JP2007304985A - プレゼンス情報を取り扱うシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】プレゼンス情報の参照者に大量のプレゼンス情報を効率的かつ個人情報保護に配慮した方式で通知し、参照者がプレゼンス提供者の個人情報を知ることなく、情報配信を行う仕組みを提供するシステムを提供する。
【解決手段】アプリケーションサーバ9は、プレゼンス情報の提供者の識別情報が匿名化された二次プレゼンス情報を受信し、コンテンツを情報配信プロキシ2に送信する場合にもプレゼンス情報の提供者の識別情報ではなく、プレゼンス情報の提供者の識別情報を匿名化した情報を送信するので、アプリケーションサーバ9上ではプレゼンス情報の提供者の識別情報が存在せず、つまり、アプリケーションサーバ9が直接的に個人を特定する情報を取り扱うことがなく、情報の厳格な管理が不要となる
【選択図】図1

Description

本発明は、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC2778で規定される人、モノ、サービスの状態を表す情報(プレゼンス情報)を、受信、蓄積、配布するサービスモデルにおいて、複数のプレゼンス提供者の複数のプレゼンス情報を一括して送受信し、プレゼンス提供者に一括して情報配信を行う方式に関する。
RFC2778は、プレゼンスサービスと呼ばれる情報を受信、蓄積、配布するサービスのモデルを提案している。前記の情報は、プレゼンス情報と呼ばれ、人、モノ、サービスの状態を表す情報である。
プレゼンスサービスでは、2種類のクライアントが定義されている。1つは、プレゼンティティと呼ばれるものであり、プレゼンスサービスで蓄積され、配布されるプレゼンス情報を提供するクライアントである。もう一つはウォッチャーと呼ばれるものであり、プレゼンスサービスからプレゼンス情報を受信する。
ウォッチャーは、更にフェッチャーとサブスクライバに分類される。フェッチャーは、プレゼンスサービスから、任意のプレゼンティティの現在のプレゼンス情報の値を要求するものであり、サブスクライバは、任意のプレゼンティティの将来のプレゼンス情報の変化の通知を要求するものである。図17にプレゼンスサービスの概要を示す。
図18にRFC2778で既定されているプレゼンティティ、プレゼンスサービス、サブスクライバ間のプレゼンス情報通知シーケンスを示す。(a)プレゼンティティのプレゼンス情報の状態がP1からP2に変化する。(b)プレゼンティティは、プレゼンスサービスにプレゼンス情報がP2であることを通知し、プレゼンスサービスはプレゼンス情報をP1からP2に変更する。(c)プレゼンスサービスは、サブスクライバにプレゼンティティのプレゼンス情報がP2になったことを通知し、サブスクライバは、プレゼンス情報をP1からP2に変更する。
RFC2778で既定されているプレゼンスサービスは、もともとインスタントメッセージサービスで、ユーザの状態を通知する手段として発展したものであり、最近では、インスタントメッセージ以外にもIP電話等で、通信機器の状態(ON、OFF)をメンバーで共有し、例えば電話をかける前に相手の状態を知るアウェアネス技術としても利用されている。更に、人、通信機器、センサー、無線タグを添付したモノ等を対象とするプレゼンティティの多様化や、状態情報のみならず、位置や、周辺情報までを対象とするプレゼンス情報の多様化により、ネットワークがいろいろなプレゼンス情報を収集し、状況を判断して適切に情報配信を行うプッシュ型と呼ばれる情報配信サービスへの応用が期待されている。
しかしながら、現状のプレゼンスサービスを情報配信サービスに利用するためには、以下の3つの課題がある。
(1)資源の制約が厳しい。
プレゼンスサービスは、数人から数十人程度の小規模のメンバーの間で、情報を交換するのに適したように考案されたシステムであるため、大量のプレゼンス情報を処理するためには、プレゼンスサービスは大量のウォッチャーから大量のプレゼンティティに対するプレゼンス情報提供処理を行なわなければならない。ウォッチャーも、自分がプレゼンス情報を取得している大量のプレゼンティティに関する情報を保守しなければならなくなる。更には、これらのプレゼンス情報を通知するために利用される大量のメッセージ交換がネットワークのトラフィックを圧迫するといった問題がある。
(2)関連付け機能の欠如。
プレゼンティティやプレゼンス情報が多様化すると、個々のプレゼンティティの状態を知ることよりも、複数のプレゼンス情報を関連付け、選別することが重要となる。しかしながら、個々のプレゼンティティへプレゼンス情報の通知を依頼する従来の形式によりこの関連付けを行なうためには、大量のプレゼンス情報の通知依頼処理が必要となり、このようなサービスへの応用を困難にしている。例えば、会議室Aにいるユーザを抽出しようとすれば、全ユーザのプレゼンス情報を収集し、場所のプレゼンス情報が会議室Aを示しているユーザを抽出するようなことが必要となる。
(3)ウォッチャー主導による情報配信ビジネスに適さないビジネスモデル。
既存のプレゼンスサービスは、ウォッチャーが、個々のプレゼンティティへプレゼンス情報の通知を依頼することにより、プレゼンス情報を取得する。情報配信業者がウォッチャーとなりサービスを提供することを考えた場合、ウォッチャーはプレゼンティティの識別子と、通知依頼を行うためのセキュリティ上の情報を知らなければならないことを意味し、情報配信業者は、顧客(プレゼンティティ)に対してサービスを知らせて、情報を登録させるための宣伝コストと、顧客の管理及び、プレゼンス情報を収集し続けるための維持コストが必要となる。又、情報配信を受ける顧客側も、情報配信業者からの意図しない、プレゼンス情報の通知依頼を受信するといった問題もある。
これを解決する方法として、プレゼンティティがプレゼンスサービスにプレゼンス情報を通知する際に、グループURIと呼ぶ複数のプレゼンティティの共通の属性を持つプレゼンス情報を束ねる目的で作成した識別子に向けて、プレゼンティティが、プレゼンス情報を通知する方法がある。
このように構成することで、複数のプレゼンティティのプレゼンス情報を1つの識別子に集約することが可能になり、大量のプレゼンティティとウォッチャーに対してプレゼンス情報の通知を維持するために交換される膨大な数のメッセージ交換の大幅な削減を達成することができる。
しかし、その反面1つの通知メッセージで大量のユーザの情報が通知されるため、大量のプレゼンス情報を効率良く通知する仕組みが必要である。また近年、個人情報保護法等により、収集した個人情報の厳格な管理が求められているが、プレゼンス情報を加工して、付加価値情報を配信するようなサービス業者にとって、情報配信のために必要なメールアドレス等の個人情報と、ユーザ固有の情報であるプレゼンス情報を一緒に管理することは、リスクが非常に大きい。プレゼンス情報は、特にユーザのプライバシーに密接に関係する情報であり、犯罪に利用された場合は、金銭的な損失だけにかかわらず人命に関わる可能性も高い。
そのため、特に大量のユーザの情報を一括して送信するようなシステムでは、ユーザ情報やプレゼンス情報の匿名化による管理が可能になれば、サービス提供者の顧客情報の管理負荷を減らすことができ、サービス提供者の参入障壁を低くすることができる。
図19は、既存のプレゼンス情報を参照した情報配信方式を示している。まずアプリケーションはRFC2778で規定されるウォッチャーの機能を用いて、プレゼンスサービスサーバに情報通知依頼を行う(図19<1>)。これは通常、RFC3859で規定されるようなSUBSCRIBEと呼ばれるメッセージで行われる。この情報通知依頼はRFC2778に基づいたものであれば、それぞれのプレゼンティティに対して行われる。なお、前記記載した方法を適用した場合には、グループURIと呼ばれるグループの識別子に対して行うことができる。
プレゼンスサービスサーバは各プレゼンティティからプレゼンス情報を収集する(図19<2>)。これらのプレゼンス情報は、通常、人間が見て理解できる形式で記述されている。一例として、場所と現在のユーザの状況を表現する場合、プレゼンスは
Figure 2007304985
といったXML形式で表される。これらのプレゼンス情報は、個々にあるいは複数のプレゼンス情報提供者のプレゼンスをリストにしてウォッチャーに通知される(図19<3>)。これは通常、RFC3859で規定されるようなNOTIFYと呼ばれるメッセージで行われる。
プレゼンス情報には通常プレゼンス情報提供者が利用している機器のアドレスも付加されている。ここでは便宜的にプレゼンス情報提供者の識別(<ユーザ識別></ユーザ識別>タグで囲まれた部分)が機器のアドレスを示しているとする。アプリケーションは、例えば<場所>タグの値からプレゼンス提供者の現在位置を特定し、その場所の地図や観光案内等をメッセージとして配信する。通常これらのメッセージは、インスタントメッセージやメールである。しかしWEBページへのURLをプッシュするような形態も、ここでいう情報配信に含まれる。すなわち、アプリケーションは、プレゼンス情報の収集方法に関係なく、収集した全てのプレゼンス提供者のプレゼンス情報をチェックし、該当プレゼンス提供者の通信機器のアドレスを管理するメッセージサーバ(インスタントメッセージサーバあるいはメールサーバ)にメッセージを送信する(図19<4><5>)。
この状況においてアプリケーションは2つの課題を抱えることになる。一つは、同じプレゼンス情報を持つ個々のプレゼンス提供者に対して、同じメッセージをプレゼンス提供者の数だけ生成して送信しなければならないということである。これは例えば、同じ場所にいるプレゼンス提供者が1万人いれば1万個のメッセージを個別に生成して、送信しなければならないことを意味し、非効率である。
また、大量のプレゼンス情報をプレゼンスサービスサーバから受信し処理するためにはアプリケーションサーバ自体が、プレゼンスサービスサーバに匹敵するような処理性能を求められることになり、サービスを安価に提供できない。
また、更に大きな問題は、メッセージ配信のために必要なプレゼンス提供者を特定できるアドレス情報と、ユーザの個人情報に密接に関係しているプレゼンス情報をアプリケーションに集めてしまうことである。サービス提供者は、あくまでも何らかの付加価値情報を配信するために、プレゼンス提供者のアドレスや、現在位置の情報を参照しているだけであり、プレゼンス提供者の個人情報を集めることを目的にしていない。しかし、集められたプレゼンス情報は何らかの形でデータベースに保管されるため、個人情報の管理義務が発生する。データベースをセキュリティ的に部外者から保護することは可能であるが、意図的な機密漏洩や人為的なミスによる情報漏洩は完全に防ぐことが難しく、これらの情報を一元管理することには非常なリスクが伴う。これらの情報が漏洩した場合、軽微な被害としては、漏洩したアドレスに向けて、ワンクリックサギへ誘導される広告などが配信されてしまうことであるが、場所や状態の情報を含む場合、日常の行動を特定し、空き巣や、一人でいるところを狙うといった犯罪に利用される可能性を否定できない。
不特定多数を相手にした情報配信サービスを所望するサービス業者にとって、このようなリスク管理は非常に負担となる。
本発明は、前記課題を解決し、プレゼンス情報の参照者に大量のプレゼンス情報を効率的かつ個人情報保護に配慮した方式で通知し、参照者がプレゼンス提供者の個人情報を知ることなく、情報配信を行う仕組みを提供するシステムを提供することを目的とする。
本発明では、プレゼンスサービスサーバにプレゼンティティより収集されるプレゼンス情報集合(これを一次プレゼンス情報集合と呼ぶ)を、個々のウォッチャー毎にユーザ情報や属性を隠蔽したプレゼンス情報集合(これを二次プレゼンス情報集合と呼ぶ)に変換してウォッチャーに通知し、さらにメッセージの配信機能にウォッチャー毎に個別に隠蔽されているプレゼンス提供者の識別から正規のアドレスを抽出し配信する機能を追加する。これにより、アプリケーション(サービス提供業者)に対して個人情報の隠蔽を実現し、メッセージ配信システムとの連携により、スパムやワンクリックサギを目的とした第三者からのメッセージ送信を防止し、更に、大量のプレゼンス情報をアプリケーションに通知しないことにより、軽量なアプリケーションの実装を可能にし、複数ユーザを一度に指定できる仕組みをメッセージ配信にもたせることで、大量のユーザへのメッセージ配信を効率化する。
(1)〓プレゼンス情報の一部の匿名化〓
本発明に係るシステムにおいては、対象の状態を示すプレゼンス情報を蓄積し、送信するプレゼンスサービスサーバと、送信されたプレゼンス情報を用いてサービスを提供するアプリケーションサーバとを備えるシステムであって、プレゼンスサービスサーバに蓄積されるプレゼンス情報の提供者の識別情報を含む一次プレゼンス情報集合を、プレゼンス情報の提供者の識別情報を匿名化した二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに送信するプレゼンスプロキシと、二次プレゼンス情報集合で指定された匿名情報を指定してアプリケーションサーバからのコンテンツを、指定された匿名情報からプレゼンス情報の提供者の識別情報に戻してプレゼンス情報の提供者のクライアントに送信する情報配信プロキシとを新たに含むものである。
このように本発明によれば、アプリケーションサーバは、プレゼンス情報の提供者の識別情報が匿名化された二次プレゼンス情報を受信し、コンテンツを情報配信プロキシに送信する場合にもプレゼンス情報の提供者の識別情報ではなく、プレゼンス情報の提供者の識別情報を匿名化した情報を送信するので、アプリケーションサーバ上ではプレゼンス情報の提供者の識別情報が存在せず、つまり、アプリケーションサーバが直接的に個人を特定する情報を取り扱うことがなく、情報の厳格な管理が不要となるという効果を奏する。
アプリケーションサーバは、「プレゼンス情報を用いてサービスを提供する」としたが、「プレゼンス情報を判断してサービスを提供する」と表現することもできる。
プレゼンスプロキシと情報配信プロキシで情報の受け渡し等で連携することが望ましい。
(2)〓ハッシュコードによる匿名化〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、前記二次プレゼンス情報集合は、プレゼンスプロキシによってプレゼンス情報の提供者の識別情報に任意の範囲のハッシュコードを割り振って並び替えられ、アプリケーションサーバは、二次プレゼンス情報集合を構成する個々のプレゼンス情報の並び順でハッシュコードを識別するものである。
このように本発明においては、並び替えられた二次プレゼンス情報集合からハッシュコードを取り除いても動作することができ、並び替えられた二次プレゼンス情報集合からハッシュコードを取り除いた場合には、ハッシュコード自体も隠蔽され、よりプレゼンス情報の秘匿性が高まるという効果を有する。
(3)〓属性値の代わりに二次プレゼンス情報集合の条件識別子の包含〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、二次プレゼンス情報集合は属性値の代わりにアプリケーションサーバが指定した条件を識別する条件識別子を含み、アプリケーションサーバは、二次プレゼンス情報集合に含まれる条件識別子に合致したコンテンツを生成するものである。
このように本発明においては、アプリケーションサーバではプレゼンス情報の提供者の識別だけでなく属性値も存在せず、つまり、間接的に個人を特定する情報が存在せず、情報の厳格な管理が不要となるという効果を有する。
ここで、条件識別子だけでなく、条件の結果となるコンディション(CONDITION)も含めることもできる。条件の結果が3個以上の場合となる場合にはコンディションを含めることでより柔軟にコンテンツを提供することができる。ただし、結果が複数考えられても条件を満たす場合にだけコンテンツを提供する場合にはコンディションの導入は必ずしも必要ではない。
(4)〓プレゼンス情報の提供者の識別子ではなく宛先識別の指定〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、プレゼンスプロキシが二次プレゼンス情報集合をアプリケーションサーバにプレゼンス情報の提供者の識別情報のグループを示す宛先識別を指定して渡し、アプリケーションサーバは、前記宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡し、情報配信プロキシは、宛先識別に基づきプレゼンス情報の提供者の識別を取得してコンテンスを各プレゼンス情報の提供者に送信するものである。
このように本発明においては、アプリケーションサーバはプレゼンス情報の提供者の識別情報ではなくその集合である宛先識別を指定されてプレゼンスプロキシから二次プレゼンス情報集合を渡され、この宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡しているので、プレゼンスプロキシはアプリケーションサーバに該当プレゼンス情報の提供者分二次プレゼンス情報を送信することなく、アプリケーションサーバは二次プレゼンス情報を該当プレゼンス情報の提供者分受信してコンテンツを送信することがなく、情報配信プロキシはコンテンツを該当プレゼンス情報の提供者分受信することがなく、プレゼンスプロキシ、アプリケーションサーバ及び情報配信プロキシにおいて処理軽減を望めるという効果を有する。
(5)〓条件識別子と宛先識別の組み合わせの使用〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、プレゼンスプロキシが二次プレゼンス情報集合をアプリケーションサーバにプレゼンス情報の提供者の識別情報のグループを示す宛先識別を指定して渡し、アプリケーションサーバは、前記宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡し、情報配信プロキシは、宛先識別及び条件識別子に基づきプレゼンス情報の提供者の識別を取得してコンテンスを各プレゼンス情報の提供者に送信するものである。
このように本発明においては、各構成要素の処理軽減が望めるだけでなく、宛先識別のうち条件を満たすプレゼンス情報の提供者のみに情報配信プロキシがコンテンツを送信することもでき、アプリケーションサーバが全くプレゼンス情報の提供者を意識することなく、適切なプレゼンス情報の提供者のみにコンテンツを送信することができるという効果を有する。
(6)〓アプリケーションサーバの具体的な構成〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、前記アプリケーションサーバは、匿名化されたプレゼンス情報の提供者の識別情報を扱うことができるようにプレゼンスプロキシと連携可能なインタフェースを持つプレゼンスプロキシクライアントと、情報配信プロキシと連携可能なインタフェースを持つ情報配信プロキシクライアントとを含むものである。
(7)〓プレゼンスマトリックテーブル〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、前記プレゼンスプロキシは、プレゼンス情報の提供者の識別と、プレゼンス情報の属性と、その属性の値に、任意の範囲のハッシュ値で生成されるハッシュコードを割り付け、プレゼンス情報の提供者の識別のハッシュコードと、プレゼンス情報の属性のハッシュコードで配列を構成し、個々の配列の該当位置に属性の値のハッシュコードを記入したプレゼンスマトリックテーブルでプレゼンス情報を管理するものである。
このように本発明によれば、2次元配列の行又は列のそれぞれプレゼンス情報の提供者の識別又はプレゼンス情報の属性を割り当て、プレゼンス情報の提供者の識別とプレゼンス情報の属性から特定される配列の該当位置に属性の値のハッシュコードを格納しているので、単に属性の値にハッシュコードを割り付けて使用する場合と比べ、意味情報の隠蔽と情報圧縮と高速検索性を実現するという効果を有する。より詳細には、アプリケーションサーバからの条件に一致するプレゼンス情報をプレゼンスマトリックステーブルを用いて迅速に特定することができる。
(8)〓コンテンツの更新〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、前記情報配信プロキシは、アプリケーションサーバが生成したコンテンツの一部を、サービス提供者に対して隠蔽されていたプレゼンス情報の提供者の識別から抽出されるプレゼンス情報の提供者の属性で置き換えるものである。
このように本発明においては、アプリケーションサーバにより生成されたコンテンツの一部を、コンテンツを提供対象者の属性で置換するので、このコンテンツ提供者にとってより望ましいコンテンツを提供することができるという効果を有する。
(9)〓プレゼンス情報の提供者からの応答メッセージ〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、前記情報配信プロキシは、コンテンツを配信したプレゼンス情報の提供者のクライアントから、配信したコンテンツに対する応答を受信するものである。
このように本発明においては、配信したコンテンツに対するプレゼンス情報の提供者のクライアントの応答を受信するので、プレゼンス情報の提供者の識別情報を匿名化してアプリケーションサーバ側のサービス提供者に渡してアプリケーションサーバが直接コンテンツをプレゼンス情報の提供者の識別情報を指定して配信しないことで実際にコンテンツがプレゼンス情報の提供者に届いているか否かが不明となるが、この応答を届いているか否かの判断材料に用いることができるという効果を有する。
(10)〓制御指示を含む応答メッセージ〓
また、本発明に係るシステムは必要に応じて、前記プレゼンス情報の提供者のメッセージクライアントから返信される応答には、配信するコンテンツの制御指示を示す情報を含め、前記情報配信プロキシは、この制御指示に従って以降のコンテンツを生成して送信するものである。
このように本発明においては、クライアントからの応答にコンテンツの制御指示を含ませ、その制御指示に従ってコンテンツを生成及び送信するので、プレゼンス情報の提供者が望む形式でのコンテンツの提供が可能となるという効果を有する。
(11)
また、本発明に係るシステムは、情報配信アプリケーション、プレゼンスプロキシクライアント及び情報配信プロキシクライアントで構成されるアプリケーションサーバと、プレゼンスプロキシ及び情報配信プロキシで構成されるプロキシサーバと、一次プレゼンス情報集合の収集を行うプレゼンスサービスサーバと、メッセージ配信を行うメッセージサーバと、プレゼンス情報の通知とアプリケーションから配信されるコンテンツの受信を行うクライアントから構成されるシステムであって、アプリケーションサーバは、プロキシサーバにプレゼンス情報の通知依頼を行い、プロキシサーバは、プレゼンスサービスサーバから一次プレゼンス情報集合を収集し、プレゼンス情報の提供者をプレゼンス情報の並びで識別する二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに通知し、アプリケーションサーバは、通知された二次プレゼンス情報からコンテンツを生成してプレゼンス情報の順列番号を指定してプロキシサーバに送信し、プロキシサーバは、プレゼンス提供者の識別を抽出し、メッセージサーバ宛に個別に情報配信メッセージを回送するものである。
このように本発明においては、プロキシサーバで一次プレゼンス情報集合はプレゼンス情報の提供者の識別をプレゼンス情報の並びで識別する二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに通知され、アプリケーションサーバではコンテンツを生成してプレゼンス情報の順列番号を指定してプロキシサーバに送信するので、アプリケーションサーバではプレゼンス情報の提供者の識別情報を有することなく動作することができ、情報の厳格な管理が不要となるという効果を奏する。
(12)
また、本発明に係るシステムは、情報配信アプリケーション、プレゼンスプロキシクライアント及び情報配信プロキシクライアントで構成されるアプリケーションサーバと、一次プレゼンス情報集合の収集を行い、プレゼンスプロキシ機能を持つプレゼンスサービスサーバと、メッセージ配信を行い、情報配信プロキシ機能を持つメッセージサーバと、プレゼンス情報の通知とアプリケーションから配信されるメッセージの受信を行うクライアントとから構成され、アプリケーションサーバは、プレゼンスサービスサーバに条件を指定したプレゼンス情報の通知依頼を行い、プレゼンスサービスサーバは、収集した一次プレゼンス情報集合を、下記プレゼンスマトリックテーブル形式で格納し、指定された条件を満たすプレゼンス提供者の識別のグループに宛先識別を生成し、条件識別子と宛先識別を含む二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに通知し、プレゼンスサービスサーバは、メッセージサーバに対して、宛先識別とグループを構成するプレゼンス提供者の識別リストを通知し、アプリケーションサーバは、通知された二次プレゼンス情報から条件識別子に合致したコンテンツを生成してメッセージサーバに宛先識別及び条件識別子を指定して送信し、メッセージサーバは、プレゼンス情報の提供者の識別リストから宛先識別に基づきプレゼンス提供者の識別を抽出し、抽出したプレゼンス提供者の識別の中で条件識別子の条件を満たす各プレゼンス情報の提供者のクライアント宛に情報配信メッセージを回送するものである。そして、プレゼンスマトリックテーブルは、プレゼンス情報の提供者の識別と、プレゼンス情報の属性と、その属性の値に、任意の範囲のハッシュ値で生成されるハッシュコードを割り付け、プレゼンス情報の提供者の識別のハッシュコードと、プレゼンス情報の属性のハッシュコードで配列を構成し、個々の配列の該当位置に属性の値のハッシュコードを記入したものである。
このように本発明においては、アプリケーションサーバは、条件識別子に合致したコンテンツを生成して宛先識別及び条件識別子を指定して送信するので、プレゼンス情報の提供者の識別情報及び属性値を取り扱うことなく、より情報の厳格な管理が不要となるという効果を奏する。また、アプリケーションサーバではプレゼンス情報の提供者の識別情報の集合である宛先識別を用いるので、各構成要素で処理負荷の軽減を望むことができる。
■「対象」とは、人、モノ、サービスを含む概念である。
■「サーバ」とは、他のコンピュータや装置に対して各種のサービスを提供するコンピュータや装置を含む概念である。なお、同一のコンピュータに複数のサーバを構築することもできる。また、コンピュータからの要請で同コンピュータに構築されたサーバがサービスを同コンピュータに提供する構成をとることもできる。
■「プレゼンスプロキシ」とは、プレゼンスサービスサーバとアプリケーションサーバとの間に立ってプレゼンスサービスサーバからのプレゼンス情報をアプリケーションサーバに回送するコンピュータ又は装置である。「情報配信プロキシ」とは、アプリケーションサーバとプレゼンス情報の提供者との間に立ってサービス情報をプレゼンス情報の提供者に回送するコンピュータ又は装置である。「プレゼンスプロキシ」及び「情報配信プロキシ」は、一般的な狭義のプロキシサーバ(proxy server)と概念が異なる。
■前記「配列」はマトリックスと呼ぶこともできる。
■コンテンツの制御指示は、配信継続可否、配信頻度、コンテンツ内容の変更(より詳細に、より簡易に)などの情報を含む概念である。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
プレゼンスプロキシ機能と、メッセージプロキシ機能とを連携させることで、プレゼンス情報を参照して、情報配信サービスを行うビジネスモデルにおいて、サービス提供者は、ユーザ識別情報を匿名化したまま付加価値サービスのメッセージの送信が可能になるため、個人情報管理を外部にアウトソーシングすることが可能になり、より安価にサービスの提供が可能になる。
また、複数のユーザーのプレゼンス情報を集約して管理する形態において、プレゼンス情報をプレゼンスマトリックテーブルと呼ぶ、ハッシュ化された値で並び替えた形式で管理することで、より強固な個人情報管理が可能になる。
(本発明の第1の実施形態)
本発明の機能ブロックを図1に示す。以下、本発明の構成要素毎に順次説明する。
[プレゼンスプロキシ1]
ウォッチャーからの情報通知依頼を受けて、ウォッチャーの代わりにプレゼンスサービスサーバ7に情報通知依頼を行い、プレゼンスサービスサーバ7より通知されたプレゼンス情報をハッシュし、ユーザ情報とプレゼンスの属性と値を隠蔽した状態でウォッチャーに通知する機能ブロックである。
プレゼンスプロキシ1は、更に情報通知依頼機能101、情報通知依頼回送機能102、情報通知依頼受信機能103、ウォッチャー情報管理データベース104、プレゼンス受信機能105、プレゼンス変換機能106、プレゼンス通知機能107、プレゼンスキャッシュ(PMT :Presence Matrix Table)108、ハッシュテーブル109、情報配信プロキシ連携機能110の機能ブロックから構成される。
図3にプレゼンスキャッシュ108の構成を示す。プレゼンスキャッシュの構成は、プレゼンスマトリックステーブル(PMT)を用いる形式と用いない形式がある。
プレゼンスマトリックステーブルを用いない場合は、プレゼンスキャッシュは、グループ識別子で索引されるグループ識別子とメンバー情報とを組にした複数のエントリで構成される。メンバー情報は、メンバー識別子とプレゼンス情報の組からなる複数のエントリで構成される。プレゼンス情報は、属性識別子と属性の値の組からなる複数のエントリで構成される。
プレゼンスマトリックテーブルを用いる場合は、プレゼンスキャッシュは、グループ識別子で検索されるグループ識別子と通知先情報の組からなる複数のエントリで構成される。通知先情報は、通知先識別子とプレゼンスマトリックステーブル(PMT)を組とする複数のエントリで構成される。プレゼンスマトリックステーブルは、メンバー識別子に対して定められた範囲のハッシュ値を割り当てたメンバー識別コードと、属性識別子に対して定められた範囲のハッシュ値を割り当てた属性識別コードで索引される配列テーブルであり、個々の配列には、属性の値に対して定められた範囲のハッシュ値を割り当てたものが格納される。
図4に、ハッシュテーブル109の構成を示す。ハッシュテーブルは、グループ識別子で索引されるグループ識別子と通知先情報を組みとした複数のエントリで構成される。通知先情報は、通知先の識別子、ユーザハッシュ情報、属性ハッシュ情報の組からなる複数のエントリで構成される。ユーザハッシュ情報は、メンバー識別子とハッシュコードの組からなる複数のエントリで構成される。属性ハッシュ情報は、属性識別、ハッシュコード、値情報からなる複数のエントリで構成される。値情報は、値識別子とハッシュコードからなる複数のエントリで構成される。
図5にウォッチャー情報管理104の構成を示す。ウォッチャー情報管理は、グループ識別子で検索されるグループ識別子と通知先情報の組からなる複数のエントリで構成される。通知先情報は、プレゼンス情報の通知先を示す通知先識別子と、プレゼンスプロキシクライアント3に指定されたプレゼンス通知条件を格納する条件情報を組とする複数のエントリで構成される。条件情報は、条件を指定したプレゼンスプロキシクライアント3と指定した条件の対応をとるための条件識別子と、その識別子に対応する条件の組からなる複数のエントリで構成される。条件の記述方法は、本発明では規定しないが、ポリシ記述言語のようなものが利用できる。例えば、場所の値が一致した場合に通知してもらいたければ、
Figure 2007304985
という風に記述できる。
図2にプレゼンスプロキシ1の処理フローを示す。
S101:情報通知依頼受信機能103は、プレゼンスプロキシクライアント3からのプレゼンス情報通知依頼メッセージを受信する。
S102:情報通知依頼受信機能103は、プレゼンス情報通知依頼メッセージからプレゼンスプロキシクライアント3の識別子を抽出し、ウォッチャー情報管理104の該当エントリに情報を設定する。プレゼンス情報通知の条件が指定されていれば、条件も記録する。
S103:情報通知依頼回送機能102は、プレゼンス情報の通知先をプレゼンスプロキシクライアント3からプレゼンスプロキシ1に変更した情報通知依頼メッセージを生成し、情報通知依頼機能101は、プレゼンスサービスサーバ7にプレゼンス情報通知依頼メッセージを送信する。
S104:プレゼンスサービスサーバ7は、情報通知依頼メッセージを受信後、指定されたプレゼンス提供者のプレゼンス情報をプレゼンスプロキシ1に送信する。プレゼンス受信機能105はプレゼンス情報通知メッセージを受信する。
S105:プレゼンス変換機能106は、プレゼンス情報通知依頼を行ったプレゼンスプロキシクライアント3に対して、プレゼンス提供者の識別、プレゼンス属性、属性の値にハッシュコードをまだ割り当ててなければ、それぞれについてハッシュコードを割り振り、ハッシュテーブル109に設定する。又、通知されたプレゼンス情報をプレゼンスキャッシュ108に格納する。プレゼンスマトリックテーブルを用いる場合は、ハッシュテーブル109を参照してハッシュコードに変換した情報を格納する。
S106:情報配信プロキシ連携機能110は、プレゼンス提供者の識別に対して生成したハッシュコードをグループの識別と共に、情報配信プロキシ2に通知する。
S107:プレゼンス通知機能107は、ウォッチャー情報管理104からプレゼンス情報を通知するプレゼンスプロキシクライアント3を特定し、二次プレゼンス情報集合を生成する。二次プレゼンス情報集合とは、例えば、プレゼンスサービスサーバ7より収集したプレゼンス情報集合からプレゼンス提供者の識別子情報を取り除き、プレゼンス提供者の識別にランダムにハッシュ値を割り付け、その順番に並び替えることによりプレゼンス提供者の識別情報を隠蔽するように編集されたものや、条件が指定されていれば、条件に一致するプレゼンス提供者の識別のグループにメッセージ送信用のメッセージ識別子を割り振り、条件識別コードと、メッセージ識別子を通知することで、プレゼンス提供者の識別情報のみならず生のプレゼンス情報をも隠蔽するように編集された情報のことである。
S108:プレゼンス通知機能107は、プレゼンス情報通知依頼を行ったプレゼンスプロキシクライアント3に対して、二次プレゼンス情報集合を通知する。
[情報配信プロキシ2]
情報配信プロキシクライアント5からメッセージを受信し、メッセージに含まれるメッセージの識別子を元にメッセージの送信メンバーを特定し、メンバーが利用している通信機器のアドレスを管理しているメッセージサーバ8にメッセージの配信を行う機能ブロックである。
情報配信プロキシ2は、更にプレゼンスプロキシ連携機能201、メッセージ生成分配機能202、メッセージ分析機能203、ユーザ情報管理204、宛先管理テーブル205、ログ情報206の機能ブロックから構成される。
図8に宛先管理テーブルの構成を示す。宛先管理テーブルは、プレゼンス提供者の情報の隠蔽の仕方により構成が異なる。情報配信プロキシクライアント5よりハッシュコードで送信先メンバーが指定される場合、宛先管理テーブルは、グループ識別子で索引されるグループ識別子と送信者情報を組とする複数のエントリで構成される。送信者情報は、送信者識別、送信者の認証情報、メンバー情報を組とする複数のエントリから構成される。メンバー情報はハッシュコード、メンバー識別子、通知状態を組とする複数のエントリから構成される。
情報配信プロキシクライアント5からメッセージ識別子で指定される場合は、宛先管理テーブルは、グループ識別子で索引されるグループ識別子とメッセージ識別情報を組とする複数のエントリから構成される。メッセージ識別情報は、メッセージ識別子、送信者識別、認証情報、メンバー情報を組とする複数のエントリから構成される。メンバー情報は、メンバー識別子と通知条件を組みとする複数のエントリから構成される。
図6、図7に情報配信プロキシの処理フローを示す。図6はプレゼンスプロキシから宛先情報を通知された時の処理フローを示す。
S201:プレゼンスプロキシ連携機能201は、プレゼンスプロキシ1から宛先情報通知メッセージを受信する。宛先情報は、ハッシュコードとプレゼンス提供者の識別の対応リスト、あるいは、メッセージ識別子とそのメッセージ識別に対応する複数のプレゼンス提供者の識別子を含んだリストである。
S202:プレゼンスプロキシ連携機能201は、受信した宛先情報を宛先管理テーブル205の該当エントリに設定する。
図7は情報配信プロキシクライアント5又は、メッセージクライアント6からメッセージを受信した時の処理フローを示す。
S203:メッセージ分析機能203は、情報配信プロキシクライアント5又は、メッセージクライアント6からメッセージを受信する。メッセージが何であるかは実装依存であるが、インスタントメッセージ、メール等が利用可能である。
S204:メッセージ分析機能203は、受信したメッセージの中身を解析し、情報配信アプリケーション4と連携した情報配信プロキシクライアント5から送信された、グループ識別子宛のメッセージであれば、S205に処理を分岐し、個々のプレゼンス提供者に配信した情報配信メッセージに対する了承メッセージであれば、S208に処理を分岐する。
S205:メッセージ分析機能203は、メッセージの送信者の識別子と認証情報をメッセージから抽出し、宛先管理テーブル205に設定されている認証情報と比較し、プレゼンスプロキシ1が2次プレゼンス情報集合を渡した相手から情報が発信されていることを確認する。認証が正しくない場合、メッセージ分析機能203は受信したメッセージを棄却する。
S206:メッセージ分析機能203は、宛先管理テーブル205を参照して、ユーザのハッシュコード又は、メッセージ識別子から、そのメッセージを送信する個々のメンバーの宛先アドレスを特定する。
S207:メッセージ生成分配機能202は、ステップS206で抽出した個々のメンバーの識別を宛先として、メッセージを送信し処理を終了する。
S208:メッセージ分析機能203は、受信したメッセージが情報配信メッセージに対する了承メッセージであれば、ユーザ情報管理204に制御を渡す、ユーザ情報管理204は了承メッセージで返されたステータス(例えば、サービス受領、配信拒否)等を宛先管理テーブルの該当エントリに設定し処理を終了する。
メッセージ生成分配機能202及び、メッセージ分析機能203は、個々のメンバーに送信したメッセージと、メンバーから返信された了承メッセージをログ情報206に記録し、メッセージ送信を依頼したアプリケーションに対してサービス実行を証明する情報として利用できるようにも構成できる。これは、例えばサービス課金を行う場合に役にたつ。
[プレゼンスプロキシクライアント3]
プレゼンスプロキシクライアント3は、情報配信アプリケーション4から依頼指示を受けて、プレゼンスプロキシ1に対して、プレゼンス情報の通知依頼を行い、プレゼンスプロキシ1から通知される2次プレゼンス情報集合の隠蔽されたプレゼンス提供者の識別と、通知条件をアプリケーション4に通知する。
プレゼンスプロキシクライアント3は、更に情報通知依頼機能301、プレゼンス受信機能302、プレゼンスキャッシュ303の機能ブロックから構成される。
プレゼンスキャッシュ303の構成は、プレゼンスプロキシ1で説明した図3の非PMT形式のプレゼンスキャッシュと同じである。但し、メンバー識別はハッシュコードとなる。
図9にプレゼンスプロキシクライアントの処理フローを示す。
S301:情報通知依頼機能301は、情報配信アプリケーション4よりAPIを介して通知される依頼指示を受信する。
S302:情報通知依頼機能301は、情報配信アプリケーション4が指定した情報を持つ情報グループの識別子を管理するプレゼンスプロキシ1に対してプレゼンス情報通知依頼を行う。
S303:プレゼンス受信機能302は、プレゼンスプロキシ1から通知される二次プレゼンス情報集合を受信する。
S304:プレゼンス受信機能302は、ハッシュを用いてメンバー情報を隠蔽された二次プレゼンス情報集合を受信した場合は、プレゼンスキャッシュ303の該当エントリに受信した情報を設定する。
S305:プレゼンス受信機能302は、アプリケーション4に対して、ハッシュを用いてメンバー情報を隠蔽された二次プレゼンス情報集合を受信した場合は、プレゼンスキャッシュへ303のポインタをアプリケーションに通知する。メッセージ識別でメンバー情報と、プレゼンス属性が隠蔽された二次プレゼンス情報を受信した場合は、条件コードとメッセージ識別をそれぞれ情報配信アプリケーション4に通知する。
[情報配信アプリケーション4]
ここで定義する情報配信アプリケーション4は、サービス提供対象者のプレゼンス情報を収集し、収集したプレゼンス情報の状態により動的に配信用のコンテンツを生成し、サービス提供対象者にメッセージとして送信するものである。
情報配信アプリケーション4は、コンテンツ生成機能401と、メッセージテンプレート402で構成される。
図11にメッセージテンプレートを示す。メッセージテンプレートは条件とテンプレートを組とする複数のエントリで構成される。条件は、プレゼンスプロキシ1に情報通知依頼メッセージを介して通知した条件と対応をとるための条件識別コード、あるいは、プレゼンスキャッシュ108から必要な情報を抜き出すための専用の記述言語で記載された条件文である。テンプレートは、一般的にはインスタントメッセージやメールのボディ部分に相当するテキストベースの配信情報である。但し、テンプレートが何であるかは、本発明で限定するものではなく、プレゼンス情報に対応した映像や音声コンテンツであってもよい。
図10に情報配信アプリケーションの処理フローを示す。
S401:情報配信アプリケーション4は、プレゼンス情報を収集するために、何らかの手段を用いて、アプリケーションの目的に沿ったプレゼンス情報を提供可能な提供者を特定する。情報配信アプリケーション4は、プレゼンスプロキシクライアント3に対して、特定したプレゼンス情報を提供してもらうために、通知の依頼先を指定した依頼指示をAPIを用いて通信する。
S402:プレゼンス情報を受信すると、プレゼンスプロキシクライアント3は、受信通知を情報配信アプリケーション4にAPIを介して通信する。
S403:情報配信アプリケーション4は、プレゼンスプロキシクライアント3から通知された情報を元に、プレゼンスキャシュ303及び、メッセージテンプレート402を参照して、サービス提供対象者に配信する情報のコンテンツを生成する。ここでは、メッセージテンプレートを利用する例を示しているが、サーブレットやCGIといった動的にWEBページを作成する技術と連携させ、コンテンツをそれらのページへのURLとして作成し配信するようにも構成できる。
S404:情報配信アプリケーション4は、情報配信プロキシクライアント5に対して生成したコンテンツと、プレゼンスプロキシクライアント3から通知された宛先あるいは、情報配信アプリケーション4がプレゼンスキャシュ303から抽出した情報に対応するメンバーのハッシュコードと、グループの識別子とをAPIを介して通知する。
[情報配信プロキシクライアント5]
図12に情報配信プロキシクライアント5の処理フローを示す。
S501:情報配信プロキシクライアント5は、情報配信アプリケーション4より、メッセージの送信依頼を、APIを介して受信する。
S502:情報配信アプリケーション4より通知されたメッセージのコンテンツと宛先より、情報配信プロキシ2が管理するグループ識別子宛のメッセージを作成する。
S503:グループ識別子宛にメッセージを送信する。
以下、本発明の機能を用いた構築したシステムを2つ示す。システムへの機能配備方法や、個々の機能ブロック間のインタフェースの構成方法について、更にいくつかのバリエーションが想定できるが、それらが本発明の請求範囲に含まれることは、自明である。
(実施例1:プレゼンス情報管理業者を介したプレゼンスを参照した情報配信方式)
図13は実施例1のシステム構成である。システムはクライアント12、13、グループURIディレクトリサーバ11、プレゼンスサービスサーバ7、メッセージサーバ8、プロキシサーバ10、アプリケーションサーバ9から構成される。
クライアント12、13はプレゼンスサービスサーバ7にプレゼンス情報を通知する機能と、アプリケーションサーバ9から配信される情報を表示する機能とを有する。一般的には、PCやPDAのIP電話ソフトの一部として実装される。更に、将来的には、IPに対応した携帯電話への実装も可能である。本発明では、プレゼンス情報の通知と、情報の表示の仕組みについては言及しない。これらは、既存技術で実現可能である。但し、本発明では、アプリケーションに対してユーザ情報を隠蔽するため、ユーザにサービスを実行したこと、及び業者間の課金を行うために、配信された情報に対して了承をプロキシサーバ10に返送する機能(メッセージクライアント6)を追加する。この機能の詳細については後述する。また、図13では2つのクライアントしか示していないが、クライアントの数は限定されない。
グループURIディレクトリサーバ11は、クライアント12,13とアプリケーションサーバ9が、プレゼンス情報の提供、参照について検索を行うためのディレクトリサーバである。いわゆるイエローページであり、プレゼンス情報の収集の目的、収集情報等が管理・公開されている。グループURIディレクトリサーバは、特許PC2005−999460(特願2005−999460)に示されているが、この機能に関しては、本発明の請求範囲ではなく、CORBAを始めとする、分散環境アプリケーションのリポジトリサービスを利用して構築されたものであって良い。
プレゼンスサービスサーバ7は、RFC2778で規定されるプレゼンスサービスを実装したプレゼンス情報の収集・管理・通知を行うためのサーバである。本発明は、特許PC2005−999460で提案されているグループURIの利用を前提としているが、ここで示すプレゼンスサーバ7はグループURIの機能を実装していなくても良い。その場合は、後述するプロキシサーバ10が、既存の技術を用いて個別に各プレゼンティティからプレゼンス情報を収集しても良い。
メッセージサーバ8は、既存のインスタントメッセージサーバ又はメールサーバである。クライアント12,クライアント13、プレゼンスサービスサーバ7、メッセージサーバ8は、プレゼンス情報提供業者により管理される。プレゼンス情報提供業者は、プレゼンス情報収集とメッセージ配信のためのインフラを提供することを目的とし、それらのインフラの利用料金から収益をあげる業者であり、プレゼンス情報の通知により外部に公開したユーザ情報の管理については責任を負わない。
プロキシサーバ10は、プレゼンスサービスサーバ7から通知されたプレゼンス情報からユーザ情報を隠蔽し、ユーザ情報を隠蔽したまま情報配信用のメッセージの配信を可能にできるように、プレゼンス情報と、メッセージ配信に関して、それぞれのプロキシの役割を行う本発明で新たに考案された装置である。プロキシサーバ10は、プレゼンスプロキシ1とメッセージプロキシ2から構成される。プロキシサーバ10は、プレゼンス情報管理業者に管理される。
プレゼンス情報管理業者は、ある特定の目的で収集された複数のユーザの情報を管理することを目的とした業者である。サービス提供業者の個人情報管理を肩代わりすることで、サービス提供業者からアウトソーシング料金をもらうことで収益をあげる業者である。個人情報の管理についての責任を持つ。
アプリケーションサーバ9は、収集したプレゼンス情報の中身を判断し、状況にあったコンテンツを動的に生成し配信するサービスである。アプリケーションサーバ9は既存の技術によって実装されるが、本発明では、プレゼンス情報は、プロキシサーバ10を介してユーザ情報が隠蔽された状態で通知されるため、プロキシサーバ10との連携部分が新たに追加される。アプリケーションサーバ9は、アプリケーション4、プレゼンスプロキシクライアント3、情報配信プロキシクライアント5から構成される。アプリケーションサーバ9は、サービス提供業者によって管理される。
サービス提供業者は、収集したプレゼンス情報を参照して付加価値サービスをユーザに提供することで、サービスの利用料金あるいは、スポンサーから広告料を得ることで収益をあげる業者である。ここでいうサービス提供業者は、プレゼンス情報そのものの収集を目的としておらず、マーケットリサーチ、データマイニング、特定個人への広告のためにプレゼンス情報を利用しない。従ってサービス提供業者は、個人情報の管理をプレゼンス情報管理業者にアウトソーシングすることで、個人情報管理のリスクを廃し、安価なサービスを提供することで収益増加を目指すことができる。
説明のため、各プレゼンティティから場所と、ユーザの状態を組としたプレゼンス情報を収集するプレゼンス情報収集グループ(ServiceGroup1)を個人情報管理業者が定義し、このプレゼンス情報収集グループを利用して、サービス提供業者である旅行代理店が観光案内を付加情報として配信する例を示す。
図14は、実装例1のシステムのサーバ間のシーケンスを示す。まず、プレゼンス情報管理業者は、プレゼンス情報収集グループ(ServiceGroup1)を定義し、グループURIディレクトリサーバ11に、ServiceGroup1を登録する。登録する情報は、収集するプレゼンス情報の属性(場所、状態)、このグループを管理するプロキシサーバ、利用目的(サービス提供業者に情報を提供する旨の説明)、個人情報管理ポリシ(プロキシで個人情報が隠蔽される旨の説明と、隠蔽方法)等である。
<1>旅行代理店は、グループURIディレクトリサーバ11に登録された情報を、サービス検索や、プレゼンス情報管理業者からのサービス案内で知る。旅行代理店は、自社が管理する観光案内配信サービスのアプリケーションサーバ9から、グループURIディレクトリサーバ11の登録情報が示すプロキシサーバ10のServiceGroup1宛に情報通知依頼を行う。このインタフェースは、RFC3859で規定されるSUBSCRIBEメッセージに基づいたもの構築することもできるし、独自のAPIを定義して構築することもできる。このインタフェースで渡される情報は、アプリケーションの識別子(Application1)と、情報通知依頼先の識別ServiceGroup1である。(図10のS401、図9のS301,S302)
<2>プレゼンス情報管理業者のプロキシサーバ10は、アプリケーションサーバ9からの情報通知依頼を受信し、情報の通知先としてのアプリケーションの識別子を記録し、プレゼンスサービスサーバ7に対して、プロキシサーバ10を送信元(プレゼンス情報の通知先)に変更した情報通知依頼を行う。この時、プレゼンスサービスサーバ7が特許PC2005−999460のグループURI機能を持っていれば、あらかじめServiceGroup1をプレゼンスサーバ7上に構築することで、依頼元情報を置換するだけで情報通知依頼の代理が可能になる。グループURI機能を持っていない場合は、プレゼンスサーバ7にユーザ個別の情報通知依頼を行い、プロキシサーバ10がプレゼンス情報の集約を行う。(図2のS101〜S103)
<3>観光案内を利用したいユーザは、旅行代理店からの案内、又は、サービス検索によりグループURIディレクトリサーバ11からServiceGroup1の情報を取得する。ユーザは、例えば観光地で観光案内が欲しい場合、クライアント12,13のアプリケーションを立ち上げプレゼンスサーバにプレゼンス情報を登録する。ここでは、図19で説明したのと同じ形式でプレゼンス情報を表すことにする。
Figure 2007304985
Figure 2007304985
<4>プロキシサーバ10は、プレゼンスサーバ7を介して各クライアントのプレゼンス情報をリストにした情報リストを取得する。
Figure 2007304985
プロキシサーバ10は、個々のユーザ識別に対して、ハッシュコードをランダムに生成する。例えば、User1に対して2、User2に1を割り付ける。ユーザの数が少ない場合は、ハッシュコードの割り当て範囲を広くとり、ダミーを含めるとトラッキングが困難になる。例えば、範囲を10とすると、User1に対して9、User2に5が割り付けられるかもしれない。プレゼンスプロキシ1は、情報配信プロキシ2に対してユーザ識別とハッシュコードの対応表及びアプリケーションの識別、認証情報を通知する。(図2のS104〜S106、図6のS201〜S202)
<5>プロキシサーバ10は、アプリケーションサーバ9に対して、プレゼンス情報からユーザ識別を削除し、ハッシュコードの値順に並び替えたプレゼンス情報リストを作成する。例では、判りやすいようにユーザ識別をハッシュコードで置き換えているが、ユーザ識別をリストに含める必要はない。プロキシサーバ10は生成したプレゼンス情報をアプリケーションサーバ9に通知する。(図2のS107,S108)
Figure 2007304985
<6>アプリケーションサーバ9は、通知されたプレゼンス情報の場所属性を参照して、メッセージテンプレート402を索引し、それぞれのユーザ宛のメッセージを作成し、プロキシサーバにメッセージを送信する。生成したメッセージは例えば次のようになる。
Figure 2007304985
この例では、ServiceGroup1というグループ識別子と、送信対象のユーザを示すビット表でユーザを指定する実装例を示している。このような実装方式をとった場合、YY博物館にいるユーザが100人いる場合でも、100個のメッセージを個別に生成、送信する必要はなく、ServiceGroup1という宛先と、対象となるユーザのビットを100 ONにしたメッセージを1個だけ送信すれば良い。(図9のS303〜S305、図10のS402〜S404、図12のS501〜S503)
<7>プロキシサーバ10は、アプリケーションサーバ9からメッセージを受信すると、送信者が宛先となるグループ識別子の利用権限があるか、即ちプレゼンス情報の通知先であるかどうかを、プレゼンスプロキシ1から通知されたアプリケーションの識別子と、認証情報をもとにチェックする。送信先が正しければ、ユーザハッシュの対応表を見て、グループの識別子と、対象ユーザのハッシュコードからユーザ識別子と特定し、メッセージを個々のユーザ宛に再作成する。作製されたメッセージは以下のようになる。
Figure 2007304985
Figure 2007304985
実装のバリエーションとして、ユーザ情報としてユーザ識別以外に、名前等のユーザ固有情報も、プレゼンスサービスサーバ7との連携の結果としてあるいは、プロキシサーバ10内部で管理していれば、本文を例えば、
Figure 2007304985
というような、ユーザの名前の補完を指示する文法と表記を決めておき、@userの部分をOO太郎といった人の名前で置き換えることもできる。
Figure 2007304985
個々のユーザ宛に生成されたメッセージは、それぞれのユーザの識別(アドレス)を管理するメッセージサーバ8に送信され、それぞれのメッセージサーバ8を経由して、個々のユーザにメッセージが配信される。(図7のS203〜S207)
<8>クライアント12,13は、メッセージを受信すると、メッセージの送信元であるプロキシサーバ10に返信を返すように構成できる。応答は、単純なリプライでも良いし、配信継続可否、配信頻度などの情報を含むように構成しても良い。プロキシサーバ10は、返信メッセージを受信し、メッセージの中身を解析して、情報配信プロキシ2の宛先管理テーブル205の通知状態を変更したり、ログに記録したりする。これらは、ユーザへのメッセージ配信制御を適正化し、サービス提供者に対して、サービス実行を担保するために利用することができる。
実施例1では、ユーザ識別のみを隠蔽しているが、プレゼンス情報そのものはサービス提供者に通知されている。この方式でも、プレゼンス情報単体ではユーザが特定される可能性は低いが、メッセージの配信記録等の他の情報と付き合わされた場合、ユーザが特定される可能性がある。例えば、YY博物館にある時刻にサービス対象者が一人しかいなくて、その時刻にYY博物館の観光案内メッセージがメールサーバに記録されていれば、ユーザが特定されてしまう。ハッシュ情報は定期的に変更が可能であるが、一度、特定されてしまうと、プレゼンス情報そのものがユーザを特定する手がかりとして利用されてしまう。
従って、ユーザ情報が隠蔽されているとは言え、プレゼンス情報そのものの厳格な管理は依然として要求される。実施例2では、この課題についても解決している。
(実施例2:厳格なプレゼンス情報管理を行うプレゼンス情報提供業者が提供するプレゼンスサービスを利用した情報配信方式)
図16は実施例2のシステム構成である。システムはクライアント12、13、グループURIディレクトリサーバ11、プレゼンスサービスサーバ14、メッセージサーバ15、アプリケーションサーバ9から構成される。
クライアント12、13とグループURIディレクトリサーバ11、アプリケーションサーバ9は実施例1で説明した同じものである。
プレゼンスサービスサーバ14は、プレゼンスサービスサーバ7に、本発明のプレゼンスプロキシの機能を追加したものである。
メッセージサーバ15は、メッセージサーバ8に、本発明のメッセージプロキシの機能を追加したものである。
クライアント12,13、プレゼンスサービスサーバ7、メッセージサーバ8は、プレゼンス情報提供業者により管理される。プレゼンス情報提供業者は、プレゼンス収集とメッセージ配信のためのインフラを提供することを目的とし、それらのインフラの利用料金から収益をあげる業者である。実施例2では、プレゼンス情報提供業者は、ユーザの個人情報と、プレゼンス情報の管理義務を負い、個人情報を厳格に管理することで、他のプレゼンス情報提供業者との差別化を行うことで収益をあげようとする業者である。
理解を容易にするため、実施例1で説明したのと同じサービスを用いて説明する。
図16は、実装例2のシステムのサーバ間のシーケンスを示す。まず、プレゼンス情報管理業者は、プレゼンス情報収集グループ(ServiceGroup1)を定義し、グループURIディレクトリサーバ11に、ServiceGroup1を登録する。登録する情報は、収集するプレゼンス情報の属性(場所、状態)、このグループを管理するプロキシサーバ、利用目的(サービス提供業者に情報を提供する旨の説明)、個人情報管理ポリシ(プロキシで個人情報が隠蔽される旨の説明と、隠蔽方法)等である。
<1>旅行代理店は、グループURIディレクトリサーバ11に登録された情報を、サービス検索や、プレゼンス情報管理業者からのサービス案内で知る。旅行代理店は、自社が管理する観光案内配信サービスのアプリケーションサーバ9から、グループURIディレクトリサーバ11の登録情報が示すプレゼンスサービスサーバ14のServiceGroup1に情報通知依頼を行う。このインタフェースは、RFC3859で規定されるSUBSCRIBEメッセージに基づいたものでも良いし、独自のAPIを定義しても良い。このインタフェースで渡される情報は、アプリケーションの識別子(Application1)と、情報通知依頼先の識別ServiceGroup1及び、条件である。条件はプレゼンス情報の属性と値のペアを指定したものであり、例えば次のように指定する。
Figure 2007304985
これは、場所がXXX公園であれば、CONDITION1を通知し、場所がYY博物館であればCONDITION2を通知するというものである。これは、あくまでも1つの実施例にすぎず、条件の指定方法は実装依存で何でも良い。(図10のS401、図9のS301,S302、図2のS101〜S103)
<2>観光案内を利用したいユーザは、旅行代理店からの案内、又は、サービス検索によりグループURIディレクトリサーバ11からServiceGroup1の情報を取得する。ユーザは、例えば観光地で観光案内が欲しい場合、クライアントのアプリケーションを立ち上げプレゼンスサーバ14にプレゼンス情報を登録する。ここでは、図19で説明したのと同じ形式でプレゼンス情報を表すことにする。
Figure 2007304985
Figure 2007304985
<3>プレゼンスサービスサーバ14は、取得したプレゼンス情報の情報リストに関して、情報を要求するアプリケーション個別にハッシュコードを作成し、プレゼンスマトリックテーブルを生成する。仮に、ユーザが2名、場所がXXX公園と、YY博物館、状態がオンラインとオフラインプレが全情報とした場合、それぞれを範囲3でハッシュコードを割り付けるとすると、ハッシュテーブルと対応するプレゼンスマトリックテーブルは、以下のようになる。
Figure 2007304985
Figure 2007304985
上記マトリックス表で、属性1は、状態、属性2は場所、属性3はダミーを示し、ユーザ1は、User2を、ユーザ2はダミーを、ユーザ3は、User1を示す。属性1の値1はオフラインを、値2はオンラインを、属性2の値3はYY博物館を、値2はXXX公園を示す。このように収集したプレゼンス情報を格納するプレゼンスキャッシュは意味情報が隠蔽されるため、ハッシュテーブルの管理と、プレゼンスマトリックテーブルとを厳格に分けて管理すれば、仮にどちらかの情報が漏洩したとしても、両方がそろわなければプレゼンス情報を解読することはできない。また、それぞれのプレゼンスマトリックテーブルは、個々のアプリケーションに固有なものなので、同じグループ識別子のプレゼンス集合を利用している一部のサービスの情報が漏洩しても、他のサービスに影響が波及することはない。プレゼンスサーバ14は、ハッシュテーブル109とプレゼンスマトリックステーブル108及び、ウォッチャー情報管理104に格納されている条件を参照し、条件に一致するプレゼンス情報を特定する。プレゼンスサーバ14は、それぞれの条件について宛先リストを作成し、宛先リストとアプリケーションの識別、認証情報を通知する。メッセージサーバに通知する(図2のS104〜S106、図6のS201〜S202)。宛先リストは、例えば、次のようになる。
Figure 2007304985
<4>プレゼンスサービスサーバ14は、アプリケーションサーバ9に対して、条件識別子と、その条件を満たすメンバーを指定する宛先識別とをペアにしたプレゼンス情報を生成し、生成したプレゼンス情報をアプリケーションに通知する。(図2のS108)
Figure 2007304985
アプリケーションサーバ9は、通知された条件で、メッセージテンプレート402を索引し、それぞれのユーザ宛のメッセージを作成し、メッセージサーバ15にメッセージを送信する。生成したメッセージは例えば次のようになる。
Figure 2007304985
Figure 2007304985
この例では、ServiceGroup1というグループ識別子を階層化し、識別子の一部に宛先識別を組み込む例を示している。(図9のS303〜S305、図10のS402〜S404、図12のS501〜S503)
<6>メッセージサーバ15は、アプリケーションサーバ9からメッセージを受信すると、送信者が宛先となるグループ識別子の利用権限があるか、即ちプレゼンス情報の通知先であるかどうかを、プレゼンスサーバ14から通知されたアプリケーションの識別子と、認証情報をもとにチェックする。送信先が正しければ、宛先識別の対応表を見て、条件に該当するユーザ識別子と特定し、メッセージを個々のユーザ宛に再作成する。作成されたメッセージは実装例1と同じように以下のようになる。(図7のS203〜S207)
Figure 2007304985
Figure 2007304985
<7>クライアント12,13は、メッセージを受信すると、メッセージの送信元であるメッセージサーバ15に返信を返す。
実装例2は、サービス提供業者は、プレゼンス情報提供業者に対して、プレゼンス情報そのものの通知ではなく、条件を指定し、条件に一致する複数のユーザのグループ識別をプレゼンス情報として通知するように構成している。従って、サービス提供者は、実施例1の場合のように、プレゼンス情報がアプリケーションサーバに集約されないので管理リスクが軽減される。又、通知されたグループ識別は、そのアプリケーションのみに有効であるので、外部にこの情報が漏れたとしても、第三者がこの識別を利用して情報配信をすることはできない。
以上の前記各実施形態及び実施例により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
[付記] 上記実施形態及び実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 対象の状態を示すプレゼンス情報を蓄積し、送信するプレゼンスサービスサーバと、送信されたプレゼンス情報を用いてサービスを提供するアプリケーションサーバとを備えるシステムであって、プレゼンスサービスサーバに蓄積されるプレゼンス情報の提供者の識別情報を含む一次プレゼンス情報集合を、プレゼンス情報の提供者の識別情報を匿名化した二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに送信するプレゼンスプロキシと、二次プレゼンス情報集合で指定された匿名情報を指定してアプリケーションサーバからのコンテンツを、指定された匿名情報からプレゼンス情報の提供者の識別情報に戻してプレゼンス情報の提供者のクライアントに送信する情報配信プロキシとを新たに含むシステム。
(付記2) 前記二次プレゼンス情報集合は、プレゼンスプロキシによってプレゼンス情報の提供者の識別情報に任意の範囲のハッシュコードを割り振って並び替えられ、
アプリケーションサーバは、二次プレゼンス情報集合を構成する個々のプレゼンス情報の並び順でハッシュコードを識別する前記付記1に記載のシステム。
このように本発明においては、並び替えられた二次プレゼンス情報集合からハッシュコードを取り除いても動作することができ、並び替えられた二次プレゼンス情報集合からハッシュコードを取り除いた場合には、ハッシュコード自体も隠蔽され、よりプレゼンス情報の秘匿性が高まるという効果を有する。
(付記3) 二次プレゼンス情報集合は属性値の代わりにアプリケーションサーバが指定した条件を識別する条件識別子を含み、アプリケーションサーバは、二次プレゼンス情報集合に含まれる条件識別子に合致したコンテンツを生成する
前記付記1に記載のシステム。
(付記4) プレゼンスプロキシが二次プレゼンス情報集合をアプリケーションサーバにプレゼンス情報の提供者の識別情報のグループを示す宛先識別を指定して渡し、アプリケーションサーバは、前記宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡し、
情報配信プロキシは、宛先識別に基づきプレゼンス情報の提供者の識別を取得してコンテンスを各プレゼンス情報の提供者に送信する前記付記1に記載のシステム。
(付記5) プレゼンスプロキシが二次プレゼンス情報集合をアプリケーションサーバにプレゼンス情報の提供者の識別情報のグループを示す宛先識別を指定して渡し、アプリケーションサーバは、前記宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡し、情報配信プロキシは、宛先識別及び条件識別子に基づきプレゼンス情報の提供者の識別を取得してコンテンスを各プレゼンス情報の提供者に送信する前記付記3に記載のシステム。
(付記6) 前記アプリケーションサーバは、匿名化されたプレゼンス情報の提供者の識別情報を扱うことができるようにプレゼンスプロキシと連携可能なインタフェースを持つプレゼンスプロキシクライアントと、情報配信プロキシと連携可能なインタフェースを持つ情報配信プロキシクライアントとを含む前記付記1に記載のシステム。
(付記7) 前記プレゼンスプロキシは、プレゼンス情報の提供者の識別と、プレゼンス情報の属性と、その属性の値に、任意の範囲のハッシュ値で生成されるハッシュコードを割り付け、プレゼンス情報の提供者の識別のハッシュコードと、プレゼンス情報の属性のハッシュコードで配列を構成し、個々の配列の該当位置に属性の値のハッシュコードを記入したプレゼンスマトリックテーブルでプレゼンス情報を管理する前記付記1に記載のシステム。
(付記8) 前記情報配信プロキシは、アプリケーションサーバが生成したコンテンツの一部を、サービス提供者に対して隠蔽されていたプレゼンス情報の提供者の識別から抽出されるプレゼンス情報の提供者の属性で置き換える前記付記1に記載のシステム。
(付記9)
前記情報配信プロキシは、コンテンツを配信したプレゼンス情報の提供者のクライアントから、配信したコンテンツに対する応答を受信する前記付記1に記載のシステム。
(付記10) 前記プレゼンス情報の提供者のメッセージクライアントから返信される応答には、配信するコンテンツの制御指示を示す情報を含め、前記情報配信プロキシは、この制御指示に従って以降のコンテンツを生成して送信する前記付記9に記載のシステム。
(付記11) 情報配信アプリケーション、プレゼンスプロキシクライアント及び情報配信プロキシクライアントで構成されるアプリケーションサーバと、プレゼンスプロキシ及び情報配信プロキシで構成されるプロキシサーバと、一次プレゼンス情報集合の収集を行うプレゼンスサービスサーバと、メッセージ配信を行うメッセージサーバと、プレゼンス情報の通知とアプリケーションから配信されるコンテンツの受信を行うクライアントから構成されるシステムであって、アプリケーションサーバは、プロキシサーバにプレゼンス情報の通知依頼を行い、プロキシサーバは、プレゼンスサービスサーバから一次プレゼンス情報集合を収集し、プレゼンス情報の提供者をプレゼンス情報の並びで識別する二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに通知し、アプリケーションサーバは、通知された二次プレゼンス情報からコンテンツを生成してプレゼンス情報の順列番号を指定してプロキシサーバに送信し、プロキシサーバは、プレゼンス提供者の識別を抽出し、メッセージサーバ宛に個別に情報配信メッセージを回送するシステム。
(付記12) 情報配信アプリケーション、プレゼンスプロキシクライアント及び情報配信プロキシクライアントで構成されるアプリケーションサーバと、一次プレゼンス情報集合の収集を行い、プレゼンスプロキシ機能を持つプレゼンスサービスサーバと、メッセージ配信を行い、情報配信プロキシ機能を持つメッセージサーバと、プレゼンス情報の通知とアプリケーションから配信されるメッセージの受信を行うクライアントとから構成され、アプリケーションサーバは、プレゼンスサービスサーバに条件を指定したプレゼンス情報の通知依頼を行い、プレゼンスサービスサーバは、収集した一次プレゼンス情報集合を、下記プレゼンスマトリックテーブル形式で格納し、指定された条件を満たすプレゼンス提供者の識別のグループに宛先識別を生成し、条件識別子と宛先識別を含む二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに通知し、プレゼンスサービスサーバは、メッセージサーバに対して、宛先識別とグループを構成するプレゼンス提供者の識別リストを通知し、アプリケーションサーバは、通知された二次プレゼンス情報から条件識別子に合致したコンテンツを生成してメッセージサーバに宛先識別及び条件識別子を指定して送信し、メッセージサーバは、プレゼンス情報の提供者の識別リストから宛先識別に基づきプレゼンス提供者の識別を抽出し、抽出したプレゼンス提供者の識別の中で条件識別子の条件を満たす各プレゼンス情報の提供者のクライアント宛に情報配信メッセージを回送するシステム。
プレゼンスマトリックテーブルは、プレゼンス情報の提供者の識別と、プレゼンス情報の属性と、その属性の値に、任意の範囲のハッシュ値で生成されるハッシュコードを割り付け、プレゼンス情報の提供者の識別のハッシュコードと、プレゼンス情報の属性のハッシュコードで配列を構成し、個々の配列の該当位置に属性の値のハッシュコードを記入したものである。
本発明の機能ブロック図である。 プレゼンスプロキシの処理フローである。 プレゼンスキャッシュの構成例を示す図である。 ハッシュテーブルの構成例を示す図である。 ウォッチャー情報管理の構成例を示す図である。 宛先情報通知受信時の情報配信プロキシの処理フローである。 メッセージ受信時の情報配信プロキシの処理フローである。 宛先管理テーブルの構成例を示す図である。 プレゼンスプロキシクライアントの処理フローである。 情報配信アプリケーションの処理フローである。 メッセージテンプレートの構成例を示す図である。 情報配信プロキシクライアントの処理フローである。 第1の実施例のシステム構成を示す図である。 第1の実施例の処理シーケンスである。 第2の実施例のシステム構成を示す図である。 第2の実施例の処理シーケンスである。 RFC2778で既定されるプレゼンスサービスの概要図である。 RFC2778で既定されるプレゼンス情報の通知シーケンスを示す図である。 既存のプレゼンスを参照した情報配信方式を説明する図である。
符号の説明
1 プレゼンスプロキシ
101 情報通知依頼機能
102 情報通知依頼回送機能
103 情報通知依頼受信機能
104 ウォッチャー情報管理
105 プレゼンス受信機能
106 プレゼンス変換機能
107 プレゼンス通知機能
108 プレゼンスキャッシュ
109 ハッシュテーブル
110 情報配信プロキシ連携機能
2 情報配信プロキシ
201 プレゼンスプロキシ連携機能
202 メッセージ生成分配機能
203 メッセージ分析機能
204 ユーザ情報管理
205 宛先管理テーブル
206 ログ情報
3 プレゼンスプロキシクライアント
301 情報通知依頼機能
302 プレゼンス受信機能
303 プレゼンスキャッシュ
4 情報配信アプリケーション
401 アプリケーション
402 メッセージテンプレート
5 情報配信プロキシクライアント
501 メッセージ生成機能
6 メッセージクライアント
7 プレゼンスサービスサーバ
8 メッセージサーバ
9 アプリケーションサーバ
10 プロキシサーバ
11 グループURIディレクトリサーバ
12 クライアント
13 クライアント

Claims (10)

  1. 対象の状態を示すプレゼンス情報を蓄積し、送信するプレゼンスサービスサーバと、送信されたプレゼンス情報を用いてサービスを提供するアプリケーションサーバとを備えるシステムであって、
    プレゼンスサービスサーバに蓄積されるプレゼンス情報の提供者の識別情報を含む一次プレゼンス情報集合を、プレゼンス情報の提供者の識別情報を匿名化した二次プレゼンス情報集合に変換してアプリケーションサーバに送信するプレゼンスプロキシと、
    二次プレゼンス情報集合で指定された匿名情報を指定してアプリケーションサーバからのコンテンツを、指定された匿名情報からプレゼンス情報の提供者の識別情報に戻してプレゼンス情報の提供者のクライアントに送信する情報配信プロキシとを新たに含むシステム。
  2. 前記二次プレゼンス情報集合は、プレゼンスプロキシによってプレゼンス情報の提供者の識別情報に任意の範囲のハッシュコードを割り振って並び替えられ、
    アプリケーションサーバは、二次プレゼンス情報集合を構成する個々のプレゼンス情報の並び順でハッシュコードを識別する
    前記請求項1に記載のシステム。
    このように本発明においては、並び替えられた二次プレゼンス情報集合からハッシュコードを取り除いても動作することができ、並び替えられた二次プレゼンス情報集合からハッシュコードを取り除いた場合には、ハッシュコード自体も隠蔽され、よりプレゼンス情報の秘匿性が高まるという効果を有する。
  3. 二次プレゼンス情報集合は属性値の代わりにアプリケーションサーバが指定した条件を識別する条件識別子を含み、
    アプリケーションサーバは、二次プレゼンス情報集合に含まれる条件識別子に合致したコンテンツを生成する
    前記請求項1に記載のシステム。
  4. プレゼンスプロキシが二次プレゼンス情報集合をアプリケーションサーバにプレゼンス情報の提供者の識別情報のグループを示す宛先識別を指定して渡し、
    アプリケーションサーバは、前記宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡し、
    情報配信プロキシは、宛先識別に基づきプレゼンス情報の提供者の識別を取得してコンテンスを各プレゼンス情報の提供者に送信する
    前記請求項1に記載のシステム。
  5. プレゼンスプロキシが二次プレゼンス情報集合をアプリケーションサーバにプレゼンス情報の提供者の識別情報のグループを示す宛先識別を指定して渡し、
    アプリケーションサーバは、前記宛先識別を指定してコンテンツを情報配信プロキシに渡し、
    情報配信プロキシは、宛先識別及び条件識別子に基づきプレゼンス情報の提供者の識別を取得してコンテンスを各プレゼンス情報の提供者に送信する
    前記請求項3に記載のシステム。
  6. 前記アプリケーションサーバは、匿名化されたプレゼンス情報の提供者の識別情報を扱うことができるようにプレゼンスプロキシと連携可能なインタフェースを持つプレゼンスプロキシクライアントと、情報配信プロキシと連携可能なインタフェースを持つ情報配信プロキシクライアントとを含む
    前記請求項1に記載のシステム。
  7. 前記プレゼンスプロキシは、プレゼンス情報の提供者の識別と、プレゼンス情報の属性と、その属性の値に、任意の範囲のハッシュ値で生成されるハッシュコードを割り付け、プレゼンス情報の提供者の識別のハッシュコードと、プレゼンス情報の属性のハッシュコードで配列を構成し、個々の配列の該当位置に属性の値のハッシュコードを記入したプレゼンスマトリックテーブルでプレゼンス情報を管理する
    前記請求項1に記載のシステム。
  8. 前記情報配信プロキシは、アプリケーションサーバが生成したコンテンツの一部を、サービス提供者に対して隠蔽されていたプレゼンス情報の提供者の識別から抽出されるプレゼンス情報の提供者の属性で置き換える
    前記請求項1に記載のシステム。
  9. 前記情報配信プロキシは、コンテンツを配信したプレゼンス情報の提供者のクライアントから、配信したコンテンツに対する応答を受信する
    前記請求項1に記載のシステム。
  10. 前記プレゼンス情報の提供者のメッセージクライアントから返信される応答には、配信するコンテンツの制御指示を示す情報を含め、
    前記情報配信プロキシは、この制御指示に従って以降のコンテンツを生成して送信する
    前記請求項9に記載のシステム。

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