JP2007286975A - 計算機システム及びストレージシステム並びにボリューム割り当て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセス性能を維持しつつ、ボリュームの電源OFFによる待機状態への移行しやすさと、待機状態からの復帰のしやすさを実現できる計算機システムを提供する。
【解決手段】1以上のディスク装置220及びディスク装置により構成されるボリュームに格納されるデータの読み書きを制御するディスク制御装置210を有するストレージシステム200と、ストレージシステム200にデータ読み書き要求を送信するホスト計算機100とを備え、、ホスト計算機100は、データが格納される一以上のボリュームで構成されるセットの多重化セットが構成するグループ単位で、ボリューム割り当てを指示し、ストレージシステム200は、グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置220に、割り当てる計算機システム。
【選択図】図1
【解決手段】1以上のディスク装置220及びディスク装置により構成されるボリュームに格納されるデータの読み書きを制御するディスク制御装置210を有するストレージシステム200と、ストレージシステム200にデータ読み書き要求を送信するホスト計算機100とを備え、、ホスト計算機100は、データが格納される一以上のボリュームで構成されるセットの多重化セットが構成するグループ単位で、ボリューム割り当てを指示し、ストレージシステム200は、グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置220に、割り当てる計算機システム。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディスク装置を備える計算機システムに関し、特に、論理ボリュームの多重化制御に関する。
社会基盤を担う公共・企業の基幹システムにおいては、近年、データ量は著しく増加傾向にある。これらのシステムでは、当然ながら高い可用性が求められている。そのため、特許文献1に示すようなRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)に代表されるディスクアレイ技術をベースにしたストレージシステムを用いられることが多い。また、このようなシステムで運用を行う業務のデータは、そのデータ量から複数ボリュームにわたって配置されることが多く、これらの業務単位で使用するボリューム群を一つのグループとして扱うことが一般的となっている。ここからデータ量に従って増加しているボリューム数を効率的に管理するための管理技術が現れてきている。その中でも、ディスクの一部の電源をOFFすることで省電力を実現する特許文献2の技術などがある。
特開2001−256003号公報
特開2005−157710号公報
前記の従来の技術では、運用を行う業務毎のデータボリューム群をストレージシステムに配置する際に、性能を重視して配置を行っていた。例えばグループに属する個々のボリュームを、別のストレージシステムや、別のアレイグループに配置することで、ディスクコントローラの負荷を分散してI/Oの高速化を図るといったことが挙げられる。このようなストレージシステムに特許文献2に示す技術を適用した場合、グループ内のボリュームが複数のストレージシステム全体に分散していたが為に、電源をOFFできず、結果として省電力効果が得られない。特に、ストレージの故障によるデータ喪失を防止するため、ボリュームを多重化するような場合、その多重度に従って電源をOFFできない範囲が広くなる可能性があった。
更に、上記の多重化されたグループのボリューム全てが電源OFFされた場合、それらを再度アクセスするためには、対象となるボリューム全てを電源ONするまで待ち時間が発生するため、ボリュームの配置状況によっては、待ち時間が長期化していた。
本発明は、計算機システムであって、1以上のディスク装置、及び該ディスク装置により構成されるボリュームに格納されるデータの読み書きを制御するディスク制御装置を有するストレージシステムと、該ストレージシステムにデータ読み書き要求を送信するホスト計算機と、を備え、前記ホスト計算機は、データが格納される一以上のボリュームで構成されるセットが多重化されることにより多重化セットが構成されるグループ単位で、ボリューム割り当てを指示し、前記ストレージシステムは、前記グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、前記第1のボリュームに対応し、該グループの他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置に、割り当てる計算機システムである。
本発明によると、複数のボリュームを多重化してストレージシステムに保持する際に、性能と、ボリュームへのアクセスの起動/停止の速度といった異なる基準を基にボリューム配置を決定することができる。そのため、アクセス性能を維持しつつ、ボリュームの電源OFFによる待機状態への移行しやすさと、待機状態からの復帰のしやすさを実現できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下、本発明の計算機システム及びストレージシステム並びにボリューム割り当て方法の実施の形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の計算機システム及びストレージシステム並びにボリューム割り当て方法の実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、第一の実施の形態について説明する。本実施の形態におけるストレージシステムは、特許文献2に記載されている電源制御機能を有することができる。すなわち、ホスト計算機はディスクの電源制御を管理するディスク電源制御指示プログラムを有し、ストレージシステムは、外部からの電源ON/OFFに関する指示を受け付けるディスク電源制御指示受信プログラムと、その指示に基づいて対応する装置の電源のON/OFFを行う電源制御回路とを有する。
図1は、本実施の形態の計算機システムのブロック図である。この計算機システムは、一つのホスト計算機100及びそれに接続されている一つのストレージシステム200から構成されている。
ホスト計算機100は、業務を実行する上で必要なデータの読み書きやストレージシステム200の状態の設定をストレージシステム200に要求する。ホスト計算機100の要求に従って、ディスク制御装置210は、ディスク装置220のデータの読み書きや状態の設定を実行する。
ホスト計算機100は、CPU110、主記憶装置120、インターフェース(I/F)130及び管理I/F140によって構成される。また、ホスト計算機100にはホスト計算機サービスプロセッサ(SVP)150が接続される。
CPU110は、ホスト計算機100における処理装置である。すなわち、主記憶装置120に格納されているOSやプログラム等を読み込んで実行し、そのOSやプログラムに規定された処理を実行する。
主記憶装置120は、DRAM等のメモリ装置によって構成される。この主記憶装置120には、OS121、データ管理プログラム122、ディスク電源制御指示プログラム123、及び、ボリューム管理プログラム300が格納される。
OS121は、ホスト計算機100のオペレーティングシステムである。OS121がCPU110によって実行されることで、ホスト計算機100の基本的な動作をする。
データ管理プログラム122は、OS121が扱うデータの管理を行うプログラムで、ストレージシステム200にデータを格納する場合のボリューム割り当て要求も行う。
CPU110は、ホスト計算機100における処理装置である。すなわち、主記憶装置120に格納されているOSやプログラム等を読み込んで実行し、そのOSやプログラムに規定された処理を実行する。
主記憶装置120は、DRAM等のメモリ装置によって構成される。この主記憶装置120には、OS121、データ管理プログラム122、ディスク電源制御指示プログラム123、及び、ボリューム管理プログラム300が格納される。
OS121は、ホスト計算機100のオペレーティングシステムである。OS121がCPU110によって実行されることで、ホスト計算機100の基本的な動作をする。
データ管理プログラム122は、OS121が扱うデータの管理を行うプログラムで、ストレージシステム200にデータを格納する場合のボリューム割り当て要求も行う。
また、一般的に、計算機システムにおける業務プログラムは、1ボリューム分のデータ容量を越えるデータ量を扱う必要性や、アクセスを並行して行うといった観点から、複数の論理ボリュームに対してアクセスすることが多い。そのため、それら複数のボリュームをグループとして管理する必要がある。そのため、データ管理プログラム122は、これに対応してグループの管理も行い、グループとして設定および操作を行う。本発明の実施の形態では、このグループをデータ管理グループと呼ぶ。このグループ単位の例としては、ホスト計算機で運用を行う業務毎の複数のデータボリュームが単位であったり、アーカイブグループやコンシステンスグループやファイルを構成する複数のデータボリュームが単位となってもよい。
ボリューム管理プログラム300は、ホスト計算機100に接続されたストレージシステム200でのボリューム割り当てを管理するプログラムであり、CPU110に読み込まれて実行される。詳細な構成及び処理は後述する。
ディスク電源制御指示プログラム123は、ストレージシステム200のディスクの電源管理を行うため、ストレージシステム200に対しディスクの電源のON/OFFを指示するコマンドを発行するプログラムであり、CPU110に読み込まれて実行される。
I/F130は、ディスク制御装置210とデータを送受信するインターフェースである。
ディスク電源制御指示プログラム123は、ストレージシステム200のディスクの電源管理を行うため、ストレージシステム200に対しディスクの電源のON/OFFを指示するコマンドを発行するプログラムであり、CPU110に読み込まれて実行される。
I/F130は、ディスク制御装置210とデータを送受信するインターフェースである。
ホスト計算機SVP150は、管理者等の指示よって、ホスト計算機100にメンテナンス等の指示を入力する入出力用制御端末であり、ホスト計算機100はホスト計算機SVP150とデータを送受信するインターフェースである管理I/F140を持つ。
ストレージシステム200は、ディスク制御装置210及びディスク装置220によって構成される。
ディスク制御装置210は、CPU230、制御メモリ240、複数のディスク装置を制御するディスクコントローラ250、2つのI/F260及び管理I/F270によって構成される。
CPU230は、ディスク制御装置210における処理装置である。
制御メモリ240は、DRAM等のメモリで構成される。制御メモリ240には、ディスク指示受信プログラム241、RAID制御プログラム242、ディスク管理プログラム243、ディスク電源制御プログラム244、ディスク管理テーブル245が格納される。
ディスク指示受信プログラム241は、ディスク装置220の電源ON/OFF指示、ボリュームの割り当て指示、ストレージシステム200の運用状況報告指示などのコマンドをホスト計算機100から受信し、コマンドに対応したプログラムに指示するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
RAID制御プログラム242は、ストレージシステム200を制御するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
ディスク管理テーブル245は、それらのディスクの運用状況などを記録する領域である。
ディスク管理プログラム243は、ディスク装置220内のディスク管理を行い、必要に応じてディスク管理テーブル245を参照・更新するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
ディスク電源制御プログラム244は、指示に基づき電源のON/OFFを制御するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
ディスク装置220は、一つ以上のディスクドライブ221を有している。これらのディスクドライブ221では、RAID構成によって一つ以上の論理的な領域(論理ボリューム222)が構成される。この論理ボリューム222を構成するディスクドライブ221の集合体をアレイグループ223と呼ぶ。本実施の形態では、この論理ボリューム222は論理ボリュームIDで識別されるものとする。各ディスクドライブ221は、フレーム224と呼ばれる電源のON/OFF単位に分かれている。各フレーム224にはディスク電源制御回路225が接続されている。ディスク電源制御回路225は、フレーム224毎に、他のフレームとは独立してディスクドライブ221の電源をON/OFFすることが可能である。なお、ここでの電源ON/OFFとは、フレーム224全体の電源ON/OFFでもよいし、フレーム224に属するディスクドライブ221の回転のみON/OFFするケースや、フレーム224に属するディスクドライブ221の回転及びファンなどの付属装備をON/OFFするケースでもよい。本実施の形態では、ディスクを使用可能状態から使用停止状態にすることを電源OFF、使用停止状態から使用可能状態にすることを電源ONと総称して記述する。
ディスク制御装置210は、CPU230、制御メモリ240、複数のディスク装置を制御するディスクコントローラ250、2つのI/F260及び管理I/F270によって構成される。
CPU230は、ディスク制御装置210における処理装置である。
制御メモリ240は、DRAM等のメモリで構成される。制御メモリ240には、ディスク指示受信プログラム241、RAID制御プログラム242、ディスク管理プログラム243、ディスク電源制御プログラム244、ディスク管理テーブル245が格納される。
ディスク指示受信プログラム241は、ディスク装置220の電源ON/OFF指示、ボリュームの割り当て指示、ストレージシステム200の運用状況報告指示などのコマンドをホスト計算機100から受信し、コマンドに対応したプログラムに指示するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
RAID制御プログラム242は、ストレージシステム200を制御するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
ディスク管理テーブル245は、それらのディスクの運用状況などを記録する領域である。
ディスク管理プログラム243は、ディスク装置220内のディスク管理を行い、必要に応じてディスク管理テーブル245を参照・更新するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
ディスク電源制御プログラム244は、指示に基づき電源のON/OFFを制御するプログラムであり、CPU230に読み込まれて実行される。
ディスク装置220は、一つ以上のディスクドライブ221を有している。これらのディスクドライブ221では、RAID構成によって一つ以上の論理的な領域(論理ボリューム222)が構成される。この論理ボリューム222を構成するディスクドライブ221の集合体をアレイグループ223と呼ぶ。本実施の形態では、この論理ボリューム222は論理ボリュームIDで識別されるものとする。各ディスクドライブ221は、フレーム224と呼ばれる電源のON/OFF単位に分かれている。各フレーム224にはディスク電源制御回路225が接続されている。ディスク電源制御回路225は、フレーム224毎に、他のフレームとは独立してディスクドライブ221の電源をON/OFFすることが可能である。なお、ここでの電源ON/OFFとは、フレーム224全体の電源ON/OFFでもよいし、フレーム224に属するディスクドライブ221の回転のみON/OFFするケースや、フレーム224に属するディスクドライブ221の回転及びファンなどの付属装備をON/OFFするケースでもよい。本実施の形態では、ディスクを使用可能状態から使用停止状態にすることを電源OFF、使用停止状態から使用可能状態にすることを電源ONと総称して記述する。
ストレージSVP280は、管理者等の指示によって、ストレージシステム200にメンテナンス等の指示を入力する入出力用制御端末であり、ストレージシステム200はストレージSVP280とデータを送受信するインターフェースである管理I/F270を持つ。
図2は、ボリューム管理プログラム300のブロック図である。ボリューム管理プログラム300は、コマンド受信部310、ストレージ情報収集部320、割り当て決定部330、ストレージI/F部340、ストレージ構成情報350、ポリシーテーブル360、要求ボリューム定義情報370、コマンドパラメタ380、及び、使用ボリューム切替部390を含む。
コマンド受信部310は、データ管理プログラム122やユーザ指示等からのボリューム割り当て要求を受信し、受け取ったコマンドのパラメタをコマンドパラメタ380に格納し、割り当て決定部330に割り当て動作を指示する。
ストレージ情報収集部320は、ユーザの要求もしくは定められた契機により、ストレージシステム200の構成情報を取得し、ストレージ構成情報350に格納する。
割り当て決定部330は、コマンド受信部310から渡された指示に基づき、ストレージ構成情報350、及び、ポリシーテーブル360の情報を用いて、ボリュームの割り当てを決定し、ストレージI/F部340にコマンド発行を指示する。また、決定したボリュームの割り当て情報を、要求ボリューム定義情報370に格納する。
ストレージI/F部340は、ストレージ情報収集部320、又は、割り当て決定部330の要求に基づき、ストレージシステム200に対しI/Oを行う。
使用ボリューム切替部390は、ボリュームの使用時に、多重化したいずれのボリュームを使用するかを選択する。また、選択した使用ボリュームの情報を、要求ボリューム定義情報370に格納する。
コマンド受信部310は、データ管理プログラム122やユーザ指示等からのボリューム割り当て要求を受信し、受け取ったコマンドのパラメタをコマンドパラメタ380に格納し、割り当て決定部330に割り当て動作を指示する。
ストレージ情報収集部320は、ユーザの要求もしくは定められた契機により、ストレージシステム200の構成情報を取得し、ストレージ構成情報350に格納する。
割り当て決定部330は、コマンド受信部310から渡された指示に基づき、ストレージ構成情報350、及び、ポリシーテーブル360の情報を用いて、ボリュームの割り当てを決定し、ストレージI/F部340にコマンド発行を指示する。また、決定したボリュームの割り当て情報を、要求ボリューム定義情報370に格納する。
ストレージI/F部340は、ストレージ情報収集部320、又は、割り当て決定部330の要求に基づき、ストレージシステム200に対しI/Oを行う。
使用ボリューム切替部390は、ボリュームの使用時に、多重化したいずれのボリュームを使用するかを選択する。また、選択した使用ボリュームの情報を、要求ボリューム定義情報370に格納する。
図3は、ストレージ構成情報350の一例のブロック図である。論理ボリュームID351は、論理ボリュームの識別子が格納される。ストレージID352は、対象であるストレージシステム200の識別子が格納される。製造番号などの情報をこの識別子として用いてもよい。アレイグループID353は、当該論理ボリュームが、どのアレイグループ223上に配置されているかを識別する情報が格納される。フレームID354は、当該論理ボリュームが、どのフレーム224上に配置されているかを識別する情報が格納される。使用情報355は、当該論理ボリュームが割り当て済みであるか否かを示す情報を格納する。本実施の形態では、「1」が割り当て済み、「0」が未割り当てであることを示すものとして説明を行う。電源状態情報356は、当該論理ボリュームが、使用可能状態であるか否かを示す情報を格納する。本実施の形態では、「ON」が電源ONで使用可能状態、「OFF」が電源OFFで使用停止状態であることを示すものとして説明を行う。
図4は、ポリシーテーブル360の一例のブロック図である。グループID361は、データ管理グループの識別子が格納される。要求多重度362は、当該データ管理グループに含まれるボリュームを多重化する際の度数を格納する。ポリシーID363は、ポリシーを識別する識別子が格納される。ポリシー記述364は、ボリュームを割り当てるボリュームを選択する際のポリシーが格納される。本実施の形態では、「性能」がアクセス性能を重視してデータ管理グループに含まれるボリュームを複数のアレイグループに分散して配置するポリシーを指し、「起動」が使用停止状態/使用可能状態の切り替えの速さを重視してデータ管理グループに含まれるボリュームを単一もしくは少数のフレームに集中して配置するポリシーを指すものとして説明を行う。上記のポリシーID363とポリシー記述364のセットは、要求多重度362に格納された数にあわせ1つ以上が記述される。
なお、このポリシーテーブル360は、ホスト計算機SVP150を介して等により、あらかじめ管理者等によって設定されるものとして説明する。
また、あるグループIDに対し、複数のポリシーIDが存在した場合、本実施の形態では、ポリシーIDの昇順に割り当てを行うものとして説明するが、別途適用順序を指示する領域を設け、そこに基づいて割り当てを行ってもよい。
本実施の形態では、このグループID361毎のポリシーに関する記述をまとめてポリシー情報と呼ぶ。
また、あるグループIDに対し、複数のポリシーIDが存在した場合、本実施の形態では、ポリシーIDの昇順に割り当てを行うものとして説明するが、別途適用順序を指示する領域を設け、そこに基づいて割り当てを行ってもよい。
本実施の形態では、このグループID361毎のポリシーに関する記述をまとめてポリシー情報と呼ぶ。
図5は、要求ボリューム定義情報370の一例のブロック図である。データボリュームID371は、OS121及びデータ管理プログラム122が管理するデータボリュームの識別子が格納される。データ管理グループID372は、当該データボリュームが属するデータ管理グループの識別子が格納される。現状多重度373は、当該データボリュームが多重化されている度数を格納している。論理ボリュームID374は、割り当てされている論理ボリュームの識別子が格納される。割り当て済みポリシーID375は、当該論理ボリュームが、ポリシーテーブル360記載のいずれのポリシーに基づいて割り当てされたかを識別する情報が格納される。上記の論理ボリュームID374と割り当て済みポリシーID375のセットは、現状多重度373に格納された数にあわせ1つ以上記述される。使用ボリューム情報376は、当該データボリュームを使用する場合に、上記論理ボリュームID374に記載された単数もしくは複数の論理ボリュームのうち、いずれを使用するかを示す論理ボリュームIDが格納される。本実施の形態では論理ボリュームを多重化して保持している場合に、いずれのボリュームを使用するかを切り替える仮想化をホスト計算機上のプログラムで実現しているが、これをストレージシステム上で実現してもよい。その場合、後述する使用ボリューム切替処理で使用するボリュームの電源状態情報を、ストレージシステム200が持つディスク管理テーブル245から取得できるため、ストレージ情報収集部320がストレージシステム200から情報を取得した結果の電源状態情報ではなく、その時点での電源状態情報を利用することができる。
図6は、コマンドパラメタ380の一例のブロック図である。指定グループID381は、割り当てを行うデータボリュームが属するデータ管理グループの識別子が格納される。データボリュームリスト382は、割り当てを要求するデータボリュームの識別子のリストが格納される。指定動作383は、ボリューム管理プログラム300が行うべき動作を指示する。「割り当て」が指定された場合は、割り当て決定部330が実行され、「使用切替」が指定された場合は、使用ボリューム切替部390が実行されるものとして説明を行う。なお、「使用切替」が指定された場合に、データボリュームリスト382は空(なし)が指定されているものとし、指定グループID381がパラメタ情報として使用される。
図7は、本実施の形態によるボリューム割り当て結果と、その割り当てによるボリュームの使用可能/使用停止状態を表した説明図である。ここではデータ管理グループ「GRP01」として、図7(a)に示すデータボリューム「VOL01」「VOL05」「VOL99」「VOL08」の4つを2多重で割り当てるものとして説明を行う。また、VOL01に該当するボリュームを「A」、VOL05に該当するボリュームを「B」、VOL99に該当するボリュームを「C]、VOL08に該当するボリュームを「D]と、各々に記号を付与し、その記号を用いて対応を示しつつ説明を行う。簡単化のため、本説明に必要なボリュームが割り当てられていないフレームやアレイグループや、説明に必要のないボリュームは、記述を省略している。
(1)は、図7(b)に示すように、本実施の形態での割り当て決定部の処理の結果、論理ボリュームが割り当てられた状態を示す。グループ内のA、B、C、Dのボリュームが、2多重の内1多重分、フレーム「00」に集中して配置されている。更に、2多重の内残りの1多重分が、アレイグループ「03」にAが、アレイグループ「05」にBが、アレイグループ「07」にCが、アレイグループ「10」にDが分散して配置されている。前者がポリシー記述「起動」に基づいて割り当てられたもので、後者がポリシー記述「性能」に基づいて割り当てられたものである。後者は別のアレイグループに配置され、GRP01グループのボリュームにアクセスする場合にI/Oの負荷分散を図ることで高いアクセス性能が期待できる。なお、アレイグループ「01」のA、B、C、Dのボリュームからなるグループのグループ属性は「単一」であり、アレイグループ「03」のA、アレイグループ「05」のB、アレイグループ「07」のC及びアレイグループ「10」のDのボリュームからなるグループのグループ配置は「分散」である。また、グループ配置として、「単一もしくは少数に集中」とすることもできる。
(2)は、図7(c)に示すように、(1)の後、特許文献2記載の技術により、フレーム「00」が電源OFFされ使用停止になった状態を示す。本図の説明では、電源OFFして使用停止になった状態の箇所を網掛け記述して示す。(1)から(2)の状態にすることで、ユーザはフレーム「00」に当たる分の省電力効果を得られる。ひいては、フレーム「00」の部品の磨耗を防ぎ、総稼働時間の延長を図ることができる。
(3)は、図7(d)に示すように、(2)の後、ユーザがグループGRP01のボリュームの使用頻度を下げたなどの要因により、上記と同様にフレーム「01」、フレーム「02」、フレーム「03」、フレーム「04」が電源OFFされ使用停止になった状態を示す。
(4)は、図7(e)に示すように、(3)の後、ユーザが再びグループGRP01のボリュームにアクセスを行った状態を示す。本実施の形態では、フレーム「00」をまず電源ONし使用可能状態にする。これにより、グループGRP01のA、B、C、Dが全て使用可能状態になるため、アクセス可能になる。ここで最初にフレーム「01」「02」「03」「04」を全て電源ONしてA、B、C、Dを使用可能状態にしようとした場合、4つのフレーム全ての電源制御完了を待つ必要があり、待ち時間が長期化する。本実施の形態により、まずフレーム「00」を起動し、アクセスを可能にした後に、必要に応じてその他のフレームを起動する、すなわち再度(1)の状態にすることにより、アクセス性能を維持するだけでなく、早期起動も行う。
このように、本実施の形態での割り当て決定部の処理による(1)に示す論理ボリューム配置を行うことで、特許文献2に示す省電力効果、ひいては、ディスクの稼働時間の延長をはかりつつ、従来行われていた分散配置によるアクセス性能の維持を実現できる。また、特許文献2に示す電源制御技術を適用した場合の、使用可能状態に戻すまでの待ち時間の最小化を図ることができる。
なお、該当するデータ管理グループの論理ボリュームへのアクセスを行わないなどの運用が明確にわかっている場合に、ユーザはフレーム「01」、フレーム「02」、フレーム「03」、フレーム「04」を最初に使用停止状態にすることで、(1)の状態から(4)の状態へ直接遷移させてもよい。例えばフレーム「01」、フレーム「02」、フレーム「03」、フレーム「04」のボリュームをテープへマイグレーションするなど、即時使用不可の状態にしても、フレーム「00」のボリュームを使用可能状態にしておくことで、低コストのままアクセス可能な状態を維持できる。
次に、本実施の形態の計算機システムの具体的な処理の一例を説明する。図8Aから図8Cは、割り当て決定部330のフローチャートである。まず、図8Aを用いて全体の流れを説明する。コマンド受信部310から指示を受け取った割り当て決定部330は、指定されたコマンドパラメタ380中の指定グループID381の値と同一であるグループID361のポリシー情報を、ポリシーテーブル360から取得する(S8A01)。次に、指定されたコマンドパラメタ380中の指定グループID381の値と同一であるデータ管理グループID372のボリューム割り当て情報を、要求ボリューム定義情報370から取得する(S8A02)。S8A01で取得したポリシーID363と、S8A02で取得したボリューム割り当て情報の中の割り当て済みポリシーID375を比較し、割り当てされていないポリシーID363を取得する(S8A03)。S8A03で取得したポリシーID363の内、小さい番号のポリシーID363を選択する(S8A04)。選択するポリシーIDがなしかを判定する(S8A05)。選択するポリシーIDが有った場合、選択するポリシーID363に対応するポリシーテーブル360内のポリシー記述364が、「性能」であるかを判定する(S8A06)。S8A06の判定が真であった場合、「性能」ポリシーに基づく割り当て処理を実施する(S8A07)。詳細は後述する。そして、S8A09に行く。また、S8A06の判定が偽であった場合、「起動」ポリシーに基づく割り当て処理を実施する(S8A08)。詳細は後述する。そして、S8A09に行き、S8A03で取得したポリシーID363の内、選択したポリシーIDの次に番号の小さいポリシーIDを選択し、S8A05に戻る(S8A09)。S8A05で選択するポリシーIDが無かった場合、もしくは空であった場合、S8A10に行く(S8A05)。そして、要求ボリューム定義情報370の現状多重度373の内容の更新を行い(S8A10)、処理を終了する。
次に、図8Bを用いてポリシー記述が「性能」であった場合のS8A07の詳細な処理を説明する。まず、コマンドパラメタ380中のデータボリュームリスト382に記載された、先頭のデータボリュームIDを取得する(S8B01)。次に、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」である未使用論理ボリュームを選択し、割り当てを行う(S8B02)。割り当て結果である、論理ボリュームID、割り当て済みポリシーIDのセットの情報を、要求ボリューム定義情報370のデータボリュームID371とデータ管理グループID372に該当する領域に追加記述する(S8B03)。コマンドパラメタ380中にまだ割り当て処理すべきデータボリュームIDがあるか判定する(S8B04)。S8B04の判定が真であった場合、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」で、かつ前の処理で割り当てされた論理ボリュームとは異なるアレイグループID353である論理ボリュームを選択する(S8B05)。S8B05で論理ボリュームを選択できたか判定する(S8B06)。S8B06の判定が偽であった場合、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」である論理ボリュームを選択する(S8B07)。すなわち、同一のデータ管理グループに属する別のデータボリュームが割り当て済みのアレイグループから論理ボリュームを選択することを許す。S8B07で論理ボリュームが選択できたか判定する(S8B08)。S8B08の判定が偽であった場合、すなわち選択可能な論理ボリュームがなかった場合、エラーメッセージを出力する等のエラー処理を行い、割り当て決定処理を終了する(S8B09)。S8B06の判定が真であった場合、もしくは、S8B08の判定が真であった場合、選択した論理ボリュームの割り当てを行う(S8B10)。割り当て結果である、論理ボリュームID、割り当て済みポリシーIDのセットの情報を、データボリュームID371とデータ管理グループID372に該当する領域に追加記述し、S8B04に戻る(S8B11)。S8B04の判定が偽であった場合、すなわち、当該ポリシーIDに対するボリュームの割り当てが完了した場合、処理を終了し、図8A記載のフローチャートに復帰する。
最後に、図8Cを用いてポリシー記述が「起動」であった場合のS8A08の詳細な流れを説明する。まず、コマンドパラメタ380中のデータボリュームリスト382に記載されたデータボリューム数をカウントする(S8C01)。次に、ストレージ構成情報350の中から、フレーム内に使用情報355が「0」である論理ボリューム数がS8C01で求めたボリューム数以上ある(必要数の空きのある)フレームをして選択する。複数ある場合は、S8C01で求めたボリューム数に最も近い値のフレームを選択する(S8C02)。S8C02でフレームが選択できたかを判定する(S8C03)。S8C03の判定が偽であった場合、ストレージ構成情報350の中から、フレーム内に使用情報355が「0」である論理ボリューム数が最も大きい(必要数に近い空きのある)フレームを探して選択する(S8C04)。次に、S8C01で求めたボリューム数から、S8C04で探したフレームの使用情報355が「0」である論理ボリューム数を減算し、フレーム内の使用情報355が「0」である論理ボリューム数がその数値より大きい(残りの入る)フレームを、ストレージ構成情報350の中から探して選択する(S8C05)。S8C04とS8C05の選択が両方できたかを判定する(S8C06)。S8C06の判定が偽であった場合、割り当て不可能とみなし、エラーメッセージを出力する等のエラー処理を行い、割り当て決定処理を終了する(S8C07)。S8C03の判定が真であった場合、もしくは、S8C06の判定が真であった場合、選択したフレームの使用情報355が「0」である論理ボリュームを候補として割り当てを行う(S8C08)。割り当て結果である、論理ボリュームID、割り当て済みポリシーIDのセットの情報を、データボリュームID371とデータ管理グループID372に該当する領域に追加記述し(S8C09)、処理を終了し、図8A記載のフローチャートに復帰する。
以上が割り当て決定部330の処理であるが、本フローのようにポリシーテーブル360の情報に基づき、要求ボリューム定義情報370における割り当て状況と比較する方式をとることで、最初は1多重だったデータ管理グループを2多重にする場合や、2以上の多重度から更に増加させる場合であっても、追加したポリシーに関する割り当て処理を行うことができる。
図9は、使用ボリューム切替部390のフローチャートである。コマンド受信部310から指示を受け取った使用ボリューム切替部390は、ポリシーテーブル360の中から、グループID361が指定されたコマンドパラメタ380中の指定グループID381の値と同一であり、かつ、ポリシー記述364が「性能」であるポリシーID363を取得する(S901)。処理すべきポリシーIDが存在するかを判定する(S902)。S902の判定が真であった場合、そのポリシーID363の値と同一である割り当て済みポリシーID375の値を持ち、指定グループID381の値と同一であるデータ管理グループID372の論理ボリュームID374を全て抽出する(S903)。S903で抽出した論理ボリュームが全て電源ONであるか、すなわち、ストレージ構成情報350の該当する論理ボリューム351であるボリュームの電源状態情報356が全て「ON」であるかを判定する(S904)。S904の判定が偽であった場合、ポリシー記述が「性能」である次の候補のポリシーIDを選択し、S902に戻る(S905)。S902の判定が偽であった場合、ポリシーテーブル360の中から、グループID361が指定されたコマンドパラメタ380中の指定グループID381の値と同一であり、かつ、ポリシー記述364が「起動」であるポリシーID363を取得する(S906)。S906で取得したポリシーID毎に、そのポリシーID363の値と同一である割り当て済みポリシーID375の値を持ち、指定グループID381の値と同一であるデータ管理グループID372の論理ボリュームID374を全て抽出する(S907)。S907で取得した論理ボリューム374の値と同一である論理ボリュームID351を持つ論理ボリュームのフレームID354を、ストレージ構成情報350から全て抽出する(S908)。S908で取得したフレームIDの内、最も電源状態情報356が「OFF」である(新たに電源ONが必要な)ものの数が少ないポリシーIDを選択し、S910に行く(S909)。S904の判定が真であった場合、もしくはS909の処理後、要求ボリューム定義情報370で、データ管理グループID372が指定グループID381と同一であるデータボリュームに対し、割り当て済みポリシーID375が選択したポリシーID363である論理ボリュームID374の値を、使用ボリューム情報376に設定し(S910)、処理を終了する。
なお、本実施の形態では、ホスト計算機に接続されたストレージシステムを1台としたが、複数台でもよい。その場合、論理ボリュームIDや、アレイグループIDなどの識別子を、ストレージシステムのシリアル番号などを利用した識別子と組み合わせて識別子とすることで、本実施の形態における計算機システム内でユニークな識別子とすることができる。従って本実施の形態に記述した処理を適用できる。
また、ボリュームの割り当て時の要求に従って割り当てを行うとしたが、割り当て前にボリューム予約を行うためにユーザ要求などに基づいて割り当てを行うとしてもよい。
また、ボリュームの割り当て時の要求に従って割り当てを行うとしたが、割り当て前にボリューム予約を行うためにユーザ要求などに基づいて割り当てを行うとしてもよい。
次に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。基本的には第一の実施の形態と同様であるが、以下に相違点を述べる。前記実施の形態においては、ポリシー記述の内容が「性能」と「起動」の二種類であったが、これを更に細分化してもよい。
図10は、ストレージ構成情報350の変形例の説明図である。前記実施の形態におけるストレージ構成情報350の内容に加え、アレイグループ性能情報357とフレーム起動性能情報358を追加している。アレイグループ性能情報357は、対象となるアレイグループの、性能などのアクセス時に要求される属性により分類する識別子が格納される。本実施の形態においては、「高」「中」「低」の三種類が設定されるものとして説明を行う。フレーム起動性能情報358は、対象となるフレームの、使用可能状態への切替に要する時間や、使用停止状態への切替に要する時間などの属性により分類する識別子が格納される。本実施の形態においては、「速」「中」「遅」の三種類が設定されるものとして説明を行う。
なお、ストレージ構成情報350は、ストレージ情報収集部320によりストレージシステム200から取得した情報が格納されるが、アレイグループ性能情報357とフレーム起動性能情報358を、ユーザが設定するものとしてもよい。
本実施の形態におけるポリシーテーブル360のポリシー記述364は、「性能−高」「起動−速」という組み合わせが記述されるものとする。すなわち「性能」と「高」「中」「低」、及び、「起動」と「速」「中」「遅」の組み合わせとなる。この付与された基準は、本実施の形態におけるストレージ構成情報350に追加される情報と対応する。
本実施の形態における割り当て決定部330の処理の差異を以下に記述する。
図8BのS8B02において、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」である論理ボリュームを選択していたが、ここでは、使用情報355が「0」であることに加え、アレイグループ性能情報357がポリシー記述364に付与した情報と合致する論理ボリュームを選択するようにする。
図8BのS8B02において、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」である論理ボリュームを選択していたが、ここでは、使用情報355が「0」であることに加え、アレイグループ性能情報357がポリシー記述364に付与した情報と合致する論理ボリュームを選択するようにする。
図8BのS8B05において、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」で、かつ前の処理で割り当てされた論理ボリュームとは異なるアレイグループID353である論理ボリュームを選択していたが、ここでは、使用情報355が「0」で、かつ前の処理で割り当てされた論理ボリュームとは異なるアレイグループID353である論理ボリュームで、更に、アレイグループ性能情報357がポリシー記述364に付与した情報と合致する論理ボリュームを選択するようにする。
図8BのS8B07において、ストレージ構成情報350記載のボリュームの内、使用情報355が「0」である論理ボリュームを選択していたが、ここでは、使用情報355が「0」であることに加え、アレイグループ性能情報357がポリシー記述364に付与した情報と合致する論理ボリュームを選択するようにする。
また、図8CのS8C02において、ストレージ構成情報350の中から、フレーム内に使用情報355が「0」である論理ボリューム数がS8C01で求めたボリューム数以上あるフレームを選択していたが、ストレージ構成情報350の中から、フレーム内に使用情報355が「0」である論理ボリューム数がS8C01で求めたボリューム数以上あり、かつ、フレーム起動性能情報358がポリシー記述364に付与された情報と合致するフレームを選択するものとする。複数有る場合も同様である。
図8CのS8C04において、ストレージ構成情報350の中から、フレーム内に使用情報355が「0」である論理ボリューム数が最も大きいフレームを選択していたが、ストレージ構成情報350の中から、フレーム内に使用情報355が「0」である論理ボリューム数が最も大きく、かつ、フレーム起動性能情報358がポリシー記述364に付与された情報と合致するフレームを選択するようにする。
図8CのS8C05において、S8C01で求めたボリューム数からS8C04で選択したフレームの使用情報355が「0」である論理ボリューム数を減算し、フレーム内の使用情報355が「0」である論理ボリューム数がその数値より大きいフレームを選択していたが、これを、S8C01で求めたボリューム数からS8C04で選択したフレームの使用情報355が「0」である論理ボリューム数を減算し、フレーム内の使用情報355が「0」である論理ボリューム数がその数値より大きく、かつ、フレーム起動性能情報358がポリシー記述364に付与された情報と合致するフレームを選択するようにする。
以上、いくつかの変形例を説明したが、上述した実施形態のいずれかの形態では、多重化してグループ単位にボリューム配置を行う際に、多重化を複数のセットに分け、その各々にボリューム配置ポリシーを付与する。データの利用時間の経過に応じ、ポリシーを切り替えてもよい。それら複数のポリシーでは、アクセス性能等の平常運用対応に特化したものと、ボリュームの省電力運用や使用可能状態への遷移の早さなど運用切替時対応に特化したものを組み合わせることで、各々の配置の欠点を解消することができる。
本発明の他の実施形態2は、本発明の計算機システムにおいて、前記ディスク装置の少なくとも1つは他のディスク装置とは異なる属性を有し、前記ディスク制御装置は前記ディスク装置の属性の差を構成情報として保持し、前記ストレージシステムは、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットのボリュームを、該グループの他の多重化セットとは異なる属性のディスク装置に割り当てる計算機システムである。
本発明の他の実施形態3は、実施形態2の計算機システムにおいて、前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置の使用停止状態から使用可能状態への切り替えの速さが高又は低である計算機システムである。
本発明の他の実施形態4は、実施形態3の計算機システムにおいて、前記ストレージシステムは、データの読み書きの際に、割り当てたボリュームのディスク装置がすべて使用停止状態であるとき、使用可能状態への切り替えの速さが高のディスク装置を起動させる計算機システムである。
本発明の他の実施形態5は、実施形態2の計算機システムにおいて、前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置へのアクセスの速さが高又は低である計算機システムである。
本発明の他の実施形態6は、実施形態1の計算機システムにおいて、前記多重化セットはそれぞれ2以上のボリュームで構成され、前記ストレージシステムは、1つのグループにおける第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームをいずれか一以上の第1のディスク装置に割り当て、該グループの他の多重化セットを構成する2以上のボリュームを前記ディスク装置に配置し割り当てる場合、第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームの配置の関係とは異なるよう、前記他の多重化セットの2以上のボリュームをいずれか一以上のディスク装置に割り当てる計算機システムである。
本発明の他の実施形態7は、実施形態6の計算機システムにおいて、前記ストレージシステムは、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットを前記ディスク装置の単一もしくは少数のフレームに集中して割り当てるとともに、該グループの他の多重化セットを多数のフレームに分散して割り当てる計算機システムである。
本発明の他の実施形態8は、ストレージシステムにおいて、1以上のディスク装置と、該ディスク装置のデータの読み書きを制御するディスク制御装置とを備え、前記ディスク制御装置は、一以上のボリュームで構成されるセットが多重化されることにより多重化セットが構成されるグループ単位で、ボリュームの割り当ての指示をホスト計算機から受け、前記グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、前記第1のボリュームに対応し、該グループの他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置に、割り当てるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態9は、実施形態8のストレージシステムにおいて、前記ディスク装置の少なくとも1つは他のディスク装置とは異なる属性を有し、前記ディスク制御装置は前記ディスク装置の属性の差を構成情報として保持しており、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットのボリュームを、該グループの他の多重化セットとは異なる属性のディスク装置に割り当てるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態10は、実施形態9のストレージシステムにおいて、前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置の使用停止状態から使用可能状態への切り替えの速さが高又は低であるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態11は、実施形態10のストレージシステムにおいて、データの読み書きの際に、割り当てたボリュームのディスク装置がすべて使用停止状態であるとき、使用可能状態への切り替えの速さが高のディスク装置を起動させるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態12は、実施形態9のストレージシステムにおいて、前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置へのアクセスの速さが高又は低であるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態13は、実施形態8のストレージシステムにおいて、前記多重化セットはそれぞれ2以上のボリュームで構成され、前記ディスク制御装置は、1つのグループにおける第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームをいずれか一以上の第1のディスク装置に割り当て、該グループの他の多重化セットを構成する2以上のボリュームを前記ディスク装置に配置し割り当てる場合、第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームの配置の関係とは異なるよう、前記他の多重化セットの2以上のボリュームをいずれか一以上のディスク装置に割り当てるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態14は、実施形態13のストレージシステムにおいて、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットを前記ディスク装置の単一もしくは少数のフレームに集中して割り当てるとともに、該グループの他の多重化セットを多数のフレームに分散して割り当てるストレージシステムである。
本発明の他の実施形態15は、1以上のディスク装置、及び該ディスク装置のデータの読み書きを制御するディスク制御装置を備えたストレージシステムと、該ストレージシステムにデータ読み書き要求を送信するホスト計算機と、を備えた計算機システムにおけるボリューム割り当てを行う方法において、前記ホスト計算機で、前記データが格納される一以上のボリュームで構成されるセットが多重化されることにより多重化セットが構成されるグループ単位で、ボリューム割り当てを前記ストレージシステムに指示し、前記ストレージシステムで、前記グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、前記第1のボリュームに対応し、該グループの他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置に、割り当てるボリューム割り当て方法である。
本発明の他の実施形態16は、実施形態15のボリューム割り当て方法において、複数の属性を有するディスク装置の属性の差を構成情報として保持することと、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットのボリュームを、該グループの他の多重化セットとは異なる属性のディスク装置に割り当てることを含むボリューム割り当て方法である。
本発明の他の実施形態17は、実施形態16のボリューム割り当て方法において、前記ディスク装置が有する複数の属性は、ディスクの使用停止状態から使用可能状態への切り替えの速さが高又は低であるボリューム割り当て方法である。
本発明の他の実施形態18は、実施形態16のボリューム割り当て方法において、前記ディスク装置が有する複数の属性は、ディスク装置へのアクセスの速さが高又は低であるボリューム割り当て方法である。
本発明の他の実施形態19は、実施形態15のボリューム割り当て方法において、前記多重化セットはそれぞれ2以上のボリュームで構成され、前記ストレージシステムで、1つのグループにおける第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームをいずれか一以上の第1のディスク装置に割り当て、該グループの他の多重化セットを構成する2以上のボリュームを前記ディスク装置に配置し割り当てる場合、第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームの配置とは異なるよう、前記他の多重化セットの2以上のボリュームをいずれか一以上のディスク装置に割り当てるボリューム割り当て方法である。
本発明の他の実施形態20は、実施形態19のボリューム割り当て方法において、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットを前記ディスク装置の単一もしくは少数のフレームに集中して割り当てるとともに、該グループの他の多重化セットを多数のフレームに分散して割り当てることを含むボリューム割り当て方法である。
100 ホスト計算機
200 ストレージシステム
210 ディスク制御装置
220 ディスク装置
300 ボリューム管理プログラム
200 ストレージシステム
210 ディスク制御装置
220 ディスク装置
300 ボリューム管理プログラム
Claims (20)
- 計算機システムであって、
1以上のディスク装置、及び該ディスク装置により構成されるボリュームに格納されるデータの読み書きを制御するディスク制御装置を有するストレージシステムと、該ストレージシステムにデータ読み書き要求を送信するホスト計算機と、を備え、
前記ホスト計算機は、データが格納される一以上のボリュームで構成されるセットが多重化されることにより多重化セットが構成されるグループ単位で、ボリューム割り当てを指示し、
前記ストレージシステムは、前記グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、前記第1のボリュームに対応し、該グループの他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置に、割り当てることを特徴とする計算機システム。 - 請求項1記載の計算機システムにおいて、
前記ディスク装置の少なくとも1つは他のディスク装置とは異なる属性を有し、前記ディスク制御装置は前記ディスク装置の属性の差を構成情報として保持し、前記ストレージシステムは、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットのボリュームを、該グループの他の多重化セットとは異なる属性のディスク装置に割り当てることを特徴とする計算機システム。 - 請求項2記載の計算機システムにおいて、
前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置の使用停止状態から使用可能状態への切り替えの速さが高又は低であることを特徴とする計算機システム。 - 請求項3記載の計算機システムにおいて、
前記ストレージシステムは、データの読み書きの際に、割り当てたボリュームのディスク装置がすべて使用停止状態であるとき、使用可能状態への切り替えの速さが高のディスク装置を起動させることを特徴とする計算機システム。 - 請求項2記載の計算機システムにおいて、
前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置へのアクセスの速さが高又は低であることを特徴とする計算機システム。 - 請求項1記載の計算機システムにおいて、
前記多重化セットはそれぞれ2以上のボリュームで構成され、
前記ストレージシステムは、1つのグループにおける第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームをいずれか一以上の第1のディスク装置に割り当て、該グループの他の多重化セットを構成する2以上のボリュームを前記ディスク装置に配置し割り当てる場合、第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームの配置の関係とは異なるよう、前記他の多重化セットの2以上のボリュームをいずれか一以上のディスク装置に割り当てることを特徴とする計算機システム。 - 請求項6記載の計算機システムにおいて、
前記ストレージシステムは、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットを前記ディスク装置の単一もしくは少数のフレームに集中して割り当てるとともに、該グループの他の多重化セットを多数のフレームに分散して割り当てることを特徴とする計算機システム。 - ストレージシステムにおいて、
1以上のディスク装置と、該ディスク装置のデータの読み書きを制御するディスク制御装置とを備え、
前記ディスク制御装置は、
一以上のボリュームで構成されるセットが多重化されることにより多重化セットが構成されるグループ単位で、ボリューム割り当ての指示をホスト計算機から受け、
前記グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、前記第1のボリュームに対応し、該グループの他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置に、割り当てることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項8記載のストレージシステムにおいて、
前記ディスク装置の少なくとも1つは他のディスク装置とは異なる属性を有し、前記ディスク制御装置は前記ディスク装置の属性の差を構成情報として保持しており、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットのボリュームを、該グループの他の多重化セットとは異なる属性のディスク装置に割り当てることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項9記載のストレージシステムにおいて、
前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置の使用停止状態から使用可能状態への切り替えの速さが高又は低であることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項10記載のストレージシステムにおいて、
データの読み書きの際に、割り当てたボリュームのディスク装置がすべて使用停止状態であるとき、使用可能状態への切り替えの速さが高のディスク装置を起動させることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項9記載のストレージシステムにおいて、
前記ディスク装置が有する属性は、ディスク装置へのアクセスの速さが高又は低であることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項8記載のストレージシステムにおいて、
前記多重化セットはそれぞれ2以上のボリュームで構成され、
前記ディスク制御装置は、1つのグループにおける第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームをいずれか一以上の第1のディスク装置に割り当て、該グループの他の多重化セットを構成する2以上のボリュームを前記ディスク装置に配置し割り当てる場合、第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームの配置の関係とは異なるよう、前記他の多重化セットの2以上のボリュームをいずれか一以上のディスク装置に割り当てることを特徴とするストレージシステム。 - 請求項13記載のストレージシステムにおいて、
少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットを前記ディスク装置の単一もしくは少数のフレームに集中して割り当てるとともに、該グループの他の多重化セットを多数のフレームに分散して割り当てることを特徴とするストレージシステム。 - 1以上のディスク装置、及び該ディスク装置のデータの読み書きを制御するディスク制御装置を備えたストレージシステムと、該ストレージシステムにデータ読み書き要求を送信するホスト計算機と、を備えた計算機システムにおけるボリューム割り当てを行う方法において、
前記ホスト計算機で、前記データが格納される一以上のボリュームで構成されるセットが多重化されることにより多重化セットが構成されるグループ単位で、ボリューム割り当てを前記ストレージシステムに指示し、
前記ストレージシステムで、前記グループにおける第1の多重化セットの第1のボリュームを、前記第1のボリュームに対応し、該グループの他の多重化セットを構成するボリュームとは異なる属性のディスク装置に、割り当てることを特徴とするボリューム割り当て方法。 - 請求項15記載のボリューム割り当て方法において、
複数の属性を有するディスク装置の属性の差を構成情報として保持することと、少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットのボリュームを、該グループの他の多重化セットとは異なる属性のディスク装置に割り当てることを含むことを特徴とするボリューム割り当て方法。 - 請求項16記載のボリューム割り当て方法において、
前記ディスク装置が有する複数の属性は、ディスクの使用停止状態から使用可能状態への切り替えの速さが高又は低であることを特徴とするボリューム割り当て方法。 - 請求項16記載のボリューム割り当て方法において、
前記ディスク装置が有する複数の属性は、ディスク装置へのアクセスの速さが高又は低であることを特徴とするボリューム割り当て方法。 - 請求項15記載のボリューム割り当て方法において、
前記多重化セットはそれぞれ2以上のボリュームで構成され、
前記ストレージシステムで、1つのグループにおける第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームをいずれか一以上の第1のディスク装置に割り当て、該グループの他の多重化セットを構成する2以上のボリュームを前記ディスク装置に配置し割り当てる場合、第1の多重化セットを構成する2以上のボリュームの配置の関係とは異なるよう、前記他の多重化セットの2以上のボリュームをいずれか一以上のディスク装置に割り当てることを特徴とするボリューム割り当て方法。 - 請求項19記載のボリューム割り当て方法において、
少なくとも1つのグループにおける1つの多重化セットを前記ディスク装置の単一もしくは少数のフレームに集中して割り当てるとともに、該グループの他の多重化セットを多数のフレームに分散して割り当てることを特徴とするボリューム割り当て方法。
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