JP2007506366A - パワーアンプに対するデジタル・プレディストーション - Google Patents
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Abstract
高電力でアンプのひずみを補償するために無線周波数(RF)パワーアンプに適用された入力信号を前置補償する装置と、それに対応する方法である。RFアンプ入力信号と出力信号は、連続してモニタリングされ、差信号がRF位相弁別器において生成される。差信号はデジタル形式に変換され、観測されたRF入力電力の各値に対し、RFアンプのゲイン圧縮の値とRF出力位相の値の移動平均の形でルックアップテーブルに格納される。プレディストータ・モジュールは、これらの値を回復し、補償するために、RFアンプの入力を前置補償する。
Description
本発明は、一般にアンプと、更に詳しくは、通信システム、例えば双方向通信システムの基地局で用いられる、パワーアンプに関する。
(本発明の背景)
典型的な無線周波数(RF)送信機の電力増幅ステージは、ピーク容量周辺で動作する場合、非線形に挙動することがよく知られている。アンプは、低電力では線形の動作領域を有する。すなわち、低電力の入力と出力では、出力信号の電力は入力信号の電力に対して線形性を有する。アンプがより高い電力レベルで動作する場合、出力電力と入力電力に関係したグラフは「ドロップオフ」(drop off)特性を示し、出力電力は入力電力に対して線形性を有さなくなる。
典型的な無線周波数(RF)送信機の電力増幅ステージは、ピーク容量周辺で動作する場合、非線形に挙動することがよく知られている。アンプは、低電力では線形の動作領域を有する。すなわち、低電力の入力と出力では、出力信号の電力は入力信号の電力に対して線形性を有する。アンプがより高い電力レベルで動作する場合、出力電力と入力電力に関係したグラフは「ドロップオフ」(drop off)特性を示し、出力電力は入力電力に対して線形性を有さなくなる。
この問題に対する単純な解決策は、飽和点(saturation point)より下の線形領域においてのみ動作するパワーアンプを要求することである。この様式のパワーアンプを断念すると、所与の出力電力を達成するには、より大きく、より高電力かつ高価な装置が必要となる。また、アンプを線形領域で動作させることを断念したとしても、ある程度位相変調に依存した変調スキームがいつ用いられるかに関係した位相のひずみに関する問題が、依然として存在し得る。
このため、アンプの設計者は、非線形領域での動作を特徴付けるひずみを補償する様々な技術について考案してきた。既知の技術の一つは、技術的にはアンプ入力のプレディストーションを用いる。Leyendeckerに対して公布された米国特許第5,867,065号は、ページャで用いられる線形送信アンプに対する、プレディストーション技術について公開している。Leyendecker送信機でのプレディストーションは、デジタルに変調され、ベースバンド周波数にある入力信号に実行される。前置補償された信号は中間周波数にアップコンバートされ、パワーアンプの入力となるRFキャリアを変調させるために用いられる。アンプ出力の一部は、プレディストーション工程で使用するためキャリアから復調され、再びベースバンドにダウンコンバートされる。このプレディストーション技術は、少なくとも一つの局部発振器を必要とし、アップコンバートと、ダウンコンバートと、変調および復調を維持するために、フェーズ・ロックド・ループ(phase locked loop)のような制御回路を必要とする。このため、ベースバンド内にある信号のデジタル・プレディストーションを補助するのに必要な回路は、比較的複雑になる。更に、特定のデジタル・プレディストーション工程は、使用されているデジタル変調のタイプに依存する。
本発明の目的は、局部発信器やタイミング回路のような複雑な補助コンポーネントを必要としないパワーアンプのプレディストーションに関する、遥かに単純な技術を提供することである。関連した目的は、使用されているデジタル変調の特定のタイプに依存しないプレディストーション技術を提供することである。
(発明の概要)
本発明は、ベースバンドよりも搬送周波数で前置補償を適用するパワーアンプの直接的なプレディストーションに係る、方法と装置に関する。手短かつ概略的に述べると、本発明の方法は、送信信号を増幅するためにアンプが用いられている搬送周波数(RF)において、パワーアンプの入力電力と出力電力とを比較する。
本発明は、ベースバンドよりも搬送周波数で前置補償を適用するパワーアンプの直接的なプレディストーションに係る、方法と装置に関する。手短かつ概略的に述べると、本発明の方法は、送信信号を増幅するためにアンプが用いられている搬送周波数(RF)において、パワーアンプの入力電力と出力電力とを比較する。
更に具体的には、本発明の装置は、2つの入力信号の間の位相と振幅の差を示す出力信号を生成するRF位相弁別器と、RFアンプ入力の一部を第1の入力信号として上記RF位相弁別器に接続する手段と、RFアンプ出力の一部を第2の入力信号として上記RF位相弁別器に接続し、RFアンプ出力のうち上記接続された部分を上記RFアンプ入力と比較するためにスケール(scale)する手段と、上記RF位相弁別器によって生成された差信号をデジタル形式に変換するアナログ−デジタル変換器とを備える。上記の装置はまた、上記差信号からゲイン圧縮とRFアンプ出力位相の対応値を導き出す計算モジュールと、RFアンプ入力の一部をアナログ−デジタル変換器に接続し、RFアンプ入力値をデジタル形式で導き出す手段と、RFアンプ入力の値をゲイン圧縮とRFアンプ出力位相の各々に関連して格納するデジタルメモリと、上記格納されたゲイン圧縮とRFアンプ出力の位相の値に基づいて上記RFアンプ入力の振幅と位相を調整し、RFアンプのひずみを補償するアンプ・プレディストータ(predistorter)とを備える。
新しい方法という観点で述べると、本発明は、RFアンプ入力の一部を第1の入力信号としてRF位相弁別器に接続するステップと、RFアンプ出力の一部を第2の入力信号として上記RF位相弁別器に接続し、上記RFアンプ入力と比較できるように上記RFアンプ出力をスケールすることを含むステップと、上記第1および第2の入力信号の間の位相と振幅の差を示す情報を含む出力信号を上記RF位相弁別器内に生成するステップとを含む。上記の方法は、更に、上記RF位相弁別器の出力差信号をアナログ−デジタル形式に変換することと、デジタル差信号からRFアンプ・ゲイン圧縮とRFアンプ出力位相の対応値を計算することとと、RFアンプ入力の値をアンプ・ゲイン圧縮とアンプ出力位相の各々に関連してルックアップテーブルに格納することと、上記格納されたゲイン圧縮の値と所望のRFアンプ入力の値に関連したアンプ出力位相とに基づいて上記RFアンプ入力を同じ振幅と位相に前置補償すること(predistorting)とを含む。好ましくは、これらの格納された値は移動平均(running average)であり、したがって、選択された期間に測定されたひずみを表す。したがって、例えばコンポーネントの使用年数または環境に関する状況を背景として上記アンプに適用されるプレディストーションの度合いは、アンプ変更に適合する。
上述から、従来用いられていたアンプのプレディストーション技術に対し、本発明が顕著な進歩を示すことが認識され得る。特に、本発明は、RFアンプ入力信号と出力信号の測定結果に基づいてプレディストーション・パラメータを計算することにより、アンプのひずみを補償する。このため、本技術は実装することが比較的容易であり、用いられる変調の形式に依存しない。添付の図面と合わせることで、以下に続く詳細な記述から、本発明に関するその他の局面と利点を明白に理解し得る。
(好ましい実施形態に関する記述)
説明のための図面に示されているように、本発明は、無線周波数(RF)送信機に対するパワーアンプに使用されるプレディストーション技術に関する。パワーアンプは、入出力電力が比較的低い場合の動作を規定する一般線形特性の外で動作するとき、出力の位相と振幅の両方において所望しないひずみを受ける。入力信号のプレディストーションは、線形領域内でのアンプの動作を拡張した解決策として提唱されてきた。米国特許第5,867,065号は、ベースバンド周波数での入力デジタル信号と出力デジタル信号を比較する、プレディストーション技術について公開している。このアプローチは、局部発振器と、ダウンコンバータと、入力信号と比較するためにRF出力信号をもとのベースバンドに変換するための復調器とを含む複雑な補助回路とを必要とする。
説明のための図面に示されているように、本発明は、無線周波数(RF)送信機に対するパワーアンプに使用されるプレディストーション技術に関する。パワーアンプは、入出力電力が比較的低い場合の動作を規定する一般線形特性の外で動作するとき、出力の位相と振幅の両方において所望しないひずみを受ける。入力信号のプレディストーションは、線形領域内でのアンプの動作を拡張した解決策として提唱されてきた。米国特許第5,867,065号は、ベースバンド周波数での入力デジタル信号と出力デジタル信号を比較する、プレディストーション技術について公開している。このアプローチは、局部発振器と、ダウンコンバータと、入力信号と比較するためにRF出力信号をもとのベースバンドに変換するための復調器とを含む複雑な補助回路とを必要とする。
本発明に従えば、RFパワーアンプは、アンプの動作周波数において、プレディストーションを直接的に受ける。アンプ出力を異なる周波数に変換することが避けられるため、結果として、回路は比較的単純になる。追加的な利点は、上記プレディストーションがRF(キャリア)レベルで実行されるため、入力信号がアンプに到達するまでに用いられる変調のタイプに本技術が全く依存しないと言うことである。更に別の利点は、例えばコンポーネントの使用年数や環境に関する状況の変化によって発生する可変性のアンプ・パラメータに、本プレディストーション技術が自動的に適合すると言うことである。
図面に示されているように、本発明の回路は、図中左の矢印12に示されているRF入力とRF出力14とを有する、RFパワーアンプ10につながれている。上記RF入力は、一般的にボックス16で示されるように、あるタイプの変調を受ける。用いられる変調の具体的なタイプは、本発明とは完全に無関係である。変調器16から出る直線18の信号は、増幅後に上記信号をリモート位置に送信するために使用され得るキャリア周波数内にある、RF信号である。直線18のRF信号は、アンプ10に入力する前に、RF信号の振幅と位相を変化させるプレディストータ20による処理の対象になる。その後、直線22の前置補償された信号は、パワーアンプ10への入力となる。
直線14のRF出力信号は、方向性結合器24によってサンプリングされ、直線26を介して位相弁別器30に送信される。直線22に示されるパワーアンプ10への入力信号は、第2の方向性結合器32によってサンプリングされ、直線34を介して入力サンプルを再び分裂させる別の方向性結合器36に送信される。入力された電力信号のサンプリングされた部分は、直線38を介して第3の方向性結合器36から位相弁別器30に送信される。その後、上記位相弁別器30は、振幅と位相を比較されることになる2つの入力信号を直線38と26において受信する。いくつかの位相弁別器では、これらの入力は各々参照入力ないしはテスト入力と呼称される。
方向性結合器24は、RF出力を表す直線14上でRF出力信号を弱め、アンプ10のゲインをリバース(reverse)するように設計される。言い換えると、サンプリングされたRF入力信号と出力信号は、アンプのひずみがない場合、振幅と位相に関して完全に一致する。位相弁別器30は、直線38と26にそれぞれ提供された、アンプRF入力信号と出力信号を比較し、出力を表す直線50と52にI出力信号とQ出力信号をそれぞれ生成する。上記I出力信号とQ出力信号は、任意の瞬間でのRF入力信号と出力信号との間の差を表すベクトルである。
位相弁別器30は、同じ周波数を有する2つの入力信号を比較し、振幅と位相の差に関する情報を含む出力を生成する、従来の任意のコンポーネントであってよい。例えば、Anaren Microwave, Inc., East Syracuse, NewYorkによって製造されている、20750シリーズの位相コンパレータが適切であり得る。上記20750シリーズの位相コンパレータは、入力信号の大きさと2つの入力信号の位相角の差の正弦との積、および、入力信号の大きさと2つの入力信号の位相角の差の余弦との積にそれぞれ比例する、I出力とQ出力とを生成する。このため、本発明の装置からの上記I出力とQ出力は、振幅の大きさの差に関する情報をただ間接的に含む。一方、上記振幅の大きさの差は、入力信号の一つが単独に知られている場合に計算され得、このことは以下で議論される。
直線50と52のI出力信号とQ出力信号は、アナログ−デジタル(A/D)変換器60に対してパラレルに適用される。また、変換器60への第3のパラレル入力として、直線62の第3の方向性結合器36から得られたRF入力信号のサンプルが適用される。このため、上記A/Dコンバータ60は、3つのデジタル化された出力を周期的に生成する。位相弁別器30から導かれたI出力信号とQ出力信号は直線64と66に、RFアンプ出力信号は直線68に変換される。
ブロック70に示される計算モジュールは、これら3つの量からゲイン圧縮と出力位相に関する値を導き出す。ゲイン圧縮、または圧縮されたゲインとは、ひずみによって引き起こされたアンプ・ゲインの低下のことである。これは通常、小さな信号をアンプの線形領域に増幅させたときに得られるゲインに対する、信号に起因する大きなひずみが存在する場合の実際のゲインの比として表される。測定された出力信号POUTは、入力信号PINと比較できるように規格化(normalized)またはスケールされるため、比POUT/PINは圧縮の尺度を提供することになる。比が1になる場合、ゲイン圧縮は存在せず、アンプは線形領域内で動作する。勿論、スカラー値のPOUTは、PINの値とPINおよびPOUTの間の差のI,Q成分の値とから決定され得る。これにより、上記圧縮は容易に決定される。同様に、RF出力信号POUTの位相角は、PINの値とPINおよびPOUTの間の差のI,Q成分とから決定され得る。
位相弁別器30からのI出力とQ出力がPINとPOUTとの差よりもPINとPOUTの積に比例する場合、POUTのスカラー値は、まずはI成分とQ成分、およびPINの値から計算される。このことは、計算ブロック70への直線68の入力からは、独立に知られることである。このようにして、比POUT/PINは、上記で議論されたように、圧縮の尺度を提供する。
直線72と74で示される圧縮と位相出力の値は、直線76で示されるPINの対応値と共に、選択されたルックアップテーブル78に格納される。更に詳しくは、中に入ったPINに対する圧縮と位相出力は、移動平均として格納される。圧縮と位相出力に対する移動平均は、記録されたPINの全特定値の例に対して計算され得、または、更に好ましくは、先のn個の例に対して上記平均が計算され得る。ここに、nは前もって選択された数である。これにより、上記ルックアップテーブル78は、各PIN値の多数の例の各々に対するゲイン圧縮と出力位相角とに関する評価を含む。更に、これら格納された移動平均は、回路パラメータが時間または気温に伴って変化する場合には、自動的に調整される。
ルックアップテーブル78は、そのようなテーブルのセットのうちの一つであり得、セット内の各テーブルはアンプ10の異なる動作周波数に対して用いられる。例えば、上記アンプが異なるキャリア周波数で動作している多重の通信チャンネルと協働するために異なるキャリア周波数に切り替えられる場合、ルックアップテーブルへの格納経路とルックアップテーブルからの回復経路は、ルックアップテーブルのセット78の異なるパラレルなテーブルにアクセスするために調整される。
プレディストータ20の機能とは、PINの各値に対するゲイン圧縮と出力位相に関する蓄積されたヒストリに従って、RF入力信号の振幅と位相を調整することである。プレディストータ20は、PINの実際の値を用いて適切なルックアップテーブル78をアドレス指定し、圧縮と出力位相に対応する移動平均を回復する。これらの値は、否定的な意味で入力信号に適用される。圧縮が比POUT/PINの形で格納される場合、PINは、これに逆比POUT/PINを乗じ、ルックアップテーブル78から回復された出力位相角の量だけ位相シフトすることによって、前置補償される。
上述から、プレディストータ20が線形領域の外でアンプ10を動作させたことに起因するいかなるひずみをも効率的に補償することが理解される。ルックアップテーブル78は、入力電力の各値に対して過去に得られたディストーション・パラメータ(distorsion parameter)に関する、統計的な平均値を蓄積する。ルックアップテーブル78に格納されたルックアップ・パラメータは、上記アンプ10のひずみの挙動を反映するため、気温または使用年数による影響によってアンプの特性がゆっくりと変化するのに伴い、上記パラメータは自動的に調整される。説明のため、本発明の特定の実施形態が詳細に記述されてきたが、様々な変更が本発明の精神と目的から逸れずに構成され得ることが理解される。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲による限定を除いて制限され得ない。
Claims (14)
- 無線周波数(RF)パワーアンプに適用された入力信号を前置補償する装置であって、
2つの入力信号の間の位相と振幅の差を示す出力信号を生成するRF位相弁別器と、
RFアンプ入力の一部を第1の入力信号として該RF位相弁別器に接続する手段と、
RFアンプ出力の一部を第2の入力信号として該RF位相弁別器に接続し、該RFアンプ出力のうち接続された部分を該RFアンプ入力と比較するためにスケールする手段と、
該RFコンパレータから生成された差信号をデジタル形式に変換するアナログ−デジタル変換機と、
ゲイン圧縮とRFアンプ出力位相に対応する値を差信号から導き出す計算モジュールと、
該RFアンプ入力の一部をアナログ−デジタル変換機に接続し、RFアンプ入力値をデジタル形式で導き出す手段と、
RFアンプ入力の値をゲイン圧縮とRFアンプ出力位相の各々に関連して格納するデジタルメモリと、
該格納されたゲイン圧縮とRFアンプ出力の位相の値に基づいてRFアンプ入力の振幅と位相を調整し、RFアンプのひずみを補償するアンプ・プレディストータと
を備える、装置。 - 前記RF位相弁別器が、
前記アンプ入力信号と前記アンプ出力信号の各々から引き出された第1と第2の入力を受信する第1と第2の入力端子と、
位相差と振幅差に関する情報を含む同位相(I)の出力信号と直交信号(Q)の出力信号を出力する第1と第2の出力端子と
を備える、請求項1に記載の装置。 - 前記アナログ−デジタル変換器がパラレル入力としてIコンポーネントとQ出力信号を受信し、これら差信号のデジタル形式での対応物を生成する、請求項2に記載の装置。
- 前記RFアンプ入力の一部をRFアンプ入力のデジタル形式での対応値を生成するアナログ−デジタル変換器の第3のパラレル入力に接続する手段を更に備える、請求項3に記載の装置。
- 前記デジタルメモリが、RFアンプ入力値と、アンプ・ゲイン圧縮およびアンプ出力位相に対応する値とを格納するデータフィールドを有する、ルックアップテーブルと、
RFアンプ入力の実際の値に基づいて該ルックアップテーブルにアクセスし、アンプ・ゲイン圧縮およびアンプ出力位相の対応値を補償する手段を含むアンプ・プレディストータと
を備える、請求項4に記載の装置。 - 前記アンプ・ゲイン圧縮とアンプ出力位相の値が移動平均として前記ルックアップテーブルに格納され、これにより、振幅のひずみ特性のいかなる変化も該ルックアップテーブルに自動的に反映され、前記プレディストーションに適用される、請求項5に記載の装置。
- 前記デジタルメモリが、各々が異なるRFアンプ動作周波数に対応している追加的なルックアップテーブルを備える、請求項5に記載の装置。
- 無線周波数(RF)パワーアンプに適用された入力信号を前置補償し、アンプのひずみを補償する方法であって、
RFアンプ入力の一部を第1の入力信号としてRF位相弁別器に接続するステップと、
RFアンプ出力の一部を第2の入力信号として該RF位相弁別器に接続し、該RFアンプ入力と比較できるように該RFアンプ出力をスケールすることを含むステップと、
該第1および該第2の入力信号の間の位相と振幅の差を示す出力信号を該RF位相弁別器内に生成するステップと、
RFコンパレータ出力差信号をアナログ−デジタル変換器内でアナログ形式からデジタル形式に変換するステップと、
デジタル差信号からRFアンプ・ゲイン圧縮とRFアンプ出力位相の対応値を計算するステップと、
RFアンプ入力の値をアンプ・ゲイン圧縮とアンプ出力位相の各々に関連してルックアップテーブルに格納するステップと、
該格納されたゲイン圧縮の値と所望のRFアンプ入力の値とに関連したアンプ出力位相に基づいて、該RFアンプ入力を同じ振幅と位相に前置補償するステップ
とを含む方法。 - 前記差信号をデジタル形式に変換するステップが、アナログ−デジタル変換器へのパラレル入力信号としてRF位相弁別器からの同位相(I)の差信号と直交信号(Q)の差信号を受信することと、該差信号のデジタル形式での対応物を生成することを含む、請求項8に記載の方法。
- RFアンプ入力の一部を前記アナログ−デジタル変換器の第3のパラレル入力に関連付けることと、
該RFアンプ入力のデジタル形式での対応物を生成すること
とを更に含む、請求項9に記載の方法。 - 前記格納するステップが、前記RFアンプ入力に対するデータ値と、前記アンプ・ゲイン圧縮および前記アンプ出力位相の対応値を前記ルックアップテーブルに格納することを含み、
前記前置補償するステップが、RFアンプ入力の実際の値に基づいて該ルックアップテーブルにアクセスすることと、アンプ・ゲイン圧縮およびアンプ出力位相の対応値を補償することとを含む、
請求項10に記載の方法。 - 前記格納するステップが、前記アンプ・ゲイン圧縮および前記アンプ出力位相の移動平均を格納することを含む、請求項11に記載の方法。
- 前記デジタルメモリが、各々が異なるRFアンプ動作周波数に対応している追加的なルックアップテーブルを備え、前記格納するステップが、RFアンプ周波数に基づいてルックアップテーブルを選択することと、前記RFアンプ入力と前記アンプ・ゲイン圧縮と前記アンプ出力位相に対して選択したルックアップテーブルを格納することとを含む、請求項11に記載の方法。
- 前記の前置補償するステップが、アンプのひずみにおいて対応する変化を引き起こす、アンプ特性の変化を、自動的に補償することを含む、請求項8に記載の方法。
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