JP2007241487A - 暗証番号等確認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暗証番号等を忘れた場合に、ユーザ本人に限り正しい暗証番号等を表示する、携帯可能な小型装置を提供する。
【解決手段】暗証番号等の表示部と、指紋センサーを持ち、指紋センサーで指紋情報を読み取らせると、それが予め装置に登録された指紋情報と照合され、両者が一致したときにのみ真正の暗証番号等を表示し。両者が不一致の場合には暗証番号等を模した擬似番号を生成し表示する。かりに不正使用の第三者の指紋情報の拒否に失敗し、暗証番号等を表示することがあったとしても、真性以外の指紋情報にも常に応答して、擬似の番号を表示するから、第三者の側では暗証番号等の真擬を知るすべがなく、暗証番号等の流出を確実に防ぐ。
【選択図】図4

Description

本発明は、クレジットカードやキャッシュカードなどを利用する際に、本人が自身の認証用として使用する暗証番号等を簡単に確認することができる暗証番号等確認装置に関する。
従来、クレジットカードやキャッシュカードなどのカードをATMのカード挿入ロから挿入して種々の処理を行う際には、暗証番号をATMに備えた鍵盤から入力し、これを運用する金融機関等に登録した暗証番号と照合されたうえで、サービスが行なわれる。照合が一致しない場合には、本人確認がなされないので、サービスが行なわれないようにしてある。
庶民の日常生活において、クレジットカードやキャッシュカードの類は極めて利便性が高く、かつ防犯上も安全と言われている。仮にそれらが盗難に遭った場合であっても、暗証番号さえ知られていなければ、カードが容易に悪用されることはないからである。
しかしカードと一緒に暗証番号も盗まれると、それが悪用されて金銭被害に発展する虞がある。従って暗証番号は第三者に見られたりしないように、ユーザ自身の記憶の中にしまって置く方法が最も安全とされる。ATM等でカードによる処理を行う際には、記憶に基づいて暗証番号を入力すればよい。
記憶した暗証番号を忘れた場合には、ATMは応答せず、ATMのサービスを受けられなくなる。したがって、暗証番号を取りきめるに際しては、忘れにくい番号として、ユーザ本人の誕生日や電話番号などに関係した番号を使用する傾向が過去にあった。
しかしながら、暗証番号に誕生日や電話番号などを使うことが流行すれば、これらの番号は、悪意のある第三者にとって比較的容易に知ることのできる番号であるから、これが基で被害が発生した事例も多発している。またこの種の事故が起こった際の責任の所在が、サービスを提供する金融機関か、あるいはユーザの責任かで論争が起こっている。金融機関は最近、誕生日や電話番号など、第三者が容易に予想できるような暗証番号を設定したために起った金銭被害はユーザ側の責任とし、補償の対象外にするなど、厳しい姿勢を示す傾向にある。
しかしながら、誕生日や電話番号などとは関係のない、すなわち意味や規則性がなく、第三者が予想できないような数字の羅列を暗証番号として定めた場合には、ユーザ自身が暗証番号を忘れてしまう可能性が高く不便であるという問題がある。
しかも近年ではATM金銭自動支払い装置の利用分野が広がり、ATMの種類が増加すると共に、ATMごとに異なる暗証番号を使うことが求められたりしているので、記憶すべき暗証番号自体も多数となり、記憶の問題は益々深刻になり、とくに今日の高齢化社会における高年者にとっては、誠に大きな負担になっている。
暗証番号を忘れた場合には、ATMを運営する金融機関などに対して、間違いなく本人であることを証明する書類などを提出して、金融機関等に登録してある暗証番号を教示してもらうことになるが、そのためには時間や手間がかかり、急いでカードで用事を足したいときには大いに困ることになる。また、暗証番号を紙にメモしたり、一般的な記録媒体に記憶させておいた場合には、それらが第三者に盗み読みされる危険性がある。
忘れてしまった場合、あるいは記憶が怪しくなってしまった場合に備える、安全かつ有効な補助手段の必要が痛感される。
暗証番号の概念に類するものとしてパスワードがある。昨今、パスワードは入出門管理や、インターネットおよびLANでの個人認証などに広く使用されている。暗証番号とパスワードは、それぞれの金融機関が適宜定義し、主に使用目的で使い分けがなされているが、ともに個人を認証し、他人に知られてはならない点では共通であり、語長に多少の差があり、アルファベットの有無を除けば、両者に本質的な違いは見当たらない。
パスワードは合言葉とも訳されているとおり、もともとは単なる文字の羅列というよりは、意味のある言葉を使うことが多かった。それは人が記憶にし易い理由によるものと思われる。その意味でパスワードは語長を特定せず、暗証番号に比べれば文字数がやや多くなる。これに対し暗証番号は語長を通常4ないし5文字とし、数字に限定しているので、従って当然言葉としての意味を伴わない。
しかし最近では金融機関がパスワードとして、意味のない文字列を推奨したり、字数を特定したりする傾向がある。数字とアルファベットよりなる文字の羅列は、36進の番号に見立てることもできる。本明細書は、狭い意味の暗証番号に、パスワードと称しながらも、暗証番号に近い性格を持つこうしたパスワードを加えたものを「暗証番号等」と表現し、論議の対象とする。
従来技術として音声や指紋など、生体情報を検出し、分析して本人であることを確認し、記憶させておいた暗証番号等を表示させ、忘れた暗証番号等を知ることができるようにした装置が公知となっている。
例えば、特許文献1は、音声による照合であるが、本人が風邪をひいて声が変わった場合には、照合が不一致となることがあり照合精度上の問題がある。更に、音声照合による暗証番号等照会装置では、装置が大がかりとなり、財布などにクレジットカードやキャッシュカードなどと共に気軽にいつでも持ち歩くことができないという不便がある。
また特許文献2は、指紋による本人確認を行なうものであるが、この例では暗証番号等の表示方法に問題があり、結果として指紋認識に高い精度を要求するので、現在の技術レベルでは装置の規模がかなり大きくなり、手軽に携行できないという問題がある。
特開平5−6481 特開2005−222095
ユーザが財布、胸ポケット、あるいはハンドバックなどに入れて、クレジットカードやキャッシュカードなどとともに、気軽にいつでも持ち歩くことができ、記憶していた暗証番号等を忘れた場合には、ユーザ本人であるか否かを指紋で確認したうえで、ユーザ本人であった場合に限り正しい暗証番号等を表示することができる暗証番号等確認装置を提供すること。
本発明の暗証番号等確認装置は、暗証番号等を表示させる表示部と、指紋情報を読み取る指紋センサーと、暗証番号等を入力するためのキー入力部と、全体のデータ処理と制御を行なう制御部および電源よりなり、前記指紋センサーで指紋情報を読み取らせると、それが予め装置に登録された指紋情報と直ちに照合され、両者が一致した場合には、予め装置に登録された真正の暗証番号等を前記表示部に表示させ、かつ両者が不一致の場合には暗証番号等を模した擬似番号を表示させる。
本発明の暗証番号等確認装置は、ユーザが財布、胸ポケット、あるいはハンドバックなどに入れて、気軽にいつでも持ち歩くことができるサイズであり、また、ユーザが暗証番号等を確認したい時には、自らの指紋を入力することにより、いつでもこれに応答し、暗証番号等を表示することができるので、暗証番号等を忘れることによる不便から開放される。暗証番号等が、意味や規則性のない数字等の羅列であったり、桁数が多い番号であったり、数字以外にアルファベットを含む番号であるなど、非常に覚えにくい、あるいは忘れ易いものであっても暗証番号等として使用できるので、クレジットカード等を便利、かつ安全に使用できる。
また暗証番号等確認装置自体が盗難に遭った際には、悪意の第三者は指紋センサーにいろいろな指紋を入力して、暗証番号等を引き出そうと試みるかもしれない。その場合、指紋の検出精度が不十分であれば、時に誤って第三者の指紋情報の拒否に失敗し、暗証番号等を表示する危険性がある。しかるに本発明では、異なった指紋情報の入力に応答して、常に擬似の番号を表示するから、その中に仮に誤って真の暗証番号等が含まれたにせよ、第三者の側では暗証番号等の真擬を知るすべがないから、暗証番号等の流出を確実に防ぐ。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置の外観の平面図、図2は、本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置のシステムブロック図、図3は本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置に暗証番号等を登録する際の処理手順を示すフローチャート、図4は、本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置を用いて、暗証番号等を確認するときの処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置は、図1に示すように、その表面に、暗証番号等を表示させる表示部2と、指を押し当てることにより指紋コードを読み取る指紋センサー3と、暗証番号等の入力その他の操作を行なうためのキー入力部4を備えている。
また、暗証番号等確認装置の内部には、制御部10ならびに電源が格納されている。制御部10はマイクロプロセッサー(CPU)12、読み取り専用メモリ(ROM)14、および読み書き両用メモリ(RAM)16を構成の主体とする一種の制御用コンピュータシステムになっており、インターフェース制御部20,および21を介して、キー入力部および表示部に繋がっている。
また指紋センサー3にはインターフェース制御部22と画像処理部18を経由して繋がっている。CPU12は、読み取り専用メモリ14上に記録された手続き型言語のプログラムの手段でデータの処理と全体の制御を行なう、
本実施例では、表示部2に小型の液晶パネルを使用している。もちろん液晶以外の表示部であってもよく、液晶に限定されるものではない。
キー入力部は、0から9までの数字を入力するテンキーに、電源キー、Modキー、CRキー、消去キーなど数個の制御専用キーを加えた、全部で十数個のキーが用意されている。
指紋センサー3は、指定された場所に指を押し当てることによって、下方から指紋の形を光学的に読み取り、画像データとして取り込むものである。
図3は、本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置の初期設定として、真の暗証番号等を装置に登録する処理の内容を説明するフローチャートである。暗証番号等確認装置は、電源キー8をONにすることによって通常モードで起動する。初期設定は下記の手順で行なわれる。
ステップs1:モードキー(Mod)6を押して「登録モード」にする。
ステップs2:テンキーの入力により、装置に登録すべき暗証番号等の入力を行う。最後にCRキー5を押すことにより、入力が確定し、入力された情報が真正の暗証番号等としてRAM上に記録し、登録される。暗証番号等は同時に複数セットを入力し、登録することもできる。図1は2種の暗証番号等が2行に表示された例を示している。
ステップs3:指紋センサー3に指を押し当てることにより、指面が光学的に走査され、指紋が2次元の画像情報として採取される。
ステップs4:指紋センサー3によって採取された指紋の画像情報は、画像処理部18において、特徴抽出など、各種の情報圧縮手法を駆使する画像処理技術により処理されて、一個の指紋コードに変換される。ここで言う指紋コードとは、所定のデータ長に収められたコードデータであり、その値の各々が、変化に富む各種の指紋画像を代表するものである。
画像処理部18は、一連のプログラムによって逐次処理を行うCPUとは様相が異なり、画像処理特有の並行処理を行なうことを特徴とするから、専用のLSIを構成の主体としている。
ステップs5:指紋コードが、さきに装置に登録した暗証番号等に対応する真正の指紋コードとして、メモリ上に記録し登録される。
ステップs6::再度モードキーを押すことにより「登録モード」が解除されて、装置は「通常モード」に復帰し、一連の登録操作が終了する。
ステップs7:装置に登録済みの暗証番号等を消去したいときは、ステップs6のあとに消去きーを押す
ステップs8:入力した暗証番号等の装置の登録が消去される。
図4は暗証番号等確認装置による暗証番号等を確認するための操作と、操作に伴う装置内の制御の内容を示すフローチャートである。この操作は「通常モード」で行われる。
ステップs11:指紋センサー3に指を押し当てることにより、指面が光学的に走査され、指紋が2次元の画像情報として採取される。
ステップs12:採取された指紋の画像情報が、画像処理部によって「登録モード」において行なわれたと同様の画像処理がなされ、1個の指紋コードに変換される。
ステップs13:登録モードで登録された真正の指紋コードと、ここで入力された指紋コードとが照合される。照合が一致した場合にはステップs14に移る。不一致の場合はステップs15に移る。
ステップs14:登録モードで登録されていた1セットないし複数セットの暗証番号等が表示部に表示される。
ステップs18:一定秒数を数えたのち、表示部の表示が終了する。この表示の時間は、ATM等で暗証番号等を入力する操作の時間に見合うものとし、その時間を越えると、安全のために表示が自動消滅する。
再度指紋入力をしたい場合はステップs11に戻る。
ステップs15:s13で照合不一致となった場合には、ここで入力された指紋コードと、装置に登録済の擬似の指紋コード群とが照合される。一致する擬似指紋コードがあれば、ステップs16に進む。どれとも一致しなければs17に進む。
ステップs16:擬似登録の暗証番号等に対応する擬似暗証番号等を表示部に表示し、ステップs18に移行する。
ステップs17:新しい番号が自動生成され、入力された指紋コードに対応づけられて、それらが擬似番号セットとして装置に登録されて、ステップs16に移行する。
以上の処理により、真の扱い者が指紋を入力した場合に限り、予め装置に登録されている暗証番号等が表示部に表示される。第三者が不正にこの暗証番号等確認装置1を使用し、指紋を入力して暗証番号等を調べようとしても、指紋照合が不一致となるから擬似の暗証番号等が表示されるので、真の暗証番号等が盗みとられることがない。
次に画像処理部において、指紋の画像情報を指紋コードに変換する具体例について述べる。
画像処理部においては、互いに独立な複数個の特徴が定義され、それぞれに特徴判定用のアルゴリズムが用意されている。ここで特徴の数をmと仮定する。入力された指紋の画像情報は、それらの特徴判定アルゴリズムにより、特徴の有無がテストされ、特徴ありは1、特徴無しは0の1ビットの情報が得られる。かようにしてm個のテストがなされると、m桁の2進数が得られる。この2進数がそのまま指紋コードとして採用される。
m=10の場合は、10桁の2進数となるから、この方法により指紋情報は1024種に分類される。その中の1個が選ばれて、真正指紋コードとして装置に登録されることになる。
実際に出現する指紋情報が1024個の分類網の中に一様な密度で分布するのであれば、このシステムは1024分の1の精度で機能するはずであるが、
通常、この種の分類には相当の偏りがあり、また特徴群は全てが互いに完全に独立とは限らない。従って実際に特徴群を選ぶに当たっては、経験的要素も踏まえ、指紋の実情に即したもっと複雑な決め方がなされる。
上記は一般に特徴抽出といわれる手法であるが、昨今ではそれ以外にも各種の認識方法が開発され、試みられている。しかし本発明は、指紋コードに至る判定のアルゴリズム自体を特定するものではないので、以下の説明は省略する。
次に指紋照合が不一致の場合に擬似の暗証番号等を生成する仕組みについて詳述する。
まず登録モードにおいて、真正暗証番号等を装置に登録する際に、同時にその番号の数字・アルファベットの区別と桁数が自動的に分析され、その結果が基本構造情報として保存される。
真正の暗証番号等と同じ基本構造を持つ新しい番号を生成する方法はいろいろある。例えば、暗証番号等を数字の4桁と仮定する。指紋コードが2進10桁の場合、2進の指紋コードをそのまま10進に変換すると、ほぼランダムな3桁の数字が得られる。
次いで、前記3桁の数字を、プログラミング言語が提供するrandom関数によって4桁の数字に変換すればよい。こうして得られた番号は、全く無性格でランダムであり、擬似暗証番号等として登録するのに適している。
本擬似暗証番号等の効果は、下記のように説明される。
実施例の暗証番号等確認装置は、指紋のあらゆる変化をn種類のパターンに分類し、そのうちの1種類に限り受け入れて、暗証番号等を表示するものである。nの値が大きければ大きいほど認識の精度は高くなるが、それは同時に画像処理部が複雑になり、大型化することを意味する。従って今、小型化の狙いからこの数字を極端に切り下げてn=1000に設定したとしよう。この場合、第三者がランダムに指紋入力をして偶然に受入れられる率、いわゆる他人受入れ率は1/1000となる。
前記の暗証番号等確認装置を不正に手にした悪意の第三者に、仲間が仮にX人居たとしよう。彼らはX人の指紋入力を試行し、装置に内蔵されている暗証番号等を引き出そうとするであろう。その場合各試行ごとの表示部の表示が問題である。指紋照合が一致の場合に暗証番号等が表示され、不一致の場合には何の表示もなされないように構成された場合は、一旦表示が現れると、それがまさに真正の暗証番号等であると断定できるから、真正の暗証番号等を引き出す確率はX倍に上昇する。その場で当落が判るくじは、引く回数を重ねるにつれ、当たる回数が単純に上昇するのと同じ原理である。
現実には、同一人の指紋入力にも多少の検出上のばらつきが伴い、数回の再試行の余地が残されるから、真正の暗証番号等を引き当てる確率は更に上昇すると考えなければならない。
しかるに本実施例では、指紋入力の都度、真擬を問わず暗証番号等を表示するから、真擬の判定の手がかりをもたない第三者は、真正の暗証番号等を知るすべがなく、多数の指紋入力により暗証番号等を引き出す試みは成功しない。この特性を利用し、設計上のnの数値を十分切り下げることにより、本暗証番号等確認装置を、小型、ハンデイーで安価に製造することができる。
さて擬似の暗証番号等は本人の操作でも現れることがある。前述した検出上のばらつきに起因するものである。擬似の暗証番号等の表示によって、本人側にも混乱が起こりはしないかの心配が生じる。しかし、意味のない数字等の羅列はなかなか覚えにくいとされる人間の大脳ではあるが、こうした場面で起こる暗証番号等の真擬を直感的に見分ける能力にかけては、幸いにも非常に強いものがあるので、殆ど心配は要らない。つまり本装置は、単独で暗証番号等を表示するというよりは、人間の大脳特有の前記能力と補い合うことにより、真正の暗証番号等を確認するものであると言える。
暗証番号等は、同時に複数個、装置に登録させることができる。登録の総数は、メモリの許される限りにおいて特別の制限はないが、実用上は最大数個程度にとどまるものと思われる。
本実施例では、データ入力用のキーは、装置の小型化の狙いから、0から9までの数字入力に見合う個数だけしか用意されていない、いわゆるテンキー方式を採用している。しかし今日の電話やファックスでは、数字キーの各々に複数の文字を割り当て、アルファベットやカナに拡張する方式が一般化されており、本実施例でも同方式でアルファベットやカナへの拡張がなされる。
以上の構成により、本装置は、真正の扱い者が指紋を入力した場合に限り、予め装置に登録されている暗証番号等を表示部に表示させる。第三者が不正にこの暗証番号等確認装置を使用し、指紋を入力して暗証番号等を調べようとしても、混乱した番号が表示されるのみであるから、真正の暗証番号等が盗みとられることがない。
本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置の外観の平面図である。 本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置のシステムブロック図である。 本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置の初期設定の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る暗証番号等確認装置の通常モードの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 暗証番号等確認装置、2 液晶表示部、3 指紋センサー
4 キー入力部
5 CRキー 6 Modキー、7 消去キー、8 電源キー
10 制御部、12 CPU、14 ROM、 16 RAM
18 画像処理部、20インターフェース制御部
21 インターフェース制御部、 22 インターフェース制御部
30 電源部

Claims (1)

  1. 暗証番号等を表示させる表示部と、指紋情報を読み取る指紋センサーと、暗証番号等を入力するためのキー入力部と、全体のデータ処理と制御を行なう制御部および電源よりなり、前記指紋センサーで指紋情報を読み取らせると、それが予め装置に登録された指紋情報と直ちに照合され、両者が一致した場合には、予め装置に登録された真正の暗証番号等を前記表示部に表示させ、かつ両者が不一致の場合には暗証番号等を模した擬似番号を表示させることを特徴とする暗証番号等確認装置。
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