JP2007249478A - 携帯電話使用警告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載用ナビゲーション装置を用いて携帯電話機を使用する運転者への警告を行う携帯電話使用警告装置を提供する。
【解決手段】車両が走行中であると判定され、かつ運転者が携帯電話機を使用していることが検出された場合に、携帯電話機の使用を中止するよう誘導するための警告情報を報知することを特徴とする携帯電話使用警告装置として提供可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両運転時に車内における携帯電話機の使用が検出された場合に警告を行う携帯電話使用警告装置に関するものである。
携帯電話機は、場所、時間、通話の相手方に左右されない自由な通信手段として広く普及している。しかし、運転中に通話することにより意識が散漫になり、運転に意識を集中できなくなってしまう。このため、運転中の安全確保のため、道路交通法が改定され、ハンズフリーユニットを使用しない携帯電話機の通話は道路交通法違反として取り締まりの対象となっている。
そこで、車両の側においても車両の運転中は携帯電話装置の動作を停止させ、通話を不可能にすることができる携帯電話停止装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、比較的狭い範囲での音声およびデータのワイヤレス通信を携帯情報端末や家電製品等の間で実現するための汎用の無線通信規格であるブルートゥース(Bluetooth)等による無線通信手段を用い、この無線通信手段に対応した複数の携帯電話機のうち特定の電話機を選んで、同じ無線通信手段に対応したハンズフリーユニットでこれを使用することができるようにした携帯電話選択無線通信装置が考案されている。(特許文献2参照)。
特開平10−294970号公報 特開2002−330100号公報
特許文献1の例では、この携帯電話停止装置が搭載されていない車両では携帯電話機の使用は停止されない。また、この携帯電話停止装置が搭載されていることを知らない運転者は、何度も接続操作を繰り返すので、さらに運転に意識を集中できなくなるという問題がある。また、単に携帯電話機の使用を停止するだけでは、「使用を停止されなければ使用してもよい」という考えの運転者には、本装置の搭載されていない車両では当然の如く携帯電話機を使用するので、運転中は携帯電話機を使用しないという習慣付けを行うことはできない。
特許文献2の例では、ハンズフリーユニットを用いて通話を行っても運転に意識を集中できなくなる問題は解消されない。
また、車両の走行に伴ってGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等により現在位置を検出し、その現在位置を表示装置上に道路地図と共に表示して、現在地から目的地までの適切な経路を設定し、表示装置や音声出力装置などによって案内する車載用ナビゲーション装置は、ユーザの効率的で安全な運転に貢献しているが、ハンズフリーユニットを内蔵したものも普及しつつある。
上記問題を背景として、本発明の課題は、車載用ナビゲーション装置を用いて携帯電話機を使用する運転者への警告を行う携帯電話使用警告装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、上記課題を解決するための携帯電話使用警告装置を提供するものである。すなわち、車両が走行中であるかを判定する走行判定手段と、車両の運転者が携帯電話機を使用していることを検出する携帯電話使用検出手段と、車両が走行中であると判定され、かつ運転者が携帯電話機を使用していることが検出された場合に、携帯電話機の使用を中止するよう誘導するための警告情報を報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
なお、上記警告とは、携帯電話機の使用を中止することを求める直接的警告の他に、例えば、運転への集中の妨げや、法規違反による反則金の納付というような、運転中の携帯電話機の使用がもたらす不利益を認知させる間接的な警告、あるいは、ハンズフリーユニットの使用を推奨する更に緩やかな警告等、運転中の携帯電話機の使用を中止するように誘導する動機付けとなる内容であれば警告情報の種類は問わない。
上記構成によって、運転者へ携帯電話機の使用の警告を促す、または注意することにより、未然に交通違反を無くし、正しい運転を実施させることが可能となる。また、携帯電話機を使用するたびに警告情報を報知するので、運転者に「運転中に携帯電話機を使用することは自身の不利益につながる」という意識を植え付けることができ、法令を遵守して安全運転に心がけるようになるという効果もある。
また、本発明の携帯電話使用警告装置は、車両の速度を検出する車速検出手段を備え、走行判定手段は車両の速度から車両が走行中であるかを判定するように構成することもできる。
車速センサ等の車速検出手段は、エンジン制御やABS(Anti Lock Brake System:アンチロック・ブレーキ・システム)等の走行制御に用いられるため、殆どの車両に取り付けられている。上記構成によって、簡便かつ安価な構成で本発明の携帯電話使用警告装置を実現することが可能となる。また、車両が走行中のみの携帯電話機の使用を検出することが可能となる。
また、本発明の携帯電話使用警告装置は、携帯電話機から発せられる電磁波を検出する電磁波検出手段を備え、携帯電話使用検出手段は電磁波が検出された場合に運転者が携帯電話機を使用していることを検出するように構成することもできる。
携帯電話機は通話時以外でも所定のタイミングで最寄りの基地局と通信を行っているが、通話時よりも電波の出力が低かったり、通信時間が短いことが多い。これらの電波の状態を検出することで、通話中であるかどうかを判別することができ、携帯電話機を使用していることを確実に検出することが可能となる。
また、本発明の携帯電話使用警告装置は、車両の運転者の画像を撮影する撮影手段を備え、携帯電話使用検出手段は撮影された画像から運転者が携帯電話機を使用していることを検出するように構成することもできる。
携帯電話機は手に持ったり受話器を耳に当てて使用する。上記構成によって、これらの画像を検出することで運転者が携帯電話機を使用していることを確実に検出することが可能となる。
また、本発明の携帯電話使用警告装置は、携帯電話機をハンズフリーで使用可能なハンズフリーユニットと、ハンズフリーユニットが使用されているかを検出するハンズフリーユニット使用検出手段と、を備え、ハンズフリーユニットが使用されていることが検出された場合には、報知手段は警告情報を報知しないように構成することもできる。
携帯電話機を手に持たないで通話可能なハンズフリーユニットを用いた携帯電話機の使用は一部の例外を除き認められている。上記構成によって、必要なとき、すなわちハンズフリーユニットを使用していないときだけに警告情報を報知することが可能となる。
また、本発明の携帯電話使用警告装置は、車両に搭載された車載用ナビゲーション装置が有する表示器および音声発生装置を利用するものであって、車両が走行中であると判断され、かつ運転者が携帯電話機を使用していることが検出された場合には、報知手段は表示器あるいは音声発生装置により警告情報を報知するように構成することもできる。
上記構成によって、ハンズフリーユニットを内蔵した車載用ナビゲーション装置が有する表示器および音声発生装置を本発明の携帯電話使用警告装置に用いることで、携帯電話使用警告装置を載用ナビゲーション装置の機能の一部として構成でき、新たに専用の装置として製造する必要もないので、低コストで実現できる。
車載用ナビゲーション装置を用いて携帯電話機を使用する運転者への警告を行う携帯電話使用警告装置を提供するという目的を、車両が走行中であると判定され、かつ運転者が携帯電話機を使用していることが検出された場合に、携帯電話機の使用を中止するよう誘導するための警告情報を報知する構成により実現した。
以下、本発明の実施の形態を、携帯電話使用警告装置を車載用ナビゲーション装置の一部として構成した例を、図面を参照しながら説明する。図1は車載用ナビゲーション装置(以下、ナビゲーション装置と略称)100の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11,音声案内などを行う音声合成回路24,スピーカ15,メモリ9,表示器10,送受信機13,ハードディスク装置(HDD)21,LAN(Local Area Network) I/F(インターフェース)26,これらの接続された制御回路8,リモコン端末12等を備えている。
位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,車両101(図2参照)の回転角速度を検出するジャイロスコープ3,車両101の走行距離を検出する距離センサ4,および衛星からの電波に基づいて車両101の位置を検出するGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部のセンサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ例えば車速センサ23等を用いてもよい。
操作スイッチ群7は、例えば表示器10と一体になったタッチパネル22もしくはメカニカルなスイッチが用いられる。タッチパネル22は、表示器10の画面上にガラス基盤と透明なフィルムにスペーサと呼ばれる隙間を介してX軸方向、Y軸方向に電気回路が配線され、フィルム上をユーザがタッチすると、押された部分の配線がショートして電圧値が変わるため、これを2次元座標値(X,Y)として検出する、いわゆる抵抗膜方式が広く用いられる。その他に、いわゆる静電容量方式を用いてもよい。メカニカルスイッチの他に、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。また、タッチパネル22とその周辺を覆い意匠枠となるエスカッション(図示せず)にメカニカルなスイッチを配置してもよい。
また、マイク31および音声認識ユニット30を用いて種々の指示を入力することも可能である。これは、マイク31から入力された音声信号を、音声認識ユニット30において周知の隠れマルコフモデル等の音声認識技術により処理を行い、その結果に応じた操作コマンドに変換するものである。これら操作スイッチ群7,リモコン端末12,タッチパネル22,およびマイク31によって、種々の指示を入力することが可能である。
送受信機13は、例えば道路に沿って設けられた送信機(図示せず)から出力される光ビーコン、または電波ビーコンによってVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)センタ14から道路交通情報を受信、あるいはFM多重放送を受信するための装置である。
また、ETC車載器16と通信することにより、例えばETC車載器16が路側器(図示せず)から受信した料金情報などをナビゲーション装置100に取り込み表示器10に表示することができる。また、ETC車載器16によって外部ネットワークと接続し、VICSセンタ14等との通信を行う構成をとってもよい。
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84,A/D変換部86,描画部87,画像処理部88,およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、HDD21に記憶されたナビプログラム21pおよびデータにより制御を行う。また、HDD21へのデータの読み書きの制御はCPU81によって行なわれる。また、CPU81からHDD21に対してデータの読み書きの制御ができなくなった場合のために、ROM82にナビゲーション装置100として必要最低限の動作を行うためのプログラムを記憶しておいてもよい。なお、制御回路8が本発明の走行判定手段,携帯電話使用検出手段,ハンズフリーユニット使用検出手段に相当する。
A/D変換部86は周知のA/D(アナログ/デジタル)変換回路を含み、例えば位置検出器1などから制御回路8に入力されるアナログデータをCPU81で演算可能なデジタルデータに変換するものである。
描画部87は、HDD21等に記憶された地図データ21m(後述),表示用のデータや表示色のデータから表示器10に表示させるための表示画面データを生成する。
画像処理部88は、公知のパターン認識などの技術によってカメラ28によって撮影された画像の解析を行う画像処理回路を含んで構成される。
HDD21には、ナビプログラム21pの他に位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む地図データ21mが記憶される。地図データ21mは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶するとともに、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標,距離,所要時間,道幅,車線数,制限速度等から構成される。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標,右左折車線数,接続先道路リンク等から構成される。また、リンク間接続情報には、通行の可不可を示すデータなどが設定されている。
また、HDD21には経路案内の補助情報や娯楽情報、その他にユーザが独自にデータを書き込むことができ、ユーザデータ21uとして記憶される。また、ナビゲーション装置100の動作に必要なデータや各種情報をデータベース21dとして記憶してもよい。
また、ナビプログラム21p,地図データ21m,ユーザデータ21u,およびデータベース21dは、地図データ入力器6を介して記憶媒体20からそのデータの追加・更新を行うことが可能である。記憶媒体20は、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。また、外部ネットワークを介してデータをダウンロードする構成を用いてもよい。
メモリ9はEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)やフラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶媒体によって構成され、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、メモリ9はナビゲーション装置100がオフ状態になっても、記憶内容が保持されるようになっている。また、メモリ9の代わりにナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをHDD21に記憶してもよい。さらに、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをメモリ9とHDD21に分けて記憶してもよい。
表示器10は周知のカラー液晶表示器で構成され、ドット・マトリックスLCD(Liquid Crystal Display)およびLCD表示制御を行うための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路8から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行う。また、表示器10として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。なお、表示器10が本発明の報知手段に相当する。
スピーカ15は周知の音声合成回路24に接続され、ナビプログラム21pの指令によってメモリ9あるいはHDD21に記憶されるデジタル音声データが音声合成回路24においてアナログ音声に変換されたものが送出される。なお、音声合成の方法には、音声波形をそのままあるいは符号化して蓄積しておき必要に応じて繋ぎ合わせる録音編集方式、文字入力情報からそれに対応する音声を合成するテキスト合成方式などがある。なお、スピーカ15が本発明の報知手段,音声発生装置に相当する。
車速センサ23は周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として制御回路8に送るものである。制御回路8では、その車輪の回転数を車両101の速度に換算して、車両101の現在位置から所定の場所までの予想到達時間を算出したり、車両101の走行区間毎の平均車速を算出する。なお、車速センサ23が本発明の車速検出手段に相当する。
電波検知器25は、携帯電話機32の通話に用いられる周波数帯の電波を検出して、その検出状況を制御回路8に信号を送る。なお、電波検出器25が本発明の電磁波検出手段に相当する。
LAN I/F26は車内LAN27を介して他の車載機器やセンサとのデータの遣り取りを行うためのインターフェース回路である。また、LAN I/F26を介して車速センサ23からのデータ取り込み、あるいはETC車載器16との接続を行ってもよい。
このような構成を持つことにより、ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム21pが起動されると、ユーザが操作スイッチ群7,タッチパネル22、リモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって、表示器10上に表示されるメニュー(図示せず)から目的地経路を表示器10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
すなわち、ユーザが地図上の任意の地点あるいは施設検索や住所検索、ユーザが設定した登録地などから地点を選択して目的地として設定すると、位置検出器1により車両101の現在位置が求められ、該現在位置を出発地として目的地までの最適な案内経路を求める処理が行われる。そして、表示器10上の道路地図に案内経路を重ねて表示し、ユーザに適切な経路を案内する。このような自動的に最適な案内経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、表示器10およびスピーカ15の少なくとも一方によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの報知を行う。
カメラ28は、図2のように例えばダッシュパネルの助手席側のような、運転者の少なくとも上半身が撮影可能な位置に取り付けられる。カメラ28の設置場所は、ルームミラー内,天井部,計器パネル上部のような運転者が携帯電話機32を使用していることを撮影可能な位置であれば特に制約はない。なお、カメラ28が本発明の撮影手段に相当する。
ハンズフリーユニット29は、ナビゲーション装置100を用いて携帯電話機32の通話を可能とするものである。ハンズフリーユニット29と携帯電話機32との間はケーブル(図示せず)、あるいはブルートゥース等の無線通信を用いて接続される。例えば、ハンズフリーユニット29としてブルートゥースが用いられる場合、ブルートゥース対応の携帯電話機32と車内でのハンズフリーを無線で実現するHFP(Hands-Free Profile)で接続し、I/O84において通話のための回路に切り替えられ、ナビゲーション装置100のマイク31とスピーカ15とを利用して通話を行う。
図3のフロー図を用いて、本発明の携帯電話使用検出処理について説明する。なお、本処理はナビプログラム21pに含まれ他の処理とともに繰り返し実行される。まず、車速センサ23により検出された車速情報を取得し(S1)、車両101が走行中であるかどうかを判定する。例えば、車速が5km/hを上回る場合に、車両101が走行中であると判定する。
車両101が走行中である場合(S2:Yes)、電波検知器25による携帯電話機32の使用する周波数帯の電波の検出状況を取得し(S3)、車内で携帯電話機32が使用されているかを判定する。例えば、検出された電波の信号レベルが所定の値を上回る場合、あるいは電波検出継続時間が所定の値を上回る場合に、車内で携帯電話機32が使用されていると判定する。ここで、運転者以外の乗員が携帯電話機32を使用している状況も考えられ、その場合、検出された電波により、運転者か運転者以外の乗員のいずれが携帯電話機32を使用しているかの特定は必ずしもできない。そこで、以下のステップでは、携帯電話機32の電波検出の原因が運転者である可能性が高いかどうかの判定を行う。
車内で携帯電話機32の使用する電波が検出された場合(S4:Yes)、カメラ28により運転者を撮影し(S5)、運転者が携帯電話機32を使用しているかどうかを調べる。
図4を用いて、画像処理部88の具体的な処理について説明する。なお、本処理は画像処理部88に含まれる図示しない周知のマイクロコンピュータが実行する画像処理プログラムに含まれる。まず、カメラ28によって撮影された運転者のアナログ映像信号は画像処理モジュール88aに取り込まれ、その映像信号に一般的な2値化処理を施すことにより、ピクセル毎のデジタル多値画像データに変換される(S21)。
得られた多値画像データから、まず、一般的な画像処理手法を用いて運転者の画像部分を抽出し、その抽出された画像部分に含まれる特徴点(例えば顔あるいは手)の位置を検出する(S22)。次に、検出された顔あるいは手の画像部分の画像データから、携帯電話機32(図1参照)が運転者の手に持たれている可能性が高いか、あるいは運転者の耳元に携帯電話機32がある可能性が高いかを検出する(S23)。そして、運転者の画像に関して携帯電話機32が付随している可能性が高いと判断された場合、その情報を制御回路8に出力する(S24)。
なお、ステップS6で運転者が携帯電話機32を使用していると断定できるのであれば、ステップS3は必ずしも必要ではないが、現実的にはステップS6の画像分析で運転者が携帯電話機32を使用しているかの断定はできにくく(それを可能にするには極めて高精度の画像処理が必要となり、システム構成が複雑かつ高コストとなる)、ステップS6では運転者による携帯電話機32の使用の「可能性」の高さを検出することとなる。つまり、携帯電話機32の電波を検出するステップS4では、車内の乗員の誰かが携帯電話機32を使用していることが検出され、かつ、ステップS6では、運転者が携帯電話機32を使用している可能性が高いと判断されて、これら2つの結果から運転者が携帯電話機32を使用していると判定される。
図3に戻り、運転者が携帯電話機32を使用していることが検出された場合(S6:Yes)、ハンズフリーの設定を確認する(S7)。ハンズフリーの設定は、図5のようにHDD21のデータベース21dあるいはメモリ9に領域が確保される。例えば、ブルートゥースを使用する場合は通信相手機器を特定して認証のための「デバイス名(ブルートゥースアドレス)」,「パスキー」が記憶される。
ハンズフリーユニット29を介して携帯電話機32による通話を行う場合には、ナビプログラムに含まれる図示しないハンズフリー処理が実行され、ナビゲーション装置100と携帯電話機32との間でデータの遣り取りや、マイク31およびスピーカ15を通話に用いるための回路切替制御が行われる。よって、CPU81でこれらの動作が行われているかを監視し、動作が行われている場合はハンズフリーユニット29が使用されていると判定する。
ハンズフリーユニット29が使用されていないと判定された場合(S8:No)、図6(a)のような走行中の携帯電話機の使用に対する直接的な警告,もしくは図6(b)のような反則金等のペナルティが科せられる不利益通知(間接的な警告),あるいは図6(c)のようにハンズフリーユニットの使用を推奨する内容等、何らかの形で運転中の携帯電話機32の使用を中止に導く動機付けとなる内容(警告情報)を表示器10に表示する(S9)。また、上記のような広義・狭義の警告情報を音声メッセージとしてスピーカ15から送出してもよい。なお、警告情報は、図5のようにHDD21のデータベース21dあるいはメモリ9の所定の領域にテキストデータとして記憶されている。音声メッセージを出力する場合は、音声合成回路24において上記テキストデータを音声データに変換する。
車両101が走行中に、電波検知器25で携帯電話機32が使用されていることを示す電波を受信した場合(S4:Yes)、カメラ28で撮影された画像による判定を行わずにステップS7に移り、ハンズフリーの確認を行ってもよい。また、車両101が走行中に、電波検知器25で携帯電話機32が使用されていることを示す電波を受信した場合、ハンズフリーの確認を行わずに直ちに警告メッセージを報知してもよい。このような場合には、ステップS4以降の警告表示として、例えば、「車内のどなたかが携帯電話機を使用しています。運転者が使用している場合には○○○です。」というメッセージを表示器10あるいはスピーカ15に出力し、「○○○」のところに例えば図6(a)〜(c)のいずれかの内容を適用することができる。
さらに、図7を用いて、携帯電話使用検出処理の変形例について説明する。ステップS31〜S34およびステップS36〜S40は、それぞれ図3のステップS1〜S4およびステップS5〜S9に相当するので、ここでの説明は割愛する。車内で携帯電話機を使用していることを示す電波が検出された場合(S34:Yes)、乗員が運転者のみの1名であるかを判断し、乗員が1名であると判定された場合(S35:Yes)には、運転者が携帯電話機32を使用していると判定できるので、運転者撮影のステップ(S36,S37)をスキップして、ハンズフリー設定の確認(S38)あるいは警告表示(S40)に移行し、ステップS35で乗員が2名以上であると判断された場合に限り、携帯電話機32の使用者を特定するためにステップS36,S37を実行してもよい。
なお、乗員が1名であるかどうかの判断は、乗員の重量を検出する重量センサ、例えば車両のサスペンションのたわみ量に基づき車両の乗員数を検出する各種センサの出力、あるいは座席に乗員が着座するとオン状態になるスイッチを設けそのスイッチの出力により実行する。
また、運転者の撮影による画像処理の精度が高く、その画像判断ステップにおいて運転者が携帯電話機32を使用していると判定できるレベルの検出精度が得られる場合には、車両101が走行中に、電波検知器25で携帯電話機32が使用されていることを示す電波を受信しない場合でも、カメラ28で撮影された画像から、運転者が携帯電話機32を使用しているかを判定してもよい。あるいは、図3のステップS3およびS4を省略しステップS2からS5に移行するようにしてもよい。
また、以上説明したいずれの処理にも当てはまるが、運転者が携帯電話機32を使用していると判定された場合(S6:Yes)、ハンズフリーの確認を行わずに直ちに警告メッセージを報知してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図。 カメラの取り付け位置の例を示す図。 携帯電話使用検出処理を説明するフロー図。 画像処理部の具体的な機能について説明する図。 各種情報の記憶領域の一例を示す図。 警告情報表示の一例を示す図。 携帯電話使用検出処理の変形例を説明するフロー図。
符号の説明
7 操作スイッチ群
8 制御回路(走行判定手段,携帯電話使用検出手段,ハンズフリーユニット使用検出手段)
10 表示器(報知手段)
12 リモコン端末
15 スピーカ(報知手段,音声発生装置)
21 ハードディスク装置(HDD)
22 タッチパネル
23 車速センサ(車速検出手段)
25 電波検出器(電磁波検出手段)
28 カメラ(撮影手段)
29 ハンズフリーユニット
31 マイク
32 携帯電話機
81 CPU
88 画像処理部
100 車載用ナビゲーション装置

Claims (6)

  1. 車両が走行中であるかを判定する走行判定手段と、
    前記車両の運転者が携帯電話機を使用していることを検出する携帯電話使用検出手段と、
    前記車両が走行中であると判定され、かつ前記運転者が前記携帯電話機を使用していることが検出された場合に、前記携帯電話機の使用を中止するよう誘導するための警告情報を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする携帯電話使用警告装置。
  2. 前記車両の速度を検出する車速検出手段を備え、
    前記走行判定手段は前記車両の速度から前記車両が走行中であるかを判定する請求項1に記載の携帯電話使用警告装置。
  3. 前記携帯電話機から発せられる電磁波を検出する電磁波検出手段を備え、
    前記携帯電話使用検出手段は前記電磁波が検出された場合に前記運転者が前記携帯電話機を使用していることを検出する請求項1または2に記載の携帯電話使用警告装置。
  4. 前記車両の運転者の画像を撮影する撮影手段を備え、
    前記携帯電話使用検出手段は前記撮影された画像から前記運転者が前記携帯電話機を使用していることを検出する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の携帯電話使用警告装置。
  5. 前記携帯電話機をハンズフリーで使用可能なハンズフリーユニットと、
    前記ハンズフリーユニットが使用されているかを検出するハンズフリーユニット使用検出手段と、を備え、
    前記ハンズフリーユニットが使用されていることが検出された場合には、前記報知手段は前記警告情報を報知しない請求項1ないし4のいずれか1項に記載の携帯電話使用警告装置。
  6. 前記携帯電話使用警告装置は、前記車両に搭載された車載用ナビゲーション装置が有する表示器および音声発生装置を利用するものであって、前記車両が走行中であると判断され、かつ前記運転者が前記携帯電話機を使用していることが検出された場合には、前記報知手段は前記表示器あるいは前記音声発生装置により前記警告情報を報知する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の携帯電話使用警告装置。
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