JP2007286852A - 画像検索方法及び画像検索プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイナー等の画像検索者が、効率的かつ迅速に、顧客側の意向を反映した適切な画像を見つけ出すことを目的とする。
【解決手段】画像データベースには、画像データと、画像データ識別情報と、画像データ毎に付与され当該画像データの持つ感性語及びその感性語の度合いを表す感性値・季節・色・オブジェクト等の、グループ分けされたキーワードとの関係が記録されており、ユーザ端末10は、画像検索者と画像データベースへの画像登録者間、もしくは、画像検索者と画像使用者間の、任意の感性語についての感性値の差異を記録した補正テーブルを有し、補正テーブルに従って、検索条件として入力された感性値が補正され、補正後の感性値が画像検索に用いられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、雑誌・広告物・パンフレット・各種冊子等の印刷物やウェブページのデザインを行なう場合に、デザイナーが画像を選択する時に利用する画像データベースから効率よく所望の画像を選択出来るようにするための画像検索方法及び画像検索プログラムに関する。
雑誌・広告物・パンフレット・各種冊子等の印刷物やウェブページのデザインを行なう場合、デザイナーは、印刷物やウェブページの発行元(発注者・顧客)から依頼を受けた後、大量の画像が保存された画像データベースから効率よく画像検索を行い、適切な画像を選択する必要があり、そのため、種々の画像検索方法が提案されている。
画像検索方法としては、特許文献1や特許文献2に記載のように、画像を分析することで、画像の特徴(それが山であるか海であるか、色は何色か等)を自動認識する、いわゆるAI検索が近年、流行している。
また、特許文献3に記載のように、キーワードグループと、キーワードとキーワード間の関連強さを表現したキーワード群蓄積装置を持ち、曖昧な言葉や定義されていない言葉による画像の検索を可能とするものがある。同様に、特許文献4に記載の画像検索装置についても、入力されたキーワードからキーワード間の関係を辿り、関連するキーワードとその重要度を推定することで、漠然とした印象や不明瞭な記憶からの画像検索を可能とするものである。
しかし、このような画像検索方法には、以下に説明する課題があった。
特開2004−5534号公報 特開平5−6437号公報 特開2000−194704号公報 特開平5−174057号公報
特許文献1や特許文献2に記載のAI検索は、結局、人間個々人の感性が千差万別であることや、認識ソフトの知能レベルの低さ故、画像検索者が求める検索精度とは遥かに隔りがあり、見当違いの画像が検索される可能性や、検索条件を広くしすぎることで膨大な数の画像が検索される可能性が否めず、実用化に至っていないのが現状である。
また、特許文献3や特許文献4に記載された画像検索方法では、いわゆる曖昧語検索が可能であるが、例えば、従来のレンタルポジというような業界でのフィルム保有数は数百万点に及んでおり、ディジタル化された画像をデータベースに格納して販売する場合にも、当然同様の点数の画像が必要となる。そうすると、このような曖昧検索ヒット件数は、膨大な数となることが容易に想定され、効率よい画像検索に適さない。
しかも今後、インターネットの世界で、ディジタル画像の販売業の相互の提携により、何社もが保有する画像をリンク機能によって共通に検索出来るようになると、数千万点以上の画像の中から適切な画像を見つけ出す必要性が生じてくる。
また、画像検索者であるデザイナーは、仕事を依頼した顧客の意向を反映した画像を検索する必要があるが、多くの場合、デザイナーと顧客の間で同じ感性表現を用いたとしても、その感じ方や理解度のレベルは異なっている。そのため、デザイナーは予め顧客との間の感性の相違を踏まえて、画像検索を行なう必要があり、特に顧客が多い場合等は、顧客毎の感性の相違を記憶していなければならないから、それに伴うデザイナー側の苦労は絶えない。
更に、デザイナーが複数の顧客から依頼を受けている場合、他の顧客に使った画像を別の顧客に再使用することは一般的に認められておらず、誤って再使用してしまった場合、大きな問題となる。しかし、既にデザイナーが使用した画像はある意味、よいサンプルであるから、デザイナーが再使用しないと同時に、他の画像を選ぶ際の参考として用いることが出来るような画像検索システムの構築が望ましいと言える。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、デザイナーが効率的かつ迅速に、顧客側の意向を反映した適切な画像を見つけ出すことの出来る画像検索方法及び画像検索プログラムを提供することにある。
請求項1の発明は、画像検索者のユーザ端末から入力された検索条件に合致する画像を、複数の画像が蓄積された画像データベースから検索する画像検索システムにおける画像検索方法であって、前記画像データベースには、ディジタル画像データと、前記画像データを識別するための識別情報と、画像データ毎に付与され当該画像データの持つ感性語及びその感性語の度合いを表す感性値・季節・色・オブジェクト等の、グループ分けされたキーワードとの関係が記録されており、前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、前記画像検索者と前記画像データベースへ前記画像データ及びキーワードを登録した画像登録者間、及び/又は、前記画像検索者と検索された画像を印刷物、ウェブページ等に使用する画像使用者間の、任意の感性語についての感性値の差異を記録した補正テーブルを有し、前記補正テーブルに従って、検索条件として入力された感性値が補正され、補正後の感性値が、前記画像データベース内の画像検索に用いられることを特徴とする画像検索方法である。
また、請求項9の発明は、画像検索者のユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末によって実行され、前記ユーザ端末から入力された検索条件に合致する画像を、複数の画像が蓄積された画像データベースから検索する画像検索プログラムであって、前記画像データベースには、ディジタル画像データと、前記画像データを識別するための識別情報と、画像データ毎に付与され当該画像データの持つ感性語及びその感性語の度合いを表す感性値・季節・色・オブジェクト等の、グループ分けされたキーワードとの関係が記録されており、前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、前記画像検索者と前記画像データベースへ前記画像データ及びキーワードを登録した画像登録者間、及び/又は、前記画像検索者と検索された画像を印刷物、ウェブページ等に使用する画像使用者間の、任意の感性語についての感性値の差異を記録した補正テーブルを有し、前記補正テーブルに従って、検索条件として入力された感性値を補正し、補正後の感性値を、前記画像データベース内の画像検索に用いることを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項1及び請求項9の発明によれば、キーワードをグループに分けて画像検索情報として画像データベースに記録することで、キーワードのグループ性が明確になり、また、画像検索者もキーワードを予め決められたグループ毎に入力すればよいので、検索条件の入力に手間取ることがなく、検索の精度・効率性が向上することとなる。
また、感性語と感性値をキーワードに含むことによって、画像検索者が、画像検索者自身の言葉、気持ち、感性を取り入れた検索が効率的に出来るようになる。
また更に、感性値が補正されることで、画像検索者や画像使用者の感性値が補正されて、個人差や顧客差をなくし、より客観的で、本来意図された検索条件にマッチした妥当性のある画像検索が行えるようになる。
請求項2の発明は、前記補正テーブルは、前記画像検索者、前記画像登録者、前記画像使用者が、同一のサンプル画像について感じる感性値の差異を記録したものであることを特徴とする画像検索方法である。
請求項10の発明は、前記補正テーブルは、前記画像検索者、前記画像登録者、前記画像使用者が、同一のサンプル画像について感じる感性値の差異を記録したものであることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項2及び請求項10の発明によれば、画像検索者、画像登録者、画像使用者に同一のサンプル画像を見せて、感性値の評価を行なわせることで、公平かつ正確な感性値差異を求めることが出来る。
請求項3の発明は、前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、前記画像検索者による使用履歴のある画像について、当該画像の識別情報と、使用用途、使用日時、当該画像の検索時に検索条件として用いられたキーワード等の使用履歴情報とが対応付けて記録された使用履歴データベースを有しており、前記使用履歴情報を、前記キーワードの1つとして、検索条件に設定可能とすることを特徴とする画像検索方法である。
請求項11の発明は、前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、前記画像検索者による使用履歴のある画像について、当該画像の識別情報と、使用用途、使用日時、当該画像の検索時に検索条件として用いられたキーワード等の使用履歴情報とが対応付けて記録された使用履歴データベースを有しており、前記使用履歴情報を、前記キーワードの1つとして、検索条件に設定可能とすることを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項3及び請求項11の発明によれば、画像検索者が一度、ある顧客向けに使用した画像を他の顧客や、同じ顧客の異なる出版物等に使用することは基本的に許されず、大きな問題となる場合があるが、そのような既に使用された画像は、いいサンプルであるので、画像検索者が再使用出来ないようにすると同時に、他の画像を検索する際の参考として用いられる必要があるため、使用履歴情報をキーワードの群の1つとして用いることが有用となる。
請求項4の発明は、前記画像検索方法は、検索された画像が前記使用履歴情報に基づき使用経歴のある画像である場合に、再使用されることを禁止することを特徴とする請求項3に記載の画像検索方法である。
請求項12の発明は、前記画像検索プログラムは、検索された画像が前記使用履歴情報に基づき使用経歴のある画像である場合に、再使用されることを禁止することを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項4及び請求項12の発明によれば、例えば、過去、同じ顧客に対して使用された画像や、他の顧客に対して使用された画像が再度選択されることがなく、顧客との間に生じる可能性のあるトラブルを未然に防止出来、また、検索の絞り込みもしやすくなる。
請求項5の発明は、前記ユーザ端末は、前記使用履歴データベースの記録内容を画像使用日時順に並べた履歴テーブル1を有することを特徴とする画像検索方法である。
請求項13の発明は、前記ユーザ端末は、前記使用履歴データベースの記録内容を画像使用日時順に並べた履歴テーブル1を有することを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項5及び請求項13の発明によれば、履歴テーブル1により、最近、画像検索者によって使用されたキーワードの使用履歴が一目瞭然に把握出来、画像検索の参考とすることが出来る。
請求項6の発明は、前記ユーザ端末は、前記使用履歴情報に基づいて、画像使用用途毎に、画像検索者がこれまでに検索に用いた感性語・季節・色・オブジェクト等のキーワードの使用順位と、使用回数と、前記感性語の感性値の平均値とが対応付けて記録された履歴テーブル2を有し、同一の画像使用用途において画像を新規に検索する際に、前記履歴テーブル2の記録内容に基づいて、使用頻度の高いキーワードや、感性値を抽出して、検索条件として自動的に設定することを特徴とする画像検索方法である。
請求項14の発明は、前記ユーザ端末は、前記使用履歴情報に基づいて、画像使用用途毎に、画像検索者がこれまでに検索に用いた感性語・季節・色・オブジェクト等のキーワードの使用順位と、使用回数と、前記感性語の感性値の平均値とが対応付けて記録された履歴テーブル2を有し、前記画像検索プログラムは、同一の画像使用用途において画像を新規に検索する際に、前記履歴テーブル2の記録内容に基づいて、使用頻度の高いキーワードや、感性値を抽出して、検索条件として自動的に設定することを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項6及び請求項14の発明によれば、使用頻度の高い感性語や感性値等のキーワードを、検索条件としてデフォルト入力することが出来、画像検索者による検索条件入力の手間を省略することが出来る。と同時に、検索を重ねるに従って、感性値が平均化され、それぞれの用途に関して、感性値の平均値精度がよくなり、従来と同じ傾向での画像検索であれば、感性語や感性値を入力することなく、また精度のよい検索が可能となる。
請求項7の発明は、前記ユーザ端末は、前記履歴テーブル1及び/又は履歴テーブル2の記録内容を表形式で表示することを特徴とする画像検索方法である。
請求項15の発明は、前記履歴テーブル1及び/又は履歴テーブル2の記録内容を表形式で表示することを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項7及び請求項15の発明によれば、最近、画像検索者によって使用されたキーワードとその頻度、使用感性値とこれまでの平均値、直近の使用履歴が一目瞭然に把握出来、画像検索の参考とすることが出来る。
請求項8の発明は、前記ユーザ端末は、出版社や広告代理店等の顧客が発行する印刷物やウェブページのデザインを行なうデザイナーによって使用されることを特徴とする画像検索方法である。
請求項16の発明は、前記ユーザ端末は、出版社や広告代理店等の顧客が発行する印刷物やウェブページのデザインを行なうデザイナーによって使用されることを特徴とする画像検索プログラムである。
請求項8及び請求項16の発明によれば、顧客とデザイナー間の感性の違いが補正され、より客観的で、本来意図された検索条件にマッチした妥当性のある画像検索を効率的に行なうことが出来るだけでなく、複数の顧客を抱える場合にも、都度、顧客の感性の相違を覚えておく必要がなく、迅速な検索が行なわれることが期待される。
本発明の画像検索方法及び画像検索プログラムによれば、キーワードをグループに分けて画像検索情報として画像データベースに記録することで、キーワードのグループ性が明確になり、また、画像検索者もキーワードを予め決められたグループ毎に入力すればよいので、検索条件の入力に手間取ることがなく、検索の精度・効率性が向上することとなる。
また、感性語と感性値をキーワードに含むことによって、画像検索者が、画像検索者自身の言葉、気持ち、感性を取り入れた検索が効率的に出来るようになる。
また更に、感性値が補正されることで、画像検索者や画像使用者の感性値が補正されて、個人差や顧客差をなくし、より客観的で、本来意図された検索条件にマッチした妥当性のある画像検索が行えるようになる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の画像検索方法を実施する画像検索システム1の概略構成図である。
画像検索システム1は、インターネットやLAN等のネットワーク12に接続されたユーザ端末10から入力された検索条件に合致する画像を、複数の画像が蓄積された画像データベース14a〜14c(以下においては、まとめて、画像データベース14と称して説明する)から検索するシステムであり、ネットワーク12には、ユーザ端末10の他、画像データベース14が接続される。
ユーザ端末10は、予め用意されたプログラム(本発明の画像検索プログラムを含む)を格納し、当該格納されたプログラムを読み出して実行するための公知のハードウェア資源(CPU、メインメモリ、外部記憶装置、通信用デバイス、入出力デバイス等)を備えたコンピュータにより構成されている。
プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータ(本実施例の場合、ユーザ端末10)によって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、ネットワーク12を介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
また、画像検索プログラムは全てがユーザ端末10に格納されていてもよいし、全て又は一部が、ネットワーク12に接続されたサーバコンピュータ(図示せず)に格納され、ユーザ端末10に表示されたブラウザ上から、ユーザ端末10の指示により実行され、検索結果がユーザ端末10に回答されるようなASP方式が採用されていてもよい。従って、以下の実施例において、画像検索プログラムの実行によってユーザ端末10が行なう内容は、ユーザ端末10のみならず、サーバコンピュータが行なっている場合もあるものとする。
画像データベース14は、ディジタル画像データと、ディジタル画像データ毎に予め付与されたキーワードの関係を記録したデータベースであり、本実施例では、複数の画像データベース14a〜14cが用意されており、それぞれがネットワーク12に接続されているとともに、画像データベース14aと画像データベース14c、画像データベース14bと画像データベース14cが相互にリンク接続されている。尚、画像データベース14の数は、実施例のように3には限らない。
このように、複数の画像データベース14によって画像検索システム1が構成される場合には、ユーザ端末10が最初にアクセスする画像データベース14(に接続された図示しないサーバコンピュータ)がポータルサイトとしての機能を有することになり、この画像データベース14にリンクしている他の画像データベース14へもアクセスして画像が検索出来るようにしておく。そして、画像が検索され、これを画像検索者のユーザ端末10が有料にて購入する場合には、画像検索システム1の利便性を考慮して、最初にアクセスした画像データベース14のポータルサイトにて金銭の支払を行なえるようにすることが望ましい。
また、リンクしている画像データベース14の数や、画像データベース14に格納されている画像データの点数が多い場合には、ユーザ端末10上から検索対象とする画像データベース14を指定出来るようになっていてもよい。
図2は、画像データベース14の記録内容の一例である。画像データベース14は、画像データを識別するための識別情報(図2においては画像No.1〜No.N)と、画像データ毎に予め付与され、当該画像データの持つ感性語・感性値・季節・色・オブジェクトといった検索用キーワードとを関連付けて記録したものである。
尚、実際の画像データのファイルは、必ずしも本実施例の画像データベース14に格納されている必要はなく、ユーザ端末10がアクセス可能なコンピュータ等の別のファイル格納場所に、ファイルの識別が可能なように格納されていてもよく、画像データに付された識別情報に基づいて、所望の画像データの呼出しが行なわれ、ユーザ端末10上で表示可能になっていればよい。そのような場合でも、画像データのファイルの格納先も含め画像データベースと称することとする。
また、画像データのファイルにメタデータとして、上記識別情報や検索用キーワードが記録されていてもよく、このメタデータをデータベース化したものが画像データベースとなってもよい。
このように、本発明の画像検索方法及び画像検索プログラムでは、画像検索の基本を、キーワード検索としており、ユーザ端末10から入力された検索条件に合致する画像を画像データベース14から検索するようにしている。
また、本実施例では、ユーザ端末10を用いて画像検索を行なう最も主体的な人が、雑誌・広告物・パンフレット・各種冊子等の印刷物やウェブページを発行する出版社、広告代理店等の発注者からの依頼により、当該印刷物やウェブページ等のデザインを行なうデザイナーであることを想定している。
尚、本明細書では、このような発注者のことを、画像使用者又は顧客と称するものとするが、画像使用者・顧客は、出版社、広告代理店に限らず、デザイナーと出版社・広告代理店の間を仲介する仲介者や、出版社や広告代理店から見たスポンサー・顧客や、編集者等であってもよい。つまり、下請けや仲介のレベルは問わず、画像検索者を除き、何かしらの発注を行なう全ての者が、本明細書における画像使用者、顧客となりうる。
さて、デザイナーは、顧客からの要望や意向を受けて、それをデザイナー自身の持つ言葉や感性に置き換え、顧客の要望や意向に合致するような画像を選択してデザインに用いる。
従って、本実施例では、感性語と感性値をキーワードに含むことによって、画像検索時に、ユーザ端末10の操作者(本実施例ではデザイナー)が、操作者自身の言葉、気持ち、感性を取り入れた検索が効率的に出来るようになっている。
具体的には、本実施例のキーワード検索は、図2の画像データベース14の記録内容に示されているように、キーワードが、1)感性(感性表現の言葉)、2)色、3)オブジェクト(画像に含まれている対象物の具体的な言葉)、4)季節(春夏秋冬)、の4つの群(カテゴリー)に予め分かれており、画像検索者がこれらの群毎にキーワードを入力することで、ユーザ端末10が、入力されたキーワードと画像データベース14に記録されているキーワードとが合致する画像を検索する。
尚、実施例では、これら4つの全ての群にキーワード入力を行い、AND検索(4つの群全てについて入力されたキーワードが全て合致するような画像を検索すること)によって画像をヒットさせるものとするが、必ずしも全ての群にキーワードが入力される必要はなく、いずれかの群に入力されたキーワードに従って画像検索が行なわれてもよい。また、AND検索ではなくOR検索(入力されたキーワードのうち、いずれか1以上のキーワードが画像データベース14に記録されているキーワードと一致する画像の検索)が行なわれてもよい。
このように、キーワードをグループに分けて画像検索情報として画像データベース14に記録することで、キーワードのグループ性が明確になり、また、画像検索者もキーワードを予め決められたグループ毎に入力すればよいので、検索条件の入力に手間取ることがなく、検索の精度・効率性が向上することとなる。
更に、本実施例では、図2に示されるように、キーワード群のうち、感性を表すキーワード(感性語)については、更に複数記録されており、またそれぞれの感性語について、その感性の度合いを表す数値(感性値)が画像データベース14に記録されている。
例えば、図2の例について説明すると、識別情報が「画像No.1」と付されている画像についての感性語のうち、「重い・軽い」という感性語の感性値は4であり、「寒暖」の感性値は2であり、「雄大」の感性値は3であり、「自然」の感性値は1である。
尚、感性値は予め最小値と最大値を決めておくものとし、感性語が反対語のペア(例えば、重い・軽い)によって構成されているような場合には、予め、最小値と最大値のどちらが一方の語を表すかどうかを決めておく。
また、画像No.1を識別情報に持つ画像の色はYr(黄色)であり、オブジェクトはひまわりであり、季節は夏であることが、図2から分かる。
図3は、本実施例で、ユーザ端末10上に表示され、画像検索者が検索条件入力時に用いる検索条件入力画面3のGUIの一例である。検索条件入力画面3の上段には、4種類の感性語(図3の実施例では、重−軽、暖−寒、静寂−喧騒、モダン−クラシック)について、ユーザ端末10の操作者が探し出したい画像の感性値を入力する感性値入力部31が表示されている。
本実施例では、感性語毎に、感性値の最大値と最小値がボリューム変化形式で表示されており、キーボード等の入力手段から、ボリュームをクリック操作して、数値をアナログ的に決定することが出来るが、このGUIはあくまで一例であり、その他、1から9までの1ずつの9段階の中から1段階を選択出来るようなGUIになっていてもよいし、また、数値を直接テンキーから入力する欄がユーザ端末10に表示されたGUIになっていてもよい。
尚、実際の画像データベース14には、図2に示されている他、更に「レトロ調−現代風」、「若々しい−シニア感」、「複雑−シンプル」、「開放的−閉鎖的」といった感性語と、その感性値が記録されていてもよく、画像検索者が全ての感性語の感性値を指定することで画像検索を可能としてもよいが、その場合には、かえって、検索ヒット数が少なくなりすぎる可能性がある。また、画像検索者の個性によって、画像検索者が得意・不得意とする感性語、また検索から除外したい感性語というのが当然存在する。
そこで本実施例では、ユーザ端末10上で、画像検索者がよく用いる感性語を予め登録しておき、画像検索者毎にカスタマイズされた検索条件入力画面3が表示されるようにしている。そして、画面上に入力された検索条件に合致する画像が検索されるようにすることで、画像検索効率が向上することが期待される。登録する感性語の数は、画像検索者毎にいくつでもよいが、一般的には4〜5種類が好適である。また、以下に説明する色入力部32と季節入力部33とオブジェクト名入力部34についても、必ずしも検索条件が入力される必要はなく、画像検索者が予め、任意に検索条件として用いることを選択出来るようになっていてもよい。
図3の検索条件入力画面3の中段は、画像検索者が探し出したい画像の持つ色イメージを入力する色入力部32と、画像の持つ季節イメージを入力する季節入力部33とにより構成されている。色入力部32は、円環状になっており、円上に色環YGCBMRが配置されており、いずれかをマウス等でクリックすることで、色が指定可能となっている。また、YGCBMRが記されていない部分にも実際には、色名がグラデーション状態で仮想的に付されており、予め決められた分解能で色の指定をすることが可能である。
また、例えば、色入力部32の色環上の任意の場所をマウス等でクリックした時に、日本色彩学会による「色名」がユーザ端末10にポップアップ表示されるようになっていると、画像検索者の入力補助となり、使い勝手が向上する。尚、色入力部32は、この他、色名を直接テキスト入力する欄がユーザ端末10に表示されたGUIとなっていてもよい。また、図3の色入力部32の円環に色名にあった実際の色が表示されていてもよい。
図3の検索条件入力画面3の中段右側の季節入力部33には、春夏秋冬の4種類に加え、それぞれの季節の間を埋める初春、晩春等といった季節名が、円環上に配置され、マウス等のクリックにより指定されるようになっている。また、季節を指定したくない場合は、季節名を検索条件として予め登録しないようにすれば、検索条件入力画面3に季節入力部33は表示されなくなる。また、季節を問わない、もしくは季節感のない画像を探し出したい時には、図3の円環の中心にある無季節を選択すればよい。
図3の検索条件入力画面3の下段左側は、オブジェクト名入力部34と使用履歴入力部35と、検索ボタン36となっている。
まず、オブジェクト名入力部34には、検索したい画像の対象物を表す言葉(例えば、花、自然、果物、りんご、地名等)がキーボード等からテキスト入力される。これは従来のキーワード検索と変わりない部分である。また、行事に関する名称、例えば、なまはげ、クリスマス、祇園祭等も固有の名称としてこのキーワード群に含めることとする。
使用履歴入力部35は、検索したい画像が以前にも画像検索者自身によって検索され使用された場合、その画像が例えば、雑誌Aの平成17年6月号に使用された、等というような画像検索者による使用履歴がテキスト入力される部分である。このように、使用履歴入力部35が用意され、画像データベース14に記録されているキーワードに加えて、画像検索に用いられる理由については以下の通りである。
すなわち、本実施例では、デザイナーが、顧客からの依頼を受けて、顧客の要望に即した画像を検索することとなるが、デザイナーが一度、使用した画像を他の顧客や、同じ顧客の異なる出版物等に使用することは基本的に許されず、大きな問題となる場合がある。しかし、そのような既に使用された画像は、いいサンプルであるので、デザイナーが再使用出来ないようにすると同時に、他の画像を検索する際の参考として用いられる必要がある。そのため、使用履歴情報をキーワードの群の1つとして用いることが有用となる。
但し、この使用履歴情報は、画像検索者毎に異なるため、画像データベース14ではなく、画像検索者のユーザ端末10内、または当該ユーザ端末10がアクセス可能な端末内の使用履歴データベース(図示せず)に格納されている。もしくは、画像データベース14に前述のキーワード群とともに、使用履歴情報が記録されていてもよいが、その場合、1画像につき、画像検索者の数だけ、使用履歴情報が付されていることは言うまでもない。
使用履歴データベースには、使用履歴のある画像について、当該画像の識別情報と、使用用途(作品名・雑誌名・顧客(発注者)名等)、使用日時、当該画像の検索時に用いられたキーワード(感性語と感性値・季節・色・オブジェクト)、デザイナーの付したコメント等の使用履歴情報とが対応付けて記録される。
使用履歴データベースの記録内容の一例を図5に示す。本実施例の使用履歴データベースは、履歴テーブル1(図5上段)と履歴テーブル2(図5下段)とから構成される。
履歴テーブル1は、用途(顧客・雑誌(作品))毎に作成され、画像検索者であるデザイナーが当該用途向けに採用した画像の画像識別情報(画像ID)、検索日時、当該画像を検索した時に検索条件として入力された感性語と感性値・季節・色・オブジェクト等のキーワード(画像データベース14の記録項目と同じ項目)が、日付の新しい順に対応付けて記録されたものである。
また、本実施例の履歴テーブル1には、同一の感性語の感性値について、それ以前に行なわれた検索で入力された感性値の平均値も併せて記録される。
履歴テーブル2は、使用履歴情報に基づいて、用途(顧客・雑誌)毎に、画像検索者がこれまでに検索に用いた感性語の使用順位と使用回数と感性値の平均値とが対応付けて記録されたものである。
つまり、履歴テーブル1、履歴テーブル2は、同じ使用履歴情報を異なる形式で記述したテーブルと言える。
これらの履歴テーブル1、履歴テーブル2は、デザイナーによって画像が採用決定される都度、ユーザ端末10が、顧客名・雑誌名・日時・使用画像ID・使用キーワード(感性語と感性値、季節、色、オブジェクトの他、画像検索者が残したコメント等も含む)を、先に入力された検索条件等から抽出してファイルを作成し、作成されたファイルに基づいて、随時、感性値の平均値演算や、キーワードの使用回数の加算や、使用回数の順位付与が更新されることで作成される。この使用履歴データベースにより、ある顧客・雑誌に対して、使用されたキーワードとその頻度、使用感性値とこれまでの平均値、直近の使用履歴が一目瞭然に把握出来、画像検索の参考とすることが出来る。
尚、上記ファイルの作成は、検索された画像が採用されたか否かにかかわらず、検索される都度、一時的に記録され、画像の採用が決定した際に、使用履歴データベースに転送されてもよい。また、一時的に作成されたファイルは、使用履歴データベースに転送され、使用履歴データベースの記録更新に反映された後は、削除されてもよい。
そして、画像検索者が新たに、特定の顧客・雑誌に採用する画像の検索を行なう場合、ユーザ端末10は、当該顧客・雑誌について作成された使用履歴データベースを参照し、図3の検索条件入力画面3に、自動的に、履歴テーブル1に記録されている感性語及び、当該感性語の感性値の平均値又は直前の検索で使用された感性値を、デフォルト入力することが出来、画像検索者による検索条件入力の手間を省略することが出来る。と同時に、検索を重ねるに従って、感性値が平均化され、それぞれの顧客・雑誌に関して、感性値の平均値精度がよくなり、従来と同じ傾向での画像検索であれば、感性語や感性値を入力することなく、また精度のよい検索が可能となる。
また、ユーザ端末10が図5の使用履歴データベースを表形式で表示することも可能であり、それによって、画像検索者が使用履歴を参考にして、検索を行なうことも出来る。また、通常のソフトウェアの手法を用いて、ユーザ端末10に表示された表形式の使用履歴データベース内の各データをクリック、選択指定して、指定された画像をユーザ端末10に表示したり、検索条件とすることもまた可能である。
また、画像検索時に、使用履歴入力部35に入力されたキーワードと使用履歴データベースに記録されている内容とが合致する画像が検索され、画像検索の参考となる。またこの使用履歴入力部35の入力に合致した画像は、検索されないようにする、もしくは検索されても使用出来ないようにする、もしくは当該画像について画像データベース14に記録されている感性語と感性値・季節・色・オブジェクト等のキーワードの内容をユーザ端末10に表示して、他の画像の検索の参考となるようにすることが出来る。
また、この他、使用履歴入力部35に入力されたキーワードが、その他のキーワードとの組合せによって画像検索に用いられるのではなく、例えば、使用履歴入力部35に顧客名が顧客Aと入力された場合に、顧客A向けに使用した画像を使用履歴データベースから抽出し、顧客A向けの画像の使用履歴としてユーザ端末10に表示するようになっていてもよい。
このように、使用履歴データベースは、画像検索システム1を使い込めば使い込むほど、より一層、顧客・雑誌の特性や傾向が反映できるようになり、次の検索時に役立つ傾向の検索条件が入力可能となることもまた特徴である。
図3の下段右側の36は、検索ボタンであり、上述の感性値入力部31、色入力部32、季節入力部33、オブジェクト名入力部34、使用履歴入力部35に検索条件が入力された後、当該検索ボタン36をクリックすることで、画像データベース14から、入力された検索条件に合致する画像が検索開始されることとなる。
尚、使用履歴入力部35に入力された以外の検索条件についてはAND検索が基本であるが、使用履歴入力部35に入力された検索条件については、その他の検索条件とのOR検索、AND検索、XOR検索、NAND検索等、画像検索者の任意で論理演算の設定が可能である。
さて、画像データベース14に記録されているキーワードのうち、画像の感性を表す感性語と、感性値については、画像検索システム1及び画像検索方法による画像検索実行が開始される前に、予め決定され、画像データベース14に記録される。つまり、感性値は、画像データベース14へ画像を登録した者の感性によって決められる数値となる。
しかし、同一の画像を複数の人が見た場合、感性値は、見る人によって異なることは当然である。そうすると、従来の画像検索システム及び画像検索方法では、画像検索者側の感性と、画像データベース14に画像を登録した側の感性の相違によって、画像検索者の意図しない画像が検索されてしまうことになる。
また、本実施例では、上述したように、デザイナーが、顧客からの依頼を受けて、顧客の要望に即した画像を検索することとなるが、顧客とデザイナーとの間にもまた感性値の相違が生じ、デザイナーが、顧客と自身の感性の相違を認識していなければ、顧客の要望に即した画像を検索することは出来ない。
更に、デザイナーは一般的に、複数の顧客から発注依頼を受けているものであるから、デザイナーが、顧客毎の感性の特徴を覚えているのは大変な労力を要し、失敗やミスに繋がることもある。
そこで本発明では、画像検索の際に、自動的に、これらの感性の相違を補正することを特徴としている。
具体的には、ユーザ端末10は、画像検索者毎に、図4に示すような補正テーブルを有している。図4の補正テーブルは、特定のサンプル画像について、当該サンプル画像を識別する画像識別情報(図4には「画像ID」と記載の項目)と、当該識別情報を有する画像が持つ感性語(図4には「感性語」と記載の項目)と、画像データベース14への画像登録時の固有の感性値(画像データベースに画像及びキーワードを登録する画像登録者が決定した数値)(図4には「感性値」と記載)と、画像データベースに登録された感性値と画像検索者(本実施例ではデザイナー)が当該サンプル画像について感じた感性値との差異(図4には「デザイナ感性値差異」と記載)、画像データベースに登録された感性値と顧客が当該サンプル画像について感じた感性値との差異(図4には「顧客X感性値差異」、「顧客Y感性値差異」と記載。顧客毎にある)とを、対応付けて記録したものである。
尚、補正テーブル作成の際には、画像データベース14に記録されうる全ての種類の感性語についての補正データ(感性値差異)が網羅されることが望ましいが、任意の感性語についての感性値差異が記録されてもよい。また、個々の画像検索者、画像登録者、顧客が感性値を判断するためのサンプル画像は、1枚のサンプル画像につき、複数種類の感性語について補正データが記録されてもよいし、1枚のサンプル画像につき、1種類の感性語について補正データが記録されてもよい。
補正テーブル作成方法の一例を説明する。まず、予め用意されたサンプル画像について、画像データベース14に画像データ及びキーワードを登録した画像登録者が、「寒暖」という感性語の感性値を「3」と感じれば、図4の「感性値」の項目に「3」が記録される。そして、画像検索者にも同じサンプル画像を見せ、画像検索者の感じた「寒暖」の感性値が「2」であれば、図4の「デザイナ感性値差異」の項目には、「感性値」の「3」から画像検索者の感じた「2」を減算した「+1」が記録される。
また更に、顧客Aにも、同じサンプル画像を見せ、顧客Aの感じた「寒暖」の感性値が「3」であれば、図4の「顧客A感性値差異」の項目には、「感性値」の「3」から顧客Aの感じた「3」を減算した「0」が記録される。同様に、別の顧客である顧客Bについても、顧客Bの感じた「寒暖」の感性値が「2」であれば、図4の「顧客B感性値差異」の項目には、「感性値」の「3」から顧客Bの感じた「2」を減算した「+1」が記録される。このようにして、図4の補正テーブルは作成され、ユーザ端末10又はユーザ端末10がアクセス可能なコンピュータに記録されることになる。
つまり、「デザイナ感性値差異」や「顧客感性値差異」は、画像の持つ固有の感性値(画像データベースへの画像登録者が評価する感性値)と、デザイナや顧客が評価する感性値との差異であり、これらの値が、0である時は、固有の感性値とデザイナや顧客の感性値の間に相違がないことを表し、これらの値が正の値である時は、デザイナや顧客が、感性値を、その数値分だけ低く評価したことになり、逆に負の値である時は、デザイナや顧客が、感性値をその数値分高く評価したことになる。
従って、実際に、画像検索者によって入力された入力条件に従って、画像検索が行なわれる場合には、これらの「デザイナ感性値差異」や「顧客感性値差異」の項目に記録された数値が補正テーブルから抽出され、この数値に基づいて、図3の検索条件入力画面3の感性値入力部31に入力された感性値が補正され、補正後の数値によって、画像検索が行なわれることとなる。
このように、画像検索者、画像登録者、顧客(画像使用者)に同一のサンプル画像を見せて、感性値の評価を行なわせることで、公平かつ正確な感性値差異を求めることが出来る。
具体的に、ユーザ端末10は、実際の画像検索用の感性値に補正する際には、図3の検索条件入力画面3の感性値入力部31に入力されたある感性語の感性値について、図4の補正テーブルの「デザイナ感性値差異」又は「顧客感性値差異」の項目に記録されている数値のうち、同一感性語について記録されている数値を抽出し、これを、先に入力された感性値に加算して、補正後の感性値とする。このように、感性値を補正することによって、個人差や顧客差をなくし、より客観的で、本来意図された検索条件にマッチした妥当性のある画像検索が行えるようになる。
尚、感性値の補正時に、「デザイナ感性値差異」と「顧客感性値差異」のどちらの補正データを用いるかは任意に決定することが出来る。必ずしも、全ての顧客についての「顧客感性値差異」の補正データが用意されているとは限らないので、そのような場合には「デザイナ感性値差異」の補正データに基づいて、感性値が補正されればよい。また、ほとんどの顧客についての「顧客感性値差異」の補正データが網羅されていれば、デザイナーと画像登録者の間の「デザイナ感性値差異」の補正データは補正テーブルに記録されていなくてもよい。
また、図4は、顧客がAとBの2人いる場合の補正テーブルの例であるが、顧客がそれ以上いれば、もちろん顧客毎に顧客感性値差異の項目が設けられ、数値が記録される。また、「顧客感性値差異」の項目は、必ずしも顧客毎である必要はなく、例えば、同じ顧客でも、例えば、それが出版社で、発行する雑誌の種類によって、感性値が異なる場合には、雑誌毎の感性値差異の項目となっていてもよい。
また、補正テーブルは、画像検索者毎に作成されるので、画像検索者のユーザ端末10に個別に記録されることになる。但し、顧客感性値差異は、どの画像検索者のユーザ端末10にも共通に使用出来るため、ユーザ端末10以外のコンピュータに格納されていてもよく、当該コンピュータから、ユーザ端末10が必要な顧客の顧客感性値差異をダウンロードするようになっていてもよい。
また、補正データは、上記のように、単純に1つのサンプル画像の感性値について差を求めるだけでなく、例えば、「寒暖」という感性語の場合、「寒」の感性値と「暖」の感性値をそれぞれ、画像登録者・画像検索者・顧客の全てから採取して、複数の感性値を平均化して感性値として、各者の感性値の差を求めて補正データとしてもよい。また例えば、「寒」についての感性値差異、「暖」についての感性値差異、というように、別々の補正データが記録されてもよい。また、サンプル画像の数を増やして、複数の画像の同一種類の「感性値」についてそれぞれ感性値差異を求め、これを平均化してもよい。
また、画像検索時に必ずしも、入力された感性値が「デザイナ感性値差異」や「顧客感性値差異」の補正データによって補正される必要はなく、補正機能がオフされてもよい。その場合には、図4の補正テーブルを、ユーザ端末10上に表形式等で表示出来るようにしておき、画像検索者が、表示された補正テーブルを確認することで、画像検索者自身の感性や顧客の感性の傾向・特徴を確認し、検索条件入力時に、自ら補正した感性値を入力するようにしてもよい。
以下、本発明の画像検索方法及び、画像検索プログラムの機能をユーザ端末10が実行する場合の実施例について、図6のフローチャート及び図1のシステム構成図を用いて、詳細に説明する。
画像を検索するデザイナーは、まず、ユーザ端末10に、デザイン対象である顧客名や用途名(例えば、雑誌名)等を指定入力する(S10)。ユーザ端末10は、入力された条件に基づき、当該入力された顧客名や用途名に関する使用履歴データベースを抽出し、これを表形式で表示する(S20)。
デザイナーは、ユーザ端末10に表示された使用履歴データベースを参照しながら、図3の検索条件入力画面3上に画像検索条件を入力する(S30)。
具体的には、図3の感性値入力部31、色入力部32、季節入力部33、オブジェクト名入力部34の4つのカテゴリーのそれぞれに、検索希望条件を入力する。4つのカテゴリーの全てに検索条件を入力する必要はないが、絞り込みを進めるためには、検索条件の指定数が多いほうがよい。
また、感性値入力部31の表される感性語の種類やその数は、予め、ユーザ端末10毎に決定されカスタマイズされているものとする。
デザイナーによって、検索ボタン36のクリック入力が行なわれると、ユーザ端末10は、入力された検索条件をユーザ端末10がアクセス可能な画像データベース14側のコンピュータに引き渡し、当該コンピュータが、引き渡された検索条件に一致する画像を検索し、検索結果の一覧もしくは、検索された画像そのものが、ユーザ端末10に送られ、ユーザ端末10に表示される(S40)。
尚、この検索の際、入力された感性値については、先に説明したように、図4の補正テーブルに従って、補正された結果が、画像データベース14側に引き渡される。補正方法は、上述した通りであるが、S10で入力された顧客名と、S30で入力された検索条件のうちの感性語に基づき、補正テーブルから、当該顧客名と感性語が一致するような顧客感性値差異を抽出し(例えば、入力された顧客名が顧客Xであり、入力された感性語がモダン/クラシックである場合には、図4の補正テーブル上の、モダン/クラシックと、顧客X感性値差異とが交差する値「2」が抽出される)、デザイナーによって図3の検索条件入力画面3の感性値入力部31に入力された感性値に、抽出された顧客感性値差異を加算した値が、感性値として画像データベース14側に引き渡される。
また、補正テーブル上に該当する顧客の顧客感性値差異が存在しない場合には、図4の補正テーブル上のデザイナ感性値差異と、感性値が感性値入力部31に入力された感性語とが交差する値が抽出され、デザイナーによって入力された感性値に、抽出されたデザイナ感性値差異を加算した値が、当該感性語の感性値として画像データベース14側に引き渡される。
このように、顧客やデザイナーの感性値が補正されて、個人差や顧客差をなくし、より客観的で、本来意図された検索条件にマッチした妥当性のある画像検索が行えるようになる。
本発明の画像検索システム1で採用されている画像検索方法は、ユーザ端末10に入力されたキーワードと、画像データベース14に記録されているキーワードとが一致する画像を検索するのみの、一般的な検索方法である。
従って、デザイナーがある程度、検索したい画像の固有名詞(例えば、知床五湖)を特定している場合には、後は、感性語と感性値、季節、色を特定するだけで、簡単かつ短時間に所望の画像が見つかる。仮に、固有名詞が決まっていない場合でも、感性語や季節や色の特定だけでも、検索の威力は発揮され、決して見当違いの画像が検索されることはなく、精度のよい検索が可能となる。
このように、キーワード検索を基本としていることで、AI機能等も持たず、曖昧さがなく、必ず検索条件を満足するような画像が検索される。また、キーワードが、感性語と感性値・季節・色・オブジェクト、というようにグループ化されているので、検索絞り込みが可能となり、関連のありそうな膨大な量の画像が全て選択・表示されることもなく、実用的な画像検索システムが提供される。
ユーザ端末10に表示された検索結果を見て、ユーザが、候補となる画像を決定し(S50)、当該画像の選択入力が行なわれると、ユーザ端末10は、選択された画像の画像データと、当該画像データについて画像データベース14に記録されている事項(画像識別情報、感性語と感性値・季節・色・オブジェクト)及び、当該検索の際に入力された検索条件を一時的にメモリに保存する(S60)。
検索結果から、使用したい画像がなければ、デザイナーは、検索条件を変更し、ユーザ端末10に検索条件を入力し、ユーザ端末10は入力された検索条件を画像データベース14側にアクセスして引き渡し、再検索を行なわせる。
使用する画像が決定、選択され、ユーザ端末10にその旨が伝達されると(S70)、ユーザ端末10は、選択された画像を、画像データベース14又は画像ファイルの格納場所からダウンロードして、データ出力したり、印刷したりといった処理を行なう。
そして、ユーザ端末10は、S60で一時的にメモリに保存していた候補画像に関するデータのうち、決定した画像の画像識別情報と、検索時に入力されたキーワード(感性語と感性値・季節・色・オブジェクト)を図5の履歴テーブル1に格納する(S80)。
また、決定した画像に関するデータが履歴テーブル1に格納されるとともに、既に履歴テーブル1に格納されていたのと同一種類の感性語が記録された場合には、感性値についての平均値が演算され、履歴テーブル1の「感性値平均」に演算結果が記録される。
また更に、履歴テーブル1にデータが記録される都度、履歴テーブル2の感性語使用順位・使用回数・感性値平均、色使用順位・使用回数、季節使用順位・使用回数、オブジェクト使用順位・使用回数の値がそれぞれ記録更新される。
ここで、感性語と感性値を検索条件として入力する際に、図5の使用履歴データベース(履歴テーブル1,2)のデータを用いて行なう場合の一実施例について、説明する。尚、本実施例は、先の実施例で説明した図6のフローチャートのS20の部分の別実施例とも言える。
画像を検索するデザイナーは、まず、ユーザ端末10に、デザイン対象である顧客名や用途名(例えば、雑誌名)等を指定入力する。このフローは、図6のS10と同様である。顧客名や用途名は、図3の検索条件入力画面3上の使用履歴入力部35に入力されてもよいし、別途、顧客名や用途名の入力欄が設けられてもよい。
そこで、ユーザ端末10は、入力された条件に基づき、当該入力された顧客名や用途名に関する使用履歴データベースを抽出する。ここで、例えば、「A社、雑誌B」というようにユーザ端末10に入力され、図5に示されるような履歴テーブル1,2が抽出されたとする。
ユーザ端末10は、まず、抽出された履歴テーブル2に基づいて、A社の雑誌Bについて、過去に行なわれた画像検索の際に用いられた感性語・季節・色・オブジェクトの使用頻度の高いものを順に表示する。また、感性語については、その感性値平均についても合わせて表示する。例えば、図5のように表形式で示される履歴テーブル2がそのままユーザ端末10に表示されてもよい。また同時に、履歴テーブル1の記録内容が表示されてもよい。逆に、履歴テーブル1の記録内容のみが表示されてもよい。
また、そのままテーブル記録内容を表示する他、例えば、ユーザ端末10に「顧客A、雑誌Bでは、過去、相当のモダン傾向にある画像が好まれています」といったコメントが、履歴テーブル1,2の記録内容の分析結果に基づいて作成され、表示されるようになっていてもよい。
このように、デザイナーは、顧客の好みや傾向(感性語と感性値・季節・色・オブジェクト使用順位)を一目瞭然に把握出来るので、顧客の好みや傾向が以前に引き続き、変わっていなければ、そのまま、使用順位の高い感性語や色や季節やオブジェクトを検索条件として入力することが出来、検索条件の設定に手間取ることがない。
また、履歴テーブル1には、最近使用した画像の履歴が、日付が新しい順に記録されているため、最近使用した画像については使用しない等、検索された画像の中から画像を決定・採用する際の参考にすることも出来る。
尚、図5に示した履歴テーブル1は、顧客・雑誌毎のテーブルとなっていたが、顧客・雑誌を問わず、ユーザ端末10を使用するデザイナーが検索した全ての画像の最新履歴が記録されていてもよい。これによって、他の顧客用に採用した画像の履歴を知ることが出来る。
また仮に、誤って、最近、採用されたばかりの画像が再度、採用された場合には、ユーザ端末10が、使用履歴データベースの記録内容に基づいて「この画像は○月×日に顧客A向けに採用されたばかりです」といったポップアップ表示を行なう等して、デザイナーの再使用を禁止・不許可とすることも出来るし、そのような画像は検索結果一覧画面上、クリックによって選択することが出来ないよう予めブロックされていてもよい。
また、検索条件の入力を出来るだけ簡単化するために、顧客の好みや傾向が変化していないことを前提として、図6の履歴テーブル2の、使用順位が上位(例えば1位)の感性語(とその感性値平均)・季節・色・オブジェクトが抽出されて、図3の検索条件入力画面3の各入力欄に、自動的に入力されるようになっていてもよい。もちろん、自動的に検索条件が入力された場合でも、後から、デザイナー自身が検索条件を変更することは可能である。
また、使用履歴入力部35には、顧客名や用途名を入力するだけでなく、過去に使用された画像の識別情報や、使用時期、またデザイナーが画像検索時に付したコメント等についても入力することが出来、このような条件にヒットする画像が検索されてもよい。
また逆に、使用履歴入力部35に入力された条件にヒットする画像は、検索範囲から除外するという設定にすることも可能である。
このように、検索された画像が、使用履歴情報に基づき使用経歴のある画像である場合に、再使用されることを禁止することによって、例えば、過去、同じ顧客に対して使用された画像や、他の顧客に対して使用された画像が再度選択されることがなく、顧客との間に生じる可能性のあるトラブルを未然に防止出来、また、検索の絞り込みもしやすくなる。
本明細書に登場するシステム、端末は、いずれも、上述した実施態様を実現するための公知のハードウェア資源(CPU、メインメモリ、外部記憶装置、通信用デバイス、入出力デバイス等)を備えたコンピュータ(パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ワークステーション等を含む)により構成されている。
また、本実施例で説明した電子メール送信方法は、予め用意されたソフトウェアのプログラムを当該コンピュータで実行することにより実現することが出来る。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネット等のネットワーク12を介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
以上、本発明の実施形態を図面に沿って説明したが、本発明は、この実施形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいて、種々の変更、改良等が可能である。
本発明の画像検索方法を実施するための画像検索システムの概略構成を示す構成図である。 画像データベースの記録内容の一例を示す図である。 検索条件入力画面の一例を示す図である。 補正テーブルの記録内容の一例を示す図である。 使用履歴データベースの記録内容の一例を示す図である。 本発明の画像検索方法の概略実施手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
1:画像検索システム
10:ユーザ端末
12:ネットワーク
14:画像データベース

Claims (16)

  1. 画像検索者のユーザ端末から入力された検索条件に合致する画像を、複数の画像が蓄積された画像データベースから検索する画像検索システムにおける画像検索方法であって、
    前記画像データベースには、ディジタル画像データと、前記画像データを識別するための識別情報と、画像データ毎に付与され当該画像データの持つ感性語及びその感性語の度合いを表す感性値・季節・色・オブジェクト等の、グループ分けされたキーワードとの関係が記録されており、
    前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、
    前記画像検索者と前記画像データベースへ前記画像データ及びキーワードを登録した画像登録者間、及び/又は、前記画像検索者と検索された画像を印刷物、ウェブページ等に使用する画像使用者間の、任意の感性語についての感性値の差異を記録した補正テーブルを有し、
    前記補正テーブルに従って、検索条件として入力された感性値が補正され、補正後の感性値が、前記画像データベース内の画像検索に用いられる
    ことを特徴とする画像検索方法。
  2. 前記補正テーブルは、
    前記画像検索者、前記画像登録者、前記画像使用者が、同一のサンプル画像について感じる感性値の差異を記録したものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像検索方法。
  3. 前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、
    前記画像検索者による使用履歴のある画像について、当該画像の識別情報と、使用用途、使用日時、当該画像の検索時に検索条件として用いられたキーワード等の使用履歴情報とが対応付けて記録された使用履歴データベースを有しており、
    前記使用履歴情報を、前記キーワードの1つとして、検索条件に設定可能とする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像検索方法。
  4. 前記画像検索方法は、
    検索された画像が前記使用履歴情報に基づき使用経歴のある画像である場合に、再使用されることを禁止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像検索方法。
  5. 前記ユーザ端末は、
    前記使用履歴データベースの記録内容を画像使用日時順に並べた履歴テーブル1を有する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像検索方法。
  6. 前記ユーザ端末は、
    前記使用履歴情報に基づいて、画像使用用途毎に、画像検索者がこれまでに検索に用いた感性語・季節・色・オブジェクト等のキーワードの使用順位と、使用回数と、前記感性語の感性値の平均値とが対応付けて記録された履歴テーブル2を有し、
    同一の画像使用用途において画像を新規に検索する際に、前記履歴テーブル2の記録内容に基づいて、使用頻度の高いキーワードや、感性値を抽出して、検索条件として自動的に設定する
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の画像検索方法。
  7. 前記ユーザ端末は、
    前記履歴テーブル1及び/又は履歴テーブル2の記録内容を表形式で表示する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像検索方法。
  8. 前記ユーザ端末は、
    出版社や広告代理店等の顧客が発行する印刷物やウェブページのデザインを行なうデザイナーによって使用される
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像検索方法。
  9. 画像検索者のユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末によって実行され、前記ユーザ端末から入力された検索条件に合致する画像を、複数の画像が蓄積された画像データベースから検索する画像検索プログラムであって、
    前記画像データベースには、ディジタル画像データと、前記画像データを識別するための識別情報と、画像データ毎に付与され当該画像データの持つ感性語及びその感性語の度合いを表す感性値・季節・色・オブジェクト等の、グループ分けされたキーワードとの関係が記録されており、
    前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、
    前記画像検索者と前記画像データベースへ前記画像データ及びキーワードを登録した画像登録者間、及び/又は、前記画像検索者と検索された画像を印刷物、ウェブページ等に使用する画像使用者間の、任意の感性語についての感性値の差異を記録した補正テーブルを有し、
    前記補正テーブルに従って、検索条件として入力された感性値を補正し、補正後の感性値を、前記画像データベース内の画像検索に用いることを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させる
    ことを特徴とする画像検索プログラム。
  10. 前記補正テーブルは、
    前記画像検索者、前記画像登録者、前記画像使用者が、同一のサンプル画像について感じる感性値の差異を記録したものである
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像検索プログラム。
  11. 前記ユーザ端末又はユーザ端末がアクセス可能な端末は、
    前記画像検索者による使用履歴のある画像について、当該画像の識別情報と、使用用途、使用日時、当該画像の検索時に検索条件として用いられたキーワード等の使用履歴情報とが対応付けて記録された使用履歴データベースを有しており、
    前記使用履歴情報を、前記キーワードの1つとして、検索条件に設定可能とすることを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させる
    ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像検索プログラム。
  12. 前記画像検索プログラムは、
    検索された画像が前記使用履歴情報に基づき使用経歴のある画像である場合に、再使用されることを禁止することを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像検索プログラム。
  13. 前記ユーザ端末は、
    前記使用履歴データベースの記録内容を画像使用日時順に並べた履歴テーブル1を有する
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像検索プログラム。
  14. 前記ユーザ端末は、
    前記使用履歴情報に基づいて、画像使用用途毎に、画像検索者がこれまでに検索に用いた感性語・季節・色・オブジェクト等のキーワードの使用順位と、使用回数と、前記感性語の感性値の平均値とが対応付けて記録された履歴テーブル2を有し、
    前記画像検索プログラムは、
    同一の画像使用用途において画像を新規に検索する際に、前記履歴テーブル2の記録内容に基づいて、使用頻度の高いキーワードや、感性値を抽出して、検索条件として自動的に設定することを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させる
    ことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに記載の画像検索プログラム。
  15. 前記履歴テーブル1及び/又は履歴テーブル2の記録内容を表形式で表示することを、前記ユーザ端末又は前記ユーザ端末がアクセス可能な端末に実行させる
    ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の画像検索プログラム。
  16. 前記ユーザ端末は、
    出版社や広告代理店等の顧客が発行する印刷物やウェブページのデザインを行なうデザイナーによって使用される
    ことを特徴とする請求項9から請求項15のいずれかに記載の画像検索プログラム。
JP2006112760A 2006-04-14 2006-04-14 画像検索方法及び画像検索プログラム Withdrawn JP2007286852A (ja)

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