１５に、進退可能に介装している。
The
また前記チャック爪部１３における段差把持部１４は、異なる径の被加工物Ｗを把持可能とするべく、比較的径の大きい被加工物Ｗを把持する大径部１６と、比較的径の小さい被加工物Ｗを把持する小径部１７とを備え、これら大径部１６と小径部１７との間に、大径部１６および小径部１７の径に比較して大きな径の空間部１８を設けている。
なお、前記チャック爪部１３における大径部１６はチャック爪部（１３）の先端側に、小径部１７を奥側に設け、大径部１６の把持面のテーパ度合いを、前記小径部（１７）における把持面のテーパ度合いに比較して小さく設定している（図２参照）。このことは、前記チャック爪部１３を、駆動部１２によって引き込み操作した場合、チャック爪部１３先端側の大径部１６は、奥側の小径部１７に比較して小さく変形するため、その変形量に応じて、前記被加工物Ｗとの接触角度が異なることによる。
これによって、前記チャック爪部１３を締め込み操作した際に、大径部１６、小径部１７いずれにおいても、把持面を被加工物Ｗに密接させ、被加工物Ｗを略一定な力で把持するようにしている。
Further, the
The large-
As a result, when the
次に、以上のような構成のコレットチャック１０におけるチャック本体部１１によってチャックすべき被加工物Ｗについて説明する。このチャックすべき被加工物Ｗとしては、前記コレットチャック１０の機能を説明するために、複数の径を有する外形丸材のものを用いている。すなわち、ここでは、被加工物Ｗは、図示するように、前記チャック爪部１３における段差把持部１４の大径部１６と小径部１７によって、それぞれ把持可能とする、第１部位Ｗａ，第２部位Ｗｂを有している。
Next, the workpiece W to be chucked by the chuck body 11 in the
本発明にかかるコレットチャック１２は、以上のように構成されるものであり、次に、その操作および作用について説明する。
今、被加工物Ｗのうち、比較的大径の第１部位Ｗａをチャックする場合は、先ず、チャック爪部１３の大径部１６の位置に、被加工物Ｗにおける、比較的大径の第１部位Ｗａをもたらすようにする。
The
Now, when chucking a relatively large-diameter first portion Wa of the workpiece W, first, at the position of the large-
次に、前記チャック本体部１１を、駆動部１２であるエアーシリンダを駆動してドローチューブを介し、軸Ｏに平行なＡに沿って移動させると、先端側に向かって所定角度で拡開する形状としたチャック爪部１３の外周部である、テーパ部１３ａは、主軸台Ｄに形成した先端コーン型ガイド孔１５に沿って、引き込まれていく。
このため、複数のチャック爪部１３は、チャック本体部１１の基端側のドローチューブコネクター部１１Ｃを支持部とし、それぞれのチャック爪部単体が、弾性的に且つ、縮径方向に変形していき、この結果、チャック爪部１３の大径部１６が縮径して、大径部１６の把持面を前記被加工物Ｗにおける第１部位Ｗａに密接させて、被加工物Ｗをチャックすることができるのである（図１、図２参照）。
Next, when the chuck main body 11 is moved along A parallel to the axis O through the draw tube by driving the air cylinder as the
For this reason, the plurality of
一方、被加工物Ｗのうち、比較的小径の第２部位Ｗｂをチャックする場合は、チャック爪部１３の小径部１７の位置に、被加工物Ｗにおける、比較的小径の第２部位Ｗｂをもたらすようにする。
そして、前記チャック本体部１１を、駆動部１２であるエアーシリンダを駆動してドローチューブを介し、軸Ｏに平行なＡに沿って移動させると、チャック爪部１３のテーパ部１３ａは、主軸台Ｄにおける先端コーン型ガイド孔１５に沿って、引き込まれていく。
このため、複数のチャック爪部１３は、チャック本体部１１の基端側のドローチューブコネクター部１１Ｃを支持部とし、チャック爪部１３の小径部１７が縮径して、大径部１６の把持面を前記被加工物Ｗにおける第２部位Ｗｂに密接させて、被加工物Ｗをチャックすることができるのである。
On the other hand, when chucking the second portion Wb having a relatively small diameter in the workpiece W, the second portion Wb having a relatively small diameter in the workpiece W is positioned at the position of the
When the chuck main body 11 is moved along the axis A parallel to the axis O through the draw tube by driving the air cylinder which is the driving
For this reason, the plurality of
なお、上述のような、複数の外径を有する被加工物Ｗをチャックする場合、被加工物Ｗの第１部位Ｗａと第２部位Ｗｂとの間に、例え、比較的径の大きい大径部１６よりも大径の部位があったとしても、段差把持部１４には、大径部１６と小径部１７との間に、さらに大きな径の空間部１８を設けてあるので、問題なくチャックすることができ、チャック爪部１３を交換する必要はない。
When chucking the workpiece W having a plurality of outer diameters as described above, for example, a large diameter having a relatively large diameter is provided between the first portion Wa and the second portion Wb of the workpiece W. Even if there is a portion having a larger diameter than the
以上のように、本発明では、チャック本体部１１に沿って、進退移動可能に支持した、被加工物Ｗを把持するチャック爪部１３は、把持面を、異なる径の被加工物Ｗを把持可能とするべく、段差把持部１４として構成したことで、チャック爪部１３を交換する必要はなく、異なる外径の被加工物Ｗを把持することができる。
As described above, in the present invention, the
さらに本発明では、前記チャック爪部１３における大径部１６はチャック爪部１３先端側に、小径部１７を奥側に設け、前記大径部１６における把持面のテーパ度合いを、前記小径部１７における把持面のテーパ度合いに比較して小さく設定した。
このように、大径部１６および小径部１７の把持面のテーパ度合いを変えたことで、前記チャック爪部１３を、駆動部１２によって引き込み操作した場合、前記大径部１６、小径部１７いずれの位置においても、把持面を被加工物Ｗに密接させることができるので、把持する力を略一定なものとして、安定して被加工物Ｗをチャックすることができる。
Further, in the present invention, the large-
As described above, when the
１０ コレットチャック
１１ チャック本体部
１１Ｃ ドローチューブコネクター部
１２ 駆動部
１３ チャック爪部
１３ａ テーパ部
１４ 段差把持部
１５ コーン型ガイド孔
１６ 大径部
１７ 小径部
１８ 空間部
Ｗ 被加工物
Ｓ スリット
Ｃ 空洞部
Ｗａ 第１部位
Ｗｂ 第２部位
DESCRIPTION OF
Claims (4)
このチャック本体部（１１）には、駆動部（１２）により、チャック本体部（１１）に沿って、進退移動可能に支持した、被加工物（Ｗ）を把持するチャック爪部（１３）と、
を備え、
このチャック爪部（１３）は把持面を、異なる径の被加工物（Ｗ）を把持可能とするべく、段差把持部（１４）として構成したことを特徴とするコレットチャック。 A chuck body (11) adapted to be mounted on the apparatus;
The chuck body (11) includes a chuck claw (13) for gripping the workpiece (W) supported by the drive unit (12) so as to be movable back and forth along the chuck body (11). ,
With
The chuck claw portion (13) is a collet chuck characterized in that the gripping surface is configured as a step gripping portion (14) so that a workpiece (W) having a different diameter can be gripped.
比較的径の小さい被加工物（Ｗ）を把持する小径部（１７）と、
を備え、
これら大径部（１６）と小径部（１７）との間を、大径部（１６）および小径部（１７）の径に比較して大きな径の空間部（１８）として構成したことを特徴とする請求項１記載のコレットチャック。 The step gripping part (14) includes a large diameter part (16) for gripping a workpiece (W) having a relatively large diameter,
A small diameter part (17) for gripping a workpiece (W) having a relatively small diameter;
With
The space between the large diameter portion (16) and the small diameter portion (17) is configured as a space portion (18) having a larger diameter than the diameters of the large diameter portion (16) and the small diameter portion (17). The collet chuck according to claim 1.
前記大径部（１６）における把持面のテーパ度合いを、前記小径部（１７）における把持面のテーパ度合いに比較して小さく設定したことを特徴とする請求項２または３記載のコレットチャック。 In the chuck claw portion (13), the large diameter portion (16) is provided on the tip side of the chuck claw portion (13), and the small diameter portion (17) is provided on the back side of the chuck claw portion (13).
The collet chuck according to claim 2 or 3, wherein the taper degree of the gripping surface in the large diameter part (16) is set smaller than the taper degree of the gripping surface in the small diameter part (17).
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006235122A JP2008055548A (en) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | Collet chuck |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2006235122A JP2008055548A (en) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | Collet chuck |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2008055548A true JP2008055548A (en) | 2008-03-13 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2006235122A Pending JP2008055548A (en) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | Collet chuck |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008055548A (en) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011235382A (en) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Citizen Holdings Co Ltd | Chuck device including a plurality of gripping parts |
| KR102454471B1 (en) * | 2021-10-20 | 2022-10-14 | 베스트모션 주식회사 | Collet chuck capable of fixing outer and inner diameters |
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2006
- 2006-08-31 JP JP2006235122A patent/JP2008055548A/en active Pending
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