JP2007259346A - 無線通信システムとその無線通信端末 - Google Patents

無線通信システムとその無線通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局ごとのトラフィックの差を考慮して常に通信を行える可能性の高い基地局へ通信要求を送信できるようにして、システム全体のスループットの向上を図る。
【解決手段】移動局MSa〜MSgにおいて、自端末において算出した評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01 (b)〜MS_Eval_10 (b)と、基地局BSaから周辺基地局情報リストの通知メッセージにより報知されたBS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)とを、基地局BSa,BSbごとにチャンク別にそれぞれ比較して、MS_Eval≧BS_Evalであるか否かを判定している。そして、この判定結果に基づいて基地局BSa,BSbごとにMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクの数をカウントし、このカウント値Ca,Cbが多い基地局を選択して、CQIを送信するようにしたものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、適応変調方式を採用した無線通信システムに係わり、特に無線通信端末からの通信要求に対し基地局が通信先の無線通信端末を選択するスケジューラを備える無線通信システムとその無線通信端末に関する。
変調方式及び符号化方式を適応的に制御する、いわゆる適応変調方式を採用した無線通信システムでは、基地局と無線通信端末との間で次のように伝送制御を行っている。すなわち、無線通信端末は先ず周辺の複数の基地局について下りリンクの受信品質をそれぞれ測定し、その測定結果をもとに受信品質が最も良好な基地局を選択する。そして、この選択した基地局の下りリンクの受信品質の下で使用可能な伝送フォーマット、つまり変調方式と符号化方式との組み合わせを決定し、この決定した伝送フォーマットをCQI(Channel Quality Indication)として上記選択した基地局へ上りリンクを介して送信する。これに対し基地局は、上記無線通信端末に対し個別情報チャネルを使用して送信する情報データの変調方式及び符号化方式を切り替える。このようにすると、基地局から無線通信端末へ個別情報チャネルを介して情報データを伝送する場合に、当該無線通信端末の受信状態が良好なときには誤り耐性が低いが高速なデータ伝送レートを使用し、これに対し電波状態が悪いときには低速だが誤り耐性の高いデータ伝送レートを使用して情報データを伝送することが可能となる。
上記制御のために、無線通信端末又は基地局はテーブルを備える。このテーブルには、下りリンクの受信品質に対応付けて予測下りデータ通信速度が記憶されている。予測下りデータ通信速度は、例えば予測や過去の下りデータ伝送の誤り率等の統計データをもとに補正されたきわめて正確なデータ通信速度を直接的に示すものである。無線通信端末が上記したテーブルを備える場合は、無線通信端末は、上記テーブルから下り受信品質に対応する予測下りデータ通信速度を読み出し、この予測下りデータ通信速度を基地局へ通知する。基地局が上記したテーブルを備える場合は、無線通信端末から送信されたCQI情報を基に、上記テーブルから対象とする無線通信端末に対する下り受信品質に対応する予測下りデータ通信速度を読み出す。この結果、基地局と無線通信端末との間では、その時々の下りチャネルの受信品質に応じた通信レートによりデータ通信が行われる。
ところで、以上述べた適応変調方式を採用するシステムのサービス形態は、ベストエフォート型であることが一般的である。このため、無線通信端末は下りリンクの受信品質が最良の基地局に対してのみ通信を要求する。基地局は、下りリンクの受信品質が良好で高伝送レートを要求する無線通信端末に対して優先的に情報データのパケットを送信する。このときの基地局による端末選択(スケジューリング)アルゴリズムはMaximum CIRと呼ばれる。このMaximum CIRでは、下りリンクの受信品質が良好でない無線通信端末は基地局と通信を行う優先度が低くなる。
この不具合を解消し、基地局側から見たスループットと無線通信端末側から見たスループットの両方をバランス良く高めるスケジューラとして、例えば標準化団体「3GPP2」による技術規格書「C.S0024 cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specifications」に準拠した1xEV-DOシステムシステムでは、PF(Proportional Fairness)スケジューラが採用されている。PFスケジューラは、基地局が無線通信端末を選択するための指標として、無線通信端末の下りリンクの受信品質に加えて基地局が当該無線通信端末に対し過去に送信したデータ量も考慮するものである(例えば、非特許文献1参照。)。
例えば、基地局は各無線通信端末の各々について評価関数値「SNR_inst/SNR_ave」を算出する。「SNR_inst」とは、無線通信端末から基地局に通知された下りリンクの瞬時のSNR(Signal Noise Ratio)である。また、「SNR_ave」は無線通信端末から基地局に過去に通知された下りリンクのSNRの平均値である。このようなスケジューラを使用することにより、下り受信品質が良好になった無線通信端末が選択される確率が高くなるので、無線通信端末間の受信環境に対するスループットの不公平性を軽減することが可能となる。
IEEE国際会議,VTC 2000 Spring 発表原稿 A.Japali, R.Padovani, R.Pankaj著、"Data throughput of CDMA-HDR a High Efficiently-High Data Rate Personal Communication Wireless System"
ところが、前記従来の1xEV-DOシステムでは、無線通信端末と基地局との間のスループットを重視するため、無線通信端末は下り受信品質の最もよい基地局に対し通信要求(CQI)を送信する。このため、無線通信端末が、例えば駅前に設置された基地局のように無線エリア内に常に多数のユーザが集まる第1の基地局と、ユーザが分散されて無線エリア内に比較的少数のユーザしか集まらないその周辺の第2の基地局との両方にアクセス可能な場合でも、当該無線通信端末は第1の基地局からの受信品質の方が良好であれば常にこの第1の基地局に対し通信要求を送信する。このため、第1の基地局のトラフィックは益々高くなり、より一層通信を行い難くなる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、基地局ごとのトラフィックを考慮して常に通信を行える可能性の高い基地局に対し通信要求を送信できるようにし、これによりシステム全体のスループットの向上を図った無線通信システムとその無線通信端末を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一観点は、複数の基地局と、これらの基地局の一つに対し通信要求を送信して当該基地局との間で情報通信を行う複数の無線通信端末とを具備する無線通信システムにあって、上記複数の基地局の各々に、上記通信要求を送信した無線通信端末ごとに少なくとも当該無線通信端末との間の通信品質をもとに第1の判断条件を生成して、当該無線通信端末ごとに生成された第1の判断条件をもとに通信先の無線通信端末を選択する手段と、過去の予め定められた期間における上記無線通信端末の選択実績を反映した第2の判断条件を生成する手段と、上記生成された第2の判断条件を上記複数の無線通信端末に送信する手段とを備える。これに対し、上記複数の無線通信端末の各々には、上記複数の基地局の少なくとも1つから上記複数の基地局のそれぞれに対応する第2の判断条件を受信する手段と、上記第1の判断条件を生成したアルゴリズムを用いて、上記基地局ごとに少なくとも当該基地局との間の通信品質をもとに第3の判断条件を生成する手段と、上記基地局ごとに上記算出された第3の判断条件と上記受信された第2の判断条件とを比較する手段と、上記判断条件の比較結果に基づいて上記複数の基地局の中から上記通信要求の送信先として適切な基地局を選択する手段とを備えるようにしたものである。
したがってこの発明によれば、無線通信端末では、基地局からの受信品質のみに頼ることなく、判断条件の比較結果をもとに自端末が選択される可能性の高さが判定され、この判定結果に基づいて基地局が選択される。このため、基地局のトラフィックを考慮したより適切な基地局選択が可能となり、これにより特定の基地局に対するトラフィックの集中を抑制してシステム全体のスループットを改善することが可能となる。
すなわち、基地局ごとのトラフィックを考慮して常に通信を行える可能性の高い基地局に対し通信要求を送信できるようにし、これによりシステム全体のスループットの向上を図った無線通信システムとその無線通信端末を提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる無線通信システムの第1の実施形態である移動通信システムの概略構成図である。
この実施形態のシステムは、サービスエリアに複数の基地局BSa〜BSn(図では便宜上BSa,BSbのみを図示)を分散配置し、これらの基地局BSa〜BSnによりそれぞれセルと呼ばれる無線エリアEa〜Enを形成している。そして、これらの無線エリアEa〜En内において、無線通信端末としての移動局MSa〜MSgと基地局BSa〜BSnとの間を無線チャネルを介して接続し、通信を可能としている。なお、基地局BSa〜BSnは有線チャネルを介して図示しない制御局に接続され、この制御局からさらに有線加入者網やインターネット等の上位網に接続される。
上記基地局BSa,BSbと移動局MSa〜MSgとの間の無線アクセス方式には、OFDMA方式が用いられる。OFDMシステムは、下りリンクにおいて、例えば図3に示すように周波数軸f方向に多数のサブキャリア1〜(nm)を配置している。これらのサブキャリア1〜(nm)はm個ずつグループ化され、これにより複数のチャンク1〜nを構成している。移動局MS1〜MSgには、上記チャンク1〜n単位でサブキャリアが割り当てられる。なお、一つの移動局に1個のチャンクが割り当てられることもあるが、同時に複数のチャンクが割り当てられることもある。
このようなOFDMシステムにおいて、後述するMaximum CIR又はPFスケジューラ等の端末選択のためのスケジュールアルゴリズムを適用した場合、移動局MSa〜MSgは通信可能な基地局BSa,BSbごとに、その下りリンクの各チャンクについてそれぞれパイロット信号により無線伝送路品質を測定し、最も受信品質の良好な基地局を選択する。そして、この選択した基地局に対し、図4に示すように各チャンクごとの無線伝送路品質の測定結果をCQIとして送信する。これに対し基地局BSa,BSbは、上記通知されたCQIをもとに評価関数値を算出し、上記スケジュールアルゴリズムに従いチャンクに割り当てる移動局を決定する。そして、当該移動局に対し使用すべきチャンクの番号と情報データの伝送フォーマットを、図4に示すように上りリンクの制御チャネルを介して通知する。移動局MSa〜MSgは、上記通知された情報に従い、下りリンクの個別情報チャネルにおいて、上記通知されたチャンクを使用しかつ上記通知された伝送フォーマットにより基地局BSa,BSbから送られた情報データを受信する。
ところで、上記基地局BSa〜BSnはこの発明に係わる機能として、第1の判断条件としての評価関数値を算出する評価関数算出手段と、スケジューリングアルゴリズムに従い上記算出された評価関数値に基づいて通信先の無線通信端末を選択する端末選択手段と、第2の判断条件としての評価関数値を算出して移動局に報知する評価関数報知手段とを備える。
評価関数算出手段は、移動局MSa〜MSgから送信されるCQI(Channel Quality Indication)をもとに、移動局MSa〜MSgごとに第1の判断条件としての評価関数値を算出する。この評価関数値の算出はチャンク1〜10ごとに行われる。端末選択手段は、上記したようにスケジューリングアルゴリズムに従い、上記第1の判断条件として算出された評価関数値に基づいて通信先の無線通信端末を選択する。スケジューリングアルゴリズムとしては、Maximum CIR及びPF(Proportional Fairness)スケジューラのどちらも使用可能である。
Maximum CIRは、先に述べたように下りリンクの受信品質が良好で高伝送レートを要求する移動局に対して優先的に情報データのパケットを送信するもので、例えばSNR_instを評価関数として用いる。このSNR_instは基地局から移動局に向かう下りリンクの受信品質が良好な移動局ほど値が大きくなり、Maximum CIRはこのSNR_instの値が最も大きい移動局を選択する。
PFスケジューラは、基地局が移動局を選択するための指標として移動局の下りリンクの受信品質に加えてその受信品質の平均値も考慮するもので、例えばSNR_inst/SNR_aveを評価関数値として用いる。SNR_inst/SNR_aveは、下り受信環境が改善方向に向かっている移動局ほど値が大きくなり、PFスケジューラはこのSNR_inst/SNR_aveの値が最も高い移動局を選択する。
評価関数報知手段は、上記スケジューリングアルゴリズムによるチャンクごとの移動局の選択結果を表す情報に基づいて、過去の一定期間における移動局の選択実績が反映された第2の判断条件としての評価関数値BS_Evalをチャンクごとに算出する。そして、この算出されたチャンクごとの評価関数値BS_Evalを表す情報を下りリンクの報知チャネルを使用して各移動局MSa〜MSgに通知する。通知する評価関数値BS_Evalとしては、予め設定された過去の一定期間内において選択された移動局のうち、最も評価関数値の低い結果でもよいし、また全体の平均値或いは中央値でもよい。
また、上記評価関数値BS_Evalの報知手段については、各基地局BSa,BSbが各々自局の評価関数値のみを通知するようにしてもよいし、周辺基地局リストに記載されている基地局の評価関数値を纏めて通知するようにしてもよい。またこの場合、上記評価関数値を既存の周辺基地局リストの通知メッセージに含めて報知すれば、下りリンクにおける報知チャネルのシグナリングオーバヘッドを低減することができる。なお、上記評価関数値と共に、評価関数算出アルゴリズムや、SNR_aveの算出に必要な平均化時定数等、ネットワークのパラメタにより変更される可能性のあるパラメタを通知するようにしてもよい。
一方、移動局MSa〜MSgは次のように構成される。図2はその機能構成を示すブロック図である。移動通信端末MS1〜MSgは、アンテナ1と、無線ユニット2と、ベースバンドユニット3と、制御ユニット4と、ユーザインタフェースユニット5とを備えている。
無線ユニット2は、アンテナ共用器(DUP)21と、復調回路(DEM)22と、変調回路(MOD)23とを備える。このうち復調回路22は、無線部と復調部とを有し、上記アンテナ1により受信された無線信号を無線部で増幅及びフィルタリングしたのち復調部で復調する。復調方式としては例えば直交復調方式が使用される。変調回路23は、変調部と無線部とを有し、ベースバンドユニット3から出力される送信信号をもとに変調部により無線信号を変調し、変調された無線信号を電力増幅したのちアンテナ共用器21を介してアンテナ1から基地局に向け送信する。なお、変調方式としては例えばQPSK(Quadriphase Phase Shift Keying)方式、8PSK(8-Phase Shift Keying)方式及び16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式等の変調効率の異なる複数の変調方式を備え、伝送路の通信品質に応じてこれらの変調方式が選択的に使用される。
ベースバンドユニット3は、この発明に係わる機能として、復号器(DEC)31と、CIR測定部32と、CQI生成部33と、評価関数算出部34と、マルチプレクサ(MUX)35と、符号器(COD)36とを備えている。なお、ベースバンドユニット3のこれらの機能は例えばDSP(Digital Signal Processor)により実現される。
復号器31は、上記復調回路22から出力された復調信号を逆拡散処理してベースバンドの各種受信信号を再生する。また復号器31は、上記復号処理の過程において、基地局BSa,BSbから自端末に向かう下りリンクのEc/Io(パイロット信号強度対全受信信号強度の比)をチャンクごとに求める。
CIR測定部32は、上記復号器31により算出された各チャンクのEc/Ioをもとに、各チャンクにおける現在の搬送波電力対干渉波電力の比(CIR:Carrier Interference ratio)を、基地局BSa,BSbごとに算出する。
CQI生成部33は、基地局BSa,BSbごとに、上記CIRの測定値の下で使用可能なチャンク別の伝送フォーマット、つまり変調方式と符号化方式との組み合わせを決定し、この基地局BSa,BSbごとにチャンク別に決定した伝送フォーマットをCQIとして制御ユニット4に与える。制御ユニット4は記憶部(MEM)42内にCQIテーブルを備えており、上記CQI生成部33により基地局BSa,BSbごとに決定されたチャンク別のCQIを上記CQIテーブルにそれぞれ格納する。
評価関数算出部34は、先に述べた基地局BSa,BSbの評価関数算出手段が使用する計算アルゴリズムと同一のアルゴリズムを用い、上記CIR測定部32において基地局BSa,BSbごとに算出されたチャンク別のCIRと、CQI生成部33により基地局BSa,BSbごとに決定されたチャンク別のCQIとをもとに、現在の無線伝送路環境における基地局BSa,BSbに対する自端末の評価関数値MS_Eval(a),MS_Eval(b)(第3の判断条件)をチャンク別に算出する。制御ユニット4は記憶部(MEM)42内に評価関数値テーブルを備えており、上記評価関数算出部34により基地局BSa,BSbごとに算出されたチャンク別の評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01(b)〜MS_Eval_10(b)を上記評価関数値テーブルに格納する。図5にこの評価関数値テーブルの構成の一例を示す。
マルチプレクサ35は、後述する制御ユニット4から出力されるCQI及び送信データを多重化し、この多重化データを符号器36に供給する。符号器36は、上記マルチプレクサ35から供給された多重化データを拡散符号により拡散して送信信号を生成し、生成された送信信号を前記無線ユニット2の変調回路23に供給する。
ユーザインタフェースユニット5は、表示部(DISP)51と、操作部(KEY)52とを備える。表示部51は、例えば液晶表示器により構成される。操作部52は、ダイヤルキー及び複数の機能キーを有するキーパッドにより構成される。
制御ユニット4は、中央演算処理部(CPU:Central Processing Unit)41と、メモリ(MEM)42とを備える。CPU41は、その制御機能として評価関数取得部411と、評価関数比較部412と、基地局選択部413と、CQI送信制御部414とを備える。これらの制御機能はいずれも、メモリ42に格納された制御プログラムをCPU41で実行することにより実現される。
評価関数取得部411は、基地局BSa,BSbからCQIの送信周期以上の周期で報知される、過去の一定期間における移動局の選択実績が反映されたチャンク別の評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)を取得する。なお、このとき基地局BSa,BSbはそれぞれ、自局の評価関数値と周辺の基地局の評価関数値を周辺リストメッセージに含めて報知している。例えば、図1に示すように基地局BSaは自局の評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)と周辺基地局の評価関数値BS_Eval(b)を報知し、基地局BSbは自局の評価関数値BS_Eval(b)と周辺基地局の評価関数値BS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)を報知している。このため、移動局MSeは上記基地局BSa,BSbのいずれか一方から評価関数値を受信することで、周辺基地局を含む複数の基地局の評価関数値を取得できる。
そして評価関数取得部411は、上記取得した評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)を、図5に示すように上記評価関数値テーブルに記憶させる。なお、基地局BSa,BSbから、上記評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)と共に、評価関数の計算アルゴリズムや、SNR_aveの算出に必要な平均化時定数等のパラメタが通知された場合には、このパラメタも上記評価関数値テーブルに併せて記憶させる。
評価関数比較部412は、自端末で算出した評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01 (b)〜MS_Eval_10 (b)と、基地局BSaから取得したBS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)とを、基地局BSa,BSbごとに対応するチャンク別にそれぞれ比較し、MS_Eval≧BS_Evalであるか否かを判定する。
基地局選択部413は、上記評価関数比較部412による比較結果に基づいて、基地局BSa,BSbごとにMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクの数をカウントし、このカウント値が多い基地局をCQI送信先の基地局として選択する。
CQI送信制御部414は、上記基地局選択部413により選択された基地局に対し、MS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクについてCQIを送信する。なお、このとき、MS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクの中から、MS_Eval−BS_Evalの値が大きい順に所定数分のチャンクを選択し、この選択されたチャンクに対しCQIを送信するようにしてもよい。
次に、以上のように構成された移動通信システムによる基地局選択制御動作を説明する。なお、ここでは図1に示す移動局MSeの動作を例にとって説明を行う。図6は当該移動局MSeによる基地局選択制御手順と制御内容を示すフローチャート、図7は当該移動局MSeにおける評価関数値の比較結果の一例を示す図である。
移動局MSeは、スロットの受信期間になると、先ずステップS61において基地局BSa,BSbからそれぞれチャンクごとに放送されているパイロット(Pilot)信号を受信し、Ec/Io(パイロット信号強度対全受信信号強度の比)を算出する。そして、上記基地局BSa,BSbごとに算出されたチャンク別のEc/Ioをもとに、現在の受信スロットにおける搬送波電力対干渉波電力の比(CIR)をCIR測定部32で算出する。そして、この算出されたCIR測定値のもとで使用可能な伝送フォーマット、つまり変調方式と符号化方式との組み合わせを、CQI生成部33で基地局BSa,BSbごとにチャンク別に決定して、この決定した伝送フォーマットをCQIとして記憶部42内のCQIテーブルに格納する。
続いて移動局MSeは、ステップS62に移行し、上記CIR測定部32において基地局BSa,BSbごとに算出されたチャンク別のCIRと、CQI生成部33により基地局BSa,BSbごとに決定されたチャンク別のCQIとをもとに、現在の無線伝送路環境における基地局BSa,BSbに対する自端末の評価関数値MS_Eval(a),MS_Eval(b)をチャンク別に算出する。そして、この基地局BSa,BSbごとに算出されたチャンク別の評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01(b)〜MS_Eval_10(b)を記憶部42内の評価関数値テーブルに図5に示すように格納する。
次に移動局MSeは、ステップS63により基地局BSaから周辺基地局情報リストの通知メッセージを受信し、この受信されたメッセージから基地局BSa及びBSbにおける評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)を取り出す。そして、この取り出した評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)を、図5に示すように上記評価関数値テーブルに記憶させる。なお、この評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)はそれぞれ、基地局BSa,BSbにおいて過去の一定期間における移動局の選択実績が反映されるようにチャンク別に算出された値である。
次に移動局MSeは、ステップS64において、自端末で算出した評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01 (b)〜MS_Eval_10 (b)と、基地局BSaから取得したBS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)とを、基地局BSa,BSbごとにかつ対応するチャンク別にそれぞれ比較し、MS_Eval≧BS_Evalであるか否かを判定する。続いて上記判定結果をもとに、ステップS65において基地局BSa,BSbごとにMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクの数Ca,Cbをそれぞれカウントし、このカウント値Ca,Cbが多い基地局をステップS66により選択する。そして、ステップS67において、上記選択された基地局についてMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクのCQIを記憶部42内のCQIテーブルから読み出し、この読み出されたCQIを上記選択された基地局へ送信する。
例えば、いま評価関数値の比較結果が図17に示すようになったとする。この場合、MS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクの数は、基地局BSaが1個であるのに対し、基地局BSbでは7個となる。したがって、この場合には評価関数の絶対値では基地局BSaより低いにもかかわらず基地局BSbが選択され、この基地局BSbに対し上記7個のチャンクについてCQIが送信される。
ちなみに従来では、決定されたCQIの送信レートが高い基地局BSaが無条件に選択され、この基地局BSaに対しCQIが送信される。このため、図1に示すように移動局MSeはトラフィックの高い基地局BSaから通信の割り当てを受けることになり、結果的にスループットの低下を招く。
以上述べたように第1の実施形態では、移動局MSa〜MSgにおいて、自端末で算出した評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01 (b)〜MS_Eval_10 (b)と、基地局BSaから周辺基地局情報リストの通知メッセージにより報知されたBS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)とを、基地局BSa,BSbごとにチャンク別にそれぞれ比較して、MS_Eval≧BS_Evalであるか否かを判定している。そして、この判定結果に基づいて基地局BSa,BSbごとにMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクの数をカウントし、このカウント値Ca,Cbが多い基地局を選択して、CQIを送信するようにしている。
したがって、移動局MSeでは、基地局BSa,BSbからの受信品質のみに頼ることなく、評価関数値の比較結果をもとに自端末が選択される可能性の高さが判定され、この判定結果に基づいて基地局が選択される。このため、基地局のトラフィックを考慮したより適切な基地局選択が可能となり、これにより特定の基地局に対するトラフィックの集中を抑制してシステム全体のスループットを改善することが可能となる。
(第2の実施形態)
図8は、この発明の第2の実施形態に係わる移動局による基地局選択制御の手順と制御内容を示すフローチャートである。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
移動局MSeは、ステップS64において自端末で算出した評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01 (b)〜MS_Eval_10 (b)と、基地局BSaから取得したBS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)との比較処理が終了すると、続いてステップS71に移行する。そして、上記比較処理によりMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクについて、記憶部42のCQIテーブルからCQIを読み出し、このCQIに基づいて当該チャンクを使用した下りリンクの送信レートを予測する。そして、ステップS72により、上記予測された送信レートが最も高いか、又はしきい値以上のチャンクを含む基地局を選択する。そして、この選択された基地局に対し、上記予測された送信レートの高いチャンクを指定してCQIを送信する。
したがって、移動局MSeでは基地局BSa,BSbからの受信品質のみに頼ることなく、評価関数値の比較結果と送信レートの予測値とをもとに自端末を選択する可能性の高い基地局が選択される。このため、本実施形態においても基地局のトラフィックを考慮したより適切な基地局選択が可能となり、これにより特定の基地局に対するトラフィックの集中を抑制してシステム全体のスループットを改善することが可能となる。
(その他の実施形態)
前記各実施形態では、自端末で算出した評価関数値MS_Eval_01(a)〜MS_Eval_10(a)及びMS_Eval_01 (b)〜MS_Eval_10 (b)を、基地局BSaから報知されたBS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)とそのまま比較するようにした。しかし、基地局BSa,BSbから報知される評価関数値BS_Eval_01(a)〜BS_Eval_10(a)及びBS_Eval_01(b)〜BS_Eval_10(b)は、一定期間における平均値として求めた指標であることから、オフセットを設けて比較することが望ましい。
オフセットの設定手法としては、例えば基地局BSa,BSbから適応的に指示する手法と、移動局MSa〜MSgにおいて固定的に設定する手法とが考えられる。このうち、基地局BSa,BSbから適応的に指示する手法は、基地局において評価関数値の算出方法をもとに評価関数値に発生するばらつきの大きさを判定し、このばらつきの判定値に基づいてばらつきが大きいほどオフセット値を大きくするようにオフセット値を可変設定すればよい。
また、各実施形態では、選択した基地局に対しMS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクごとにそのCQIを送信するようにした。しかし、それに限るものではなく、MS_Eval≧BS_Evalと判定されたチャンクが複数ある場合には、これら複数のチャンクのCQIの平均値を求め、このCQIの平均値を一つのチャンクで送信するようにしてもよい。このようにすると、上りリンクのシグナリングオーバヘッドを低減することが可能となる。
さらに、基地局から移動局に対し評価関数値を報知する場合には、複数のチャンクにおける評価関数値の平均又は中央値を求め、この評価関数値の平均又は中央値を送信するようにしてもよい。このようにすると、評価関数の報知情報量を低減することができる。
さらに、前記実施形態では基地局から移動局に対する評価関数値の報知周期をCQIの送信周期と同一に設定したが、CQI送信周期よりも長い周期に設定するとよい。例えば、CQI送信周期を約1msecとした場合には、評価関数の報知周期は例えば周辺基地局情報リストの報知周期に対応する約数百msecに設定する。このようにすると、評価関数の報知による下りリンクのシグナリングオーバヘッドの増加を極力小さくすることができる。
さらに、前記実施形態では図6に示したようにステップS61及びS62によるCQIの決定及び基地局ごとの評価関数値の算出後にステップS63により基地局から評価関数値を取得するようにした。しかし、これに限定されるものではなく、先ず周辺基地局情報リストの報知周期に従ってステップS63により基地局から評価関数値を取得し、その後に上記ステップS61及びステップS62によるCQIの決定及び基地局ごとの評価関数値の算出を行うようにしてもよい。
さらに、前記各実施形態では基地局から移動局への評価関数値BS_Evalの報知を周辺基地局のリストを通知するためのメッセージに含めるようにしたが、他に基地局から移動局へ送信されるメッセージがある場合には、他のメッセージを利用してもよい。
その他、移動局の構成や基地局が使用するスケジューリングアルゴリズムの種類、CQI送信制御手順とその制御内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる無線通信システムの第1の実施形態としての移動通信システムの概略構成図。 図1に示したシステムで使用され移動局の構成を示すブロック図。 OFDMシステムにおけるサブキャリア及びチャンクの配置を示す図。 OFDMシステムに端末選択のためのスケジュールアルゴリズムを適用した場合の、移動局基地局との間における制御データ及び情報データの送受信タイミングを示す図。 図2に示した移動局に設けられる評価関数値テーブル構成を示す図。 図2に示した移動局による基地局選択制御手順とその制御内容を示すフローチャート。 図2に示した移動局における評価関数値の比較結果の一例を示す図。 この発明の第2の実施形態に係わる移動局による基地局選択制御手順とその制御内容を示すフローチャート。
符号の説明
BSa,BSb…基地局、Ea,Eb…無線エリア、MSa〜MSg…移動局、1…アンテナ、2…無線ユニット、3…ベースバンドユニット、4…制御ユニット、5…ユーザインタフェースユニット、21…アンテナ共用器(DUP)、22…復調回路(DEM)、23…変調回路(MOD)、31…復号器(DEC)、32…CIR測定部、33…CQI生成部、34…評価関数算出部、35…マルチプレクサ(MUX)、36…符号器(COD)、41…中央演算処理部(CPU)、42…メモリ(MEM)、51…表示部(DISP)、52…操作部(KEY)、411…評価関数取得部、412…評価関数比較部、413…基地局選択部、414…CQI送信制御部。

Claims (5)

  1. 複数の基地局と、これらの基地局の一つに対し通信要求を送信して当該基地局との間で情報通信を行う複数の無線通信端末とを具備し、
    前記複数の基地局の各々は、
    前記通信要求を送信した無線通信端末ごとに少なくとも当該無線通信端末との間の通信品質をもとに第1の判断条件を生成して、当該無線通信端末ごとに生成された第1の判断条件をもとに通信先の無線通信端末を選択する手段と、
    過去の予め定められた期間における前記無線通信端末の選択実績を反映した第2の判断条件を生成する手段と、
    前記生成された第2の判断条件を前記複数の無線通信端末に送信する手段と
    を備え、
    前記複数の無線通信端末の各々は、
    前記複数の基地局の少なくとも1つから前記複数の基地局のそれぞれに対応する第2の判断条件を受信する手段と、
    前記第1の判断条件を生成したアルゴリズムを用いて、前記基地局ごとに少なくとも当該基地局との間の通信品質をもとに第3の判断条件を生成する手段と、
    前記基地局ごとに、前記算出された第3の判断条件と前記受信された第2の判断条件とを比較する手段と、
    前記判断条件の比較結果に基づいて、前記複数の基地局の中から前記通信要求の送信先として適切な基地局を選択する手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第2の判断条件を送信する手段は、自局及び周辺の基地局を含む複数の基地局にそれぞれ対応する第2の判断条件を、周辺基地局情報リストに含めて一括して送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 複数の基地局と、これらの基地局の一つに対し通信要求を送信して当該基地局との間で情報通信を行う複数の無線通信端末とを具備し、前記複数の基地局の各々は、前記通信要求を送信した無線通信端末ごとに少なくとも当該無線通信端末との間の通信品質をもとに第1の判断条件を生成して、当該無線通信端末ごとに生成された第1の判断条件をもとに通信先の無線通信端末を選択する手段と、過去の予め定められた期間における前記無線通信端末の選択実績を反映した第2の判断条件を生成する手段と、前記生成された第2の評価関数値を前記複数の無線通信端末に送信する手段とを備える無線通信システムで使用される前記無線通信端末であって、
    前記複数の基地局の少なくとも1つから前記複数の基地局のそれぞれに対応する第2の判断条件を受信する手段と、
    前記第1の判断条件を生成したアルゴリズムを用いて、前記基地局ごとに少なくとも当該基地局との間の通信品質をもとに第3の判断条件を生成する手段と、
    前記基地局ごとに、前記算出された第3の判断条件と前記受信された第2の判断条件とを比較する手段と、
    前記判断条件の比較結果に基づいて、前記複数の基地局の中から前記通信要求の送信先として適切な基地局を選択する手段と
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
  4. 前記無線通信端末を選択する手段が、単位時間内に用意される複数のリソースブロックに対し無線通信端末を選択的に割り当てる場合に、
    前記基地局を選択する手段は、
    前記基地局ごとに、前記判断条件の比較結果に基づいて前記複数のリソースブロックの中で当該基地局が自己の無線通信端末を割り当てる可能性が高いリソースブロックの数を求める手段と、
    前記基地局ごとに求められたリソースブロック数に基づいて、前記複数の基地局の中から通信要求の送信先として適切な基地局を選択する手段と
    を備えることを特徴とする請求項3記載の無線通信端末。
  5. 前記無線通信端末を選択する手段が、単位時間内に用意される少なくとも1つのリソースブロックに対し無線通信端末を選択的に割り当てる場合に、
    前記基地局を選択する手段は、
    前記基地局ごとに、前記判断条件の比較結果に基づいて当該基地局が自己の無線通信端末に割り当てる可能性が高いリソースブロックを検出する手段と、
    前記検出されたリソースブロックによる伝送レートを予測する手段と、
    前記伝送レートの予測値に基づいて、前記複数の基地局の中から通信要求の送信先として適切な基地局を選択する手段と
    を備えることを特徴とする請求項2記載の無線通信端末。
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