JP2007316760A - 項目選択装置、コンピュータプログラムとその記録媒体、及び情報処理装置 - Google Patents

項目選択装置、コンピュータプログラムとその記録媒体、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多機能化に対処しながら、複数の項目のうちの任意の項目を容易に選択できる項目選択装置を提供する。
【解決手段】表示装置一体型タッチパネル46とともに用いられる項目選択装置を含む携帯電話機30は、リング状の入力領域60に、複数の文字群の代表文字を表示する処理部と、表示装置一体型タッチパネル46上の代表文字の位置が指定されたことに応答して、この代表文字により代表される文字群に属する文字を、入力領域60に表示する処理部と、この後、ある文字までドラッグ位置が移動してドラッグが解除されたときに、ドラッグが解除された位置の文字を入力文字とする処理部とを含む。
【選択図】 図1

Description

この発明は情報処理装置と情報処理装置におけるユーザインターフェイスとに関し、特に、携帯電話機など、その筐体に比して多くの機能を備えた情報処理装置において、文字、メニュー項目等の項目を効率よく選択するためのユーザインターフェイスの改良に関する。
最近の携帯電話機の性能の進歩、特にその多機能化は著しく、もはや電話機と呼ぶよりは、携帯型のコンピュータと呼ぶほうがふさわしい。携帯電話機には、電話機能に加えて、時計、電卓、ゲーム機能が備えられ、さらにインターネットアクセス機能も備えられている。そのために、携帯電話機は、フルブラウザ、電子メールなどのアプリケーションを稼動させるプラットフォームとしても動作する。GPS(Global Positioning System)機能、音楽のダウンロード及び再生機能等を備えたものもあり、携帯電話機はまさに人間の生活の全ての局面において欠くことのできない装置となりつつある。
携帯電話機のこのような進歩は、ハードウェア、ソフトウェアを含めた電子技術の進歩によるところが大きい。特に、高性能なCPU(Central Processing Unit)及びメモリを非常に小さなチップとして実現する半導体技術の進歩によって、小型でありながら高性能な携帯電話機が可能になったということができる。
このように、もはや単なる電話機ではなく、携帯型情報端末とも呼ぶべき携帯電話機であるが、依然として解決すべき課題が存在している。最も大きな問題は、人間とのインターフェイス、特に情報の入力インターフェイスである。携帯される装置であるため、携帯電話機はあくまで小型でなければならない。例えば、洋服のポケットに入らないような大きさのものはもはや消費者に受け入れられず、仮にポケットに入る大きさでも、ある程度以上よりも大きな厚みを持つものも消費者に受け入れられないだろう。ところが、このように装置が小型化されるにしたがい、情報の入力が難しくなるというやっかいな問題がある。
コンピュータの場合であれば、多数のキーを備えたキーボードを用いて高速に情報を入力できる。しかし携帯電話機の場合、装置の物理的大きさによる制約のため、多数のキーを設けることが困難である。あまり多くのキーを設けると、指の大きさとの関係で入力がしづらくなる。キーを大きくすると、筐体も大きくしなければならない。
現状では、電話をかける際には電話番号を入力する必要があるため、携帯電話機にも、過去の電話機と同様、0〜9の数字ボタンと特殊機能ボタン(例えば*ボタンと#ボタン)とが設けられている。一方で、前記したように携帯電話機には多数の機能が備えられているため、テキストを入力する機会が多い。したがって、テキスト入力の機能も必要である。しかし、テキスト入力のためのキーは通常は単独では設けられていない。一般的には、数字キーに複数のテキスト文字を割当てることで、テキストの入力を行なっている。
例えば、テキスト入力画面では、「1」キーに「あ」行のかな文字を割当て、「1」キーを連続して押すことで、あ行のかな文字を順に表示する。他の数字キーを操作すると、そのときに表示されていた文字が入力文字として決定される。こうして複数の文字を入力した後、「変換」キーを押すことで、入力されたかな文字列が漢字に変換される。このように一つのキーに複数の文字を割当て、そのキーを連続して押すことで、そのキーに割当てられた文字を順番に表示して文字を入力する方式を、本明細書では「連続打鍵方式」と呼ぶことにする。
特開2005−258653号公報
しかし、日本語の場合、連続打鍵方式では、「あかさたな」など、50音の各行の先頭文字については一度の打鍵で入力できるが、それ以外の文字を入力するためには、キーを複数回打鍵しなければならない。特に「は」行など、関連の音が多数ある場合には、一つの音を入力するために10回以上も打鍵しなければならない可能性があり、入力に支障を来たす。これを避けるために、濁音、半濁音などを別のキーに割当てるようにすると、キーの数が増えてしまうという問題がある。
こうした問題に対処するために、例えば特許文献1に開示された文字入力システムのように、2回の打鍵によって所望の文字の入力を可能とするものが提案されている。特許文献1に開示のシステムは、複数の文字を複数の文字群に分割し、各文字群に代表文字を定める。文字入力の開始時には、代表文字群を表示させ、代表文字の一つが選択されると、その代表文字により代表される文字群を表示させる。表示された文字群の中から一つの文字を選択させる。こうすることで、2回の選択で所望の文字が入力できる。
ところで、今後、携帯電話機の機能はますます多様化することが予測され、多機能化と入力インターフェイスの改善との双方について、同時に対処する必要がある。
こうした問題は、携帯電話機に典型的に表れているが、他の小型の情報処理装置でも同様に顕在化しつつある。例えばハードディスク録画装置等は、処理可能な記憶媒体の種類が多数となり、機能も複雑化しつつある上、ネットワークを介したデータ転送の普及及び放送のデジタル化に伴う、便利ではあるが複雑な処理がますます増加する可能性がある。これらの装置を操作するためには、多くの場合はリモートコントローラが使用されるが、リモートコントローラは、任意の場所で操作されるという性質上、小さなものでなければならない。これら装置が今後ますます多機能化すると、小さな筐体の情報処理装置で、いかにして多くの機能を、分かりやすく、容易に操作できるか、という問題が重要となる。
上記した特許文献1に開示のシステムは、文字を2回の操作で入力できるが、装置の多機能化に対しては対応することができない。また、文字入力の際にも、文字の表示が変化するたびに所望の文字を探さなければならず、必ずしも高速に文字入力ができるとは限らない。
それ故に本発明の目的は、多機能化に対処しながら、複数の項目のうちの任意の項目を容易に選択できるような項目選択装置、及びそうした項目選択装置を採用した情報処理装置を提供することである。
本発明の他の目的は、多機能化に対処しながら、複数の文字のうちの任意の文字を容易に選択し入力できるような項目選択装置、及びそうした項目選択装置を採用した情報処理装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る項目選択装置は、表示装置と、当該表示装置の表示画面上でのいずれかの位置が指定されている状態か否かを示す指定情報及び指定されている位置を示す位置情報を出力する位置情報出力装置とともに用いられる項目選択装置であって、項目選択装置により選択される項目は、複数の項目群に分割され、各項目群は所定の代表項目を含み、表示装置による表示上の、所定の閉じた形状を有する入力領域に、複数の項目群の代表項目を表示するための第1の表示手段と、位置情報出力装置からの出力が、表示装置による表示上の代表項目の一つに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、代表項目の一つにより代表される第1の項目群に属する項目の各々と、入力領域内のそれぞれ所定の領域とを関係付けるための指定検知手段と、位置情報により示される位置が、指定状態が検出された位置から所定の領域の一つまで指定状態のままで移動し、そこで非指定状態に変化したことに応答して、当該所定の領域の一つと関係付けられた項目を特定する情報を出力するための項目特定手段とを含む。
第1の表示手段は、表示装置による表示上の入力領域に、代表項目を表示する。ユーザがその代表項目のいずれかに対応する部分を指定すると、それに応答して位置情報出力装置から位置情報が出力される。それに応答して、指定検知手段が、代表項目のうち、指定されたものにより代表される項目群に属する項目の各々と、入力領域のそれぞれ所定の領域とを関係付ける。この後、位置情報により示される位置が所定の領域の一つまで指定状態のままで移動し、そこで指定状態を解除すると、項目特定手段が、その所定の領域と関係付けられた項目を特定し、その情報を出力する。ユーザは、表示されている代表項目を選択すると、その代表項目により代表される第1の項目群が、入力領域の所定の領域とそれぞれ関係付けられる。代表項目を指定した位置から指定状態を解除することなく所望の項目に対応する領域まで指定位置を移動させ、そこで指定を解除すると、項目特定手段によりその領域に対応する項目、すなわちユーザの所望の項目が特定され、その情報が出力される。代表項目を指定し、そのまま所望の領域までドラッグする、という1回の入力操作により、2段階に分類された項目群の任意の項目を特定できる。項目を選択するために指定すべき箇所は、入力領域に限られる。そのため、入力が簡便に行なえ、その速度も速くすることができる。
好ましくは、位置情報出力装置からの出力が、表示装置による表示上の代表項目のいずれかに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、第1の項目群に属する項目を、表示装置による表示上の、入力領域と所定の関係を有する領域に表示するための第2の表示手段をさらに含む。
代表項目が指定されると、その代表項目により代表される第1の項目群に属する項目が、第2の表示手段により表示される。代表項目により代表される項目群、すなわち入力の対象となる項目群が表示されるため、入力が容易で、かつ確実に行なえる。
より好ましくは、第2の表示手段は、位置情報出力装置の出力が、表示装置による表示上の代表項目のいずれかに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、指定開始信号を出力するための指定開始検知手段と、指定開始信号に応答して、第1の項目群に属する項目を、それぞれ入力領域上の所定の領域に代表項目に代えて表示するための第3の表示手段を含む。
代表項目のいずれかに対応する位置をユーザが指定すると、代表項目の表示に代えて、指定された代表項目により代表される項目群が第3の表示手段により表示される。代表項目の表示は消去されるので、入力に混乱を生じるおそれを小さくできる。
さらに好ましくは、第3の表示手段は、指定開始信号に応答して、第1の項目群に属する項目の全てを、それぞれ入力領域上の所定の領域に代表項目に代えて表示するための第4の表示手段を含む。
代表項目が指定されると、その代表項目により代表される第1の項目群に含まれる全ての項目が入力領域に表示される。入力対象を一覧でき、入力を確実かつ容易に行なうことができる。
第4の表示手段は、指定開始信号に応答して、第1の項目群に属する項目の全てを、それぞれ入力領域上の所定の領域に代表項目に代えて互いに等間隔で表示するための手段を含んでもよい。
項目群は、互いに等間隔で表示される。項目間の間隔が一定なので、指定箇所の移動と、この移動に対応して選択される項目の変化とが対応することになり、指定箇所の移動による項目の選択が容易に行なえる。
好ましくは、第3の表示手段は、指定開始信号に応答して、第1の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいか否かを判定するための項目数判定手段と、項目数判定手段により第1の項目群に属する項目数が所定の定数以下であると判定されたことに応答して、第1の項目群の項目を全て、それぞれ入力領域の所定の領域に表示するための手段と、項目数判定手段により第1の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいと判定されたことに応答して、第1の項目群の項目のうち、先頭から所定の定数の個数の項目を、それぞれ入力領域の所定の領域に表示するための手段とを含む。
指定された代表項目により代表される第1の項目群に属する項目数が所定の定数以下の場合には、その項目が全て入力領域に表示される。一方、項目数が所定の定数より大きい場合には、項目のうち、所定の個数の項目のみが入力領域に表示される。項目数が入力領域の大きさに比して大きい場合に、一部の表示をしないようにすることで、項目の間の距離を適切に保つことができ、項目表示を見やすくできる。
より好ましくは、項目特定手段は、位置情報出力装置からの出力が非指定状態に変化したことを検知するための非指定検知手段と、非指定検知手段により、出力が非指定状態に変化したことが検知されたことに応答して、非指定状態が検出された位置情報により示される位置が、表示装置による表示上のいずれかの項目に対応した領域内か否かを判定するための手段と、判定するための手段により、非指定状態が検出されたときの位置情報により示される位置が、表示装置による表示上の、項目のいずれかと関係付けられた領域内であると判定されたことに応答して、当該領域と関係付けられた項目を特定する情報を出力するための手段と、判定するための手段により、非指定状態が検出されたときの位置情報により示される位置が、表示装置による表示上の入力領域の外であると判定されたことに応答して、項目の入力を中止し、第1の表示手段による表示を行なわせるための手段とを含む。
項目数が所定の定数より大きい場合には、項目のうち、所定の個数の項目のみが最初に入力領域に表示される。その後、指定箇所が移動し、指定箇所の位置に対応する項目が変化すると、その項目を含む所定の定数個の項目が表示される。指定箇所が移動し、対応する項目もそれにしたがって移動すると、指定箇所に対応するものを含み、所定個数の項目のみが常に入力領域に表示される。一度に全ての項目の表示をする、ということをせず、選択されている項目を含む所定個数の項目のみを順次表示することにより、項目の間の距離を適切に保つことができ、項目表示を見やすくできるとともに、選択された項目群に含まれる任意の項目を選択することが可能になる。
さらに好ましくは、項目特定手段はさらに、位置情報出力装置からの位置情報の出力に基づいて、当該位置情報に対応する位置が、表示装置による表示上の、ある項目と関係付けられた領域内から、別の項目に関係付けられた領域内に移動したことを検出するための手段と、検出するための手段により、位置情報に対応する位置が、表示装置による表示上の、ある項目と関係付けられた領域内から、別の項目と関係付けられた領域内に移動したと判定されたことに応答して、第2の表示手段により表示された第2の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいか否かを判定するための第2の項目数判定手段と、第2の項目数判定手段により第2の項目群に属する項目数が所定の定数以下であると判定されたことに応答して、第2の項目群の項目を全て、それぞれ入力領域の所定の領域に表示するための手段と、項目数判定手段により、第2の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいと判定されたことに応答して、第2の項目群の項目のうち、別の項目と関係付けられた領域に対応する項目を含む、連続する所定個数の項目をそれぞれ入力領域の所定の領域に表示するための手段とを含む。
項目特定手段は、位置情報出力装置からの出力が非指定状態に変化したことを検知するための非指定検知手段と、非指定検知手段により、出力が非指定状態に変化したことが検知されたことに応答して、非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、表示装置による表示上のいずれかの項目と関係付けられた領域内か否かを判定するための手段と、判定するための手段により、非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、表示装置による表示上の、いずれかの項目と関係付けられた領域内であると判定されたことに応答して、当該領域と関係付けられた項目を特定する情報を出力するための手段と、判定するための手段により、非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、表示装置による表示上の入力領域の外であると判定されたことに応答して、項目の入力を中止し、第1の表示手段による表示を行なわせるための手段とを含んでもよい。
指定箇所の移動が、入力領域の外で終了した場合には、項目の入力が中止される。この中止のために別の特定のキーが必要とされることはなく、指定箇所の移動という作業のみで実行できる。また、入力領域内で指定を終了した場合、その位置に応じた任意の項目が選択される。その結果、少ないキーと少ないキータッチとで、任意の項目の選択を行なうことと、項目の選択の中止とを行なうことができる。
好ましくは、項目選択装置は、位置情報出力装置からの出力が、表示装置による表示上の代表項目のいずれかに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、出力された位置情報に対応する代表項目により代表される第2の項目群に属する項目を、表示装置による表示上の、入力領域と所定の関係を有する領域に表示するための第2の表示手段をさらに含む。項目特定手段はさらに、判定するための手段により、非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、表示装置による表示上の入力領域の外であると判定されたことに応答して、第2の表示手段による表示を消去するための手段を含む。
項目の選択の中止時には、第2の表示手段による表示が消去される。第2の表示手段による表示が残っていると、代表項目の選択時にユーザに混乱を生じさせる。そこで、このように項目の選択の中止時には、不要な表示を消去し、それによってユーザの混乱を防止する。
より好ましくは、項目特定手段はさらに、非指定検知手段により、出力が非指定状態であることが検知されないことに応答して、位置情報により特定される位置が、表示装置による表示上の、ある項目と関係付けられた領域から別のある項目と関係付けられた領域に移動したか否かを判定するための手段と、位置情報により特定される位置が、表示装置による表示上のある項目と関係付けられた領域から別の項目と関係付けられた領域に移動したと判定されたことに応答して、表示装置による表示上の、ある項目の表示態様を第1の表示態様に、別の項目の表示態様を第1の表示態様と異なる第2の表示態様に、それぞれ変化させるための手段とを含む。
指定箇所の表示により、選択される候補の項目が変化したときに、それぞれの項目の表示態様をそれぞれ第1の表示態様と第2の表示態様とに変化させる。現在、どの項目が選択対象となっているかを容易に確認することができるため、項目の選択の誤りを防止できる。
さらに好ましくは、第2の表示手段は、第2の項目群に属する項目を、入力領域外の所定領域に所定の配列で表示する。
第2の項目群の表示を、入力領域外に行なうと、代表項目に対応する箇所とは別にこれら項目が表示される。代表項目に対応する箇所を指で指定するような場合、指のために代表項目が見えなくなるおそれがあるが、第2の項目群の表示を入力領域と別の箇所とすることで、選択された代表項目により代表される項目群の項目を、全て容易に確認することができる。
好ましくは、第1の表示手段は、表示装置による表示上の第1の閉図形、及び第1の閉図形内に描かれる第2の閉図形からなるリング形状を有する入力領域に、複数の項目群の代表項目を表示するための手段を含む。
入力領域をリング形状とすることにより、指定箇所の移動方向が限定されるため、操作が容易になる。
好ましくは、第1の閉図形と第2の閉図形とは相似であり、かつ同心である。
入力領域の外側境界と内側境界とが相似となり、その中心が一致することで、入力領域の横断長がほぼ一定となり、指定箇所の移動を行ないやすくなる。
好ましくは、第1の閉図形は第1の円であり、第2の閉図形は第1の円と同心で、より半径の小さな第2の円である。
入力領域を円形リング状にすることで、指定箇所の移動方向が限定され、かつ指定箇所の移動が滑らかになる。そのために、項目選択のための操作が円滑かつ容易になる。
好ましくは、表示するための手段は、入力領域に、複数の項目群の代表項目を互いに等間隔で配置して表示するための手段を含む。
代表項目を互いに等間隔で配置することにより、限定された大きさの入力領域上で、代表項目同士をできるだけ離して配置することが可能となり、入力の誤りを防止できる。
さらに好ましくは、表示装置及び位置情報出力装置は、表示装置一体型タッチパネルである。
表示装置一体型タッチパネルを用いることで、表示とタッチ位置との対応関係が明確になり、入力を簡単に行なうことができる。
本発明の第2の局面に係るコンピュータプログラムは、表示装置及び位置情報出力装置とのインターフェイスを有するコンピュータにより実行されると、当該コンピュータを、上記したいずれかの項目選択装置として動作させる、コンピュータプログラムである。
本発明の第3の局面に係る記録媒体は、第2の局面に係るコンピュータプログラムを記録したものである。
いずれの場合も、表示装置及び位置情報出力装置とのインターフェイスを有するコンピュータによりこのコンピュータプログラムを実行させることにより、上記した項目選択装置をコンピュータにより実現でき、従って上記した効果を奏することができる。
本発明の第4の局面に係る情報処理装置は、表示装置と、当該表示装置の表示画面上でのいずれかの位置が指定されているか否かを示す指定情報並びに指定された位置を示す位置情報を出力する位置情報出力装置と、当該表示装置及び位置情報出力装置とともに用いられる、上記したいずれかの項目選択装置と、当該項目選択装置により選択された項目を用いることにより、所定の情報処理を実行するための情報処理手段とを含む。
この情報処理装置は、上記した項目選択装置による効果を享受することができ、少ないキーで、高速に、必要な項目を選択し、その結果を用いて情報処理を実行することが可能になる。
以上のように本発明によれば、代表項目を指定状態とし、そのまま所望の領域までドラッグする、という1回の操作により、2段階に分類された項目群の任意の項目を特定できる。項目を選択するために指定すべき箇所は、入力領域に限られる。そのため、入力が簡便に行なえ、その速度も速くすることができる。代表項目により代表される項目群、すなわち入力の対象となる項目群を表示するようにすれば、入力がより容易に、かつ確実に行なえるようになる。選択の対象となる項目群を全て表示したり、一度に一部のみを表示したり、等間隔で表示したりすることにより、入力誤りを防止しながら、非常に少ない動作量で、所望の項目を選択することができる。さらに、選択の対象となる項目が変化したときに、その表示態様を変化させることにより、項目候補が簡単に確認でき、項目の選択の誤りを防止できる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、表示装置及び位置情報出力装置として、静電容量方式の全画面液晶タッチパネルを用いたものについて説明しているが、表示装置及び位置情報出力装置はこの実施の形態で用いたものには限定されない。表示上のある位置が指定されたか否かを示す情報を出力する機能、及び指定された位置に関する位置情報を出力する機能を持つものであれば、どのような表示装置と位置情報出力装置との組合せでも使用することができる。
例えば、静電容量式のタッチパネルに代えて、抵抗膜方式等、他の方式のタッチパネル、又はタブレットを採用してもよい。また以下の実施の形態では、タッチパネルを指で操作する場合について説明しているが、表示装置及び位置情報出力装置の方式によっては、ペンで操作してもよい。
さらに、表示装置と位置情報出力装置は、一体でなくてもよい。例えば、コンピュータのグラフィカルユーザインターフェイスと同様、表示装置は通常のモニタであり、位置情報出力装置としてはこの表示装置上の任意の箇所を指定可能なポインティングデバイス、例えばマウス、ペン入力装置、スティック型ポインティングデバイス、トラックボール、タッチパッド、ディジタイザ等、グラフィカルユーザインターフェイスで使用できるポインティングデバイスと表示装置との組合せであって、ドラッグ操作が定義できるものを用いるものであれば、どのような組合せにでも適用可能である。
また、位置情報出力装置としては、非接触のものでもよい。例えば赤外線を用いたポインティングデバイス、磁気センサを用いたポインティングデバイス等を利用することもできる。ただし、これらを使用する場合でも、ドラッグ操作に相当する操作が定義できることが必要である。
[外観]
図1及び図2に本発明の一実施の形態に係る情報処理装置であり、同時に本発明の一実施の形態に係る項目選択装置を含む携帯電話機30の斜視図を示す。図1及び図2を参照して、この携帯電話機30は、扁平な直方体形状を有する筐体40と、筐体40の上面のほぼ全面に配置された、積層された液晶表示装置(LCD)48と静電容量式タッチパネル49とからなる、表示装置一体型タッチパネルである全画面液晶タッチパネル46と、筐体40の上面の、全画面液晶タッチパネル46の上側及び下側にそれぞれ配置されたスピーカ42及びマイクロフォン44とを含む。なお、全画面液晶タッチパネル46上には、本実施の形態に係る携帯電話機30の入力方式の特徴である、ダイアル型のソフトウェアキーボード60(図1)又は61(図2)が表示される。ダイアル型のソフトウェアキーボード60は携帯電話機30を縦型表示で使用する際のキーボードであり、ダイアル型のソフトウェアキーボード61は携帯電話機30を横型表示で使用する際のキーボードである。
全画面液晶タッチパネル46は、一部に指が接触することにより指定されると、指定された箇所を示す位置情報を出力し、指の接触がなくなると、すなわち指定が解除されると位置情報の出力を停止する機能を有する。
[文字入力方式の概略]
携帯電話機30の内部構成の詳細については後述することにして、最初に本実施の形態に係る携帯電話機30における入力方式について説明する。携帯電話機30は、全画面液晶タッチパネル46を採用した関係上、画面を縦型にも横型にも配置することができる。そのため、図1及び図2に示すように、入力のためのダイアル型のソフトウェアキーボードを装置の使用方向に応じて予め定められた位置に、予め定められた大きさで、かつ予め定められた方向に配置できる。このキーボードは、LCD48上のキー表示と、静電容量式タッチパネル49による指の位置の検知機能とを用いた、ソフトウェアキーボードである。
以下の説明では、携帯電話機30を縦型表示し、縦型表示用のダイアル型のソフトウェアキーボード60を用いて入力する方法について説明する。横型表示のダイアル型のソフトウェアキーボード61についても全く同様に実現することができる。
本実施の形態では、図3に示すように、携帯電話機30を用いてテキストを入力する際には、ユーザは、携帯電話機30を片手で保持しながら、同じ手でダイアル型のソフトウェアキーボード60を操作することが予想される。こうした状況でどのようにして高速、正確、かつ容易に文字を入力できるかが問題となる。なお、携帯電話機30における文字入力時の画面表示はアプリケーションにより様々なものを実現できる。例えば図3に示す表示の場合、画面情報にテキスト入力フィールド62を設けておき、下方に表示されたダイアル型のソフトウェアキーボード60を用いて一文字ずつ入力すると、その文字がテキスト入力フィールド62に表示される。こうして入力されたかな文字列に対しさらに仮名漢字変換を行なうことで、仮名漢字交じりのテキストを入力できる。
本実施の形態では、テキスト入力時には、図4に示すように、ソフトウェアキーボード60の初期表示として「あかさたなはまやらわ」という文字、並びに「記号」及び「字種」という文字列を、ダイアル型の配列で表示する。ダイアル型の配列とは、所定の位置に所定の大きさの閉じたリング形状の入力領域を表示し、このリング領域内に複数の円形領域を配置し、その円形領域内にそれぞれ文字又は文字列を描画する、という配列である。リング領域は、本実施の形態では互いに同心の二つの円により囲まれた領域のことである。
これら文字及び文字列は文字及び文字列からなる一つの集合を形成している。この集合のうち、「あ」〜「わ」までの文字は、後述するようにそれぞれ「あ」行〜「わ」行の文字の集合(本明細書では「文字セット」と呼ぶ。)を代表する文字となっている。文字列「記号」は、記号文字の集合を代表している。文字列「字種」は、文字種を表す文字列(例えば「ひらがな」「カタカナ」など)の集合を代表している。
本明細書では、このように、ある文字又は文字列の集合を代表する文字又は文字列のことを「代表文字」と呼ぶ。例えば、「あ」という文字表示は「あいうえお」という5文字と、「ぁぃぅぇぉ」という5文字、合計10文字からなる「あ」行の文字セットの代表文字である。
ここでは、図4に示されるように代表文字を所定のダイアル型の配列で表示することを代表文字表示と呼ぶ。ユーザが指66でこれらの代表文字のいずれかに触れることによって、その代表文字により代表される文字セットが入力文字セットとして選択される。そして、ダイアル型のソフトウェアキーボード60の表示に代わって、図5に示されるように、選択された文字セットがダイアル型に配列された文字セット表示64となる。
図5を参照して、ダイアル型の文字セット表示64は、本実施の形態では、指66が触れた位置を起点とし、選択された文字セットの文字を、リング領域内に所定の間隔で時計方向に配列する、というものである。ダイアル型のソフトウェアキーボード60からダイアル型の文字セット表示64に表示が変化した時点では、指66が触れている位置の文字、すなわち選択された文字セットの代表文字(「あ行」の文字セットの場合には「あ」)が、テキスト入力フィールド62の文字入力位置に文字候補72として表示される。
さらに、本実施の形態では、図5に示されるダイアル型の文字セット表示64に表示が変化した後、全画面液晶タッチパネル46から指66を離さずリング領域内でドラッグすると、図6に示すように、ドラッグ位置に表示されている文字が新たな文字候補として選択される。すなわち、図5に示す位置(文字「ま」)から図6に示す位置(文字「む」)まで指66が移動(ドラッグ)したものとする。この場合、リング内の文字のうち、指66の位置に最も近い文字が文字候補として選択される。図6に示す例では指66は文字「む」の位置まで移動しているため、「む」が文字候補として選択され、テキスト入力フィールド62に文字候補74として表示される。
このようにして所望の文字が文字候補として選択されたら、ドラッグを終了し、指66を図7において矢印82により示すように全画面液晶タッチパネル46から離す。この結果、図6においてテキスト入力フィールド62内に文字候補74として表示されていた文字「む」が入力文字として確定し、文字80として表示される。テキスト入力フィールド62中の入力位置は一文字分だけ進む。図6において表示されていたダイアル型の文字セット表示64は、代表文字表示であるソフトウェアキーボード60の表示に戻る。
なお、本実施の形態では、図6及び図7では明確な区別はしていないが、入力途中で単に文字候補として表示されている文字(図6の文字候補74)と、入力文字として確定した文字(図7の文字80)とは、表示形式を異ならせている。このように表示形式を変えることにより、入力途中の文字なのか、入力が確定した文字なのかを容易に判定できる。
本実施の形態のような文字入力方式では、ダイアル型の文字セット表示64内のどの領域に指66が存在しているかによって、入力される文字候補が決まる。したがって、ドラッグの方向を途中で逆方向に変化させた場合でも容易に文字候補を決定することができる。例えば、図8に示すように、「ま」行のダイアル型の文字セット表示64が行なわれているときに、指66を文字「も」までドラッグさせた後、「む」までドラッグを戻す場合を考える。この場合にも、ダイアル型の文字セット表示64に表示されている文字のうち、指66に最も近い文字が文字候補として選択される。図8の場合には、一旦「も」まで文字候補が移動した後、「め」、「む」という順序で文字候補を戻すことができる。
なお、後述するように、文字セットを構成する文字の数は文字セットによって異なる。そのため、リング内に表示される文字の間隔を一定とすると、文字セットによってはリング内に文字を全て表示しきれない場合もあり得る。
本実施の形態では、こうした問題を避けるために、文字セットに含まれる文字が多い場合には、図9の文字セット表示84に示すように、互いの間隔をつめて文字をリング内に表示する。文字数が少ないときは、文字を選択しやすくするため、互いの間隔は比較的広くする。すなわち、文字表示の間隔は、文字セット内に含まれる文字の数によって変化させる。
ダイアル型のソフトウェアキーボード60において、誤って所望の文字セットの代表文字ではなく、別の文字セットの代表文字に触れてしまうこともあり得る。そうした場合には、文字入力をキャンセルできるようにする必要がある。キャンセルのためには様々な方法が考えられるが、本実施の形態では、リング外までドラッグしてリング外で指を全画面液晶タッチパネル46から離した場合に、入力がキャンセルされたものとみなす。
例えば、図10を参照して、ダイアル型の文字セット表示64中でドラッグ中に入力をキャンセルする場合、ドラッグ経路90で示されるようにリング領域の外まで指をドラッグする。そしてリング領域の外の箇所で矢印92により示されるように指を全画面液晶タッチパネル46から離す。この操作により、文字候補の入力がなかったものとみなされる。
なお、本実施の形態では、後述するように、図10に示すドラッグ経路90のようにリング外までドラッグした後、再度リング内にドラッグしなおしたときには、キャンセル操作とはみなさず、通常の入力に戻るものとする。
[構成]
<ハードウェア構成>
図11に、本実施の形態に係る携帯電話機30のハードウェア構成をブロック図形式で示す。図11を参照して、携帯電話機30は、スピーカ42、マイクロフォン44、全画面液晶タッチパネル46に加え、アンテナ180と、携帯電話機30の筐体40(図1及び図2参照)を振動させるための振動部184と、リンガ186と、不揮発性のメモリ188と、スピーカ42、マイクロフォン44、全画面液晶タッチパネル46、アンテナ180、振動部184、リンガ186及びメモリ188を用い、携帯電話機としての機能と、上記した文字入力の機能と、その他種々の機能を実現するための制御回路182とを含む。
制御回路182は、アンテナ180を介して基地局から受信した信号に基づき、別の拠点にあるほかの携帯通信端末からの着信の有無を検出して着信検出信号を出力するための着信信号検出部208と、所定の制御信号に応答して、アンテナ180を介した通信回線のオン/オフを制御するための回線閉結部206と、回線閉結部206及びアンテナ180を介して基地局との間で授受する信号の強さの制御を行なうためのRF(Radio Frequency)処理部204と、基地局との安全な信号の授受を行なうために、RF処理部204に与える信号及びRF処理部204を介して受ける信号に所定の信号処理を施すためのベースバンド処理部202と、DAコンバータ及びADコンバータを有し、マイクロフォン44及びスピーカ42を介した音声の入出力を行なうためのオーディオインターフェイス(オーディオI/F)200と、オーディオI/F200、ベースバンド処理部202、RF処理部204、及び回線閉結部206、全画面液晶タッチパネル46、振動部184、リンガ186を制御することにより、ユーザからの要求に応じて電話の呼を発信したり、着呼を処理したりして、ユーザと他の携帯通信端末との間の音声通信を行なったり、文字通信を行なったり、ユーザの入力する文字列に対する処理を行なったりするための通信制御部210とを含む。
通信制御部210は、実質的にはCPUとソフトウェアとからなる。ソフトウェアは本実施の形態ではメモリ188に記憶されていて、適宜通信制御部210に読み出され、実行される。本実施の形態では、詳細は説明しないが、メモリ188の内容を書き換えることが可能であり、それによって携帯電話機30による種々の機能のアップグレード及び追加を行なうことができる。
図12に、本実施の形態に係る携帯電話機30で使用する文字セットテーブル220を表形式で示す。この文字セットテーブル220は、図11のメモリ188に記憶されている。図12を参照して、文字セットテーブル220は、文字種により分類されている。文字種には、前述したとおり、ひらがな、カタカナ、数字、英字(大文字)、英字(小文字)及び記号の6種類がある。
ひらがなの文字セットは、「あ」行から「わ」行までの10個の文字セットを含む。カタカナの文字セットも、同様に10個の文字セットを含む。これらの文字セットが含む文字については図12に示してある。各文字セットの代表文字は、各行の先頭文字である。
数字の文字セットは、1〜0までの10個の文字セットを含む。図12では明確には分からないが、数字の各文字セットは、半角の数字と全角の数字とを含む。代表文字は半角の数字である。
英字(大文字)の文字セットは、それぞれ「ABC」「DEF」〜「VWX」及び「YZ」で表される、全部で9個の文字セットを含む。これら文字セットにおいては、それぞれ最初に半角のアルファベットが上記した順番で並び、その後に全角のアルファベットが同じ順番で並ぶ。
記号の文字セットも、同様にして半角と全角との種々の記号を含む。
本実施の形態では、各文字セットには、その文字セットに含まれる文字数が記憶されている。この文字数は、ダイアル型の文字セット表示64における文字間の間隔の算出に用いられる。
<プログラム構造>
図13に、上記した携帯電話機30を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す。このプログラムは、図11に示すメモリ188に記憶されており、通信制御部210に含まれるCPUにより実行される。この実行の結果、前述した各機能が実現される。
図13を参照して、このプログラムは、アプリケーションにおいて文字入力を行なう必要が生じたときに起動される。最初のステップ330では、代表文字の一覧を全画面液晶タッチパネル46上に表示する。本実施の形態では、代表文字の一覧とは、図4に示すように、あ行〜わ行の文字セットの代表文字、並びに「記号」及び「字種」の文字セットの代表文字列を、ダイアル型のソフトウェアキーボード60の形式で全画面液晶タッチパネル46の所定の位置に表示したものである。
前述したとおり、この表示位置及びその方向は、携帯電話機30が縦型で使用されているか、横型で使用されているかによって変化する。この処理(ステップ330での処理)について図14を参照して説明する。本実施の形態に係る携帯電話機30では、アプリケーションにより、又はユーザによるモード設定により、縦型表示か横型表示かを示すフラグが設定される。ステップ360において、上記したフラグを参照することにより、表示が横型か縦型かを判定する。表示が横型の場合、ステップ362で横用のダイアル型のソフトウェアキーボード61(図2参照)の表示を行なう。表示が縦型の場合、ステップ364で縦用のダイアル型のソフトウェアキーボード60(図1参照)の表示を行なう。表示後、この処理を終了する。
再び図13を参照して、ステップ330の後、ステップ332において、静電容量式タッチパネル49から座標の出力があったか否かが判定される。座標の出力がなければ処理はステップ332に戻る。座標の出力があれば処理はステップ334に進み、その座標値を取得する。ステップ332での判定結果がYESとなるということは、全画面液晶タッチパネル46からの位置情報(座標)の出力が停止された状態から、代表文字のいずれかに対応する位置情報を出力する状態に変化したことが検出された、ということを意味する。ここでは、コンピュータハードウェア上では結果を示す何らかの変数又は信号の値が、出力停止を示すある値から、出力の開始を示す別の値に変化する。
続いてステップ336では、ステップ334で取得された座標値、すなわち静電容量式タッチパネル49においてユーザが触れた点に対応する位置が、何らかの代表文字が表示されている位置か否かを判定する。代表文字が表示された位置であれば制御はステップ338に進む。さもなければ制御はステップ337に進む。ステップ337では、座標値の出力があるか否かの判定を、座標値の出力がなくなるまで繰返す。座標値の出力がなくなったと判定されたら、制御はステップ332に戻る。ここでは、座標位置がリング領域内であれば、その位置に最も近い位置に表示されている代表文字が触れられたものと判定する。座標位置がリング領域外であれば、代表文字の領域外であると判定する。
ステップ338では、ユーザが触れた位置に表示された文字を代表文字とする文字セットを選択する。続いてステップ340において、選択された文字セットの文字を、ダイアル型の文字セット表示64(図5参照)によって表示する。この際、文字間の間隔(文字の表示位置の中心の間の間隔)は、リング長から所定の定数を減算した長さをその文字セットに含まれる文字数で除することによって算出される。こうすることで、リング内の所定領域には文字は表示されない。この領域は無効領域として取り扱う。
なお、文字セットの文字をダイアル型の文字セット表示64によって表示するということは、ダイアル型の文字セット表示64上の各文字が表示される領域と、対応する文字とを関係付けるということも意味する。
ステップ341では、ドラッグ位置がリング領域の外か否かを示すリング外フラグに0を代入する。リング外フラグは、値が0のときにはドラッグ位置がリング領域内であることを示し、1であるときにはドラッグ位置がリング領域外であることを示す。
ステップ342では、再び、静電容量式タッチパネル49から座標の出力があったか否かを判定する。座標の出力がなければ、ユーザが指を静電容量式タッチパネル49から離したということである。この場合、処理はステップ353に進む。座標の出力が引き続きあった場合、ユーザは依然としてドラッグ操作をしているということである。この場合、制御はステップ344に進む。通常は、座標の出力が停止することなく続き、ステップ342での判定がYESという結果となることが続いた後、座標の出力が停止し、ステップ342での判定がNOという結果に転じることになる。
ドラッグ操作が終了したときには、ステップ353において、リング外フラグが1か否かを判定する。リング外フラグが1の場合には、リング領域外で指が全画面液晶タッチパネル46から離されたということであるから、キャンセル操作があったものとみなされる。この場合、文字の入力の処理は行なわず、ステップ330に戻る。したがって、表示は代表文字表示に戻り、以上述べた処理が再び実行される。
ステップ353において、リング外フラグが0であると判定された場合、ステップ354において、現在選択されている文字候補を入力文字として確定し、この文字のコードをアプリケーションに渡す。アプリケーションでは、この文字コードを使用して所定の情報処理、例えばテキスト入力フィールドへのその文字の表示等の処理を行なう。この後、制御はステップ330に戻る。
一方、ステップ342で静電容量式タッチパネル49から座標の出力があったと判定された場合、ステップ344において、この座標値を取得する。ステップ346では、ステップ344で取得された座標値がリング領域内か否かが判定される。リング領域内であれば制御はステップ348に進むが、リング領域外である場合にはステップ343に進む。ステップ343ではリング外フラグに1を代入し、ステップ342に戻る。
このように、ドラッグ途中でドラッグ位置がリング領域外に出た場合、直ちにキャンセル操作とは判定せず、それ以前の状態を維持する。こうすることで、再度ドラッグ位置がリング内に戻ってきたときに、文字候補の選択を再開することができる。
ステップ348では、リング外フラグに0を代入する。
ステップ349では、ステップ344で取得した座標値が、リング内でも有効領域内か否かが判定される。有効領域内であればステップ350に進み、それ以外の場合にはステップ342に戻る。
ステップ350では、ドラッグ位置がどの文字の表示領域に対応するかを座標値によって判定し、文字候補を特定する。
ステップ351では、ステップ350で特定された文字候補が、前回の処理で特定された文字候補から変化しているか否かを判定する。候補に変化があった場合、ステップ352において、テキスト入力フィールド62に表示される文字候補を新しい文字候補に変化させる。このとき、図11に示す振動部184を制御して短時間だけ携帯電話機30を振動させる。この振動により、ユーザは、文字候補が変化したことを知ることができる。候補に変化がなかった場合、ステップ352の処理は行なわない。この後、制御はステップ342に戻り、ドラッグ位置に関する判定処理を繰返す。
なおステップ352では、振動の発生に変えて、又は振動の発生に加えて、スピーカ42に所定の音声信号を与えることにより特定の音声を発生させるようにしてもよい。このような何らかの物理的な動作を行なうようにすることによって、ユーザは、文字候補を見なくても、文字候補が変化したことを知ることができ、入力が容易になるという効果がある。
以後、ドラッグに伴う座標の検出が終了するまで、ステップ342〜352に示す処理が繰返し実行される。
図13及び図14に示すような制御構造を有するプログラムを、図11に示す通信制御部210によって実行することにより、本実施の形態に係る携帯電話機30の文字入力機能を実現することができる。
<動作>
図1〜図14を参照して、本実施の形態に係る携帯電話機30は以下のように動作する。ユーザが何らかのアプリケーションを起動し、テキスト入力を行なう状況となると、図13及び図14に示す制御構造を有する文字入力プログラムが起動される。まず、最初にひらがなの代表文字群(「あ」「か」「さ」「た」〜「わ」)、並びに文字列「記号」及び「字種」が、代表文字表示として図11に示すLCD48上の所定位置にダイアル型のソフトウェアキーボード60又は61により表示される(図13、ステップ330)。ここでは、携帯電話機30が横型表示の状態か、縦型表示の状態かがフラグにより判定され、ダイアル型のソフトウェアキーボード60又は61がLCD48に表示される。この状態は図3に示された状態に相当する。ユーザが代表文字に触れるまでは、図13のプログラムにおいて制御はステップ332で実質的に止まっている。
仮にユーザが代表文字以外の部分に触れると、図13のプログラムにおいてステップ334、336からステップ337に進み、ユーザが静電容量式タッチパネルから指を離すまでステップ337の判定が繰返される。ユーザが指を離すとステップ332に戻る。したがって、ユーザが代表文字に触れないとステップ338以下の処理は行われない。
ユーザが代表文字のうちのいずれか、例えば「あ」に触れたものとする。この場合、図11に示す静電容量式タッチパネル49は、利用者が触れた位置を示す座標情報を生成し、通信制御部210に与える。その結果、ステップ332の判定結果がYESとなり、座標値がステップ334でプログラムに渡される。
座標値から、「あ」という代表文字の領域が触れられたことが分かる。したがって図13に示すプログラムでは、ステップ336の判定の結果、制御はステップ338に進み、「あ」行の文字セット(図12参照)が選択される。続いてステップ340で、選択された文字セットをダイアル型の文字セット表示64で表示する。
この状態でユーザが指を全画面液晶タッチパネル46の表面から離さずにドラッグを開始したものとする。すると、静電容量式タッチパネル49は指の位置を示す座標値を出力し、座標値が出力されたことがステップ342で検知され、さらにステップ344においてその座標値がプログラムにより取得される。
この例では、リング領域内をドラッグしているものと想定すると、ステップ346での判定結果はYESとなり、ステップ348に進む。
ステップ348では、リング外フラグに0が設定される。
ステップ349では、座標値が、リング内でも、文字セットの文字が表示されている有効領域内か否かが判定される。最初に「あ」という代表文字が触れられたことを想定しているので、ここでの最初の判定結果はYESとなり、ステップ350に進む。ステップ350では、座標値と、ダイアル型の文字セット表示64に表示された文字の位置に関する情報とから、文字候補が特定される。
ステップ351では、文字候補が前回の候補と変わったか否かが判定される。ここでは、初めて「あ」という文字が文字候補として特定されたので、ステップ352に進む。ステップ352では、この文字「あ」が文字候補としてテキスト入力フィールド62に表示される。同時に携帯電話機30の筐体に振動が与えられる。ステップ352の後、制御はステップ342に戻る。
ここでは、ユーザがドラッグを続行しているものとする。ステップ342での判定の結果はYESとなり、制御はステップ344に進む。以下、ステップ344から352の処理が繰返し実行される。
ユーザが、ある文字の領域でドラッグを停止し、指を静電容量式タッチパネル49から離したものとする。すると、ステップ342での判定結果はNOとなり、ステップ353に進む。
ステップ353では、リング外フラグが1か否かが判定される。この例では、ドラッグ途中に指がリング外には出なかったものとする。するとステップ353での判定結果はNOとなり、選択中の文字候補が確定文字としてアプリケーションに渡される。この後、ステップ330に戻り、ダイアル型のソフトウェアキーボード60又は61の表示が行なわれ、以下次の文字の入力処理が実行される。
仮に、ドラッグ途中で指がリング外に出て、その領域でユーザが指を静電容量式タッチパネル49から離したものとする。すなわちキャンセル操作を行なったものとする。この場合、指がリング外の領域をドラッグしている間、ステップ346の判定結果が「NO」となり、ステップ343でリング外フラグに1が代入される。リング外でユーザが指を離すと、ステップ342での判定結果がNOとなり、さらにステップ353での判定結果がYESとなる。ステップ354は実行されず、直ちに制御はステップ330に戻る。すなわち、文字候補がアプリケーションに渡されることなく、再度最初の代表文字表示に戻る。したがって入力がキャンセルされ、現在の入力位置の文字の入力が最初から実行されることになる。
なお、上記説明では詳しくは述べなかったが、代表文字列として「字種」が触れられたときの処理は、文字の入力とは異なる。この場合、ダイアル型の文字セット表示64には、文字種を示す文字列(「ひらがな」、「カタカナ」、「数字」、英字(大)、英字(小)が表示される。文字の入力の場合と同様にしてこれら文字列のいずれかが選択されると、その文字列に対応する文字テーブルが文字セットテーブル220から選択され、最初の代表文字表示に使用される。すなわち、ダイアル型のソフトウェアキーボード60又は61における「字種」という文字列は、字種の切替(文字セットテーブルの切替)をシステムに実行させるためのメニューの機能を実現するためのものである。
こうして、本実施の形態では、ダイアル型のソフトウェアキーボード60又は61においてユーザが代表文字のいずれかに触れることで、その代表文字により代表される文字セットが選択される。選択された文字セットに含まれる文字がダイアル型の文字セット表示64の形式で表示される。ユーザがそのままドラッグをすると、指の位置がリング内でかつ文字表示領域にあればその文字が文字候補として選択される。指の位置がリング外に出た場合、ユーザがそこで指を静電容量式タッチパネル49から離せば文字の入力はキャンセルされる。指の位置がリング外に出た後、ドラッグを続行して再度リング内に入ってきた場合には、文字候補の選択処理が続行される。リング内でドラッグを終了し指を静電容量式タッチパネル49から離すと、そのときに選択されていた文字候補が入力文字として確定され、アプリケーションに渡される。ドラッグという簡単な処理で任意の文字を入力することができる。予め定められた領域内においてドラッグすればよいため、ユーザは、手元を見ることなく容易に入力を行なうことができる。特にドラッグの場合、指が全画面液晶タッチパネル46から離れないため、入力のために手元を見る必要が減り、より高速に文字入力を行なうことができる。
[変形例]
上記した実施の形態では、図4に示されるように、最初にダイアル型のソフトウェアキーボード60によって代表文字を表示し、ユーザがいずれかの代表文字の部分に触れたときに、図5に示されるようにその代表文字により代表される文字セットをダイアル型のソフトウェアキーボード61によって表示する。そしてダイアル型のソフトウェアキーボード61の表示の際には、表示すべき文字の数に応じて、文字の間の間隔を定める。したがって、文字セット中の文字数が多い場合には、図9の文字セット表示84に示すように、互いの間隔をつめて文字をリング内に表示する。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。文字セットの文字数にかかわらず、文字の表示間隔を一定としてもよい。この場合、文字数が多い文字セットの場合には、表示しきれない文字が生ずる場合がある。その場合には次のようにして全ての文字を選択できるようにする。
図15(A)を参照して、例えば「は」行のように15個の文字を表示する文字セットのためのダイアル型のソフトウェアキーボード380を考える。この場合、ソフトウェアキーボード380のリング内の領域は15個の文字を表示するためには狭すぎる。そこで、この場合には、「は」から始まって15個全てではなく、その一部(図15の例では12個)までの文字390〜412(「は」〜「ぴ」まで)を表示する。そして、図15(B)のソフトウェアキーボード382によって示すように、指66でドラッグしていくと、ドラッグ位置の前の所定個数(図15の例の場合には二つ)の文字394及び396と、ドラッグ位置の文字以後の所定個数(図15の例の場合には10個)の文字398〜416の文字(図15の例の場合には合計12個)を表示する。図15(A)に示す二つの文字390及び392の表示は消え、新たな文字414及び416が新たに表示される。
このように、ドラッグが進むにしたがって、一部の文字表示を消去し、それまで表示されていなかった文字を表示することで、結果として全ての文字を選択可能になる。
図16及び図17に、図15に示したような処理を実現するためのプログラムのフローチャートを示す。図16はこのプログラムの前半部分であり、図13に示すものとほぼ同様である。ただし図16の場合、図13に示すステップ352はなく、ステップ351でYESと判定された後、図17のステップ420に進む点が異なる。また、ステップ351でNOと判定されたときには、制御は直接ステップ342に戻る。
図17を参照して、ステップ420〜ステップ434が、図15に示すような表示を実現するための処理である。なお、以下の説明では、図16のステップ350の処理の結果、選択されている文字候補が、表示中の文字セットの中のIX番目の文字であることが分かったものとする。また、この文字セットに含まれる文字数をIXMAXとし、ソフトウェアキーボードのリング内に表示する最大文字数をMAX(図15の例の場合にはMAX=12)とする。さらに、IXは選択されている文字セットのうち、リング内に表示される先頭文字の番号を示す値であり、IXは選択されている文字セットのうち、リング内に表示される最後の文字の番号を示す値であるものとする。
ステップ420では、文字数IXMAXが最大文字数MAX以下か否かを判定する。文字数IXMAXが最大文字数MAX以下であれば、リング内にこの文字セットの全ての文字を表示できる。したがってステップ422に進み、IXの値が1に、IXの値がIXMAXに、それぞれ設定される。この後ステップ434に進む。
一方、ステップ420で文字数IXMAXが最大文字数MAXより大きいと判定された場合、ステップ424でさらに、選択された文字の位置IXが予め定められる定数A+1以下か否かが判定される。この定数Aは、ドラッグ位置より反時計方向に表示すべき文字の数を示す(図15に示す例ではA=2)。IXが定数A+1以下であればステップ432に進み、それ以外の場合にはステップ426に進む。
ステップ432では、表示の先頭文字番号IXに1を、最終文字番号IXに定数MAXを、それぞれ代入してステップ434に進む。ここでの処理により、文字候補番号IXがA+1以下であれば、必ず1番目からMAX番目までのMAX個の文字が表示されることになる。
一方、ステップ426では、文字数IXMAXから文字候補番号IXを引いた値が、定数MAXから定数(A+1)を減算した値以上か否かが判定される。この不等式が成り立つとステップ430に進み、それ以外の場合はステップ428に進む。ここでは、要するに、現在の文字候補の次から文字セット中の最終文字までの文字数がMAX−(A+1)個以上か否かを判定している。この条件が成立した場合には、文字候補より前のA個の文字と、文字候補を先頭とするMAX−A個の文字との、合計MAX個の文字を表示する。成立しない場合には、リング内にはこの文字セットの最後のMAX個の文字を表示する。
そこで、ステップ428では、先頭文字番号IXにIXMAX−MAX+1を、最終文字番号IXにIXMAXを、それぞれ設定し、ステップ434に進む。ステップ430では、先頭文字番号IXにIX−Aを、最終文字番号IXにIX−A−1+MAXを、それぞれ設定し、ステップ434に進む。いずれの場合にも、表示される文字数はMAX個となる。
ステップ434では、繰返し変数iを先頭文字番号IXから最終文字番号IXまで1ずつ変化させながら、文字セット中のi番目の文字を、リング上の文字表示位置(x,y)に描画する。文字表示位置(x,y)については、リングの表示位置と、文字間の間隔とに基づいて、予め算出しておくことができる。なお、選択されている文字候補を分かりやすくするため、繰返し処理中で変数iの値が文字候補の番号IXと等しくなったときには、文字を強調表示する。この後、制御は図16のステップ342に戻る。
以上のような構成によって、図15に示したように、文字セット中の文字全てをリング中に表示できないときにも、ドラッグ位置に応じ、順次文字を消去したり表示したりして、任意の文字を選択することができる。
上記した実施の形態では、代表文字の選択時に、ダイアル型のソフトウェアキーボード60又は61を消去し、新たなダイアル型文字セット表示をすることで行なっている。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば図18及び図19に示すように、代表文字が選択されたときにもダイアル型のソフトウェアキーボード60の消去は行なわず、このダイアル型のソフトウェアキーボード60のリング領域の外側に、選択された代表文字に対応する文字セットの文字450を表示するようにしてもよい。
図18を参照して、ダイアル型のソフトウェアキーボード60において指66がリング内の文字「な」に触れたものとする。このとき、文字「な」とリングの中心とを結ぶ線を文字「な」の外側に延長した位置を始点として、リングを囲む円周上に、文字「な」460、「に」462、「ぬ」464、「ね」466、「の」468の表示450を順番に行なう。これらはいずれも、ダイアル型のソフトウェアキーボード60のリング内の文字と、リングの中心とを結ぶ線を半径方向に延長した位置に表示される。
図19を参照して、指66によりリング内をドラッグすると、ドラッグ位置に応じ、文字460〜468のいずれかが文字候補として選択される。このような変形は、第1の実施の形態の記載から、当業者であれば容易に実現することができるであろう。文字が選択されたときには、文字460〜468の表示を消去する。こうすることで、選択可能な文字に関しユーザが混乱することが防止できる。
なお、この変形例では、選択された文字セットを全てリングの外側領域に表示している。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、選択されている文字候補のみをリングの外側領域に表示するようにしてもよい。又は、選択されている文字候補と、その前後の文字とを表示するようにしてもよい。この場合には、選択されている文字候補と、その前後の文字とが区別できるように、図19に示すように表示形態を互いに異ならせることが望ましい。すなわち、選択されていない文字は第1の表示態様、例えば背景表示をやや暗くする表示形式で表示し、選択されている文字は第1の表示態様と異なる第2の表示態様、例えば背景表示が明るい表示形式で表示する。
上記した実施の形態では、代表文字表示とドラッグとを用いて文字の入力を行なっている。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。2階層の選択を行なうような処理であって、各項目が簡便な形で表示できるような処理の全般について、本発明を適用することができる。上記した実施の形態では、「字種」という代表文字列に触れたときの処理がこれに相当する。
例えば2階層のメニューを実現する場合、最初に第1階層のメニューを表示し、ユーザが任意のメニュー項目に触れてドラッグすることにより、順次そのメニュー項目の第2階層に属するメニュー項目を選択項目の候補とし、ドラッグが終了した時点での選択項目が最終的に選択されたメニュー項目である、とする制御を行なうこともできる。
図20に、そうしたメニューの具体的な例を示す。図20(A)を参照して、第1階層のメニュー500は、上記した実施の形態と同様、リングと、このリング内に配列された第1の階層の複数のメニュー項目510〜522とを含む。メニュー項目516が電子メールの選択に対応する場合、ユーザの指66がメニュー項目516に触れると、第1階層のメニュー500が図20(B)に示す第2階層のメニュー502に切替わる。
図20(B)を参照して、第2階層のメニュー502は、リングと、リング内に配列された、第2の階層の電子メールに関する複数のメニュー項目530〜536とを含む。
第2階層のメニュー502に表示が切り替わるときには、指66は図20(A)におけるメニュー項目516に相当する位置に触れているが、その位置は図20(B)におけるメニュー項目530の位置でもある。ユーザがリング内で指66をドラッグしていくことにより、ドラッグ位置に応じたメニュー項目が項目候補として選択され、ドラッグを解除した時点で選択されていた項目候補が、実際に起動される。
上記した実施の形態では、携帯電話機そのものの機能との連携については説明しなかったが、上記した文字入力方式と携帯電話機との間の干渉を防いだり、より効率的な使用方法を実現したりすることもできる。例えば、上記した文字入力の途中には、携帯電話機をオフラインモードとし、着信を受け付けないようにしてもよい。文字入力の途中で携帯電話機に着信があって呼出音が発生したりすると、ユーザが呼出音に驚いて文字入力の操作を誤ったりする可能性があるためである。また、上記した実施の形態では、文字候補が変化すると振動部184により筐体40を振動させている。着信時には呼出音ではなく振動のみを発生させるように携帯電話機が設定されている場合、利用者が両者の振動を区別できず、とまどう危険性がある。したがって、そうした場合に着信を無視するように設定してもよい。
なお、上記した実施の形態では、最初の代表文字の表示では、その位置及び大きさは、携帯電話機30固有の設定により決定される。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、アプリケーションによって、最初の代表文字の表示位置及び大きさを任意のものに変更させるようにすることもできる。
もちろん、代表文字の位置及び大きさが、常に一定であるようにすることもできる。この場合、携帯電話機30の使用姿勢(縦か横か)により、代表文字の表示方向は変化するが、その中心位置と大きさとは常に一定となる。こうした場合には、さらにハードウェアを工夫することにより、より入力しやすい構成をとることができる。
その一例を図21及び図22に示す。図21は、この変形例に係る携帯電話機560の正面図を示す。携帯電話機560は、第1の実施の形態に係る携帯電話機30と同様の構成を有する携帯電話機本体570と、携帯電話機本体570の側部に、携帯電話機本体570の側部を中心として回動可能に取り付けられた、携帯電話機本体570の全画面液晶タッチパネル46を保護するための保護カバー572とを含む。図22は、図21の一点鎖線22−22の位置における保護カバー572の断面図である。
図21及び図22を参照して、保護カバー572は透明板574を含む。透明板574の表面580と裏面582とを有する。裏面582は、保護カバー572が携帯電話機本体570の全画面液晶タッチパネル46を覆うときに、全画面液晶タッチパネル46に触れる方の面である。表面580上の、ダイアル型のソフトウェアキーボード60が表示される位置に重なる部分には、リング型のガイド590が形成されている。
リング型のガイド590は、小径の内側ガイド592と、より大径の外側ガイド594とを含む。保護カバー572が携帯電話機本体570上に重ねられたとき、小径の内側ガイド592と外側ガイド594とにより囲まれる領域が、丁度ダイアル型のソフトウェアキーボード60のリングの領域と重なるように、小径の内側ガイド592及び外側ガイド594は形成されている。
このようなリング型のガイド590を設けると、ダイアル型のソフトウェアキーボード60又はダイアル型の文字セット表示64のリング領域をドラッグするときに、指がリング領域の外に出ることが防止できる。ドラッグ操作がよりスムーズになり、入力がしやすくなるという効果がある。
上記実施の形態では、ソフトウェアキーボードの入力領域は同心の円を組合せた円形のリング状である。しかし本発明はそのような円形リング状のものには限定されない。例えば丸みを帯びた多角形を同心に配置して得られる環形でもよい。また、円形、多角形のような定型的な形状でなく、任意の曲線又は直線の組合せで環形のドラッグ領域を形成するようにしてもよい。この場合、入力領域の外側境界及び内側境界を画定する図形は、互いに相似の図形であることが望ましい。相似図形を組合せた場合、特に同心でそれらを配置すると、互いの距離がほぼ一定となり、ドラッグがしやすくなるためである。また、カバーを用いる場合、リング領域における文字と文字との表示間隔が一定であれば、カバーの上に、それら文字が表示される領域を区別するような段差又は小さな仕切りを形成してもよい。この仕切りにより、文字候補が変化したことが指先の感触により判定できる。
さらに、上記した実施の形態は携帯電話機に関するものであった。しかし、本発明は必ずしも携帯電話機のみに適用可能なわけではなく、携帯型の情報端末装置一般に対しても適用可能である。さらに、テレビジョン受像機、ハードディスク録画機等のリモートコントローラにおいて、文字を入力したりメニューを選択したりする際のユーザインターフェイスとして採用することもできる。
以上のように本実施の形態によれば、ダイアル型の表示に沿ったドラッグによって、予め定められた要素の集合の中から一つの要素を選ぶことができる。例えば、予め定められた文字の集合の中から一つの文字を選ぶことができる。また、予め定められたメニュー項目の中から一つの項目を選ぶことができる。その操作は、ドラッグのみによって行なうことができる。したがって、従来のように一つのボタンを複数回押すことによって所望の文字又は項目を選択するものと比較して、より高速に文字又は項目などを選択することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機30の縦型使用時の外観を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機30の横型使用時の外観を示す図である。 携帯電話機30の使用時の外観を示す図である。 携帯電話機30の文字入力開始時の表示態様を示す図である。 携帯電話機30の文字入力時のドラッグ開始時の表示態様を示す図である。 携帯電話機30の文字入力時のドラッグ中の表示態様を示す図である。 携帯電話機30のドラッグ終了時の表示態様を示す図である。 携帯電話機30のドラッグ方向の変化を説明するための図である。 多数の文字を含む文字セットのためのダイアル型の文字セット表示の例を示す図である。 携帯電話機30の文字入力中のキャンセル操作を説明するための図である。 携帯電話機30のハードウェア構成を示すブロック図である。 携帯電話機30で使用される文字セットを表形式で示す図である。 携帯電話機30における文字入力方式を実現するためのコンピュータプログラムの構成を示すフローチャートである。 代表文字表示処理を実現するためのコンピュータプログラムの構成を示すフローチャートである。 多数の文字を含む文字セットのための文字表示方法の変形例を説明するための図である。 図15に示す処理を実現するためのコンピュータプログラムのフローチャートである。 図15に示す処理を実現するためのコンピュータプログラムのフローチャートである。 他の文字入力方式における文字入力開始時の表示態様を説明するための図ある。 図18に示す文字入力方式におけるドラッグ時の表示態様を説明するための図ある。 本発明に係る文字入力方式をメニュー項目選択方式に適用した際のメニュー項目の選択方法を説明するための図である。 透明板574からなる保護カバー572を有する携帯電話機560の正面図である。 図21に示す透明板574の一点鎖線22−22における断面図である。
符号の説明
30,560 携帯電話機、40 筐体、42 スピーカ、44 マイクロフォン、46 全画面液晶タッチパネル、48 LCD、49 静電容量式タッチパネル、60,61,380,382 ソフトウェアキーボード、62 テキスト入力フィールド、66 指、180 アンテナ、182 制御回路、184 振動部、186 リンガ、188 メモリ、200 オーディオI/F、202 ベースバンド処理部、204 RF処理部、206 回線閉結部、208 着信信号検出部、210 通信制御部、220 文字セットテーブル、500 第1階層のメニュー、502 第2階層のメニュー、570 携帯電話機本体、572 保護カバー、574 透明板、590 リング型のガイド

Claims (20)

  1. 表示装置と、当該表示装置の表示画面上でのいずれかの位置が指定されている状態か否かを示す指定情報及び指定されている位置を示す位置情報を出力する位置情報出力装置とともに用いられる項目選択装置であって、
    前記項目選択装置により選択される項目は、複数の項目群に分割され、各項目群は所定の代表項目を含み、
    前記表示装置による表示上の、所定の閉じた形状を有する入力領域に、前記複数の項目群の代表項目を表示するための第1の表示手段と、
    前記位置情報出力装置からの出力が、前記表示装置による表示上の前記代表項目の一つに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、前記代表項目の前記一つにより代表される第1の項目群に属する項目の各々と、前記入力領域内のそれぞれ所定の領域とを関係付けるための指定検知手段と、
    前記位置情報により示される位置が、前記指定状態が検出された位置から前記所定の領域の一つまで指定状態のままで移動し、そこで非指定状態に変化したことに応答して、当該所定の領域の前記一つと関係付けられた項目を特定する情報を出力するための項目特定手段とを含む、項目選択装置。
  2. 前記位置情報出力装置からの出力が、前記表示装置による表示上の前記代表項目のいずれかに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、前記第1の項目群に属する項目を、前記表示装置による表示上の、前記入力領域と所定の関係を有する領域に表示するための第2の表示手段をさらに含む、請求項1に記載の項目選択装置。
  3. 前記第2の表示手段は、
    前記位置情報出力装置の出力が、前記表示装置による表示上の前記代表項目のいずれかに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、指定開始信号を出力するための指定開始検知手段と、
    前記指定開始信号に応答して、前記第1の項目群に属する項目を、それぞれ前記入力領域上の前記所定の領域に前記代表項目に代えて表示するための第3の表示手段を含む、請求項2に記載の項目選択装置。
  4. 前記第3の表示手段は、前記指定開始信号に応答して、前記第1の項目群に属する項目の全てを、それぞれ前記入力領域上の前記所定の領域に前記代表項目に代えて表示するための第4の表示手段を含む、請求項3に記載の項目選択装置。
  5. 前記第4の表示手段は、前記指定開始信号に応答して、前記第1の項目群に属する項目の全てを、それぞれ前記入力領域上の前記所定の領域に前記代表項目に代えて互いに等間隔で表示するための手段を含む、請求項4に記載の項目選択装置。
  6. 前記第3の表示手段は、
    前記指定開始信号に応答して、前記第1の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいか否かを判定するための項目数判定手段と、
    前記項目数判定手段により前記第1の項目群に属する項目数が所定の定数以下であると判定されたことに応答して、前記第1の項目群の項目を全て、それぞれ前記入力領域の前記所定の領域に表示するための手段と、
    前記項目数判定手段により前記第1の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいと判定されたことに応答して、前記第1の項目群の項目のうち、先頭から前記所定の定数の個数の項目を、それぞれ前記入力領域の前記所定の領域に表示するための手段とを含む、請求項2に記載の項目選択装置。
  7. 前記項目特定手段は、
    前記位置情報出力装置からの出力が非指定状態に変化したことを検知するための非指定検知手段と、
    前記非指定検知手段により、前記出力が非指定状態に変化したことが検知されたことに応答して、前記非指定状態が検出された位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上のいずれかの項目に対応した領域内か否かを判定するための手段と、
    前記判定するための手段により、前記非指定状態が検出されたときの位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上の、前記項目のいずれかと関係付けられた領域内であると判定されたことに応答して、当該領域と関係付けられた項目を特定する情報を出力するための手段と、
    前記判定するための手段により、前記非指定状態が検出されたときの位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上の前記入力領域の外であると判定されたことに応答して、項目の入力を中止し、前記第1の表示手段による表示を行なわせるための手段とを含む、請求項6に記載の項目選択装置。
  8. 前記項目特定手段はさらに、
    前記位置情報出力装置からの位置情報の出力に基づいて、当該位置情報に対応する位置が、前記表示装置による表示上の、ある項目と関係付けられた領域内から、別の項目に関係付けられた領域内に移動したことを検出するための手段と、
    前記検出するための手段により、前記位置情報に対応する位置が、前記表示装置による表示上の、前記ある項目と関係付けられた領域内から、前記別の項目と関係付けられた領域内に移動したと判定されたことに応答して、前記第2の表示手段により表示された第2の項目群に属する項目数が所定の定数よりも大きいか否かを判定するための第2の項目数判定手段と、
    前記第2の項目数判定手段により前記第2の項目群に属する項目数が前記所定の定数以下であると判定されたことに応答して、前記第2の項目群の項目を全て、それぞれ前記入力領域の前記所定の領域に表示するための手段と、
    前記項目数判定手段により、前記第2の項目群に属する項目数が前記所定の定数よりも大きいと判定されたことに応答して、前記第2の項目群の項目のうち、前記別の項目と関係付けられた領域に対応する項目を含む、連続する所定個数の項目をそれぞれ前記入力領域の所定の領域に表示するための手段とを含む、請求項7に記載の項目選択装置。
  9. 前記項目特定手段は、
    前記位置情報出力装置からの出力が非指定状態に変化したことを検知するための非指定検知手段と、
    前記非指定検知手段により、前記出力が非指定状態に変化したことが検知されたことに応答して、前記非指定状態が検知されたときの前記位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上の、いずれかの項目と関係付けられた領域内か否かを判定するための手段と、
    前記判定するための手段により、前記非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上の、前記いずれかの項目と関係付けられた領域内であると判定されたことに応答して、当該領域と関係付けられた項目を特定する情報を出力するための手段と、
    前記判定するための手段により、前記非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上の前記入力領域の外であると判定されたことに応答して、項目の入力を中止し、前記第1の表示手段による表示を行なわせるための手段とを含む、請求項1に記載の項目選択装置。
  10. 前記位置情報出力装置からの出力が、前記表示装置による表示上の前記代表項目のいずれかに対応する位置で指定状態に変化したことに応答して、前記出力された位置情報に対応する代表項目により代表される第2の項目群に属する項目を、前記表示装置による表示上の、前記入力領域と所定の関係を有する領域に表示するための第2の表示手段をさらに含み、
    前記項目特定手段はさらに、前記判定するための手段により、前記非指定状態が検知されたときの位置情報により示される位置が、前記表示装置による表示上の前記入力領域の外であると判定されたことに応答して、前記第2の表示手段による表示を消去するための手段を含む、請求項9に記載の項目選択装置。
  11. 前記項目特定手段はさらに、
    前記非指定検知手段により、前記出力が非指定状態であることが検知されないことに応答して、前記位置情報により特定される位置が、前記表示装置による表示上の、ある項目と関係付けられた領域から別のある項目と関係付けられた領域に移動したか否かを判定するための手段と、
    前記位置情報により特定される位置が、前記表示装置による表示上の、ある項目と関係付けられた領域から別の項目と関係付けられた領域に移動したと判定されたことに応答して、前記表示装置による表示上の、前記ある項目の表示態様を第1の表示態様に、前記別の項目の表示態様を前記第1の表示態様と異なる第2の表示態様に、それぞれ変化させるための手段とを含む、請求項10に記載の項目選択装置。
  12. 前記第2の表示手段は、前記第2の項目群に属する項目を、前記入力領域外の所定領域に所定の配列で表示する、請求項2に記載の項目選択装置。
  13. 前記第1の表示手段は、前記表示装置による表示上の第1の閉図形、及び前記第1の閉図形内に描かれる第2の閉図形からなるリング形状を有する入力領域に、前記複数の項目群の代表項目を表示するための手段を含む、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の項目選択装置。
  14. 前記第1の閉図形と前記第2の閉図形とは相似であり、かつ同心である、請求項13に記載の項目選択装置。
  15. 前記第1の閉図形は第1の円であり、前記第2の閉図形は前記第1の円と同心で、より半径の小さな第2の円である、請求項14に記載の項目選択装置。
  16. 前記表示するための手段は、前記入力領域に、前記複数の項目群の代表項目を互いに等間隔で配置して表示するための手段を含む、請求項13に記載の項目選択装置。
  17. 前記表示装置及び前記位置情報出力装置は、表示装置一体型タッチパネルである、請求項1〜請求項16のいずれかに記載の項目選択装置。
  18. 表示装置及び位置情報出力装置とのインターフェイスを有するコンピュータにより実行されると、当該コンピュータを、請求項1〜請求項17のいずれかに記載の項目選択装置として動作させる、コンピュータプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムが記録されている、コンピュータ読取可能な記録媒体。
  20. 表示装置と、
    ユーザによる、当該表示装置の表示画面上でいずれかの位置が指定されているか否かを示す指定情報並びに指定された位置を示す位置情報を出力する位置情報出力装置と、
    前記表示装置及び前記位置情報出力装置とともに用いられる、請求項1〜請求項17のいずれかに記載の項目選択装置と、
    前記項目選択装置により選択された項目を用いることにより、所定の情報処理を実行するための情報処理手段とを含む、情報処理装置。
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