JP2007229068A - Electric pot - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、保温機能を備えた電気ポットに関するものである。 The present invention relates to an electric pot having a heat retaining function.
最近では、湯を入れる内容器を真空二重壁構造又は断熱材介装構造とすることにより、断熱機能を高くして、保温性能、省エネ性能を向上させた電気ポットが多く提供されるようになっている(特許文献1参照)。 Recently, many electric kettles with improved heat insulation performance and improved heat insulation performance and energy saving performance have been provided by adopting a vacuum double wall structure or a heat insulating material interposition structure for the inner container for hot water. (See Patent Document 1).
このような電気ポットの場合、例えば「通常保温モード」と「まほうびん保温モード」の2つの保温モードがある。通常保温モードでは保温ヒータを完全にOFFにするのではなく、例えば1分間ONにした後、5分間OFFにする等の湯の冷めない範囲でのON,OFF制御を繰り返し、可能な限り合計のOFF時間を長くすることによって、省エネを図りながら、所望の設定温度での保温を行っている。一方、まほうびん保温モードでは、基本的に保温ヒータをOFFにし、最大の省エネ効果を得るようにしている。 In the case of such an electric pot, for example, there are two heat retention modes: a “normal heat retention mode” and a “magic bottle heat retention mode”. In normal heat insulation mode, the heat insulation heater is not turned off completely, but it is turned on for 1 minute and then turned on for 5 minutes. By increasing the OFF time, heat retention is performed at a desired set temperature while saving energy. On the other hand, in the magic bottle warming mode, the warming heater is basically turned off to obtain the maximum energy saving effect.
以上のように、従来の電気ポットでは、通常保温およびまほうびん保温何れの保温状態においても、保温ヒータを可能な限り長い時間内OFFにすることにより、保温時の省エネ効果をアップさせるようにしている。 As described above, in conventional electric pots, the heat-saving heater is turned off for as long as possible in both the normal heat insulation state and the heat insulation state of the bottle, so that the energy saving effect at the time of heat insulation is improved. ing.
しかし、上記従来の電気ポットでは、上述のように保温ヒータをOFFにしている間でも、少なくとも電源基板(電源回路)各部には動作電源が供給されており、それ相当の電力が消費されている(例えば0.3〜0.5W程度)。 However, in the above-described conventional electric pot, operation power is supplied to at least each part of the power supply board (power supply circuit) and the corresponding electric power is consumed even while the heat insulation heater is turned off as described above. (For example, about 0.3 to 0.5 W).
したがって、このような電源回路基板の待機電力の低減も必要であり、できれば保温ヒータをOFFにする際に、電源回路基板自体もOFFにしたいところである。 Therefore, it is also necessary to reduce the standby power of the power supply circuit board. If possible, when the heat retaining heater is turned off, the power supply circuit board itself should be turned off.
しかし、そのようにすると、マイコン等制御部の動作電源が消失してしまう問題が生じる。 However, if it does so, the problem that the operation power supply of control parts, such as a microcomputer, will lose | disappear will arise.
本願発明は、このような事情に基いてなされたもので、保温制御中の加熱手段による電源OFF時には電源回路基板への電源もOFFにできるようにする一方、所定の容量の蓄電用コンデンサを設け、電源ON時に同蓄電用コンデンサに充電するとともに、電源OFF時に制御部の制御電源として同蓄電用コンデンサの放電電圧を利用できるようにした省エネ性能の高い電気ポットを提供することを目的とするものである。 The present invention has been made based on such a situation. When the power is turned off by the heating means during the heat retention control, the power to the power circuit board can be turned off, and a storage capacitor having a predetermined capacity is provided. The purpose of the present invention is to provide an electric pot with high energy-saving performance that charges the same storage capacitor when the power is turned on and allows the discharge voltage of the storage capacitor to be used as the control power supply for the control unit when the power is turned off. It is.
本願各発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。 In order to achieve the above object, each invention of the present application includes the following problem solving means.
(1) 請求項1の発明
この発明の課題解決手段は、湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該内容器内の湯を加熱する加熱手段と、該加熱手段に対する電源をON,OFF制御することにより、上記内容器内の湯を所定の温度に保温する保温加熱制御手段とを備えてなる電気ポットであって、保温時における上記加熱手段に対する電源ON時に充電されるとともに同電源のOFF時に放電して制御電源として機能する所定の容量の蓄電用コンデンサを設けたことを特徴としている。
(1) Invention of Claim 1 The problem-solving means of the present invention controls the ON / OFF of the inner container capable of boiling and keeping warm, the heating means for heating the hot water in the inner container, and the power supply to the heating means. Thus, an electric pot comprising a heating and heating control means for keeping the hot water in the inner container at a predetermined temperature, and is charged when the power to the heating means is turned on and the power is turned off when the power is turned off. A storage capacitor having a predetermined capacity that discharges and functions as a control power supply is provided.
このような構成によると、蓄電用コンデンサの放電時の電圧が制御部の動作電源として機能するので、その放電期間内は先に述べた電源回路基板への電源もOFFにすることができるようになり、保温時の省エネ性能を一層向上させることができる。 According to such a configuration, the voltage at the time of discharging the storage capacitor functions as the operation power supply of the control unit, so that the power supply to the power supply circuit board described above can be turned off during the discharge period. Thus, the energy-saving performance during heat insulation can be further improved.
(2) 請求項2の発明
この発明の課題解決手段は、湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該内容器内の湯を加熱する加熱手段と、該加熱手段に対する電源をON,OFF制御することにより、上記内容器内の湯を所定の温度に保温する保温加熱制御手段とを備えてなる電気ポットであって、保温時に、その容量と充電電圧によって決まる所定の充電時間およびその容量と負荷側の消費電力によって決まる所定の放電時間を1サイクルとして充放電作動し、放電時に制御電源として機能する蓄電用コンデンサを設けたことを特徴としている。
(2) Invention of
このような構成によると、加熱手段への電源ON期間がない例えば「まほうびん保温時」などにも、蓄電用コンデンサの放電時の電圧が制御部の動作電源として機能するので、少なくとも、その放電期間内は先に述べた電源回路基板への電源もOFFにすることができるようになり、まほうびん保温時等の省エネ性能を一層向上させることができる。 According to such a configuration, even when there is no power-on period for the heating means, for example, when the bottle is kept warm, the voltage at the time of discharging the storage capacitor functions as the operation power supply of the control unit. During the discharge period, the power supply to the power circuit board described above can also be turned off, so that the energy saving performance can be further improved, such as when the bottle is kept warm.
(3) 請求項3の発明
この発明の課題解決手段は、湯沸しおよびまほうびん保温が可能な内容器と、該内容器内の湯を加熱する加熱手段と、該加熱手段に対する電源をON,OFF制御することにより、上記内容器内の湯を所定の温度に保温する保温加熱制御手段とを備えてなる電気ポットであって、まほうびん保温時の待機電力を通常保温時の待機電力よりも小さくしたことを特徴としている。
(3) Invention of
このように、まほうびん保温時の待機電力を通常保温時の待機電力よりも小さくすると、まほうびん保温時の省エネ性能をより一層向上させることができる。 As described above, when the standby power at the time of holding the bottle is smaller than the standby power at the time of holding the bottle, the energy saving performance at the time of holding the bottle can be further improved.
以上の結果、本願発明の電気ポットによると、通常保温、まほうびん保温等各保温時の省エネ性能を可及的に向上させることができる。 As a result of the above, according to the electric pot of the present invention, the energy-saving performance at the time of each heat retention such as the normal heat retention and the heat retention of the bottle can be improved as much as possible.
以下、添付の図面を参照して、本願発明の最良の実施の形態に係る電気ポットの構成と作用について説明する。 Hereinafter, the configuration and operation of an electric pot according to the best embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
(電気ポット本体部の構成)
先ず図1ないし図3には、同本願発明の最良の実施の形態に係る電気ポットの本体および要部の構成が示されている。
(Configuration of the electric pot body)
First, FIGS. 1 to 3 show the configuration of the main body and the main part of the electric pot according to the best mode of the present invention.
この電気ポットは、図1および図2に示すように、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1の上部側開口部を開閉する蓋体2と、上記内容器3を湯沸し時において加熱する加熱手段である湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を保温時において加熱する加熱手段である保温ヒータ4Bと、上記内容器3内の湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給湯通路5の途中に設けられた給湯流量計測用の流量センサ80と、AC電源が接続されている状態において上記給湯通路5を介して上記内容器3内の湯を外部に送り出す電動給湯ポンプ6と、AC電源が接続されていない状態において上記給湯通路5を介して内容器3内の湯を外部に送り出すエア式の手動給湯ポンプ18とを備えて構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the electric pot includes a container body 1 having an
上記容器本体1は、外側面部を構成する合成樹脂製の筒状の外ケース7と、内側面部を構成する上記内容器3と、上記外ケース7と内容器3とを上部側で一体に結合固定する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面部を構成する合成樹脂製の皿状の底部材9とからなっている。
The said container main body 1 couple | bonds integrally the cylindrical outer case 7 made from a synthetic resin which comprises an outer side surface part, the said
上記内容器3は、ステンレス製の有底円筒形状の内筒10と同じくステンレス製の円筒形状の外筒11との間に真空断熱空間を設けた保温性能の高い真空二重構造体からなっており、その底部には、外周部を除いて上記内筒10の底面部のみにより構成された1枚板部3aが形成されている。該1枚板部3aは若干上方に高く突出して成形されていて、その下面側には、上記湯沸しヒータ4Aと保温ヒータ4B(例えば雲母板にワット数の異なる2組の発熱体を保持させたマイカヒータよりなる)が取り付けられている。
The
上記内容器3の上端部には、上記内筒10側の上端部を中心軸方向に向けて絞り加工したヒートキープ構造の小径の給水口3bが形成されている。また符号12は、上記内容器3の温度(換言すれば、内容器3内の湯の温度)を検出する湯温検出手段として作用する底センサ(湯温センサ)であり、サーミスタよりなっている。さらに、符号13は上記内容器3の満水位を表示する凸状の満水位表示部である。
A small-diameter
上記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板15とからなっており、上記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して上下方向に開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
The
この蓋体2には、AC電源が接続されていない状態でも上記給湯通路5を介して外部への給湯が可能なように、手動押圧操作により圧縮作動されるエア式の手動給湯ポンプ18が配設されている。該手動給湯ポンプ18は、上記蓋体2の略中央部に形成された円筒部19内に配設されたベローズタイプのものとされており、押圧カバー20Aと押圧板20Bを介して蛇腹構造のベローズ20Cを下方に押圧操作することにより、ベローズ20C内の加圧空気20Dが空気吹込口を介して内容器3内に吹き込まれ、該加圧空気の吹き込み圧力によって内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押し出されるようになっている。また、20Eはベローズ20Cの上方への復元バネ、15Aは下板15側のベローズ支持板である。なお、符号21a〜21dは、下方から上方に向けて相互に連通した蓋体2の蒸気排出通路、22は同蒸気排出通路21a〜21dの蒸気導出部21a側途中に配設された転倒止水弁である。
The
上記蓋体2における下板15の下面には、金属製の内カバー部材23が固定されており、該内カバー部材23の外周縁には、上記蓋体2の閉蓋時において上記内容器3の給水口3bの上面に圧接される耐熱ラバー製のシールパッキン24が設けられている。
A metal
上記給湯通路5の上流端側である上記内容器3の下部位置には、内容器3側湯導入筒6a、給湯ポンプ側湯吸入口6bを介して直流型の電動給湯ポンプ6が配設されており、この給湯通路5においては上記湯導入筒6aを介して湯吸入口6bより吸入された湯が当該電動給湯ポンプ6のポンピング作用により、その吐出口6cから吐出され、同給湯通路5の直管部5bを経て、上記流量センサ80内の流量検出通路を通り、転倒止水弁側連結パイプ5cから外部への湯注出口5dに導かれる。
At the lower position of the
さらに、符号35は、後述する各種スイッチ類の操作面や液晶表示装置の表示部を備えた操作パネル部、51aは、後述するマイコン制御部60や各種スイッチ類38〜41,42,43a,43b、液晶表示装置の駆動部等を備えたマイコン基板、51は、液晶表示部47の支持部材、50は、上記電動給湯ポンプ6の駆動回路や湯沸しヒータ4A、保温ヒータ4Bの加熱制御回路、安定化直流電源回路等を備えた電源基板である。
Further,
上記操作パネル部35には、給湯スイッチ38、給湯ロック解除スイッチ39、再沸騰スイッチ40、保温選択スイッチ43a,43b、省エネコース選択/タイマースイッチ41、定量給湯モード選択用の計量カップスイッチ42、再沸騰表示用LED44、保温動作表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46、液晶表示部47(液表示面47a)等が設けられている。
The
なお、この実施の形態の場合、上記保温選択スイッチ43a,43bは、設定保温温度のアップ設定スイッチおよびダウン設定スイッチを兼ねている。 In the case of this embodiment, the heat retention selection switches 43a and 43b also serve as an up setting switch and a down setting switch for the set heat retention temperature.
上記液晶表示部47には、例えば時刻/時間/湯温設定温度/まほうびん保温等の表示面47aが設けられており、低消費電力で各種の必要な情報の表示がなされるようになっている。
The liquid
この電動給湯型の電気ポットは、上記ロック解除スイッチ39がON操作されていることを条件として、上記給湯スイッチ38を押し続ける限り、連続的に上記電動給湯ポンプ6を駆動して湯を注出できる連続給湯モードと、仮に上記ロック解除スイッチ39がON操作されていて、かつ給湯スイッチ38を押し続けても、予じめ計量カップスイッチで設定した所定量の湯を注出すると上記電動給湯ポンプ6が停止するとともに給湯ロックされる定量給湯モードとの2種の給湯モードを備えて構成されている。
This electric hot water supply type electric kettle continuously drives the electric hot
上記電動給湯ポンプ6の制御に使用される流量センサ80は、例えば図3に示されるように、回転支軸81の外周に螺旋状の回転スクリュー羽根82を設けたものよりなっていて、それらを給湯通路5の直管部5bの途中に嵌合筒83を介して嵌合固定して支持するとともに、外周部をシリコン弾性体89で液密にカバーし、その上部外周に透明体よりなる筒状の通路形成部材84の下端部84aを嵌合する。そして、さらに該通路形成部材84の上端部84bを上記転倒止水弁側連結パイプ5cの下端に突き合わせ、同突き合わせ部外周部にスリーブ88を嵌合してシール状態で連結固定する。
The
また、該通路形成部材84の下部側外周には、装置支持フランジ84cが設けられており、その上部に小径の第1の筒壁85aと大径の第2の筒壁85bとの2重の筒壁構造を備えた傘状の装置カバー85が嵌合固定されている。そして、上記第1の筒壁85aを利用して装置基板86が取り付けられており、該装置基板86上の上記透明な通路形成部材84を挟んで対向する前後両位置に発光部87aと受光部87bが、相互に光軸を一致させた状態で設置されている。該発光部87aと受光部87bの光軸は、上記通路形成部材84内の螺旋状の回転スクリュー羽根82の上下羽根間の隙間を介したものとなるように、その回転中心軸位置よりも半径方向外方に所定位置偏位させて設置されている。
Further, an
したがって、上記電動給湯ポンプ6が駆動され、上記直管部5bを介して上記通路形成部材84内の湯流通路を下方から上方に湯が通ると、それによって上記螺旋状の回転スクリュー羽根82が回転するが、それによって上記発光部87aと受光部87b間の光軸は半回転毎に遮断され、受光部87bからは、その単位時間内の回転速度に応じた所定の個数Nの出力信号が出力される。そして、この出力信号の個数Nが結局上記電動給湯ポンプ6による給湯量を表わすことになる。
Therefore, when the electric hot
なお、本実施の形態の場合、このように構成された流量センサ80の出力信号(流量検出信号)は、従来のように常時動作可能な状態にあって、その出力が常時マイコン制御部60内に読み込まれるようにはなっておらず、後述のように、ユーザーによってロック解除スイッチ39がON操作されたか、または同ロック解除スイッチ39がON操作され、かつ給湯スイッチ38がON操作されて実際に給湯が行われている間だけマイコン制御部60内に読み込まれ得るようになっている。
In the case of the present embodiment, the output signal (flow rate detection signal) of the
これにより、例えばまほうびん保温待機時の待機消費電力を0.7Wから0.3Wまで低減させることができる。 Thereby, for example, the standby power consumption during the heat insulation waiting time of the bottle can be reduced from 0.7 W to 0.3 W.
(制御回路部の構成)
次に図4は、上記構成の電気ポット本体における制御回路部の構成を示す電気回路図である。
(Configuration of control circuit)
Next, FIG. 4 is an electric circuit diagram showing the configuration of the control circuit section in the electric pot body having the above configuration.
図4中、先ず符号52はAC電源、4Aは湯沸しヒータ、4Bは保温ヒータ、60はマイコン制御部、63は電源電圧のゼロクロス検出回路、64は平滑コンデサ、6は電動給湯ポンプ(およびポンプ駆動路)、RSは湯沸しヒータ4A作動用の電源スイッチ(リレースイッチ)、RLは同電源スイッチRS駆動用の電源リレー(リレーコイル等リレー駆動回路)、53は保温ヒータ4B作動用のトライアック、57は同トライアック53駆動用のトランジスタ、61は上記電動給湯ポンプ6の出湯防止回路、62は上述の給湯スイッチ38のONを条件として給湯状態を報知する給湯報知回路である。
In FIG. 4,
また符号65は、まほうびん保温中に定電圧電源からの電源に代えてマイコン等作動用の直流定電圧電源として使用される充電可能な大容量の電気二重層コンデンサであり、アース側の充電スイッチ回路66とともに、上記電源リレーRLと並列に接続されている(図では1個だが、2個並列に設けることも可能)。
さらに符号67は、放電電圧検出回路であり、上記電気二重層コンデンサ65の電圧が規定値以下になったことを検出してマイコン制御部60に入力するようになっている。
上記湯沸しヒータ4Aは、例えば上記マイコン制御部60から湯沸しヒータON信号が出力されると、先ず上記電源リレーRLが作動され、それに対応して電源スイッチRSがONになることにより駆動される。
For example, when the hot water heater ON signal is output from the
また、上記保温ヒータ4Bは、上記マイコン制御部60から、保温ヒータON信号が出力されると、上記トランジスタ57がONになり、トライアック53がトリガーされて駆動される。
Further, when the warming heater ON signal is output from the
さらに、上記電動給湯ポンプ6は、そのアース側ライン中に挿入された上記給湯スイッチ38がON操作されると、上記給湯報知回路62を介してマイコン制御部60に同給湯スイッチ38のON信号が入力され、それに応じてマイコン制御部60が上記保温ヒータ4BをOFFにするとともに、上記マイコン制御部60から所定のデューティー比のパルス電圧信号が出力されて、所定のデューティー比で適切に回転駆動される。
Furthermore, when the hot
また、上記マイコン制御部60には、図示しないが定電圧電源部(本来の動作電源)を介して所定の定電圧が供給されるようになっている(図示省略)。
The
また、上記マイコン制御部60には、さらに液晶表示部47、再沸騰表示用LED44、保温動作表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46等の各種表示部や給湯スイッチ38、再沸騰スイッチ40、給湯ロック解除スイッチ39、省エネコース選択/タイマースイッチ41、計量カップスイッチ42、保温選択スイッチ43a,43b等の各種操作部(スイッチ回路)や温度検知手段12、流量センサ80などの各種センサー部(センサ回路)、通常時におけるマイコン作動用の第1のクロック周波数発振器(4MHz)58、まほうびん保温時(省エネ時)におけるマイコン作動用の第2のクロック周波数発振器(32.768KHz)59等が、各々入出力ポートを介して接続されている。
Further, the
以上の回路では、沸騰動作時及び保温動作時等における上記保温ヒータ4BのON時に本来のチョッパー電源回路を用いて上述の電気二重層コンデンサ65に充電を行う一方、保温ヒータ4BのOFF時には同チョッパー電源回路をマイコン制御により停止させ、上記電気二重層コンデンサ65の放電電荷によってマイコンや表示部を動作させるようになっており、それによって可及的にまほうびん保温時の待機電力を節約するようにしている。一例として、上記電気二重層コンデンサ65の耐圧は5.5V(MAX)であり、耐圧を上げるためには直列接続を行えばよいが、そのようにすると合成容量が低下するので、5.5V(MAX)にて充電するようにしている。
In the above circuit, the electric
この場合、上記電気二重層コンデンサ65の充電制御は、例えば2F(ファラッド)のものの場合、充電に約2分間程度必要で、2分間の充電後にマイコン動作電源として15分間程度動作させることが可能であるとすると、2分+15分=合計17分を1サイクルとして、2分間のみチョッパー電源回路を生きとして、その間に充電を行い、その後の15分間は本来の動作電源OFFでまほうびん保温を継続することができる。
In this case, the charge control of the electric
したがって、トータルとして相当な消費電力の低減効果を実現することができる。 Therefore, a considerable power consumption reduction effect can be realized as a total.
また上記回路では、まほうびん保温中でない通常の場合は、第1のクロック周波数発振器58を使用して第1のクロック周波数4MHzで動作させているが、まほうびん保温に移行すると、第1のクロック周波数4MHzから相当に遅い第2のクロック周波数発振器59の第2のクロック周波数32.768KHzへの切り替えを行い、それによって可及的にマイコンの消費電力を低減するようにしている。
Further, in the above circuit, in the normal case where the balance is not kept warm, the first
一方、上記のように電気二重層コンデンサ65を設けると、その容量特性のために、電源投入時等に電源の立ち上がり時間が長くなり、ユーザーのスイッチ操作に対する反応が遅くなる問題が生じる。そこで、上記の回路では、そのような電源の立ち上がり時には、並列に設けた通常の電解コンデンサ68の小さな静電容量にて速やかに電源を立ち上げ、その後動作が安定した後に、上記電気二重層コンデンサ65の方へ充電するようにしている。
On the other hand, when the electric
また、上記の回路では、上記電気二重層コンデンサ65の電荷が所定レベル以下に減少してしまい、それによってマイコンがリセットしてしまわないように放電電圧検出回路67を設けており、それにより上記電気二重層コンデンサ65が所定の規定電圧以下まで放電した場合には、自動的に上記充電スイッチ回路66を動作させて5.5Vまで充電を開始させるようしている。
Further, in the above circuit, a discharge
このように、以上の回路では放電電圧検出回路67により、電気二重層コンデンサ65の放電電位が所定の基準値まで下がると、自動的に充電されるようになっているが、何らかの事情で、電気二重層コンデンサ65が、次の充電までに放電してしまったような時には、次のような対応を採ることもできる。
Thus, in the above circuit, when the discharge potential of the electric
(1) リセットが働き、湯温が高い時には通常保温を実行する。 (1) When the reset works and the hot water temperature is high, normal heat insulation is executed.
(2) 湯温が低い時には、通常の湯沸しを実行する。 (2) When the hot water temperature is low, normal boiling is performed.
このようにすると、万一の充電前の放電でも、通常の工程の実行が可能となる。 In this way, even in the event of a discharge before charging, the normal process can be performed.
さらに、従来は、ロック解除スイッチ39を操作することなく給湯スイッチ38が操作され、電動給湯ポンプ6に駆動電圧が印加された場合、保温ヒータ4Bを強制的に駆動することによって電動給湯ポンプ6に電圧が印加されないようにしていたが、上述のように本実施の形態では、マイコンのクロック周波数が通常時の第1のクロック周波数4MHz(通常モード)からまほうびん保温時の第2のクロック周波数32.768KHz(低消費電力モード)に切り替えられるようになっている。したがって、同切り替えられた時に、上記給湯スイッチ38のON操作時から保温ヒータ4Bの強制駆動時まで時間遅れが発生し、そのままでは出湯に対する保護ができない。
Furthermore, conventionally, when the hot
したがって、その対策として、以上の回路では上述のようにハード的に出湯保護回路61を設けており、それによって上記ロック解除スイッチ39のON信号が入力されると、その後にマイコンにより同出湯保護回路61の出湯保護機能を解除するようにしている。
Therefore, as a countermeasure, in the above circuit, the hot
(省エネコース選択時の保温制御)
次に、図5は、上記のように構成された本願発明の最良の実施の形態に係る電気ポットの省エネコース選択時の保温制御の制御パターンの一例を示している。
(Heat insulation control when energy saving course is selected)
Next, FIG. 5 shows an example of a control pattern of heat retention control when selecting an energy saving course of the electric pot according to the preferred embodiment of the present invention configured as described above.
この省エネ保温制御では、例えば図5のタイムチャートに示すように、1日24時間の内の各家庭で湯を必要とする時間帯に合わせて、電気ポット(マイコン制御部60)が自動的に湯沸しヒータ4A、保温ヒータ4BのON状態とOFF状態とを切り替え、起床時6:00から就寝時23:00および就寝中間のトータルの消費電力が最も少なくなるように、上述のまほうびん保温機能を活かした効率的な加熱保温制御を実現するようになっている。
In this energy-saving and warming control, for example, as shown in the time chart of FIG. 5, the electric pot (microcomputer control unit 60) automatically adjusts according to the time zone where hot water is required in each home within 24 hours a day. The above-described heat insulation function of the
(流量センサ出力読み込み時の省エネ制御)
これまでの流量検出機能を備えた電気ポットでは、上述したような電気ポット本体の電源回路に電源プラグ(図4中のAC電源52)が接続されている限り、ロック解除スイッチ39や給湯スイッチ38のON,OFF状態如何に関係なく、流量センサ80にチョッパー回路を介した動作電源が供給されており、マイコン制御部60のマイコン内に出力信号が読み込まれ得るようになっていた。つまり、流量センサ80が常時給湯流量を検知できる状態に制御していた。
(Energy saving control when reading flow sensor output)
In an electric pot having a flow rate detecting function so far, as long as the power plug (
しかし、実際に給湯をしていないにも拘わらず、流量センサ80を作動可能に活性化しておくことはむだであり、本来ロック解除スイッチ39がON操作されて、実際に給湯が行われるようになった段階で動作電源を印加するようにすれば足りるはずである。
However, in spite of the fact that hot water is not actually supplied, it is useless to activate the
図6のフローチャートの給湯量制御は、このような観点から構成されている。 The hot water supply amount control in the flowchart of FIG. 6 is configured from such a viewpoint.
該構成では、先ず上述のマイコン制御部60に上述のロック解除スイッチ39のON信号を入力し(ステップS1)、それに基いて実際にロック解除スイッチ39がON操作されているか否かを判定する(ステップS2)。
In this configuration, first, an ON signal of the above-described
そして、その結果、YESの実際にロック解除スイッチ39がON操作されている給湯開始状態にあるときは、その時点で初めて上述の流量センサ80に動作電圧を印加して給湯流量の検出を可能にするとともに、マイコン制御部60内に同流量センサ80の出力信号を読み込めるようにする(ステップS3)。
As a result, when the hot water supply start state in which the
その後、給湯スイッチ38がONになると、それに対応して電動給湯ポンプ6の駆動回路等各部を作動させて予じめ設定された定量給湯時間内給湯を行う(ステップS4)。
Thereafter, when the hot
そして、その後、所定の量の給湯が行われ、予じめ設定された所定の時間が経過して給湯スイッチ38のON状態が自動的に解除されて、上記ロック解除スイッチ39が自動的にOFFされ、再び元の給湯不可状態に自動ロックされた否かを判定する(ステップS5)。
Thereafter, a predetermined amount of hot water is supplied, the predetermined time set in advance has elapsed, the
その結果、YESと判定されると、給湯終了と認定して、上記流量センサ80への動作電圧の印加を停止するとともにマイコン制御部60内への流量センサ80の出力信号読み込み動作も停止して、可及的に保温待機時の消費電力の低減を図る。
As a result, if it is determined as YES, it is recognized that the hot water supply is finished, the application of the operating voltage to the
(流量センサ出力読み込み時の省エネ制御の変形例)
ところで、上記図6の給湯量制御の場合、本来ロック解除スイッチ39がON操作されてロック状態が解除されても、必ずしも直ぐに給湯が行われるとは限らない。したがって、好ましくは実際に給湯スイッチ38が押された段階で流量センサ80に動作電源を印加するのが合理的である。
(Modification of energy-saving control when reading flow sensor output)
By the way, in the case of the hot water supply amount control of FIG. 6 described above, even if the
図7のフローチャートは、このような観点から構成されている。 The flowchart of FIG. 7 is configured from such a viewpoint.
該構成では、先ずマイコン制御部60内に上述のロック解除スイッチ39のON信号を入力し(ステップS1)、それに基いて実際にロック解除スイッチ39がON操作されているか否かを判定する(ステップS2)。
In this configuration, first, an ON signal of the above-described
そして、その結果、YESの実際にロック解除スイッチ39がON操作されている場合には、さらに続けて給湯スイッチ38のON信号を入力し(ステップS3)、同給湯スイッチ38がON操作されたか否かを判定する(ステップS4)。そして、その結果もYESの給湯開始状態にあるときは、その時点で初めて上述の流量センサ80に動作電圧を印加して給湯流量の検出を可能にするとともに、マイコン制御部60に同流量センサ80の出力信号を読み込むようにする(ステップS5)。
As a result, when the
その後、それに対応して、上記電動給湯ポンプ6の駆動回路等各部を作動させて予じめ設定された定量給湯時間内給湯を行う(ステップS6)。
Thereafter, correspondingly, the respective parts such as the drive circuit of the electric hot
そして、その後、予じめ設定された所定の量の給湯が行われ、上記予じめ設定された所定の時間が経過して給湯スイッチ38のON状態が自動的に解除されて、上記ロック解除スイッチ39が自動的にOFFされ、再び元の給湯不可状態に自動ロックされた否かを判定する(ステップS7)。
Thereafter, a predetermined amount of hot water supply set in advance is performed, and the ON state of the hot
その結果、YESと判定されると、給湯終了と認定して、上記流量センサ80への作動電圧の印加を停止するとともにマイコン制御部60内への流量センサ80の出力信号読み込み動作も停止(ステップS8)して、可及的に保温待機時の消費電力の低減を図る。
As a result, if it is determined as YES, it is recognized that the hot water supply is finished, the application of the operating voltage to the
(まほうびん保温時の表示制御)
以上のように、本実施の形態の電気ポットでは、各種の観点から「まほうびん保温時」の消費電力、待機電力を低減するようにしているが、上述のように「まほうびん保温」時の「まほうびん保温表示」を保温表示用LED45で表示すると、消費電力が大きい。
(Display control when holding a magic bottle)
As described above, in the electric pot according to the present embodiment, the power consumption and standby power during “magic bottle warming” are reduced from various viewpoints. When the “magic bottle heat display” is displayed by the
そこで、これを例えば図8に示すように、設定温度表示A(90℃)とともにLCD表示B(まほうびん)に変え、可能な限り消費電力を節減する。 Therefore, for example, as shown in FIG. 8, the temperature is changed to the LCD display B (magic bottle) together with the set temperature display A (90 ° C.) to save power consumption as much as possible.
1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、4Aは湯沸しヒータ、4Bは保温ヒータ、5は給湯通路、6は電動給湯ポンプ、7は外ケース、10は内筒、11は外筒、12は底センサ、18は手動給湯ポンプ、60はマイコン制御部、65は電気2重層コンデンサ、66は充電スイッチ回路、67は放電電圧検出回路、80は流量センサである。 1 is a container body, 2 is a lid, 3 is an inner container, 4A is a hot water heater, 4B is a warming heater, 5 is a hot water supply passage, 6 is an electric hot water supply pump, 7 is an outer case, 10 is an inner cylinder, 11 is an outer cylinder , 12 is a bottom sensor, 18 is a manual hot water pump, 60 is a microcomputer controller, 65 is an electric double layer capacitor, 66 is a charge switch circuit, 67 is a discharge voltage detection circuit, and 80 is a flow sensor.
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006052114A JP2007229068A (en) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | Electric pot |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=38550266
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007229068A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2536000A (en) * | 2015-03-01 | 2016-09-07 | Kostka Pavel | An electric liquid heating appliance |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052114A patent/JP2007229068A/en active Pending
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