JP2007272617A - 購買代行サーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】決済情報を各仮想店舗の経営業者に対してもエスクロー会社にも送信する必要がない購買代行サーバ装置を提供する。
【解決手段】購入代行サーバ装置は、利用者情報を登録しているユーザデータベース,複数の商品につき、その商品を販売する複数の業者の業者名及び販売価格を記憶するショップデータベースを有する。購入代行サーバ装置は、インターネットを通じて各ショップ端末及び利用者端末と接続されている。利用者端末から商品名を通知されると、その商品を販売する業者名及び販売価格をショップデータベースから検索させ、検索結果情報を利用者端末へ送信させ、利用者末から何れかの業者を選択する旨が応答されると、当該業者に対して当該商品を注文させ、これに応じて当該業者が送付してきた商品を利用者へ送付させる処理を実行するとともに、当該利用者につきユーザデータベースに記憶されているクレジットカード番号を用いて決済する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークを利用して、利用者からの要求に応じて特定の仮想店舗から特定商品を購入する手続を自動的に代行する購入代行サーバ装置に、関する。
インターネットの普及に伴い、各種商品を販売する業者により、自己又はISP(Internet Service Provider)が運営するサーバ装置内で実行されるwwwサーバプログラム及び各種アプリケーションプログラムにより実現される仮想店舗サイトにおいて商品を販売する仮想店舗サービスが、インターネットを通じて当該サーバ装置にアクセスしてくる一般利用者に提供されている。かかる仮想店舗サービスを利用する利用者は、仮想店舗のサイトにアクセスして、販売されている各種種類の商品のうち購入すべきものを特定し、商品の届先住所としての自己の住所又は他の住所,自己の氏名,決済情報としてのクレジットカードの番号を仮想店舗のサイトへ送信し、売買契約を成立させる。仮想店舗サービスを提供する業者は、クレジットカードの番号に基づいてクレジットカード会社との間で決済処理を済ませ、別途、特定された商品を指定された届け先へ発送する(自ら配達するか、若しくは配送業者に配送依頼する。
また、このような複数の業者の仮想店舗のサイトを自己が運営するサーバ内に同一規格で構築させ、別途用意した入口サイトにおいて、商品名等を検索条件として一般利用者が仮想店舗を検索できるようにし、検索の結果ヒットした仮想店舗のサイトにジャンプできるようにしたサービス(所謂インターネットモールサイト)や、自己が運営するサーバ外に在る第三者の仮想店舗のサイトを自己のサイトにおいて検索してヒットしたサイトにジャンプできるようにしたサービス(所謂価格比較サイト等)も、幾つかのISPにより提供されている。以下、このようなサービスを、「仮想店舗検索サービス」と総称する。
かかる仮想店舗検索サービスにおいて、ISPは、上記検索の他、セールの企画や、リコメンドのサービスは行うものの、個別の利用者と仮想店舗(の経営業者)との間の具体的な商品売買契約には関与しないので、利用者は、従前と同様に、仮想店舗のサイトに対して、住所,クレジットカード等の個人情報を送信しなければならなかった。この問題について、以下、図面を参照して説明する。
図13は、典型的な仮想店舗検索サービスに関与する各主体間での情報の流れを、観念的に示している。この図13に示すように、利用者が、自己の端末AからISPのサーバ(仮想店舗検索サイト)Bにアクセスし、商品のカテゴリ,商品名,販売価格帯等の検索条件を入力する(1)。すると、ISPのサーバBは、ISPと提携している各仮想店舗から提供された当該各仮想店舗にて販売されている商品に関する情報(商品名,商品のカテゴリ,販売価格,説明文等:以下、「商品情報」という),若しくは、ISPの調査員が自ら各仮想店舗のサイトを調査することによって得た商品情報を登録しているデータベースに基づいて検索を行い、検索条件を満たす商品を販売している各仮想店舗サイトC〜Eへのリンクアイテム、それら仮想店舗の店名,当該商品のそれら仮想店舗での販売価格等の情報をリストアップした検索結果画面の画面データを、利用者端末Aに応答する(2)。利用者端末Aにおいて、利用者が当該検索結果画面において何れかの仮想店舗のリンクアイテムを操作すると、その仮想店舗サイトCにジャンプする。そこで、利用者は、上述したようにして、当該サイト上において購入対象商品を特定して、届け先住所,氏名,及び、自己保有のクレジットカードの番号を入力してから、注文の意思表示を示す「購入」ボタンを操作することにより、これらの情報を仮想店舗サイトCへ送信する(3)。すると、仮想店舗サイトCの経営業者は、上述したように、決済処理を行うとともに、注文された商品を届先住所へ発送する(4)。
このように、各利用者は、各仮想店舗のサイトにおいて商品を購入する毎に、これらの仮想店舗に個人情報を送信しなければならいので、仮想店舗での商品売買を繰り返した後には、自己の個人情報が複数の仮想店舗の経営業者の下に分散して残されてしまうことになる。この場合、各仮想店舗の経営業者がかかる個人情報を抹消すれば良いが、かかる仮想店舗は有象無象の業者により経営されている一方、利用者の氏名及び住所は営業情報として価値があるので、そのまま保持してしまうことが多い。その結果、悪質な経営業者が、個人情報を悪用したり、情報管理ミスに因り個人情報が外部に漏洩させてしまうという問題を、招来してしまうのである。
以上のような個人情報の分散の問題を解決するために、所謂エクスクロー会社が介在するサービスも提案している。その概要を図14に示す。この場合、利用者は、仮想店舗のサイトCに対しては、購入対象商品を特定して購入申込をするが(3)、自己の氏名,届先住所,クレジットカードの番号といった個人情報については送信せず、その代わり、エクスクロー会社のサイトDに対して送信する(4)。個人情報の登録が確認され、決済又は入金確認が完了すると、エスクロー会社Dは、仮想店舗の経営業者に対して出荷を要求する。これに応じて、仮想店舗の経営業者が注文された商品をエクスクロー会社に出荷すると(5)、エクスクロー会社は、予め登録されている注文主利用者が指定した届け先へ当該商品を転送する(6)。そして、商品が注文主利用者によって受領され、特に返品やクレームがない限り、エクスクロー会社は、仮想店舗の経営業者に対して、商品代金を支払う(7)。
このように、各利用者は、個人情報を各仮想店舗のサイトに送信する必要がない。しかしながら、各仮想店舗にて商品購入する場合にエクスクローサービスを利用できるかどうかは、仮想店舗の経営業者とISPとの間の契約により強制できる場合を除き、個々の仮想店舗の経営業者がエクスクロー会社との間でエクスクローサービスの契約を結んでいるか否かに依る。また、かかるエクスクロー会社は複数存在するので、各仮想店舗のサイトにおいてどのエクスクロー会社が利用できるかも、個々の仮想店舗の経営業者がどのエクスクロー会社との間でエクスクローサービスの契約を結んでいるかに依存して様々であるので、個々の利用者が常に同一のエクスクロー会社を利用できるとは限らない。その結果、利用者が仮想店舗での商品売買を繰り返した後には、自己の個人情報が複数のエクスクロー会社の下に分散して残されてしまうことになる。この場合、エクスクロー会社は、各仮想店舗の経営業者よりは一般に信用度が高いとはいえるが、情報管理ミスに因り個人情報が外部に漏洩させてしまう可能性は、やはり、消し得ない。
一方、ISPには、他の有料サービス(インターネット接続サービス,有料コンテンツサービス)を提供しているサービス会員については、これら有料サービスの課金のために、その住所,氏名,クレジットカードの番号といった個人情報を保持している。
本発明の課題は、利用者の個人情報が既に登録されている場合に、各仮想店舗の経営業者との間の契約の有無如何に依らず、個人情報中少なくとも決済情報については、商品を販売する業者に対してもエスクロー会社にも送信する必要がなく、その為に、個人情報が悪用されたり漏洩する危険のないサービスを実現することができる購買代行サーバ装置を、提供することである。
上述した課題を解決するために案出された本発明による購入代行サーバ装置の第1の態様は、利用者が操作する利用者端末及び複数の業者が夫々運営しているショップ端末とインターネットを通じて通信可能であるサーバであって、各利用者につき夫々住所,氏名,クレジットカード番号が登録されている第1データベースと、特定の商品を販売する複数の業者につき夫々その業者の識別情報及びその業者における前記商品の販売価格が登録されている第2データベースと、プログラムを実行することにより、前記第1データベースに情報が登録されている何れかの利用者が操作する利用者端末から商品名を受信すると、その商品を販売する各業者の業者名及び販売価格を前記第2データベースから検索する検索手段,当該検索手段によって前記第2データベースから検索された各業者の業者名及び販売価格を前記利用者端末へ応答する検索結果応答手段,何れかの業者を選択する情報を前記利用者端末から受信すると、選択された業者が運営するショップ端末に対して、前記利用者端末から受信した商品名が示す商品を注文する電子データを送信するとともに、前記検索手段が検索した販売価格を支払うための処理を実行する発注手段,選択された業者から送付された商品を前記利用者につき前記第1データベースに登録されている住所へ転送させる処理を実行する転送手段,及び、前記利用者につき前記第1データベースに登録されているクレジットカード番号を用いて、前記検索手段が検索した販売価格の決済のための処理を行う決済手段として機能する処理装置とを、備えたことを特徴とする。
同じく、本発明による購入代行サーバ装置の第2の態様は、利用者が操作する利用者端末及び複数の業者が夫々運営しているショップ端末とインターネットを通じて通信可能であるサーバであって、各利用者につき夫々住所,氏名,クレジットカード番号が登録されている第1データベースと、特定の商品を販売する複数の業者につき夫々その業者の識別情報及びその業者における前記商品の販売価格が登録されている第2データベースと、プログラムを実行することにより、前記第1データベースに情報が登録されている何れかの利用者が操作する利用者端末から商品名を受信すると、その商品を販売する各業者の業者名及び販売価格を前記第2データベースから検索する検索手段,当該検索手段によって前記第2データベースから検索された各業者の業者名及び販売価格を前記利用者端末へ応答する検索結果応答手段,何れかの業者を選択する情報を前記利用者端末から受信すると、前記検索手段によって検索された各業者名が示す業者が夫々運営するショップ端末に対して、前記利用者端末から受信した商品名が示す商品の販売価格の見積りを要求する電子データを送信する見積要求手段,各ショップ端末から前記商品の販売価格の見積額を受信すると、最も安い見積額が選択された業者につき前記検索手段が検索した販売価格よりも安ければ、両者の差額の半分を後者から引いた額を請求額とするとともに当該見積額を送信したショップ端末を運営する業者を注文先と設定し、前者が後者よりも安くなければ、後者を請求額とするとともに選択された業者を注文先と設定して、注文先の業者が運営するショップ端末に対して、前記利用者端末から受信した商品名が示す商品を注文する電子データを送信するとともに、当該業者の見積額を支払うための処理を実行する発注手段,注文先の業者から送付された商品を前記利用者につき前記第1データベースに登録されている住所へ転送させる処理を実行する転送手段,及び、前記利用者につき前記第1データベースに登録されているクレジットカード番号を用いて、前記請求額の決済のための処理を行う決済手段として機能する処理装置とを、備えたことを特徴とする。
以上のように構成された本発明によると、利用者は、自己の個人情報を各業者又はショップ端末へ送信しなくても、購入対象商品を扱っている任意の業者から商品を購入することが可能となる。しかも、利用者が販売代金又は請求額を決済するために用いられるクレジットカード番号等の個人情報は、購入代行サーバ装置の第1データベースに格納されるものが用いられるので、利用者端末から改めて送出される必要がない。従って、個人情報がISP以外の者の下に残されて悪用されたり漏洩される危険を、防止することができる。
更に、第2態様によれば、注文対象商品について第2データベースに登録されている販売価格よりも安い見積額を回答してきた業者がある場合には、両者の差額の半分が、注文主利用者に還元され、残りが、ISPの利益になる。
以上のように構成された本発明の購入代行サーバ装置によると、利用者の個人情報が既に登録されている場合に、各仮想店舗の経営業者との間の契約の有無如何に依らず、個人情報中少なくとも決済情報については、商品を販売する業者に対してもエスクロー会社にも送信する必要がなく、その為に、個人情報が悪用されたり漏洩する危険のないサービスを、実現することができる。
以下、図面に基づいて、本発明による購入代行サーバ装置の実施の形態を、説明する。
(システム構成)
図1は、本実施形態による購入代行サーバ装置1の回路構成を示すとともに、この購入代行サーバ装置1とともに仮想店舗検索サービス及び購入代行サービスに関与する複数のネットワーク装置からなるネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、このネットワークシステムは、相互にインターネットNを通じて接続された購入代行サーバ装置1,多数の利用者端末2(図1においては一台のみ図示),及び、複数のショップ端末(図1においてはショップ端末(C)3,ショップ端末(D)4のみ図示),及び、複数のクレジットカード会社サーバ5(図1においては一台のみ図示)から、構成されている。
購入代行サーバ装置1は、ISPによって運用されており、実際には図示せぬLANを通じて接続されている複数台のコンピュータから構成されるが、説明を簡略化するために、図1においては一台のコンピュータであるとして図示している。即ち、この購入代行サーバ装置1は、バスBを通じて相互に接続されたCPU10,RAM11,ディスプレイ12,入力装置13,通信インタフェース14及びディスク装置15から、構成されている。
CPU10は、プログラムを読み込んで、このプログラムに従って各種処理を実行する処理装置である。ディスク装置15は、ハードディスク,光(光磁気)ディスク等の記憶装置であり、各種データや各種プログラム16を記憶している。
このディスク装置15が記憶しているプログラム16には、CPU10が購入代行サーバ装置1の各ハードウェアを制御する実行されるOS(Operating System),利用者端末2からのHTTPリクエストメッセージに応じて要求された処理をCGIプログラムに実行させて結果を応答したり、要求されたWebコンテンツをディスク装置15から読み出して応答するWWWサーバプログラム,及び、OS及びWWWサーバとともに仮想店舗検索サービス及び購入代行サービスのためのデータ処理をCPU10に実行させる各種CGIプログラム又はサーブレットが、含まれる。
また、ディスク装置15が記憶している各種データには、ユーザデータベース17(第1データベースに相当)及びショップデータベース18(第2データベースに相当)が、含まれる。ユーザデータベース17は、当該ISPが提供している有料サービス(インターネット接続サービス,有料コンテンツ提供サービス)につき当該ISPとの間で受給契約を交わしている会員(以下、「サービス会員」という)について、そのID,パスワード,メールアドレス,住所,氏名,及び、当該有料サービスの利用に対して課金された料金を決済するために用いる当該会員保有のクレジットカードの番号を、会員情報として登録・管理している。ショップデータベース18は、仮想店舗検索サービス及び購入代行サービスにより検索対象とする多数の仮想店舗につき、その経営業者の住所,商号,その経営業者が販売する商品についての商品情報及び画像,その経営業者が保有するショップ端末3,4のIPアドレス又は電子メールアドレスを、登録・管理している。
RAM11は、CPU10が処理・制御を行うための作業領域を提供する主記憶装置である。
入力装置13は、ISPの担当者が、CPU10に対して各種コマンドやデータを入力するために操作されるマンマシンインタフェースである。
ディスプレイ12は、ISPの担当者が上記入力装置13を用いて入力作業をする際に入力画面を表示されたりCPU10の処理結果が表示される表示装置である。
通信インタフェース14は、インターネットNに接続されて、TCP/IP等の通信プロトコルに従ったデータ通信を行う通信アダプタである。
利用者端末2は、インターネットN接続機能を有する通常のパーソナルコンピュータであり、ディスプレイ21,ブラウザプログラムを実行するCPU22,入力装置23を有する。
ショップ端末3,4は、仮想店舗の経営業者によって運営されるコンピュータであり、購入代行サーバ装置1からのメッセージを受信した場合に、自動的に応答するサーバの機能を有するか、若しくは、受信したメッセージの内容をディスプレイに表示し、これに対して当該経営業者の担当者が入力した回答を購入代行サーバ装置1へ応答する機能を有している。
クレジットカード会社サーバ5は、当該ISPにおいて利用可能な各種クレジットカードを発行する各クレジットカード会社毎に備えられ、クレジットカード決済のための処理を実行するサーバ装置である。
(処理)
次に、購入代行サーバ装置1のCPU10がプログラム16に従って実行する処理を、図2のフローチャート,図3及び図4の画面例,並びに、図5のデータフロー図に基づいて、説明する。
先ず、購入代行サーバ装置1のユーザデータベース17にサービス会員として登録されている利用者が、何れかの利用者端末2を操作して、そのブラウザを実行しているCPU22に対して、当該購入代行サーバ装置1における商品検索サービス・購入代行サービスを提供しているサイト(以下「ショッピング検索サイト」という)のURLを入力すると、当該ショッピング検索サイトの検索画面を要求するHTTPリクエストメッセージが、購入代行サーバ装置1へ送信される。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図2の処理をスタートする。
スタート後最初のS001では、購入代行サーバ装置1は、図3(a)に示すショッピング検索画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる(ショッピング検索画面を表示させるHTMLデータを利用者端末2へ送信する)。このショッピング検索画面には、検索対象商品名を書き込む検索条件欄30及び検索ボタン31が含まれており、これを表示させるHTMLデータには、検索ボタン31が操作された場合にはブラウザに対して検索条件欄30に書き込まれた文字列を検索条件として購入代行サーバ装置1へ通知させる設定が、組み込まれている。
購入代行サーバ装置1は、S002において検索条件を受信すると、その検索条件に基づきショップデータベース18を検索し、当該検索条件を満たす商品を販売している各仮想店舗毎に、その経営業者の商号(図3においては、アルファベット一文字により示されている)及びその仮想店舗における当該商品の販売価格を、検索結果として抽出する(S002の処理を行うCPU10が検索手段に相当する)。 そして、次のS003において、購入代行サーバ装置1は、抽出された検索結果を列挙した図3(b)に示す検索結果を列挙した検査結果画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる(S003の処理を行うCPU10が、検索結果応答手段に相当する)。この検索結果画面を表示させるためのHTMLデータには、各仮定店舗に対応して表示されている検索条件としての商品名32が操作された場合にはブラウザに対して当該仮想店舗を購入先として指定して当該商品名32が示す商品の注文を行う旨のメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。
購入代行サーバ装置1は、S004において当該メッセージを受信すると、受注処理を実行する。即ち、購入代行サーバ装置1は、図3(c)に示すように、受信されたメッセージに含まれる仮想店舗について同メッセージに含まれる商品名に対応してい記憶されている商品説明及び「購入手続きに進む」ボタン33を含む商品詳細画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この商品詳細画面を表示させるためのHTMLデータには、「購入手続きに進む」ボタン33が操作された場合には、ブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図3(d)に示すように、購入手続きの説明及び「同意する」ボタン34を含む購入手続画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この購入手続画面を表示させるためのHTMLデータには、「同意する」ボタン34が操作された場合には、ブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図3(e)に示すようにID記入欄35,パスワード記入欄36及び「次へ」ボタン37を含む認証画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この認証画面を表示させるためのHTMLデータには、「次へ」ボタン37が操作された場合にはブラウザに対してID記入欄35及びパスワード記入欄36に書き込まれている文字列を購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図3(f)に示すように、決済内容の説明を及び「決済する」ボタン38を含む決済画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この決済画面を表示させるためのHTMLデータには、「決済する」ボタン38が操作された場合にはブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、処理をS005へ進める。
S005では、購入代行サーバ装置1は、図4に示す注文受付画面を利用者端末2のディスプレイ21上に表示させるとともに、注文及び決済の内容を記載した確認メールを、当該注文主利用者のメールアドレス宛に送信する。
次のS006では、購入代行サーバ装置1は、注文主利用者により購入先として指定された仮想店舗のショップ端末3,4に対して、注文主利用者によって注文された商品を注文するメッセージ又は電子メールを送信するとともに、当該仮想店舗における当該商品の代金を当該仮想店舗の経営業者に支払うための処理(図示せぬ銀行のサーバに対して振込処理を依頼するメッセージを送信する処理)を実行する(S004乃至S006の処理を行うCPU10が発注手段に相当する)。
次のS007では、購入代行サーバ装置1は、当該経営業者から当該商品を受け取ったか否かをチェックする。このチェックは、当該経営業者の担当者が、入力装置13により入力した情報(商品を受け取った旨の情報)に基づいて行う。そして、当該経営業者から当該商品を受け取った場合には、購入代行サーバ装置1は、次のS008において、当該商品を注文主利用者に対して発送する処理を実行する。具体的には、当該ISPにおける流通担当部門の端末へ、発注の指示メッセージを送信する(S007,S008の処理を行うCPU10が転送手段に相当する)。
次のS009では、購入代行サーバ装置1は、当該注文主利用者についてユーザデータベース17に登録されているクレジットカードの発行会社のクレジットカード会社サーバ5にアクセスして、S006にて仮想店舗の経営業者に支払った代金(及び手数料)を請求する処理を実行する。
次のS010では、購入代行サーバ装置1は、当該クレジットカード会社から請求額の支払があったか否かをチェックする。このチェックは、クレジットカード会社サーバ5から送信されてくる支払通知に基づいて行う。そして、支払があった場合には、購入代行サーバ装置1は、処理を終了する(S009,S010の処理を行うCPU10が、決済手段に相当する)。
(作用)
以上のように構成された本実施例によると、図5のデータフロー図に示すように、利用者が、利用者端末2から購入代行サーバ装置1にアクセスし、検索条件を入力すると(1)、購入代行サーバ装置1は、ショップデータベース18中の商品情報を検索して、検索条件を満たす商品を販売している各仮想店舗についての経営業者名及び販売価格を、検索結果として利用者端末2へ応答する(2)。検索結果を見た利用者が何れかの仮想店舗を指定して当該商品についての注文を行うと(3)、購入代行サーバ装置1は、指定された仮想店舗の経営業者に対して当該商品を注文して、代金支払の処理を行う(4)。その結果、当該経営業者が当該商品をISPに対して出荷してくると(5)、購入代行サーバ装置1は、当該商品を注文主利用者に転送する処理を行うとともに(6)、当該注文主利用者のクレジットカード番号を用いて決済を行う。その結果、利用者は、自己の個人情報を各仮想店舗に全く送信しなくても、購入対象商品を扱っている任意の仮想店舗から商品を購入することが可能となる。しかも、商品購入に必要な当該利用者の個人情報は、購入代行サーバ装置1のユーザデータベース17に格納されるものが用いられるので、利用者端末2から改めて送出される必要が全くない。従って、個人情報がISP以外の者の下に残されて悪用されたり漏洩される危険を、防止することができる。
実施例2は、上記実施例1と比較して、ISPが商品の転送を代行せず、その代わり、仮想店舗の経営業者が配送会社に商品の配送をする点が異なる。実施例2においても、そのシステム構成は、実施例1について説明した図1のものと同じであるので、その説明を省略する。
(処理)
次に、実施例2において購入代行サーバ装置1のCPU10がプログラム16に従って実行する処理を、図6のフローチャート,及び、図7のデータフロー図に基づいて、説明する。
図6におけるS101乃至S105の処理は、実施例1についての図2のS001乃至S005の処理と全く同じである。
次のS106では、購入代行サーバ装置1は、注文主利用者により購入先として指定された仮想店舗のショップ端末3,4に対して、注文主利用者によって注文された商品を注文するとともに当該注文主利用者についてユーザデータベース17に登録されている住所及び氏名を宛先として購入商品を送付することを依頼するメッセージ又は電子メールを送信するとともに、当該仮想店舗における当該商品の代金を当該仮想店舗の経営業者に支払うための処理(図示せぬ銀行のサーバに対して振込処理を依頼するメッセージを送信する処理)を実行する(4)。
ショップ端末3,4がメッセージを受信した仮想店舗の経営業者において、担当者が、このメッセージに応じて、メッセージ中で購入対象として指定されている商品を、指定された宛先(住所及び氏名)へ発送するように指示して、発送会社へ出荷する(5)。出荷を受けた発送会社では、出荷を受けた商品を指示された宛先へ送付する(6)。
一方、購入代行サーバ装置1は、S106の完了後、S107において、当該注文主利用者についてユーザデータベース17に登録されているクレジットカードの発行会社のクレジットカード会社サーバ5にアクセスして、S106にて仮想店舗の経営業者に支払った代金(及び手数料)を請求する処理を実行する。
次のS108では、購入代行サーバ装置1は、当該クレジットカード会社から請求額の支払があったか否かをチェックする。このチェックは、クレジットカード会社サーバ5から送信されてくる支払通知に基づいて行う。そして、支払があった場合には、購入代行サーバ装置1は、処理を終了する。
(作用)
本実施例2では、商品の発送は、仮想店舗の経営業者が配送会社を利用して行うので、利用者の住所及び氏名は、これら仮想店舗の経営業者及び配送会社に通知される必要がある。しかし、クレジットカード番号は、購入代行サーバ装置1内に留まり、ショップ端末3,4へ送信されることが無いので、住所・氏名に比較してより危険度の大きいクレジットカードの悪用や漏洩を防止することができる。
実施例3は、上述した実施例1及び実施例2と比較して、検索結果に基づいて利用者が商品購入先仮想店舗を選択するところまでは同じであるが、その後で、利用者の依頼があれば、購入代行サーバ装置1が各仮想店舗の経営業者に対して見積もりを依頼し、その結果、利用者が当初選択した仮想店舗よりも安い見積額が回答された場合には、その差額を利用者に還元することを特徴とする。即ち、仮想店舗の経営業者は、季節や在庫数等に応じてきめ細かく値段設定をして、ショップデータベース18に登録されている販売価格を頻繁に変更すべきであるが、ショップデータベース18は商品1個の注文について適用される販売価格であるので、大口の注文に対しては、それよりも安い販売価格であっても十分利益を出せる場合がありえる。従って、同商品を注文する利用者が多数いる場合には、ISPが、それら多数の利用者の注文を一括して見積りをとれば、ショップデータベース18に登録されているよりも安い見積額が得られる可能性があるので、本実施例では、かかる見積の機能を含めたのである。実施例3においても、そのシステム構成は、実施例1について説明した図1のものと同じであるので、その説明を省略する。
(処理)
次に、実施例3の購入代行サーバ装置1のCPU10がプログラム16に従って実行する処理を、図8及び図9のフローチャート,図10及び図11の画面例,並びに、図12のデータフロー図に基づいて、説明する。
先ず、購入代行サーバ装置1のユーザデータベース17にサービス会員として登録されている利用者が、何れかの利用者端末2を操作して、そのブラウザを実行しているCPU22に対して、当該購入代行サーバ装置1における商品検索サービス・購入代行サービスを提供しているサイト(以下「ショッピング検索サイト」という)のURLを入力すると、当該ショッピング検索サイトの検索画面を要求するHTTPリクエストメッセージが、購入代行サーバ装置1へ送信される。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図8の処理をスタートする。
スタート後最初のS201では、購入代行サーバ装置1は、図10(a)に示すショッピング検索画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる(ショッピング検索画面を表示させるHTMLデータを利用者端末2へ送信する)。このショッピング検索画面には、検索対象商品名を書き込む検索条件欄40及び「検索」ボタン41が含まれており、これを表示させるHTMLデータには、「検索」ボタン41が操作された場合にはブラウザに対して検索条件欄40に書き込まれた文字列を検索条件として購入代行サーバ装置1へ通知させる設定が、組み込まれている。
購入代行サーバ装置1は、S202において検索条件を受信すると、その検索条件に基づきショップデータベース18を検索し、当該検索条件を満たす商品を販売している各仮想店舗毎に、その経営業者の商号(図10においては、アルファベット一文字により示されている)及びその仮想店舗における当該商品の販売価格を、検索結果として抽出する(S202の処理を行うCPU10が、検索手段に相当する)。
そして、次のS203において、購入代行サーバ装置1は、抽出された検索結果を列挙した図10(b)に示す検索結果を列挙した検査結果画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる(S203の処理を行うCPU10が、検索結果応答手段に相当する)。この検索結果画面を表示させるためのHTMLデータには、各仮定店舗に対応して表示されている検索条件としての商品名42が操作された場合にはブラウザに対して当該仮想店舗を購入先として指定して当該商品名42が示す商品の注文を行う旨のメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。
購入代行サーバ装置1は、S204において当該メッセージを受信すると、当該メッセージ中において購入先として指定された仮想店舗名を変数:ショップAに設定するとともに、当該仮想店舗における当該商品の販売価格を変数:注文価格Aに設定した後に、受注処理を実行する。即ち、購入代行サーバ装置1は、図10(c)に示すように、受信されたメッセージに含まれる仮想店舗について同メッセージに含まれる商品名に対応してい記憶されている商品説明,「すぐ購入」ボタン43,及び「ISP見積を使う」ボタン44を含む商品詳細画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この商品詳細画面を表示させるためのHTMLデータには、「すぐ購入」ボタン43が操作された場合にはブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。この場合、メッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、以後、実施例1における図3(c)の商品詳細画面において「購入手続に進む」ボタン33が操作された場合と全く同じ処理を実行する。従って、本実施例3においては、その場合に後続する処理についての説明及び図示は省略する。他方、当該HTMLデータには、また、「ISP見積を使う」ボタン44が操作された場合に、その旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。この場合、メッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図10(d)に示すように、購入手続きの説明及び「同意する」ボタン45を含む購入手続画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この購入手続画面を表示させるためのHTMLデータには、「同意する」ボタン45が操作された場合にはブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図10(e)に示すようにID記入欄46,パスワード記入欄47及び「次へ」ボタン48を含む認証画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この認証画面を表示させるためのHTMLデータには、「次へ」ボタン48が操作された場合には、ブラウザに対してID記入欄46及びパスワード記入欄47に書き込まれている文字列を購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図10(f)に示すように、利用者が選択した仮想店舗における通常の価格での決済内容及び「ISP見積を行う」ボタン49を含む決済画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この決済画面を表示させるためのHTMLデータには、「ISP見積を行う」ボタン49が操作された場合にはブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、処理をS205へ進める。
S205では、購入代行サーバ装置1は、図4に示す注文受付画面を利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。
次のS206では、購入代行サーバ装置1は、検索対象商品を販売している全ての仮想店舗のショップ端末3,4に対して、当該検索対象商品の見積りを依頼するメッセージ又は電子メールを送信する(S206の処理を行うCPU10が、見積要求手段に相当する)。
次のS207では、購入代行サーバ装置1は、全てのショップ端末3,4から見積りの応答を受信したかチェックする。そして、全てのショップ端末3,4から見積りの応答を受信した場合には、購入代行サーバ装置1は、次のS208において、受信した全ての見積りに基づき、最も安い見積額を変数:価格Bに設定するとともに、当該見積額を応答した仮想店舗の店舗名を変数:ショップBに設定する。
次のS209では、変数:価格Bの値が変数:注文価格Aの値よりも低いか否かをチェックする。そして、前者が後者と同じであれば、購入代行サーバ装置1は、S210において、変数:注文価格Aの値を変数:引落額Cにセットするとともに変数:ショップAの店名を変数:ショップCにセットした後に、処理をS212へ進める。これに対して、前者が後者より低ければ、購入代行サーバ装置1は、S211において、変数:注文価格Aと変数:価格Bとの差の半分を、変数:注文価格Aの値から減じて得られた値を、変数:引落額Cにセットするとともに変数:ショップBの店名を変数:ショップCにセットした後に、処理をS212へ進める。
S212では、購入代行サーバ装置1は、図11(a)に示す内容の電子メールを、当該注文主利用者のメールアドレス宛に送信する。この電子メールには、ISPによる見積の結果を閲覧させるためのウェブページのURLが、リンクアイテムとして記述されている。従って、このメールを受信した注文主利用者が、利用者端末2のディスプレイ21に当該メールの内容を表示した上で、当該URLを操作すると、ブラウザにより、当該URLを指定したHTTPリクエストメッセージが、購入代行サーバ装置1へ送信される。
このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図9のフローチャートに示す処理をスタートする。スタート後最初のS301では、購入代行サーバ装置1は、図11(b)に示すようにID記入欄50,パスワード記入欄51及び「次へ」ボタン52を含む認証画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この認証画面を表示させるためのHTMLデータには、「次へ」ボタン52が操作された場合には、ブラウザに対してID記入欄50及びパスワード記入欄51に書き込まれている文字列を購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図11(c)に示すように、S207にて受信した全ての見積りに記述された見積額を列挙した図11(c)に示す検索結果を列挙しているとともに「次へ」ボタン53を含む検査結果画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この検索結果画面を表示させるためのHTMLデータには、「次へ」ボタン53が操作された場合にその旨のメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図11(d)に示すように、変数:ショップAの店名及び変数:注文価格Aの値,変数:ショップCの店名及び変数:引落額Cの値,両値の差額の説明及び「購入する」ボタン54を含むISP見積画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。このISP見積画面を表示させるためのHTMLデータには、「購入する」ボタン54が操作された場合にはブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、図11(e)に示すように、決済内容の説明を及び「決済する」ボタン55を含む決済画面を、利用者端末2のディスプレイ21上に表示させる。この決済画面を表示させるためのHTMLデータには、「決済する」ボタン55が操作された場合にはブラウザに対してその旨を含むメッセージを購入代行サーバ装置1へ送信させる設定が、組み込まれている。このメッセージを受信した購入代行サーバ装置1は、処理をS302へ進める。
S302では、購入代行サーバ装置1は、変数:ショップCの店名が示す仮想店舗のショップ端末3,4に対して、見積のなされた商品を変数:価格Bが示す価格にて注文するメッセージ又は電子メールを送信するとともに、当該仮想店舗における当該商品の代金を当該仮想店舗の経営業者に支払うための処理(図示せぬ銀行のサーバに対して振込処理を依頼するメッセージを送信する処理)を実行する(S207〜S212,S301,S302の処理を行うCPU10が、発注手段に相当する)。
次のS303では、購入代行サーバ装置1は、当該経営業者から当該商品を受け取ったか否かをチェックする。このチェックは、当該経営業者の担当者が、入力装置13により入力した情報(商品を受け取った旨の情報)に基づいて行う。そして、当該経営業者から当該商品を受け取った場合には、購入代行サーバ装置1は、次のS304において、当該商品を注文主利用者に対して発送する処理を実行する。具体的には、当該ISPにおける流通担当部門の端末へ、発注の指示メッセージを送信する。
次のS305では、購入代行サーバ装置1は、当該注文主利用者についてユーザデータベース17に登録されているクレジットカードの発行会社のクレジットカード会社サーバ5にアクセスして、変数:引落額Cが示す代金額(及び手数料)を請求する処理を実行する(S303,S304の処理を行うCPU10が、転送手段に相当する)。
次のS306では、購入代行サーバ装置1は、当該クレジットカード会社から請求額の支払があったか否かをチェックする。このチェックは、クレジットカード会社サーバ5から送信されてくる支払通知い基づいて行う。そして、支払があった場合には、購入代行サーバ装置1は、処理を終了する(S305,S306の処理を行うCPU10が、決済手段に相当する)。
(作用)
以上のように構成された本実施例によると、図12のデータフロー図に示すように、利用者が、利用者端末2から購入代行サーバ装置1にアクセスし、検索条件を入力すると(1)、購入代行サーバ装置1は、ショップデータベース18中の商品情報を検索して、検索条件を満たす商品を販売している各仮想店舗についての経営業者名及び販売価格を、検索結果として利用者端末2へ応答する(2)。検索結果を見た利用者が何れかの仮想店舗を指定して当該商品についての注文を行うと(3)、購入代行サーバ装置1は、各仮想店舗の経営業者に対して当該商品についての見積りを要求するメッセージを各ショップ端末3,4へ送信し(4)、それに応じて各経ショップ端末3,4が応答してきた見積額を受信すると(5)、最も低価格な見積額及びそれを回答した経営業者を特定する。そして、最も安い見積額が利用者の選択した仮想店舗における販売価格よりも安い場合には、両者の差額の半分を後者から減じた額につき、当該注文主利用者のクレジットカード番号を用いて決済を行うとともに、最も安い見積額を回答した経営業者のショップ端末3,4に対して見積額にて当該商品を注文して、代金支払の処理を行う(6)。その結果、当該経営業者が当該商品をISPに対して出荷してくると(7)、購入代行サーバ装置1は、当該商品を注文主利用者に転送する処理を行う(8)。
その結果、利用者は、自己の個人情報を各仮想店舗に全く送信しなくても、購入対象商品を扱っている任意の仮想店舗から商品を購入することが可能となる。しかも、商品購入に必要な当該利用者の個人情報は、購入代行サーバ装置1のユーザデータベース17に格納されるものが用いられるので、利用者端末2から改めて送出される必要が全くない。従って、個人情報がISP以外の者の下に残されて悪用されたり漏洩される危険を、防止することができる。
さらに、注文対象商品についてショップデータベース18に登録されている販売価格よりも安い見積額を回答してきた仮想店舗の経営業者がある場合には、当初注文主利用者が選択した販売価格との差額の半分が、注文主利用者に還元され、残りが、ISPの利益になる。
本発明の実施の形態である購入代行サーバ装置を含むネットワークシステムの構成例を示すブロック図 実施例1において購入代行サーバ装置が実行する処理を示すフローチャート 図2のS004における受注処理時に利用者端末のディスプレイ上に表示される一連の画面を示す図 図2のS005において利用者端末のディスプレイ上に表示される注文受付画面を示す図 実施例2において各装置間でのデータの流れを示すデータフロー図 実施例2において購入代行サーバ装置が実行する処理を示すフローチャート 実施例2において各装置間でのデータの流れを示すデータフロー図 実施例3において購入代行サーバ装置が実行する処理を示すフローチャート 実施例3において購入代行サーバ装置が実行する処理を示すフローチャート 図8のS204における受注処理時に利用者端末のディスプレイ上に表示される一連の画面を示す図 図9のS301における決算合意処理時に利用者端末のディスプレイ上に表示される一連の画面を示す図 実施例3において各装置間でのデータの流れを示すデータフロー図 従来の仮想店舗検索サービスにおけるデータの流れを示すデータフロー図 従来のエスクロー会社を利用した仮想店舗検索サービスにおけるデータの流れを示すデータフロー図
符号の説明
1 購入代行サーバ装置
2 利用者端末
3 ショップ端末
4 ショップ端末
5 クレジットカード会社サーバ
10 CPU
11 RAM
15 ディスク装置
16 プログラム
17 ユーザデータベース
18 ショップデータベース

Claims (2)

  1. 利用者が操作する利用者端末及び複数の業者が夫々運営しているショップ端末とインターネットを通じて通信可能であるサーバであって、
    各利用者につき夫々住所,氏名,クレジットカード番号が登録されている第1データベースと、
    特定の商品を販売する複数の業者につき夫々その業者の識別情報及びその業者における前記商品の販売価格が登録されている第2データベースと、
    プログラムを実行することにより、
    前記第1データベースに情報が登録されている何れかの利用者が操作する利用者端末から商品名を受信すると、その商品を販売する各業者の業者名及び販売価格を前記第2データベースから検索する検索手段,
    当該検索手段によって前記第2データベースから検索された各業者の業者名及び販売価格を前記利用者端末へ応答する検索結果応答手段,
    何れかの業者を選択する情報を前記利用者端末から受信すると、選択された業者が運営するショップ端末に対して、前記利用者端末から受信した商品名が示す商品を注文する電子データを送信するとともに、前記検索手段が検索した販売価格を支払うための処理を実行する発注手段,
    選択された業者から送付された商品を前記利用者につき前記第1データベースに登録されている住所へ転送させる処理を実行する転送手段,及び、
    前記利用者につき前記第1データベースに登録されているクレジットカード番号を用いて、前記検索手段が検索した販売価格の決済のための処理を行う決済手段
    として機能する処理装置と
    を備えたことを特徴とする購入代行サーバ装置。
  2. 利用者が操作する利用者端末及び複数の業者が夫々運営しているショップ端末とインターネットを通じて通信可能であるサーバであって、
    各利用者につき夫々住所,氏名,クレジットカード番号が登録されている第1データベースと、
    特定の商品を販売する複数の業者につき夫々その業者の識別情報及びその業者における前記商品の販売価格が登録されている第2データベースと、
    プログラムを実行することにより、
    前記第1データベースに情報が登録されている何れかの利用者が操作する利用者端末から商品名を受信すると、その商品を販売する各業者の業者名及び販売価格を前記第2データベースから検索する検索手段,
    当該検索手段によって前記第2データベースから検索された各業者の業者名及び販売価格を前記利用者端末へ応答する検索結果応答手段,
    何れかの業者を選択する情報を前記利用者端末から受信すると、前記検索手段によって検索された各業者名が示す業者が夫々運営するショップ端末に対して、前記利用者端末から受信した商品名が示す商品の販売価格の見積りを要求する電子データを送信する見積要求手段,
    各ショップ端末から前記商品の販売価格の見積額を受信すると、最も安い見積額が選択された業者につき前記検索手段が検索した販売価格よりも安ければ、両者の差額の半分を後者から引いた額を請求額とするとともに当該見積額を送信したショップ端末を運営する業者を注文先と設定し、前者が後者よりも安くなければ、後者を請求額とするとともに選択された業者を注文先と設定して、注文先の業者が運営するショップ端末に対して、前記利用者端末から受信した商品名が示す商品を注文する電子データを送信するとともに、当該業者の見積額を支払うための処理を実行する発注手段,
    注文先の業者から送付された商品を前記利用者につき前記第1データベースに登録されている住所へ転送させる処理を実行する転送手段,及び、
    前記利用者につき前記第1データベースに登録されているクレジットカード番号を用いて、前記請求額の決済のための処理を行う決済手段
    として機能する処理装置と
    を備えたことを特徴とする購入代行サーバ装置。
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